次に,
街路事業費です。
人件費は,
当課職員のほか,東部・
西部地域土木事務所の一部職員,計7名分の
人件費です。
次の
幹線道路網の整備,
幹線市道の整備は,中央区の
都市計画道路網川原線や
都市計画道路川端町入船線の整備を行い,
網川原線はこの3月に供用開始しました。
国県道の整備は,江南区の
都市計画道路亀田中央線の整備を行いました。
引き続き,歳入について説明します。6ページ,
土木費負担金は,
橋りょう添架物件工事費負担金です。
次に,
行政財産使用料は,
電柱設置に係る
土地使用料です。
次に,
土木費国庫負担金は,事業が次年度へ繰り越したため,歳入がなかったものです。
次に,
土木費国庫補助金は,歳出で説明した事業のうち
補助対象事業に係る歳入です。
次に,
土木費県負担金は,
国庫負担金と同様に,事業が次年度へ繰り越したため,歳入がなかったものです。
7ページ,
財産貸付収入は,所管する土地の一部を駐車場などで貸し付けたものです。
次に,
不動産売払収入は,国の栗ノ
木道路整備事業の
用地買収に伴い,代替地を希望された方に提供したものです。
次に,
物品売払収入は,臼井橋の旧橋撤去に伴い発生した鋼材の売り払い収入です。
次に,繰越金は,平成29年度から平成30年度に繰り越した事業に係る
一般財源分です。
次に,雑入は,
情報公開請求に係る
コピー代を歳入したものです。
次に,
土木債は,歳出で説明した事業に係る歳入です。
最後に,平成30年度の成果については,
交通アクセスや拠点性の向上などを目的に,主に
新潟中央環状道路の整備を進め,
横越バイパスなど6カ所で供用を開始しました。今後も限られた予算の中で事業の選択と集中を図り,
事業効果の
早期発現に努めていきたいと考えています。
○
深谷成信 分科会委員長 ただいまの説明に質疑はありませんか。
◆
五十嵐完二 委員 8ページ,歳出で
国工事費負担金,
直轄事業負担金が約14億円ありますが,
万代島ルート線の栗ノ
木道路の
直轄負担金の4億4,300万円,
紫竹山道路の2億8,600万円,合計7億3,000万円がこの中で支出されたと,金額的にはこれでいいのでしょうか。
◎
松島秀樹 道路計画課長 そのとおりです。
◆
五十嵐完二 委員 平成30年度の
終了時点で
万代島ルート線のこの2つの道路の進捗率はそれぞれ何%になったのかと,この2つの
道路事業の
完成見込み年度はどう聞いているのか伺います。
◎
松島秀樹 道路計画課長 平成30年度末の進捗率は,栗ノ
木道路が約69%,
紫竹山道路が約42%で,完成時期については未定となっています。しかしながら,
万代島ルートは新潟駅
連続立体交差のちょうど交わる部分があり,その交差がおおむね令和3年ごろということで,新潟市では,その後のおおむね5年後をお願いしている状況です。
◆
五十嵐完二 委員 では,未定だが新潟市の希望としてはあと8年後ぐらいにとりあえずは
新潟バイパス,
紫竹山インターから明石通まではお願いしたいということですよね。それで,栗ノ
木道路は平成19年度,
紫竹山道路は平成23年度に事業化して,
決算年度からすると事業化からそれぞれ11年と7年たっています。そして,
完成見込み年度は未定で,新潟市は8年後を希望しているという話でした。これは国の
直轄事業で,
北陸地方整備局の
事業評価監視委員会で定期的に再評価が行われていますが,この再評価は
BバイC,費用対効果の分析も行われています。費用は
事業費で,
事業費に対してどういう便益があるかが
BバイCで計算されますが,便益の計算の一つは走行時間の
短縮便益だと。つまり,
紫竹山インターから明石通まで完成すると,5分間走行時間が短縮されて,それに1日に走る車の
計画交通量を掛けて,5分短縮されるから得するほうの計算ですが,損失時間の計算をして便益を出すのが1つ。もう一つは,そのことによって
走行経費,
ガソリン代が減少するので,やはり
計画交通量から算出すると。
交通事故の減少もありますが,大きくは先ほど言った2つ,走行時間が短縮されることによって
ガソリン代も節約されることが費用対効果の効果の部分になると。しかし理論的には
交通量が減れば費用対効果は低くなる,また燃費のいい車がふえるとこれも費用対効果が低くなるという関係ですよね。栗ノ
木道路でいうと,平成24年度に
事業継続となったときの
計画交通量は1日当たり7万1,100台,費用対効果は
事業費に比べて1.7でしたが,
決算年度の平成30年度,これも継続となった今回,1日当たりの
交通量は6万5,800台に減少して,費用対効果は1.2に下がってきました。1を割ればもうつくる意味がないという状況になりますよね。だから,8年後完成を希望するというのですが,8年の間にさらに1日の
計画交通量が減る可能性もある,もっと燃費のいい車が8年あれば出てくると。1を割ったころには完成しているかもしれませんが,そういう事業です。つまり聞きたいのは,
BバイC,費用対効果が1.2,で今後さらに切る可能性がある点についてはどう見ていますか。
◎
松島秀樹 道路計画課長 万代島ルートの
計画交通量については,委員おっしゃられるとおり,減少している状況にありますが,実際
万代島ルートは高架の道路になり,交差点,信号もなくなります。そうすると,周辺の道路,
生活道路といったところを今走っている車がある程度転換されてくると考えていますので,大きな
計画交通量の減少は余り考えられないというところで,1.0を割るのは考えにくいと考えています。
◆
五十嵐完二 委員 今事業を進めている担当課としては希望的観測でそうおっしゃるかもしれませんが,
万代島ルート線は,柳都大橋はもう完成していますが,明石通まで終わると,今度は明石通からまた立ち上がって,万国橋を通って高架で柳都大橋につなげると。その後,秣川岸の交差も立体交差にするという計画ですよね。それがいつ事業着手になるか,ましてや完成がいつになるかわかりませんが,先ほどの計算でいったら,今やっている事業でさえ,
BバイCでいうと1を割る状況でしょう。今後さらに
交通量が減ることになれば,明石通から柳都大橋につなげる今後の計画,ましてや柳都大橋と秣川岸は毎日のように通りますが,今平面交差で,横向きの道路が混んでいるところは見たことがありません。だから,あそこに立体交差がなぜ必要かは極めて疑問で,さらに計画でいうと西堀から先,法務局に行って,法務局からさらに左に行って,日銀の新潟支店の横まで抜ける道,そんなのがどこに必要性があるのだという感じですよね。今
都市計画上では先ほど言ったような計画になっていますよね。ですから私は,いいかげんに今の時代状況に合わせて,
都市計画で決定されているからやるというスタンスはやめて,新潟市としてもきっちり見直すように,国直轄だから国に対してきちんと働きかけるべきだと思っているのですが,何かありますか。
◎
松島秀樹 道路計画課長 委員のおっしゃられる未着手区間の着手については,新潟市の財政状況や,社会情勢,また周辺道路を含めた今おっしゃられる交通流動を踏まえて,国と検討していきたいと思っています。
◆
五十嵐完二 委員 では,もう一つ,
新潟中央環状道路は平成30年度約55億4,200万円ですよね。ちなみに,平成31年度当初,50億円ですよね。平成30年度というと,予算編成のときから119億円不足すると言われて,ほかの部ではえらい事業見直しが図られたわけです。
新潟中央環状道路の
事業費が予算段階ではあるがつけられて,ほかの部のことや,新潟市の財政状況を鑑みれば,少しでも
事業費を圧縮させようという努力は平成30年度行われましたか。
◎
松島秀樹 道路計画課長 中央環状全体としては,今設計の中では盛り土工法,サーチャージ工法という一番安価な工法を用いています。工事の中では例えば信濃川の河川の掘削土を流用して,その分をコスト縮減に努めるような努力はしています。
◆
五十嵐完二 委員 平成30年度に行ったのかと,どんな事業圧縮の努力をしたのですか。
◎
松島秀樹 道路計画課長 全体の
用地買収とか,皆様の希望もありますので,その辺も踏まえて平成30年度は,事業の進捗率を踏まえて予算編成したと思っています。
○
深谷成信 分科会委員長 ほかにありませんか。
(な し)
○
深谷成信 分科会委員長 以上で
道路計画課の審査を終わります。
次に,
公園水辺課の審査を行います。
公園水辺課長から説明をお願いします。
◎玉木正蔵
公園水辺課長 公園水辺課の平成30年度決算について説明します。
資料1ページをごらんください。当課所管分の
歳入歳出は記載のとおりです。歳入の
執行率は65.0%,歳出の
執行率は73.1%です。なお,
令和元年度への繰り越し分を含めた歳出の
執行率は84.3%となっています。また,不用額の主な理由は,国の
交付金が内示減となったことによる執行凍結分などです。
説明の都合上,歳出から説明します。10ページ,管理費です。
人件費は,
公園水辺課及び
東部地域土木事務所公園整備係の
一般職員13人分と非常勤職員1人分の
人件費です。
次に公園緑地等の管理運営,公園緑地管理費は,公園の
維持管理や遊具点検委託などを行い,公園遊具等更新事業は,国の
交付金対象外の公園施設の改修などを行いました。都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業は,北区のあじさい公園や秋葉区の鎌倉農村公園など既存6公園において,トイレなどのバリアフリー化を行いました。公園施設長寿命化対策支援事業では,平成30年度に名勝指定された中央区の白山公園のほか,江南区の舞平公園,西蒲区の上堰潟公園など既存138公園で211基の遊具等の更新,改修を進め,安全で安心して利用できる公園づくりを推進しました。
次に,公園緑地等諸経費です。日本公園緑地協会など
加入団体への
負担金です。
次に,整備費,公園・緑地等の創出,特色ある公園等の整備は,西区のきらら西公園において敷地造成や園路広場など,引き続き整備を進めました。身近な公園等の整備は,東区の白新線公園で敷地造成などを行いました。地域拠点公園として整備を進めていた南区の戸頭公園では事業が完了し,年度末に供用を開始しました。ほかに街区公園として秋葉区の柄目木第2公園などの整備を行いました。
次に,11ページ,緑化推進費です。市民協働による緑化の推進,市民との緑と花のまちづくりは,市民と協働で緑化を推進するため,小・中学校の生徒によるやすらぎ堤でのチューリップ植栽や萬代橋チューリップフェスティバルなどを行いました。緑化活動推進事業は,事務事業の見直しにより補助制度に移行し,引き続き緑化活動団体の支援を行いました。特に萬代橋チューリップフェスティバルは,431の団体や個人から3,213基のプランターの出展があり,オープニングセレモニーには多くの市民から参加いただき,親しまれる春のイベントとして定着しています。
次に,水辺・緑の保全と活用,樹林環境の保護は,保存樹の指定や公園,道路など公共施設でのアメリカシロヒトリの防除,西海岸公園や寺尾中央公園などで松くい虫の防除対策を行いました。
次に,公園・緑地等の創出,街並緑化の推進は,民間企業などにより町なかのプランターを管理するフラワーパートナー事業を実施しました。
次の緑化推進諸経費は,緑化審議会の関係経費です。
続いて,歳入の説明です。9ページ,
土木費国庫補助金です。公園緑地費国庫補助金は,公園の新設や施設の更新,改修などに対する
社会資本整備総合交付金です。
次に,土木費県補助金です。公園緑地費県補助金は,西海岸公園の松くい虫防除に対する県の補助金です。
次に,雑入は,公園マップ及び樹木マップにおける広告収入です。
次に,
土木債は,公園の新設や施設の更新,改修などに係る公園緑地債です。
平成30年度の成果については,きらら西公園や身近な公園の整備を引き続き進めた結果,本市の公園面積は6.5ヘクタール増加し,市民1人当たりの公園面積は12.34平方メートルとなりました。今後も公園整備を進めるとともに,公園利用者の安全確保を図るため,公園施設長寿命化計画に基づき,公園施設の計画的な
維持管理や更新に努めていきます。
○
深谷成信 分科会委員長 ただいまの説明に質疑はありませんか。
◆
細野弘康 委員 トイレのバリアフリー化について,6公園で新たにバリアフリー化したということですが,具体的に内容を教えていただけますか。
◎玉木正蔵
公園水辺課長 全部が同じではなく,それぞれ多目的トイレをつけたり,ベビーチェアを設置するなど,一般的なものが施工されています。
◆
細野弘康 委員 トイレの多目的化もバリアフリー化の理由の一つだと思います。各公園大きさも違いますし,来る層も違うとは思うのですが,トイレは非常に大切なところなので,利用者のニーズの聞き取りはどのようにされたのか教えてください。
◎玉木正蔵
公園水辺課長 直接管理している各区の建設課から利用状況等をヒアリングの上,決めています。
◆
細野弘康 委員 担当は各区だと思うのですが,具体的にヒアリングしたときに,利用者の声は多目的化の改修に反映されたのかお聞かせください。
◎玉木正蔵
公園水辺課長 今ほど申し上げたとおり,各区の建設課で地元とお話をして,その声をこちらで集約しています。
◆
細野弘康 委員 地元というのは,具体的にどういった方にお話を聞いたのでしょうか。
◎玉木正蔵
公園水辺課長 各公園,公園愛護会がほとんどついていますので,その愛護会を通じて声を聞いています。
◆
細野弘康 委員 最後に,その愛護会の皆さんから聞いて,利用者のニーズにしっかりと応えることができたということでよろしいのでしょうか。
◎玉木正蔵
公園水辺課長 利用状況の多い2ヘクタール以上の公園を中心に,現在その声をきちんと反映していると考えています。
◆林龍太郎 委員 先ほど市民1人当たりの公園面積というお話がありましたが,この面積は政令市の中で,また全国的に見てどのぐらいの位置にある数字でしょうか。
◎玉木正蔵
公園水辺課長 最新の数字ではありませんが,政令市20市の中では6番目となっています。全国的に見ても平均よりも高いレベルだと認識しています。
◆中山均 委員 公園施設長寿命化の遊具等の更新・改修で,東区の議員が東区の公園の場合,遊具等がほとんど使用停止になっていて,各区あるいは所管課で遊具の使える,使えないの基準が違うのではないかと言っていたのですが,そんなことがあるのか,また,全体的に東区に使えないものがたくさんあるということは要するに危険な状態だと思うので,全区的にはどんな状況なのか,ある程度概要はわかるでしょうか。
◎玉木正蔵
公園水辺課長 本来劣化等で危険な状態のものを使用禁止にしているのですが,東区の場合,より安全を高めるために,独自の判断で例えば基礎の部分が地表から出ているといった,使えないことではないものも含めて使用禁止にしていると伺っています。そのために使用禁止がふえているものと考えています。
ほかの区は,劣化により使用禁止にしていて,現在東区のような形では対応していません。
○
深谷成信 分科会委員長 ほかにありませんか。
(な し)
○
深谷成信 分科会委員長 以上で
公園水辺課の審査を終わり,
土木部の審査を終わります。
次に,
下水道部の審査を行います。なお,企業会計である下水道事業会計の決算については,既にさきの9月定例会において認定していますので,その旨御承知おき願います。
経営企画課長から一括して説明をお願いし,質疑に当たっては,内容により担当課長からも答弁をお願いします。
◎平出真史
経営企画課長 下水道部所管の平成30年度決算,一般会計分について説明します。
平成30年度
決算説明資料下水道部分をごらんください。初めに,歳入です。
行政財産使用料は,工事車両の市有地通行に係る使用料です。
次の国設排水機場管理委託金と県営排水機場管理委託金は,西川,鳥屋野潟,胡桃山の3つの国設排水機場と,県営新津川排水機場の運転操作に係る国,県からの委託金です。
次の都市排水応急対策事業債は,県と合併施工で拡幅
改修工事を行う山二ツ排水路,山崎排水路工事
負担金に係る起債です。
続いて,歳出です。
都市計画総務費,下水道事業会計繰出金は,先日決算の認定をいただいた下水道事業会計への繰出金125億5,000万円余です。
次に,
都市排水応急対策費,
浸水対策の推進,排水路の整備は,今ほど歳入で説明した山二ツ排水路,山崎排水路工事の都市排水に係る経費に対する
負担金です。
次に,都市排水対策事業,田んぼダム利活用促進事業は,田んぼからの雨水流出を抑制し,浸水被害を軽減させる目的で,東区の石動地区で2.3ヘクタールの整備を行いました。
次に,
都市排水施設の
維持管理,通船川・栗ノ木川のフラッシングは,県の河川浄化対策事業に係る寄附金で,阿賀野川と栗ノ木川上流から浄化用水を取り入れている事業です。都市排水路の維持は,南区の白根市街地において排水路の
維持管理を白根郷土地改良区に委託しているものです。ポンプ場等の管理運営は,国設の排水機場3カ所及び県営の排水機場1カ所,また市が管理する5つのポンプ場,そのほか市内各所の排水ポンプ設備の運転管理に係る経費です。都市排水経費
負担金は,市内各土地改良区が管理している農業用の排水路や排水機場などの
維持管理費のうち,都市排水分を負担しているものです。
下水道部の今後の課題と取り組みの方向性としては,近年の集中豪雨の増加により
浸水対策の重要性が増しているため,引き続き
優先順位を整理して対策を進めていきます。また,今後急速に進む下水道施設の
老朽化対策についても,ストックマネジメント計画に基づき,効率的な改築,更新を図る必要があります。そのため,選択と集中の観点から経営分析を行うとともに,将来の見通しを見える化し,健全な経営に向けた下水道事業会計への適正な繰り出しを行っていきます。
○
深谷成信 分科会委員長 ただいまの説明に質疑はありませんか。
◆
五十嵐完二 委員 歳出の都市排水経費
負担金について,土地改良区へ約2億1,100万円の負担ですが,どんな算式で計算しているのですか。
◎平出真史
経営企画課長 負担額の計算方法は,それぞれの土地改良区ごとに多少異なります。基本的に,排水に係る経費を農地と市街地,非農地の面積割合をもとにした算式によって算出しています。
◆
五十嵐完二 委員 排水に係る経費の主なものは何ですか。
◎平出真史
経営企画課長 例えば排水機場の電気料や
人件費といったものです。
◆
五十嵐完二 委員 基本的には主にそういうことでしょう。それ以外に,都市排水は確かに農業用排水路を使いますが,日常的に経費がどうかというのはありますので,排水機場に係るものが主流だと思いますが。
もう一つ,通船川・栗ノ木川のフラッシングについて,両河川の浄化対策に係る寄附金があります。新潟市は,寄附金でフラッシングのお金を出しているということですが,寄附金ではなくて,ちゃんとした支出にしてもいいのではないかと思います。これは,どこに出して,何で寄附金なのですか。
◎平出真史
経営企画課長 地方自治法第232条の2で,地方公共団体は,公益上必要がある場合に寄附できるという規定がある旨で寄附を行っています。河川法では,河川工事で受益を受ける者に対して費用の一部を負担させることができる旨の規定はありますが,市町村は受益者とならないという規定があることから,
負担金ではなくて寄附金という形で支出しています。支出先は新潟県です。
◆
栗原学 委員
五十嵐委員の関連で,都市排水の経費負担について,一般会計の繰り出しの土地改良区への
負担金は過去,直近3カ年でも5カ年でも,経年的に一緒ですか。
◎平出真史
経営企画課長 機器の更新などで別途かかるものが負担となることはありますが,基本的に
維持管理に係る部分はほぼ同額となっています。
◆
栗原学 委員 土地改良の市街地に係る排水処理の
維持管理費ということで見ているのですが,近年,先ほど課長が言ったように,水害,災害が多くなっていますが,新潟市内の各土地改良区から
負担金を上げてくれといった話はありますか。
◎平出真史
経営企画課長 一部の土地改良区からは,
負担金を上げてほしいという要望は受けています。
◆
栗原学 委員 農業排水を担うのも土地改良区ですが,こういった都市排水も担っているということで,とりわけ新潟は海抜ゼロで,しかも大河が多いわけですよね。今もテレビでバックウオーター現象だとか,どうしても土地改良も水を大河に排出するために,先ほどの
五十嵐委員の質疑でもあったように,ポンプや重油代や
人件費といった経費がかかるということです。平成30年度,一部の土地改良区から
負担金を上げてくれというのがあったということですが,近年まれに見る水害があるわけですから,全土地改良区が上げてくれということに対しては,市としては今後どういったことを打ち出そうとしていますか。
◎平出真史
経営企画課長 都市排水
負担金の土地改良区側への重要性は認識していますが,財政状況もありますので,今後協議していきたいと思っています。
○
深谷成信 分科会委員長 ほかにありませんか。
(な し)
○
深谷成信 分科会委員長 以上で
経営企画課の審査を終わり,
下水道部の審査を終わります。
以上で本日の日程を終了し,
決算特別委員会第4
分科会を閉会します。(午前11:19)...