◆(
小島信太郎議員) 民主・市民フォーラム京都市
会議員団は,議第50号令和2
年度京都市
一般会計補正予算について賛成の態度を表明しております。予算執行に対し以下の点を求め,討論といたします。 討論に先立ちまして,この度の新型コロナウイルス肺炎によってお亡くなりになられた皆様に心より
お悔やみを申し上げますとともに,今なお闘病されておられます皆様が一日も早く回復されることを願うばかりです。また,最前線で戦っておられる
医療現場の皆様はじめ昼夜分かたぬ御尽力をいただく皆様に,敬意と感謝を表させていただきます。 まず,この間,
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,市民の皆様には生活の様々な場面で活動の自粛に協力をいただいております。しかしながら,収束に向けてはなお一層の協力が求められるところです。引き続き,市民の理解と協力を得るためには,本市として
市民生活の安心・安全に最大限尽力するとともに,
門川市長を先頭に頼れる市政・見える市政を推進すべく,情報の発信の強化に注力することを求めます。
中小企業等緊急支援補助金については,困窮した事業者を的確に支援するため,制度周知から申請,給付,さらには補助金を活用した新規事業の紹介など事業後の広報まで一貫して丁寧かつ迅速な対応に努めることが重要です。
特別定額給付金(仮称)については,自治体の規模によって給付時期に大きな差が出ることが予想されます。前回の定額給付の際には,案内の郵送までに約2箇月半の期間を要したとされておりますが,市民の手に一日も早く給付が行き渡るよう,あらゆる手立てを検討,実行し,郵送,給付までの期間短縮に全力を挙げることを求めます。 相談・
検査体制の強化については,
補正予算に組み込まれているものの,感染の拡大と共に
相談件数,求められる検査件数は更に増加することが見込まれます。くわえて,
医療現場では検査対象者以外の発熱患者等の受入れに苦慮する声も聞かれ,コロナウイルス感染患者以外の診療への影響が懸念されます。今後,
医療崩壊を防ぐためにも,本市として,府市協調はもとより,
医療現場,その他の民間機関との連携を密にし,更なる体制強化に取り組み,市民の不安を払拭することが重要となってまいります。医療の現場や
福祉施設,学校幼稚園,児童
福祉施設等においては,マスク・アルコール・防護服など感染予防や安全確保のための物品の不足が叫ばれております。予算確保だけでなく,速やかに物品を確保できるよう前例にとらわれずに手段を尽くし,最も必要とされる施設に早急に行き渡るように取り組まなければなりません。これまでから市民や事業者から
マスク等の物品,寄付金のお申出をありがたいことにいただいております。善意の寄付が必要とされる方々に確実に届くような制度,基金等を創設すると同時に,寄付者に対し,本市として最大限の謝意を伝えられる仕組みを検討することも求めておきます。 以上,何点か申し上げましたが,我々市
会議員団においても,京都市会として
議員報酬に加えて今期
夏期手当を減額することによる1億円の捻出に賛同いたしました。今こそ本市を挙げて一丸となって困難に立ち向かうこと,これまでにない不安と困りを抱える市民,事業者に寄り添い,政策を進めることを強く求め
賛成討論といたします。(拍手)
○議長(
山本恵一) 次に,くぼた
まさき議員に発言を許します。くぼた議員。 〔くぼた
まさき議員登壇(拍手)〕
◆(くぼた
まさき議員) 日本維新の会市
会議員団は,議第47号から50号令和2
年度京都市
一般会計補正予算,ほか3件の議案に対しまして賛成の立場を表明しておりますので,会派を代表いたしまして討論させていただきます。 現在,新型コロナウイルスの感染拡大が続いている中で,全国に
緊急事態宣言が発出され,京都府においては
特定警戒都道府県に指定されたことにより,特に重点的に
感染拡大防止の取組を進めていく必要がある状況下の中で,更なる
感染拡大防止対策と
市民生活・
中小企業などの下支えや支援策を講じることが急務であり,予断を許さない状況であります。私たち日本維新の会市議団は,
新型コロナウイルス感染症対策について,令和元年定例会令和2年2月市会での市長への総括質疑,また,安倍総理の4月7日の
緊急事態宣言を受け,翌日に行いました市長への
緊急要望の中で,財政調整基金が枯渇しているからこそ京都府との財政協議を行うこと,医療体制充実や市長の発信力強化,子供たちの学力保障に至るまで,そのための不要不急の予算執行の留保並びに予算組替えも視野に入れた
補正予算などの
財政措置を迅速かつ的確に行っていただくように要望しておりました。まさに,今回の
補正予算については,
新型コロナウイルス感染症についての相談・
検査体制の強化や
患者発生に備えた医療費,マスク,消毒液の確保などの
感染拡大防止対策や,各給付金の支給や
中小企業などに対する実質無利子の融資など,国で決定した支援策である
市民生活,
中小企業などの下支え,支援について,速やかに実行できるための体制,予算措置を講じるものであり賛成いたします。 また,
門川市長から,しっかりと関係部局に対して予算見直しを指示されている点につきましても評価しております。しかし,刻々と状況は変化し,全国において
緊急事態宣言が発出されました。より一層の通常予算の見直しは必要不可欠であり,今後も
スピード感を持って対応するべきであります。今後我々としては,まずは支出の見直し。例えば敬老パスにおいては,明らかに乗車数が減少している中において,乗っていない運賃分を現状の予算のまま執行するのか甚だ疑問でもあります。また,観光客が激減する中,文化に係る事業,例えばロームシアター,その他休止している施設などに関わる事業など,各事業の中止・縮小に伴う各種補助金や交付金,指定管理料を見直すなども含めて支出の精査をいただき,予算の適正化を図っていただくように求めます。 次に,収入です。新型コロナ対策に現在
オール京都で取り組んでおられますが,財政面においても国の臨時交付金の増額,また,私どもがかねてから主張しておりました京都府との財政協議について,府と更なる協議を進めていただき,税収の見通しについて早々に見通しを立てることが必要です。 次に,この緊急事態における我々の政治姿勢と負担の分かち合いです。今回,市会議員全員のボーナスを15パーセント削減することになりますが,これも市会議員全員がこの大変な難局を乗り切るための姿勢を見せるものであります。よって
門川市長におかれましては,これまで御自身の給与,退職金カットを行ってこられましたが,ここでボーナスカットや退職金廃止など率先して一層の改革を行うことが肝要であります。こうしたことを率先することにより,公務員人件費の見直しをし,第一線で取り組む本市職員への特別手当,
医療従事者への手当創出などを行うことに必ず職員が理解すると思いますし,予算見直しについての市民理解も深まるのではないでしょうか。 最後に,
新型コロナウイルス対策基金の創設を検討していただくことを求めて
賛成討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
山本恵一) 次に,
神谷修平議員に発言を許します。神谷議員。 〔
神谷修平議員登壇(拍手)〕
◆(
神谷修平議員) 地域政党京都党市
会議員団は,議第50号令和2
年度京都市
一般会計補正予算について賛成をしておりますので,会派を代表して討論を行います。 討論の前に,今回の
新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表します。また,日々御対応に御尽力いただいている職員の方々,
医療従事者の方々をはじめとする皆様には心より敬意を表します。そして,様々な御協力をいただいている市民の皆様,事業者の皆様には心より感謝申し上げます。 今回の
補正予算では,政府の
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策を活用し,
感染拡大防止対策と
市民生活・
中小企業等の下支え,支援を行うものであり,大変重要なものであると考えております。一方で,
新型コロナウイルス感染症の影響の長期化には懸念を感じるところです。今後更なる支援のための予算が必要であると考え,会派として意見を述べさせていただきます。 今回,緊急事態の中で,本市の財政調整基金が枯渇していることで独自の支援策を
スピード感を持って打ち出せなかったことは,反省しなければなりません。財政調整基金を活用した対策が打てない以上,当初予算の大幅な見直しを行い,減額補正による財源捻出は必須です。現状,減額補正により捻出できる財源を数億円規模と見込んでいるようですが,今年度は大幅な財政収入減になることは必須であり,様々な支援をすることを考慮すると,更なる見直しが必要であります。5月議会に向け,今後も更なる減額補正の見直しの中で,財源捻出がされることは伺っております。しかしながら,規模感が数億円と小さいことが懸念されます。少なくとも50億円規模の財源捻出を目指していただきますようお願いいたします。 予算の見直しに当たっては,局内だけで組直しを行うのではなく,本市全体での組替えと捉え,
新型コロナウイルス感染症対策に緊急性を要する局,事業へ予算計上を行うことを求めます。また,宿泊税は大幅な減収が見込まれます。現状,宿泊税により財源を充てている事業においては,その財源確保が見込めないことをあらかじめ想定し,可能な限り事業の縮小,見直しが必要です。また,当然ながら当該事業においては,財源捻出の枠組みには加えるべきではないことを申し添えておきます。あわせて,
新型コロナウイルス感染症で,影響を受けた方々や団体を支援するための基金を創設してはいかがでしょうか。大阪府では,新型コロナウイルスの治療に当たる
医療従事者を支援するためのコロナ助け合い基金が創設されました。京都市でも基金を創設し,この国難に対し,多くの協力を募り,
新型コロナウイルス感染症によって困窮している人たちに対して更なる支援を行うことが望ましいと考えます。 PCR検査の拡充対策において,京都府でもドライブスルー方式を導入されることになりました。
医療従事者の安全を守り,作業の効率化を進めることができ,有効な手段であることとされており,京都市においても府と連携のうえ,更なる拡充を求めます。また,
医療崩壊を防ぎ,PCR検査を積極的に進めることからも,軽症者や無症状者の宿泊施設受入れが始まったことは大きな前進です。京都で900室確保に向け導入を進めることに併せて,病院では陽性患者療養のための
環境整備において,急変時への対応や円滑な看護の観点から独自で確保を検討する動きもありますので,
医療機関への助成も含め対応をお願いいたします。また,感染症まん延の中,今災害が発生すると避難所クラスターの危険が襲い掛かります。療養施設としての宿泊施設の確保と同時に,災害時に個別避難ができるよう協定を結んでいただくことも強く要望いたします。
外出自粛により打撃の大きい飲食業や小売業,宿泊業,
サービス業を救済し,地域経済を回していく観点から,飲食店等
サービス業支援に向けてのサイト構築援助,
ふるさと納税,デリバリークーポンなども積極的に打ち出していくべきであります。
新型コロナウイルス感染症緊急対策として開設された京商支援サイトは大変良い取組であります。今後は更に掲載事業者を増やし,お菓子やお弁当,お総菜などカテゴリーに分けて検索できる仕組みも取り入れていただきたいです。さらに,ホテル宿泊券やレストランの前売券といった形での販売や,
ふるさと納税返礼品にこの前売券を盛り込むことも要望いたします。 最後に,この間,
学校休業になっており,約2箇月間,子供の学習の場が失われております。5月6日以降も休校措置が延長される可能性も否定できず,更に長期化するおそれもあります。子供の発達期における学習機会の損失は,子供たちの学力に大きな悪影響を与えかねません。現状も家庭学習のフォローをすることになってますが,学校ごと先生ごとにフォロー体制にむらがあり,十分とは言えません。早急に体制を整えていただくことを要望いたします。また,導入に課題があることも承知ですが,長期化に備えオンライン授業などの導入を真剣に検討していただき,子供たちの学力の担保は優先順位の高い問題として最大限の努力をお願いいたします。 そして,小さな子供がいる家庭で両親が陽性となり,さらに周りにサポートできる方がいない場合の支援体制を整える必要があります。子供たちの受入先の確保などの検討もお願いいたします。 以上で
賛成討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
山本恵一) これをもって討論を終結いたします。 これより表決を採ります。まず,議第47号ないし議第50号を一括表決に付します。本案は,原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山本恵一) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。 次に,報第1号を表決に付します。本件は,承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山本恵一) 御異議なしと認めます。よって本件は承認することに決しました。 次に,ただ今議決いたしました議案に対する付帯決議についてお諮りいたします。お手元に配付してあります文書のとおり,付帯決議を付すことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山本恵一) 御異議なしと認めます。よってさよう決します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
山本恵一) 日程第8,市会議第1号
新型コロナウイルス感染症への最大限の対策・
取組強化を求める決議についてを議題といたします。 お諮りいたします。本案は議案の説明及び
委員会付託を省略のうえ,原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山本恵一) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
山本恵一) 以上をもって今
開会市会の議事は全て終了いたしました。 本日の会議はこれをもって散会いたします。 〔午前10時55分散会〕
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山本恵一 署名議員 津田大三 同 吉田孝雄
△(イメージ)
市会説明員の通知について
△(イメージ)
市会説明員の通知について・
家賃滞納に係る訴えの提起及び裁判上の和解
△(イメージ)
家賃滞納に係る訴えの提起及び裁判上の和解
△(イメージ)議案の撤回(議第46号)・請願文書表「受理番号696から733まで」「
新型コロナウイルス感染症に係る被保険者資格証明書の取扱い」
△(イメージ)請願文書表「受理番号696から733まで」「
新型コロナウイルス感染症に係る被保険者資格証明書の取扱い」
△(イメージ)請願文書表「受理番号696から733まで」「
新型コロナウイルス感染症に係る被保険者資格証明書の取扱い」
△(イメージ)請願文書表「受理番号734から778まで」「
新型コロナウイルス感染症に係る被用者等への
傷病手当金の支給等」
△(イメージ)請願文書表「受理番号734から778まで」「
新型コロナウイルス感染症に係る被用者等への
傷病手当金の支給等」
△(イメージ)請願文書表「受理番号734から778まで」「
新型コロナウイルス感染症に係る被用者等への
傷病手当金の支給等」・請願文書表「受理番号779から783まで」「
新型コロナウイルス感染症の影響に対する営業補償等の実施」
△(イメージ)請願文書表「受理番号779から783まで」「
新型コロナウイルス感染症の影響に対する営業補償等の実施」・陳情文書表「受理番号46」「基礎的財政収支黒字化目標の撤廃の要請」
△(イメージ)陳情文書表「受理番号47」「インフレ率2パーセント達成までの消費税凍結の要請」・陳情文書表「受理番号48」「小規模宿泊施設に対する規制の緩和」
△(イメージ)議第47号「令和2
年度京都市
国民健康保険事業特別会計補正予算」
△(イメージ)議第48号「令和2
年度京都市
介護保険事業特別会計補正予算」
△(イメージ)議第49号「京都市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」
△(イメージ)議第50号「令和2
年度京都市
一般会計補正予算」
△(イメージ)議第50号「令和2
年度京都市
一般会計補正予算」
△(イメージ)報第1号「令和元
年度京都市
一般会計補正予算について」
△(イメージ)報第1号「令和元
年度京都市
一般会計補正予算について」・市会議第1号「
新型コロナウイルス感染症への最大限の対策・
取組強化を求める決議について」
△(イメージ)令和2年定例会4月市会議案審議結果
△(イメージ)議席図
△(イメージ)暫定議席...