〇
出席委員
(委 員 長) 志 賀 泰 雄
(副
委員長) 荒 井 宏 幸
(委 員) 水 澤 仁 深 谷 成 信 内 山 航 土 田 真 清
保 苅 浩 東 村 里恵子 風 間
ルミ子 加 藤 大 弥
内 山 幸 紀 青 木 学 串 田 修 平
〇
出席説明員
西蒲区
産業観光課長 渡 部 博 子
中央図書館長 吉 田
英津子
以上の
てんまつは
会議録のとおりであるので署名する。
文教経済常任委員長 志 賀 泰 雄
○
志賀泰雄 委員長 ただいまから
文教経済常任委員会を開会します。(午前10:00)
本日の欠席はありません。
先日
審査を行った
西蒲区
産業観光課の
資料について,差しかえとなり,本日机上
配付していますので
確認をお願いします。
ここで,
西蒲区
産業観光課長から
発言を求められていますので,お聞き取りください。
◎
渡部博子 西蒲区
産業観光課長 12月13日に
審査をいただきました
西蒲区
産業観光課所管分の
議案第132号から第134号について,それぞれの
配付資料1に誤った
表記がありましたので,本日
訂正をお願いするものです。いずれも
資料1裏面の一番上,参考,現
指定管理期間の
評価欄について,
指定管理期間は5年間ですので,本来
平成27年4月1日から
令和2年3月31日と
表記すべきところでした。下線が
訂正した
部分です。それを先般の
配付資料では,終わりをその1年前の
平成31年3月31日と誤って
表記しました。この点については,
指定管理期間の
最終年度,すなわち今
年度の初めに現
指定管理者について
指定管理期間を通した
評価を実施します。
評価に当たっては,それまでの
事業報告書や
収支報告書などをもとに行うことから,4年間分の
平成31年3月31日分の実績を
評価したということで,このような誤った
表記となっていたものです。おわびして
訂正します。
○
志賀泰雄 委員長 お聞きのとおりです。
本日は
日程に従い,
付託議案の
意見,
要望,
採決を行います。
当
委員会に付託されました
議案はお手元に
配付の
付託表のとおりです。
(「
委員長」との声あり)
◆
内山航 委員 議案第156
号関係部分,第158号及び
議案第164号について
継続審査とすることを主張します。
○
志賀泰雄 委員長 ただいま
議案第156
号関係部分,第158号及び第164号について
継続審査との
意見がありましたので,ここでまずこれを議題とします。
それでは,
内山航委員からお願いします。
◆
内山航 委員 それでは,
提案理由を申し上げます。
現在
集中改革プラン素案が示されています。
市民に痛みの伴う
改革を実行し,かつ
市長及び副
市長の
報酬を減じてでも
財政健全化を図ろうというこの時期に約2億9,000万円もの
職員給与を
増額改定することは
市民の納得を得ることが難しいと判断します。この間
一般質問,
総務常任委員会を初めとした各
常任委員会並びに我が
会派において議論を重ねてきましたが,いまだ
市民から納得していただけるだけの答えを導き出すことができていません。ただし,
民間給与の
増額を根拠とした
人事委員会勧告の
重要性は理解できることから,単に否決するべきものではないと考え,
継続審査を主張するものです。
○
志賀泰雄 委員長 継続審査に
賛成,あるいは
反対の
意見はありませんか。
◆
加藤大弥
委員 継続に
反対し,
採決を求めます。
理由について申し上げますが,
人件費補正関係議案は
人事委員会勧告に基づく
賃金,
給与の
改定で是とするものであり,可決すべきものと考えます。このことについては提案の
内山航委員の指摘のとおりだと思っています。
公務員は,
民間企業と異なり,憲法で保障された
労働基本権が制約されており,その代償として
人事委員会の
給与勧告制度が設けられていることを正しく理解すべきです。
一方,財政難の中,
職員の給料を上げるのはいかがなものかとの
市民の声があるのは事実ですが,
本市の2018
年度,
平成30
年度決算のとおり
実質公債費比率や将来
負担比率などは
早期健全化基準を下回っていますし,単
年度で見れば
黒字決算となっており,今すぐ
人件費に手をつけなければならない状態ではありません。また,
市長など
特別職の
報酬を引き下げるのだから
職員も我慢すべきとの声もあるようですが,
特別職の
報酬と
一般職員の
賃金を同列視することは筋違いの論法と言わざるを得ません。
賃金は,
生活給の側面が大きいことを認識しなければなりません。まして,今回は
若手職員の
改定であり,
労働意欲の
観点からも
継続によるデメリット,すなわち
賃金の精算や
改定日が先送りとなることにも配慮すべきであり,本
議案は可決に向け,
採決すべきものと主張します。
◆
風間ルミ子 委員 継続に
反対し,
採決を求めます。少なくとも賛否を明らかにすべきです。そもそも全ての
労働者に認められた
基本的人権の
一つである
労働基本権を
公務員は60年以上もの長期にわたり,不当に制限されてきました。そのかわりに都道府県や政令市には独立した
第三者機関である
人事委員会の
設置が義務づけられ,
民間の
給与水準と比較して
地方公務員の
給与の
改定を
勧告する
役割を担っています。今回
継続との声が上がっている
議案は,
新潟市
人事委員会の
勧告に基づいて提案されているものであり,当然尊重されるべきであることから,
採決を主張するものです。もし
継続となれば,
消費税の10%増税と相まって,年末年始にかけて
消費マインドは冷え込み,
公務員はもとより
民間にまで広がることも考えられ,
地域経済にも悪影響を与えることになりかねません。
したがって,
継続に
反対し,
採決を求めます。
◆
青木学 委員 継続に
反対し,
採決を求めます。
人事委員会勧告制度は,
労働基本権の一部が制約されていることに伴う
代償措置として存置されているものであり,
市職員の
給与水準決定に関するよりどころとなっている。このことから,
本市では
勧告内容を尊重し,
例年増額,減額とも実施してきている。仮に
勧告を尊重しないということになれば,それは
地方公務員の
給与決定の原則を逸脱することになり,時の権力や
政治情勢によって
いかようにも
給与水準を変更できる道を切り開く極めて危険な流れにつながるものと考える。そもそも
財政悪化を招いた一番の
責任は,時の
市長とその
市長が提案してきた
予算案と
決算を議決してきた
議会にある。仮に提案されている本
議案に異議があるとすれば,本来これまでの
予算,
決算を認めてきた議員,
議会の
責任と
報酬についても真っ先に向き合わなければならないのではないか。特に今回
給与改定の対象となる30代までの
若手職員にそのツケを負わせることは甚だ筋違いである。今回提案されている
人件費補正約4億3,000万円のうち,
給与改定分が約2億9,000万円,それ以外が約1億4,000万円となっている。この約1億4,000万円の中には
超過勤務手当,
扶養手当,
住居手当などの
各種手当の経費も含まれている。この
補正によってその財源を確保しなければ,その
手当の支給が滞る
可能性が生じる。仮に既決の
予算内で
対応できたとしても,それは本来の
事業に充てる
予算を流用することになり,それこそ
市民生活に
マイナスの影響を与えることになる。
市職員の
賃金の適正な上昇は,
地域経済を牽引する一助ともなり,
公務員も
民間労働者も
賃金が
向上することで
地域経済の
活性化につながるものと考える。
以上の
理由から
継続に
反対をし,
採決を求めます。
○
志賀泰雄 委員長 ほかにありませんか。
(な し)
○
志賀泰雄 委員長 これより
継続審査について
採決を行います。
ここで,
採決方法についてお諮りします。
議案第156
号関係部分,第158号及び第164号について一括して行いたいと思いますが,これに御異議ありませんか。
(異 議 な し)
○
志賀泰雄 委員長 そのように行います。
なお,
挙手のない方については
継続審査に
反対とみなしますので,御承知おき願います。
それでは,
議案第156
号関係部分,第158号及び第164号,以上3件について
継続審査とすることに
賛成の方の
挙手をお願いします。
(
賛成者挙手)
○
志賀泰雄 委員長 挙手多数です。
したがって,
本案はいずれも
継続審査すべきものと決定しました。
次に,
継続審査とすることに決定した
議案第156
号関係部分,第158号,第164号を除く
議案について,
意見,
要望,
採決を行います。
お諮りします。
意見,
要望についてはこれらの
議案を一括して行いたいと思いますが,御異議ありませんか。
(異 議 な し)
○
志賀泰雄 委員長 そのように行います。
それでは,
議案第103
号関係部分,第129号から第134号まで,以上7件について一括して
意見をお願いします。
◆
保苅浩 委員 翔政会を代表しまして,
令和元年度12
月定例会で
文教経済常任委員会に付託された
議案のうち,
継続審査となった
議案を除く全ての
議案について
賛成とする
立場で若干の
意見,
要望を述べます。
初めに,各課への
要望です。
議案の
審査に対して
資料を別途つくっている苦労に心から感謝申し上げます。今回提出された
人件費の
補正に関する
資料の様式を統一し,わかりやすい
資料作成に努めていただきたい。
次に,
指定管理者の
指定について,
指定管理者制度は,
官民連携の
一つの手法であり,これまで行政に一任されてきた
公共サービスの担い手に
民間事業者を迎え入れ,
官民がそれぞれの強みを生かすことによって
公共サービスの
最適化を目指すことが
目的である。
指定管理者に
施設の
管理運営を一任するだけでなく,
官民連携により
公共サービスの
最適化を促進されたい。
なお,
評価項目はその
施設に合った
内容となるよう検討いただきたい。
各区の
文化・
スポーツ施設の
所管課が
地域総務課と
産業振興課,あるいは
産業観光課に分かれており,
常任委員会における
比較検討が難しい。
各区所管課の統一が図られるよう希望する。
それから,
文化政策課,
アート・
ミックス・
ジャパン2020についてです。
新潟発,和の祭典,春の
一大イベントとして今後も毎年開催する
計画であれば,
補正予算ではなく,当初
予算に組み込むべきものだと考えます。
産業政策課,
新潟市
バイオリサーチセンターの件です。
新潟バイオリサーチパーク構想と本
センターの
役割や
目的を再度
見直しながら,
自主事業のわかりやすい広報にも努められ,世界に発信できる総合的な
バイオ研究拠点形成に向け,さらなる
経営の
健全化に取り組んでいただきたい。
次に,
西蒲区
産業観光課の
指定管理者の
指定についてですが,
指定管理者の
選考方法が非
公募になった
理由を
資料に明確に記載していただきたい。また,
中之口農業体験公園については
市民農園の
利用者をふやすための工夫に努められたい。
教育委員会施設課,
明鏡高校の
エアコンについてです。
エアコン設置に関する入札が工期の
関係上,
設計施工一括発注方式となっていたが,今後は
基本に従って
分割発注とされたい。
◆
風間ルミ子 委員 日本共産党市議団を代表し,本
委員会に付託されました全
議案賛成し,若干の
意見,
要望を申し上げます。
初めに,
議案第103号
令和元年度
新潟市
一般会計補正予算関係部分のうち,
市立明鏡高校への
エアコン設置について,この
エアコンの
設置に関連して,先行して
設置している万代
高校並びに
高志中等学校の
エアコン設置の
リース料の
保護者負担分を
市負担にすることを
評価します。
教育費の
保護者負担の軽減については,今後とも
取り組みを強めていただきたい。
アート・
ミックス・
ジャパン2020について,年々
来場者がふえていることを
評価します。市外からの
来場者が全体の27.1%とのこと。
認知度も高まってきていると思われますが,
新潟市の魅力を
市内外に発信し,リピーターはもとより
新規来場者をふやす一層の
努力を求めます。
次に,
議案第129
号指定管理者の
指定について,
新潟バイオリサーチセンターの
指定管理者として,
共同企業体を構成する
新潟バイオリサーチパーク株式会社の
経営状況を見ると,
平成30
年度末,約1億4,600万円もの
累積損失が計上されています。
自主事業である
レジオネラ分析キットが売れずに徐々に
赤字が膨らみ,
平成23年に1億6,000万円に達したが,不
採算部門を売却,譲渡したことによりその後は
黒字経営が続き,
赤字は徐々に解消しつつあるとのことです。
累積赤字を解消するまでにはまだまだ長い時間がかかることが予想されますが,地道な
努力を
要望するとともに,
研究施設としての
役割をしっかり果たし,確かな成果に結びつけることを
要望します。
次に,
議案第130
号指定管理者の
指定について,今回北区
文化会館の
指定管理者候補者として
選定された
共同事業体には,これまで
共同事業体を構成していた
リンケージコーポレーションが入っていません。
文化会館事業は
専門性を必要とする
事業であり,そういう
観点からすると
リンケージコーポレーションが抜けることについては若干不安を覚えます。
説明では
当該事業者から
運営のノウハウを引き継いでおり,また
側面支援も受けられるとのことですが,
利用者への
対応や
事業に支障が起きないよう
担当課の十分な配慮を求めます。また,
北区役所が
文化会館横に移転する
環境変化を裾野を広げる好機と捉え,区
ビジョンにある「
文化・芸術のみやこ 北区」の実現に向けて邁進したいとのことです。
区役所と
文化会館をつなぐ
取り組みを通して
文化会館利用者をふやし,
稼働率の
向上はもとより,さまざまな
文化に触れる機会を提供できるよう一層の
努力を求めます。
次に,
議案第132
号指定管理者の
指定について,
新潟市
岩室健康増進センター,通称よりなれの
指定管理者に
岩室観光開発株式会社を
選定するものです。
岩室観光開発株式会社は,もともと旧
岩室村と村民700名余の出資により設立した
会社であり,
地元密着の
団体だと言えますが,
株式会社でもあり,
選定評価項目に
財務評価の
項目がないことは問題であると考えます。じ
ょんのび館の例もあり,
選定に当たっては
財務評価もつけ加えるべきと考えます。また,身体障がい者の
利用を無料にするなど
来場者の増加に努めていることを
評価します。今後ともおもてなしの心で,
利用者が心地よく過ごせる
施設になるよう
取り組みを期待します。
◆
加藤大弥
委員 民主にい
がたを代表して,本
委員会に付託された
議案103
号関係部分及び第129号から第134号に
賛成し,以下若干の
意見,
要望を申し上げます。
議案第103
号関係部分のうち,
明鏡高校への
エアコン設置案件ですが,
スピード感を持って
対応し,少しでも早期に工事が完了となるよう
努力されたい。
指定管理者の
指定に当たって,
関係各課に
要望です。非
公募とする場合の明確な
理由及び
評価の
透明性,
客観性が担保されるよう今後とも丁寧に対処されたい。
◆
内山幸紀 委員 新
市民クラブを代表して,
令和元年12
月定例会で
文教経済常任委員会に付託されました
議案第103
号関係部分,
議案第129号から第134号に対して
賛成する
立場で若干の
意見,
要望を申し上げます。
議案第129
号指定管理者の
指定については,
事業内容に対しての
説明を受けるが,最終的な
ビジョンが見えず,また
経営状況も
累積損失が1億4,500万円と
企業としての先行きの不透明さが
説明を受けても払拭されず,今後の
経営が困難に感じざるを得ない。ただし,
会派として
慎重審議をした結果,今後の課題として今回の
指定管理期間において,まずは
累積損失額を半分まで減らすことを強く求め,
企業としてのコンプライアンス,ガバナンスの
見直しに大いに期待することとし,厳しく見守ることとします。また,
公募,非
公募の
選定方法に関しては,
行財政改革の中で選択と集中をして
見直しをしている最中ということもあり,より
市民の厳しい目が向けられていることと思います。より中立,公正,
透明性を担保する上でも
公募で
選定することを強くお願いします。また,
公募で
選定することで
民間の
競争力を生み出すことにより,
市民サービスの
向上にもつながると確信しています。
市民のプラスにより一層貢献できる
行政運営をお願いします。
◆
青木学 委員 市民ネットにい
がたを代表して,本
委員会に付託された全
議案に
賛成をし,1点のみ
意見,
要望を申し上げます。
議案第129号について,
指定管理者候補者である
NBRP共同企業体の
代表団体である
新潟バイオリサーチパーク株式会社は,
本市が
資本金の11.7%を出資する
会社である。本
会社は,
平成23
年度に
債務超過に陥り,
平成24
年度に不
採算部門の
事業を手放し,以降
平成29
年度を除き
黒字経営となっている。しかし,
累積損益は
平成30
年度決算において
マイナス約1億4,600万円であり,市は
出資者として,また
指定管理者選定者として当
会社の
経営状況を的確に把握し,必要に応じて
経営改善に向けた
意見を述べるとともに,その
内容を
市民に明らかにする
責任がある。
新潟バイオリサーチパーク構想と,その
構想実現に向けて
センターが果たしている機能,
役割は意義あるものと認識しているが,果たしてその
内容が
市民に伝わり,理解してもらっているかについては大いに疑問がある。今後この
構想の
到達度や
センターの
研究開発等の
状況をより
市民にわかりやすく伝えていく点にも
十分意を尽くしていくことを求める。
◆
串田修平 委員 無所属の串田です。
文教経済常任委員会に付託されました
議案第103号
令和元年度
新潟市
一般会計補正予算関係部分から
議案第134号の各
議案に
賛成の
立場から若干の
意見を申し上げます。
議案第129
号指定管理者の
指定について,
候補代表団体の
経営状況について,
累積損失1億4,500万円の解消に努めるべく指導されたい。
○
志賀泰雄 委員長 ほかにありませんか。
(な し)
○
志賀泰雄 委員長 それでは,これより
採決を行いますが,
採決方法についてお諮りします。
採決についても7件の
議案を一括して行いたいと思いますが,御異議ありませんか。
(異 議 な し)
○
志賀泰雄 委員長 そのように行います。
それでは,
議案第103
号関係部分,第129号から第134号まで,以上7件についてそれぞれ
原案のとおり可決することに
賛成の方の
挙手をお願いします。
(
賛成者挙手)
○
志賀泰雄 委員長 挙手全員です。
したがって,
本案はいずれも
原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で
付託議案の
採決を終わります。
本日
継続審査と決定したものについては,
会議規則第103条の
規定により
議長に申し入れたいと思います。また,本日結論の出た案件については,
会議規則第102条の
規定により
委員会報告書を作成し,
議長に提出したいと思います。
次に,
委員長報告の
内容,
項目について御協議いただくため,
委員間討議を行いたいと思います。
委員の皆様から御
意見があればお願いします。
(な し)