これは、現状の認識でございますけれども、現在の本市が抱える課題の1つといたしまして掲げられるのが
人口減少問題でございます。
左側の
グラフ、こちらは
国立社会保障・
人口問題研究所、いわゆる社人研が示した
推計値でございます。青い破線が2013年時点の
推計値、赤い実線が2018年時点のものになっておりますが、いずれにいたしましても、2015年の約70万人の人口が2040年には、55万人から60万人との推計が示されておりまして、全国的な
人口減少傾向に必ず本市もという大変深刻な状況となっております。
次に右側の
グラフを御覧ください。
こちらは実績値になりますけれども、平成5年を100%とした場合の平成30年までの人口の実績でございます。ほぼ横ばいの赤い線、これは静岡市全体であります。一方で、軒並み平成30年、60%前後まで落ち込んでいるところがございますが、こちらは範例にもありますとおり、旧安倍6村と清水区両河内のそれぞれの
グラフでございます。
こうしたデータが示しますとおり、とりわけ中
山間地におきましては、
人口減少は、より顕著な傾向がございまして、こういったことは、中
山間地の
持続可能性の面においても非常に深刻かつ重要な問題というふうに捉えております。
おめくりいただきまして、4
ページをお願いいたします。
先ほど3次総の5大構想につきまして御紹介したところでございますが、こちらについては、引き続き推し進めていくと申し上げたところでございますが、策定から約8年も経過しておりまして、当然その間、様々な取り巻く環境が大きく変化しているというふうになっております。こうした新しい時代の潮流ですとか、趨勢に併せまして、さらにこれらを成熟、進化させていかなければならないと考えているところでございます。
具体的には、左側、緑の囲みでございますけれども、
先ほど申し上げました急激な人口の減少ですとか、中
山間地域の産業の維持・継承、あるいは
SDGsの根幹にも関わります
自然環境の保全ですとか、経済の両立といったような課題がございます。また、本日の
テーマとはちょっとずれますけれども、右側のオレンジの囲みにありますとおり、
新型コロナウイルスなど
感染症の対応ですとか、さらにますます
激甚化をしている
自然災害、こういったことなども、この8年間で変わってきた状況ということが言えまして、これらにもしっかりと対応していかなければならないと考えているところでございます。
こうした現在の時代の潮流、未来へ向かっての趨勢から、今後より一層力を入れていくものといたしまして、今回導き出したものが、そのうちの1つが左側にございます持続可能な中
山間地域の形成、
森林文化の
地域づくりということでございます。
その下の
ページ、5
ページを御覧ください。
こうした4
ページに御説明いたしましたような
考え方から、4次総では既存の5大構想に加えまして、右上にありますとおり、仮称としておりますけれども、
森林文化を新たに加えて、より強力に推し進めていこうという、こうした案を固めたところでございます。
おめくりいただきまして、6
ページをお開きください。
こちらは、4次総の体系図を全体としてまとめたものでございます。
中段より少し下、10の
基本分野と書いてございますが、こちら行政の全ての分野を網羅的に押さえておりまして、これらは、引き続きしっかりと計画的に推進を図っていくと。
一方で、その上にあります7つの柱、こちらにつきましては、その10の
基本分野、これらを横断的に捉えまして、より重点的・効果的に推し進めていこうとするものでございます。そして、その中の1つとして、中
山間地森林文化を位置づけたものということでございます。
下の
ページ、7
ページをお願いいたします。
スケジュールでございます。
全体といたしましては、
先ほど申し上げましたとおり、令和3年度、4年度にかけて策定していくということになってまいりますけども、その間、下段のほうにございますとおり、様々な
市民参画の機会ですとか、有識者からの
意見聴取などを通じまして、いろいろな
考え方を取り入れてまいりたいと考えております。
7つの柱の1つに位置づけました中
山間地域につきましても、今まさに関係課の職員がそれぞれ集まって意見を出し合いまして、中
山間地森林文化としての将来の目指す姿、あるいはそれを実現するためにどんな政策がいいんだろうかといった、そんなことで
目下協議を始めたところでございます。まさに今ようやく緒に就いたところでありますが、これから少しずつ全体像を見せていきたいと考えております。
まとめに、今回中
山間地、こちらを柱の1つに据えるということでございますけれども、本市にとりましては、新しい試みとなってまいります。ベースには、もちろん、この後御説明にあります
オクシズ地域おこし計画もベースになってまいりますけども、いずれにいたしましても、持続可能な中
山間地のために
実効性の高いものとしてまいりたいと考えております。
今回この
特別委員会からも御提言いただけるかと思いますので、ぜひ4次総の策定に向けて、それらも大きな助けとなろうかと思いますので、御理解と御協力をお願いしたいと思います。
4
◯桐野中山間地振興課長 ただいまちょっと資料の
差し替えがございました。私どものところで、A4横の
オクシズ地域おこし計画についてという
ホチキス止めのものと、
差し替えさせていただいております。こちらと、A3の横書きになっております静岡市
オクシズ地域おこし計画の全体図、こちらの資料に基づきまして説明させていただきたいと思います。
それでは、
オクシズ地域おこし計画についてというA4横版の資料を1枚めくっていただいて、2
ページをお願いいたします。
中
山間地域の区域ということで、地図を掲載させていただいておりますけれども、本市の中
山間地域は、御覧のとおり、旧安倍6か村や清水の両
河内地区をはじめといたしましたおおむね
新東名以北の地域でございます。色で塗ってあるところが中
山間地域、我々は
オクシズという愛称で、
市内外に向けて
プロモーション活動も行っているところでございます。非常に面積広大でございまして、市域の81.4%が
オクシズ地域、中
山間地域になるということでございます。
1枚めくっていただきまして、資料の3
ページでございます。
中
山間地域の
人口動態等ということでございます。
先ほど企画課からも説明ございましたけれども、人口の関係について、ちょっと掘り下げて説明させていただきます。
上段につきましては、本市の人口と中
山間地域の人口の推移を掲載させていただいております。人口につきましては、中
山間地域、
オクシズ地域につきましては、令和2年9月、昨年9月の時点で2万6,228人、本市においては69万5,195人ということでございまして、本市の人口に占める中
山間地域の割合は3.8%と非常に面積は大きいわけですけれども、人口の占める割合は、非常に小さいというふうな状況になっております。
人口の
減少率でございます。平成5年と比較しますと、平成5年は3万7,706人の中
山間地域の人口でありましたけれども、令和2年は2万6,228人になったということで、人口の
減少率が30.4%でございます。それに比べまして市域、静岡市全体といたしましては、平成5年は71万3,555人でございましたけれども、令和2年9月には69万5,195人とマイナス2.6%ということでございます。
オクシズ地域が非常に厳しい
人口減少率ということでございます。
中段には、その
オクシズの中でも、特に
人口減少の厳しい旧安倍6か村と清水の両
河内区域の
人口動態を掲載させていただいております。ちょっと合計が書いてございませんけれども、平成5年のこの7地区の合計が1万2,638人でございました。令和2年9月においては6,866人ということでございまして、こちらだけを見ますと、人口の
減少率が45.7%でございます。
オクシズの中でも特にこの地域が、人口の
減少率が非常に厳しい状況にあるということでございます。
次に、下段の高い
高齢化率ということでございますけれども、静岡市の人口に占める
高齢者の割合、65歳以上の方の割合が30.3%でございますけれども、
オクシズ地域については43.1%、それから、右のほうには、7地区の
高齢化率がございます。それもちょっと合計ございませんけれども、
高齢者数が3,376人で
高齢化率は49.2%ということで、大変非常に厳しい状況にあるということが御理解いただけるかなと思います。
次に、
先ほど差し替えをさせていただきました資料、A3の資料ですね。
オクシズ地域おこし計画の全体図を御覧いただければと思います。
この
オクシズ地域おこし計画でございますけれども、
先ほど来御説明いたしておりますとおり、
人口減少や
高齢化が非常に著しい、進行していると。このような中、
後継者や地域の
担い手不足から、
地域社会の存続が危ぶまれております。これらの課題を
オクシズ地域の住民だけではなく市民全体が認識して、
オクシズの持つ
農林水産物の生産、それから国土の保全、
環境保全、
水源涵養などの多面的な公益的な機能のほか、温泉などの癒しの場、それから地域のお祭り、
伝統工芸、
在来作物などの多様な
地域資源を次の世代に継承するとともに、
オクシズを振興することを目的とした
オクシズ地域おこし条例というのが、平成27年4月に施行されております。当計画は、この条例に基づきまして計画を策定したものでございます。
この
オクシズ地域おこし計画でございますけれども、
総合計画と併せまして4年間を
計画期間としているものでございます。平成27年4月に策定しておりますので、平成31年4月には、第1回目の
見直しをさせていただいております。
次期計画につきましても、4次総の策定と併せて令和5年度から新計画が開始されるということになっておりますので、こちらにつきましても、今年度と来年度にかけまして、
見直し作業を今実施しているところでございます。
この計画でございますけれども、表の左側のほうに、
オクシズ地域おこし条例の5つの
基本理念というものがございます。この
基本理念に基づきまして、
オクシズ地域の振興を総合的に推進するための
方向性を示すものとして策定したものでございます。これら5つの
基本理念を踏まえまして、一番左に目指す将来像がございます。山村と都市が共生・共育する
まち静岡といたしまして、
重点目標を集落の
活性化、生涯
元気集落の構築、地域を支える
後継者の確保と
お宝継承、これの3つの
重点目標を掲げておりまして、さらには、定住・移住・
活性化・交流、こちらを
サブテーマにしまして5つの大施策を実施しているところでございます。大施策は中ほどにございます。5つの大施策もございます。
この5つの大施策のうち、1つ目、
地域資源を活かした交流の推進では、
温泉施設、それから
観光トイレなどといった施設の整備や、
オクシズの魅力を
市内外に伝えるための
プロモーション。それから、2つ目の
地域資源を活かした新しい産業の創出といたしましては、
オクシズの資源を生かした新
商品開発を行う団体への
専門家派遣や事業の
立ち上げへの支援。それから、3つ目でございますが、安心・安全な
地域環境の整備といたしまして、
給水区域外における飲料水の
供給施設の
整備費の助成であったり、診療所の運営費の助成、それからデイサービスなどといった医療や介護の
体制整備等を行っています。4つ目の
オクシズの
公益的機能と維持・保全といたしましては、健全な
森づくりのための
林業用機械であったり、
作業道開設への助成、それから
治山事業など、農林業の
活性化事業。最後、5つ目の地域の
担い手確保と
お宝継承といたしましては、
地域おこし協力隊や
集落支援員を活用した移住、それから
伝統文化の保全など様々な事業、合計で約130の事業を実施しているところでございます。
さらに、各施策にまたがるものといたしまして、右側の先導・
横断的プロジェクト、こちらを設定し、特に
オクシズ振興に資する
プロジェクトといたしまして7つの事業を実施しているところでございます。
この先導・
横断的プロジェクトにつきましては、A4の資料の4
ページ、5
ページに
進捗状況等について掲載させていただいております。
4
ページの左側でございますが、
オクシズ「おもてなし」の推進といたしまして、
観光トイレの整備であったり、
温泉施設等の
サービス向上により、
観光交流人口の増加を目指すものでございます。右側の
野生鳥獣被害対策事業につきましては、防護柵、
緩衝地帯整備、捕獲、これら3つによる総合的な
農林産物の
被害防止対策を実施しているところでございます。
1枚めくっていただきまして、5
ページでございます。
左側の市産材の
利用促進でございますが、柱土台100本
プレゼント事業や
ぬくもり空間推進事業などを実施しております。右側の
地域主体の
移住促進といたしましては、
空き家情報バンクの運営であったり、
移住用住宅の
改修支援といった事業を実施しているところでございます。
再び、すみません、A3の資料、
地域おこし計画の全体図の説明になります。
先ほど御説明しましたとおり、この
オクシズ地域おこし計画につきましては、
オクシズ地域おこし条例に基づくものでございます。それとともに、この5大施策を含めた
方向性は、いずれも
オクシズ振興にとって非常に重要なものであると考えております。また、今後も継続していく必要があるものと認識しているところでございます。このため、この計画の
方向性につきましては、大きな変更をせず、
登載事業や計画の
進行状況、それから時代の変化に合わせた修正を行っていきたいと考えています。
現在策定中の4次総におきましては、
先ほど説明がございましたけれども、持続可能な中
山間地域の形成、それから
森林文化の
地域づくり、こういったことについて検討されているところでございますけれども、この計画につきましても、4次総と歩調を合わせながら、整合を図りながら
見直しを図っていきたいと考えています。
それから、4次総で特記されます柱の部分につきましては、市の目指す姿である世界に輝く静岡の実現のために、特に推進していく部分となると聞いています。
ということで、
オクシズ地域おこし計画に、これらを反映させる場合は、主には先導・
横断的プロジェクトなどの
重点事業に落とし込んでいくことになると考えています。4次総における柱の検討であったり、この
特別委員会の御意見、それから当計画につきましての
進行管理や
見直しに係る意見を伺うための組織といたしまして、
オクシズ地域おこし計画推進協議会というものを設置しています。そちらの
協議会の御意見であったり、
地域住民の御
意見等をいただきながら、内容について詰めていきたいと考えております。
それから、
スケジュールでございますけれども、4次総の
検討状況を見ながらになりますけれども、今年度は骨子の検討について行いまして、来年度詳細について詰めていきたいと考えております。
それから、最後になりますが、
見直しのポイントでございますけれども、
人口減少、それから
高齢化が進みましても、暮らし続けていけるように、生活に必要な医療、福祉、雇用、買物、金融、教育、子育て、こういった機能を引き続き維持していくこと。それから、令和元年度から
森林環境譲与税が始まっておりますけれども、これを生かしまして、市域の76%を占めます森林の保全、それから
有効活用、
事業継続や
担い手確保を進めていくこと。それから、ウィズコロナ・アフターコロナの時代を見据えました自然を楽しむ場所として、
交流人口や移住・
定住人口を確保していくこと。それから、現在整備中で、来年度から供用の開始を予定されておりますけれども、光回線、それからインターネットを活用した
生活機能の維持だとか向上、それから
テレワーク、
在宅勤務の可能な場所としての移住の促進を図ること。それから、
中部横断自動車道などの開通をはじめとした
交通アクセスの向上を観光や産業などに生かしていくこと、こういったことを想定しております。それから、
人口減少、非常に厳しいわけでございますけれども、
人口減少対策を進めながらも、同時に人口が減少しても利便性が失われることのないような施策の両面で実施していく必要があると考えております。
いずれにいたしましても、時代の変化や、それから地域の実情などを踏まえまして、
オクシズ地域、
オクシズ振興に必要な事業・施策を総合的かつ計画的に実施するために、より
実効性の高いものにしたいと考えておりますので、ぜひ御協力、御理解を得たいと思っております。
5
◯石井委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。
当局の説明に対して、質疑等のある方はお願いいたします。
6
◯平井委員 自民党の平井です。よろしくお願いします。
先ほど企画課さんから御説明がありました第4次
総合計画の
策定状況について、5
ページの新たに4次総の
方向性、7つの柱の目指す姿ということで、その中に
森林文化が新しく加わりまして、第1回目の
委員会でも触れられまして、
先ほども課長から力強く進めていくという御説明がありましたけども、今回、中
山間地域を特出しして入れていく中で、中
山間地域の解決すべき課題が多くある中で、もう一度、具体的に本市としてどのように捉えているか、その辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
7
◯鈴木企画課長 中
山間地域の抱える課題でございますけれども、
先ほどの資料の4
ページの左側、人口ですとか、担い手、それから自然の保全、
保全一辺倒ではなくて、当然、保全しながらも、経済もきちんと回していかなければいけない。これをしっかりと両立させていかなければいけないというのは、
先ほど御説明の中で申し上げたところでございます。それが特に象徴的な中
山間地域の課題になってくるのかなと思っております。それ以外にも、やはり3次総を策定した当時、5大構想を策定した当時と今とで何が違うかというと、1つには、
SDGsというものが新たに出てきたということがございます。誰ひとり取り残さない持続可能がそのキーワードになってくるわけでございますけれども、とりわけ誰ひとり取り残さないというのは、まさに中
山間地域の
人口減少が著しい地域において、その消滅をいかに防いでいくかということになりますので、そういったところは、
SDGsのゴールなどがありますけれども、そこをきちっと意識しながら取り組んでいかなければいけないのかなと思っております。あるいは
自然災害につきましても、これは、ここ最近に限ったことではなく、以前から言われていることではありますが、特にここ何年か
激甚化が非常に増しているという状況でございます。土砂崩れですとか、そういったところもありますので、そこら辺は、きちっと対応していかなければいけない。
生活基盤といったところがやっぱり課題になっているのかなと考えているところでございます。
8
◯鈴木委員 自民党の
鈴木直人です。よろしくお願いいたします。
冒頭、課長からもお話がありましたけれども、今年度中に光ファイバーの
整備計画が終了するということですけれども、それがこれからの新しい土地の
地域おこしにどのように盛り込まれているのか。またそれについて、チャートにあります
サブテーマの4つの項目にあります移住・定住と、それぞれどのような項目の中でやっていくのか、ちょっと説明していただければと思っております。中
山間地振興課で答弁お願いします。
9
◯桐野中山間地振興課長 光回線の整備の活用についての御質問だと思います。まず、移住・定住の観点からでございますけれども、今まで移住事業について進めていたところなんですけれども、インターネットの環境がないということで、実現しなかった移住が、これまでも何件かございました。そういったところをこの光回線の整備によりまして、どういったニーズを取り込むことができるようになるんだろうということで、例えば
在宅勤務が可能になるような施設の改修、自宅の改修ですとか、移住の住宅の改修といったものを含めた支援についても、来年度予算に盛り込むべく今検討させていただいているところでございます。
それから、
活性化、にぎわいの創出という観点からは、例えば梅ケ島温泉などでバカンスを楽しみながらお仕事をするワーケーションなどが考えられますが、やはりWi-Fi環境がないと、そういったことも難しいのかなと思いますけれども、そういったところでの整備も可能になってくるんではないかと考えております。
あとは、シェアオフィスですね。これまで
オクシズではなかなかできなかったシェアオフィスなどのサービスの展開等も考えられますので、例えば我々としましては、
オクシズの資源を生かした事業者の方への支援を行っておりますけれども、そういった中で、デジタル化を見据えた専門家の派遣といったことも実施していきたいと考えております。
それから、今、玉川地区で交通の実証実験をやっておりますけれども、その交通の実証実験と絡めて、今週の水曜日にも、通信を利用いたしまして、玉川地区にいながら遠隔で買物をするというような交通と買物の実証実験をやっているところでございます。デジタル化という観点では、今まで市街地と比べ非常にハンデを背負っておりましたけれども、光回線の整備によって市街地と同じような環境が整ってくることで、それを利点に変えていけるような施策を次の計画の中でも盛り込んでいければと考えております。
10
◯鈴木委員 それともう1つ、ずっと気になって、
先ほどの説明でお聞きしたかったんですが、地方譲与税の中で、
先ほど言われました
森林環境譲与税が特に年々増えている。今年も、令和2年度でも2億円ぐらいあると思うんですけれども、前回の2年度の説明で一般財源になっているとお聞きしたんですね。例えば、これは、具体的に今後どのような項目でやられていくのか。特に中
山間地域で、例えば林道も含めて道路をまだまだ整備するときに、これが特定財源ではないとはいえ、やっぱりもう少し明確な説明をぜひともお願いしたいなと思っているんです。
ということで、今、どのような形で使われているのか、概要だけでも分かれば教えていただければ幸いです。よろしくお願いします。
11
◯桐野中山間地振興課長 森林環境譲与税につきましての御質問でございます。
今委員からお話ありましたとおり、現在は2億1,000万円ほどの
森林環境譲与税がございます。来年度は2億7,000万円ほどに増額されます。それから、最終的に令和6年度以降は3億数千万円にさらに増額され、それ以降は、その数字が継続されると聞いております。
活用につきましては、森林の保全・
有効活用に関するもの、例えば山から木を切り出すときの作業道であったり、林業の機械といったものが必要になってまいりますけれども、そういった補助事業であったり、あとは、林業に関しましては担い手、
後継者だったり、新しく参入される方の確保がなかなか難しい状況でございますので、
事業継続や担い手の確保といった事業の推進にも活用させていただいているところでございます。
12 ◯繁田委員 私からは、前回もこの
委員会でお尋ねしましたが、土地活用についてお伺いしたいと思います。
先ほど課長から、それぞれの計画にもあった、移住・定住のための住宅整備や、あるいは企業誘致、これによる産業振興、さらには、雇用創出を進めるためにまとまった土地が必要になると考えますけども、現状の規制の中でどの程度まとまった土地を生み出せると認識されているのか、まずお尋ねしたいと思います。
13 ◯杉本農地利用課長
山間地におけるまとまった土地ということですけれども、
山間地は、いわゆる農用地区域、青地が多くを占めており、その中で企業誘致であるとか、移住・定住の1つのエリアとして設けるというような計画があれば、青地や農用地区域の用途の変更も検討できると思いますが、今のところ、その区域にふさわしい用地がどのくらいあるかという観点での面積のお答えはちょっとできかねます。
14 ◯繁田委員 それでは、市全体の企画サイドにちょっとお尋ねしますけども、今の農地利用課長さんの答弁ですと、現状では、計画あるいは目的がしっかりと定まっていない場合には、なかなか答弁が難しいと、こういった話だったと思いますけれども、やはり実際に中
山間地域へ移住・定住、あるいは産業振興のための工場進出となると相当の土地が必要になると思うんですが、例えば兵庫県養父市というところがありますけれども、この養父市というのは国家戦略特区、さらには総合特区といった特区制度をふんだんに使って、新しい土地を生み出しているということだと思うんですけども、静岡市でこの特区の創出といったものがもし可能であれば、本市としてはどういうふうに考えるか。こういった総合特区、さらに国家戦略特区を取り入れようとする気持ちがあるのかどうか、その辺をお尋ねしたいと思います。
15
◯鈴木企画課長 今、副委員長からお話しがありました兵庫県養父市の特区の制度についてですが、まだ具体的にどのようなものなのか、どういった規制緩和の制度なのか、詳しく承知しておりません。したがいまして、改めて、そちらの内容を研究した上で、それが本市に生かせるものなのかどうかをまず確認しなければならないと考えておりますので、まずは状況、内容を確認してみたいと思います。
16 ◯大石委員 答えられる課のほうで答えていただければと思います。
先ほど鈴木委員からもお話がありましたが、まず、中
山間地域からなぜ人が流出するのか、もちろん皆さんもそうだし、私らもそうですが、研究というか思い当たる節となると、一言で言えば、不便だからだと思うんですよ。その不便さを解決しなければ、観光以外でしたら、人ってやっぱり寄ってこないのかなと思います、例えば不便の中でどういうものがあるかというと、通勤、通学、買物、一番は交通だと思います。交通で、例えば公共交通が使えないとか、ないとか、そういうところを解決というか、示してあげないと外から人は入ってこないと思うんですね。私は今度還暦になるんですが、私と同じ年ぐらいで中
山間地域に居住を移した方が何人かいるんです。まだ車を普通に乗っている、奥さんも乗っている。それから、子供たちもちょっと大きくなって、大学生になれば車は与えないにしても、例えば一家に車が3台あるという車社会の中で、そういう中
山間地域に住んでいる方は、まとめて食料品なんかも買物に行ったり、冷蔵庫なども2つあったり、ダブルワークで働いていらっしゃったり、子供さんも働いていてというような方々、高い生活水準で生活されている方というのは、夫婦もいらっしゃるんですが、数は本当に少ないと思います。
1つ、空き家の活用といっても、数を聞いたら、言っているほどじゃなくて、普通の特定空き家になってしまうようなものを市に相談を寄せられても、なかなか貸し出したり、売ったりするのも少ないのかなと思うんですが、いろんなお考えを今お聞きしましたけれど、そういう抜本的なところを見ないと、なかなか解決に至らないと思うんですが、どうでしょうか。
17
◯桐野中山間地振興課長 確かに
オクシズ地域は、いろいろ不便な点が多いのかなと思います。
足の確保ですね、交通の部分、通勤・通学だとか、あと買物の部分で、今週の水曜日に買物支援を実施しましたが、これは交通政策のほうでやっておりますMaaS、交通実証実験の中に絡めて、移動しなくてもその場で、家の近くで買物が可能になるといったことの支援でございます。
それから、空き家の利用ですが、
空き家情報バンク制度でいろんな空き家を地元に探していただいたり、我々も探しているんですけども、登録がなかなか思うように進まないという状況が確かにございます。実際に、ふだんは家を使っていなくても、年に1回は帰ってくるとか、あとは、家に仏壇があって、なかなかそれを動かせないという方も非常に多いと聞いております。我々だけではなかなか限界がございますので、不動産事業者と連携して空き家の発掘であったり、ニーズの調査であったり、そんなことも今ちょっと検討しているところでございます。住むところの確保であったり、交通の面であったり、買物であったり、そういったことにつきましては、光回線の整備も追い風として、徐々に解消に向けて進めていきたいと考えているところでございます。
18 ◯大石委員 すみません。分かればですが、過去5年間ぐらいの中
山間地域で、空き家を貸し出した、または販売した数を教えていただきたいと思います。
19
◯桐野中山間地振興課長 空き家情報バンクに登録してある数でよろしいですか。
住宅の登録数につきましては累計で124件でございます。ちなみに昨年度は17件の新規登録がございまして、今年度はこれまでに6件の登録がございます。
それから、移住世帯ですけれども、累計が75件、75世帯ですね。ちょっと人数については数字を持っていません。単身では75人になりますけれども、家族の方もいらっしゃいますので、世帯としては75世帯ということでございます。昨年度は10件の移住世帯がございました。今年度も、これまでに10件でございます。おおむね年間10件前後の世帯に新たに移住していただいているところでございます。
20 ◯大石委員 これは質問じゃないんですけれど、実は個人的にワーケーションを前からやって楽しんでいるんですが、楽しみ過ぎだよと同級生とか家族にも言われるくらいしているんです。日曜日の夕方19時以降にやっている番組で、1つはジャニーズのTOKIOがやっている「ザ!鉄腕!DASH!!」という幾つかの島、無人島とか、それから東北地方の福島のほうの古民家を改造して、その近くで畑をやったり、いろんな動物を飼ったりというのがすごく面白いなと思って、ぼっとしながら見ているんです。これが1時間番組ですね。それが終わると「ポツンと一軒家」、これも見ちゃうんですけれど、家にいないときで見られないときはビデオも撮るくらい好きで、ぼっと両方見れる番組だなと思っているんですが、実はなかなか奥がすごく深くて、「ポツンと一軒家」を見ていたら、浜松の天竜だと思いますが、竹細工、竹ひごですかね、ひごかどうかですが、竹を割いて高級な竹の鞄を作っていらっしゃる方が取り上げられました。ちょっと声が高い方だなとは思っていたんですが、スポーツ刈りで、そしたら、その方が2回取り上げられたんですね。それはそれで番組の中で見ていたんですが、それから3か月ぐらいたったら、その方は実は女性だったんですね。男性として生活されていらっしゃる方で、共感された女性の方と御結婚されたというので、テレビにも取り上げられたり、静岡新聞にも取り上げられたりしていたんですが、そういう方が中
山間地域のぽつんと一軒家、本当の一軒家に住んでいらっしゃると、そういう魅力があるところなら来られるということで、静岡ももっと発信力をつけていただきたいなと思いますので、要望しておきます。すみません、要望ということで。
21 ◯宮城島委員 志政会の宮城島です。よろしくお願いします。
中
山間地域のことは、逆に私は議員になる前も仕事柄、中
山間地域へ大分入っておりました。その中で、実は
オクシズという言葉は途中から聞き始めました。
オクシズ地域おこし計画についてという資料の1
ページ目「
オクシズって?(
オクシズの範囲・
オクシズの現状)」を見させていただきました。葵区に14地区、清水区に4地区ということでありますが、静岡市民の方にこの認識ってあまりないんじゃないかと思っております。実は最近知ったんですが、その
オクシズをさらに奥清水、奥大井、奥藁科、奥安倍の4つに分けているということなんですが、一般市民には非常に分かりにくいのではないかと思っております。今後、第4次
総合計画に
森林文化ということで入れるのであれば、
オクシズという言葉の定義をもう少ししっかり市民に知らせるべきということと、地元の人たちの声をちょっと聞いたんですが、実は地域間によって非常に差別感といいますか、力の入れ具合が違うとお聞きしています。
どうしても
オクシズというと、安倍奥のイメージが非常に強いというのがありまして、今後、第4次
総合計画に
森林文化ということを入れるのであれば、その辺の
考え方をお聞きしたいと思います。
22
◯鈴木企画課長 今御指摘いただきました
オクシズがあまり知られていないというか、安倍奥ですとか奥大井、奥藁科、奥清水といった分類もなかなか浸透していないという御指摘と、それから、どうしても
オクシズというと、まずは、一般的には、皆さん安倍奥を思い浮かべて、それ以外はちょっと、何と言いますか、あまり、差別感というわけじゃないんですけども、置いてけぼりになってしまっているんじゃないかと、そんな御指摘でしたけども、それは、改めてこちらでも真摯に受け止めまして、企画局としてもそうですし、中
山間地振興課としても、もちろん受け止めた上で、これから企画局といたしましては、7つの柱の1つとしてきちっと位置づけてまいります。経済局としても、
オクシズの地域の振興企画としてやってまいりますけれども、今いただいた御意見は非常に大事な視点だと思いますので、それは十分に意識しながら、それぞれ両局で、横で連携してつながりながら、その辺はきちっと
オクシズが全体として底上げされるような形で浸透していくように努めてまいりたいと思います。御意見として頂戴したいと思います。ありがとうございました。
23 ◯宮城島委員 本当にこれから
オクシズというのは、説明もありましたけれど、コロナ禍の中でこういう郊外に行ってワーケーションとか、そういうものをやるというのは、大石委員も言われていましたように、非常にこれからは企業の人たちも、そういう形を考えている方が多くなっていて、逆にチャンスだろうと思っています。その中で光回線を整備する、そういう情報の発信というのは、本当にどこよりも早くやるべきだろうと思いますので、ぜひ進めていただいて、もう今からでもそういう形で進めていただいて、中
山間地の魅力、81.4%ですか、本当にこれをそのままにしておくのは、宝がもったいないと思いますので、よろしくお願いします。
24
◯石井委員長 意見ということでよろしいですか。
25 ◯宮城島委員 意見です。
26
◯石井委員長 はい、分かりました。
そのほかに御質問、意見ありますか。
27 ◯市川委員 1つだけお聞きしたいと思います。
今のコロナ禍の中で、テレビ報道などで、一山丸ごと買ってキャンプしているという家族があったんですけれども、水質汚濁だとか、持ち込んだごみの処理だとか、そういったものについて、やっぱり心配になる部分があるんですけれども、
オクシズ地域でこうした事例は今あるんでしょうか。分かれば教えていただきたいなと思います。
28
◯桐野中山間地振興課長 キャンプ関係の御質問でございますけれども、
先ほどおっしゃられた一山丸ごと買ってというような話は、ちょっと把握してございません。
それから、我々のところで管理しているキャンプ場に井川のオートキャンプ場がございますけれども、きちんと排水の処理もされておりますので、そういった水質汚濁だとか、ごみの心配というのはないと考えております。それ以外に、河川敷でキャンプされる方だとか、あとは、我々の所管ではありませんがスポーツ振興課が管理しているキャンプ場などもございますけれども、そういったところの情報については、把握しておりませんが、当然、
オクシズの自然というのは、守るべき自然でございまして、市民の皆様の共通の財産でございますので、もし仮にそういった苦情等があれば、関係機関とも協力しながら、適切に対応していきたいと考えてございます。
29 ◯市川委員 私からは以上ですので、そういうところの整備も、これからきちっとしていっていただきたいということでお願いしておきます。
30 ◯安竹委員 安竹です。お願いします。
幾つかあるんですが、まず1つは、
山間地の人材不足、これは国に
地域おこし協力隊といった人材を派遣する制度があって、井川もそれでお世話になっている部分もあるんですが、これはすなわち人材不足を補うということなんですよね。私も田舎に住んで暮らしているわけですが、いろいろな公共施設、例えば井川に限定して言うならば、
先ほどのオートキャンプ場もそうだし、自然の家もそうだし、県民の森もありますね、これは県のほうですが。スキー場、温泉もあるんですが、僕も最初は、地元にその施設を預かるいわゆる協力会みたいなのをつくって地元でやる、そして地元で雇用を図る、地元のものをできるだけ使ってもらう。これはもうすごくありがたいと思って推進していたんですが、最近は、能力の限度というか勉強不足というか、そういったものがどうも目立って、いわゆる利用する人たちからの満足度が十分ではないということが多分に聞こえてくるんです。その辺をちょっと考え直す時期が来ているんじゃないかと思います。例えばオートキャンプ場の今の戸塚君なんて立派な方ですよ。中央大を卒業して、南アルプスの山の管理をして、今、南アルプスの山を入山禁止とかにして、今頑張ってくれていますが、彼が来たときと全然違うんですよ。白樺荘あたりもそうですよね。どういう料理人が来るかによって、メニューも改善されてくるわけですよね。今回協力隊で女性の方が、料理の関係でいろいろ提案もしているようですが、いろいろ聞くところによると、僕はそんなに交流がないわけですが、若い世代で交流していると。これもやりたい、あれもやりたいと思うんだけど、なかなか地元でそれを上手に生かそうとしてくれないというね、これは苦情じゃありませんよ。今話題の段階ですが、こんなこともあるんですよね。
だから、私が言いたいのは、今まで地元雇用だとか、地元が主権を持って運営管理に当たるということは、ちょっと考え直さなきゃならない時代が来ているということで、まず1点お話しさせていただきました。
もう1点ですが、野生鳥獣対策でこんな話がありました。ある集落では家で飼っている犬を今、全部縛っているわけですよ、鎖をつけている。鎖をつけているから、時々うんこやおしっこのために山へ連れていかなきゃならないわけですよね。そこのおじいちゃんが健康を害して、その犬の散歩ができなくなったと。そうしたら、そこに野生動物が下りてくるようになったというんですよ。私は以前言ったことがあるんです。
山間地で飼っている犬は、わざわざ鎖をつけることはないじゃないかと。これは、もう10年以上前の話ですよ。こんな笑い話があるんです。犬をつないでおくと、イノシシが出てくる。犬が吠える。最初はイノシシも逃げているけど、あ、つながれているんだなと分かったイノシシは、つながれて吠える犬の前を通過して、食害をして帰っていくというんですよ。だから、
先ほど副委員長から特区の話が出ましたけど、
山間地で以前、実験的に猿を追い払うために犬を飼育したこともあったでしょう。あれも中途半端で終わりましたけどね。ぜひ今、山間部で飼っているわんちゃんを、ずっと放し飼いじゃなくてもいいですよ。例えば夜間ね、夜間だけでも鎖を外して歩かせる。それで彼らはおしっこをしたり、うんこもしてくるでしょうけど、山の中を歩くわけですよ。そうするとイノシシが出てきません、絶対に。こんなこともちょっと実験の中に入れてほしいなと思っています。そんなことを研究したことありますか。それは後でいいですよ。言うだけ言わせてください。
それともう1点、バス交通の問題。市内のバス路線もそうですが、3億円ぐらい静岡市が補助金を出してバスを維持していますよね。梅ケ島のほうに行ったり、玉川のほうに行ったり、藁科にも行ってくれていますが、大体が空っぽで走っているんですよ、空っぽで。私、10年ほど前に市長選挙に立候補したときに、自分の公約として、せっかくああやって空で走っているんだから、あのバスに例えば70歳以上とか、75歳以上の市内の
高齢者を、ただとは言わないけど、利用させてもらう制度をつくれば、まちに住んでいるお年寄りが梅ケ島の温泉に入ってこようかとか、有東木のおいしいものを食べてこようかとか、藁科のほうへ足を伸ばしてみようかとか、そういうことになって、いい交流ができるんじゃないかと。そうしたらバス会社も助かるし、言ってみれば、僕は、ただでもいいと思っているんですよ、もう補助金が出ているんだから、バスは動いているんだから。そんなことを言ったことがあるんですが、これは、愛媛県かどこかで、もうその当時やっていたんですよ。山間部のお年寄りを無料でバスでまちのほうに買物に行くにも病院に行くにもというサービスをやっている。ちょっと調べてみてください、過去の話ですけど。そういうふうにして、あるものを上手に使う、こんなことも僕は研究してもらいたいなと思うんです。幾つかありますけど、これでやめますけどね。ちょっとあるものを使うと田辺さんも言っていますけど、ないもの探しじゃないですけど、あるもの探しと言っていますけど、この辺は上手に使ってもらいたい。
特にわんちゃんの話もそうです。僕は、野生鳥獣対策はすみ分けだと言っているんですよ、僕の理論はすみ分け。皆さんは調整と言うんですよ。田舎に来て食べ放題、荒らされ放題。荒らされたくなかったら、柵を張れ、電柵を張れ。電柵には補助金を出すと言っているんでしょう。僕から見ると、さっき言ったように、もう下りてこないように、そこから下に来ると、わんちゃんが吠えますよ、ここへ来ると、もう個体数調整になりますよということをはっきりさせていきたいというのが僕の理論だったんです。ちょっとその辺も、今まではどちらかいうと後回しにされた
考え方だと思いますが、前向きに捉えていただければありがたいなと思います。
くどいようですが、公設民営で地元によかれと思って、いわゆる
協議会、運営
委員会等をつくってやってくれて、半分ありがたいようですが、そこの施設の高度利用、満足度を考えると、もうそういう時代じゃない。いわゆる経営者なら経営者を試験を受けてでも採用して、いい形で運営管理しないと、山の中はいつまでたっても田舎ですよということです。ちょっと考えてみてください。