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令和 元年 5月22日総務常任委員会-05月22日-01号

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  1. 新潟市議会 2019-05-22
    令和 元年 5月22日総務常任委員会-05月22日-01号


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    最終取得日: 2023-04-22
    令和 元年 5月22日総務常任委員会-05月22日-01号令和 元年 5月22日総務常任委員会               総務常任委員会会議録            令和元年5月22日(5月臨時会)                                     議会第1委員会室 令和元年5月22日    午前 9時58分開会              午前10時24分閉会 〇総務常任委員会  1 審査日程について  2 議案審査    ・総括説明財務部長)    ・財務部       税制課  3 委員間討議    ・付託議案について  4 意見要望採決
    出席委員  (委 員 長) 平   あや子  (副委員長) 高 橋 哲 也  (委  員) 古 泉 幸 一  佐 藤 耕 一  平 松 洋 一  田 村 要 介         豊 島   真  渡 辺 有 子  小 柳   聡  小 山   進         高 橋 三 義  吉 田 孝 志 〇出席説明員  財務部長       朝 妻   博  税制課長       中 津 昌 樹  以上のてんまつ会議録のとおりであるので署名する。     総務常任委員長  平   あや子平あや子 委員長  ただいまから総務常任委員会を開会します。(午前9:58)  本日の欠席はありません。  5月臨時会で当委員会に付託された議案は,お手元配付付託表のとおりです。  審査日程についてお諮りします。お手元配付の案のとおり行いたいと思いますが,いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○平あや子 委員長  そのように行います。  本日使用する資料については,本日お手元配付していますので,御確認願います。  これより,日程に従い議案審査を行います。  初めに,財務部長から総括説明をお願いします。 ◎朝妻博 財務部長  本臨時会に提案した案件は,市税条例の一部改正に係る市長専決処分の1件です。3月27日に成立し,29日に公布された地方税法の一部改正のうち,4月1日施行分について,専決処分をしたものです。改正内容税制課長から説明します。  私からは,出納閉鎖も間近になり,平成30年度収支状況がおおむね見通せる段階になったので,現段階での決算見込みについて報告します。  配付資料の表は,歳入歳出が同額となる制度融資分を除く平成30年度決算見込み額と2月補正後の現計予算額比較した増減を示しています。初めに,歳入増減額とその主な理由説明します。市税について,個人市民税給与収入見込みを若干上回り,法人市民税製造業金融保険業などを中心に当初の見込みを上回ることから,いずれも増収となる見込みであり,市税全体では現計予算額を5億円程度上回る見込みです。  次に,譲与税交付金について,地方消費税交付金軽油引取税交付金がそれぞれ見込みを上回ったもので,全体で予算額を7億円程度上回る見込みです。  次に,地方交付税について,各地の災害関連財政需要が増加したことから,特別交付税予算額を4億円程度下回る見込みです。  次に,国・県支出金について,予算額を16億円程度下回る見込みで,生活保護世帯数や人員が当初の見込みを下回ったこと,障がい者の地域生活支援に伴う国の補助額予算を下回ったことなどによるものです。  次に,市債について,予算額を37億円程度下回る見込みで,建設事業費請負差などの歳出不用による起債額の減少に加え,収支状況を踏まえ,地方交付税措置のない退職手当債建設事業債発行額を17億円ほど調整したことにより,起債額が減少したものです。  これらの結果として,歳入全体の決算額は,歳入小計①のとおり3,942億円余,現計予算に比して47億円の減収見込みとなっています。一方,歳出歳出全体の決算額は,歳出小計②のとおり3,902億円余,現計予算に比して87億円の減となっています。この増減の主な内訳は,一般会計での不用額が76億円程度特別会計への繰出金不用額が11億円程度です。一般会計不用額の主な理由は,社会保障関係費において見込みを下回ったことによるもの,除排雪を含む道路街路橋梁関係などの事業費の減によるもの,退職手当では募集退職者が当初見込みを下回ったことなどによるものです。また,特別会計では下水道会計介護会計において事業費給付費が当初見込みを下回ったことなどによるものです。  この結果,決算剰余金は,差し引き①マイナス②のとおり40億円程度となる見込みで,こちらが令和元年度への繰越額となりますが,この処理として,今後の補正予算財源として,過去の所要一般財源額参考に20億円程度を留保し,残りを財政調整基金に積み立てたいと考えています。  最後に,基金状況です。6月補正で20億円を積み立てた場合,当初予算の5億円と合わせて,令和元年度末の残高は60億円となります。 ○平あや子 委員長  ただいまの説明質疑はありませんか。 ◆高橋三義 委員  繰り越しが40億円とのことですが,喜ばしいことかわかりません。  退職手当債が11億円減り,平成30年度発行金額は幾らになりますか。 ◎朝妻博 財務部長  退職手当債発行を全て取りやめたので,ゼロです。 ◆高橋三義 委員  次に,市税が5億円ふえていますが,平成29年度に比べ,全般的にどうふえましたか。 ◎朝妻博 財務部長  表は2月補正後の予算との比較です。年度途中で税収財源として補正を行っているので,前年度比で税収の増加はさらに大きな額です。単純に比較をすると,税収は対前年度比120億円以上伸びていますが,平成30年度個人所得割関係で県費の教職員負担金,2%の税源移譲分があります。ただし,その影響額を差し引いても10億円程度は伸びている状況です。 ◆高橋三義 委員  次に,繰越金について,今,基金がなくなっている分,繰越金基金に積み立てたらどうかと私はずっと提案しています。今回,20億円を積み立てることは大変喜ばしいことですが,何で20億円なのか。20億円と決めた理由はありますか。 ◎朝妻博 財務部長  先ほど申し上げたように,剰余金40億円のうち補正財源として20億円を一旦留保することについては,政令市移行後,各年度いろいろ補正予算編成してきましたが,その所用の一般財源平均額が20億円ちょっとで,これを参考にしています。補正予算内容は,各年度いろいろあるので,一概にその平均額が今後の必要額と一致するかは別問題の部分もありますが,それらを踏まえて一旦20億円程度としています。 ◆高橋三義 委員  令和年度予算も20億円の繰越金がある予定で組んでいるわけでなくて,繰越金はゼロで組んでいるのですよね。 ◎朝妻博 財務部長  旧新潟市の財政運営としては,当初予算上,前年度からの繰越金を例えば10億円として予算計上を行っていたこともありましたが,政令市移行段階で当初予算額名目計上の1,000円のみというやり方に変えています。 ◆高橋三義 委員  今までに沿った20億円を積み立てなくても,令和年度予算を計画しているのであれば,20億円ありきではなくて,例えば40億円だったら40億円を全部基金に積み立てる。いろいろ節税を行い,8億円の中から5億円を積み立てたと皆さんは言っていますが,前年に比べて66億円の市債発行しているので,5億円を積み立てなければ,61億円の発行で済むでしょうと聞けば,部長はそうですと答えましたよね。そうであれば当初予算で5億円を積み立てるのではなくて,繰越金が40億円出たので,40億円を基金に積み立て,当初予算の5億円を取りやめるという方式もあるのではないか,そのほうがいいのではと考えますが,その辺は検討しましたか。 ◎朝妻博 財務部長  財政運営についてはいろいろな考え方があると思いますが,当初予算繰越金が1,000円計上であることは,当初予算上はバランスがとれているということで,補正予算に必要な財源があらかじめどこかに留保されているということではありません。旧新潟市の財政運営的には,例えば法人税割を当初予算で10億円保留する,要は見込み額より10億円少なく当初予算計上するということを行っていましたが,議会意見に従って,見込み額は全額計上すべきということで,そういう方式をやめた経緯があり,したがって当初予算内容としてあらかじめ補正予算財源がどこかにセットされているということはないのが現状で,最近は6月以降の補正予算繰越金財源にして一般財源に充当する形で補正を組むことを続けています。当然この40億円の処理についてもいろいろな考え方があると思いますが,今申し上げたこと,実質的にはこの繰越金財源として補正予算編成しなければならないので,その分をあらかじめ用意しました。一旦全額を積んで,補正のたびに必要な分を取り崩すとの考え方があるのは当然に承知していますが,これまでのやり方に倣って,今のところ,こういう処理を考えています。 ◆高橋三義 委員  しつこくて悪いですが,こういう財政危機基金をたくさん積み立てましょうと当初から5億円を積み立てる方向性で,繰越金自体を当てにした予算編成ではありません。今は皆さんの案なので,私の考えをもう一回参考にしながら,例えば40億円を全部基金に組み込んで,当初の5億円をやめる形も検討してもらいたいと思いますが,どうですか。 ◎朝妻博 財務部長  これは現段階での決算見込みを速報的に説明しました。出納整理期間が終わると決算額が確定しますが,今までの経験則からいっても数億円は動きますので,それを踏まえて,どう処理するか考えますし,6月の補正予算編成に臨みます。 ◆吉田孝志 委員  歳出不用額部分で,請け差なども大分見受けられますが,以前であれば請け差があったときは要望があるものは,前倒してどんどんその要望に応えていくことも行われていました。今は財政を緊急に立て直すということで当初予算事業計画を基本として,今後も請け差はこういった形で基金に積み回す方向でしょうか。 ◎朝妻博 財務部長  収支状況次第だと思いますが,最近の年間の財政運営的には,例えば工事発注平準化という意味では,12月の段階補正予算繰越明許費を組んである,あるいは2月の段階でも一定程度前倒し予算を組んでいます。そういう意味では前年度からの取り組みの中で,いわゆる経済対策的な意味合いを持つ予算の執行については意を用いています。請け差処理については,一旦締めてしまえばその剰余金をどう使うかとの問題に変わるので,補正予算段階で一定程度見込まれるのであれば,それを活用して何か別の手だてを打つことは考えられるかもしれませんが,すべからく収支次第と考えています。 ◆吉田孝志 委員  いろいろな事業を見直して,当初予算では5億円を積むとのことで頑張って捻出したわけです。ある意味想定された部分としては,事業請け差や,当初予算の見積もりをしたところからの剰余が出るのは予想されていましたが,今まではそれを基金に積み回すといった方向はとってこなかったわけです。でも,今緊急の部分で5億円に対して40億円といった大きな金額が出てくる。今後も,全体のボリュームが3,900億円といったところから考えると,四,五十億円くらいはどんどん出てくることが予想されます。もう一度確認しますが,来年度末もこんな方向ですか。 ◎朝妻博 財務部長  ここ直近の決算状況を振り返ると,平成28年度は,法人税割地方消費税交付金といった一般財源が大幅に予算割れをする状況で,その対応に苦慮しました。平成29年度は,除雪に要する経費が記録的にかかり,この歳出予算を捻出するために非常に苦労しました。平成30年度は,歳入歳出ともにそういった要因がなくて,順調に決算までたどり着いた関係でこういう収支状況になっているので,歳出不用額だけではなくて,歳入状況はどうか,ことしも税収交付税の動向はこれからなので,全体を踏まえた上での対応になると思います。 ○平あや子 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○平あや子 委員長  以上で財務部長総括説明を終わります。  次に,財務部税制課審査を行います。  税制課長から説明をお願いします。 ◎中津昌樹 税制課長  議案第43号市長専決処分についての令和元年度分,専決第1号新潟市税条例の一部を改正する条例についての専決処分書です。議案書,2ページ以降となりますが,配付資料に基づき説明します。  平成31年3月27日に地方税法等の一部を改正する法律が国会で可決され,3月29日に公布されました。そのうち,施行日平成31年4月1日のものについては,市税条例においても同様に規定を整備する必要があることから,条例改正専決処分をしたものです。  初めに,1,個人市民税住宅ローン控除に係る適用手続要件緩和です。住宅ローンを使って住宅購入または新築等をした場合,年末時点のローン残高または住宅取得対価のうち,いずれか少ないほうの金額の1%になりますが,所得税の額から控除できることとなっていて,所得税で控除し切れない場合は,そのし切れない額について個人住民税でも控除できるとの仕組みになっています。これまで個人住民税において住宅ローン控除を適用する場合,納税通知書が送達されるまでに申告書を提出しなければならないとの要件が付されていましたが,平成31年度分個人住民税からこの要件が不要になるという改正が行われ,納税通知書の発送時期を考慮すると,6月定例会での条例改正では間に合わないことから,今回,専決処分をしたものです。  次に,2,地方税法改正に伴う条文整理固定資産税軽自動車税などで既に施行日平成31年4月1日として規定していたもののうち,このたびの地方税法改正により市税条例で引用している条,項の番号が変更されたものや,あるいは地方税法での規定の仕方が変わったものについて,必要な引用項の修正や文言整理を行ったものです。  なお,このたびの地方税法改正に伴う専決処分以外の市税条例改正項目は,今後,条例改正の際に改めて説明します。 ○平あや子 委員長  ただいまの説明質疑はありませんか。                    (な  し) ○平あや子 委員長  以上で税制課審査を終わり,財務部審査を終わります。  以上で議案審査を終わります。  次に,付託議案について委員間討議を行いたいと思います。  委員の皆様から御意見がありましたらお願いします。                    (な  し) ○平あや子 委員長  以上で委員間討議を終わります。  これより意見要望採決に入りますが,採決に当たっては,各会派の態度等を含め,休憩は必要でしょうか。 (「必要ない」との声あり) ○平あや子 委員長  それでは,続行します。  これより意見要望採決を行います。  当委員会に付託された議案第43号について意見をお願いします。 ◆豊島真 委員  翔政会を代表し,令和元年5月臨時会において,議案第43号に対して賛成し,意見要望はありません。 ◆渡辺有子 委員  日本共産党新潟市議会議員団を代表し,今回提案された議案第43号市長専決処分については承認します。 ◆小柳聡 委員  民主にいがたを代表して,当委員会に付託された議案第43号に賛成します。意見要望は特にありません。 ◆小山進 委員  新潟市公明党を代表して,本委員会に付託された議案第43号市長専決処分については承認します。意見要望はありません。 ◆高橋三義 委員  新市民クラブを代表して,議案第43号に対し賛成し,意見要望ありません。 ◆吉田孝志 委員  無所属,吉田です。賛成です。意見要望はありません。 ○平あや子 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○平あや子 委員長  それでは,これより採決を行います。  議案第43号について,本案原案のとおり承認することに賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○平あや子 委員長  挙手全員です。したがって,本案原案のとおり承認すべきものと決定しました。  以上で採決を終わります。  本日結論が出た案件については,会議規則第102条の規定により委員会報告書を作成し,議長に提出したいと思います。  以上で本日の日程を終了し,委員会を閉会します。(午前10:24)...