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  1. 川崎市議会 2020-04-09
    令和 2年  4月健康福祉委員会-04月09日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    令和 2年  4月健康福祉委員会-04月09日-01号令和 2年  4月健康福祉委員会 健康福祉委員会記録 令和2年4月9日(木)    午前10時00分開会                午前11時38分閉会 場所:601会議室 出席委員:原 典之委員長、赤石博子副委員長、嶋崎嘉夫、斎藤伸志、各務雅彦、浜田昌利、      川島雅裕、岩隈千尋、鈴木朋子、渡辺 学、吉沢章子、三宅隆介各委員 欠席委員:なし 出席説明員:(病院局)田邊病院局長髙田総務部長岡経営企画室長関庶務課長、        篠山庶務課担当課長郷野経営企画室担当課長市川経営企画室担当課長、        田中経営企画室担当課長植竹経営企画室担当課長       (消防局)日迫消防局長馬場総務部長熊谷総務部担当部長庶務課長事務取扱、        原田警防部長鈴警防部担当部長警防課長事務取扱富樫予防部長、        大友予防部担当部長予防課長事務取扱岡澤予防部火災予防対策担当部長、        小金澤総務部企画担当課長間宮救急課長 日 程 1 所管理事者の紹介及び事業概要の説明      (病院局)      (消防局)
        2 その他                午前10時00分開会 ○原典之 委員長 ただいまから健康福祉委員会を開会します。  お手元のタブレット端末を御覧ください。本日の日程は、健康福祉委員会日程のとおりです。  日程事項に入ります前に、申し上げます。  新型コロナウイルスに対する感染予防のため、委員会開催中に適宜換気を行います。その際には小休憩を取ることといたしますので、御協力をよろしくお願いいたします。また、同じく感染予防のため、当面の間、座席につきましては1つの机に対して2人がけとし、出席者の間の距離を確保したいと思います。  ここでお諮りいたします。本委員会の座席については、ただいま御着席されているとおりでよろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○原典之 委員長 御異議ないようですので、御着席のとおり決定させていただきます。         ───────────────────────── ○原典之 委員長 ここで、日程に入る前に、病院局長から発言の申し出がございますので、よろしくお願いいたします。 ◎田邊 病院局長 おはようございます。昨年度から引き続きまして病院局長を務めさせていただきます田邊雅史でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  初めに、このたび多摩病院におきまして、医師及び看護師の新型コロナウイルスへの感染が判明いたしました。患者の皆様、御家族の皆様、市議会の皆様、さらに市民の皆様に御不安等をお与えしたことにつきましておわび申し上げる次第でございます。  今後とも、市立病院が安全で安心な医療を安定的に提供できるよう努めてまいりますとともに、新型コロナウイルス感染患者への対応につきましては、市立病院の職員が一致団結し、協力をしながら、医療崩壊を招かないように努めてまいりたいと考えております。公立病院としての使命を果たしてまいりたいと考えておりますので、引き続きより一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 ○原典之 委員長 報告は以上のとおりです。  本件はこの程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○原典之 委員長 それでは、日程に入りたいと思います。  初めに、病院局関係の「理事者の紹介及び事業概要の説明」に入ります。  理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎田邊 病院局長 それでは、改めまして、委員の皆様方には、日ごろから病院事業に対しまして、御支援、御協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。  本日は、病院局理事者の紹介と事業概要の説明をさせていただきます。それでは、着席させていただきます。  初めに、病院局幹部職員を紹介させていただきます。  病院局の管理職は、病院の医師等を含めますと合計174名でございます。本日は、本庁職員の管理職8名を紹介させていただきます。  お手元のタブレット端末から1-1-1、所管理事者の紹介及び事業概要の説明(病院局)のファイルの17ページを御覧ください。本庁の業務概要と担当職員名を載せてございますので、御参照願います。  初めに、総務部長、髙田智幸でございます。  続きまして、経営企画室長、岡正でございます。  庶務課長、関広文でございます。  庶務課担当課長、篠山薫でございます。  経営企画室担当課長、郷野広和でございます。  経営企画室担当課長、市川寛でございます。  経営企画室担当課長、田中良典でございます。  経営企画室担当課長、植竹勇でございます。  最後に、委員会の担当者を紹介いたします。  庶務課課長補佐庶務人事係長、足立雄介でございます。  同課主任、岩倉努でございます。  以上で紹介を終わらせていただきます。  引き続き、病院局の事業概要につきまして関庶務課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎関 庶務課長 それでは、病院局の事業概要を御説明いたしますので、ただいま御覧いただきました令和2年度事業概要の4ページを御覧ください。  初めに、1、病院事業の体制の(1)病院事業の経営形態でございます。本文の2段落目でございますが、本市におきましては、経営組織の効率化と経営責任の明確化を図るため、地方公営企業法を全部適用するとともに、人事・予算権限を持つ病院事業管理者を設置し、迅速な意思決定や機動的な業務執行など、企業性を発揮した病院運営が可能な体制としております。また、多摩病院につきましては、開設当初から指定管理者制度を採用し、学校法人聖マリアンナ医科大学がその運営管理を行っております。次に、(2)市立病院の機能でございますが、下の図にございますとおり、市立病院は市内にバランスよく配置しているところでございます。  各病院の具体的な医療機能でございますが、次のページを御覧ください。川崎病院は、高度・特殊・急性期医療、救急医療を中心に、小児から成人、高齢者、妊産婦等の医療、精神障害者に対する救急医療を提供しております。また、市内唯一の感染症病床を有するとともに、災害拠点病院、神奈川県がん診療連携指定病院などの役割を担っております。  次に、井田病院は、南部地域の中核病院、地域がん診療連携拠点病院として、増大するがん等の成人疾患医療、救急・災害医療、緩和ケア医療を担うほか、市内唯一の結核病床を有しております。  次に、多摩病院は、北部地域の中核病院として、小児救急を含めた救急医療を中心に、高度・特殊・急性期医療などを提供するとともに、地域医療支援病院としての役割も担っております。このように市立3病院はそれぞれの特色を生かし、連携しながら、多様化する市民の医療ニーズに対応しているところでございます。  続きまして、次の6ページを御覧ください。2の基本的な施策の方向性と施策体系でございます。市立病院には市民に信頼される安全・安心な医療の提供が求められておりますことなどから、川崎市立病院中期経営計画2016-2020におきましても、信頼される市立病院の運営を目標とし、下の図にありますとおり、この目標の達成に向け4つの基本方針と3つの取組課題を掲げ、事業を推進しているところでございます。  1枚おめくりいただきまして、7ページを御覧ください。3、主な取組についてでございます。こちらは前のページで御説明いたしました3つの取組課題ごとに具体的な取組を記載してございます。初めに、(1)医療機能の充実・強化でございます。アの救急医療の強化でございますが、川崎病院は、小児科初期救急患者を受け入れる南部小児急病センターや重篤な救急患者の診療に当たる救命救急センターを運営し、重篤な救急搬送患者については、ほぼ断ることなく受入れを行っております。また、井田病院は市のほぼ中央に位置する救急告示病院として、多摩病院は北部保健医療圏救急告示病院として救急医療を提供しているところでございます。  次に、イの災害医療機能の維持・確保でございますが、川崎病院及び多摩病院は、災害拠点病院として、災害時における重症患者の受入れや救命医療、広域的な搬送の対応などを行うとともに、井田病院は、神奈川県災害協力病院として災害拠点病院と連携し、災害時における傷病者等の受入れや治療を行います。  次に、1枚おめくりいただき、8ページを御覧ください。ウのがん診療機能の強化でございますが、井田病院は地域がん診療連携拠点病院として、川崎病院は神奈川県がん診療連携指定病院として質の高いがん医療機能・体制を確保するとともに、患者等に対する相談支援を行うことにより、地域のがん医療水準の向上や患者サービスの向上にも努めております。また、平成30年度には、1回の検査で全身のがん細胞の位置や大きさなどを調べることができるPET-CT本市南部地域で初めて川崎病院へ導入いたしました。さらに、令和2年度には、白血病や悪性リンパ腫など免疫力が低下している患者を感染症から守るため、新たに高性能な空調設備等を備えた無菌室を川崎病院に整備いたします。  次に、エの地域周産期母子医療センターの運営でございますが、川崎病院では、NICU(新生児集中治療管理室)6床を運営し、周産期に係る高度な医療を行うことができる地域周産期母子医療センターの役割を担っています。引き続き同センターの安定的な運営を行い、市内周産期救急医療システムにおける中核病院として体制の充実に努めてまいります。  1枚おめくりいただきまして、9ページを御覧ください。オの緩和ケアの推進でございますが、井田病院では、医師、臨床心理士、看護師、栄養士、薬剤師など多職種の緊密な連携によるチーム医療を行っており、患者さんの病状に合わせて、入院、外来、在宅のいずれであっても安心して緩和ケアを受けることが可能となっております。  次に、カの地域医療連携の推進でございますが、これまでの病院完結型の医療提供体制は地域完結型に移行しており、市立病院と地域の医療機関とのより一層の連携が求められております。こうしたことから、多摩病院では平成23年2月に地域医療支援病院の承認を、また、川崎病院におきましても平成28年3月に承認を受け、運用しているところでございます。今後も引き続き、紹介患者に対する医療の提供を推進するとともに、医療機器の共同利用や地域の医療従事者を対象とした研修の実施、救急医療の提供など、その役割を果たしてまいります。  次に、キの在宅復帰支援在宅療養支援の推進でございますが、井田病院では、病院と在宅との円滑な橋渡しを目的として、地域包括ケア病棟を平成28年11月に45床整備し、入院患者の在宅復帰に向けたリハビリテーション医療の提供や、1枚おめくりいただきまして、10ページでございますが、療養指導等の役割を担っています。また、令和元年7月には、地域の在宅療養患者の緊急時の受入れを行う在宅療養後方支援病院を届け出るなど、地域の在宅医をサポートする取組を進めております。川崎病院におきましても入院患者のADLの維持、回復による円滑な在宅復帰を支援するため、リハビリ提供体制を強化し、リハビリの早期介入と充実を図っています。  次に、クの結核・感染症医療の確保でございますが、川崎病院では市内唯一の感染症病床を、また、井田病院は市内唯一の結核病床を有しており、いずれも第二種感染症指定医療機関に指定されております。また、現在感染が拡大しております新型コロナウイルスに関しましては、これまでもクルーズ船で確認された感染患者の受入れ等を行ってまいりましたが、今後も市立3病院ともに、引き続き、感染患者の入院対応など可能な限り取り組んでまいります。なお、今後のさらなる感染拡大に備え、県が提示した神奈川モデル医療提供体制の構築に向け、川崎病院では重症患者の対応を行う高度医療機関として、井田病院と多摩病院は中等症患者の対応を行う重点医療機関として、それぞれが機能を発揮できるよう必要な施設改修や設備の導入等を進めているところでございます。  次に、ケの川崎病院医療機能再編整備の推進でございますが、川崎病院は、医療政策の変化や救急需要の増加などに対応するため病院改修等を行ってまいりましたが、建築後20年以上が経過し、施設等の狭隘化や老朽化が課題となっていることから、平成30年3月に川崎病院医療機能再編整備基本計画を策定し、医療機能の強化、拡充を進めております。まず初めに、既存棟の地下にエネルギー設備が集中的に設置されていますので、災害による水没や老朽化による故障のリスクを回避するため、今年度からエネルギー棟給水ポンプ棟を先行整備し、エネルギー設備等を更新してまいります。令和2年度秋頃からの工事着手、令和4年度からの施設稼働を予定しております。また、救命救急センター棟の新築と既存棟の改修を進めており、既に基本・実施設計に着手、令和3年度の設計完了後、まずは救命救急センター棟の新築工事に着手してまいります。  1枚おめくりいただき、11ページを御覧ください。次に、コの井田病院再編整備の推進でございますが、がん等の高度、特殊な医療の提供、成人疾患医療の強化、二次救急医療の充実など、医療機能の強化を基本方針として改築工事を実施し、平成27年4月に全面開院いたしました。平成29年度に立体駐車場及び院内保育所を整備し、令和元年度に井田病院西側斜面防護工事等が完了したところであり、令和2年度に、病院敷地内の広場整備工事の完了により、井田病院の再編整備が全て完了いたします。  次に、(2)医療の質と患者サービスの向上でございます。初めに、アの人材の確保と育成の推進でございますが、質の高い医療、看護を安定的に提供していくためには、優秀な医療人材の安定確保は重要であり、今年度におきましても、看護師確保のための学校訪問や、助産師、看護師、その他医療技術職養成校の学生実習の受入れ等を実施してまいります。また、人材育成計画に基づき、医療に関わる高度な知識と経営感覚を兼ね備えた職員の育成を進めるとともに、臨床研修指定病院として、将来の医療を担う初期臨床研修医の指導、育成に取り組みます。  次に、イの入退院支援患者相談支援体制の充実・強化でございますが、地域医療連携の推進やがんに関する相談、入退院または転院時の相談支援体制の強化など、患者さんに対するサポート体制の充実を図るため、平成30年4月に患者総合サポートセンターを川崎病院に開設いたしました。地域医療支援病院として、地域医療連携の取組を推進するとともに、患者さんに対するきめ細やかな相談支援体制を構築しております。また、入退院支援体制充実の取組として、患者が安心して入院医療を受けられるよう、一部の診療科を対象に入院前に、入院中の検査、治療等の患者さんへの説明や円滑な退院に必要な患者情報の確認を行う入院センター窓口を令和2年度から設置いたしまして、今後、全診療科に対象を拡大してまいります。  1枚おめくりいただき、12ページを御覧ください。次に、(3)強い経営体質への転換でございますが、医療機能の充実、強化や精度の高い診療報酬請求、未収対策の強化など、診療収入の確保に努めるとともに、仕様の精査、見直し等による委託料の縮減、医療材料や薬品等のより安価な同等代替品への切り替えなど、経費の縮減に取り組んでまいります。また、病院の経営状況や課題等に係る情報の共有化による病院職員の経営意識の醸成や、中期経営計画の適切な進捗管理、次期計画の策定など、経営管理体制の強化を進めてまいります。  事業概要の説明は以上でございます。  なお、13ページ以降には、組織機構図のほか、18ページに職員定数、19ページに病院事業の沿革など、各種資料を掲載してございます。また、本日の参考資料といたしまして、市立3病院のパンフレットを配布させていただきましたので、後ほど御参照いただければと存じます。  以上で病院局の事業概要の説明を終わらせていただきます。 ○原典之 委員長 説明は以上のとおりです。  質問等がありましたら、お願いいたします。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。まず質問に入る前に、1点確認させていただきたいんですけれども、きのうも新聞にちょっと出ていたんですけれども、我々議会として、市の職員さんたちの今回のコロナの件に関して、負担軽減にということで、市長から先日要望がありまして、健康福祉局、それから病院局と区役所に対しては問い合わせを若干控えてくださいよというお願いがあったわけなんです。これについては、我々としても節度を持ってきちんと皆様方の業務負担の軽減に資するということは、協力するのは当たり前の話なんですけれども、ただ一方で、私も会議の中で聞いたのが、どの部門が忙しいのかということをもう少し明確化できませんかということをお話ししたんですね。そうすると、議会局いわく、市長から言われているのが医療部門と保健部門というざっくりとした話なのでということで、大きな網をかけて、お話が聞けないと。そうすると、この常任委員会での指摘しか実際のところできないわけなんです。  それで、今日はせっかく皆さん方がいらっしゃっているので、我々も協力するに当たって、病院に直接問い合わせるような議員というのはなかなかいないと思うんですけれども、実際どの部門が忙しいのか、業務が逼迫しているのかというのを教えていただきたい。これは局長、どこが忙しいんですか。 ◎田邊 病院局長 病院現場につきましては、御指摘のとおり全てが忙しいという状況で、今、協力し合って対応を図っております。本庁部門につきましても、実際問題といたしまして、総務部門と経営企画室部門がございますけれども、総務部門につきましては、病院と連携をしながら、報道対応等も含めて毎日のように残業をしているという状況になっておりまして、実際問題として、今、多摩病院からは出ておりますけれども、職員からはまだコロナの感染患者は出ておりませんが、やはり病院現場において、疑いということで、最近、毎日のように職員のPCR検査をお願いしているという状況があります。朝、検体を出しまして、結局、結果がわかるのが夕方の6時とか7時になります。そうすると、それまで待機をして、どきどきしながら待っているわけです。万が一、陽性になった場合の報道対応とか、議会の皆様への情報提供のための下準備をしておいて、結果がわかった段階で、陰性となるとそこで一段落というような毎日を繰り返しているという状況が続いておりますので、総務部門の中でも庶務課はそんな状況になっております。  さらに、経営企画室では多摩病院を所管しておりまして、まさに昨日、一昨日の多摩病院の対応に向けて、やはり毎日同じような状況を繰り返しているという状況になっているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 分かりました。いずれにしても、先ほどの繰り返しになりますけれども、協力をするところは協力するんですが、今、局長が御指摘いただいたことといいうのは、ここ1週間ぐらいのお話ですね。多摩病院の話にしてもそうですし、あと、今お話しのあった庶務課、なので、我々もどこが忙しいのかわからないから、やっぱりそこら辺はもう少しきちっと明確化していただきたいと思いますが、それはよろしくお願いいたします。  続いてなんですけれども、この間、皆さん方、病院局として、先ほど神奈川モデルの言及も庶務課長からありましたけれども、今回、ダイヤモンドプリンセスの話も含めて受入れ等々行ってきたと思うんですが、病院局からの情報提供に関しては、これまで議員に対しては、報道発表資料タブレットについてもほとんどないんですね。ですから、分かる範囲で構いませんので、御説明いただければありがたいと思います。 ◎髙田 総務部長 ただいま御指摘いただきました神奈川モデルの話でございますけれども、この公表はまだされていないと思いますが、これから神奈川県のほうで公表されると思います。県の神奈川モデルを所管しております新型コロナウイルス感染症の本部がございまして、その本部と、市の本部というのが健康福祉局にございまして、その両者が市立病院のほうに協力の依頼という形で説明をしていただいています。それぞれ個別に説明をされておりますけれども、それについて、それぞれ3病院ともできる限りの協力をしていくという姿勢で臨んでいます。具体的にどれだけ受けられるかとか、これからコロナの患者がどれだけ来るかということも議論の中では幾つか想定されていますけれども、設備の具合、それから病院の医療スタッフにも限界がございますので、そういうことも含めて、また物資もございませんので、その辺も県本部等にこちらからも要望を出したいということで、これから体制をつくっていくという調整を今進めているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 今、神奈川モデルのお話がありましたけれども、この間、1月下旬から今日に至るまで、病院局として大体どういうような取組をしたのか、それもお答えください。 ◎髙田 総務部長 ダイヤモンドプリンセスの関係も、まず、先ほど説明がございましたけれども、市立川崎病院は第二種感染症指定医療機関として、市内で唯一の感染症を受け入れるということで、川崎病院は前面に立ってダイヤモンドプリンセスの患者さんも引受けをさせていただき、それ以外で、それで足りない部分も、市内のいろいろな病院が受けたり、すぐ退院される方もいらっしゃったんですけれども、そういう意味では、市立の3病院ともダイヤモンドプリンセスの患者さんを少なからず診られる範囲で診ているという形です。  隔離できるということが非常に難しくて、川崎病院ではそういう設備が施されていますので、市立川崎病院はそれを前面に行っていましたけれども、井田病院も、多摩病院も隔離がされて、できるという状況のもとに、安全を配慮することができるということで数名程度対応させていただいて、もちろん重症な方は対応できませんので、軽症の方とか、まだ陽性ではない疑いの患者さんというレベルで、井田病院、多摩病院も協力をいただいているという実情でございます。その間、そういう形で、ダイヤモンドプリンセスは約1か月間ぐらい対応させていただいて、それからちょっと一段落したところで、3月上旬ぐらいですか、市中感染が徐々に増え出して、今、職員のほうも感染の疑いがあるということが度々あるという状況になっております。 ◆岩隈千尋 委員 例えば井田、川崎病院にしてもそうですけれども、感染症に対しての病床がある程度ある中で、今の現状を具体的な数字とともにお答えください。 ◎田邊 病院局長 公表はしていないんですけれども、現在も、3病院ともそれぞれそれ相応の、川崎病院で言うと10名程度、ほかの2病院でもその半分程度の患者さんの受入れを行っております。ダイヤモンドプリンセス以降、3病院合わせて延べ50名近くの患者さんの受入れを行っているということでございまして、川崎病院につきましては、感染症指定医療機関ということで名を打っておりますので、受入れの際にはきちんと公表はさせていただいておりますが、井田と多摩につきましては、やはり風評被害がかなり心配されます。そういうこともありまして、なるべく公表は差し控えてきているという状況でございますが、報道等で公表といいますか、名前が出てしまっているというような状況もあろうかと思います。 ◆岩隈千尋 委員 最後に1点、今、局長から御指摘いただいたように、多摩病院だったり、聖マリアンナというのは複数の陽性患者さんが発生してと、多摩病院に至っては救急とか、外来の部門を閉鎖するということで、外来中止で市民に対しては市民サービスという形では影響が出ていると思うんですけれども、仮に川崎病院とか井田病院で発生した場合のいわゆる事業継続とかそういったところについてはどのように考えているのか、最後に教えてください。 ◎田邊 病院局長 まさに先ほど申し上げたとおり、毎日、職員の感染の疑いでPCR検査を出しております。その際に、もし陽性が分かったときには業務継続をどうするのかというシミュレーションは確実に毎日行っております。保健所とも連絡を取ってやっておりますし、基本的には病院は毎日消毒活動を行っているということもございますので、基本的にいきなり外来とか病棟が閉鎖されるということにはならないと考えているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 本当に言わずもがなですけれども、病院の先生方を含め、医療従事者の皆様方は最前線中の最前線ですから、安全の確保だけはしっかりお願いしたいと思います。結構です。 ◆浜田昌利 委員 昨日は10人の方が感染されたと発表されたんです。報道されたのを見ますと、みんな10人とも市の健康安全研究所で遺伝子検査を実施して、そして判明したとなっているんです。でも、全国的な報道を見ていると、PCR検査で分かったとかという方はいいんですけれども、川崎市の場合は健康安全研究所の遺伝子検査、こちらのほうを重んじているんでしょうか。 ◎関 庶務課長 昨日、10名という形で報道発表されていると思いますが、こちらは検査のほうが、保健所のほうで検体を採取しまして、健康安全研究所で行っているPCR検査の結果ということでございまして、健康福祉局からは、それとは別に遺伝子検査をして、その結果で患者さんが判明して公表しているという事実はいただいておりませんので、こちらのほうも恐らくPCR検査の結果ということでよろしいかと思います。 ◆浜田昌利 委員 そうすると、ここの報告では健康安全研究所で遺伝子検査を実施して判明と書いてあるんですけれども、遺伝子検査とPCR検査というのはイコールなんですか。 ◎関 庶務課長 一般名称としてPCR検査ということで、遺伝の仕組みを用いてウイルスを発見するという仕組みでは一緒ということではないかと思います。 ◆浜田昌利 委員 分かりました。 ◆吉沢章子 委員 今のPCR検査なんですけれども、政府では1日2万件というような話も出ておりますけれども、今ある絶対量が足りないのは現状でも言われていまして、民間を含めてのPCR検査の手配の状況は今どうなっているんでしょうか。 ◎関 庶務課長 PCR検査につきましては、今申し上げたとおり、保健所のほうで行うというものでございまして、今現在、市立病院では実施しておりません。  ただ、委員がおっしゃられるように、検査数が少ないというところがございますので、今、健康福祉局のほうでその拡大に向けて動いているというのは伺っているところでございます。 ◆吉沢章子 委員 ありがとうございます。  それと、先ほどの病院の件なんですけれども、きのうも報道の中では、神奈川モデルで、中等症の病床は100床しかないというふうなお話があって、2,500を目指しているという話なんですけれども、きのうの100床の中には、多摩病院と井田病院はカウントされていると考えてよろしいですか。 ◎髙田 総務部長 県はまだイメージみたいな形でその数字を出されておりますけれども、川崎のプランとして、協力できるところは協力してほしいということで、井田も、多摩も、重点医療機関になることについて、その方向で調整をさせていただいて、ある程度想定をしております。数字的にも、まだ公表されておりませんけれども、井田では20床程度というふうに今考えております。多摩はまだ状況把握ができておりません。そういうことで、井田も、多摩も重点医療機関になることは間違いないと思っております。 ◆吉沢章子 委員 御答弁ありがとうございました。やはり井田は結核病棟も持っていますので、病床としては確保できる可能性はすごく高いのかなと踏んでいたんですが、やはりそういうことですか。 ◎髙田 総務部長 ただいまお話しいただいたとおり、結核の病棟に結核患者さんが半分ぐらい入って、40床中20人ぐらいいらっしゃるんですけれども、今はほかの病院に転院をお願いしているという状況でございます。もしくは転棟ですね。ほかの診療部門に場所を変えていただいて個室で隔離するというようなことも進めながら、結核病棟をコロナ対応に変えていくということを今調整している、作業中でございます。 ◆吉沢章子 委員 お答えいただいて感謝いたします。ありがとうございます。しっかりとやっていただければと思います。  あと、コロナとは別なんですけれども、多摩病院なんですが、先ほど川崎病院のほうではエネルギー棟ですね。やはり水害対策ということで、しっかりやられるというふうにお話を伺っているんですけれども、多摩病院も建物の構造上、水害の被害が非常に大きくなるであろうと予測されていますけれども、その辺に関しては今どのような検討がなされているのか教えてください。 ◎田中 経営企画室担当課長 今、委員の御指摘のように、多摩病院の構造上の問題ということもありますので、当時の設計会社、あるいは施工会社と課題も含めて調整を図りながら、どういった対応が取れるかというところで今打ち合わせなどを行っているところでございます。 ◆吉沢章子 委員 今もコロナの問題で大変な状況の中なんですけれども、ここでまた台風が来るかもしれないし、どういうことになってくるかわからないので、私たちの医療資源を絶対に失ってはいけないという考えのもとで、そちらも大変だと思いますけれども、鋭意御検討を早急にしていただければと思います。 ◆渡辺学 委員 コロナの拡大で、先ほどお話があったように、井田病院でも病床の拡大というようなこともあったんですけれども、現状で、いわゆる通常のルーティンのコロナではない方への診療等に影響というのは何か出ているのかどうかお聞きしたいんです。 ◎髙田 総務部長 現在、疑い患者等を受入れておりますけれども、それは救命部門で受けておりまして、まだ結核の患者さんが結核病棟にいらっしゃるということで一緒にはできませんので、そういう意味では、救急病棟ということで救急のスペースを使っております。その関係で救急対応が取れないというようなことがまず現象としては起こっております。ですので、救急車の受入れとかその辺をちょっとストップさせていただいていると。この後も、例えば結核病棟のほうでコロナの患者を受け入れるとした場合も、結核のケアをするためのスタッフというのは意外とそんなに人数が要らないんですけれども、コロナの場合は個室隔離をしなければいけなくて、1人ずつ隔離になりますので、大部屋も1人になりますし、そういう意味ではスタッフもすごくかかりますし、重症化された場合はとても対応できないという状況ですので、今いる、慣れている救命のスタッフを結核のほうに手配をして充てながらも運営するということなので、結核病棟は40床ありますけれども、実際は20人ぐらいの受入れが手いっぱいではないかという見積りでございます。ですので、そういう意味では各所に影響が出るかと思っております。 ◆渡辺学 委員 ということは、やはりスタッフの人員確保というのもかなり課題になってくるのかなと思うんです。今後、受入れを増やしていくという方向だと思うんですけれども、いわゆる入院されている方や一般の外来とか、その辺の影響がやっぱり相当出てくると予測されるんですか。 ◎田邊 病院局長 現時点では、一般の入院患者さん、外来患者さんへの大きな影響というのは出ていない、感じていないと思っております。実際問題といたしまして、推測ですけれども、不要不急の受診等も控えられているということもあろうかと思いまして、実際に入院患者も例年に比べますとかなり減っております。外来患者さんも減っているという状況がありますので、今のところ大きな影響は出ていないと。ただ、先ほど総務部長が申し上げましたとおり、救急車の受入れ等を場合によっては多少制限せざるを得ないというような状況は生じているというところでございます。 ◆渡辺学 委員 もう一つお聞きしたいのは、PCR検査が国が言っているいわゆる可能数に比べると非常に少ないという印象があるんですけれども、皆さんからの見解として、どうして検査数が少ないのかというのは、どのようにお考えになっているかお聞かせいただければと思います。
    ◎関 庶務課長 先ほど申し上げたとおり、PCR検査につきましては保健所のほうで実施しておりますので、市内全体のキャパ、どれぐらいの必要数があってというところはこちらも把握していないところでございますが、先ほど局長からもありましたとおり、最前線で対応している医療従事者のPCR検査というのを市立病院からも出しておりますが、例えば、その日に検査の受入れができずに結果が出るまでに何日延ばすというような状況は今ありませんので、市立病院に関して言えば遅れているという状況はありませんので、逼迫しているということは考えておりませんが、ただ、当然ながら他都市と比べると件数が少ないというのは実感しておりますので、その辺は保健所さんのほうの差配で絞られているのか、先ほど言ったとおり、今後拡大ということがありますので、当然ニーズはあるのだと思いますけれども、詳細はわかりませんが、市立病院の必要な職員についての検査は今やっていただいているという状況です。 ◆渡辺学 委員 発熱等で外来で病院に伺った方が、要するに主治医の判断でPCR検査を保健所に申し出れば受けられるというふうに健康福祉局のほうでは聞いているんだけれども、実際に市立病院の主治医の先生が申入れたときに確実にPCR検査を受けられるような体制になっているのかどうか、印象としてはどうなんでしょうね。皆さんは病院からそういう申入れというか、検査をお願いするようなことになるんだけれども、実態的に主治医が申し入れればPCR検査を受けられる状況になっているのかどうか、皆さんのほうから答えられるのかどうかわからないんですけれども。 ◎田邊 病院局長 私どもは大体1日置きぐらいに病院現場に行って話を聞いておりますけれども、少なくとも市立病院の医師が必要と判断した方の検査につきましてはきちんと受入れていただいているかと感じているところでございます。 ◆渡辺学 委員 分かりました。  それからもう一つ、先ほどもあったんですけれども、PCR検査のほかに、抗体検査ということも非常に短時間で、それは過去にコロナに感染して一定抗体ができ始めているというんですか、その辺の検査で、実際に発症されないんだけれどもどれくらいコロナの感染が広がっているかどうか、その辺のことでもわかるというふうなことも聞いているんだけれども、その辺の抗体検査をやるよというような方針とかというのは何かあるのかどうか、お伺いしたいんです。 ◎関 庶務課長 実際、現場のほうでそうした抗体検査をやられているかどうかというところは把握しておりませんで、実際、PCR検査で確定した患者さんを陽性というふうに報道発表がされておりますので、抗体検査のみで陽性確定ということは恐らくないんだろうと思っております。また、そういった抗体検査を使って患者を特定していくという方針も今のところは伺っておりませんので、先ほども言ったとおり、今はPCR検査の件数を増やすために市を挙げて動いているという状況だと認識しております。 ◆渡辺学 委員 分かりました。大変な中で皆さん頑張っていらっしゃるので、よろしくお願いしたいと思います。結構です。 ◆嶋崎嘉夫 委員 一つだけ、今のことに関連してなんですけれども、今のコロナウイルス対策としては、帰国者・接触者相談センターに対する申請主義になっているわけですね。自分におそれがあるかもしれない、連絡して診てもらおうと。ところが、中には発熱しても、自分は普通の風邪だと勝手に思い込んで、コロナじゃないという人が、例えば安心できるからということで市立川崎病院に行って診てもらおうと、現在はお医者さんの紹介状と予約している患者さんをメインにということなんでしょうけれども、中にはやっぱり診てほしいと。入り口には37.何度以上の患者は守衛さんに声をかけてくださいというのはあるんですけれども、実際のところお年寄りとかは見ていないわけですよ。そうすると、待ち時間があっても何でもいいからちょっと診てもらおうとか、やっぱりどんどん集まってしまうだろうと。そうすると、発熱外来ではないんですが、その動線をどうやって分けるかということはもう対処されていると思うんですが、それの広報。この間も見たんですが、今、川崎病院さんとか井田病院さん、多摩病院さんもホームページに発熱外来についての注意勧告が大きく出ていないんだよね。だから、スマホで検索してちょっと見ようと思ってもわからないと。そういうのは今後どのように対応される予定なんですか。 ◎田邊 病院局長 まさにそれが大きな課題となっておりまして、逆に発熱外来ということで広報してしまいますと、今でさえ、患者さんが結構大勢押し寄せていまして対応に苦慮しております。それを改めて広報をしますと多分収拾がつかなくなるということで、手をこまねいているという状況でございますけれども、お越しいただいた方については拒否はしておりませんで、それなりの対応、救急のほうで診たりとか、例えば井田病院とか多摩病院では専用のテントとか、井田はテント、多摩はコンテナを救急外来の外のところに設置をしてそこで対応する、お待ちいただくといったようなことで対応はきちんと図って、動線等もできるだけ分けております。ただ、発熱外来をやっているということを広報することについては、二の足を踏んでいるといいますか、そういうのが現実でございます。 ◆嶋崎嘉夫 委員 発熱外来となると、今懸念されているようなことなんでしょうが、例えば発熱のある患者さんへの御案内みたいな形で注意喚起みたいな形にして、やっぱり何かしら少しでも切り離すような対応というのはしていかざるを得ないだろうと、また、今の川崎病院さんの前でももっと大きく看板なりを出していただいて、それで職員の指示に従って必ず行動をしてくださいというものを出すとか、今の状態では見落としかねないようなアナウンスになっていると思いますので、その点はぜひ早急に改善していただいて進めていただきたいと思いますので、これはお願いしたい。  あと、通常の症状がなくても陽性になってしまっているという人もいっぱいいるでしょうし、それから予約患者さんの中で、待合室の中で待っているというのも現実にあるかもしれない。やっぱり病院の中のアナウンスなり適宜流していただいて、注意喚起をしていただくようなこともぜひ御検討いただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◆鈴木朋子 委員 多摩病院のことについてお伺いしたいんですけれども、4月7日に情報提供いただいた元多摩病院の医師が陽性だったということで、4月7日の情報提供時には、他病院へ人事異動のため患者との接触は限られているということでしたけれども、その後、2日たっておりますけれども、現状を教えてください。 ◎田中 経営企画室担当課長 当該医師の患者につきましては、4月7日報道の夜の時間帯から当該医師が診察をした患者様には個別に御連絡を差し上げ、昨日の午前中までに全ての患者様との御連絡が取れ、何かあった場合にはお申し出くださいというような御案内をし、あわせて、御連絡を全てさせていただいているんですけれども、昨日午後に、文書でも改めて、何かあった場合にはお申し出くださいというような御案内をしたと伺っております。 ◆鈴木朋子 委員 ありがとうございます。そうすると、今のところは、そこから拡大しているという事実は確認されていないということでよろしいでしょうか。 ◎田中 経営企画室担当課長 特にそういったようなお話があるなり、御連絡が入っているというようなことは、今のところ私どもは伺っておりません。 ◆鈴木朋子 委員 ありがとうございます。  そうしますと、多摩病院には産科があるんですけれども、そちらへの対応などあれば教えてください。 ◎田中 経営企画室担当課長 整形外科の先生との接触というような意味合いでよろしいでしょうか。 ◆鈴木朋子 委員 この医師は整形外科ということで理解しておりまして、救急と整形外科の外来診察をストップしているということでしたけれども、病院の中には産科もありますよね。そうすると、今、妊婦さんもかなりナーバスになっている方が多いので、そういったところでの院内での周知ですとか患者さんへの御配慮など、特別な対応があれば教えていただきたいんです。 ◎田中 経営企画室担当課長 直接当該医師との接触というのは、他の診療科の患者さん、スタッフなどはほとんどないと考えられるところでございますが、もちろんお電話等で御心配のお問い合わせなどもいただいていると伺っておりますので、そこにつきましては、一つ一つ御丁寧に、動線も含めたことについての御説明をして対応していると伺っております。 ◆鈴木朋子 委員 その辺り、先ほど風評被害というお話もありましたけれども、それを防ぐためにも情報発信は積極的にしたほうがいいと思うんです。産科の方も気になさっていると思うので、もちろん医師は接触していないということだと思うんですが、ただ、外から見ればわからないので、同じ多摩病院という名前が出ているだけで御心配になる方は多いので、やはりその辺は、指定管理とはいえ、もう少し積極的な情報発信を促していくことが必要ではないかと思います。  それで、この医師は整形外科で、救急と外来がストップということが4月7日では書かれていますが、これは今もその状態でしょうか。 ◎田中 経営企画室担当課長 昨日の時点で、病院からの報告ですと、本日から整形外科の外来を開始する予定で準備を進めていると伺っております。 ◆鈴木朋子 委員 分かりました。  他病院へ人事異動と、私はこの病院名を聞いて――これは公表されているんですか。そこで接触はしていないということでしたが、そこは現状でも同じでしょうか。 ◎田中 経営企画室担当課長 他病院、これは聖マリアンナ医科大学本院でございまして、当該医師は異動等の引継ぎで訪れたかというところにつきまして病院に確認しましたところ、少なくとも3月中について聖マリアンナ医科大学本院へ行ったことはないというところの確認が取れているところでございます。 ◆鈴木朋子 委員 分かりました。  多摩病院は、北部の医療でかなり重要な位置を占めていると思うんですが、万が一、院内感染などが広がった場合の北部医療体制への影響などは、計画があれば教えていただきたいんです。 ◎田中 経営企画室担当課長 そういった懸念もあるというところで、院内では院内感染を防ぐべく、徹底した消毒を含めた職員の感染対応など、患者様も含めて院内でそういった対応を改めて徹底して行っていると伺っております。 ◆鈴木朋子 委員 やはりしっかり予防して、そういう事態自体を回避していくしかないというのが現状でしょうか。 ◎田中 経営企画室担当課長 そのとおりでございます。 ◆鈴木朋子 委員 分かりました。やはり医療崩壊を防ぐことは非常に重要で、最後に1点なんですが、今回のことで人員が非常に不足してくるのではないかという話がありましたけれども、ニューヨーク州では、退職された方ですとか、医療従事者であって今働いていない方に呼びかけなどもしているという話も聞きますけれども、本市でも予防的にそういった人員の補充のための積極的な施策を打つべきではないかと思うんですが、そういった御計画、御予定などはおありでしょうか、教えてください。 ◎関 庶務課長 今のお話は、渡辺委員からの流れではございましたけれども、直営病院でも当然人員の体制については考えていかなければいけないと考えております。今、現場のほうのお話を聞くと、市立病院の職員だと、いわゆる公務員として病院を運営しているというところの意識を非常に高く持っている方が非常に多くて、他病院の民間病院の話を聞きますと、コロナ患者を受入れているからということでお辞めになったりとかということも出ているそうですが、現時点としてはまずそういうことは発生していないというところがございます。ただ、やはりコロナウイルス患者への直接対応、もしくは直接対応していなかったとしても、その患者を受入れている病院で働いていることについての風評被害ではないですけれども、そういうこともありまして、職員のほうでは精神面を含めてかなり疲弊していると伺っておりますので、その辺のコロナの体制というのはこれからしっかり考えていきたいと考えてございますが、残念ながら、これから人を集めようと思っても恐らく集まらない状況ではないかと思っておりますので、その辺はケアをしながらしっかりと体制を維持できるような形で進めていければと考えております。 ◆鈴木朋子 委員 分かりました。私どもも含めてしっかりフォローをしていきたいと思います。ありがとうございます。 ○原典之 委員長 ほかにないようでしたら、以上で病院局関係の「理事者の紹介及び事業概要の説明」を終わります。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 ) ○原典之 委員長 では、5分だけ休憩を取りたいと思います。皆さん、5分だけ、休憩をよろしくお願いいたします。                午前10時51分休憩                午前10時55分再開 ○原典之 委員長 再開させていただきたいと思います。  ここで、次の日程に入る前に、消防局長から発言の申し出がございますので、よろしくお願いいたします。 ◎日迫 消防局長 おはようございます。消防局長の日迫善行でございます。  理事者の紹介及び事業概要の説明の前に、消防職員の新型コロナウイルス感染について御報告させていただきます。  幸消防署に勤務する職員が、昨日、令和2年4月8日水曜日に新型コロナウイルスに感染していることが確認されましたので、御報告申し上げます。なお、詳細については、現在調査中でございます。 ○原典之 委員長 報告は以上のとおりです。  本件はこの程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○原典之 委員長 それでは、日程に入ります。  次に、消防局関係の「理事者の紹介及び事業概要の説明」です。  理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎日迫 消防局長 委員の皆様方には、日頃から消防行政に対しまして御支援と御協力を賜り厚く御礼を申し上げます。今後とも、職員一同一丸となり、市民の皆様方の安全・安心の確保に向けて全力を尽くす所存でございますので、より一層の御支援と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。  それでは、早速でございますが、消防局の幹部を紹介させていただきます。  初めに、総務部長の馬場稔でございます。  次は、警防部長の原田俊一でございます。  次は、予防部長の富樫剛でございます。  次は、総務部担当部長・庶務課長事務取扱の熊谷淳史でございます。  次は、予防部担当部長・予防課長事務取扱の大友正人でございます。  次は、警防部担当部長・警防課長事務取扱の鈴伊知郎でございます。  次は、予防部担当部長・火災予防対策担当の岡澤尚美でございます。  次は、総務部企画担当課長の小金澤貴史でございます。  次は、警防部救急課長の間宮雄二郎でございます。  最後になりますが、議会関係を担当しております担当係長・調査担当の山口裕介でございます。  以上で紹介を終了させていただきます。  続きまして、消防局所管の事業概要等につきまして総務部担当部長から説明させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 ◎熊谷 総務部担当部長・庶務課長事務取扱 それでは、事業概要等の説明をさせていただきます。お手元の端末の1-2、所管理事者の紹介及び事業概要の説明(消防局)のファイルをお開き願います。  画面のページの2ページ目を御覧願います。消防局の幹部、消防署長、消防団長の名簿でございます。後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、画面のページの3ページ目を御覧願います。これは8消防署、28出張、8消防団、28分団、54の消防団器具置き場の配置場所を示したものでございます。地図の左下に凡例がございますが、青い四角の印は消防署及び消防団本部を、青い丸印は出張所を、そして、黒の数字は消防団器具置き場をそれぞれ示しております。なお、川崎消防署は消防局との総合庁舎となっております。  続きまして、赤い丸に救の字は消防署及び出張所の救急隊を、青い丸に艇の字は一番右側の臨港消防署の千鳥町出張の消防艇をそれぞれ配置していることを示しております。また、右上にございます緑の丸にHのマークは、東京都江東区新木場の東京ヘリポート内に庁舎がございます消防航空隊を示しております。  次に、4ページから8ページにかけまして、消防局の機構・機能図に消防局、消防署の組織及び事務分掌を記載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、画面のページの9ページ目を御覧願います。これは常備消防であります消防局、消防署と非常備消防であります消防団についてそれぞれ示したものでございます。初めに、消防職員及び消防団員の数についてでございますが、上段左の表にございます消防職員につきましては、条例定数1,424人以内に対しまして、本年4月1日現在の職員数は1,445人となっております。これは神奈川県消防学校において教育訓練を受けている職員を定数外としていることなどのためでございます。内訳は記載のとおりでございますので、後ほど御参照願いたいと存じます。また、消防団員につきましては、中段の表にございます条例定数1,345人以内に対しまして、本年4月1日現在の団員数は1,105人となっておりまして、消防団ごとの定数及び団員数は表に記載のとおりでございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。また、消防職員及び消防団員の階級についてでございますが、災害現場などにおきまして、効率的な活動及び指揮統率上、必要不可欠なものとして階級制度を設けております。上段には消防職員の階級について、また、下段には消防団員の階級についてそれぞれ記載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。また、様々な災害に対応する部隊、隊員の装備、使用する主な車両などについてそれぞれ写真を掲載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、画面のページの10ページ目を御覧願います。これは消防機械装備を一覧にしたものでございまして、本年4月1日現在、普通ポンプ車、ヘリコプター、消防艇など合計199台、2機、2艇を保有しております。また、消防団につきましては、車両、小型ポンプなど合計121台を保有しております。なお、番号を付している特殊車両等につきましては下段にその写真を掲載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、画面のページの11ページ目を御覧願います。令和2年度消防局主要事業についてでございます。ここでは組織ごとに事業の概要をまとめておりますので、主な事業について説明させていただきます。  初めに、左側の列、総務部の上段、庶務課に記載しております消防団を中核とした地域防災力の強化といたしまして、消防団協力事業表示制度、消防団応援事業制度及び学生消防団員活動認証制度の周知を積極的に行うとともに、消防団員の確保策として、大規模災害団員等の機能別団員の入団促進を図り、消防団員が活動を継続しやすいよう消防団員の活動環境の整備を行い、消防団を中核とした地域防災力の充実強化を図ってまいります。  次に、消防団の装備の充実・強化といたしまして、国の補助制度、消防団設備整備費補助金を活用し、台風等による水災害に対応できるよう、救助ボート、浮環及びフローティングロープを各消防団に配備してまいります。  次に、中段の施設装備課に記載しております消防出張等の整備といたしまして、老朽化した多摩消防署栗谷出張所及び中原消防団中原分団小杉班器具置き場を改築し、消防力及び地域防災力の強化を図ってまいります。  次に、消防艇の整備といたしまして、新消防艇「かわさき」の運用を開始し、老朽化した消防艇、第6川崎丸を小型消防艇に更新するとともに、大小消防艇の特性を考慮した2艇体制の効果的な運用方法を検討します。  次に、中央の列、警防部の中段、救急課に記載しております救急隊の整備といたしまして、増加する救急需要に対応するため、令和2年4月より多摩消防署宿河原出張に救急隊を増隊するとともに、効果検証を行い、現場到着時間の短縮による救命効果の向上を図るため、救急隊の適正配置を検討してまいります。  次に、警防部の下段、指令課に記載しております消防情報通信の高度化といたしまして、音声での119番通報が困難な聴覚、言語機能障害者が円滑に消防への通報が行えるNet119緊急通報システムを導入してまいります。  次に、予防部の上段、予防課の欄に記載しております火災予防活動といたしまして、全国的には火災による死者の高齢者割合が高いことを踏まえ、高齢者への住宅防火対策として、あらゆる機会を通じて住宅用火災警報器の設置促進及び適正な維持管理に向けた広報活動をさらに推進してまいります。  主な事業概要につきましては以上でございます。  なお、このほかの事業の概要につきましては、後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、画面のページの12ページ目を御覧願います。火災と救急の概要でございまして、初めに、火災概要についてでございますが、令和元年中の火災件数は328件で、前年に比較しまして4件の増となっております。火災原因は、1位がたばこ、2位が放火となっております。火災で亡くなられた方は5人で、前年の13人と比較して8人の減となっております。なお、行政区別発生件数、原因別件数、負傷者数、焼損面積、損害額につきましては、それぞれ表に記載のとおりでございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、下の表に参りまして、救急概要についてでございます。令和元年中の救急出場件数は7万5,513件で、前年に比較しまして2,659件の増となっております。1日当たりの出場件数は206.9件でございまして、6分58秒に1件の割合で救急車が出場したことになります。搬送人員につきましては6万5,128人で、前年に比較して1,365人の増となっております。本市の人口に当てはめますと、市民23.5人に1人の割合で搬送されたことになります。  なお、行政区別出場件数、傷病程度等の内訳につきましては、それぞれ表に記載のとおりでございます。また、直近5年間の火災と救急につきまして記載してございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  以上で消防局の事業概要等につきましての説明を終わらせていただきます。 ○原典之 委員長 説明は以上のとおりです。  質問等がございましたらよろしくお願いします。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。次年度の事業概要から伺ってまいりたいと思うんですけれども、来年度予算としては171億4,700万円が予算として計上されているんですけれども、主要事業で説明があったところで2点ぐらい確認したいんですが、まず、警防部のところの救命救急士の養成で大体5,800万円程度が次年度予算で計上されていると。ここに書かれているように、新規救命救急士は7人養成していきますよということなんですけれども、常時乗車体制を確保すると、大変よろしいことだと思うんですけれども、これまで常時乗車体制を確保するに当たって得られた効果、それから、予算計上をずっとしていくに当たって、皆さん方の今後の方向性、常時計上していって、今後、どういうような新規救命救急士を育成していくのか、それを教えてください。 ◎間宮 救急課長 ただいまの御質問でございますが、救命救急士の養成につきましては、病院前に、傷病者が重篤の場合に医師の管理下の下、特定行為が行われるものでございます。したがいまして、重症度、緊急度の高い傷病者に対して、医師の指示の下に救命のための処置ができるという点では非常に効果が上がっていると認識しております。  各救命救急センターのドクターから、現場の救急隊に傷病者の状況を説明いたしまして、その御指示の下に、今現在、救命救急士につきましては活動を行っているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 今後の方向性は。 ◎間宮 救急課長 今後につきましても、今現在、各救急隊に6名ずつ配置されております。さらに効果的に、質が常に保持できるように、救命救急士の質の向上を図ってまいる所存でございます。 ◆岩隈千尋 委員 分かりました。適宜行っていただきたいと思います。  続いて、指令課のところなんですけれども、ここは黄色線も引いていますけれども、消防情報通信の高度化というところなんですが、現在、川崎WEB119から今度はNet119緊急通報システムに移管するということなんですけれども、これについても予算計上されているんですが、これはどのような内容で、得られる効果、我々市民に対してもそうかもしれませんけれども、どういった効果があるのか教えてください。 ◎鈴 警防部担当部長・警防課長事務取扱 まず、Net119緊急通報システムのことでございますけれども、これにつきましては、音声による119番通報が困難な聴覚、言語機能障害者がインターネット接続機能を活用いたしまして円滑に消防への通報が行えるようなシステムでございます。これは本市で登録していただきますと、全国各地からの通報が可能となるものでございます。 ◆岩隈千尋 委員 いわゆる障害者の皆様方への対応ということでよろしいですね。 ◎日迫 消防局長 あと、WEB119につきましては川崎市内に限定ということなんですけれども、Net119になりますと、市外でも通報すると入ってくるという形になっております。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。  それでは、冒頭に局長から御説明いただきました幸消防署での救急隊のコロナの感染の話で2点ほど伺いたいんですけれども、幸消防署でのケースについては、具体的な話についてはそれはそれで結構ですけれども、我々がやっぱり心配するのは、皆さん方はどうしても最前線でお仕事をされているという中で、先ほど病院局からも概要説明があったんですが、病院局のいわゆる医師が多摩病院とかで感染した場合は、救急、外来の部門が全てシャットダウンしているわけなんです。そうしたときに、ここは今、救急隊の市の職員さんが感染したということですけれども、今後、ここの幸消防署だけのケースではなくて、消防隊員も含めてですけれども、当然火を消すのが皆様方のお仕事なので、こういった職員さんたちが感染した場合の事業継続についてはどういった取り組みや計画を立てているのか、それを教えてください。
    ◎鈴 警防部担当部長・警防課長事務取扱 まず消防局、新型インフルエンザ対策業務継続計画についてでございますが、これにつきましては欠勤率が40%で発動するものでございまして、その際に、優先業務でございますけれども、消火、救助の警防業務、それと救急業務、あと指令管制業務の3本柱を優先に行うものでございます。また、陽性者が1名発生したということでございまして、今後、状況に応じまして業務の段階的縮小など、警防業務、救急業務、指令管制業務を優先した具体運用を行う予定でございます。 ◆岩隈千尋 委員 事業の縮小となると、一番の主要業務である消火というところに関しても、やっぱりその影響が出てくるのかなというところが推測されますけれども、ここでこれ以上議論してもなかなか出てこない話ですけれども、いずれにしても、先ほどの繰り返しになりますけれども、やっぱり隊員の皆さんはどうしても最前線でお仕事をされているので、そこら辺は安全確保も含めてしっかりやっていただきたいと思います。  あと、次の質問なんですけれども、我々は、報道発表も含めて、このタブレットの中で健康福祉局のほうから毎日感染者情報が発出されているわけなんです。この情報というのは断片的なものなので、具体的なものではないからまだわからない部分とかたくさんあるんですが、川崎市の特徴を見ていると、横浜市とかと比較をいたしますと、医療機関A、B、Cみたいな感じでたらい回しにされているケースというのが物すごく多いんです。そうすると、複数の医療機関を受診ということなんですけれども、救急搬送をされている、陽性患者が発生した中にもそのケースも複数件あるわけなんですね。そうすると、いわゆる感染が疑われている方の搬送についてはどういうふうに救急隊の方々が行っているのかということをまず伺いたいと思います。 ◎間宮 救急課長 今現在、疑い例の傷病者が発生した場合の対応につきましては、まず、接触者相談センターのほうに救急隊で対応につきまして相談をさせていただいております。それで、搬送先の医療機関も含めて対応につきまして相談をしながら救急活動を行っているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 安全確保についてはどうですか。 ◎間宮 救急課長 安全確保につきましては、救急隊の感染防止という観点でございますが、今現在、標準予防策といいまして、水色の感染防護衣とグローブをつけます。それでなおかつゴーグルをつけまして、マスクもつけます。それで感染防止を図っているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 我々としては、お願いベースでしかできないのであれなんですけれども、我々議員のところにもいろいろ苦情が入っている一つとして、帰国者・接触者相談センターがつながらない、そこから先の接触者外来設置医療機関につながらない、つながらないオンパレードで、今出ている情報だけを見ると、たらい回しに遭っているんですよ。だから、そこが少しでも改善されれば、さっき私が言った皆さん方のたらい回しが軽減されて、それはすなわちひいては救急隊員の安全確保に資するものだと考えていますから、これは皆さん方の局だけではないと思うので、そこら辺は部局横断的に、とにわけ副市長さん辺りも含めてやっぱりきちっと、感染症の対策本部なんかが今あるじゃないですか。我々が言っていることは釈迦に説法だと思いますけれども、横軸の展開はきちんと図っていただければと思います。結構です。 ◆吉沢章子 委員 救急課のことで伺いたいんですけれども、宿河原の出張でつけてくれるということで、私は多摩区ですので大変ありがたいんですけれども、なぜ宿河原になったのかというのを教えていただけますか。 ◎間宮 救急課長 ただいまの御質問でございますが、宿河原出張のほうに救急隊を配置した件でございますが、北部地域につきましては、現場到着時間が他の地域に比べて長いというふうなところでございまして、そこの長い時間を是正するために宿河原出張に救急隊を配置したところでございます。 ◆吉沢章子 委員 ありがとうございます。これも効果検証を行って、市内における救急車の現場到着時間の維持・短縮による救命効果の向上が図れるように適正配置の検討を行うとあるんですけれども、この検証をしてどの程度の適正配置をどの時点でやっていくのかというスケジュールと目標みたいなものがあれば教えていただきたいと思います。 ◎間宮 救急課長 ただいまの御質問でございますが、宿河原出張の配置をいたしまして、その後の北部地域の現場到着時間を分析いたしまして、今現在の救急隊の配置が適正であるかどうかというものを向こう中長期にわたり検証しながら、増隊というのは今現在なかなか難しいものですから、いかに市内の現場到着時間を平準化するかということにつきまして、中長期にわたりながら検証しながら再検証をするということを考えております。 ◆吉沢章子 委員 増隊になると、条例改正して人員をということになっていくので、私はもともと少ないと思っていて、増員すべきだろう、条例改正すべきだろうという派なんですけれども、それを中長期ということなので、どの程度の期間を検証期間として今考えているか、具体的に数字があれば教えていただきたいんです。 ◎間宮 救急課長 中長期と私から発言させていただいたんですけれども、3か年から5か年ぐらいをスパンに検証していかないと、今現在の人口増も踏まえまして、それを適正かどうかというのを判断してまいりたいと思っております。 ◆吉沢章子 委員 もともと中原とかも物すごく人口が増えていて、それに対する救急隊の人数が少ないとずっと思っていますので、なるべく早く、3から5年というのは長い話なので、どうぞ局長、御答弁があればぜひお聞かせいただきたい。 ◎日迫 消防局長 令和2年度に宿河原救急隊を配置しますので、令和2年の1年間を取るとデータが出ますので、それを見まして、その翌年度ぐらいから検討に入れると思います。 ◆吉沢章子 委員 では、早急にお願いしたい。先ほど岩隈さんもおっしゃっていたんですけれども、今、救急隊は最前線で頑張っていただいていて、私も昨日から今朝にかけて、ずっと熱のある方に対してのフォローをしていたんですけれども、本当にどこにかけてもつながらないんですよ。それで、神奈川県が出しているLINEでの先生というのも全く反応がない。この先生に無料でお話を聞くというのがあるんですけれども、完全にオーバーになってしまっていて、今日は木曜日だから地元のお医者さんは休みになって、私も今朝、多摩病院にとにかくお電話をしてくださいと。  なぜかというと、若い方なんですけれども、93歳のおばあちゃんと同居しているので、一刻も早く知りたい、もしインフルだったら早く熱を下げたいという中で、最終的には救急車を使おうということになってくると思うんですね。一方では悪い使い方をしている人がいて、調べてもらえないから、救急車で苦しいと言って運んでもらってしまっているとか、これは東京の事例ですけれども、川崎ではないんですけれども、そういうことがあるという現状で、何しろ救急体制というのは今非常に逼迫しているんだろうなと思っていますので、ぜひお気をつけていただいて、増隊に関してもぜひ前向きに御検討いただければと思っています。 ◆渡辺学 委員 今、救急隊の増隊については理解できたんですけれども、やはりまだ数か所の出張のところに救急隊の設置がないということもありまして、バランスを見ながらということで計画的にやっていくということなんですけれども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  私が1点聞きたかったのは、今度、消防団の機能別消防団を設置していくということでまた進めていくんですけれども、現状、どのような検討で、どれぐらい進んでいるのか、もしわかれば教えていただきたいんです。 ◎熊谷 総務部担当部長・庶務課長事務取扱 昨年度、機能別消防団員につきましては制度を制定させていただいたところなんですけれども、現在、各消防署において募集という形で広報して、今後のところは団員の確保に努めていきたいという取組を始めるところでございます。 ◆渡辺学 委員 そうすると、消防職員のOBの皆さんとか、そういう方たちを名簿化なんかしながら、今、要請、お願いをしているというようなことをやられているということなんですか。 ◎熊谷 総務部担当部長・庶務課長事務取扱 消防団の方たちにもそういう状況があるというお話はさせていただいておりまして、さらに広く広報してまいりたいというところでございます。 ◆渡辺学 委員 事実上、いわゆるこれが配置されたりするというのはいつ頃の予定になっていましたか。 ◎熊谷 総務部担当部長・庶務課長事務取扱 いつからでも入れるんですが、そういう方が来ていただければ、そういうものはすぐにでも受け付けていけるという状況でございます。 ◆渡辺学 委員 そうすると、もう既に機能別消防団として登録をされている方はいらっしゃるということですか。 ◎熊谷 総務部担当部長・庶務課長事務取扱 現在はまだございません。 ◆渡辺学 委員 分かりました。結構です。 ◆嶋崎嘉夫 委員 短く、1つは幸消防署の件で、これは濃厚接触者の方もPCR検査を全部受けたんですか。 ◎日迫 消防局長 濃厚接触者につきましては、まだ居住地の保健所からの連絡待ちということなんですけれども、今、幸署で自主的に同じ救急隊でチームで組んでいた職員4人と、あと、その隊員は事務所で常時マスクをしていたんですけれども、当然食事をするときにはマスクを取らざるを得ませんので、例えば両隣とか対面にいた職員も含めて、今現在、7人を自主的に自宅待機させています。 ◆嶋崎嘉夫 委員 今お伺いしたのは、皆さんのお仕事というのは社会インフラを支えるなくてはならない最重要なお立場だと思うので、危機管理室のほうともよく協議していただいて、例えば消防局さんの場合は、これからそういう陽性者が発生した場合は、濃厚接触はやっぱり早急にPCR検査等を行っていかないといけないだろうと。それは逆に委員会からそういう指摘が出たということを伝えていただいて結構ですから、危機管理室と協議に入っていただきたい。それから、その間のシフトとかいろんなものも全部大きな影響が出るでしょうから、そちらのほうもよく進めていただきたい。  それから2番目なんですが、先ほど質疑の中で欠勤者が4割になった場合の緊急対応ということの説明があったんですけれども、実際にこれからパンデミックではないけれども、どの程度まで広がるか予測がつかないとなってきたときに、実際に現場の職員の方が相当頑張って対応いただくのはわかるんですけれども、例えば後方支援要員に特殊技能を有しているようなOB職員、こうした方々の活用は可能なのかどうなのか、消防庁からは何か通知というのはあるんですか。 ◎日迫 消防局長 現時点でそのような情報はつかんでおりません。 ◆嶋崎嘉夫 委員 そうすると、こういったことも果たしてどうなのか。大型免許を有していて、消防車の運転とかいろんなものが可能になるわけだから、60から65歳の方に招集をお願いして来ていただくようなシステムとかというのも、今の段階から何がどこまで可能なのかというのはやっぱり組んでおかないといけないのかなと。ただ、こういった点についてはうちの危機管理室と幾ら協議しても多分らちが明かないでしょうから、消防庁のほうともよく協議を進めていただいて、万全な対応を組んでいただきたいと思いますので、この2点、よろしくお願いしたいと思います。 ◎日迫 消防局長 ちょっと補足なんですけれども、今年度から非常勤の制度が変わりまして、職員のOBにつきましては再任用、短時間となりましたものですから、その職員も資源として使えると、そのように考えております。 ◆嶋崎嘉夫 委員 わかっているんですよ。だけれども、それしか働けないでしょう。だから、皆さんの場合は24時間対応だから、どういう形が、特例が可能になるのかとかどうなのかということもよく消防庁のほうとも協議してくださいねということです。現実にこの間の横浜のクルーズ船を見ても、横浜の消防隊員の方が罹患してしまったとか、いろんなケースもあるわけですね。さっきも質疑があったように、救急車を呼んで、もし陽性患者の方が乗ってきた場合においても、防護服を着て救急隊員が動いているわけではないですから、場合によっては罹患してしまう危険性もあるだろうと。そういったことも含めた中で、最悪のケースをベースに据えながら危機管理対応のほうだけはしっかり進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆鈴木朋子 委員 概要の説明の12ページのところの救急の出動件数等についてお伺いしたいんですけれども、救急の出動件数は年々増加している傾向にありまして、この間、救急車の適正利用ということも言われているかと思うんですが、そのかいも余りなくふえているんですけれども、搬送人数の内訳を見ますと、中等症、軽症の方が非常に多いと。まず、中等症と軽傷というのはどこで線引きしているのか教えていただきたいんです。 ◎間宮 救急課長 まず軽症につきましては、通院のみで、病院に診療を受けてその日に帰られる方でございます。それから、中等症につきましては、21日未満以下の入院というふうなことで線引きをしております。 ◆鈴木朋子 委員 ありがとうございます。そうすると、やはり軽症の方の中で救急車は利用しなくてもよかったという方を減らしていくしかないと思うんですが、救急車の適正利用については、救急医療情報センターですとかそういった取り組みがあるかと、それは健康福祉局の所管だと思うんですけれども、そういった局間での連携というのは具体的に何かなされているんでしょうか。 ◎間宮 救急課長 コールセンター事業というのがございまして、そこで軽症の方で救急車を呼ぶまでもないという方がいらっしゃって、例えば病院に行くまでの交通手段がないという場合に、病院の紹介とともに、例えば御高齢の方で自家用車がないという方につきましては、タクシーの会社に御連絡をして、タクシーを御自宅まで呼んでくれるといいうことで、そういった事業を行っておるところでございます。 ◆鈴木朋子 委員 タクシー代わりに使われるのを防ぐという意味なんでしょうか。ちょっと意外なお答えで、なるほど、分かりました。やはり現場で実際に搬送業務をされている方が、どういった方が電話をかけてきて、これは要らなかったなというのが一番わかると思うので、やはりそこは他局と連携して、救急医療情報センターは割と形式的な感じがするので、そこにしっかりと情報提供をお互いになさって、連携して、救助車を適正に。これから特にこういった感染症が広がってきますと、本当に必要な方というのもいらっしゃると思うので、適正利用の徹底というか、変な形で徹底してしまうとまたよくないので、そこら辺は難しいと思うんですけれども、ですから、実質的な連携をより一層進めていただきたいと思います。結構です。ありがとうございます。 ◆斎藤伸志 委員 昨年、消防団員の年額報酬の増額とか、また機能別消防団員の導入で、消防団の充実強化に取り組んでいくという環境を前局長が整えていただいたと思うんです。そういった中で、今年はそういうことで、今、各先生方からもいろいろと御質問がありましたけれども、新しく消防局長に御就任されて、今後どういうふうに進めていきたいのかというところをお聞かせいただきたいんです。 ◎日迫 消防局長 消防団員の皆様にとりましては、やはり基本団員が必要だということは十分承知しておりまして、こちらの方の入団促進は継続しているところなんですけれども、なかなか充足率が上がらないということでございまして制度をつくったということでございますので、それと並行して、機能別に特化していくのではなくて、やっぱり基本団員は基本団員で充実させつつ、その補充として機能別消防団員という考えのもと展開していきたいと考えているところでございます。 ◆斎藤伸志 委員 今回、各区、あと市もいろいろな消防大会とかを全部取りやめるになることになった。そして、これから防災訓練やら水防訓練といった系も、今後、人が集まるということで今検討されているのか、中止になるのか、私も伺っていなかったのでわからないんですけれども、今そういったものができないような環境の中で、私のところでも新たに消防団員が何名か入ってこられてきていたり、当然機能別消防団員もこれから強化していくという部分では新しく入れていくんですけれども、この間、こういった人が集まれないようなところでどういうふうに連携していくための、局のほうからお伝えしていくのか。あと、団の連携をどういうふうに取れるようにしていくのかというところは今どういったお考えか、教えていただけますか。 ◎熊谷 総務部担当部長・庶務課長事務取扱 各団の連携につきましては、日頃から各団長を通じまして各団員のほうに連携を図れるような形で組織づくりをしているところでございます。また、今年度、コロナウイルスに関するところにつきましては、非常に訓練等をしにくいところでございますので、訓練につきましては、今後、その時期が過ぎてきたところを見計らうしかなかなかないところかなというところでございますけれども、さらに消防団員の教育に向けてのものを検討してまいりたいと考えてございます。 ◆斎藤伸志 委員 ちなみに、団長会議などでは現状どういった話を議論されているのかというのはありますか。 ◎熊谷 総務部担当部長・庶務課長事務取扱 今年度につきましては、まだ団長会議を開催されてございませんので、今後、その中で一旦話をさせていただきたいというところでございます。 ◆斎藤伸志 委員 言い方が悪かったですけれども、これまでも含めてです。どういった話合いが持たれているのかというのも含めて教えてもらえますか。 ◎熊谷 総務部担当部長・庶務課長事務取扱 川崎市の場合、消防団が8つあるということで、やはり同じような形で消防団の様々な活動であったり、装備というところに取り組めるように、皆様の意見を踏まえながらやっていくという形で、8団ではあるんですけれども、1団となれるような、連携を取れるような形での会議をしているところでございます。 ◆斎藤伸志 委員 これから進んでこないとわからない部分も多々あろうかと思うので、はっきりとした御答弁ではないかなと正直感じたんですけれども、また新たにいろいろ出てきた段階で結構ですので、御報告いただければと思います。 ○原典之 委員長 ほかにないようでしたら、以上で消防局関係の「理事者の紹介及び事業概要の説明」を終わります。  ここで理事者の退室をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○原典之 委員長 次に、今後の委員会日程につきまして御協議をお願いいたします。   協議の結果、4月16日(木)に開催することとした。         ───────────────────────── ○原典之 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○原典之 委員長 以上で本日の健康福祉委員会を閉会します。                午前11時38分閉会...