また、3月には、この
クラウドファンディングにより雌のジャガーが来園する
予定であります。雄のイケメンジャガーとして人気の
卯月小助との
ペアリングを期待しているところであります。
今後も、皆様の思いに応えられるよう、魅力ある
動物園を目指してまいります。
6
◯堀委員 次の
質問に移ります。
資料-1の23ページ、
駿府城公園発掘調査仮設施設設置費について、
先ほど発掘情報館「き
ゃっしる」の
延長は、
発掘作業の見える化の
延長に伴ってとの
説明がありましたけれども、その経緯について教えてください。
7
◯岩田歴史文化課長 発掘情報館き
ゃっしるの期間延長については、
天守台跡地の
整備方針の
決定に向けて、
平成28年度から
平成32年3月までの4年間をかけて行う
発掘調査に伴い見える化を実施するということで、
発掘調査の終了とともに見える化も終了するという
計画で始めたものでございます。
それが、昨年、日本一の大きさである家康の
天守台、それから豊臣の
天守台もその内側にあったというような成果が全国発信される中で、
見学者も大変多くなってきており、
発掘調査が終了しても、
発掘調査の成果を見に来る
人たちがある
程度見込めるため、
発掘情報館「き
ゃっしる」を
延長させていただきたいというものでございます。
8
◯堀委員 次に、経済について3点
質問させていただきます。
資料-1の18ページ、
海岸保全施設整備事業費について、
用宗漁港の
胸壁工事が
ニュース等でも取り沙汰されていますが、今回の
繰り越しによって、
事業全体の
完成年度に
影響は出てくるのかどうか、その点について教えてください。
9
◯小川水産漁港課長 今年度の
海岸保全施設整備事業における胸壁の
整備ですが、本年度9月に着工を
予定しておったところ、地元から
幾つか要望が上がってまいりまして、それに対応するために、今回、地元の
説明会を3回開催しました。その結果として、4カ月
程度の
工期のおくれが出てしまいましたけれども、来年度の工事につきましては、同じく9月に着工することを見込んでおり、そこには、今回の
工期はラップしないことで、
完成工期については
影響がないと考えております。
予定どおり平成32年の
完成を見込んでおります。
10
◯堀委員 次の
質問に移ります。
資料-1の18ページ、農山村
振興施設管理経費について、
梅ケ島新田温泉浴室棟調査業務外1となっていますが、ほか1件とはどんな
事業なのか。また、それを
繰り越しで行う
理由についてもあわせて教えてください。
11
◯吹田中山間地振興課長 農山村
振興施設管理経費につきましては、
梅ケ島新田温泉浴室棟調査業務のほか、
清水森林公園内に設置されていた
見送り橋と言っていた
橋梁のかけかえに伴う
橋梁設計業務の
繰り越しになります。この橋は
老朽化のため
平成29年度に橋の
上部工を撤去して、
平成31年度にかけかえを
予定しています。
繰り越しの
理由としましては、当初は
橋梁の
上部工のかけかえのみを
計画していたところですが、
橋梁の
設計に当たりまして
下部工の補強が必要となったことから、
河川管理者の
静岡県の河川の
占用許可基準に合致しているかどうかの協議を重ね、不測の日時を要したことで年度内の
完成が困難となり、
繰り越しをお願いするものでございます。
12
◯堀委員 それでは、
資料-1の22ページです。
海洋文化施設PFIアドバイザリー業務経費について、2つお伺いします。
まず、この
アドバイザリーという
業務はどのような
業務なのか、教えてください。
13
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 アドバイザリー業務でございますけれども、当
施設につきまして、今後
事業者を公募していくことになります。その
プロセスで、
実施方針や
要求水準書をつくっていき、
公募条件を詰めてまいります。その後、公募を行い、
提案者の
審査をしながら、最終的には
PFIの
事業契約を結んでいくという
プロセスがございます。
この
プロセスにかかわります
専門資料の作成、あるいは法務や会計、いろいろな細かな
作業がございます。これらの事務を円滑に進めるために、
専門性の高い知識を持ったコンサルタントに
業務を委託するといったものでございます。
14
◯堀委員 アドバイザリーの意味がわかりました。
最後に、今回、
海洋文化施設に
PFI方式を
導入するということですが、その
理由について教えてください。
15
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 PFIでございますが、我々の
調査の中で
民間活力の活用というものができることが見えてまいりました。
そんな中で、
民間活力を活用することによって、
施設の一体的な
運営や建設、その後の
運営の
長期化という中では、市としてのメリットが非常に高いというような判断をさせていただいたところです。
16
◯白鳥委員 それでは、3点ほど聞かせてください。
まず、
資料-1の10ページ、
海洋文化都市推進本部の
関係で、
清水港港湾整備事業負担金が出ておりますが、現在どのような
改良事業が行われているのか、そして、
クルーズ船の誘致に関して、この
改良工事によりどのようないい
影響を与えていくようになるのか、その辺のところについて、流れを教えていただけますか。
17
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 現在どのような
事業かといいますと、
清水港内で23の
事業が進められています。その中では、
日の出の岸壁の
改良、あるいは、
外港防波堤を粘り強い構造に変えるなど、もろもろの
事業を展開させていただいております。
今回、
日の出の
関係につきましては、
クルーズ船の受け入れがかなりふえている状況で、巴川の
河口部分になります
日の出の岸壁の南側の340メートルぐらいの区間の
老朽化に伴う
改良工事を実施する
内容です。今のところ、ふだん
大型客船が着いている
マリンターミナル側しか、
大型客船を受け入れることができない中で、
クルーズ船の増加に伴い、今、2隻を同時に着岸できることを想定し、南側の
改良を進めさせていただいている状況です。
18
◯白鳥委員 次に、
資料-1の20ページになりますけれども、
歴史文化施設の
建設事業費の
繰越明許について詳しく教えていただきたいです。先ほど建物の
建設実施設計の
関係と、
展示物の
実施設計について遅延しているという
お話がありました。それについての具体的な
理由といいますか、その辺をちょっと詳しく教えていただけますか。
19
◯岩田歴史文化課長 実施設計のおくれの
理由は、当初、
家康公の
甲冑を3領復元模造する
予定で、昨年度実施した
基本設計が仕上がりました。ところが、
所蔵者との
調整の中で、最後になって1
領分制作ができないということになりましたので、
基本設計の段階から
展示室のレイアウトを修正することが必要になってまいりました。
静岡市は、今は国宝、
重要文化財を持っておりませんが、
企画展等での
展示は考えておりますので、そういった
展示が可能になるために、
文化庁のつくった指針に合うような
施設とする必要がございます。そういった中で、3領の
甲冑をメーンに据えるところを2領にした
変更点からのスタートになり、
文化庁との協議に大分時間がかかっております。具体的には、温度、湿度を一定にするような区画の設定や、狭い面積になりますので、それを効率よく回すための
企画展示室と
常設展示室の組み合わせというところで、
文化庁とのやりとりに何回か通うことになったのが原因でございます。
20
◯白鳥委員 3つの
甲冑のうちの1つである
和歌山博物館の
甲冑について、残念ながら複製といいますか、
レプリカの
制作ができないという
お話でありますけれども、それにかわるようなものの
制作などについては何か検討していることがあるのか、今、
お話しされたように、2つの
甲冑でそのまま
展示品として進めていくのか、その辺の検討は、今、何かあるのかないのか。あれば教えていただきたい。
21
◯岩田歴史文化課長 紀州東照宮の
南蛮胴具足につきましては、
レプリカ復元模造の
制作に同意が得られませんでしたが、この
施設のコンセプトについては非常に理解を示してくださり、今後、その条件が整えば、
重要文化財である本物を貸し出してくださるという
お話もいただいておりますので、
企画展示にはぜひ貸し出しをお願いしたいと考えております。
それにかわる
制作物というのは特にございませんが、もともと
家康公の
外交政策を象徴する品であるということで検討してまいりましたので、その
外交政策をあらわすものとしては、九州の
国立博物館が所蔵している駿河湾に
南蛮船が来港したところをあらわしたと言われている
屏風絵や当時の
万国絵図、
世界地図ですね、そういったものなどを使って、
家康公の
世界観をあらわしていきたいと考えております。
22
◯白鳥委員 次に、
資料-1の23ページ、
駿府城公園発掘調査仮設施設設置費についてです。先ほど
堀委員の
質問で経緯についての
お話がありましたので、それについては理解させていただきましたが、2月8日の
静岡新聞で報道されてしまったという感じなのかとは思いますが、
野外展示でもって
フィールドミュージアムの方針が市で
決定されたという記事が出されております。この見える
化事業とこの
事業の
方針決定の
関係といいますか、かかわりについての
説明をお願いできればと思いますが、いかがでしょうか。
23
◯岩田歴史文化課長 野外展示化に向けての予算は、当初のほうで少しお願いをしているものでございます。
先ほど、
発掘情報館「き
ゃっしる」の
延長をさせていただく中で、本当に外国の方も多いんですが、全国からの
見学者がふえているので、今、検出されたこの遺構を見せていくことも
十分価値があると認識しております。
今後、
駿府城公園の再
整備計画を
都市局が整理していく中で、
発掘調査をした
現場そのものをどういうふうに見せていくのかを検討していくことになります。
24
◯白鳥委員 1点確認ですけれども、1年の見える化の
延長ということで、発掘された
家康公の城壁、それから
秀吉公が命じてつくらせたと言われるお城の城壁、この保存についての
維持管理については、風化といったものも心配されるわけですが、1年
程度だったら何とかそのままでも大丈夫なのかと推測はするのですが、その辺を確認させていただければと思います。
25
◯岩田歴史文化課長 個々の石の状態は割れていて、非常によくないという見た目ではございますけれども、石垣としては安定しているというのが
土木工学等の
専門家の見立てです。1年の
延長で急に
石垣自体が何かなってしまうことは考えにくいのではないかという御意見をいただいておりますので、
延長に伴う
措置等は特に考えておりません。
26
◯杉本委員 最初に、
三保松原の
保全研究機構についてお聞きします。
既にチラシが出ていて、実際に細かい中身は知らせてもらっていますが、この中で、
静岡市と県と
民間が資金を出してやっていくとなっています。ここを読んでいくと、
はごろもフーズほか数社となっていますが、現状、
民間からの参加という点では、もう少し具体的に詰まっている点があるのでしょうか。
27
◯岡村文化財課長 はごろもフーズ株式会社以外はどうなのかという御
質問だと思いますが、2月1日の市長の
定例記者会見のときに
お話ししたように、明確に
調整ができているのは
はごろもフーズ株式会社1社でございます。あと数社については、
調整の最中ですので、決まり次第、また御報告させていただきたいと思います。
28
◯杉本委員 わかりましたら教えてほしいのですが、この組織の
事業内容の中に
幾つかあるんですけれども、例えば、
収益事業の中に、工場内の
緑化対策もやるとなっています。三保の
関係ですから、工場内の
緑化対策というと、どの辺のどの
程度の
範囲までするのか。また、こういったことをやるのはどういう
事業者なのか、今やっている
事業者がいると思いますが、これができた後はどういった
事業者がこの仕事を担っていくようになるのか、お伺いします。
29
◯岡村文化財課長 どの
範囲までというところでございますけれども、まず、今回新たに設立される機構につきましては、この
資料にありますように、4つの大きな
事業をやっていく方向は決まっているんですけれども、特に、この
収益事業につきましては、実際に機構が設立されないと、
内容は明確に示すことができないと思います。
そして、今、どの
範囲のということについては、
幾つか考えられるものとして、今回参加していただく企業、
民間事業者等については、当然協力をしていただけるのではないかと考えております。
また、
三保松原には
民有地もたくさんございます。こうしたところを管理することも
収益事業になるのかもしれませんが、その辺の詳しいところはまだできないところです。
さらに、この組織につきましては、相当高度というか、
保全事業の包括的な
計画の策定や
樹木診断などの高い
技術力が要求される
業務を中心に行ってまいりますので、今までやっていらした
造園事業者とのすみ分けは、ある
程度できるのではないか。ただ、その辺についてもまだ決まっておりませんので、これ以上のことは申せませんけれども、余り心配されているようなことはないかと思います。
30
◯杉本委員 資料-1の10ページ、森林・
林業交付金事業の中の
プロセッサーを100%県の
補助金で今度購入すると。この
プロセッサーは、大変優秀な道具だと思っていますが、これ1台を入れることによって、
森林作業というか
作業効率は、従来のものを使ったものより、人的な比較でもいいんですが、どの
程度作業効率が向上するのか、教えてください。
31
◯吹田中山間地振興課長 プロセッサーにつきましては、伐採後、枝を払い、長さをはかって
玉切りをする機能を一連で行う機械でございますけれども、従前は人がチェーンソーで枝を払ったり、そういったものをまたはかって切るといったところでございます。比較としては、それまで1人1日16立方メートルの材を生産できたところが、この機械の
導入により、1人1日当たり40立方メートル、約2.5倍の材の生産ができるような格好になりますので、非常に
効率性が上がると、そのように考えております。
32
◯杉本委員 最近、林業がなかなか大変だという話も聞いていまして、大事な
設備投資だと思うんです。
実際にこれを購入するのは組合だと思いますが、これを購入したことによって、
経営改善というか、どの
程度の
収益性が上がってきているのか、過去の例でいいんですが、わかったら教えてください。
33
◯吹田中山間地振興課長 今回
プロセッサーを
導入するのは
森林組合ではなくて、市内の
林業経営体になります。こちらが出している
事業計画を見ますと、
プロセッサーを
導入することによって
生産量を増大することができます。そちらでの
増大効果、金額的には年間200万円弱の経済的な
プラス効果があると。一方で、
生産性の向上により経費の
削減効果がありますが、こちらが年間560万円ほど
経済的効果が上がる。両方を足して760万円ほどの効果が、この
導入によって得られるといった
計画が出ておりますので、参考にしてください。
34
◯杉本委員 資料-1の10ページ、
野生鳥獣被害対策事業で、
報奨金がふえたということは捕獲量がふえたと思っているんですが、今回どういった
動物がふえていて、実際にどの
程度の量が捕獲されているのか、お伺いします。
35
◯吹田中山間地振興課長 有害鳥獣の捕獲獣種につきましては、主にイノシシ、ニホンザル、ニホンジカが一番大きなところで、このほかにハクビシンですとかアライグマ、カラスといったものがあります。金額、頭数的には、やはりイノシシ、猿、鹿の3獣種が非常に多いと思います。
最近の傾向としましては、いずれの有害鳥獣につきましても、捕獲頭数が右肩上がりで、年によっての上下はありますけれども、年々多くなっています。特にイノシシにつきましては、
平成27年度に
報奨金の額をちょっと上げたこともありまして、全般的に高く推移していると。昨年度の実績でございますけれども、1,754頭の捕獲がイノシシ、その前年28年度が1,808頭ということで、割と高い水準で捕獲が進んでいるといった状況の中で、ことしも
報奨金が今の段階で足りなくなり、補正をお願いするものでございます。
36
◯杉本委員 捕獲頭数が上昇しているというよりは、
報奨金をふやしたので金額が上がったという感じですが、この取り組みの中で被害の実態は減ってきているんですか、それとも、横ばいなのか。被害状況を教えてください。
37
◯吹田中山間地振興課長 市内の被害状況の完全な把握は非常に困難ではありますけれども、防除、すみ分け、捕獲、そういった3本柱でもって対策をしているところでして、着実に効果を上げているものと思います。
数字としましては、有害捕獲許可申請の際の被害額の積み上げといいますか、申告額の積み上げになりますけれども、
平成21年度には被害額2億3,000万円ほどだったものが、
平成29年度では7,600万円ほどと約70%減っております。あわせて被害面積についても、
平成21年度には721ヘクタールだったのが
平成29年度には207ヘクタールと、こちらも70%
程度減っております。
相変わらず被害額は多いんですけれども、対策によって確実に減っているところでございます。
38
◯杉本委員 次に
繰越明許の
関係ですが、先ほど
委員から
幾つか
質問があって、回答したこともあるんですが、回答していない部分として、台風24号の被害はやむを得ないと思っていますから、それ以外に、例えば水産
関係で材料が間に合わなかったといったことがありましたから、何で材料が間に合わなかったのか、具体的に教えてください。
39
◯小川水産漁港課長 今回、修繕しようとしました
用宗漁港ですけれども、築造してから50年ほどたちまして、例えば、岸壁に防舷材であったり、コーナー保護材といって角が欠けないようにゴム製のカバーがかけられたりしているんですけれども、こういったコンクリートに付随する附属部品が非常に朽ちてきて、順次交換をしているんですが、それが間に合っていないという状況がございます。
そういう中で、年末になり、急遽欠損が確認されたために発注しようとしたんですが、こういった漁港・港湾
関係の部材というのは、メーカーが在庫を持たないものですから、発注を受けてから製品をつくることがございます。余り小ロットですとすぐに対応もしてもらえないこともあり、3カ月ぐらいは材料調達に時間を要してしまうことが聞き取りの中で判明したものですから、今回、
繰り越しをお願いしました。
40
◯杉本委員 先ほど
海洋文化施設の
PFI関係の
質問が出ているんですが、私からは、この
PFIにした
理由というよりは、
PFIの中にもBTO方式があると聞いているんです。今回はBTOだと思うんですが、
PFIの中でもさらにBTOに決めた
理由について教えてください。
41
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 PFI事業の中のBTO方式ということでございますけれども、
事業手法の検討に当たりましては、公設民営など幅広い形で検討を進めてまいりました。そんな中で、当
施設については集客
施設という要素の中に、JAMSTECや東海大学といった学術研究機関との連携を重視することも考慮しております。初期投資や
運営に一定の公共負担も含まれるという想定でございます。
それらを踏まえますと、
PFI事業の中でBTO方式、
民間が
運営を見据えた形で
施設の
設計、建設をして、所有権を市に渡し、その後、
民間事業者が引き続き長期間
運営する方式が最良ではないかということで、今のところ、BTOが有力と考えております。
42 ◯安竹
委員 補正予算事項別明細書4)の農業集落排水
事業の
関係であります。決算の歳入の
関係とちょっと離れるんですが、この農業集落排水
事業に伴い、恐らく30年以上たっているとは思いますが、それぞれの
施設が大分
老朽化していると思うんです。そのことに伴う今後の対応を大変危惧するところなんですが、ここには出ておりませんけれども、その辺の概要について教えていただければありがたいと思いますが、いかがですか。
43 ◯細川農地
整備課長 農業集落排水
事業につきましては、
平成2年度から供用開始地区もあり、かなり年数がたっております。その
関係で、機能強
化事業を取り入れ、処理区は全部で11地区あるんですが、それを
計画的に順次
調査し、傷んでいるところを修繕していくという
計画を、今、立てております。これにも国の補助
事業が使えますので、それに準じた形でできるように、
計画しております。
44 ◯安竹
委員 次に、
資料-1の10ページ、先ほど
質問にも出ましたけれども、
野生鳥獣被害対策事業の
関係で、1頭当たりの捕獲料を上げていただいたりして、大変ありがたいと思っています。
今後のことも考えますと、狩猟に属するハンターの数も減っていたり、あるいはわなということで新たな捕獲の手法が変わってきているわけですが、今後、どういうふうにそれが高齢化社会の中で継続的にやっていけるものなのか、地元にいて危惧する話がたくさんあるんですが、見通しとして何かお持ちですか。
45
◯吹田中山間地振興課長 有害鳥獣の捕獲の主力となっています猟友会メンバーなどの高齢化は、非常に課題になっているところでございます。市では、地区協議会に
補助金を出しており、その中では、狩猟免許の取得、担い手の確保、あとは、箱わなやくくりわななど、わなの購入に対して助成する。この態勢が継続できるよう今後も有害鳥獣の捕獲が進められる状況を維持していきたいと思っております。
46 ◯安竹
委員 先ほど、
質問があって答弁してもらった中で、いろいろ数字も出てきましたけれど、後ほど
資料として、ここ数年間の捕獲
動物の種類と、その頭数と金額的なものの推移がわかる
資料をいただければありがたいと思いますが、いかがでしょう。
47
◯山梨委員長 資料提供の要望ということでよろしいですか。
48
◯吹田中山間地振興課長 捕獲頭数の推移、それから
報奨金等の
資料につきましては、後日提出させていただきます。
49 ◯安竹
委員 資料-1の18ページ、農山村振興の
関係で、先ほど梅ケ島新田温泉が出ましたけれども、私も時々中をのぞいたりする機会があるんですが、やっぱり大分傷んでいる部分があると思います。この際、そういった大規模修繕的なことを考えているのかどうか、お伺いします。
50
◯吹田中山間地振興課長 梅ケ島新田温泉黄金の湯ですけれども、本来でしたら、
平成30年度に中規模改修を
予定していたところで、そのための
調査を行ったところ、浴室棟のちょっとしたふぐあいから、化粧板といいますか、中の内壁を外したところ、柱に腐食が見つかったことで、改めてもう少ししっかりした修繕が必要だろうと、今回、詳細
調査を行っているところです。
当初
予定していた中規模改修の浴室棟以外のところにつきましては、今年度やらせていただきまして、大規模修繕となるかどうかも含めての
調査を行った上で、来年度以降、改修をかける意向でございます。
51 ◯安竹
委員 先ほど
動物園の園長が
クラウドファンディングの
関係で、
動物園に対する市民の関心が大変高いということも、集まったお金の額からも推測されるということで、我々も大変いいことだと思っています。
我々も前回この
委員会で
動物園の視察をさせていただきまして、象の園舎がこの辺にできるんだということも紹介していただきました。
ところが、先般、大分具体的に数字も出て、大変明るい希望のテレビ報道があったんですが、そのことについて、せっかくなのでこの場でもう少し概要を
説明していただけたらと思っているんですが、いかがでしょう。
52
◯柿島日本平動物園長 第一テレビで金曜日に報道がありましたけれども、あの件につきましては、
動物園からは一切情報提供をしませんでしたし、どこからそういう情報が出たのかも、ちょっと今、わからないような状況です。
3次総や予算の絡みもありますので、今はお答えすることはできません。
53
◯山梨委員長 日本平動物園長、あの件というのがどの件なのか、私はその報道を見ていないので意味が分からなかったのですが、もう少し
説明をお願いします。
54
◯柿島日本平動物園長 申しわけありません。
11日金曜日の6時15分から第一テレビの地方版で、
日本平動物園に象が来るというタイトルで放送がありました。その中で言っていたことが、3次総後期の中に
基本設計が載っているということと、象が4頭来ますということ、タイに交渉に行ったという
内容、あとは象舎が30億円かかるという
内容が流れました。その30億円がどこから出たのかはわかりませんが、その額は間違っています。ただ、そういう放送
内容でした。これは
動物園から提供した
内容ではないということを御了解ください。
55 ◯安竹
委員 ただ、先ほど
クラウドファンディングの話も出ましたけれども、
動物園に対して子供から大人まで老若男女が、大変関心を持っているという
施設であります。今のような情報が先に出たとか、もしこれが迷惑事案だったならば、ある
程度記者会見で否定するなり、あるいは修正するなり、物すごく大事なことだと思います。
そんなことを一応指摘して、私の
質問を終わります。
56
◯山梨委員長 質問ではないということですね。はい、わかりました。
それでは、ほかに
質問はありませんので、
質疑を終了いたします。
次に、要望・意見、討論に移ります。
発言の際は、どの
議案に対するものか述べていただきますようお願いします。
それでは、要望・意見、討論はありませんか。
57
◯堀委員 自由民主党
静岡市議会議員団は、
議案3件全てに賛成いたします。
意見・要望でございます。まず、
駿府城公園の
発掘調査に関連しまして、
発掘情報館「き
ゃっしる」を1年間
延長するということでしたが、先ほど御
説明のありましたとおり、昨年、いわゆる世紀の発見ということで発表されて以来、全国から注目が集まって、人がたくさん訪れるエリアとなっておりますので、適切な判断であると考えております。
今後の
運営については、周辺に巽櫓や坤櫓がありますので、その兼ね合いと、今後の駿府城
天守台の
整備方針の推移を考慮しながら柔軟に対応していただくようお願いいたします。
次に、
日本平動物園整備基金の積立金に関連して、
クラウドファンディングによる
寄附金の増額は、市民の
動物園に対する評価と期待のあらわれであると思います。ことしは
日本平動物園開園50周年の節目の年ということで、引き続き創意工夫をしていただきながら、市民に親しまれる
動物園運営に努めていただくように要望します。
そして、
海洋文化施設につきましては、
計画を着実に施行することはもちろんのことですが、市民にわかりやすい言葉で丁寧に
説明していただくことで、より市民の関心と期待が高まるような取り組みをしていただくように要望します。
そして、野生鳥獣害被害対策については、先ほどほかの
委員から御
質問があり、対策が功を奏して被害額と被害面積が減少しているとの
説明がございましたが、一方で農業者・農家の被害、鳥獣被害は引き続きあるということと、狩猟者の高齢化、数の減少というのは、先ほど安竹
委員から
質問のあったとおりのことでありますので、例えばICT機器を
導入するなどして、なるべく農家や狩猟者の負担が少なくなるような工夫を引き続きしていただくように要望します。
そして、
林道については、広大な森林を有する本市にとって、常に自然災害との戦いであると思いますけれども、一方で、森林の保護や資源の活用は極めて重要であると考えておりますので、ぜひ今後とも地元の声を聞きながら、効果的な
林道整備に努めていただくように要望します。
そして、最後に、清水の森林公園の
説明がありましたけれども、この森林公園、ほかの各
施設も経年劣化によって
老朽化が進んでいるという話も伺っておりますので、引き続き適宜修繕していただくことと、指定管理者や地元の声を聞きながら公園の管理
運営に努めていただくように要望します。
58
◯白鳥委員 志政会ですけれども、全ての
議案に賛成いたします。
その中で3点要望させていただきます。1つは、清水港湾の
整備事業に関連し、
整備されていくということで非常に期待感が高まっているわけでありまして、
クルーズ船の誘致、それをいかに観光に結びつけていくのか、また、経済効果に結びつけていくのか、その辺のつながりをしっかりと対応していっていただきたいことをまず1点お願いします。
それから、駿府城の
発掘調査の
関係ですけれども、既に
フィールドミュージアムということが示されていて、当市でまた協議されていくことになるわけですが、非常におもしろい展開になってきていると感じております。ただし、一方では、天守閣をどうするのかという議論も出てくるわけで、その辺をどういうふうに整合性を持って取り組んでいくのか、今後のスケジュールのあり方、また、検討のあり方がこれから求められてくると思いますので、どういうふうに進めていくのかについても、ぜひとも早期に検討していただいて、対応についてお示しをいただけたらと思っております。
それから、
歴史文化施設の
関係ですけれども、これもまた期待されているところが大でありまして、
展示品も含めてこれからどういうふうに進めていくのか、そしてまた、
設計業務を
内容的にどういうふうにまとめ上げていくのか、非常に期待されているところであります。ぜひ議会にも示しながらその辺の検討を進めていっていただきたいことをお願いします。
59
◯杉本委員 日本共産党ですが、
議案第1号中
所管分については反対します。その他2件は賛成します。
まず、その反対の
理由ですが、この補正予算の中に清水港の港湾
整備事業負担金があります。これは、県の建設
事業等の市町負担金という徴収条例があるのは教えてもらいました。そういった中で、この国や県の直轄
事業は、言ってみれば、国や県の都合で
事業を決めたり増額したりして、それを負担させられる地方の自治体の都合は余り考えずに決めていくと。今回も、国が増額したから負担しなさいと。各市町においては、限られた予算の優先順位などもあると思うんです。そういったことを無視した形になっている。ただ、今回は、港で大型
クルーズ船2隻一遍に入るという
整備ですから、本市にも一定
程度の恩恵はあると思っていますけれども、基本的にはそういった性格のものですから反対します。
意見・要望です。
まず、文化財保護管理
事業費助成についてですが、本市でも今回の台風24号で大変な被害があったと思います。その中で、久能山東照宮については
重要文化財であり、破損をしたことは大変残念なことだと思っています。久能山は観光名所ともなっていますから、今後もこういった自然災害が起きることは十分に考えられるわけです。これを機会に、あの周りで倒木のおそれがあるかないか、いま一度周りをきちっと
調査して、必要な対策を講じてほしいと思います。
次に、先ほど
質問した
三保松原の
保全研究機構ですが、疑っているわけではありませんが、
民間企業が参加する中にさまざまな
事業者が入っていって、そこの
事業者が、例えば緑地か何かの
事業を独占的にやるようなことにならないかを心配しています。今まで周りの
事業者がそれぞれの形で
事業を受けてやっていた仕事を、ある種の参加した
事業者が独占することにならないように、しっかりと見ていっていただきたいと思います。税金を投入するわけですから、設立した後は市民に理解が得られるような透明で健全な
運営をしていってほしいと思います。
次に、野生鳥獣の被害対策問題です。
ちょっと調べたんですが、先ほどイノシシ、猿、鹿が主だと言っていて、猿の場合には大変賢いということで、どう対策するかということも大事だと思っているんです。長野県のある地域では、山の森林で木を4割ほど伐採して、かなり透き透きにして、クルミなどのえさになるものは取り除いて、猿が激減し、イノシシも減ったというやり方があるみたいです。こういったものは、もうイタチごっこになるわけですが、地域住民と自治体職員が何度も何度もワークショップを重ね、地域住民が、自分たちが参加できるような対策を、やれることをみんなで考えていったと言っていますから、そういった先進的な事例も学びながら撃退していく、山に追い返すということも猿の場合には考えたらどうかと思います。
あと、
繰越明許の
関係ですが、先ほど、発注してから製品をつくるという点でやむを得ない部分があったということはわかりました。そうはいっても、いろいろな形で急遽補修をすることは発生しますから、こういったことを経験に、今後、そういった場合にも迅速に対応できるような対策をぜひお願いしたいと思います。
最後ですが、今回、私たちはいつも
PFIについては冒頭から反対していました。この債務負担行為については、今回は反対していません。この問題は、
PFIというより清水のまちづくりという点で、
海洋文化施設そのものが今後の清水のまちにとってどうかという点について、共産党市議団としてもまだまだ十分な
調査、議論がされていない状況です。あったらいいなというものでもありますし、だから、相当の
設備投資がかかります。清水のまちを活性化するためにどうしても必要なものなのかという議論を今後しっかりとしなくてはいけないと思っています。その辺の議論、検討を今後も具体化していく中で私たちも態度を明らかにしていきたいと思っています。
この
PFIに対しては、今回は賛成したということではなくて、据え置いたという理解をしていただきたいと、一応共産党の立場をここではっきりさせておきたいと思います。
60 ◯安竹
委員 上程された3
議案について、全て賛成でございます。
要望でありますけれども、
駿府城公園内で今、見える化ということで
発掘調査が行われ、これからもそういうふうにしていこうという
内容で、結構な話だと思います。つきましては、管内視察をさせていただいたときに、半分冗談のようなつもりでの
お話を出しましたけれど、徳川
家康公のすばらしい銅像が、
駿府城公園のほうを向いて立っているんです。ところが、今、
発掘調査で城跡のいろいろなものが出てくるというこの形を見たときに、銅像が背を向けた形になっているんですよ。だから、私の要望としては、できることならば、徳川家康の銅像を、姿があらわれた駿府城のほうへ向けていただければありがたい、そんなことを要望させていただきます。
61
◯山梨委員長 ほかにないようですので、これより採決を行います。
反対の討論がありましたので、先に、反対の意見が述べられた
議案を挙手により採決いたします。
議案第1号中
所管分は可決することに賛成の方の挙手をお願いします。
〔賛成者挙手〕
62
◯山梨委員長 賛成多数ですので、
議案第1号中
所管分は、可決すべきものと
決定しました。
続いて、残る
議案を簡易採決にてお諮りします。
議案第9号及び
議案第13号は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」〕
63
◯山梨委員長 御異議なしと認め、
議案第9号及び
議案第13号は可決すべきものと
決定しました。
以上で
議案審査を終了します。
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64
◯山梨委員長 本日の日程は全て終了しました。
これをもちまして、
観光文化経済委員会を散会します。
午前11時18分散会
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観光文化経済
委員長 山梨 渉
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