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03月24日-07号

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  1. 浜松市議会 2021-03-24
    03月24日-07号


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    令和 3年  2月 定例会(第1回) 令和3年3月24日◯議事日程(第7号) 令和3年3月24日(水)午後1時開議 第1 会議録署名議員指名 第2 第27号議案 令和3年度浜松市一般会計予算 第3 第28号議案 令和3年度浜松市国民健康保険事業特別会計予算 第4 第29号議案 令和3年度浜松市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 第5 第30号議案 令和3年度浜松市介護保険事業特別会計予算 第6 第31号議案 令和3年度浜松市後期高齢者医療事業特別会計予算 第7 第32号議案 令和3年度浜松市と畜場・市場事業特別会計予算 第8 第33号議案 令和3年度浜松市農業集落排水事業特別会計予算 第9 第34号議案 令和3年度浜松市中央卸売市場事業特別会計予算 第10 第35号議案 令和3年度浜松市公共用地取得事業特別会計予算 第11 第36号議案 令和3年度浜松市育英事業特別会計予算 第12 第37号議案 令和3年度浜松市学童等災害共済事業特別会計予算 第13 第38号議案 令和3年度浜松市小型自動車競走事業特別会計予算 第14 第39号議案 令和3年度浜松市駐車場事業特別会計予算 第15 第40号議案 令和3年度浜松市公債管理特別会計予算 第16 第41号議案 令和3年度浜松市病院事業会計予算 第17 第42号議案 令和3年度浜松市水道事業会計予算 第18 第43号議案 令和3年度浜松市下水道事業会計予算 第19 第44号議案 浜松市固定資産評価審査委員会条例及び浜松市消防団に関する条例の一部改正について 第20 第45号議案 浜松市職員定数条例の一部改正について 第21 第47号議案 浜松市手数料条例の一部改正について 第22 第48号議案 浜松市介護保険条例の一部改正について 第23 第49号議案 浜松市国民健康保険条例の一部改正について 第24 第50号議案 浜松市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について 第25 第51号議案 浜松市食品衛生法の施行に関する条例の一部改正について 第26 第52号議案 浜松市県施行建設事業等分担金徴収条例の一部改正について 第27 第53号議案 浜松市違法駐車等の防止に関する条例の一部改正について 第28 第54号議案 浜松市自転車等の放置の防止に関する条例の一部改正について 第29 第55号議案 浜松市道路法等施行条例の一部改正について 第30 第56号議案 浜松市道路占用料徴収条例の一部改正について 第31 第57号議案 浜松市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について 第32 第58号議案 浜松市火災予防条例の一部改正について 第33 第59号議案 浜松市立小学校、中学校及び高等学校の教育職員の給与等に関する特別措置条例の一部改正について 第34 第60号議案 浜松市新川モール条例の制定について 第35 第61号議案 浜松市学校給食の実施及び学校給食費の管理に関する条例の制定について 第36 第62号議案 包括外部監査契約締結について 第37 第64号議案 令和2年度浜松市一般会計補正予算(第10号) 第38 第65号議案 浜松市介護保険条例及び浜松市国民健康保険条例の一部改正について 第39 第66号議案 浜松市立小中学校空調設備整備事業に関する契約の一部変更について 第40 第67号議案 市有財産の無償譲渡について(万斛庄屋公園建屋) 第41 選第1号 浜松市副市長選任について 第42 選第2号 浜松市教育委員会委員選任について 第43 選第3号 浜松市監査委員選任について 第44 選第4号 浜松市固定資産評価審査委員会委員選任について 第45 諮第1号 人権擁護委員候補者推薦について 第46 発議案第1号 浜松市議会会議規則の一部改正について 第47 発議案第2号 持続的な汚水処理システム構築における国の支援を求める意見書について 第48 発議案第3号 新型コロナウイルス感染症の影響による自殺防止対策を講じる地方公共団体へのさらなる支援を求める意見書について 第49 発議案第4号 2050年二酸化炭素実質排出ゼロに向けた地方公共団体への財政措置等を求める意見書について 第50 発議案第5号 デジタル手続法に基づくマイナンバーカード普及に向けた基盤整備等を求める意見書について 第51 発議案第6号 地方自治体のデジタル化の着実な推進を求める意見書について-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 議事日程のとおり。-----------------------------------◯出席議員(46人)    1番  馬塚彩矢香         2番  鈴木 恵    3番  落合勝二          4番  酒井豊実    5番  小泉 翠          6番  神間郁子    7番  山崎とし子         8番  森田賢児    9番  小黒啓子          10番  北島 定    11番  岩田邦泰          12番  鈴木唯記子    13番  小野田康弘         14番  露木里江子    15番  久米丈二          16番  井田博康    17番  齋藤和志          18番  鈴木幹夫    19番  丸 英之          20番  幸田惠里子    21番  遠山将吾          22番  太田利実保    23番  鈴木真人          24番  北野谷富子    25番  稲葉大輔          26番  平野岳子    27番  松本康夫          28番  加茂俊武    29番  倉田清一          30番  須藤京子    31番  戸田 誠          32番  高林 修    33番  松下正行          34番  黒田 豊    35番  湖東秀隆          36番  関 イチロー    37番  平間良明          38番  斉藤晴明    39番  鳥井徳孝          40番  波多野 亘    41番  花井和夫          42番  渥美 誠    43番  太田康隆          44番  和久田哲男    45番  鈴木育男          46番  柳川樹一郎◯出席説明員   市長         鈴木康友   副市長        鈴木伸幸   副市長        長田繁喜   技術統括監      山本浩之   政策補佐官      山名 裕   危機管理監      小松靖弘   企画調整部長     内藤伸二朗  総務部長       金原栄行   財務部長       森本哲司   市民部長       奥家章夫   健康福祉部長     山下昭一   健康福祉部保健所長  西原信彦   こども家庭部長    鈴木知子   環境部長       影山伸枝   産業部長       藤野 仁   都市整備部長     大村兼資   土木部長       高須博幸   総務部参事(秘書課長)                                仲井英之   財務部次長(財政課長)       教育長        花井和徳              飯尾武俊   学校教育部長     伊熊規行   水道事業及び下水道事業管理者                                寺田賢次   消防長        鵜飼 孝   監査委員       鈴木利享   監査事務局参与監査事務局長)              長坂芳達◯出席議会事務局職員   事務局長       松永直志   事務局次長(議事課長)                                大橋臣夫   議会総務課長     木村晶子   調査法制課長     鈴木啓友   議事課長補佐     田代智成   議事課副主幹(議会運営グループ長)                                大石 尚-----------------------------------     午後1時開議 ○議長(鈴木育男) ただいまから、本日の会議を開きます。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程のとおりであります。 最初に、日程第1会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、2番鈴木恵議員、16番井田博康議員、35番湖東秀隆議員を指名いたします。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、日程第2第27号議案令和3年度浜松市一般会計予算から日程第40第67号議案市有財産の無償譲渡について(万斛庄屋公園建屋)までの39件を一括して議題といたします。 議題の39件は、休会中、それぞれの常任委員会に審査の付託をしてありますので、その経過と結果について、各委員長の報告を求めます。 最初に、27番総務委員長松本康夫議員。 ◆総務委員長(松本康夫) よろしくお願いいたします。 総務委員会に付託されました議案6件について、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第27号議案令和3年度浜松市一般会計予算について申し上げます。 まず、歳入の第1款市税について、委員から、滞納繰越分が前年度から大幅に増加している理由は何かとただしたところ、当局から、令和2年度中に新型コロナウイルス感染症の影響で納税が困難となった納税義務者に対して徴収猶予を行ったものを、滞納繰越分として計上していることが理由であるとの答弁がありました。 次に、歳出の第2款総務費に計上の政策調整事業について、委員から、今年度から継続する案件はあるのかとただしたところ、当局から、民間専門人材活用については今年度に引き続き実施する。なお、令和3年度から新たな分野で募集できるように3名分の謝礼や交通費等を計上し、今年度までに採用した民間専門人材に関する費用については、各所管において計上しているとの答弁がありました。 次に、指定管理者制度事業について、委員から、今年度、新型コロナウイルス感染症の影響により、利用収入の減少やイベントの中止により指定管理者が運営面で苦心したが、令和3年度は指定管理者に対する支援をどのように考えているのかとただしたところ、当局から、今年度はコロナ対策として、指定管理者に対して、キャンセル料の補填や、減収に伴う指定管理料の変更、コロナ感染対策費の交付などを行った。令和3年度については、指定管理者の創意工夫に期待するところはあるが、施設利用者の回復状況を踏まえ、どのような支援が必要かを見極めていきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、首都圏での情報収集発信事業について、委員から、今年度に比べ減額している理由をただしたところ、当局から、コロナ禍における新しい生活様式に対応するよう、浜松やらまいか交流会の開催方法を見直し、対面での参加者数を縮小することによる減額であるとの答弁がありました。 次に、協働センター等Wi-Fi整備事業について、委員から、協働センター等の会議室などでオンラインによる会議や講座を開催できるように、1部屋に限りWi-Fiを整備するとのことだが、利用料は徴収するのかとただしたところ、当局から、今回はモデル的に会議室にWi-Fiを整備することから、令和3年度は利用料を徴収しない方向で検討を進めているとの答弁がありました。 次に、選挙費について、委員から、令和3年度は静岡県知事選挙及び衆議院議員選挙が予定されているが、市職員の選挙事務への従事について、前回から変更された点はあるのかとただしたところ、当局から、令和元年度に働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律が施行されるなど、労働者に対する健康確保措置が求められていることから、これまで委嘱により行っていた市職員の選挙事務への従事は、職員の健康管理や休日の確保を図る観点から、今後の選挙から職務としての勤務命令を発出し、週休日等の振替による対応に変更するとの答弁がありました。 次に、基幹統計調査事業について、委員から、今年度に実施した国勢調査の速報値は例年だと2月に公表されるはずだが、公表が遅れている理由は何かとただしたところ、当局から、本市では新型コロナウイルス感染症による調査への影響は見られなかったものの、全国的には調査の遅れにより、調査期間の延長等が実施されたことから、速報値公表が本年6月に延期されたものであるとの答弁がありました。 次に、第8款土木費に計上の設計書情報提供システム構築事業について、委員から、金入り設計書の情報公開の事務手続を自動化するシステムの構築により、これまで1件当たりの事務処理に3.5時間を要したものが、システム導入により30分に短縮し、職員の負担軽減と市民サービスの向上を図るということだが、削減された時間をどのように活用していくのかとただしたところ、当局から、職場内での技術伝承や、現場研修会への参加など、削減した時間は技術職員の技術力向上のために活用したいとの答弁がありました。 次に、公共建築物長寿命化推進事業について、委員から、公共建築物長寿命化計画の進捗状況をただしたところ、当局から、平成30年度から令和2年度末時点までで、屋根・外壁等の小規模改修工事については、計画値43%に対して進捗率は66%、空調・受変電等の設備改修は、計画値43%に対して進捗率は28%、大規模改修工事は、計画値45%に対して進捗率は12%である。全体を平均すると計画値43%に対して、進捗率は約35%程度と見込んでいる。大規模改修工事の進捗率が低い状況であるが、全体としては順調に推移していると考えているとの答弁がありました。 このほか、第27号議案の審査に当たっては、東日本大震災で被災した都市に対する職員派遣の状況などについても質疑がありましたが、採決に当たり、一委員から、指定金融機関等事務取扱手数料のうち、窓口収納手数料については、静岡県内では静岡県、森町、浜松市の3自治体のみが支出しているのは不公平で、市民に説明がつかない。富士山静岡空港利用促進協議会支援事業については、空港の運営がコンセッション化されており、民間が運営する空港の利用促進に税金を充てるべきではない。データ連携基盤整備・運用事業については、国のスーパーシティ構想に見合う内容のデータ連携基盤を整備するが、国のスーパーシティ構想には住民参加や個人情報保護等の観点から問題がある。県債償還金負担金については、市が負担することの正当性に疑問があることなどの反対意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により可決すべきものと決定いたしました。 次に、第45号議案浜松職員定数条例の一部改正について申し上げます。 委員から、ワクチン接種など、今後の新型コロナウイルス感染症対策に対応する組織体制づくりについてどのように考えているのかとただしたところ、当局から、感染症対策を所管する生活衛生課は、既に体制強化を図っている。また、健康増進課については、ワクチン接種に対する増員は実施しないが、部内等の応援体制で当面対応していく。さらに、今後新たに見込まれる給付金等の支給については、臨時的な業務であることから、新たに正規職員を配置するものではなく、業務継続計画を活用しつつ、全職員による応援体制により対応し、必要に応じて会計年度任用職員も活用していくとの答弁がありましたが、採決に当たり、一委員から、正規職員を増員してチームで業務に従事することが重要であり、正規職員を減員することは住民サービスの低下につながることから、本議案には反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第62号議案包括外部監査契約締結について申し上げます。 委員から、これまで包括外部監査人が3年の周期で交代しているのは、どのような考えによるものかとただしたところ、当局から、地方自治法で包括外部監査人は3年を超えて連続して選んではならないという規定があること、また、専門性や外部性のほか、市の行財政事情に精通した監査人を選任したいという意図もあり、3年で本市の行財政運営への理解が深まり、よりよい外部監査が実施されるという考えの下、これまでおよそ3年間の周期としているとの答弁がありましたが、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 このほか、第40号議案令和3年度浜松市公債管理特別会計予算ほか2議案については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しております。 以上、審査の概要を申し上げ、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木育男) 次に、26番厚生保健委員長平野岳子議員。 ◆厚生保健委員長(平野岳子) 厚生保健委員会に付託されました議案13件について、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第27号議案令和3年度浜松市一般会計予算について申し上げます。 まず、第3款民生費に計上の住居確保給付金事業について、委員から、誠実かつ熱心に求職活動を行うことを支給要件の一つとするとのことだが、具体的な要件は何かとただしたところ、当局から、離職・廃業の場合、月に1回以上自立相談支援機関と面談を行う、月に2回以上ハローワークへ職業相談に出向く、週に1回以上企業の求人に応募するという条件を全て満たした上で、自立相談支援機関に報告していただくことを支給要件として運用していくとの答弁がありました。 次に、SNSを活用した若者相談支援事業について、委員から、実施日を今年度に比べ約20日間増やす理由は何かとただしたところ、当局から、最終的には通年で相談を実施したいと考えているが、相談の引継ぎ先である若者相談支援窓口「わかば」の体制を強化しなければ、十分な対応ができないことから、令和3年度における「わかば」の体制を考慮し、実施日を約20日間増やすこととしたものであるとの答弁がありました。 次に、第4款衛生費に計上の新型コロナウイルスワクチン接種事業について、委員から、外国籍の市民への対応はどうなるのかとただしたところ、当局から、住民登録がある外国籍の市民は接種対象となり、国籍を問わず、年齢に応じて、順次、接種券を送付することとなる。なお、接種券送付の際、封筒に英語やポルトガル語による案内を掲載するほか、外国籍の市民向けの案内サイトにつながるQRコードを記載して配慮していきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、同委員から、集団接種会場において、ワクチンの副反応によって体調不良となる方が生じた場合、どのような対応を想定しているのかとただしたところ、当局から、副反応について、特に重篤なものとしてアナフィラキシーがあるが、発症時にはアドレナリンを適切に注射することで回復することから、そのための医薬品等を会場に常備する。また、接種前の問診時に、アレルギーや過去のワクチン接種時の反応について確認した上で、接種後に最大30分間の医師による健康観察を実施することとしているとの答弁がありました。 これに対し、他の委員から、接種前の問診に多くの時間を要してしまうのではないかとただしたところ、当局から、問診票を接種券とともに送付し、あらかじめ自宅で記入してもらうとともに、会場にお薬手帳を持参していただくよう案内し、接種する方の健康状態を把握しやすくすることで、問診時間の短縮に取り組んでいきたいとの答弁がありました。 次に、生活衛生費中の人件費のうち、感染症対策調整監の設置について、委員から、感染症対策調整監の事務内容についてただしたところ、当局から、平時においては感染症情報センターセンター長として情報発信に係る助言等を行い、健康危機管理発生時には、医療調整・支援チーム統括感染症コーディネーターとして、専門家の意見を集約して指揮を執るものであるとの答弁がありました。 これに対し、同委員から、クラスターの発生も見られる本市の現状は、平時と健康危機管理発生時のどちらに該当するのかとただしたところ、当局から、現在、市内のクラスターは徹底的に抑え込めている状態で、通常の取組で対応できる平時に当たると認識している。今後は感染症対策調整監の助言の下、引き続きクラスターを抑え込んでいきたいとの答弁がありました。 このほか、第27号議案の審査に当たっては、障害児生活支援社会支援事業の減額理由について、佐鳴台保育園医療的ケア児保育事業のモデル園として選定した理由について、骨髄ドナー等助成事業の広報について、看護師等養成事業費助成事業の支援目標についてなど、種々質疑・意見がありましたが、採決に当たり、一委員から、国民健康保険事業特別会計に対して十分な額を繰出す必要があると考えるが、それが不十分であること、また、本予算に含まれる浜松ウエルネスプロジェクト事業は、財源確保のために社会保障費を減らそうとする国の動きに便乗するものであり、プラットフォームである浜松ウエルネス・ラボに参画する企業へ、個人の健康データが提供されることに対して不安があるため、当該事業は実施すべきではないと考えることから、本議案には反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第28号議案令和3年度浜松市国民健康保険事業特別会計予算については、採決に当たり、一委員から、第27号議案と同様の反対意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第48号議案浜松介護保険条例の一部改正について申し上げます。 まず、委員から、本条例を4月1日から施行すると、介護保険料の改定等について市民へ周知する期間が不足するのではないかとただしたところ、当局から、令和3年度の保険料は、7月から8月にかけて算定を行うことから、その間に周知することで周知期間は確保できると考えているとの答弁がありました。 以上の質疑の後、採決に当たり、一委員から、介護保険料を値上げする内容となっていることから、本議案には反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第30号議案令和3年度浜松市介護保険事業特別会計予算については、採決に当たり、一委員から、第48号議案と同様の反対意見が述べられました。 これに対し、他の委員から、当該予算には、高齢者の健康維持や社会参加に大きな効果が認められるロコモーショントレーニング事業が含まれていることから、本議案には賛成であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第31号議案令和3年度浜松市後期高齢者医療事業特別会計予算については、採決に当たり、一委員から、後期高齢者医療制度は、高齢者に痛みを与える差別的医療制度であり、廃止すべきと考えることから、本議案には反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第50号議案浜松市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について申し上げます。 まず、委員から、20床ある佐久間病院の療養病床を廃止するとのことだが、廃止後のスペースはどのように利用するのかとただしたところ、当局から、一般病床の入院患者用の処置室、リハビリテーション室及び相談室に転用し、入院環境を充実させていきたいと考えているとの答弁がありました。 以上の質疑の後、採決に当たり、一委員から、療養病床を廃止し、訪問診療や訪問看護などを増やして対応するとのことだが、療養病床を利用している入院患者には手厚い医療が必要であり、訪問診療等では不十分と考えることから、本議案には反対であるとの意見が述べられました。 これに対し、他の委員から、それぞれの地域に適合した医療の在り方を考える必要があり、天竜区においては、訪問診療等を実施する体制の構築が必要であると考えることから、本議案には賛成であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第41号議案令和3年度浜松市病院事業会計予算については、採決に当たり、一委員から、第50号議案と同様の反対意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 このほか、当委員会に付託されました第29号議案令和3年度浜松市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算ほか5議案については、いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しております。 以上、審査の概要を申し上げ、厚生保健委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木育男) 次に、21番環境経済委員長遠山将吾議員。 ◆環境経済委員長(遠山将吾) 環境経済委員会に付託されました議案7件について、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第27号議案令和3年度浜松市一般会計予算について申し上げます。 まず、第4款衛生費に計上の事業系一般廃棄物の適正処理推進事業について、当局から、事業系の廃棄物が家庭ごみの集積所に排出される事案が発生していることから、市内全ての事業者に、事業系廃棄物の適正処理に係る法制度についての啓発チラシを市から直接送付し、周知するものであるとの説明がありました。 これに対し、委員から、不当排出への対応状況及びチラシ送付後の事業展開についてただしたところ、当局から、主に地域住民等からの目撃情報を基に指導を行い、今年度の指導件数は11件あった。この問題は、全国的な課題にもなっていることから、本市としては、まず市内事業者に事業系廃棄物の適正処理について認識してもらいたいと考えている。その後については、収集運搬業者と協力して、不当排出が疑われる事業者には直接訪問して指導を行うなどの展開を検討しているとの答弁がありました。 これに対し、同委員から、事業者の規模にかかわらず啓発チラシを送付するのかとただしたところ、当局から、大きな企業であっても、従業員にまで法令が浸透されていないケースもあったことから、1回は全ての事業所に送付していくとの答弁がありました。 次に、第6款農林水産業費に計上の再生可能エネルギー調査事業について、当局から、再生可能エネルギーの利活用を推進するため、農業水利施設を活用した小水力発電施設の導入可能性調査を実施するものであるとの説明がありました。 これに対し、委員から、導入を想定している小水力発電施設の規模及び導入後の発電した電力の利活用方法についてただしたところ、当局から、今回の調査は、100キロワット以下のマイクロ水力発電と言われる小規模な発電施設を想定しており、設置箇所周辺のゲート等の土地改良施設や地域防犯灯での自家消費、学校での学習等での活用の可能性を含めて検討していくとの答弁がありました。 これに対し、同委員から、水力発電施設はごみが集積して詰まるなどの課題が想定されるので、その解決策についても本調査の中で検討してもらいたいとの意見が述べられました。 次に、他の委員から、小水力発電施設の設置に当たり、地域との連携はどのように考えているのかとただしたところ、当局から、施設の稼働には振動や騒音を伴うため、地域の理解がないと設置できないものと考えることから、まず調査の段階から自治会や地域住民と連携調査を進めていくとの答弁がありました。 これに対し、同委員から、子供たちへの教育や環境問題の啓発にもつながると考えることから、地域ぐるみでの取組を進めてもらいたいとの意見が述べられました。 次に、第7款商工費に計上のグローバルものづくり企業連携事業について、当局から、スタートアップ先進国と言われるイスラエルにミッション団を派遣し、最先端の技術力を持つイスラエルのスタートアップと本市のものづくり企業とのビジネスマッチングにつなげるものであるとの説明がありました。 これに対し、委員から、ミッション団の構成メンバーや派遣の時期はどのように考えているのかとただしたところ、当局から、ミッション団の構成メンバーについては、現在検討中であるものの、セミナーを実施した際には相当数の企業から参加希望があった。団長を含め、相応の人物の配置が必要であることから、今後精査して決定していくが、団員は多くても20人程度になると想定している。また、派遣の時期については、新型コロナウイルス感染症の感染状況を見ながら決定するが、年度後半になる見込みであるとの答弁がありました。 次に、EVシフト対応支援事業について、委員から、政府が2050年にカーボンニュートラルの実現を目指すと発表し、EVシフトの流れが加速してきていると感じるが、本市におけるEVシフトへの具体的な取組内容はどうかとただしたところ、当局から、世界で広がる脱炭素の流れを受け、浜松地域イノベーション推進機構に設置された次世代自動車センターの会員企業のうち5割以上が電動化に着手している。センターでは欧州メーカーの電動車両の分解やベンチマークを進め、さらに会員企業が持つ固有の技術をデータベース化し、今後の展開を図る際にサポートしていくことで、今まで以上のスピード感で電動化に向けた体制を強化していくとの答弁がありました。 これに対し、他の委員から、EVシフトは本市の課題であると認識しており、電気自動車への移行が進むにつれ本市の産業が停滞しないよう、しっかりと支援してほしいとの意見が述べられました。 このほか、第27号議案の審査に当たっては、アフターコロナを見据えたデジタルマーケティングについて、公用車の電気自動車の導入スケジュールについてなど、種々質疑・意見がありましたが、採決に当たり、一委員から、ファンドサポート事業について、ベンチャー企業への交付額が高額過ぎる。また、企業立地促進助成事業について、スズキ株式会社に対する補助金の支出は、係争中の案件であるため予算を計上することには反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第60号議案浜松新川モール条例の制定について申し上げます。 当局から、JR浜松駅周辺部の町なかの回遊性や憩える空間の不足を解消し、にぎわい創出及び魅力向上を図るため整備する新川モールについて、利用料金等の必要な事項を定めるため、条例を制定するものである。なお、新川モールの整備はギャラリーモール「ソラモ」の補完施設と位置づけ、予約等の申請時期や減免規定等も同一のものとするとの説明がありました。 これに対し、委員から、新川モールの整備に対して、当初はマンション住民からの反対意見もあったと思うが、地域への説明の状況はどうかとただしたところ、当局から、当初は屋台村ができるという報道があり、臭いや騒音を懸念し、整備に反対する意見も頂いたが、地元説明会において、イベントに使える憩いの空間としていくとの説明を重ねたことで了承を得たものと認識している。また、地元の自治会連合会において整備に関する説明会を実施した際は、特に反対意見等はなく、議決後には地域の方々全てに事業内容を回覧し、周知していく予定であるとの答弁がありましたが、採決に当たり、一委員から、新川モールで署名活動等を行う際に料金が発生することで、市民の自由な利用に制約をかけると考えることから、本議案には反対であるとの意見が述べられました。 一方、他の委員から、中心市街地に近い場所を単なる通路のままにしておくのはもったいないと感じており、町なかに人が来てもらうためにも、積極的に空間を活用していくべきであると考えるため、本議案には賛成であるとの意見が述べられ、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第38号議案令和3年度浜松市小型自動車競走事業特別会計予算について申し上げます。 まず、当局から、小型自動車競走場新企画レース開催事業について、競馬や競艇など他の公営競技の開催の少ない午前の早い時間帯に、まず本場でのレースを実施し、それに引き続いて開催する他のオートレース場で開催されるナイターレースと組み合わることで、売上げ及び収益の増を図るものである。具体的には、レースの開始時刻が従来より1時間早いほか、1日のレースをこれまでの12レースから8レース程度に減らすことにより1日の開催時間を短くすることなどが特徴である。なお、売上げ予想金額は12日間で9億円を見込んでいるとの説明がありました。 これに対し、委員から、新企画のレースについて、朝早く来場する人が通勤時間帯と重なり、交通渋滞を引き起こすのではないかとただしたところ、当局から、開門時間は午前9時または9時30分を想定しており、一部通勤時間に重なる可能性もあるが、開門より何時間も早く来る利用客は見られないため、問題はないと考えているとの答弁がありました。採決に当たり、一委員から、小型自動車競走事業については、ギャンブル依存症患者を増加させる懸念があるため、本議案には反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 このほか、当委員会に付託されました第32号議案令和3年度浜松市と畜場・市場事業特別会計予算ほか3件については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、審査の概要を申し上げ、環境経済委員会の委員長報告といたします。 ○議長(鈴木育男) 次に、29番建設消防委員長倉田清一議員。 ◆建設消防委員長(倉田清一) 建設消防委員会に付託されました議案15件について、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第27号議案令和3年度浜松市一般会計予算について申し上げます。 まず、第4款衛生費中、合併処理浄化槽普及啓発事業について、当局から、合併特例債を主な財源としていたが、合併特例債の適用が令和2年度末で終了し、国の交付金以外は全て一般財源になる。7人槽では、これまで1基当たり最大85万円を交付していた浄化槽本体設置工事費の補助を、新制度では41万4000円に見直すと同時に、国の新しい交付メニューである宅内配管工事費に係る補助金30万円を新たに交付し、合計して最大71万4000円の補助金額に見直すものであるとの説明がありました。 これに対し、委員から、新たな制度では市の上乗せは廃止になるのかとただしたところ、当局から、国の補助メニューである宅内配管補助費は単独処理浄化槽から設置替えをする場合のみとなるため、本市はくみ取便槽から設置替えをする方についても補助対象となるよう、市費による上乗せをするとの答弁がありました。 次に、第8款土木費中、道路照明灯LED化更新事業について、委員から、今年度に比べ約4000万円減額になっているが、その理由は何かとただしたところ、当局から、厳しい財政事情を考慮し、日常の維持管理費や小規模要望といった義務的な経費を優先したためであるとの答弁がありました。 これに対して、同委員から、令和3年度の更新予定数及び未更新の基数についてただしたところ、当局から、令和3年度のLED更新数は、約310基を予定しており、未更新は約9000基となる見込みである。なお、平成27年度からの更新した合計は3415基で全体の27.7%となるとの答弁がありました。 次に、土木防災情報システム機器更新事業について、委員から、災害対策用パソコンの配備を5拠点から11拠点に増やすとのことだが、新たな配備先はどこかとただしたところ、当局から、従来は本庁と4か所の土木整備事務所の計5拠点に配備となっていたが、今回、区役所及び協働センターに所在する土木グループ6拠点であるとの答弁がありました。 これに対して、同委員から、配備先を増やすことのメリットは何かとただしたところ、当局から、河川監視カメラの映像をシステム上でリアルタイムに直接確認できるようになり、現場によってはより迅速な対応が可能になることが最大のメリットだと考えているとの答弁がありました。 次に、第9款消防費中、浜北第3分団庁舎・北浜小学校放課後児童会の複合施設建設事業について、委員から、分団庁舎に隣接する道路は登校時には交通規制があるがどうしていくのかとただしたところ、当局から、敷地北側の道路については通学路となっており、平日朝の7時から8時までは歩行者専用道路となっているため、警察と調整し、通行許可を取るなど、出動に支障が出ないようにしていきたいとの答弁がありました。 これに対して、同委員から、同じ道路について、消防団の出動・帰庁時に利用することになると思うが安全をどのように確保するのかとただしたところ、当局から、幅員4.7メートルと非常に狭いため、安全確保のため団員を配置することを考えているとの答弁がありました。 このほか、第27号議案の審査に当たっては、道路整備における小規模・中規模要望事業の各年度の計画数について、舗装長寿命化事業の今後の計画について、消防団による地域プロモーション事業の効果について、都市計画策定事業における区の再編による影響についてなど、種々質疑・意見がありましたが、採決に当たり、一委員から、浜北第3分団の管轄下ではない別の場所に設置すること。消防団と放課後児童会の共用箇所は有事の際、問題・課題を危惧すること、さらに、隣接する道路が非常に狭く、市民の安全・安心を守るべき消防団の建設場所としては不適格であることなどを理由に、本議案には反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第43号議案令和3年度浜松市下水道事業会計予算については、採決に当たり、一委員から、西遠処理区はコンセッション方式で運営されていること、また、コンセッション方式では正常な運営・経営が困難と思われることから、本議案には反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第57号議案浜松市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、採決に当たり、一委員から、船明地区整備計画の変更が、住民合意の下に行われたのか確認ができなかったことから、本議案には反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第64号議案令和2年度浜松市一般会計補正予算(第10号)について申し上げます。 まず、第9款消防費の繰越明許費に計上の消防航空隊運営事業について、委員から、消防ヘリコプターへ搭載する予定のカメラについて、配線ミスによる過電流により取付けに支障が生じたことが繰越しの原因となったとのことだが、運航への影響はどうかとただしたところ、当局から、現在、運航ができない状況であることから、運航再開に向け、現状のカメラがない状態で航空局による改造検査を受け、安全な状態でヘリコプターを帰還させ、3月末から運航再開することを予定しているとの答弁があり、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第67号議案市有財産の無償譲渡について(万斛庄屋公園建屋)について申し上げます。 まず、委員から、譲渡する相手先からは、2階建ての母屋の改修についてどのような提案があったのかとただしたところ、当局から、まだ提案段階であるが、事業者は安全・安心に使える建物にすることを第一と考えており、建物を軽くする必要があることから2階部分を取り除くとともに、古写真により判明しているかつて平屋建てだった頃の外観に復元する提案を受けているとの答弁があり、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 このほか、第33号議案令和3年度浜松市農業集落排水事業特別会計予算ほか9件については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、審査の概要を申し上げ、建設消防委員会の委員長報告といたします。 ○議長(鈴木育男) 次に、24番市民文教委員長北野谷富子議員。 ◆市民文教委員長(北野谷富子) 市民文教委員会に付託されました議案7件について、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第27号議案令和3年度浜松市一般会計予算について申し上げます。 まず、第2款総務費に計上のハマライフ住宅取得費等助成事業について、委員から、市外からの移住者の住宅取得に係る補助金を創設するということだが、どのような経緯によるのかとただしたところ、当局から、これまで本市では、市の魅力発信を中心とする移住促進を進めてきたが、移住相談の件数が年々増える中、住宅に関する内容が増えてきたことや、周辺の磐田市及び湖西市では既に同様の補助制度が整備されており、制度の有無で、移住者が他都市へ流れる可能性を考慮した結果、制度を創設することとしたものであるとの答弁がありました。 これに対し、他の委員から、対象者を50歳未満の夫婦とする理由についてただしたところ、当局から、本市への移住の相談やニーズは、30代、40代の夫婦が最も多く、定住率も単身者に比べて高いと想定されていることや、他都市の制度もこの年代をターゲットにしていることが主な理由であるとの答弁がありました。 さらに、他の委員から、本市への移住に関心を持つ方が増加している中で、移住コーディネーターによる支援や、インターネットでの情報提供などを通じて、移住を検討している方を後押しし、実際の移住へつながるよう施策を押し進めるべきであるとの意見が述べられました。 次に、天竜区地域力向上事業区課題解決事業のうち、いっかもないか事業について、委員から、水窪出身者等と地域の情報を共有し、持続可能な地域づくりにつなげるための取組を行うとのことだが、委託により実施するのかとただしたところ、当局から、委託ではなく、自治会など地域の御協力を頂きながら、水窪協働センターが直営で行う事業であるとの答弁がありました。 これに対し、同委員から、情報共有のためのツールとして市が作成する水窪PRボックスはどのように活用するのかとただしたところ、当局から、水窪の情報が得られるウェブサイトに誘導するQRコードを、小包用の段ボール箱に印刷して水窪町内の住民に配付し、地域を出て暮らす家族へ特産品などの荷物を送る際に活用していただく。その後、ウェブサイトを通じて地域の情報を知った方に対して、イベントなど地域活動への応援を募集し、つながりを築いていく計画であるとの答弁がありました。 次に、天竜区内の各種イベント関連経費について、委員から、他区も含めて、イベントを開催する事業費は、ほぼ今年度と同額となっているが、文化を継承することが、結果的には浜松のUIJターンの促進にもつながると考えることから、しっかりと予算をかけていくべきであるとの意見が述べられました。 次に、中央図書館大規模改修事業について、委員から、リニューアルオープンまで1年以上休館する中で、特に中央図書館で多く所蔵している持ち出し禁止の資料の閲覧については、どのような取扱いを想定しているのかとただしたところ、当局から、持ち出し禁止となっている資料のうち、郷土資料室に配架されている資料は、事前予約の上、臨時事務所で閲覧できるよう検討しているとの答弁がありました。 これに対し、他の委員から、大規模改修に当たっては、平成30年10月に策定した図書館ビジョンを基に、知の拠点としての機能充実を図るとのことだが、具体的にどのようなことを計画しているのかとただしたところ、当局から、図書館ビジョンの策定時、図書館の専門性の強化を望む声があったことから、調査・相談専用の郷土資料室と参考図書室を一体化させ、より効率的・効果的な調査・相談業務を可能とするほか、子育て世代にも使いやすく、過ごしやすい空間にすることなどを検討しているとの答弁がありました。 これに対し、同委員から、専門性と併せて本への親しみやすさを兼ね備えての知の拠点であると考えるため、子供が気軽に本に親しめるよう、運用面での環境整備も期待するとの意見が述べられました。 次に、第10款教育費に計上の学校情報技術環境整備事業について、委員から、効果検証のためにモバイルアクセス回線をモデルとなる小・中学校に試行導入するとのことだが、どのような学校を想定しているのかとただしたところ、当局から、主に体育の授業での使用を想定しており、導入に積極的な学校の中から決めていく予定であるとの答弁がありました。 これに対し、同委員から、想定している運動場など広い場所での使用に限らず、生活科や総合的な学習の時間などに拡充するなど、様々な活用を検討していくべきであるとの意見が述べられました。 次に、教育の情報化推進アドバイザーの配置について、委員から、昨年11月に委嘱したアドバイザーからは、来年度の情報化の推進に向けて、どのような成果を得られたのかとただしたところ、当局から、ICT教育推進プロジェクト・チーム全体の進行管理や、通信環境整備、セキュリティー整備、教育コンテンツ等に関するアドバイスや、他都市の先進的な情報など、様々な専門的な知見が得られているとの答弁がありました。 これに対し、他の委員から、各校に配置しているICT支援員と情報化推進アドバイザーはどのように連携しているのかとただしたところ、当局から、ICT活用に関する様々な課題を、情報化推進アドバイザーのアドバイスを受けながらICT教育推進プロジェクト・チームで総合的に解決し、ICT支援員が学校での授業支援において実践する形で連携しているとの答弁がありました。 このほか、第27号議案の審査においては、マイナンバーカードの交付申請に係る人員体制や、自治会等DXサポート事業による地域活動へのICT導入促進、ビーチ・マリンスポーツ推進事業におけるスポーツ振興課と観光・シティプロモーション課との連携について、教員免許状更新講習オンデマンド事業での受講確認の方法についてなど、種々質疑・意見がありましたが、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第59号議案浜松市立小学校、中学校及び高等学校の教育職員の給与等に関する特別措置条例の一部改正について申し上げます。 まず、当局から、給特法の一部改正に伴う国の指針を踏まえ、教育職員の1年単位の変形労働時間制に関する規定を加えるものであるとの説明がありました。 これに対し、委員から、条例改正に先立ち、現場の声を聴いているのかとただしたところ、当局から、職員団体に説明し意見を求める中で、条例の運用が可能となった場合においても、職員団体及び職員の意見をしっかり聴取した上で運用を開始すべきである旨の意見があったとの答弁がありました。 これに対し、他の委員から、昨年度の同条例の改正においては、国の指針に基づき、市の規則に教職員の時間外在校等時間の上限が盛り込まれたが、今回も運用の詳細について規則で定めていくのかとただしたところ、当局から、昨年度の改正は、時間外在校等時間の上限時間について、1か月の超過勤務45時間以内、1年間の超過勤務360時間以内と定めたが、今回の条例改正により1年単位の変形労働時間制を運用するためには、1か月の超過勤務42時間以内、1年間の超過勤務320時間以内とするさらに厳しい条件を定めることとなる。運用に当たり、教育委員会や校長が講ずべき措置について、具体的に規則で規定していくとの答弁がありました。 これに対し、同委員から、現場の人工が不足しているのならば、超過勤務時間が増え、運用条件を満たせないと考えるが、現状はどうかとただしたところ、当局から、現状では運用条件を満たす学校が少ないと認識している。今後は、運用条件を満たす学校を増やすことを第一に考え、各学校での働き方改革の推進と、それに対する人材確保などのバックアップを進めていくとの答弁がありました。 以上の質疑の後、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 このほか、第36号議案令和3年度浜松市育英事業特別会計予算ほか4議案についても、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しております。 以上、審査の概要を申し上げ、市民文教委員会の委員長報告といたします。 ○議長(鈴木育男) 以上で各委員長の報告は終わりました。 ただいまから、委員長報告に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。--発言がないようですので、質疑を打ち切ります。 ただいまから、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 最初に、4番酒井豊実議員。(拍手) ◆4番(酒井豊実) 日本共産党浜松市議団を代表して、議案13件に対する反対討論を行います。 最初に、第27号議案令和3年度浜松市一般会計予算について、主な反対理由を述べます。 まず、会計課の指定金融機関等取扱手数料のうち、窓口収納手数料の歳出ですが、県内では静岡県、森町、浜松市の3自治体のみが支払っているだけで、他の自治体は、金融機関からの減免を受けて支払っていません。 この手数料が役務に対する対価なら、全ての自治体は同様であり、本市は金融機関との調整、交渉を適正に行い、無料とする努力をすべきです。反対します。 また、デジタル・スマートシティ推進事業ですが、浜松市は、官民共創でデジタル・スマートシティ浜松の実現を目指して動き出しましたが、国が目指すスーパーシティ構想は、公共サービスの産業化をはじめ、大胆な規制緩和でAIとビッグデータを活用して、社会の在り方を根本から変えるような都市設計になり、国と地方自治体とのデータ統合とマイナンバーカードの普及が一層加速します。 本会議答弁では、浜松市のデータ連携基盤は、今後、国から示されるスーパーシティのデータ連携基盤における各種機能の方針とも整合を図り整備していくとのことでありますが、国が目指すスーパーシティ構想には、以下の疑問や不安があります。 1、事業計画の立案について、議会の関与や住民の参加の規定がなく、区域協議会が大きな権限を持ち、住民自治の観点から問題です。 2、個人情報の保護について、データの一元管理はせず、基本的に分散型で管理すると言っていますが、あくまで原則であり、個人情報保護は担保されていません。 日本の個人情報保護制度は、EUの一般データ保護規則に比べて非常に貧弱であり、今回のLINEの個人情報管理問題では、全国の利用者、政府、自治体に利用停止など激震が走っています。 3、自治体の公共サービスを市場として取り込み、稼ぐ・もうける自治体づくりに走り、市場化、民営化が進められるおそれがあります。本事業に反対します。 また、商工費のファンドサポート事業2億4970万円ですが、スタートアップ企業等に対する浜松市認定のベンチャーキャピタルの出資に協調して健康・医療関係事業には7000万円、その他事業には5000万円を上限として投資額と同額を交付するなど、非常に手厚い援助であります。 今、新型コロナウイルス感染症の影響の中で困難に直面している中小・零細企業をよそに、ベンチャー企業のみに過大な援助を行うことは、市民の理解が得られないことから反対します。 また、企業立地促進助成事業補助金26億5877万円ですが、スズキ株式会社浜松工場に対する企業立地奨励費が含まれています。 スズキ株式会社浜松工場に対する補助金交付問題では、令和2年9月24日に市民から浜松市監査委員に住民監査請求書が提出されましたが棄却されたため、12月18日には静岡地方裁判所に提訴されました。 企業立地奨励費の交付は、企業立地促進費の交付が要件であります。しかし、企業立地促進費が違法であるかどうかをめぐって係争の最中に奨励費を計上することには問題があるため、反対いたします。 また、浜北第3分団庁舎・北浜小学校放課後児童会の複合施設建設事業ですが、これは複合施設を北浜小学校の運動場横に建設する計画ですが、1、2団体の施設の目的や備えるべき機能から、明らかに完全に独立した施設であることが必要不可欠であるにもかかわらず、複合施設とすることに何らの正当性も見られません。行政経営の合理化・経費削減最優先のための複合化としか判断できません。 また、2階建ての1階の部屋が消防団と児童会の共用であることは、委員会審査で危惧と批判が集中しました。両者にとって重大な活動の制約が起きます。 また、隣接道路は幅4.7メートルと狭く、通学路であり、緊急出動時に危険です。 また、そもそも第3分団の庁舎でありながら、第4分団の管内へ建設されること自体が問題です。将来的に分団の再編を検討していくのであれば、なおさら制約なく消防団活動ができる開放的な場所や浜北消防署に併設される位置などに建設すべきです。 以上の理由から、本予算に反対します。 そして、今、優先すべきは、不足している放課後児童会の施設であり、確保されている敷地に単独で建設されるように、当事業予算の全面的な見直しを強く求めます。 次に、第28号議案令和3年度浜松市国民健康保険事業特別会計予算であります。 浜松市国民健康保険運営協議会の答申では、「保険料率は据置きとされたい」という答申を受けて予算が編成されていますが、大きな問題点は、国保会計に対するその他繰入金が僅か1億8495万円であることです。これは平成29年度予算と比較すると7億8900万円も減額されています。 令和3年度予算における保険料の調定額と収入額の差額は14億円であり、本来ならば、市の責任において一般会計で補填しなければならないものです。本来の市の責任を果たせば、高い保険料の要因となっている子供の均等割を廃止することができます。本予算は、市の責任を国保被保険者に転嫁するものとなっていることから反対します。 次に、第31号議案令和3年度浜松市後期高齢者医療事業特別会計予算ですが、後期高齢者医療制度は2008年に開始され、「医療費が際限なく上がり続ける痛みを、後期高齢者が自分の感覚で感じ取っていただく」などとして導入されたものです。年金が目減りする中で、医療費をどう賄うか日々苦しんでいるのが多数の高齢者です。 さらに、2022年からは、一定所得以上の高齢者の窓口負担を1割から2割に引き上げる仕組みが新設されようとしており、ますます高齢者の生活苦に拍車をかけることになります。 年齢で差別する後期高齢者医療制度は、即時廃止することを求める立場から、この予算に反対します。 次に、第38号議案令和3年度浜松市小型自動車競走事業特別会計予算は、ギャンブル依存症を拡大することになるため反対いたします。 次に、第43号議案令和3年度浜松市下水道事業会計予算は、資本的収支の収入に運営権対価が1億125万円、支出にはコンセッション整備事業費が12億2443万円計上されています。 コンセッション方式による民営化が行われていること。 モニタリングは、不十分にしかできないこと。 市職員による技能継承が図られず、市の責任が果たしきれないこと。 以上の理由から反対します。 次に、第45号議案浜松職員定数条例の一部改正についてですが、旧県費教職員を除く職員定数5120人は、前年度と同数であるが、本来、正規職員を増やして業務に充てるべきところに会計年度任用職員を充てて41人増員しています。この結果、正規職員比率は72.7%から72.3%へ0.4ポイント減少します。 正規職員でなければ担えない業務は多岐に及び、特に災害時における業務や技術職など、業務に応じて正規職員を増やして、市民サービスの向上を図ることが求められており、本議案に反対します。 次に、第48号議案浜松介護保険条例の一部改正については、介護保険料を現行の基準額、年額6万6412円から7万312円に引き上げて、年額3900円の負担増を押しつけるものとなっていることから反対します。 併せて、第30号議案令和3年度浜松市介護保険事業特別会計予算も、関連する予算であることから反対します。 第50号議案浜松市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてですが、本議案は、佐久間病院の療養病床20床全てを廃止するというものです。これにより開設許可病床60床が、一般病床36床、感染症病床4床と縮小され、過疎地域の地域医療に大きな影響を及ぼすこととなります。 療養病床は一般病床とは違い、長期にわたり療養を必要とする患者のための病床であり、ほかに入院施設のない地域住民にとって、かけがえのない療養の場となっています。 今回の療養病床の廃止による入院患者への影響は大きく、果たして訪問診療、訪問看護による在宅医療の充実を図るだけで、これまでどおりの療養ができるのか疑問です。 佐久間病院の理念は、「ここでの健康で生きがいある暮らしを支え、いきいき長寿の郷を実現するため、生活者の視点に立つあたたかな医療をおこなう」こととしています。 地域医療の灯を消さないためにも、県の応援を求め、浜松市唯一の直営病院である佐久間病院の療養病床を存続させるべきであり、本議案に反対します。 併せて、第41号議案令和3年度浜松市病院事業会計予算も、関連する予算であることから反対します。 次に、第57号議案浜松市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてですが、この議案は、組合施工の船明土地区画整理事業において、優良な住宅地を供給するための地区計画の区域内の建築物の制限を根本から変えて、既に続々と建築され入居している優良住宅地の真ん中に、工場や倉庫などを建築できるようにするものです。しかも、その土地は、住宅地の中心的公共施設である船明中央公園の隣接地です。 重大な変更の目的は、売れ残っている保留地の早急な処分と土地区画整理事業の早期完了であり、新年度から事業補助の期間をさらに2年間延長させる市予算案にもなっていますが、船明土地区画整理事業の中心区域の重大な用途変更は、より深刻な問題を発生させる原因になることが強く懸念されます。よって、反対します。 次に、第59号議案浜松市立小学校、中学校及び高等学校の教育職員の給与等に関する特別措置条例の一部改正についてですが、そもそも休日のまとめ取りは、今の制度でも十分にできるものであり、1年単位の変形労働時間制を導入しても、教職員の長時間労働は解消しません。今やるべきことは、教職員定数を増やして一人一人の教職員の業務を削減し、長時間労働の解消を図ることです。この変形労働時間制は、1日8時間労働という労働条件の最低基準を決めた労働基準法を壊すものであり、この条例一部改正に反対します。 第60号議案浜松新川モール条例の制定についてですが、この条例は、遠州鉄道高架下の1区間を、にぎわい創出のための広場・新川モールとして位置づけるものです。しかし、この都市空間は、もともと自由通路と自由広場であり、市民が安全かつ自由に利用できる空間として貴重な場所です。この施設に指定管理者制度を導入して利用料金を徴収することは、自由な通行や広場としての機能が低下することとなるため、本条例の制定に反対をいたします。 最後に、東京五輪大会の今夏開催は中止し、浜松市もコロナ対策に集中すべきことを申し上げまして、以上で議案13件に対する反対討論を終わります。(拍手) ○議長(鈴木育男) 次に、34番黒田豊議員。(拍手) ◆34番(黒田豊) それでは、公明党を代表し、第27号議案令和3年度浜松市一般会計当初予算について賛成の立場で討論を行います。 まず、本題に入る前に、公明党がここ数年、当初予算におきまして賛成討論を行っておりますが、その考え方を述べさせていただきます。 言うまでもなく、討論は議決に入る前の最終的な意見表明の機会であります。その討論で、しかも当初予算案の採決において反対意見だけに同調を求められ、賛成意見が表明されず採決に至ることへの疑問を私たちは抱いておりました。 当然、限られた予算、限られた時間の中でありますから、それは寛容に受け止め、意見はしっかりと述べる中で、会派として賛成意見を述べることが議会としての在り方ではないかと思い、公明党は当初予算において毎年、賛成討論を行っております。 少し前置きが長くなりましたが、本題に入ってまいります。 まず、全体的には、コロナ禍においても、新規事業が60事業を超える積極予算であることをまず評価しておきたいと思います。 えてして、昨年来のコロナ禍の中で、予算案策定作業において守りに入ってしまってもよさそうな状況でありましたが、「攻撃は最大の防御なり」との言葉があるように、今回の積極予算には大いに賛同しているところであり、そのために基金の活用や国庫補助金、市債等により予算を確保し、さらには事業の見直しや、選択と集中により歳出の重点化を例年以上に徹底していることは大いに評価に値すると思っております。 それでは、詳細にわたり述べさせていただきます。 私たちは、コロナ禍の中、冷え切った経済、特に、中心市街地の飲食店への支援を充実させるべきと考えておりますが、既に展開されております1億円キャッシュバックキャンペーン、新年度に展開されていく先払いチケットによる飲食店支援事業、市内花き活用事業など、新年度に入ってもこれら事業が活用されることに期待を寄せております。 働き方対策につきましても大きな変化を見せる中、テレワークで都市部と同じ仕事ができるため、多拠点居住やワーケーションの推進など、関係人口の創出、拡充への対応強化にスピード感を持って取り組んでいることも感じ取れます。 新たな産業創出は大変重要な取組であり、今回、初めてとなるイスラエルへのミッション団派遣は、イスラエルのスタートアップ企業と本市の企業とのビジネスマッチングが大いに期待されるとともに、市職員が海外に出て視野を広げることは、スキルアップにも大きく寄与することは間違いないと考えております。イスラエルへのミッション団派遣が成功裏に終え、新たなものづくり産業創出につながることを大いに期待をしております。 併せて、本市の既存のものづくり企業とベンチャー企業とのマッチングも図り、現在、コロナ禍において踏ん張っている中小零細のものづくり企業への支援もお願いしておきます。 教育・子育てにつきまして、保育所の待機児童解消への取組や、保育人材の確保等への取組、またGIGAスクール構想の実現に向け、児童・生徒への1人1台のタブレット型端末の整備とともに、教育の情報化推進アドバイザーとして民間専門人材を活用し、これまでの教育実践と学習者用アプリなどを活用した最先端のICTとのベストミックスを図ることや、教員への研修体制の強化やICT支援員による教育現場へのICT活用支援を進めることなど、教育のさらなる情報化推進の充実が期待されます。 さらには、言語や学習障害等の通級指導教室がある小学校において、読みのつまずきを早期に把握し、正しく読んだり、なめらかに読んだりすることを目指す、多層指導モデルMIMを導入し、タブレット型端末を活用した指導を行い、個別指導での課題解決の有効性の検証が導入されること、また、令和4年度からの学校給食費公会計化に向けシステム構築を行うことにより、教職員の負担軽減や学校給食の安定的な実施などにつなげる仕組みの構築が始まりますが、これらは我が会派が主張してきたことであり、大いに賛同するところであります。 近年、各地で豪雨災害等が頻繁に発生し、また、南海トラフ地震がいつ発生してもおかしくない本市であり、災害対策は待ったなしであります。 新年度においても、災害時の避難情報等を迅速かつ確実に市民に伝達し、被害を最小限に抑えるため、携帯電話網やデジタル同報無線網を主な通信方式とした新たな災害情報伝達システムの運用が開始されます。また、災害時に電源供給が可能な次世代自動車を各区へ配備し、近年の大型台風や集中豪雨による大規模停電等への対応能力強化や避難所の開設につきましても、3密回避の対策のため、従来開設している小・中学校等に加え、予備避難所となっている施設を活用するほか、風邪症状のある人の受入れ施設や避難所でのスペースを確保することなど、きめ細かな対策が散見されますし、これからも万が一に備え準備に予断なくお願いをいたします。 市民の善意で組織される消防団や水防団に対しても、浜松第9分団庁舎移転改築事業や浜北第3分団庁舎を北浜小学校の隣接敷地に移転し、県内初の消防団庁舎と放課後児童会施設の複合施設として一体的に整備されること、水防団においても活動被服が全面的に刷新され、安全性確保、機能性・視認性の向上が図られることに大いに私もうれしく思っております。 本市は「2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロ」とする新たな目標を掲げております。我が会派も大変重要な目標と考えており、今議会に関連の意見書を提出しております。 目標達成には、毎年の積み重ねしかありませんが、引き続き、公共施設への再生可能エネルギーの導入を進めるとともに、固定価格買取期間が終了する太陽光発電等を活用した、地産地消モデルの構築に取り組むなど、浜松市域RE100の推進に期待をいたします。 また、我が会派も長年注視している小水力発電施設の導入可能性調査が実施されることになりましたが、これは低炭素社会の実現のみならず、「水車のあるまち」をキャッチフレーズとしたまちづくりや、子供たちの関心を高める中で、いかにして発電されるのかなど、教育の視点においても価値ある事業であると考えております。地域に「水車」が回る風景を想像し、期待をしております。 ごみを安定的に処理するために、新清掃工場及び新破砕処理センターについて、令和6年度の稼働に向け、敷地造成やアプローチ道路工事が、また、現行の西部清掃工場を更新し、令和11年度に代替工場を稼働させるため、施設更新基本計画の策定が始まります。 エネルギー・スマートシティの実現に向けては、浜北区役所跡地におきまして、自立分散型エネルギーを活用したスマートコミュニティモデルの構築や、新たにスマートシティ推進協議会に設置した水素活用研究会において、市内外の事業者とも連携し水素社会実現に向け研究も始まります。 コロナ禍の取組については、昨年来設置している発熱等受診相談センターが引き続きコロナに係る電話相談・受診調整業務及び患者・濃厚接触者へのフォローアップ業務を実施し、その一部を委託することになりましたが、このことは保健所職員の負担軽減を図るとともに、保健所職員が専門性の高い業務に専念できるなど、大変有効な事業であると考えます。 ワクチン接種については実施体制に予断なく取り組んでいただきたいし、医療調整本部による医療機関の入・転院調整やクラスター発生施設への専門家派遣の支援、さらに本市の感染症対策を強化し、専門的な見識の下、迅速かつ的確な対策を進めるため、新たに感染症対策調整監を設置することも評価をしております。 我が会派は、地域における支え合いの仕組みづくりが最重要の一つと捉えておりますが、障害のある方への支援としては、医療的ケア児等への支援示充実のため、医療的ケア児等コーディネーターを配置するとともに、障害のある方の地域生活への移行の促進に向け、独り暮らしの体験の機会・場の提供が始まります。 人生100年時代を見据えた健康寿命の延伸についても、予防・健幸都市の実現に向け、浜松ウエルネスプロジェクトとして、市民の疾病・介護予防や健康づくりに寄与する社会実証事業や、新たに創設するウエルネス認証事業を通じた官民及び企業間連携事業などに取り組むとともに、ヘルステックと言われるデジタル技術を活用した新たなヘルスケアサービスの創出が推進されます。 また、中山間地域におけるオンライン診療等の推進について、春野地域を対象に、オンライン診療に係る調査等を実施されることは、今後の人口減少時代・超高齢社会の医療体制の先駆的な取組として、その定着に期待をいたします。 創造都市の推進については、会場とデジタル技術を活用したオンライン配信のデュアルモードへ的確に対応した第11回浜松国際ピアノコンクールや、サウンドデザインフェスティバルin浜松2021の開催により、音楽の都・浜松を国内外に広く発信するとのことでありますが、今後においてコロナ禍が収束に向かうことが必要でありますが、観光部門とコラボし、世界3大フェスと言われるトゥモローランドやウルトラミュージックフェスティバルのような世界の若者が熱狂する音のイベント誘致を検討していただきたいこともお願いしておきます。 スポーツ振興では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるブラジル選手団の受入れ態勢の構築はもとより、聖火リレーの実施やライブサイトの設置などによる大会の機運醸成をお願いいたします。 また、ビーチスポーツ施設がいよいよ本格的に整備されますが、ビーチ・マリンスポーツの聖地という独自のブランド価値の創出に向け、世界のプレーヤーが参加したくなる大会の誘致や、浜松発の大会の創設も進めるなど、座して待つのではなく、スポーツコミッション担当課長が配置されている本市であります。積極的な誘致活動等をお願いしておきます。 また、遠州灘海浜公園篠原地区に県が計画する野球場の建設についても、政令指定都市にふさわしいスタジアムとなるよう、引き続き調整をお願いいたします。 広大な市域を有する本市であるがゆえに、中山間地域の振興も重要であります。新年度も、民間専門人材を活用し、中山間地域の資源を用いた新たな仕事づくりに向けて引き続き取組が進められ、交流ツアーや体験型ワークショップの開催など、都市部と中山間地域の住民の交流が促進されます。また、山里いきいき応援隊マネージャーの設置により、各地域の隊員活動が充実し、地域を横断した事業展開が期待されます。 コロナ禍により、都心から地方への関心が高くなっている中、移住促進についても重要な取組であります。 新たにハマライフ住宅取得費等助成事業として、市外からの移住者に対し、住宅取得や引越移転等に係る経費を助成する制度が創設されます。また、オンライン移住相談会を実施するほか、PR動画を作成し、移住希望者や本市に興味・関心がある方へ効果的に発信する事業も展開されます。これらの事業が効果を上げ、移住者が住みよい浜松となることに期待をいたします。 デジタル・スマートシティの推進では、浜松版MaaS構想に基づき、モビリティーとサービスの連携や、中山間地域において自家用車を活用した新たな共助型地域交通を推進するモデル事業には期待を寄せておりますが、これら事業が中山間地域のみならず、交通空白地が広がりを見せる本市全域に展開されるべきであり、高齢者の交通手段の確保には重要な事業となっていくことと思っております。 以上で、第27号議案令和3年度浜松市一般会計当初予算についての賛成討論を終わります。 議員各位には、何とぞ御賛同いただきたくお願い申し上げまして、討論を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(鈴木育男) 以上で討論を終わります。 次に、議題の39件を順次採決いたします。 まず、第27号議案令和3年度浜松市一般会計予算を採決いたします。 本件は、各委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第27号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第28号議案令和3年度浜松市国民健康保険事業特別会計予算を採決いたします。 本件は、厚生保健委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第28号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第29号議案を採決いたします。 本件は、厚生保健委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、第29号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第30号議案令和3年度浜松市介護保険事業特別会計予算を採決いたします。 本件は、厚生保健委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第30号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第31号議案令和3年度浜松市後期高齢者医療事業特別会計予算を採決いたします。 本件は、厚生保健委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第31号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第32号議案から第37号議案までの6件を一括して採決いたします。 議案6件は、各委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、第32号議案から第37号議案までの6件は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、第38号議案令和3年度浜松市小型自動車競走事業特別会計予算を採決いたします。 本件は、環境経済委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第38号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第39号議案及び第40号議案を採決いたします。 議案2件は、総務委員長及び建設消防委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、第39号議案及び第40号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、第41号議案令和3年度浜松市病院事業会計予算を採決いたします。 本件は、厚生保健委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第41号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第42号議案を採決いたします。 本件は、建設消防委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、第42号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第43号議案令和3年度浜松市下水道事業会計予算を採決いたします。 本件は、建設消防委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第43号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第44号議案を採決いたします。 本件は、総務委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、第44号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第45号議案浜松職員定数条例の一部改正についてを採決いたします。 本件は、総務委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第45号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第47号議案を採決いたします。 本件は、厚生保健委員長及び建設消防委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、第47号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第48号議案浜松介護保険条例の一部改正についてを採決いたします。 本件は、厚生保健委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第48号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第49号議案を採決いたします。 本件は、厚生保健委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、第49号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第50号議案浜松市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本件は、厚生保健委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第50号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第51号議案から第56号議案までの6件を一括して採決いたします。 議案6件は、各委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、第51号議案から第56号議案までの6件は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、第57号議案浜松市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本件は、建設消防委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第57号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第58号議案を採決いたします。 本件は、建設消防委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、第58号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第59号議案浜松市立小学校、中学校及び高等学校の教育職員の給与等に関する特別措置条例の一部改正についてを採決いたします。 本件は、市民文教委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第59号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第60号議案浜松新川モール条例の制定についてを採決いたします。 本件は、環境経済委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、第60号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第61号議案及び第62号議案並びに第64号議案から第67号議案までの6件を一括して採決いたします。 議案6件は、各委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、第61号議案及び第62号議案並びに第64号議案から第67号議案までの6件は、いずれも原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) それでは、次に、日程第41選第1号浜松市副市長選任についてを議題といたします。 議題に対する市長の説明を求めます。 ◎市長(鈴木康友) ただいま御上程をいただきました選第1号浜松市副市長選任について御説明を申し上げます。 長田繁喜副市長につきまして、引き続き選任してまいりたいと存じます。また、新たに本市政策補佐官の山名裕を選任してまいりたいと存じます。経歴等につきましては、配付いたしました資料のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(鈴木育男) 以上で市長の説明は終わりました。 ただいまから、質疑を許します。 質疑はありませんか。--発言がないようですので、質疑を打ち切ります。 ただいまから、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 2番鈴木恵議員。 ◆2番(鈴木恵) 選第1号浜松市副市長選任についての反対討論をいたします。 理由は2点からです。 1点目は、2人から3人体制にすることは、これまで浜松市が進めてきた行財政改革に反するからです。また、今後、コロナ禍で財政が厳しいことが予想される中で、新たに1人副市長ポストを追加することには、納得できません。 令和3年度予算では、市税収入が前年度より1割減収が見込まれています。貯金である財政調整基金を取り崩し、臨時財政対策債を大幅に増やすことなどで、何とか歳入を確保しました。平成29年に152億円あった財政調整基金の残高は41億円と減り、一般会計の市債総額は年々減ってはいるものの、半分が臨時財政対策債となってしまいました。新型コロナウイルス感染状況が長引けば、リーマンショック以上に厳しい財政状況になるのではないでしょうか。 また、今議論がされている区の再編では、区長などのポストを減らし、人件費を減らすことで、再編の効果として7億円が生まれると言われてきました。今回の区再編のために副市長1名ポストを追加し、特別職の報酬2年間分が増えることと矛盾しています。 2点目は、多様性に配慮していない人事になっていることです。 1年前の2月議会で、市長は「人口減少や少子高齢化に伴う労働力人口の減少、都市のスポンジ化など、変化し続ける多様な課題に対し、住民に最も身近な基礎自治体は、迅速かつ的確、総合的に対応し、住民の暮らしを持続可能な形で支えていかなければなりません」と令和2年度の施政方針で述べ、「多様性とイノベーションで理想の未来を創造」を重点化テーマに掲げました。 しかし、今回の3人体制は、全員60歳以上の男性、そして全員市職員のOBです。技術職もいません。同質性が高く、とても多様性に配慮した体制だとは言えません。市職員OB以外や、女性の登用を考えなかったのでしょうか。 長年、市役所の中で行政経験を積んできて、ずっと同じ市役所という環境の中で、あうんの呼吸ですぐに互いを理解することができ、決断できるのは確かに楽でしょうし、居心地がいいでしょう。そうした同質性の高く、結びつきの強い組織が、経済成長の時代には成功を導いてきたと言われています。 しかし、そうした組織が、今の多様な課題、多様な市民に対応することができるでしょうか。多様性のあるダイバーシティな組織の企業の業績が伸びたという実証データはたくさんあります。現状の組織文化を変えたくない、頑固に守りたいからなのでしょうか、イノベーションとは相反するものです。 これからは、物事をどう見るか、どのような分析・評価をするか、視点のダイバーシティを取り入れながら市政を運営していくことが必要です。 誰もが生きやすい浜松市のためには、東京2020オリンピック・パラリンピックが掲げている「多様性と調和」を目指し、まずは多様性のある組織体制からと指摘して、私の反対討論といたします。 ○議長(鈴木育男) 以上で討論を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております選第1号は、会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、そのように決定いたします。 ただいまから、選第1号を採決いたします。 本件は、長田繁喜さん、山名裕さんに同意することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、選第1号は原案同意に決定いたしました。 ただいま同意されました副市長について、市長から紹介があります。     〔長田繁喜さん、山名 裕さん入場、演壇の前に出る〕 ◎市長(鈴木康友) それでは、御紹介させていただきます。長田繁喜さんと山名裕さんでございます。 ◎※(長田繁喜) ただいまは、副市長選任の議案に御同意を賜りまして、誠にありがとうございました。 今後も鈴木康友市長の下、浜松市のため、浜松市民の皆様のために、全力を傾注してまいる所存でございます。 皆様方におかれましては、引き続きの御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ◎※(山名裕) 御紹介いただきました山名裕でございます。 ただいまは、副市長選任に御同意をいただきまして、誠にありがとうございます。身に余る光栄でございますとともに、改めて身の引き締まる思いでございます。もとより微力ではございますが、鈴木康友市長の下、その補佐役として市民のため誠心誠意尽くしてまいりたいと考えております。 議員の皆様におかれましては、これまでにも増して御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)     〔長田繁喜さん、山名 裕さん退場〕----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、日程第42選第2号浜松市教育委員会委員選任についてを議題といたします。 議題に対する市長の説明を求めます。 ◎市長(鈴木康友) ただいま御上程をいただきました選第2号浜松市教育委員会委員選任について御説明を申し上げます。 本市教育委員会委員のうち、新たに、鈴木重治さんを選任してまいりたいと存じます。経歴等につきましては、配付いたしました資料のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(鈴木育男) 以上で市長の説明は終わりました。 ただいまから、質疑を許します。 質疑はありませんか。--それでは、発言がないようですので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております選第2号は、会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、そのように決定いたします。 ただいまから、選第2号を採決いたします。 本件は、鈴木重治さんに同意することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、選第2号は原案同意に決定いたしました。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、日程第43選第3号浜松市監査委員選任についてを議題といたします。 議題に対する市長の説明を求めます。 ◎市長(鈴木康友) ただいま御上程をいただきました選第3号浜松市監査委員選任について御説明を申し上げます。 本市監査委員のうち、新たに浜松熱供給株式会社常勤監査役の川嶋朗夫さんを選任してまいりたいと存じます。経歴等につきましては、配付いたしました資料のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(鈴木育男) 市長の説明は終わりました。 ただいまから、質疑を許します。 質疑はありませんか。--発言がないようですので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております選第3号は、会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、そのように決定いたします。 ただいまから、選第3号を採決いたします。 本件は、川嶋朗夫さんに同意することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、選第3号は原案同意に決定いたしました。 ただいま同意されました監査委員について、市長から紹介があります。     〔川嶋朗夫さん入場、演壇の前に出る〕 ◎市長(鈴木康友) それでは、御紹介させていただきます。川嶋朗夫さんでございます。 ◎※(川嶋朗夫) ただいま紹介をいただきました川嶋でございます。 このたびは、監査委員に御同意いただきまして、誠にありがとうございます。これから監査委員として浜松市の健全な発展のために全力で取り組んでまいります。 市議会の皆様の御指導と御支援をよろしくお願いいたします。よろしくお願いします。(拍手)     〔川嶋朗夫さん退場〕----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、日程第44選第4号浜松市固定資産評価審査委員会委員選任についてを議題といたします。 議題に対する市長の説明を求めます。 ◎市長(鈴木康友) ただいま御上程をいただきました選第4号浜松市固定資産評価審査委員会委員選任について御説明を申し上げます。 本市固定資産評価審査委員会委員のうち、鹿島孝幸委員、水田昌孝委員、中里功委員の3人につきましては、引き続き選任してまいりたいと存じます。また、新たに、高林あつ子さんを選任してまいりたいと存じます。経歴等につきましては、配付いたしました資料のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(鈴木育男) 市長の説明は終わりました。 ただいまから、質疑を許します。 質疑はありませんか。--発言がないようですので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております選第4号は、会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、そのように決定いたします。 ただいまから、選第4号を採決いたします。 本件は、鹿島孝幸さん、水田昌孝さん、中里功さん、高林あつ子さんに同意することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、選第4号は原案同意に決定いたしました。 ただいま同意されました浜松市固定資産評価審査委員会委員のうち新任の委員について、市長から紹介があります。     〔高林あつ子さん入場、演壇の前に出る〕 ◎市長(鈴木康友) それでは、御紹介させていただきます。高林あつ子さんでございます。 ◎※(高林あつ子) ただいま御紹介をいただきました高林あつ子でございます。 委員として誠心誠意努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)     〔高林あつ子さん退場〕----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、日程第45諮第1号人権擁護委員候補者推薦についてを議題といたします。 議題に対する市長の説明を求めます。 ◎市長(鈴木康友) ただいま御上程をいただきました諮第1号人権擁護委員候補者推薦について御説明を申し上げます。 本市人権擁護委員のうち、大塚幸子委員、福山寛道委員、川合喜實子委員、河合道夫委員、原拓也委員、大杉惠子委員の6人につきまして、引き続き推薦をしてまいりたいと存じます。また、新たに松井裕司さん、大石明美さん、平賀むつみさんを推薦してまいりたいと存じます。経歴等につきましては、配付いたしました資料のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(鈴木育男) 市長の説明は終わりました。 ただいまから、質疑を許します。 質疑はありませんか。--発言がないようですので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮第1号は、会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、そのように決定いたします。 ただいまから、諮第1号を採決いたします。 本件は、大塚幸子さん、福山寛道さん、川合喜實子さん、河合道夫さん、原拓也さん、大杉惠子さん、松井裕司さん、大石明美さん、平賀むつみさんに同意することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、諮第1号は原案同意に決定いたしました。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、日程第46発議案第1号浜松市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議案第1号は、議事手続を省略して直ちに採決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、そのように決定いたします。 ただいまから、発議案第1号を採決いたします。 本件は、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、発議案第1号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、日程第47発議案第2号持続的な汚水処理システム構築における国の支援を求める意見書についてから日程第51発議案第6号地方自治体のデジタル化の着実な推進を求める意見書についてまでの5件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております5件は、議事手続を省略して直ちに採決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、そのように決定いたします。 それでは、議題の5件を順次採決いたします。 まず、発議案第2号及び発議案第3号並びに発議案第4号を一括して採決いたします。 議案3件は、原案を可決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、発議案第2号及び発議案第3号並びに発議案第4号は、原案のとおり可決されました。 次に、発議案第5号デジタル手続法に基づくマイナンバーカード普及に向けた基盤整備等を求める意見書についてを採決いたします。 本件は、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、発議案第5号は原案のとおり可決されました。 次に、発議案第6号地方自治体のデジタル化の着実な推進を求める意見書についてを採決いたします。 本件は、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木育男) 起立多数と認め、発議案第6号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 以上で本日の日程は終了いたしました。 この際、鈴木市長から特に発言を求められておりますので、これを許します。 ◎市長(鈴木康友) それでは、貴重なお時間を頂きまして、一言お礼を申し上げます。 去る2月19日から本日までの34日間にわたりまして、令和2年度の補正予算案、令和3年度の当初予算案並びに条例案など、多くの重要な案件につきまして慎重な御審議をいただき、厚く御礼申し上げます。 迎えます令和3年度は、戦略計画2021の重点化テーマ「デュアルモード社会の構築で未来を“かたち”に」に基づき、3つのまちに掲げた諸施策に積極的に取り組み、安全モードと経済モードを巧みに切り替えるデュアルモード社会の構築を進めるとともに、新型コロナウイルス感染症を克服することを目指して、衛生対策や経済対策に尽力してまいります。 中でも、デジタル化とスタートアップ支援は、革新的なイノベーションや地域の課題解決に寄与し、本市の持続的な発展に大きく貢献するものであり、取組をさらに加速してまいります。 また、行政区再編につきましては、区設置等の条例の議決時期が決定したところですが、区の数や市民サービスを低下させない組織の在り方など、引き続き協議してまいりたいと考えておりますので、御協力をお願い申し上げます。 結びに、議員の皆様方のこれまでの御尽力に対しまして感謝申し上げるとともに、これからも変わらぬ御支援をお願い申し上げまして、お礼の言葉といたします。 誠にありがとうございました。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) それでは、これをもちまして、去る2月19日に招集されました令和3年第1回浜松市議会定例会を閉会といたします。     午後3時2分閉会-----------------------------------       会議録署名議員        浜松市議会議長        浜松市議会議員        同        同-----------------------------------...