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令和元年 清水都心まちづくり特別委員会 本文 2019-12-20
令和元年 清水都心まちづくり特別委員会 名簿 2019-12-20

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  1. 静岡市議会 2019-12-20
    令和元年 清水都心まちづくり特別委員会 本文 2019-12-20


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時59分開議 ◯早川委員長 それでは、ただいまから清水都心まちづくり特別委員会を開会します。  なお、本日、石上顕太郎委員から欠席届が提出されておりますので、御承知おきください。      ────────────────────────────── 2 ◯早川委員長 早速ですが、協議に入ります。  お手元の会議順序に従いまして進めてまいります。  前回は今後の取り組みについて協議し、調査項目の決定を行いましたが、今回は先般実施した先進事例視察成果も踏まえながら、調査項目に関する現状と課題あるいは今後の見通し課題等について、当局から一括して説明を受けた後、質疑応答意見交換等を行います。  初めに、会議順序の1、調査項目に関する当局の取り組みについてです。  説明員皆さんへのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録説明内容が正確に記録されるよう、例えば、この図のとおりですなどと簡略した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。これは、委員がパネルについて質問する際も同様に願います。  それでは、会議順序にしたがって順次説明をお願いします。 3 ◯谷川産業振興課長 中部横断自動車道等、高規格道路を活用した物流産業の集積の状況ですが、産業振興課では、お手元に配布いたしました、「物流ど真ん中」というパンフレットを作成し、首都圏での展示会出展海貨事業者等との官民連携合同荷主説明会を行い、立地支援情報発信をしております。  また、清水港、東名、新東名中部横断自動車道の整備といった本市の強みである広域交通インフラの充実を生かしたロジスティクス産業企業誘致及び企業留置の推進のための活動を行っております。具体的には、企業立地促進助成制度による企業立地の際の用地取得設備投資新規雇用事務所賃借等に係る経費の助成を行っております。  主な成果といたしましては、平成27年には清和海運株式会社が、中部横断道新東名を活用した物流ネットワークの拠点としまして、清水区宍原に約3万7,000平方メートルの施設を建設しました。  ことしでは、柏栄トランス株式会社が清水区興津清見寺町に約8,000平方メートルの梱包物流センターを建設。市内海貨4業者が新興津埠頭に約7万5,000平方メートルの物流施設を建設し、令和2年1月には竣工式が行われます。  これらにより、新規貨物の誘致や輸出入貨物取り扱いが増加し、清水港がより発展することが期待されております。  その他に、平成30年度に鈴与株式会社新東名の新静岡インターチェンジ近くの葵区牛妻に約2万平米の建物を建築し、補助金を交付した実績もあります。  その他、PR活動では、来年3月には長野県佐久市で貨物の誘致や企業の誘致を目指したセミナーを開催する予定であります。  今後も引き続き、清水港、東名、新東名中部横断自動車道等といった本市の強みである広域交通インフラを積極的にPRし、物流産業の集積を目指していきたいと考えております。 4 ◯鈴木ウォーターフロント振興担当課長 産業振興課に続き、物流産業関連に関しまして、海洋文化都市推進本部からは、清水港利用促進について御説明いたします。  まずは、清水港利用促進のためのポートセールスについてでございます。
     ポートセールスは、清水港コンテナ取り扱い量の増加を目的に、国内外の船社や荷主に対してコンテナ航路の維持、拡大と荷物の集荷に力を入れております。  国内セールスの方法につきましては、中部横断自動車道の開通を鑑みまして、甲信地方の荷主に対するセミナーを行っております。毎年、山梨県甲府市で開催しておりますほか、昨年度は長野県上田市で、先ほど産業振興課から説明をいたしましたが、今年度は長野県佐久市でセミナーの開催を予定しております。  また、西では新東名の整備に合わせまして、県西部の荷主を対象に浜松市でセミナーを開催、東方面におきましては圏央道の整備を視野に入れまして、首都圏の東京でのセミナーを毎年開催しております。  セミナー開催のほかでは、清水港へ荷主や関連企業を招いての現地視察会を年4回ほど開催しております。1回の視察会では約120名の参加を得ている状況でございます。  次に、ポートセールスの方法、海外でのポートセールスでございますが、例年では年2回、清水港利用促進協会が中心となりまして、主にアジア方面を対象に、船社などに対して海外のポートセールス活動を行っております。そのセールスの内容につきましては、清水港周辺インフラの整備にかかわる最新情報をお届けするとともに、コンテナ航路誘致委員会が行っております助成制度などを説明するものであります。  この助成制度につきましては、新規航路を開設していただいた場合やコンテナの貨物を清水港に切りかえていただいた場合、船社や荷主に助成するインセンティブの助成でございます。  今年度からは、リーファーコンテナを活用した食料品に対する助成も新設しておりまして、これは中部横断自動車道の先にあります長野県や山梨県の農産物に期待をして、リーファーコンテナに対する助成も新設したところでございます。  次に、物流の集積に関することでございますが、現在国土交通省におきまして、新東名での隊列走行による自動運転実証実験を行っております。港湾管理者である静岡県は、この結果によりまして将来を見据えた港湾関連施設の整備をこの検証結果に基づいて整備を検討するということとしておりまして、市といたしましてはこの整備に対して協力をしていくものでございます。  以上が物流関連施設に関しましてでございますが、続きまして、調査項目にあります観光誘客関連について説明いたします。  まず、客船の誘致についてでございますが、令和元年度の客船の寄港回数は、過去最高となります49回を予定しております。この増加の要因は、本市や県、港湾の関連団体民間企業で構成します清水港客船誘致委員会が主体となって行っております、国内外クルーズ船社船会社販売代理店ランドオペレーターなどに対しての、地道な誘致活動を行ってきた成果だと考えております。この成果によりまして、客船が清水港に寄っていただけるようになったものと考えております。  もう一つの清水港への寄港増の要因といたしましては、富士山世界文化遺産に登録されたこともありまして、富士山を眺められる清水港という名前が海外にも浸透してきたということでございまして、船会社それから、船社、クルーなどのヒアリングでは、清水港イコール富士山ということが定着しているということをヒアリングで調査して伺っているところでございます。  ちなみに、来年度、令和2年度の客船等寄港回数は、今年度は49回でございましたが、来年度は大きく上回る75回を予定しております。  次に、乗船客の市内への回遊性の向上について、御説明いたします。  乗船客を市内に運ぶための手段は2通り考えておりまして、1つ目は、船会社が企画しておりますバスのランドツアー、いわゆるツアーバスに乗る方法でございますけれども、このツアーバスメニューの中に、市内の施設を入れていただくよう働きかけることでございます。  この方法といたしましては、船社やランドオペレーターへの誘致活動の際に、市内で観光や体験ができるメニューブックなどを使いまして、市内観光施設を積極的にPRしているところではあります。もちろん、富士山を間近で見たいということでございまして、富士山世界文化遺産センターがあります富士宮方面へ行くツアーも幾つかはございますけれども、半日ツアーの場合には市内を回るツアーが多くなっております。その見学先は日本平夢テラス久能山東照宮、三保の松原、それから東海道広重美術館、そして河岸の市、こういった市内施設をめぐるツアーが主流となっております。  2つ目は、このバスツアー、オフィシャルツアーに参加しないフリー乗船客、いわゆるFITと言われる個人での旅行客に対する市内回遊へのアプローチでございますが、現状でも日の出付近複合商業施設衣類販売店、こちらには日の出埠頭から歩いて行く姿は多く見受けられます。このFITの方たちの行動範囲をさらに市内へ広げるための手段といたしまして今、行っていることは、日の出埠頭から清水駅前銀座通り商店街の入り口まで無料のシャトルバスを運行させております。このような無料シャトルバスを運行する企画のほか、するが企画観光局によりまして、日の出岸壁へ臨時の観光案内所の設置をしております。このほか、多言語マップの作成や配布、そして、通訳ボランティアの配置、案内などを行って、市内回遊のための案内を行っているところでございます。  このほかにも、ただ日の出岸壁で案内するだけではなく、何か企画ができないかということで、市内回遊対策としたトライアル事業を2年前から実施しております。  これは、静鉄さんにお願いして市内への回遊の動向調査をしていただいたり、関係団体への企画などを行ってやってきて取り組んできたものでございますけれども、いよいよ3年目となる本年度は、この回遊性向上に向けたこの事業が、今後も継続として営利事業として成り立つのかどうかということを、来年の2月にダイヤモンドプリンセスが5回清水港へ入港する予定となっておりますが、この2月のダイヤモンドプリンセス寄港のときに、事業として成り立つかどうかの実証実験といたしまして、トライアル事業を行う予定でございます。  海洋文化都市推進本部からの説明は以上でございます。 5 ◯岡山観光国際交流課長 私からは、客船誘致乗船客の市内の回遊性の向上について、引き続き観光誘客の観点からの現状と今後の対応について御説明申し上げます。  まずは、現状についてですが、先ほど海洋文化都市推進本部からも説明がありましたが、その観光客を回遊させるための2つの手法のうち、特にフリー乗船客市内回遊をいかに高めていくかということが重要であると認識しております。  そういう状況の中で、ランドツアーに参加しないフリー乗船客に対しては、さきの説明のとおり、するが企画観光局が岸壁に出張観光案内所を設置して、多言語マップを配布するとともに、通訳ボランティアの協力を得て観光案内を行っているところです。  また、日の出埠頭から近場のまち歩き、そういったもののニーズに対応するためには、清水港船宿記念館末廣では客船の寄港に合わせた開館時間の延長、それから、その日に合わせたイベントを打ったり、そのほか清水次郎長の衣装の貸し出しなどを行って、そういうサービスを行っているところです。  そのほかの清水区観光ボランティアガイドの会、総勢80人のスタッフの皆様の御協力を得て、フェルケール博物館、末廣、次郎長生家、妙慶寺、美濃輪稲荷神社の5地点で、英語による定点ガイドを行っていただいています。これまで5,500人以上の外国人観光客の対応をしていただいております。  さらに、外国人観光客が迷うことなく観光地にたどり着けることを目的に、昨年度清水のまちづくり等に関係する団体の皆様に御意見を伺ったうえで、清水港及び清水駅周辺に多言語観光案内表示を13カ所、また静岡駅周辺から駿府城公園を中心に6カ所設置し、市内の回遊性向上を図っているところです。  これらの取り組みの中で、先ほど話がありましたとおり令和2年度にはさらに増加する客船に対応していくために、市内回遊性の向上をさらに図るために必要なものとして、1つ目に岸壁の観光案内所ボランティアのさらなる充実。2つ目に多様な移動手段の提供。そして、3つ目に客船の乗船客に楽しんでいただける観光コンテンツ、そういったものを充実させることが必要だと認識しております。  1つ目ボランティアガイドの充実については、通訳ボランティアさんが単に通訳に特化するのではなく、そのみずからも主体的に観光案内ができるよう、単純な通訳ではなくて、それが重要だということを認識しておりまして、通訳ボランティアを対象に市内観光の研修を行っていくということを予定しております。  そのほか、そもそものボランティアに携わっていただける方をふやしていきたいということを念頭に、英語でおもてなしサポーター観光ボランティア、そういった各種養成講座を継続的に開催、実施していく予定でおります。  2つ目の多様な移動手段の提供については、現在は客船の寄港に合わせて民間に運航していただいている日本平山頂行きのバス、先ほど御説明がありました清水駅までの無料シャトルバスがありますが、これに加えてこれまで実験実証が行われてきたMaaSあるいは、相乗りタクシーのほか令和2年度に導入を予定しているシェアサイクル、こういったものを今後関係部局と連携を図りながら、新たな移動手段の活用に向けた検討をしてまいります。  さらに、3つ目乗船客への楽しみの提供につきましては、外国人観光客ニーズの高い体験プログラムをまとめてわかりやすく、もちろん多言語で紹介するウエブサイトを現在作成しております。  そのほか、DMOが商品開発をしている夏の風物詩かき氷と絡めた「茶氷」、あるいは、絶景の茶畑に設置するウッドデッキ「茶の間」、そういったもののほか、既に多言語対応している二峠六宿のホームページを活用した各種宿場などの魅力などを、外国人の好みに合ったコンテンツを岸壁の観光案内所で積極的に紹介してまいりたいと考えております。  このような取り組みを通じて、清水港がまた訪れたい港と評価され、さらに多くの客船の乗船客にお越しいただけますよう市内回遊性を高め、満足度の向上に努めてまいります。 6 ◯野村海洋文化都市推進本部次長 海洋文化都市推進本部です。よろしくお願いします。  私からは調査項目の1、港湾関係の2つの項目について御説明したいと思います。  まず、1つ目ですが港湾周辺にぎわいづくりを目指した周辺整備に関することということで、海づり公園の関係について御説明したいと思います。  お手元に資料1を配布しておりますので、そちらをごらんください。  上段が海づり公園の位置になりますけれども、興津地区の県の港湾の整備のところと一緒の場所でして、下の図面が完成のイメージ図になります。桟橋部分がこちらに書いてありますが延長約150メートルで、収容人数は150人から200人を予定しております。  そして、公園部分につきましては休憩施設とか水遊び場とかトイレ等付帯設備を整備する予定でございます。  利用者につきましては、年間2万人を目標としておりまして、有料という形を想定しておりますが、旧施設が年間2万人の利用があったので、それを超える利用を目指していきたいと考えております。  全体の整備につきましては、約11億2,000万円かかりまして、そのうち起債と基金、これは海づり公園代替施設建設基金といって東日本大震災のときに東京電力に海づり公園を譲渡したものですから、そちらでこの基金を立てているということと、あと一般財源で対応している形です。  こちらの工事の現状ですけれども、平成30年度から土台となる鋼管くいの打設工事を開始いたしました。今年度も引き続き工事を行いまして、全体で約144本を打ち終わる予定でございます。令和2年と令和3年の2年間で上部工、上のコンクリートのパネルを乗せていく工事を実施しまして、令和4年度には暫定供用を開始していきたいと考えておりまして、令和5年度にグランドオープンという形で目指しております。今のところの整備につきましては順調に進んでおります。  参考までに、上の図面にありますように、周りで県による人工海浜とか緑地だとか漁港の整備が行われておりますが、こちらも県は令和6年度の供用開始をめどに整備を実施中という形になっております。  続きまして、項目の2番目にあります折戸湾周辺利活用に関することということになりますけれども、こちら今議会でも答弁いたしましたが、令和元年6月に静岡の経済同友会から、地元の地権者と一緒になって折戸湾活性化基本計画がことしの6月ごろ策定されまして、8月に港湾管理者である静岡県に対して、こちらの同友会で提言書を提出されたということを聞いております。  こちらは折戸湾の護岸の改修であるだとか、市民が楽しめる憩いの空間の創出の検討を依頼するということとともに、来年度改訂予定の県の港湾計画に、折戸の再整備の計画を組み入れてくださいという依頼をされたと聞いております。  その他の団体の動きとしては、こちらについては平成27年から魅力ある清水をつくる会から、静岡市と県に対して折戸湾の利用とか再生に関する要望が提出されておりまして、当時県に対して地元経済界と市と連携して、折戸湾利活用の計画を策定してくださいという要望が出されたとなっております。  静岡県の動きですけれども、来年度港湾計画の改訂に先立ちまして、まず、清水港長期構想において、折戸の水辺を活用したリゾートを形成する地区として、護岸の防災対策とかスーパーヨットの受け入れが可能となるマリーナ機能の拡充といったものだとか、折戸湾水質改善に取り組むということが、長期構想の中でふれられています。  市としては、計画は清水みなまちづくり公民連携協議会が策定しましたグランドデザイン方向性が一致しているということで、この民間の取り組みは、今後このリーディングプロジェクト具体化推進力になると期待しておりまして、市も引き続き県に働きかけたり、そのほかに清水港湾の回遊の動線づくり、そういったものは市の仕事として公民連携協議会を通して、そういった役割を果たしていきたいと考えております。 7 ◯早川委員長 ただいまの説明も含めて質問等がありましたら、お願いします。 8 ◯大村委員 望月義夫先生が亡くなられたわけでございますが、清水港望月先生に非常に御尽力いただいた。  話の最後にもありましたように、いろいろな事業がまだ完成されていないわけでございますので、今までは当たり前のように国の予算もついて、事業も順調にといった話もありましたが、これからはそういうこともなかなか厳しくなる状況も考えていかなければいけない。そういう面で、より一層当局の皆さんも国の情報をしっかりとキャッチしながら進めていかないと、いろいろなところで遅れて申しわけありませんと、そういう言葉がないように。  望月先生が言われていた、例えば、客船寄港も今の話だと75回ということだけれども、きょうの新聞のコメントでも望月先生は200回、200隻を誘致したいと。アオキトランスの望月会長も200回を目指してやっていきたいということでございますので、ぜひしっかりふんどしを締め直して、そういった言葉が実現できるようにお願いしたい。  その中で1つだけ質問いたしますが、ゲンティン香港これは今、どうなっているのか、それだけ教えてください。 9 ◯鈴木ウォーターフロント振興担当課長 ゲンティン香港との協議につきましては、静岡県が行っているところでございまして、静岡県に確認しましたところ、今、かなり細部の協議を進めて詰めているところだということでございまして、まだ協議中だということでございます。 10 ◯寺澤委員 観光・交流国際課にお伺いするんですが、通訳ボランティアの関係ですけれども、来年75隻にふえるという中で、さらにこの通訳ボランティアの養成が非常に大事かと思うんですが、現状、大体何人ぐらいいらっしゃって、これからふえる見通しとかあるのか、その辺を教えていただければと思います。 11 ◯岡山観光国際交流課長 岸壁の観光案内所における通訳ボランティアさんの活躍、今後の対応ですけれども、先ほど御説明にも一つ申し上げたんですが、現場における状況について、どうしても客船がつきますとどっとお客様がおりてくるので、どうしてもその受け皿となるときの対応が苦慮しているという現実はあるようです。  そんなときに、通訳ボランティアさんがやっぱり人によってスキルが違うんですね。少し突っ込んでみずから主体的に案内ができる方もいれば、通訳に徹しちゃう方もいる。そうすると、今度はするが企画観光局のいわゆる本職の観光案内をするのを、英語で挟んでやってもらう状況。そうすると、当然ですけれどもそこで要するに2人工かかっちゃうものですから、先ほど言ったように、通訳さん一人一人が主体的に、するが企画観光局の職員がかかわらなくてもやってもらえる対応をしてもらうように、今、検討をしているそうです。総勢80人ぐらいスタッフがいると聞いております。ただ、それはあくまで全員がその日にまとまっているという話ではないものですから。  先ほど、もう一つお話したのが、その要するに底上げをしていくということです。これにつきましては、英語でおもてなしサポーター養成講座を平成29年から私どもで開講してございます。平成29年には開講の修了生が24人。30年には28人、そして、今年度は30人修了しております。  ただ、それは必ず岸壁のボランティアに従事するというお約束をもとにやっている講座ではないものですから、そこから活躍の場としてそういうところがあるというのを御案内しながら、ふやしていきたいという取り組みをしております。 12 ◯寺澤委員 いろいろ今、取り組みがわかったんですが、ただ、ボランティアなもんですからなかなかそこまでできるかというと、少し心配が出たんですよね。この主体的に観光ガイドもできるというその辺までなると、本当に有償とかいうふうになってしまうかと思うので、その辺の懸念はどう考えているかということと、あと市内にも外国人が大勢日本語できる方もいますので、その辺をどう活用していくかも含めて、もう少し御説明いただければと思います。お願いします。 13 ◯岡山観光国際交流課長 今、御指摘のとおり、あくまで無償のボランティアさんですから、やはり責任の所在も含めて限界があるのは、おっしゃるとおりだと思います。  今の制度そのものが、今後ずっとそれで対応できるのか。先ほどお話が大村委員からもありましたように、七十数隻ではなく目標200隻だと。そういったもので、これからさらに右肩上がりで上がっていくという期待される需要に対して、私どもも何ができるか今後少し具体的に検討してまいりたいと思います。  現状では申しわけないのですが、まだ、どうしても無償の観光ボランティアさんに多く、うちとしてもそこに頼りにしてしまう部分があるものですから、もう少し検討いたします。 14 ◯風間委員 客船誘致の関係で、清水区及び静岡市内における波及効果ですけれども、なかなか他市を見ても波及効果という点について、非常に苦慮している点もあろうかと思うんです。これを何とか地元の経済の活性化に結びつけたいという思いは十分伝わってくるんですけれども、まずは、課題の共有ということで、その即効性のある効果が出ない原因というか、そういったものをどのように捉えているのかお聞かせいただけますか。 15 ◯鈴木ウォーターフロント振興担当課長 ただいまの波及効果が目に見えない、即効性のあるものが少し感じられないということでございますけれども、経済波及ということも考えますと、間接になるのかどうか、例えば、船が入ることによって通訳ボランティアに対してはお弁当を出しているんですけれども、このお弁当屋さんへの効果だとか、細かいことですけれども司会をやられる方への報酬といったことはあるんですけれども、では、これが目に見えるように市内の商店に出てこないのが、実際の課題だと思っております。  ここに対して、では、どうしたらいいのかということですが、我々の客船誘致委員会が今、一番ネックになっている課題は、事前に乗船客へ御案内ができないということでございます。  これはどういうことかと言いますと、船会社、船が企画しますオプションツアーランドツアーにつきましては、船の中でまた乗船前にそれを紹介して事前申し込みをして、バスを手配してバスで回遊するという流れになっているんですが、これに乗らないFIT、自由散策をされる方に対して、船からおりた岸壁でしか案内ができないということでございます。この岸壁でおりられたFITの方に、ゲリラ的にキャッチすることがなかなか難しいのが、現状の課題でございまして、客船誘致委員会といたしましては、これを事前にお知らせできないものかどうかは、これは全国共通の港の課題でございますので、全国の港から情報を共有しながら、今、この対策を考えているところでございます。 16 ◯風間委員 やはり船社あるいは企画会社へのアプローチ、聞くところによるとなかなか壁が厚くて、アプローチをして自由に情報を提供できるルートにはないということですけれども、この辺何とかマンパワーでもって人間交流を深めながら情報が伝達していくことにしていかないと、なかなかやっぱり船に乗っている方々へ清水の魅力を伝えていくということは、その場において難しい状況になると思うので、何とか上のところから流れるような船社とかあるいは、企画会社へアプローチを積極的にやっていただけるとありがたいと思います。  あと2つあります。  海づり施設ですけれども、年2万人ぐらいの誘客をということですけれども、いつも問題になるのが駐車場の整備はどうなっているんだという話だと思うんですね。交通の便がいいところではないという状況になると思うので、この辺の対応をどういうふうに考えているのかお聞かせください。 17 ◯野村海洋文化都市推進本部次長 先ほど資料1を渡しましたけれども、緑地と交流施設のあたりが全部駐車場として500台ぐらいを確保する予定なので、こちらに車をとめて、海づり公園に行っていただいたり、人工海浜に行っていただいたりと考えておりますので、一応500台は確保できると考えております。 18 ◯風間委員 済みません。最後に1点悩ましい質問になるんですけれども、例の海洋拠点の施設ですけれども、NHKの報道等を聞くと、若干の事業が遅れているということと、あとは運営費の点で若干赤字が出そうなというところで、事業者の中で二の足を踏んでいるような話も聞いているんですけれども、これは基本的にまた常任委員会のほうで具体的に予算に絡むことなので話は出ると思うんですけれども、一応報道もあったことですから、その経過というかその内容について、お話をしていただけるとありがたいと思うんですけれども。 19 ◯野村海洋文化都市推進本部次長 先日、NHKの報道で少し遅れ気味ではないかというような報道がございましたが、9月補正で御存じのとおり債務負担行為の予算を上げまして、10月の下旬、議決が終わった後ぐらいから、公募を開始したいと考えておりました。  現状、まだ公募開始ができておりません。それは今、議決をいただいた後に、SPCというか特別の目的会社を組成するいろいろな業者と直接対話する形になりまして、いろいろな海洋ミュージアムが初めての施設なもんですから、そこで少し時間がかかっておりまして、あれはどうなっているこれはどうなっている、今後その周りの周辺の開発はどうなるとか、そういった事業者対話が少し長引いておるものですから、そこでまだ公募ができていないので、そこを捉えてNHKさんからは遅れているのではないかと御指摘があったんですが、全体の計画は遅れないようにやる予定ですから、公募までの期間が少し後ろにいっていますけれども、全体の中ではスケジュールはまとめていこうと考えております。  こちらについては、債務負担行為をとっておりますので、財政的なテクニックの話ですけれども、当初予算でもまた、来年度以降の債務の予算を上げておりますので、そこでまた進捗状況も含めて委員会等で御説明する機会があると思いますので、NHKさんの報道は、先ほど言ったように公募がまだされていないので、全体が遅れるんではないかというような言い方でしたが、うちとしては一応スケジュールどおり進めますとお答えしたんですが、ああいう報道になったという形です。 20 ◯望月(厚)委員 物流倉庫等が物流関係の何社かで海貨も含めたり、あるいは柏栄トランスさん等が建てられているよと。中部横断道とか興津のバースの進みによってできているという背景はあるんですけれども、こういう倉庫と雇用というのは、どれだけの波及効果が現実的にあるのかなというのが、いわゆる人口問題等々もある中で、結構山のほうに来ると山梨のほうから働きに来ている人というのも話には聞くんだけれども、雇用がどういうように今、波及されているかを聞かせてください。 21 ◯谷川産業振興課長 雇用ですけれども、やはり大きな物流施設になりますと、その中で梱包等作業等もありますので、人数は数十人程度雇用される場合もあります。  ただ、今の物流倉庫は中にすごい設備が入っておりまして、そちらで税収等の収入もあります。それに更地と違いまして設備が建ちますと固定資産税等も入りますので、そういうところで市としてもメリットがあると感じております。  委員がおっしゃるとおり、ほかの県から雇用するということも、やはり宍原の方に行きますと近いところが山梨県とか富士宮市になってしまいますけれども、やはりそういうことを踏まえましても、清水港をPRすることによって清水港の周りの価値を上げて、その周りに集積させていきたいと考えております。 22 ◯望月(厚)委員 実際もう少し、雇用とかの波及効果が具体的にこうだというところもしっかり捉えていくという必要があると。アバウトでなくて、港を中心にしてにぎわいとか波及効果とかいろいろなことを求めていくので、そこからお願いしたいと。  2つ目は、来年は客船も結構来ますよ、夏にオリンピック・パラリンピックあるよというときに、観光とか静岡のおもてなしとか、乗船客をどういうようにここで受け入れるとか、受け入れるための広報をどうするのか。そのための新年度予算をしっかりとって、うまくつないでいくという、その辺の考え方を聞かせてください。 23 ◯岡山観光国際交流課長 外国人のお客様、静岡に来ていただいて楽しんでいただくと。特に今、清水中心市街地、静岡中心市街地に目を向けますと、客船が清水につくという今の実情のところ、マップも含めて清水のほうが私どもは充実しているという認識でおります。  もちろん、静岡の市街地のマップもあるはあるのですが、例えば、先ほど御説明申し上げたその近場のそのまち歩きで考えますと、清水区観光ボランティアのガイドさんが主体的にハンドメイドチックにマップをつくってくれるなど、それが非常に好評いただいているということも聞いております。  実は、この静岡の中心市街地はそういったマップがまだなく、無機質的というか、もともとの地図そういったものを用いて多言語の対応をしているんですけれども、そういったものなんかも清水のそういった先行した評価を受けている事例を静岡のまちなかでも採用して、まずそういった基本となるものをとにかく受け皿として用意していくということを今、準備しているところです。  それで、来年度の具体的に向けてのことですが、特に、これは客船も絡んでいるんですけれども、入り口がオリパラも2週間ぐらいの範囲なものですから、そこで静岡に来ていただけるあるいは、客船でも来ていただける。その来ていただいたインバウンドで入って来る外国人の方に、どういう楽しみを提供していくかというところで、特に予算化しているものとしましては、三保地区につきまして、来ていただいた外国人に自転車で回ってもらおうということを少し今、検討しております。そのためのマップづくりであるとか、ルートづくりといったものを一つ一つ積み上げていきながら、先ほど御説明申し上げたんですが、楽しみの提供を蓄えていく、そういったことを今、念頭に取り組んでおります。  来年度の予算としては、そういったことを今、要求しておるところでございます。 24 ◯望月(厚)委員 観光としては結構それなりに頑張ろうとしているんだけれども、スポーツ交流課とかもあるわけだよね。庁内の横のつながりをもっとして、静岡市役所というか静岡市として、そういうものをどういうようにちゃんとキャッチして、それを生かしていくかという体制づくりは、観光・国際交流課としては考えているのか。スポーツ交流課は選手の受け入れとかいろいろなことを含めていくと、そこの連携はすごい大事だということがあるんで、決して今、遅くないと思うので、そんなことも含めて検討していく必要があるのではないかと。  最後は、クルーズ船の関係で国際客船の拠点形成計画がつくられましたよね。これを見ると、来年の船の数は目標の53隻に対して、今回は75隻にいっていると。形成計画と比べると、非常にいい形でスタートしているよと。一方で、さっき話が出たゲンティン社の話が不安材料としてあるよ、上屋の問題もあるよね。上屋の活用だとか、今、壊してこれからあれするとかあるね。その辺の進捗状況、形成計画の短期でこう決めて、短期、中期、長期ってあるんだけれども、短期の部分の進捗状況はどんな状況かな。 25 ◯野村海洋文化都市推進本部次長 主に、私からターミナルの整備状況について御説明いたします。  クルーズ船の受け入れ強化として県で5号上屋の撤去はもう30年度に終わりまして、今、緑地の第1次整備ということで、盛り土をしたり、それは今年度終わる予定になっております。6号上屋です。ターミナルのある部分の整備ということで内装工事だとか、あとCIQの機能の設置を今年度中にやるという形で、今、県が進めております。  あと、日の出岸壁への屋根つきの移動式通路。こちらも、もう今年度中に設置、移動式なものですから購入して使うと聞いております。岸壁周りはそういった形で。  あと、周りの道路の整備だとか電線の地中化といったことも順次やっていくと聞いております。 26 ◯早川委員長 今ほど皆さんがいろいろな質問をしてくれました。客船の回遊性、お客さんの回遊性。よそに出さない、静岡市も含めて日本平に行くとか、客船も75隻にふえていくということで、中部横断道ができるとバスも来ると思うんですよ。今、清水駅、マリナートとか河岸の市とペデストリアンデッキでつながっていますよね。あれをマリンターミナルまで引っ張っていって、海洋文化施設とくっつける。あるいは静岡鉄道とくっつける。ドリームプラザとくっつけるという考えは全然ないですか。  空中遊歩道というイメージですよ。信号機のない空中遊歩道。ここから上ってくださいと言えば、そこをとろとろと歩いて行く。そうしたら、その目的地への案内板があればそこに行くでしょう。それでね、歩くのも例えば、鎌倉駅から鶴岡八幡宮まで、観光客というのはあのくらい歩くんだよ。だから、そういうのを調査しようという気はどこかないですか。ほかにもいろいろな施設をつくらなきゃいけないからすぐにはできないだろうけれども、いかがですか。 27 ◯野村海洋文化都市推進本部次長 委員長の御提案はすごくいいなと思って聞いていましたけれども、例えば、海洋ミュージアムは令和5年度のオープンに向けて動いています。先ほど御説明しました海づり公園も令和4年度の暫定供用で、令和5年度にはグランドオープン。大村委員から御質問のありましたフェリーの江尻への移転の関係なんかもことしの9月、フェリーの江尻港入港の実験をやりまして、江尻港への駿河湾フェリーの入港が十分に可能だということが実証されたので、今後は、その岸壁の設計とかで、県が具体的に入っていくことになっています。  なので、この令和5年までの間に江尻とか日の出、興津も含めて施設整備が大分進んでくるという形になっておりますので、委員長がおっしゃられるようなその全体的な面的な構想についても、そろそろ海洋本部でも江尻のあたりの絵を描いていく状況になっているということは本部の中で話をしておりまして、来年度そういったことに取り組んでいきたいとは考えております。具体的にその通路をどうつなげていくとか、そうなると民間の土地のこともありますので、一方的に海洋本部で描くことはできないんですけれども、そういった提案もやっぱり生かしつつ、あそこをうまく回遊してもらう取り組みを考えていかなきゃならないということは私ども考えておりますし、自歩道につきましても今、島崎町の交差点の改良みたいのを来年度やって、自転車で島崎町のところを渡ることができて、駅からずっと自転車で日の出まで信号に引っかかることなく行ける形での計画も実施していきますので、そういったのも含めて面的な絵は海洋本部としても描いていかなきゃならないと考えております。 28 ◯早川委員長 防災面でもそこに避難もできるし、清水港が見えて富士山が見える遊歩道なんていうのは日本全国ないよ。それPRしたら、黙っていてもお客さんは来ると思うよ。ぜひお願いしたいと思うな。  ほかにございますか。             〔「ありません」〕 29 ◯早川委員長 ほかに特にないようですので、質問を打ち切ります。  ここで当局の皆さんは退席していただいて結構です。お疲れさまでした。
                〔当局退席〕      ────────────────────────────── 30 ◯早川委員長 それでは、次に、会議順序の2、その他です。  私から皆さんに、次回の会議内容及び開催日についてお伺いします。  まず、会議内容についてですが、前回決定しました調査項目に関連し、皆さんから取り上げてほしい議題などはありますでしょうか。 31 ◯望月(厚)委員 拠点施設が大村委員から話があったので言うと、その辺の進捗を聞きたいね。ただ、日にちの問題もあるんだよな。開催日。 32 ◯早川委員長 そうですね。 33 ◯望月(厚)委員 3月。 34 ◯早川委員長 それをまた、一緒にいいですよ。開催日も本当はあんまりいっちゃうと2月議会にぶつかりますので、その間ということになりますけれども。  では、協議内容と次回の開催につきましては、一応正副委員長で協議して皆さんに事務局を通じてお伝えしたいと思います。よろしいですか。             〔「異議なし」〕 35 ◯早川委員長 それでは、次回の日程調整をさせていただきますので、御承知おきください。      ────────────────────────────── 36 ◯早川委員長 以上で、本日の特別委員会を閉会します。                 午前10時54分散会      ────────────────────────────── 清水都心まちづくり特別委員長  早川 清文 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...