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令和 4年12月21日広域観光交流促進調査特別委員会−12月21日-01号
令和 4年12月21日大都市制度・行財政改革調査特別委員会-12月21日-01号

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  1. 新潟市議会 2022-12-21
    令和 4年12月21日広域観光交流促進調査特別委員会−12月21日-01号


    取得元: 新潟市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 4年12月21日広域観光交流促進調査特別委員会−12月21日-01号令和 4年12月21日広域観光交流促進調査特別委員会               広域観光交流促進調査特別委員会会議録               令和4年12月21日(12月定例会)                                     議会第2委員会室 令和4年12月21日  午前 9時59分開会             午前10時25分閉会 〇広域観光交流促進調査特別委員会  1 行政視察に関する意見交換委員間討議  2 中間最終報告について 〇出席委員  (委 員 長) 渡 辺 有 子  (副委員長) 宇 野 耕 哉  (委  員) 阿 部 松 雄  平 松 洋 一  小 野 清一郎  荒 井 宏 幸
            土 田 真 清  小 野 照 子  高 橋 聡 子  志 賀 泰 雄         高 橋 三 義  竹 内   功  佐 藤 耕 一  以上のてんまつ会議録のとおりであるので署名する。    広域観光交流促進調査特別委員長  渡 辺 有 子 ○渡辺有子 委員長  ただいまから広域観光交流促進調査特別委員会を開会します。(午前9:59)  本日の欠席者はありません。  初めに、本日の委員会の進め方についてお諮りします。  先般、当委員会行政視察として、島根県大田市及び出雲市を訪問し、当委員会付議事項に関する調査を行ったところです。そこで、本日は行政視察で得られた成果や、それに対する所見、あるいはそれを今後の本市観光交流施策にどのように生かしていくべきかといった意見をまず委員皆様からお出しいただいた後、それを踏まえて委員間討議をすることとしたいと思います。  また、その後、当委員会中間報告もしくは最終報告について御協議いただくことにしたいと思います。  以上のとおり行いたいと思いますが、いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○渡辺有子 委員長  そのように行いたいと思います。  それでは最初に、先般の行政視察成果またはそれに対する所見、あるいは今後の生かし方に関する意見等について、委員皆様から御発言いただきたいと思います。会派ごとでなくても、個々の意見でよいのでお願いします。 ◆小野照子 委員  改めて振り返ってみたところ、勉強会を開いたり、実際に視察に行ったりすることを繰り返してきていますが、執行部から同行していただいていてもその場で終わってしまっていることが残念だと感じています。中間報告を見ても、提言を受けて本市として本当に何ができるのか、何が難しいのかというところを執行部と協議する場を設けることが必要だと感じました。ぜひ視察後あるいは勉強会後に、そういった意見交換の場を設けていただくことを要望したいと考えています。 ◆宇野耕哉 委員  先月の視察は本当にお疲れさまでした。非常に有意義だったと思っています。と言うのも、石見銀山キャパシティーが意外に足りないというところ、それから出雲石見では別の場所のような形で意外と連携を図っていないのが問題ではないかというところにも気づきました。本市佐渡市と誘客連携協定を結びましたが、キャパシティーが足りない部分や、行政としてお互いに足りない部分などを補い合っていくのは本当に重要だという気づきもあったので、これから佐渡世界遺産登録に向けて様々な動きが出てくると思いますが、我々もいろいろと発言できるし、いろいろな提案もできるのではないかということで、そこを気づきとして入れたいと思います。 ◆志賀泰雄 委員  今ほども話がありましたが、石見銀山世界遺産登録をしたときの混雑がその後の集客に影響を及ぼしてしまい、毎年観光入り込み客数の減少につながっていったことを考えると、世界遺産登録というのはゴールというよりも、むしろスタートだということを改めて感じました。その上で、一時的な取組は長期的なマイナスを及ぼすことがあると考えると、観光誘客に関しては戦略を持った取組が必要だと思います。マネジメントやマーケティングができる組織づくりや、地域との協働による受入れ体制の整備など、本市としても明確な方向性を持って取り組んでいくことにより、石見銀山はそうでしたが人口増にもつながるのではないかと感じました。 ◆高橋聡子 委員  視察を終えて学んだこととして、出雲市には非常に知名度の高い観光資源がありますが、それでも宿泊や連泊がなかなか難しく、通過型観光だということが分かりました。本市観光の名所がないと皆さんが答えると思いますが、そうではなく、改めて地域資源磨き上げや効果的な情報の発信観光資源までの利便性向上が必要だと分かりました。やはりそこに取り組んでいかなければならないことと、佐渡金山世界遺産に推薦されたので、そこと連携して本市への回遊を促し、満足度向上につながるようなさらなる施策の展開が必要だと感じました。 ◆阿部松雄 委員  石見銀山世界遺産登録は非常にすばらしいと思っています。そういう世界遺産をある程度観光誘客に結びつけられることはすばらしいと思います。そこに出雲大社をセットにできるということは非常によいと思います。世界遺産になると相当本市誘客が進むと思います。それにはやはり早めに佐渡金山世界遺産に登録できるように、本市新潟県と共有して動いてもらいたいということが私の希望ですが、まだ計り知れず、置き去りにされているので、県からもぜひ動いてもらいたいと思っています。本市佐渡市としっかり交流しながら前に進めてもらいたいです。 ◆高橋三義 委員  石見銀山遺跡とその文化的景観を見たときに、また行きたいとは思いませんでした。登録されることが問題ではなく、やはりいかに継続するかが大事だと思います。佐渡金山本市がタイアップするのであれば、本市には出雲大社のような大きなインパクトのあるものはないですが、よく考えてみると本市の食や自然は売り物なので、ないものをねだるのではなく、高橋聡子委員が言ったように、本市にあるものを磨いたルートをつくり、楽しみのバリエーションが広がるようにしていくのがよいと感じてきました。それを生かしていくのがこれからの本市課題だと思っています。 ◆小野照子 委員  補足です。先ほど中間報告もしくは最終報告のほうの意見を述べたような気がします。先月の行政視察に関しては、今皆さんがおっしゃったように、本市佐渡誘客連携協定を結んだところが大きく、大田市がオーバーツーリズムになったところをきちんと踏まえて、時間はかかるかもしれませんが、世界遺産登録に向けて、意気消沈せずに粛々と誘客連携協定を基にした観光促進を進めていかないといけないと感じました。また、出雲大社観光ガイドから案内をしてもらいましたが、非常にスキルが高かったです。本市でもえんでこまち歩きやしろね大凧タウンガイドなどがいますが、やはり本市も無償のボランティアではなく、有償ボランティアガイドとしてどんどん活躍していただけるようにすべきだと考えました。 ◆荒井宏幸 委員  関連です。今ほど小野照子委員がおっしゃったとおり、出雲大社には有償ボランティアガイドがいます。本市は、ボランティアガイドの崇高な気持ちに少し甘えているところもあるので、特にこれからはインバウンド消費が期待できる中で、通訳ガイドなどにももっと力を入れていったほうがよいと感じました。また、佐渡世界遺産登録は先延ばしの状況になっていますが、誘客連携協定を結び、まず国や県を動かすにしても、やはり地元が盛り上がらなければなりません。特に佐渡渡辺竜五市長も新潟佐渡玄関口だとすごく言っているので、玄関口としてしっかりと、また観光の受皿としての役割を果たして世界遺産登録まで延びた期間でしっかりと体制を固め、引き続きキャンペーンなどにも力を入れていくべきです。また、佐渡には金銀山以外にもすばらしい見どころがたくさんあるので、そういったところも共に発信して、本市みなとまち文化もそこに乗せていくことが一層求められると感じました。 ◆小野清一郎 委員  今ほど南区のしろね大凧タウンガイドの話を出していただきました。実はこの間タウンガイドの例会があり、これからタウンガイドをどのように進めていくのか話をした中で、これから佐渡金山世界遺産に登録された場合に期待されるのがインバウンドだろうと。そういった意味で、やはりバリアフリーの考えを持ったガイドができるようにしていかなければならないと話していました。やはり先を見据えてインバウンドのことも考え、もっとPRやおもてなしの心を持ってきちんと迎えられる体制をつくっていくことが必要だと考えています。 ◆宇野耕哉 委員  今話が出たところの補足になると思いますが、9月に参考人から佐渡のこれからの部分について話を聞いたときに、世界遺産富岡製糸場などを例に出していただきました。本当に一過性で終わってしまう部分もあったと思いますし、今回の石見銀山も同様の傾向だったので、せっかく本市佐渡市と誘客連携協定を結んだので、本市からも様々な意見を出しながらやっていくことが本当に重要だと思っています。皆さん気持ち方向は一緒だと思うので、今後もそういったところが大事だということを補足します。 ○渡辺有子 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○渡辺有子 委員長  それでは、出そろったようなので、これを踏まえて委員間討議を行いたいと思います。今各委員からいろいろ意見を出していただき、共通するところやそうでないところもあったと思います。各委員から出された意見に対して皆さんから意見を出していただき、少し討議をしていただけるとよいと思いますが、いかがでしょうか。 ◆土田真清 委員  いろいろと意見を聞かせていただき、やはり最初小野照子委員がおっしゃったところが一つのキーになるというところです。提案提言などいろいろなものを我々が出しても、結局それが具体化されない限りはなかなか前に進まないと思うので、そういう我々の提言提案に対して執行部を含めて、本市観光戦略向上に向けていろいろな方向性が導き出せるとよいと感じています。ぜひそういう場を設けていただきたいという希望です。 ○渡辺有子 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○渡辺有子 委員長  それでは、改めて今土田委員からも発言があったので、本日皆さんから出していただいた意見をまとめて執行部に話をし、できれば2月の特別委員会のときに若干の時間を設けて、そこら辺の意見交換ができればよいと私も思いました。少し検討してそういった場を設けていきたいと思います。そして、今回視察に行ったところだけではなく、世界遺産登録をしているところはほかにもあるので、そこの課題なども参考資料として出していただくことも含めて少し検討したいと思いますが、よろしいでしょうか。 ◆高橋三義 委員  執行部とそういう討議をするのであれば、私たちも少しは具体的な案を出さないと討議にならないと思います。前回中間報告に5つの視点がありましたよね。この視点については多分執行部も同じ視点を持っていると思います。しかし、問題なのは何を具体策にして、例えば地域観光資源といっても本市のどういう観光資源をどのようにするのかとか、佐渡交流するのであれば、金山世界遺産に登録することだけではなく、登録された後に単発で終わらないようにするためにどうすべきかを委員として少しは具体策を示さないと議論が進まず、どうするのかと聞くだけで終わる気がします。そのため、佐渡金山と合わせて本市のどの観光資源を生かすのか、例えば港町だとすれば柳都の人と食を生かしていくとか、少し広げて出雲大社とまではいかないですが、弥彦神社とタイアップしてそこに岩室温泉をくっつけていくというようなものがあればよいという気がします。その辺のところを思っているのは私だけかもしれないので、皆さん意見を聞いてもらってもよいですか。 ○渡辺有子 委員長  そういった具体的なことで提案するとなると、またここの委員会でどこにするかという議論が必要だと思いますので、先ほど皆さんから出た意見をベースにして、いわゆる方向性について意見交換をすると。1回では具体的にできないと思うので、具体的にどのようにするのかは今後の特別委員会等で継続することとし、まずは本日皆さんから意見があった認識を共有する意味で、執行部との意見交換の場を設けられればと思いますが、いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○渡辺有子 委員長  そのようにしたいと思います。  ほかになければ、以上で委員間討議を終わります。  続いて、中間報告もしくは最終報告について御協議いただきたいと思います。お配りした資料は、当委員会のこれまでの調査経過をまとめたものです。私としては、次の2月定例会において中間報告もしくは最終報告を行ってはどうかと考えています。まず、中間報告または最終報告のどちらにするかを含め、皆様から御意見をいただきたいと思います。 ◆高橋三義 委員  最終報告というのは、広域観光交流促進調査特別委員会が今期限りで終了するということで、中間報告という形にすると、改選がありますが次期も継続するという意味合いだと捉えてよいですか。 ○渡辺有子 委員長  改選期ですので、どういった特別委員会を設置するのかは改選後に協議をすることになりますが、中間報告という形にしておけば引き続きという意味合いを含んでいると思うので、その意味では申し送り的な意味を含むと思います。最終報告としても、次の任期で特別委員会を設置するということであれば、もちろんこれまでの経過も引き継がれると思っているので、全くゼロになってしまうものではないです。意見をどうぞ。 ◆阿部松雄 委員  渡辺委員長から中間報告の申し送りをしていただき、改選後にまた特別委員会を設置してそれを引き継ぐということで私はよいと思います。いかがでしょうか。 ○渡辺有子 委員長  皆さん中間報告にすると一致すればそれでよいので、決めていただければと思います。中間報告という形でよろしいでしょうか。                   (異 議 な し) ○渡辺有子 委員長  それでは、中間報告を行うことにしたいと思います。  次に、事前に皆様にお願いしていた各会派でまとめていただいた意見要望を御発言いただきたいと思います。 ◆小野照子 委員  先ほど最初に申し上げたことが翔政会からの意見要望になります。 ◆高橋聡子 委員  本委員会設置以来、付議事項に基づき、これまでの間執行部からの説明、参考人招致委員間討議のほか、市内県外先進地での有意義で収穫の多い視察を行うなど、精力的に調査研究を行ってきましたが、今後とも本市観光交流促進に資するため、継続的な調査研究が必要だと考えます。特に佐渡金山世界文化遺産登録を見据えて佐渡市と新たな観光交流誘客連携協定を結んだ本市においては、交流人口拡大地域活性化の非常に大きな追い風になると思います。さらに、本市は現在まちづくりの大きな転換期にあることから、このタイミングを逃すことのないよう、交流人口定住人口拡大に向け、魅力発信及び観光誘客等の観光交流事業に関わる調査研究を継続していく必要があると考えます。 ◆志賀泰雄 委員  前回中間報告以降、この約2年間の勉強を踏まえての報告になります。新たな大型ホテル市内中心部にオープンしました。観光需要に対する本市のポテンシャルを示したものとも考えます。市内経済活性化を進めるに当たり、観光施策は大きな起爆剤になり得ます。そのためにも今回の石見銀山視察でも学んだように、長期的ビジョンに立った戦略的な観光施策を構築すべきと考えます。また、施策を裏づけるデータ分析も必要であり、一般社団法人佐渡観光交流機構で行うデジタルを活用したマーケティングプランが非常に参考になると思います。やはり柔軟な発想と行動が可能となる民間を主体とした新たな観光促進体制についても積極的に進めていくべきだと思います。 ○渡辺有子 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○渡辺有子 委員長  次に、中間報告に至るまでの大まかな流れについて説明します。  本日皆様からいただいた御意見委員長の下で整理して、中間報告の案を作成します。その過程で委員皆様に適宜お示しして、御意見を伺いながら、最終的に2月定例会の当委員会で確認していただき、採決日の本会議中間報告をしたいと考えていますが、いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○渡辺有子 委員長  それでは、そのようにしたいと思います。  以上で本日の日程を終了し、委員会を閉会します。(午前10:25)...