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  1. 静岡市議会 2015-03-13
    平成27年 都市建設委員会 本文 2015-03-13


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時58分開議 ◯風間委員長 ただいまから都市建設委員会を開きます。  本委員会に付託されましたのは、議案第115号平成26年度静岡市一般会計補正予算(第7号)中所管分外12件であります。  審査に先立ち、委員の皆様、説明員の皆様にお願いいたしますけれども、委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使って発言してくださるようお願いいたします。  また、委員会の開催時間は原則として午後5時までとされております。委員並びに説明員の皆さんにおかれましては、円滑な委員会運営に御協力いただきますよう、あわせてお願いいたします。  それでは、審査に入りますが、お手元の審査順序にありますように、本日は都市局所管分の審査を行い、16日は建設局所管分の審査を行いますので、御承知おきください。  なお、議案第27号中所管分、議案第69号の討論、採決は16日に行いますので、御承知おきください。      ────────────────────────────── 2 ◯風間委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第115号中所管分、議案第27号中所管分、29号、37号、53号、54号、69号中都市局分、85号、86号、87号、89号及び113号の12件を一括議題といたします。  順次当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 3 ◯風間委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入りますが、発言の際には、議案書や資料の番号とページ数、項目を述べていただくようにお願いいたします。  それでは、どうぞ。 4 ◯繁田委員 説明ありがとうございました。  何点かお伺いをいたします。まず資料-2の113ページ、都市計画課にお伺いします。  (仮称)谷津山南北道路調査検討事業で800万円計上されていますけれども、まずはこの南北道路とは、どういう意図を持ってどのような道路なのか、具体的に説明をお願いします。 5 ◯林都市計画課長 谷津山南北道路について御説明させていただきます。パネルを使いまして、御説明させていただきます。  谷津山南北道路につきましては、谷津山で分断されております国道1号、それから北街道、この間の連絡性を高め、周辺道路の負荷を軽減させるといったことを主な目的として考えているものでございます。  今、想定しておりますルートでございますけれども、都市計画道路でございます北街道、それから国道1号を結びまして東静岡南北幹線に接続する延長約900メートルの道路として考えてございます。道路につきましては、2車線の両歩道の都市計画道路を想定してございます。
     また、この谷津山南北道路の将来交通量としては12時間で5,500台程度の交通量になるであろうと見込んでいるものでございます。 6 ◯繁田委員 調査検討に入ってくるわけでしょう。これが実際に実現可能になれば、静岡の葵区、駿河区にまたがる南北道路というのは、著しく改善されるということで期待するわけであります。これが着々と進むことになったときに、現状でこの実現化に向けた一番の課題というのは、今の時点で何を想定しているのかを教えてください。 7 ◯林都市計画課長 今、御説明させていただいております谷津山南北道路の実現化を考えたときに、やはり一番大きな問題ということで考えてございますのが国道1号、それから静岡鉄道静岡清水線鉄道踏切の交差、これによります自動車滞留が国道1号にどの程度影響を及ぼすことになるのか、また沿線の生活道路との取り合い、こういった交通処理が最も大きな課題であると考えてございます。  このため、27年度につきましてはこういったシミュレーションの検討を進めていく中で、各管理者と協議調整をしていきたいと考えてございます。 8 ◯繁田委員 課題も我々想定をするところだと思うのですけども、27年度から協議をして、調整していって、その方向性が出てくるというのはおおよそ何年ごろを見込んでいるのでしょうか。 9 ◯林都市計画課長 27年度は、交差点といいますか、先ほどお話しさせていただいたような一番課題となるところの検討、協議調整を行う。その上で、最終的なルートの検討を行うと。具体的なルートとして、市の方針として確定といいますか、方針としてお示しできる時期としましては、2、3年かかるのではないかと考えてございます。 10 ◯繁田委員 わかりました。今回は800万円の議論をしているところでありますけども、これから3年程度の協議、調査をされて、調整もして、いざ事業実施の段階に入るというときにですね、何年ぐらいを見込んで、概算で事業費はどれぐらいを想定しているかというのは、今の段階で出ていますか。 11 ◯林都市計画課長 事業時期とそれから概算事業費ということでございますけれども。こちらについては、まず事業時期につきましては、建設局道路部で策定しております道づくり計画、こちらのほうとの掲載の問題がございます。現在5カ年の道づくり計画を策定しておりますけれども、今後、次期道づくり計画等の掲載については、また建設局道路部と調整していきたいと考えてございます。  事業費でございますけれども、ルート等はまだこれから検討していくというところでございます。事業費については、今後ルートを検討しながら算定していきたいと考えてございます。 12 ◯繁田委員 ありがとうございました。南北道路については以上であります。  次に、118ページ、上から2段目、公園整備課へお伺いしますけども、日本平公園整備事業であります。これは、我が会派の望月俊明委員が代表質問でも触れておりますけれども、我々は以前からこの事業については非常に大きな構え方をして、静岡市のシンボルにもなり得るような立ち位置にあるということを考えているわけであります。今回は公園計画の見直し業務ということで、6,700万円を計上されていますけども、この見直しに至った経緯、国庫補助云々ということの説明も本会議でありましたけども、この見直しに至った経緯と、実際にどのような見直しを考えているのか、これを1点だけ教えてください。  1度で質問を終わりますけれども、より具体的な答弁をお願いいたします。 13 ◯増田公園整備課長 1点目の見直す理由、経緯でございます。国への事業要望額に対しまして認証率が年々減少しておりまして、進捗率もおくれ気味になっております。このため、事業効果が期待できるところから整備していく必要があるということで、優先順位を見直す必要が生じたためでございます。  また、県が、山頂部に整備を検討しております展望施設につきまして、本市といたしましては全面的に協力していく方針でおりますけれども、実現に向けては現行の計画に位置づける必要がありまして、これまでの施設配置計画も見直す必要があるため、基本計画の一部を見直すものでございます。  見直す内容でございますけども、風景美術館という基本コンセプト、あるいはゾーニングを変えるわけではございません。具体的には、現在、第1期で平原ゾーン、第2期で駐車場、第3期で山頂部の観富の丘ゾーンと公園センターゾーンの順序で整備をする計画でおりますけれども、観光客の最も多い山頂部の整備を早期に行うなど、整備の進捗が来訪者の利便性の向上、あるいは満足感の向上につながるように検討してまいりたいと考えております。  また、県が検討しております展望施設も取り込みながら、現計画の施設配置、規模、経済性、効率性、事業効果の観点から見直しを図ってまいりたいと考えております。 14 ◯繁田委員 日本平公園の整備については、特に全市民が期待をしておりますので、これ以上の答弁は求めませんけども、ひとつお願いいたします。 15 ◯望月委員 資料-2の113ページ、交通政策課にお伺いいたします。  中段でありますけれども、交通環境改善事業についてであります。700万円。まちづくりと一体となった効率的、効果的なバス運行形態の検討をするということでありますが、もう少し具体的にお話しいただけるとありがたいのですけれども。 16 ◯大滝交通政策課長 交通環境改善事業の具体的な内容でございますが、これまでもコンパクトなまちづくりを進める中で、まちづくりと一体となった面的な公共交通ということでネットワークを考えてきましたが、まだまだ実情に合っていないということ、それと現段階では日常の移動に支障を来す地域等もございます。そういった生活に支障を来す地域では、既に地元の皆さんが日常の移動確保のために、市民の皆さんが主体となった自主検討組織をもって、足を確保していこうという動きも出ております。  そういう中で、事業の内容でございますが、地域全域を見て、公共交通等ネットワークの再構築というのが大きなテーマになります。本市のバス路線の実態調査、山間地、市街地においても、やっぱり丘陵部分ではそれぞれ違った運行形態をとっておりますので、そういったものの実態調査をパターン別にしていくということ。  もう1つは、先ほど申しましたように、やはり地域の実情に合った、まちづくりとも連動していきますが、そういった運行形態の検討をしようと。それにはやはり市民の皆さんが主体となってコミュニティーバスを運行しようという動きがございますので、そういった動きを支援するような制度、この支援する制度づくりも各都市の事例等も含めて研究した中で素案をつくっていくという作業でございます。 17 ◯望月委員 まさに静岡市は市街地から中山間地、山間地、また限界集落と言われるようなところまで広範囲にある中で、やはり本市の交通政策課が設置されているその目的たるものは、やっぱりどんな生活弱者であっても、その足の確保をしていかなければならないという、私はそういう思いやりのある、優しさのある都市局の施策の大きな1つとしてずっと捉えているわけであります。  そうした中で、今、課長から説明があったわけでありますけれども、じゃ具体的にそうした地域の人たちと話し合いもしながら、自主運行バスだとかいろんなことを探っていると思うのですけれども、具体的に想定されるような地域がもしあるのであれば、教えてください。 18 ◯大滝交通政策課長 現在、地域の皆さんがそういった足をみずから確保するということで検討していただいて、また我々が行って一緒に勉強会をしている地区でございますけども、現在、両河内地区で自主運行バスを走らせておりますが、その効率的な運行について話し合いをしている状況。あとは池田地区、長田地区、安倍口地区がこれまで検討してきましたが、最近蒲原地区でも、蒲原地区の発展ということも見据えながら、やはり自分たちの足を確保していこうという動きが出ており、情報交換をしております。 19 ◯望月委員 今、幾つかの地域でそういう課題を抱えて、新たな足の確保という形で検討しているということでありますが、次の項目にありますバス路線維持対策事業、8,400万何がし。それからその下にありますバス路線維持費助成でありますけれども、これらは全て関連してくるのですけれども、現在のバス路線維持の対策のための事業として、井川地区と両河内とそれとゆいバスの運行をされておりますが、その現状を少し教えてください。どのようになっているか。 20 ◯大滝交通政策課長 まず、上のバス路線維持対策事業ということで自主運行バス3路線を、静岡市で運行しておりますが、1つ目が井川地区での自主運行バスでございます。これは、今回条例の改正ということも上げさせていただいておりますが、井川地区では、私どもが走らせているバスと、スクールバス教育委員会の予算で走らせておりました。常々そのスクールバスに市民の方も乗りたいという御要望もありまして、来年度からスクールバス自主運行バスを統合していくということで、4月1日から統合した路線、今実際に自主運行バスは平日で話をさせていただくと6便でございますが、教育委員会スクールバスを合わせると8便プラスになって、14便が運行できるということで、非常に幅広く対応できるという状況になっております。  また、その統合に対する経費削減の効果が約43万円でございまして、しかも市民の皆さんが乗れるという状況になっております。  それと、両河内の自主運行バスでございますが、これについては、やはり年々乗っていただける方が少なくなってきているということで、地元の皆さんとも話し合いをしながら、もうちょっと効率的な運行をしようということで、先ほど申しましたように、勉強会等を地元の皆さんと重ねている状況でおります。  ゆいバスでございますが、これはもう非常に安定しておりまして、乗っていただける利用率が非常にいいバスでございます。これについてもやはり時代とともに姿を変えて、サービス向上を図りながらより効率的に動けるように、今年度も協議をさせていただいていますが、27年度も、今度は住民の皆さんにアンケートをして、代表者の方ばかりではなくて、実際に使っていただける方にもアンケートをして、よりよい効率的なサービス向上に向けての運行をしていきたいと考えております。 21 ◯望月委員 今、それぞれの3路線というのですか、内情を聞いたわけでありますけれども、やはりそれぞれの地域にはそれぞれの特徴がありまして、どうしてもそこで生活する人たちにとっては必要不可欠なものであると感じでおります。ですから、そうした事情をしっかり認識していただいて、さらにこれがうまく運用できるような形でお願いしたいなと思っております。  それから、私は由比に住む人間でして、ゆいバスの運行を大変ありがたく、心から感謝をいたしております。  それから、その下のバス路線維持費助成でありますけれども、これは、要は公共交通が赤字路線となって撤退していくと、撤退しないでもらいたいというような形でその赤字を補填する事業だと思うのですけれども、私は、なかなかこれからの交通政策というのは、公共バスが走っているのだけれども、赤字だから走らないために補填をするということではなくて、やはり撤退をするなら撤退をするような形になってきているのかなと。それをいかにして本市の交通政策でカバーしていくのかというような、逆の発想というか、そういうようなことを含めて、私らも小さな町でやってきましたけれども、バスがやめる、バスが廃線になるということで、やめないでください、やめないでくださいということでずっと陳情してきた。その結果として、助成してバス路線を運行してもらってきた経緯があるのですけれども、それには私は限度があると思いますので、ぜひそれらに対するそういうところがありましたら、交通政策課としてですね、自主運行バスとかいろんな形の中で住民の足を確保するというような、前向きな発想でいっていただくようなことを思うのですけれども、そんな考え方はいかがでしょうか。 22 ◯大滝交通政策課長 先ほどその下のバス路線維持対策事業のお話をしなくて大変申しわけございませんでした。  このバス路線維持については、予算上はもう例年並みということで、だんだん減少しつつある状況にありますが、多少下にいったり上にいったりということで、来年度も昨年度と同額の予算ということでございます。  やはり、そうは言うものの赤字路線がございまして、事業者が赤字だからというわけではなくて、今、バスの運転手が非常に減っていることもございまして、そういう事情もあって運行が難しくなっている、維持が難しくなっていると。事業主も効率的な運行ということで非常に努力していただいておりますが、やはり利用者自体は、パーソントリップ調査でも、徐々にバス利用者が減少しているという状況でございますので、それを打破するために、なるべく乗っていただけると、まずは乗っていただいて維持していくというのが基本になろうかと思います。  バス路線の再編ということで、やはり効率的な運行ができるようにバス路線を事業者と協力しながら考えていくと。やっぱり利用のニーズをしっかり把握して、再編していくということが1点でございます。  それと、今、国の法律で、やはりバス路線自体が事業者の努力だけではもう維持できないという観点で、地方公共団体が主体となって、民間事業者と協力しながら維持していくんだという趣旨の法律改正がございました。やはりそれでは地元の皆さんが利用しやすい路線、先ほど申しましたコミュニティーバスを支援する制度であるとか、自主運行バス自体デマンド運行等を視野に入れながら、来年度、新しい制度の素案をつくっていくという予定でございます。 23 ◯望月委員 この問題については、この辺で終わらせていただきます。  もう1つ聞かせてください。  資料-2の115ページであります。  大谷・小鹿地区まちづくり計画推進事業についてであります。  これも本会議で質問させていただいておりまして、本市の将来に向けての重要な施策であり、今一生懸命この事業を進めていただいていることでありますので、いいわけでありますけれども、土地区画整理事業を前提とした事業手法でまちづくりを進めていくということであります。この地域のことに限らず、静岡市の全体につながる大きな事業だと私は感じておりますので、来年度の具体的な内容だけ教えていただければありがたいと思います。 24 ◯岩崎新インターチェンジ周辺地区開発担当課長 来年度の具体的な調査内容でありますけれども、大谷・小鹿地区におけるグランドデザイン、この実現を目指すためには、当地区の市街化区域への編入、土地区画整理事業を前提とした調査を実施いたします。  大きくは3点ございます。  まず、1点目でございますけれども、先行整備の候補となり得る、地権者の事業の参画意向の強いエリア、このエリアにおきまして、本年度に作成した事業フレーム、これの精度を高め、改めて事業実施に向けた御判断をいただくために、道路、公園等を設計する、工事費の算定を行う、このような土地区画整理事業の基本設計を行います。  2点目としましては、その基本設計に反映するための土質調査を行う。  3点目でございますけれども、整備予定エリアの境界を決定して、エリア面積の確定を行うための地区界測量を予定しています。  大きくはこの3点でございます。 25 ◯望月委員 この大谷・小鹿地区まちづくりの実現、これは本当に関係者とかいろんな方の意向を踏まえながら、この土地利用計画を実現していくことだと思いますけれども、ぜひ先ほど申しておりますように、本市の将来に向かう本当に重要な大きな事業だと私は感じておりますので、担当者も大変でありますけれども、一生懸命頑張って、この大谷・小鹿地区まちづくりの実現に向けて、積極的に取り組んでいただきたいと思います。お願いいたします。 26 ◯山梨委員 何点か質問させていただきたいと思います。  資料-2、112ページになります。  上から2段目の清水港線跡自転車歩行者道魅力向上事業、新規事業ということになっておりますけれども、これもさまざまな取り組みを今までされてきたところだと思います。検討調査の実施ということでありますが、実際どういったメンバーで検討調査をされるのか、またどういった検討案などがあるのか、教えていただければと思います。 27 ◯向達都市企画担当課長 清水港線跡自転者歩行者道魅力向上事業についてでございます。これまで経済局におきまして、軽トラ市であるとか、イルミネーション等の社会実験を行ったり、市の庁舎の向かいぐらいになりますけれど、市の駐車場の一部を開放してまち側とのつながりを持ったりといった取り組みをこれまで行ってきております。  お尋ねの、これから検討を進めていく中で、じゃあ、どういった検討をしていくのかという御質問ですが、この遊歩道につきましては、江尻から日の出の黄色く示してある間、日の出パーキングから江尻の漁港周辺、ここまでが約600メートルございます。  そういった中で、今はただ歩くだけ、もしくは自転車で通るだけという道になっておりますところを、魅力を高めるために、どういった整備が望まれるかといった中で、やはり長い区間になりますので、スポット、いわゆる滞留できるような空間が各所に必要だろうということで、そういったものをこれから道路上であるとか沿道であるとか、そういったところの可能性を探りながら調査していきたいと考えております。  メンバーにつきましては、地域関係者であるとか、あとは港湾の関係の事業者であるとか、もしくは最近のワークショップでは学生もかなり参加していただいておりますので、そういった方々にお声をかけながら検討を進めていきたいと考えております。 28 ◯山梨委員 続きまして、113ページになります。  3段目、ノンステップバス導入助成になります。前年度比の半分ぐらいになっているわけですけれども、前年度比と、この予算の減少した理由、また今回200万円ということですけれども、この200万円で実際何台分くらいのノンステップバスの導入になるのか教えてください。 29 ◯大滝交通政策課長 まず、予算額が減額になっている理由でございますが、この補助の基準としまして、ノンステップバスの車両代と通常のワンステップバスですか、バリアフリーではないバスとの差額の2分の1を補助しております。  それがこれまで差額が80万円だったものが40万円になったということで、だんだん通常の車両のバスに近い金額でつくれるようになってきたということで、その差額が40万円になったということの2分の1、20万円で、来年度はそれについて、しずてつジャストラインとの協議の中で10台を入れる計画となっております。 30 ◯山梨委員 だんだん安くなってきたということで、非常にありがたい話だなと思います。続けてバスの関連で、バス路線維持費助成についてでございます。  先ほど望月委員からもこの点について質問があったわけですけれども、助成費は利用者の変化が前年度に比べて実際はあるのではないかなと。ただ、事業者の赤字路線維持のために、行政の果たす役割というのは非常に理解しているところであるのですけれども、実際の赤字補填をする場合、この助成費の額はどういうふうに決定しているのか、その算出根拠を教えていただきたい。事業者の運行経費に対して、運賃収入がどれぐらいあるのかとか、そういった形で見ているのかわかりませんけれども、そのあたりを教えていただきたいと思います。 31 ◯大滝交通政策課長 助成費の算出の根拠でございます。これについては、各事業者が実際に1年間にかかった経費、それは運賃収入は引いてですけれども、実際の走行距離で割ります。それが1キロ当たり幾らと単価が出てきます。それを現在補助路線として対象となっている路線について、1本ずつですね、そのキロ当たりの単価を掛けて、その路線ごとにかかった経費と平均した運行キロ当たりの単価ですね、実際にその路線で走行した距離を掛けて、差額の分、それが赤字であれば、その赤字の分を支援していくという算出をしております。  それと、もう1つはそれが実態と合うかどうかということでOD調査もしっかりやって、その数字が実態と合っていると、実態に基づいて精査した中で補助をしていくと、その2つの仕組みでやっております。 32 ◯山梨委員 バス路線維持の関係で、今いろいろその根拠を教えていただいたわけですけれども、前年度比と事業者は変化がなかったということなのかなと思います。  ただ、税金でありますので、市からも、事業者に対してそれなりに要望というか、要求をしていかなければいけない部分も、そういう側面もあるのではないかなと思います。  ちょっとピントのずれる話かもしれないのですけれども、私がよく車で走っていると、浅間神社の前あたりを通ると、いつもうずくまって座っていらっしゃるおばあさんがいます。ベンチもないような状況で、このベンチは誰が設置するのかということもわからないのですけれども、そういった設備に関するところとかというものも、市民の声はあるんじゃないかなと認識するところです。市からその事業者に対する具体的な要望等というのはどのようなものがあるのか、教えてください。 33 ◯大滝交通政策課長 まず、事業者におきましても、やはりそういった不便な部分というのは確認しながら、計画的に停留所の整備を進めております。我々も、例えば市民の皆さんからそういったお声が入ったときは、事業者にお伝えしてやっていただくと。  具体的には、バス停の整備の関係ですね、バス停の整備あるいはベンチ等について、我々の要望も伝えながら計画的に整備していただいております。  もう1つは、先ほども申しましたようにバス路線網の再編という意味で、平成25年度は藁科地区でデマンド運行しておりますけれども、そういったものにも協力していただいて、新たにバスを買っていただいておりますけれども、そういった協力をしていただきながら、利便性を確保した運行をお願いしている状況でございます。 34 ◯山梨委員 続きまして、114ページになります。  新規事業で鉄道施設安全対策事業費助成ということで、同じ事業者になるのかもしれませんけども、鉄道施設の橋梁の耐震補強ということですけれども、多分、耐震診断をされた結果、こういう形になったと思うのですが、この対象橋梁の、耐震の結果、どんなデータが出たのか。それで全事業費に対してどれぐらいの助成をされているのか、教えてください。 35 ◯大滝交通政策課長 この助成の対象となり得るものということで、1点目の御質問ですけれども、それと耐震の危険性の度合いということでしたが、この助成については、南海トラフ地震で震度6以上が予想される地域で、路線の高架橋であるとか橋梁のうち緊急輸送路、静岡の場合では国道1号とJR、これに交差または併走する箇所において緊急輸送路の機能を維持しなければならないということで、耐震の助成をしていくことになります。  これにつきましては、今回は栗原の跨線橋、ちょうどJRをまたぐ静鉄の路線について助成をしていきますけども、これは国の省令告示等に基づく耐震診断をしておりまして、耐震性能に問題ありと、その基準は今ちょっと明示できませんが、そういった問題ありという橋について助成していくということでございます。  ちなみに、栗原の跨線橋は竣工から50年以上経っております。1963年7月に橋ができておりますので、当然耐震性能も劣っているということで、そちらへ助成をしていくと。  もう1点は、全体事業に対しての助成の割合でございますけれども、この全体事業費としては2億8,000万円になります。そのうち国、あと私ども市、それと事業者、それぞれ3分の1ずつの助成をする決まりとなっております。 36 ◯山梨委員 続きまして、115ページになります。  静岡呉服町第二地区市街地再開発事業助成になります。今回、土地の整備等の補償をされていくわけですけれども、この事業の内容等を教えていただきたいと思います。 37 ◯川東再開発担当課長 それでは、呉服町第二地区の再開発事業の概要を御説明いたします。  最初に、こちらの位置図でございます。  呉服町通り、静岡伊勢丹がございまして、その真向かい、札の辻の角に当たる位置、こちらが呉服町第二地区の再開発利用の事業地でございます。0.4ヘクタールの施行区域となっております。  現在の事業のスキームとしましては、こちらをごらんいただきますと立面図がございます。1、2階、物販店舗など。それからこちらには駐輪場も1階の使いやすいところに設ける予定となっております。3階から5階につきまして駐車場114台。6階、7階をウエルネスと言いまして、健康・医療・美容など、今こういうお店を予定しております。あと8階から13階までにつきましては、高齢者施設を予定してございます。 38 ◯山梨委員 今御説明いただいた中で、高齢者施設という御説明でありました。町なかの一等地であるわけですけれども、高齢者施設ということで、今後高齢者の急増ということが非常に課題になっているわけでありますけれども、どういった意図でこの高齢者施設が入るのか、そのあたりをもう少し詳しく教えてください。 39 ◯川東再開発担当課長 呉服町第二地区の高齢者施設ですけれども、もともとですね、呉服町第二地区は、昨年度竣工いたしました呉服町第一地区とあわせて再開発の話が始まっておりました。この計画を進めていく中で、まちの回遊性ですとか中心市街地の定住人口増などの中で、呉服町第一地区は御存じのとおり住宅と、単身または家族世帯が住んで、まちをにぎわせていただこうと。この中で、今度、呉服町第二地区につきましては、元気なお年寄りに住んでいただいて、交流とか、まちを歩いて活性化につないでいただこうというコンセプトで高齢者施設となっております。 40 ◯山梨委員 続きまして、118ページ、公園整備課の公園整備事業になります。  こちらのほうに、更新事業ということであるのですが、公園のアセットマネジメントも求められているところですけれども、このアセットマネジメントを具体的にどのように進めていくのか。そして、平成27年度、具体的にどういった内容をされていくのか、教えてください。 41 ◯増田公園整備課長 この長寿命化計画の内容でございますけども、公園の施設の安全性の確保、あるいは機能の保全を図りながら、ライフサイクルコストを考慮した維持管理計画を立てることによって維持管理予算の縮減や平準化を図ることを目的にしております。  もうちょっとわかりやすく言いますと、寿命が来まして、一度に更新時期を迎えるということになりますと、予算も莫大な経費が必要となりますので、修繕をしながら計画的に更新することによって予算の平準化を図ろうというものでございます。  25年度にこの計画を策定いたしまして、今年度から運用している状況でございます。具体的には、全部で公園が500近くございますけども、全てやるわけにはいきませんので、第1段階としまして平成14年度以前に開設をいたしました1,000平米以上の公園、226公園ございますが、この修繕計画を立てまして、順次施設の更新、または改修を行ってまいります。  進捗の状況でございますが、26年度は安倍川公園ほか3公園の4基の遊具を更新しております。また、27年度につきましても、4公園のうち16基の更新を行う予定でおります。 42 ◯山梨委員 アセットマネジメントは着実に進めていただきたいと思います。  1つ戻るのですけれども、117ページの緑地政策課の公園整備事業、この下のほうで、新規事業で都市計画変更というのがあるのですが、この具体的内容を教えてください。 43 ◯大長緑地政策課長 都市計画の変更、この事業の内容でありますけれど、これにつきましては、平成25年度に策定をしました都市計画公園見直しガイドラインに基づく作業の一環として行う業務でありまして、旧都市計画法のもとに都市計画決定をされた都市計画公園につきましては、簡略化された位置図等の図面等が添付されているものが多く、非常に精度が悪くなっています。それらのことがありまして、位置図とか区域図、字界図等の必要な書類等を整備して、都市計画の見直しの方向性を検討する資料を作成する事業であります。 44 ◯山梨委員 続きまして、119ページ、わが家の専門家診断事業になります。  この事業が、予算そのままになっているわけですけれども、想定される南海トラフ巨大地震等で亡くなられるであろうという想定死亡者数、津波とかさまざま要因はあると思うのですけども、かなりの多くの人が住宅の倒壊などによって亡くなられるのではないかと言われているわけです。  こういった住宅の診断が非常に大事なわけで、これまでもずっと続けてきたわけですけれども、手元に平成25年度の主要施策成果があります。平成25年度の決算の中では、この事業で目標が300件で平成25年が202件だったということで、目標件数を達成しなくて、目標件数を検討すると、こういった内容であったのですけれども、今回目標値が291件なのかなという状態です。この予定件数の算出の理由、あと全体的に市として残りどれぐらい、この診断を進めていくべきと考えていらっしゃるのか、そのあたりを教えてください。 45 ◯望月建築指導課長 まず、わが家の専門家診断事業が、予算の部分と件数が出ていまして、件数が落ちたと思われるかもしれないのですけれども、実質的には、今までどおり300件の目標を達しないということだから予算が下がったとか、件数云々ということではなくて、実質的には26年度に、県が「TOUKAI-0」──倒壊ゼロの中でわが家の専門家診断の1件当たりの単価が、消費税の関係と今までその単価枠を上げてこなかったということがありまして、1件当たりの単価が、4万5,000円から4万6,320円に変わったということがありまして、予算は据え置きということで、今までどおり予算を切らずに推進していくんだという中で、件数のほうが割り返しで下がってしまったと。半端な291件という形に件数がなってしまっているものでございます。  それから、今後、残りがどれぐらいあってということですけれども、これにつきましては、平成20年度時点で促進計画を作成するときに、住宅土地統計調査がありまして、そちらから推計を出してきております。  昭和56年5月31日以前に建築されております木造住宅というのはおおよそどのぐらいあるかということですけれども、6万4,000戸くらいあると想定されております。そのうち、計画の中で、どのくらい対象があるのかということを推計したのが、同じ昭和56年5月31日以前に建てられた住宅であっても、中には耐震性のあるものも含まれているだろうということで、およそ4万8,000戸について耐震対策を推進していこうということでやってきております。
     今まで、わが家の専門家診断については、1万1,000戸受検されております。わが家の専門家診断は1万1,000戸ですけれども、実際に耐震改修まで、補強までいったというものに関しては、かなり数字は少なくなってきていると思うのです。現実的には年数がたっておりますので、わが家の専門家診断、こちらは無料ですので、無料の診断によって、耐震性が低いということであれば、建て替えに進まれている方もいらっしゃると推計しております。  こちらのほうも25年度に住宅土地統計調査、全国の調査が行われて、こちらの数字は、おおむね精査するような細かい数字が発表されてくるということになりますので、そちらを踏まえて、新たに次期の促進計画を来年度作成するということで現在考えております。 46 ◯山梨委員 続いて、121ページになります。  特定優良賃貸住宅子育て支援事業になります。これは減額しているわけですけれども、たしかこの事業のニーズが下がってきているのではないかなと思います。  この事業が、当然子育て世帯に予算配分していかなければいけないと思うのですけれども、なかなかマッチングしていないのではないかなという感じがするのです。今回の減額の理由と、今後の計画等を教えていただければと思います。 47 ◯中村住宅政策課長 この特定優良賃貸住宅、略して特優賃と言っているのですけれども、この制度は、実はもう20数年前に国が導入した制度でありまして、途中で制度の変更がありました。現状は古くからやっている特優賃制度、それからそれをちょっと改良した形の特優賃子育て制度というのがありまして、今ここでは子育てのほうの予算要求をさせてもらっています。まずその特定優良賃貸住宅が、家賃の補助をしていくのですが、その補助ができる期間が20年となっております。20数年前にできた制度なので、できてからもう20年になろうとする住宅があるものですから、そういった住宅につきましては補助金が受けられなくなるといったようなことになりまして、既に補助金が出なくなってしまっているところもあります。  そういったことで、今回の予算要求の減額に直結しているわけですけれども、この子育て世帯というのは、人口の維持策としましても非常に重要であると考えておりますので、こういった制度のほかにも子育て世帯に対して有効な策を今後検討していきたいと考えております。 48 ◯山梨委員 最後に1点だけ聞かせてください。  資料-2の189ページです。  駐車場事業会計になります。JR草薙駅前の駐車場ですけれども、ことし平成27年度も一般会計からの繰入金が一向に減らず、1億1,500万円という繰入金が計上されているわけです。現状として駐車場の管理経費すらも賄えないような状況で、目も当てられない状況ではあるのですけれども、ただ維持していく上で苦渋の選択をされ続けているのかなとは思うのですが、ここは草薙駅前の再開発事業、これが今後非常に大きな期待になってくるのかなと思います。いよいよ草薙駅前の再開発が終盤を迎えているわけですけれども、これによる駐車場収入ですね、どれくらい見込んでいるのか、そのあたりを教えてください。 49 ◯大滝交通政策課長 駅周辺の整備が完了した時点でどのくらいの需要があるかということで、これについては平成25年度、昨年ですけれども、利用状況の分析をパーソントリップ調査と、あとアンケート調査を利用しまして、潜在的に需要がどのぐらいあるかというのを一応計測しております。  そういう中で、再開発の居住者の2台目利用であるとか、あるいは商業店舗の利用客の増、もう1つはハイルーフ車への対応等を見込みまして、31年には2,800万円の使用料を見込んでおります。 50 ◯栗田委員 112ページの都市計画部、「清水都心ウォーターフロント活性化推進事業」、ここに600万円計上されておるわけですけれども、これはデザイン関係を含めてということもあるんですけれども、これはほかの課とも関連があるような感じがするわけです。例えば、あそこには港、海側については壁をつくる、堤防をつくるというようなことを言われておりますけれども、そういうようなところとの調整を含めて、これは経済部との関係もあると思いますけれども、どういう形でその辺の検討をしながら方向づけをされてきておるのでしょうか。 51 ◯向達都市企画担当課長 清水ウオーターフロントのデザイン調整につきましては、さまざまな事業がこれから動いていくことが予想されております。  その中で、今、栗田委員が申されましたが、防潮堤関係、これは県が主体で検討委員会を組織して、防潮堤を設置すべく防護ラインというものを検討していると。これからそういったさまざまなハードが動く中で、ばらばらにならないように、各ウオーターフロントの地区の特性に応じたデザインの誘導を図るべく、デザイン調整が必要ということを考えている中で、我々都市局がそういったデザイン調整に向けて取り組んでいるといったところでございます。 52 ◯栗田委員 調整を進めているということですけれども、この堰堤はいつごろ、話を提示しただけであって、結論は出ないのじゃないですか。どういう格好でその辺を考えておるんのですか。もうデザインも検討されておるのですか。 53 ◯向達都市企画担当課長 今年度業務といたしまして、このウオーターフロント全体の都市デザイン方針、その中には各地区でどういった景観であるとか、そういったところを配慮する必要があるかといったところをガイドラインとして盛り込んで、またこれから、先ほど申し上げたハードが動く中での、調整等をするようなマネジメント組織をどういうふうに整えていったらいいかといったものを、今年度検討しているところであります。  したがいまして、来年度、夏くらいにそのデザイン方針的なものをお示しできるような方向で、今、県のそういうハードの動きとあわせて方針づくりを進めているといったところでございます。 54 ◯栗田委員 このウオーターフロント地区における都市デザインといいますと、今までどこまでの範囲を含めて、普通の民間住宅関係も含めた形の中でこういうデザイン関係の調整に入っておるんですか。 55 ◯向達都市企画担当課長 基本的には、江尻から日の出の間の公共空間ですね。いわゆる民間の動きというのはまだ具体的なものがございませんので、まずは公共が先導して、いろいろな整備をしていこうという中で、その部分に対するデザインを描いていこうと考えております。 56 ◯栗田委員 今までやってきた港湾デザインのことが、東教授といったのかな、いろいろやってきて、全国でもいろいろな形で認められてきて、清水港というのは大変きれいになっていますよと、こういう言い方がされてきているわけですけれども、今度はどういう格好になるんですか。そういうものとの関係で、色は何色に統一するということで決めてあったような感じがしているわけですけれども。 57 ◯向達都市企画担当課長 ただいま委員が言われましたのは、みなと色彩計画、そちらのほうを東先生が色彩の関係をコントロールするといった取り組みをしている。  私どもが新たにこれからデザイン方針で示して進めていこうというのは、空間のつくり方であるとか動線であるとか、そういった部分を中心とした、いわゆるそのパブリック空間をデザインしていくといったところで、色彩についてはみなと色彩計画の中でコントロールしていくといったことで、そこら辺のすみ分けはしていきたいと考えております。 58 ◯栗田委員 2番目の清水港線跡地自転車歩行者道の魅力向上事業ということで、中にいろいろ書かれておるわけですけれども、具体的にはどんなことをやるのでしょうか。 59 ◯向達都市企画担当課長 先ほど山梨委員からも御質問があったかと思うのですけど、基本的には600メートルから700メートルとかなり延長が長いと。  全面的にどこを整備しようという考え方ではなくて、今はただ歩くだけの道になっているところに、やはり憩いだとか、にぎわいの空間をつくる必要があるという発想から、そういう滞留空間をこの沿道の中であるとか、もしくはその道路の中であるとか、沿道でそういう活用ができるようなところを検証しながら、そういったところに滞留空間をつくる計画を検討していきたいと考えております。 60 ◯栗田委員 公共空間といいますと、あそこの通りの中で考えられるのが、市の駐車場があると思うのですけれども、その辺を考えながら何かやろうとしておるんですか。公共空間というとそんなものしかないのじゃない。 61 ◯向達都市企画担当課長 これから具体的な検討を進めていくことになるわけですが、今、委員がおっしゃられましたように、市の駐車場用地がこういったところにあろうかと思います。そういったところと、あと緑で示したところを検討の対象ポイントにしようと考えているところで、もう1つはここのところに神社がありまして、神社の境内地、そういったところも地権者の方ともいろいろ相談しながら進めていこうと。  江尻側に行きますと、若干この遊歩道が広くなった空間になっているかと思います。そういったところも上手に活用できるように検討を進めていきたいと考えております。 62 ◯栗田委員 清水港のウオーターフロント、よく言って、いろんなところでもその名前が出てくるわけですけれども、外国のウオーターフロントや他の都市のウオーターフロントといっても、ちょっと規模が違うわけなんですね。もっと大々的な形でやられているわけですけれども、都市計画部はハードの点ができると思うわけですから、もうちょっと人が集まるような空間をつくる。つくるということは、あるものをただ使うばかりでなくして、日の出地区が今回第1バース、第2バースができて、ある一定の移行がされてきているわけですから、そちらは経済局でやっているような感じはしますけれども、お互いに協力し合った形の中で、空間をつくる作業に入っていってもらいたいなと思っております。  それから、バス問題というのはずっとやって相当大きな金がかかったり、いろんな手法でやられてきたりしているわけですけれども、この静岡市の場合は、バス路線は基本的には1社独占の形になっているわけで。こういうバス関係の運行についても、そういうハードが取り除かれて、参入できるような格好になっておるんじゃないかと思うのですけれども、その辺どういう形になっていて、今後その辺も検討するんでしょうか。1社だけとの関係ではなくして。 63 ◯大滝交通政策課長 今、静岡市においては、主にはしずてつジャストラインが走っていただいております。ほかに2社事業者が走っておりますが、先ほども望月委員の御質問にお答えしたとおり、今、交通事業者は自力ではやっぱり路線を維持できない状況になっているということで、どちらかというと、ほかの事業者が入ってこられるかというと、やはり採算が合いませんので、手を挙げてくださる方がいればいいのですが、現在そういう全国的な状況の中で、新規の事業者がなかなか入れないという状況でございます。  そういったことでは、私どもはやっぱり市民の皆さんの足をとにかく確保していくということで、今、3社の事業者に支援をしている状況でございます。 64 ◯栗田委員 バス運行関係については、ほかの公共のことについては、みんなそういうところを持っているところについては開放するようなやり方がされてきておるわけです。例えば電気、こんなものもそう。人の回線を使って電気がこう通るような格好をされてきたり、そういうような形での指導関係云々がされた中において、もうちょっと気楽に参入しながら競争原理ができるような形態というのは考えてはいかないのでしょうか。 65 ◯大滝交通政策課長 先ほども申しましたように、なかなか競争になるように手を挙げていただけるほど、それこそ今、パーソントリップの調査でもバス利用者が徐々に徐々に減っている状況でございます。私どもとしては幾つかの事業者が効率的に運行をして、市民の皆さんの足を確保するというのが理想だと思っております。 66 ◯風間委員長 この際、暫時休憩いたします。                 午前11時54分休憩      ──────────────────────────────                 午後0時58分再開 67 ◯風間委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  栗田委員からでよろしいですか。 68 ◯栗田委員 くどいようだけども113ページのLRTのことで聞きたいんですけれども、これは余り聞いていないです。これをどうしようとしているのか、もう1回改めて教えてくれませんか。 69 ◯大滝交通政策課長 本会議でも局長からこれまでの経緯の関係、23年の研究会、24年、25年静岡・清水地区での協議会、そこで課題が今、出されておりまして、この清水地区においては、ちょうどウオーターフロントの回遊性向上というので予算をいただいています。清水地区においては需要の創出というのと、もう1つは、一番大事なところで、やはりまちづくりと一体となった公共交通としての一翼を担うという観点で来年は検討を進めていくと。  その協議会からの課題について、27年度はこれまで検討協議会の中のルート図でJR清水駅と静鉄の新清水駅ですか、それと日の出を結ぶルートでございますが、先ほど都市計画のほうからもお話がありましたように、「清水都心ウォーターフロント活性化推進事業」、それと清水港線跡の自転車歩行者道、これは当然もう想定に入っているのですが、LRT自体は、単に公共交通にとどまらない効果があるということで、議員、昭和30年代、40年代の路面電車が走っていたころを思い出していただければ、鉄軌道があることによって、あそこに映画館があったり、おもちゃ屋があったり、飲食店があったり、そういったにぎわいをつくっていきたいということで、ここのLRTが通る、今までのバス路線、あるいは鉄軌道、あるいは歩行者動線、プラスアルファ観光の動線というのも含めて、羽衣の松があったり、三保があったり、日本平があったり、日の出がそういった交通の拠点になれる大きな可能性がございます。そういったもの、それと昨年までやっておりましたパーソントリップ調査の人の動き、これらを見据えながら、まずはここのLRTの通る動線のにぎわいづくりがどういう方法でできるかと。  あるいは、これも協議会のほうで御指摘があって、ウオーターフロント、海ばかりではなくて巴川沿いのウオーターフロント、こちらの歩行者動線、自転車動線、こういったものを都市計画のほうで進めるまちづくりを見据えながら、新たな動線、こういったものを導くための方策であるとか可能性について、来年度検討していきたいと考えております。  ですから、まずは課題を解決するために、まだその課題を解決するだけの材料がないということで、その調査をやらせていただきたいと考えております。 70 ◯栗田委員 今までも何年もずっと調査をやってきて、検討委員会や何だかもつくって方向づけもしてきた、それはそれでいいんですけれども、これはいつまで続けていくんでしょうかね。  にぎわいをつくるというと、日の出の地区のところへ何かの施設をつくって、そちらへ行かせるのか。それと、以前はこの乗客をふやすために、企業の人たちに乗ってもらうために、そういう処置をするんだと。それはどこかに駐車場を設けておいてそこから車で動かなかったら、車に乗ってくれば、みんなが車で来ているのが多いですから。そうしたら、それじゃこのLRTには乗らないわけですからね、その辺をどうしようとしているのか、よく見えない。  それで、ずっと検討ばかりやっていて、延々とまた4年も5年もずっと10年ぐらい先まで。そういうのはどこかでけじめをつけていく必要があるのじゃないかなというのが僕自身の考え方なんですがね。もうちょっと説明してください。 71 ◯大滝交通政策課長 25年度で一応終了した意見をいただいた協議会では、まだ判断をするための材料が足りませんと、こういう宿題がありますよということで御指摘をいただいて、その課題解決の調査を26年度にやらせていただきました。  そういう中で、もう1点、協議会からの御指摘で大きなものは、やはり市民の皆さんの公共交通に対しての理解を得ながら、その中の1つとしてLRTを選択していくと。そういった市民意識の醸成が非常に大事だよということで、昨年アンケート調査もやった中で、市民の皆さんで半分以上の方がそんな議論をしていることすら知らないよというアンケートの結果でございました。  来年度は、そういった意識醸成の部分もやっていきたいと。今年度もやっておりますが、引き続き市民で活動されている方たちもいらっしゃいますので、そういう方たちと連携しながら、公共交通という大きな枠組みの中で、その1つとしてLRTも考えていきたいと考えております。 72 ◯栗田委員 行政というのは、ずっと1つのものを検討ばかり何年も何年もやるということは、いいわけではないと思っているわけです。途中で結論を出すか、問題点を明確にして、できるか、可能性があるかないかの結論を出さなければならぬのじゃないかなと。  例えば、言ったことがあると思いますが、赤字が出てきたらみんな行政が責任を持つと言うんだったら、簡単にできるじゃない。その問題だけじゃない。じゃ、民間企業にその赤字を持たせるかといえば、持ちやしないって。その辺をどうしようとするのかなと僕は思っておりますけれども、それはそれでもういいです。  それから、114ページ、上から3番目に、追分・大坪地区交通環境改善事業とあるのですが、日の出町押切線が通ってきて、それで交通の改善をするということだけども、大坪工区のところに電車の停留所をつくるというような格好でずっと検討されてきたわけだよ。今度の中にはそういうのを検証も終えて、あと実施するだけになっているのですか。今回それが載っていないような感じですが、どうなっているのでしょうか。 73 ◯大滝交通政策課長 ここについては追分・大坪地区交通環境改善事業ということで、新駅という言葉がありませんが、今年度、およそあそこに新駅ができたときに使うであろう地区の皆さんにアンケート調査をいたしました。潜在的需要というのがあるのかなというところを探るために。来年度はそれを分析して、新駅の必要性というのを検証していくという作業が来年度の予算でございます。  ですから、ここには新駅設置というのは書いてございませんが、その新駅設置の検証をしていくという検討調査をやらせていただきます。 74 ◯栗田委員 大坪駅のところは、区画整理をやった当時から用地だけは確保してあったわけですから、検討していった中において必要性はわかると思うわけです。もうちょっとよく言うじゃん、速度を早く、何だとよく言うけれどもね、方向づけが出てきたら早く実施してくれたら助かるなと思っております。  それから、115ページ、大谷・小鹿地区まちづくり計画推進事業、このスマートインターチェンジが29年度には開通する、それとあわせてこのまちづくりと、これが市街化区域編入をして、静岡市の中における一番の大きな財産じゃないかなと思っておるわけです。それにあわせた形で、具体的にこの話はどんどん進んでいって、29年度ぐらいに、あるところについては例えば物流だ、工業団地ということを言われて、30ヘクタールぐらいとるということを言われているわけです。その辺が大体29年度までには利用できるような格好に、具体的になるような進め方をしておるんでしょうか。 75 ◯岩崎新インターチェンジ周辺地区開発担当課長 大谷・小鹿ですけれども、平成29年度インターチェンジの供用開始時、この辺にどうかという御質問です。  まず、現在、地権者意向のアンケートを行っていると、この辺は議会の答弁でもさせていただいたところです。  現在、その内容の集計をやっておりまして、そのアンケート結果を踏まえて、また進出希望の企業の方、この辺の意向と重なったエリア、これを平成27年度に決めて、それで先ほど申しましたように基本設計をやっていこうと考えています。  その辺の希望があったところ、あるいは地権者の意向が固まったところが、来年度うまくまとまっていけば、それ以降の市街化区域編入、あるいは事業認可の手続に進めると考えています。順調にいけば、3年とか4年でいけるのかなと考えます。 76 ◯栗田委員 もういい加減、ずっと前からこういう問題が出されてきていて、何年も経過していたわけです。知ってのとおり、あの中でも自分が農業作業関係をしない、人に貸したり、荒れ地になっていたりという土地が出てきているわけですから、早く方向づけをしていっていただきたい。  もちろんこの調整区域の市街化区域編入、区画整理というものは時間がかかることはわかりますけれども、もういい加減前からこれは進めてきた問題ですから、今、急に26年ごろから動き出して27年度で具体的に動くと、そういう問題ではなくて、もっと以前からの問題で動いているわけですから、その辺はスピード感を持った形でお願いしたいと思っているわけです。  それから、116ページ、ここにはスマートインターチェンジのことが書いてあるのですけれども、このスマートインターチェンジが29年度開通して、スマートインターチェンジでETCがあれば大型車も全部出入りできるということで、観光もそう、工業団地もそう、大変利用しやすいインターになると思っているわけなんですね。  だけど、この周辺の道路関係は、それにあわせた形で道路整備がされるような計画になっている、どういうふうになっているんだっけ。そういう格好で、このスマートインターチェンジの開始とあわせた格好で周辺道路の整備はされていくんですか。 77 ◯岩崎新インターチェンジ周辺地区開発担当課長 新インターチェンジの開設に伴いまして、まずはアクセス道路となるこの緑の広野大谷線、こちらの拡幅開始を行います。  さらに、インターチェンジを設置することによって潰れます大谷改良区17号線、大谷改良区26号線、また大谷改良区34号線、こちらのほうの代替となる路線を、大谷東名北側線、あるいは大谷川左岸大谷線、こちらのほうに回っていただく、そのような整備を考えています。  また、大谷改良区1号線は、そのままインターチェンジのランプになるわけですから、これのメーンの代替としてはこちらの大谷改良区2号線、あるいは都市計画道路の下大谷線、こちらの整備を進める予定でおります。 78 ◯栗田委員 幹線道路だけ。交通渋滞が起こらないような形の中での整備は29年度に間に合わせていただけたら大変結構ですけれど、その辺はよろしく対応お願いします。  それから、公園で保存樹木の今までの条例関係をまた変えてきた、清水でやっていたものは廃止をして、新しいものをつくってきたわけですけれども、この保存樹木の清水側はほとんどもう申請がなかったと思うのです。受け付けを静岡側も始めて、この条例ができる間にある一定の受け付けがされてきたのじゃないかと思うんですけれども、どういう進行になっておるんですか。数がふえたんじゃない。 79 ◯大長緑地政策課長 保存樹木についてですけど、清水側につきましては、現況では30本38カ所の保存樹木の樹木と樹林の指定がございます。  これにつきましては、県の都市計画区域外の10本と樹林が1カ所、保留林については経過措置で20年継をしていきます。それ以外につきましては、改めて所有者の方に継続の意向があるかどうかの確認をして、やっていきます。  また、議員の言っていたとおり、旧の静岡地区につきましては、過去に調べた経緯がございまして、それらを入れますと静岡地区で大体100本くらいが指定の基準になるのじゃないかと想定しております。ただ、受け付けにつきましては、年度が変わってから順次受け付けていく予定で、今、何本指定をするかというのは、まだ全く未定な状態でございます。 80 ◯栗田委員 静岡側が100本、清水側が30本38カ所、こういうことが言われていたわけですけれども、静岡側の100本というと、この清水側の倍以上になると思うのですけれど、そういう考え方でいいですか。  そうしますと、予算的には括弧が昨年の金額ですか、180万円。ことし367万8,000円、そういう見方でいいですか。それで予算的には、これで基本的には十分間に合うという格好で考えていいわけですね。 81 ◯大長緑地政策課長 先ほど静岡側が100本想定をしているという中で、それには由比と蒲原も想定をして含めてございます。  今のこの予算額でありますが、367万8,000円につきましては、26年度の保存樹木の補助金の関係と、あとは奨励金の関係、これを合わせた額を一本化して補助金として予算として持っている状況でございます。 82 ◯栗田委員 これ、市街化区域というより都市計画区域内における神社や大きな木というのは大変貴重ですから、これからもちゃんと保存樹木という形の中で、補助もつけたりして剪定関係もできるような格好をしながら、守っていっていただきたいなと思っております。  118ページの日本平公園整備事業、いろんな格好で変更になってきたわけですけれども、県が計画している展望施設というのは、どれぐらいのものを考えておるんでしょうか。 83 ◯増田公園整備課長 県が検討しております展望施設でございますが、詳細はまだ全く明らかになっておりません。先般の県議会の質問の中で、知事が静岡市、静岡県、日本平のシンボルとなるような展望施設をつくりたいというようなお話がございました。  それを受けまして、静岡市も協力をしていただきたいということで、現在の計画は私どもが持っておりますので、その中に位置づけをしていくという姿勢で協力していくということでございます。 84 ◯栗田委員 シンボルとしてちゃんとしたものをつくるというと、結構いいものをつくるような感じですね。それは市も負担はする。それはそれでしようがない問題ですけれども。  やっぱり合併する当時の話として、日本平の整備は両方とも、静岡、清水、その中心にあるわけですから、ここが合併に対する一つのシンボルとしていいものをつくってくれ、いい整備をしてくれと、こういう問題があったわけですから、その辺は展望施設もちゃんとしたものをつくりながら、やっぱり日本平が一番、富士山を初めとして静岡、清水、港、全部が見える場所ですから、そういう格好でお願いしたいと思いますけれども、皆さんどう考えているのかなと思っているのです。  知事はあちこちに行っていろんなことをしゃべる。柑橘試験場のところからケーブルカーをこの久能山東照宮へ通すと、こういう言い方をずっと言ってきて、スポンサー的なものもあるだ何だとそんな話まで聞いたわけですけれども、こういうように頂上のところに展望施設をつくるということは、そういう話は置いてきた感じですけれども、その辺はどういう格好の整合性がとられておるのでしょうか。 85 ◯増田公園整備課長 経費の負担等につきましても、まだ全く話がない状況でして、現在言えることは、県が検討しておりますのは、県有地に設置するということでございます。そこにどういう形で本市がかかわっていくかというのはこれからの検討で、協議をしていくということになります。(「駒越柑橘試験場からのロープウエー」)ロープウエーにつきましては、特に私どもに直接話がございませんので、部門が違うところで受けているかと思います。 86 ◯栗田委員 そうすると、芝生広場だ何だと、あちらのほうには県有地があったような感じですけれど、そういうところへちゃんとしたものをつくるということですね。  駒越は余りそれは正式に聞いたことはないということで。結構人の前で言ったみたいでね、何を言い出すのかなという感じはたくさんしますけれども。  それから、駿府城公園再整備事業、これが第2候補で天守台跡地を含むエリアの発掘調査ですけれども、これは天守台だけの発掘調査であって、将来的に天守閣を建てるという展望は明確に打ち出した中でやるんでしょうか。 87 ◯大長緑地政策課長 発掘調査でありますが、まだ天守台を約束したものではありませんで、天守台に向けて推進をしていくと。それで発掘調査の結果を踏まえ、その後の方針を決定していくと、そういうことになっております。 88 ◯栗田委員 お金がかかっていろいろ大変ですね。国の考え方と市の考え方の違いがあるので、どういう格好で動くのかなということで心配しているわけですけれども。  それで、その後のところの公園整備事業で桜の名所をつくるということで、今度は植樹祭、植樹も17日だかに計画しておるわけですけれども、僕なんかは弘前のお城、あそこの桜を見たことがある。そうしたら、見事な格好でたくさん植わっているわけですね。名所でこの地域一番の名所をつくろうとすると、余り単純ではないわけですけれども、大きな木を植えてもいいんですけれども、小さい木についても植えるべきところはどんどん植えていってもらいたいなと思っております。駿府城はそういう金のかからないことはどんどんやればいいと思うけども、割合お金がかかって賛否両論があるようなものというのは、気をつけてきれいに対処していかなきゃならぬじゃないかなと思っております。  それから、121ページ、市営住宅耐震補強事業があるのですけれども、この耐震性の劣る市営住宅の解体、以前も維持していく住宅と解体し売却する住宅用地と、いろんな仕分けをして計画はされてきておるんじゃないかと思うんですけれども、その辺の計画は以前つくられていたわけですが、今回どういう格好でこういう解体をする場所とそのまま維持できるような形の団地にしていくのかと、色分けをもう1回したんですか。以前もされたような感じがあるわけですけれども。 89 ◯中村住宅政策課長 市営住宅整備計画の中ではですね、解体を目指している棟数が75棟ございます。この中で、市の公共建築物耐震対策推進計画に基づくものにつきましては、基本的に今回の有東の11号棟が最後になります。  こちらを解体することによりまして、今の計画に沿ったものとしては最後になります。整備計画の中で用途廃止等を含めて、解体を目指しているものが多々ありますので、今後それにつきましては順次解体をしていく予定でございます。 90 ◯栗田委員 古い住宅については、解体をするよという住宅でも、中に人が住んでいて、撤去って言っちゃ悪いが、よそに移動してもらうことができないで、ずっと耐震がされていないような危険な住宅に入っているところが幾つかあると思うのです。その辺の処置は早くしないと、幾つも棟があって、その中で1軒、2軒、3軒だと、ちょっとしか入っていないところがあるわけですね。何で進まないのか、僕にはよくわからないんだけれども、新しいところに行くと高くなる、市の補償関係が少ないとか何とか。そういうところについては危険であるし、早く移動してもらって、その後のその住宅の解体というのは急がなくてはならないと感じているわけです。全体ではよくわからないけど、清水区の中においてはある一定僕はわかっているわけですけれども、その辺は早めた格好で対応はできないのですかね。 91 ◯中村住宅政策課長 耐震性能が劣る住宅がまだたくさんありますので、そんな中に住んでいらっしゃる方につきましては、そういう説明をしながら、新しいところへ移ってもらいたいということでお勧めしているのですけれども、やっぱり委員がおっしゃるように、新しいところに行くと確かに家賃が上がってしまうとか、あるいは住みなれたところがいいということで、なかなか動いてもらえない方も多々あります。  清水区でいいますと、辻あたりがそれに該当するのですけれども、やっとあと残り3世帯まで来たんですけれども、それがなかなかいろんな事情があって出ていただけないというようなこともありますので、これにつきましては粘り強く交渉していくというように考えております。 92 ◯栗田委員 一番よく目立つのは、日本平の入り口で右側にある宮加三の市営住宅かな。あれはもう古くて、にっちもさっちもいかない、耐震は全然ないような住宅の感じがしますけれども、気をつけた形で対応していかないと、何かの問題が起こるとうまくないなと思っておりますから、よろしくお願いしたいと思っております。
    93 ◯内田委員 それじゃ、引き続き資料-2の112ページですけども、先ほども上から2段目の清水港線跡地の自転車道の活用方策が説明されました。これまでも、軽トラ市だとかイルミネーションなんかをやっていたということで、今後は道路の広いところや、それからあそこの恵比寿神社ですか、あそこの活用等を含めまして検討していくということでありますけども、軽トラ市とかイルミネーションは、今後も含めてこの計画に入れていくのか。その辺の位置づけといいますか、総括されていると思うのですけれども、なかなか年末といいますか冬はきれいにあれして、軽トラ市も多くの方が来られたと思うのですけども、その辺の考え方をお示しいただきたいと思います。 94 ◯向達都市企画担当課長 こういう遊歩道についての魅力向上に向けた取り組みというのは、やはりハードとソフトが一体となって進めていく必要があると考えております。  そこで、経済局におきましては、次年度、平成27年度も引き続き、軽トラ市の実施支援などのソフト施策、そういった部分を継続していくと聞いております。我々はハード整備に向けた検討をあわせて進めていくといったことで、連携をとりながらやっていく予定でおります。 95 ◯内田委員 引き続き今までやった事業をやりながら、あわせて調査をかけていくということでありますけども、限られたスペースの中で、ハードの面ではこれも限られると思うのです。そういう点では今回、予算的には結構な予算をかけて調査といいますか、検討されると思うのですけども、もうこれは当然600メートルとかそこらの距離のことも言っていましたから、そう延々と検討ばかりじゃなくて、ある程度の結論は出ると思うのです。これは27年度単年度で結論を出しながら、ハード、ソフト面、江尻から日の出地域の自転車歩行者道の有効活用といいますか、その辺についての考え方はもう示されると考えていいのでしょうか。 96 ◯向達都市企画担当課長 先ほども、どういうような整備を目指しているかお答えをさせていただいたのですが、基本的にはそういうスポット空間を確保していくような検討を進めていきたいと。その中で、先ほど図面フリップの中でもお示ししましたように、3、4カ所ぐらい具体的に検討していきたいと。できれば1カ所ぐらいは整備工事に入れるぐらいの設計まで進めて、一度に何カ所も整備ということは当然不可能かと思いますので、早期にそういった効果が発現できるような、段階的な整備を目指していきたいと考えております。 97 ◯内田委員 113ページ、ノンステップバスの導入ですけども、予算額は半分200万円にはなっているんだけれども、製造が少ない製造料金でやれるということでお示しされたんですけれども、超低床のというのは大事な問題だと思うんです。これは対象となるのはどれぐらいあって、年度計画と言いますか、その辺は今後何年間ぐらいでこの計画が達成されるのか、その辺の見通しを示していただきたいと思います。 98 ◯大滝交通政策課長 ノンステップバスでございますけど、現在しずてつジャストラインが静岡市内で走行させている車両が340両ございます。そのうち今年度末で導入の台数が207両ということで、導入率は60.9%となっております。  そういう中で、本市のノンステップ化の計画としましては、平成29年度までに導入率を70.3%まで上げていきたいという計画を持っています。それ以降は国の動向を見ながらでございますが、そういう中で、計画では10台ずつ、29年まで引き続きいけば70.3%は達成できるという計画でございます。これについてはしずてつの経営状況もございますので、台数の差異が出てくる可能性もございますが、今の状況では29年度までに70%を達成したいという計画を持っております。 99 ◯内田委員 114ページの三保羽衣の土地区画整理事業ですけれども、予算が2億円ぐらい出されているわけです。もう大分進んできていると思うのですけども、今年度の建物移転の補償とか道路築造工事ということでありますけども、移転の戸数と道路の築造工事と、具体的にどのようなところでやられるのか、今年度の事業計画について説明をお願いしたいと思います。 100 ◯片山市街地整備課長 今年度の進捗状況ということでお話しさせていただきます。  まず、事業費ベースで79%ということになります。今年度末で移転家屋が65戸完了しておりまして、93%ということになります。  道路につきましては、全体で完了が5,700メートルございまして、83%の進捗というような状況で今年度末になっております。 101 ◯内田委員 それぞれ事業費ベース、道路の進捗を示されたわけです。移転の戸数は65戸ということでありますけども、これで大体移転等は今年度で終わって、あとは道路の工事を含めて事業は進んでいくという流れでよろしいのですか。 102 ◯片山市街地整備課長 65戸というお答えをいたしましたけども、全体で70戸ございまして、残りが5戸になります。  来年度残りの戸数につきましては合意形成を図るということで、市のほうも組合の支援をしていきたいと考えております。  それと、道路の移転の状況にもよるのですけども、来年度で道路を93%ほどまでやりたいということで、全体といたしましては、やはり28年度末までにですね、全ての移転と基盤整備を完了させていただきたいと考えております。 103 ◯内田委員 28年までに移転、基盤整備を完成していきたいというと、もうほとんど、移転も70戸のうちの65戸が今年度大体見通しがついてくるというと、いよいよこれまでも保留地の処分なんかの問題が出てきて、全体の流れに沿ってきて処分が進んでいくのかと思っているのですけれども、その辺の組合との関係で、保留地の処分を、27年度はどういう形でやっていくのか。 104 ◯片山市街地整備課長 保留地の処分というのは、組合にとりましては重要な課題でございまして、現在、26年度末で、63%ほど保留地の売却ができております。残りが37%になるわけですけれども、この辺につきましても、引き続き組合と連携する中で、売却を進めてまいりたいと考えております。 105 ◯内田委員 63%ですか、今年度までに大体保留地処分が進んでいくと。まあ、28年までに移転や基盤整備が進んでいくということで、順調に来ているということであります。そうすると、最終的に保留地を処分して、区画整理の清算が進んでいくということになってくると思うのですけども、最終年度は大体順調に進んでいるような話をされておりますけども、最終年度は今の時点でいつに計画しているのですか。 106 ◯片山市街地整備課長 事業計画上は28年度ということになっておりまして、それこそ移転の関係とかですね、そういうものを見る中で、またその完了の時期については、もう少し経った中で、明確にさせていただきたいと思っております。 107 ◯内田委員 いろいろ相手があったり予算があったり、売り手、買い手の問題がありますから大変だと思いますけども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それから、118ページですけども、先ほども質問が出された日本平の整備計画ですけども、午前中、午後と質問が出されたのですけども、公園計画の一部見直しということがありました。それと、県の展望台との関係で、県がやることだから、規模だとかということはまだわからないと言うのですけども、そうは言っても、午前中の議案の説明を聞いていますと、この間の数年、国からの予算処置というのがだんだん少なくなってきているよと。そういう中で、公園の見直しをしていかないと、工事単価なども上がってきていることを含めて大変だということで、この間言われているわけです。そうは言っても、一部見直しといっても、全体の県の土地だとか市の土地、それから事業分担はある中で、見直しといっても限られると思うのです。どういう形での見直しといいますかね、予算上これからこのぐらいかけて、事業をこういう形で縮小すると、今進めている道路関係は道路関係で整備をしなければいけないと思うのですけども、全体の見直しの考え方といいますか、その辺が現時点でどのように思われているのか教えてください。 108 ◯増田公園整備課長 大きくは整備の順序を、先ほども申し上げましたが、今は日本平周辺の平原ゾーンと言われているところ、それを第1期でやりまして、その後駐車場をやって、最後に山頂をということで、下のほうから上に向かってやっていくというスケジュールでございますが、それではなかなか整備している状況が成果として見えにくいということがありますので、その順序を、県の考えていらっしゃる施設もございますので、山頂のほうからやっていく必要があるのではないかと考えています。  ただ、現在やっていますアクセス道路につきましては、早期に開通させるように今後も継続していきたいと考えております。 109 ◯内田委員 これまでの計画が平面で駐車場、山頂、それからという順序を、県が山頂での展望施設を計画しているから、道路計画は道路計画で進めながら、この1、2、3の順番を山頂からの整備に変えていくということです。そうしますと、順序はわかるんですけども、見直しの規模といいますか、それから期間だとか、それじゃ国から予算が毎年、補助が下がっている中で、全体の計画規模というか、そこまで一部じゃなくて、大きく見直しをしなければいけないという感じになりはしないかなという感じがするんです。その工事の、これまでの計画の変更があるのか。それから、大きく工事の順番が違っててきて規模自体も変わってくるのか、その辺の全体の考え方といいますか、その辺はどうなんでしょうか。 110 ◯増田公園整備課長 現在の計画を大きく見直そうという考えはございません。県の施設がどの程度の規模になるかはわかりませんけども、これをその計画の中に取り込まない限りは文化庁のほうの協議も整いませんので、その辺が取り込めるような施設内容、名勝地にふさわしい施設となるように協力をしていきたいと思います。  あと、これに伴いまして周辺の施設もどのようにしたらいいのか、あるいは商業施設も今後予定しておりますけども、その辺も現在の規模でいいのかどうか、その辺は今後の検討課題となっておりますので、来年度はその辺の見直しをしていきたいと考えております。 111 ◯内田委員 そうすると来年度そういう見直しをする中で、これまでの整備計画の年度別の整備というのも、順番はさっき平面、駐車場、山頂を入れかえて整備をしていくよと。県の計画にあわせてそういう形にせざるを得ないんだよということはわかったんですけども、そうすると、見直しをする中で、整備の期間も当然見直したりとか、予算上の問題といいますかね、国の補助金との関係で、そこらも来年度大体の大枠、こういう形でのスケジュールで予算規模はこうで、考え方としてはこういう整備をするというのは、県の事業との関係もありますけれども、来年度で大体わかるような形になるのでしょうか。 112 ◯増田公園整備課長 見直しをすることによって概算額が出ますので、そこまでは1年で出したいと思っております。今回の予算要求につきましては、見直しの経費として1,000万円を計上させていただきました。 113 ◯内田委員 もう1点だけ。  概算額は大体1年間で出るんじゃないかと言うけれども、概算額が出ますと、これまでの整備計画とのスパンの関係も、当然その中で大体こういうスパンで、細かい変更はあるのかないのかわかりませんけど、その辺の考え方、大体5年、10年のこういう形でというのは来年度で大体出るという形でいいですか。 114 ◯増田公園整備課長 現在のスケジュールでは、38年に全て完成という予定でございますが、これは国からの認証率が下がっているということで、あくまでも計画ですね、現状の国からの補助からしますと、これではできないという状況になります。ですので、その辺も加味しながら、今後のスケジュールを検討していきたいと思っています。 115 ◯内田委員 公園の関係をもう1点お聞きしたいのですけども、同じページで118ページの羽衣公園整備事業の予算が2億7,400万円という形で載っています。  説明があったように、公園の整備と支障物件の補償及び用地取得ということでありますけども、この辺をもう少し、2億7,000万円ですからかなりの予算がかけられるということですけども、物件補償及び用地の取得、この辺が何件ぐらいでどうなっていくのか。それから、公園整備自体に予算的にはどれぐらい使って、おおよそどういう形での整備を今年度は考えているのか、その辺を教えてください。 116 ◯増田公園整備課長 整備計画と27年度の予定ということですが、当該の予定地は三保松原の入り口部分でして、観光文化の交流拠点となる場ですので、駐車場、多目的広場、芝生広場等の整備を平成30年度をめどに、富士山の世界文化遺産の構成資産にふさわしい整備を検討してまいりたいと考えております。また、この公園内に文化財課でビジターセンターの建設も予定しているところでございます。  27年度につきましては、この公園に係ります用地の取得と公園の実施設計を予定しております。  件数につきましては、今後の交渉に差し支えますので、答弁は控えさせていただきたいと思います。 117 ◯内田委員 それでは、隣のページの119ページ。これも先ほど質問が出されたのですけど、わが家の専門家診断事業の答弁があって、あわせて木造住宅の120ページですけども、耐震補強の助成が、予算と予定の整備計画といいますか、出されているのですけども、先ほどの答弁では、木造住宅といわれるのが6万4,000戸ぐらいあるのですよと。それで、計画等に値するのが4万8,000戸と。それで1万1,000戸ぐらいが専門家診断をやられているという答えだったと思うのです。そのうち建てかえもされているだろうからということですけども、6万4,000戸あって、計画では4万8,000戸ということですけども、建て替えもされているから4万8,000戸が全て対象にはならないと思うのですけども、わかっている段階で対象がおおよそどのぐらいあるのか、わからない部分もあるかもしれないですけれども。それで、これまで補助金を出していますから、整備戸数が大体わかると思うのですけど、おおよそどういう数になっているのでしょうか。対象戸数とそれからこれまで整備をやってきた戸数。 118 ◯望月建築指導課長 耐震化率が上がっていると、要は安全になっているという住宅の戸数で、あと残りということにつきましては、先ほど答弁させていただいたとおり、来年度、要は27年度中に25年度の土地統計調査の詳細の結果を踏まえて、推計していきたいと考えております。  今まで「TOUKAI-0」の関係で、実際に補強工事をやってきている数の実績ですけれども、それにつきましては、静岡市では14年から行っているのですけれども、3,604戸について助成をして、補強工事をしていただいております。  これにつきましては、先ほど言いました県全体での統計の中でいきますと、6万4,000戸という56年以前の木造住宅の数につきまして、おおよそ5.6%強くらいということになります。これはあくまでも補助金を使ってということですから、この数字がイコール耐震化率ということではないというふうに考えております。  申しわけありません。推計のことしかお話しできないものですから、実績だけは統計というか、実際の数値をお示しさせていただいたのですけども、申しわけありません。 119 ◯内田委員 先ほど答弁がありましたように、来年度、促進計画を立てるということで、その促進計画に基づいて現時点での到達を踏まえてやると思うのですけども、それにしたって、まあ計画といいますか、対象になるといいますか、4万8,000戸ぐらいあって、現時点で14年からやって3,604戸って言うから、かなり開きといいますか、あるような感じがするんですね。  そういう点で私、この委員会でも視察をさせてもらった自治体では、かなり県、市、それからの補助率が高くなっているところについては、やはり進んでくるというかね、当然だと思うのですけど、県内でもそうですし、僕らが視察へ行ったときもやはりばかに進んでいますねと思って聞いてみたら、補助率がやっぱり静岡市より高いということだと。それは当然だと思うのですけども、静岡市の場合は南海トラフ地震が言われて「TOUKAI-0」ということで県、市あわせてやっているわけで、そういう点では、促進計画を立てて、それでどういう形で進めていくのかという計画を組むときに、私は補助率の問題も議題に挙げて、それで年度計画を立てて促進を図るという考え方が必要かと思うのですけども、その辺の考え方について伺いたいと思うのです。 120 ◯望月建築指導課長 委員御指摘のとおり、最近のほかの自治体の数字で、実績が伸びているところが確かにございます。そちらについて、補助金の額が本市よりも高いということで設定されているということも十分承知しております。  ただ、この「TOUKAI-0」自体ですね、14年から始めている中で、当初の5年ぐらいの間の伸び率というのは、本市が非常に高くて、他市の場合、そのときはまだ「TOUKAI-0」について市の補助を持っていなくて、補助事業が動いていないという中で、県全体の耐震化率を上げるということの中から、あと多いというところについては、追いつき、追い越せということの中で、補助金に市独自の上乗せをしてやってきているということで、今の数字が出ていると思っております。  だから、うちのところが今の状況としますと、その当時からですね、申請の件数等も落ちてきているという中で、今のままでいいということではなくて、県のほうも「TOUKAI-0」の最終年度を来年迎えますので、今後さらに「TOUKAI-0」を促進するのか、中の補助メニューの見直し等も含めて、どういうふうに行っていくのかというのは、県とも協議、また県内のほかの市町村とも協議をしながら、来年促進計画の中でその辺を示していきたいと考えております。 121 ◯内田委員 119ページの一番下です。計画策定事業という形で先ほど説明があったのですけども、要緊急安全確認大規模建築物の補強計画3件、こういう形で法律が改正されて、病院や旅館やホテルやそういう人が集まるところについて、こういう補強計画が示されて、テレビでもそうはいってもなかなか大変だなということで言われておりました。今回の3件と、それからその上の耐震診断が7件ですけども、お金がかかるからつくるということにはならないのでしょうけども、静岡市として対象とならざるを得ない施設というのは、おおよそどれぐらいあるのか、その辺は掌握しているのでしょうか。 122 ◯望月建築指導課長 要緊急安全確認大規模建築物ですけれども、こちらにつきましては、25年に法律が改正されたわけですけども、それにあわせて、対象となる施設についてはうちのほうで全て把握しております。  その中で、もう既に耐震診断をされていて、この法律改正に基づいて、27年度の12月までに報告をしていただいて、その後その部分について公表をしていくという形の法律改正があったわけです。既に診断をされている方については、27年12月までに報告をお願いしますということは、個別に伺って、その辺のお願いをしております。  それ以外に、26年度につきましては、同じように対象施設について訪問をして、補助制度の部分も全て説明している中で、今年度8件の申請がございました。  残りにつきましては、最終年度ですから27年度中に申請をしていただくということで、対象の施設については、全てスケジュール的な工程もうちのほうで整備しまして、対象の所有者の方にはお願いをし、フォローアップも引き続きしていきながら、12月までに診断をしていただいて、報告をしていただくという形で現在進めております。  これで対象として把握している施設については、全て診断をしていただくという予定となっております。そのうち、今相談をしている中で、来年度さらに診断の先の計画ですね、補強工事を前提とした計画の3件の予算を計上させていただいているというところでございます。 123 ◯内田委員 法的に27年12月までに診断を完了してということで、その段取りで今進めているということでありますけども、今回、補強計画自体は3件ということでありましたけども、診断を27年12月までにやっていただいて、補強計画というのは、法律の関係では今後診断を終えた後、どういう形になるのですか。 124 ◯望月建築指導課長 法律の改正に伴って、27年12月末までに報告をしていただくと。それで、報告をしていただいた方、それからその結果、その先工事をやるのか、どうするのかということも踏まえて、公表の仕方につきましては、県内で統一したような見解を来年度中に出していきたいと思っています。  法律の中では診断が義務づけになっております。ですから、その結果について公表するということが、所有者の方にどういう影響が出るのかということを踏まえて、その後の設計の部分、それからその先の今度は工事の補助ですね、そちらについても検討する必要があると考えております。 125 ◯内田委員 戻って悪いのですけど、119ページの三保半島景観まちづくり支援業務ということで300万円の予算がついているのですけども、これをもう少し、景観形成というのは、いろいろこれまでも地域の人だとか関係者によって地域を回っていただいて、これがふさわしいとかふさわしくないとか、いろいろやったことがあると思うのです。今回は関係者といいますか、いろんな大学生といいますか、そういう人たちも含めて検討していくみたいな形で説明していただいたのですけど、今年度はこの300万円でどういう形でつくり上げようとしているのか、もう少しわかれば教えていただきたいと思います。 126 ◯小林建築総務課長 次年度、どのような施策をするのかということでございます。本年度、三保半島の景観形成ガイドラインの策定を進める中で、先ほど議員がおっしゃったように、三保・折戸地区の住民の皆様と意見交換会及びアンケート調査を実施させていただきました。  その中で、三保半島の町並みをよくしていく上で、建築物や屋外広告物に関する景観ルールをどのように定めていったらいいのかというようなことをお聞きしましたところ、ある程度厳しくして、地区住民による自主協定によって管理するといったのが望ましいというお答えが過半数以上ございました。  そのようなことから、次年度からの第3次総合計画の前期4年間の中で、できればこのガイドラインを活用して、地元の住民や企業の皆さんとワークショップ等を通じて、さらに意見交換を進めて、景観への意識づけを進めるとともに、地域の住民参加型のまちづくり協議会等を設置して、強制力を持った景観協定や屋外広告協定などへ進めていきたいと考えております。 127 ◯内田委員 予算にも関連しますけど、条例の点で1点聞きたいのですけども、今回説明があった議案第53号の静岡市みどり条例の制定についてと、それで議案第54号清水市みどり条例を廃止する条例が提案されて今説明がされ、先ほども質問が出されました。旧清水市にはこうしたみどり条例があって、静岡市には条例がなかったということで、今回は旧清水市の条例を廃止して、新しく静岡市の条例をつくるということであります。合併して12年目に入ろうとしているのですけども、なぜ今ごろと言ったらおかしいですけども、こういう形になってきたのか。やるのだったらもっと早くやってもよかったのじゃないかと思いますし、それと条例を廃止して、新しく条例をつくるということで議案が出されていますけども、ほとんど同じということはないと思うのですけども、どういう形で条例が違ってきているのか、もっと進んだ条例になっているのか、違いといいますか、その辺を説明していただけますか。 128 ◯大長緑地政策課長 みどり条例についての御質問で、なぜ今かというお話がありました。確かに合併をして10年近くになっております。私の伺っているところでは、当初事務のすり合わせで条例をつくろうとしたときに、なかなか保存樹木等ですり合わせがうまくいかなくてということで、そういったことを伺っております。  ではありますが、今まで自治基本条例の中で、本市の各分野の基本方針を定める基本的な条例がないという状況でありましたので、2年ほど前から条例の制定に向けてやってきた状況でございます。  それから、もう1つはみどり条例の関係で、旧清水市の条例がどのように生かされているかということについて、この新たな条例は、基本理念やそれぞれの責務とか具体施策など、本市の新たな緑に関する条例として制定するものでございます。  本条例の策定に当たりましては、旧清水市のみどり条例を初めとし、各都市の緑化条例の事例を参考にしてございます。旧清水市のみどり条例では、保存樹木の制度や公共施設の緑化方針などが示されておりますが、今度の新たな条例に関しては、これらについても新たな制度設計を行い、さらなる緑の保全と緑化の推進を図る内容となってございます。 129 ◯内田委員 旧清水市や全国の条例を検討しながら緑化の推進になるような条例になっているということでありますけども、先ほど清水地域と静岡地域の保存樹木等の本数も説明がありました。それから市街化区域外の対応についても説明があったのですけども、私は本会議でも話をしたのですけども、今回のみどり条例では旧清水市と新しくつくるみどり条例では、保存樹木に対する補助額が若干違ってきていると思うのです。補助額の違いと、なぜ補助額がそういう形になってきたのか、検討経過があると思うので、その辺を示していただきたいと思います。 130 ◯大長緑地政策課長 みどり条例の補助額のことであります。旧清水市の条例では、上限が50万円で2分の1という補助の仕方をしてまいりました。  今回の条例を策定するに当たりまして、静岡都市計画区域を広げることによって、対象となる保存樹木がふえると。そのような中で、より多くの保存樹木に補助ができるような形をとりまして、上限額を30万円で補助率をその2分の1と、そのような形で制度設計をしてございます。 131 ◯内田委員 指定する樹木の数もふえたので、補助率は50万円から30万円にということになったということです。いろんな事業をやる場合には、当然予算が伴うわけですけども、第1条にあります、「生活環境の向上に資するみどりの保全や緑化の推進について、基本理念」が定めてあるわけで、そういう点では各課いろいろ予算の状況はあると思いますけども、保存樹木を守っていく点では、補助率はやっぱり高いほうに合わせていくべきではなかったかと思うのですね。  それはそういうことですけれども、関連して、第15条で「市長は、保存樹木等の保全に関し必要があると認めるときは、予算の範囲内で当該費用の一部を補助することができる」と。この15条に規定しているのが、今の補助率の関係ですか、そういうことですか。 132 ◯大長緑地政策課長 委員がおっしゃるとおり、第15条の助成の欄で、予算の範囲内で当費用の一部を補助することができると、これが補助の2分の1、30万円へとなったものでございます。 133 ◯池谷委員 それでは、ポイントを絞って、2点聞かせていただきたいと思います。  1つ目、113ページの交通環境改善事業についてお聞きします。  望月委員からも質問がありましたが、私も昨年議場でも質問させていただきました。事業者だけではなく、行政だけでなく、地域の人たちも三位一体となって新しい公共交通を考えていくということがこの中でなされていくのだと思います。  その中で、先ほど回答にありました両河内、安倍口、池田、長田、これから蒲原も協議会等を立ち上げて、公共交通について考えていくということがなされているという話がありましたが、現段階でこの両河内、安倍口、池田、長田、そして蒲原の協議会の内容、話はどのぐらいのステージのところまで話されているのか、わかる範囲で教えていただければと思います。 134 ◯大滝交通政策課長 各地域のステージ、どのぐらいのステージかという御質問です。  まず両河内につきましては、当初は過疎地有償運送ということで、今、清沢で運行しているNPO法人が自主的に運行しているようなバスを想定してお話をして、それでなかなか地元で人が集まらないよということで、今度デマンド運行はどうかということで、デマンド運行によって枝葉のほうまで入っていく路線の御提案をしましたが、それについても、地元としては、もうちょっといい運行形態がとれないかなというお話で、現在も経費をふやさない中でうまく効率的に走らせるというのを、地元の御意見を伺っているところでございます。  池田地区につきましては、地元でやってくださる事業者がいらして、そこについては路線を今決めて、バス停等の協議をしているところでございます。  それぞれ、今申しましたところは勉強会等で情報交換をさせていただいておりますが、長田地区につきましても御要望をいただいて、私どものほうで、今回池邨議員の御質問がありましたけれども、支援制度、初期費用のところもやはり非常にかかるよということも伺っておりますので、その辺も含めて来年度支援制度等の案をつくっていきたいと考えております。  安倍口についてもまだ勉強会というところで、地元の意向を伺っている状況でございます。  あと、蒲原地区は、つい最近の話でございますが、ちょっと切り口が違いまして、やはりまちおこし的な部分を含めてやっていきたいということで、若い方が中心になってやられているということで、まさに蒲原は動き始めたばかりという状況でございます。 135 ◯池谷委員 2つ目ですけれども、115ページの安倍川駅周辺整備事業についてお聞きしたいと思います。  ことしの秋ですかね、新駅舎供用開始ということで、それに先立って駐輪場が新しく先に供用開始されます。その中で、西口については先に有料駐輪場を供用開始、東口がまだできていないということで、これからその計画なりを詰めていく段階にあると思うのですけれども、安倍川駅自体が新しいものになって、エスカレーター、エレベーター等々、本当に自動化される部分が多くなったと。  その中で、西口にできた駐輪場を見ますと、階段を歩かなければならないのですね。それでわざわざ3階まで階段で歩いて自転車を持って上がっていって、自転車を置いてまた降りて、そしてその足で道路を渡って駅に上っていかなければならないと。大変こうアナログとデジタルが重なっているようなことが見られるという意見が地元からも上がっております。どうして先進的な自動化の駐輪場というのですか、1階のその道路に面したところに自転車を持っていくと、地下にどんとこう入っていって、自動で10秒ぐらいで自転車が置かれるような先進的なものが入らなかったのかなという思いがあります。こういった機械式を導入する議論というのが今まであったのかどうか。そして、それに対する検討はされたと思うのですけども、一般的な初期費用とランニングコストがわかれば、教えていただければと思います。 136 ◯大滝交通政策課長 機械式の駐輪場についての御質問でございますが、こちらの安倍口の西口駐輪場においても検討をしておりまして、現在建築中で、今度3月末にオープンするものは、約2億円という費用で、管理経費としては2,000万円をちょっと下回る1,600万円ぐらいだと思います。  あと、機械式でございますけど、今規模のほうを申し上げませんでしたが、西口の駐輪場は600台規模でございますので、600台規模を今、委員御指摘の、すっと機械に差し込むと地下に潜っていく、あるいは上の層へ行くという機械式の駐輪場にしますと、建設費が約5億3,000万円ということです。ちょっと維持管理費のほうのつかみはございませんけれども、少なくとも機械式ですので非常にトラブルも多いということで、平面式の駐輪場に比べれば経費がかかると踏んでおります。まず初期費用のイニシャルコストの部分が非常に、倍以上かかりますので、そこで選択肢から落ちているということでございます。  もう1点は、やはりまだ機械式の駐輪場は非常に問題点がございまして、いろんな都市の駐輪場を管理されている方に伺うと、非常に湿気が多くて、入れてしばらく置きっぱなしにしておくとさびが出てくるということで、そういったところがやはり改善できて、コストが落ちてくれば、そういったものも必要ではないかなと考えております。 137 ◯池谷委員 そのまま続いて質問させていただきます。  この3階建ての駐輪場ですけれども、やはり毎朝通勤通学で若い方々が1階部分を専有してしまってですね、本当に駅が新しくなってエスカレーターになってよかったねという高齢者であったり、障害のある方々が自転車を2階、3階に歩いて運ばなければいけないことになってしまうのではないかなという懸念があるのですけれども、そこに対しての対策はどうなっているのでしょうか。 138 ◯大滝交通政策課長 バリアフリーの対応という部分も含めてでございますが、今回3階建てということで、上の階、2階、3階には、ベルトコンベアのスロープで上げていただくという格好になります。  今回、新規オープンということで、定期利用の申し込みがあしたからですか、高校入試の発表がきょうですので、あした以降受け付けをします。そのときに、例えば学生ですと、3階の御利用をお願いしますということで周知を図っていくと。一般の定期の利用のお客様については、2階のほうへ御案内、周知をしていくということ。障害のある方については、基本的に1階の思いやりスペースということで、すぐもう入り口のところに10台分のスペースを確保しております。それと、御高齢の方には、優先的に1階の利用をしていただくような周知も図っていきますので、あしたからの定期申し込みの中でしっかり周知していきたいと考えております。 139 ◯池谷委員 わかりました。  質問が少しまた戻ってしまうのですけれども、今回、西は有料駐輪場ができました。それで東ができていないという状況がある中で、どうして安倍川の駅舎が新しくなったのと同時に、東と西、両方とも有料駐輪場にならなかったのか。やはりこれで片方が有料駐輪場、片方が無料駐輪場となりますと、やはり住民感情的に、なぜうちのところばかり有料になってしまったのだという声が出てしまうのですけれども、ここについて理由があれば教えていただきたいと思います。 140 ◯片山市街地整備課長 東側の駐輪場が有料の施設整備、改修になろうかと思うのですけども、そういうことでできないのかということですけども、駅の改築の状況から御説明させていただきます。  今、既存の駅舎がございまして、その南側に新しい駅舎をつくっているということになります。  新しい駅舎ができて、それ以降に既存の駅舎を撤去するという作業になるわけですけども、ちょうど東側の状況が新しい駅舎と、それから今言いましたパルおさだの駐輪場ですね、それから鉄道にちょうど囲まれたような形で旧の駅舎があるという状況で、そこを解体したものを、じゃどうやって搬出するかということになるわけです。ちょうどスペースのあるところが、新しくできた駅舎のちょうど階段の下といいますか、出入り口になるのですけども、そこですと、当然皆さんが行き来するということで、そこで搬出することはやはり安全上できないということが1つございます。  じゃ、どこで搬出するかというと、そのパルおさだの中を通る形で解体したものを搬出するということが一番いいのではないかということで考えております。  そうしますと、新しい駅舎ができまして、改築の作業がそれ以降になりますので、それ以降の作業はどうしてもパルおさだのほうの改修といいますか、整備に手がつけられない状況になっているということで、今手がつけられないということになります。 141 ◯池谷委員 最後の質問をさせていただきます。  地下道の対策についてです。これで西側は有料駐輪場、東側は無料駐輪場ということで、1日100円を西側の方々はこれから負担していただくという話になっておるのですけれども、やはり今までずっと無料で来たことですから、1日100円も払いたくないよという方も中にはいるかもしれません。実際東側に行けば、無料駐輪場がこれから先もしばらくの間使えることになりますから、西側に住んでいる方々が東側に回って、東側の無料駐輪場を使うことも考えられます。
     この西と東をつなぐ地下道ですけれども、やはり朝、子供たちもたくさん通る場所なんですね。そこに西側から東側に自転車も通っていくとなると、本当に事故が起こってしまう可能性も考えられると思うのです。それに対して、行政側としてどんな対策を考えているのか、教えてください。 142 ◯大滝交通政策課長 東と西を結ぶ地下道の安全対策という御質問でございます。西口の駐輪場がオープンしましても、これまでどおり仮設の駐輪場を寺田鎌田第二公園のほうに用意してございます。これについては、暫定的に移行期間ということで、2カ月間そこはまだ無料で開放しておくと。それで、2カ月経った後、そこの公園のスペースは置けなくなるという状況で今計画しております。  そういう中で、地元の皆さんからそういった話を私どもも伺っておりますので、今の状況はどうかと、その地下道の通行、どういった人がどういう方向へ何人行ったという調査を事前にやっております。  4月以降、その有料の駐輪場が始まって、まだ2カ月間はそこの無料の公園の駐輪場が使えますので、まだそういった大きい動きはないと思いますが、ポイントはその後ですね。西側の無料がなくなったときに、どれだけの方が動くかと。それにつきましても、一応4月から6月まで啓発員ということで、東と西に1名ずつつけて啓発しながらその動向を見ていくと。危険にならないような御案内は当然していくのですが、仮に非常に危ない状況等がある場合は、また地元の皆さんとお話し合いをさせていただいて、対策を練っていきたいと考えております。現在は、状況を把握させていただきたいということでお願いしたいと思います。 143 ◯風間委員長 それでは、要望・意見、討論に移りたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。             〔「はい」〕 144 ◯風間委員長 冒頭に述べましたように、議案第27号の一般会計予算中所管分及び議案第69号の手数料条例の一部改正につきましては、16日も審査がありますので、本日は要望・意見までにとどめていただき、討論は16日にまとめて行っていただくようお願いをいたします。  それでは、お願いをいたします。 145 ◯望月委員 自民党でありますけれども、議案第115号、29号、37号、53号、54号、85号、86号、87号、89号及び113号に賛成いたします。  意見・要望についてでありますけれども、まず、議案第115号、26年度補正の第7号であります。その所管分でありますが、本会議のときにも私も話をさせていただきました。地方創生を先行して補正に組み入れていただく、そうした中で実施していただいている、その前向きな姿勢を評価いたしております。  都市局においても、高齢人口の拡大と定住人口の維持を図るために2つの事業を進めているわけでありますけれども、この辺について期待をしております。  また、今後の地方創生戦略の策定とその推進に、都市局がさらに一層その一翼を担うんだという強い気持ちで取り組んでいただくことを期待しております。  次に、議案第27号、27年度一般会計予算の所管分でありますけれども、少し意見を述べさせていただきます。これも私が本会議の中で、3次総の開始の年ということで、それぞれ重点プロジェクトごとに自民党といたしまして代表質問をさせていただいたつもりであります。都市局の事業は、3次総においても特に重要な位置づけがなされているものばかりであると思っておりまして、大変多くの方々の意見を聞き、着実な進捗をこれからお願いしていくところであると思っております。  その中でも、特にきょうの議案の中にも出ておりますが、清水都心のウオーターフロントの活性化について、都市局において都市デザインの検討、また先ほども言っておりました自転車歩行者魅力向上の関係、回遊性の向上や江尻のペデストリアンデッキの整備を行うということ、これらの効果が少しでも早くあらわれてくるようなことを期待しているところであります。  また、これらは経済局との連携が非常に大切でありますので、ぜひ強力な連携を確保していただきたいと思っております。  日本平の山頂整備について、繁田委員からも質問がありました。日本・スペイン・シンポジウムの開催に向けたホテル周辺等の整備、おくれております事業、またその予算の確保に向けて、国への働きかけもぜひ要望活動を積極的にお願いしていただきたいと思っております。  また、大谷・小鹿地区のまちづくりの計画推進事業についてでありますけれども、これも本会議の中で質問させていただいております。いよいよこのまちづくりが本格的に動き始めるということで認識しているところであります。これは、単なる大谷・小鹿地区だけの問題ではなくて、本市全体の将来に向けての大プロジェクトであると感じておりますので、地元への丁寧な説明、また情報発信に努めていただき、事業の円滑な推進が図られることを要望しておきます。  それから、交通政策課に何度も質問しておりますけれども、交通環境改善事業であります。バスの運行形態、検討をされるわけでありますけれども、非常に住民生活と直結する問題であります。そうした関係の中で、ぜひ生活弱者と申しますか、市民の足を確保するという意味におきましても、さらに一層御努力をしていただけますようお願いをいたします。  きょうはあえて質問もいたしませんでしたけども、麻機の遊水地関係でありますが、グランドデザイン事業が企画局から都市局に所管替えすると。それで、新たに係が新設されるというふうに聞いておりますけれども、全体の方針づくりと緑地整備を都市局内で一体的に行うことで、より効果的な遊水地の活用につながるものと思っておりますので、その辺について頑張っていただきたいと思っております。  最後に、今年度の三保半島の景観形成ガイドラインが策定されることでありますけれども、今後もこのガイドラインが活用され、三保半島の景観整備が進むことを強く期待しているところであります。 146 ◯山梨委員 公明党です。議案第115号、29号、37号、53号、54号、また85号、86号、87号、89号そして113号の議案に賛成をさせていただきます。  意見・要望を10点ほど述べさせていただきます。  まず、先ほど質問させていただいたバスの交通政策に係る分野でございます。  公共交通のかなめでありますバス路線の件ですが、このバス路線の維持を今後もしっかりと進めていただきたいと思います。ただ、一方で、1路線の中で採算のとれる区間があって、またとれない区間もあったりするのも現状だと思います。こういった助成費の算定のあり方について、改めて妥当であるのかということを、市民理解が得られるあり方の検討を進めていただきたいと思います。山間部のバス路線維持もぜひあわせてお願いします。  また、高齢者の利用しやすいバス、ノンステップバス、またハイブリッド式等の燃費のよいバス、また小型化のバス等、これから時代のニーズに合わせた必要に応じた導入推進あわせてお願いしたいと思います。  2点目ですが、市街地再開発事業についてであります。  先ほどは呉服町第二地区再開発につきまして質問させていただいたところであります。御説明いただきました上層階の高齢者向け住宅についてですが、1戸当たりの価格等もさまざま出てくるのかと思いますが、こういったところ、価格面も含めて、高齢者等のニーズに合ったものを進めていただきますよう、関係者と協議をしていただきたいと思います。  3点目に、草薙駅前の再開発にあわせて草薙駅前駐車場の件でございます。  再開発後、駐車場の使用料が2,800万円ほど見込まれていると先ほどの御答弁であったかと思います。この金額ですと、管理経費もまだ賄えていない状況は変わりません。まだこれは工夫をする必要性があるのでないかと思いますので、ぜひ、この辺は積極的に、工夫、検討をしていただきたいと思います。  4点目に、公園についてであります。  公園についてもアセットマネジメントの推進をぜひ進めていただきたいと思います。  これは以前も要望した件でございますが、遊具をふやしていただきたいという声が非常に多いわけですけれども、魅力ある遊具を、ぜひ計画的に導入をしていただきたいと思います。  続いて、5点目です。  都市局は業務の性格上の部分もあると思うのですけれども、何とか検討事業というのが非常に多いなという嫌いがあります。もう少し精査の必要性があるのではないかなと。実際どういった検討がなされているのかということをもう少しオープンにしていくことが、今後検討事業を進めていく上で重要になってくると思います。  そのために、年度ごとの、ことしは何を具体的に目標として検討を進めていくのか、検討ではありますけれども、目標感をもう少し明確にすることが重要かと思います。  次、6点目ですが、特優賃の件でございます。ニーズに合った子育て世帯の声、しっかり子育て世帯の声を生かした事業にさらに進めていっていただきたいと思います。  7点目に、住宅の耐震化診断等の事業についてであります。先ほどの御答弁では、現在1万1,000戸ほど耐震化の診断がされていると。まだまだ耐震化されていないところがたくさんあるわけですけれども、もう少しきめ細やかな施策が必要なのかなと。次期促進計画があるという御答弁でありましたので、広報のあり方、また必要に応じて訪問を積極的に行ったり、補助金の金額についての検討、特に住宅の密集地区など危険地域を集中的に行う等して、耐震化率を上げる御努力をさらにお願いしたいと思います。  これに関連してですが、8点目に、もしかしたら所管が異なるのかもしれませんけれども、地震が起こったときによくブレーカーが自動的に落ちるという設備があるかと思います。これはもしかしたら防災のほうになるかもしれませんが、やはり発災後の火災を防ぐという意味でも、こういったものの普及もあわせて必要なのではないかなと。局間連携もあわせてお願いしたいと思います。  9点目ですが、先ほど安倍川駅の駐輪場、いよいよ今月完成するということで、関係された皆さんの御努力、本当に感謝する次第でございます。  由比駅も大変立派な駐輪場がございますけれども、興津駅ですが、暫定駐輪場がございますが、ここがいつも満車で、これ、前も要望した次第ですけれども、路面にあふれている状態でございますので、先日も地元自治会から要望書が出されたところであります。しっかりと対策を進めていただきたいと思います。  最後に、補正予算の空き家バンク構築活用事業であります。地方創生の非常にまた重要な施策の1つであると思いますが、民間業者等としっかり連携をとって進めていただきたいと思います。  例えば、これは教育委員会の所管ですけれども、今回の補正予算に梅ケ島の教員住宅というのが新築されるというのが入っていました。こういった新築住宅とするのではなくて、空き家バンクを生かしてやったらコストも削減されると思いますし、空き家の有効活用としてアピールにもなるのではないかなと思います。  いろいろ兼ね合いもあって難しい面もあるかもしれないけれども、やはり他部局との連携というのがこの分野も非常に重要かと思います。あわせてお願いをしまして、意見・要望とさせていただきます。 147 ◯栗田委員 新政会です。  きょう採決する10の議案、全部賛成であります。  それで、今回の中で、都市部だけではなくして、清水都心ウオーターフロントの問題については、経済局からも結構たくさん出されておるわけであります。先日、ちょっと言ったことがあるわけですけれども、静岡市のここ5年間をとってみますと、人口が1万1,000幾らぐらい減になったわけですね。そのうちの75%ぐらい、7千5、6百人が清水区の減なんです。  私が考えてみますと、清水区にはいい財産がたくさんあると思うのですけれども、その1つが、この都心のウオーターフロント、清水港を中心とした、それがありながらも、大した方向づけがされてきていない。今までのウオーターフロントの活用は、自転車歩行者道のところへイルミネーションをつけて軽トラ市をやった、それでウオーターフロントをやった。やったという形ではなくして、本格的な形の中でウオーターフロント、清水港に人が集まるような体制をつくっていっていただきたいなとは思っております。  それから、バス路線の維持の問題を見ていきますと、結構の乗客があるにもかかわらず、その路線についても赤字だということで、結構たくさんの金額が出されているわけですね。私が住んでいるところのバス路線も、そういう赤字だからということで補填がされてきておるんじゃないかと思うんです。全体をもうちょっと見直しをしながら、精査していく必要もあるような感じがするわけです。  つまり、幾つかの会社が同じような状況で参加できればいいのですけれども、それでなくして、やっぱり1社を中心として、独占的なやり方をされているということの中での結果もあるような感じがするわけですから、その辺の精査をよろしくお願いしたいなと思っております。  それから、「清水都心ウォーターフロント回遊性向上事業」で、LRTのことについて、今、公明党からも言われたわけですけれども、検討していく課題が多い。それと、長期間にわたって検討していく。それについては一定の方向づけを早く出すことができるのではないか。例えば、こんな検討をする場合においても、市長の1期の間に検討して方向づけを出すべきだと。その次の市長のときにはまた検討課題をそのまま同じように残すということについては、本来行政としてはあるべき姿ではないのだろうということを感じております。だから、LRTの問題についても、早く静岡側、清水側、方向づけを出していっていただきたいと思っております。  先ほど言いましたけれども、追分・大坪工区のところについても、あそこには電車の駅の問題がずっと検討されてきました。方向づけがほぼされてきているわけですから、要望があるところについては早く実施をしていっていただきたいと考えております。  それから、この静岡市の中で残された一番のいい財産が大谷・小鹿地区にある125ヘクタールの調整区域の問題であろうと感じております。一番のいい財産であると思うのですけれども、もう1点には、早く方向づけをしてやって、スマートインターチェンジが29年度にできるんですから、それにあわせた形の中で、ある一定の事業も進捗するような形をとってもらいながら、地元にとっての意見の合意は当然でありますけれども、その辺を含めた形の中で、一番のいい財産を一番いい方向へ方向づけをしていっていただきたいと思っております。  先ほど言いましたけれども、清水区の中における一番いい財産が港である、こういう感じを僕は持っておるわけであります。ペデストリアンデッキが今回、27年度で完成するわけなんですね。だけど、あそこはにぎやかな空間をつくるのに一番いい場所でありますけれども、それとあわせて、皆さんも行って御存じだと思うのですけれども、土日なんかを含めて車が渋滞してずっと並んで、中に入れない、つまりは駐車場が少ないということなんです。大型車はもちろん入れませんけれども、車自身も入ることができなくて、港湾道路のほうへずっと並ぶような状態もできてきておるわけであります。せっかく力を入れてウオーターフロントだ、何だかんだと言われておりますけれども、その辺の問題は、行政として対処していってもらえたら一番いいと思うんのですね。  つまり、この江尻漁港のところにある県の魚舎がありますね。上を使っているところが1社か2社ある。だけど、あとは全部あいているわけですけれども、何か県との話し合いをしていく中で、早くそういうところについては処置をしながら、利活用できるような方向づけをしていくべきとの感じがするわけです。  そういう問題を含めて、ただ都市局だけの問題じゃないわけでありますから、経済局が大きな関係があると思うのですけれども、一緒に組んで、この地域をよくするという格好で進めていってもらいたいと思っております。  保存樹木については一応全市的な対応がされてくるようになってきておりますけれども、こういう保存樹木に指定された木については、大切にした形の中で、これからもある一定の助成をしていっていただきたいと思っております。  日本平の公園整備は、今回は日本・スペイン・シンポジウムがあるということの中で、若干手をつけるだけで、本格的に手をつけるということはないということを聞いたわけですけれども、県が計画している、考えている展望台等の問題については、皆さんのほうからも協力するという形の中において、早くいい施設をつくっていっていただきたいと思っております。人が集まることが、日本平全体をよくしていくことになっていくわけですから、展望台の1つぐらいについては、行政も、静岡市もある一定負担をするのはしようがないわけでありますけれども、静岡市の意見が通ることも含めた形の中での対応をお願いしたいと思っております。  駿府城公園の問題については、天守台云々、天守閣云々ということを言われておりますけれども、気をつけた対応が必要のような感じがするわけです。  市営住宅問題については、先ほど聞きましたけれども、耐震も劣っていて危険だというものが残されているわけですから、早くいろんな条件もつけた形の中での移転関係をしていっていただきたいと思っております。  平成27年度の新しい予算が出てきているわけですけれども、都市局の仕事というのは大変ハード的な問題が多いと思うのですけれども、ただ一番大切な根幹をなしているわけでありますから、住民の意向、意見を聞きながらも、全力を挙げて頑張っていただきたいと思っております。 148 ◯内田委員 きょう採決する議案は全て賛成です。  3点だけ意見を述べさせていただきます。議案第27号の中で、質問の中で出た日本平公園の整備ですけども、いろんな予算の関係等々で一部見直しをせざるを得ないということでありますけども、そこの自然環境を生かした形の中での見直しをしていただきたいということが1点。  2点目は、耐震補強の木造住宅でありますけども、担当の方が、すごい努力をされているというのはわかりました。促進計画が今から計画されるということでありますから、木造住宅の耐震が一層進むようお願いしたいと。あわせて補助の問題についても御検討をお願いしたいと。  3点目は、みどり条例の問題、廃止と新たな条例でありますけども、22条で市民に対する参加ということで、家庭の緑化や地域における保全、緑化の推進ということを積極的にうたっているわけでありますから、そういう点では保存樹木を大切にしながら、補助は若干下がるようでありますけども、いろんな機会を捉えて、やはり補助は引き上げるような検討も、時期が来ればすべきではないかということを考えております。  以上、3点です。 149 ◯池谷委員 維新の会は、議案第27号中所管分及び69号を除く全ての議案に賛成いたします。  意見・要望です。  1つ目が、先ほどお話しさせていただきました公共交通環境改善事業につきまして、やはり形のあるものをこの1年間でつくっていただきたいと思います。これだけ多くの地域で必要とされておりまして、今一緒になって協議していることでありますので、この1年間でこういったモデルケースがあるよというのを地域に示せるように、行政でモデルをつくっていただきたいと思います。  もう1つが、安倍川駅周辺整備事業ですけれども、先ほどから述べていますとおり、もうすぐ有料駐車場の供用がスタートいたします。地域の住民が不安に思っていることが実際に起きないよう、毎朝早くになると思いますが、しっかりと地下道の対策で誘導員の方、啓発員の方に張りついていただいて、こちらは無料、こちらは有料ということで、事故のないように施策を進めていただきたいと思います。 150 ◯風間委員長 特に反対の討論はありませんでしたので、全議案を一括して簡易採決にてお諮りいたします。  なお、議案第27号の一般会計予算中所管分及び議案第69号の手数料条例の一部改正については、16日に建設局分とあわせて採決をいたします。  議案第27号中所管分と議案第69号を除く議案第115号中所管分外9件は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 151 ◯風間委員長 御異議なしと認め、議案第115号外9件は可決すべきものと決定をいたしました。      ────────────────────────────── 152 ◯風間委員長 以上で議案審査を終了いたしますけれども、この際、本日出席の当局の皆さんのうち、3月31日をもって退職を迎えられる方々を御紹介したいと思います。  ちょっと後ろのほうにお座りの方もおられると思いますので、お名前を呼ばれましたら、済みませんけど、前のほうへ来ていただけますでしょうか。  都市局長の松浦和彦様、参与兼公共建築課長の望月光男様、大谷・東静岡周辺整備課長の増田正樹様、都市計画事務所長の望月康孝様、以上4名の方であります。             〔関係者整列〕 153 ◯風間委員長 4名の皆様におかれましては、長きにわたりまして本市の各種行政に携わり、市政発展に御尽力を賜りまして本当にありがとうございました。都市建設委員会一同、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。今までの御活躍に対しまして感謝の気持ちを込めまして、心より拍手をお贈りしたいと思います。本当にありがとうございました。(拍手)  それでは、御自席のほうへお戻りください。ありがとうございました。  16日は、建設局所管分の審査を行いますので、よろしくお願いいたします。      ────────────────────────────── 154 ◯風間委員長 これをもちまして、都市建設委員会を散会いたします。                 午後2時54分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  風間 重樹 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...