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  1. 新潟市議会 2019-12-16
    令和 元年12月16日総務常任委員会-12月16日-01号


    取得元: 新潟市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 元年12月16日総務常任委員会-12月16日-01号令和 元年12月16日総務常任委員会               総務常任委員会会議録            令和元年12月16日(12月定例会)                                     議会第1委員会室 令和元年12月16日   午前 9時58分開会              午前10時47分閉会 〇総務常任委員会  1 議案審査   ・財務部         債権管理課  財務課  2 委員間討議について 〇総務常任委員協議会  1 報告   ・市公共施設種類ごと配置方針素案)について(財産活用課
      ・6,000万円以上の契約について(契約課) 〇出席委員  (委員長)  平   あや子  (副委員長) 高 橋 哲 也  (委員)   古 泉 幸 一  佐 藤 耕 一  平 松 洋 一  田 村 要 介         豊 島   真  渡 辺 有 子  小 柳   聡  小 山   進         高 橋 三 義  吉 田 孝 志 〇出席説明員  財務課長   渡 辺 和 則  財産活用課長 永 井 康 生  契約課長   古 山 雅 啓  債権管理課長 川 瀬 正 勝  以上のてんまつ会議録のとおりであるので署名する。     総務常任委員長  平   あや子平あや子 委員長  ただいまから総務常任委員会を開会します。(午前9:58)  本日の欠席はありません。  本日は,日程に従い,財務部審査を行います。  また,審査終了後,今定例会において当委員会に付託されました議案について,委員間討議を行うかどうか,御協議いただきたいと思います。  なお,財産活用課から「市公共施設種類ごと配置方針素案)について」,契約課から「6,000万円以上の契約について」それぞれ報告の申し出がありますので,委員会終了後,協議会においてこれを受けたいと思いますが,よろしいでしょうか。                   (異 議 な し) ○平あや子 委員長  そのように行います。  なお,本日使用する資料は事前に配付していますので,御確認をお願いします。  これより議案審査を行います。  それでは,財務部審査を行います。  初めに,債権管理課審査を行います。債権管理課長から説明をお願いします。 ◎川瀬正勝 債権管理課長  当委員会に付託されている議案書24ページ,議案第106号新潟債権管理条例の一部を改正する条例について,資料に基づき説明します。  今回の改正は,民法改正における法定利率の引き下げに伴い,延滞金遅延損害金徴収規定に修正が必要なため,新潟債権管理条例の一部改正を行うものです。市中金利を大きく上回る状態が続いていることを受け,民法法定利率が年5%から3%に引き下げられることから,民法に準拠している非強制徴収公債権延滞金の割合を年5%から年3%に引き下げるものです。なお,今後,民法法定利率は市中の金利動向に応じて変動することになることから,年3%ではなく,民法に規定する法定利率と表現しています。あわせて,私債権遅延損害金については,民法改正に伴い,商法中の法定利率が廃止され,商行為によって生じた債権についても民法法定利率が適用されることから,条例中の商法の記載を削除するものです。 ○平あや子 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。                    (な  し) ○平あや子 委員長  以上で債権管理課審査を終わります。  次に,財務課審査を行います。財務課長から説明をお願いします。 ◎渡辺和則 財務課長  財務課所管分議案議案第103号及び議案第156号の令和年度新潟一般会計補正予算関係部分議案第115号当せん金付証票発売について説明します。  最初に,一般会計補正予算関係部分について,当課所管分は,このたびの補正予算に係る財源調整として,繰越金を増額補正するものです。  初めに,議案書1ページ,議案第103号令和年度新潟一般会計補正予算について,第1条のとおり,歳入歳出予算総額にそれぞれ9億8,410万円を追加し,歳入歳出予算総額をそれぞれ4,001億2,176万3,000円とするものです。  2ページ,当課所管分は,第24款1項繰越金になりますが,建設工事平準化などに伴うこのたびの補正予算の財源として,1億5,940万円を増額補正し,28億9,495万8,000円とするものです。  続いて,議案書(その2)1ページ,議案第156号令和年度新潟一般会計補正予算について,人件費補正として第1条のとおり歳入歳出予算総額にそれぞれ4億3,696万4,000円を追加し,歳入歳出予算総額をそれぞれ4,005億5,872万7,000円とするものです。  次に,2ページ,当課所管分は,第24款1項繰越金,4億3,696万4,000円を増額補正し,33億3,192万2,000円とするものです。  続いて,議案書35ページ,議案第115号当せん金付証票発売について,当せん金付証票,いわゆる宝くじについては,都道府県及び政令市がそれぞれ議会の議決を得た範囲内で総務大臣の許可を受けて発売することとなっており,本市においては令和2年度についてもこれまでと同額である50億円の範囲内で発売しようとするものです。宝くじは,地方財政法及び当せん金付証票法により,都道府県並びに政令市文化振興国際交流少子高齢化対策など公益の増進を目的とする事業に対して発売ができるものとされています。具体的には,都道府県及び政令市金融機関へ事務を委託し,宝くじを販売しており,宝くじ売り上げのうち約半分が当せん金として当せん者に支払われ,約1割が印刷経費広報宣伝費となります。残りの4割が収益金として都道府県及び政令市売り上げに応じて配分される形になります。  なお,本市においては,今年度の歳入予算として12億円余を一般財源として計上しています。 ○平あや子 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。                    (な  し) ○平あや子 委員長  以上で財務課審査を終わり,財務部審査を終わります。  以上で議案審査を終わりますが,ここで今定例会において当委員会に付託されました議案について委員間討議を行うかどうか御協議をいただきたいと思います。  委員皆様から御意見があればお願いします。 ◆古泉幸一 委員  今回,提案された議案第163号新潟職員給与条例等の一部改正については丁寧な審査が必要と考え,委員間討議をしたいと思います。我々が提案したいので,お諮りいただきたいと思います。 ◆高橋三義 委員  賛成します。 ◆渡辺有子 委員  今,丁寧な議論と発言がありましたが,もう少し具体的に言っていただけますか。執行部との関係ではなく,委員間討議をするとの意味ですが。 ◆古泉幸一 委員  今回,条例として提案された中で,市長並びに副市長の給与を減額する条例職員給与引き上げ条例と2本出ていますが,市民にとって非常にわかりにくい条例変更となっています。この辺の整合性をまずしっかりと議論することが当委員会にとって必要だと思います。また,本市の今の財政において職員給与引き上げはいかがなものかとの市民感情もあるので,その辺の議論をしたいと思います。 ○平あや子 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○平あや子 委員長  それでは,古泉委員から提案がありました職員給与引き上げに関する条例ということで,議案第156号令和年度新潟一般会計補正予算関係部分及び議案第163号新潟給与条例等の一部改正についての2本について,委員間討議を行うということで御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○平あや子 委員長  そのように決定し,あすの陳情審査終了後,ただいま決定いただいた内容について委員間討議を行いたいと思います。  ここで委員会を休憩し,協議会を開会します。(午前10:10)  初めに,財産活用課から市公共施設種類ごと配置方針素案)について報告を受けます。財産活用課長より報告をお願いします。 ◎永井康生 財産活用課長  市公共施設種類ごと配置方針素案)について,資料に基づき説明します。  本市では,平成27年度に財産経営推進計画策定し,床面積が約280万平方メートルに及ぶ公共施設の将来更新費用の大幅な不足を踏まえ,サービス機能をできるだけ維持しながら,公共施設総量削減を行ってきました。その手法としては,おおむね中学校区を単位とする55の地域ごとに,地域密着施設の今後のあり方を示す地域別実行計画策定することとして,これまでに西蒲区潟東地域,江南区曽野木地域,北区葛塚地域,そして西区坂井輪地域の4地域地域皆様と丁寧な合意形成を図りながら計画策定し,施設再編を着実に進めてきました。その一方で,1計画に1年ほどかかるスピード面での課題圏域の広い施設については,地域別実行計画対象施設としてはなじまないといったことから,検討が進めにくいなどの課題も生じてきたところです。そこで,今後も地域別実行計画策定を進めることを前提にして,施設配置について本市考え方を明らかにするため,配置方針策定に着手したものです。  次に,4,配置方針の構成について,圏域の中で種類ごと最適化を進めるという全体共通方針と,それからサービス機能ごと方向性を定める施設種類ごと方針の2本立てで構成しています。2枚目,4,配置方針の構成(別紙),共通の方針案について,圏域Ⅰは,全市域を圏域とする施設で,これについては市に原則1施設として考えています。圏域Ⅱは,1つの区もしくは隣接する複数区を圏域とする施設で,圏域内集約化複合化検討を進めます。圏域Ⅲは,地域圏域とする施設ですが,地域密着施設は将来的に原則地域に1施設を目指す方向で今後,地域ごと再編案を作成していきます。再編に当たっては,これまでと同様に地域別実行計画策定を通じ,地域での合意形成を図りながら進めていきます。  次に,施設種類ごと方針について,本市公共施設サービス機能ごとに17種類に分類して,赤字で書いてある①,継続,運用上の工夫,②,多機能化複合化③,集約化④,用途転用という4つの最適化手法を基本として,どのように再編運営改善を進めていくかを検討したものです。こちらの本冊の施設種類ごとの概要を取りまとめたものです。  それでは,実際の内容について2つほどの施設種類を例に説明します。素案の冊子,9ページ,コミュニティ系施設,初めに,各種類とも1),施設及び利用圏域一覧表区ごと圏域ごと施設名で記載しています。コミュニティ系施設は,主に地域利用圏域とする小規模な貸し館で,市内全域に126の施設があります。  次に,10ページ,2),施設配置と運営上の現状と課題について,コミュニティ系施設は,コミュニティセンターコミュニティハウスや公民館,それから農村環境改善センターなど,さまざまな目的で設置されていることから,わかりやすく表組みをしましたが,本配置方針では,これらの施設の主なサービス機能である貸し館機能に着目して,今回,1つの施設種類にまとめました。そのようなことから,この項目の2つ目にあるとおり,施設間での料金を含め,施設利用条件が異なっているという状況課題があります。  次に,3),今後の施設配置方向性運営改善方向性について,青い地色で白抜きの表は,4つの最適化の手法のどれを選択するのかを表示するとともに,表の下にある親指マークで詳しく記載した方針の概要です。コミュニティ系施設では,施設を安全に利用できる間は,有効活用を図りつつ,将来的には原則,地域に1施設を目指し,集約化など再編を進めることとしていますが,10ページの最後の行のとおり,再編検討に当たりましては,人口規模圏域面積施設利用状況など,地域実情に配慮しつつ,地域別実行計画策定を通して利用者,また地域皆様などとの合意を図りながら進め,地域内で適切に機能集約化を目指すものとしています。  次に,36ページ,高齢者福祉施設です。昭和40年の旧厚生省の通知に基づき,地域高齢者のレクリエーションのための小規模施設として,主に旧新潟市が整備してきた老人憩の家と老人福祉センターがあります。また,旧合併市町村が独自に整備してきたその他高齢者福祉施設,この3つの種類が含まれているものです。老人憩の家については,平成18年度に外部の有識者による検討委員会からの提言を受け,多世代交流の場として現有施設有効活用を図りつつ,将来的には公共施設再編を進める中で,地域住民の誰もが利用できる拠点施設への機能移転を進め,拠点施設老人憩の家の機能が移転した段階で,当該地域に設置されている老人憩の家は役割を終えて廃止するとしてきました。本方針においては,現有施設を安心,安全に利用していただける間は,引き続き運営して,有効活用をしていただきつつも,施設や設備の補修等必要最小限として,老朽化利用率が著しく低い施設については,先ほどのコミュニティ系施設のような誰もが利用できる施設への機能集約を進めていくこととしています。また,老人福祉センターやその他高齢者福祉施設についても,3),共通に記載しているとおり,施設集約化複合化を進めながら,サービスの存続については人口規模サービス圏域の面積,施設利用状況などを考慮しつつ,地域との合意形成を図りながら実情に合わせた検討を行うこととしています。  A3資料市公共施設種類ごと配置方針素案)について,5,今後の進め方について,今回,取り組んだ施設種類ごと配置方針は,市の考え方をお示しするファーストステップです。来年度以降の取り組みの準備として,この方針案に加え,平成27年度に1度公表している中学校区単位の地域ごと施設状況配置図地域課題を示した地域別検討資料を現時点の状況に更新して,この方針の成果とあわせ,今年度中に公表したいと考えています。来年度以降,ステップ2,3として,圏域Ⅰ,Ⅱの施設再編案,それと圏域Ⅲの施設地域別再編案,これを庁内で検討,作成して,総量削減数値目標も含めた具体化を図っていきます。また,このステップ2,3は,ステップ2が終わってから3ということでなくて,同時並行的に行っていこうと考えています。その上で,それらの成果を盛り込んだ新財産経営推進計画市民皆様意見も広くお聞きしながら,集中改革期間内に策定し,ステップ4としたいと考えています。  次に,資料2枚目,ステップ5として,再編に本格着手していくタイミングは,4,左上の表の右手,着手のタイミングの欄に記載しています。圏域Ⅰ,Ⅱの施設は,施設長寿命化時期など施設の異動のタイミングで着手することとし,圏域Ⅲの施設は,長寿命化の時期など施設異動タイミングのある地域から優先的に地域別実行計画策定に動き出すことと考えています。こうしたプロセスにより,財産経営の一層の加速を目指し,公共施設などの効率的な管理利活用を図り,持続可能なまちづくりを進めていきたいと考えています。 ○平あや子 委員長  ただいまの報告にお聞きすることはありませんか。 ◆吉田孝志 委員  主たる目的は,統廃合によってスリム化を進めることだと思いますが,その中において基本となる部分は,エリアマネジメントだと思います。機能配置を考えると同時に,その地域をどう経営していくか,市財産縮小経営のみならず,地域資源としての活用も含めたり,それがあることによっての地域の今後の特徴づけやその他付加価値をつけたりするなど,最終的には地域の方が地域を経営していくことをこのタイミングで考え,つくり込んでいくということになるのだと思います。これらに関して,今まで何カ所か着手されていますし,スピード感の話もありましたが,ここはよかったというところはいかがでしたか。 ◎永井康生 財産活用課長  私どもだけで地域に入って話をするのではなくて,区役所も一緒になって話を進めています。今後もそういう体制をとりつつ,地域の中でその施設をどう核にしていただけるかをともに議論して,地域皆様からも意見等をもらいながら,残る五十何がしの計画を進めていきたいと考えています。 ◆高橋三義 委員  方針については少し理解できました。説明されたコミュニティ施設高齢者福祉施設の斜体のもの,これは利用が少ないとか,コストが高いと言われましたが,その基準をどのように定めているのでしょうか。 ◎永井康生 財産活用課長  網かけをして斜体になっているのは,その施設群の中で平均値をとった上で,利用が平均のものよりも少なく,しかもコストがかかっているところを抜き出したものです。一律にこういう基準ということでなくて,その施設形態の中でどの位置にあるのかということをきちっと理解していただくことが肝要かと思っています。一律何人来なければということですと,人口の少ないところはそれだけ利用が少ないことになります。そういったところがすぐカットされるということではなく,全体の施設群の中でそれを数値化する中で,ハッチングをかけています。 ◆高橋三義 委員  わかりますが,そうすると何かすると,やはり網かけ部分が先にされるという……。先ほど吉田委員も言われるように,こういうところも加味した形にしていかないと,これによって候補の地域が大体決まっているのではないかとのイメージのようなものがあるので,その辺だけ,理解しました。 ◆田村要介 委員  私見になりますが,7番までの施設と8番以降の施設は,少し色合いが違うと思っています。例えば14番の小・中学校は,中学校区単位でのいろいろな物事の中で,この間,小柳委員が学校の話なども出しましたが,適正規模とは何ぞやという中で,やはりいろいろな意見が出てくると思います。仕方がないことだとは思いますが,こういう資料が出ると,この斜体になっているところがなくなると地域から声が上がって,釈迦に説法になりますが,手順を丁寧に行われなければならないゾーンの話で,ファシリティーの観点からだけではなくて,おっしゃるように財産経営という中で,総合的に評価をしてもらうなど,そういう何か加えるものがないと,どうしてもだめなところは統廃合という方向にいくのが怖いと思っています。どういう見解をお持ちですか。 ◎永井康生 財産活用課長  そういう意味では,14番,12番以降の施設もでしょうか,適正な配置等についてどう考えていくか,所管課も悩んでいる部分が非常に多かろうと思います。そういった中で,悩んでいる部分を加味しながら,それでも財政的に厳しい部分等もあるので,そういった中でどうしていくか,これからきっちりと考えていかなければと思っています。先ほども説明しましたが,何かの基準があってすぱっとということでなく,学校等になると,今後その地域子供たちがどれくらいいるかといったことも含めて,長期のスパンで見ていかなければならない部分があったり,コミュニティ施設であれば,地域に複数あるがどうかといったところが基準になったり,一律,何人来なければ切りますではなく,そういったところも見ながら,また区づくりの観点の中で区役所と一緒に話をしながら,そういったところの再編案をつくりながら,最終的には地域に密着した施設については,地域別実行計画の中で住民の皆さんのお話も聞きながら計画を立てて進めていきたいと考えています。 ◆田村要介 委員  本当に丁寧に行っていただきたいのと,俯瞰してみる部分も恐らく必要になってくると思いますし,吉田委員が言われたように,例えば鳥屋野球場などは,全体のバランスを考えた中で,地域計画まちづくりの観点の中で,面で動いていかなければならないところもあると思います。ぜひその辺も検討を加えていただきたいです。  次に,細かい話ですが,小・中学校の大規模校は別途検討というのは,どういう意味ですか。 ◎永井康生 財産活用課長  財産的なことで言えば,小さいところはどう集約化するといったことになってくるかと思いますが,大きいところを分ける,建て増す,どうしていくのかというところもあります。地域別実行計画の中で大きいのをぽんと分けてつくりますということではなく,建て増しも含めて考えていくといったこともあるので,施設を縮小させていく方向とは若干変わっている部分があります。そういうところは,別途教育委員会とも密に考えていかなければならない部分かと考えています。 ◆小柳聡 委員  方針案の中の圏域施設を含めた地域ごと再編案検討というのがこれから2年ぐらいの間にされてくるとの話だと思いますが,そもそもこの再編案地域別実行計画との関係性をもう一度教えてください。 ◎永井康生 財産活用課長  地域別再編案は,市役所の中で考えて複数案を出したいと考えています。市としてはこうも考えられるし,こういうことも考えられるが,この再編案でいきましょうと出すのではありません。見てもらった上で,地域課題をクリアして,なおかつ地域が元気になるためにはどういう再編モデルがいいかを地域別実行計画の中で考えていただくのが作業になってきます。 ◆小柳聡 委員  実際は地域別実行計画検討の際も,実際に再編案についてそれをもとに議論をしていたので,かなり再編案が大事になってくるかと思います。市民から意見を聞きながらそういった再編案をつくるのか,それとも市民の声はまず聞かずに一旦市として再編案を示すのか,教えてください。 ◎永井康生 財産活用課長  一旦私どもで再編案を複数つくり,それから地域別実行計画に入っていきたいと考えています。 ◆小柳聡 委員  そうすると,これから新財産経営推進計画集中改革期間中に策定ということなので,大体3年ぐらいの間にできてきます。それまでの間に50地域全てで地域ごと再編案を市として示されるということでしょうか。 ◎永井康生 財産活用課長  そうしていきます。 ◆小柳聡 委員  作業量的にかなりふえて,人手が足りるのか足りないのか。各区役所実情を知っているので,区役所財産活用課が一緒に,この間,3つの地域再編案をつくってきて,かなり時間もかかってきた中で,今の状況でできるとの理解でよろしいでしょうか。 ◎永井康生 財産活用課長  そのように考えています。頑張ります。 ◆高橋三義 委員  私の勘違いかもしれませんが,区役所を交えて検討することはそうですが,区役所施設の削減に来ると,何だおまえ,区役所はこうなのかとなります。表に出るのは区役所ではなくて,あくまでも市が主導的に物事を進めていかなければ,最後になると陳情合戦のようになって,うちの地域にはこういうのが欲しいとなってくると,議員や区役所に来るわけです。そんな動きが出てくるので,あくまでも市が主導して,市の方針だと,責任はみんな市がするのだとの基本的な考え方をしていかなければ,うまくまとまっていかない気がします。小柳委員と違うかもしれませんが,その辺はどうですか。 ◎永井康生 財産活用課長  そういう意味では,区役所職員のほうが地域施設実情……実際に施設管理しているのも区役所ということもあります。この素案をつくるに当たっても,市のそれぞれの施設群を考えなければならない部署がチーフとなってまとめていますが,きちんと区役所からの情報を吸い上げながらまとめています。今後,地域別実行計画に入っていく,そのための地域別再編案についても,そのようなまとめ方をしながら,最終的な意思決定はきちんとそこを束ねる所管課がきちんと考えましたということで進めていくのがよろしいかと,今までの進め方とあわせてそのように進めていきたいと考えています。 ◆渡辺有子 委員  公共施設をどう集約していくかということです。合併して公共施設が多くなったのは,当然のことですが,それはとにかくとして,いわゆる公共施設,建物を集約していくことと,そこの建物で行われている例えば保育,もちろん小・中学校は当然ですが,何を公共が責任を持って提供していくかは意味が違うと思います。どう集約していくかということと,民間の活用とか,民営化ということもここの中に入っているわけですが,そこのところの説明がもう少し丁寧に書かれていてもいいかと思うのです。13の保育園を見ると,最大限の民間活用とありますし,拡充が必要な保育サービスの実施,保育士の労働環境の適正化と書いてありますが,この部分はむしろ公共,行政がきちんと責任を持って果たしていかなければ,民営化したり,民間化されたときにどれだけそこがきちんと責任を持つのか,そこで新潟市が指導をやり切れるかという問題があると思うので,そこの点を一緒にして,古くなったから,子供が少なくなったからなどという意味だけで集約したり,単に民間活用を行っていくことだけは避けていただきたいと思います。その点についてどのようにお考えでしょうか。 ◎永井康生 財産活用課長  平成27年度に策定した財政経営推進計画の中でもうたっていますが,新潟市は施設総量削減と,それからサービス機能の維持といった,少し聞くと二律背反的なところがありますが,そこはサービスの質をある程度落とさず公共施設再編していきたいということで掲げています。今ほどの保育園といった中で,保育を所管する部署の計画の思いというのも入れた中で,こちらに記載したものです。地域の皆さんとの話し合いの中でも,サービス機能をどう維持しながら施設を適正に配置をしていけるかといったところを私どもも汗をかきながら市民の皆さんとそういったところのお話をしながら行っていきたいと考えていますので,よろしくお願いしたいと思います。 ○平あや子 委員長  ほかにありませんか。
                       (な  し) ○平あや子 委員長  以上で財産活用課報告を終わります。  次に,契約課から6,000万円以上の契約について報告を受けます。契約課長から報告をお願いします。 ◎古山雅啓 契約課長  6,000万円以上の工事契約について,前定例会での報告以降ことしの8月17日から11月8日までの契約分について,資料に沿って工種ごとに概要を報告します。  初めに,1ページ,報告番号1から3まで,巻文化会館の天井改修や市営住宅の外壁改修などの建築工事で,請負率は91.36%から93.87%です。  次に,報告番号4から6までは,北区役所新庁舎建設や潟東小学校移転改築などに係る電気工事で,請負率が93.28%から97.25%です。  次に,報告番号7から11までは,北区役所新庁舎建設や潟東小学校移転改築などに係る管工事で,請負率が92.07%から93.89%となっています。  次に,報告番号12から2ページの24までが臼井橋旧橋下部工撤去などの土木工事や管更生などの下水道工事で,請負率が88.54%から99.99%です。  次に,報告番号25から28までは,庭球場の人工芝改修や小須戸田上バイパスなどの舗装工事で,請負率が88.91%から93.20%です。  次に,3ページ,報告番号29から32までは,橋梁工事や公園整備などの工事で,請負率が88.03%から100%です。  全体で32件,契約金額が37億5,111万円,請負率の平均が92.11%となっています。なお,工事ごとに説明した案件については,4ページ目以降にそれぞれの資料があるので,後ほどごらんください。 ○平あや子 委員長  ただいまの報告にお聞きすることはありませんか。 ◆高橋三義 委員  31番について,100%は疑問ですが,説明できますか。 ◎古山雅啓 契約課長  こちらは,青山斎場の5号及び12号炉の改修工事です。青山斎場は,営業を続けたままこの2つの炉を改修するということで,斎場なので,特殊な施設になります。今この請け負った施設工業株式会社がこの青山斎場を受注して工事をつくり,今も管理運営している会社で,そこしかできないということで,1者随意契約をしています。見積もり等をとり,設計を組みましたが,あくまでもこの施設工業株式会社からの1者随契ということで,見積もり合わせをしました。当初は,予定価格よりも高い金額が入りましたが,1者随契ですので,数回見積もり合わせをして,3回目で100%の金額で落札との形で入札を終えています。 ◆高橋三義 委員  市から提示した金額は3回とも一定でしたか,それとも3回ごとに金額が上がっていって,お互いに歩み寄った100%ですか。 ◎古山雅啓 契約課長  予定価格が7,600万円で,これは変わっていません。向こうの見積もりの第1回目が7,800万円,2回目が7,700万円,3回目が予定価格と同額の7,600万円で落札です。 ○平あや子 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○平あや子 委員長  以上で契約課報告を終わります。  以上で協議会を閉会し,委員会を再開します。(午前10:46)  あす17日の陳情の審査で,陳情第31号新潟市の財政再建と結果責任を求めることについて及び陳情第49号新潟職員の月給引き上げの中止を求めることについて,提出者から趣旨説明を受けることになっていましたが,提出者より趣旨説明を行わない旨の連絡がありました。したがって,趣旨説明は行わず,直ちに審査を行いたいと思いますので,御承知おき願います。  以上で本日の日程を終了し,委員会を閉会します。(午前10:47)...