静岡市議会 2011-07-07
平成23年 新都市拠点整備及び公共交通対策調査特別委員会 本文 2011-07-07
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午後1時開議
◯佐藤委員長 これより新
都市拠点整備及び
公共交通対策調査特別委員会を開会いたします。
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◯佐藤委員長 改選後、初めての委員会の開催でございますので、委員長として一言ごあいさつさせていただきます。
この委員会はずっと続いておりますので、中間報告というのを受けております。毎年いろいろなテーマで研究されたことが報告されていますが、一昨年は多
目的アリーナの誘致を含む
東静岡地区を中心としたにぎわいの空間創出を求める意見書などが議決されて、知事あてに提出している経過もありますし、
デマンド交通の導入の状況なども検討しています。
また、昨年は引き続き
デマンド交通の先進市の視察なども含めて、また、LRTの導入調査などの
可能性調査などが行われているとの報告も受けております。
本年度も当局の皆様、そして委員の皆様と深いコミュニケーションをとりながら、より良い結果に導かれる
特別委員会の前進を求めて、この委員会を進めていきたいと思っておりますので、皆様の御協力、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、引き続き浅場副委員長から一言ごあいさつをお願いいたします。
3 ◯浅場副委員長 浅場です。委員長を補佐して有意義な1年にしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
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◯佐藤委員長 それでは、早速本日の会議の進め方を説明させていただきます。
会議の順序といたしましては、皆様にお配りしております会議の順序の1、2の項目について当局の説明を聞いた後、確認のため質疑の時間をとらせていただきたいと思っております。質疑が終了いたしましたら、当局の方は御退席いただいて結構でございます。委員の間で今年度の
特別委員会の取り組みなどの方針を協議させていただきたいと考えています。
また、いつものお願いでございますが、発言する場合には、会議録の作成もございますので、マイクのボタンを押していただきまして、発言していただきますよう御協力のほどお願いいたします。
それでは、初めに、1、
JR東静岡駅周辺整備の状況について、当局からの説明をお願いしたいと思います。
5
◯寺田東静岡駅
周辺整備課長 本日でございますが、新
都市拠点整備事業の概要と経緯、
土地区画整理事業の概要と進捗状況を記載させていただきました。お手元に配布の資料1を中心に説明をいたします。
まず、資料の
最終ページ、A3のとじ込みがついていると思いますので、そちらをごらんください。
こちらに空から見た
東静岡地区の移り変わりといたしまして航空写真を添付いたしました。上側でございますが、平成5年3月撮影、こちらはまだ
土地区画整理事業が始まる前のものでございます。そして、下側は平成23年1月に撮影いたしました直近の事業地内の様子でございます。国道1号、南幹線、長沼大橋、柚木の地下道に囲まれました黄色の線で記してございますが、86.7ヘクタール、こちらが新
都市拠点整備事業で整備を進めているエリアでございます。黄色の部分から
鉄道用地等を除きました50.5ヘクタール、こちらが
土地基盤整備でございます。
土地区画整理事業を推進しているエリアでございます。
新
都市拠点整備事業の概要でございますが、区域は今説明いたしましたが、国道1号と南幹線、長沼大橋、柚木の地下道に囲まれました約86.7ヘクタールでございます。従前は
旧東静岡貨物駅の跡地周辺に倉庫や車のディーラーなどの店舗、事務所、修理工場、さらに大規模な工場などが立地しまして、また一般住宅も混在するという
住工混在地区でございました。当然のことながら、区域内の道路、公園、緑地等も未整備な状態でございました。このような地区を新
都市拠点整備事業の実施により、再整備を実施しているものでございまして、整備の基本理念といたしましては、1ページ以降に記載してございますが、3)のところ、国際化、
高度情報化等の進展に対応し、高次な都市機能を備え、ユニークで魅力ある都市空間を持つ新しい未来型の都市拠点をつくることを基本理念といたしております。
まちづくりの施策といたしましては、用途地域を工業系から商業系に変更するとともに、
地区整備計画を導入しており、地区内を
核施設地区、商業・業務地区、沿道商業・業務地区、
都市居住地区の4地区に分け、それぞれの地区に合った土地利用を進めております。
また、主要な都市施設ですが、地区の南北を結ぶ
南北自由通路、
JR東静岡駅、道路、公園などでございます。
これまでの事業の経緯につきましては、各委員よく御存じかと思いますが、2ページ目に昭和61年度からの策定調査から順次経緯を記載してございます。
次に、
土地区画整理事業の概要と進捗状況について説明いたします。
資料の3ページをごらんください。
事業名、施行者等は記載のとおりでございます。先ほどの航空写真で説明させていただきました赤い線で囲まれたエリアでございます。黄色い線から
鉄道用地等を除いた50.5ヘクタールが施行区域となっております。
施行期間ですが、基盤整備につきましては、平成24年度末の完了を目指しておりまして、その後、換地計画、換地処分、
清算精算業務などを行い、平成27年度末の事業完了を予定しております。
続きまして、4ページと5ページをお開きください。
いずれも進捗状況を記載してございます。4ページにつきましては22年度末の進捗状況、5ページにつきましては本年度23年度末の進捗の見込みを記載させていただきました。左ページ、1)事業費で見てみますと、22年度末では441億4,000万円、90.1%の進捗で、5ページの23年度見込みのところの、1)事業費になりますが、本年度末でございますと475億9,500万円、97.1%の進捗を予定しております。
続きまして、3)の建物移転でございますが、左ページ、22年度末では218戸、344棟の移転契約を実施済みで、右ページ、今年度末では100%の完了を予定しております。
5)工事等の状況につきましては記載のとおりでございます。現在、
東静岡南北幹線、JRの
跨線橋工事を中心に取り組んでおりますが、今後も関連の
道路築造工事を初め、歩道橋、
エレベーター設置工事、公園、
調整池整備工事などを施工してまいります。
次に、図面で土地利用を説明させていただきます。
先ほどの航空写真の下側の写真のところでも左上、柚木の地下道、護国神社の方面になりますが、そちらから白抜きで13)、14)、15)、16)と書いてございますが、これがいわゆる13街区、14街区、15街区、16街区、そして右側が
アリーナゾーンという位置づけをしております。
最初に14街区と呼んでいるところでございますが、こちらにつきましては市有地約3,500平米の土地に
急病センター、こころの
健康センターの建設が計画されております。本年10月から着工いたしまして、平成24年度内に開業予定と聞いております。
次に、15街区と呼んでいるところでございます。民有地約2万6,000平方メートルに6階建ての商業施設の建設が計画されています。当初は平成24年春に開業予定と聞いておりましたが、現在では開業に最適な時期を見きわめるため、半年から1年の間で延期を検討すると伺っております。
16街区、こちらにつきましては、現在2地権者による
マンション計画が進められております。
最後に、地区全体の
土地利用状況について説明いたします。
鉄道敷地南側の2号公園がある曲金六丁目地区になります。2号公園については、資料の3ページのところにも写真を掲載させていただいておりますが、この2号公園のあります曲金六丁目地区、また北側の
長沼大橋寄りの長沼地区、こちらにつきましては、戸建住宅、事務所、
マンションなどの土地利用がされております。
また、南側、南幹線に接した地区でございます。こちらにつきましては、大小店舗、専門学校、ファミリーレストラン、
マンションなどの土地利用が行われております。なお、アパート、
マンションにつきましては、建設中のものも含め、45棟、1,055戸となっております。そのうち9階建て以上の
高層マンションにつきましては7棟、488戸の建設が行われております。
区画整理事業も大分進んでおります。外見ではまだまだ空地や駐車場が目立っておりますが、今後はそれぞれの地権者におかれまして、周辺の
土地利用状況を見ながら、事務所、商業施設の建設や建設計画の検討が進み、地区計画を踏まえた良好なまち並みができていくものと思っております。
6
◯佐藤委員長 次に、会議順序の2になります
公共交通等の整備について当局から説明をお願いいたします。
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◯小長谷交通政策課長 それでは、資料2をごらんください。
公共交通等の整備に関する調査といたしまして、1つ目に静岡市
総合交通計画、2つ目に
バス交通の現状、それから3つ目に新
交通システム(LRT)について説明させていただきます。
資料2の表紙をめくっていただきますと、説明資料は上下に分かれておりまして、それぞれ上下のページの右側に
ページ番号をつけてございます。
最初に、2枚目の裏側の2ページをごらんください。
まず、静岡市
総合交通計画についてでございますが、そのまま資料を読ませていただきますと、都市交通は都市活動を支える根幹であり、円滑な都市機能を確保していくためには、総合的な
交通体系に基づくことが必要であるということで、本市におけるさまざまな交通施策の最上位に位置する
交通マスタープランとして、平成18年2月に静岡市
総合交通計画を策定しております。この
総合交通計画の中では、静岡市の交通の課題といたしまして、1つ目に、各拠点や南北を連絡する幹線道路の整備、次に、地域特性に応じた
地区間交通の確保、3つ目に都市部の魅力向上を図る
交通体系の形成、4つ目に安全な交通を実現する
交通体系の形成、5つ目に高齢化や環境保全に対応した
交通体系の形成、これらの解決に向け、取り組むべき交通の課題としております。
そして、本市の
総合交通体系のあり方としましては、増加する
自動車交通や減少するバス利用などを踏まえ、自動車に過度に依存せず、地域のニーズに応じて、
公共交通や自転車でより快適に移動できる
総合交通体系を目指すとしております。
そして、基本方針といたしまして、
東西幹線道路間や核とを結ぶ
南北幹線道路の形成、それから、核となる地区間の
公共交通による連絡、
交通結節点における円滑な交通処理、
自動車利用の抑制とバス・
自転車利用の推進、歩行空間の確保と
バリアフリー化の推進、これらを基本方針として定めております。
その下の下段になりますけども、3ページをごらんください。
ここでは静岡市
総合交通計画の体系を示しております。静岡市
総合交通計画は、
幹線道路網を形成することにより、
自動車交通の円滑な処理を図る道路計画、それから、市民が多様な
交通手段を選択できるように、鉄道やバスなどの
公共交通の利用促進を図る
公共交通計画、それから、鉄道駅の駅前広場などの
交通結節点整備、パーク・アンド・バスライド、
駐輪場整備など、各
交通手段の円滑な連携を図る
交通環境計画の3つに体系的に整理しまして、場所や地域に応じて、それぞれの施策を効果的に組み合わせて実施しております。
道路計画では、
交通容量拡大策としての道路整備を示し、市内の
道路ネットワークを、ここでちょっと
ラバーパターンと表示してありますけども、誤字があって申しわけありません、正確にはラダー、はしごなんですけども、はしご状のラダーパターンとして形成していくことを基本に、高
規格幹線道路、
東西幹線道路などを位置づけております。ほかには駅前広場などの
交通結節点への
アクセス道路、インターチェンジの整備などを位置づけております。
それから、次に、
公共交通計画でございますけども、
公共交通計画では鉄道として新駅設置、鉄道の延伸などに取り組み、
バス交通はバス網の再編、
バス利用促進、
バス路線維持などに、その他として
海上交通アクセスや新
交通システムの検討などに取り組むこととしております。
交通環境計画では、
交通結節点として駅前広場、駐車場などの整備に、歩行者、自転車として
自転車道ネットワーク、
歩行空間整備に取り組むなど、それ以外として交通規制、情報技術、意識改革の啓発などに取り組むこととしております。
また、
公共交通計画、
交通環境計画は、複数の交通機関を効果的に組み合わせて利用して、都市部への車の集中を防ぐ、緩和する
マルチモーダル施策、そこにちょっと小さく書いてございますけども、そういう
マルチモーダル施策、それと市民に自動車の利用方法の変更を促して、交通混雑の緩和を図る
TDM施策、
交通需要マネジメント施策を、TDMと言っておりますけども、こういうふうなものに取り組んでまいります。
以上が静岡市
総合交通計画の概要になりますが、ここでお示しした内容は、平成13年度から15年度にかけて、静岡県とともに県中部の市町で取り組んだ第3回
中部都市圏パーソントリップ調査により策定したものでございます。前回の調査からおおむね10年以上が経過しまして、この間に静岡空港の開港とか、新東名高速道路の整備など、大
規模社会資本の整備が進んでおります。本市を取り巻く交通環境が大きく変化しておりますので、本年度より静岡県と静岡市、焼津市、藤枝市、島田市の4市で第4回の調査を実施し、この調査の中でまた改めて道路整備のあり方、
公共交通への転換施策、バスの
利用促進策、新
交通システムの検討なども実施していきたいと考えております。
次に、
バス交通の現状について説明いたします。
5ページをごらんください。
初めに、
バス交通にかかわる環境について説明します。
まず、国の
規制緩和推進計画に基づく
道路運送法改正でございますが、国では
規制緩和推進計画に基づき、平成14年2月に
道路運送法の改正を行い、この改正により、
バス事業者などの新規参入が可能となるように、それまで1地域、1事業者としか認めていないという
需給調整規制を廃止し、
バス事業者などの競争を促すことといたしました。しかしながら、静岡市におきましては新規参入は見られず、バス路線の廃止や撤退が進む結果というふうになっております。
次に、
少子高齢化と中山間地の過疎化でございますが、
少子高齢化や中山間地域での過疎化が進行しており、子供や高齢者などの交通弱者の足の確保、中山間地域における地域住民の
交通手段を確保することの重要性が増しております。
次に、モータリゼーションの進展によるバス離れでございますが、昨今の
自動車利用の増加に伴いまして、
バス利用者は年々減少する傾向にあります。
バス事業者の経営状況が悪化してきており、このような中で、
バス事業者は人件費の削減とか合理化策などを行って、経費の削減に努めているところでございます。
次に、エネルギー問題、環境への意識の高まりでございますが、
地球温暖化の進行や
ガソリン代の高騰などによりまして、
自動車利用から
公共交通の利用へ転換しようとする市民意識が高まってきております。
次に、6ページをごらんください。
バス利用者数の推移についてでございますが、グラフの上側が静岡県内の
バス利用者数、下側が静岡市内の
バス利用者数を示しております。県内、市内とも平成21年度の利用者数は、平成12年度との比較で約22%減少しており、利用者は年々減少傾向にあると言えます。
次に、7ページをごらんください。
公共交通手段の確保についてでございますが、
公共交通手段の確保として、
バス路線維持の支援、それから
自主運行バスの運行、
デマンドバス等の実施の3つを実施しております。
まず、
バス路線維持の支援につきましては、背景として、
バス交通は、子供や高齢者などの交通弱者にとって、日常生活に欠かせない
交通手段となっていること。それから、中山間地域などで
少子高齢化が進み、地域住民の足である
バス交通の重要度は増していること。
自家用自動車、バイク等の普及により、
バス利用者数は年々減少傾向にあるというような背景がございます。このようなことから、地域住民の
交通手段としての路線バスを維持、確保するため、不採算のバス路線に補助金を交付するなど、支援策を講じております。現在、市内で運行しているバス路線は47路線ございますが、そのうち下の表にありますとおり、
三保山の手線、庵原線など20路線が
補助対象路線となっております。
次に、8ページをごらんください。
自主運行バスについてでございますが、現在、市内では地域住民の足を確保するため、4路線の
自主運行バスを運行しております。
自主運行バスと申しますのは、通常のバスはしず
てつジャストラインなどの
バス事業者が
道路運送法の許可を得て走らせているんですが、
自主運行バスは、静岡市が事業主体となって、市から委託を受けた
バス事業者などがバスを走らせるものでございます。それぞれの
自主運行バスの起終点などの運行の概要は表に示してあるとおりでございます。
井川地区自主運行バス、両
河内線自主運行バスは、
バス事業者の撤退に伴いまして、
廃止代替路線として市が運行を行っているものでございます。
また、
交通手段がない地域において、
交通空白域の解消を目的にゆいばす、それから、
駿河区役所への
アクセス改善のために、
駿河区役所バスの試験運行を行っております。
次に、
デマンドバス等についてでございますが、
デマンドバスは、利用者の要求に応じて運行するバスのことで、既存の交通形態にとってかわるものではなく、従来の
公共交通では行き届かない部分を埋めるということで、相互に補完し合うものであると言われております。現在、静岡市内では、葵区の則沢地区におきまして、
バス事業者による
デマンドバスの運行を行っております。これは利用者の少ない日中帯だけ予約のあった便を運行するというような形の
デマンド運行でございます。
次に、
過疎地有償運送についてでございますが、
過疎地有償運送は、過疎地及びこれに類する地域でバスやタクシーなどの
輸送サービスの供給が困難な地域において、
NPO法人等が
自家用自動車を利用しまして、あらかじめ登録した会員を対象に有償運送を実施するものでございます。この
過疎地有償運送につきましては、山間地域の住民の足を確保する有効な方法といいますか、手段の1つと考えておりますが、
事業運営費の確保が困難な事業であることから、静岡市では補助制度を設けまして、現在1つの
NPO法人団体がこの補助制度を活用して、葵区の清沢地区において、
過疎地有償運送を実施しております。
次に、9ページをごらんください。
バス利用促進策についてでございます。まず、
オムニバスタウン計画は、平成12年度から19年度にかけて、ハード面の整備として、超低床ノン
ステップバスやバスロケーションシステムの導入などに対し、
バス事業者への支援を行いました。また、サイクル・アンド・バスライド、駐輪場やバス停、
バス優先レーンの整備などを行い、また、ソフト面の整備として、シンポジウムの開催や小学生を対象にした
教育的施策を行うなど、さまざまな
バス利用促進策を実施してまいりました。
次に、
利用対策協議会についてでございますが、旧安倍6カ村の山間地や
自主運行バス路線のある地域におきまして、行政、地域住民、事業者が
意見交換会を実施して、バス利用について現状を報告するとともに、利用を呼びかけております。
また、
自主運行バス路線では、住民の方々とともに、利用しやすい運行形態を目指し、さまざまな検討を進めているところでございます。
次に、10ページをごらんください。
バス交通計画について説明させていただきます。
現在、
少子高齢化に伴う地域住民の
交通手段の確保の重要度の高まり、
公共交通機関の利用者数の減少、環境問題などに伴う低炭素社会の構築など、さまざまな観点からバス路線の維持と確保は重要なものとなってきております。そこで、
バス交通計画を策定し、住民、事業者、行政の役割を明確化することや
バス利用促進策、
地域別運行計画などを検討し、静岡市における
バス交通体系のあり方などを示してまいります。
スケジュールといたしましては、今年度静岡市
バス交通計画の
ガイドラインを策定し、
バス交通施策の目標や方針整理、住民、事業者、行政の役割分担の明確化などを行っていき、平成24年度には
ガイドライン策定を受けまして、
地域別運行計画やバス利用の促進に取り組んでいきたいと考えております。
次に、新
交通システム(LRT)について説明させていただきます。
12ページをごらんください。
初めに、本市における新
交通システムの過去の検討状況でございます。本市における新
交通システムの検討は、昭和43年の
静清地域都市開発基本計画、それから、昭和48年の静清地区
総合都市交通体系調査において、モノレールの導入が提案されたことが最初でございます。平成13年から実施した
パーソントリップ調査及び平成18年2月に策定した静岡市
総合交通計画におきましては、静岡鉄道の延伸を含めた高度利用、
幹線バス網の発展型を含めた検討を行っております。最近では、平成19年度より3カ年で取り組んだ
都心まちづくりプロジェクトの中で、新
交通システムの導入を検討しまして、
ユニバーサルデザインや
バリアフリー、まちの活性化、経済性などの点でLRTの適合性が高いとの結論を得ております。平成22年度は、それまでの検討の精度を高めるため、需要予測や交通行動、
交通手段に関するデータの収集を行いまして、今後は収集したデータをもとに
需要予測分析や解析を行っていきたいと考えております。
13ページをごらんください。
この図はこれまでの検討の結果、新
交通システム導入の可能性が高いと思われる
想定ルートを示しております。
静岡Aルートは、新静岡駅から
中心市街地を結ぶルート、
静岡Bルートは、新静岡から
駿河区役所方面に延びるルート、
清水ルートは、新清水駅とJR清水駅、
日の出地区方面を結ぶルートの3ルートでございます。
14ページになります。
先ほどの3ルートにおける現時点での需要、乗降客数でございますけども、こういう需要のほか、
運行頻度想定、建設費、採算性、導入による効果や周辺交通への影響などを検討した調査結果でございます。新静岡駅から
中心市街地に向かうルートは、需要は期待できますが、導入空間や既存の
交通体系への影響のほか、地域の合意形成などに課題があります。新静岡駅から
駿河区役所方面に向かうルートでは、
公共交通を活用した
まちづくりに対しての効果は期待できますが、静岡鉄道との連絡が困難、需要、導入空間、既存
交通体系への影響が課題となっております。清水地区のルートは、清水地区の活性化に効果が期待でき、導入空間も確保可能ですが、需要に対する課題がございます。
15ページをごらんください。
これまで検討してきた新たな
交通システムの導入における課題といたしましては、採算性の向上、それから導入空間の確保、それから財源の確保、以上の3つが挙げられます。
16ページをごらんください。
次に、平成22年度の調査について説明させていただきます。
まず、歩行者回遊行動調査についてですが、これは静岡都心地区へのアクセス
交通手段として、都心での回遊ルートを把握することによって、今後の交通施策推進に当たっての根拠づけとなる基礎データを収集いたしました。この結果から、回遊ルートでは、土日歩行者天国である呉服町通り、七間町通り、けやき通り以外でも、御幸通り、北街道などを歩行する割合が高くなっているという調査結果が出てきております。
また、回遊エリアでは、北側は伊勢丹から本通り、西側は両替町通り、東側は松坂屋さんの裏の電車通り、それから南側は国道1号を囲むエリアで頻繁な回遊がなされており、このエリアが静岡都心の回遊エリアと想定されております。
次に、
交通手段選択調査についてでございますが、静岡都心へのアクセスを前提として、現存しない
公共交通が導入された場合の利用意向を把握して、得られたデータを統計的に分析することによって、新たな交通が市民の
交通手段選択に与える影響を把握いたしました。この結果から、
交通手段選択の状況は、距離帯別に見ると、都心部からの距離が離れるにしたがって自動車及びLRTの選択割合が高くなる一方で、自転車の選択割合が低くなるというような結果が出てきております。
次に、
公共交通に関するシンポジウムでございますが、これは平成23年2月5日にシンポジウム「考えよう これからの静岡市の
まちづくりと交通」、こういうふうなシンポジウムを開催いたしました。埼玉大学の久保田先生による「静岡市都心地区における交通
まちづくり」と題した基調講演や学識経験者、
公共交通事業者、市民代表などによるパネルディスカッションを行い、定員150名に対し、約200名の市民の方の御参加をいただきました。
17ページをごらんください。
今後の流れ・動きについてでございますが、これまで説明してきましたように、平成19年より3カ年で取り組んだ都心
まちづくり戦略では、本市にLRTの適合性が高いと考えられるとの結論に至っておりますが、現在のところ、実現可能性検討、将来需要予測検討、合意形成活動に取り組み、今後さらに市民や関係者との議論や検討を経て、導入方針を決めていきたいと考えております。
18ページ、さまざまな
公共交通のシステムの比較、これは新
交通システムを含む
公共交通手段のそれぞれの特徴を比較した表でございます。
また、19ページの将来都市構造と「新交通」を導入した基幹交通ネットワークは、平成19年度の検討で行われた集約型都市構造と、それを支える基幹
公共交通ネットワークの図でございます。参考として添付させていただきましたが、細かな説明は省略させていただきたいと思います。
以上で説明を終わらせていただきます。
8
◯佐藤委員長 御丁寧な説明ありがとうございました。
それでは、ただいまの所管2課からの説明に対しまして、確認等の質疑がございましたらお手を挙げてください。
9 ◯寺尾委員 新都市拠点関係で質問をいたします。
私、
東静岡南北幹線を時々見ているんです。橋が鉄道の上にもうかかっておりまして、大分完成をしているようですけれども、済みませんが工事の進捗状況を御説明いただけるとありがたいですが。
10
◯寺田東静岡駅
周辺整備課長 南北幹線でございますが、現在、JRの跨線橋というか、JRをまたぐ形で橋の建設が進められております。こちらは今JRのほうに委託をして工事を行っておりますが、この実際の現場での施工につきましては、おおむね10月には完成をいたします。その後に、いろいろ清算等業務がございますので、完全な工事の完了としますと一応年内を見込んで工事を進めております。その後、やはり国道1号、それから南幹線への取りつけの関係、それから歩道の設置。来年になりますと、歩行者、車いす用のエレベーターを2基設置いたしますので、そちらのエレベーターの設置工事等がございます。さらに周辺の電線共同溝ですとか、歩道の整備工事等がございまして、最終的に現在見込んでおりますのが、平成24年度末、平成25年3月、こちらの完成を目指して工事を進めております。
11 ◯寺尾委員
バス交通の関係で、先ほど御説明をいただいたんですが、8ページ、私1年この委員会にいなかったものですから、この1年間のデマンドの検討状況をもうちょっと説明していただきたいのですが。
12
◯小長谷交通政策課長 昨年来、この委員会の中で
デマンド交通についていろいろ御議論いただいたというふうに聞いておるんですけども、
デマンド交通と言っても幾つかの種類がございまして、例えば一般的な
デマンド交通というと、ある路線を設定して、需要があればちょっと遠回りをするというような
デマンド交通。それから、りゅうそう号のバスの場合には、朝とか夕方の需要があるときは、そのまま静岡鉄道が運行して、昼間の時間帯、需要がないときだけ、静岡鉄道のところにお客さんが電話を入れると、バスを、こういう小さな車ですけども、こういうふうなものを走らせるというような
デマンド運行。それで、これは逆にお客さんがいない、電話がかかってこないときには、バスを走らせません。そういうふうな形で走らせることによって、運行の経費は削減しようと。先ほども申しましたように、朝とか夕方は通勤、通学で需要があるものですから、そういうときは普通にバスを走らせます。
それから、ほかに東北等の小さな市町村では、本当に完全に需要があったときだけ走らせるというようなバス、そういうふうな形態もございます。それで、やはり地域とか状況によって、
デマンド運行と言っても広くいろいろな形態がございまして、タクシー事業者が走らせているものとか、
バス事業者が走らせているものとか、いろいろな種類がございます。そんなところでよろしいですか。
〔「検討状況」〕
13
◯小長谷交通政策課長(続) じゃ、検討状況ということでございますか。今、静岡市内でも、りゅうそう号といいますか、瀬名地区でやった
デマンド交通の検討というか、状況が結構いいものですから、また、例えば清水のほうの両河内地区でもそういうものをどうだというふうなことで、地元の方々が勉強会を開いてくださって、我々と一緒にそういうふうな形態をちょっと検討しようとか、今藁科地区、藁科線等ございますけども、あちらのほうにおきましても、例えば東名の高架下等に用地を確保して、そこから上、かなり山の中で、路線が長いんですけども、そういうふうなところでも
デマンド運行というのをちょっと検討しようというふうな形でいろいろな地区で検討とか勉強会を開かせていただいております。
14 ◯寺尾委員 具体的に今、課長からもお話がありましたように、そのデマンドの方式というのがいろいろあると思うんですけれども、その方式として、両河内あるいは藁科、今りゅうそう号の路線でやっているというのがあるんですけれども、この辺の場合あるいはそのほかの地域の場合どんな方式が適当なのかという、そんな検討の状況はどうでしょうか。
15
◯小長谷交通政策課長 今、静岡市内において、
バス利用者が1日平均約7万7,000人いらっしゃいます。そうすると、その7万7,000人の交通の全部をその
デマンド交通とかそういうふうなものの1種類の交通で処理するというのが非常に難しいものですから、例えば都心部においては、先ほどのLRTとか、もうちょっといろいろな集合的なバスの運行形態とか、都心部においてはそういうふうな交通を検討させていただきます。
公共交通としてですね。それから、中山間地域においては、やはり中量的な需要があるものですから、そういうふうなところは既存のバス路線を利用しながら、静岡市のほうが
バス事業者に対して支援をしていくような形でのバス路線の維持というふうなのを考えております。
それから、先ほど申しましたように、
デマンド運行とか、
過疎地有償運送とか、それはもう本当に中山間地域で需要があるかないかというか、ごくわずかな需要、そういうふうなものに対しては、
デマンド運行とかそういうふうなものを検討していきたいというふうに考えております。地域とか時間帯によってそれぞれ交通の需要というのは変わってくるものですから、そういうものに合わせたような
バス交通を実現していくというふうな検討を進めさせていただいております。
16 ◯寺尾委員 一応形の上ではわかりましたが、今後の見通し、時期的なところを教えていただけますか。
17
◯小長谷交通政策課長 今後の見通しにつきましては、先ほど資料で御説明させていただきましたように、今年度
バス交通計画というものを策定する予定でおります。そういう中で、行政側の果たすべき役割とか地元の住民が果たすべき役割、また、
バス事業者が取り組むべきこととか、そういう役割分担を決めて、
バス交通を確固たるものにしていきたいと考えております。
そして、今年度そういう
バス交通計画を検討させていただいて、来年度以降また地域別の運行計画、先ほども申しましたように、両河内地区とか藁科地区とか、それぞれ地域に見合った交通というのがあると思いますので、そういうものを地元の方々と一緒に勉強しながら組み立てていきたいと考えております。
18
◯佐藤委員長 ほかに何か確認したいこと、質疑ございますか。
19 ◯工藤委員 まず、東静岡のことについて、問題というか話題になっている多目的
アリーナゾーンのことについてお伺いしたいんですが、多
目的アリーナの規模、考えられている規模とかサブアリーナを含めての規模を考えたときに、当初はNTTドコモと、あと、ジーンズショップとか警備会社がなかったと思うんですけども、その敷地の面積要件として考えられている多
目的アリーナの規模と、それからサブアリーナ等を敷設した場合に、敷地の面積要件として、残りのあの今の
アリーナゾーンというところで成り立つのかどうか、その辺の御見解をお伺いしたいと思います。
20 ◯木村経営企画課長 きょうは手元に具体的な数字を用意してございませんが、今、東静岡駅の北側の市有地約2.5ヘクタールございます。以前検討したときに、そこにメインのアリーナとサブアリーナもおさまるような検討という形で十分可能だというふうに考えております。
21 ◯工藤委員 サブアリーナも含めて。
22 ◯木村経営企画課長 はい、そのとおりでございます。
23 ◯工藤委員 ありがとうございました。大宮でしたか、あそこのアリーナを見ると、何か貧弱だなという気もしないでもないんですが、それはそれで静岡の考え方だと思いますので。
もう1つ、東静岡駅周辺の平成元年とか2年とか、そのあたり、1990年の初めのころだと思うんですけども、東静岡駅周辺の全体計画として、さまざまな計画案が出されて、模型等がつくられ、そういうものを目にしたことがあるんです。その後、20数年間見てみますと、
マンションが乱立してみたり、当初こういう計画であったところが違うものになっていたりと、いろいろな形で変化してきているんですが、その方向性とか将来の全体像がしっかりできているのか。それとも行き当たりばったりと言うのは申しわけないんですが、そのときそのときで足し算していくような方向でいくのか。ひとつしっかり考えないと、またおもちゃ箱をひっくり返したような、せっかくの土地がそんなような状況になってしまいかねないと懸念するんですが、その辺のお考えはいかがなんでしょうか。
24
◯寺田東静岡駅
周辺整備課長 先ほど説明させていただきましたとおり、現在のところはまだ空地ですとか駐車場とか目立ちまして、
マンション等も建設がされております。確かに先ほど委員のおっしゃられた模型につきましては、事務所のところにも展示してございますが、平成7年に用途地域、工業系から商業系に大きく変換をいたしまして、そのときに一緒に
地区整備計画もあわせて策定しております。全体の基本理念はもちろん変わりございません。それぞれ土地利用につきましても核施設、商業・業務、沿道商業・業務、都市居住という形で先ほど説明させていただきましたように、4つの土地利用として分けてはございます。
本来核施設となるべきゾーンのところがグランシップができた後は、こちらも現在駐車場の利用等をされておりますし、
アリーナゾーンも、昨年まではガンダムがありましたけど、現在では利用がされていないということで、なかなか牽引していくものとしては不足しているのかなとは思われます。ただ、やはり4つそれぞれのゾーンに合わせた地区計画をつくってございますので、それに見合ったような土地利用を私たちのほうでも誘導をしているような状況でございます。
25 ◯工藤委員 済みません、一緒に聞けばよかったのに申しわけございません。川勝県知事がおっしゃられた大学コンソーシアムというアイデアが1個あろうかと思うんですけども、あのころどうも市と県は対立していたように思うんです。仲よくすればいいのにといつも思っていたんですが、その大学コンソーシアムとか、いわゆる市有地の部分と県有地の部分と全体像、東静岡駅を中心にした全体像というものについて、県のほうと打ち合わせされているとか、それとか、また一緒に南北の市有地、県有地全体像を考えようというお気持ちというか、考えはあるんでしょうか。
26 ◯木村経営企画課長 今、委員御指摘の大学コンソーシアム構想というのは、県の川勝知事が新聞等で最初に出てきたわけなんですが、いわゆる学住一体の
まちづくりを行っていこうということでございます。もとにあるのは、東静岡をにぎわいの拠点にしようという意味合いもございまして、市としても全面的に協力していきたいと考えておりまして、昨年9月に東静岡にぎわい創出検討会議というものがありまして、その中で県・市連携しながら、検討していこうということでスタートしてございます。
ただ、第1回目が9月の後、この3月に開催する予定だったんですが、3.11の東日本の大震災の関係で、今延期という形で、近々また開きたいというふうに県に申し入れを行っているところでございます。
27 ◯工藤委員 交通のほうは別途に聞いたんですけど、ほかの方もいらっしゃるので。まとめてつなげてやってもいいですか。LRTのほうも。
28
◯佐藤委員長 進め方としては、今当局から聞いて、何か質疑、疑問に思ったこととかという形で伺っているんですけれども、私どもが調査項目としてやっていくかどうかこの後で検討しますので、そこの中で検討が必要であれば、また説明を受ける形になっていくと思います。今聞いた中での確認というんですか、説明をしてくださった当局に確認しなければならない事項がおありということですね。(「交通のほうで」)はい、なるべく手短にお願いします。
29 ◯工藤委員 済みません、しつこくてごめんなさい。非常に興味があるところなんで、交通のほうでお伺いいたします。
去年もこの
特別委員会に所属させていただいて、またことしもここを希望した理由というのは、LRTに非常に興味があるからでありまして、ちょっとお話ししたこともあるんですが、この中でLRTありきの計画になっていると思うんです、どうしても。今までのこの交通に関しての調査、市のほうで調査等ずっと長くやられていますが、LRTありきの計画になっているその意味、それを教えてください。
30
◯小長谷交通政策課長 決してLRTありきということではなくて、当初は静岡の都心部にどういう交通がふさわしいのかというところを検討して、それで交通、特に新交通といってもいろいろな種類がございますので、そういうものを比較検討していったところ、例えば
バリアフリー化対応とか経済性とか、路面、新しい空間ということを考えていったときに、LRTの適合性が一番高いんではないかというところに現在のところ至っているという状況でございます。ですので、今後いろいろな調査をやっていった中で、今技術革新も随分進んでおりますので、別の交通というものもまた考えられるというか、検討していかなければならないような状況になるかもしれません。
31 ◯工藤委員 私は新交通、非常に興味がありまして、全国の新
交通システム、ほとんど乗って見てまいりました。当局の皆さんは、今までこれだけ長い時間があったんですが、全国にいろいろな新
交通システムがあるんですけれども、それ実際に乗られたり、ごらんになったり、現地に行って、そちらの運営会社とか、そういう方々の御意見とかそういうものは聞かれたんでしょうか。それで、もし聞かれたとすれば、何種類ぐらい、何カ所ぐらい行ってこられたのか教えてください。
32
◯小長谷交通政策課長 静岡市におきましても、かねてより例えば
オムニバスタウン計画等の中で、交通に関するシンポジウム等を開いたりして、その中で例えばLRTのことも議論したこともあったんですけど、そういうふうなときにはパネラーとして、広島電鉄の部長をお招きして、お話を聞かせていただいたりとか、また、交通政策協議会等の中で、その広電の視察、それから、最近はやはり富山ライトレールというのが結構注目を浴びているものですから、職員とか、私もちょっとプライベートで結構いろいろなところに行ったりしたことがあります。それで、どこか遊びに行ったり何かするときには、大体職員が函館のに乗ったりとか、鹿児島とか熊本のに乗ってみたりとかと、いろいろなそういうふうな視察というか、勉強はさせていただいているつもりでおります。
33 ◯浅場委員 ことしの
特別委員会は非常に方向性が難しいと思っているんですよ。ここ2年ぐらいが県のアリーナ誘致でずっと動いてきました。それで、そういう意味では、この
特別委員会がことしどういう形で議論していくかという中で、特に新
都市拠点整備ということの項目が入っています。その中で、今後また各委員で議論しなくちゃいけないんですけど、実は県の誘致がだめになって、ただ多
目的アリーナだけがひとり歩きしているんですけど、本当にこの委員会で1年間議論するだけの材料になるのかなというのがちょっと気になっているところでして、今静岡市の多目的
アリーナゾーンに対して、今当局がどの程度の思惑というか、計画を持っているのか。それを聞かないと今後の議論ができないと思っていますので、今の多
目的アリーナの現状をちょっと教えてください。
34 ◯木村経営企画課長 今議会で市長が答弁をされている内容をここでもう一度説明をさせていただきたいと思います。
東静岡地区につきましては、当然県と市が連携、協力して、そのにぎわいの創出に向けた幅広い見地からの議論を進めるとともに、例えば防災拠点としての活用やアリーナ機能の導入、これらも選択肢の1つとして、市民の皆さんからは率直な御意見を伺いながら検討していきたいというふうな答弁をさせていただいております。
35 ◯浅場委員 そうすると、まだ市民の意見を聞きながら、選択肢の1つだよということだと、当局はここの土地についての具体的な方向性について、まだとりあえず今誘致、アリーナというのは1つなんだけど、1つの目標に向かって行けるだけのものを持っていないというふうに解釈してよろしいですかね。
36 ◯木村経営企画課長 そのとおりでございます。
37 ◯浅場委員 今までのこの
特別委員会の中では、新都市はアリーナだったですね。もう1つ、新交通の中でデマンドとLRTが議論になっているんですけど、実はLRTの話はいろいろなところで葵区、駿河区、清水区の3地区で計画を立てて、ある程度採算性とか検討されているんですけど、その辺、検討まではされたんですけど、次の段階、どこへ、どういうふうに行かれるんですかね。
38
◯小長谷交通政策課長 先ほども御説明させていただいたように、今のところは実現可能性の検討とか将来需要予測みたいな、そういうふうなものをやらせていただいたり、また市民との合意形成活動、そういうふうなものを中心にやらせていただております。ただ、こういうふうな調査みたいなものを続けていっても、なかなか先が見えてこないということもございますので、ある程度そろそろ大まかな方向づけみたいなものでも、逆にいろいろなところから意見をいただきながらまとめていければというふうには考えております。
39 ◯浅場委員 何か話は違うんですが、駿府城再建の話があるんですけど、それと同じようなことですかね。ちょっとそんな感じがしないでもないんですけど、
デマンドバスについてはわかりました。問題点がありますので、一応特に問題になるのが、LRTと東静岡のことが気になったものですから、聞かせていただきました。
40
◯佐藤委員長 ほかに。
41 ◯佐野委員 私も本会議を聞いておりまして、大変疑問に思ったことの中の2つがこれでした。
1つは、先ほど経営企画課長が3月に2回目のにぎわい創出検討会議、これを県、市で開催をするために用意していたんだけれども、3.11で延びてしまって、計画をしているんだけれども、まだ開催していませんよというお話だったんです。そうしますと、3月の第2回のにぎわい創出会議、この会議のために静岡市は何かを準備をされていたんですか。つまり県の総合計画課と市のほうの経営企画課がこの会議の事務的なそういうタイトルを決めたり検討事項を決めたり、あるいはどういう方向に会議をもっていくのか、こういうことを実際的にやっていく部署になっているわけです。その中では、連携をとったかどうかは別問題として、市は市としてあそこの場所をどういうふうにしていこうかという案を持っていたけれども、3月11日のあの大震災で、そういう計画そのものをもう1回見直していこうではないかと。そういうものとして今ないんだよということなんですか。それとも3月11日前のものを含めて、あるいは3月11日以降に改めてつくり直したもの。そのにぎわい創出検討会議の中で議論をするような土台みたいなもの。私はきょうそういうものが机の上に出されるかと思っていたんですよ。それがないものですから、どういうことなのかなというふうにちょっと思いながら、そこと
総合交通体系も区画整理もみんな連動していると思うからです。その部分の話が市長から、私はその選択肢の1つということは非常にわかりにくいんだったと。防災拠点と多
目的アリーナでは全く違うものですから、何でそんなものが並列的に選択肢の1つとして市民の前にぶちまけられるのかよくわかりませんけれども、あれはどういう意味だったのかというふうにあえて思うんですけれども、それは経営企画課の中でそのことも含めて議論にまだ今もなっていて、一本化をされてないということですか。
42 ◯木村経営企画課長 3月29日に第2回目を予定しておったわけなんですが、その日の議題というのは2点ございまして、1つはにぎわいの創出の検討会議というのは作業部会を設けまして、まずはそのにぎわいのもととなる一番の基盤であります、いわゆる交通施策について、それについて部会を5回ほど開きまして、その中間報告というものを行う予定でございました。それが1つ目の議題。
もう1つが、先ほど委員から質問がありました、いわゆる学住一体の
まちづくり、これは県の内部で庁内ワーキングというのを行っているというふうに伺っておりまして、その素案みたいなもの、それを提出すると。この2点という議題でございました。
市長の答弁で、いわゆる選択肢の1つということなんですが、いわゆる市長の考え方は、市民が本当に望んでいるものは何かということで、広く率直な意見を聞きたいと。拙速に決めるんではなく、広く現地現場主義というものを3つの基本方針の1つに掲げておりまして、そこでいま一度市民から広く意見を聞こうというふうな意味合いから、選択肢の1つとして、例えば東日本の大震災で、いわゆる地域の防災拠点というのも大事なんですが、全市的なそういうもう少し大きな拠点というのも必要ではないかというふうな観点から防災拠点というのも選択肢の1つでもありますし、また、当然これまで検討してきたように、そこを多
目的アリーナみたいなアリーナ機能の導入というものも選択肢の1つということで、あえていま一度広く市民の意見を聞いて、それから決めてもいいんじゃないかと、そんなような意味合いで答弁させていただいたと私は考えております。
43 ◯佐野委員 そのまま課長の言葉を聞きますと、ああこれからは現地現場主義で、みんなの意見を聞いてやっていくんだというふうに聞こえるんですけれども、じゃ、今まで何もなかったかということですよ。検討してきたわけでありまして、例えば交通の問題であったら、2月5日に集まった200人くらいの人たちは、まだそのレベルの話をしているのかよという意見がいっぱいあったと思うんですよ。そういう点では、足踏みだったらいいんですけど、何か戻ったり前へ行ったり、戻ったり前へ行ったりみたいな感じもするわけです。
それで、聞きたいのは、市のほうがとりわけ交通に特化した東静岡関連の
まちづくりの作業部会を開きながら出していく案、これは都市計画が中心になるんじゃないかというふうに思いますけれども、そういうものって今のレベルではまだ何もないということですか。それも含めてこれから、
まちづくりビジョンと言ったらいいんですか、都市ビジョンと言ったらいいんですか、それを何か鳥の眼と虫の眼で検討して、もう1回市民意見を聞いてつくらなきゃ何もないということですか。そうじゃなかったはずだと思うんですよ。そこで、今成果品でなくてもいいけれども、どんなことを検討してきて、次のもう県、市の検討会議をやろうとしているわけですから、無論県のほうから例のあの大学コンソーシアムのプランニングが出てくると思うんですよ。静岡市は今何を用意しているんですか。私はそれを聞きたいんですよ。何もしないでこの半年間来たというふうに思えないんですよ。これが1つ。
もう1つは、あそこの
総合交通体系ですけれども、先ほど小長谷課長は微妙なことをおっしゃったんですよ。10年たったから、もう1回パーソントリップをやって再検討しましょうと言っていたんですけど、そうすると、前のパーソントリップで3年かかっているんですよ。13、14、15。今度23、24、25とやって、それで、さっき言ったこの交通の計画の中でLRTも含む方向性、イエスかノーによってどちらに進むか決めますというのは、つまり25年以降になるという、そういう意味、言っている意味は。これは足踏みよりももうちょっと悪いと思うんですけど。どういうことでしょうか。どうもよくわからないんですが。
44
◯小長谷交通政策課長 まず、
パーソントリップ調査というのが静岡市のエリアだけではなくて、第3回でやったときにはおおむね富士川町から大井川町の間、交通の関係はどうしても他都市とかいろいろ広域的に関係してくるものですから、そういう中でどういう交通の取り組みがいいのかという検討をさせていただいております。
そして、一般的なところの言い方で申しわけないんですけども、この手の
パーソントリップ調査みたいなのは、おおむね10年に一度実施していくというふうな形になっております。それで、今回、平成13年から15年の3カ年かけて、県が中心になってやったものですから、今回第4回目というふうなことで、県とともに静岡市、焼津市、藤枝市、そういうふうなところが一緒になって第4回目をやりましょうというふうなことで取り組みをさせていただきます。
そして、
パーソントリップ調査も実際には我々もほかの計画、交通計画関係もいろいろ動いています。例えばLRTもLRTなりの検討をやっているし、
バス交通は
バス交通でやっていきます。ですから、1つの計画が決まらないと次というふうなことではなくて、やはり並行的にいろいろな計画の検討とか策定の作業というのを進めさせていただくというふうに考えております。ですので、先に静岡市の交通計画みたいなものができ上がれば、それを今度パーソントリップのほうに反映していくとか、そういうふうな取り組み方をさせていただきます。
45 ◯木村経営企画課長 今御指摘の作業部会の件なんですが、にぎわい創出検討会後というのは県、市が連携いたしまして、東静岡をどうすればにぎわいを創出できるかということを同じ方向性を持ってやっていこうということで、この作業部会を設けてやると。特に昨年度につきましては、いわゆる交通施策についてということで、何か余りにも小さいお話じゃないかみたいな御指摘を今いただいたんですが、大きい県の考え方としましては、学住一体の
まちづくりというふうなことが前提にありまして、その中の検討の中で当然拠点施設とか空間とか、これはもちろん大事なことでございますが、もう1つはネットワークというものが非常に大事だと思います。ネットワークというものも単純にいわゆる交通のネットワークだけではなくて、例えば学生の人的なネットワーク、あそこに短大を含めまして大学が8つほどございますが、案外県大と静大と近いようでも、ほとんど行き来がないんです。その理由はなぜかというと、東静岡からアクセスする、そういうものが非常に弱いというふうな形で、まずは交通のネットワークというふうな形で、検討している内容を少し見させていただいたんですが、内容としては例えば
バス交通、これをもう少し強化したらどうかとか、例えば静岡は自転車のまちですので、自転車の環境をもう少しよくしたらどうかとか、そういったことについて中間報告をやるという予定でございました。
ついでに説明いたしますと、あとはそのネットワークの構築の中で3つありまして、1つ目が今言った人的な学生のネットワーク、次が交通のネットワーク、あともう一つが、川勝知事が提唱されております、いわゆる大学間の連携ということで、大学コンソーシアム構想と。それを含んだ形プラス、拠点施設整備、空間の整備、そういうものを含んで学住一体の
まちづくりを進めていこうと。それが静岡市にとっても、あそこの東静岡のにぎわいの創出につながると。それが学生にとどまるだけではなくて、広く社会人まで含めた若者が集うことによって、さまざまな交流が生まれて、それで人がにぎわってくると。そんなような考えで進めておるところでございます。
46 ◯佐野委員 今、課長の説明を伺って、にぎわい創出検討会議の進捗状況については、今後何をしていこうかということについてはわかりました。私は県のその計画、学住一体の
まちづくりというのが、あの新都市といいますか、
東静岡地区にとってそんなに壮大な計画だとは思えないんです。県のほうがリーダーシップを持ってやっているネットワークづくりというのが、東静岡の性格を変えていくほど大きなものだという感じが実はしないです。そういうふうに思っていらっしゃる方は多いと思うんですよ。何がネットワークだというふうに思うほど、余り大した計画ではないんじゃないかというふうに思うんですよ。というふうに多分皆さん、割と苦々しく思っている方は多いと思うんですよ。
それよりもこの地図を見ていただくとわかるんですけれども、上と下を見ますと、じゃ、本当に新しいまちができているという感じでイメージをされるかといいますと、何となく街区ごとに1つには例えば
急病センターがあったりですとか、あるいはここには大型商業施設があったりとか、ここは今空間だけれども、周りは4,000平米ずつ虫食い状態になった残り地を多
目的アリーナにしようかゾーンみたいなのがあったり、あるいはこちら側には
マンションが建っているみたいな、一見すると余り秩序立った
まちづくりができているような感じが、実はしていなんですよ。これを全体的に私はにぎわい創出検討会議の中で、やっぱりこの地区をどういう性格のまちにしていくのかと。副都心という言い方は私は余り好きではありませんけれども、それでもこの重要な場所をどうしていくのかというふうなコンセプトについて検討するところだというふうに、去年の9月に説明を受けたときに思ったんですけれども、余りそういうことを議論するんじゃなくて、県と市がそれぞれ事業のすみ分けをする。あるいは民間は民間で勝手にというか、それぞれの計画でやって、それが都市計画法上だったり、建築基準法に逆らったものでなければ構わないよと。そういうものとしてお互いに確認をし合えばいいという、そういう性格のものなんですか。その辺の進め方については一体基本線ではどんな議論をされているのか。そこは1回目に話が出ていると思いますので、お伺いしたいと思います。
もう1つは、全体の区画整理の中で、去年説明をしてくださったときには、24年で終わりだよと言ったんですよ。ことしになったら27年まで行っているんですよ。ところが、計画を見せていただきましたら、見せていただいたというか、先ほど説明をいただいたら、もう今年度の末には事業費としては97.1%でしょう。つまり3%切っているわけですよ。じゃ、私たちに渡された、そこでもいいですよ、その地図の中で、残っている3%近い事業費、道路、水路ですか、これはどこの部分で幾らなんですか。何で3年延びているんですか。25、26、27には一体何をやるんですか。去年そんな説明ではなかったんですけれども、どうしてそうなっているのか、御説明をいただきたいと思います。
47 ◯木村経営企画課長 まずはにぎわい創出検討会議、とりあえず現状の把握と課題というふうな形で進んできております。今後は委員御指摘のとおり、本質的な議題というものを市のほうから提案をしながら、県と連携して進めてまいりたいと考えております。
東静岡の副都心という位置づけ、今余りお好きではないようなんですが、いわゆる新たな魅力を創造する拠点、文化創造の拠点というふうな形で、静岡都心、清水都心にない、そういったものを東静岡でつくっていこうと、こんなように考えております。エリアとしましても、県の提唱されている学住一体のまちというのも、東静岡の狭いエリアではなくて、市のほうからの提案もあるんですが、いわゆる日本平から当然草薙の運動場が入って、静大までかなり広範な範囲、そういったものを東静岡を核ににぎわいの創出につなげていけるような、そんな議題でこれから議論を進めていってまいりたいと、このように考えております。
48
◯寺田東静岡駅
周辺整備課長 先ほど説明させていただきました27年度でございますが、
土地区画整理事業の基盤整備につきましては24年度末に完了見込みでおります。しかしながら、その後、最終的な換地計画というものをつくらなければならないし、その後、換地の処分をしまして、それぞれ登記をしたり、あとは清算、最終的に過不足が出ますので、その清算処分というものにおおむね3カ年を見込んでおりますので、その最終末ということで27年度ということで説明させていただきました。
49 ◯木村経営企画課長 1点だけ確認の答弁でございますが、いわゆる作業部会というのは創出検討会議の下部組織という形で、それは市だけではなくて、県と合同でやっております。
50 ◯佐野委員 幹事会も同じですよね、そういう意味では。いや、今、作業部会とおっしゃったけど、幹事会だって要するに部課長局長会議だって同じですよね。県、市それぞれ一体でしょう。だけど、それぞれ一体なんだけど、私が言っているのは、県は県、市は市ということで方針を立ててやることもあるというふうに確認をされているんじゃないでしょうと聞いているんですよ。いや、それでもそれも1つのにぎわい創出、県が分担するのはここですよと。市はもう少しこちら側をこういうふうにしますよという、そういう考え方だって、それが総体としてはコンセプトとして合っていれば、あの地域周辺も含む考え方としては私はありだと思うんですけども、今の木村課長がおっしゃるのは、両方やっぱり絡まり合いながらやるという方向にはなっているんですよというふうに理解していいんですかということだったんです。
もう1つは、塚本課長のところの都市計画と小長谷課長のところの交通政策のところの分担がよくわからないんですけど、私はLRTなんていうのは、さっき工藤委員がLRTありきというふうにおっしゃったけれども、決して議論はそうではありませんで、今から原発ありきと言う人はいないわけですから、自然エネルギーだ、再生エネルギーというのが時代の流れですから、そんなことはいいんです。そうではなくて、LRTという問題は、何もパーソントリップをやったり、全体的な
総合交通体系を考えなくても、静岡の中で今計画されているのは3つのパターンしかないわけだから、何も由比がどうであれ、富士がどうであれ、岡部がどうであれというふうなことを考えなくたって、
総合交通体系の中に位置づけなくたって、
交通手段として考えることはできるわけであって、私はできると思うんですけれども、何か今の市が交通を考える議論の中では、そこまで考えた中に位置づけたいというふうに考えていらっしゃるということなんですか。さっきからの質問が何となくすれ違うところだと思うんですけど。
51
◯小長谷交通政策課長 LRTの検討につきましては、昨年度は土地利用面とかいろいろな面を含めて、都市計画課で検討していくのがいいだろうというような形でやらせていただいていたんですけども、今年度からは総合的に交通として駐輪場とか駐車場の維持管理とか、そういうふうな問題も含めて、全体的に交通政策として取り組んでいこうということで1つにさせていただきました。
そして、LRTは確かにLRTだけで都心交通というふうなことで、そこの部分だけでも検討できないことはないんですけども、市民の方々の御理解とかコンセンサスとかを得ていく上では、静岡市の総合的な交通はどうあるべきだとか、どういうふうにしていくんだというふうなところから、やはり整理していかないとというふうなことで、今回そういうふうな取り組みをさせていただいております。
52 ◯木村経営企画課長 委員御指摘のとおり、県は県、市は市ではなくて、当然県、市連携、協力して、これまで以上に進めてまいりたいと、このように考えております。
53 ◯尾崎委員 多
目的アリーナ、東静岡の部分について何点かお聞きしたいと思います。
今、佐野委員からいろいろ質問がありましたけれども、ちょっと答弁がなかったところがあるというふうに思っているところがあって、市長が今後市民が望んでいくものは何かというのを現地現場主義で聞いていくという話があったと思うんだけれども、これどういう方法で聞いていくのかということ。もう決まっているんだったら教えてほしいということと、じゃ、これをいつまでにここのあり方というのを決めるんだというのが、率直に疑問です。
先ほど来、話を聞いていると、県との作業部会もにぎわいの創出についての検討委員会を設けて、今もう作業部会で交通の問題について話し合っているというような話でしたけれども、そのような話もあったり、あと日本平まで含めて考えるとかというような話なんだけれども、じゃ、この県との話し合いによって、多目的
アリーナゾーンのあり方というのは変わるのかどうか。変わるということであれば、この話し合いが、だからいつまで続くかわからない話をずっと待っていなければ、この多目的
アリーナゾーンのあり方というのは決まらないのかというふうに思ってしまうんだけれども、その3点をお聞きしたいと思います。
54 ◯木村経営企画課長 市民の皆さんからの意見の聴取方法ということでございますが、現在検討中ではございますが、例えば市民を対象にアンケートを実施することも考えられます。まさに現地現場主義でございますので、市長が直接市民の意見を伺う機会を設けるといったことも考えられますし、あとは例えばホームページを活用しまして、意見を募集したり、各種団体のヒアリング、さまざまな手段があるかというふうに考えております。
いつまでにということなんですが、具体的に申しわけございません、今現在はそちらも検討中ということで、期限は特に今は区切ってございません。
55 ◯尾崎委員 丸っきりこの部分については白紙だというふうに理解をしました。
あと、もう1点、この
東静岡地区のあり方ということでちょっと質問したいんですけれども、冒頭の説明で、用途地域を工業地域から商業地域に変えていったんだよという説明がありました。これはどこが商業地域なのかというのをまず確認で教えていただきたいということと、商業地域の土地利用の状況として、先ほどの説明でも、
マンションだとか住宅が非常に多いよという説明だと聞いたんですけれども、そうした住居になってしまっている割合というのが、その商業地域全体の中でどのぐらいの割合を占めているのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
56
◯寺田東静岡駅
周辺整備課長 ちょっと小さくて申しわけございませんが、一応新しい用途地域という形で、この赤系、こちらのほうが商業地域ということで指定をさせてもらっています。それから、ちょっとこの黄色っぽい、こちらが近隣商業地域、あと残りのこの青い部分が準工業地域ということで区割りはさせてもらっております。
先ほどの商業地域の中でということでございますが、1階がいわゆる店舗で、2階以上が住宅とかということもございますので、ちょっと今手元に細かい資料がございませんので、そちらのほうはまた回答させていただきます。
57 ◯尾崎委員 わかりました。割合は出ないということで、ぜひちょっと出していただきたいなというふうに思っています。
どうしてこんなことを聞くかというと、今回の6月定例会で、準工業地域への大型店の出店を規制する条例をつくったわけですけれども、この商業地域にこそ、そういう大型店に出てほしいという誘導施策をやっていかなければいけないはずなのに、その現状ができていないんじゃないかということを感じるわけですよ。だったら、商業地域にそうした
マンションを規制して、この本来の東静岡の整備の基本理念なり、そういう基本のコンセプトに近づけるようにしていくべきじゃないかなというふうに思うんですけれども、そうした規制をする考えがないかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。
58 ◯塚本都市計画課長 東静岡のエリア、先ほど御説明させていただいたように、商業・業務地区ということで、商業・業務地区についての地区計画を定めさせていただいている。これは都市計画の中で定められるルールでございまして、商業地域のみの指定でございますと、建物は
マンションオンリーでも建てられてしまうものですから、この制度を活用しまして、最低でも1階部分を住居、共同住宅の用に供する建築物はできないという地区計画制度を活用して、誘導を図っているものでございます。
59 ◯遠藤委員 1つだけ済みません。多
目的アリーナの件ですが、あれだけ大騒ぎして白紙に戻して、多
目的アリーナ、県とやるんだという話になったでしょう。それで、川勝知事になって、その後白紙になってしまったんですか。例えば市独自でやろうとか何とかというのなら、僕らもおもしろいし、いろいろ視察にも行く。例えばあそこのアリーナはこんなにやっているよという話でもいいんだけど、あそこまで大騒ぎして、市長が変わったら、たまたま防災で基地がどうだなんていうのは、今からつくる消防庁舎だってあるんだし、防災とか何とか市民に尋ねてなんて、余りリーダーシップがなさ過ぎない。あれだけの今までの過去だって、今の市長だってわかっているわけなんだから、それじゃ独自でもアリーナをやろうじゃないかとか、そういうやっぱりトップの意見もなければ、市民の意見を聞いてやりましょうなんていうものじゃないのじゃないのかと思います。どうなんですか、今。白紙なの。
60 ◯木村経営企画課長 私の説明が少し舌足らずでございまして、決して白紙というわけではなくて、アリーナ機能を持った施設の導入というのも選択肢の1つとして検討をしていくということでございます。それについても広く市民からの意見を聞くということでございます。
61 ◯遠藤委員 どこだと言わなきゃ、市民の意見を聞くわけにいかない。
62
◯佐藤委員長 遠藤委員、いいですか。
63 ◯遠藤委員 いいも悪いも、しようがない。
64 ◯尾崎委員 どれかとどれかで迷っているというのであれば選択肢としても提示されていて、その中で決まるという意味では理解できるけれども、どれかどれかという部分がまだ決まっていないのに、あれもこれも、これからどんどん出てくるという中で、今から決めるというのは、これは白紙ということですよ。
〔「そうそう」〕
65 ◯木村経営企画課長 あくまでも選択肢の1つというふうなことでお答えしておきます。
66 ◯佐野委員 いや、そうすると、要するに経営管理局と都市局の言葉の使い方が全く違うのか知りませんけれども、都市局が言った、あそこの駿府公園の駿府城址公園かどうかわかりませんが、あの言い方は本当に白紙から形にあるものも、今までどんなことで根拠があって、古図面がなかっただとか、そういうことがあるから、もうやらないよというふうに言っていたものが今度息を吹き返したり、今おっしゃっていたように、いろいろな検討をしてきて、でも、選択肢の1つというおたくの局の言い方は、やっぱり聞いていた私どもは、ああ、これはやっぱり選択肢の1つという言い方は今は決まっていない。つまり白紙状態、白紙というふうに言ってしまうのが問題があるとすれば、白紙状態、つまり選択の中の1つの考える素材にはなっていても、決まることの1つの要素だというふうには受け取れなかったんです。市長においても、その言葉の使い方、よくわからない言葉が今回もたくさんありましたけれども、それにしても認識はどこかで言葉は統一をするんじゃないんですか、本会議で答弁するんですから。どうもそのあたりが非常にわからなかった1つだと思うんですよ。これと駿府城址公園。決定なのか白紙なのか選択肢なのか、どういう調整をされていたんでしょうか。
〔発言する者あり〕
67 ◯佐野委員(続) いや、いいですよ、東静岡だけでも、きょう私は何も資料がなかったことは、何か意味があるのかなと思ったんですけれども、普通は出てくるじゃないですか。去年の9月に出たきりですもの。
68
◯佐藤委員長 まだ委員の皆様に……、はい。
69 ◯寺尾委員 ちょっと関連なんですけど、今のアリーナとの関連でもしわかったら。
草薙運動場の体育館、県が建設している問題なんですが、アリーナはああいう状態になって、今県が建設をしていると。建設じゃなくて、静岡学園の取り壊しをしているのかな、今。取り壊しをしているということは、県が体育館を建て直しするということが前提になっていることなんですが、いわゆる建築基準法上の特例条項でしたか、あの問題はその後どうなっているのか。もしわかったら教えていただけますか。
70
◯佐藤委員長 この委員会の範囲ではないんじゃないかと思うんですけど。
特別委員会の範囲からちょっと逸脱している内容になっていると思いますので、別件で質問していただくようにお願いします。
まだ確認したい事項がおありの方も……。いらっしゃいましたか。手短にお願いします。
71 ◯亀澤委員 手短に。この図の下のほうの15番が商業地域。そうですね。これのところの三菱地所さんが前に出るとか出ないとかという話があったけど、その辺の状態というか、そこだけ教えてください。
72
◯寺田東静岡駅
周辺整備課長 先ほどお答えさせていただきましたが、
急病センターが14街区、三菱地所が15街区ということで、現在三菱地所の開発関係者の方に説明を行っております。やはり周辺道路、それから、こちらにある南北幹線が工事中でございますので、そちらとの説明をさせていただいて、商業施設も大型商業施設がございまして、完成すればすぐオープンでいいということではなくて、やはり最適なオープンの時期というのがあるようですので、そのあたりとの調整で半年から1年程度のおくれがあるということで伺っております。
73
◯佐藤委員長 いいですか。
74 ◯牧田委員 済みません、私も場所の確認だけさせてください。県とのにぎわい創出の協議の中で、県有地も含めてという話が時々出てくるんですが、この地図でいうとどこのことを、具体的なところとして、もうある程度想定されているのか。市有地は多目的
アリーナゾーンのところだけなのか。そこを教えてください。
75 ◯木村経営企画課長 ちょうど駅の南側、今グランシップの駐車場として使っている部分、ここが県有地でございます。図面のこの青い部分でございます。現在はグランシップの駐車場というふうな形で使っておるところでございます。ここの導入機能の1つとして大学コンソーシアムの拠点になるようなそういったものを、今検討中というふうに伺っております。
市有地は上の白い
アリーナゾーンと書かれておる。あと、それ以外に、ちょうど今南北幹線の工事をやっておるんですが、そこのちょうどこの部分、そこに市の区画整理のときの土地がございまして、それは売却をする予定という形になっております。
76 ◯牧田委員 ありがとうございました。
77
◯佐藤委員長 ほかにいらっしゃいませんか。
〔「なし」〕
78
◯佐藤委員長 それでは、以上で質疑を終了いたします。
当局の皆様、御丁寧な説明ありがとうございました。退席していただいて結構でございます。
〔当局退席〕
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79
◯佐藤委員長 それでは、皆さん、質疑に熱を帯びて、まだまだし続けたいところですが、ちょっとここで切らせていただきました。本当であれば、この先、今議論したことを踏まえて、この
特別委員会ではことしどういうテーマにしていくか、調査項目、取り組むべき内容というのを決めていただきたいというのがこの3番目のテーマとしてあったのですが、この後余り時間的にないので、何とか早くというような要望もいただいている部分があります。
このことについて、皆様に1つ提案したいと思うのですが、今こういう議論をしていただいた中で、私としてはことしはこの
特別委員会でこれをテーマにしてもらいたいという思いを、それぞれの委員の方々に寄せていただいて、それについて私ども正副で検討させていただいて、ことしのテーマはこういうテーマにさせていただきたいということを決めていただくという方法でいかがでしょうかという提案です。どうでしょう。
80 ◯田中委員 一応みんなからこういうテーマでやってもらいたいというのを集める中で、正副委員長でそこら辺を整理するのはいいんだけども、それでやるよという決定はしてもらいたくない。やっぱりみんなに確認してやってもらいたい。それだけ。
〔「一人1分くらいずつ」〕
81
◯佐藤委員長 それでは、工藤委員のほうからどうぞ。1分で。
82 ◯工藤委員 テーマの希望を聞いてくれるんですか。それとも……。
83
◯佐藤委員長 そうです。今のは、要するに調査項目が決まっていないので、今年度はこの委員会で何をテーマにして調査項目とするかということを、皆さんに決めていただきたいということだったんです。
84 ◯工藤委員 その希望を言ってよろしいんですか。
85
◯佐藤委員長 はい、どうぞ。
86 ◯工藤委員 私はすったもんだ、ずっとやってきているLRTにここで決着をつけてもらいたい。
87
◯佐藤委員長 はい、わかりました。
88 ◯牧田委員 私はデマンドの姿を、市内のそれぞれの特徴あるところも何カ所か見て回りたいと。それで、その状況を把握して、どういうオンデマンドのシステムがあるかということの突き合わせをしたい。
89 ◯亀澤委員 僕も何年か前に橋本勝六さんが委員長をやっていたときに委員をやっていたんですが、全くそのときと同じようなことの繰り返しなもので、やっぱり早くにこの東静岡駅の問題は解決してほしいというのが現実です。
90
◯佐藤委員長 東静岡ですね。はい、わかりました。
91 ◯遠藤委員 私は先ほども言ったように、尾崎さんが委員長で、かなりいろいろさんざん多
目的アリーナのときやってきたものですから、ああいう市民から聞いてなんていう状態じゃないと思ったものですから、その辺を多
目的アリーナをどうするんだということを逆にこちらから市長なりの考え方なりとか、そうでないと進んでいかないと思うんですよ。その多目的の話はどうなるのか。それを検討していきたいと思います。
92 ◯田中委員 東静岡駅、今までの経過があるし、
特別委員会の中でいろいろな議論をされてきたもので、ただ、外郭的には私も把握しているんですが、突っ込んだ内容がわからないものですから、きょうの話を聞いて、ますますわからなくなったわけですけれども、そこら辺、きょう出た意見を正副委員長で整理していただいて、テーマを絞り込んで、再度提起していただければなというふうに思います。
93 ◯尾崎委員 この
特別委員会は新都市拠点と
公共交通の2点ですから、新都市拠点の話でいえば、あそこの多目的
アリーナゾーンというのは核施設の部分にありますから、そこの動きはしっかり扱っていきたい。
公共交通については私もLRTについて、ぜひ研究を深めていきたいというふうに思っています。
94 ◯佐野委員 私はこの
特別委員会は1年後、議論をした1年後に一つの新都市拠点、あそこの場所の都市ビジョンを出すことと、それから、多目的
アリーナゾーンの市有地の
特別委員会案を提案すること。私は何もつくらない野っ原がいいなと思っていますよ。でも、それはいいです、議論して、自分の意見を出します。やっぱり何かを建てるんではなくて、違う利用方法は絶対あると思うんです。それを出したいと思っています。これが1つ。
もう1つ、LRTの話は、この計画でちょっとなかなか難儀な話なので、これもさんざん議論してきましたので、この
特別委員会のLRT導入案、こういう計画でいこうという素案みたいなのを出して、計画案を出していいと思います。
95 ◯馬居委員 昨年、デマンドについてちょっと具体的な案を出したいというような思いでやってきたんですけども、なかなかそこまで本当に行かなくて、余りにも漠然として、本当に何をどうつかんでいいかわからないような状況でやってきて、デマンドだけじゃなくて、本当にこの委員会で今研究、調査していることというのは、本当になかなか結論が出ないというか、そういう意味で物すごくやればやるほどいらいらしてくるみたいなところがあるんですけども、今、佐野委員が言われたように、やっぱり東静岡をどうしていくのかという、その都市ビジョンをとにかくちょっと目に見える形で示していきたいなというのがまず1つ。
それとあと、LRTについても、去年、私は本当に結論がある程度出るんだろうと思ってずっと考えていたのが、最後の最後まで調査しますみたいな形でまた終わってしまって、これはもういいかげん静岡市にとってどこでどういうことができる可能性があるのかということを、この委員会の中で、その2点ははっきりさせていきたいというふうに思います。
96 ◯寺尾委員 私は、意見が出ていますが、オン
デマンド交通。これについて、ぜひ具体化を図っていきたいということ。
それから、いわゆる
アリーナゾーンの点については、もう一度検討すると、これは。白紙という話もありましたけども、何がいいのかということをもう一度この委員会としてやっぱり検討をするということをぜひやってほしいというふうに思います。
97 ◯牧田委員 3つに分かれましたね。3つのグループに分かれて、結論出したらどうですか、それぞれ。それで、最後にみんなでここへ持ち寄って、それぞれこういう結論でいいねということをやればいいんじゃない。どうでしょう。みんなで一緒にやる。それじゃ結論出ないよ。
98 ◯浅場委員 結論を出したいという気持ちがわかって、提案したいとわかっているんです。でもなかなかこの委員会の中だけで、やってもいいのかという議論もある。当局の説明もあって、余り東静岡駅とLRTは多分いろいろなことで結論出したいのはわかっていますけど、多分選択肢のそういうのも、さっきあったように、この1年間で議論、委員会としての1年間の活動としての報告はやはりしっかりしたものを出さなくちゃいけないと思っています。私は、その多
目的アリーナとLRTの議論はしてもいいですけど、委員会としてのことしの1つの目標としては、ある程度提案できるようなのはデマンドかなと思っています。それを外すんじゃなくて。今、当局も市長もぐたぐたしているから、結論を出そうよというのも、それを少し棚上げしてもいいかなと思っているんですよ。
99
◯佐藤委員長 ただいま皆様の御意見をいただきましたものを踏まえまして、調査項目、取り組む内容につきまして、次回までにある程度、こういうことで大体まとめていきたいということをまた提案させていただいて、それでまた協議していただきたいと思います。
次回の委員会の開催日についてなんですけれども、3つぐらいありまして、9月の定例会の前、9月の定例会のお休みの日、定例会が終わった後という感じで検討していきたいと思いますが、この3つの中でいったらどこに当てはめたほうがいいとお考えでしょうか。前、中、後。(発言する者あり)そう長いんですね。10月の中旬まであるので。(「前は大変」)
前は大変ですよね。中にやりますか。
じゃ、開会中の休会日というようなのを選んで、皆さんに何日かを提案させていただくという形でよろしいですか。(「はい」「その前にまとめた情報」)
まとめたものはまた情報として皆さんにお渡しいたします。それで検討していただくということで。
100 ◯佐野委員 その前に、今話したような内容は、県、市の検討会議だとか、そういう中で、今は黙っていたけれど、何か方向が出たりとか、そういう嫌いはないんですかね。何となく奥歯に物の挟まったような微妙な言い方をして帰られたでしょう。白紙であるような、ないようなね。決まっているような、いないような。県は県、市は市でこうしますと言っているということは、7月、8月ぐらいになっちゃう話が出てくる……
〔「出てきてもいいんじゃない」、その他発言する者あり〕
101
◯佐藤委員長 こちら側のほうで、もし本当に検討しているのか、していないのか、委員会としてちょっと聞いてみるということはあると思うので、どういう進捗状況ですかと、今ここでお話ししてくださって、まだ白紙ですみたいな話をされたということについては、進んだのかどうかとか、3月20何日にやるという予定が流れて、じゃ、いつやるんですかということは言ってなかったですよね。だから、そのいつそれを計画していらっしゃるかとか、そういう中で何を検討しようとしているかとか、そういうことはこちらのほうの委員会としては聞くことができると思いますので、そういうことをまず……。
102 ◯佐野委員 実際には9月10日にやるときだって、新聞記事で初めて知ったんですよ、私たちは。それはおかしいと思うんですよ、やっぱり。
特別委員会をつくってやっているわけだから、要するに
特別委員会の調査事項になっているわけでしょう。それについては、私は経営企画課に申し入れをしておいて、いついつ会が決まって、どういうテーマで議論をすることになりましたとか、あるいはこの間の出来事の協議資料、こういうものは出していただくだとか、それくらいのことはあってもいいんじゃないですかね。でないと、何かとっても変な感じですよ。新聞記事で見てから、え、あったのなんて。それで、何、こんな方向性みたいなことになると。
物すごい具体案が出てくるというふうに、きょう聞いた限りでは思わないけれども、でも、全然この静岡市の案にはなかったLRTを静岡から県大、静大、こんなになって、東静岡はどうするのという案が例えば出たとしたら、失礼な話じゃないですか。3案しかないのか。4案目が出てきたということなので、そういうのは今度出てくるかどうかもなきにしもあらずなので、それはやっぱり先に申し入れておいて、そういう内容が決定したら、いついつ、例えば8月の何日にやることになりました。こういうことについて議論することになりました。委員会はこんなことが出てまいりますというのを出たら、せめて出していただきたいと思います。
103
◯佐藤委員長 はい、わかりました。各委員の皆さんの意見として、経営企画課長のほうに、県とのそういう会議があるというときには、事前に私たちのほうにそういう内容の説明とか、別に皆さん集まらなくても、こういうことですよと、こういうことになりそうですとかいうことがわかった段階で、情報として提供してほしいということは申し入れをさせていただきたいと思います。
104 ◯亀澤委員 最初のアリーナのときも、この委員会に全く話がなくてぽんと出たんだよ。委員長、副委員長も全然知らなくて上がってきてね。すごいばかにしているよ。
105
◯佐藤委員長 はい、わかりました。
106 ◯遠藤委員
特別委員会で荒れていた人だよね。県の体協へ。(「行きましたね。」)
どうなっているか、体育館の話。
107 ◯佐野委員 図がね、工程がおかしいよね、やっぱり。(発言する者あり)
108
◯佐藤委員長 私たちは今、新
都市拠点整備及び
公共交通対策調査特別委員会として委員会を開いておりますので、新都心はまだあると思いますから、ぜひそれで拠点の整備がどう進んでいるかということを、これからもしっかりと調査する方向性を見ながら進めていきたいと思います。
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109
◯佐藤委員長 以上をもちまして、きょうの会議は閉じさせていただきます。
午後2時48分散会
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新
都市拠点整備及び
公共交通対策調査特別委員長 佐藤 成子
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