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  1. 静岡市議会 2018-10-02
    平成30年 都市建設委員会 本文 2018-10-02


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時59分開議 ◯池谷委員長 ただいまより都市建設委員会を開きます。  委員会の開催に当たり、一言述べさせていただきます。  都市局の皆様におかれましては、昨日の台風24号の通過に伴う災害の対応、復旧、復興に御尽力をいただきましてありがとうございます。地域によっては、昨日の夜中まで停電が続いていたところもあると聞いております。まだまだ大変だとは思いますが、台風を含む天災がきたときに、市民に頼られる、市民を守り切る、そんな行政になるようこれからもよろしくお願い申し上げます。  それでは、今定例会で本委員会に付託されたのは、認定第1号平成29年度静岡市一般会計歳入歳出決算の認定について中所管分を初めとする決算3件と、議案第140号 平成30年度静岡市一般会計補正予算(第3号)中所管分を初めとする議案6件であります。  委員会の進め方ですが、本日はお手元の審査順序のとおり、都市局所管の決算3件、議案2件の審査を行い、あす、建設局所管の決算1件、議案5件の審査を行います。また、都市局から報告事項が1件あります。  このうち、認定第1号の一般会計歳入歳出決算中所管分につきましては、本日は都市局所管分の質疑、要望・意見までを行い、討論と採決はあすの建設局所管分の審査とあわせて行います。  なお、認定第3号と認定第10号の決算2件と議案第145号については、本日採決まで行いますので、この点も御承知おきください。  次に、委員の皆さんと説明員の皆さんにお願いしますが、委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言くださるようお願いします。  なお、説明員の皆さんへのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録に説明内容が正確に記録されるよう「この図のとおりです」などと簡略した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。これは、委員がパネルについて質問をする際にも同様にお願いします。      ────────────────────────────── 2 ◯池谷委員長 それでは、決算審査に入ります。  認定第1号中所管分、認定第3号及び認定第10号の3件を一括議題とします。  これら3件に対して、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 3 ◯池谷委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  なお、委員の皆さんに申し上げますが、発言の際には議案書の番号とページ数、項目を述べていただきますようお願いします。  質疑はありませんか。 4 ◯畑田委員 私からも台風の被害対応に関しまして、当局の皆さんにおかれましては御尽力いただいていることに敬意と感謝を申し上げたいと思います。  幾つか質問させていただきますが、まず1点目、事務事業総点検表の345ページの事業ですけれども、駅前駐輪場民間活力導入可能性検討事業につきまして、昨年度、新規で2施設やったとありますけれども、その課題や今後の取り組みについてお伺いしたいと思います。
    5 ◯安本交通政策課長 民間活力導入可能性検討事業ですけれども、この導入の検討、今後、有料駐輪場の整備を検討している安倍川駅の東口の駐輪場、それから草薙駅の北口の駐輪場の2つの施設について実施したところでございます。  この業務は、駅前という立地を生かすために、いわゆる駐輪の機能だけではなくて、保育所とか、あるいは店舗を兼ね備えた複合的施設として民間の資金、あるいはノウハウを活用した維持管理の可能性を検討した内容でございます。他都市の事例調査、それから導入の検討資本等々、ヒアリング、サウンディングを行っております。この結果、複合的な施設を維持管理することは施設規模の関係から安定した収入が得られない、採算性が合わないということが課題となって、民間事業者の参入が見込めないという内容がわかったものでございます。  このため、今後の方向性につきましては、市で施設を整備して指定管理者制度の導入により維持管理、いわゆる公設民営の導入、そして駐輪場のみを整備する、民間事業者により建設、維持管理を行う、いわゆる民設民営の導入の可能性について検討を進めて民間活力を生かした駐輪場の整備を目指していきたいと考えているところでございます。 6 ◯畑田委員 次ですけれども、同じ資料の351ページ、呉服町通線(紺屋町地区)道路整備事業です。昨年度から行っておりますけれども、進捗が少しおくれているという評価になっております。駿府城公園もまちなかということで、にぎわいをつくることでありますけれども、静岡駅前の中心市街地の活性化の中で非常にスピード感を持ってやるべき課題かと思っております。その進捗につきましてお尋ねします。 7 ◯太田市街地整備課長 呉服町通線(紺屋町地区)道路整備事業の進捗について、御説明いたします。  平成29年度に設計業務の予算をいただきまして、着手したところでございますけれども、交通管理者の警察との安全対策に関する協議・調整に時間を要しておりまして、現在は工事発注に向けた準備を行っているところでございます。  今後は、来年度内の完成を予定してございます。 8 ◯畑田委員 続きまして、同じ資料の353ページ、東名新インターチェンジ整備事業についてです。こちらも、今後おくれることのないように進めていただいていることと思いますが、その進捗につきまして、お尋ねをします。 9 ◯八木新インターチェンジ周辺整備課長 新インターチェンジ整備事業でございますが、委員御指摘のとおり前年度は65%の進捗率となっております。  前年度、委員会でも決定いただきましたが、供用開始を31年秋というところまで延長させていただきました。その関係で前年度の決算に対しては65%の進捗になっております。  ただし、今年度の8月末までの進捗につきましては、80%の進捗を見ております。主要工事でありました東名直下のトンネル工事も6月に無事に終わりまして、現在はランプ部の盛土工事、その他を進めております。NEXCOのほうで発注しているその他の舗装工事、それからETCの設置等々の工事につきましても、全て発注済みでございまして、来年度の今ごろは供用できると考えております。 10 ◯畑田委員 続きまして、同じく355ページにあります駿府城公園周辺民間活力導入検討事業です。こちらも、同じく、先ほども話がありましたが、民間活力を導入していくにふさわしいといいますか、これもスピード感を持ってやっていくべきだと思っておりますが、そのスピード感もあるのかどうかも含めて、お尋ねをします。 11 ◯鈴木緑地政策課長 駿府城公園民間活力を導入した施設の検討でございますが、もともと駿府城公園の再整備計画の中で、公園にお越しになられたお客様をおもてなしするということで、軽食やカフェ等の飲食を提供する施設として、県庁側から公園に入りまして、すぐ左手のエリアを二の丸休憩舎と名づけた公設民営サービス施設を建設する計画になっておりました。  しかしながら、昨今の民間さんのお力を最大限に活用していくという流れの中で、こちらを公設民営のところを民設民営で現在検討しております。現在は平成29年度に民間事業者さんにサウンディング型の市場調査を行いました。そういう中で、興味を示してくださった事業者さんが複数いらっしゃいまして、30年度につきましては公募に向けて葵舟等、他事業との調整を行っております。今年度末あるいは31年度早々に公募を開始いたしまして、平成31年度中の二の丸休憩舎の着工とオープンを目指している状況でございます。 12 ◯畑田委員 各種会計決算書の331ページの公園管理費のうち、大半を委託料が占めておりますけれども、その内訳について、お聞きをいたします。 13 ◯大石公園整備課長 主な内訳として、公園樹木の剪定、公園トイレの清掃、維持管理費用、それと公園の警備、公園遊具の点検費用などが主な内訳でございます。 14 ◯畑田委員 公園管理費の関係です。水質につきましては、水に親しめる場所に放流する場合の水は、その水質をしっかりとチェックしていくことが大事だと思っておりますが、トイレの浄化槽の処理水を池などの親水施設に放流している公園があるかないか、それから水質のチェックの状況について、お尋ねをいたします。 15 ◯大石公園整備課長 公園のトイレなどで、浄化槽放流が池などの環境に配慮するところで放流があるかという御質問です。まず、公共下水道が整備されているところは公共下水道に放流されます。調整区域など下水道が整備されていないところにつきましては、やむなく河川への放流です。こちらにつきましては、浄化槽の処理水を池などに放流しているトイレは合計で21カ所ございます。その中で、池に放流している箇所は2カ所ございます。1つは鯨ケ池の公園、それともう1つはあさはた緑地でございます。  その中で、どのような水質の点検をしているのかというところにつきましては、浄化槽法の第11条の規定にあります年1回の水質基準の点検を行っておりまして、両方とも水質基準をクリアしております。 16 ◯畑田委員 最後の質問です。  鯨ケ池は釣り場として市民に親しまれているところでありますけれども、貴重な親水空間として今後大いに活用していくべきだと思います。今後の整備の計画についてお尋ねします。 17 ◯鈴木緑地政策課長 鯨ケ池周辺は新静岡インターチェンジ付近の本市の新たな玄関口として、また、賤機山のハイキングコースの北側の起点という立地に加えまして、市内最大の淡水の湖沼として貴重な地域資源であり、憩いやレクリエーション、景観、自然環境など、さまざまな機能において高いポテンシャルを有していると考えております。  一方、鯨ケ池周辺土砂災害警戒区域など、土砂災害にかかわる区域指定がありますことから、安全を確保しつつ、貴重な緑の空間である斜面地の環境、景観の保全と、市街地近郊の緑の水辺空間の活用を目指しまして、本年度現況や法規制などの整理を行っております。さらに、関係部局との調整を行いまして、行政として責任の持てる方向性を見出していきたいと考えております。その上で、関係部局と連携しながら、地域の皆さんと整備の具体化に向けまして計画づくりに取り組んでまいります。 18 ◯水野委員 災害対策等でお忙しい中ですので、いくつか絞って質問させていただきたいと思います。  3)の412ページ、ここで上土団地解体工事などを行われたということで、その後、住宅をどう活用するのか、また、今後の解体工事の計画について、伺います。 19 ◯三本松住宅政策課長 耐震の関係で解体が進む上土団地のことについての御質問ですが、上土団地は、本市団地の中でも安倍口団地、有東団地に次ぎまして管理戸数516戸の大規模団地でございます。葵区東部の住宅地にございまして、周囲には店舗等も多く、生活利便性が高い地域に位置しております。現在、団地東側に面した敷地内には、耐震性のない空き家となった簡易耐火住宅がありますけれども、平成29年度には6棟解体、残る2棟も平成30年度には解体を完了する予定でございます。  こうして発生した空き地の活用に関しましては、昭和40年代前半に建設された住棟も団地の半数を占めているという現状に鑑みまして、ある程度将来の姿を想定した上で有効に生かしていくべきものと考えております。これは本年度5月に京都市に本社を置く株式会社地域計画建築研究所通称アルパックと申します。こちらが国土交通省直轄事業であります平成30年度公営住宅に係るPPP/PFI導入推進事業にこの上土団地をフィールドとして取り組む提案を行いまして、これが採択されました。これは全国で22候補がありまして、うち9カ所の採択、大都市は不利だと言われる中で本市が指定を受けました。本市としても、こうして民間事業者と行政が連携して進める、こうした新たな市営住宅整備に関してのモデルプランと位置づけておりまして、当課として、現在、庁内関係部局とも協議、調整を行っております。  同事業者によります調査研究活動に、協力というよりも、むしろ共同して研究を進めて、ある一つの意味でのモデルプランを手にしたいというのが、現在の目標でございます。 20 ◯水野委員 それ以外の市営住宅解体工事の予定はないですか。 21 ◯三本松住宅政策課長 現在の解体の予定では、耐震対策の関係では清水の中矢部団地、そして宮加三団地を今から4年後ですから2022年度までに解体を行いたいと考えております。 22 ◯水野委員 大分、活用に活路を見出したような感じがしますが、413ページの公営住宅ストック総合改善事業についてですが、事業の内容と今後の計画について伺います。 23 ◯三本松住宅政策課長 公営住宅ストック総合改善事業費、今後の計画についてということでお答えをいたします。  ストック総合改善事業は、平成26年度に静岡市アセットマネジメント基本方針、これは平成26年からの30年間を対象としておりますが、こちら及び静岡市市営住宅整備計画に基づきまして、老朽化した市営住宅の設備機器の更新や建物の防水改修工事などを行うことで、既存施設の利用可能期間を延ばす、施設の長寿命化を図っていくという性格の事業でございます。  平成29年度に完了した工事は、そちらに記載してございます工事に加えまして、蒲原の大沢荘団地A・B棟の電気幹線改修工事、葵区の牧ケ谷団地A・B棟の受水槽給水管改修工事など13件でございました。本年度は清水羽衣団地1から5棟の給水改修工事清水押切団地3号棟の外壁等改修工事、葵区の北番町団地の給水工事等を実施しておりまして、いずれも工事は実施に入っており、年度内には全て終了する見込みでございます。今後も長寿命化と居住環境の改善によります暮らしやすい環境づくりを進めてまいりたいと考えているところです。 24 ◯水野委員 414ページの子育て世帯住宅購入資金利子補給事業費について質問します。これらの事業内容等が、年々利用が減少してきて、評価がBというふうになっております。これについての理由あるいは今後の対応、そして焼津市や藤枝市などの近隣の市町で、こういったことをやっているのかどうなのか、伺います。 25 ◯三本松住宅政策課長 子育て世代住宅購入資金利子補給事業費に関しての御質問でございます。  これは、市内で子育て世代持ち家取得に対する経済的負担を軽減することで市内に引き続いき住んでいただこうと、市内定住化を促進することを目的としまして平成22年度にスタートした事業でございます。年間上限額は6万円、最大5年間にわたって支援するものですけれども、平成26年度をもって新規受け付けは終了しておりまして、平成31年度には全ての対象者に関する支援を終了することになります。  平成29年度におきましては、平成24年度から26年度までの間に申請をいただいております85世帯への助成をしております。対象者ごと借入額や利子額は異なりますので、補助額も異なりますけれども、29年度の平均年額は1世帯当たり約3万8,900円でございました。これに関しましては、ちょっと少ないのではないかというお話もあるかと思うんですが、市中金利が比較的安いことと、借りかえ等で対応される方もいらっしゃるという中で、このようなことになっております。  あと、近隣の都市でございますけれども、現在、静岡市は中部5市2町連携ということでございますので、静岡市以外の4市につきまして情報がございまして、利子補給という形での支援はいずれも行っていないということで、静岡市のみでございます。 26 ◯水野委員 最後の質問をさせていただきますが、3)の411ページの市営住宅維持管理経費について、入居者募集というところと絡みまして質問をさせていただきます。私も以前、特定優良賃貸についての損失額が相当大きいということで質問させていただきました。この住宅は清水に2カ所、24戸ありまして、それぞれ3戸ずつしか入っていないと、その後も入室がないということであります。  きょうはその空き家を何とかしろということを責めているわけじゃないんですが、資料を提供してもらって、市営住宅空き家戸数損失金額というのを全部調べさせてもらいましたが、例えば安倍口団地でいうと、8,100万円、清水の旭ヶ丘団地でいうと1,300万円、羽衣団地でいうと1,200万円等々、昨年の損失金額でいうと約2億円あるわけです。この空き家をどうかしろということは、きょうは置いておきます。住宅関係の方とも話をしても、今はアパートなんかでも5年ぐらいでどんどん入れかわっていると、そういう中で、この市営住宅、あるいは特定賃貸もそうなんですが、安いからといって、そんなに入ってこないし、これからも入ってこないのではないかというふうに思われます。どんどん新しいところを希望する、ほとんどの人たちはそういうニーズですので、じゃ、その空き家をどう活用していくかということに考え方をシフトしていったほうがいいのではないかというふうに私も理解をしてきました。  そこで、この間もそういった業者の方と話をしていて、単純に言うと、商売でいうともうからないところは、先ほどの上土ですか、そういったところでは取り壊すというような話がありましたが、では、どういうふうに空き家を活用していくかということに考えをシフトしていくということが大事だと思います。  そこで話題に出たのは、今あちこちで災害が起きていますが、例えば、そういった災害の避難所、あるは子供の貧困、この間、公明党の山梨議員からの質問で、なるほどと思ったんですが、学生にそれを安く貸していくと、地域の若者が自治会に参加して活性化していくということが局長からも答弁がありましたが、こういう考え方に立っていくべきだなと思います。  そういう意味で、そういうところにお金を貸すことについては反対しないだろうという考えを持ちました。この市営住宅の空き家の有効活用についてお答え願います。 27 ◯三本松住宅政策課長 市営住宅の空き家の有効活用に関することです。まさに視点を変えてという時代がやってきたという認識でございます。  現在の空き家には、政策的な空き家として、火災や震災などの災害に備える応久仮設住宅用として供与するものが45戸、団地の解体や大規模な改修に伴う移転用として確保しているものが84戸あります。こうしたものを総じて政策空き家と呼んでおりますが、それらが820戸ございまして、これらを除きますと入居可能な状態の空き家は1,000戸ほどとなります。  ただいま、委員からも御紹介がありましたけれども、本会議における公明党の山梨議員の御質問への答弁と重なりますけれども、山梨議員から御案内いただいた京都市に関しては、既に視察日程の調整をさせていただいておりまして、そちらからまず学んで、そしてその上で市内の大学と学生の皆さんや団地に住む皆さん、その双方が、いわゆるウイン・ウインになるようなモデルを研究してまいりたいというふうに考えております。  今後も続けることとしては、居室や設備の改善、入居要件の簡素化などに取り組んで入居率の向上に努めてまいりたいと思います。これまでの路線に加えて、その新たな取り組みを進めるということでございます。 28 ◯風間委員 事務事業総点検表を中心に、10項目ありますけれども、災害対応の関係もありますので、確認事項のみということで簡潔な御答弁のほうをお願いいたします。  まず、343ページ、都市計画課にお尋ねをしますけれども、静岡・清水都心地区魅力空間創出事業ということで、事業内容について1)地域資源となる箇所毎のカルテの作成、2)北街道線魅力空間創出方針作成ということで事業が上げられておりますけれども、どのような成果物をつくられたのかということと、これを今後どのような形でつなげていくかということについてお尋ねをいたします。 29 ◯松浦都市企画担当課長 静岡・清水都心地区魅力空間創出事業は、都心の道路や広場、公園などの公共空間を地域資源として活用し、まちのにぎわいを創出する事業でございます。  平成29年度は、活用が見込まれる公共空間としまして、静岡都心は、駿府城公園、浅間通りを初めとしまして16カ所。そして清水都心は、清水駅前銀座アーケードを含む14カ所を選定し、箇所別のカルテを作成いたしました。このカルテでは、個々の公共空間を持つ特徴と基礎情報、活用条件、魅力空間創出方針の3つの項目に分けて整理をしております。  また、主要箇所のケーススタディーとして、葵区のシンボルロード及び清水区の巴川沿いシンボルロードを対象に空間活用例を作成しております。  また、北街道につきましては、葵区江川町の交差点から水落の交差点までの約700メーターを対象に魅力空間創出方針を作成しております。同区間は昭和30年代に整備された静岡都心地区から市民文化会館や常葉大学までを結ぶ重要な路線でありますが、整備以降、大規模な改修が行われていない状況で、道路が持つポテンシャルが十分発揮されていない状況です。  そこで、空間の活用方針としまして、気分を盛り上げる、とどまらせる、めぐらせるの3つの方針を定めたものです。  今後の活用につきましては、今年度はカルテにまとめられた公共空間から先導的検討箇所3カ所、こちらは静岡駅北口地下広場、青葉シンボルロード、巴川沿いシンボルロードの3カ所を選定し、まちづくり活動団体等の意向調査を踏まえた、より具体的な公共空間活用検討を進めているところです。  また、2019年度以降は、先行的に公共空間の活用によるまちづくりに取り組んでいます草薙駅周辺地区の草薙カルテッド、あと静鉄新静岡駅の前の市道太田町音羽町線で取り組んでいる御伝鷹まちづくり株式会社等の事例も参考に、作成した魅力空間創出方針のカルテを活用しながら、まちづくり活動を支援していく予定でございます。 30 ◯風間委員 続きまして、同じページ、鉄道駅バリアフリー化の推進事業の関係なんですけれども、16分の11で68.8%完了ということなんですが、実際の進捗状況と、残りの5駅に対する対応について、平成29年度をもとにして御説明をお願いします。 31 ◯安本交通政策課長 残りの5駅でございますけれども、まず静岡市内にはJRの駅が全部で10駅ございます。このうちバリアフリー法の基本方針の中で、段差解消を進めるのは乗降客数3,000人以上というところでございますが、これに該当する駅が9駅ございます。この9駅の内訳でございますけれども、西から用宗、安倍川、静岡、東静岡、草薙、清水、興津、由比、新蒲原が対象です。  今現在ですけれども、由比を除いて対策が完了していて、進捗率がJRですけれども89%という状況です。  それから、静岡鉄道につきましては全部で静岡市内に15駅ございます。このうち、いわゆる3,000人以上が利用する駅が7駅となってございます。この7駅の内訳でございますけれども、新静岡、それから古庄、県総、草薙、狐ヶ崎、桜橋、新清水が対象となってございます。新静岡、それから草薙、狐ヶ崎の3つの駅が対処済みで、進捗率が43%という内容でございます。  今後の予定でございますけれども、まずJRにつきましては、由比駅、これにつきましては今年度エレベーターの設置工事に着手をしてございます。来年31年の完了予定となってございます。  静岡鉄道の残り4駅になります。まず新清水駅につきましてはことしの9月、既に段差解消工事が完了してございます。ホームとそれから列車の間に段差があったことについてかさ上げをしたものでございます。それから、残る桜橋駅、これにつきましては桜橋のかけかえ工事が31年から予定されているところでございます。この工事期間中の歩行者の安全確保のために、これにつきましては、かけかえ工事完了後、速やかに整備を行うということになってございます。それから、残る古庄駅、県総合運動場駅の2つですけれども、この実施時期についても事業者である静岡鉄道と協議をしながら、速やかに順次取り組んでいく予定になってございます。 32 ◯風間委員 345ページ、駅前駐輪場民間活力導入可能性検討事業ですけれども、昨年度は導入可能性を検討して方針案が策定されていると思っているんですけれども、導入の課題、取り組みについてお伺いをさせてください。 33 ◯安本交通政策課長 この民間活力導入検討事業につきましては、先ほど畑田委員の説明の中で、課題、それから今後の取り組みについて申し上げたとおりでございます。 34 ◯風間委員 大変恐縮です。申しわけありません。  市街地整備課、351ページ、三保羽衣土地区画整理事業補助金です。大変な事業なんですけれども、進捗状況と、あと基本的には保留地の売却状況ですけれども、極めて重要な件だと思うんですが、これについて御説明をお願いいたします。 35 ◯太田市街地整備課長 三保羽衣土地区画整理事業の進捗状況と保留地の処分状況についてお答えします。  平成16年度から始まりましたこの事業も地権者の皆様の御努力と関係者の皆様の御協力を賜り、29年度末の進捗状況、事業費ベースで95%まできております。昨年度は、建物移転70戸に対し、1戸のみ残っている状況になっておりましたが、ことしの8月をもって更地となり完了しておりますので、来年度は清算の手続きをもって、再来年度は組合の解散に向けて清算事務を進めていきたいというふうに考えております。  それで、大切な保留地の売却状況なんですが、組合が販売予定面積としているのが1万5,470平米、5,000坪弱、これに対しまして、大型スーパーや観光バスの駐車場、生涯学習交流館等々で売却が進んでおりまして、現在1万2,080平米、これは全体の販売予定面積に対しまして約8割がことしの8月までに売却済みとなっております。残りについては、組合のほうでは計画的な販売に取り組んでおりますので、完売に向けた支援を市としても行っていきたいと考えております。 36 ◯風間委員 353ページなんですけれども、清水駅周辺整備課の草薙駅周辺整備事業なんですけれども、こちらのほうも進捗状況等、御説明をお願いします。 37 ◯松井清水駅周辺整備課長 草薙駅周辺整備事業の進捗状況ですけれども、JR草薙駅の北口、アクセス道路と駅前広場が9月に工事が完成し、整備が完了したところでございます。  それと、草薙駅南口駅前広場ですけれども、昨年度から水道管とかガス管などの地下埋設物の移設工事などに着手しまして、現在は排水構造物ですとかシェルター、それと電線共同溝の整備工事に入っているところです。今後は駅を出たところの案内ですとか、植栽、歩道・車道の舗装工事に入っていくことになります。  南口の駅前広場につきましては、共用しているということで、今後歩行者の通行路の確保、バスやタクシー、一般車などの交通機能の確保など、ちょっと制約があるというところで工事をさせていただきますが、事故がないように安全第一で進めたいと思っております。何とか整備して本年度末を目指して進めているところでございます。29年度末現在では、84.1%という進捗率というところでございます。 38 ◯風間委員 同じく353ページ、麻機遊水地関連事業なんですけれども、これが達成度Sということで当該年度の目標値を大きく上回っているわけですけれども、持続可能な維持管理のための組織づくり含めて、進捗をお尋ねしたいと思います。 39 ◯鈴木緑地政策課長 まず、達成度のSの部分ですけれども、今回、成果指標といたしまして、もともと1工区、公園整備中なんですけれども、この麻機につきまして、絶滅危惧種等の貴重な動植物が存在するということで、この指標につきましては、データブックに載っているような希少植物6種類が、造成する前にその6種類について確認されておったものですから、この6種類を確実に維持していくということで、6種類を設定しました。  そうした中で、保全利活用の協議会等々の皆さんの御努力の成果がありまして、6種類を守っていくという目標のところ、何と20種類がよみがえったというところを受けまして、期待以上の成果があったということでS評価とさせていただいております。  続きまして、持続可能な組織づくりの部分ですけれども、お手元にお配りしてありますパンフレットをごらんいただきたいと思います。  パンフレットを開いていただきまして、遊水地全体の航空写真がございます。こちら1工区から4工区までですけれども、ヘリポートになっております5工区まで含めますと全部で200ヘクタールを超えるという広大な空間でございまして、これを維持管理していくというところが将来にわたって大きな課題だと思っております。  遊水地につきましては、巴川総合治水対策事業の一環のものでございますので、本来、県が維持管理していくものですけれども、静岡市ではこのうちの1工区と3工区について都市緑地、公園的な整備をするということになっておりますので、市といたしましても県と協力しながら適正な維持管理をしていくことが必要となっております。  このような中、平成28年5月に県と市が事務局を担います麻機遊水地保全活用推進協議会を設立いたしまして、産学官民協力体制のもと、保全と活用のさまざまな取り組みを行っておるところでございます。その組織なんですけれども、パンフレットに協議会、部会の活動の状況を写真で紹介してございますけれども、これらの取り組みに、現在80を超える企業さんや学校さんなどの団体、個人さんの会員は40名を超える、こういう皆さんが保全や活用の取り組みをしていただいております。  今後、持続可能な維持管理の組織づくりということで、これらの部会の皆さんの自立した活動を支援していくということで、現在、活動の助成制度の創設を検討しております。こういうところを通じまして、今後、現在もやっていただいております自然観察会や遊水地フェスタなどのイベントを通しまして、広く市民の皆さんに遊水地の魅力を発信して、麻機遊水地をたくさんの人に知ってもらい、かかわっていただく人をどんどんふやして、持続可能な維持管理のための組織づくりの裾野を広げていきたいと考えております。 40 ◯風間委員 355ページ、花苗配付事業に関して、ボランティアの方々が市内に花をふやしていこうという事業をされているのはわかるんですけれども、この事業、やはり事務事業評価の関係におきましても、高齢化等、やはり組織の拡大が非常に難しくなっているようなことも聞いたんですが、こうしたボランティア団体を今後どのように育成していくのか、非常に難しい課題だと思いますけれども、見解をお尋ねします。 41 ◯鈴木緑地政策課長 花苗等、地域の花壇づくりにつきまして、いろんな地域のグループさんに御協力いただいているんですけれども、御指摘のとおり高齢化というところが課題となっております。そういう中、我々といたしましては、年に緑化講習会を4回、あと緑化施設の視察会を1回開催いたしまして、緑化に対して興味を持ってくださっている方とか、勉強したい方に対しまして、いろいろな講習というか勉強していただく機会を設けております。  例えば、緑化講習会につきましては、園芸の土づくりとか花を植えたりする技術とか、その辺の講習をいたします。緑化施設の視察会は、普段観光で行かないようなところを、我々がアテンドして施設の視察に同行いただいて、先進事例をいろいろごらんいただいて、地域の花壇活動の参考にしていただくと、こんなようなことをやっております。  こういうような活動を通じて、新たな緑化に参加していただける方、先ほどと重なりますけれども、そういう緑化ボランティアに参加していただく裾野を広げていく取り組みを行っております。 42 ◯風間委員 359ページですけれども、土砂災害等防止対策事業、これは公園に関してということなんですけれども、昨今、土砂災害がかなりクローズアップされているんですけれども、全体事業計画、あるいは対象公園施設がわかりましたらお願いいたします。 43 ◯大石公園整備課長 公園における土砂災害等防止対策事業でございますけれども、こちらの事業につきましては、公園が管理している斜面がございます。その下に土砂災害防止法に定める特別警戒区域が設定されて、そこに家屋がある、こういった公園は市内の公園の中で2つございます。1つ目は八幡山公園、もう1つは清水区にあります西之谷公園の2カ所でございます。 44 ◯風間委員 2カ所ということなんですけれども、今後どのような形で整備、対応をとっていくのか、その辺についてもお願いいたします。 45 ◯大石公園整備課長 この2カ所の公園につきましては、整備を進めておる中で、西之谷公園につきましては26年度から進めております。八幡山公園につきましては24年度から事業を進めておりまして、31年度を目標に事業を進めております。  進捗状況ですけれども、八幡山公園につきましては全6工区に分かれておりまして、そのうち3工区が完了しております。西之谷の公園につきましては3つに分かれている中の1工区が、近々工事が完了する予定でございます。今後、鋭意努力して31年度末で完了するように努めてまいりたいと考えております。 46 ◯風間委員 最後に建築指導課にお伺いをいたします。  地震対策がいろんなところで進んでおります。建築指導課におかれましては、木造の耐震化等かなり進んでおられると思いますけれども、実際には、市内には木造の一般住宅だけではなくてさまざまな住宅があるわけで、この点について、363ページですけれども、まず、要緊急安全確認大規模建築物耐震対策事業ですが、事業と進捗状況についてお伺いいたします。 47 ◯妻木建築指導課長 要緊急安全確認大規模建築物耐震対策事業ということで、その事業概要と進捗状況という話なんですけれども、平成25年11月に改正された建築の耐震改修促進法によって、耐震診断が義務化された建物──病院、店舗とか旅館等、不特定多数のものが利用する建築物、また学校、老人ホームとか避難に配慮を要する建築のうち、原則3階以上で5,000平米以上の建物を要緊急安全確認大規模建築物と言います。その補強工事に対して、その費用の23%の3分の2を助成しております。  平成29年度は、当初1件──病院1棟の予定でしたけれども、危険物を扱う工場1棟の申請もありまして、2棟の申請をいただいたところで工事も2つ行っております。 48 ◯風間委員 同じページなんですけれども、建築物耐震補強事業費補助金について、この進捗状況等をお伺いいたします。 49 ◯妻木建築指導課長 昭和56年5月31日以前に建築された建築物で、百貨店、ホテル、劇場、病院など、災害時に多数のものに危険を及ぼす建物、原則3階以上1,000平米以上の建物を特定建築と言いまして、その助成を行う事業でございます。  耐震補強工事につきましては、先ほどの要緊急安全耐震改修促進事業と同じように、23%の3分の2の額を助成しております。29年度については、当初事務所の要望があったんですけれども、急遽事務所の持ち主の方針が変わりまして、建てかえに変更したということで辞退したことで、申請件数は29年度はございませんでした。 50 ◯加藤委員 公明党の加藤です。4点、質問をさせていただきます。  事務事業総点検表の339ページ、立地適正化計画策定事業についての質問です。
     9月議会でも総括質問で取り上げておられた議員もいましたので、重なる部分のあろうかと思いますが、改めて事業の概要と現在の進捗状況についてお伺いします。 51 ◯池谷都市計画課長 1つ目の質問の立地適正化計画の概要でございますが、立地適正化計画は本市の将来都市構造として都市計画マスタープランに掲げる集約連携型都市構造の実現に向け、都市機能や居住の適正な誘導を図り、コンパクトなまちづくりを進める計画でございます。  パネルをごらんいただきたいと思うんですけれども、まず、都市計画区域がございます。着色している3つの区域がありますけれども、これが市街化区域でございまして、この市街化区域内を3つの区域に分けて設定していくということになります。各区域の説明でございますけれども、1つ目が集約化拠点形成区域でございます。この区域はJR静岡駅、清水駅や草薙駅周辺など、まちの拠点として医療、福祉、子育てなどの都市機能を誘導して、徒歩などで移動や回遊により多くの人が利用しやすい場所となるよう、さまざまなサービスの充実を図る区域でございます。  2つ目に、利便性の高い市街地形成区域です。この区域は、公共交通の沿線などの地域において定住人口を確保し、住む人が便利に暮らせるよう日常生活の買い物施設や診療所など、生活に欠かせないサービスの維持を図る区域でございます。  そして3つ目に、それらを取り囲むようにあるゆとりある市街地形成区域でございます。この区域は、例えば若者世代による庭つき戸建て住宅での生活や、市街地の有効活用など、郊外との良好な関係を守りながら、ゆとりある生活を楽しむ区域でございます。  今説明した3つの区域のうち、集約化拠点形成区域は、平成28年度末に設定し、計画として策定、公表しているところでございます。残りの2つの区域につきましては今年度末に設定し、計画の改定を予定しているところでございます。  次に、2つの区域の設定も含めた計画改定に向けての現在の進捗状況についてでございますが、ことしの7月から8月にかけて改定案をパブリックコメントやオープンハウスを実施したところでございます。その中で、約400件もの御意見をいただいたところでございまして、現在これらの意見の集約と意見に対する市の考え方等について、整理しているところでございまして、今後、学識経験者等の意見も踏まえ、庁内検討会議や経営会議に図って今年度末の計画改定公表をしていきたいと考えております。 52 ◯加藤委員 続きまして、347ページの地域交通弱者対策事業助成について、事業概要と実績の内容はどのようなものか、お答えください。また新規地区の立ち上げに向けてどのような取り組みをしているのか、あわせて御答弁いただければと思います。 53 ◯安本交通政策課長 地域交通弱者対策事業助成でございますけれども、まず、地域の住民が主体となって地域で、日常生活を支える移動手段を確保することによって、地域にふさわしい持続可能な公共交通と地域の活性化を図るという内容のものでございます。  パネルを使って説明させていただきます。  まず、事業の概要でございますけれども、事業を実施する地域は自治会連合会で、公共交通の結節点を有しているというところが条件になります。この区域で既存の公共交通機関までの移動が困難な交通弱者の移動を確保するために地域の組織が実施する運送事業を支援するという内容のものでございます。  それから、補助の対象となるものでございますけれども、自治会連合会、それから地区社会福祉協議会、それからNPO団体という内容でございます。それから、あわせて補助の対象となるものでございます。いわゆる車両のリースであったり、車両の購入であったり、これらの車両を準備する費用、それから、運送の事業といたしまして、いわゆる燃料費とか、そういった運行にかかわるものという内容でございます。両方とも上限が決まっておりまして、上限が100万円ということになりますけれども、こういった事業です。  次に、実績ということになります。  まずは、2地区で事業実施を行っております。1つ目は清水区の駒越でございますが、これにつきましては急傾斜の高台地域、それから商店街から遠い地域に居住する方が多くいらっしゃいます。この方々の足を確保するということで、NPO法人の駒越地区社会福祉協議会によって運行がなされているという内容のものでございます。これにつきましては、運行区間が1周約6キロ、蛇塚からベイドリーム、それから田子重、1周6キロというところを8人乗りのワンボックス1台で運行をしてございます。29年度の運行実績になりますけれども、全体で2,204名の利用があって、1運行当たり約3.7人の乗車という内容でございます。  もう1地区、長田西地区がございます。これにつきましては丸子の国道1号の南側になりますけれども、山合いに居住する地域の皆さんの足を確保するということで、NPO法人丸子まちづくり協議会によって運行がなされているという内容でございます。これにつきましては運行区間が宇津ノ谷、あるいは逆川、山合いのところから丸子営業所までの区間、約13キロございます。これを10人乗りのワンボックスによって地域の方が運行なさっているという内容でございます。それから、実績につきましては29年度の全体で791人の方の利用がなされています。1運行当たりで申しますと3.5人の乗車で、地域の方が非常に頑張っているという状況でございます。  それから、先ほどの地域の立ち上げについて、どんな取り組みをしているのかという御質問でございます。これは本会議の杉本議員の回答と多少ダブりますけれども、御了承いただきたいと思います。  まず、この地域交通弱者対策事業を広げるための取り組みにつきましては、区地域総務課の協力を得て、区の自治会長などが集まる会議に積極的に参加をしております。あわせて、地区の社会福祉協議会とも連携しまして、その制度の説明、もしくは事業の必要性について意見交換を重ねているという状況でございます。  あわせて、そういったところから、いわゆる個別に意見を聞きたいといったところの個別の地域の対応につきましては、公共交通の現状、それから地域の問題、それから地域の課題を話し合う勉強会を開催してございます。こうした勉強会を日々重ねまして、地域の実情にあった運行策、運行体系、運行の技術的な話題にも触れながら、地域と行政が一緒になって新規事業の立ち上げに協力して取り組みを進めているという状況でございます。 54 ◯加藤委員 続きまして、先ほどの風間委員の質問と重なる部分もあると思うんですけれども、353ページの麻機遊水地関連事業です。今回の評価で重要種の復元が20種確認されているということで、どのような重要種が復元されているのか伺います。 55 ◯鈴木緑地政策課長 平成29年度の調査では、先ほど申しました保全目標としている6種類を含めまして20種類の貴重な植物種が確認されました。  まず、目標としているところの6種なんですけれども、絶滅危惧種のコツブヌマハリイが確認されております。あと、準絶滅危惧種としてタコノアシ、ウスゲチョウジタデ、ミクリ、以上が準絶滅危惧種、パンフレットにタコノアシとかございますけれども、あと非常に珍しいとされているフトイとサンカクイ、こちら以上6種が目標としているところで、こちらも学術的に確認されたと。  その他、合わせて20種なんですけれども、例えば、同じく絶滅危惧種といたしましては、シャジクモ、コギシギシ、オニバス、オオアブノメ、重複しますが、コツブヌマハリイ、これらの絶滅危惧種が発見されまして、さらに準絶滅危惧種といたしましては、アズマツメクサ、カワヂシャ、ミズアオイ等々が発見されて、その他にいずれも珍しいとされている植物を含めまして20種類が確認されました。 56 ◯加藤委員 最後の質問です。  367ページ、空き家バンク構築・活用事業費です。  空き家の問題は、社会問題化しているところもありまして、このような事業をより促進していく必要があるというふうに感じておりますけれども、今後どのような取り組みを行っていく予定か、伺います。 57 ◯三本松住宅政策課長 空き家バンク構築活用事業につきましての質問でございます。  簡単に現在の状況を申し上げますと、現在は、人が何らかの事情で住まいを手放すときは、一般的には不動産屋さんにお願いするんですけれども、住いの場所とか築年数など、いろんな要因で買い手があらわれないということがありまして、長期間次の居住者が決まらないような場合があります。これに対応するために平成27年度に空き家バンクを構築しまして、全国どこからでも空き家の情報が得られる環境を整えたところです。  民間事業者の運営する全国版の空き家バンクというのもございまして、うち2社、ライフルさん、アットホームさんと連携して、より多くの方に情報提供できるようにしております。  ただ、空き家バンクの現況の特性としては、不動産市場に流通する中古住宅物件のうち、売れにくいものが空き家バンクへ登録されてしまうという、しまうということはないんですけれども、していただいてありがたいんですけれども、されるようですので、静岡市空き家情報バンクに登録された物件を購入し、リフォームした場合の補助金なんかは、御案内のとおり5件となっているところでございます。  今後どうするかということでございますけれども、今後、やっぱり空き家の発生を未然に防ぐというところに重点を置きたいと考えております。次の居住者の方に円滑に引き継がれることが、新たな空き家を生まないポイントと思っておりますので、早い段階から住いの活用に目を向けていただくと、相続や売却、賃貸しなど、今後の対応についての準備が必要になってくるんですけれども、空き家のセミナーですとか、空き家対策市民ワークショップみたいな感じのものを計画しまして、空き家を生まない施策を市民の皆様と一緒に考えていくということを、今、考えております。  このような取り組みは、私どもが直ちに取り組めるんですけれども、空き家の問題は、御承知のとおり行政のみで解決できる性格のものではなくて、お金の問題が必ずセットになるという性格を持っていますので、民間企業や団体などと連携を進める必要があるだろうと思っております。企業さんでありますから、当然ビジネスとしてのメリット、行政としては社会課題の解決という、お互いのメリットを共有できるようなウイン・ウインの仕組み、今はまだ答えがございません。でも、この研究を諦めてはいけないと思っておりますので、そういう研究を今後も進めてまいりたいと考えております。 58 ◯望月委員 日本共産党の望月賢一郎です。  本日は、立地適正化計画、その他公共交通については、本会議で我が党の杉本 護議員が既に質問をしたということ、本日も同僚委員からさまざまな問題について質問も出ておりますので、私のほうは簡潔に2つだけお伺いしたいと思います。  まず1つは、3)の399ページの草薙駅周辺整備事業、この整備事業に当たって、JR草薙駅の南口の工事によって、沿道の商店の売り上げにかなり大きな影響が出たということで、私のところにも相談がありました。この状況について、どのような状況であったのか、それからまた、この点を踏まえて今後はどういう対策を進めていくのか、お答えいただきたいと思います。 59 ◯松井清水駅周辺整備課長 店舗への影響の関係と今後の対応というところでございますが、先ほどもお答えさせていただいたんですが、JR草薙駅の南口については昨年度から本格的な工事に着手させていただきました。工事の着手に当たりましては、隣接する方々や自治会の方々に事前に工事の通知を出させていただいて、実際に隣接する方々の前を施工する際に、工程などの説明をして工事を進めてきたところでございます。  ことし4月に、沿道店舗の方からsお客さんが減って売り上げに影響が出たというような連絡がありまして、状況を確認したところ、歩道内に電線共同溝などの整備をする際に、歩道の幅員減少ですとか、迂回していただくなどの規制を行ったということで、そういった影響が出たのではないかと考えております。  連絡をいただいた店舗の方には、御理解いただけるように何度も足を運ばせていただいて、お話をさせていただきました。そんな中で、工事の事前説明が不十分であったというような御指摘も受けましたので、今後は隣接する方々により丁寧な説明をさせていただき、施工方法や施工時間帯等についても、できる限り調整させていただきながら進めていきたいと考えております。 60 ◯望月委員 今、御答弁いただきましたけれども、清水駅周辺整備課の担当の職員の方が、4月に工事をやったということで、5月の連休にかからないほうが商売に影響が出ないだろうということで、4月中にかなり詰めて工事を行ったということだったんですけれども、実際に商店の方に話を聞いてみますと、逆に5月の連休に入ったほうがお客さんが少なくなって売り上げが少ないんだと、本当は4月の後半が一番の書き入れどきだったんだということがわかったということで、話し合いが本当に不十分だったんじゃないかなというふうに思うわけです。  そういう意味では、これからもこういう工事はあると思いますけれども、ぜひとも、しっかりと地元の、特に商売をやっている方の売り上げでかなり違いますので、ぜひとも、そこら辺の調整をしっかりやっていただきたいと思います。  清水駅周辺整備課の方が、そういうクレームが出た後、経済局のほうに直接足を運んで、融資制度が使えないかということまで聞いてもらったということで、そこら辺は非常に、その後は誠意ある対応をしていただいたというふうに思いますけれども、結果的に売り上げが下がったということは事実ですので、こういうことがないように今後はしていただきたいと思います。 61 ◯池谷委員長 望月委員、そちらは要望・意見に回してください。 62 ◯望月委員 済みません。  それで、もう1点お伺いします。  日本平公園整備事業の事業費について、決算書を見る限り、単独での記載がないわけですけれども、実際にどれくらいの金額がかかっているのかをお答えをいただきたいと思います。 63 ◯大石公園整備課長 日本平公園の29年度の決算内容の詳細でございますけれども、決算金額としましては、5億4,546万円でございます。さらに、この中で大半を占めておりますのが、工事費用でございます。こちらにつきましては3億6,168万3,000円でございます。こちらのほとんどは展望回廊の工事でございます。この展望回廊につきましては、29年度の決算で2億8,660万円、全体の契約では4億4,580万円でございました。 64 ◯池谷委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に要望・意見、討論に移ります。  冒頭に述べましたように、認定第1号中所管分はあすも審査がありますので、本日は要望・意見にとどめていただき、討論と採決はあした行います。  また、発言の際は、どの決算に対するものか述べていただきますようお願いします。  要望・意見、討論はありませんか。 65 ◯畑田委員 自民党を代表して、要望・意見、討論を述べさせていただきます。  認定第3号及び10号は賛成をいたします。  要望・意見ですけれども、まず、谷津山の南北道路の調査検討につきましては、地元を含めてしっかり効果を見きわめて、一日も早い事業化へ進めていただければと思っております。  それから、次にバス路線維持対策事業につきましては、公共交通としてのバスは路線維持が既に困難なところも出てきている中、今後ますます高齢化していく本市におきまして、利便性の向上を事業者と連携してしっかりと市民の声を受けとめて、公共交通の維持・確保に向けて努力をしていただきたいと思っております。  それから、空き家バンク構築・活用事業費につきましては、子育て世代など移住・定住に向けて空き家のリフォーム助成をしておりますが、子育て世代、そして生涯活躍のまち静岡という中で、制度の拡充をしていくことを要望いたします。  それから、最後に麻機遊水地が既に整備され、鯨ケ池の整備が検討されてきていると承知をしておりますが、新東名の新静岡インターチェンジからも近く、新たな交流拠点として、今後、ますます活用が期待をされますので、都市局としても努力をしていただきたいと思っております。 66 ◯風間委員 認定第3号及び10号は賛成です。  総体的なことですけれども、いつも問題になりますけれども、事務事業総点検表の目標数値の設定、それから達成度に関して、やはりストレッチゴールというか、やはりより高いものを目指していっていただきたいなというふうに思っています。  都市計画部や建築部に関しては、実際にはある程度適正な目標設定がなされていると思いますけれども、その点については、今後も十分に御留意いただきたいなと思っています。  それから、個々のものなんですけれども、静岡・清水都心地区魅力空間創出事業に関してですけれども、今後ともやっぱり事業成果物、カルテ等を中心にして、より実効性のある具体性のある、効果があるような事業展開に結びつけていただけるようにお願いをしたいと思っています。  それから、麻機遊水地に関してなんですけれども、御説明をいただきました。大変広大な地域で管理等も大変かと思いますけれども、協議会とかさまざまなイベントを通じて、単に遊水地の保全ということだけではなくて、コミュニティの確保とか、そうした自然に対する認識を新たにするような、そんな方針で進めていただければありがたいなと思っています。  それから、要緊急安全確認大規模建築物耐震事業と建築物耐震補強事業補助金のほうなんですけれども、民間ということで、かなり事業のほうは大変かと思います。いずれにしても危険な建物に関しては指導等を続けていかなければいけないと思いますので、それについての御留意をお願いいたします。  それから、住宅関係につきましては、水野委員が言ったことをしっかりと認識をして、進めていただければと思います。 67 ◯加藤委員 公明党です。認定第3号と10号は賛成です。  意見・要望です。まず、立地適正化計画の件ですけれども、コンパクトなまちづくりをするため、今後、改定をしていくということだと思うんですが、今、全国的に人口減少傾向にある中で、より活力が維持されるまちづくりを進めていく必要があるということで、公共交通、沿線への居住の高密度化及び郊外部でのゆとりある居住空間の実現に向けた居住誘導に、市民や本市へ移住を検討されている方に、より魅力がある居住誘導がされるような取り組みを期待しております。  また、民間主導で葵区人宿町だとか駿河区用宗周辺では、空き家をリノベーションするなど、少しずつ活気を取り戻しているようにも感じています。静岡新聞で、日銀の静岡支店長によれば、民間の知恵や女性の視点を人口対策や都市計画に大胆に取り入れてほしいというふうに述べておられて、過去のしがらみや考え方にとらわれないような柔軟な発想を後押ししていくということが求められているのではないかと思いますので、企画局、経済局とも連携しながら、民間の創意工夫につなげるような橋渡しをぜひ期待しております。  また、地域交通弱者対策事業ですが、現行のバス路線業者やJR、タクシー業界ともすみ分け、共存が必要になってくるということで、先ほどの御答弁では市民に寄り添った形の対策をしていただいているということでありましたけれども、さらに地域やNPO、現行事業者ともお互いプラスになるような取り組み、前向きな御検討をよろしくお願いします。  最後に、空き家の利活用についてですけれども、まだまだ法整備が追いついていないところもあるのではないかなというふうに感じているわけです。本委員会で視察した大阪市では、空き家をリノベーションするために、空き家リノベーションアイデアコンクールなどを開催して、地域住民が主体となって空き家の活用が進んでいる事例、また長屋を改修してシングルマザーのシェアハウスや外国人留学生向けのシェアハウスの取り組みをされている事例がありましたので、こういった他市の事例も研究していただきながら、前向きに進めていただければと思います。 68 ◯望月委員 日本共産党です。認定第3号と10号については賛成をいたします。  そして、要望・意見ですが、決算認定について、先ほどお伺いした日本平の整備計画について、この間ずっと本会議で言っていると思うんですが、全体の予算が示されていないということで、予算計画がない中でさまざまな事業が出ていて、これだとなかなか予算の歯どめがきかないということで、これは問題があるというふうに考えています。  日本平の整備事業だけです。先ほど意見・要望を述べてしまったものですから済みません。 69 ◯池谷委員長 ほかにないようですので、これより採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、認定第3号及び認定第10号の2件を一括して簡易採決にてお諮りします。  認定第3号及び認定第10号は認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 70 ◯池谷委員長 御異議なしと認め、認定第3号ほか1件は認定すべきものと決定いたしました。  以上で本日の決算審査を終了いたします。  次の議案等に関係のない説明員の方は退席していただいて結構です。             〔関係者外説明員退席〕      ────────────────────────────── 71 ◯池谷委員長 次に、議案審査に入ります。  議案第140号中所管分及び議案第145号の2件を一括議題といたします。  これら2件に対し、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 72 ◯池谷委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  なお、発言の際にはどの議案に対するものか述べてから発言していただくようお願いします。  質疑はありませんか。 73 ◯畑田委員 補正予算につきまして、資料2の7ページ。  民間ブロック塀等耐震改修事業費助成なんですけれども、大変多くの申請が来ていると伺っております。一般家庭について、大変時間がかかる丁寧な説明が求められ、時間もかかると思いますが、現在時点での申請件数、それから今後の見通しというか、それで足りるのかどうか等につきまして、お尋ねをします。 74 ◯妻木建築指導課長 大阪の北部地震を受けまして、6月18日ですけれども、まずブロック塀の相談が多く寄せられました。1カ月で400件ぐらいありました。それを受けて、今の申請件数ですけれども、174件になっております。昨年度1年間で71件ですもので、相当な数になっております。それを受けて、今回補正をすることになりました。大体1カ月で50件ぐらいを見込んで、425件の予定としております。 75 ◯風間委員 同じく建築指導課さんにお伺いしたいと思うんですけれども、非常に申請件数が多いということなんですけれども、特に優先順位をどうするのか、もしも優先順位があればなんですけれども、通学路とかそういうところを優先的にやっていくのかということ、また、その件に関しては工事着手までの対策をどうするのかということが、もしわかればお答えください。 76 ◯妻木建築指導課長 工事着手までに対策を何かするのかということです。あと優先順位ということなんですけれども、優先順位は特に定めておりません。危険なブロック塀を全てなくしていきたいというのが市の思いでございます。  それから、今まで地震があってから、まずホームページでブロック塀に対する注意喚起を行いました。その中で、点検、補助制度の案内をしております。それから、建築士会、大工組合等、建築関係団体へも協力要請もしてきました。今現在、全78自治会に対してブロック塀の点検をお願いしているところでございます。そのほか、市の窓口や出前講座などでもブロック塀の耐震化の必要性を説明してまいります。  あわせて、今行っています合同説明会においてもブロック塀の撤去、家具の固定の説明を行っておりますけれども、ブロック塀の説明を強化して、周知していきたいと思っております。現在、30校の小学校学区で13カ所ほど説明を行ったところでございます。 77 ◯加藤委員 同じく、民間ブロック塀等対策改修事業費助成について、皆さんから今質問がありましたので、一点だけ質問をさせていただきます。  改善の補助制度が活用されていないように感じておりますけれども、今現状どのように考えていらっしゃるのか、お伺いしておきたいと思います。 78 ◯妻木建築指導課長 改善につきまして、撤去と同じように助成があります。  改善につきましては、25万円が限度額になっておりますけれども、緊急輸送路、それから幹線避難路、それから避難地沿いのブロック塀等を安全な塀にかえる工事を対象としておりまして、対象となるブロック塀が、現在のところ緊急輸送路沿いということで限られているため、補助申請が少ない状況でございます。  現在、国において、石積みを含むブロック塀全般の補助制度の見直しを検討していると情報をいただいておりまして、従来の制度からも経過していることや、大阪北部地震を受けて全国的に対策が必要になっていることによって、具体的な内容というのは未定なんですけれども、市としても、今後、国や県の動向を注視して、市民の皆さんが利用しやすい補助制度になるように検討を行っていきたいと思います。 79 ◯池谷委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。
     次に要望・意見、討論に移ります。  冒頭に述べましたように、議案第140号中所管分はあすも審査がありますので、本日は要望・意見にとどめていただき、討論と採決はあした行います。  また、発言の際はどの議案に対するものか述べていただきますようお願いします。  要望・意見、討論はありませんか。 80 ◯畑田委員 自民党は議案第145号につきまして賛成いたします。  要望・意見ですけれども、市有施設ブロック塀撤去等事業についてでありますけれども、公園等のブロック塀の撤去をしていくわけですが、撤去等とあるように、撤去だけではなくて利活用をしているブロック塀もあると伺っておりますので、その辺も踏まえて公園等の利活用の検討をしていただくようお願いします。 81 ◯風間委員 議案第145号、賛成であります。  円滑な事業進捗をお願いします。 82 ◯加藤委員 公明党ですが、議案第145号は賛成です。  意見・要望です。さまざまなブロック塀の改善については、市民からの問い合わせも多々来ているというふうにもお聞きしておりますので、よりきめ細かい対応をこれから期待しております。 83 ◯望月委員 日本共産党静岡市議団は145号に賛成いたします。  ブロック塀については、なかなか、所有者が高齢で申請の手続きが大変だという声も聞いておりますので、ぜひその辺も援助をするというか、そういう体制をとっていただきたいと思います。 84 ◯池谷委員長 ほかにないようですので、これより採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、本件は簡易採決にてお諮りします。  議案第145号は可決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 85 ◯池谷委員長 ご異議なしと認め、議案第145号は可決すべきものと決定いたしました。  以上で都市局所管分の議案審査を終了いたします。      ────────────────────────────── 86 ◯池谷委員長 次に、報告事項に移ります。  債権の放棄に関する報告について、聞くこととします。 87 ◯三本松住宅政策課長 債権の放棄に関する報告について説明させていただきます。  お手元に配付させていただきました報告資料A4、5枚でございますけれども、ごらんいただきたいと思います。  件名は債権の放棄に関する報告でございます。  資料1から10までございますけれども、資料2以降は債権放棄したものをそれぞれ債権の名称と条例の該当条項ごとに作成した資料となっております。報告に当たりましては、それら2から10までをまとめた資料1でさせていただきます。  それでは、資料1の中段3、平成29年度債権放棄内訳集計表をごらんください。  左段の欄に債権名、表の最も上の列に条例の該当号数を表示してございます。  これらの債権放棄は、静岡市債権の管理に関する条例に基づいて行うもので、住宅政策課所管分としましては、表の左の欄の上から市営住宅使用料、市営住宅駐車場使用料、汚水処理場使用料及び住宅費雑入の4つの債権となります。  債権放棄の内容を条項別に御説明いたします。  条例第7条第1号該当は、債務者が破産等により当該債務について免責された場合でございます。  次に、同条第2号は、債務者が死亡し、その債務について限定承認があった場合において、その相続財産の価値が債権額に満たないと見込まれる場合ですが、今回は該当がありません。  次に、同条第3号該当は、強制執行等の措置をとった場合において、なお完全に履行されなかった当該債権について、その債務の履行の見込みがないと認められる場合でございます。  次に、第4号該当でございますけれども、これは徴収停止の措置をとった場合で、相当の期間を経過した後においても、なお履行させることが著しく困難、または不適当と認められる場合でございます。  最後に、同条第5号該当は、消滅時効の期間が満了した場合を指しております。  債権ごとの合計額及び条例各号ごとの合計額は記載のとおりでございまして、総額といたしましては5,802万円余を債権放棄させていただきました。  これらの債権放棄につきましては、平成30年3月16日に行われました平成29年度第3回静岡市債権管理委員会におきまして御審査いただきまして、承認されたものでございます。  以上、報告でございます。 88 ◯池谷委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。             〔「ありません」〕 89 ◯池谷委員長 特にないようですので、質疑を終わります。  報告事項は以上です。      ────────────────────────────── 90 ◯池谷委員長 明日は建設局所管分の審査を行いますので、よろしくお願いします。  これをもちまして、都市建設委員会を散会します。                 午後0時11分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  池谷 大輔 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...