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  1. 静岡市議会 2017-10-03
    平成29年 都市建設委員会 本文 2017-10-03


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時58分開議 ◯尾崎(剛)委員長 ただいまから都市建設委員会を開きます。  今定例会で本委員会に付託されたのは、認定第1号平成28年度静岡市一般会計歳入歳出決算の認定について中所管分を初めとする決算3件と、議案第131号平成29年度静岡市一般会計補正予算(第2号)中所管分を初めとする議案4件であります。  次に、委員会の進め方ですが、本日はお手元の審査順序のとおり都市局所管の決算3件、議案2件の審査を行い、あす4日に建設局所管の決算1件、議案3件の審査を行います。  また、都市局から報告事項が1件あります。  このうち、認定第1号の一般会計歳入歳出決算中所管分及び議案第131号の一般会計補正予算中所管分につきましては、本日は都市局所管分の質疑、要望・意見までを行い、討論と採決はあすの建設局所管分の審査と合わせて行います。  なお、認定第3号と認定第11号の決算2件と議案第142号については、本日採決まで行いますので、この点も御承知おきください。  また、委員の皆さんと説明員の皆さんにお願いしますが、委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言くださるようお願いします。  次に、議案等の説明について、議長から簡潔かつ明瞭にされたいとの御指示がありましたので、当局の皆さんには御協力をお願いします。また、委員の皆様には御承知おきください。  次に、委員会での質疑のあり方についてです。  案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告、または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めてくださるようお願いします。  なお、説明員の皆さんへのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録に説明内容が正確に記録されるよう、例えば、この図のとおりですなどと簡略した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。これは委員がパネルについて質問する際にも同様にお願いします。      ────────────────────────────── 2 ◯尾崎(剛)委員長 それでは、決算審査に入ります。  認定第1号中所管分、認定第3号及び認定第11号の3件を一括議案とします。  これら3件に対し、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 3 ◯尾崎(剛)委員長 ただいまの質疑に対し、質疑に入ります。  なお、委員の皆さんに申し上げますが、発言の際には議案書の番号とページ数、項目を述べていただきますようお願いします。  質疑はございませんか。
    4 ◯早川委員 それでは、1つだけ質問させてもらいます。  3)の406ページ。今、建築部長から説明がありました下段の木造住宅耐震診断補強計画耐震補強助成事業の件につきまして質問します。  これは、昨年の12月にも補正を出して、たしか県と一緒に補正を上げたと思うんです。この表には達成度云々ということで、以前よりわかりやすくというのか、変わってきていると感じました。先ほど建築部長がこの一番下の木造住宅耐震補強工事支援件数の達成度がCですよと。こういうことをわかりやすくしたということですけど、これは何で分けるようにしたのかということを聞きたいんです。 5 ◯妻木建築指導課長 なぜ評価項目を分けたのかという質問ですが、平成27年度の評価は全て目標を下回りました。耐震診断補強計画補強工事を木造住宅の耐震補強事業という観点からまとめまして、そのときは達成度をCとしておりました。28年度は周知啓発活動を一層強化したことに、また30万円の助成拡充を行ったことで、耐震診断補強計画の申請件数は大幅に増加しました。補強工事につきましては、年度の途中で助成拡充を行ったため、年度内の実施が間に合わず、目標を下回ってしまいました。これらの事情を踏まえて、耐震診断耐震補強計画耐震補強をそれぞれの項目に分けて、達成度を評価させていただきました。 6 ◯早川委員 ということは、頑張った結果ということで、いいところもあるんだよというのをアピールしたかったというふうに思うんですけど、この木造住宅耐震補強の助成については、本会議でもいろんな質問がありましたが、なかなか到達度が100%にいかない。何で100%にいかないのかは、私もある程度感じるものがあるんですけれども、当局としてはどういう評価をしているのか。また、あとどのくらい残っているのか。 7 ◯妻木建築指導課長 なぜ100%にいかないのかということ、また、どれぐらい残っているのかという質問ですけれど、耐震化率の目標につきましては、32年度末95%という目標を掲げております。これにつきましては、平成27年度末で88.9%になっております。残りは約3万6,000戸という結果になっております。 8 ◯早川委員 どのように受けとめているかということの答弁がなかったけれども、224件の目標に対して平成25年度の実績は186件、なかなかいかないと思うんです。私も理解している。お年寄りは自分があと何年生存するかということで、そこに何十万円、何百万円単位のお金を投資するというのはやっぱり不安だと思うんです。だから、これは目標値を上げても100%というのは無理じゃないかと思うんですが、それに対してどのような努力をしていますか、お年寄りに対して。 9 ◯妻木建築指導課長 27年度から、行政、設計者、施工業者の3者による耐震合同説明会を開催しております。合わせて、住宅の所有者に対して補強工事の実施を促すダイレクトメールも送付しております。  耐震合同説明会は、自治会の集会所、交流館などを借りて、高齢者が行きやすい場所でいろいろな所有者からの相談にお答えしております。また、耐震性のない住宅にお住まいの皆様に対して、常時、建築指導課による窓口相談も実施しております。 10 ◯早川委員 昭和56年に耐震の基準が変わって、今までいろんな努力してきたと思うんです。亡くなった方もいらっしゃるよね。そこが空き家になる。空き家になった家と耐震補強しなきゃいけない家の数の比較というか、それと今後、空き家というのはふえていくわけです。そうすると空き家のところは、息子さんとか娘さんとかが所有権を持っていたりして、電気が通っていたり、水道があったりすると一応は空き家じゃないと、空き家だけども空き家じゃない、所有者がはっきりしているから。そこら辺のところの説明会というのは、今いろんな形でやってくれていると思うんですけれども、それは今住んでいる方じゃなくて、その先まで調べてやっているということですか、指導、助言は、わかりますか。この家には御両親が住んでいたと。そうしたらお亡くなりになったと。所有権は息子とか娘のほうにいくじゃないですか。そういうところまでちゃんと調べて、耐震補強の説明をやっているわけですか。 11 ◯妻木建築指導課長 高齢者についての説明ですけれども、所有権とか空き家ではないとか空き家だとか、それについては一切調べておりません。 12 ◯早川委員 わかりました。また努力してください。  空き家の問題なんですけれども、先日も本会議場で質問がありました。あの質問の内容は、ここ半年とか1年で空き家になったものをどういう形で活用するのか。空き家バンクに入れたり、あるいはそこをPRして貸し出すとかという質問だったけれども、私は、この耐震補強は以前からずっとやっていると思うんだけれども、全然手つかずなところというか、住んでいた方が亡くなってから10年、20年たって、そのまま空き家になると。この空き家に対する当局の対応というのは、どのような形でやっているのか、教えてもらいたいんです。 13 ◯妻木建築指導課長 空き家の対応ということですけれど、空き家でも、遠いところに所有者がいる場合があります。まず、所有者を調べて、その人に事情を聞いて、空き家の状態を確認して、具体的な改修方法、それからかかる経費をアドバイスしたり、また空き家に係る土地についても価値があるので、そういうことを説明したり、売却の意向があるときは参考となる情報を提供したりしております。 14 ◯早川委員 今の説明、理解しています。実際、そうやっていても言うことを聞かない人がいる。国のほうでもいろんな法律を変えて施行は2015年か、いろんな対策をやっているわけですけども、老朽化した建物というのは近隣に迷惑をかける。飛散物が出たり、あるいは不法に侵入してそこに住んでいる人がいる。あるいは、雑草が生えたり、害虫が発生したり、あるいは猫とか犬が出入りしたりということで、非常に周りの住民に迷惑をかけているということで、静岡市として代執行はやらないのか。要するに、空き家を解体して持ち主に請求するというようなことは考えていないのでしょうか。 15 ◯妻木建築指導課長 代執行はしないのかということですが、所有者にかわって行政が解体なり改善をするということなんですけれど、平成27年5月に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されまして、代執行ができることになりました。ただ、本市では事例がありません。空き家であっても個人の財産であるため、代執行については最終手段であって、妥当性、公平性などの観点から慎重な対応が必要であると考えております。しかし、法に基づく手順を踏み、段階に応じた対応をしていくためにも、しっかりとした体制づくりをしていきたいと考えております。 16 ◯早川委員 行政がやれる限度というのは理解しています。  先日、さいたま市に行ったときに、「さいたま市空き家等の適正管理に関する条例」を制定されていました。そういうのを市議会としてやってくれというような、そういうような要望はあるのかね。 17 ◯妻木建築指導課長 代執行について、議会としての要望があるかということなんですけれど、そこまでは聞いていないんですけど、やってほしいよという話は皆さんからあろうかと思います。今、空き家等対策計画を策定しております。昨年から策定しているんですけれど、その辺の法に基づいた措置についての体系づくり、それから特定空き家になれば指導、それでも直らなければ助言、それでも直らなければ勧告、勧告の後、それでもまだ直らないということになれば命令を出すことができます。それでも改善されない場合は代執行という法的な措置になりますので、そういう体制をしっかり明記して、今後やっていきたいと考えております。 18 ◯荻野建築部長 少し補足させていただきたいと思います。空き家対策につきましては、今課長が答弁したとおり、現在、空き家などに関する施策を総合的かつ計画的に実施していくため、「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づきまして、仮称静岡市空き家等対策計画を今年度中を目途に作成していく予定で作業を進めております。この計画では空き家の活用、促進、また管理不全の空き家などへの対応、そして発生抑制、これらを3つの基本方針として掲げて策定中でございます。その中で、空き家対策の実施体制とか手続を明確にしていきたいと思います。  それと、市だけで決めてしまうということではなくて、審議会をつくっていきたいと考えていきます。審議会も条例で定めていきたいということで、これも今年度中を目途に制定の準備をしているところでございます。そういうことで、空き家対策については、目下、検討中の課題ということで認識しておりますので、鋭意策定中ということで御理解いただきたいと思います。 19 ◯田形委員 一点だけ教えてください。今、駿河区で東名の新インターチェンジをつくっているわけでございますが、私も駿河区に住む人間として、あの近くを通ることがあるわけですが、来年3月に開通予定だという割には工事はおくれているように思います。その理由は何か、教えてもらいたいです。 20 ◯八木新インターチェンジ周辺整備課長 平成28年度につきましては、新インターチェンジの本体及び周辺道路の発注工事の完成によって、約16億9,000万円の決算を想定しておりまして、進捗率は68%ということになりました。主に新インターチェンジ本体の予算額の執行がままならず、約6億1,000万の繰越額の計上に至ったことにより、議員御指摘のとおり実質値が50%、目標が達成できなかったことによるB評価になっております。  理由は、インターチェンジ本体の工事のおくれによるものです。大きく2つの要因があります。1つは、NEXCOの発注工事の入札手続のおくれから、特に主要工種であるランプの東名本線と立体交差の横断トンネルの施工部分、この部分になりますけれども、着手自体が大幅におくれたことと、着手後も本線の盛り土部分をトンネルで抜くものですから、想定外の転石等の障害が発見されたことによって、工法の変更を余儀なくされたことにより工程が遅延しています。  2つ目は、河川の施工条件で、11月から5月までの渇水期施工に限定されております。この部分ですが、大谷川の橋梁拡幅があります。それに伴う流水断面内の既存橋脚の補強工事において渇水期施工に限られておりましたが、昨年度、大雨による異常水位がかなりの回数ありました。それで、作業不能の日数が想定以上に発生し、実質施工期間がかなり限られたことにより計画工程が未消化になり遅延になったと。以上による2点の本体工事の遅延により、目標達成ができませんでした。 21 ◯田形委員 今聞いていますと、予想外の水が出たという説明があったんですが、そのほかのことはもともと想定というか計画にあったのではないかなと思うんです。ほかにまだ要因はなかったんですか。 22 ◯八木新インターチェンジ周辺整備課長 もう一つの要因で挙げました、特にインターチェンジ本体工事で主要工事をいたしまして、ランプ部が今の東名と立体交差をする、その部分をトンネルといいますか函体を抜いていくわけなんですけども、先ほどお話ししましたように、この本体部分に全く想定していなかったかなり大きな転石が出てきまして、盛り土の中にいろいろまざっているときがあるんですけども、通常は考えられないです。本体の工事の中ではこんなに大きいものは余りないんだろうと。試掘等もしているんですけども、結局ここを掘削して押していく工法になるもんですから、そういうものが出まして、これで先ほどもお話ししたように、工法的なものを再度検討いたしまして、仮設の工法を変えたりとかの変更を余儀なくされたものですから、28年度は思うどおりに進まなかったということでございます。 23 ◯田形委員 おくれている理由はわかりましたが、インターチェンジの周辺に住む人たち、また今後インターチェンジが完成したら利用しようとしている会社とか、そういう人たちにとっては、いつできるのだろうと非常に気になっているところだと思います。今ここで、何年何月にできるのかということはお聞きしませんが、今後どのようにおくれを挽回していくのか、お聞かせ願います。 24 ◯八木新インターチェンジ周辺整備課長 委員御指摘のとおり、新インターチェンジ周辺整備の道路整備の現況と今後の見通しについてお答えいたします。  新インターチェンジ周辺整備は、先ほどの新インターチェンジランプ本体部のほか、市が直接発注する1次アクセスの広野大谷線、これは高松のほうができておりますが、西のほうからここにアクセスする1次アクセスです。  それと、道路部が発注しております下大谷線ですが、大谷の区画整理の海のほうはもう開いております。それに合わせて道路部発注でこの2次アクセスまでつくることとしています。下大谷線の道路改築工事、それと地区内の市道の共用後に安全性、利便性を損なわないようにということで、市道への歩道の設置をする道路環境安全対策工事がございます。それらにつきましては、市発注工事においては全て今年度分も発注済みでございまして、交通量もありますから一般車両の利便性を損なわないように、その辺の確保や児童などの歩行者の安全に考慮して現在施工中です。年度内に完成を予定しております。  それと、先ほど話題に出ましたNEXCO発注の本体工事ですが、進捗のおくれを取り戻すために、盛り土部のトンネルの推進工事、先ほどお話した部分ですけれども、この部分につきましては昼夜施工で工程の短縮を図っております。現在、昼夜ということで夜も施工しておりまして、その辺で工期の短縮をはかっているのと、もう一つ大谷川の放水路内の橋脚工事でございますが、これは県河川ということで施工条件が渇水期ということになっておりましたが、これも工期をなるべく短縮するように渇水期以外でも工事ができるように管理者の静岡県と協議を行うなどして、1日でも短縮できる工程を組みまして、鋭意努力をして進めております。そのように各方面と調整を図りながら、年度末の供用開始を目指して急ピッチで進めているところでございます。 25 ◯尾崎(行)委員 私からはバス路線の維持対策の事業について質問します。3)の385ページですけど、約3億7,000万円のバス路線維持対策事業ということで、路線バスを確保、維持しているということですけど、この対象になる路線バス、利用状況はどのようなものかということを、まずお聞かせください。 26 ◯宮原交通政策課長 この補助しています路線バスの利用状況についてでございます。まずこの補助の内容でございますが、市民の足を確保、維持するために不採算路線のバス運行の補助などに充てるものです。3億7,000万円の内訳としましては、不採算路線の事業者の補助金に約2億7,000万円、バス事業者が撤退して、その後、市が運行してバスの運行に約1億円かかっております。  事業者の補助対象路線でございますが、28年度の決算ベースになるものですから、実際は27年度の運行状況になります。市内のバス路線が48路線あります。これはちょっと古いものですけれども、色のついていないところも実際のバス路線なんですが、このオレンジのところが市街地部の16路線の不採算路線といわれている路線になります。それと、山間地にいきますと、山間地の2路線、これは安倍線と藁科線になります。利用状況につきましては市街地の16路線で、1日平均約2万4,000人が利用されていまして、年間約870万人、山間地部の2路線につきましては1日平均約6,800人で、年間約248万人、全体で1日平均約3万1,000人、年間約1,100万人の利用がされております。  また、自主運行バスにつきましては、この実数が見にくいんですが、黄色になりますが、横沢から井川の本村に行くところですけど、井川とあと清水区の両河内地区、それと由比の由比バスですけれども、この3か所につきまして自主運行バスを運行しております。井川地区でございますと1日平均約17人で、年間約6,200人、両河内地区では1日平均約40.3人で、年間約1万5,000人、由比地区では平日のみの運転になりますが1日平均約34.1人で、年間約8,300人の利用がされております。また、これはちょっと特殊になりますが、過疎地有償運送ということで、清沢地区、八幡から杉尾に行く、ちょっとこの奥のほうになりますが、これにつきましては地域のNPOが運行するものでございます。これは事前予約制のデマンドバスになりますが、1年間で47日間の稼働がありまして、年間88人の利用がされている状況でございます。 27 ◯尾崎(行)委員 今、不採算バス、市街地では16路線、また山のほうは2路線と言ってもらいましたけど、これの利用について1日平均と年間ということで説明してくれましたが、今までの経年の利用状況と比べてどのようなものでしょうか。それから、その補助額はどのように変わっているでしょうか、お願いします。 28 ◯宮原交通政策課長 不採算バス路線の経年の利用状況と補助額の推移ということでよろしいでしょうか。  利用状況としましては、平成24年度からの過去5年間の決算ベースになりますが、推移では、市街地部では平成24年度で年間約845万人ありました。それが、26年度の決算では826万人と緩やかな減少傾向になっております。28年度の決算では875万人となっておりまして、そこからちょっと緩いV字傾向の形で増加傾向になっております。また、山間地部でも24年度で年間229万人ございましたが、26年度で226万人と若干少なくなっておりますが、28年度には年間248万人となっておりまして、これも緩やかなV字傾向で伸びております。全体でも24年度で年間1,075万人、26年度で年間1,052万人ございましたが、28年度には1,123万人と同様に緩やかなV字傾向になっております。  補助額としましては、24年度から26年度までは約2億3,000万円程度で推移しておりましたが、28年度には2億7,000万円程度に上昇しております。この理由としましては、燃料コストの上昇とかバスが老朽化しておりますので、そのバスの更新にかかるものとかの減価償却及び今ドライバー不足ということが大きな課題になっておりまして、バス事業者でも養成運転士制度など、乗員不足の対策に要する経費等が増加になったものと考えております。 29 ◯尾崎(行)委員 ありがとうございます。これから高齢化がどんどん進んでいく中で、免許を返納したりすることが今いろんなところで騒がれていますけど、高齢化、また人口減少も進んでいくんですけれども、公共交通の重要性はこれからもどんどん高まっていくと思います。このバス路線の確保、維持に向けて、これからどのように対応していこうと考えていますか、お願いします。 30 ◯宮原交通政策課長 今後のバス路線の維持、確保に向けての対策ということでございます。まず超高齢化が進む中で、市民の足としての公共交通の確保、維持は大変重要であると考えております。現在、地域の特性やバス路線の利用状況などを踏まえまして、バス路線や現在運行しております自主運行バスについて、運行の統合や分離、使い勝手等、再編などによりまして経費の縮減を図るとともに、デマンド化などによりまして効率化も図っていくということで、運行形態について検討しております。  また、現在路線の確保、運行の維持における、先ほども言いましたが、バス業者の大きな課題としまして、全国的に運転手の高齢化及び人員不足が上げられております。今後、公共交通の確保、維持については、利用状況や地域の実情を踏まえまして、バスだけではなく、今いろんなモードがございますので、バスだけではなくてワンボックスカーとか、地区によってですが、もっと小さな普通車等で自家運送できるという制度もございますので、そういうものを利用しながら持続可能な公共交通の確保に努めていきたいと考えております。ちょっと事例になりますが、今回の補正にもありますが、両河内の自主運行バスにつきましては、現在バス事業者に委託しているものを2系統だけですが、30年度から地元のNPOに委託をしまして、自家用自動車での有償運送への移行を目指して取り組んでいるような状況でございます。 31 ◯水野委員 それでは、幾つか質問をさせていただきます。  まず、繰越明許については、あした細かく時間をかけて質問をしたいと思いますが、都市局については新都市拠点整備費の繰越金が約1億2,000万円、それから安倍川駅周辺整備費が約1億4,000万円、草薙駅周辺整備費のところでは約2億8,000万円ですね。それから、公園整備費では約6億4,000万円、幾つか繰越金はありますけれども、その中の代表として、ページでいうと3)の396ページの中段です、この公園整備費における繰り越しの主な内容とその理由はどのようなものなのか。また、繰越事業の現在の進捗状況について伺います。 32 ◯太田公園整備課長 公園整備事業費の繰り越しですけれども、主なものから申し上げますと、日本平公園の整備事業の用地補償ということで予算をいただいておりましたが、こちらを繰り越しております。八幡山の公園の急傾斜の対策事業も大きな金額でございますが繰り越しをしてございます。  理由でございますけども、日本平公園においては用地補償費、こちらは9月の補正予算でいただいたものを充てておりますけれども、山頂部の用地の所有者との交渉が長引いたことによって遅延して繰り越しをいたしました。現在は交渉が完結しておりまして、年内に登記まで完了するということで進んでございます。  八幡山の公園の急傾斜ですけれども、こちらは県の土砂災害特別警戒区域ということで、県との協議に時間を要して、おくれて繰り越しをしております。こちらについても発注済みでございまして、年度内には完成して効果を発現するという流れになっております。主なものは以上でございます。 33 ◯水野委員 次に、3)の387ページ下段の都市景観事業費について伺います。この都市景観事業ということで、静岡市は景観行政について、いつごろからどのような経緯でどのような取り組みを行っているのか。そして、本市が目指す景観というのはどういうものなのか、お伺いします。 34 ◯新庄建築総務課長 委員御質問の静岡市の景観行政ということでございますけれども、平成16年に景観緑三法というのが制定されました。この景観緑三法というのは、景観法、それから景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律、それと都市緑地保全法等の一部を改正する法律、この3つが景観緑三法ということでございます。この中で、景観法については良好な景観は国民の共通の資産ですよということ。国民それから事業者、行政の責任を定めまして、建築物やまち並み、屋外広告物などの整備、規制をすることを目的に制定されました。これを受けまして、静岡市では平成20年に市の景観計画を策定しております。合わせて市の景観条例も施行いたしました。  景観計画の目的でございますけれども、こちらは豊富な景観資源を生かし、都市の品格を高め、ずっと住み続けたい魅力ある静岡らしい良好な景観を形成することを目的として景観計画を定めさせていただきました。具体的な景観計画の中身でございますけれども、こちらの中には景観形成の基本方針ということで、本市はこの中で理念と目標というものを定めております。この理念としては「都市と自然と人が調和し 心地よさが感じ続けられるまち」としております。それから、本市が目指す目標でございますけれども、これが4つございまして、「豊かな自然環境に調和した景観形成」ということで、自然に関する景観。それから、2つ目が「風土や伝統が培った歴史や文化が息づく景観形成」ということで、歴史とか文化に着目しております。それから、3つ目が「暮らしや営みを豊かにし、心地よさが感じられる景観形成」ということで、暮らし、生活の面についても注目しています。最後の4つ目が、「人々の活動が輝き、豊かなコミュニティを育む景観形成」ということで、人々の活動、コミュニティー、こういったことにも景観として着目しております。  あと、この景観計画の中には、まち並み形成の方針ですとか、景観に非常に影響を与える大規模建築物等の行為の制限、それから重点地区ということで、本市で今3地区ほど重点地区を指定してございますけれども、この取り組み。それから、あと景観資源の保全とか活用に関する方策、景観形成の推進体制ということで、本市の景観に取り組む姿勢を示しております。いわゆる、この景観計画が本市の景観に関するバイブル的な存在ということで、これをもとに景観行政を進めております。 35 ◯水野委員 私は東静岡のところを毎日通って来ているんですが、建物が急激に建っていて、変化が著しいわけなんです。私が心配しているのは、先ほどいろんな説明をしてくれて、自然に配慮するとか歴史、文化、暮らしとかいろいろ説明がありましたが、ものすごい勢いで建物ができている中で景観はどうなのかなということを危惧しておりまして、この東静岡地区の景観、まちづくりの推進業務、今まで具体的にどのように業務を行ってきたのかについて、お答え願います。 36 ◯新庄建築総務課長 東静岡地区の景観まちづくり推進業務についてでございます。東静岡駅の周辺については公有地、いわゆる県とか市の土地が結構残っておりまして、今後の開発も非常に期待されているということで、地区全体のまちづくりとして景観誘導方針を明確にして、地区の魅力をさらに高める必要があるだろうということで、平成27年11月に県と連携しまして、有識者を交えた中で都市景観検討技術会議を設置しております。この中で、東静岡地区の景観を検討していきましょうということで設置させていただきました。  その後、平成27年度には約2,000人の住民の方を対象に東静岡地区の景観に対する思いとか、どんなことを期待するのかといったことのアンケートも取らせていただきました。そのアンケートを受けて、昨年度の6月には住民の方を対象にした景観セミナーを行いまして、アンケート結果とかを報告させていただきました。  その後、先ほどの検討技術会議も何回か開催する中で、昨年の10月に東静岡地区景観形成基本方針というものを策定させていただきました。この景観形成基本方針の中では、テーマといたしまして、「~富士望み 緑の回廊 誘える 潤い賑わう 東静岡~」ということをテーマといたしまして、具体的にはこれから期待されております「「文化とスポーツの殿堂」にふさわしく美しく風格あるまちづくり」をテーマとして景観形成をしていきましょうということを定めております。  具体的な目標が5つございまして、まず富士山などの眺望景観を確保しましょうということが1つございます。それから、2つ目が美しいまち並みを形成しましょうということで、東静岡駅を中心とした南北軸ですとか、あとグランシップの南側の東西軸のまち並みを形成していきましょうということを掲げております。それから、3つ目が緑を感じる空間形成ということで、グランシップ前の広場、それから道路空間の中に広い幅員の歩道がございますけれども、そこの植栽等といったことにも注目していきましょうということです。それから、4つ目がにぎわいと潤いということで、オープンカフェとか店舗とかそういった駅を中心としたにぎわいを生む景観形成をしていきましょうということも掲げております。それから、最後の5つ目が拠点周辺地区の一体的空間形成ということで、グランシップ、それから北口のほうでは、静岡市で「アート&スポーツ/ヒロバ」の整備をいたしております。それから、今後、南口のほうでは県の文化力の拠点の整備が進むということで、こちらの一体的な空間を景観として整備していきましょうといったことも掲げてございます。  具体的にどんな景観のイメージをするかということで、こちらについては3つほど掲げておりまして、「文化が薫り歩きたくなるまちなみ」、2つ目が「人々が集う交流の空間」、それと「学生たちで賑わうまち」ということで、今後、文化力の拠点の整備の中で学生さんたちも集えるような空間ができることを期待されますので、東静岡地区の景観を進めていこうといったことで取り組んでございます。 37 ◯水野委員 通告をしてありますので、随分丁寧に答弁していただいておりますけれども、理想と現実、これは実際問題、先ほど説明で出てきた富士山の眺望ということになると、非常に立ちおくれているんじゃないかと。本当に富士山が見えないような建物がものすごい勢いでできているんです。ALSOKでしたか、あの駅前にばんとできたりして。今、言っている理想に現実が追いついていないような気がするんです。ですから、私はこの景観について東静岡が発展していることはわかるんですが、何らかの縛りというか、景観を損ねているところがあって、今のような理想はわかるんですが、縛りがないから現実的に追いついていないんじゃないかというふうに思うわけで、今後どのような進め方をして東静岡地区の景観を守っていくのか、その辺についてお答え願います。 38 ◯新庄建築総務課長 最初に、今お話があった富士山の眺望のことについてなんですけれども、それについては基本方針の中で4つの眺望地点というのを定めておりまして、具体的に言いますと、市の「アート&スポーツ/ヒロバ」ですとか、グランシップの芝生広場の前、それとか今後予定されております文化力の拠点のところ、さらにグランシップの東側といったところを富士山眺望を確保する眺望地点という形で指定をしております。そこからの富士山眺望がもし阻害されるということになれば、それにかわる眺望地点を整備してくださいよといったことで基本方針で定めております。そんな形で眺望地点の確保については進めていきたいと考えております。  それから、今後の予定と取り組みでございますけれども、昨年度末から今年度にかけて、住民の方を交えた意見交換会をこれまで4回ほど開催してきました。昨年度に景観基本方針というものを定めておりますので、さらに一歩進める形で景観形成の基準の案を今年度末までに策定したいということで、現在、住民の方との意見交換を進めているとところでございます。  これまで進めてきた内容では、基準案の中に先ほど言いました緑の関係ですとか、あと建物とか看板の関係、それから富士山眺望とか広場の関係といったことをキーワードとして基準を策定していったらどうかといったことが、住民の方たちの意見とかアンケートの中から出てきておりますので、これらをもとに基準案を策定していきたいと考えております。  東静岡地区で、先ほど言いました2,000人ほどあるものですから、この意見交換会を4回やりましたけれども、皆さんがなかなか出席をしていただけるという状況にないものですから、意見交換会が終わったあとには、その内容についてニュースレターという形で全戸配布をさせていただいて、住民の方に周知させていただいているということでございます。今後は、この基準案の案をとるような作業をしていって、最終的には法的に景観形成の強制力を持たせる重点地区の指定を目指していきたいということで、住民の方たちとはお話をさせていただいているところでございます。 39 ◯水野委員 今説明をしてくれましたけれども、市長のお知り合いの人で富士山をすごく大事にしている人がいまして、その方も静岡市は何をやっているんだと、本当に富士山の景観を壊していると、まち並みを壊しているというようなことも言っております。今、4カ所の富士山の眺望エリアということを聞いたんですが、よその県を視察なんかで見たときの感じで言いますと、やはり結構早くから縛りをかけて、景観を大事にしているところがあるんで、その辺は今後ともさらに景観を崩すことのないように取り組んでいただきたいと思います。  大分時間も押してきましたので、幾つか質問を飛ばしまして、中身を絞っていきたいと思います。草薙駅北口の整備について。3)の392ページの上段、草薙駅周辺整備事業費。来年4月に常葉大学が開校になりまして、約4,000人の学生が来るということで、今の国道の横断歩道が非常に狭いので、この辺が気になるところであります。この横断歩道についてどのように考えているのか、お聞きします。 40 ◯池田清水駅周辺整備課長 現在、草薙駅北口の周辺につきましては、常葉大学の開学に合わせまして、北口駅前広場及び国道のアクセス道路等の工事を進めておりまして、今後はアクセス道路が国道1号のところに交差します交差点改良を行っていく予定です。国道の横断につきましては、常葉大学から開学時のJRの利用者等の予測や、また現在の北口周辺の歩行者通行量を調査しまして、それをもとにシミュレーションを行った結果、国道1号草薙交差点及び常葉大学の前の横断歩道橋の横断施設で処理が可能であると考えております。 41 ◯水野委員 草薙に住む方が言っておりましたけれども、学生が来るのは大いに歓迎すると。県大と常葉大学、高校もあるわけですけれども、地元に住んでいる方が言ったのは学生が寄るところがない。北口にしても南口にしても学生の寄るような場所がないということで、市はそういうことを考えているのかということを言われました。そういうことで、地元が主体となってJR草薙駅北口グランドデザインにより、駅北口周辺のあり方や方向性などについて検討を進めているというふうに聞いておりますけれども、今後の取り組み、それから今までの取り組みについて伺います。 42 ◯池田清水駅周辺整備課長 水野委員からのJR草薙駅北口で進めていますグランドデザイン研究会等で、地元の皆さんが中心となって取り組んでいる内容について、今の取り組み状況と今後の取り組みについてお答えさせていただきます。  JR草薙駅北口グランドデザインのこれまでの取り組みですが、北口グランドデザイン研究会は平成27年度に発足しまして、昨年までに7回の研究会を開催しました。草薙駅北口周辺の土地利用の方針となります北口グランドデザイン素案を作成しました。この素案では4つのゾーンを設け、それぞれのゾーンに土地の利用の方針を定めました。  1つ目は良好な住環境の保全、向上を図る住宅ゾーン。2つ目は住宅地や駅前と調和した文教地区にふさわしい機能を誘導するための文教機能誘導ゾーン。3つ目は住居者や就業者の交流を促す駅前空間のにぎわい創出ゾーン。4つ目は住宅地に配慮したにぎわい空間を創出する沿道にぎわいゾーンになります。  今年度の取り組みとしましては、JR草薙駅北口グランドデザインの素案をもとに、常葉大学キャンパスの開学や今後の土地利用の状況を踏まえた上で、北口グランドデザインの実現化方策について検討に着手しております。現在は、新たなまちの顔となります駅前交流ゾーンに居住者や駅を利用する多くの方の交流を促すような拠点の創出に向けて検討を行っているという状況となっております。 43 ◯水野委員 あと3点お願いします。船原住宅について伺います。3)の403ページの上段、住宅管理費。私の地元に船原地域があって、ここの市営住宅がいつもがらがらなんです。地元に住んでいる人たちがもったいないと。これは前にも質問しましたが、いつも入居者がいないんです。ですから、非常にもったいない話なので、船原住宅の現状について、お伺いします。 44 ◯望月住宅政策課長 船原住宅についてですけども、御存じだとは思いますけども市営船原住宅は特定公共賃貸住宅といいまして、特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律に基づきまして平成9年に整備しております。この住宅は通常の市営住宅とは異なりまして、中堅所得者層の入居を対象に建設されています。同じようにこの法律に基づき、民間事業者が優良な賃貸住宅を建設したものを特定優良賃貸住宅と言います。それで、入居の状況でございますが、平成29年4月現在で全12戸中3戸となっております。入居率は25%でございます。過年度の入居者数ですが、平成24年度から26年度までが5戸、それから27年度が4戸、28年度が3戸となっております。 45 ◯水野委員 余り出入りしてもらっていると時間がかかりますんで、まとめて質問しますけれども、非常に12戸のうち3軒しかいない、これずっとなんです。非常にもったいないです、まだ新しいのに入っている人が少ないということですが、家賃、入居率が低い原因、今後、空き部屋をどう活用していくのか、この点について、まとめて伺います。 46 ◯望月住宅政策課長 それでは、3点の御質問にお答えします。  まず、家賃はどうなっているかということでございますが、家賃につきましては静岡市特定公共賃貸住宅条例施行規則により定められております。これは部屋の面積などから4つのタイプの部屋で、5万9,000円から8万1,000円となっております。一般の市営住宅とは異なりまして、所得基準による家賃の変動はありません。したがいまして、民間の賃貸住宅と同じような家賃設定となっております。  次に、入居率が低い原因についてどう考えているかということでございます。特定公共賃貸住宅の入居者は一定額以上の所得を得ている世帯が対象となっております。これらの所得層では民間賃貸住宅の入居も選択肢になるため、住宅決定の際、駅の近くがいいとか職場の近くがいい、それから教育環境のいいところ、新築がいい等々、希望者の提示する条件に合うような、市内各所に点在する民間事業者の賃貸住宅と競合していることがなかなか入居につながらない理由であると考えております。  それから、今後、空き室をどう活用していくかということでございますが、低所得者層向けの一般の市営住宅と異なりまして、中堅所得者向けの住宅であることから、先ほども申しましたとおり、民間の賃貸住宅との競合は避けられませんが、市のホームページでの募集に加えまして、住宅情報誌に広告を掲載するなど、さらなるPRを行ってまいります。  それから、企画課が中心となって進めています移住促進事業により、本市を訪れる移住希望者のお試し住宅に部屋を提供するなど、多方面での活用も考えております。 47 ◯水野委員 今の船原住宅のことはテレビでこの間やりましたね。移住のお試しでこの船村住宅を使っているということで、本当にもったいない話なんです。何とかならないのかと。地元の人も、いつも明かりがついていない、ほとんどの部屋がついていないのでやきもきしております。何とか解決策を講じてもらいたいなと思います。  あと2点お願いします。議案書3)の546ページ、これも私、毎回質問をしておりますが、草薙駅前駐車場についてです。これが、歳入の繰入金が8,530万円と非常に多いんです。せっかくこれから草薙が発展してくるのに、これも本当にもったいないなということであります。評価もBということで、安全で利用しやすい施設運営に努めていくというようなコメントがありましたけれども、今後、駐車場の利用促進にどのように取り組んでいくのか。これはもう絶対あってはいけないですよ、毎回、私たち議員としてもやっぱり無駄を何とかしてなくしてもらいたいなと思います。 48 ◯宮原交通政策課長 歳入の繰入金が8,530万円と多いということで、その対策等についてということだと思います。まず8,530万円のうち建設費の借り入れの返済のものとして、昨年度は公債費として約7,330万円の償還の執行をしております。ですので、残りの1,100万強が赤字補填というような形になっております。  次に、利用促進の取り組みとしましては、近年、草薙駅が草薙総合運動場に近いということで、そこで開催されるイベント等で一時利用のお客さんがふえることがわかっております。そういう中で草薙駅前の駐車場のPRを運動場のほうで行ったり、静岡鉄道の県総合運動場周辺にて案内ビラを配布したりして周知に務めて、利用促進に努めておるところでございます。  しかし、平成9年に開設されておりますが、当初の予定といいますか、使い勝手を含めまして、その後コインパーキングのような平置きの駐車場の整備が進んできております。また、再開発事業などによりまして駐車場の整備が進んできております。そういう需要と供給の中で利用されていないような状況もあると考えております。また、この駐車場につきましては平成9年稼働ということで、特にあの駐車場は機械式駐車場で、エレベーターのような形で持ってきておりますので、すごく消耗が激しくて、老朽化が激しくなっております。  そういうことを踏まえまして、これは前からの課題でありますが、静岡市の行財政改革推進審議会からも民間移行を求められているところでございます。その中で、今現在の取り組みですが、現在の利用状況、周辺の駐車場の整備状況とか利用状況とかを踏まえまして、新たに民間活用ができないか、駐車場自体はもう大分古くて、維持管理にも費用がかかっておりますので、そういう中で民間の活力を導入できるよう検討を進めております。今年度その辺の方針等を確定しまして、早い段階であり方について結論を出していきたいと思っております。 49 ◯水野委員 早く方向性を出してもらいたいと思います。  最後に、この事務事業総点検表の293ページです。静鉄の大坪新駅について、この中で委託業務を行っているわけですが、実績で検討会議1回、担当者会議7回とありますけれども、会議内容について報告を願います。 50 ◯宮原交通政策課長 この検討会議につきましては、平成27年度に副市長と静岡鉄道の常務による検討会議を設置しております。これにつきましては、事業に向けて設置のスピードアップを図るということを目指すものでございます。昨年度につきましては、検討会議につきましては1回行っておりますが、これにつきましては28年度のスケジュール等の確認を行ったものでございます。残りの担当者会議につきましては7回開催していますが、これにつきましては新駅の構造形式等の比較、これはコストに大分はね返ってきますので、それと駅ができることによりまして、運行ダイヤへの影響がどのようになるのか。また利用者数がどんな形でふえるのかというようなことを検討しております。この検討内容を担当者レベルで課題等を抽出しながら検討会で話を詰めていくような状況でございます。 51 ◯水野委員 最後に、課長に聞いたらかわいそうなので、この駅のことについて、非常に長く検討ばっかりしていて、長く調査費ばかりついているんです。ここについてはもう駅をつくるばっかりになっているんだけども、そのうちにいろんな経費も高くなってきているわけです。設置するのに10億円ぐらいかかるんじゃないかというようなことも言われておりますけれども、本当につくるのか、つくらないのか、偉い人からコメントしてくれませんか。はっきりしてもらいたいと思います。やる気があるのはわかります。それについてはっきり言ってくれないかな、もうずっと引っ張っているもんで。 52 ◯塚本交通政策担当部長 私どもでは当然つくるつもりで作業を進めております。昨年まで駅舎の形式とかいろんなものの検討を進めてきまして、現在は駅舎を新しくつくると、それに伴って当然経費もかかります。そういったものについて、要は静岡鉄道が余分に負担をするという形ではできないものですけから、採算性の確保について、今年度は業務委託も発注しておりますし、現在、静岡鉄道とも調整しております。その辺がクリアできれば、あとは市の内部でもこれから駅舎の建設に向けて、合意形成を図っていきたいと考えております。 53 ◯長島委員 私も幾つか質問をさせていただきたいと思います。まずは主要施策成果説明書3)の386ページ、鉄道駅バリアフリー化設備整備費補助事業ということで、事務事業総点検表でいきますと295ページになります。この事業の今年度の計画についてお伺いしたいのと、平成32年度まで100%を目指す計画になっているということで、今後の課題解決に向けた取り組み内容と書いてありますけども、その見通しについてお伺いしたいと思います。ごめんなさい、昨年度の取り組みについて教えていただけますか。 54 ◯宮原交通政策課長 駅のバリアフリー化の状況ですが、静岡市内のJR駅は10駅ございまして、バリアフリーの目標は1日3,000人以上の乗降客のある駅について、鉄道事業者が32年度末までに整備するというのが目標になっています。JRにつきましては10駅中9駅が3,000人以上になっておりまして、うち8駅が完了しております。また、静鉄につきましては、15駅中7駅が対象になっておりまして、3駅が完了しております。28年度の実績でございますが、28年度につきましてはJRの新蒲原駅のバリアフリーの工事を完了しております。内容につきましては車椅子対応のエレベーター、多機能トイレとか列車接近表示装置等の整備を行っております。  次に、32年度までの予定でございますが、JRにつきましては由比駅が残っております。この由比駅は今年度設計等を行って、31年度に完了する予定でございます。それと、静岡鉄道につきましては今年度新清水駅の整備を行う予定です。あと古庄駅と県総合運動場駅、桜橋駅につきましても32年度までに整備していきたいと考えております。 55 ◯長島委員 次も事務事業総点検表の中からですけれども、駅前駐輪場民間活力導入可能性検討事業ということで、昨年度やられていると思いますが、これについて企業のヒアリングを行ったということでありますけれども、そのヒアリングの結果について、どんな内容だったか、お伺いいたします。よろしくお願いします。 56 ◯宮原交通政策課長 駐輪場の民間活力の導入ですが、その対象施設としましては、安倍川駅の東口駐輪場のパルおさだ。既設の平面駐輪場で無料で使っております。それと、草薙駅北口の駐輪場の整備につきまして検討しております。その中で、民間活用ができるかということで、さまざまな検討をしておりまして、例えば民間事業者に市の持っている土地を貸して、それで収益施設をつくって、複合的な形で駐輪場を整備するような案とか、保育園と併設できないかという案、そういうものを案として整備しました。そういうものをもとに企業、これにつきましては駐輪場の運営事業者、駐輪場を運営している会社ですが、それとか開発事業者とか7社に行っております。そういう中で、なかなか複合化というのは難しいというのが現状では伺っているところでございます。これにつきましては単独では敷地が狭いものですから、その中で複合的なもので、例えばコンビニと駐輪場を一緒にやるとかというのはちょっと難しいというのが御意見として出ています。今後につきましては、これらの課題を踏まえまして、民間活力を最大限に生かせる指定管理者制度を目指してと言いますか、もうちょっと検討していきたいと考えております。 57 ◯長島委員 続きまして、麻機遊水地の件について質問させていただきます。主要施策成果説明書でいきますと396ページです。麻機遊水地第1工区の植物モニタリング調査等がありますけれども、こちらについて事務事業の評価でいきますと303ページでございますが、植生モニタリングの調査で貴重種が当初の想定で6種ということだったんですけども、それ以外にも貴重種が見つかったということで20種になったということで、S評価になっております。このようなものについて今後どのように生かしていくのか、お伺いをしたいと思います。 58 ◯鈴木緑地政策課長 麻機遊水地のお尋ねですけれども、以前、県が麻機遊水地の整備を行った際、造成工事で掘削によりまして土壌が攪拌されまして、それによりまして環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されておりますコツブヌマハリイや準絶滅危惧種のタコノアシなど貴重な植物6種類がよみがえりました。これを受けまして、産学官民で組織する麻機遊水地保全活用推進協議会で自然再生法に基づく保全に努めているところでございます。そういった中、現在、この麻機遊水地は1工区で公園整備を進めております。  28年度につきましては、駐車場とか芝生広場、多目的広場のところを整備したわけなんですけども、先ほど申しました6種類の植物がこのエリアに分布しているということでありますので、これを保全するために土壌ごと表層土をまくりまして、スイレンのところや小川のところに移植しました。そうしたところ、また新たに14種類の貴重種がよみがえったというところでございます。  先ほど申しました6種類の貴重種というところは、毎年協議会が一般向けの観察会を開催いたしまして、麻機の価値のPRに努めているところですけども、今回新たによみがえりましたものにつきましても、今後このような観察会等の活用を図ってまいりたいと考えております。麻機遊水地をフィールド等とする協議会の活動については、さきの9月1日に開催された生物多様性に関する日中韓3カ国政策対話の会場に日本で初めて静岡市が選ばれるなど、環境省から高く評価されているところでございます。 59 ◯長島委員 麻機遊水地というのは、本当に魅力的な場所であると思いますので、ぜひともアピールをしていただきたいと思います。
     続きまして、あさはた緑地についてでございますけども、3)の397ページ、あさはた緑地第1工区整備事業についてお伺いしたいと思います。こちらについての評価ですけども、進捗率が23.7%の当初目標に対しまして実績が18.8%ということで達成度がB評価となっております。その理由として国庫補助金の認証率が低く、予定していた事業が実施できなかったということでございますけども、その後の国庫補助金の確保の見通しというのはどうなっているのか、お伺いしたいと思います。 60 ◯太田公園整備課長 あさはた緑地第1工区の整備事業でございます。国庫補助金の認証率が低いということが課題となっております。あさはた緑地の整備事業に関して言えば、整備内容の見直しや入札差金などで全体事業費を圧縮して、開園目標であります平成32年度末の完成を目指してまいります。全体的な国庫補助の認証率に関しては、28年度は約53%という状況でございます。 61 ◯長島委員 次は、3)の406ページになりますけども、下段の木造住宅耐震補強工事支援件数の部分ですけれども、これについて木造住宅耐震補強事業費補助金というのが出されていると思われますが、この耐震化について、事務事業総点検表では、今後の課題のところで耐震化を促すダイレクトメールの送付をされていると。また、合同説明会を開催するというふうにございますけども、このダイレクトメールや合同説明会を行ったことによる効果の有無について、お伺いをしたいと思います。 62 ◯妻木建築指導課長 平成28年度は設計者、施工業者、市の職員が一緒になって皆さんの相談に乗ることができる耐震合同説明会の開催に重点を置いて、周知、啓発活動を行いました。合同説明会の日時や会場の御案内、無料診断の要望の有無を伺う内容でダイレクトメールも発送いたしました。  効果といたしましては、合同説明会を開催した地区からの申し込みが、耐震診断では全体の69%、補強設計では53%、補強工事では27%となっております。この割合が示すように、合同説明会を開催した地区から多くの方が申し込みをされており、引き続き合同説明会、それからダイレクトメールの送付を年度当初から早目に実施していくことが必要ではないかと考えております。 63 ◯長島委員 ありがとうございました。まだまだ木造住宅というのはすごく多いと思いますので、こういう取り組みについてはすごく大事だと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  最後の質問ですけども、3)の405ページの子育て世帯住宅購入資金利子補給事業費についてお伺いをいたします。これについては、事務事業総点検表の315ページを見ますと、指標の算出根拠である平成27年度の件数がここにはないというのがちょっと不思議だなと思ったんですけども、それについて何か理由があるのか。また、平成28年度の目標についてですけれども、過去3年と比べまして値が小さくなっております。この数字の実績値も同じになっているんですけども、この数字についてお伺いをしたいと思います。合わせて、この事業を継続する見込みはあるのかどうか、伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 64 ◯望月住宅政策課長 子育て世帯住宅購入資金利子補給事業は、子育て世代の持ち家の取得に対する経済的負担の軽減と市内への定住を促進するため、子育てを行う者が市内に住宅を建築または購入するために借り入れる資金に対して利子補給金を交付するものでございます。この事業は平成22年度から開始しまして、平成26年度を持ちまして新規受け付けを終了しました。現在は、継続申請のみを受け付けし、平成31年度に交付が完了するものでございます。利子補給は借入残高の0.3%で最大年6万円を5年間補助するものでございます。 65 ◯尾崎(剛)委員長 それでは、暫時休憩したいと思います。                 午前11時56分休憩      ──────────────────────────────                 午後0時57分再開 66 ◯尾崎(剛)委員長 休憩前に引き続きまして委員会を再開します。  質疑はございませんか。 67 ◯安竹委員 それでは、私からは2点お聞きしたいと思います。3)の404ページです。浅間神社のところにある浅間団地の解体が終わったことは、私も十分承知しているんですが、今ああいう環境にあるんですけれども、現在、跡地の活用についてはどのように考えているのか、教えていただけますか。 68 ◯望月住宅政策課長 浅間神社周辺活性化事業として、団地跡地を暫定広場空間として活用、管理を行いながら今後の活用方向性等を検討しております。企画課のほうです。 69 ◯安竹委員 今、企画課のほうでということですけれども、そうするとほかの団地でいわゆる耐震の関係もあったり、老朽化したということで今解体をやっているところがあるんですが、その跡地利用というのは今後も企画課に依存していくわけですか。 70 ◯望月住宅政策課長 木造住宅の跡地とかそういうのが出ますけども、基本的にはアセットマネジメント基本方針に基づいて利活用を図っていくようになります。当課としましては、アセットマネジメント推進課と協議しまして、庁内の全体の中でその跡地を利活用できる場合があれば、そちらのほうにお譲りするような形になりますし、売ったほうがいいということであれば、うちのほうで売却をするということでございます。 71 ◯安竹委員 部局間でそういうことを共有するという仕組みはある程度確立しているわけですか。例えばアセットにかけてこれは解体するよとか、ある程度見通しをつけて、ここを解体したら売却へ回していくんだというような、あらかじめ見えた方針というのが解体の契約の時点から発生してくると思うんです。スピード感をもってということもあろうと思うんですが、その辺はどういうふうに我々は理解したらいいんですか。  例えば、この浅間神社の住宅の場合には、あそこをどういうふうに活用するかということがものすごく優先されていて、早くやってくれという要望の中で今があると思うんです。今も浅間さんには観光バスがたくさん来るんだけども、それを見ながら大型バスを神職の皆さんが総出で狭い境内の中に案内しているような環境がまだあるわけです。その辺について、もう少し共有する段階が何か地元の要望、先ほどいろんな協議会もあるようですけど、そういったものとの一律したものがないんじゃないかということを感じたんですけれども、それについてはどういう考えなんでしょう。 72 ◯望月住宅政策課長 市営住宅につきましては配置適正化方針というのがありまして、市営住宅は床面積の20%の削減をしていきます。市営住宅の計画については住宅政策課の所管になるんですけれども、その跡地利用につきましては住宅政策課だけでは決められませんので、ケースによりまして、例えば福祉のほうで使いたいということであれば福祉部門と連携してやると。その間にアセットマネジメント推進課が入るということで、統一した方針というのは特に定まっていないと考えております。 73 ◯安竹委員 この浅間団地の関係については、また後で私なりに勉強してみます。  関連ですが、今、安倍口団地の解体も進んでいるんですけども、これについては今どんな形になっているんですか。安倍口団地の環境整備ということで、更地になった後は、団地のグレードを上げるというか環境整備をするというふうに我々は期待しているんですが、その辺、今の答弁との整合性を整理しておきたいと思うんですが。 74 ◯望月住宅政策課長 安倍口団地の整備計画につきましては、平成26年度に策定しました安倍口住宅地域居住機能再生計画に基づきまして整備を進めているところです。  この計画の方針ですが、まず老朽化した団地の建てかえによって居住水準の向上を図り、良質な住宅を供給する。それから、建物の解体による管理コストの適正化及び老朽化したストックの長寿命化改修の実施による居住水準の向上により、地区全体のストックの健全化を図る。それから、県営及び市営住宅の入居者が共用している汚水処理施設の更新を行う等でございます。  これに基づき今やっていまして、具体的には平成27年度に5号棟の解体を実施しました。それから、平成28年度は1号棟の解体と給排水改修工事を実施したところでございます。 75 ◯安竹委員 答弁いただいたことは、私もこの2月議会で既に一般質問もさせていただいて、十分承知しているんです。ただ、その跡地をどうするのか、そこの環境をどうするのかということが、ちょっと僕は軽薄に感じているところがあるんです。この前、市長が敬老会にお見えになったときに、帰られるところをつかまえて、市長、あれが18号棟、19号棟だと。よく見ていってくれという話をしたんですが、これも解体をしてその後どうするかということの関連性を僕は確認していただきたくて、彼にそういう話をして、その後彼がどういうふうな采配を振るっているかはまだわかりませんけども、そのことについて今の答弁の継続でありますけれども、18号棟、19号棟も含めて解体するんだったらその後どうするか、そこの居住空間をどうするんだということが一番の責任だと思うんです。何か今の答弁を聞いていますと、あそこをこうしよう、ああしようという情熱というかそういったものが感じられない。私が感じられないぐらいだから、恐らく市長部局のところまでその温度は通じていないと思うんです。ちょっとその辺の確認の意味で。 76 ◯望月住宅政策課長 跡地の関係ですけれども、安倍口団地の正面については広場ということで整備計画に載っていますけれども、40年までの計画なものですから、具体的にどの場所に広場をつくるとか、汚水処理場の跡をどうするかという段階までは、今の段階では決まっておりません。 77 ◯安竹委員 課長ね、あなたとちょっと考えが違うな。そんなことを団地の関係者、団地町内会の人が今ここで聞いていたら怒り出すと思います。団地ありきじゃなくて、団地の安心・安全、町内会としての形成を保つためにどれだけ苦労しているか。一番肝心なところがわかっていないんです、あなたの今の答弁を聞いていると。あなたは何もわかっていないんでしょ。 78 ◯望月住宅政策課長 地元から要望が上がっているというのは聞いていますけれども、公園にするとか汚水処理場の跡をどうするかというのは、先ほど申し上げたとおり決定事項ではないということでございます。 79 ◯安竹委員 地元では18号棟、19号棟を解体した後は、あそこの環境整備という意味、どちらかというとあそこは築40年近くたっているということで、本当に古い建物でリフレッシュもしていただきました。エレベーターもつけていただいたり、それなりに努力していただいて皆さんも感謝しているんです。ただ、今ここへきて、あそこの解体が始まって、その中で解体の方法を、やり方をこういうふうに書いてくれれば、いろんな意味で全体としての安倍口地域のいわゆる見ばえもよくなるということの中で非常に期待しているんです。そのことについては、地元でこうやるああやるということを聞いていますよ。今、課長から、まだ決まっていないというお話がありましたけれども、ちょっと僕はそれはおかしいと思うんですが、確認の意味で。 80 ◯望月住宅政策課長 18号棟、19号棟につきましては、地元の要望は伺っておりますけど、それを具体的にどのように整備するかというのは、まだ決まっていないということでございます。 81 ◯荻野建築部長 安倍口団地の老朽化が進んでいることは我々も十分認識しております。いろいろと長期にわたって整備計画を立てていかなければならないのは十分認識しているところでございます。そうしたところで、やはり総合計画の中できちんと位置づけをしていかないとこういった話は進まないものですから、総合計画との整合を取りながら、時間がかかるものですから、長期的な目線で位置づけをしていきたいと考えていますので、御理解いただきたいと思います。 82 ◯安竹委員 僕は驚いているんです。先ほど浅間団地の話から見て、その後の活用という話が全く飛んでいて、今見えていないわけです。地域ではあそこが更地になったらこういうふうに利用したい、云々したいということは、ずっともう片山議員のときからあるんです。それをいつの間にか、どこでか薄まって今の環境があるということを考えると、やっぱり安倍口団地も今部長がお話しされたように、そういう状況にあるということで僕は驚いているんです。これはこれでいいにしましょう。  次に移ります。先ほど空き家対策の話が出ましたよね。これは本当に大事なことだと思うんです。空き家でもう朽ちて家が斜めになっていたり、どうしても人が住めないような状況のものがあるんです。  僕は麻機で、それこそ20年ぐらいほったらかしになっていて、建物が斜めになるような状況のものにかかわったことがあります。それで、どこがこれの采配を振って、処理を急がせてくれるかということで、非常に大変な思いをしていたんです。たまたま私の親戚がその近くにおりまして、その話を聞いて担当課のほうへ相談しましたところ、本当に職員が一生懸命やってくれました。家主にもそれなりの理由があったんですが、担当が一生懸命やってくれたおかげで、今立派にそれが片づいているんです。恐らく2年かかったと思います。僕はそのときに頑張ってくれた職員に本当に敬意を表します。というのは、僕も言いっ放しじゃいけないと思って、その家主のところに行ったんです。けんもほろろにやられました。隣近所の人が飛び出てきましたよ、余りにも僕に罵声を浴びせるもんだから。この罵声を職員の皆様は浴びながら頑張ったんだなと思って本当に僕は敬意を表します。本当にきれいになって喜んでいます。あれは誰が一番喜んでいるかと言ったら、今まで罵声を浴びせていた家主が喜んでいるんです。  僕がここで申し上げたいのは、やはり空き家にしていていい気持ちでいる家主はいない。例えば自分がそこの家主の2代目、3代目で、いきさつが全然わからないような家主ならいざしらず、親からここはこういうわけでほったらかしにしてあるんだということを受け継いでいれば、その家主は本当に心苦しい気持ちでいると思うんです。何とかその糸口を探したい。僕はその糸口を探してくれるのは行政しかないと思っているんです。  そういう事例を僕は体験したから言うんですが、ぜひこの空き家対策、本当に親身になってやってもらいたい。いかに苦労するかはわかっていますけれども、そうでないとほかに誰もやってくれません。迷惑だの、汚いだの、危険だのと言うことは誰でも言うんですけど、やっぱり僕はそれをやってくれるのは行政だと思います。ですから、今僕がここで質問するんですけど、そういうことに対する、いわゆるどうしようもないと、傾いていて何とかしないといけないという物件はどのぐらいあるか掌握していますか。 83 ◯妻木建築指導課長 静岡市全体的の、本当に老朽化した空き家というのはちょっとわからないんですけれど、相談に来る空き家が平成25年10月から28年度末まで324件ございました。そのうち老朽化が著しい空き家も含めまして、建築に関するものが154件ございます。 84 ◯安竹委員 これは政令市のまちの顔を汚すと言ったら持ち主にとっては非常に嫌な表現かもしれませんけど、事実そういう環境なんです。ですから、ぜひ、先ほど一つの事例を申し上げましたけど、頑張っていただきたいなと思います。  次に移ります。  最後です。民間の建物の耐震補強の関係ですけれども、いろいろそれに対する審議会的なものもあったりするんじゃないかと思うんですが、実際に耐震補強に手を加える工務店だとか大工さんだとかがいると思うんですが、そういう人たちと情報を共有する会議というか協議会というか、そういったものはあるんですか。 85 ◯妻木建築指導課長 施工業者との協議会があるかということなんですけど、特に今は設けてございません。ただ、先ほど説明しましたけれども合同説明会の中で施工業者と設計者、我々と一緒にいろいろな相談に乗るということで、そこで一緒に解決していこうというような方向でおります。 86 ◯安竹委員 静岡市の大工さんの集まっている大工業協同組合、正式な名前はもう少し長いんですが、静岡市と地震で被災した後の災害復旧のことに対する協力の協定書を持っていると思うんですが、この組合の皆さんも最近この耐震に対する話をよく話題にしたり、あるいは福祉住宅としての改築、そういったことにももっと手を出していきたいというようなことで話題になっているようです。例えば大工業組合当たりがそういったことに、もちろん自分たちのビジネスにもつながるわけですけれども、こういったことに対して自分たちが積極的に加わっていきたいというような、そういう門戸は開かれているんでしょうか。 87 ◯妻木建築指導課長 大工組合さんですけれども、たしかにそういう話がありまして、先ほどの合同説明会にも大工組合さんから参加したいという申し出がありましたので、一緒に合同説明会に参加して、10月1日から実施しているところです。それから、大工組合さんはお祭りなんかにも積極的に参加していますので、その中でもブースを出しまして耐震説明会等を行っております。 88 ◯尾崎(剛)委員長 ほかにございませんか。             〔「ありません」〕 89 ◯尾崎(剛)委員長 ほかにいないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  冒頭に述べましたように、認定第1号中所管分はあしたも審査がありますので、本日は要望・意見にとどめていただき、討論と採決はあす行います。  また、発言の際は、どの決算に対するものか述べていただきますようお願いします。  要望・意見、討論はありませんか。 90 ◯田形委員 先ほど質問しましたインターチェンジの件でありますが、先ほど言いましたように地元の住民、そしてインターチェンジができ上がったら活用しようという会社等がいろいろあると思いますので、来年か再来年かわかりませんけど、いつ供用開始ができるというようなことを関係機関と協議し、12月末ごろまでに発表していただきたいと要望しておきます。 91 ◯尾崎(行)委員 私からも自分の質疑について答えていただきましたけど、私のほうはバス路線の維持についての補助金交付をこれからも地域の公共交通の維持対策としてしっかりと補助金をつけていただいて、本来なら運行している会社、事業者の努力でやっていかなければならないところもありますけど、それが満たないところをしっかりと補填してもらっているわけですから、これから高齢者がますますふえる中で、いろんな路線が大変になってくると思います。私からはこの事業をこれからもしっかりと継続的に行ってもらいたいと要望したいと思います。  私たち自民党としましては、認定第3号、第11号については賛成です。皆さんのこれまでやってきてくれたことをしっかりと認めまして賛成といたします。 92 ◯水野委員 志政会としては、認定第3号及び第11号については賛成したいと思います。  意見・要望を述べさせていただきます。まず公共交通については、コンパクトシティ化を進めるに当たりまして、中山間地の公共交通それから高齢者、免許返納者、通院等の人、交通弱者等の対策として中心市街地に誘導するための方策、それから中山間地の交通機関について、時代のニーズに即した検討をお願いしたいと思います。  また、都心地区の交通適正化を進めるに当たりましては、自動車を使うことが多い、特に子育て世代の若いママさん、そういう人たちを市街地に呼び込むためにも公共交通機関の利用だけではなく、自動車利用にも考慮して進めていただきたいと思います。  それから、草薙駅前の駐車場につきましては、稼働率が低くて、老朽化などの課題が大変多いわけで、民間活力の導入あるいは存続の可否も含めて、根本的な方向性を検討すべきであると考えます。 93 ◯長島委員 公明党でございます。認定第3号、認定第11号につきましては、公明党としても賛成でございます。  意見・要望でございますけども、先ほど木造住宅の耐震化について御答弁いただきまして、ダイレクトメールや合同説明会について効果があると、耐震診断については69%、補強設計については53%、補強工事では27%ということで、大変効果があると思いますので、引き続き安心・安全のためにも、このような事業をしっかり進めていただきたいと思っております。 94 ◯安竹委員 認定第3号、第11号に賛成です。  要望ですけれども、今、強い口調で非難めいた質問をしましたけれども、ちょっと残念というか、がっかりというか、担当というのは担うということだから、それをしっかりやっているかいないかをぜひもう一度チェックしていかなきゃいけないなと、これは自分に対する要望ですから、強く感じました。行政ももう少し血のある、温かみのある、それが大事だと思います。特にああいう安倍口団地のような団地で暮らされている方はもう高齢化して、非常にそこでのいわゆる福祉的なことも、民生委員のなり手がいないとかそういう環境の中で頑張っている人たちの要望、自分たちが住んでいるところの環境がよくあってほしいんです。誰から見てもいい団地に住んでいるんだなと言われるのと、あんな団地には入りたくないよと言われるのと、管理者としてどちらを選びますか。その辺のことを肝に銘じていただきたいと。以上、賛成です。 95 ◯尾崎(剛)委員長 特に反対の討論はありませんでしたので、認定第3号及び認定第11号の2件を一括して簡易採決にてお諮りします。  認定第3号及び認定第11号は認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 96 ◯尾崎(剛)委員長 御異議なしと認め、認定第3号ほか1件は認定すべきものと決定しました。  以上で本日の決算審査を終了します。  次の議案等に関係のない説明員の方は退席していただいて結構です。  休憩を入れないで、そのまま補正の審査にいきますので、お静かに、速やかに御退席をお願いします。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 97 ◯尾崎(剛)委員長 当局の皆さんよろしいでしょうか。  次に、補正等の議案審査に入ります。  議案第131号中所管分及び議案第142号の2件を一括議題といたします。これら2件に対し、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 98 ◯尾崎(剛)委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  質疑はありませんか。 99 ◯水野委員 工事委託契約の変更ですけれども、契約変更というと契約金額がプラスになるケースが多いんですが、これはマイナスになったというその要因というんですか、これはどうして変更が生じたのか。JRの提案か、当局がそういうふうに提案を出したのか、その辺を教えてください。 100 ◯池田清水駅周辺整備課長 議案第142号工事委託の変更についてですけれど、どういう理由で変更になったのか、その提案についてはどちらかということですけれど、今回の変更につきまして約1億2,627万3,000円ほど減額になりました。具体的には1点目、仮駅舎跨線橋の軽量化につきましては、JR草薙駅の南北自由通路は南北駅前広場の配置の位置から既存の駅舎跨線橋のほぼ同じ位置に整備しております。自由通路整備に当たりまして、駅の営業を継続するために、静岡駅側の西側に一時仮駅舎及び仮の跨線橋を設置しました。改札口からホームへ移動する橋を跨線橋といいますけれど、この設置に当たりまして、供用期間が余り長くないということで再検討し、これはJRからの提案ですけれど、再検討の結果、通路の躯体、フレームにつきましては変更はありませんでしたけれど、壁を木製の下地、ボード仕上げに変更するとともに、写真の下のほうを見ていただくとむき出しになっていると思いますけれど、外壁を取りやめました。あと、床を鉄筋コンクリートから鋼製の下地、木製の床に変更することが可能になったことによりまして、使用材料の縮減や施設の軽量化によりまして、作業手間や重機等の小型化によりまして工事費の縮減が図れたものです。  2つ目は、構内軌道線の支障移転の計画の見直しにつきましては、自由通路整備に支障となります電車への電気を送る軌電線の移設計画におきまして、当初構内に存在していた5本の軌電線を、一時北側の新幹線の高架下に仮設し、自由通路等が完成した後、もとの位置に戻す予定でありましたけれども、実施に当たりまして5本ある軌電線の統合を検討した。これも施工の中でJRが考えていただいたことです。2本に集約できるとの結論に至ったことから、当初5本の移設復旧を予定しておりましたけれども、2本に変更することによりまして、工事費の縮減が図れたということで、工事委託契約が約1億2,000万円ほど減額となったということで、契約の変更をお願いするというものでございます。 101 ◯尾崎(行)委員 私のほうはまたバス路線のことで、両河内線の自主運行バスのことで今御説明いただき、先ほどのバスの事業の中で、乗務員の確保が難しいということはお聞きしました。今度のこの自主運行については4台のバス車両を購入されるわけですけど、これらをしっかりと使えるような乗務員の確保ができていくのかということと、また、この次、別の場所で自主運行バスが行われるかもしれませんので、今回のこの再編に関するメリットも合わせてお聞きしたいと思います。 102 ◯宮原交通政策課長 両河内線の再編に伴うバスの運転手の確保と今回の再編についてのメリット、デメリット等についてとでございます。まずドライバーですが、今回の再編は今まではしずてつジャストライン、バス事業者のほうに運行を委託しておりましたので、運行自体をバス運転手さんにお願いしておりました。今回、地元NPOが行うということで、自家用輸送になります。要はバスではない10人乗りの普通自動車になります。そのことがありまして、運転手が大型の2種を持っていなくてもいいということで、これは過疎地の特例措置に近いんですが、そういうことで行っておりますので、地元のNPOで、地元の方々からできる方を選んでおります。その中にはタクシーのOBの方とかバスのOBの方もいると伺っております。それにつきまして、当然安全を第一にガイドライン等も作成して、安全に努めていきたいと考えております。また、おっしゃるように高齢化が進んでおりますので、地元でのドライバーの確保は大事ですので、それにつきましてはNPOの理事、副理事等に今後持続可能な形で行っていくようにお願いしておりますし、市としても支援していきたいと考えております。  次にメリット、デメリットにつきましては、まず地元のメリットとしましては、地元で運営をしていきますので、地元が望むダイヤとかそういうことが実現できる。それと、先ほど言いましたように車両が小さくなりますので、今まで行けなかったところまで入っていけるということで、地区の利便性が向上するということがあります。あとはそういう中で利用者が使いやすくなるということで利用者数の増加が期待できると考えております。それと、デマンド運送を一部、昼間の時間だけ行うことによって、効率性が高まるということもございます。  市のメリットとしましては、車両が小さくなりますので、比べてもらえればわかりますが、バスと普通車ということになりますので、経費が下がるということと、大型バスの運転手から地元のNPOの職員ということになりますので、人件費等が縮減されて、ランニングコストが縮小するということ、その辺が大きなメリットだと考えております。それと、この事業自体が先進的な事業になりますので、議員もおっしゃいましたように、今後、これをひとつの好事例として展開していきたいと考えております。 103 ◯長島委員 今の両河内線のことについてお伺いさせていただきたいと思いますけども、これをつくるに当たって事務所の設置をされるということなんですけども、事務所はどのぐらいの規模で、事務所に常駐される方がいらっしゃるのか、もしおわかりであれば答えていただけたらなと思います。 104 ◯宮原交通政策課長 事務所の規模とそこへの滞在等になりますが、10人乗りの車を3台とあとはその補足の軽のワンボックス車を買う予定になりますので、そこを拠点として駐車場等ができることになります。事務所の規模についてですが、面積は今手元に資料がありませんが、現状では3路線ありますのでドライバーを9人ほど確保していく予定でございます。9人が全員そこに入らないと思いますが、5人程度は入って、あと事務員の方がデマンドの受け付け等を行うことになってくると思います。それと、起点になりますので、待合所の機能も有するというような形で、ちょっと規模を申し上げられませんが、その人数が入って、バス停とバスの待機所として機能できるくらいの面積を考えております。 105 ◯長島委員 事務所を設置するところは和田島と書いてあるんですけれども、この場所はこども園のところですか。 106 ◯宮原交通政策課長 土地につきましては、借地を考えておりまして、まだ交渉中でございますが、和田島のJAがあるあの近辺のところで確保しようと考えております。もう当たりはあるんですが、今まだ確定しておりませんので、済みません。 107 ◯安竹委員 井川で優先的に自主運行バスを運行していただいて、乗る人も少ないのに本当に頑張っていただいて感謝しています。ついては、ダイヤや運行ルートについていろんな要望が出てくると思うんですが、ぜひ柔軟にそれに対応して、地域になじんだバス運行を企画していただければありがたいなと要望しておきます。 108 ◯尾崎(剛)委員長 ほかにございませんか。             〔「ありません」〕 109 ◯尾崎(剛)委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  冒頭に述べましたように、議案第131号中所管分はあすも審査がありますので、本日は要望・意見にとどめていただき、討論と採決はあす行います。  それでは、要望・意見、討論はありませんか。 110 ◯早川委員 自民党です。議案第142号に賛成です。  意見・要望ですが、この自主運行バスについて、地元とよく相談して予算化してくれましたことを本当に評価します。先ほど来から自主運行バスに対して不採算性というようなことがありまして、井川、清沢、両河内、これからもいろんなところが出てくると思います。ドライバー不足もいろんな事情であるでしょうが、ぜひ地元の意見も聞いて、こういう活動をいろんな形で展開してもらいたいと思います。  また、工事契約の変更についてですが、私も聞いていますけども、JRや静岡鉄道、鉄道というのはものすごい力を持っていて、一般の業者には仕事を発注しない。そういう中でJRとこのような協議をして、減額を出したということは本当に評価したいと思います。これからもまた頑張ってください。 111 ◯水野委員 議案第142号について志政会は賛成いたします。
     要望を述べさせていただきます。まず131号につきましては、やっぱり両河内線だけに限らず、中心市街地でも至るところで交通弱者が何とか中心市街地、駅へ行きたい、病院へ行きたい、そういう要望がすごく強いので、そういったことも含めて、今後検討を進めていただきたいと思います。  議案第142号につきましては、今も早川委員も触れましたけれども、約1億2,000万円の工事費が削減されたということで、これが市の提案ならあっぱれというふうにいきたいところですが、JRの提案ということでちょっとあれですが、これからもこういう機会があろうかと思うんですが、ぜひとも企業だけじゃなくて、行政もよく検討していただいて、削減できるものについてはどんどん提案していただいて、無駄遣いがないようにしていただきたいと思います。 112 ◯長島委員 公明党でございます。議案第142号につきましては賛成でございます。  要望といたしましては、両河内線のことについてですけれども、今回、モデルケースとして来年度から事業が始まるということですので、ぜひともほかの地域でも交通事情で悩んでいるところがございますので、それに波及できるような形で、私としてもこの事業を見守っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 113 ◯安竹委員 議案第142号に賛成です。要望は先ほど申し上げました。 114 ◯尾崎(剛)委員長 議案第142号は簡易採決にて採決いたします。  議案第142号は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 115 ◯尾崎(剛)委員長 御異議なしと認め、議案第142号は可決すべきものと決定いたしました。  以上で都市局所管分の議案審査を終了いたします。  残る報告事項に関係のない説明員の方は退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 116 ◯尾崎(剛)委員長 それでは、次に報告事項に移ります。  債権の放棄について報告を聞くこととします。 117 ◯望月住宅政策課長 債権の放棄に関する報告について説明させていただきます。お手元に配布しました都市建設委員会報告資料をごらんください。報告件名は債権の放棄に関する報告でございます。資料1から資料11までございますが、これは債権放棄したものをそれぞれ債権の名称と条例に該当する条項ごとに作成した資料となっております。報告に当たりましては資料2から資料11までを取りまとめ集計した資料1で説明させていただきます。  表紙の資料の中段3、平成28年度債権放棄内訳集計表をごらんください。平成28年度分の債権放棄でございますが、これは静岡市債権の管理に関する条例に基づき行うもので、住宅政策課所管分としましては表の左の欄の上から市営住宅使用料、市営住宅駐車場使用料、汚水処理場使用料及び住宅費雑入の損害賠償金で4件の債権を放棄したものでございます。  債権放棄の内容を条項別に説明いたします。条例第7条第1号該当は、債務者が破産法により債権について免責許可決定を受けたものです。  次に、同条第2号該当は、死亡者債務者の相続財産が債権額に満たないものですが、今回は該当がありません。  次に、同条第3号該当は、明け渡し訴訟等で市が勝訴判決後、強制執行等の手続を行ってもなお回収の見込まれないものです。  次に、同条第4号該当は、資力がなく、徴収停止をした後、相当の期間を経過した後においても債務履行の見込みがないものです。  最後に、同上第5号該当は、市営住宅を退去しており、居所不明等で時効の期間が経過したものです。  債権ごとの合計額及び条例各号ごとの合計額は記載のとおりで、総額としましては3,080万円余を債権放棄いたしました。これらの債権放棄につきましては、平成29年3月15日に行われました債権管理委員会において審査をいただき、承認されたものでございます。  債権の放棄に関する説明は以上でございます。 118 ◯尾崎(剛)委員長 ただいまの報告に対し、質疑等はありませんか。             〔「ありません」〕 119 ◯尾崎(剛)委員長 特にないようですので、質疑等を終わります。  報告事項は以上です。      ────────────────────────────── 120 ◯尾崎(剛)委員長 あすは建設局所管分の審査を行いますので、よろしくお願いします。  これをもちまして、都市建設委員会を散会します。                 午後1時56分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  尾崎 剛司 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...