• 林道(/)
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  1. 静岡市議会 2019-02-14
    平成31年 観光文化経済委員会 本文 2019-02-14


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時57分開議 ◯山梨委員長 ただいまから、観光文化経済委員会を開会します。  今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第1号平成30年度静岡一般会計補正予算所管分外2件であります。  審査に先立ち、委員皆さん説明員皆さんに申し上げます。  委員会記録作成関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言くださるようお願いします。      ────────────────────────────── 2 ◯山梨委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第1号中所管分、第9号、第13号の3件を一括議題とします。  議案審査の順序としましては、それぞれ当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。  それでは、当局説明をお願いします。             〔当局説明〕 3 ◯山梨委員長 それでは、ただいまの説明に対し質疑に入ります。  質疑に先立ち申し上げます。  委員皆さんは、質疑の際に議案書の番号やページ数、項目を述べていただくようお願いします。また、案件の決定影響しない参考確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは後日の報告、または資料の提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めてくださるようお願いします。  それでは、質疑がありましたらお願いします。 4 ◯堀委員 まず、観光のほうから2点お伺いします。  資料-1の6ページ、日本平動物園整備基金積立金について、寄附金の増額がクラウドファンディングの手法を取り入れたことによる結果との説明がありましたが、このことについて行政がどのように受けとめているのか、お伺いします。 5 ◯柿島日本平動物園長 ただいまの御質問ですが、市内、県内はもとより、日本平動物園を応援していただいている多くの方々から御寄附をいただきました。動物園としても大変ありがたく、この場をかりてお礼を申し上げます。  今回、想定を超えて多くの寄附が集まったことに関しましては、まず、寄附金の目的が動物導入と非常に明確であったこと、そして、皆様の動物園を応援したいという思いに尽きると思います。  今回の寄附により、昨年6月にピューマ2頭が来園しました。7月に公開し、名前を募集したところ、3,030通もの多くの応募をいただき、雄はアルタイル、雌はベガと名づけられ、大変仲のよい様子が猛獣館の人気となっております。
     また、3月には、このクラウドファンディングにより雌のジャガーが来園する予定であります。雄のイケメンジャガーとして人気の卯月小助とのペアリングを期待しているところであります。  今後も、皆様の思いに応えられるよう、魅力ある動物園を目指してまいります。 6 ◯堀委員 次の質問に移ります。  資料-1の23ページ、駿府城公園発掘調査仮設施設設置費について、先ほど発掘情報館「きゃっしる」の延長は、発掘作業の見える化の延長に伴ってとの説明がありましたけれども、その経緯について教えてください。 7 ◯岩田歴史文化課長 発掘情報館ゃっしるの期間延長については、天守台跡地整備方針決定に向けて、平成28年度から平成32年3月までの4年間をかけて行う発掘調査に伴い見える化を実施するということで、発掘調査の終了とともに見える化も終了するという計画で始めたものでございます。  それが、昨年、日本一の大きさである家康の天守台、それから豊臣の天守台もその内側にあったというような成果が全国発信される中で、見学者も大変多くなってきており、発掘調査が終了しても、発掘調査の成果を見に来る人たちがある程度見込めるため、発掘情報館「きゃっしる」を延長させていただきたいというものでございます。 8 ◯堀委員 次に、経済について3点質問させていただきます。  資料-1の18ページ、海岸保全施設整備事業費について、用宗漁港胸壁工事ニュース等でも取り沙汰されていますが、今回の繰り越しによって、事業全体の完成年度影響は出てくるのかどうか、その点について教えてください。 9 ◯小川水産漁港課長 今年度の海岸保全施設整備事業における胸壁の整備ですが、本年度9月に着工を予定しておったところ、地元から幾つか要望が上がってまいりまして、それに対応するために、今回、地元の説明会を3回開催しました。その結果として、4カ月程度工期のおくれが出てしまいましたけれども、来年度の工事につきましては、同じく9月に着工することを見込んでおり、そこには、今回の工期はラップしないことで、完成工期については影響がないと考えております。予定どおり平成32年の完成を見込んでおります。 10 ◯堀委員 次の質問に移ります。  資料-1の18ページ、農山村振興施設管理経費について、梅ケ島新田温泉浴室棟調査業務外1となっていますが、ほか1件とはどんな事業なのか。また、それを繰り越しで行う理由についてもあわせて教えてください。 11 ◯吹田中山間地振興課長 農山村振興施設管理経費につきましては、梅ケ島新田温泉浴室棟調査業務のほか、清水森林公園内に設置されていた見送り橋と言っていた橋梁のかけかえに伴う橋梁設計業務繰り越しになります。この橋は老朽化のため平成29年度に橋の上部工を撤去して、平成31年度にかけかえを予定しています。  繰り越し理由としましては、当初は橋梁上部工のかけかえのみを計画していたところですが、橋梁設計に当たりまして下部工の補強が必要となったことから、河川管理者静岡県の河川の占用許可基準に合致しているかどうかの協議を重ね、不測の日時を要したことで年度内の完成が困難となり、繰り越しをお願いするものでございます。 12 ◯堀委員 それでは、資料-1の22ページです。海洋文化施設PFIアドバイザリー業務経費について、2つお伺いします。  まず、このアドバイザリーという業務はどのような業務なのか、教えてください。 13 ◯塩原海洋文化都市推進本部次長 アドバイザリー業務でございますけれども、当施設につきまして、今後事業者を公募していくことになります。そのプロセスで、実施方針要求水準書をつくっていき、公募条件を詰めてまいります。その後、公募を行い、提案者審査をしながら、最終的にはPFI事業契約を結んでいくというプロセスがございます。  このプロセスにかかわります専門資料の作成、あるいは法務や会計、いろいろな細かな作業がございます。これらの事務を円滑に進めるために、専門性の高い知識を持ったコンサルタントに業務を委託するといったものでございます。 14 ◯堀委員 アドバイザリーの意味がわかりました。  最後に、今回、海洋文化施設PFI方式導入するということですが、その理由について教えてください。 15 ◯塩原海洋文化都市推進本部次長 PFIでございますが、我々の調査の中で民間活力の活用というものができることが見えてまいりました。  そんな中で、民間活力を活用することによって、施設の一体的な運営や建設、その後の運営長期化という中では、市としてのメリットが非常に高いというような判断をさせていただいたところです。 16 ◯白鳥委員 それでは、3点ほど聞かせてください。  まず、資料-1の10ページ、海洋文化都市推進本部関係で、清水港港湾整備事業負担金が出ておりますが、現在どのような改良事業が行われているのか、そして、クルーズ船の誘致に関して、この改良工事によりどのようないい影響を与えていくようになるのか、その辺のところについて、流れを教えていただけますか。 17 ◯塩原海洋文化都市推進本部次長 現在どのような事業かといいますと、清水港内で23の事業が進められています。その中では、日の出の岸壁の改良、あるいは、外港防波堤を粘り強い構造に変えるなど、もろもろの事業を展開させていただいております。  今回、日の出関係につきましては、クルーズ船の受け入れがかなりふえている状況で、巴川の河口部分になります日の出の岸壁の南側の340メートルぐらいの区間の老朽化に伴う改良工事を実施する内容です。今のところ、ふだん大型客船が着いているマリンターミナル側しか、大型客船を受け入れることができない中で、クルーズ船の増加に伴い、今、2隻を同時に着岸できることを想定し、南側の改良を進めさせていただいている状況です。 18 ◯白鳥委員 次に、資料-1の20ページになりますけれども、歴史文化施設建設事業費繰越明許について詳しく教えていただきたいです。先ほど建物の建設実施設計関係と、展示物実施設計について遅延しているというお話がありました。それについての具体的な理由といいますか、その辺をちょっと詳しく教えていただけますか。 19 ◯岩田歴史文化課長 実施設計のおくれの理由は、当初、家康公甲冑を3領復元模造する予定で、昨年度実施した基本設計が仕上がりました。ところが、所蔵者との調整の中で、最後になって1領分制作ができないということになりましたので、基本設計の段階から展示室のレイアウトを修正することが必要になってまいりました。  静岡市は、今は国宝、重要文化財を持っておりませんが、企画展等での展示は考えておりますので、そういった展示が可能になるために、文化庁のつくった指針に合うような施設とする必要がございます。そういった中で、3領の甲冑をメーンに据えるところを2領にした変更点からのスタートになり、文化庁との協議に大分時間がかかっております。具体的には、温度、湿度を一定にするような区画の設定や、狭い面積になりますので、それを効率よく回すための企画展示室常設展示室の組み合わせというところで、文化庁とのやりとりに何回か通うことになったのが原因でございます。 20 ◯白鳥委員 3つの甲冑のうちの1つである和歌山博物館甲冑について、残念ながら複製といいますか、レプリカ制作ができないというお話でありますけれども、それにかわるようなものの制作などについては何か検討していることがあるのか、今、お話しされたように、2つの甲冑でそのまま展示品として進めていくのか、その辺の検討は、今、何かあるのかないのか。あれば教えていただきたい。 21 ◯岩田歴史文化課長 紀州東照宮南蛮胴具足につきましては、レプリカ復元模造制作に同意が得られませんでしたが、この施設のコンセプトについては非常に理解を示してくださり、今後、その条件が整えば、重要文化財である本物を貸し出してくださるというお話もいただいておりますので、企画展示にはぜひ貸し出しをお願いしたいと考えております。  それにかわる制作物というのは特にございませんが、もともと家康公外交政策を象徴する品であるということで検討してまいりましたので、その外交政策をあらわすものとしては、九州の国立博物館が所蔵している駿河湾に南蛮船が来港したところをあらわしたと言われている屏風絵や当時の万国絵図世界地図ですね、そういったものなどを使って、家康公世界観をあらわしていきたいと考えております。 22 ◯白鳥委員 次に、資料-1の23ページ、駿府城公園発掘調査仮設施設設置費についてです。先ほど堀委員質問で経緯についてのお話がありましたので、それについては理解させていただきましたが、2月8日の静岡新聞で報道されてしまったという感じなのかとは思いますが、野外展示でもってフィールドミュージアムの方針が市で決定されたという記事が出されております。この見える化事業とこの事業方針決定関係といいますか、かかわりについての説明をお願いできればと思いますが、いかがでしょうか。 23 ◯岩田歴史文化課長 野外展示化に向けての予算は、当初のほうで少しお願いをしているものでございます。  先ほど、発掘情報館「きゃっしる」の延長をさせていただく中で、本当に外国の方も多いんですが、全国からの見学者がふえているので、今、検出されたこの遺構を見せていくことも十分価値があると認識しております。  今後、駿府城公園の再整備計画都市局が整理していく中で、発掘調査をした現場そのものをどういうふうに見せていくのかを検討していくことになります。 24 ◯白鳥委員 1点確認ですけれども、1年の見える化の延長ということで、発掘された家康公の城壁、それから秀吉公が命じてつくらせたと言われるお城の城壁、この保存についての維持管理については、風化といったものも心配されるわけですが、1年程度だったら何とかそのままでも大丈夫なのかと推測はするのですが、その辺を確認させていただければと思います。 25 ◯岩田歴史文化課長 個々の石の状態は割れていて、非常によくないという見た目ではございますけれども、石垣としては安定しているというのが土木工学等専門家の見立てです。1年の延長で急に石垣自体が何かなってしまうことは考えにくいのではないかという御意見をいただいておりますので、延長に伴う措置等は特に考えておりません。 26 ◯杉本委員 最初に、三保松原保全研究機構についてお聞きします。  既にチラシが出ていて、実際に細かい中身は知らせてもらっていますが、この中で、静岡市と県と民間が資金を出してやっていくとなっています。ここを読んでいくと、はごろもフーズほか数社となっていますが、現状、民間からの参加という点では、もう少し具体的に詰まっている点があるのでしょうか。 27 ◯岡村文化財課長 はごろもフーズ株式会社以外はどうなのかという御質問だと思いますが、2月1日の市長の定例記者会見のときにお話ししたように、明確に調整ができているのははごろもフーズ株式会社1社でございます。あと数社については、調整の最中ですので、決まり次第、また御報告させていただきたいと思います。 28 ◯杉本委員 わかりましたら教えてほしいのですが、この組織の事業内容の中に幾つかあるんですけれども、例えば、収益事業の中に、工場内の緑化対策もやるとなっています。三保の関係ですから、工場内の緑化対策というと、どの辺のどの程度範囲までするのか。また、こういったことをやるのはどういう事業者なのか、今やっている事業者がいると思いますが、これができた後はどういった事業者がこの仕事を担っていくようになるのか、お伺いします。 29 ◯岡村文化財課長 どの範囲までというところでございますけれども、まず、今回新たに設立される機構につきましては、この資料にありますように、4つの大きな事業をやっていく方向は決まっているんですけれども、特に、この収益事業につきましては、実際に機構が設立されないと、内容は明確に示すことができないと思います。  そして、今、どの範囲のということについては、幾つか考えられるものとして、今回参加していただく企業、民間事業者等については、当然協力をしていただけるのではないかと考えております。  また、三保松原には民有地もたくさんございます。こうしたところを管理することも収益事業になるのかもしれませんが、その辺の詳しいところはまだできないところです。  さらに、この組織につきましては、相当高度というか、保全事業の包括的な計画の策定や樹木診断などの高い技術力が要求される業務を中心に行ってまいりますので、今までやっていらした造園事業者とのすみ分けは、ある程度できるのではないか。ただ、その辺についてもまだ決まっておりませんので、これ以上のことは申せませんけれども、余り心配されているようなことはないかと思います。 30 ◯杉本委員 資料-1の10ページ、森林・林業交付金事業の中のプロセッサーを100%県の補助金で今度購入すると。このプロセッサーは、大変優秀な道具だと思っていますが、これ1台を入れることによって、森林作業というか作業効率は、従来のものを使ったものより、人的な比較でもいいんですが、どの程度作業効率が向上するのか、教えてください。 31 ◯吹田中山間地振興課長 プロセッサーにつきましては、伐採後、枝を払い、長さをはかって玉切りをする機能を一連で行う機械でございますけれども、従前は人がチェーンソーで枝を払ったり、そういったものをまたはかって切るといったところでございます。比較としては、それまで1人1日16立方メートルの材を生産できたところが、この機械の導入により、1人1日当たり40立方メートル、約2.5倍の材の生産ができるような格好になりますので、非常に効率性が上がると、そのように考えております。 32 ◯杉本委員 最近、林業がなかなか大変だという話も聞いていまして、大事な設備投資だと思うんです。  実際にこれを購入するのは組合だと思いますが、これを購入したことによって、経営改善というか、どの程度収益性が上がってきているのか、過去の例でいいんですが、わかったら教えてください。 33 ◯吹田中山間地振興課長 今回プロセッサー導入するのは森林組合ではなくて、市内の林業経営体になります。こちらが出している事業計画を見ますと、プロセッサー導入することによって生産量を増大することができます。そちらでの増大効果、金額的には年間200万円弱の経済的なプラス効果があると。一方で、生産性の向上により経費の削減効果がありますが、こちらが年間560万円ほど経済的効果が上がる。両方を足して760万円ほどの効果が、この導入によって得られるといった計画が出ておりますので、参考にしてください。 34 ◯杉本委員 資料-1の10ページ、野生鳥獣被害対策事業で、報奨金がふえたということは捕獲量がふえたと思っているんですが、今回どういった動物がふえていて、実際にどの程度の量が捕獲されているのか、お伺いします。 35 ◯吹田中山間地振興課長 有害鳥獣の捕獲獣種につきましては、主にイノシシ、ニホンザル、ニホンジカが一番大きなところで、このほかにハクビシンですとかアライグマ、カラスといったものがあります。金額、頭数的には、やはりイノシシ、猿、鹿の3獣種が非常に多いと思います。  最近の傾向としましては、いずれの有害鳥獣につきましても、捕獲頭数が右肩上がりで、年によっての上下はありますけれども、年々多くなっています。特にイノシシにつきましては、平成27年度に報奨金の額をちょっと上げたこともありまして、全般的に高く推移していると。昨年度の実績でございますけれども、1,754頭の捕獲がイノシシ、その前年28年度が1,808頭ということで、割と高い水準で捕獲が進んでいるといった状況の中で、ことしも報奨金が今の段階で足りなくなり、補正をお願いするものでございます。 36 ◯杉本委員 捕獲頭数が上昇しているというよりは、報奨金をふやしたので金額が上がったという感じですが、この取り組みの中で被害の実態は減ってきているんですか、それとも、横ばいなのか。被害状況を教えてください。 37 ◯吹田中山間地振興課長 市内の被害状況の完全な把握は非常に困難ではありますけれども、防除、すみ分け、捕獲、そういった3本柱でもって対策をしているところでして、着実に効果を上げているものと思います。  数字としましては、有害捕獲許可申請の際の被害額の積み上げといいますか、申告額の積み上げになりますけれども、平成21年度には被害額2億3,000万円ほどだったものが、平成29年度では7,600万円ほどと約70%減っております。あわせて被害面積についても、平成21年度には721ヘクタールだったのが平成29年度には207ヘクタールと、こちらも70%程度減っております。  相変わらず被害額は多いんですけれども、対策によって確実に減っているところでございます。 38 ◯杉本委員 次に繰越明許関係ですが、先ほど委員から幾つ質問があって、回答したこともあるんですが、回答していない部分として、台風24号の被害はやむを得ないと思っていますから、それ以外に、例えば水産関係で材料が間に合わなかったといったことがありましたから、何で材料が間に合わなかったのか、具体的に教えてください。 39 ◯小川水産漁港課長 今回、修繕しようとしました用宗漁港ですけれども、築造してから50年ほどたちまして、例えば、岸壁に防舷材であったり、コーナー保護材といって角が欠けないようにゴム製のカバーがかけられたりしているんですけれども、こういったコンクリートに付随する附属部品が非常に朽ちてきて、順次交換をしているんですが、それが間に合っていないという状況がございます。  そういう中で、年末になり、急遽欠損が確認されたために発注しようとしたんですが、こういった漁港・港湾関係の部材というのは、メーカーが在庫を持たないものですから、発注を受けてから製品をつくることがございます。余り小ロットですとすぐに対応もしてもらえないこともあり、3カ月ぐらいは材料調達に時間を要してしまうことが聞き取りの中で判明したものですから、今回、繰り越しをお願いしました。 40 ◯杉本委員 先ほど海洋文化施設PFI関係質問が出ているんですが、私からは、このPFIにした理由というよりは、PFIの中にもBTO方式があると聞いているんです。今回はBTOだと思うんですが、PFIの中でもさらにBTOに決めた理由について教えてください。 41 ◯塩原海洋文化都市推進本部次長 PFI事業の中のBTO方式ということでございますけれども、事業手法の検討に当たりましては、公設民営など幅広い形で検討を進めてまいりました。そんな中で、当施設については集客施設という要素の中に、JAMSTECや東海大学といった学術研究機関との連携を重視することも考慮しております。初期投資や運営に一定の公共負担も含まれるという想定でございます。  それらを踏まえますと、PFI事業の中でBTO方式、民間運営を見据えた形で施設設計、建設をして、所有権を市に渡し、その後、民間事業者が引き続き長期間運営する方式が最良ではないかということで、今のところ、BTOが有力と考えております。 42 ◯安竹委員 補正予算事項別明細書4)の農業集落排水事業関係であります。決算の歳入の関係とちょっと離れるんですが、この農業集落排水事業に伴い、恐らく30年以上たっているとは思いますが、それぞれの施設が大分老朽化していると思うんです。そのことに伴う今後の対応を大変危惧するところなんですが、ここには出ておりませんけれども、その辺の概要について教えていただければありがたいと思いますが、いかがですか。 43 ◯細川農地整備課長 農業集落排水事業につきましては、平成2年度から供用開始地区もあり、かなり年数がたっております。その関係で、機能強化事業を取り入れ、処理区は全部で11地区あるんですが、それを計画的に順次調査し、傷んでいるところを修繕していくという計画を、今、立てております。これにも国の補助事業が使えますので、それに準じた形でできるように、計画しております。 44 ◯安竹委員 次に、資料-1の10ページ、先ほど質問にも出ましたけれども、野生鳥獣被害対策事業関係で、1頭当たりの捕獲料を上げていただいたりして、大変ありがたいと思っています。  今後のことも考えますと、狩猟に属するハンターの数も減っていたり、あるいはわなということで新たな捕獲の手法が変わってきているわけですが、今後、どういうふうにそれが高齢化社会の中で継続的にやっていけるものなのか、地元にいて危惧する話がたくさんあるんですが、見通しとして何かお持ちですか。 45 ◯吹田中山間地振興課長 有害鳥獣の捕獲の主力となっています猟友会メンバーなどの高齢化は、非常に課題になっているところでございます。市では、地区協議会に補助金を出しており、その中では、狩猟免許の取得、担い手の確保、あとは、箱わなやくくりわななど、わなの購入に対して助成する。この態勢が継続できるよう今後も有害鳥獣の捕獲が進められる状況を維持していきたいと思っております。 46 ◯安竹委員 先ほど、質問があって答弁してもらった中で、いろいろ数字も出てきましたけれど、後ほど資料として、ここ数年間の捕獲動物の種類と、その頭数と金額的なものの推移がわかる資料をいただければありがたいと思いますが、いかがでしょう。 47 ◯山梨委員長 資料提供の要望ということでよろしいですか。 48 ◯吹田中山間地振興課長 捕獲頭数の推移、それから報奨金等の資料につきましては、後日提出させていただきます。 49 ◯安竹委員 資料-1の18ページ、農山村振興の関係で、先ほど梅ケ島新田温泉が出ましたけれども、私も時々中をのぞいたりする機会があるんですが、やっぱり大分傷んでいる部分があると思います。この際、そういった大規模修繕的なことを考えているのかどうか、お伺いします。 50 ◯吹田中山間地振興課長 梅ケ島新田温泉黄金の湯ですけれども、本来でしたら、平成30年度に中規模改修を予定していたところで、そのための調査を行ったところ、浴室棟のちょっとしたふぐあいから、化粧板といいますか、中の内壁を外したところ、柱に腐食が見つかったことで、改めてもう少ししっかりした修繕が必要だろうと、今回、詳細調査を行っているところです。  当初予定していた中規模改修の浴室棟以外のところにつきましては、今年度やらせていただきまして、大規模修繕となるかどうかも含めての調査を行った上で、来年度以降、改修をかける意向でございます。 51 ◯安竹委員 先ほど動物園の園長がクラウドファンディング関係で、動物園に対する市民の関心が大変高いということも、集まったお金の額からも推測されるということで、我々も大変いいことだと思っています。  我々も前回この委員会動物園の視察をさせていただきまして、象の園舎がこの辺にできるんだということも紹介していただきました。  ところが、先般、大分具体的に数字も出て、大変明るい希望のテレビ報道があったんですが、そのことについて、せっかくなのでこの場でもう少し概要を説明していただけたらと思っているんですが、いかがでしょう。 52 ◯柿島日本平動物園長 第一テレビで金曜日に報道がありましたけれども、あの件につきましては、動物園からは一切情報提供をしませんでしたし、どこからそういう情報が出たのかも、ちょっと今、わからないような状況です。  3次総や予算の絡みもありますので、今はお答えすることはできません。 53 ◯山梨委員長 日本平動物園長、あの件というのがどの件なのか、私はその報道を見ていないので意味が分からなかったのですが、もう少し説明をお願いします。 54 ◯柿島日本平動物園長 申しわけありません。  11日金曜日の6時15分から第一テレビの地方版で、日本平動物園に象が来るというタイトルで放送がありました。その中で言っていたことが、3次総後期の中に基本設計が載っているということと、象が4頭来ますということ、タイに交渉に行ったという内容、あとは象舎が30億円かかるという内容が流れました。その30億円がどこから出たのかはわかりませんが、その額は間違っています。ただ、そういう放送内容でした。これは動物園から提供した内容ではないということを御了解ください。 55 ◯安竹委員 ただ、先ほどクラウドファンディングの話も出ましたけれども、動物園に対して子供から大人まで老若男女が、大変関心を持っているという施設であります。今のような情報が先に出たとか、もしこれが迷惑事案だったならば、ある程度記者会見で否定するなり、あるいは修正するなり、物すごく大事なことだと思います。  そんなことを一応指摘して、私の質問を終わります。 56 ◯山梨委員長 質問ではないということですね。はい、わかりました。  それでは、ほかに質問はありませんので、質疑を終了いたします。  次に、要望・意見、討論に移ります。  発言の際は、どの議案に対するものか述べていただきますようお願いします。  それでは、要望・意見、討論はありませんか。 57 ◯堀委員 自由民主党静岡市議会議員団は、議案3件全てに賛成いたします。  意見・要望でございます。まず、駿府城公園発掘調査に関連しまして、発掘情報館「きゃっしる」を1年間延長するということでしたが、先ほど御説明のありましたとおり、昨年、いわゆる世紀の発見ということで発表されて以来、全国から注目が集まって、人がたくさん訪れるエリアとなっておりますので、適切な判断であると考えております。  今後の運営については、周辺に巽櫓や坤櫓がありますので、その兼ね合いと、今後の駿府城天守台整備方針の推移を考慮しながら柔軟に対応していただくようお願いいたします。  次に、日本平動物園整備基金の積立金に関連して、クラウドファンディングによる寄附金の増額は、市民の動物園に対する評価と期待のあらわれであると思います。ことしは日本平動物園開園50周年の節目の年ということで、引き続き創意工夫をしていただきながら、市民に親しまれる動物園運営に努めていただくように要望します。  そして、海洋文化施設につきましては、計画を着実に施行することはもちろんのことですが、市民にわかりやすい言葉で丁寧に説明していただくことで、より市民の関心と期待が高まるような取り組みをしていただくように要望します。  そして、野生鳥獣害被害対策については、先ほどほかの委員から御質問があり、対策が功を奏して被害額と被害面積が減少しているとの説明がございましたが、一方で農業者・農家の被害、鳥獣被害は引き続きあるということと、狩猟者の高齢化、数の減少というのは、先ほど安竹委員から質問のあったとおりのことでありますので、例えばICT機器を導入するなどして、なるべく農家や狩猟者の負担が少なくなるような工夫を引き続きしていただくように要望します。  そして、林道については、広大な森林を有する本市にとって、常に自然災害との戦いであると思いますけれども、一方で、森林の保護や資源の活用は極めて重要であると考えておりますので、ぜひ今後とも地元の声を聞きながら、効果的な林道整備に努めていただくように要望します。  そして、最後に、清水の森林公園の説明がありましたけれども、この森林公園、ほかの各施設も経年劣化によって老朽化が進んでいるという話も伺っておりますので、引き続き適宜修繕していただくことと、指定管理者や地元の声を聞きながら公園の管理運営に努めていただくように要望します。 58 ◯白鳥委員 志政会ですけれども、全ての議案に賛成いたします。  その中で3点要望させていただきます。1つは、清水港湾の整備事業に関連し、整備されていくということで非常に期待感が高まっているわけでありまして、クルーズ船の誘致、それをいかに観光に結びつけていくのか、また、経済効果に結びつけていくのか、その辺のつながりをしっかりと対応していっていただきたいことをまず1点お願いします。  それから、駿府城の発掘調査関係ですけれども、既にフィールドミュージアムということが示されていて、当市でまた協議されていくことになるわけですが、非常におもしろい展開になってきていると感じております。ただし、一方では、天守閣をどうするのかという議論も出てくるわけで、その辺をどういうふうに整合性を持って取り組んでいくのか、今後のスケジュールのあり方、また、検討のあり方がこれから求められてくると思いますので、どういうふうに進めていくのかについても、ぜひとも早期に検討していただいて、対応についてお示しをいただけたらと思っております。
     それから、歴史文化施設関係ですけれども、これもまた期待されているところが大でありまして、展示品も含めてこれからどういうふうに進めていくのか、そしてまた、設計業務内容的にどういうふうにまとめ上げていくのか、非常に期待されているところであります。ぜひ議会にも示しながらその辺の検討を進めていっていただきたいことをお願いします。 59 ◯杉本委員 日本共産党ですが、議案第1号中所管分については反対します。その他2件は賛成します。  まず、その反対の理由ですが、この補正予算の中に清水港の港湾整備事業負担金があります。これは、県の建設事業等の市町負担金という徴収条例があるのは教えてもらいました。そういった中で、この国や県の直轄事業は、言ってみれば、国や県の都合で事業を決めたり増額したりして、それを負担させられる地方の自治体の都合は余り考えずに決めていくと。今回も、国が増額したから負担しなさいと。各市町においては、限られた予算の優先順位などもあると思うんです。そういったことを無視した形になっている。ただ、今回は、港で大型クルーズ船2隻一遍に入るという整備ですから、本市にも一定程度の恩恵はあると思っていますけれども、基本的にはそういった性格のものですから反対します。  意見・要望です。  まず、文化財保護管理事業費助成についてですが、本市でも今回の台風24号で大変な被害があったと思います。その中で、久能山東照宮については重要文化財であり、破損をしたことは大変残念なことだと思っています。久能山は観光名所ともなっていますから、今後もこういった自然災害が起きることは十分に考えられるわけです。これを機会に、あの周りで倒木のおそれがあるかないか、いま一度周りをきちっと調査して、必要な対策を講じてほしいと思います。  次に、先ほど質問した三保松原保全研究機構ですが、疑っているわけではありませんが、民間企業が参加する中にさまざまな事業者が入っていって、そこの事業者が、例えば緑地か何かの事業を独占的にやるようなことにならないかを心配しています。今まで周りの事業者がそれぞれの形で事業を受けてやっていた仕事を、ある種の参加した事業者が独占することにならないように、しっかりと見ていっていただきたいと思います。税金を投入するわけですから、設立した後は市民に理解が得られるような透明で健全な運営をしていってほしいと思います。  次に、野生鳥獣の被害対策問題です。  ちょっと調べたんですが、先ほどイノシシ、猿、鹿が主だと言っていて、猿の場合には大変賢いということで、どう対策するかということも大事だと思っているんです。長野県のある地域では、山の森林で木を4割ほど伐採して、かなり透き透きにして、クルミなどのえさになるものは取り除いて、猿が激減し、イノシシも減ったというやり方があるみたいです。こういったものは、もうイタチごっこになるわけですが、地域住民と自治体職員が何度も何度もワークショップを重ね、地域住民が、自分たちが参加できるような対策を、やれることをみんなで考えていったと言っていますから、そういった先進的な事例も学びながら撃退していく、山に追い返すということも猿の場合には考えたらどうかと思います。  あと、繰越明許関係ですが、先ほど、発注してから製品をつくるという点でやむを得ない部分があったということはわかりました。そうはいっても、いろいろな形で急遽補修をすることは発生しますから、こういったことを経験に、今後、そういった場合にも迅速に対応できるような対策をぜひお願いしたいと思います。  最後ですが、今回、私たちはいつもPFIについては冒頭から反対していました。この債務負担行為については、今回は反対していません。この問題は、PFIというより清水のまちづくりという点で、海洋文化施設そのものが今後の清水のまちにとってどうかという点について、共産党市議団としてもまだまだ十分な調査、議論がされていない状況です。あったらいいなというものでもありますし、だから、相当の設備投資がかかります。清水のまちを活性化するためにどうしても必要なものなのかという議論を今後しっかりとしなくてはいけないと思っています。その辺の議論、検討を今後も具体化していく中で私たちも態度を明らかにしていきたいと思っています。  このPFIに対しては、今回は賛成したということではなくて、据え置いたという理解をしていただきたいと、一応共産党の立場をここではっきりさせておきたいと思います。 60 ◯安竹委員 上程された3議案について、全て賛成でございます。  要望でありますけれども、駿府城公園内で今、見える化ということで発掘調査が行われ、これからもそういうふうにしていこうという内容で、結構な話だと思います。つきましては、管内視察をさせていただいたときに、半分冗談のようなつもりでのお話を出しましたけれど、徳川家康公のすばらしい銅像が、駿府城公園のほうを向いて立っているんです。ところが、今、発掘調査で城跡のいろいろなものが出てくるというこの形を見たときに、銅像が背を向けた形になっているんですよ。だから、私の要望としては、できることならば、徳川家康の銅像を、姿があらわれた駿府城のほうへ向けていただければありがたい、そんなことを要望させていただきます。 61 ◯山梨委員長 ほかにないようですので、これより採決を行います。  反対の討論がありましたので、先に、反対の意見が述べられた議案を挙手により採決いたします。  議案第1号中所管分は可決することに賛成の方の挙手をお願いします。             〔賛成者挙手〕 62 ◯山梨委員長 賛成多数ですので、議案第1号中所管分は、可決すべきものと決定しました。  続いて、残る議案を簡易採決にてお諮りします。  議案第9号及び議案第13号は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 63 ◯山梨委員長 御異議なしと認め、議案第9号及び議案第13号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案審査を終了します。      ────────────────────────────── 64 ◯山梨委員長 本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして、観光文化経済委員会を散会します。                 午前11時18分散会      ────────────────────────────── 観光文化経済委員長  山梨 渉 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...