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  1. 静岡市議会 2006-03-16
    平成18年 経済消防防災委員会 本文 2006-03-16


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時01分開議 ◯馬居委員長 ただいまから経済消防防災委員会を開会します。  なお、伊東委員は、御承知のとおり入院加療中のために欠席をしております。  今回本委員会に付託された案件は議案24件です。なお、本日は経済局及び農業委員会事務局、あすは消防防災局が所管する案件について、それぞれ御審査を願うこととします。  それでは、議案審査に入ります。  議案第53号中所管分ほか22件を一括議題とします。  議案審査の順序としましては、全議案について、まず当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後討論とあわせて、要望、意見を述べていただきますが、議案第53号については、消防防災局の所管分も含まれておりますので、要望、意見にとどめることといたします。その後、議案第53号中所管分を除く議案について採決まで行います。議案第53号中所管分につきましては、あすの審査後に採決といたします。  それでは、順次当局の説明を願います。                  〔当局説明〕 2 ◯馬居委員長 ただいまの説明に対し、質問に入ります。  なお、質疑についてでありますが、案件の決定に影響しない参考・確認のためのもので、当局の対応に時間を要するものは後日報告または資料の提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めてくださるようにお願いいたします。  質疑はございませんでしょうか。 3 ◯三浦委員 畑総のことについてお伺いしたいと思います。  この間、静政会で清水地区の畑総の現状を視察させていただいて、大変すばらしい農地ができていて、本当にあれならいいなという感じを持ったんですけれども、現状の静岡地区の方では1つだけ計画があると聞いておるんですけれども、その辺の事情をお聞きしたいと思います。 4 ◯大石農地整備課長 静岡地区につきましては、新間の地区で蛍というところでやっています。もう1地区、桜通り地区が予定されておりますが、同じ新間でございます。これの2地区ですが、従来清水地区で多いのは、農協との連携で、いろいろと調査を随分してまいりました。その中で、畑総の可能性調査を市全体にかけてやってまいりました結果、多くて、静岡地区はそういうような調査をしてまいりませんでした。そういうことで、数年前、県の方から要請を受けて、畑総地区について静岡地区も調べたんですが、可能性のあったところは新間地区2つがございました。これは県営事業で今行っておりますが、大分小規模といいますか、20ヘクタールぐらいで、区画整理面積が約16ヘクタールぐらいということで、農地を造成するということの中で水田を畑地に変えていくという形でやっております。  現状としては新間地区と2つございますが、この間県からほかにもないかということで、農協の方へ依頼をかけておりますが、現在のところ、具体的なところは上がってきておりません。 5 ◯三浦委員 静岡では農業としてはお茶が非常に大きな生産額を占めておりますし、今までも非常に全国的にもトップクラスを走ってきたわけですけれども、非常に今高齢化であるとか、急傾斜地であることの効率の悪さとかで、大変追い上げを受けていて、しかもペットボトルの飲料が非常に進出してきたということで、非常に静岡の茶業も価格の面でも大変危うい状況にあるということをよく聞きますけれども、何とか静岡の先人たちは非常に努力をして、こういう急傾斜地でも頑張ってきたわけですけれども、行政としてもこういう基盤を整備して、若者が魅力を持って農業につけるような、何かそういう施策を何とか講じたいと私も思うし、そういう点ではあの畑総というのは非常にいいと思うんです。私、今有度山の西ろくの辺でそういう要求がないだろうかと思って、今JAとも話しかけてやっているんですけれども、この間の見学の中では非常に清水地区のJAの熱意というものが感じられたのですけれども、そういう点では静岡のJAとの連携、そういう点が足りないような感じはするんですけれども、その辺はどうなんでしょう。 6 ◯大石農地整備課長 委員御指摘のとおり、畑総事業は担い手の育成とか、高齢者のタスクとか、また、優良農地を残すということで、これからの孫たちにもいい農地を残すということで非常にいい事業と認識しておりますが、この事業を推進するためには、農業の方がみずから申請をしていただかないとできないというので、市の方からこれをやりなさいというような事業ではございません。  したがいまして、この啓蒙活動が非常に大事になってきますので、農協さんとも連携を図ってやっていきたいと思いますが、これは主に県営事業でやることが多うございますので、県の協力を得て静岡市管内も進めてまいりたいと思います。農協の方でやりたくないとかそういうことでなくて、農協の方には御紹介をさせていただいて、農協の事業はまだよくわからないという点がございますので、これから市の方も努力して、農協と連携していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 7 ◯亀澤委員 議案書の6)の465ページ、この中で市の単独事業林道事業についてお聞きしたいと思います。林道事業費が昨年に比べて5,400万円ほどふえておりますけれども、この森林資源に恵まれた森を守っていくには非常にいいことだと思って評価しているところです。この林道整備は非常に私は重要な施策と思いますけれども、これからどんなような整備を行っていくか、教えていただきたいと思います。
    8 ◯小田治山林道課長 林道整備ですが、平成10年度に策定されました民有林林道網整備計画に基づいて実施しております。平成13年7月に森林・林業基本法が施行されまして、林道の開設目的が林業の生産の増進から、森林の有する多面的機能の発揮に変わりました。林道は多面的機能を有する森林の適切な整備と効率かつ安定的な林業経営を経営確立するための最も大切な施設として林業振興、中山間地振興にとって重要な役割を持っておりますので、林道開設を実施し、林業経営基盤の整備及び山村地域の振興を図っていきたいものと考えております。 9 ◯亀澤委員 私は経済消防委員会に入らせていただきまして、高山の市民の森ですか、あそこのところに1回観光バスで行ったことがあるのですけれども、ことし完成すると聞いております。本年度の整備のスケジュールをお聞かせください。 10 ◯朝比奈農林総務課長 ただいま市民の森の本年度のスケジュールですけれども、高山の市民の森は、現在県営事業と市の事業と2つの事業で今整備を進めているわけでございますけれども、県営事業につきましては、平成15年度から18年度までの予定で、主に森林整備、間伐をいたしまして、今現場は針葉樹ですから、それを広葉樹に改植していくという、樹種の転換、それと公園内の散策路の整備を主に県営事業はやっております。  市の事業は、平成17年、今年度から事業に着手しまして、公園内の道路、そして駐車場の舗装と、案内板の設置とか展望台の建設、それからバイオトイレ、それから、一番のメーンでございます森の科学館の建設を進めているところでございますけれども、森の科学館を除いたほかは17年度中に完成予定でございます。森の科学館につきましては18年の10月末の完成を目指しており、11月中旬の供用開始という予定でおります。 11 ◯亀澤委員 高山市民の森というのは皆さんが非常に待っているわけですけども、先日行ったときも、あの林道高山線とか水見色新間線ですか、大分道がよかったですけれども、その辺の工事の過程といいますか、もう終わっていますかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。 12 ◯小田治山林道課長 高山市民の森のアクセス道路のメーンであります林道高山線につきましては、平成17年度からのり面保護、舗装等の改良工事を進めてまいりましたが、平成18年度におきましても引き続き実施し、森の科学館、11月完成に合わせ進めていきたいと考えております。  また、林道水見色新間線につきましては、道路幅員が3メーターと狭いため、18年度から20年度までの3年計画で退避所を設けるとともに、舗装改良工事も部分的に実施し、車両がスムーズに通行できるよう整備を進めてまいります。 13 ◯亀澤委員 471ページに漁協の海岸の維持工事のうち、用宗漁港の海岸の養浜事業について伺います。  今、用宗漁港の海岸の現状はどのようになっていますか。 14 ◯海野水産漁港課長 海岸の果たすべき役割というものは、主なものといたしまして、高波から背後地を守るということと、利用の場の提供、これは市民の海水浴とか浜行きとか、釣りとか、そういったもので提供させていただくということで、1年を通じて幅広く市民の憩いの場として利用されているところでございます。  最近海岸侵食が進行しているということで、高波により越波が発生する。住宅地に浸水被害が発生しているということで、海岸事業によりまして離岸堤の整備、それから養浜事業を進めているところでございます。 15 ◯亀澤委員 この事業の内容と、それから今後どのようになっていくか、お聞かせ願いたいと思います。 16 ◯海野水産漁港課長 今後の計画ということでございますけれども、養浜事業につきましては、平成17年度、今年度より3カ年計画で、現在安倍川の河道整備ということで砂利を掘削をしているところでございますけど、これを活用しまして、3年間で3万立米を投入する予定でございます。年次は17年度、18年度、19年度ということでございます。  3万立米という必要量、所要量の算定根拠は、平成3年度から平成16年度にかけて調査をした結果、約3万立米の海岸の砂が失われているということでございますので、それを回復をしていくということで、安全で快適な海岸づくりという目標を持って対処しているところでございます。 17 ◯亀澤委員 もう1点、463ページ、これは地域活性化材促進事業、家を建てるときに柱をプレゼントしてくれるというのがありますけども、この間の新聞を見ますと、県でも何かこの地場産の材料を使った場合に補助金を出してくれるようですけども、市と県と両方この補助金をもらえるということでいいですか。 18 ◯朝比奈農林総務課長 両方使って結構です。 19 ◯亀澤委員 わかりました。 20 ◯馬居委員長 暫時休憩します。再開は午後1時でよろしくお願いいたします。                 午前11時55分休憩      ──────────────────────────────                 午後0時59分再開 21 ◯馬居委員長 それでは、休憩前に引き続き質疑を続けます。 22 ◯城内委員 453ページの下から2行目、認定農業者支援事業補助金ということについて質問させていただきたい。その前に、三浦委員から一部質問をして、重複するところがありますけれども、お許しをいただきたいと思います。  この認定農業者支援事業補助金ですが、まず1つは、この質問以外に静岡市お茶の生産高、それから金額の面についてトン当たりどれくらいなのか。ミカンは別にして、特に静岡市ではお茶とミカンが農産物では代表される産物だと、それぞれ皆さんも思っていると思うんですが、こうした農業認定者、特に従事者が大変な高齢化してきておりまして、こういう中で農業経営の安定化というか、こうしたものを図っていくためには、もちろん機械化、九州の知覧を視察に行ったときにも大変な機械化するに条件のいいような地域でありまして、静岡市はそれに値するのがほとんど清水区域だと思っているんですが、こういう農業の機械化について、どういうふうに考え、どういうふうにしてやっていこうとしているのか、その辺のところをまず最初に聞かせていただきたい。 23 ◯市川農業振興課長 お茶のトン当たりの単価ということだと思いますけども、大体1茶平均しますと、大体キロ3,000円ぐらいですので、トン当たりにいたしますと300万円ということになろうと思います。  2点目の省力化、機械の導入の件ですけども、お茶では作業をやっていく中では、お茶摘みに一番労力がかかるわけでございますけども、そのお茶摘みの省力化を図るということで、乗用型の摘採機が導入されております。実績としましては、国庫補助事業で8台、あと認定農業者支援事業の補助金で2台、合計10台が現在本市では導入されております。 24 ◯城内委員 お茶のトン当たり300万円、キロ3,000円というふうなんですが、大変お茶が市の特産物と言っても、さらに重要な農産物だと思っておりますけれども、これらが年々生産高が減少してきているというふうに思っているんですが、それと機械化がいかに関連しているか、私は今の答弁で国の補助として8台、それから市の方で2台、計10台。果たしてその10台がこれからの茶業経営において、非常に振興のために経営が安定していくのかということについて、まだ私としてはわからないわけです。その辺の機械の関連した中で、それじゃこの機械をどの辺に使えるかといったら、私も一度清水区の茶園を見に行かせてもらったんですが、現地じゃなくて、山の上から見た方がよくわかるんじゃないかと思いまして、山の上から茶畑を見せてもらったんですが、清水の場合には山合いを平らにして、できるだけ平地をつくれば、そうしたことが可能ですが、静岡の場合には、山合いが非常に厳しい斜面でありますんで、そうしたことを考えたときに、さらにどういうふうにしていったらいいのか。いわゆるこれは機械化と同時に、基盤整備の重要性というんですか、基盤整備をどういうふうにしていったら安定した茶業経営ができるのか。静岡市全体について、その基盤整備と機械化の話について、もう少し聞かせていただきたいと思うんです。 25 ◯大石農地整備課長 基盤整備によりまして、機械化の導入に成功した事例というのがございまして、委員御指摘のとおり、大規模な機械化を目指した基盤整備の代表的なものが畑地帯総合整備事業でございます。この事業は簡単に申し上げますと、先ほど委員の申し上げた急傾斜の山を削り、谷を埋めて平たん地をつくり出し、区画整理畑地かんがい事業を行い、大規模な農業が可能になるという農地をつくり出していきます。  事例といたしましては、清水区の梅島地区で大規模な茶園の整備を行っております。お茶とお茶の間をこう広くとって、乗用型の機械を取り入れておりますが、これが約1.8メーターぐらいの広さでその間隔をつくってます。それから大規模な農地としまして、大体500ヘクタール以上ないと、この機械の導入を図っても難しいということになっています。  畑総事業の基本的な整備の仕方としましては、換地手法ということで、土地をまとめていきます。そして、1つの区画が長辺で150メーター、短い方で100メーター程度の大規模な圃場をつくって、機械化の導入が可能になっています。こうした茶園の整備がかなり進んでおりまして、既に2名の農業者が乗用型機械の導入を計画しています。 26 ◯城内委員 この乗用型というのが九州の知覧で実際に茶刈りをしているところを見まして、確かに土壌などの温度の調整、水分の調整を全部自動化してやっているんですが、従事者自身もああいうやり方だと、非常に農業経営をやるに、作業の効率化は、すばらしいものだなと。そうすると、静岡市のお茶が今トン300万で売れてるかどうかという、今後のことも考えると、非常に心配はするわけなんです。これからじゃ清水区においてそういうことはできるんですが、葵区の場合はどうなのか。梅ケ島の方にそうしたところはあるにしても、茶畑になりますと、ほとんどが傾斜地で、その辺のところ、静岡市、葵区の場合にはこれからの茶の経営について余り手をつけられない従来型のやり方しかできないのか。あるいは茶摘み、茶刈りも半自動的なやり方ですが、あれをもう少し進化させた方法がこれからとれる可能性があるのかどうなのか。その辺のところもお聞かせいただきたい。急傾斜地、それから清水区はできるだけ平たん地というか平野地が多いんで、そういったところはもう徹底的にそういう機械化して、できるだけ効率を上げて、茶の価格も皆さんに好まれる価格になり、それが世界に発信できるものであってほしいんです。  最近、国の方でも国が観光立国基本法というふうなものをつくり、日本全体を世界に観光国としてアピールしていきたいと。そうすると、静岡も、日本の静岡でなくて、世界の静岡と言ったとき、この静岡というブランド品をさらに高めていただくために、基盤整備、この機械化、さらに葵区周辺、駿河区も一部、そうしたところは将来のことを聞いても無理かなと思いますけれども、もし答弁できることがありましたら聞かせていただきたいと思うんですが。 27 ◯市川農業振興課長 傾斜地が多い中での機械化ということだと思いますけども、特に静岡地区につきましては、御案内のように、傾斜地が多いものですから、そういった中で、平成14年度から国の方でも1ヘクタールぐらいで基盤整備ができる補助制度が創設されましたので、静岡地区におきまして、14年度には松野で1.1ヘクタール、新間で同じく1.0ヘクタール、15年度は玉川の大沢地区で1.1ヘクタール、16年度は大原で1.2ヘクタール、17年度、内牧で1.47ヘクタールの茶園も園内改良とか作業道の整備をやりながら、機械が導入できるような補助事業を導入して、茶業の安定のために推進をしております。 28 ◯城内委員 話はよくわかりましたんですが、もう一つ、かんきつ類、今温州ミカンに限らず、もう少し進化したいろんなミカンがあるわけですが、この作業における、消毒する機械のような噴霧器で自動的にやるような機械がありますね。あれはどういうふうに機械化導入をしておられるか、その辺のところをお聞かせください。 29 ◯大石農地整備課長 ミカンですけども、ミカンは御存じのとおり(「ついでに機械の名前も」)今ちょっと写真があったもんですから。スピードスプレーヤーと言いまして、このような先にちょっとレーザーのようなものですが、後ろにつけてこんなような形のものがございます。それを清水のナショナルトレーニングセンターがございます原地区では取り入れまして実際やっております。これはミカンとミカンの間をある程度広くしておかないと、この車が走っていかないんです。大体4.5メーター程度の間隔で木を植えていって整備をしています。こういうことによりまして、農薬が人体にかからないとか、いろいろなことで有利な点がございます。そのほかには有度にも畑総がありまして、そこでも個人的にやっている方がいると聞いております。  今機械化につきまして、当然この基盤整備を進めていかないとならないと思います。静岡地区では実際今新間蛍というところで計画しておりますが、こういう事業を取り入れて、畑総整備事業を積極的に進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 30 ◯城内委員 次に観光にお尋ねしたいんですが、日本が観光立国基本法というんですか、正式な名前を覚えていないんですが、その正式な名前もお聞きしながら、先ほど課長からいろいろ説明を聞かせていただいたわけですが、491ページからこの観光のいろんな事業を予算化して、特に日本平山頂の周辺整備、恐らく将来清水港とこの日本平山頂というものは一体となって、日本平山頂部の周辺の美化推進事業とあるんですが、金額はともかくとして、これから日本平山頂の整備は清水港と同時に進めていかなければならないような地区だと思うんです。この政令市になってからの静岡市がいろいろな観光事業をやろうとしているんですが、このそれぞれの金額的な数字は、私には余りよくわかりませんけれども、実際にそうしたことを考えたときに、世界の静岡という観光都市にするために、この日本平山頂の整備について、もちろん県から国から、いろいろな網がかかっておりまして、難しい部分があろうかと思うんですが、こうしたことを具体的にどういうふうにしてそのハードルをクリアしていくのか。スケジュールみたいものがわかりましたら、教えていただき、また、日本の観光立国基本法というものがどれだけ静岡市で理解をしていただいているのかもお聞きしたい。 31 ◯木村観光課長 日本平の重要性ということについての御質問でございますが、観光立国基本法につきましては、国土交通省、国の中で制定をするという動きは伺っております。観光基本法を置きかえて、日本観光立国基本法という動きは整備されつつあるという部分での準備段階という情報が入ってございます。この立国につきましては、静岡県も同じく、各全国都道府県あるいは各全国市町村ともども観光立市ということを最近共通点に大きな課題としております。そういう点では当然のことながら、地域の大きな課題としての、交流拠点としての観光立市あるいはこの観光基本法に向けた取り組みが本格的になろうというふうにとらえております。  それから、日本平の方の300万円のことにつきましては、実はハード整備等を含めた今後の整備につきましては、都市局公園緑地課に本年度から取り組みの主管課が移りました。これまでの観光はどうするかというお尋ねにつきましては、公園施設、公園緑地課及び私ども観光の視点として御指摘のとおり、日本平を交流拠点として整備していくという総合的な協力体制は変わっておりません。ハード等を含めた、これは都市局等の方の視点でお答えすべきことだと思いますので、今後基本構想を2年かけてつくっていくということは伺っております。 32 ◯中山委員 それでは、幾つかお聞きしたいと思いますけども、最初に農業関係、453ページの農業振興助成費の蔬菜花卉振興事業補助金のところで、イチゴの高設栽培普及事業、去年も補正出されて、少し余ったような認識があるんですけども、理由はもう大体一巡しちゃったよというような話で回答がされていたんですけども、イチゴ農家などに聞きますと、確かに作業はいいんだけども、地面に植えて、しっかり土づくりをした方がおいしいイチゴができるという話を聞いておりまして、これから、ただたくさんつくればいいというような農業では静岡としてもやっていけないんじゃないかと思いますが、その点についてどのようにお考えでしょうか。 33 ◯市川農業振興課長 2月補正のときも若干減額補正させていただきましたけども、そのときに、静岡農協管内はほぼ一巡したということで、合併後清水区の方でもPRをさせていただいたんですけども、補助はしますけども、若干自己資金も投入いたしますので、なかなか農産物の価格安定とか不透明な部分で、農家の方が導入をちょっと差し控えているといった部分があろうかと思うんです。  一応18年度につきましては、静岡の方は一巡したというものの、まだ清水の農協の方は導入が低いものですから、予算づけをさせていただいておりますけども、それと、確かにこれはあくまでも農作業の省力化といった部分に着目して、今までこう座ってかがんで作業をしていましたけども、それをこう上に台を上げることによって、高齢者でもある程度作業ができるということで、経済連とか農協、市が中心になってこれまでも推進してきました。品質とか、そういった部分では高設にしたから特別に収量が上がるといったことはないと聞いております。あくまでも作業の省力化というところに力点を置いて導入していくというふうにとらえております。 34 ◯中山委員 高設については、今言ったとおりですけれども、品質という点においては土でやった方がいいのか、高設でももっとこういう方法があるから、もっといいイチゴができるよとか、そういうふうな認識はあるんですか。 35 ◯市川農業振興課長 品質につきましては、土でやった方がよいという話は聞いております。 36 ◯中山委員 それで、土でやるとなると、肥料とかいろいろな面かなり大変という話も聞いておりますんで、やっぱりそっちの方の助成も考えてあげた方がいいんではないかと私は思うんですが、その辺はどうお考えですか。 37 ◯市川農業振興課長 土耕栽培で点滴かん水という助成制度を設けまして、いろいろな施肥とか、そういった簡単に調節できるような機械がございますので、そういったものに対して市は助成しております。 38 ◯中山委員 この件についてはそれ以上検討もされてないし、ほかの助成が多分農家の方にとってはあるんじゃないかと思いますんで、これはこのくらいにしまして、1つは農業については、いろいろ城内さんの方から話があったとおり、規模を大きくしたりしていかないといけないんじゃないかと、こういう話があったんですけども、私としても、農業だけで食っていくということはかなり難しいなと考えられますので、今言った品質をよくするか、あるいは別な観点で観光農業あるいは、環境農業、そういうところの視点から助成を与えると、こういう方向に持っていかなきゃいけないし、さらに畑総においては、治山治水という面からどんどんやった方がいいという。そういうことで、単に農業振興だけじゃなくて、その周りの環境とか観光とか治山治水とか、こういうのに関連しているというふうにこれからは見られると思うんですけども、それについてほとんど今までは助成を単独でやられたと思うんですが、総合的に、トータル的に考えるようなことは、今どのようにしてやられていますか。 39 ◯市川農業振興課長 農業は単に生産だけじゃなくて、環境とか観光とか、そういった総合的にというお話ですけども、特に農業に関して、環境に配慮した農業ということで、県におきましてエコファーマーという制度がございます。これは化学肥料を使わずにとか減農薬、こういったもので農業をやっていこうということで、エコファーマーという制度がございます。現在静岡市には350名ぐらい主にお茶農家ですけども、その認定をとって、それを売りにして、お茶を売っているといったものがございます。  それ以外に観光農業ということで、石垣イチゴ等で全国的にも有名な観光農園をやっていますけども、一部にはミカン等でも観光農園等をやって、農業経営の安定化に結びつけている農家もございます。  これからいろいろな農業の振興を図っていく上で、いわば農業の大切さ等を市民に理解してもらうには、そういった市民農園とか観光農園、こういったものを積極的に導入していって、農業経営の安定化につなげていければいいなと考えております。 40 ◯中山委員 今県の方の補助、助成というんですか、エコファーマーという、そういう制度があるという話があったんですけども、市の方では何かそれについて具体的な助成等はあるんですか。 41 ◯市川農業振興課長 エコファーマーに対して直接的に市が支援しているという事業はないんですけども、認定エコファーマーになりますと、その前に認定農業者にもなっておりますので、先ほど城内委員からありました、市では認定農業者支援事業補助金という制度をつくっておりますので、それを活用していただいて、先ほど言った先端技術の導入とか、機械化するときには、その制度を活用していただくというふうになっております。 42 ◯中山委員 もう1点だけですけども、先ほどから特産品ということで話をさせてもらっているんですけども、ミカン、お茶、イチゴ、ワサビ等あるんですけども、この前清水の農協さんへ行ったら、非常においしい青島ミカンがありまして、こんなおいしい青島ミカンがあるのかなと、安いものしか買っていなかったもので、そういうふうになったかもしれないんですけども、非常に高級だったんで、ちょっとわからなかったんですけど、ただ本当にそういうおいしいものが特産品があるよというのを一般市民に余り知られていないんじゃないかと思うんですね。お茶などはよくわかっておるんですけども。それで、販促とか、いろいろなことをやられているということなんですけども、ミカンとか、その他についてどのようなPRをしているのか。これはJAさんにお任せだと言うんであれば、それはそれでもいいんですけども、市として何かそういうことを考えていますか。 43 ◯市川農業振興課長 特産品の市民へのPRということですけども、ミカンに限らず、市の特産物につきましては、産業フェアとか、あと清水の農業まつり、そういったイベントを通じて市の特産品を紹介して消費の拡大、需要の拡大につなげていっております。 44 ◯中山委員 わかりました。産業振興プランの中に、いろいろなPRということで、シティープロモーションプロジェクトというのがありまして、これが販促とか、いろいろなお茶を振興させるのに使うんだということが書いてあるんですけど、これについてはどういうふうになりましたか。 45 ◯川口産業政策課長 昨年の今ごろ産業振興プランを策定して1年になるわけですけども、その中で静岡市の魅力アッププロジェクトということで、静岡市を全国的に売り出していきたいということで、まず1つ目標を持っておりますけど、とりあえず首都圏あたりで静岡を売り込むということで、シティープロモーションを推進していきたいと考えておりますけども、その中の1つに、静岡の魅力アップ、パワーアッププロジェクトということで、お茶をテーマにして、これをベースにして、いろいろな観光とか、産業の振興、そのようなものにつなげていきたいと。これからは都市間競争というのが非常に激しくなると思います。静岡は今委員さんがおっしゃったように、昔からお茶のまち静岡ということで全国的に知られてますので、このアイテムを生かして、今後の静岡市を全国的に売り込んでいきたいということで、この産業振興プランの中の戦略プロジェクトの1つに規定をしてございます。 46 ◯中山委員 ということは、これからやっていくということですか。 47 ◯川口産業政策課長 先日千代議員の本会議の御質問ございましたけども、この中で答弁してますけども、コンベンションビューローが静岡にございます。それらとタイアップして、東京の国際フォーラム、こういうところに駿府のお茶姫今やっておりますけども、こういうものを派遣をしまして、静岡の本山茶とか清水のお茶とか、これらを全国的にこれからもPRをしていきたいということで実施しております。 48 ◯中山委員 観光の方に入りますけども、大御所四百年祭開催準備についてお尋ねしたいと思います。  この四百年、来年なんですけども、駿府城に入城すると。厳密に歴史的に言うと、どうも大御所政治が始まった年というのが正しいようなことも聞いておりますけども、この事業について一過性じゃないという、本会議では回答もありましたんで、この四百年祭を起爆剤にして、今後どのように膨らめて、歴史文化政令市静岡のまちづくりにつなげていこうとしているのかをお聞かせ願いたいと思います。 49 ◯木村観光課長 大御所四百年祭、一過性ではないという部分では議会答弁もさせていただきましたが、基本的には家康公の功績を踏まえた場合、将来の静岡市、とにかく何を持って目指そうかという都市づくりという部分としてテーマに「次代創造」というテーマを据えさせていただきました。キーワードについては戦略として、例えば人間愛とか平和、国際交流、そして同じく都市づくりみたいな形でのキーワードを据えてございます。  何を置きたいかということでございますが、基本的にこの機会に、行政とか政治・経済界あるいは市民の皆様の市全体のまず一体化、このイベントあるいは大御所年を通じまして、まず次へ一歩進む歩みの年にまず据えようということをひとつ目指しております。そして、イベント性ではなく、政策イベントということで全市的に取り組む関係、こうしたことを活動を通じることによって、観光課としては市民力の向上、そして経済の活性化、さらには情報発信力、当市というのは大変情報発信力がある。皆様の御指摘いただいているように、大変弱い面もございます。そして、地域コミュニティー力のアップ、そして、何といっても最近市長はさまざまなところで申し上げていただいている郷土愛、意外と郷土愛が弱いという部分では、こういう観光課ですので、経済活性化はもちろんのことながら、何とか市民力の向上があったり、経済活性化であったり、情報発信力のパワーアップであったり、コミュニティー力をもう1回高めよう。さらには郷土愛、こんなことを考えております。  あとは具体的に例えば何か歴史的文化を踏まえたものがイメージがあろうかという点につきましては、現時点ではまずとりあえずはイベントの企画を含めて、全体をどんな方法、戦略をとるかということでございますので、今後につきましては、その歴史文化にふさわしい、この機会にふさわしい具体的な事業については検討してまいりたいと考えております。 50 ◯中山委員 この四百年祭については、市民の方も大変興味を持って、かなり質問をされるわけですね。静岡には歴史博物館がないと。これを前から検討課題にかかっているんですけども、そこまで持ち上げてくれと。あるいはお城の件も含めて、静岡の観光の目玉になるような形まで持っていってほしいという要望がお年寄りの方からたくさんありましたんで、その辺についてはどのようなお考えか。 51 ◯木村観光課長 観光課にも本当に毎日のようにお電話をいただく機会が多うございます。各団体、個人、さまざまだと思います。歴史博物館等は以前団体が市長にそういう構想を御要望されたことも伺っておりますが、先ほど申し上げましたが、これから軸足をしっかり持っていく基本ベースはまず大御所年を乗り切ること。その基本のキーワードのイベントに事業戦略を持っていくこと。ある程度の広報戦略が固まる中で、今後の落としどころである文化歴史に残るものが大局的な立場に立って組むことができればと考えております。  さらには市民から先日こういう新聞がございましたが、3月9日、市民サイドの団体からさまざまな事業提案、こうしたことも経済局以下、すべてプロジェクトを組んで相談をさせていただく中で、市民の御提案は受けていきながら、そうした支援をしていく。市民の動きに対しても建物を建てることでなく、市民のものに文化として残る大事な事業となり得ると認識していますので、そうしたことも市民活動もあわせて考えております。 52 ◯中山委員 今度は港の件ですけども、507ページ、清水港コンテナ航路誘致事業費5,000万が計上されておりますけども、私たちは葵区の方の市ですから、港に関しては詳しくないものですから、港の振興について、まず最初にどんな問題があって振興が妨げられているのかというのが一番気になるところですね。例えば港の使用料が御前崎の港に比べて高過ぎて御前崎に行っちゃうよとか、あるいはPRが余りされてないんで、清水の港を使わないのか、いろいろな原因があろうかと思うんですけども、その辺はどのような理由づけというんですか、原因を分析された形で、この事業が持ち上がってきたのかを教えていただきたいです。 53 ◯中村清水港振興課長 清水港の抱える問題のようなものからお話しさせていただきますと、まず国際的な外国貿易の船が寄って、清水港へ荷が集まって、そこへ荷物を積めば、清水港で働く人たちはその経済的な恩恵を受けるというのは、これは普通の理屈でございますけども、港間の競争というのがありまして、船は一定の間隔でぐるぐる回っているわけです。例えば5隻で回したり、3隻で回して、1週間に1回来るような形になっております。したがいまして、例えば清水港へ寄ると、ほかの港へは寄らないということで、アジア全体の中で競争が行われていると考えていただきたいと思います。  そうした中で、今清水港はどんな競争力、なぜ寄ってもらえないかというような問題といたしますと、荷主さんは本来ですと港までの交通アクセス、陸送費の安いところを望んでおります。したがいまして、本来でありますと、静岡県の荷主さんは清水港を使ってしかるべきだという、これは県で行っております輸出入実態調査というアンケートの中で、港までの交通費、陸送費が最も安いところを利用したいですよということが言われております。  しかしながら、寄航してくれないと、清水港にその航路がないと、東京へ持っていったり、名古屋へ持っていったりするということになります。したがいまして、清水港へ航路を誘致して、荷物を県内荷主さんが清水港を使っていただきたいと、こういうことで、基本的にこの航路誘致事業を考えたということでございます。よろしいでしょうか。 54 ◯中山委員 ということになりますと、航路をつくると同時に、荷主にも使ってくれという、両方ドッキングしないと、ただ来ても何も持っていかないという話になってしまうわけ、具体的にやると。その辺をどのように考えているかというのと、助成金の5,000万はどういう形で分配するかわからないんですけども、何割ぐらい安くなるというか、助成がそれほどプレミアになっているのか、それともならないのか。もっとお金をかけてやらないと、航路は来ないんじゃないかというようなことも考えられるんですが、その辺についてはどのようなお考えですか。 55 ◯中村清水港振興課長 荷主さんに使っていただくということに関しましては、ポートセールスで荷主訪問なども行っております。航路を設定していただく船主さんに対してもポートセールスで対応していきたいと、このように考えております。あとそれだけ寄っていただくだけの金額かどうかというお話でございますけども、大きな船というんですか、8万トンクラスの船のような場合は、当然2,000万円という上限を設けさせていただきますので、夜間に入りますと、年間の入港費が1億近くかかります。ですから、そこら辺は余りインセンティブの対象にはならないと思いますけども、ただ近海のものに関しましては、ある意味におきますと、ほぼ清水港に寄るにかかるいろいろな経費分は出せる、見ていけるということで考えております。  ただ、ここで問題なのは荷が集まらないと、幾らお金を出しても船は来ないということもありますので、荷主さんに対する働きかけがかなり重要だろうと考えております。 56 ◯剣持委員 2月定例会の冒頭、市長が施政方針演説の中にも大変政令市を意識した静岡市、今の14番目の市の中では日本一広い面積です。これからちょっとだんだん変わっていくわけですが。その中で、静岡市が1自治体で、例えば梅ケ島とか、安倍川、藁科川、興津川、他の市町村に関係なく自治体で完結していると。例えば横浜の水がめは山梨県の道志村、経済局長も御存じだと思うんです。狩野さんも当然御存じだと思うんですが、そのぐらいよそは水に対して大変苦労している中で、その役割というのは森林だと思います。静岡市の誇れる森林行政を推進していくその市長の姿勢に、私ども議会としても大変高い賛意を表しているわけですが、そういう中で、その森林の果たす多面的な機能、役割というものは本会議の答弁でも明らかな中で、県が森林税を18年度創設する。それについて当然後ほど聞くことに関連してくるもので、それに対する市のかかわりですね、どの程度県の環境税での中で市が、例えば交付金をもらえるのか、全体の面積の中の位置づけがどのぐらいになっているのか。間伐とかなんとかといろいろあると思うんですけど、その辺アバウトでいいですが、まずお聞かせください。 57 ◯朝比奈農林総務課長 県の森林税ですけども、森づくり県民税というところがございます。市は直接この事業に対しては関係しておりません。ただ、県のお話を伺うところによりますと、静岡市へ森林面積で持ってその予算を分けてくれるようですが、大体300ヘクタール分の間伐費用を静岡市に充ててくれるということは聞いております。 58 ◯剣持委員 およそ300ヘクタール、とにかく当然市域、森林を誇っていますので、大変そういったものもこれから充てていくわけですが、先ほど亀澤委員の質問の中で、市民・高山の森が森の科学館を持って一応ハードな事業は終わると。若干新間の方へ行く農道あるいは水見色の方へおりる道路、あとインフラ整備もしていかなくちゃならないということですが、その次、まさかこれでもう終わったとは私は考えたくはないですが、このぐらい今森を市長が危機意識している中で、その点について、実は自民党議員団で竜爪、林道炭焼平山線のところを見て、アプローチも非常に清水側からも登れるし、静岡の人もその当時行ったとき、去年の11月ごろ行ったら、大変今山を愛する、あるいはこう気軽に登る人が大勢いました。そこで、たまたまこれを見たら、今俵峰門屋線という林道がある。ちょうどそこらがたしか市有林としても絡んでいると。そこでひとつ、これは部長、どうかね。 59 ◯狩野農林水産部長 高山・市民の森、これは森林環境基金をつくって、その創設記念ということ、それからまた、政令市になる静岡市のシンボルとしてつくってきたわけです。18年度に完成すると。委員御要望の第2の市民の森ということで、竜爪地区へというお話なんですけど、竜爪地区は高山・市民の森は市役所から北西方向にある。それで、藁科、美和の地域にあるという市民の森です。  今度の御提案の竜爪の方は、今度北東の地域にあるということで、位置的には大変いいんではないかと。今お話に出ましたように、俵峰門屋線、これがことしから3年間市で工事をやって、その後県が10年間でやっていただけるという予定で進んでいますので、その工事に合わせてつくっていくという可能性は十分あると思います。  というのは、今度の竜爪の1,041メートルの文珠岳のところから賤機にかけて40ヘクタールの市有林があります。これが牛妻市有林と言ってまして、高山・市民の森が43ヘクタールですから、大体同じような規模になると。そのちょうど真ん中あたりからちょっと上の方を俵峰門屋線が通る。俵峰門屋線は俵峰の農道から入っていく。それから、もう一つのアクセスは、門屋の農道からも入っていく。もう一つは下の大平農道、これは静岡の畑総事業でやったところの農道から入っていくという賤機ルートと、それから、もう一つは瀬名の方から穂積神社のところまで行って、今穂積神社から今度は薬師岳を通って、文珠岳まで行くには約1時間の歩くコースです。そのコース、遊歩道になるのか、将来林道で支線をつくっていけば、そちらの方へ延ばしていけば、森林整備にもつながりますので、そういうわけで、大変位置的にはいいと。標高差は高山・市民の森が頂上が717で、高山の木が500メートルだということで、200メートルぐらいの標高差があります。竜爪の方は1,051メートルの薬師岳から大体市有林の持っているところが800メートルぐらいと。やはり250メートルぐらいの標高差というところで、これらのことを考えますと、森林公園をつくる計画と事業で高山は7年かかりましたので、数年の月日がかかるということから、委員の御提案を重く受けとめて、今後実現に向けて考えてまいりたいと思っています。 60 ◯剣持委員 実現に向けてということですので、もうとにかく18年度で市民・高山の森が終わる、引き続き今の答弁で取り組んでいただけるものと確信をいたしました。  次に、実は昨晩京都大学の研究チームが清水で七夕まち活性化フォーラム、静岡市も清水商工会議所も協賛しています。去年も議会開会中、伊東議長がとにかく三大祭りへ行けよということで、私どもも行ったけれども、平塚、仙台も見ておりますが、昔は七夕三大祭と言われた清水が非常に今物足りない。きのうの話をきょうの新聞に出ている15日付。どんな話が出たか、どういう報告を受けているか。これは七夕予算558万あるいは灯籠まつり補助金225万に関連してお聞きします。 61 ◯田村商業労政課長 きのう私は行っておりませんけども、担当の方が行っておりまして、現在まだ委員会がありますので、まだ報告を受けてないという段階なものですから、内容についてはお答えしかねます。 62 ◯剣持委員 きのう行われて、きょうなもので、当然私も先ほどふっと思い出して急に新聞の方を思い出して取り寄せてもらったぐらいです。これを見てみますと、平塚、破格ですね。予算も7,600万かけて人手が275万、仙台1億1,150万かけて228万人、清水、これきょうのあれを見ると、また減ってきちゃったね。558万で、これで見ると40万出てます。清水の場合はほとんど商店街の飾りということですが、一部商店がこのごろ冷え切ってきて、去年あたりだとどこかの小学校とか特養ホームなどで協力して、そこを間が抜けないようにということでやってくれたところがありましたが、三大まつりあるいは安城がこれに入れると4つあるんですよ。これらの予算を見ても、人手を見ても大変少ない。どうですかね、これで。  今大変商店街厳しいということですが、皆さんとの話、当然七夕まつりの関係でされていると思いますが、現況、これでよしとしていらっしゃいますか。あるいはもっとこういうふうにしてもらいたいという要望が上がっていませんか。私が議長のときもあそこを見たときに、いろいろ言われました。若干お願いして、何とか上げてもらったんですが、まだ焼け石に水というような感じもするんですが、どうですか、これからの七夕まつり、活発につくり合う自立都市というならば、いわゆるそこらの交流するまちのにぎわいの創出、そこらに対して補助金は非常に厳しいとはいうものの、これらに対する選択と集中と、よく市長も言っているが、どういうふうに考えておりますか。 63 ◯田村商業労政課長 七夕まつりの現状でございますけども、平成17年の集客数40万ということです。16年度については65万4,600人という数字が出てますけども、17年度若干減っておると。それから、七夕飾りの本数も16年度に98本ありました。17年度については90本ということで、若干減ってきております。  それから、今後ですけども、七夕まつりの維持につきまして、京都大学の経済研究所が国土交通省から委託を受けまして研究しておるという現状であります。新たな方向性も打ち出せる可能性もあるということはございますので、今後この辺の推移を見守りながら協力をしていきたいと考えております。 64 ◯剣持委員 本会議で経済局長が西武閉店に伴う答弁の中で、新たな大型店を経営されるグループ、どことは言いませんでしたが、固有名詞は避けて、しかし、あるんだよと。今オーナーといろいろ鋭意3月もう最終段階に来ている。私どもほっとしている状況の中で、できたら有名なものが来ていただける、有名と言うとなんですが、そういうものを期待しているわけですが、この13日に私ども13商店街の振興会というのがありますね。呉服町商店街とかの会長さんたちと話し合いをさせていただきました。その中で、通行量調査をしたその結果が昨日あたり商工会議所で報告されていると思うんですよ。その辺は承知してますね。要は若干人の流れが今までは駅北、葵区が呉服町商店街を中心としたセンター付近がやはり若干もう減ってきているということで、その流れが駿河区の方にというような話がありましたが、その辺の調査についてどの程度把握されておりますか、お伺いしたいと思います。 65 ◯田村商業労政課長 商工会議所の方で持ってこういった通行量調査ということで結果が出ております。これによりますと、駅南の方が若干ふえていると。それから、西武あたりがこの数字で見ますと、若干落ちているというような状況が見てとれます。そういうことで、今工事中ということもあるかと思いますけども、西武あたりが若干減っているということなものですから、この辺の北口の整備あるいは再開発の問題、この辺によりまして、かなりまた変わってくるかなと。それからあと、西武が3月末で撤退するということになっているわけですが、この辺後継の魅力あるテナントをなるべく早く入れていただいて、何とかお客さんの通行量をふやしていただきたいと思っています。 66 ◯剣持委員 まだ具体的に入るテナントはわかりませんね。わかったら教えてもらいたい。 67 ◯田村商業労政課長 先日の本会議の方で経済局長からもお答えさせていただいたんですが、とりあえず数社と交渉をしているということで、今大変微妙な時期だということですから、オーナーの方に何回か足を運んで、話を聞いておるんですが、この辺については微妙なことなもので、今回は許してほしいということで。 68 ◯剣持委員 わかりました。  それでは、蒲原との関係、すり合わせで、私どもこの間も議会としても蒲原の方へ行ったし、私ども飛び地を御決断された前町長の山崎さんには将来を見据えた町のあり方、発展性を決断されたというのは大変評価している中で、だからこそ私ども蒲原の思いをしっかりと吸収して、やっていかなくちゃならない。その1つに、あそこに由比漁港とあるんですよ。漁協、由比港があって、蒲原の皆さんもサクラエビの関係で、名前は由比がもうすべてこうやっているような感じになってしまっているけど、違うんだよと。漁協の組合員数もいるし、船も出して、名前は取られてしまっているけれども、蒲原としての漁業も大事にしていくという中で、水産漁港課長さん、その辺もう少し蒲原のサクラエビあるいは漁獲高とか、その辺の実態をもしわかったら少し教えていただきたい。 69 ◯海野水産漁港課長 蒲原町とのすり合わせ、それから由比漁港に関する蒲原町の漁業関係の構成ということでお答えをさせていただきます。  蒲原町のすり合わせについては、11件のすり合わせを完了しております。この中で、すべて調整が完了しておりまして、今回新年度の予算をお願いをしているところでございます。  それから、委員が御質問の由比漁港、今由比町が漁港を整備をしているところでございます。これを蒲原町は由比漁協の支所として正組合員が78名いらっしゃいます。漁船数が50隻と。それから、漁獲の状況としましては、サクラエビが中心となりまして、昨年度の実績で634トン、14億6,700万円程度の水揚げということでございます。こういったことで、非常に蒲原町の基幹産業として熱意を持った取り組みをされていると聞いております。 70 ◯剣持委員 今蒲原の様子をお伺いしましたが、特に蒲原の皆さんから静岡市への強い要望、それがもしあったら改めてお伺いしたいと思います。 71 ◯海野水産漁港課長 蒲原町の職員とすり合わせをしている際に、2件ほどすり合わせ以外に要請ということで、由比漁港の整備、建設費に係る蒲原町の組合員の負担がなされているということで、それを新静岡市に何とかしてほしいという要請がございました。これについては事業主体が由比町ということで、慎重な検討が必要かと思っております。水産庁等へも問い合わせをしながら対応してまいりたいと思います。  もう1点は、漁業近代化資金の利子補給率、これが今蒲原町の制度では1%ということになっております。本市の条例では2%ということになっておりますので、漁業近代化資金は大体融資利子が約2%から3%、これは国、県が1.25%程度補給しますんで、その差額について市が対応させていただいているところでございますけれども、1%と2%、結構差があるものですから、これについては合併後本市の制度を採用するということで、蒲原町の方へは回答をさせていただいております。 72 ◯剣持委員 ということは、一応2%で我慢してください。今由比がなかなかああいう状況なもので、いずれにしても、私は由比はもう時間の問題だと思っていますから。いずれにしても、町はやっていけるわけがないと思っています。  そういう中で、清水港あるいは由比港を含めた新しい地元の皆さんの漁協のあり方の中で、清水港の基金が8億8,000万ぐらいある。その経緯についてあるいは今後どのように活用しようと考えているか。あるいは清水漁協の皆さん方が、何をしてもらいたいかということを含めて、私どもも要望を承っているわけですが、ひとつその辺お伺いしたいと思います。
    73 ◯海野水産漁港課長 漁業振興基金に関しましては、平成9年度に旧清水市で設置されたものでございます。合併によりまして、当課の所管になっております。設置目的といたしましては、清水区の漁業の振興を図るための事業に要する経費の財源に充てるということが目的となっております。この活用方法については、漁業の振興という視点から私どもの当課で本年度清水区漁業環境整備基本計画なるものを策定をしております。この中では清水区の漁業を取り巻く社会環境、生活環境、自然環境、大きな変化を遂げてきているということで、それに対応するということで、18年度はその具体的活用方法、実施計画を策定しようとしているところでございます。  また、今年度の基本計画の際に、漁業者の意見をということで、意識調査等々をやってきておりますけれども、漁業者は意識変化が最近なされてきていることがわかってきております。量より質へ、水揚げ高の増大より、先ほど委員の方から指摘ありましたように、地産地消とか、食の安全とかいうことで、少し切りかえがなされてきております。そうした考え方に行政がいかに取り組むか。こういった計画を策定することによって、市の総合計画に位置づけしようと考えておるところでございます。 74 ◯剣持委員 18年度で計画策定して、振興対策を講じていくと、ぜひそういうふうにしてもらいたいわけですが、メガフロート、海づり公園、その基金を取り崩して、今充てた経緯があるんです。そういうのは今度はどういうふうに取り扱うようになるんですか。その基金からやっているでしょう。何かそういうふうに前に説明を聞いたような感じ、2,000万ぐらいじゃなかったかな。 75 ◯海野水産漁港課長 現時点では一応そういった対応をしていきたいと考えております。 76 ◯中村清水港振興課長 メガフロート建設時の平成15年度において、金額は9千何百万だったと思うんですけども、基金を取り崩してメガフロートの資金の財源の一部にしたと、こういうことでございます。 77 ◯剣持委員 今の基金の運用計画はできるだけ漁業補償の中でああいうふうにできた経緯ということは我々聞いているので、また地元の漁協の皆さんとしっかり話し合って、いい方向で施策を講じてもらいたいと思っています。関連して、港、先ほど中山さんの方からインセンティブに対して助成金を出す。まさにこれは画期的なことだね。相当今問い合わせがあると思いますが、現況この反響をお伺いしたいと思います。 78 ◯中村清水港振興課長 清水港の港湾関係業者が静岡市さんはよくやってくれたというお褒めの言葉をいただいております。  ただ、業界というんですか、ポートセールスと相手先である企業とか、荷主さんとか、船会社さんの方へはまだ議決を経ておりませんので、まだ説明をしておりません。いろいろ新聞社が聞きつけて、ちらちら出ている段階でございまして、議決後にこういうものが対象になります、これはなりませんというきっちりした説明を船会社さん、荷主さんの方へやっていきたいと、このように考えております。 79 ◯剣持委員 ポートセールス、市長が本会議でみずからの口で御答弁されて、市長も国内はもちろんだけれども、昨年はヨーロッパの方へ行ったのかな、私どもは議長と経済局長と、城内さんも一緒に、初めて杭州と上海、ポートセールスに行って、まさに世界の中の港だなというのを実感として受けとめてきました。それで、もう今静岡県が管理しているこの清水港を重要港湾とは言っても、我々がこれから政令市として、まちづくりの1つの大きな核としてとらえていかなくちゃならない。今までも清水はそういう形でとらえてきた中で、今度は飛躍的な清水のセールスをどういうふうに持っていくかという中で、我々も勉強して輸出と輸入の比率、まだその辺、この間のときの話だと52万TEUかな、そのぐらいの今扱い高がありますという話は聞いているんですが、輸出と輸入とのバランスが現況どうなっているか、お伺いしたいと思います。 80 ◯中村清水港振興課長 平成17年の清水港のコンテナ貨物の取り扱い実績、17年速報値でございますけども、実は統計上皮と身も全部やっていますので、身だけでいきますと、輸出が約20万4,000程度、輸入が15万2,000程度という、単位はTEU。ですから、輸出の方が超過している現状、相変わらずです。 81 ◯剣持委員 その輸入が少ないというのは、いろいろ問題点はあろうかと思います。1つは第2バース、この今我々も望月代議士を通じてやっていますが、なかなか今国の状況も厳しいようですが、その辺の第2バースに調査費が、可能性がどうなっているか、その辺も聞いておきたいことと、あわせて、この間私どもは中国、上海、杭州へ行ってきたんですが、ほかの組はシンガポールとかタイ、バンコクだったかな。市長がヨーロッパの方に行ったのかな。そういう中で、皆さんが一堂に会して、船会社とか、いろいろな関係の港湾、県の方もいらっしゃったんですが、その中で問題点を指摘してくれていたことがあります。その一つは背後地の関係で、輸入をふやすに、配送センターのようなものも近くにあれば、交通の便などであそこはいいしと言っていたんですが、その点については、関係の皆さんとの話し合いの接触の中で、どの程度聞いていますか。あるいはその辺が現実としてあるかないか、それが問題なのかということをお伺いしたいと思います。 82 ◯柴田港湾監 第2バースの調査費のことですけど、実は今年度最後のお願いで国交省へ行ってまいりました。結果として、18年度は調査費がないんです。しかしながら、継続して18年度も陳情して、何とか19年度、できれば18年度補正の中でも調査費をつけてもらいたいと、こんな動きをしていきたいと思います。  それから、背後地の件ですけど、17日に港湾関係団体7団体ぐらいかと思いますけど、そちら団体で市なり県なりに、もちろん市に来るんですけど、土地を紹介してくれと。最低10ヘクタール以上の土地を幹線道路沿いに欲しいということで、これは輸出だけですと、日本のパイはもう決められておりますので、何とか先ほどの輸入のお話が出ましたですけど、東南アジアから輸入をして、それを加工して、あるいは管理をしながら全国に配送していこうと、こういうような事業展開は図りたいということで、17日に実は陳情に参る。それから、具体的にどういう要望の内容であるかを判断しまして、市として、あるいは県、関係のところに働きかけをしていきたいと考えております。 83 ◯剣持委員 私どもも実は24日の本会議終了後、清水港湾関係者と議員団で研修会、勉強会をやって、関係する皆さんの生の率直な声を伺って、4月以降の1つの大きな研究テーマとしていきたいという思いで、取り組んでおります。  それから、指定管理者制度の議案が大変多くあります。142号議案から158、これは全国的な構造改革の1つの大きな流れの中で、民間の活力の創出という面の1つの大きなあらわれかな。そういう中で、市民サービスを上げていくと、落とさずに上げていくと同時に、行政改革もしながら民間活力を引き出すということで、昨日図書館の関係で大変問題が出ているようですが、私は物事を導入していくには必ずいろいろな痛みが伴ったり、市民サービスでもこのぐらいは耐えられるけれども、これは行政改革でやむを得ないとかという、そういった大きな中で判断しないと、目先だけで判断すると、非常に誤った判断をするんじゃないか。  私ども実は城内さんとも指定管理者で先進的な札幌を視察した。まず、決めるに、例えば143号議案、駿府匠宿の指定管理者について、市の職員が、市の関係、OBも含めて何人いて、外郭の人が何人ぐらいで最終的に応募した人も含めて、例えばこれは駿府匠宿が一番ノウハウを持って市民サービスも下げないということでよしとして判断されたかという基準として、我々判断するに、例えば市の職員の関係と民間とのどのぐらいで協議したのかという、その辺は143とか、あるいは港の関係で1つとか、農業関係で1つとかという、例えばの話でいいです。また後ほど札幌の話もさせてもらいますが、その辺で、158号議案の日の出センターのも聞いてみたい。どういう形でここになったかというのも。 84 ◯山本商工部長 今、指定管理者制度についてお聞きの件で、これはまず制度としまして、今年度から静岡市がやっているわけじゃなくて、早くからやっているんですが、今年度まず庁内組織は助役を委員長とした関係部長の庁内の選定委員会がございます。そして、その後、下に各部局を単位とした審査委員会がございまして、その各部局の審査委員のメンバーに一般の方々、それを大体2名以上ということでやっています。そういうような形で、初めは公募をしますと、それに応募した方々がその部局の一般の方が入った中で審査しまして、客観的な指標に基づいて点数をつけるわけです。そこのところでいろいろな角度から点数制でやるんですけども、それによって第一段階をクリアされると、助役を筆頭とした委員会で選考されると、そういうシステムになっています。  公の施設、個々の施設が全部指定管理者の対象で、一般的にすべてを募集すると、そういうシステムではなくて、例えばここにも載ってございますように、山間部ですね、地域振興を目的としたものとか、あるいはそこの公の施設の目的によっては単独随契というか、そういうような形式の指定管理者、そういうような制度の基本のフレームが一括して、これは統括している総務の方で決めまして、これらは地域振興の施設であるとか、そういうような類型別にしているものですから、公募をしても、公募をしてこないところもあるし、なかなかそういう点は難しかったんですけれども、そういうような類型化された中で、その類型化のA類型だったらば、こういうような方々が応募してきた。そして、そういうような応募した方々が点数制によって審査をつけられて、第2段階の選定委員会で選ばれたと、そういうような経過がございます。 85 ◯剣持委員 その選定委員会の比率、官と民の比率。 86 ◯山本商工部長 選定委員会のメンバーは、今のところ基本的にその部局に任されているんですが、民が2名以上入れなければならないと。その部局によって多少民の比率、パーセンテージでいくと非常に高いところもあるし、基本的には10の民が3と、そういう形でやっています。 87 ◯剣持委員 農林関係についてもお願いします。 88 ◯朝比奈農林総務課長 私どものところで例を挙げますと、清水森林公園が指定管理者になったわけですけども、審査の方法といいますと、まず一次審査、部内の選定委員会というものをつくりまして、メンバー的には農林水産部長を委員長とした農林水産部の6課、清水事務所を入れての6人と、区民懇話会のメンバーの方を1名、森林公園ですので自然環境に詳しい方を1名、一般の市民が2名、合計10名の選定委員会をつくりまして、これは公募でやったんですけども、公募で持って応募した方が清水森林組合と、清水区に本社を持っています昭栄建設という建設会社ですが、この2社が公募してきたわけです。この2社がまず農林水産部内の選定部会を前にプレゼンテーション、自分たちが指定管理者になったら、こういう事業をやっていきたいと。そうしたプレゼンテーションをやっていただいて、それに対して各委員が採点をしていくという方法です。  審査の基準は、森林公園ですから、市民に森林機能を啓発するようなソフトメニューが十分盛り込まれているかとか、そうした森林公園が効率的に公平的に適切に利用される計画となっているかとか、そういうのにウエートを置いて審査をしております。 89 ◯剣持委員 2、3割、2、3名ということです、10人ぐらいですから。ある程度部長さんがいれば当然役所のノウハウももちろん持っていますから、そういった関係の例えば産業振興協会とか、あるいは振興公社とか、そういった皆さんの今までの長年の積み重ねがあるから、それはやはり強いと思うんですよ。そこはいいです。それはそれとして、その点数を市民には公表するんですか、しないんですか。そこらはどうなっていますか。結果、ここに決めましたよという、一応数値が今出て、それで判定するということだったでしょう。 90 ◯朝比奈農林総務課長 点数は公表しておりません。ただ、当然指定管理者の予定者の方には連絡はいたします。 91 ◯剣持委員 その方にはね。よその情報はやらない。 92 ◯朝比奈農林総務課長 はい。 93 ◯山本商工部長 今の結果につきましては、市の方で統一的な考え方を総務部門で行ってまして、もちろん情報公開の請求があればやりますけども、後ほどお調べしまして、御連絡させていただきます。 94 ◯剣持委員 指定管理者制度、いろいろ課題はあると思いますが、札幌は全部第三者機関で決めていくということで、あそこはやっています、それがよいかどうかは別として。それは次の機会として。  鳥獣対策に関連して、この間環境の関係の講師にお話を伺う機会がありました。今地球規模で温暖化になっています。一昨年から、台風が非常に多くなった。例えばこの温暖化によって、我が地球上、人間はいまだかつてない新しい体験が予想されることに遭遇すると。  例えば南アルプスに関連して申しわけないですが、カモシカが聖平のニッコウキスゲを食べたとか、この間新聞でも出ていましたが、要するに昔はもう北アルプス3,000メートル級の山ですから、とても鹿の生息範囲じゃなかったけれども、温暖化によってだんだん上へも行くと。上にえさがなくなれば、また下へもイノシシもおりてくるという、イノシシあたりはもうかなり下へきた。そういった中で、70万年の歴史上の中で温暖化とか寒冷期とかという中で、今温暖期の頂点の方へ向かっているんだそうです。したがって、二酸化炭素とか環境とか、環境問題が今京都議定書云々で取り上げているわけですが、そういう問題が出てくるという中で、南アルプスを我が会派ではいろいろな形で今取り組んでいる中で、ニッコウキスゲが食べられてしまっているという鳥獣対策に関連して、光岳が例えば世界の南限と言われているんですね。南アルプスの光岳。これはライチョウとハエマツ、これははっきりお話をしてくださったんですが、そういう中で、今南アルプスのいろいろな形の異変が来ているという中で、特にその保全とか保護活動はまた違った分野で取り組むとして、特に南アルプス関連で東俣林道の整備がことし予算がついている。そこからいくもので申しわけないんですが、どのぐらい予算がついているんですか。 95 ◯小田治山林道課長 要求は5,000万ほどしたんですけど、3,000万がつきました。それで一応またことしものり面保護等を継続しております。 96 ◯剣持委員 3,000万ということで、私ども井川の皆さんとの話し合いをしたときにも、やはり椹島に早くビジターセンターをつくってほしいとか、せめて南アルプス保全のために守っていく道路の整備が非常におくれていると、この間もお話ししたおりです。できるならなるべく早く取り組んでもらわないと困る。そういう中で、鳥獣対策もことし新たに県営の長野のモンキードッグですか、長野の大町で取り組んでいるというものを参考事例にして、静岡でもということで、私どもこの市長の方針の中にも出ているとおりなもので、その点についての取り組みですね、これモデルはどの辺をやるんですか。 97 ◯朝比奈農林総務課長 まず、新年度の予定ですけども、一応日向地区を予定としております。視察は大町市ではなくて、同じ長野県ですけども、南木曾町というところへ、そこではとりあえずそのときには2匹の犬の訓練をしておりました。南木曾町は一番神経を使ったところは、犬を放すものですから、一般の方にけがをさせては危ないということで、大分その辺を意識して十分な検討をしたようです。ですから、静岡市におきましても、当然のことながら、犬を放したときの一般の方に対する危害ですか、そういうことのないような対応をしていかなければならないんじゃないかなと思っています。ですから、当然これは私たち訓練費の補助ですね、1カ月に1頭につき5万円かかるんですが、それの8割を市の補助金としてするというように考えております。あとはそうした犬に対する保険は、犬の持ち主に掛けていただくような形を考えております。 98 ◯剣持委員 私も農業をやっていてイノシシ対策で電さくをやっています。効果があります。今その普及の状況ですね。大変効果があるということで、私もとにかく予算の方、枠ができるだけ多く欲しいと要望があったら、ひとつかなえてやってほしいというお話はしておきましたが、どうですか、18年度は電さくとか、そういうネットだとか。 99 ◯朝比奈農林総務課長 予算額は17年度が500万、18年度が一応100万上乗せして600万の予算を計上させていただいております。 100 ◯剣持委員 最後に、中山間地の牛妻の交流センター、静岡市の清流条例が4月にスタートするということに合わせて、私は小嶋市長を高く評価する1つに、非常にまちの人間と山の人間を交流して、まちの人間が山に思いをいたさせる。山があるからこそ今のおいしい水が、あるいは水源涵養にしても、土砂の土石流の流出にしても守られているんだという、そういう共通の認識に立つということがまさに私は大事だし、そういった意味では藁科のわらびこ、今度の牛妻にそういったものができるというのはありがたく思っています。内容はお話もいただいたんですが、地元から特に施設の中に入れてほしいという要望はどの程度組み入れられているのか。あるいは要望がどんな状況なのか、その点についてはお話しいただけますか。 101 ◯朝比奈農林総務課長 地元からの要望に対しましては、藁科都市山村交流センターの方はおふろということがあったんですけれども、森の館につきましてはおふろは要らないよと。そのかわり展示室を設けてくれと。安倍川の川上から川下までのジオラマ、小型模型ですけども、そういったものを今回森の館の方では展示いたします。それと、あとは展示物におきましては、建設省が治山の関係で、モニターを川原に設置いたしまして、手元で持ってボタンを押せば安倍川の10カ所ぐらいの川の状態が見れるような、そうしたモニターも設置されたと。 102 ◯剣持委員 先日大河内のある人間が、今山間部は大変集落がある部分的には崩壊して、大変だと。若い者が子供や幼児を連れてまちへ出てしまう家もあると。その中で、おらんちを守っているだよという人間が来ました。それは大河内の人間、その地域を何とか自分たちが守っていかないと、集落もそうだし、山間地の自然も守れないと。自然、自然と言っても、手を加えなければ自然は守られないということを言って、まさにそのために行政としても応援していかなくちゃならないと思うんですが、特に山間地交流で、あの地域はいろいろワサビとかお茶とか、あるいはソバとか、ヤマメ、そういった例えば地域おこしのためのスペースとしては何かあるんですか。 103 ◯朝比奈農林総務課長 施設の中にはそうした物販所といいますか、設けてはございませんけども、その敷地の建物の外ですね、敷地内でのそうした地場産品の販売は可能でございます。 104 ◯剣持委員 そういう要望は出ていない。 105 ◯朝比奈農林総務課長 特に。 106 ◯剣持委員 わかりました。 107 ◯小野委員 いろいろな方々が角度から質問をされましたので、大体こうお聞きしてみたいということについては、大体皆さんがお聞きになったものですからやめますけども、3点ほどお聞きしたい。  今静岡市が合併して3年、静岡市という形になりまして、政令市になって1年だと。そういう中で、各種団体がいろいろな形の中で合併してきたということですね。社会福祉協議会がどうだとか、観光がどうだとか、いろいろな団体が合併してきたと思うんです。そういう中で、特に経済局というか、ここに非常に関係のする商工会議所というものがなかなか見えてこないという形の中で、いろいろな角度のお話をされていると思うんです。そういう中で、なかなかそういうことを直に所管の責任者の人から聞く機会もなかったものですから、ちょうど新年度の時期ですので、現状をこの静岡と清水の商工会議所の合併問題というか、そういうものが現在どういう状況になって、例えば何がネックで、何で進まないのか、そういうことも含めて、できたら五十嵐局長にここでは一番責任者だから、まず最初に聞いてみたいんですけども。 108 ◯五十嵐経済局長 一番答えにくい質問でございまして、ありがとうございます。  静岡と清水の合併においても、2対1の割合の中で合併をやったということになりますと、市長もよくおっしゃいますように、小さい方の清水が合併してよかったという状態になったときに、この合併は成功するという言い方を常々しております。同じように、商工会議所におきましても、やはり2対1の割合でやっているものですから、静岡の商工会議所とすれば、できるだけ早く合併していきたいという意向があろうと思います。これは予想ですが。清水側としては、合併してから3年、政令市になって1年の中で、どういう事業が建設計画などが目に見えた形で整備されるのかどうなのかというふうな、その辺の不安というのがなかなかぬぐい去らないというのがございます。市長とか、私どもも行政というのは360度の中で合併してみたら、結構静岡、清水うまくいったじゃないかと。だから、会議所も前向きに、できるだけ早く合併をお願いしたいとお願いはしてございます。それで、きょうちょうど新聞を隅の方をこう読んでいたら、清水の会議所もアカデミックな検討会を設けて、そういう方向で検討してみたいということが出ておりました。ですから、市長の意向も大分真摯に受けとめて、そういう方向で、あるターゲットを決めて、現実的にこれから動いていくだろうという期待をしております。 109 ◯小野委員 今局長からあったことのとおりだと思うんですよね。それ以上のことになると、わからない部分もあったりしますから。例えばイベントをやるにしても、また港湾の問題をやるにしても、観光の問題をやるにしても、当然両方が協力してもらって、いろいろなよさを出していかないと、生きてきた道は違っても、もう一緒になったわけですから、そういう商業ベースの旧静岡、港湾を中心とした清水、そういう中で、いろいろなよさを出し合っていくためには、私は商工会議所が本当に一緒になって、この静岡市の発展のために、自分たちとしてもその役割というんですか、こういうものを担ってほしいなというのは強く思っております。ぜひ御努力をまた市長の方へもお伝えしていただきたいなと思います。  もう1点は、これから今大変世の中で問題になっている有効求人倍率とか、いろいろな形の中で若干ふえてきたということもございますけども、まだまだ若者の労働力、雇用、その対策というものがなかなかこう見えてこないというか、開花してこないという面もありまして、ちょっと細かいことで悪いんですけども、静岡市の現在の若者のフリーターとかニートとか、現実にたくさんいらっしゃると思うんですよ。現状どうなっていて、その人たちの状況を分析して、だから静岡市の施策として、若者にこれをやれば、意欲を持って頑張って働いていく、就業していくという施策を、ぜひとも期待するわけですけども、そこら辺の状況と今後の取り組み方、そんなところをお聞きしたいですけども。 110 ◯田村商業労政課長 今のニートの現状ですが、17年度の労働白書によりますと、全国で64万人というニートがいると書いてございます。それから、県の方で調査されました就業構造基本調査の数字によりますと、静岡県内では推計ですけども2万700人のニートがいるということです。残念ながら静岡市内につきましてはニートの数は把握してございません。  そういうことで、18年度に新たにニート対策事業ということで、ニートを持つ親を対象に、セミナーとか相談会を開催しまして、ぜひ静岡市内のニートの現状について把握していきたいと考えております。  それから、静岡市における若年者雇用対策事業ですが、今現在やっておる事業では、高校生による職場見学会とか、それから地域産業・大学等交流会事業、それからジュニアインターンシップ推進事業、そんなことをやっております。それ以外に再就職支援としまして、訪問看護員の養成研修とかパソコン資格取得講座とか、こんなことをやっております。  また、ニートにつきまして、18年度、19年度に厚生省の方で新しい事業があるというふうに、県の方からまだしっかりした説明はないんですが、そんな事業があるということもありますので、その辺も検討していきたいと考えております。 111 ◯川口産業政策課長 先ほど剣持委員の指定管理者の公表の件で、総務課に確認をいたしました。事後の公表ということで、3月24日の本会議の議決後になります。その後、指定管理者のそれぞれいろいろありますけども、施設名、指定管理者名、指定の期間、審査結果、選考の経過、申し込みをした団体の名称、審査をした審査員の名前、審査の出た点数、それまで議決後にホームページで公表します。  ただし、2社の場合、採用されたところと落ちたところと2つのところは、2つだと点数がわかってしまうものですから、2社の場合は指定管理者に指定されたところの点数のみで、落ちてしまった方の点数は出しません。だから、4社とか5社になれば、アトランダムに出すものですから、どこの施設の何点というのがわからないものですから、それは出すということで、そういう答えでございました。 112 ◯三浦委員 先ほど一緒に質問すればよかったんですけども、もう一つお聞かせいただきたいんですけども、3月2日の新聞ですか、この6)の455ページにも載っておりますけれども、清水港お茶輸出100周年記念事業というものを5月にやりたいということが出ておりますけども、この辺の話をもうちょっと詳しくお聞かせいただきたいんですけども。 113 ◯市川農業振興課長 この事業の趣旨でございますけども、明治39年の5月13日に海野孝三郎氏、この方は井川村の出身なんですけども、そういった当時の長年の尽力によりまして、清水港から直接海外に向けてお茶が輸出されたということです。それまでは横浜港から輸出されたということで、当然横浜に持っていくとなると、経費等がいろいろかかりますけども、清水港から出せば経費の節減とか輸送費、そういったものが軽減されるわけですけども、そういったことで、清水港から輸出されまして、これを機会に清水港につきましては国際貿易港として発展し、また静岡市は全国のお茶の集まる町に発展してきたというふうなことがございます。  こういった大きな節目を迎えましたので、先人の功績と今後のこれからの100年を見据えて、そのつなぎ役であります子供たちにこういったすばらしい資源を伝えまして、次の100年につなげていただくということで、記念事業を計画しております。  事業の実施主体でございますけども、清水港お茶輸出100周年記念事業実行委員会ということで、現在市長に委員長をお願いしてやっていく予定でおります。会場につきましては、清水のマリンターミナルの2階のホールを利用して開催していきたいと考えております。  事業の内容でございますけども、これにつきましては、今月の28日に実行委員会を設立して、そこで協議をして最終決定になろうかと思いますけども、現在では記念式典として主催者代表あいさつとか来賓の祝辞をいただく中で、お茶が生んだ100年前の奇跡、100年の軌跡、100年後の軌跡ということの映像の紹介やら功労者の表彰、先ほど言いました海野孝三郎氏だとか、海野孝三郎氏の著書を書きました森竹先生他の表彰を考えております。  それと、記念イベントといたしましては、小中学生によりますお茶の夢発表とか、静岡市お茶のまちづくり宣言、こういったものの宣言をしていきたいと考えております。あとステージイベント等を考えております。その後に第1回小学生闘茶キング選手権大会ということで、これは公民館と連携して闘茶講座を開催しましたので、そこに参加してくれました小学生等を中心に、当日闘茶、要するにお茶を飲んでいただいて、いろいろな産地の名前を当ててもらうとか、お茶の名前を当ててもらうという闘茶ですけども、それの予選から決勝までを当日やっていきたいと考えております。  それ以外にいろいろなお茶と静岡のうまいもの市ということで、静岡本山茶とか清水のお茶のブースとか静岡おでんだとか、あと地産地消という部分もありますので、両方のJAさんにお願いして、地元の農産物を販売していただけるブース、こんなものを計画しております。  あと、それ以外に、今後世界に向けて静岡のお茶を発信していくということで、世界緑茶協会と連携して、海外での日本茶ブームの紹介だとか、緑茶輸出の現状の紹介、こういったものをやっていきたいと考えております。 114 ◯三浦委員 非常にすばらしい企画だと思うんですけど、とにかくこれそれこそ1回で終わらないように、今後に続くようにということで努力していただきたいと思います。先日、私が結構信用できる筋から聞いた話ですけれども、静岡では本山茶というのが一番有名というか、主なんですけれども、東京あたりで聞くと、川根茶とか掛川茶とかということの方が通っているんだよと。非常に残念なことだということを言われましたんですけれども、静岡でとにかくこの本山茶というのがいろいろ現状まだ問題点はあるにしても、大きな農業の中での産業であるということで、ぜひこういう機会に、PR下手ということをよく言われますけれども、この100周年という機会をとらえて、ぜひすばらしいいいPRの機会にしてもらえたらと思っているわけです。今もうちょっと順序を追って聞こうと思ったことが大体全部言ってくれたものですから、もうこれ以上聞くことはないんですけれども、ぜひそういうPRの機会に十分利用していただきたいと思います。  もう一つお願いしたいんです。6)の192ページ、井川のスキー場の話が出ているんですけれども、スキー場は私も少しスキーをやるものですから、そこへも行ったことがあるんですけれども、静岡という条件の中では無理なのかなという気もしないではないんですけれども、スキーをある程度やると、ちょっと物足りないなという感じはどうしても否めない。子供を連れて、子供を遊ばせれば、確かに喜んでくれるんですけれども、それにしては行く道の道路が非常に急傾斜でカーブが多いということで、子供がどうも酔ってしまうとかいうこともあって、割合人に聞いても、アクセスという面でも非常に不評、それよりも最近は長野あたりの割合近いところにスキー場があるということで、残念ですけれども、この辺については現状あれでいいのか、どうしようと考えているのか、その辺をお伺いできますか。 115 ◯木村観光課長 今御指摘をいただいた井川につきましての現状を先に申し上げたいと思います。  ここ数年井川のスキー場は平成12年度、13年度ピークに、この時期で13年度で1万8,428名がお使いいただいて、次から現時点では、昨年は暖冬ということがあって、少しおくれました。1万400人ぐらいです。今年度になりましてから多少盛り返しまして、1万2,439という17年度実績であります。  主にどういう方かといいますと、お子さんの大変小さい方々のファミリー、それから初心者向けということもあって、初心者教室を対象として、1つ学校の問題があります。学校にセールスに行くんですが、3年連続来ていただけると、またちょっと行き先を変えられるという問題もございまして、井川スキー場の委託をしてございます運営協議会ともども職員も関係機関にセールに行っていることは事実です。その際、まさしく言われた道路アクセスという部分では、ジャストライン等がスタートラインのオープンにはバスを出していただくようなこともあるんですが、あとは自分で行かなきゃならない。凍結という問題と、それから酔いという問題も実はございます。どの程度であればいいかという御指摘いただいた1時間半、2時間かけるなら、本物に行くということが問題の1つ。  それから、むしろ問題なのは、スキーが大変減少傾向にあると。各地区の全国スキー場が雪崩の問題があるものの、全体に落ち込んだ。一時伸びてきたスノボーという問題でさえ大変な人口の激減という部分で、スキー場の閉鎖を余儀なくされている現状もございますので、担当課としては、例えばアクセスがどんなにいい形にせよ、2時間が1時間で行くにせよ、なかなか人工スキー場という限界という部分では、今私どもとしては学校をターゲットに、そして小さなファミリーをターゲットに、できるだけの努力をしてまいりたいと考えております。  あと道路の拡幅等になりますと、大変に大きな問題でございますので、観光課としては費用があればありがたいが、その辺のところで広くしていただいたら、もう飛躍的に10倍に伸びるかという問題も少し疑問を感じます。 116 ◯三浦委員 もう今答弁いただいたとおりだと私も思うんですけども、スキーをやる人が少なくなっているということも確かなんでしょうけれども、静岡市という温暖な地にスキー場があるよというのも、またこれは1つに非常にこうある意味でのいい宣伝の機関でもあるんじゃないかなと思うんですけれども、今言ったような事情で大変だと。そうしたら、そういう中で、仮に初心者からもうちょっと上級者まで滑れるようなものが備えられたら、もうちょっと行ってくれるかもしれませんけれども、あの現状の地形の中でそういうことが可能なのかどうなのか、あるいはそういうことも考えておられるのかどうなのか、その辺をお願いします。 117 ◯木村観光課長 井川地域の方々のお話を伺うと、今のところは当初の予定の仮設のスキー場だという言い方をされます。実は本ゲレンデは約300メーターございます。そちらのゲレンデをおりる際の左手、上り切った逆の山手側におりる道が大変間口が広いと。ただ、少し勾配がきついことと、距離が少し短い部分があります。これは本来なら、ここへ設置してくれればというお話も実は過去出たようです。  ただ、御存じのように、リフトの問題、それから、それぞれの降雪期の問題、当時10数億円かけた形での設備資金ですので、仮設でさえ。となりますと、なかなか本腰を入れた本ゲレンデをということになった場合の経費の大きな問題もございますので、現時点では今のところは計画はございませんが、先ほど御指摘いただいた、今できるだけの段階で雪まつりを年3回やってみたり、さまざまなイベント等も地元の方にも御協力をいただいて、あとは学校等を含めて、できるだけの宣伝を努めていくことは変わりませんが、大きなスタンスとして枠を広げた投資ということまではなかなか難しいものがあるのかなと感じています。 118 ◯三浦委員 ありがとうございます。ちょっと寂しい話のような感じもしないでもないのですけども、まあ静岡という温暖の地で、この冬は割合異常な寒さというようなことで、結構何とかいけたんだろうと思うんですけれども、普通ですと、だんだん暖冬になっていって、なお運営というものが大変になっていってしまうんじゃないかなということを普通で考えても思うんですけれども、そういう中で、余りこれ以上のことを望むというのも大変かもしれません。でも静岡にスキー場があるぞということを何とかPRできるような、みんなに喜んでもらえるような方法をできるだけ講じていただきたいと思います。 119 ◯馬居委員長 質疑は終わりにしてよろしいでしょうか。  次に要望、意見、討論に移ります。  議案第53号につきましては、あすも引き続き審査を行いますので、本日は要望、意見にとどめておいていただきますようにお願いいたします。  議案第53号中所管分に対する賛否の表明、討論はあす伺います。  それでは、全議案に対する要望、意見及び議案第53号中所管分以外の議案についての討論をお願いいたします。 120 ◯中山委員 大御所の四百年祭の件につきましては、市民力の向上とか、あるいは情報発信ということで、非常にいいきっかけになるかと思っています。観光の目玉になっている歴史文化のまち、これに向けてぜひともしっかり企画していっていただきたいというのと、ソフト関係のイベントはお金は余りかからないんで、できるだけたくさんやっていただければと思います。  それから、コンテナの航路誘致の事業については、これから荷主さんということになっておりますけど、非常に期待の大きい事業であります。やっぱりトップセールスで、市長はもっともっと活用して、荷主さんに行かせるというのが一番いいんじゃないかと思いますので、その辺も働きかけていただきたいと思います。  それから、もう一つ、特産品の件ですね、お茶にしてもワサビにしてもイチゴにしても、それぞれいいものを持っているということですから、いろいろなPRの場がありますけども、それに満足しないで、もっともっと外へ向けて発信もよろしくお願いします。 121 ◯城内委員 自民党市議団ですが、意見、要望を述べさせていただきます。  この清水港、県もありますけれども、静岡市としての清水港の整備、これはできるだけ早くスピードを上げてやっていただきたいと。そのほか蒲原町が4月1日から新しく静岡市になるんですが、由比との蒲原との漁港の関係のあり方、こうしたこともできるだけ深い御理解、蒲原町の気持ちを酌んでいただきたいと思います。  それから、農業振興の高齢者対策ですが、これらも本当にどんどん高齢化してきますんで、こうした対策が行き過ぎると困るということはありませんから、こうしたことも十分気を使っていただきたい。  それから、大変大きな話ですが、剣持代表から地球温暖化、これはもう大変な問題でありまして、日本国としても、私もテレビなどで見たことがあるんですが、日本気象総合研究所、これスーパーコンピューターの世界でここ日本の国しかない。こんな100年先のことを考えたときに、それこそアマゾンの流域は砂漠になってしまうとか、アメリカの3分の2は雨が降らなくなってしまうとか、こうしたことで100年たつ前の70年くらいにその兆候が出てくる。それは何だといったら、北海道が大体6月前後が田植えの時期になってしまって、それ以西の方は大変厳しい生活環境を強いられてしまうという状態が早くから叫ばれておりますから、我が静岡市としても地球温暖化対策を静岡市の立地としてどういうふうに考えていったらいいのかということも、ぜひひとつ検討をしていただきたい。  ちょっと話が前後してしまいましたけど、指定管理者制度のことは、この情報の開示、先ほど答弁いただきまして、非常にありがたいなと、こういう情報開示をしていただければと。先ほど札幌へ視察に行った件を出しましたけれども、札幌では最終的には特別委員会を設けても、こういうことを指定管理者制度について考えて実施しているということを聞いております。もっと細かなことを言いますと、お茶の入れ方なども本当においしい入れ方、453ページに載っているお茶の本当の入れ方というものは非常に大きな教育の面で静岡市のためになるということを考えておりますので、この辺のところもぜひひとつさらに広めていただきたいし、市民の森の整備なども当然ながら森の科学館ができても、実際に林道、通る道路がおくれますと、せっかくつくった森の科学館、市民の森も最大限に付加価値の高いものにならなくなってしまうので、まず道路の整備を間違いなくやっていただきたいと思っております。  そして、松くい虫の防除の件ですが、そうした対策を立てても、例えば広野海岸のように、三本松原がありましたんですが、今はほとんどなくて、1本海側の土手に苗木を植えただけで、あとはそのままになっているんですが、防除対策とその後の管理をどうするのかということは、当然これらは国有地に関係することでありますけども、静岡市にあるそうした松ですから、ぜひその辺のところも国に働きをかけていただきたいと思います。 122 ◯小野委員 私の方からはこの18年度の予算の中で、産業、商業、観光、港湾、行政といろいろな形の中の予算が組み立てられておりますので、ぜひ実が上がるような推進方をお願いしたいと思います。 123 ◯三浦委員 何回も言うようになりますけれども、私自身も農家ですし、農業のだめな国は滅びるという言う人もあるくらいで、人間、生きていく上にとって食物というものは非常に重要なものであるという中で、今日本の自給率はもう40%を割るんだとかという話が非常にあるわけで、そういう中で、この静岡市の農業だけが少し頑張ったからといって、自給率に影響するというようなことはないのかもしれませんけれども、若い人も農業というものをやってみたいんだという人もいるし、そういう人たちが農業で一生懸命やれば飯が食えるんだというような政策を何か講じないと、なかなか大変なことになると思うんで、そういう中で、当然農業に対する厚い助成というものも必要なんでしょうけれども、それ以前に大切なのは、畑総がすべてじゃないんでしょうけれども、いろいろな意味で農家の後継者が夢を持って、一生懸命取り組めるというような地盤をつくってあげるということが必要なことだと私は思いますし、食の安心だとか安全だとかはよく言われますし、このごろは高級品もいいんだというような話もありますけれども、高級品とかなんとかといっても、これはどうしても少量、なかなか大量にはとれないということで、採算面ということになると、難しいという部分もあると思うんで、静岡でそういうものを目指すのも大変かもしれませんけれども、畑総に関してはぜひこれは県の事業ですし、いろいろ問題があるのでしょうけれども、何とか進めていっていただきたいというようなことを考えています。  これも先ほどちょっと城内さんもお話ありましたけれども、地球が異常気象になってきているという部分でも治山治水の問題は関係なくはない。環境問題ということも非常に重要ですので、何とかそういう面で鋭意進めていただきたいので、よろしくお願いしたいと思います。 124 ◯剣持委員 2点、城内さんが言ってくれましたので、私の方からそれ以外に落ちているもので、1つは市民の森、竜爪、これをやはり高山に次いで早く庁内で検討会を開いていただいて、具体的な準備に取りかかってもらいたいと思います。  それから、もう一つ、清水の七夕ですが、これは非常に衰退をしてきていると私も思っておりますし、平塚、仙台とは一遍にいかなくても、もう少しまちに活力が出るような、にぎわいが創出できるような工夫や仕掛けをして、商店街の皆さんとよく研究してもらいたいと思います。 125 ◯馬居委員長 要望、意見、討論終わります。  それでは、議案第53号中所管分以外の議案について採決を行います。  議案第63号、議案第68号、議案第94号から議案第96号まで、議案第104号、議案第142号から議案第148号まで、及び議案第150号から議案第158号までの、以上22件の議案について一括採決します。  22件の議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんでしょうか。                 〔「異議なし」〕 126 ◯馬居委員長 御異議ないようですから、22件の議案は原案のとおり可決することに決定いたしました。      ──────────────────────────────
    127 ◯馬居委員長 最後に、本年度をもちまして退職されます当局の方々、何人かいらっしゃるということで、経済消防防災委員会を代表しまして一言御礼の言葉を述べさせていただきたいと思います。  平成15年の本当に合併から昨年の政令市移行ということで、大変に急激な変化の中で、政令市に伴うさまざまな痛みもありましたし、不測の事態といいますか、例えば市街化区域の農地の問題ですとか、さまざまなことがありましたけれども、皆さんの努力で何とか乗り越えてくることができました。今回は政令市になって初めての本格的な予算の審議ということで、こちらも力を入れて一生懸命に努力をさせていただきましたけれども、おかげをもちまして、委員会の審議も常にスムーズに行われまして、皆さんの御尽力のたまものだと心から感謝をしております。本当に長い間ありがとうございました。      ────────────────────────────── 128 ◯馬居委員長 以上で本日の経済消防防災委員会を閉会いたします。  なお、あすは午前10時から消防防災局の議案について御審査願いますので、よろしくお願いいたします。                 午後3時28分散会      ────────────────────────────── 経済消防防災委員長  馬 居 喜 代 子 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...