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  1. 静岡市議会 2019-10-08
    令和元年 市民環境教育委員会 本文 2019-10-08


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯寺尾委員長 ただいまから、市民環境教育委員会を開会いたします。  今期定例会で本委員会に付託されたのは、認定第1号平成30年度静岡市一般会計歳入歳出決算の認定について中所管分の決算1件及び議案第208号令和元年度静岡市一般会計補正予算(第3号)中所管分を初めとする議案4件です。このほかに報告事項が市民局から1件、環境局から2件、教育委員会から2件あります。  このうち、本日は、市民局、葵区、駿河区、清水区、環境局所管の決算1件及び議案4件の審査を行います。  また、9日は教育委員会所管の決算1件、補正議案1件の審査を行います。  審査に先立ちまして、委員の皆さんと説明員の皆さんにお願いいたします。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言してください。  次に、委員会での質疑のあり方についてです。案件の決定に影響をしない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めてくださるようにお願いいたします。  また、意見・要望は、質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようにお願いいたします。  説明員の皆さんへのお願いですが、議案等の説明については、議案説明会での説明と重複しないようにお願いいたします。なお、答弁は、簡潔・明瞭にお願いしておきます。      ────────────────────────────── 2 ◯寺尾委員長 それでは、決算審査に入ります。  認定第1号平成30年度静岡市一般会計歳入歳出決算の認定について中所管分を議題とします。  審査の順序としましては、決算について当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、要望・意見を述べていただきます。  なお、第1号中所管分の討論と採決は、本日は行わず、教育委員会所管分とあわせてあす行いますので、御承知おきください。  それでは、順次当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 3 ◯寺尾委員長 それでは、ただいまの説明に対して質疑に入ります。  発言の際には、議案書の番号とページ数、項目等を述べていただくようお願いします。  それでは、質疑はありますか。
    4 ◯尾崎委員 それでは、順番に質問をさせていただきます。まずは、市民局にお願いします。  議案集4)、56ページでございます。  しずおか自治取組発表会開催とあります。これについてお聞きします。まずは、開催の目的と内容、それから開催時の状況などを教えてください。 5 ◯山口市民自治推進課長 しずおか自治取組発表会開催の目的とその状況というお尋ねでございます。開催の目的でございますが、御案内のとおり、人口減少や少子高齢化が進み、さまざまな地域課題がある中で、住民の方が安心して暮らせる地域づくりに地域住民の方が主体となって取り組んでいる事例というものが多々ございます。それらを学び合い、情報提供をすることで、学び合いの機会を提供していくというのが目的でございます。  平成30年度に実施した内容についてですが、どこの自治会でも課題として話題に上ることが多い4つの分野、防災、資金調達、それからIT化ということで、自治会情報共有について、それから活動の見直しということで、取り組んでいる自治会から取り組み状況を発表していただきました。  具体的には、防災は、清水区の吉川自主防災会資金調達は、丸子ときわ自治会の方。それから情報共有、自治会のIT化については、清水区堂林自治会、それから活動の見直しについては、同じく清水区の両河内地区の取り組みを発表していただきました。  それから、若い世代にも参加していただこうということで、梅ケ島、両河内地区出身の高校生の方に、短時間ではありますが、取り組みを発表していただいたというところがございます。  参加していただいた方は、135名だったんですけれど、参加者は、聞くだけではなくて、各発表について考えて、質問だとか意見とか感想を附箋に記入していただいて、それをもとに発表者に質問をしたり、詳細について回答を得ることで、双方向の議論が交わされるような発表会となっております。  先ほども申し上げました、当日は、あらかじめ想定していた定員90名に対し135名の参加がありまして、中には富山県氷見市、それから岡山県浅口市からみえた方もありまして、関心の高さがうかがえたえたところでございます。また、参加者からも、大変参考になった、次回も続けてほしいとの意見をいただいております。 6 ◯尾崎委員 2年目だと思うんですけれど、今年度の取り組みについてお聞かせください。 7 ◯山口市民自治推進課長 今年度の取り組みですが、参加者アンケートにおいて、発表会を続けてほしいなど、大変好評を得ました。市内だけでなく、他市町の事例もあるとおもしろいと思うとか、共通の課題解決に向けヒントを得たとか、発表会の進行を行政がやらないことがよかったなど。協働パイロット事業として委託で実施しておりますが、附箋でその場で会員から意見をもらうことが今後の参考になるというような御意見がありまして、それらを得まして、今年度からパイロット事業ではなく、本格事業として実施することとしまして、来年の1月26日日曜日に駿河区役所において開催いたします。  それから、せっかくいいことをやっているものですから、この29年度から本年度までに発表した取り組み事例をまとめた好事例集を作成します。作成した好事例集は、各自治会長、町内会長に配布して、地域づくりの参考にしていただければと考えています。ただ、配布等は、令和2年度になるかなというところで考えております。 8 ◯尾崎委員 議案集4)、57ページです。街頭防犯カメラ設置費補助金とございますけれど、先ほど次長から説明をいただきましたが、もう少し具体的に、平成30年度までの防犯カメラ設置状況、それから効果を教えてください。 9 ◯岡本生活安心安全課長 平成29年度に補助金を活用した街頭防犯カメラということで設置を始めまして、平成29年度が8団体の9台、それから平成30年度は、13団体に19台ということで補助金を交付しております。うち両年度とも、補助金を利用した団体が1団体ありますので、2回の合計では20団体で28台という設置状況になっております。  区ごとに見ますと、葵区で13団体、18台、駿河区で3団体、6台、清水区では4団体、4台という設置状況になっております。  主な設置場所でございます。電柱など、立てたポールに設置して道路を撮影するものが多く、中には公園内を撮影するといったようなものもございます。  それから、設置の効果でございますけれども、平成29年度の事業開始以来、このカメラの映像を警察から特に情報提供を求められたことはありませんので、逆に言いますと、犯罪の抑止効果がこれによってあるということと、カメラの情報を提供するほどの犯罪が発生していないということで、大変効果があると認識しております。 10 ◯尾崎委員 これをつけていくことによって、犯罪を起こしにくくなるという抑止効果ということが大事だと思います。  これを今後どのように進めていくかという計画と、実際に今、つけているところの維持管理コストはどうなっているのか、聞かせてください。 11 ◯岡本生活安心安全課長 毎年、自治会等に対して要望調査を実施しておりますけれども、一定の設置需要があるということで、来年度以降も継続していくという方向で考えております。  街頭防犯カメラ維持管理費用でございますけれども、電気代が年間で5,000円程度、それからメンテナンスに係る費用が年で1万2,000円程度、それから故障した場合の修理費用ですけれども、2年間で事例がございませんので、こちらは不明となっております。そのほかに土地の使用料ということで、民地へ設置する場合は、無償のところもあれば、年間1万2,000円程度というところもあります。  それから、街頭防犯カメラを移設するとことが場合によっては出てきますけれども、こちらのほうも今のところは事例がございませんので、データとしては持ち合わせておりません。 12 ◯尾崎委員 議案集4)の106ページになりますが、人材養成塾事業の平成30年度における地域リーダー養成コースの内容とその実績を教えてください。 13 ◯秋山生涯学習推進課長 人材養成塾の内容、実績についてでございますけれども、平成30年度人材養成塾は、本市の喫緊の課題であります自治会、町内会の役員や地域でまちづくりに取り組んでくださる人材の担い手不足が顕著となっております。  そんな中から、地域コミュニティにかかわる方を主な受講対象としましたこの地域リーダー養成コースを開講しております。内容につきましては、30年度は、座学を中心に協働やまちづくりの基礎を学ぶ基礎編を新たに設けました。これまでも実際に地域で調査や課題解決のための活動を行う調査・実践編とこれを2段階に分けまして、定員と内容の両方ともに拡充したところです。  次に、実績ですけれども、平成29年度におきましては、この地域リーダー養成コースの修了生は22人で、30年度、基礎編と調査・実践編に分けまして、基礎編が55人、調査・実践編が17人、計72人のシチズンシップを身につけた修了生を送り出すことができました。  特に調査・実践編におきましては、最終回の報告会で活動の見直しとか、地域の移動手段を考えるということをテーマにこれまでの調査等の活動について、8チームの方が地域課題を解決する提案、発表を行いました。このうち、高齢化にや担い手不足によって子ども会がなくなってしまうという地域に対して、その活動を自治会が地域の協力を得て行っていくことはどうだろうと提案したグループがありました。このことについては、今年度、その地域で実際に実現しているという成果もあります。 14 ◯尾崎委員 30年度、修了生72人とお聞きしたんですけれど、その事例を踏まえて、今年度の実施状況をお聞かせください。 15 ◯秋山生涯学習推進課長 今年度の実施状況になりますけれども、これまで葵生涯学習センター人材養成塾を開催してきましたけれど、今年度は、初めて清水区で開催をしております。そして、30年度と同じく基礎編と調査・実践編の2講座を実施しまして、基礎編については、今年6月に全4回を開催して、61人の方が受講してくださいました。そして、調査・実践編につきましては、講座回数を7回から11回にふやしまして、7月に開講し、毎年12月に報告会を行うんですが、現在、14人の方が、それに向けて地域の現状や課題を調査しております。  なお、清水区での講座開催と基礎編を6月の1カ月に集中させて開催するということと、調査・実践編の回数を7回から11回にふやしたというのは、昨年度の受講生からの意見を反映させて、より受講しやすくなるよう、また、講座自体が充実するようにということで、回数をふやすということを行っております。 16 ◯尾崎委員 それでは、同じく106ページの最下段にあります大学連携事業とありますけれど、この生涯学習事業における市内大学との連携についてお聞きします。市内大学との連携の目的と、それからの状況はどうか、お聞かせください。 17 ◯秋山生涯学習推進課長 平成21年度から市内大学と連携しまして、講座等を企画、実施し、市民の皆さんに専門的かつ社会的に関心の高い事柄について学習の機会を提供することを目的とし実施しております。  取り組み状況としましては、静大、県大、常葉大、東海大、英和大の市内の5大学からそれぞれ先生をお招きしまして、市民大学リレー講座を実施しております。30年度につきましては、災害、防災をテーマに、申込者は76人でした。全5回で、延べ217人の方が受講してくださいました。今年度は、海洋文化というテーマで9月から清水区にて開催しております。  ほかにも、生涯学習施設による市内大学との共催講座も定着しつつあります。生涯学習センターにおいて、30年度、14講座、延べ29回実施しまして、1,159人の方が参加してくださいました。 18 ◯尾崎委員 大分大勢の方がその講座に参加されるようになったとお話がありましたけれど、大学との連携という中で、今後の課題があれば教えてください。 19 ◯秋山生涯学習推進課長 まず、大学と生涯学習施設との共催の講座なんですが、これにつきましては、今後も安定的に実施していくことにより、広く市民の皆さんに対し、皆さんの地域にある生涯学習施設なので、身近な地域にある大学の先生たちが来て共催講座として、質の高い学びの機会を提供することが狙えます。それを安定的に実施していきたいと思っております。  また、大学リレー講座につきましては、今年度、第1回目のときに平均年齢をとらせていただき、平均が58.8歳でした。当然ながら、大学で学んでいる学生がふだん聞いていることですけれども、年代的には58~60歳近いということで、このリレー講座も若い年代の方にも受講してもらえるといいなということで、土曜日に開いています。  若い年代の方にも興味や関心をもっと持ってもらえるように、テーマを含めて講座内容を検討していく必要があると考えております。その点につきましては、市内の5大学とさらに連携を深めまして、検討を重ね取り組んでいきたいと思っています。 20 ◯尾崎委員 環境局にお聞きいたします。  まず、議案集4)の206ページになります。  中段の水素タウン促進事業です。平成30年度からスタートした機器導入の補助制度の実績と、それを踏まえ今後の取り組みにどう生かしていくのか、お聞かせください。 21 ◯藪崎環境創造課長 本市では、水素エネルギーを利活用したまちづくりを進めるために、水素エネルギーを利用する意識の普及拡大に向けて、平成30年度から、議員の御質問にありました家庭用の燃料電池、業務用の燃料電池及び燃料電池自動車を導入した方々に対する補助制度を新規に創設いたしました。  昨年度の実績といたしましては、家庭用の燃料電池が187件、燃料電池自動車につきましては1件の補助をいたしました。本年度につきましては、さらに多くの方々に御利用いただけますように、販売店を通じ制度を周知するとともに、家庭用の燃料電池につきましては、昨年度の実績において、ハウスメーカーの方からの代理申請が多数ございましたので、住宅展示場などを通じて、新たにハウスメーカーに対する周知も一層幅広く行っております。  また、LPガスを使用した家庭用の燃料電池もございますので、そちらの協会につきましても周知を図るべく、今、調整しているところでございます。 22 ◯尾崎委員 続きまして、議案集4)の290ページになります。  放任竹林対策事業費です。まず里山保全団体活動継続が目標に及ばなかったとありましたが、活動継続に向けて具体的にどのような取り組みを行っていくのか、教えてください。 23 ◯藪崎環境創造課長 放任竹林対策につきましては、行政の力だけではとても及ばないところがございますので、広く市民の皆様方の活動によるところがございます。そうした中で、里山保全団体でございますけれども、実際に主要メンバーが高齢化、固定化していて、なかなか団体の活動が活性化しにくいような現状がございます。  私どもとしましては、市は情報発信のツールを持っておりますので、幅広く活動団体に参画くださる方を集めるなど、そこの間に立ってつなぐ役割を果たしております。昨年度の例で申し上げますと、沓谷一丁目の町内会の方から御相談がございまして、そのエリアで活動をされている団体とおつなぎするということをやっております。実際に、今年度の3月に第1回目の活動を実施いたしました。残念ながら第2回は、雨天のために流れてしまいましたので、また今年度11月に同様の計画を予定しております。  また、それ以外にも広報紙等を通じて活動を募集しておりまして、竹林整備隊を立ち上げて、今回、市内2カ所で活動すべく、広報紙を通じて新たな参加者を募るべく対応しております。  このほかにも、これまでどおり補助金の交付ですとか、あるいは消耗品の支給、また竹破砕機の貸し出しなども幅広く行っているところでございます。 24 ◯尾崎委員 その団体への活動支援に当たり、具体的にどんな支援策をやっているのか、また昨年の実績を教えてください。 25 ◯藪崎環境創造課長 具体的に実施していることとしまして、まず里山保全団体に対する補助金の交付がございます。こちらが昨年度の実績では、6団体に対して125万円余でございます。また、消耗品の支給は活動するに当たって必要な、例えば手袋ですとか、鎌、スコップとか、そういったもろもろのものを現物支給でお渡ししておりますけれども、実績としましては、32団体、金額にして222万円余相当のものを現物支給してございます。  また、竹破砕機の貸し付けですが、延べ74団体にお貸ししているところでございます。本市は竹破砕機を6台持っていまして、そちらを順次お貸ししている状況でございます。 26 ◯尾崎委員 里山保全の活動が支援により進んでいくとは思いますが、山を見ると、大分竹の面積が多いなといつも感じているところなんですけれど、市内の孟宗竹の面積はどう変化しているのか、そして、今後の対策をどう考えているのか、お聞かせください。 27 ◯藪崎環境創造課長 平成29年度末、それから平成30年度末ともに、県の森林簿によりますと、孟宗竹の面積は、おおよそ650ヘクタールを前後してございます。  委員の御指摘のとおり、管理をされる方、所有者の方が高齢化したり、あるいは地元にいらっしゃらない、もろもろの理由によって手入れが行き届かないところというのは、今後もふえていく可能性はございます。一方で、放任竹林そのものの定義は一定してございませんのです。何をもって放任竹林というのかは難しいところでございまして、孟宗竹の面積は、今、申し上げたとおりでございますが、これが全て放任竹林ということでは決してございません。  一方で、やはり放任竹林自体は地権者がある民地でございますので、今後、解消していくにはなかなか難しいところではございます。市の委託伐採としてモデル事業で伐採して、少しずつ解消していく、ただし、これは1回切っても5年程度は管理をしていかないと、またすぐに生えてきてしまいますので、そういったことも含めて5年程度は維持管理ができることを前提にしたモデル伐採、それから、里山保全団体の方々による手入れをお願いしているといったことで、少しずつではございますが、解消に向けて取り組んでいるところでございます。 28 ◯尾崎委員 川のほうへ移りますけれど、議案集4)の208ページの水質汚濁防止対策事業です。ここに河川等水質常時監視業務について、初めに、排水基準違反が3件あったとありますが、どのような違反で、どのように改善指導を行ったか、教えてください。 29 ◯福地環境保全課長 3件の違反の内容でございますが、紙製品製造業で浮遊物質量、SSが、また卸売市場で化学的酸素要求量、CODが、それから飲料製造業で生物化学的酸素要求量、BODと先ほどのSSの排出基準違反がありました。  いずれも改善計画書をすぐに提出させまして、内容を確認し、計画どおりに改善されているかどうかを確認するために、再度、立入検査と水質検査を行っております。いずれも排出基準以内になったことを確認しております。 30 ◯尾崎委員 排水の違反の改善指導により、改善されたということを今、伺いました。  それから、川のことにつきましては、本会議でもございましたが、安倍川や藁科川で以前よりも容易に水が濁り、なかなか川が澄まないという釣り人からの声が多いんですけれど、本市の河川の水質監視状況はどうなっているのか、お聞かせください。 31 ◯福地環境保全課長 本市河川の水質監視の状況でございますが、県が定めています公共用水域及び地下水の水質測定計画に基づきまして、市内河川のうち、興津川など7河川11地点を本市が、安倍川、藁科川の3地点については、国土交通省静岡河川事務所が年間を通して調査を行っております。また、これに加えまして、市で定めた調査計画に基づきまして、42河川44地点に対して年2回の調査を行っております。  調査結果の水質状況でございますが、汚濁状況をあらわすBOD、それからSSにつきましては、環境基準が設定されている6河川9地点、全て環境基準を達成しており、そのほかの地点におきましても、安定して低い数字となっております。 32 ◯尾崎委員 次に、議案集4)の250ページ。この中段にごみ収集等委託経費についてお聞きします。まず、可燃ごみ収集量の実績について、平成29年度に、急に増加していますが、その要因は何だったか、教えてください。 33 ◯朝比奈収集業務課長 この委託による可燃ごみの収集量増加の主な要因といたしましては、可燃ごみの収集運搬業務の委託による収集エリアの増加が上げられます。平成29年度の収集量が平成28年度に比べましてふえておりますが、これは平成29年度から新たに5台分を直営収集から委託化したことによるものでございます。平成30年度につきましては、29年度と委託エリア、台数とも変更がございません。  なお、直営と委託を合わせました総収集量につきましては、減少傾向となっております。 34 ◯尾崎委員 合計量は減少傾向という話がありましたけれど、この収集について、直営と委託の割合はどうなっているのか、お聞かせください。 35 ◯朝比奈収集業務課長 可燃ごみの収集につきましては、平成30年度末で直営収集が約2割、これが全73台、車両ベースで、そのうちの13台が直営です。18%に相当します。委託収集が約8割、これは全73台中の60台、82%となっております。駿河区、清水区につきましては、委託化が完了しており、葵区において、一部で委託化が完了せず、直営で収集している状況でございます。 36 ◯尾崎委員 直営の割合が少ないということになっていますが、今後、安定的な運搬業務体制についてどのように考えているのか、お聞かせください。 37 ◯朝比奈収集業務課長 可燃ごみの収集運搬体制につきましては、清掃員等、労務職員につきまして、静岡市職員適正配置計画のもと退職者不補充方針で、減少していく職員数の状況に応じまして委託化を図っているところでございます。災害時、緊急時のリスク管理の重要性も含めまして、今後の市全体の収集運搬体制のあり方を十分に検討させていただき、本市の処理責任を担保できる持続可能な運営体制を確保してまいりたいと考えております。  可燃ごみにつきましては、令和元年度に直営車両を、先ほどの説明で残りの13台のうちから7台分を委託しました。現在、委託化率は約9割、73台中の67台、91.8%となっておりまして、令和3年度に、残る6台分についても委託化し完全委託化が完了するという予定になっております。  なお、現在、葵区の中山間地を除きまして、全て直営で収集している不燃粗大ごみが残りますけれども、こちらも市全体の収集運搬業務のあり方の検討状況を踏まえて、順次委託化を推進してまいりたいと考えているところでございます。 38 ◯畑田委員 市民局からお聞きいたします。  事務事業総点検表1)に基づいて質問をさせていただきます。  戸籍管理課にお聞きします。51ページ、市内斎場管理運営事業につきまして、お亡くなりになられた方への弔慰品の実績についてお尋ねします。 39 ◯小沢戸籍管理課長 斎場において、これまで市に貢献してくださった市民の皆様に、死亡に際し、市から遺族への弔意を示すことを目的に、弔慰品として地場産品をお渡ししています。弔慰品は、静岡挽物の線香入れや竹千筋細工の花器等、4品目の地場産品を用意し、この中から1つお選びいただくことになっております。  平成30年度の実績としましては、単価は4品目とも同額で税込み1,944円、お渡し件数は全体で7,682個、歳出については合計1,493万円余です。  なお、昨年度最も御希望が多かった品目は、静岡挽物の線香入れで、3,134個をお渡ししました。 40 ◯畑田委員 49ページにあります生活安心安全課にお聞きをします。  消費者行政強化促進事業経費につきまして、決算額が予算額に比べて大きく下回っておりますけれども、消費生活センター等の役割が増加している中で、決算が下回っている理由につきましてお尋ねします。 41 ◯岡本生活安心安全課長 予算額が540万6,000円に対して、決算額が286万1,000円ということになっております。この消費者行政強化促進事業経費の事業内容ですけれども、消費生活相談員等の研修に要する経費、それから消費者教育推進地区のモデル事業、消費者教育推進指定校モデル事業などでございまして、これら全て国の交付金を原資とします静岡県消費者行政強化促進事業費補助金が財源になっております。  この予算額540万6,000円のうち、県の補助金を452万2,000円と見込んでいたところでございますけれども、内示額は150万6,000円ということでございました。年内途中で追加募集がありましたので、追加で申請をして、決算ベースでは273万円ということになりました。最終的に、県の補助金が当初見込みの6割ぐらいとなってしまったことがありまして、事業の内容を見直したものです。  主な事業の見直し内容ですけれども、環境に配慮した調理方法などを学ぶスマートクッキング事業の単独での開催を予定しておりましたけれども、地域の消費者サポーター養成講座ということで、「こ・こ・に」の養成専門課程の養成講座の1つになっていますが、全10回のうちの1つの中に組み込むことで一部事業の見直しを行ったということでございます。 42 ◯畑田委員 同じ冊子の37ページ、男女参画・多文化共生課にお聞きします。  静岡市多文化共生推進計画推進事業についてですが、市民局以外にも教育委員会の現場、それから観光交流文化局でも、国際理解、国際交流が行われておりますけれども、広報がばらばらだと思っております。これから共生が、さらに重要になっていく中で、全庁的な多文化共生の広報があるべきかと思いますが、その点、30年度を踏まえまして認識をお尋ねします。 43 ◯久保田男女参画・多文化共生課長 多文化共生の広報というのは、非常に重要だと認識しております。そういう中で、全庁的なところで、それぞれの課でやっていただいておりまして、それぞれの事業、イベント等については、各課で広報をしていただいています。当課としては、多文化共生推進計画に掲載されている事業につきまして、一括して市のホームページで公開させていただいております。  また、当課の事業になりますけれども、市政出前講座や国際理解促進事業などの場におきまして、多文化共生の重要性あるいは推進計画、事業の周知等を図っております。今後とも、9月に開設しました相談センターで、外国人への、あるいは日本人への情報発信も行いますので、そちらで事業の広報をさせていただければと思っております。 44 ◯畑田委員 各区役所で、魅力づくり事業が行われておりまして、葵区でブロック担当職員を置いたり、清水区でシズラを活用した広報を行っておりますけれども、ここでお聞きします。駿河区役所におけるフォトロゲイニングの実績と効果につきましてお聞きします。 45 ◯原田駿河区地域総務課長 フォトロゲイニングですけれども、当日配られる地図をもとに、時間内に写真を撮りながらチェックポイントを回るスポーツイベントで、平成28年度から実施しており、平成30年度は、長田南小学校をスタート、ゴールとして、300人募集のところ319人の参加をいただいております。  アンケートを229人からいただいておりまして、市内から159人、70%。県内においては、11市から64人、28%。県外につきましては、4県から6人、2%の参加をいただいております。アンケートでは、駿河区の魅力を発見できたかにつきまして90%、それから、参加してよかったかにつきましては95%の回答を得られております。  隠れた名所、史跡、店舗等をチェックポイントにし、市外の方には魅力の発見、市内の方には魅力の再発見をしていただいて、そちらは効果があったと考えております。  また、チェックポイント到達の確認として写真を撮りますので、そういった写真をSNS等へ投稿するということで、43%の方が実施していただいており、参加者みずからも情報発信をしていただいている状況になります。  また、会場やチェックポイントにおいて、参加者へのおもてなしですとか、運営の一部に地域の自治会や企業、高校生などに参加していただくことによって、地域のにぎわいと地域力の創出、地域との連携強化を図ることができたと考えております。 46 ◯畑田委員 平成30年度の施政方針演説の中で、再生可能エネルギーの企業と連携し、IOT技術を活用した有効利用について述べられておりましたが、その30年度の進捗をお聞きいたします。 47 ◯藪崎環境創造課長 本市では、委員御案内のとおり、平成29年4月から電力売買の一括契約と、民間投資により小中学校に設置した蓄電池を活用する静岡市のエネルギー地産地消事業を実施しております。現在、本市で消費する電力のうち約半分くらいを清掃工場における余剰電力によって賄っておりますけれども、これ以上は、地産電源としての伸びしろはございません。  一方で、例えば、今後、小中学校にエアコンが整備されれば、当然のことながら電力消費はふえます。したがいまして、地産電源の拡大を視野に入れて、事業をどう発展させていくかということにつきまして、受託事業者と協議を進め、平成30年に実施してまいりました。  そうした中で、この事業において設置しました蓄電池を遠隔でIOT技術を使って制御しておりますけれども、これと卒FIT電力──固定価格買取制度の期間が終了した家庭等についております太陽光発電電力の余剰電力を活用することによって、地産電源が拡大できるのではないかということでございます。  こういったことを検討し、本年7月に市長の定例記者会見において、卒FIT電力を市の学校等の公共施設への電源供給に使うことを御案内したところでございます。平成30年度は、こういった構想に当たって、平成30年度は、取り組んでまいりました。 48 ◯畑田委員 同じ事業につきまして、30年度は、これによりまして電気料の削減につながっているかと思いますけれども、どのぐらい減ったのでしょうか。
    49 ◯藪崎環境創造課長 平成30年度の実績でございますけれども、本市の施設の279の施設に電源供給をしております。あくまでも試算でございますが、年間で約1億3,500万円、もともとの試算では、月1,000万円程度で、年間で1億2,000万円くらいの削減につながるのではないかと見込んでおりましたが、実績としては1億3,500万円の削減につながっております。 50 ◯後藤委員 市民局からいきたいと思います。主要施策成果説明書4)の53ページ、ここからネットについてです。運用してみて、実績とその効果をどう捉えているか、教えてください。 51 ◯山口市民自治推進課長 静岡市市民活動ポータルサイト、ここからネットですが、これはインターネット上で市民活動情報を市民に提供するため、平成30年5月10日に運用を開始しました。主な機能としては、市民活動団体等の掲載、検索、イベントとかボランティア情報の掲載、検索、それからマッピング機能がございまして、市民活動情報を地図表示する、それからNPOを紹介する記事の掲載をするなど、そのような機能を持っているものでございます。  平成31年3月末までの約11カ月間における総アクセス件数は約14万4,000件で、この期間における利用者は、延べ約2万8,000人でございました。今年度ですが、4月から7月末までの総アクセス件数は約6万6,000件で、利用者は延べ約1万9,000人となっております。昨年度と比較すると、平均月間アクセス数で約3,000件、それから平均月間利用者数で約2,000人を上回っているところでございます。  このことから、現在、ここからネットの利用者は着実にふえていると評価しています。  基本的な機能というのは、市民の方が今まで把握できないような情報を把握していくというところです。市民活動団体等の情報を載せ、市民活動をこれからもっともっと皆さんに知っていただきたいところから出ており、市民活動促進基本計画の目的とも合致してくるものであり、周知には多大な効果があると考えております。 52 ◯後藤委員 ここからネットですけれども、利用される方がより使いやすくといった点で、システム自体の改善という計画等はありますでしょうか。 53 ◯山口市民自治推進課長 先ほど申し上げた機能の部分で、それなりの機能があるかと思っております。課題として申し上げられるのは、ここからネット自体をどのように周知していくか、もっと活用してもらうかが問題ですので、市民活動センターに持ち込まれた紙媒体のイベントチラシの情報を取り込めるようにするだとか、ここからネットを利用する市民活動団体をふやすための講座をやって、活用することなどの方向で考えていきたいと思っています。 54 ◯後藤委員 続きまして、4)の63ページになりますけれど、路上喫煙対策事業経費です。静岡駅北口広場、静岡駅南口広場及び清水駅東口広場に設置した喫煙所を管理し、静岡駅及び清水駅の快適な公共空間の確保を図ったとありますけれども、ほかの駅での計画はありますでしょうか。 55 ◯岡本生活安心安全課長 現在、路上喫煙につきましては、静岡駅の北口、南口、それから清水駅の周辺ということで設けてあります。新たな禁止地区の指定につきましては、現在、東静岡駅、草薙駅、安倍川駅、青葉シンボルロードで路上喫煙の実態調査を行っておりまして、今後の検討としているところでございます。今のところは、喫煙率を調査しておりますけれども、我々の中では、禁止地区に指定するには至っていないと考えております。 56 ◯後藤委員 4)の205ページの環境政策費の風力発電施設管理費です。風力発電施設の管理運営に係る経費と発電の電力及び効果について、近年の推移を教えてください。 57 ◯藪崎環境創造課長 風力発電施設は、風電君と呼んでおりますけれども、平成30年度は、定期点検の費用として448万円余、また修繕費が458万円余でございます。近年の推移でございますけれども、何分にも施設が、15年ほど既に経過をしておりまして、徐々にやはり修繕に費用を要してきているような状況にございます。ここ3年で見ますと、おおむね500万円前後、年間修繕費がかかっています。  一方で、保守点検につきましては、ほかの地域における風力発電施設の事故等がございまして、法定点検の内容が若干ふえております。したがいまして、平成28年度、29年度は367万円余でございましたけれども、30年度からは448万円余になっているということでございます。今後も、この保守点検につきましては、若干ふえていく可能性があると思っております。  また、ここ最近の発電量につきましては、110万キロワットアワーから130万キロワットアワーくらいでございまして、これは中島浄化センターで使用されており、電気料に換算しますと、1,200万円から1,600万円強くらいの金額でございます。これは予算、決算にはあらわれない数字でございます。一方で、この風力発電による環境負荷価値を、グリーン電力証書という形で売却しておりまして、この3年間で費用が大体150万円から200万円強くらいで売却しています。  再生可能エネルギーのランドマークといいますか、シンボル的なものとして風力発電施設を設置しているところです。市民の皆さんには、非常に浸透している状況にございますので、再生可能エネルギーの普及につきましては、一定の役割を果たしているかと思っております。 58 ◯後藤委員 続きまして、同じ207ページ、環境監視事業の大気常時監視業務ですけれども、監視していて緊急事態になるようなことがあったかどうか、教えてください。 59 ◯福地環境保全課長 平成30度についてはございませんでしたが、ことしの5月24日に葵区及び駿河区における大気中のオキシダント濃度が上昇したことにより、光化学オキシダント注意報が発令されました。  なお、このとき市民からの健康被害の報告はございませんでした。 60 ◯後藤委員 続きまして、4)の258ページの最終処分場費の関係です。今後の課題と課題解決に向けたところで、延命化と安定稼働のための、搬入時における分別指導等と書かれていますけれども、新たな最終処分場の確保に向けた検討状況はどのようになっているのか、教えてください。 61 ◯田島ごみ減量推進課長 最終処分場につきましては、本市では3場ございます。葵区の沼上、それから清水区の貝島と由比の3場ございます。年間約8,000立米から9,000立米の灰を埋め立てております。  現在の最終処分場の埋め立てですが、これから残余年数、それから今後の埋め立て量を考慮しますと、残りが6年から7年と推定されております。それに対する新たな最終処分についてですけれど、平成21年に現在の沼上の最終処分場の背後地に処分場を拡張しようということで方針決定されまして、その後、地元の自治会等と協議を重ねてまいりました。そして、平成30年12月に地元自治会等から、現在の沼上の最終処分場の背後地に整備していいよという了承が得られたことから、今年度から整備に向けて着手し始めたところでございます。今年度につきましては、現在、地質調査と用地測量を行っている状況でございます。 62 ◯後藤委員 4)の250ページ、ごみ処理費のごみ収集等委託経費についてです。清掃車の管理経費に含まれていると思うんですけれども、安定的なごみ収集体制の維持には、委託だとか直営とか関係なく、清掃車の維持管理、中でも交通事故をなくすことが大変必要になってくると思います。平成30年度の交通事故の発生状況とごみピット投入時の事故等、状況を教えてください。 63 ◯朝比奈収集業務課長 平成30年度のごみ収集車両の交通事故の発生状況でございます。これは委託と直営を合わせた話になりますが、平成30年度のごみ収集車両の事故件数は、直営車両が7件、委託車両が13件の合計20件が発生しています。  また、清掃工場のごみピットへの排出時における事故という御質問でございますが、平成30年度につきましては、清掃工場内のピットにおける事故は発生しておりません。  ただ、今年度、8月に委託収集業務の受託者の車両が西ケ谷清掃工場でピットにごみを排出した際に、清掃車は、ごみを捨てるときに、テールゲートをあけてごみの排出板でごみを押しだしてピットにごみを落とすというようになっているんですけれど、収集作業中に、ごみがどうしてもテールゲートのところに挟み込まれてしまう状況があります。ごみを排出した後、そのままこうテールゲートを下げますと、ロックがかからない状況になりかねませんので、清掃工場の作業員に指摘を受けますと、清掃車の作業員がテールゲートのごみを落として出ていくような作業をやっているわけです。その作業中に、ごみをとった1カ所で、作業員がほかのところにもひっかかっているのを見つけたため、それを出そうとした際に、最初のものがとれているだろうと作業員が誤って判断したため、テールゲートを下げてしまったということが発生しました。  それで、作業員は慌てて頭を抜いたんですけれど、テールゲートに側頭部をぶつけてしまい、数針を縫う事故が発生しております。これは今年度の8月のことでございます。  こちらにつきましては、安全確認不足という、運転手が安全確認をせずにテールゲートを下げてしまったという注意不足により発生した事故であると認識しております。 64 ◯寺尾委員長 それでは暫時休憩といたします。                 午後0時2分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 65 ◯寺尾委員長 午前中に引き続きまして、審査を続行いたします。 66 ◯後藤委員 先ほど、ごみ収集車両の事故について、発生状況を教えていただきましたが、その続きとしまして、事故の抑制対策としてどんなことを行っているか、お願いいたします。 67 ◯朝比奈収集業務課長 事故が発生した場合につきましては、直ちに、直営では西ケ谷、沼上、清水の収集センターに情報共有と注意喚起を行うとともに、清掃作業の安全対策についての基本的な事項について、朝礼時等を利用して、繰り返し指導、啓発を行っております。また、各収集センターで行う合同の安全衛生委員会においても、事故の状況報告と分析について周知し、共有するとともに、改めて注意喚起をその場でも行うようにしているところでございます。  委託業者に対しましては、事故発生時に交通法規の遵守、歩行者、自転車、車両を問わず、常に相手方を優先させること、停車時及び作業のための降車時には、後方及び周辺部の安全確認を徹底してから作業に入ることを繰り返し指導しているところでございます。  そのほか、可燃ゴミ収集委託業者に対する年1回の全体研修の開催、収集業務課職員を受託業者へ講師として派遣してのKYT──危険予知研修の開催、収集業務課と受託者間で定期的に開催している連絡会議等の機会を利用して、これらの事項に対する情報共有と注意喚起を図っているところでございます。 68 ◯後藤委員 続きまして、4)の255ページの沼上清掃工場の維持管理の、今後の課題と課題解決に向けた取り組み内容というところで、平成31年3月末の火災について書かれておりますけれども、この火災の原因について、どんなものだったのか、教えてください。 69 ◯横田廃棄物処理課長 本火災は、平成31年3月25日15時42分に沼上資源循環センターの不燃粗大ごみピットで発生したもので、翌日の26日の16時に完全消火しております。幸い、けが人やほかの建物への延焼等はございませんでした。その節は大変御心配と御迷惑をおかけして、この場をかりておわび申し上げます。  御質問の火災原因ですが、令和元年5月に消防と警察による現場検証が行われた結果、リチウムイオン電池が原因だということが判明いたしました。 70 ◯後藤委員 その火災を受けて、日常の維持管理の強化をどうしていくのか、教えてください。 71 ◯横田廃棄物処理課長 現在、リチウムイオン電池につきましては、一般的に市で収集も処理もしないということで、分別してリサイクル協力店に持ち込むようにと市民には周知しております。  ただ、ほかのごみに紛れて、単三電池ぐらいの大きさのリチウム電池もありますので、どうしても紛れて清掃工場に持ち込まれるケースがあります。その場合、ごみを受け入れる職員に、来られたお客さんに、まず、充電式のものがあるかどうか、それと、段ボールの中もあけて徹底して確認するように行っております。  リチウムイオン電池は、多用されています。例えば電子たばこ、スマホにしろ、非常に性能がいいものですから、充電式のあらゆるものに使われており、どうしても持ち込まれた中で破砕せざるを得ないものが出てきます。そういったものの取り扱いに苦慮しながらも処理を継続しているということです。  このリチウムイオン電池につきましては、全国の廃棄物処理施設でもいろいろな火災の原因となって、会議の中でも、議題が非常にたくさん出てきます。その中で、環境省も被害の実態調査に乗り出すということで話も受けております。廃棄物関連の各課、収集も含め、今、検討部会を開き、今後、どのように取り扱っていくかという方針が決まりましたら、改めて市民に周知していきたいと思っております。 72 ◯後藤委員 それでは、4)の257ページ、衛生センター費ですけれども、衛生センターの施設が4つありますが、これらの設置年数と維持管理経費、また、ここ最近のふぐあいについて教えてください。 73 ◯横田廃棄物処理課長 まず、各施設の竣工年月です。  静岡衛生センターは、昭和42年11月、下川原にあります静岡衛生センター南部中継所は昭和47年1月、清水衛生センターは平成3年3月、庵原衛生プラントは平成5年7月。一番古い静岡衛生センターは、竣工から既に50年以上が経過しております。  次に、平成30年度における維持管理決算額ですが、静岡衛生センターは約1億1,300万円、南部中継所は約6,700万円、清水衛生センターは約1億7,700万円、庵原衛生プラントは約1億300万円となっております。  各施設については、安定稼働確保のため定期的に修繕を行っておりますので、現在ふぐあい等は発生しておりません。 74 ◯山梨委員 主要成果説明書の59ページ、清水区役所について伺います。  59ページの中段に、フェイスブックやツイッターの成果が非常に出ているという記載がございます。これは、職員の皆さん初め、本当にたくさんの方々の御努力の結果だと思うんです。この数字が出た上で実際の効果がありましたら、教えていただきたいと思います。 75 ◯本野清水区地域総務課長 このソーシャル・ネットワーキング・サービスの中のフェイスブックとツイッターを、清水区では使っておりまして、フェイスブックで、29年度にいいねを受けたカウントが3万5,458件、それが30年度で5万4,259件、確実に見ていただけていると出ていますが、その成果をあらわすのが難しいところはあります。  そのかわり、清水区の広報キャラクターのシズラの認知度がどれだけ高くなっているか、シズラの出動を依頼回数という点で見ますと、平成29年度は107回。それが平成30年度は147回ということで、確実にシズラの出動要請がふえていることで、このツイッターやフェイスブックでの情報発信がかなり定着してきているのではないかというところです。  あと企業が、シズラのイラストを使ってコラボレーションする一例ですが、30年度ではないんですが、エスパルスのパルちゃんと、シズラが企業とコラボレーションして、イラストの使用件数が、29年度は3件だったものが、30年度は11件、草薙薬局でのお薬手帳、あとはダスキンのオーダーメードマットにもデザインが使われていることで、かなり定着が図られているのではないかと思っております。  さらに、清水区フェイスブックの応援隊として、しみず魅力発信サポーターをつくっておりまして、今、23チームが加盟しております。重立ったところの団体をいいますと、JAしみずさん、東海大学海洋学部さんとも連携していまして、そこからも発信していただいています。30年度は656件情報発信があったんですけれど、清水区だけの発信ではなく、そのうちの147件が清水区役所以外の企業等からの発信であったということで、このSNSを使った発信がかなり定着してきているところでございます。  引き続き、これを清水区の情報発信として頑張っていきたいと思っております。 76 ◯山梨委員 大変、期待が持てる状況だと思いますので、引き続き頑張っていただきたいと思います。  続きまして、63ページに移り、生活安心安全課に伺います。先ほどもございました、路上喫煙の件ですけれども、清水駅東口広場に喫煙所が設置されているということで、ほかの場所に比べて壁がなかったり、近くで子供たちがバスに乗ったりとか、さまざま状況を見ると、これで十分なのかな、これで大丈夫なのかなと思ったりするんです。まず、この現状の認識について伺いたいと思います。 77 ◯岡本生活安心安全課長 清水駅東口広場の喫煙所につきましては、以前、公明党の大石議員からもバス停の近くという御指摘がありまして、平成31年3月にパーテーションがわりの植木を3鉢増設いたしまして、出入り口を広場側のみとして配置をし直したところでございます。これにより、ロータリー側にはみ出して喫煙する喫煙者は減少していると考えております。  設置位置の変更等につきましては、なかなか難しいところがございます。今後は、今定例会でいろいろ上がっておりますけれども、清水の新庁舎や、広場が整備されるところにあわせながら、移設も検討してまいりたいと考えております。 78 ◯山梨委員 先ほどの話で、植木を置いていただいたということですが、植木を置いても煙は多分流れ出てしまうので、どこまでの効果なのかは少しまだ疑問に思います。  禁止区域を設定した後、禁止区域のぎりぎり外で喫煙をする方が非常に多い。例えば、清水駅前銀座は、禁止区域外みたいですけれども吸っていらっしゃる方が見受けられる。ところが、そこは禁止区域外なので忠告することもできず、この禁止設定区域をせっかく設置しても、ぎりぎりのところで吸っていらっしゃる方もいて、非常に効果として難しい面もあるかと思うんですが、その現状認識と対策について、今後どのように考えているのか、教えてください。 79 ◯岡本生活安心安全課長 この路上喫煙につきましては、平成18年に条例が制定されております。当時は、歩きたばこの火が、歩いていると子供の目線にあり、危ないじゃないかというところが非常に問題になり、この条例が制定された形になっております。  それから10年以上がたつわけでございますけれども、社会情勢の変化がありまして、東京オリンピックを控えて健康増進法の一部が改正されました。そういったことで路上喫煙に対する認識が、火を持って危ないところから、健康被害をどうするのかという問題にだんだんシフトしている形で認識しております。  この受動喫煙対策については、健康づくり推進課が中心となり、施設内を禁煙にした場合に、喫煙者が外にあふれるということも考えられますので、市としてどんな対応ができるのかとあわせて、路上喫煙も一緒に検討してまいりたいと考えております。 80 ◯山梨委員 同じ生活安心安全課で4)の65ページになります。  今、毎日のように、振り込め詐欺といった被害の記事を見たりします。けさの新聞にも清水区であったという記載を記憶しているんですけれども、通話録音装置に補助をして、非常に効果が出ているようですけれども、以前に比べて設置の件数、補助の件数もふえているように思うんですが、設置効果について教えていただきたいと思います。 81 ◯岡本生活安心安全課長 平成30年度の消費生活センターで受け付けました消費生活相談は、平成30年度5,145件でございました。このうち65歳以上の高齢者の方の相談が、2,047件、39.8%に及んでおります。依然として、高齢者からの御相談が多く寄せられているという状況でございます。このような中で、高齢者の消費者被害を防止する手段の1つとして、平成28年度から通話録音装置購入費の補助金の交付事業を行っているところでございます。  効果につきましては、装置を設置する前と後でアンケートをとっておりますので、そちらからお答えさせていただきます。  装置設置後の電話勧誘の件数につきましては、「かかってこなくなった」あるいは「回数が減った」と感じている方が全体の76%に上っております。また、装置設置後の安心感ということで、「とても安心」「ある程度安心」、こちらは100%がそういう形で回答をしていただいております。さらに、装置設置後の電話に出るときの意識ということですけれども、「以前より安心して電話に出られるようになった」あるいは「以前より注意して電話に出ている」と回答された方が、それぞれ47%、51%となっており、以上のことから、一定の効果があると考えております。 82 ◯山梨委員 続きまして、男女参画・多文化共生課に伺います。  4)の71ページから72ページの記載についてです。30年度は、第3次静岡市男女共同参画行動計画の中間見直しを行ったということでございます。そういった中で、LGBTについて、中間見直しが図られ、LGBTに関するさまざまな事業を行っていただいたと思うんですが、その成果と課題について教えてください。 83 ◯久保田男女参画・多文化共生課長 30年度のLGBT、いわゆる性的少数者施策ということで取り組みをさせていただいております。  その中で、パネル展を実施いたしました。また、市職員に対する研修会も実施をしております。性的少数者の当事者や御家族の方を対象にヒアリングをいたしまして、性的少数者の抱える困難の把握に努めたところでございます。あるいは、試行的ではございますけれども、交流会とか、電話相談等を実施しております。  効果でございますけれども、性的少数者の当事者及び御家族の生の声を聞く機会があり、性的少数者が抱えている困難などが明確になり、今後の施策の実施に向けて非常に参考になったと考えております。  課題ですけれども、平成30年度に市民意識調査を行いました。これは、当事者という意味ではなくて市民意識調査ですけれども、性的少数者の方に生活しづらい社会と考えていますかという質問がありました。実際に、生活しづらい社会と、性的少数者の方が感じていらっしゃるんだろうなという回答が72.4%と高い数値でありました。そういった中、人権擁護、あるいは擁護のために、いかに職員や市民の方にこの性的少数者の方の啓発を正しい知識として身につけていただく努力が、今後ともさらに必要になるのではないかと考えております。  ことしは、先ほど言った居場所づくり、電話相談に加えまして、市の全職員を対象とした研修であるとか、職員向けの対応マニュアルも作成したところです。  今後は、市民の方の啓発という意味でパンフレット作成や、あるいは市民の方を対象とする啓発講演会を実施していきたいと思っております。これらを通しまして、当事者の困難なことの解決などの支援をし、性的少数者の方が安心して暮らせる社会の実現に向けて努力をしていきたいと思っております。 84 ◯山梨委員 理解促進や啓発が非常に重要だということで進めていただいていると思うんですが、30年度にLGBTの団体から市長に要望が出されていたと思うんですけれども、その中に、パートナーシップ制度の実施についてという記載がございました。  初めに、静岡市としてこのパートナーシップ制度が必要だと思っているかどうか、伺いたいと思います。 85 ◯久保田男女参画・多文化共生課長 市民団体からパートナーシップ制度についての御要望をいただいたところでございます。当事者が抱える課題というのは、非常に形態が違うものですから、いろいろな困難の種類が違うことがあります。そういったことがありますので、当事者のニーズに合いました制度及び効果的な施策を着実に進めたいと思っています。その1つの取り組みとして、パートナーシップ制度があると認識しています。  解決しなければならない当事者の困難はさまざまであるため、そういったことを考え、課題等を整理した上で検討を進めていきたいと思っております。 86 ◯山梨委員 ということは、制度は必要だという認識でいるということでよろしいですか。 87 ◯久保田男女参画・多文化共生課長 パートナーシップ制度というのは、今、申した性的少数者の方に対する制度の1つということもありますので、今後とも検討をしていきたいと考えております。制度の1つとして必要になると考えております。 88 ◯山梨委員 同じく164ページになります。  市民自治推進課に伺いますが、戦争犠牲者追悼式の事業についてです。近年、この追悼式の形態を大幅に変えてきたと思いますけれども、3年ほどやられているので変えたことによる、いろいろな声があると思いますが、参加者の方や団体からの声、あと課題についてありましたら教えてください。 89 ◯山口市民自治推進課長 戦争犠牲者追悼式は、毎年、終戦記念日の8月15日に、戦争犠牲者の追悼、それから、恒久平和を祈念する目的で行っております。委員御案内のとおり、まず参加者の高齢化が進んでいるということ、それから、本来の制度の趣旨からして、若い世代の参加ということで、平和を祈念する次世代への案内が大切だと思うんですが、そのあたりが抜けているというところで、平成28年度からは、戦没者の追悼に加えて、より平和のとうとさを訴えていくという趣旨で、若い世代の参加を求めることを主題に、今やっております。小学生、中学生の方も入っていただいているんですが、平和へのメッセージの発表、それから静岡児童合唱団の方の合唱など新たに平和をテーマとした演目を実施したところであります。  参加者は、平成28年度は508名だったんですが、29年度は568名、それから30年度は、雨の影響もあったかもしれないんですが、少し減って513名。今年度は、8月15日に行い、台風が懸念される中ではありましたけれど、558名と、前年度に比べ45人アップで、安定した御参加をいただいているところであります。  次に、参加者、関係団体からの声です。式については、参加者、関係団体から、平和へのメッセージ等について、大変好評であり、ロビーで平和へのメッセージを展示、それから、戦時をあらわすパネル展などをしています。アンケートをとったわけではないですけれど、特に、参加された若い世代の方、メッセージをくれた小中学生、それから、ボランティアの高校生、御家族と一緒に見えた皆さんから平和のありがたさ、とうとさを再認識したとか、また、未来へこの平和を引き継いでいかなければと、よく耳に挟んだところであります。式を開催したかいがあったと感じております。  課題についてですが、式の内容をまず充実すること。趣旨をより全うするために、28年度に一部見直し、それがうまくいっているとは思うんですけれど、そのあたりをもっと充実していきたい。それから、さらに若い世代、次世代の参加を促すような周知方法が、課題なのかと考えております。 90 ◯山梨委員 4)の214ページ、霊園管理事業です。  近年、墓を維持することが困難になって、墓じまいをすることが1つの社会現象であるわけです。静岡市における霊園の中で返却はどれくらいあるのでしょうか。平成30年度と合わせて教えていただきたいと思います。 91 ◯小沢戸籍管理課長 把握しているのは、あくまでも市営墓地の返還数ということであって、民間の通常の墓地については把握していないものですから、御理解いただきたいと思うんです。市営墓地の返還数については、平成30年度の1年間で54件ございました。ちなみに、10年前の返還数については35件ですから、年々増加傾向にあると思われます。 92 ◯山梨委員 若干増加しているということでした。市営墓地に関してはいろいろな意味で人気が高いわけで、この数をもって墓じまいが、市内でどれぐらいあるのかは非常にはかりにくい部分であると思うんです。こちらの214ページに記載もあるんですが、公的墓地に対する新たなニーズに対応していくとあります。ニーズが変化してきていると思うんですけれども、そのニーズをどういうふうに把握して、今後どのように進めていくのか、教えてください。 93 ◯小沢戸籍管理課長 墓石を立てるような墓地については一定のニーズはあるものの、横ばい傾向であるかと思われます。それにかわり、今、ふえているのが、納骨堂への収納です。本市でいうと愛宕霊園内に納骨堂があるんですが、この永年収蔵につきましては、利用申請時に10万円程度の使用料を納付すれば、以後、一切の負担が生じないことから、金銭的な不安や墓地の承継者問題を解消する施設として需要がふえており、今後、さらにふえていくことが予想されております。 94 ◯山梨委員 続きまして、主要成果説明書4)、河川のことについて伺います。  先ほども河川について質問がありましたけれども、209ページの中段に、河川の環境基準が設定されている11地点とあるんですけれども、この環境基準がどのように設定されているのか、状況を教えていただきたいと思います。 95 ◯福地環境保全課長 正確に言いますと、生活環境の保全に関する環境基準といいまして、利用目的の適応性によって、類型AA、A、B、C、D、Eの6類型が定められています。類型AAというのは水道1級ということで最も厳しい、きれいな状況ということになっています。  市内の状況ですけれども、最も厳しい類型のAAが、興津川八幡橋、安倍川曙橋、安倍川橋、それから藁科川の牧ヶ谷橋に定められております。  それから、類型Bが、興津川浦安橋、類型Cが、巴川港橋、区境巴川橋、それから、丸子川のぺったん橋、浜川新橋となってございます。
    96 ◯山梨委員 AAというランクがたくさんありまして、やっぱり市内は清流の都だなということを改めて感じました。  そういう中で成果指標がありまして、水質汚濁事故によって市民生活に支障が生じた件数という記載があるんですけれども、生活に支障というのはどれぐらいのことをいうのかと。30年度じゃないかもしれないんですが、由比川でも以前に汚染事故があったりとか、興津川でも国道52号でトラックが事故に遭って油が流出して、上水道の吸水口に入ったようで、蛇口をひねったら少しにおいがするといった事例もあったと伺っているんですが、ここにはずっとゼロが並んでいるんですけれども、どういう基準なのか、教えていただきたいと思います。 97 ◯福地環境保全課長 まず、水道施設の影響ということで、取水とか給水の停止にまで及んでいる状況、それに伴って給水車が出動するような事態が発生した場合、あるいは、魚の変死につきましては、漁業権が設定されている河川や海域で魚が大量に死んで、その影響が漁業に生じてしまうといったものを市民生活への支障というふうに考えてございます。  先ほど委員の御指摘にありました由比川、あるいは興津川の件ですが、由比川につきましては、取水の停止を行って、給水車が出動したという事態がありましたので、これは水質汚濁事故が市民生活に支障が及んだと考えてございます。興津川につきましては、確かに若干においが混入してしまいましたけれども、給水停止までには至らなかったということで、件数には計上していないことになります。 98 ◯山梨委員 大切なことは、起こったときにどういうふうに対処していくのかということで、何が起こるかわかりませんので、常時、そういう体制を整えていることがすごく大事なのかなと思います。  先ほど魚の話が出てきましたけれども、清水区の庵原川で、魚の死体がたくさん浮いていたという事案がございました。ことしの話ばかりではなくて、近年、何件かあると思うんです。30年度もあったのかどうかわかりませんけれども、この庵原川の魚の事故の件について、当局の御認識をいただきたいと思います。 99 ◯福地環境保全課長 庵原川の事故につきまして、まず、今年度ですけれども、4月と10月に庵原川の本流で、6月に庵原川支流の神明川雨水幹線で魚の変死事故がございました。  過去の例ですと、平成30年度はございませんでしたが、平成26年から30年の5カ年間で、4件の魚類の変死事故がございました。原因はわかっておりません。  今回の事故につきましては、環境保健研究所で詳細な検査を実施しているところですが、現時点では、原因はわかっておりません。 100 ◯山梨委員 原因がわかっていないということなので、原因究明と対策をお願いしたいと思います。  続きまして、4)の210ページ、地下水利用対策の推進についてです。  この中に、自噴量の著しい低下がなかった観測井の割合ということで91%。1地点は、増減を繰り返しているという記載もございますが、最近、安倍川でも瀬切れがあって、静岡市内は地下水が非常に豊富だという認識があります。静岡市として、今、地下水の状況について、どのように認識しているのか、教えてください。 101 ◯福地環境保全課長 市内全域で地下水位を観測しております。それから、自噴している部分について、自噴量がどうなっているか、異常ないかとか、変化がないことも確認しています。このような調査の結果からは、現時点で地下水の量が減っていることはないと考えています。  また、平成26年、27年に県が行った地下水賦存量調査がございまして、その結果からも、葵区、駿河区の市街地においては、地下水が豊富にあると考えています。  なお、安倍川の瀬切れについては、活水期に見られますけれども、漂流水がなくなっただけで、前日の調査結果からは、地下水は伏流水により豊富に維持されているのかなと考えております。 102 ◯山梨委員 続きまして、環境保健研究所について伺いたいと思います。  先ほど庵原川の魚の件についても、研究所で今、調査、研究をしていただいているということでございますが、やはり静岡市にこの研究所があるということが、非常に大切だと思っているんです。この研究所が移転するということで以前からお話があります。これは老朽化に伴ってということですが、いつ移転になるのか。以前、研究所を視察させていただいたときも、非常に老朽化が進んでいて、高級な機械も廊下に置いて研究をしているような手狭な状況が見受けられました。現在の移転計画についてどのようなのか、伺いたいと思います。 103 ◯本澤環境保健研究所長 平成26年4月に制定された静岡市アセットマネジメント基本方針に基づいて、総合計画への登載に向けて作業を進めてまいりましたけれども、いまだ実施計画への登載には至っておりません。引き続き、移転の実施に向けて、関係各課と協議を継続している状況でございます。移転までまだ時間がかかるということで、大規模修繕は移転が関係するのでできないんですが、中規模修繕、それから小規模修繕を数年続けております。  委員が気にされていた雨漏りとか、平成28年に上の防水塗装等を行っておりますので、一応心配ないと思っております。 104 ◯山梨委員 続きまして、4)の248ページです。  浄化槽設置整備事業について伺いたいと思います。  合併処理浄化槽への切りかえを、補助を出して進めていただいているわけですが、対象の単独処理浄化槽は、今、市内に残りどれぐらいあるのか、教えてください。 105 ◯長谷川廃棄物対策課長 平成30年度末現在で3万1,700基の単独処理浄化槽がありまして、そのうち、下水道地域ではなくて、合併処理浄化槽に切りかえていただく地域としましては、1万1,100基ほどございます。 106 ◯山梨委員 3万1,700基ということでまだかなりあるわけですけれども、実際は、この1万1,100基のみが補助金を交付できる対象なのかなと思いますけれども、この合併処理浄化槽への切りかえが、249ページの記載によりますと、目標値362基に対して299基ということで、目標が達成せずBということでございました。Bにとどまった背景であったり、また、今後どのようにこの切りかえを進めていくのか、教えてください。 107 ◯長谷川廃棄物対策課長 合併処理浄化槽全体では360基を超えてはいるんですけれども、建て売りに対しては補助を行っていない関係で、また、新築される方の中で、補助を受けられない方がいらっしゃるものですから、その分、件数が減少していると考えております。  対策でございますけれども、毎年、広報紙を使って補助金の説明をさせていただいているんですが、前年度はそれに加え、浄化槽の基数割合は非常に小さいんです。単独処理浄化槽とくみ取りの割合が、世帯数でいきますと65%を蒲原地区で占めているものですから、戸別訪問と地区での説明会を行いました。前年度、蒲原地区では320軒の御家庭にお邪魔いたしました。そして、由比地区も80軒ほどお邪魔しました。今年度も引き続き、訪問は続けておりまして、これまでに630軒ほど戸別訪問をしております。また、今後、地元説明会も開催する予定でございます。 108 ◯山梨委員 4)の248ページ、PCB特別措置法に関する事務について伺いたいと思います。  先般、この常任委員会の視察で、東京のPCBの廃棄処理場の視察をさせていただきました。このPCBの抱えている問題であったり、今、自治体がしなければいけないことなど、さまざま勉強させていただきました。  まず、市が保有しているPCB廃棄物、安定器とかいろいろあると思うんですけれども、どのように、保管しているのか、教えてください。 109 ◯長谷川廃棄物対策課長 市が保有しておりますPCB廃棄物につきましては、各所管の倉庫等で施錠されており、なおかつ看板の設置、そして、飛散防止等の措置をとって適正に保管しております。 110 ◯山梨委員 最後に、そのPCBの廃棄物についてですけれども、これはもう定められた期限までにしっかりと処理する必要があるわけですが、今度は、民間で保管している方に対して、今、静岡市としてはどのような指導、取り組みを行っているのか、教えてください。 111 ◯長谷川廃棄物対策課長 民間事業者が保有しております安定器につきましては、対象物が使用されている可能性がある、昭和52年3月までに建設された建物所有者の9,200事業者に対しまして、前年度に郵送によるアンケートを行いました。そして、6割の方から回答をいただいております。今年度は、回答をいただけなかった残りの事業者の方や、回答の中で、PCBあり、または不明となっている事業者、施設に対し、今年度、新たに雇用した3名の非常勤職員、そして正規職員で訪問調査を実施しております。その他は、郵送によって、もう一度、回答を求めております。令和3年3月31日までに適正に、確実に処理を行えるように努めております。 112 ◯白鳥委員 大分、質問が出ましたので、何点かに絞って質問させていただきます。  まず、4)の165ページ、先ほど山梨委員からも質問が出されましたけれども、戦没者を追悼し平和を祈念する式典についてです。先ほど説明があったとおり、ここ数年、少しずつ式典の内容を変えて、若い人たちにも参加していただく機会をつくろうと進めてきてくださっているわけですけれども、私も毎年、参加させていただいているわけです。先ほどの説明のとおり、残念ながら高齢化で、なかなか会場に空席が多く寂しいなと痛感しているわけです。  同時に、こういった機会を通して、若い人たちにできる限り参加していただいて、平和のとうとさ、平和の意義を発表し、また発表される皆さんの話を聞かせていただいて、平和教育の一助にすることも大切なことだなと思っています。先ほどの質問と答弁の中にも幾つか出てきて、若者の参加をこれからも進めていこうという話がありましたけれども、より具体的に市立高等学校あるいは、清水桜が丘高等学校といった市立の高校生にこの機に参加していただいて、学びの場にしていただくと。当然、遺族会の皆さんとも、企画の内容等を、協議していかなければならないと思いますけれども、高校生の参加について、積極的に進めていく必要があるのではないかと考えますが、当局の認識をお聞かせいただければと思います。 113 ◯山口市民自治推進課長 委員の皆様にはいつも御支援ありがとうございます。  委員御指摘のとおりでございまして、先ほど申し上げたとおりであります。当方の考え方というのは、平和のとうとさを若い世代に理解してもらうような気づきを与えるような部分かと思います。  それで、この追悼式の中で、小中学生にメッセージを発表していただいたり、静岡児童合唱団に合唱していただいたり、そのほかに、28年度の見直し当初から、学校にボランティア部があることから、清水国際高校の生徒さんたちに御協力をいただいております。  今年度も生徒さんたち30数名に参加いただいて、本部ステージの設営補助、来賓、役員の方の御案内補助、そして、お花を参加者の方に手向けていただくんですが、その献花の御案内だとか、会場整理全般をやっていただきました。今年度は、市立中央図書館の御協力も得まして、平和に関する図書をロビーに展示し、その案内や補助もしていただいております。  皆さんが、参加してくださりありがとうございますということをお伝えするのと同時に、当然、理解していただいていると思うんですけれど、是非、趣旨を理解してくださいと言ったところ、また、指示を待たずに自発的に動いてくれている部分で彼らの気持ちにとても感動したところであります。  そういう部分から、特に高校生の皆さんにはこのような機会を、自発的な気づきを取り入れていただくために、もっと呼びかけていきたいという思いはございまして、委員御指摘の市立高校2校についても、清水国際高校でやっていただいているような運営の部分など、どのようなところでかかわっていただけるかわからないですけれど、来年度の式典に向けて、参加、協力いただけるよう働きかけを行いたいと思います。 114 ◯白鳥委員 次は、4)の109ページです。静岡市多文化共生推進計画について伺っていきたいと思います。  国のほうでも少子化が大きな原因となって、外国からの研修生、あるいは就労の機会を拡大していくということでの取り組みが行われていることも反映されまして、この静岡にも多くの外国の方々が見受けられる状況があるかと思っております。傾向として、どのような国から静岡市へ転入しているか、お聞かせいただけますか。 115 ◯久保田男女参画・多文化共生課長 本市に暮らす外国人の状況でございますけれども、平成25年度以降、増加傾向にあります。そして、9月末の段階で約1万500人となっておりまして、5年前と比べまして約2,500人増加しております。国籍別で見ますと、中国、フィリピン、ベトナム、韓国、ネパールの順番になっております。傾向としましては、東南アジアからの増加が著しく、在留資格別におきましては、留学や技能実習の方の増加が見られています。 116 ◯白鳥委員 静岡市としましても、講座を開いていただいたり、あるいは体験フェアをやっていただいたり、また、ことしからは異文化の相談窓口も区に設置していただいているということで、来られる皆さんに対する対応は大分進んできているということを感じております。そういった皆さんを受け入れる側の地域住民といいますか、自治会への周知、あるいはそういった国際感覚を育成していくといった取り組みが一方では大事でありまして、決算ですから30年度の状況で結構ですが、取り組み状況をお聞かせいただければと思います。 117 ◯久保田男女参画・多文化共生課長 御指摘のとおり、外国人の方がふえているという中で、異なる文化をお互いが尊重する意識──多文化共生の意識というのが、これからさらに日本人にも求められていく時代になると私たちも考えております。そういう中で、市民に向けた国際理解促進事業ということで、昨年度は6カ所の生涯学習センターで実施いたしております。韓国、フィリピン、モロッコ、スリランカ、ペルーなどいろいろな国の文化の紹介をさせていただきまして、118人の方の参加をいただきました。  また、当課の国際交流員で、ニュージーランド、中国の方がおり、これからの時代を担う幼稚園、保育園の子どもさんに、若いうちから国際的な出会いを提供しておりまして、こちらは87回開催しております。  次に、先ほどお話がありました異文化コミュニケーション体験フェアでは、市の中心部でやることによって、余り外国の文化に触れたことがない方、あるいは余り興味のない方にぷらっと寄っていただいて、国際交流の機会や、外国の文化を紹介する取り組みを実施しました。 118 ◯白鳥委員 いろいろなことを通して文化に触れていただく、あるいは静岡でも、いろいろな国の食べ物が食べられる環境にあるといった意味で、少しずつ静岡にも多文化を共有していこうという機運もできてきているのかなと感じておりますが、一方で非常に難しい部分もあると認識しております。  以前、静岡市でも中東和平プロジェクトを行ったときに、私も幾つかかかわらせていただき、イスラム文化を理解していただくということで、ホームステをしていただく御家庭に対して研修をやることがありました。その中でなかなか難しいのが、宗教という関係が大きくあるわけですけれども、生活様式の違い、あるいは食文化の違い、食べるものも制約される等の課題もあり、なかなか難しいというところもありました。  もう一方でイメージというものがありまして、中東のいろいろな内乱が起こっているということを通して、イスラムという言葉を使ったさまざまなグループが、私たちから見ると非常に難しい行動をしていることもあって、日本の皆さんからするとなかなか難しい受けとめであることを感じております。実は、あさって、駿河区広野にイスラムの文化センターが開設される状況にありますが、実は、その地域で、今、話をさせていただいたような課題を乗り越えることができないで、ちょっと言い方がきついかもしれませんけれども、迷惑施設のような捉え方をされている部分もありまして、受け入れには難しい課題があるなと感じているわけです。そういったイスラム文化に対する環境整備については、どんなふうな考えを持って進めておられるのか、その辺のところについてお聞かせいただければと思います。 119 ◯久保田男女参画・多文化共生課長 先ほどお話にありましたイスラム文化は、特に、日本人の一般の方にまだなじみが薄い文化であることを認識しております。そういう中で、やはり無関心、無知ということから、外国のいろいろな報道によって、おそれなどが増幅してしまうことがあるのではないかと考えております。市民一人一人が異なる文化、やはり日本の文化もあればイスラム文化もあるということで、お互いが尊重し合う。違いがあるのは当然ですので、その違いをお互いが理解した上で、許容できるような多文化共生の意識の醸成が必要だとして、イスラム文化をテーマとした講座は行っておりませんけれども、昨年度においても、インドネシア、モロッコなどはイスラムの文化がありますので、そちらの国の紹介をする中でイスラム文化の紹介をしました。これから市民の方が国際人になるに当たりまして、いろいろな文化を吸収していただきたいと思っております。 120 ◯白鳥委員 イスラムの皆さんの協会の話を聞きますと、静岡県内でも6,000名を超える方がいて、日本の方と結婚して生活されている人たちも多いと。それから、小学校、中学校にも通っている方も多いということで、その皆さんが抱えている課題に対応していくという意味でも、やはり市の職員の皆さんもそうなんですが、静岡市民の皆さんがどのくらい理解できるのかが重要な課題だと思います。イスラム文化についてもしっかりとした対応が欲しいと思いますけれども、その辺の取り組みについて、もう一度確認でお話しいただければと思います。 121 ◯久保田男女参画・多文化共生課長 先ほど申しましたように、現在、静岡市に87カ国の外国籍の方がいます。日本人の方がこれからさまざまな国籍の外国人と会う。それぞれの外国人の方が、それぞれの文化的なバックグラウンドをお持ちだということもありますので、より多く文化を知っていただくように、いろいろな国の紹介とあわせてより多くの市民の方に理解していただけるイベント事業を開催していきたいと考えております。 122 ◯白鳥委員 4)の380ページになりますが、渡船運航事業について伺っていきます。  井川湖渡船のお話ですけれども、これは2月議会、6月議会で質問させていただき、意見も言わせていただいているわけですが、まず、この井川湖渡船事業を進めるに当たって、中部電力とは何らかの約束事といいますか、契約的なものといいますか、そういったものは結ばれているのかどうなのか、確認をさせてください。 123 ◯野田井川支所長 中部電力との協定でございますが、水面利用に係る協定ということで、渡船を運航することができるとの承認をいただいております。  ただ、湖面につきましては、水面の上下が非常に厳しいものがございます。水面が十分なときにのみ運航ができるという内容で協定を結んでいるところです。  それこそ2月議会、6月議会の御指摘、御意見を踏まえ、中部電力には、なるべく湖面を上げるようにお願いはしてまいりましたけれども、前後の4つのダムで全体の水位を管理しているということで、なかなかそこは思いどおりにはならない部分もございます。  ただ、渡船の運行につきましては、非常に理解していただきまして、中部電力も協力していただけるようお願いしているところでございます。 124 ◯白鳥委員 そもそもこの渡船については、ダムができるときの、井川地域の皆さんの交通網として整備されていますけれども、現在では、どちらかというと観光面でも活用しているということで、私たちも井川に行って、この船に乗せていただいて、流れてくる説明を聞きながら一周させていただきました。非常にのどかで、通常の生活を忘れる、いい観光資源になっているなと感じましたので、これからはいろいろ旅行会社とも連携しながら、活用していかなければいけないと思っています。いろいろことを試行錯誤しながら取り組んでおられることを教えていただいたわけですけれども、30年度の取り組みについてお聞かせいただければと思います。 125 ◯野田井川支所長 昨年度の取り組みのうち、新規に実施したものを紹介させていただきます。  航路を新規に設定しました。大鐵の井川駅、あるいは井川自然の家の利用客の皆さんの利便を図るために、井川ダムと宮向──井川本村の対岸になります。ここの路線を新たに設定し、現在、全部で5つの路線で運航しております。  また、夏には、湖上で音楽を楽しむ井川湖の渡船音楽祭りを開催いたしました。  さらに、南アルプスあぷとライン周辺地域誘客協議会──構成は本市と川根本町、大井川鐵道などで構成されています。こういった皆さんと連携いたしまして、旅行事業者を対象にしたモニターツアーを共同で開催し、あわせてメンバー全体で大井川流域の魅力を発信しているところです。実際に、旅行事業者のツアーにこの渡船利用を活用したツアーを組んでいただきお越しいただいているところです。  このほか、冬に東京でやる静岡市交流会でオクシズ並びに井川地区の紹介をさせていただき、井川湖渡船の観光利用についてPRしてきたところです。 126 ◯白鳥委員 ぜひ、努力していただきたいと思います。現在、無料なんですよね。無料というのは、利用する人にとって大変ありがたいことですけれども、基本的には無料で続けていく考え方でよろしいんでしょうか。 127 ◯野田井川支所長 井川本村と対岸の宮向の部分は市道口坂本井川線でございます。この部分については、道路ですので無料で考えておりますけれども、御指摘のとおり、観光路線が非常にふえております。この点につきましては、対費用効果もございますが、今後、具体的に検討していきたいと思います。 128 ◯白鳥委員 それでは、次は、環境局で4)の211ページになります。  先ほど、山梨委員からも指摘されましたけれども、環境保健研究所費、管理運営費です。環境の常任委員会に所属をさせていただいて以来、ずっと同じ課題を見てきておりまして、私も何とかせにゃいかんと感じて、何度も説明をきいたり、あるいは研究所から説明をいただいたりしています。なかなか3次総に登載されないことが続いているわけですが、私は、やっぱり研究所として姿勢に1つ問題があるのかなと感じるときもあるんです。  清水庁舎の建てかえの計画が進められようとしていますけれども、研究所の必要性を考えたときに、50年以上の老朽化した研究所でずっと研究されてきていると考えると、これからの研究所の目的からすると、到底、考えられない。早く建てかえをしなければいけないという思いになっているわけです。研究所として、今の研究所の目的は一体何にあると思っていますか。その辺をもう一度改めてお伺いいたします。 129 ◯本澤環境保健研究所長 環境保健研究所の設置目的は、市民の生活環境と健康に関する安心・安全を確保するため、環境保全及び保健衛生業務について試験検査を実施し、科学的な側面から市の施策を支援することと認識しております。 130 ◯白鳥委員 そういう答弁だと、なかなか、財政を動かすことはできないですよ。  じゃあ、研究所をどうしたいと思っていますか。 131 ◯本澤環境保健研究所長 今、狭隘化、老朽化を、迎えておりますので、新たな施設を建設させていただいて、今、話しました市民生活環境とか、健康に関する検査を確実に行って、市民の健康や安全に寄与していきたいと考えております。そのような施設をつくりたいとは思っております。 132 ◯白鳥委員 いろいろ挨拶の中でも、とは思っているという言葉が一番悪い言葉なんですよ。そうしたいという意思があらわれないと、やっぱりまずいんですよ。だから、恐らく皆さんも財政課とか、企画課に説明していくときに、その思いというのがそこには入ってこない、なかなか伝わらないことも多いと思うんです。  改めてもう一度、目的と、どうしたいかをお話しいただきたいと思います。 133 ◯本澤環境保健研究所長 環境保健研究所の目的は、市民の生活環境と健康に関する安心・安全を確保することが目的となり、環境保全、それから、保健衛生業務について試験検査を実施して、科学的な側面から市の施策を支援していきたいと思っております。  移転については、これからですけれども、確かに委員のおっしゃったとおり、私の言い方がちょっと悪いと思いますが、もっと努力するということ、簡単にはいかないところがいろいろあると思いますけれども、建設にかけて、とにかく努力と話し合いを続けていきたいと思います。 134 ◯白鳥委員 また一度、会派控室にお越しください。  次は、4)の247ページ、廃棄物不法投棄監視業務でお伺いしたいと思います。  廃棄物監視機動班によるパトロールとか、あるいは山間地等廃棄物不法投棄監視員制度とか、スカイパトロールで、監視を行ってきたということでありました。  30年度の話としましては、南アルプスの山小屋業者による不法投棄の話がございました。このことについて、監督指導とどのように進められてきているのか、また、現状はどういうふうになっているのか、お伺いいたします。 135 ◯長谷川廃棄物対策課長 不法投棄が起きた件につきまして、30年10月にこの件が報道されました。その後、市が指導しまして、事業者で投棄物、それから周辺土壌の分析を行いました。その結果、ダイオキシン類やら重金属等については環境基準を下回っていて、環境に影響がないということがわかりました。  そして、12月下旬に事業者がこの投棄物を撤去し、一時保管しました。というのも、撤去したときにもう雪が積もっていたものですから、おろすことができないと。そして、その雪解けを待ちまして、4月に本市の沼上清掃工場で焼却処分をしました。そして、今年度になりますけれども、7月にもう一度、現地確認を行い、その処理状況を確認し、適正に行われておりました。 136 ◯白鳥委員 以前、問題視されました大間の不法投棄、それから、吉津の投棄の問題がありました。以降、水質の問題等が、大分地域の住民の皆さんの心配を引き起こしたということがあって、当時、検査の徹底とについてお願いし、続けていただいていると思います。今日までどんなふうに進んできているのか。検査の結果、生活に影響のある数値が出ていないのか、確認させていただきたいと思います。 137 ◯長谷川廃棄物対策課長 まず、大間は、不法投棄があった場所ではなくて、過去に産業廃棄物の最終処分場がございまして、その下流域にお住まいの方たちが、その廃棄物の流出やら、重金属等、環境汚染物質が出ていないかどうかという懸念がございましたので、調査を継続しているんですけれども、調査内容としましては、年2回の消防ヘリコプターによるスカイパトロールの中で上空監視、そして、現地に1回は行きまして、そのときに水質検査も行っております。重金属等の有害物質は検出されておりません。  また、吉津につきましては、地域の方が井戸水をお使いですので、その井戸水について、ダイオキシン類、水質の検査を実施しておりますけれども、こちらについてもダイオキシン類、有害物質は検出されておりません。 138 ◯白鳥委員 吉津については、当初、年2回やってもらっている中で、夏と冬の時期との多少の検査結果の変動があるというお話を聞いたことがあるんですが、その辺の2回の検査の差といいますか、そういったものがあるのかどうなのか、確認させてください。 139 ◯長谷川廃棄物対策課長 年2回、8月と1月でございます。8月に実施するのは、比較的、地下水量が豊富な時期、そして、1月は地下水量が低下する、影響が出やすい時期ということで、年に2回実施しておりますが、大きな変動はともにございません。 140 ◯白鳥委員 それでは、253ページになります。  西ケ谷清掃工場の関係でお伺いしたいと思います。  西ケ谷清掃工場が改修されて、もう大分たつわけですけれども、その間、出てくる溶融スラグの活用について、かかわる企業の皆さんがいろいろ研究を進めてきていただいております。その中で、西ケ谷の溶融スラグを活用して、奄美大島における漁場の再生事業が進められて、大きな成果を上げてきたというのがありました。それ以降、自民党の皆さんも一緒になって奄美大島との交流事業やら、いろいろ形でもって拡大してきたという経過がありまして、今日では、静岡大学の先生方にも協力していただきながら、溶融スラグの肥料化という取り組みが行われてきて、29年だと思いますけれども、農林水産省から認証を得て、田辺市長も一緒になって、企業の皆さんとその発表の場を持ったという経過がございました。そういう意味では、溶融スラグの活用が大分広がってきていると思っておりますが、30年度における溶融スラグの活用状況、実際には土木の関係に使われていることも多いわけですけれども、その状況について、説明いただけますか。 141 ◯横田廃棄物処理課長 西ケ谷でつくられました溶融スラグの有効利用の状況について御報告します。  平成30年度に西ケ谷清掃工場で売却されました溶融スラグは、およそ1万4,500トンございます。そのうちの約83%を建設資材として有効利用していまして、その内訳は、74%に当たる約1万700トンが埋め戻し材、2%の約300トンがコンクリート二次製品、7%の約1,000トンがアスファルト混合物材料として利用されております。残りの17%に当たる約2,500トンにつきましては、建設資材以外の調査研究に利用されております。  白鳥委員からも話がありましたように、調査研究の段階で、奄美大島で磯焼けの藻場再生に利用したり、あと29年度に用宗漁港の海岸での藻場ブロックの設置、また、先ほどもありました農業用肥料としても、イネ科の植物にいいということで、仮登録されて販売を開始しているところです。  ただし、今後、公共事業も縮小していくことも想定できるものですから、引き続き溶融スラグの有効利用といった研究開発を進めていきたいと考えております。 142 ◯白鳥委員 今、用宗漁港での活用も説明していただきましたけれども、その効果とか状況というのは、まだこれから出てくるのかなとは思いますが、一方で、藤枝などでは、稲作などにも活用しているというお話も聞いているんですけれども、建設以外の研究としての活用の状況、成果については何かしら把握されていることがあれば、教えていただければと思います。 143 ◯田島ごみ減量推進課長 まず、用宗の海岸に藻場再生ということでブロックを設置しておりますが、これは29年度から始めて5年間ということで聞いておりまして、約1年たったところで、今、状況を調べており、幼体と言われる海藻の子供がついている状況だと聞いております。  それから、農業分野におきましては、静岡大学と静岡市で稲作の関係に利用しておりまして、結果としては、イネ科の育成に非常に効果がある、要するに、幹というか茎的なものが太くなって、台風で倒れることが少ないとかということが証明されております。
    144 ◯寺尾委員長 私からも、ごく絞ってお聞きしたいということでお願いします。  まず、生涯学習施設の利用方法の見直しに関してですが、8条、9条という団体がそれぞれあるわけですけれども、現状、どうなっているのか、お聞きしたいです。 145 ◯秋山生涯学習推進課長 昨年、見直し等のことを検討してまいりましたけれども、8条、9条団体の扱いについては、現状、変更はありません。 146 ◯寺尾委員長 現状、変更なしということでありますが、来年度どんなふうに考えていらっしゃるのか、お示しいただけますか。 147 ◯秋山生涯学習推進課長 生涯学習の利用方法の見直しにつきましては、2月の市長定例記者会見以降、当課におきまして、より利用しやすい仕組みについて継続して検討しております。現行制度で、公共的団体などの計画的に活動している団体は、本年12月から来年度分についての申請の受け付けを開始することになっております。それらの団体は、来年度の活動計画もこの時期、計画的につくっているところでございまして、それら団体の活動に配慮いたしまして、現行制度の来年度の継続につきましてお知らせする必要があると考え、先々月、8月になりますけれども、指定管理者を通じ利用者の皆さんに周知させていただいたところでございます。 148 ◯寺尾委員長 今、周知ということがあったんですけれども、利用者、市民に対する今後の説明会はどのように予定しておりますか。 149 ◯秋山生涯学習推進課長 現行の制度につきましては、継続ということで、先ほど申しましたけれども、各施設で直接、利用者の皆様に接している、指定管理者からということで、既に8月から伝えてもらっておりまして、今、窓口では、それをお知らせするようなものを置いております。静岡側のセンターではそういうふうにしています。そして、清水側につきましても、各地域の方には窓口での丁寧な説明をしっかり指定管理者でしてくださっています。 150 ◯寺尾委員長 周知されていると。 151 ◯秋山生涯学習推進課長 はい、そう認識しております。             〔発言する者あり〕 152 ◯寺尾委員長 もう若干で、すぐで終わります。  環境局の関係でお願いしたいと思います。  議案集の4)の205ページの関係です。  まず、環境保全事業、COOL CHOICEの関係です。具体的にどんなことをやってこられたのか、もうちょっと詳しく説明をいただけますか。 153 ◯藪崎環境創造課長 COOL CHOICE──賢い選択という国が国民運動を推進しておりまして、平成28年度から本市でもこの取り組みを進めております。30年度で、3年目になります。清水エスパルスさんと一緒にやっていること自体は変わりありませんけれども、毎回、同じことではということで、少し別のものを加えました。エスパルスさんと一緒にやりますと、どうしても対象が限られ、例えば同じ人が何度もホームゲームに来られれば、対象の広がりが見えませんので、そういうところを少し解消しようと30年度の取り組みは実施いたしました。  具体的に申し上げますと、例えば、新静岡セノバさんと連携してクールビズの啓発として、市役所新館1階で展示し、あとセノバさんの店頭でもクールビズの普及、啓発をする展示等をお願いいたしました。  また、静岡ガスさんと一緒に、本社前において、地元の自治会と一緒になって打ち水イベント──ほかの市内の企業さんにも御協力をお願いして実施しておりますけれども、ここでは大々的に打ち水イベントを実施いたしました。  また、小学生からエコな発明品のアイデアを募集する、平成のエジソンは君だ!コンテストというものを実施して、優秀作品をエスパルスのホームゲームの際に表彰するといったことを実施しております。  そのほかにも、アピタエコ博にブースの出展、あるいは、エスパルスのホームゲームにおいて啓発ブースを出展するとか、エネルギーパークツアーというのを年間に3回ほど実施しておりまして、次世代エネルギー施設をバスでめぐり、再生可能エネルギー、次世代エネルギーの施設について、皆さんに広く知ってもらう、サイクルフェスに出店するなど、さまざまな分野でCOOL CHOICEが浸透するように努めてまいりました。  あくまでも延べ人数ではございますが、COOL CHOICEの賛同者は、昨年度は9,630人から賛同いただいています。 154 ◯寺尾委員長 この夏の暑さ、そして、台風が来ると、またえらい風が吹いたり、竜巻が出たりという、いわゆる温暖化の現象で最近の状況はひどいわけです。静岡市だけでやればいいというわけではなくて、もう全世界的、地球規模でやっぱりやっていかなきゃいかんということなんですけれども、今、静岡市で取り組んでいる温暖化防止策の状況をもっと静岡市としても強力的に進めていくべきではないか。家庭、あるいは企業の排出量の問題も出ていますけれども、この辺で今後のこの温暖化防止に向けての、本市の取り組みは、どんなふうに考えているのか、お示しいただけますか。 155 ◯藪崎環境創造課長 温暖化の状況についても、今、御質問がございましたので、ちょっとそこに触れながら説明したいと思います。  まず、本市における気候変動の状況ですが、静岡地方気象台が、静岡県の21世紀末の気候を予測しております。21世紀末を前提としてですけれども、静岡市においては、猛暑日、すなわち最高気温が35度以上の日になりますが、現在よりも30日ぐらい増加するだろうという予測がされております。本市では、第2次静岡市地球温暖化対策実行計画を27年度末に策定しており、国と同様に2030年度までには、地域から排出される温室効果ガスの量を26%削減、2013年度比で26%削減しましょうという目標を掲げて、市民、行政、それから事業者一体となって対策に取り組んでいるところでございます。  その具体的な方策といたしましては、先ほど申し上げましたCOOL CHOICEが1つの例ではございますけれども、そのほかにも温暖化対策に対する市民意識啓発をさまざまに実施しております。また、企業の皆様には、中小企業が対象ですけれども、省エネ機器の導入に対する助成、あるいは、省エネ活動に対する指導をしてもらうようなアドバイザー派遣といったことを実施しております。そのほかにも、やはり啓発が主になってしまいますが、省エネ活動、省エネ行動を進めてもらう取り組み、それから、水素エネルギーの利活用といったものも最終的にはつながっていくのかなと思っております。  いずれにしても、温暖化対策自体は、委員がおっしゃったとおり、一自治体で取り組めば何かなるということではなくて、国、あるいは世界を挙げて取り組まなくては解消できないことでございますけれども、やはりこのエリアの中の1つの政令市としては、中心的な役割を担わなきゃいけないと思っておりますので、私どもから温暖化対策に関するもの、資料の提供とか、あるいは、燃料電池自動車の貸し出し等も、ほかの自治体でも実施しておりますので、そういった形で中心的な役割を担って、基礎自治体としてできることをきっちりやっていくということを考えております。 156 ◯寺尾委員長 それでは、ほかに質疑はございませんか。             〔「ありません」〕 157 ◯寺尾委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見に移ります。 158 ◯尾崎委員 それでは、自民党から要望と意見です。  市民局ですが、死亡届のときの弔慰品については、地場産業の振興からも、着実にこの事業を実施していただきますよう要望いたします。  続きまして、消費者行政強化促進事業につきましてですが、見込んでいた県の補助金がつかなかったとのことですが、消費生活センターの役割が今後ますます増加していく中で、県への予算確保の働きかけを強化していただきますよう要望いたします。  それから、しずおか自治取組発表会について説明いただきましたけれど、またことしは、来年の1月に駿河区で行われるということですが、それぞれのところでやっている活動の学び合いということで大変いい事業だと思います。これを、協働パイロットからの本事業として扱うとの説明もございましたが、3区ありますので、順番に回しているとは思いますが、市内全域のいい取り組みを知るという観点から、3区の皆さんにしっかり周知していただいて、全体の皆さんがいい活動を学び合える場にもっともっとしていただきたいと思います。  それから、今言った協働パイロット事業なんですけれども、市民自治推進課でやってくれていますが、内容によって、局や課が入りまじってでき上がるパイロット事業もあるので、事業の採択も含めて、ほかの局、課としっかりと連携をとって見きわめて、いい事業を採択していっていただけたらと思っております。  それから、人材養成の地域リーダー養成コース、大学との連携につきましては、せっかくいい養成コースがございますので、この人材を地域に活用できるようなつながりをしっかりつくっていってもらいたいということと、大学との連携におきましては、リレー講座が開催されていますが、比較的、年齢が高いということですので、身近なところで、専門的な見地がある5大学の皆さんをしっかり巻き込んで、若い人の参画の促進に努めていただきたいと思います。  次に、環境局におきましては、1つは再生可能エネルギーの利用促進ということで、電力の地産地消においてはFIT終了後の余剰電力の利用という話も、先ほどしていただきました。学校との連携を図られますよう希望します。電気の地産地消を進めていただきたいと思いますし、水素タウンにおきましては、家庭用燃料電池システムに対し、補助をしてくれていますので、さらにハウスメーカーと連携をとって、家庭用の燃料電池を進めていってもらいたいと考えます。  あと放任竹林につきましては、モデル事業としてやっていくということですので、650ヘクタールほどの面積を年間で1ヘクタールぐらいしか利用されていないということでは、竹林も広がる一方だと思いますので、ぜひ、この放任竹林対策については、もう一度環境、治山の面からも、両方あわせて考えていってもらいたいと思います。  この整備については、補助事業として、資材購入の補助ということを前面に出していますが、やはりやっている団体においては、手当というか、何かつけていただけないのかという話も聞いています。竹林は、そのまま置けないので、予算をとるのは大変かもしれませんけれど、ぜひ、今後の竹林対策を、もう一度考えてやっていってもらいたいと思います。 159 ◯望月委員 私から1つだけお願いいたしますけれども、各地区の区役所の地域総務課が頑張っております区の魅力づくり事業であります。  それぞれ、区の個性を生かしたまちづくりを推進するために、地域の特性だとか、市民の期待されているニーズを研究しながら頑張っておられているかと思いますけれども、やはり市民にとって一番、市民を巻き込むための重要な事業だと思っております。3区のそれぞれの個性がありますけれども、やはり少しでも区民がまちづくりに参加して、一緒になって頑張れるような雰囲気をつくるためにも、さらに精進していただきたいなと感じております。そんなことを期待しておりますので、ぜひ、頑張っていただきたいと思います。 160 ◯後藤委員 志政会です。要望・意見です。  市民局ですけれども、今回、「ここからネット」のことを質問させてもらいましたが、私は、本当にすばらしい取り組みだと思っているんです。ただ、これを今見てみると、市民活動団体だけが何か盛り上がっているような感じがしまして、より多くの市民を巻き込んで、どうやって運動につなげていくか、こういったところが重要だと思います。市民の活動情報を、より多くの市民に届ける工夫について、さらなる努力をお願いするとともに、「ここからネット」の使用上での改善点、これも多くの人から意見をいただいて、市民が求める情報をいかに入手しやすく、使いやすいものに改善していくか。このことにも努力していただきたいと思います。さまざまな事業を行っていると思いますけれども、手法が目的にならないように、しっかりと目的を見据えた上で、こういった手法を活用していくといったところでお願いしたいと思います。  環境局においては、今回、風力発電の関係や、衛生センター、沼上清掃工場について質問をしました。それぞれ事業が停止してしまうと、市民に多大な影響が発生してしまう。または、それを復旧するにも莫大な費用がかかってしまうといった施設が多くあります。そういった意味でも、まずは、事業を停止させないために、停止させるにはどんなインパクトがあるのかをしっかりと分析し、それを起こさせないような対策をお願いしたいと思います。また、もし、そのようなことが起こってしまった場合には、より早く、早期に復旧復興するための対策を、場合によってはそれにかわる代替の施設等も考えながら、市民の安心・安全にしっかりとつなげていただきたいと思います。  また、今回質問した施設の中でも、老朽化が進んでいる施設もあります。その維持管理にもこれから費用がますますかかっていくことが予想されます。近年、財政的な経費削減で、一定の経費削減が求められてくる中、しっかり本来の目的を見失わないように、しっかり事業を継続し、安心・安全に努めていただきたいと思います。 161 ◯山梨委員 公明党です。  初めに、清水区役所のSNSによる発信について、官民挙げてのさまざまな魅力発信の取り組みは、大変すばらしいと思います。SNSを見て、実際にイベントに参加したよとか、静岡市の事業や制度を知ったよという方もいることを私も認識しております。いいね数に満足しないで、交流人口などの増加のためにも、SNSを活用したより高い事業効果を、ぜひ研究しながら頑張っていただきたいなと思います。  特に、女性に支持されるということが大事なのかなと思いますので、よくインスタ映えとかいいますけれども、インスタグラムはやっていないようですので、市ではやっているように思えますけれども、ぜひいろいろものを活用していただければと思います。  2点目に、喫煙所についてです。  清水駅東口広場の喫煙所の現状というのは、先ほどお話しがあったように、学生のバスの乗りおりや、障害者の方もここで乗りおりすると伺っておりますので、この現状は、決していいとは言えないと思います。ここのエリアは、これから市の中でも大事なエリアでございますので、この喫煙所対策の改善をお願いしたいなと思います。禁止区域の中での分煙のあり方については、とにかく関係課と連携が大事ですので、お願いしたいと思います。  青葉シンボルロードでも、調査しているということでありますけれども、イベント用の出張喫煙バスというのが、今、民間で運用を開始して、全国の自治体で、非常に注目されていると伺っております。このバスを開発したのは、実は静岡の事業者だそうで、こういった業者など民間の力をかりながら対策を進めていただくのもいいかなと思います。  3点目に、LGBTについてです。  今、静岡市では、着実に理解、促進、啓発を行っていただいていて、これが大変重要な点でありまして、これからもしっかりと推進していただきたいと思います。パートナーシップについてですが、先日、報道でも、横浜市はことし中に、また、浜松市も年度内にはこのパートナーシップ制度を実施検討しているということでありました。特に、全国の政令指定都市がオリンピックを前にして、この制度のことについて、真剣に具体的に進めております。静岡市もパートナーシップ制度の具体的検討を、ぜひ進めていただきたいと思います。きょうの御答弁の中でも、制度は必要性があるという認識だと私も受けとめておりますので、よろしくお願いいたします。  続いて、環境局ですが、河川等のことについて伺ったわけですけれども、私も、先日、毎年行われております興津川のクリーン作戦に参加いたしました。子供たちを初め、多くの市民が参加して、環境保護の気持ちが、非常に強い。SDGsの観点からも非常に重要な取り組みだなと思っております。  このクリーン作戦ばかりではなくて、ほかにもこうした活動を実施している方たちが、市内にはたくさんいらっしゃいます。きょうは河川等水質監視とか、汚濁事故対応、また、合併浄化槽の補助についても質問させていただきましたが、市内の河川は、とにかく市民の飲み水ばかりではなくて、俎上するアユや、サクラエビを初め、豊富なしずまえの資源はかけがえのない市民の宝でありますので、河川の水質を守ることは、極めて重要で、地道な取り組みでもありますが、しっかりとお願いしたいと思います。  最後に、PCBについてです。廃棄の期限がもう目前まで迫ってきております。特に民間への指導が重要で、小規模・零細企業がどこまで、このPCBについて理解をしているのかというのを、心配しておりまして、具体的な取り組みを進めていただいておりますけれども、しっかりと着実に、この事業を推進していただきたいと思います。 162 ◯白鳥委員 創生静岡です。  まず、市民局です。戦没者追悼の記念式典について話をいたしましたけれども、ぜひとも来年は、高校生にも参加していただくことのできるような企画づくり、また、参加への周知をお願いしたいと思います。  それから、多文化共生についてですが、いろいろ国の方々がおられ、いろいろ文化が伝えられていることは理解いたしましたけれども、やはり、イスラム文化について特化させていただきますと、この文化の理解は、本当に難しい課題だなと思う一方、大分、ふえてきていますので、これはぜひ本腰を入れて取り組んでいただきたいなと思います。  それから、渡船のことについてもお伺いをいたしましたけれども、これからは観光資源として捉えていかなければと思いますので、その活用方法にしても、大分、研究していただいて、音楽祭の開催など取り組んでいただいているということがわかりました。今後もぜひ、その活用法を研究していただきたいと思います。  それから、シズラの話が出ましたが、あおいくんはどうなのか、ちょっと心配になっております。キモいとか、怖いとか言われた時期もありましたけれども、ぜひともあおいくんのPRに努力していただきたいとお願いいたします。  それから、環境保健研究所については、一度、会派控室に来ていただくことを要望いたします。  それから、不法投棄の関係ですけれども、河川の話も出ましたが、法律にのっとった対応で、厳しく対応していただきたいなと思いますし、それを監視するところから全てが始まりますので、市民の皆さんのいろいろ声も聞きながら、しっかりと監視し、問題があることについては、原因究明し対応していただきたいなと思います。上流部では、自然のものだけではなくて、人工的なものがかなり河川に入り込んでいるという話も聞きますので、特に上流部での対応を徹底していただきたいと思っております。  溶融スラグのお話もさせていただきました。今後、これは静岡市の財産になってくると思います。そういう意味では全国に発信できる重要な溶融スラグの活用となります。これについても静岡大学、そして、関係する企業の皆さんとしっかりと連携をとって対応していっていただきたい。そして、いい結果をもたらしていただきたいものだと思っております。 163 ◯寺尾委員長 私から、一言、要望いたします。  先ほど、生涯学習施設の今後の説明ということで、大体、皆さん周知されているだろうというお話でしたけれども、ここはぜひしっかりと説明会をやってほしい。また、施設の管理者任せでなくて、やはり、そこは当局がしっかり責任を持つという立場でお願いしたいと思います。また、説明会をやらないところがないように、ぜひ、お願いしたいです。  それから、COOL CHOICE、温暖化防止の件についてです。静岡市だけでという問題では決してないわけでして、そういう点では、全国の自治体との連携、そして国との連携がどうしても欠くことができない。世界では、今、16歳のグレタさんにより、世界的な運動にはなって、そういう点では、若者が立ち上がってきているという頼もしい状況もあるわけですけれども、ぜひ、大きな連携を図っていっていただきたいということを申し上げます。 164 ◯寺尾委員長 それでは、ほかに要望・意見はございませんか。             〔「ありません」〕 165 ◯寺尾委員長 ほかにないようですので、以上で要望・意見を終わりたいと思います。  それでは、決算審査は、以上で終了いたします。  残る議案審査に関係のない説明員は退席して結構でございますが、ここで暫時、休憩します。                 午後3時7分休憩      ──────────────────────────────                 午後3時16分再開 166 ◯寺尾委員長 休憩前に引き続き、委員会を開きます。  それでは、議案審査に入ります。  議案第208号令和元年度静岡市一般会計補正予算(第3号)中所管分、議案第215号、第216号及び議案第221号の4件を一括議題とします。  審査の順序としましては、全議案について当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論とあわせて、要望・意見を述べていただきます。  ただし、議案第208号一般会計補正予算中所管分については、討論と採決を本日は行いません。あした、教育委員会所管分とあわせて行っていただきますので、御承知おきください。  それでは、順次、当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 167 ◯寺尾委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には、議案書の番号とページ数、項目等を述べていただきます。 168 ◯畑田委員 議案第216号静岡市生涯学習施設条例の一部改正につきまして質問をします。  中吉田生涯学習交流館が閉鎖とのことですが、この周辺にお住まいの方、あるいは利用していた方へ、生涯学習のいろいろ機会が今後、ここ以外のところへ移ることになると思いますけれども、その辺の対策、周知方法等についてお伺いします。 169 ◯織部生涯学習施設整備担当課長 まず、閉館する理由ですけれども、施設が昭和54年に建築されまして、40年を迎えることになります。施設の老朽化、そして、昭和56年に耐震性の建築基準法が改正されまして、耐震性が不足した施設となっております。  現在は津島神社さん所有の土地と市有地にまたがって、建物が建っております。地元の自治会は津島神社さんの所有地に地元の自治会館を解体後に建てたいということで、29年5月に地元から要望書をいただいております。  そういった経緯がございまして、今回閉館、廃止となります。  地元で自治会館を建設後は、実際は交流館としての利用実績が少ないものですから、境界を設けずに自治会でも今と利用実態が変わらないような対応をしていただけるということで確認もしておりますし、また、近隣には有度生涯学習交流館もございますので、そちらの利用もあわせて紹介させていただいたところでございます。 170 ◯望月委員 資料─2の5ページ、清水ストックヤード建設事業であります。  このストックヤードの建設工事の延期に伴う減額ということで、一通りの理解はしているわけでありますけれども、本年度予定していた清水ストックヤード建設について、ここに至るまでの経過と、またそうせざるを得なかった理由についてもう少し丁寧に説明してください。 171 ◯田島ごみ減量推進課長 まず清水の清掃工場の解体工事を平成30年度と令和元年度の2カ年について、実施いたしまして、解体工事の終了後にストックヤードを整備するという計画でございました。  その解体工事に当たりまして、作業を実施する前に平成30年12月10日にこの周辺の水路の水をとって、ダイオキシン類の調査をいたしました。その結果が平成31年1月21日に出てきたわけですけれど、環境基準1ピコグラムに対しまして、それを超えるダイオキシン類が検出されてしまったと、それが1.3ピコグラムということで、結果が出ております。  その後、その原因の調査とダイオキシンのモニタリング調査を継続してやろうということを決めました。まず、原因の調査といたしましては、過去の資料を確認したところ、清水清掃工場の焼却棟が建っている東側の敷地内で、過去に廃棄物を埋めたことが確認されております。  それから、ダイオキシンのモニタリング調査としては、ことしの6月20日に清掃工場の上流部の水路、南側の水路、それから1月にその環境基準を超えるダイオキシン類が検出された周辺の水路の3カ所で採水をしまして、調査をしたところ、南側の水路と周辺の水路の2カ所で環境基準を超えるダイオキシン類が検出されてしまったということです。  これらのことから、ダイオキシン類の検出は清水清掃工場の敷地に埋め立てられた廃棄物に起因する可能性が非常に高いということで、解体工事完了後にその敷地内の土壌のダイオキシン類の調査をしっかり実施して、その後、安全に利用するために対策等を行ってからストックヤードを整備していく必要があるということで、今回ストックヤードの整備を延期することになりました。 172 ◯望月委員 そうしますと、旧清水の清掃工場で使われていたときの使用の仕方というか、そこから出てきた廃棄物等が埋められたということが原因として、今このダイオキシンの基準にひっかかり、こうなっているという感じにとれるんだけれども、その基準をクリアできるようにしっかりとしていかなければならないと思うんです。これらに対する対策として今後のスケジュールを当然組んでいくと思うんですが、納得できる意向を、もう少し詳しく説明していただくことはできますか。 173 ◯田島ごみ減量推進課長 ただいま説明いたしましたように、清水清掃工場の敷地内に廃棄物が埋められていたことと、また、周辺水路からも環境基準を超えるダイオキシン類が検出されたことを考えまして、今後、その水路のモニタリング調査プラス敷地内の土壌のダイオキシン類を調査して、対策を講じていくのがまず先になると思います。  したがいまして、ストックヤードの整備方針には変更ございませんが、今後の調査結果によってはダイオキシン類の対策に時間を要することが想定されますので、ストックヤードを整備するスケジュールについては現在のところは未定ということで考えております。 174 ◯望月委員 本市にとって、重要な方針の中でやっていることでありますので、ぜひ、その辺はしっかりとクリアして、早急にこのストックヤードが建設できるように努力をしていただきたいと思います。
    175 ◯山梨委員 それでは1点だけ伺いたいと思います。  今、望月委員からもありました清水ストックヤード建設事業についてですけれども、1月に1.3ピコグラムのダイオキシンが出たということで、その後追加調査をされたと御発言があったんだけれども、この追加調査でどれくらいの値が出たのか、具体的に教えていただきたい。あわせて、これから事業を進めていく中で、やっぱり慎重にデータを採取していかなければ、よくならないと思うんですけれども、先ほど3カ所くらい地点を見ていくということでしたが、もう少し見ていく必要があるという気がするんですが、具体的にどういうふうにするのか、教えていただきたいと思います。 176 ◯田島ごみ減量推進課長 モニタリング調査ですけれど、今申しましたように、今年度、清掃工場の上流、南側のところ、それから周辺の3カ所でやっております。  ことしのモニタリング調査については、6月、10月、2月にやることで計画しております。  先ほど言いました1回目の6月20日の採取ですけれども、それについては8月8日に特定環境証明事業社というところの検査結果が出ております。  その結果、環境基準は1ピコグラムなんですけれど、清掃工場の上流部の水路では0.092ピコグラムで下回っています。清掃工場の南側の水路においては15ピコグラムで、環境基準では1に対して15の値が出ている。それから、1月にダイオキシ類が検出された周辺の水路においては2.5ピコグラムという結果が出ております。  令和2年度以降のモニタリング調査につきましては、今年度の全ての結果が出てからになりますが、今回は上流部には出ておりませんので、上流部については、出なければやらなくていいんじゃないかと考えております。  それから、環境基準を超えているところについては、2カ所あるんですけれども、来年度以降もう少し回数をふやして、深度を多くしてやるということも考えられますので、このモニタリング調査を検討しながら計画して実施していく考えです。 177 ◯寺尾委員長 ほかには、いいですか。             〔「ありません」〕 178 ◯寺尾委員長 ほかにないようですので、それでは質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移りますが、冒頭に申し上げましたように議案第208号中所管分のみ、あしたも審査がありますので、本日は要望・意見までにとどめていただくようにお願いします。ほかの議案については採決をいたします。  要望・意見、討論はありませんか。 179 ◯畑田委員 自民党を代表して、要望・意見、討論を申し上げます。  議案第215号、第216号、第221号について、賛成いたします。  要望ですけれども、補正予算につきましては清水ストックヤード建設事業のスケジュールが未定とのことですけれども、早期に建設ができるように鋭意努力をしていただきたいと思っております。  それから、議案第215号の印鑑条例の一部改正につきまして、案としましては11月5日施行となっておりますけれども、外国人を含めまして、これを希望する人に区役所窓口でわかりやすく説明していただきますよう要望します。 180 ◯後藤委員 志政会です。  議案第215号、216号、221号に、賛成いたします。 181 ◯山梨委員 公明党です。  議案第215号、216号、221号につきましては賛成させていただきます。  今、質問させていただきました清掃工場の件ですけれども、南側でダイオキシの値が、直近で15倍出ているということで、数値としては非常に大きい値です。これから回数を上げて、近隣の住民に安心してもらえるようにしっかりとデータを出していただくということ。そして、しっかり説明をしていくということ。  また、ダイオキシが出た分についての除去や、今後の工事についてもこれから結構大きな額が予想されますので、しっかりとした調査を進めていっていただきたいと思います。  この工場の解体については近隣住民からも、とにかく早期にこの解体工事をしてほしいという思いが非常に強いと認識しております。ここまで来るのに結構時間がかかっておりますので、もうこれ以上、後に持っていくことはできないと思います。しっかりと対策をして、早期に、そして安全に進めていただきたいと思います。 182 ◯白鳥委員 創生静岡ですけれども、議案第215号、216号、221号に賛成いたします。  要望等が既に出されましたけれども、清水ストックヤードの件もそうですけれども、まず徹底した調査をすること。スケジュールはそれができ上がるまではできないわけですから、きっちりとした調査を行って、地域に住む皆さんの安心・安全を確保することを第一に進めていただきたいことをお願いいたします。 183 ◯寺尾委員長 特に反対の討論はありませんでしたので、議案第215号、216号及び221号の3件を一括して簡易採決でお諮りします。  議案第215号ほか2件は原案のとおり可決すべきことに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 184 ◯寺尾委員長 御異議なしと認め、議案第215号、第216号及び第221号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案審査を終了します。      ──────────────────────────────  次に、報告事項に移ります。  まず、債権の放棄に関する報告について、聞くことにいたします。  当局から説明をお願いします。 185 ◯小沢戸籍管理課長 債権の放棄に関する報告をさせていただきます。  債権の名称は墓地管理料です。放棄した債権の額は平成18年度から平成29年度までの未納分で、2名の債権者がいらっしゃいますが、件数としては合計10件、金額は全部で6万4,530円でございます。  内訳については、1人の方の債権が6万1,060円、もう一名が3,470円となっております。  放棄の理由としましては、債務者が死亡しており相続する人がいない、またはその存否が不明であるなど、債務を履行させることが困難なものとして、地方自治法の規定に基づく、徴収停止の措置をとってから、おおむね1年が経過してもその状況に変化がないため、履行の見込みがないと判断しました。  これは静岡市債権の管理に関する条例第7条第4号に規定する債権放棄の事由に該当します。 186 ◯寺尾委員長 ただいまの報告に対しての質疑はありますか。             〔「ありません」〕 187 ◯寺尾委員長 特にないようですので、質疑を終了いたします。  次に、一般廃棄物収集運搬業許可の処分取消等請求事件の判決についてと平成27年度清掃工場余剰電力売払い業務における未収金の処理についての2件を一括して聞くことにいたします。  当局から順次説明をお願いします。 188 ◯長谷川廃棄物対策課長 当課から報告する案件は「一般廃棄物収集運搬業許可の処分取消等請求事件」の判決についてでございます。  原告は静岡市内で一般廃棄物収集運搬業、具体的には浄化槽汚泥の収集運搬業を営む事業者でございます。  本件は平成28年4月1日に静岡市長が原告に対してした一般廃棄物収集運搬業の更新の許可の際に付した条件──原告が使用することができる車両を許可証に記載された4台に限定するというものでございますが、この条件を取り消すとともに当該、条件を付したことに起因する事務処理費用相当分240万円の損害賠償等を求め、平成29年11月16日に静岡地方裁判所に提訴したものでございます。  提訴後、平成30年3月31日の経過をもって、本件更新許可の期間が満了したことから、原告は当該許可に付された条件の取り消しを求める請求を取り下げたため、判決は損害賠償請求にかかる部分についてのみ行われました。  平成30年2月8日から本年5月23日までの間に計10回の審議が行われ、9月26日に静岡地方裁判所から判決の言い渡しがございました。  判決の内容でございますが、静岡市長が許可の際に付した条件は廃棄物処理法の目的に照らして、必要かつ合理的なものという廃棄物処理法が許容した裁量の範囲内で適法なものであるとして、原告の請求を棄却するものでございました。  本市の対応に何ら問題がなかったことが認められたものと考えております。  今後とも一般廃棄物収集運搬業の許可につきましては、静岡市一般廃棄物処理基本計画等に基づき、適切に対応してまいりたいと考えております。 189 ◯横田廃棄物処理課長 当課からの報告案件は平成27年度清掃工場余剰電力売払い業務における未収金の処理についてでございます。  本件につきましては、平成30年6月議会で、日本ロジテック協同組合の破産に伴う配当金収入について、歳入予算の補正をさせていただいたところです。本市破産債権届け出額約4億1,600万円のうち、9,900万円の配当金が平成30年6月21日に入金されました。  その後、平成30年9月26日に同法人の期間手続終結決定がなされ、同法人の法人格が消滅、債権債務も消滅したことから残りの未収金3億1,700万円余について平成30年10月に不納欠損処理を行いました。  こちらについて議案集3)平成30年度決算書に記載がありますので、183ページをごらんください。  下段23款6項4目雑入13節雑収の不納欠損額2億8,500万円余のうち2億3,100万円余及びその下、5目1節違約金の不納欠損額8,500万円余、合わせて3億1,700万円余がただいま説明しました不納欠損額でございます。  現在は本件を踏まえ、余剰電力の売却と電力調達を一体に契約することにより、未収金の発生リスクを回避する対応をしております。これにより本案件以降、未納は発生しておらず、全て納期内納付が履行されております。  今後も適正な債権管理を継続してまいります。 190 ◯寺尾委員長 ただいまの報告に対する質疑等はありますか。             〔「ありません」〕 191 ◯寺尾委員長 特にないようですので、質疑を終わります。  報告事項は以上です。      ────────────────────────────── 192 ◯寺尾委員長 以上で、本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして、市民環境教育委員会を散会します。  あしたは教育委員会所管分の審査を行います。                 午後3時49分散会      ────────────────────────────── 市民環境教育委員長  寺尾 昭 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...