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  1. 静岡市議会 2020-09-30
    令和2年 厚生委員会 本文 2020-09-30


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯安竹委員長 ただいまから厚生委員会を開会します。  初めに、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の報告を聞くことといたします。  なお、報告については聞きおくのみといたします。  それでは、お願いいたします。 2 ◯橋本子ども未来局次長 当局所管の新型コロナウイルス感染症対策進捗状況等について御報告いたします。  資料は、新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況の報告をお願いいたします。  22ページをお願いいたします。  22ページ上段、ナンバー43、事業名、私立こども園保育所等感染症拡大防止対策事業費助成は、予算額1億300万円に対し、実績額が2,220万円余です。  事業概要ですけれども、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する観点から、こども園等が実施する感染症対策に必要な経費に対し助成を行うものです。対象となる施設は、私立幼保連携型認定こども園私立保育所地域型保育事業所認可外保育施設の計206園で、1施設当たり補助上限額は50万円となっております。対象となる経費でございますが、マスクや消毒液の消耗品の購入等、各施設が新型コロナウイルス感染症対策として必要となる経費でございます。  実施状況ですけれども、対象施設には6月8日に補助金の申請を案内し、申請受付を行っております。9月18日までの申請件数は47件で、このうち20件に支払いを完了しております。今後は年度内に随時申請を受け付けし、交付していく予定となっております。  次に、下段、ナンバー44、事業名、私立こども園保育所等感染症緊急包括支援事業費助成は、予算額1億1,000万円に対し実績額はゼロ円となっております。  事業概要ですけれども、こども園等が継続的に教育、保育を実施するため、感染症対策に必要な、かかり増し経費や衛生用品などの購入等に必要な経費に対し助成を行うものです。対象となる施設は、先ほどと同様に、私立幼保連携型認定こども園私立保育所地域型保育事業所認可外保育施設の計206園、1施設当たり補助上限額は50万円で、そのうち一時預かり事業実施施設14園は別途50万円となっております。対象となる経費は、事業継続に必要な研修費、職員が時間外に消毒や清掃等を行った場合の人件費、消耗品の購入等、各施設が新型コロナウイルス感染症対策として必要となる経費です。  実施状況ですけれども、対象施設には10月中旬に補助金の申請を案内し、10月下旬より申請受付を開始する予定でございます。以降、年度内に随時申請を受け付けし、交付していく予定です。  課題ですけれども、9月23日に県の補助金交付要綱発出を受けたため、今後、市の補助金交付要綱の制定を行い、各施設への申請案内は10月中旬以降となる見込みであることです。  続きまして、右側23ページをお願いいたします。  上段、ナンバー45、事業名、子育て世帯臨時特別給付金給付事業は、予算額8億4,430万円に対し、実績額は8億493万円余です。  事業概要ですけれども、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯を支援するため、児童手当を受給する世帯に対し、臨時特別給付金を給付するもので、給付額は児童1人当たり1万円となっております。  実施状況でございますけれども、9月18日現在、7万8,272人分、7億8,272万円余を給付いたしました。今後は11月20日まで申請受付を行い、12月末の支給をもって事業を終了する予定です。  課題ですけれども、税更生等により、新たに受給資格が発生する受給者に対し、確実に給付を行うこと。また、同じく税更生等により、遡って受給資格が消滅する受給者に対し、給付金の返還請求を行うことで、事務処理を適正に実施してまいります。
     その下、ナンバー46、事業名、個別健康診査事業は、予算額3,847万円余に対し、実績額が1,698万円余です。  事業概要ですけれども、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、令和2年3月から6月までの期間に1歳6か月児健康診査及び3歳児健康診査を見合わせた者に対しまして、各医療機関で個別健康診査を実施するものでございます。対象者は、1歳6か月児が約1,640人、3歳児が約1,740人で、健診を実施する医療機関は、小児科医療機関が46施設、歯科医療機関が148施設でございます。  実施状況ですけれども、7月14日より健康診査を開始しまして、8月末までの受診者数は1歳6か月児が小児科841人、歯科647人。また、3歳児が小児科749人、歯科626人となっております。今後も未受診者に対しまして受診を促してまいります。  1枚おめくりいただきまして、24ページをお願いいたします。  上段のナンバー47、事業名、ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業は、予算額5億5,059万円余に対し、実績額は2億8,361万円余となっております。  事業概要ですけれども、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている独り親世帯を支援するため、児童扶養手当を受給する世帯に対し、臨時特別給付金を支給するものでございます。対象者は、令和2年6月分の児童扶養手当の支給を受けている者、公的年金給付等を受けていることにより児童扶養手当の支給を受けていない者、家計が急変し直近の収入が児童扶養手当の対象となる水準に下がった者で、給付額は基本給付として1世帯当たり5万円、第2子以降1人当たり3万円を支給します。さらに、収入が減少している旨の申出があった者に、追加給付といたしまして、1世帯当たり5万円を支給します。  実施状況ですけれども、対象世帯に対し、広報、ホームページ、ラジオ、イベントを活用し、周知を行っています。8月1日より申請の受付を開始いたしまして、8月28日に対象世帯4,214世帯、2億7,505万円余を給付いたしました。給付金の申請は、令和3年2月28日まで受付を行いまして、3月末の支給をもって事業を終了する予定です。  課題ですけれども、先ほどの子育て世帯臨時特別給付金と同様に、税更生等により新たに受給資格が発生する受給者に対し、確実に給付を行うこと。また、同じく税更生等により遡って受給資格が消滅する受給者に対し、給付金の返還請求を行うことです。  続いて、下段、ナンバー48、事業名、妊産婦総合対策事業は、予算額7,751万円に対し、実績額はゼロ円となっております。  事業概要ですけれども、新型コロナウイルス感染症に不安を抱えている妊産婦への支援事業で、対象者は検査を希望する妊婦で、発熱などの感染症を疑う症状のない者としております。検査時期は分娩予定日のおおむね2週間前、検査場所は市内の産科医療機関を予定しております。  実施状況ですけれども、6月より関係機関及び関係部署と調整を進めておりまして、各医療機関へのヒアリングを実施し、市内分娩取扱い医療機関での検査の実施に向けて準備中となっております。  対象者へは、検査開始前に個別に通知を発送するほか、市ホームページ、報道等により周知をする予定となっております。  続きまして、右側25ページをお願いいたします。  上段、ナンバー49、事業名、児童養護施設等新型コロナウイルス感染症対策事業は、予算額427万円余に対し、実績額は285万円余となっております。  事業概要ですけれども、市内に所在する児童入所施設3施設における新型コロナウイルス感染症対策を行うものです。この事業は2つの事業から成りまして、1つ目は衛生用品等配布事業で、施設におけるマスクやアルコールの備蓄状況に応じて市が衛生用品を一括購入して配布を行います。2つ目は、施設の実情に応じて、施設自らが実施する感染症対策に係る費用を助成するものです。具体的には施設におきまして、感染が疑われる者を分離する場合に備えて個室化の実施に要する経費や、施設職員が日常的に利用する衛生用品等の購入費用や、新型コロナウイルス感染症の影響により増加した事務経費などへの助成を行うものでございます。  実施状況ですが、1つ目のアルコールやマスクの衛生用品については、8月末に市が一括して購入し、各施設に配布いたしました。また、2つ目の施設への事業費助成については、7月30日に申請の受付を開始し、8月18日に補助金交付決定をいたしました。補助件数は3件で、補助額が277万6,000円となっております。  以降、記載のとおり、補助金の交付手続を進めてまいります。  続いて、下段、ナンバー50、事業名、児童相談所一時保護所環境改善事業は、予算額800万円に対し、実績額は16万円余となっております。  事業概要ですけれども、児童相談所の一時保護所において、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために実施するもので、1つ目として、静養室改良修繕でございますが、こちらは感染の疑い、または感染した児童が発生した場合に備え、一時保護所の居住スペースを空間的に分離するために改良修繕を行うものです。2つ目は、一時保護所で使用する衛生用品の購入です。  実施状況ですけれども、1つ目の静養室改良修繕については、9月下旬に契約手続を済ませまして、10月中旬に工事着工、12月中旬に工事完了の予定となっております。衛生用品につきましては、これまでにマスク、消毒液等を購入いたしました。  課題としては、静養室の改良修繕につきましては、供用開始までに一定の日数を要することです。今後の感染拡大に備えまして、滞りなく事業を実施してまいります。 3 ◯安竹委員長 新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業についての報告は、以上であります。  本日は、子ども未来局所管分の決算2件、議案2件の審査を行います。また、報告事項が1件あります。      ────────────────────────────── 4 ◯安竹委員長 審査に先立ち、説明員の皆さんにお願いいたします。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いいたします。  また、議案等の説明については、議案説明会の説明と重複しないようお願いいたします。  なお、答弁は簡潔、明瞭にお願いいたします。      ────────────────────────────── 5 ◯安竹委員長 それでは、決算審査に入ります。  認定第1号中所管分及び認定第4号の決算2件を一括議題といたします。  それでは、当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 6 ◯安竹委員長 それでは、ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には、決算の番号とページ数、項目等を述べていただくようお願いをいたします。  それでは、質疑をお願いします。 7 ◯堀委員 私からは、まず1点、放課後児童クラブについて伺いたいと思います。  事務事業総点検表その2)の199ページにありますが、放課後児童クラブの運営について、私が住んでいる駒越地区は自治会長が青少年育成推進委員長として運営を担っていただいているわけですが、このように旧清水市内では地区ごとに青少年育成推進委員会が置かれて、地区の特色を生かして児童クラブの運営、保育をしているという特色がある反面、労務管理や会計業務に関してもそれぞれの推進委員会で担当しているということで、そういった負担が大きいと思うんですね。  そこで、1点伺います。例えばですけど、労務の関係で、ある地区で支援員が不足した場合、市はどんなサポートをするのか、サポート体制をしいているのか、その点を教えてください。 8 ◯原田子ども未来課長 支援員が不足したときの対応と支援員の確保について、市がどのような支援をしているかについてですが、支援員の確保については、本来、運営受託者による取組が中心でありますが、受託者と市が協力して、今、取り組んでおります。  市が協力して実施している支援員確保策としましては、公共交通機関への募集広告の掲載、それから市ホームページ等での募集、市教育委員会との連携によりまして、夏休み期間中、特別支援教育支援員、学校司書、それから給食調理員の方々にお声をかけて、夏休み期間中の支援をしていただいております。また、支援員を希望される方から連絡があった際には、支援員が不足しているクラブを優先的に御紹介しております。  次に、認定資格研修を修了した支援員が不足した場合についてですが、研修を修了した支援員がまだまだ全体的には少なく、また、現在、児童クラブに勤務している方がほとんどであるため、研修修了者を直ちに採用するのは難しい状況にあります。そのため、運営受託者には認定資格研修の受講要件を満たしている者に対して研修受講を促し、計画的に研修の修了者を増やすように指導しています。  また、クラブからそういった不足等の相談があった際には、退職者への声かけですとか、それから、一般枠で認定資格研修を受講している方がいるものですから、そういった方への声かけなども行って支援しております。 9 ◯堀委員 一例として、今、支援員の確保ということで聞かせていただきました。  それでは、別の質問に移らせていただきます。  しずおかエンジェルプロジェクトについて伺いたいと思います。  同じく、点検表の205ページにありますけれども、令和元年度、出会いのイベントはどのようなものがあったのか実績について、まずは教えてください。 10 ◯金丸青少年育成課長 令和元年度の出会いのイベントの実績ですけれども、こちらはまず独身男女御本人に参加していただいて、出会いのきっかけづくりをさせていただくイベントを10回開催して、あと親御さん同士で御結婚を考えていらっしゃる息子さん、娘さんを御紹介していただくような、親御さん同士のイベントを2回開催しております。  出会いのイベントとしては、御本人同士のイベントには232人の独身男女の方に御参加いただいて、その中で47組のカップルが成立されたということです。そして、親御さん同士のイベントについては、22人の親御さんが参加されて、お見合いの成立が2組ということになっております。御本人同士のイベントで出会って、その中でカップルとして成立したという数字が、記載の平均で40.5%、10人対10人でやって大体4組ぐらいがカップルとして成立したという実績になってございます。 11 ◯堀委員 カップルの成立数4割ということで、これは高い数字だなと思います。最終的には結婚までしていただきたいということでやっていると思いますけれど、今まで、過去ずっとやってきた中でどれぐらいの数の方が結婚したか、成婚数について教えてください。 12 ◯金丸青少年育成課長 こちらの事業は、平成26年度から実施させていただいております。その中で出会って、お付き合いがされてという方については我々のほうで追跡調査として、半年に1回ぐらいのペースで状況を御確認させていただいておりまして、累計で行きますと、平成26年から昨年度、令和元年度までに合計18組の御成婚を確認させていただいております。 13 ◯堀委員 私もその中の1人ですけれども、18組という数は多いか少ないか、私は多いと思っているんですけれども、この成婚数18組について、市としてどんな評価をしているのか、お聞かせください。 14 ◯金丸青少年育成課長 成婚数、6年で18組の数字の評価については、参考指標がないものですから断定的な評価は難しいんですけれども、ちなみに6年でイベントに参加された方の合計数は2,895人、そのうち18組36名の方が御成婚されたということです。割合でいいますと参加者全体で割ってみますと、成婚率は1.2%、100人のうちお一人が御成婚されているという数字でございます。  例えば、参考までに県内各市町でもこういったイベントが行われておりますので、状況を確認しましたところ、県内5市、例えば、浜松、富士宮、磐田、島田、沼津、こういったところでは、成婚数で見ると多いところで1年当たり2組、少ないところで行きますと1年当たり1組ぐらいのペースでイベントが開催されている。本市の場合、1年当たりで言いますと3組という数字になってございますので、イベントとしての一定の成果はあるのかなと考えております。  ただし、やはりまだまだ我々としてもより多くの方にイベントに来ていただくように、イベント魅力づくりをしたりですとか、やはりカップルになって、その成立後の御成婚までの御支援をどういうふうにできるかというのは、まだまだ課題のところでありますので、そういったところに一生懸命取り組んでいきたいと考えております。 15 ◯堀委員 他都市との比較で分かりやすかったと思います。このエンジェルプロジェクト、あまり評価されていないような気もするので、もっともっとPRしていただきたいと思います。  もう1点、お聞かせいただきたいんですけれども、資料の中の事業内容のところで、官民連携による意識啓発、情報提供とありますが、官民連携というのはどんなふうに行っているのか、教えてください。 16 ◯金丸青少年育成課長 やはり結婚支援というのは、様々な場面で官民連携をしながらしっかり進めていきたいと考えておりまして、まず、本市は平成27年8月に静岡市、あと静岡商工会議所、そしてNPO法人のしずおか出会いサポートセンター愛称ジュノールさんといいますけれども、その三者で官民連携の協定を結んで一体的に取り組もうというふうに行っております。ですので、本市では様々なイベントを行うに当たって、そのジュノールさんと連携して委託をして、ジュノールさんと連携して進めたりですとか、ジュノールさん自身もそれぞれ会員登録によってデータマッチングの結婚支援を行っていますので、そういったものの市からの情報発信であるとか、商工会議所さんでは企業さんを巻き込んだ、取組ということで行っております。  また、先ほどの市主催の10回の出会いイベントも市内の企業さん、団体さんといろいろ連携させていただいて、例えばイベントの1つには、静岡ガスさんのクッキングスペースを使わせていただいてお料理の婚活であるとか、プロバスケットボールチームベルテックス静岡さんとのバスケをしながらの婚活であるとか、ほかにも浅間神社さんですとか久能山東照宮さん、そういった方々といろいろ連携させていただいて、幅広い形での結婚支援をさせていただいております。 17 ◯福地委員 私からは3つの事業について、お聞きします。  事務事業総点検表の201ページの子ども未来課さんの815番の事業です。子育て支援事業補助金についての数字を見ると、平成28年から平成30年ぐらいまではこの子育てトークの参加者が2万5,000人ぐらい続いてきているんですが、令和元年度に限って1万8,000人で止まっているようですが、これは何かコロナが理由とか少子化が理由とか、何かそういった理由があって減っているのか。そのあたりと、例えば、親御さんの情報交換だとか孤立を防ぐとか、そういったとても重要な事業だと思うものですから、今後、どのように対策されていくのか、そのあたりを教えてください。 18 ◯原田子ども未来課長 この事業の人数が減っている理由と、あと対策についてでございますが、この事業は各地区の社会福祉協議会及び主任児童委員が中心となりまして、親子を対象に交流やフリートークによる情報交換や子育ての不安、悩みの解消を図るための場としての提供を目的としたものでございます。  人数が減った理由でございますが、コロナ禍により、3月中に実施を予定していた事業、大体60回から70回ぐらいになるかと思いますけれども、そちらの事業が中止になったほか、昨年度から開始された幼児教育・保育の無償化に伴いまして、当該事業の対象者である未就園児とその保護者につきまして、早い時期から入園や就労に対応する子育て家庭が増えたことが参加者の減につながったものと思われます。  当該事業は地域で支える子育て支援事業でありまして、今後におきましても未就園児とその保護者のために、安心安全に利用できる交流の場を地域で提供し、事業を継続していくことが重要であると考えております。  当該事業実施主体者であります静岡市社会福祉協議会と連携して、事業の周知方法の検討を行いまして、双方が各媒体を活用した広報を行っていくとともに、3密を防ぐなど新型コロナウイルス感染防止対策の徹底をお願いし、引き続き補助金を助成していきたいと考えております。 19 ◯福地委員 分かりました。  次の事業ですが、同じ冊子の211ページ、一番上、幼保支援課さんの保育補助者雇上強化事業ですが、数字で見ますと予算額が1億1,000万円ですが、決算が2,900万円余と、若干乖離があるかなと。自民党会派には毎年、こども園とか保育所の関係の皆さんがいろんな要望で来てくださるんですが、その中でやっぱり一番多いのは職員さんの手当のところを何とかしてほしいよということだと思うんです。こうして使われていない予算があるという状況。この乖離が発生する理由と対策、どうしてこうなっているのかというところと、どうしていくのかというところを教えてください。 20 ◯堀幼保支援課長 ただいま御質問のありました保育補助者雇上強化事業の予算額と決算額の乖離の原因、2点目の今後の対策についてお答えさせていただきます。  令和元年度は、当初、17施設の利用を見込みまして、当初予算額1億1,000万円を計上しておりましたが、実際には22施設の利用となりまして、決算額といたしましては2,960万円余となりました。利用施設は平成30年度の13施設と比べまして、令和元年度は22施設と増加しておりますが、園への意向調査に基づいて見込んだ施設数よりも実際には少ない申請となりました。その主な理由として、私立園からは新たに保育補助者になる人材が見つからなかったため、実際の申請につながらなかったと聞いております。  国からは、本年度、園外活動の見守り等も保育補助者の対象事業となることが新たに示されましたので、今後は補助要件となる事例も各園に具体的に示しながら、引き続き各園に事業周知を図り、利用を促していきたいと考えております。 21 ◯福地委員 今、課題として保育補助者が見つからなかったとあるんですが、この課題に対しては何か市のほうでサポートというか取組はあるでしょうか。 22 ◯堀幼保支援課長 先ほどの回答のところで1点、修正がございます。申し訳ございません。  令和元年度当初、37施設の利用だったんですが、私のほうで17施設と申し上げてしまいました。申し訳ありません。訂正させてください。  保育補助者へのサポートですけれども、保育補助者の要件自体は保育士資格を有していない者とされておりますので、詳細は確認しておりませんが、多分、勤務条件とかに合う人材がいなかったのではないかなと考えているものですから、特に今のところ、そこのサポートは考えておりません。  ただ、先ほど申し上げましたように、国等に確認しながら、なるべく園が使いやすいような運用の仕方を目指していきたいと考えております。 23 ◯福地委員 最後の質問ですが、同じ冊子の221ページの下から2番目、児童相談所です。  相談件数が毎年増えているという傾向だと思いますが、また、このコロナ禍もあって、今後増える可能性も十分に考えられるんじゃないかと思うわけです。現在の人員の態勢で対応が十分可能であるのかどうかという人数のところと、あと高度な専門性、スキルが必要だと思うんですが、このあたりのスキルアップはどのように取り組んでいるのか、教えてください。 24 ◯松下児童相談所長 本市の児童相談所におきます今年1月から6月の虐待の相談対応件数については、前年比で申し上げますと、5.4%ぐらいの増加になっております。これをここ数年の年間の伸び率と比べますと、大体2%から3%程度の伸びになります。そうしますと、コロナの影響については、相談の内容を追いかけてみますと確かにあるとは考えておりますけれども、相談に至る要因というのは本当に複合的なものになりますので、どこまでコロナの影響がこの数字に反映されているのかというのは、ちょっと計りかねているところになります。  コロナの影響については、いろいろな形で実は相談の窓口で顕在化しているのではないかと、私たちは予想しております。ですので、児童相談所単独というより、本市全体の児童相談の業務体制の強化が、必要になるのかなと考えております。  それから、職員の高度な専門性の取得についての御質問ですけれども、専門性については、やはり経験値と、それから知識がベースになるものだと考えております。経験値については、児童福祉分野で実務経験のある方を職員に採用する。あるいは、児童相談所を過去に経験した者の再配置をお願いする等で、これは当局に要望しているところです。また、スキルアップについては、専門的な知識の習得になりますので、職員の経験年数、それから職位に応じて、コロナ下ではありますけれども、通信教育を使ったり、専門機関が開催する研修等に職員を派遣しまして、法律や児童福祉に関する専門知識の習得に努めているところです。 25 ◯繁田委員 それでは、議案集4)の主要施策成果説明書を見てください。  182ページ、下段の表ですけれども、待機児童数の過去の経緯を見ますと、平成30年、それから昨年度と、ゼロが更新されていて、聞くところによりますと今年の4月も待機児童ゼロを達成されたとお伺いしました。全国の政令市の中でも、これは非常に至難の業だと言われているんですけれども、今年を入れて3年間続けて待機児童ゼロを実現できたというのはどんな取組が有効だったのか、功を奏したのか、まずそれを教えてください。 26 ◯原田子ども未来課長 待機児童ゼロの実現について、どのような取組が功を奏したのかについてでございますが、本市は私立幼稚園の認定こども園の移行促進や、定員増を伴う施設整備の助成など既存園の支援に加え、新規の保育所等の設置などにより、平成26年度以降4,000人を超える保育定員の拡充を図ってきました。加えまして、各区の子育て支援課では、保護者の意向を丁寧に聞き取りながら、保育所等の情報提供を行うなど、きめ細やかな対応を行っております。こうした取組が本市の3年連続待機児童ゼロの実現につながっているものと捉えております。  令和2年度も私立園の園舎の増改築等を支援することにより、来年度当初の定員拡充を図っております。また、保育ニーズが高い地域につきましては、新規の保育所等の募集を行いまして、明日10月1日には小規模保育事業所が3か所開園を迎えるなど、年度途中の定員拡充も進めております。  今後も待機児童ゼロを実現し続けるために、本市の子供たちの保育の受皿の確保に努めていきたいと考えております。 27 ◯繁田委員 そうしますと、今年度以降も続けて待機児童ゼロを実現し続けるということについては、今、お答えをいただいた保育の受皿の確保というものを目指して、行政は進めていくという解釈でよろしいでしょうか。 28 ◯原田子ども未来課長 今後も引き続きいろいろな施策を行いまして、受皿の確保に努めていきたいと考えております。 29 ◯稲葉委員 私からはまず、議案集4)の主要施策成果説明書、75ページになります。  ひきこもり対策推進事業ですけれども、私の身近なところでもこういったケースがありまして、子供が30歳を超えているけれども、まだ仕事に就いていないという状況があって、それに対して親も諦めているというか、その状況を許してしまっているというか。それは、家庭内暴力にもつながるようなところも危惧されているのかもしれないんですけれども、そういうケースがあったりして、親も相談に対して二の足を踏むということも潜在的なニーズにつながっているのかなと考える中で、課題にありますアウトリーチの活動というのがやっぱりキーポイントなのかなと考えるんですけれども、具体的にこういったアウトリーチ活動の取組をどのように行っているのか、教えてください。 30 ◯桂山子ども若者相談担当課長 委員御質問のアウトリーチ活動、アウトリーチによる支援のことですけれども、具体的には主に家庭を訪問する訪問支援と、相談者と共に関係機関へ出向く同行支援等があります。  家庭への訪問支援については、令和元年度は88回実施しております。前年度に比べて10回以上多く実施したということになります。ただ、訪問に当たってはひきこもり当事者が見知らぬ第三者に自分の家庭、部屋に踏み込まれるというような、そういう心理を抱く可能性もあるということで、支援の担当者と相談者である当事者はもちろんですけれども、御家族の方との信頼関係を築き上げつつ、この訪問支援を行っている実情があります。  関係機関への同行支援は、昨年度34回実施しております。同行支援は、当事者が関係機関等で支援を受けるために、信頼関係ができた支援者と一緒に行くことにより、一人で行くことの心理的なハードルを下げて、状況によっては関係機関との調整役も担うという取組を行っております。当事者が関係機関での支援を受け入れやすくする効果があると考えております。  今後は、そういう活動に加えて、ひきこもりサポーターを養成する活動も行っておりますので、そういうアウトリーチの活動にも携わっていけるような支援を充実させていきたいと考えております。 31 ◯稲葉委員 今の御答弁の中で、ひきこもりサポーター養成の話が出てきました。課題の中でも記述がありますけれども、サポーター養成の取組について、概要といいますか、状況などを教えていただきたいと思います。 32 ◯桂山子ども若者相談担当課長 まず、ひきこもりサポーターについてですけれども、当市が行っているひきこもりサポーター養成講座を受講、修了した方にサポーター登録をしていただき、その方をサポーターとして活動をお願いしております。  サポーターは正規職員ではないのですけれども、有償ボランティアという形で、ひきこもり支援機関から相談センターに派遣申請があると、サポーターを派遣する形を取っております。1回の活動に対して1,000円の謝金を支給しております。  現在の活動状況等ですけれども、サポーターの登録は現在7人登録されております。その派遣については、今年度8月末現在で、ひきこもり支援センターからの依頼を受けて居場所活動、当事者が集まる活動、あるいは家族教室、当事者を抱える家族の方への支援の場、そこに7回派遣して活動を行っており、現体制で十分対応ができている部分があります。  さらに、今後は他の支援機関にもサポーターを派遣して、このアウトリーチ支援にも活動を広げていくということを考えておりまして、その活動を充実させていきたいということで、サポーター養成については継続して取り組んでいこうと考えております。そのため、サポーター養成講座については、昨年度までは2年間の講座を受講、修了ということを条件としておりましたが、今年度より講座内容を見直して、1年間の講座の中でそれを行い、それを修了した方に今後登録をすることを働きかけて、サポーターを増やすことにつなげていこうと考えております。 33 ◯稲葉委員 次の質問に行きたいと思いますけれども、同じ資料で174ページになります。  放課後児童クラブになりますけれども、ここに出てくるのは昨年度ですよね。待機児童の数は、86人という実績で終わりましたということですけれども、昨年11月に私は議会の中でこの辺の取組を御質問させていただいて、今年度の当初で待機児童ゼロを目指していくというような御答弁もいただいていたものですから、今年度になってしまいますけれども、現時点の待機児童は、今、どのような状況になっているのか、お伺いさせてください。
    34 ◯原田子ども未来課長 令和2年度当初の待機児童の数でございますが、令和元年度の86人から半減し43人となっております。令和2年度当初のニーズに対応できるように、平成27年度から令和元年度までの5か年で、85室2,755人分の整備を実施してきましたが、目標としていた今年度当初の待機児童の解消は達成できませんでした。 35 ◯稲葉委員 また、これは引き続き取り組んでいただけるというお話を先ほどいただき、ぜひお願いしたいと思いますけれども、堀委員からは運営に対する人員について、どういったサポートをされているのかという御質問がありましたけれども、実際に今の運営の中で、そういった不足とかという現状があるのかどうかだけ、質問させてください。 36 ◯原田子ども未来課長 支援員の確保の現状、不足があるのかについてでございますけれども、職員の配置基準では、児童を保育する一つの単位、教室には2名以上の支援員を配置することになっております。清水区の一部クラブを除きまして、一応基準を満たす支援員の配置は行えてございます。  しかしながら、夏季休暇期間の長時間開所する場合におきましては、支援員が時間外や長時間での対応となっていまして、支援員の負担が増えている状況となっておりますので、児童クラブの安定的な運営のためには、さらなる支援員の確保も必要であると考えています。今後も運営受託者と協議し、支援員確保のための取組を実施するとともに、資格を持った人の人員の確保については計画的な研修を運営受託者に促し、人員の確保に努めてまいります。 37 ◯稲葉委員 次の質問に移ります。  その下、(3)番の次世代育成支援対策推進事業で、市民ワークショップを開催して「あったかしずおか のほほん子育てちょうどいいしずおか」というキャッチフレーズを決定したとありますけれども、私も実際、今、子育て真っ最中の世代なものですから、ぴったりの表現だなと思いますけれども、このキャッチフレーズ自体の浸透はこれからだと思われますが、子育てしやすいまち静岡市の施策として、このキャッチフレーズは今、実際どのような場面で使われているのか、お伺いいたします。 38 ◯原田子ども未来課長 このキャッチフレーズをどのような場面で使っていくのかについて、子育てしやすいまち静岡のブランディングをテーマに作成したこのキャッチフレーズですけれども、人や気候の暖かさ、心に余裕のあるのほほん子育て、程よい田舎さ加減から来る自然満喫と、程よい都会さ加減による便利さの享受、そのちょうどさを表しまして、静岡市ならではの子育てを楽しんでほしいという願いが込められております。  現在、このキャッチフレーズとロゴマークを活用しまして、母子手帳とともに配布する、「しずおかし子育てハンドブック」ですとか、あとホームページやツイッター、フェイスブックなどのSNSに掲出して、市内外に発信しておりまして、キャッチフレーズを通じて子育てしやすいまち静岡の認知度向上に努めてまいります。 39 ◯稲葉委員 また、次の質問に行きます。その下、(4)になります。  要保護児童対策事業、175ページの上段の表の中で、直近3か年の実績値の平成30年度で368件という提示・検討ケースの数が出ています。そこから、昨年度の実績値が576件、これが結構増えているのかなと思いますけれども、この辺の増加の背景には、何か特徴があるのかどうか、伺います。 40 ◯萩原子ども家庭課長 要保護児童対策地域協議会の提示・検討ケースが576件ということで、増えている背景についての御質問でございますが、平成30年の12月に公表されました静岡市における児童虐待事例検証結果報告書の中で、この要保護児童対策地域協議会への提示がより早い段階からされるべきだったというような指摘がございました。これを受けて、関係機関でも積極的に要保護児童対策地域協議会へ提示すべきケースについては、積極的に上げてくるというようになったことが、まず背景としてはあるものと考えております。  それとは別に、国でも東京都目黒区ですとか、千葉県野田市の児童の死亡事例を受けまして、いろいろな通知を発出しております。例えば、転入前に要保護児童対策地域協議会のケースであったものは、転居後の自治体でもその対象ケースとして対応するようにですとか、あと学校とか園のほうで長期欠席する子供さんについての対処法について、通知の中でいろいろな指針を示しておりますので、それぞれの機関がそういったルールに沿って、確実に要保護児童対策地域協議会へケース提示をしていることが背景にあると考えております。 41 ◯稲葉委員 もう1つ、ここの中の課題で、支援が必要なケースの把握漏れが生じないようという記載があって、関係機関へ周知するということが書かれておりますけれども、こう書かれた背景をもし教えていただければ、例えば実際にそういうケースがあったのかどうか。あるならば、その辺が発生しないような機械的な仕組みをつくってあるのかどうか、具体的な取組について教えていただけたらなと思います。 42 ◯萩原子ども家庭課長 把握漏れがあったケースがあったかという御質問でございますが、先ほど御説明の中で触れました30年12月の検証結果報告書の中で、検証したケースで、平成28年12月に2か月児の死亡事例について検証を行いましたが、それが1件ございます。30年度以降については、把握漏れはないものと認識しております。  把握漏れをしないような対策でございますが、関係機関の職員のリスクアセスメントの向上のための研修でありますとか、関係機関が連携の強化を図るために、事例検討会などを随時開催して、把握漏れのないような対応に努めているところでございます。 43 ◯稲葉委員 では、また次の質問に行きます。177ページの6番になります。  子どもの貧困対策のところ。これは学習支援事業ということで、学習支援会場に子供をつないでいくという、この辺が重要になるのかなと。つないでいくというところが重要なのかなというところで、どのような形でつなぐというところに取り組んでいらっしゃるのか、伺います。 44 ◯萩原子ども家庭課長 学習支援事業に子供をどのようにつないでいくのかという御質問でございますが、記載にありますように、まず、スクールソーシャルワーカーが学校の中で関わっている子供さんの中で、そういった地域の学習支援事業につないだほうがいい方については紹介をいただいていますほか、各区の福祉事務所の相談の中で、そういった子供さんに関する相談がありましたら、この事業につないでおります。  それ以外に、各区で児童扶養手当の現況届を年に1回提出していただくんですけれども、その窓口に学習支援事業のチラシを配布して、対象となり得る世帯の親御さんに周知していますほか、実際にこの学習支援事業を委託しておりますのが、現在、学習塾を経営しているトライグループと、あと一般社団法人の静岡市母子寡婦福祉会、それからNPO法人が2団体ほどありますので、そういった団体からの個別の紹介というものがございます。 45 ◯稲葉委員 ここで、もう1つ、今、ソーシャルワーカーとの連携のところをお話しいただいたんですけれども、課題でもやっぱりこの強化を挙げられておりまして、スクールソーシャルワーカーの方々との連携強化という、今後の取組について、具体的なところで、どんな取組を考えていらっしゃるのか、伺います。 46 ◯萩原子ども家庭課長 スクールソーシャルワーカーとの連携の強化に関する御質問でございますが、この教育委員会所管のスクールソーシャルワーカーは、学校生活において諸問題を抱えます子供さんを支援して問題の解決を図るために、小中学校に配置、もしくは派遣されている方になります。解決のための支援策について、教育委員会の施策のみならず、我々が実施しております学習支援事業のように、市長部局の施策なども複合的に利用していただくように、スクールソーシャルワーカーに情報提供をしたり、スクールソーシャルワーカーの研修に実際に我々が出向いて、市の支援施策について説明するなどの連携強化を実際にしておりますので、今後も引き続き実施をして、連携の強化を図っていきたいと考えております。 47 ◯稲葉委員 最後の質問をさせていただきます。  181ページの3の私立こども園・保育所等給付費のところで、ページをめくっていただいて182ページの表になるんですけれども、当該年度の目標値で149園、平成30年度の142園から令和元年度の実績値は148ということで、平成30年度から6園増えていて、でも目標に対しては1園少ないという状況なのかなと思うんですけど、これは、要は子ども・子育て支援プランの計画に沿って、計画どおりに行ったものなのかどうかというところと、あと増園していく、整備していくというところが、民間の方々の御協力とか保育士の確保だとかというところでは、非常に難しいと思うのですけれども、それ以外でも何か増園においての課題で残っているものがあるのかどうか、最後に伺いたいと思います。 48 ◯堀幼保支援課長 ただいま御質問のありました平成30年度から増加している園につきまして、私からお答えさせていただきます。  平成30年度から増加している園は、認定こども園が1園、小規模保育事業が4園、事業所内保育事業1園の計6園となっております。 49 ◯原田子ども未来課長 この増加分は、計画どおりに行われたのか、また、何か課題が残っているのかについてですけれども、子ども・子育て支援プランは、平成27年度から令和元年度まで5か年の計画でございますけれども、保育の量の見込みと確保策に基づいて、計画的に新規事業者の募集を行ったものでございます。  こうした定員拡充の取組により年度当初の待機児童ゼロは実現しておりますが、課題として年度途中に増加していく申込にはまだ100%対応に至っていないため、令和2年度以降も静岡市子ども・子育て・若者プランに基づきまして、保育定員の確保に取り組んでいく予定でございます。 50 ◯井上委員 それでは、私から何点か御質問させていただきます。  私は、事務事業総点検表で質問させてもらいます。  初めに、総点検表の199ページの一番上にあります児童遊び場設置費補助金についてお伺いいたします。  これ、一応成果の目標10件に対して実績3件で達成度がCになっておりますが、市内にこの児童遊び場というのはどれぐらいの数があって、修繕が必要な箇所というのは何か所あって、そのうちの3件でしたということになるのかなと思いますけれども、その辺の数字を分かれば教えていただきたいと思います。 51 ◯原田子ども未来課長 まず、児童遊び場でございますが、自治会、町内会が遊具等を設置して管理しているものでございまして、箇所数につきましては市内で50か所、葵区で27か所、駿河区で19か所、清水区で4か所ございます。  子ども未来課では、2年に1回専門業者による点検を実施しまして、点検結果を設置管理者である自治会、町内会に通知しまして、安全性に問題のあるものについて、補助金を活用しての計画的な補修等を進めております。診断ですけれども、AからEまでありまして、D評価ですと「異常が見られるので早期に補修が必要」、Eですと「危険であるため使用禁止の措置が必要」ということで即時撤去、または修繕必要というような評価がございます。  葵区と、それから駿河区、清水区、一緒にということで、2年ずつ行っておりますが、平成30年度の点検におきましては、駿河、清水で遊具の数でいいますと50基ありまして、そのうちのD、Eの判定が10件、率でいいますと20%。それから、令和元年度に行った点検につきましては、106基の遊具がありまして、そのうちD、Eの判定が13件、12%という数字でございます。 52 ◯井上委員 ということは、危険な状態で遊具が放置されているところが結構あるというふうに考えていいんでしょうか。 53 ◯原田子ども未来課長 当然、修繕になりますと、修繕ですと補助金が1件当たり10万円なものですから、なかなかその金額で収まるものばかりではないということで、自治会、町内会さんの予算の都合など、自治会、町内会側の事情というのもございます。修繕が必要なところで、予算の手当てがちょっとつかないよといった場合には、使用禁止等の措置を取るなどの対応をしております。予算の手当てがつき次第、修繕にかかるというような形で行っております。 54 ◯井上委員 あまりこればかり言ってもしようがないんですけれども、あまり知られてない事業なのかなとは思うんですけど、結構、公園整備が進まないところで、この事業を何とか使って、公園のように使いたいと思っているところが結構あるかなと思います。ただ、お金がなかなか出ないということとか、あと、子供の数が減ってきて、あまり必要性がなくなってきたけれども、撤去には補助が出ないのでそのまま放置してありますとか、結構いろんな状況があるとは思うんですけど、そういう中で今、使い勝手の悪さだとか金額の低さというところで、なかなか自治会も手が挙がらないという状況なのかなと思います。制度を現状に見合った見直しであるとか、例えば、遊具だけじゃなくて、ちょっと花壇だとかベンチを公園的な使い方にするのに補助を出すとか、もうちょっと補助の上限の見直しをかけるだとかという制度そのものの見直しの検討はなさっているんでしょうか。 55 ◯原田子ども未来課長 修繕の件数、令和元年度は3件ということで、例年に比べて少なかったわけですけれども、実際は28年度10件、29年度9件、30年度10件、今年度も既に申請が6件、事前相談も5件ということで、今年度も一応10件ほどになると見込んでおります。  委員御指摘のとおり、やはり費用面ですとか、そういった御相談につきましては、自治会から伺っている事例もございますが、現在は見直しですとか、そういったものについては、まだ検討いたしておりません。 56 ◯井上委員 では、次へ行きます。  201ページに移って、先ほどから何件か出ている児童クラブに関してお伺いいたします。  児童クラブの待機児童ゼロに向けていろいろ進めてきて、今年度は40何人だったかなということで、昨年度よりは半減してきたよということで、かなり頑張っていらっしゃるなとは思うんですが、ただ、待機児童が出ているとなると、期の途中でやっぱりこのクラブに入所するというのは非常に難しいとは思うんです。実際に例えば、今まで面倒を見てくれていたおじいちゃん、おばあちゃんが施設へ入ってしまった、亡くなってしまったであるとか、転校してきたとか、子供を預けざるを得ないような状況にある家庭に対して、期中であってもちゃんと受入れができる体制というのは整っているのかということを少しお伺いします。 57 ◯原田子ども未来課長 年度途中の入所希望の子供たちへの対応ということでございますけれども、年度途中の入会希望でありましても、随時、入会審査を行っておりまして、入会を希望する児童クラブが受入れ可能であれば、年度途中からの受入れも行っております。これにつきましては、夏休み期間中のみの利用に対しても同じように取り扱っております。  令和元年度当初の待機児童は86名ということで、例年、年度末に向かって人数が減っていく傾向がございますので、特定のクラブでない限りはそういった形、年度途中からでも受入れが一応可能ということになっております。 58 ◯井上委員 今の特定のクラブでない限りはというところが、ちょっと気になったんですけど、結局、自分のいる学校の学区で預かってもらわないと、学校が終わってから親がいない中で行くものですから、なかなか難しいのかなと思うんですけど、例えば、2~3名であれば定数をちょっとオーバーしても、そこで見てあげるよとか、そういうような対応ではなくて、もう完全に定員の中でうまく振り分けていくというイメージなんでしょうか。 59 ◯原田子ども未来課長 今年度5月1日、43名の待機児童が出ておりまして、今、その内訳ですけれども、同じ学区に2か所児童クラブがありまして、第1希望には入れないけれども、第2希望であれば入れるということですが、やはり第1希望しか希望しないということで、保留になっている方。それから、定員を上回る申請があったために待機になってしまったというところが1か所。それにつきましては、令和2年度に児童クラブを増設いたしますので、そういった対応を取ります。  もう1つは、一応、基準的には受け入れられるんですけれども、その施設側の事情であったり、場所がちょっと離れているよとか。低学年の御利用が非常に多いので、そういったところでちょっと受け難いよということで、運営受託者側さんと協議が整わないということで待機になっているということで、校数的には3校か4校ということになります。  あと、定員につきましても、一応、受託者側と協議の上で、定員がこの人数だから受け入れられませんということではなくて、その辺の協議において、受入れが可能であれば受け入れてもらっているという状況でございます。 60 ◯井上委員 次に、今のページのそのまま下のファミリー・サポート・センター事業についてお伺いします。  これは、もう10年ぐらいやっている事業で、当時は特に保育所の整備がなかなか進まない中で、それを何とかカバーするというイメージもあって、進められてきた事業なのかなと私は理解しています。ここの成果指標の算出根拠の中にも、待機児童対策による保育所等の環境整備が進み、利用件数は減少しているが云々ということで、目標値を定めましたというふうになっています。そういう意味では、少しこのファミリー・サポートの事業そのものが、これまでの特に待機児童に対して何とかしなきゃというようなイメージの事業ではなくて、もうちょっと違った使い方になってきているのかな。  事業そのものは、本当に預けたい人、受け入れたい人ということで、手を挙げて子供の受入れをやっているということで、支え合いのいい事業なのかなと思うんですけど、これからいろんな形で子育て環境が整備されていく中で、このファミリー・サポート事業というのは、どういうふうにこれから変わっていくというか、変化していくのかなということをお伺いしたいと思います。 61 ◯原田子ども未来課長 待機児童等が減ってきて、この事業への認識が変わってきたのかどうかというところでございますが、主な預ける理由としては、保育所等の保育時間外の子供の預かりですとか送迎、それから、児童クラブ終了後の送迎ですとか預かり、それから、病気やあとは習い事への送迎等、いろいろな理由がございます。  保育所等の預かり、送迎に対する利用ですけれども、件数が30年度の4,852件から元年度4,486件ということでマイナス366件、8%の減少。それから、児童クラブにおきましても、30年度2,433件から1,937件ということでマイナス496件、25%減少しておりますが、さらにコロナの関係で、3月の利用件数が通常の半分程度に落ち込んだというのが減った主な原因でございます。  しかしながら、比率を見ますと、保育所等の送迎が全体の40%から38%、児童クラブの送迎が20%から16%、習い事の送迎は21%から23%ということで、利用内容に大きな変化はなく、依然として多くの方に利用されていると認識しております。  これは、子育てをしながら働き続ける女性が安心して仕事と育児の両立ができるよう、この制度を利用されているとともに、親御さんの用事、子育ての不安解消、リフレッシュのためということで、子育て中の親御さんであれば、どなたでも利用できる制度となっておりますので、今後もこういった会員を増やしながら、周知、それから利用の促進を図っていきたいと考えております。 62 ◯井上委員 では、次へ行きます。先ほどからこども園、保育所の関係の話があったので、1点だけ聞いておきたいと思います。  先ほど、待機児童ゼロがずっと続いているよという話ですが、たしかまだ、年度途中のゼロという目標には至っていないと思います。昨年度途中に、最大何人まで待機児童が増えたのか、お聞かせ願えればと思います。 63 ◯原田子ども未来課長 年度途中の待機児童の状況ですけれども、市では10月1日付の報告をしておりまして、今年度につきましては今後調査をしていきますので、令和元年度10月時点につきましては、年度途中の待機児童は118人になります。 64 ◯井上委員 ということは、やっぱり、まだまだ整備を進めていかなければいけないのかなと思いますが、まだこれから整備をどんどん進めていく必要性はあると思うんです。この先どうしても少子化ということで子供が減ってきて、事業者のほうで本当に空きが出てしまってきて、事業的に厳しくなってきたりだとかという現象も追っかけながら、この整備を進めていかなければいけないのかなと思うんです。そういう意味では本当に継続的にこの保育の事業というのがしっかりとできるために何が必要だというか、今は、とにかく、造れ、増やせですけど、その先を見ながらの動きになってくると、どういうところを課題と捉えているんですか。 65 ◯原田子ども未来課長 今、施設整備等を図って、枠の拡大を図っているわけですけれども、今後お子さんの減少等が想像されますので、そうしますと当然、既存園さんの経営等にも影響が出てくることも考えられますので、待機児童が出ているから、施設を一方的に造れというようなことではないのかなと考えています。ですので、その整備と既存園ですとか、そういったところ、既存園も定員の拡充等をしていただきながら、そういった対応を図っていきます。  それから、もう1つは、本市でやっております配置適正化です。公立園の建て替え、民営化ですとか統合で、その際には定員を実情に合わせて減らしたりということで、そういったバランスを取りながら、そういった対策を今後も取っていきたいと考えております。 66 ◯井上委員 では、最後に1点だけ聞きます。  総点検表の219ページの妊産婦健康診査等事業がありまして、産婦健診なんかは92.5%などと非常に高い数字が出ているんですけど、妊婦歯科健診、評価としてはAが出ているんですけど、46.2%と産婦健診の半分になってしまっているんですけど、歯科健診の数字が低いというのは、どういうことなんでしょうか。 67 ◯萩原子ども家庭課長 この妊婦歯科健診の受診率が低い理由でございますが、本市で昨年度行いました歯と口に関するアンケート調査や、他の自治体で行っています調査によりますと、歯科健診を受診しない理由としまして、歯や口の中の異常などの自覚症状がないですとか、歯科健診を受診する必要性をそもそも感じないというような回答が比較的高くありまして、妊婦の方におきましても同年代の成人の方に比べますと健康意識は高いとは思いますが、やはりこれらの回答に示すような意識が働いて受診率が低いというようなことが要因の一つになっていると考えます。  妊娠期はこれから生まれてくる子供さんの成長にとって、非常に大切な時期ではありますので、昨年度施行しました静岡市歯と口の健康づくりに関する条例でも、妊婦さんを含めて歯と口の健康づくりに関して特別の配慮を要する方については、定期的に健診ができるように、基本的な施策として実施することがうたわれておりますので、妊婦さんに対しても実際に健診を受診している方の約半分の方は、要治療というような健診結果が出ておりますので、自覚症状がなくても罹患している場合があることや、やはり歯科疾患があると胎児にもいろいろな影響を及ぼすということを、改めて丁寧に説明して、健診について啓発をしていきたいと考えております。 68 ◯杉本委員 では、私からも幾つか質問させていただきます。  私は主要施策成果説明書を使ってお聞きします。  最初、73ページにある青少年健全育成活動についてお聞きします。  まず、最初は数字的なことを知りたいんですが、これは非行とか犯罪を未然に防ごうという取組になっているわけですけれども、現在の状況をお聞きしたいんですが、できれば直近3年ぐらいの不良行為とかあるいは刑法違反、刑法犯が市内でどれぐらいの発生になっているのか、まず教えてください。 69 ◯金丸青少年育成課長 市内の非行の発生状況、3年ぐらいについてということでございます。今、御紹介いただいた刑法犯、特別法犯への検挙・補導と、あと不良行為の少年補導の件数を警察の集計により確認してございます。  まず、刑法犯、これは窃盗ですとか傷害、こういったものと特別法犯、これは薬物とか児童買春ですとか、そういったものの検挙・補導件数の合計は、3年で見ますと、3年前の平成29年度が199件、令和元年度が178件ということで、全体としては減少傾向にございます。  そして、もう1つ、不良行為少年、これは深夜徘徊ですとか喫煙などの不良行為、そういったものの補導件数の平成29年度の合計が3,555件、そして令和元年度になりますと、3,234件。こちらも数としては減少傾向となっております。 70 ◯杉本委員 減少していることはいいことですけれども、結構まだいるなあという感じがします。それで、実は昨年の決算のときにも少しお話があった中身ですが、私も2年間の補導委員の経験があるんです。静岡でやったものですから、そのときはPTAの本部の役員を一旦降りたときに、その後2年間、補導委員を要請されてやったんですが、そういう意味では、結構若い人たちと一緒に歩いたわけなんです。  ところが、昨年の話でいうと、清水区は地区社協でやっていると。それで、高齢化が進んでいるということで、1つの課題として挙げていたんですが、そのときに当局は、様々な工夫を凝らして問題解決をやっていきたいという答弁があったんですけれども、現状、その辺の工夫というか、解決策はどのようになっていますか。 71 ◯金丸青少年育成課長 補導活動、御協力ありがとうございます。  今、御指摘のありました補導活動、特に清水は地域が主体で補導活動を行っていただいておりまして、具体的には各地区の健全育成団体で補導委員さんを選出していただく。そうしますと、実際的には自治会の役員さんが持ち回りでやられることが多いということですと、やはり自治会の今の状況ですと、どうしても高齢の方に補導委員さんをお願いしてしまうという状況がやはりございます。  ですので、まずはそういった選出をしていただく際に、実際の補導活動、今、御紹介ありましたように各地区で平均的には週1回ぐらい、1時間から1時間半ぐらい地区を回っていただいて、補導活動をしていただくので、できれば、なるべく若い方といいますか、そういったことの御負担がないような方になっていただくように、まずはお願いをしてございます。  そして、また、地区ごとに地区を回るポイントですとかルート、そういったものも、できるだけ効率的にしていただくように、例えば地域の交番ですとか店舗さん等と情報の共有をしていただいて、特に、非行が目立つようなところ、逆に落ち着いているようなところ、そういったところを確認しながら、補導として回っていただくような必要があるところをしっかり回っていただくというような効率化をしていただいているような状況でございます。  また、全体の中でもそういった人数ですとか回数、これも地区の実情に応じて見直しをしていただいているという状況でございます。 72 ◯杉本委員 これについては最後の質問ですが、私も経験というのか、実際には歩いていきながら、夜8時過ぎぐらいの公園に高校生のカップルがいると、何しているのと声をかけたりとか、喫煙の場面にも遭遇して、これは駄目だよと取り上げたりとかという経験を持っているんですが、実際の補導活動というのは、地域を回りながら、そういった子供たちがいた場合にどういった対応をしていて、ずっとやっている活動ですけれども、この活動について、子供たちに対する非行防止というか、それに対する効果というか、どのような評価をしているのか。できれば、実際に声かけなんかをどれぐらいやっているのかというのが分かればお願いします。 73 ◯金丸青少年育成課長 まず、最後に御質問いただきました声かけの人数を申しますと、令和元年度、1年間で延べ6,647人の方に補導活動の中で声かけをさせていただきました。やはり、今、御紹介いただいたように、回っていただいて、青少年の姿を確認して、声かけをする。必ずしも非行があった場合だけではなくて、青少年に対して何気なく声かけ、挨拶ですとか、夜遅かったら、早く帰りなよとか、そういったような声かけというのを、本市の場合は重点的に行っております。  ですので、必ずしも何か高圧的にというか、とがめるような形での対応ではなくて、そういった青少年の目線に立った注意、呼びかけを行っておる中で申しますと、やはり声をかけられた青少年も、かなりの割合で素直に対応をしてくれて、挨拶も返してくれたというようなことも補導員さんの反省会などでも例を聞いております。  そういったような形で、日々、本当に多くの地域の方に協力をしていただいて、補導活動をやらせていただく中で、青少年にとっては地域の大人たちが目をかけて声もかけてくれるというような意識、あと、地域の大人の方々も青少年とのそういった対応というのを意識していただいて、地域全体で、地域の子供は地域で守り育てるというような形での取組をさせていただいておりますので、そういったことが、ひいては市内の非行の抑止力というような形につながっているのではないかなというふうに考えております。 74 ◯杉本委員 ぜひ、引き続きお願いしたいと思います。  では、次に75ページのひきこもり対策についてですが、先ほど稲葉委員からも質問があったんですが、私からは別の角度で2つ、3つお聞きしたいと思います。  1つは、ここの当該年度の目標値の算出根拠の中に「今後は数値が安定していくものと考え設定した。」という表現をしているんですけれども、この意味合いがよく分からないんです。数値が安定するということは、ほぼ64%、65%がもう限界ということなのか、どういう意味の目標設定になっているのか。まず、そこをお伺いします。 75 ◯桂山子ども若者相談担当課長 今のひきこもりの支援についての目標値の設定ですけれども、相談当初の状態が支援を受けたことで少しでも改善された、その方の割合を改善率としてそれを目標値として設定しております。この改善率ですけれども、開設年度の平成27年度は30%台、28年度は50%台でしたが、29年度より60%台となり令和元年度は63.3%という状況になっております。  このように、改善率はその年度の相談者の状況によって、かなり上下の変化があるということを考えまして、改善率の目標値としては、27年度から30年度の改善率の平均である54.0%を一つの目安、安定している数値と捉えて、これを基に該当年度の目標値を設定しました。  直近の3年間の改善率が、開設当初の改善率と比較して向上していることから、支援センターでの支援はある程度効果を上げていると捉えて、安定した成果を上げられていると考えていますので、この改善率の現状を限界という捉え方をしているわけではありません。これから支援を充実させることで、この改善率を向上させ、当事者の社会的な自立を実現できるように取り組んでいこうと考えております。 76 ◯杉本委員 分かりました。引き続き頑張るわけですが、それで、ひきこもりの実態ですね。今、市はどのように捉えているかということですけれども、実際には100%知る由はないと思うんですが、おおむね、どの程度、今、静岡の中にこういうひきこもりと思われている方がいるというふうに推定しているというんですか、その辺のことが分かればお願いします。 77 ◯桂山子ども若者相談担当課長 静岡市のひきこもりの方の推定というところの御質問ですけれども、現状のひきこもりの推定人数については、平成27年度と30年度に内閣府が行っている全国的な調査があります。その調査で、15歳から39歳までの若者世代、それと40歳から64歳までの中高年世代での調査が行われています。それぞれ、5,000人を対象にした全国調査が行われています。  その全国の調査によりますと、15歳から39歳までの世代では全体の1.57%、日本全体の人口で算出すると約54万人という推定になっております。40歳から64歳までの世代では全体の1.45%、日本全体の人口に当てはめますと約61万人ということになっております。この推計値を静岡市の現在の人口に当てはめますと、15歳から39歳までの世代では約2,700人、40歳から64歳までの世代では約3,400人、約6,000人という数値が推計されますが、これは推計値になりますので、実態の把握の一つの参考として市では捉えております。 78 ◯杉本委員 かなりの人数が推計されるということですが、この間ずっと支援をしていく中で、改善に向けてやっていくわけですが、そもそも相談に乗っていく中で、一人一人の特徴があると思うんですけれども、ひきこもりになってしまっているような、そもそもの原因を、やっぱりそこを摘まないといけないなと。なってからの支援ではなくて、なる前も必要だと思うんですが、ただ、この支援活動の中で原因がどこにあるかが少しつかめてくるんではないかと思うんです。  この活動の中で、ひきこもりの原因というのはどういうふうに見ているのかということと、あと、支援による改善というのは、今回パーセンテージで63.3%となっているんですが、改善というのはひきこもった方がどこまで変化をすると改善と見ているのか、そこら辺を教えてください。 79 ◯桂山子ども若者相談担当課長 1点目のひきこもりの原因というところだと思うんですけれども、今、様々な原因が複合されているというところもありますが、先ほどの全国調査の中でも、ひきこもりになったきっかけは何ですかというような問いがありまして、それに対して、御自身が退職、失業したこと、人間関係がうまくいかなかったこと、本人の御病気、職場になじめなかったこと、若い世代ですと受験に失敗したこと等が挙げられておりまして、支援センターで関わっている当事者についても同じようなことが挙げられております。  もう1点、支援による改善とはどんな状態になったことを言うのかということですが、ひきこもり当事者の改善については、最終的には社会的な自立の実現を目指していますが、改善については相談当初の状態が、支援によって少しでも改善されたかどうかで評価をしています。例えば、自室から出てこれず家族とコミュニケーションがなかなか取れなかったという状態の方が、ドア越しでも家族と会話することができるようになったと。あるいは、どうしても暴言、口論が絶えなかったような状態から、口論が減った、あるいは家族と雑談ができるようになったというように、相談当初の状態にいい変化が見られたという方を改善されたと捉えて評価しております。 80 ◯杉本委員 このひきこもりについて、最後に1個だけお聞きします。  今、改善という点では、ほんの僅かな変化を捉えて改善という、逆にいうと、まだまだ改善という人の中にも支援が必要な人が残っているということだと思います。  それで、子ども・若者育成支援推進事業の中に、8050問題が出ていまして、50歳80歳という子ども・若者ではない世代にまで行くんですが、この問題について、今後の課題の中に、対応に向けて関係機関と連携に努めていくというふうになっていますが、この子ども・若者育成の事業としての8050問題は、どのような形で連携を取って支援していくのか。できれば、現状8050問題に直面している家族数が分かれば、それも教えてください。 81 ◯桂山子ども若者相談担当課長 まず、8050問題を抱えている家庭の現状ですけれども、実際、ひきこもり支援センターで対応している50歳以上のひきこもり当事者とその家族の件数については、令和元年度は37名の対応をしております。
     ひきこもり支援センターでは、子ども・若者相談センターというくくりでは39歳までの若者ということになりますけれども、ひきこもり支援については年齢制限を設けず相談を受け止めて行っております。  当事者に対しては、先ほどの質問にもありましたが、家庭訪問等を含めた訪問支援ですとか、当事者への居場所活動、あるいは御家族への家族教室、家族への支援ということを行っています。特に、今、お話がありました8050問題、その親御さんが80代以上の場合には、当然、当事者もそうですが、御家族、親御さんが抱えている高齢者の福祉関係の課題も含まれているケースもありますので、そのような場合には、各地域の民生委員さんや、あるいは地域包括センターとの連携を取りながら、ひきこもり当事者も含めた家族への支援に取り組んでいこうと考えております。 82 ◯安竹委員長 この際、暫時休憩といたします。                 正午休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 83 ◯安竹委員長 それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。 84 ◯杉本委員 それでは、午前中に引き続いて質問させていただきます。  次、何人かから質問されている児童クラブの件について、私からも少し聞きたいと思います。  4)主要施策成果説明書の174ページになります。先ほどの質問の中で、この児童クラブは1教室というのか、1施設でほぼ2人の支援員を確保しているという話があったと思います。それで、長時間勤務の人もいるということも言われたんですが、私から聞きたいのは、今、新型コロナの中でこういう子供たちが集まるような場所というのは、やっぱり密になりやすいと思うんです。そういった中で、なるべくそういったことを避けるためにはいろんな工夫があると思うんです。  まずは、今、1つの教室というか施設の中に、大体何人ぐらいの、場所によっては大きさが違いますから、一律じゃないと思うんですが、何人ぐらいの児童がそこに通っていて、1人の支援員が大体何人ぐらいの児童をふだん見ているのか、その体制を知りたいというのが1点です。  もう1つは、そういった中で3密を避けるために、多分様々な努力をしていると思うんですが、どういった形で感染が広がらないように、そういったある意味、密になりやすい場所でありながらもいろんな工夫をしていると思うんですが、そういった点も、3密を避ける努力についてもお聞きしたいと思います。 85 ◯原田子ども未来課長 まず、支援員1人当たり何人の児童を見ているかについてでございますけれども、大体1単位につき2名以上の支援員を配置しておりまして、1単位の児童の人数ですけれども、おおむね40人以下ということになっておりますので、支援員1人当たり多くても20名程度の保育をしていることになります。  委員がおっしゃるように、クラブの規模ですとか教室の大きさ、それから1単位当たりの児童の人数については、一概には言えませんが、平均を取って見ますと、1単位当たり29名から30名ぐらいで、そうなりますと支援員2名つきますと、15人ぐらいを見ているような計算になるかと思います。  それから、次の3密を避けるためどのような工夫をしているのかということですけれども、やはり限られたスペースで児童を保育しておりますので、密接、密集を完全に回避することは難しいことから、常時または定期的な換気を徹底し、密閉を回避するということで、3つの密が重ならないようにお願いしているところです。  各クラブの対応例としては、スペースに余裕があるようなときには、おやつや宿題時に可能な限り間隔を空けた席の配置として、密接、密集を回避。それから、集団で遊ぶ遊具、ボードゲームなどは使用禁止にしているですとか、学校の協力が得られた場合には、体育館や運動場等を使用することで教室内の密接、密集等を回避しているというようなことを行っていると聞いております。 86 ◯杉本委員 ぜひ、感染防止策をきちっとやりながら、進めていっていただきたいと思います。  次、これも既に質問されているところですが、177ページの子どもの貧困対策について私からもお聞きしたいと思います。  この事業ですが、今、本当に格差と貧困が広がる中で収入の少ない人が、言ってみれば学ぶ場を奪われて、要するに経済的な格差が学ぶ格差になっていってはいけないなと思っていて、この事業は本当に大事かなと私は感じています。現実的に、今、やっているこの事業ですけれども、静岡市全体としては支援会場が幾つぐらいあって、どういう頻度で開催しているのか。また、1回で何時間ぐらい見てあげているのか。支援しているのはトライだとか、さっきNPO法人が2団体だとかというお話は聞いています。ということで、1人の指導者が何人の子供たちの面倒を見たりだとか、実際に今やっている支援の具体的な中身についてお伺いします。 87 ◯萩原子ども家庭課長 学習支援事業の内容についての御質問でございますが、まず、会場数につきましては市内全体で昨年度は13か所で実施しております。開催としては、おおむね週1回程度、1回の開催時間が夕方の6時から夜の8時半くらいまでの間の2時間程度ということで実施しております。  支援に当たるのが、委託事業者が派遣をする大学生や社会人のボランティアなどになります。支援者は、子供さん3人に1人を配置するように対応しておりますので、会場が定員10人の会場と20人の会場がありまして、定員10人の会場ですと支援者が4人以上、20人の会場ですと支援者が7人以上ということで対応しております。 88 ◯杉本委員 それでは、ここの指標を見ますと、延べ利用者数が増えており、Sという達成度になっていて、1次評価もSになっているわけですが、延べというふうに書いているものですから、実際にこういった学ぶ場所に参加している子供たちというのは、実人数ではどうなっているのかをまず1点お聞きしたいです。  もう1つは、こういったところに来る子供たちというのは、当然貧しいという言い方は失礼ですけれども、経済的に大変な人が来ていると思うんですが、こういう場所で援助しなくてはいけないような子供たちというのは、今、市としては潜在的に何人ぐらいいるかというのを把握していれば、その辺を教えていただきたいですし、またそれに対する今後の対応として、さっき13か所と言いましたけども、会場を今後増やしていきたいとか、拡充していくような計画があるかどうかをお伺いします。 89 ◯萩原子ども家庭課長 学習支援事業を実際に利用されている方の人数と、あと潜在的なニーズ数、それから拡充の予定についての御質問でございます。まず、実際に利用されている実人数ですが、平成29年度が会場9か所で実施しておりまして182人、30年度が13か所で実施しておりまして222人、令和元年度が同じく13か所で実施しておりまして230人ということで、実人数についても増加傾向にあります。  潜在的なニーズでございますが、この事業は生活保護や児童扶養手当の受給世帯、それから修学援助の世帯の小学生から高校生の子供を対象としております。重複している世帯もありますが、修学援助の認定件数や児童扶養手当の対象児童数が潜在的なニーズになると考えております。令和元年度の修学援助の認定件数と児童扶養手当の対象児童数は、それぞれ4,405件と6,207人となっておりまして、近年減少傾向にあります。  会場の拡充については、予定としては未定ですが、現在の会場では地理的にどうしても通えない子供さんもいらっしゃいますので、拡充の必要は感じているところではありますので、今後は運営の在り方も含めて検討をしていきたいと考えております。 90 ◯杉本委員 はっきりしていないみたいですけれども、ぜひ拡充の方向でお願いしたいと思っています。  次、児童相談所については1点だけお聞きしたいと思うんですが、違ったら言ってください。話によりますと、この児童養護施設について、今、市内で60人ぐらいの子供を預かっていると思うんですが、これが国の指針で定員を減らしていくというのかな、45人程度に小さくしていくという方針が出されているようなことを聞きました。となると、静岡市は今、1か所しかないわけですが、今後それに対応したような形で施設を増やすとか、現段階ではその情報が正しいかどうかを含めてお伺いします。 91 ◯萩原子ども家庭課長 児童養護施設の定員の減に関する対応についての御質問でございますが、まず、委員がおっしゃられている定員を45人程度にする指針、「児童養護施設等のケア形態の小規模化の推進について」という通知が平成17年に国から発出されておりまして、ほぼ毎年その中身が改正されております。この45人程度にするという指針は、平成22年にその通知が改正された内容となっております。  現在は、平成28年の児童福祉法の改正ですとか、あと29年の8月に新しい社会的養育ビジョンという国の指針が新たに示されておりまして、現在は、児童養護施設の本体施設については、ケアのニーズが非常に高い子供さんを4人を1つのユニットにして4ユニット。ですので、これから10年ぐらいでおおむね最大16人程度に減らすようにという指針が出ております。  本市におきましても、児童養護施設は今、1施設ありまして、今現在ですと定員が60人を超えるようなところでありますが、これについては、国の指針に沿った形で計画的に小規模化、地域分散化については、所管の施設と協議を進めているところでございます。  実際に、それを進めていくに当たっても、実際には本体施設に入所している子供さんがいらっしゃいますので、まずはこういった地域小規模児童養護施設とか、分園型の小規模グループケアの整備を進めた上で、移せるような形でできるように、施設のほうと検討を進めていきたいと考えております。 92 ◯杉本委員 この間、ずっといろんなところで少人数化というのかな、学校の教室もそうですけれども、やっぱりしっかりと見てあげるという点でいうと、大規模ではなくて小規模のほうがケアしやすいのかなと思いますから、その方向でしっかりと進めていただきたいと思います。  では、次の質問に行きます。  180ページからの認定こども園や保育所の関係についてお聞きしたいと思います。  最初に、私は、はっきりした数字が分からないで聞くんですけれども、今、待機児童をなくすために施設を増やしているという状況です。しかし、地域的には児童が減ってきている、子供が減っているという地域もあったりしています。現状、施設のキャパが例えば100人だけど、実際には70人とか80人しか入っていないという保育園とかこども園もあると聞いているものですから、現状、定員に満たない施設はどれぐらいあるのか。  また、その原因は、保育士が見つからないということも1つの原因だとは思ってはいるんですけれども、要因としてなぜ定員まで持ってこれないのか。その地域に需要がないのかというのも含めて、教えてください。 93 ◯海野子ども園課長 御質問のありました件ですけれども、令和2年4月1日時点の利用状況でございますが、市立のこども園が58園ございまして、その全園で定員数には達しておりません。これは多くの園で申込者数が定員数を下回ったことによるもので、その要因としましては、子供の数が多い地域におきましては、入園希望者が私立の保育所等との間で分散化したものと考えられます。また、中山間地等に位置する市立こども園では、子供の数自体が減少しているということが影響しているものと考えます。 94 ◯堀幼保支援課長 私からは私立の利用状況について説明させていただきます。  令和2年4月時点で、私立園148園中、定員に満たない施設は96園でございます。主な要因といたしましては、ゼロ歳児が年度途中からの入所希望が多く、年度当初からの希望者が少ないことが原因となっております。 95 ◯杉本委員 ということは、一律には言えないんですけれども、今の施設そのものはもう需要を満たすほどのものになっているけれども、様々な原因で待機児童がまだ残っているということではないのかなと思うんです。ということは、場所、地域によってのミスマッチみたいなのがあるのではないかという気がしました。  質問を変えるんですけれども、そのように余っているんだけど、さっき100%じゃなくて満杯の園もあるということで、今、待機児童では4月1日はゼロになっていますが、要するに特定の園を希望して入所できないというか、しないという方。俗にいう隠れ待機児童があるというふうになっているんですね。  当局の資料でいうと、令和元年度は153人。今年もう159人が年度当初で隠れ待機児童になっているという数字が出ています。その下でお聞きしたいんですけれども、こうした隠れ待機児童になっていく理由とすると、特定の施設を選んでいるんですが、選んでいる理由として、自分の自宅から近いところがないという理由なのか、あるいは、自分の希望するような保育をしてほしいところがそこしかないとか、様々な要因があると思うんですが、その隠れ待機児童になっている159人という方々はどういう理由で園に入れなかったのか。その原因ですね。また、もし原因別の割合というか、比率が分かれば、教えてください。 96 ◯原田子ども未来課長 どういった理由で特定の施設を希望しているのかということについてですが、保育所に入所を申し込んだものの入れないお子さんが発生しており、委員がおっしゃるように特定の園を希望する方がその多くを占めてございます。  理由としましては、統計としては直接取っていないんですけれども、理由として考えられることにつきましては、教育方針や保育の内容で判断する、それから、兄弟で同じ園に通わせたいという方、それから自宅に近いですとか勤務先に近いといった利便性を考えて御希望する方、それから施設の新しさや設備の充実などについてこの園を希望するといったことが考えられますが、複数の理由を挙げる方もいらっしゃいますし、はっきりしたことは分かりませんが、そういったことが考えられるのではないかと考えております。 97 ◯杉本委員 それでは、この件については最後になりますが、先ほども児童クラブで聞いたんですが、やっぱり新型コロナの関係でいうと、感染防止というのがやはりこういう認定こども園や、あるいは保育所でも求められていると思うんです。そういう意味では同じような質問になるんですけれども、こういったところではどんな対策をしているかということと同時に、現状の保育園の場合の、例えば3歳以上だと1人について何平米という、必要な施設の単位、面積という基準があると思うんですけれども、この基準について、現状、国の基準ではあるんですけれども、市とすればその基準については3密を避けるということも含めて、どんなふうに考えているのか、考え方を教えてください。 98 ◯堀幼保支援課長 新型コロナ対策として、面積ですとか保育士の配置基準についてどのように考えるかという御質問についてお答えいたします。  国が定める面積、保育士の配置基準につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う変更というのは考えておりません。市立こども園では、新しい生活様式に対応した取組を行っており、私立園におきましてもその取組を周知しているところです。例えば、消毒や換気、園児や職員の健康チェック、空き部屋を活用した保育の分散化など、施設の実情に合わせた感染予防に努めていただいているところでございます。 99 ◯杉本委員 今、保育の分散化というのがあったんですが、ちょっと意味合い的には理解が違ったら言ってください。結局、園に子供たちが来ますよね。それで、お散歩をする子供たちがいて、園に残る子供たちがいて。そこにいる時間帯に、なるべく全員がいるようなことにならないような工夫をしているという意味でいいんでしょうか。 100 ◯堀幼保支援課長 今、委員がおっしゃったように、室内で保育をしている、園内でお子さんを保育しているところと、園外でやっている方というところも一つの例ですし、また、保育室を、幾つか空いているところを活用して分散化して、時間帯で1つの部屋で密にならないように、保育の分散化をしているようなところもございます。 101 ◯杉本委員 最後の質問にします。  特別会計の関係で、530ページの母子・父子・寡婦福祉資金貸付金会計ですが、昨年度の決算ですから3月末までですが、ただ、2月、3月になった時点ではかなりコロナの影響も受け始めているという感じがして、そういう意味では経済的な影響も出てきているんではないのかな。あるいは、先行きの不安で入学資金なんかの需要もあるのではないかなと想像していたんですが、実際のところはそれほど増えていないと、逆にトータル的に減少しているんですけれども、この辺の要因についてはどのように考えているのか、そこだけお伺いいします。 102 ◯萩原子ども家庭課長 母子・父子・寡婦福祉資金貸付金に関する御質問でございますが、貸付金の減少については、新型コロナの影響が大きく出始めたのは緊急事態宣言後、今年度の4月以降であるのではないかと考えておりまして、昨年度の貸付け件数にはさほど影響がなかったのではないかと考えております。  減少の理由としましては、先ほど委員がおっしゃられたように本貸付金の制度が、例年、修学資金と就学支度資金といった進学者向けの貸付けが9割を占めております。例えば、日本学生支援機構が行う給付型の奨学金が拡充されたことや、あと子供さんの全体数が減少してきているということが、減少の理由としては考えられると思っております。 103 ◯安竹委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に入ります。  念のため申し上げますが、認定第1号中所管分は、昨日の保健福祉長寿局所管分も合わせて、討論をお願いいたします。  要望・意見、討論がありましたらお願いいたします。 104 ◯堀委員 自民党は、昨日の分も含めて、認定第1号中所管分、それと認定第4号に賛成いたします。  要望・意見です。  まず初めに、新型コロナ感染症対策で、日々頑張っている子ども未来局職員の皆様に感謝とエールを送りたいと思います。ありがとうございます。  次に、児童相談所の運営については、相談件数が増加傾向にあることや、相談内容の多様化、複雑化を踏まえて、専門的な知識やスキルを持った方の増員や再配置を図っていただきたいと思います。  次に、放課後児童クラブについて、令和元年度の待機児童数を30年度から半減させて、先ほどの答弁に、さらに令和2年4月当初で43人まで減少させたということは、評価していいと思います。一方で、課題として開所時間の延長やウィズコロナの状況下で、支援員の負担が確実に増加していると思います。本市がしっかりサポートすることで、児童クラブの持続的な健全運営を実現していただきたいと思います。  次に、しずおかエンジェルプロジェクトについてです。私は成婚者ですけれども、実際に成婚した者の感想として言わせてもらえれば、市主催だから安心して参加できました。そういう人はほかにもいると思うので、市主催で実施する意義はあると思っております。また、累積の成婚数が6年間で18組ということですが、恐らくほかにも把握できていない成婚カップルもいるかもしれないので、プライバシーに配慮しつつも、引き続き追跡調査で実態把握に努めてほしいと思います。  そして、このポストコロナ時代、首都圏から地方移住を希望する人は増えているというニーズをしっかりと捉えていただき、婚活イベントで東京婚活バスツアーというものがありますので、それを活用していただいて、本市の定住人口、また関係人口の増加に努めていただきたいと思います。 105 ◯稲葉委員 志政会です。  志政会も認定第1号、それから第4号、全て賛成です。  意見・要望につきましては、ひきこもり対策推進事業のところでは、やはりアウトリーチ活動の重要さというのが分かりましたので、それにつながるサポーター養成が非常に大事だと思いました。ぜひとも、これを続けていただいて、多くの方にサポーターになっていただけるような啓発活動に、引き続き取り組んでいっていただきたいと思います。  それから、次世代育成支援対策推進事業、キャッチフレーズのところですけれども、子育てしやすいまち静岡市というブランドイメージといいますか、広報戦略としてもこれは非常に重要じゃないかなと思います。定住人口の増加にもつながるのではないかなという意味においても非常に重要かなと思います。最近、例えば企業の中でも、大卒の女性とかは県外から市内の企業に勤めている方も増えているのかなと思いますので、この情報発信というかブランドイメージの発信というものを、市外に発信していくだけではなくて、そういう市外から来て市内に住んで働いている方々にも届くような、そんな発信の仕方というか、その辺の意識のところもぜひともやっていただきたいなと思います。  それと、子供の貧困対策。7人に1人が子供の貧困にあるという推計もある中で、潜在的には助けを求めているお子さんがいるのかなと思います。これをつなげていく活動というのがやっぱり必要かなと。そういった意味でこのスクールソーシャルワーカーさんとの連携強化が課題にありましたけれども、答弁にもありましたが、教育委員会との連携だとか、その関連機関との連携をしっかりと密に取っていただきながら、いろんなお子さんのサイン、僅かなサインも見逃さないような、そんな対応が取れるような体制づくりに、ぜひとも引き続き取り組んでいただきたいと思います。 106 ◯井上委員 公明党です。  公明党としましても、全ての議案に賛成いたします。  意見・要望です。  まず、児童クラブの関係、まだ待機児童がいるということで、まだまだこれから進めていかなければいけない部分もあるかなと思いますし、それこそ旧清水市と旧静岡市の運営の仕方が違うということで、実際、放課後児童クラブは1市2制度のような運営のされ方がされています。それぞれいい面、悪い面がありますので、一気にそれを一本化しろとは言いませんけれども、それぞれのメリットを生かせるような新しい運営方法というのを、ぜひ模索していってもらいたいなと思います。  それから、保育所に関しても少し質問させてもらいましたけれども、まだ年度途中での待機児童はゼロになっていない。本来はここもゼロにするのが目標だったはずなので、ここはまたしっかりとやっていっていただきたいと同時に、先ほど杉本委員の質問にもあったように、定員割れをしているところも結構あるし、これから子供の数も少なくなってくる。  ただ、地域によっては大きなマンションがぽんと建つと、突然需要が増えて、ある時期を過ぎると急に需要がなくなるといった、なかなか読めない利用状況の中で、どうやってそれをコントロールしていくかと非常に難しいかとは思うんですけれども、いろんな園が突然経営不振になって全部やめましたとなって、子供が行くところがなくなってしまいましたみたいな、そんなことがないような、しっかりとした計画組みをしていただいて、コントロールして、待機児童をゼロにしながら、子供たちの保育を充実させていただきたいと思います。  それから、あと、質問には入れなかったんですけど、補助金とか助成金は数多くあります。見てみると、昭和の時代からずっと補助を出しているような事業も実はありまして、子供の置かれている環境が当時と比べて大きく変わっている中で、それぞれ事業の中身がちゃんと変わってきているのか。それに対しての補助金が、果たして金額としていいのか悪いのかも含めて、今、本当に必要なところにしっかりと必要なお金が回るような、全体的な補助金の在り方の見直しというのも必要なのかなと考えています。 107 ◯杉本委員 日本共産党です。  認定についてですが、第1号は反対し、第4号は賛成します。  第1号の反対の理由は、子ども未来局所管分についてですが、市立こども園の配置適正化事業として、決算年度、新富町のこども園の民営化に伴う補助、助成、そして、三保こども園と折戸こども園の統合、建て替え、民営化を実施するための用地の購入という経費がありますから、これについては反対いたします。  本市はアセットマネジメントによって、今ある公立園を市内14区域に分けて、そして将来には各区域に公立園を1園か2園にしていくという方針を持っているわけですが、幼児期の子供たちを預かり育てる、こういう施設としては、やっぱり公立園でなければできないような役割や、あるいは公立園だからこそできるということも、私はあると考えています。そういった点で、これについては反対いたします。  あと、意見・要望です。  まず、今言った認定こども園や保育所などの問題についてですが、私が今気にしているのは面積の問題です。新型コロナの感染症防止策として、今、3密を避けるということが言われています。うちの孫が子育て支援センターに行ったときに、定員があって待機をして、子供たちが出てくると次の人が入るというふうな人数調整を、今でもしているという状況にもなっているわけですね。  そういった中で、この新型コロナの流行が収まったとしても、これからはこのコロナと共存していく社会になってくると思います。そうしたときに、このこども園や児童クラブの1人当たりの面積というのを、今の基準でいいのかというようなことを、今、考えています。そうした感染予防の立場から、1人当たりの面積を広げるということを考えてもいいのではないかと。これは国の制度でありますけれども。  実は、日本の保育所の面積基準というのが、諸外国に比べて非常に狭くなっています。一例を挙げますと、3歳児以上はスウェーデンの4分の1の面積、フランスの半分以下の面積というのが日本の基準なんです。そういったことを考えると、やはり安全にゆとりを持って育てる、そういったためにも面積の問題は重要だと考えています。  もう1点は、今回質問していませんが、保育士さんだとか児童クラブの支援員さん、こういった方々の処遇改善もやっていただきたい。特に、一般労働者と比べて、はるかに賃金が低いということで、保育士が集まらない。集まらないから定員まで入れられない。そういった状況になっているんですね。私の知っている保育園でも、年度初め、ようやく1人見つけて、人数を確保できたといったことも聞いています。そういう意味では、そういったきちっとした保育士を確保するためにも、賃金等の対策も必要だと考えていますから、ぜひ、国に強く要望しつつ、市独自でも考えていただきたいと思っています。  次に、子供の貧困対策の問題です。先ほども質問しながら話をしたんですが、利用者も年々増えて、潜在的需要もかなりあるとお聞きしました。やっぱり格差、貧困が広がる中で、新型コロナの影響で貧困層が増えることも、今後、懸念しています。そうした中で、経済的にやっぱり格差が広がる中で、学ぶ意欲がある子供たちが学べないということをつくってはいけないと思いますし、能力がある子をきちっと育てていくという点を考えても、この事業というのは非常に今の社会の中では大事な位置を占めているのかなと思っていますから、ぜひ積極的に拡充を検討していただきたいと思います。  あと、児童相談所についてです。先ほども、意見・要望の中で職員の体制強化、特にスキルをきちっと上げてほしいという話がありました。私もそう思っています。国の基準でいうと、まだまだ児童相談所の必要な人員は確保し切れていないという現状だと思いますから、その点もやっていただきたい。特に、児童相談所の職員というのは、もう生きるか死ぬかというそういった状況に直面しながらやっているわけですから、非常に精神的にもまいってしまうわけですよ。たくさんの事案を抱えれば、今度は相談を受ける側が悩んでしまうというふうにもなってくると思うんです。落ち着いて、しっかりと見ていくためにも、やはり体制の強化は急務ではないかなと思います。静岡市も児童相談所については職員を年々増やすということは知っています。知っていますけれども、必要な状況からいうと、まだまだ足りないなというのが私の実感です。実感というか、私の目から見るとそう思っていますから、ぜひ、そういったことも市全体の職員の増員の中の一環ではなくて、急務だということで体制強化をしていただきたいと思っています。  最後です。昨年度というか今年度から、子ども・子育て・若者プランというのをつくって、令和2年度から令和8年度まで、このプランに沿って進める1年目だという状況ですが、私も子供と青年をつないで支援していくというのは非常に大事な観点だと思っています。ただ、このプラン、全面的に賛成しているわけではありませんが、しかし、本当にしっかりとつなげて、切れ目がないというような考え方を持つというのは非常に大切なことで、ぜひこのプランの中身を1個、1個、確実に。ただ、配置適正化というのはやめてほしいんですが、その他についてはきちっとつなげながら、子供たちが育っていくような、そういった場をつくっていっていただきたいなと思います。  ぜひ、来年の成果指標には、この新しくつくったプランという意味では、子供から青年までつなげていくと、つながっているということを一つの指標として、報告していただけるとありがたいなと思います。 108 ◯安竹委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終わり、採決を行います。  反対の討論がありましたので、先に反対の意見が述べられた決算を採決いたします。  認定第1号中所管分は、認定することに賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 109 ◯安竹委員長 賛成多数ですので、認定第1号中所管分は、認定すべきものと決定いたしました。  次に、残る決算を簡易採決にてお諮りいたします。  認定第4号は、認定することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」〕 110 ◯安竹委員長 御異議なしと認め、認定第4号は認定すべきものと決定いたしました。  以上で、決算の審査を終了いたします。
     残る議案審査等に関係のない説明員の方は、ここで退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 111 ◯安竹委員長 次に、議案審査に入ります。  議案第150号中所管分及び議案第160号の2件を一括議題といたします。  それでは、当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 112 ◯安竹委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には、議案番号、ページ数、項目等を述べていただくよう、お願いいたします。  それでは、質疑をお願いいたします。 113 ◯堀委員 それでは、私からは1点だけ質問させていただきます。  資料-2の12ページ、放課後児童クラブ感染症拡大防止対策事業について伺います。  先ほど、決算のときにも新型コロナ対策の質疑があったと思うんですけれども、それに関連して、先日ある放課後児童クラブを見学させていただいて、その時に偶然、児童たちが密になって遊んでいる様子を目撃して、少し心配になりました。新型コロナ感染症対策については、各児童クラブで支援員さんが注意を払っていると思うんですけれども、外部からのいろいろなアドバイスも一方で必要だと感じました。  実際に現場に行くということもすごく大事だと実感しましたが、そこで伺いますが、本市職員が各児童クラブを訪問してチェックしたり、指導したり、そういったことは行っているでしょうか。教えてください。 114 ◯原田子ども未来課長 児童クラブにおけるコロナなどの指導についてでございますけれども、先ほど杉本委員の御質問でもお答えしましたが、ああいった取組を含めまして、行っております。また、国から感染防止対策の様々な通知が出されておりますので、随時各クラブに周知するとともに、そういった内容をかみ砕いて、各クラブの対応についても通知をしているところです。  今年度につきましては、例年2年に1回クラブ訪問しておるんですけれども、今年度は清水区の全クラブを訪問しております。その際、各クラブでどのような感染対策をしているのかというような聞き取りもさせていただいて、そこで何か不安に思っていることがあれば、その取組について指導させていただいたところです。 115 ◯稲葉委員 私は、資料-2の13ページの少年教室運営委員会助成ということで、一部中止とありますけど、この少年教室運営委員会というのはどういうものなのか、まず概要を聞かせてください。 116 ◯金丸青少年育成課長 少年教室でございますけれども、こちらは主に清水区のほうで、もともとが公民館での少年教室事業というのがやられていて、それが基になって、今でも清水区中心に、今年度ですと12地区、1地区葵区の清沢でやっていただいているところがありますけれども、そういったところで各地区の中で自主的に運営をしていただいて、地域の自治会なり健全育成の方が入っていただいていることもありますけれども、そういった方が役員になって運営委員会、各地区の少年教室運営委員会というのをつくって活動をされているという状況です。 117 ◯稲葉委員 そうしますと、地域それぞれの判断で、中止とか判断をするものなのでしょうか。逆に、一部中止ということは中止にならなかった事業というか、実行できる事業も何とかやろうとしてやろうと、こういうことで進めていただいているところもあるということで、逆に中止にならない事業というのはどういうものがあるのか、伺います。 118 ◯金丸青少年育成課長 今回コロナの関係で、各運営委員さんのほうで本当にいろいろ御検討いただいて、今年度の事業をどうしようという御検討をいただく中で、やはり活動の中身によって、コロナの対策をきちんと取ることができない、難しいといったような活動については中止という御判断がなされています。  一方で、要は、主に野外活動のようなもので、具体的に言いますと、三保地区のサマーキャンプであるとか、あと、由比の川遊びの体験、そして、江尻のサツマイモの苗の植付け、農業体験、そういった主に野外で3密を避けて、コロナの対策をしっかり取れるという御判断を運営委員会でしっかりされて、そういった対策を講じることによって、活動していこうという地区がございます。 119 ◯井上委員 では、私はその次の私立こども園・保育所等一時保育事業費助成のことを伺っておきますけど、国の単価が変更になったということは、多分利用者の負担の金額も変わってくるんじゃないかなという気がするけど、そこはどうなっているかをまず教えてください。 120 ◯堀幼保支援課長 今回の一時預かり事業の変更の内容でございますが、一時預かり事業の補助要件につきましては、専用保育士が2名配置されることとされていたものが、例えば在園児と一緒に事業を実施して、クラスの保育士の支援が受けられるような場合ですと、専用保育士1名により実施することができるため、市内では半数以上の園が1名の配置によって事業を実施していたというところが現状でございます。  今回の補正によりまして、国の子ども・子育て支援法の交付金の要綱に一部改正がございまして、特に利用が多い年間の延べ利用者数の900人未満の施設について、配置基準を満たす2名分の職員の配置が可能になるように、補助基準額が拡充されたものになりますので、利用者の負担が変わるというものではございません。 121 ◯井上委員 分かりました。ちなみに、手当を厚くしましたよということですけれども、これはコロナ対策で一時的なものではなくて、恒久的にちゃんと保育を確保するためにこの単価が変更されましたということでいいですよね。 122 ◯堀幼保支援課長 委員のおっしゃるとおり、今まで1名しか保育士が配置できなかったものが、補助で2名分の補助ができるということになりますので、2名の配置が可能になるように補助基準額が拡充されたものになります。コロナ対策だけではなくて、これから2名の配置ができるように改正されたものになります。 123 ◯杉本委員 私からは、今の一時預かりについて、1個、2個お聞きしたいと思います。  ここに、補助対象が予定として77園となっているんですけれども、今の話でいうと2人配置のところも1人配置のところも一時預かりをしているということで、今現在、一時預かりをしているところだけを対象にしているのか、あらかじめ聞くと思うんですけれども、今度の改正によって可能になるようなところも含めているのか、この77園というのはどういったところでしょうか。 124 ◯堀幼保支援課長 現在、この一時預かり事業を実施している全ての園が77園でございます。今回、この改正によりまして2名を配置して実施したいというところも出てくるかと思いますので、そういったところが全て対象になるものでございます。 125 ◯杉本委員 下世話な話になりますが、2人分の補助というと、そもそも幾らが幾らになったのかということと、あと、最後もう1個、一緒に聞いてしまいます。この一時預かりというのは、例えばリフレッシュしたいからちょっと預かってというのを含めた預かりになると思うんですけれども、そういう意味では今、子育て支援には非常に大事な役割を果たしているかなと。さっきもサポーターとか何とか、別の事業も似た感じの事業があるんですが、これを拡充していけばあの事業とだぶっていくなという気もしているんですが、この一時預かりをしてもらうというのは、例えば自分の住んでいる家と全然違う地域でも、例えばまちの中に買物に行きたいから、その時に子供を預けたいので、まち中の保育園に今日は一時預かってほしいみたいなことで予約ができるようになっているのか。  予約の仕方についていうと、うんと事前にやらなくちゃいけないのか、その日の朝電話1本でできたりするのか。その辺の預け方というのかな、制度について教えてください。 126 ◯堀幼保支援課長 御質問の1点目の改正内容の具体的な部分ですけれども、利用児童数300人未満の施設につきましては、現行の160万円から260万円余に引き上げられました。また、300人から900人未満の施設につきましては、現行の176万円余から299万円余に引き上げられております。900人以上の施設につきましては、現行の317万円余から321万円余に単価が引き上げられております。  2点目の利用の内容でございますが、この事業は保護者が例えば病気ですとか出産、それから地域の活動に参加するというような目的で、家庭で保育を一時的にできない御家庭の子供を、一時的に保育所等で預かるような事業になっております。ですので、子育てに悩みを抱える保護者について、孤立しないで安心安全に保育することをサポートする事業になっております。利用ですけれども、予約制になるのかというのは園によって異なりますので、当日受け入れられるところもあると思いますし、前日ですとか当日の朝までにということで、予約の仕方につきましては園の事情によって異なっていると思います。 127 ◯安竹委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  念のため申し上げますが、議案第150号中所管分は、昨日の保健福祉長寿局所管分も合わせて、討論をお願いいたします。  それでは、要望・意見、討論がありましたらお願いいたします。 128 ◯堀委員 自民党は、昨日の分も含めて議案第150号中所管分、そして、議案第160号に賛成いたします。  要望・意見です。  放課後児童クラブの感染症拡大防止対策事業については、引き続き様々な対策を講じていただいて、安心安全なクラブ運営をサポートしていただきたいと思います。  少年教室の運営委員会の助成に関しましては、私も地元で運営委員をやらせてもらっているんですけれども、今年、新型コロナウイルスの影響で中止となった少年いかだまつりのレースは、毎年子供たちも楽しみにしている少年教室にとってビッグイベントの1つであると思います。来年度、ぜひ開催できるように、本市のサポートをして開催できるように努めていただきたいと思います。 129 ◯稲葉委員 志政会です。  全ての議案に賛成いたします。  意見・要望ですけれども、放課後児童クラブの助成、あと、一時預かりの助成もそうですけれども、必要な支援だと思いますので、しっかりと現場の状況を把握していただきながら、遅滞なく助成が届くようにということをお願いしたいと思います。  それから、少年教室の関係、先ほどもお話がありましたけれども、地域差があるというところだと思いますが、頑張って何とかやろうということで中止しないで頑張っていらっしゃるところもあると。この辺、なかなか難しいところがありますけれども、地域間の情報交換ですとか、何とかやれるというところを模索できるようなサポートをお願いできたらなと思います。 130 ◯井上委員 公明党です。  議案第150号、160号ともに賛成いたします。  これまでもコロナ対策で本当に皆さん大変な思いをされてきたかと思いますけれども、まだまだ予断は許さないという状況の中で、こういった補正も出てきているわけで、また、冬場になるとインフルエンザも出てきますので、しっかりと気を引き締めて、このコロナ対策に手を打っていただきたいことと、ただお金を出すというだけではなくて、しっかりと現場を見ていただいて、ソフト面でのフォローアップであるとか、アドバイスであるとか、そういったこともしっかりやって、本当に子供たちが安心して過ごせるような環境というのを、ぜひつくってもらいたいと思います。よろしくお願いします。 131 ◯杉本委員 共産党です。  議案第150号と160号、どちらも賛成します。  意見・要望、2点です。  1つは、放課後児童クラブの感染症拡大防止対策事業ですが、昨日、井上委員から保健福祉長寿局の関係ですけれども、いろんな対策費をつくったとしても実際に執行されて手元に来るには非常に時間がかかるという話があったんですね。私も同感なんです。そういう意味では、この50万円もなるべく早く手元に届くようにしてあげてほしいなと思っています。そういう意味では、静岡市は今2億円の予備費を持っています。使ってしまったかな、分かりませんが、持っていますし、財調も少し戻していますから、そういったことも活用しながら、ぜひ速やかに支給するようなことを考えていただきたいなというのが1点です。  もう1点は、私立こども園の保育所等の一時保育の事業の関係なんですけれども、これは本当に地域で子育てしている親にとってはありがたい制度だと思うんです。今、77園が参加していますが、これを機会にできれば全てのこども園、保育所等が参加できるようになるといいんじゃないかなという気がしているんですが、この制度が見直されたということをきちっと周知徹底していただいて、ぜひ参加を促していただきたいということを要望したいと思います。 132 ◯安竹委員長 特に反対の討論はありませんでしたので、全議案を一括して簡易採決にてお諮りしたいと思います。  議案第150号中所管分及び議案第160号は、可決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」〕 133 ◯安竹委員長 御異議なしと認め、議案第150号中所管分ほか1件は可決すべきものと決定いたしました。  以上で、議案審査を終了いたします。      ────────────────────────────── 134 ◯安竹委員長 次に、報告事項に移ります。  債権の放棄に関する報告について、聞くことといたします。  当局からの説明をお願いします。 135 ◯萩原子ども家庭課長 それでは、子ども家庭課所管の債権放棄に関する報告について、説明させていただきます。  お手元にA4、1枚書きで、様式4と書かれました資料がございましたら、御覧いただきたいと思います。  債権の名称は、母子・父子・寡婦福祉資金貸付金元金及び利子になります。放棄した債権の額は、26万3,797円でございます。  放棄の理由は、債務者が破産法の規定によりまして債権についての責任を免れ、債権が履行される見込みがないため、静岡市債権の管理に関する条例第7条第1号に基づきまして放棄をしたものでございます。 136 ◯安竹委員長 ただいまの報告に対し、質疑等はありませんか。             〔「ありません」〕 137 ◯安竹委員長 特にないようですので、質疑等を終わります。  報告事項は以上でございます。      ────────────────────────────── 138 ◯安竹委員長 以上で本日の日程は、全て終了いたしました。  これをもちまして厚生委員会を散会いたします。                 午後2時7分散会      ────────────────────────────── 厚生委員長  安竹 信男 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...