川崎市議会 2019-10-31
令和 1年 10月総務委員会-10月31日-01号
(経済労働局)
(2)台風による市内中小企業
の被害状況等について
(3)川崎市
中央卸売市場業務条例及び川崎市
地方卸売市場業務条例の一部改正に伴う
パブリックコメントの実施結果について
2 その他
午前10時00分開会
○野田雅之 委員長 ただいまから総務委員会を開会いたします。
お手元
のタブレット端末をごらんください。本日
の日程は
総務委員会日程のとおりです。
なお、日程を一部追加し
ておりますので、御了承願います。
初めに、
総務企画局関係の所管事務
の調査として、「令和元年台風第19号へ
の対応について」
の報告を受けます。
それでは、理事者
の方、よろしくお願いいたします。
◎高橋 危機管理監 それでは、「令和元年台風第19号へ
の対応について」御報告させ
ていただきます。
詳細につきまし
ては、
危機管理室担当課長の大村から御説明させ
ていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎大村
危機管理室担当課長 それでは、「令和元年台風第19号へ
の対応について」御説明させ
ていただきます。
タブレット端末機の1(1)-1「令和元年台風第19号へ
の対応について」
のファイルをお開きいただき、右下
のページ番号、2ページ目
の資料をごらんください。
初めに、資料
の左上「1 市内
の降雨量等」でございます。台風第19号が通過した11日から13日まで
の市内
の最大総雨量は麻生区で338ミリ、最大時間雨量は宮前区で40ミリでございました。
次に、「2
警報等発表状況」でございますが、暴風警報が12日(土)6時23分、大雨警報(土砂災害、浸水害)洪水警報は7時5分、波浪警報、高潮警報は9時28分、
土砂災害警戒情報が16時8分に発表さ
れました。
次に、「3 本市
の対応状況」でございますが、台風
の上陸が予想さ
れた2日前
の10日(木)9時から関係局室区による警戒体制をとり、12日(土)10時に災害警戒本部を設置、23時に災害対策本部を設置するとともに、災害救助法を適用いたしました。
次に、資料
の右上に参りまし
て、「4 避難勧告・避難指示」でございますが、12日(土)10時に
土砂災害警戒区域及び
洪水浸水想定区域に避難勧告を発令し、12時に川崎区内
の高潮に係る対象地域に避難勧告を発令、16時30分に高津区が平瀬川下流部に避難指示を発令、17時50分に高津区、多摩区内
の洪水浸水想定区域に避難指示(緊急)を発令、19時に川崎区、幸区、中原区内
の洪水浸水想定区域に避難指示(緊急)を発令しました。
なお、13日(日)6時に避難指示(緊急)及び避難勧告を解除いたしました。
避難勧告
の対象者数は、
洪水浸水想定区域で44万6,618世帯、91万5,773人、
土砂災害警戒区域で4万2,800世帯、9万3,627人、高潮に係る対象地域で2万3,180世帯、4万3,410人でございます。
次に、「5 被害概要」でございますが、人的被害は死者1名、中等症1名、軽症者6名、物的被害は浸水被害が、川崎区約50件、幸区3件、中原区約720件、高津区約560件、宮前区2件、多摩区約350件でございます。今後、罹災証明申請に基づく現地調査等を通じて、件数は増加し
てまいります。
土砂
の流出等
の土砂崩れが、高津区1件、宮前区3件、多摩区1件、麻生区2件で発生いたしました。
次
のページをごらんください。
「6 浸水地域」でございますが、主な浸水地域として、川崎区は港町地区、中原区は上丸子山王町地区、下沼部地区、宮内1丁目地区、高津区は下野毛3丁目地区、諏訪2丁目地区、北見方2丁目地区、久地2丁目、二子1丁目、溝口6丁目地区、多摩区は菅稲田堤2丁目・3丁目地区、堰1丁目地区でございます。
次に、「7 被災者支援」でございますが、初めに、162カ所に開設いたしました避難所でございますが、最大で約3万3,000人
の方が避難さ
れておりましたが、現在は、高津区
のくじ老人いこい
の家、1カ所で、5世帯9人
の方が避難さ
れておら
れます。
次に、罹災証明でございますが、10月15日(火)から区役所で受付を開始いたしました罹災証明
の申請件数は、28日時点で2,151件でございます。また、
浸水被害集中地区を対象に申請を待たずに
プッシュ型ローラー方式により実施し
ておりました
建物被害認定調査は2,407件実施し、10月20日に終了し
ております。当日、不在だった方
の対応等につきまし
ては、引き続き実施し
ているところでございます。現在、本庁職員
の応援も含め、体制を強化し、受付、相談、証明書
の発行等を実施し
ております。
次に、
ボランティア支援でございますが、15日に川崎市
総合福祉センター内に
災害ボランティアセンターを設置し、16日から受付を開始いたしまし
て、27日時点で687人
の方が、
ボランティア活動に従事さ
れております。
次に、被災住宅支援でございますが、全壊、大規模半壊または半壊
の被害を受けた住宅に対しまして、災害救助法に基づく応急修理を実施する予定で、24日から相談窓口を設置し
ております。浸水等により住宅
の被害を受けた方には、一時的なお住まいとして、市営住宅等
の公的住宅76戸を無償で提供し
ております。
また、住宅等を被災さ
れた方
のペットを救護するため、動物救援本部を設置し、川崎市獣医師会
との協定により、会員
の動物病院で、原則2週間以内でペット
の一時預かりを行っ
ております。
なお、床上浸水
の被害に遭わ
れた方を基本として、消毒液、マスク、ゴム手袋を町内会・自治会等を通じて配付し
ております。
次に、中小企業
の皆様へ
の被災支援として、融資や経営に関する
特別経営相談窓口を設置し
ております。
次に、災害廃棄物でございますが、台風被害により発生した片づけごみにつきまし
ては、各地域を所管する生活環境事業所に加え、民間団体及び横浜市
の支援をいただきながら、被災地域から順次収集し、収集した片づけごみは等々力緑地に開設した仮置場にて仮保管するなどにより、処理を進め
ているところでございます。また、土砂についても
道路公園センターで回収し
ております。
次に、その他支援でございますが、東京都からは、スコップ、土のう袋
の物資支援をいただきました。
また、
川崎浴場組合連合会の御厚意により、台風19号で自宅が被害を受け、お風呂が使用でき
ない方を対象に、中原区、高津区、多摩区
の一部
の公衆浴場で無料
の入浴サービスを行っ
ております。
次に、「8 社会基盤・公共施設
の復旧状況」でございますが、初めに、河川から
の浸水につきまし
ては、排水作業は完了し
ております。なお、
バーベキュー広場や運動施設などがある多摩川河川敷につきまし
ては、土砂
の撤去等を進め
ているところでございますが、復旧
の見通しは立っ
ていない状況でございます。
次に、道路でございますが、市内で発生し
ておりました車両
の通行どめにつきまし
ては、現在、解除さ
れております。
次に、ライフラインでございますが、ピーク時、市内で2万2,400件発生し
ておりました停電及び高津区で154件発生し
ておりましたガス
の供給停止も、現在は復旧し
ております。
次に、公共施設でございますが、今回
の台風で被害を受けた
市民ミュージアム等、復旧作業を続け
ている施設では、現在も閉館
となっ
ておりますが、その他
の公共施設では、開館し
ております。
最後に、今回
の台風では、最悪
のケースを考え、やれるべきことは全てやるという姿勢で準備し、対応し
てまいりました。地域では避難所運営や被災さ
れた方へ
の支援など、あらゆる場面で、自主防災組織を初め、地域
の皆様や企業等
の御協力により、災害対応が行わ
れました。
現在、本市
の当日
の対応について、
市民の皆様から多数御意見をいただい
ております。また、多く
の場所で浸水被害が起きたことや避難所
の収容人数や運営、公共交通機関
の計画運休に伴う職員参集へ
の影響など、課題も多岐にわたっ
ております。今後、全庁を挙げ
て、市
の対応を検証し
てまいります。
なお、別添
のファイルで、参考資料1
といたしまし
て、このたび
の台風により被害に遭わ
れた方が、本市やさまざまな関係機関等から提供さ
れる各種支援メニューを有効に活用できるように作成しました「
被災者支援メニュー」を添付し
ておりますので、参考資料2
の「台風第19号によって被災さ
れた方へ」
の冊子
とあわせ
て後ほど御参照いただければ
と存じます。
「令和元年台風第19号へ
の対応について」
の説明は以上でございます。
○野田雅之 委員長 説明は以上
のとおりです。ただいま
の説明について、質問等ございましたらお願いいたします。
◆市古次郎 委員 御説明ありがとうございます。2点ほどお伺いしたい
のですけれども、資料
の2ページ
の物的被害
のところで、中原区約720件
となっ
ているのですが、ある情報誌に、これにみやうちが含ま
れないということが書い
てあった
のですが、これは事実な
のでしょうか。どういった根拠で720件
と出した
のか、お伺いしたい
と思いました。
◎伊藤
危機管理室担当課長 主な浸水地域でございますけれども、現在、被害認定調査を行っ
ているところで、詳細な調査は現在進められ
ているところでございますが、主な浸水地域で初期
の段階で出させ
ていただいたものにつきましては、広範囲で消防隊などが活動したエリアを指定しまし
て、その中
の世帯数、おおむね
の概数として出させ
ていただいたものでございます。ですので、厳密にこの地区というようなものは出にくい数値ということで御理解いただければ
と思います。
◆市古次郎 委員 みやうちも、中原区全体
の数値ということで理解し
てよろしいですか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 はい。
◆市古次郎 委員 もう1点。3ページ
の中小企業支援
と災害廃棄物
の件な
のですが、伺っ
ています
と、中小事業者さんが大きな機器が浸水し
てしまっ
て、動か
なくなっ
て使え
なくなっ
てしまったというもので、なかなか人力だけでは外に運び出せ
ないという
のを何件か聞い
ておりまし
て、例えば専門的な知識で取り外しですとか、
フォークリフト等を使っ
て外に運び出すことがかなり必要だという声が上がっ
ているのですが、こういった大きな機器に対して中小企業支援、災害廃棄物
の支援についてはどのようにお考えでしょうか。
◎大村
危機管理室担当課長 中小企業支援でございますが、このたび、激甚災害
の指定を受けたことに伴いまし
て、現在、所管である経済労働局で支援メニュー
の充実強化を検討し
ていると伺っ
ておりますので、この後
の報告
の中で、報告等が
なされるかというふうに考え
ております。
◆市古次郎 委員 仕事ができ
なくなっ
てしまっ
て、切実な声が聞こえ
ておりますので、ぜひ手厚い御対応
のほう、よろしくお願いいたします。以上です。
◆嶋崎嘉夫 委員 御説明ありがとうございます。そこで、まず、確認したい
のですが、今回、避難所が開設さ
れた
のは、7つ
の区全てで開設さ
れた
のですか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 今回、避難勧告など発令した区分
といたしまし
ては、洪水、土砂災害、高潮
の各区分でございまし
て、7つ
の区全てに避難所を開設し
ております。
◆嶋崎嘉夫 委員 いただいた報告では、避難者、避難所162カ所、ピーク時で3万3,150人避難さ
れたということな
のですが、これは一次避難所に避難さ
れた方
の数だけですか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 開設した
指定緊急避難場所、こちらに避難した人数でございます。
◆嶋崎嘉夫 委員 御存じ
のように、今回、避難指示を受け
て、緊急エリアメールとか、テレビ
の報道で、かなり避難を呼びかけた。それに伴っ
て、一斉に皆さん避難さ
れた
のですが、中には、一次避難所では
なしに、日ごろ病気を持っ
ている人とか高齢者は二次避難所に直接避難をさ
れたケースがいっぱいある
のですが、この数はカウントに入っ
ていないということですか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 最大
の3万3,150人
の中には含ま
れておりません。
◆嶋崎嘉夫 委員 そうする
と、二次避難所は行政が把握し
ているわけだから、市内
の二次避難所
のほうにどのぐらい避難をさ
れた
のかは、これは確認はさ
れていらっしゃる
のですか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 現時点で正確な数字という
のは私どもは把握し
てございません。
◆嶋崎嘉夫 委員 やっぱりそれも把握し
ていただか
ないとだめだよね。また、同時に、二次避難所、一次避難所
のルールという
のがそもそもあった
のだけれども、これが今回は根底から崩れ
てしまったわけです。最初から一次避難所に行っ
てください
と言っ
ていた
のが、今申し上げたように二次避難所に行くケースがある
と。それから、雨、嵐
の中で、高齢者
の方とか、障害をお持ち
の方が歩い
て一次避難所には行け
ない。車で送っ
てき
てもらっ
ても車は駐車でき
ない。結局、そういう中で、避難をあきらめ
てしまう例がいっぱいある。今後検証だ
と思う
のですが、やっぱりそうなっ
てくる
と、二次避難所
とのかかわり、そうした中で
のデータというものはちゃんとチェックし
ていただきたい
と思います。
それから、3番目な
のですが、川崎
の一次避難所は県
の施設等は入っ
ていないわけでしょう。以前から議会でも、一斉に避難所に避難した場合、おさまり切ら
ないですよね
とずっと指摘し
てき
て、県立高校、そういったところも避難所
の指定に反映すべきでは
ないかということを各会派みんな指摘し
てきた経過がある
のですよ。今回、川崎市
の中では、御存じ
のように、一次避難所、小中学校はあふれ
てしまっ
て、急遽、市がバスを手配し
て、市立中高一貫校、こちら
のほうに移動をお願いした経過もある
と。そうする
と、県
のほう
とは県立高校等
の避難所とかそういった話し合いは、今回は対策本部設置等
の中で何かやりとりはあった
のですか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 今回に関しましては、県
との調整は行っ
てございません。
◆嶋崎嘉夫 委員 これは早急に県立高校
の避難所として
の活用策についても決め
ていただきたい。今回、特に河川
の氾濫に伴った場合、御存じ
のように、指定避難場所
の体育館はほとんど1階にあるので、収容でき
ないのですね。だから、校舎
の2階から上、教室や廊下
の中にあふれ返っ
てしまった。こういう事案という
のは、
洪水ハザードマップがつくら
れた段階で把握をさ
れていらっしゃったはずなので、そうなっ
てくれば、行政区分をまたいだ中で
の活用についてどうあるべきかという
のは、もっと早い段階で示さ
れなければいけ
なかっただろう
と。これはいつまでにという
のは決まっ
ていて、結果を出し
ていただく
のは、来年
の台風シーズンまでにこれは方向性を決め
てもらわ
ないと、また同じような規模
の台風が襲来し
てきた場合、同じこと
の繰り返しになっ
てしまう可能性がある
と。二次避難所
とのかかわりもそうです。
と思う
のですが、これは期限はいつまでにどのような形でという
のはお考えはあるわけですか。
◎飯塚 危機管理室長 今
の御指摘
の点につきましては、我々も今回、検証は必ず行い、ケースを想定しながら、シミュレーションをかける必要はある
と思っ
ています。一方で、地域
の要望で、県立高校
と、いざというときは貸し
てくれというようなところ、協定的な内部的な顔
の見える関係で既にやろう
とし
ている地区もございますので、そういったものを含め
て改めて正規に県
とやりとりするという
のはお約束させ
ていただきたい
と思っ
ております。
あとは、今度はそこを避難所として開設する以上、コントロールをどこがやるかというところも含め
て、地域
の方々にも御説明をし
なければいけませんし、あふれそうになったとき
の代替な
のか、最初からそこに行かせる
のか
となった場合、考え方が若干違っ
てくるということもございますので、その辺は区ですとか、県ですとか、その辺、学校とも直接という可能性もありますが、そういう
のを整理させ
ていただい
て、その上で、特段、目的が定められ
ていない県立
の学校については、早急に対処はできるかな
と思います。
一方で、地域防災計画に定められ
ている他機関
の宿営地というような位置づけもございますので、その辺も整理させ
ていただい
て、宿営に使うような大災害で
なくても、いざというときに使うというような段階を踏むような、そういう柔軟性が必要だ
と思っ
ております。それも含め
て、ちゃんと検証した上で、関係機関
とは整えたい
と思います。期日という意味では、今議員がおっしゃったように、来年
の台風時期までにはやはり最低限、共通認識は県
と図っ
ておか
ないと、次
の対処はでき
ないと思っ
ておりますので、その辺は取り組ませ
ていただきたいというふうに思っ
ています。
◆嶋崎嘉夫 委員 これはぜひお願いしたい
のと、それから、今まさにおっしゃった、一次避難所
の収容
の代替という可能性について協議さ
れていた
と思う
のだけれども、機能し
ていなかったという
のが如実に出ちゃったわけだよね。同じような物件としては例えば競馬場もそうですよ。前から何度も話をし
ている。競馬場についても、よみうりランドが所有し
ているといえども、川崎競馬組合までつくっ
て運営を行っ
ている。同じような形で避難対応という
のを考え
なければいけ
ない。
それから、もう1点お伺いしたい
のは、今回、この事案をもとにした中で、例えば小中学校一次避難所で避難所運営会議がある
のですけれども、体育館
の鍵は地域
の人が持っ
ていて、校舎
の鍵が
なくて、校舎に入れ
なかったという事案がありましたか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 現在、私どもに入っ
ている情報としては、現時点で伺っ
ておりません。
◆嶋崎嘉夫 委員 どうもそういう要望が地域から上がっ
てきました。学校
の先生も確かに一次避難所に駆けつけた方もあれば、いらっしゃら
ないところもあっ
て、校舎
の中
の鍵を持っ
ていないと、あけ
て入れ
ないということがあったんだよね。校舎
の鍵は誰が持っ
ているのだという
のもあるので、そういったことも関係部局
のほう
ともよく協議をし
ていただい
て、確認し
ていただい
て、対応をつくっ
ていただか
なければいけ
ないだろう
と思います。
それから、今後
の対応について、今触れ
ていただいた中で、いろいろな問題点、課題点が多岐にわたっ
ているので、市
の対応をきちっと行いますということな
のですけれども、これは具体的にはいつまでに何をどのような形で意見聴取みたいなものを何か地域ごとに進めたりし
ていく
のですか。何か具体的な計画はある
のですか。
◎飯塚 危機管理室長 今、現段階では特段ロードマップはかけ
ておりません。というのも、まだ災害対応中というところがございますので、もう少したってから、検証をどういうふうにまとめ
ていくかという
のも含め
て検討し
ていか
なければ
というところでございます。今回、地域
の方もかかわっ
ていただい
ておりますし、そこ
の反応もお聞きし
なければいけませんし、我々
とし
ても、区
の職員も避難所運営に当たっ
ていたりということで、本市
の行政
の職員だけでも相当数、今回、いろいろな形で携わっ
ていただい
ていますので、そこを踏まえ
て、まずはヒアリングな
のか、アンケートになる
のか、それをまとめた上で、策として関係局がどう思っ
ているかというような調整
の仕方になろうか
と思っ
ているのですが、今
のところロードマップ自体はまだ予定はし
ておりません。
◆嶋崎嘉夫 委員 現場が御苦労さ
れていらっしゃる
のはわかります。今なお避難さ
れている方もいらっしゃるという状況
の中で追わ
れているという
のもよくわかる
のですけれども、現実に、先ほど申し上げた来年
の台風襲来時までにどのように反映するかというスケジュールから逆算し
ていく
のであれば、これはすかさず対応し
ていか
なければいけ
ない案件では
ないか
と思う
のです。くしくも区
のほうから担当職員
の方も避難所
のほうに来
ていただい
ている、それ以外、地域
の中でも、それぞれいろいろな現場ごと
の中で
の課題点という
のもみんなあるだろう。年をまたいだりし
ていたら、みんな忘れ
てしまうよ。それから、年末年始なんて、一番忙しいときに、そんなときにお集まりください
と言ったって、なかなか皆さん集まっ
てこ
ない。何よりも、町内会組織だけでは維持でき
ないという
のが如実にわかったわけです。今回
のケースという
のは。だから、社協、民協を含め
て、地域ごと
の諸団体とか、いろいろなところ
との連携をしながら、まずデータアップを先行し
て、そして、その中で時間
の整理をしながら、緊急性
のあるもの、各部署
との協議
の中で解決が急が
れるようなもの、それについて
の取り組みをしっかり
と短中長期
の計画に分け
ていただきながら、仕分けし
てもらいながら、ぜひ進め
ていただきたい
と思います。それについてはどう思わ
れますか。
◎飯塚 危機管理室長 御指摘
のとおりだ
と思っ
ております。そういう意味では、先ほど言ったように、各方面、かかわった者
のまずはヒアリングなりアンケートが必要であり、一方で、それを集計し
て終わる
のでは
なく、それを次
の策につなげ
なければいけ
ないので、先ほど御指摘
のあった学校
の開設についても、今回は事前に警戒本部
というか、警戒
の会議をやっ
ておりましたので、教育委員会も相当数御理解を深め
ていただい
て、先生方もほぼ出
ていただいたり、教室
の利用についても雨が逼迫し
ているというところで、上
の階をあけ
ていただいたり、開放し
ていただいたりというようなところは、過去
の事例からする
と、相当踏み込んだ
といいますか、できた部分ではあります。
ただ、一方で、御指摘があったように、キャパ以上
の人が集まるという
のと、一次避難という考え方が、今まで我々
の計画にあったもの
と、たとえ半日
といえども、その間、暮らす以上、スペース
の問題ですとか、さまざま検証をし
ていか
ないといけ
ないというふうに思っ
ておりますので、その意味では、中期、長期というような形になる
のか、今みたいな事案ごとでちゃんとやる
のかという
のは、そこまで踏み込んで予定を立て
ておりませんが、今みたいなだけでも相当な意見が各方面から来るというふうに認識し
ておりますので、その辺は、こちらにお任せいただく
というか、まとめたものも途中経過なども含め
て、出せれば出したい
と思う
のですが、今、まずは対処を先にやらせ
ていただくというところでございます。
◆嶋崎嘉夫 委員 ぜひ取り組んでいただい
て、まとめ
ていただい
て、またその状況については逐次議会
のほうにも報告をいただきたい
と思います。
それから、今、連日、テレビでも報道さ
れているように、災害ごみ、これが非常に大きな課題として指摘をさ
れていますよね。撤去し
ても撤去し
てもどんどん積み上がっ
ていく状況。そうする
と、今回、等々力
のところに災害ごみは集約したり、それから、横浜市でパッカー車20台ですか、出し
ていただい
て、都筑
の焼却場
のほうでも焼却処分いただい
ていると、そういう話も聞い
ていますけれども、もし仮に川崎全域で洪水被害等が発生した場合、大変な状況になるだろう
と。ただ、前も指摘したように、こうなっ
てくる
と、新臨港清掃場、浮島という場所で、しかも、堤外地で立地し
ている状況
の中で、本当に稼働
の担保がとれる
のか。浮島
の新臨港がもしとまっ
てしまった場合は、これは大変な状況になっ
てしまうだろう
と思います。ですから、こういう課題ももう1回よく見直しいただい
て、地域防災計画をどのような形でいつまでにもう1回見直しをかけ
ていく
のか、それから、第三者等
の意見も当然入れ
ていく
とは思う
のですが、それについて、今
の段階ではまだお答えはでき
ないとおっしゃるけれども、集約し
ていただきたい
と思います。
それから、最後になりますけれども、今後、今回
の事案に対して、今
の時点では、補正予算等を計上し
て対応する考えはある
のですか。財政支援措置で。
◎飯塚 危機管理室長 今
の御質問については、財政局
とまだ調整し
ていないので、具体的にお答えでき
ないので、確認
の上、またお知らせしたい
と思います。申しわけございません。
◆嶋崎嘉夫 委員 室長
の段階でということは、各原局から台風被害等
の取りまとめ
と、それから、金融的支援等も含めた形
の中で
の対策協議はまだ行わ
れていないということですよね。
◎大村
危機管理室担当課長 現在、財政局で被害額
の集計作業を行っ
ておりまし
て、今後、取りまとめた被害状況を把握した段階で、予備費で流用、あるいは補正、そういったことにつきまし
て御説明させ
ていただく
と同時に、今回、被害が大規模でございまし
て、額も相当
の額に上がるというふうに考えられますので、その部分につきまし
ては、きちんと国
のほうへ要望活動を行っ
ていくという、そういったスタンスで今調整し
ているところでございます。
◆嶋崎嘉夫 委員 予備費
といったって、
ないじゃ
ない。予備費
といったって、うち
の川崎
の財政
の中で予備費に充当するだけ
の額が用意できる
のか
といったら、緊急にはなかなか用意でき
ない。普通であれば調整基金を取り崩し
てやるしか
ないのでしょうが、あれは御存じ
のように、特交等を含めた支出等に連動しながら活用し
てきた部分もありますから、ほか
の補正
の中で通常使っちゃっ
ているわけですよ。そうする
と、新たな財源についてもう1回補正を組まざるを得
ないだろうという
のが普通
の考えね。国
の激甚災害指定を受けるという形になっ
て、5,000億円、国は予備費をそれこそ今後費やすということな
のですが、それにどのような形で対応し
ていくか
となる
と、市町村
のほう
の申請に伴っ
て国
のほう
の審査、そして、プッシュ型という
のも予算措置という形になるでしょうが、そうなっ
てくる
と、どんなに早く
ても予算
の議会で
なければ、恐らく補正計上はでき
ないだろう。ただ、その時期まで持っ
てくる
のか、それとも年内中、次
の12月定例会
の中で補正を計上する
のか、いいかげん決断を示し
ていただか
なければいけ
ないか
と思う
のですが、これは再度、財政当局、市長部局
のほうでも全体会議があるでしょうから、政策調整会議
の中でも協議を進め
ていただき、早い段階で議会に示し
ていただきたい
と思います。結構です。
◆田村伸一郎 委員 御説明ありがとうございました。
これまでに
ない記録的な豪雨ということな
のですけれども、委員
の皆様も私たちも被災現場に入らせ
ていただい
て、その状況を見ながら、生活支援とか、財政支援とか、さまざま社会保障に関連する相談体制
の準備とか、緊急要望書を市長、各部局
のほうに提出させ
ていただきまし
て、それを受け
て今御報告いただきましたとおり、職員
の皆様
の御尽力には感謝を申し上げたい
と思います。ただ、一方で、いろいろ
と御報告いただいた中で課題も多く出
てきたということでございますが、わかる範囲だけで確認させ
ていただければ
と思います。
当日、私も、さっき嶋崎委員からございましたけれども、寝たきり
の要援護者
の方から御連絡いただい
て、避難さ
れたい
とありました。正直、私も戸惑いまし
て、すごい状況
の中でということで、車椅子
の準備な
のか、車
の準備な
のか、また、学校は車で入っ
てはいけ
ないので、職員に電話し
ていただい
て、迎えに来
てもらうとか、本当にお一人
の方を避難させるということがこれほど大変なことな
のかということを痛感したわけでございます。そういった意味では、一つ一つ検証し
ていか
なければいけ
ないと思う
のですけれども、個別具体
の避難
の準備
の方法がすごく大事かなというふうに思っ
ています。今回、要援護者、障害者等
の病気をお持ち
の方
の避難者数は把握さ
れていないということですので、ここはしっかり
と把握し
て、また御報告をいただきたい
と思っ
ていますし、課題等、対応等もお知らせいただければというふうに思っ
ています。
そこで、日ごろから顔
の見える関係づくりが大事だというふうにいろいろ
と取り組んでおりますけれども、実際、避難所で地域包括ケアですか、そういった関連
の関係団体
の方々が実際に機能した
のかな
というところ
の課題もお声が上がっ
てき
ているのですね。そういったところはどんな報告とかが今現在来
ているのか、お伺いさせ
ていただきたい
と思います。
◎大村
危機管理室担当課長 まずは、要援護者
のところでございますけれども、当日、私も電話で個別
のケースについて御相談を受けまし
て、タクシー
の手配から具体的な病院
の選定、聖マリアンナですとか、そういった調整をさせ
ていただきました。そういった現場で
の対応を踏まえ
て、今、委員から御指摘がありましたように、事前
の計画をつくっ
ておくことが、こういったときに非常に重要になるというところがございます。そういったことを個別に対応したケースで考え
ているだけですので、そういった事例がたくさんある
と思います。
一方、避難所におけるそういった方へ
の支援、そういったところ
のケア
の部分につきまし
ても、個別で今いろいろ
とお話は伺っ
ておりますが、組織的にどのように対応したかという部分につきまし
ては、まだきちんとした報告がまとまっ
ておりませんので、そこ
の部分、きちんと報告を受け
て、実際
の現場
の声
とつき合わせ
て、検証し
ていく必要がある
と考え
ておりますので、今後そちらにつきまし
てはきちんと対応し
てまいりたいというふうに考え
ております。
◆田村伸一郎 委員 わかりました。ありがとうございました。避難所等で、なかなか身体面とか、心
の問題が起こった、被災さ
れた方もいらっしゃっ
て、そこに看護師
の方とか、社会心理士
の方がお見えになら
なかったというようなお声も上がっ
ているので、そこら辺
の連携もう一度改めてお願いしたい
と思います。ほか
の県ですけれども、障害を持ったお子様がとどまるということで、そのまま土砂災害に遭っ
て被害になったというようなニュースもございましたので、そこは重要なことだ
と思いますので、よろしくお願いしたい
と思います。
それから、今回
の内水氾濫
の件な
のですけれども、これまでは局地的な豪雨だけで、広範囲な感じで上がっ
てくる、広がっ
ていく
のかな
と、そんなリスクが今後考えられ
ていく
と思う
のですが、川
の氾濫に対した
洪水ハザードマップという
のはもうでき上がっ
て、これについてはまた再周知をしっかり行っ
ていただきたい
と思っ
ています。内水氾濫
のハザードマップについては、本市は毎年発行する災害概要
の中で浸水箇所
の町名だけは明らかにし
ているものだけ
の発行ということですので、もう1回この検証をしっかりし
ていただい
て、内水氾濫について
のハザードマップを作成し
ていただい
て、周知をし
ていただきたいなというふうに思っ
ております。
◎大村
危機管理室担当課長 内水氾濫
のハザードマップにつきまし
ては、現在、内水氾濫を所管する上下水道局
のほうで策定に向けた作業を行っ
ているところでございますが、今回、台風19号、多摩川
の水位があれほど上昇したということもございますので、想定
の部分はきちっともう1回改めて今回を踏まえ
て検証する必要がある
と思いますので、そちらを上下水道局
のほうで作業をさらに進め
ておりますので、それを確認し次第、また御報告することがある
と思いますので、よろしくお願いします。
◆田村伸一郎 委員 ありがとうございます。ぜひ想定以上
のマックス
の、そういったもので
の反映をさせ
ていただいたものをつくっ
ていただければなというふうに思います。
先ほど委員からもありましたとおり、災害ごみについても、この間、福島県
の郡山市では、焼却場自体が被災し
てしまったという、多分御存じだ
と思いますけれども、改めて本市
のそういった箇所
の点検をまたお願いしたい
と思います。これは要望させ
ていただきたい
と思います。
いずれにしまし
ても、今回
の災害で、私もそうですし、皆さんもそうだ
と思いますが、改めて防災意識が大きく変わった
のかなというふうに思っ
ておりますので、ぜひその辺は防災、減災、いろいろ
と検証を行っ
ていただきながら、取り組みを行っ
ていただい
て、まだ被災さ
れていらっしゃる方、いらっしゃいますので、本当に被災者第一、また、寄り添っ
ていただきながら、引き続き、再建できるまで、それ以降もお願いしたい
と思います。これは要望でお願いします。以上です。
◆月本琢也 委員 御説明ありがとうございます。私
のほうから幾つか伺わせ
ていただければ
と思います。
まず、3番
の「本市
の概要状況」ということで、体制について伺えれば
と思います。
12日、土曜日
の9時から災害警戒本部が設置さ
れて、23時に災害対策本部に移行し
ているという形になる
のですが、今回、風水害対策ということもあった
のかもしれ
ないのですが、災害対策本部
の中に、同じ場所に全局
の職員が入っ
ている形では
なかったというふうに伺っ
ているのですけれども、実際、災害警戒本部から災害対策本部になるときには、ひどい雨で、身動きがとれる状況では
なかったか
と思う
のですが、災害警戒本部、これ、以前、庁舎
の問題
のときに、災害対策
のために早く庁舎をつくら
なければいけ
ないのだというような答弁が全体
の議会などであった中で、今回、大規模災害につながる可能性もあった中で、災害警戒本部及び災害対策本部
の中で、全局
の方が入っ
ていない状態で進んでいったということについて、その理由を伺いたい
と思います。
◎大村
危機管理室担当課長 今回
の災害
の警戒本部及び災害対策本部
の設置状況でございますが、今回につきまし
ては、台風
の上陸が見込ま
れ、さらにスーパー台風だということもありまし
て、10日
の木曜日から関係局室区長が集まっ
て話し合いを続け
て準備を進め
てまいりました。そういった中で、3連休ということもありまし
て、金曜日
の夜に台風が近づい
てき
て、土曜日が一番ピークになるというところもございまし
て、災害警戒本部を土曜日に設置する
というところで動い
て、10時に設置しましたが、スーパー台風だったということもありまし
て、人的なボリュームとしては災害対策本部にすぐ移行できるような人的配置ということで、ボリュームを厚くし
て対応しました。その後、上流部に降りました雨が結構量が多かったということも踏まえまし
て、あと、いろいろな警報を踏まえ
て、23時にそのまま
のボリューム感で、機能を災害対策本部というところで設置、対応し
て、災害救助法も適用し
て、オール市役所で対応しようということで動いたものでございます。ですので、同日に警戒本部から災対本部に移行した関係もございまし
て、全組織が参加はでき
なかった
のですが、ボリューム感としては災害対策本部にすぐ移行できるようなボリューム感で準備し
ておりましたので、そういった経過で動いた次第でございます。
◆月本琢也 委員 もともと厚く想定し
ていたというところで、すぐに移行できるという形であったということについては、その準備はさ
れていたということについては理解した
のですが、情報
の部分で、実は我々も議会
のほうになかなか情報が正式に出
てこ
ないという中で、情報を伺う際、今回、我々も、危機管理室
の全市
の被害状況
と問い合わせに電話がつながら
ない、当然そうなる
とは想定はできた
のですけれども、しかしながら、我々もSNSとか報道ベースで知ることがほとんどで、それも1日2日
の話では
なくて、数日間、そういった形になっ
ていたということがございまし
て、その辺も、警戒本部及び対策本部を通じて伺った
のは、そのあたり
の体制
の中で、情報が危機管理室
のほうに全部集中し
ているべきな
のかな
と思う
のですが、そのあたりについてもいろいろ確認を、火曜日
の朝
の私も確認させ
ていただいた段階では、まだ確認中であるということでもございましたので、そういった意味では、今回、準備をさ
れていた以上
のことになっ
ているので、そこは課題があったというふうに指摘せざるを得
ないわけですし、今回
のことがあっ
て、少しその辺
の課題認識は多分おありになる
と思う
のですが、これが今回
の災害で情報を危機管理室に集約し
ていく、あるいは危機管理室から
市民に向け
て発信をし
ていく、あるいは関係機関に報告し
ていくという中で、現時点で課題があった部分
と認識さ
れている部分で整理さ
れている部分が教え
ていただければ
と思います。
◎大村
危機管理室担当課長 まず課題でございますが、今回
の台風
の上陸に当たりましては、まず最初に、土曜日に区役所が土曜開庁というところがございまし
て、そこ
の部分をどうするかということ、それ
とあと、イベントとか、各施設をどうする
のか。
市民の皆様には、我々、ホームページだけでは
なく、報道機関等
の皆様にもお願いし
て、情報提供し
て、なるべく不要不急な外出は控え
てくださいというアナウンスをし
てまいりました。一方で、土曜開庁をし
なければなら
ないという問題がありまし
て、そこ
の部分について、まず課題として上がったところがございます。結果としては、土曜開庁は行いました。それ
とあと、公共交通機関、そして、市バス
の運行を取りやめる
のかどうかというところも課題として検討したところでございます。
そういった課題を事前に検討した上で、スーパー台風だということもございまし
て、避難所運営に力を注ごうということで、学校
の施設
と事前に打ち合わせをし
て、避難所運営をスムーズに行えるよう段取りを整えたというところがございます。
そういった段取りを踏まえた上で、土曜日に参りまし
て、災害警戒本部ということで情報収集を行いました。こちら
の部分につきまし
ては、最悪
の事態を想定し
て、まず人
の命を救うということで、避難所、避難誘導をより積極的に呼びかけ
てというところで、そういったところ
のケア、椅子に座っ
ている状態じゃ
ないかとか、そういったところ
の情報収集を行いつつ、多摩川
の水位とか、気象情報、そういったものを確認し
ておりました。ですので、その後、台風が通過した後に上がっ
てくる情報収集、こちら
の部分につきまし
ては、避難所
の皆さんがどうなっ
ているのかというところを主眼に情報収集したこともございまし
て、先ほどうち
の担当課長から御説明させ
ていただいたように、119番
の情報でまず全体像を把握せざるを得
なかったというところが実際でございました。
ですので、今後、より現場
の状況をスピーディーに我々
のほうで把握する、リアルタイムに把握する、しかも正確にというところは本当に大きな課題だというふうに考え
ております。
◆月本琢也 委員 ありがとうございます。今回、今、課長から御説明いただいた中で、多摩川
の問題、それから、中原区
の内水氾濫
の問題を含め
てな
のですけれども、今回、三沢川、平瀬川、それから、中原区
の水害が、それぞれ場所によって、起きた発生原因等は多分違う
と思う
のですが、このあたり
の発生原因及び再発防止策等について、現段階でわかっ
ていることがある
のか、あるいはわかっ
ていなければ、いつごろぐらいまでには検証ができる
のかという、その辺をお聞かせいただければ
と思います。
◎飯塚 危機管理室長 今、河川については建設緑政局
の河川
の関係、それ
と、内水は、先ほど説明したように、上下水道局というようなところで検証を行う
と。ただ、形を含め
てどうするかという
のは、まだ具体的には決まったというふうには聞い
ておりません。ただ、どちらにし
ても、検証し
て、それ
の対策を講じれば次
の被害が
ないという
のか、もしくは先ほどお話があったように、ハザードマップとして
市民の方に啓発を促し
ていくべきな
のかとかという、対策としてどういう形をとっ
ていく
のかという
のを含め
て検証するべきだというふうにこちらとしては思っ
ておりますし、それぞれ
の所管局はそういうつもりで動い
ているというふうには思っ
ております。ただ、具体的な日程等はまだ確認
といいますか、聞い
ては
いないという状況でございます。
◆月本琢也 委員 あと、今、災害ごみ
のお話も少し出
ていましたし、中原区なんかだ
と、道路
の路面にたまった土砂
の水をまい
てきれいにそれぞれ被災者
の方、ボランティア
の方がさ
れた
と伺った
のですけれども、それによって側溝が詰まったりということがあっ
て、こういった災害ごみ
の、処分中ということではあった
のですが、処分さ
れる期限はいつぐらいまでをめどにできるかとか、あるいは土砂等が堆積し
ているものについて処分ができる、積み出せるという
のは、その辺
のめどはつい
ているのでしょうか。
◎飯塚 危機管理室長 今御指摘
の点につきましては、ボランティアとかも含め
て、泥をかい
て、袋なりに詰め
て道路にいただいたものは
道路公園センターが回収し
てというやり方をし
ております。あと、じかにここはすぐにやったほうがいいという
のも
道路公園センターは動い
ているというふうに聞い
ておりまし
て、雨等もありまし
て、それでまた逆に流れ
ていくというようなところもあるように聞い
ております。ただ、期限について何をもっ
てゴールかというところを含め
ては、私どもは確認し
ておりませんので、その時期も含め
て、そういう情報としてはまだ私どもには入っ
ていないというところでございます。
◆月本琢也 委員 あと、今回、衛生面
のほうで御心配さ
れているところがたくさんあるわけですけれども、
市民の皆さん
のほうから問い合わせがあった、町内会単位に消毒剤
の支給などを行っ
ていらっしゃるというふうに伺っ
ているのですけれども、衛生面
の対策
のところで、これも町内会単位で、この配付はもちろん完了し
ていて、今、被災さ
れて、浸水さ
れた方々
のところはある程度消毒は済んで
いるのかどうか、その辺
の状況がわかれば教え
てください。
◎飯塚 危機管理室長 今
の御指摘
の部分、衛生
の部分も、各区
のほうで衛生関係
の職員が回っ
て、健康
の相談であったりとか、見
て回っ
て、指導みたいな形は地域
の要望も受けたり、こちらから巡回したりという形で、回っ
ては
いるというふうに聞い
ております。ただ、何をもって消毒済みかというとこら辺については、まだ確認はとれ
ていませんし、どうある
のが完成かというところも私どもそこまで専門的な見地を持っ
ておりません。ただ、一方で、地域でにおいがまだあるとか、そういったお声はこちらには聞い
ておりますので、そういう意味では複合的に、泥をかか
ないと恐らく消毒、泥をかい
て洗浄し
て、その後、消毒し
てというような多分手順だ
と思いますので、そういう意味ではやっぱり複合的にやっ
ていか
ないと、全面には及ば
ないのかなというふうな理解はし
ておりますが、そこはまだそれぞれ入り込んで回っ
ているという状況だ
と思っ
ておりますので、期限等についてはまだ聞い
ていないという状況でございます。
◆月本琢也 委員 あと、先ほど道路
の清掃
の話があったので、これを上下水道局
の所管になっ
てしまう
と思う
のですけれども、災害全般に起き
ていることでもあるので、もし検討し
ていればお聞きしたい
のですが、多分、自分
の家
の水道で皆さん出し
て洗わ
れているので、大量に水を使っ
ていて、今月、来月
の水道料金ががばっ
と上がるということがあり得る
と思う
のですけれども、そのあたり、被災者
の財政的な措置という
のはでき
ないものな
のですか。
◎大村
危機管理室担当課長 今、お話
のございました被災地域における水道料、下水道料
の利用料
の減免につきまし
ては、現在、上下水道局
のほうで減免
の実施というところで動い
ておりまし
て、近々、そういったところで御報告させ
ていただくことになる
と思います。
◆月本琢也 委員 本当に大変な中、皆さん、いろいろな情報を集約しながら御報告いただいたわけですけれども、
市民の皆さんでも意識
の格差が実際にあるという
のが、私、麻生区選出でございますので、なかなか災害が起き
ているという実感
のない方も割
とたくさんいらっしゃるという中で、逆に市役所
の中でもやっぱり職員
の中でも意識
の格差がある
のかなというふうに見受けられる部分も感じられるところでもありますが、今回
の災害が発生し
ている中で、意識
の共有という
のを図っ
ていか
なければいけ
ないと思いますし、9月8日に市
の総合防災訓練があっ
て、さまざま課題があっ
て、台風15号があった、そういった中で、今回、体制をつくっ
てこられたということについては理解する
のですが、今、現場で頑張っ
ていらっしゃる職員もいらっしゃったり、危機管理室
の皆さんも、夜も寝
ないで今もなお2週間近くやら
れていると思う
のですが、そういった全体的な意識啓発という
のも、今後いろいろな計画をつくっ
ていく中で、職員さん等でも意識啓発をしっかり
とし
ていただきますことを私
のほうから要望させ
ていただきまし
て、私
のほうはとりあえず以上にさせ
ていただきます。ありがとうございます。
◆宗田裕之 委員 やっと罹災証明書が発行さ
れて、被害状況を詳しくわかっ
てきた
と思う
のですけれども、特に参考資料2にある被災者生活再建支援制度についてお伺いしたい
のですが、まず、今、川崎市
の中で把握し
ているだけで、全壊、半壊、あと、一部損壊という
のは今回上がっ
ていると思う
のですけれども、それぞれ
の件数がわかれば教え
てください。
◎大村
危機管理室担当課長 29日時点
のデータでございますが、市7区全体
といたしまし
て、全壊が18件、半壊が527件、一部破損が63、床上浸水が683、床下浸水が224、これが住家被害として上がっ
てき
ている、29日時点
の情報でございます。非住家被害
といたしまし
ては、29日時点では18件という数字が今上がっ
てき
ております。今
のお話
の数字につきまし
ては、昨日17時現在ということで報道及び議会
の皆さんにお知らせ、お伝えし
ている情報でございます。
◆宗田裕之 委員 その中で言わ
れているのが、浸水深が1メートル未満とか1メートル以上とかという区分けがある
と聞いた
のですが、その辺はどういう区分けな
のか、教え
てください。
◎飯塚 危機管理室長 詳細な調査
の仕方については、今みたいな浸水深で決める方法
と、恐らく川崎
の税
のほう
の調査は、面積
といいますか、高さでは
なくて、床
の面積だったり、浸水する
と壁にも当然水がかかりますので、その辺
の面積も踏まえ
て点数化し
て分けるような形をとっ
ているというふうに聞い
ておりますので、そういう意味では、高さだけで全てを決めるというような判定では
ないというふうに聞い
ております。
◆宗田裕之 委員 1回目
の調査認定が終わっ
て、それでもし不服がある場合には、国から再調査を依頼することができるというふうに聞い
ているのですが、それはどうですか。
◎飯塚 危機管理室長 御指摘
のとおりでございまし
て、今、市
のあつらえとしましては、一般的なやり方として、一次調査という
のは外観目視だけで決める。二次調査という
のは、所有者なり居住者
の許可を得
て家
の中を見るというような形で、それに不服があった場合は再調査
の申請ができるというようなやり方でございます。ただ、今回、既に報道機関等で発表いただい
ていますけれども、面を決め
て、浸水が重点し
ている地域はローラー
といいまし
て、罹災
の交付願があろうが
なかろうが、1件1件、税
の職員が訪問し
て、いらっしゃった場合は、そこ
の中を見せ
ていただい
て、それで判定し
ていますので、今回
の調査は二次調査も踏まえ
て、二次調査が終わっ
ているという状況になっ
ております。今週月曜日から罹災証明を皆さんにお渡し、郵送等でお出しし
ていますので、もしそこで説明なり、相談窓口もやっ
ておりますので、説明し
て、それでも御納得いただか
ない場合は再調査
の申請ということで、今、その手続を踏まえ
て、もう受け
ている状況でございますので、不服があった場合は既に再調査というような位置づけで御申請はできるというようなあつらえはし
てございます。
◆宗田裕之 委員 あと、ちょっと別件な
のですけれども、北見方で大規模なマンションが浸水しまし
て、地下に駐車場があっ
て、地下
の駐車場がまだ使え
ない状況な
のです。マンション
のほうから、その駐車場
の代替地がもしあれば市
のほうで確保でき
ないかという要望があった
のですけれども、その辺はどうな
のですか。
◎飯塚 危機管理室長 市
のほうでどこか準備できる余地があるか
という
と、今、厳しい部分がございます。そういうニーズとしてあるという
のは聞い
ておりますし、水没を免れた車については、今、一時的にお近く
のコインパーキングとか、御自分で手配をさ
れているというふうには聞い
ております。ただ、代替用地をどこに設け
て貸せる
のかというところについては、今、区も含め
て、頭を悩ませ
ているという
のが実情でございます。
◆宗田裕之 委員 例えば今、被災者だ
とホテル住まいとか、そういうときはある一定
の支援が出る
のですね。
◎飯塚 危機管理室長 ホテル
のところがメニューとして減額になるというようなものは
ないと思います。ただ、一方で、ホテルを営業なり運営さ
れている方が被災者向けにそういうことを個別
の判断でという
のはあるかもしれ
ないですが、罹災証明を持っ
ていけば減額になるというようなところは
ないというふうに認識し
ております。
◆宗田裕之 委員 結構です。
◆赤石博子 委員 2点ほどお伺いしたい
と思う
のです。
今回、浸水
の原因として、内水氾濫
と、あともう一つ、外水が一部、例えば多摩区菅地域は、そちら
のほう
の原因だったというふうに聞い
ていて、それは公式発表が明日、委員会
のほうで行わ
れるというふうに聞い
ているのですが、住民
の方から、中小河川
の情報がなかなか住民、自分たちにとっ
て得る方法が
なかった、そのような点で非常に不安を感じ
ていらっしゃったという声が多かった
のですね。市として、多摩川はよくテレビでも報道さ
れておりましたが、三沢川ですとか、平瀬川、あと、今回、菅地域だ
と大丸用水というところが結構損害が具体的に上がっ
ているようですが、そういう中小河川に対する状況把握はどのような状況になっ
ていらっしゃる
のでしょうか。
◎大村
危機管理室担当課長 御質問
の件でございますが、中小河川
の部分につきまし
ては、今回、多摩川
の水位上昇率が鶴見川より非常に高かったというところがございまし
て、そういたします
と、多摩川に流れ込む中小河川
の水が多摩川
のほうに出
ていか
なくなる可能性が非常に高かったというところがその当時
の降雨量
と降雨予想からわかっ
ておりまし
て、我々、警戒本部
といたしまし
ては、そういった最悪
の事態に備え
て、時間的にタイトであった
のですけれども、住民
の方へ
の周知、呼びかけ、
道路公園センターによる、あるいは消防団による見回り、声かけというところに力を注ぐようにということで、警戒本部
の中では指示が出
ておりました。ただ、お話がございましたように、その辺
の周知が全てきちんと行き渡ったかという点につきましては、課題もあった
と思っ
ておりますので、その辺については今後きちんと検証し
てまいりたいというふうに考え
ております。
◆赤石博子 委員 ありがとうございます。それはパトロールカー
のようなことで広報し
て回ら
れたということだった
のでしょうか。
◎大村
危機管理室担当課長 基本的には
道路公園センターのパトロール車及び消防団
のアナウンスというふうに伺っ
ております。ただ、その辺につきまし
ても、実際に現場ではどういった形
の組織体制で、何時何分どうやっ
て回った
のかというところまではまだ確認でき
ておりませんので、その辺は今後きちんと検証
の中で確認し
てまいりたい
と思っ
ております。
◆赤石博子 委員 今回、三沢川、平瀬川だけで
なく、二ヶ領用水、五反田川など、各地に中小河川が流れ
ておりますし、農業用水も流れ
ていると思いますので、ぜひその辺
の情報、周知徹底をお願いしたい
と思います。
それ
ともう1点な
のですけれども、被災住宅支援ということで、市営住宅など
の公的住宅、これを活用さ
れているということで、76戸という
のは、現在避難さ
れている戸数ですか。
◎大村
危機管理室担当課長 76戸
の無償戸数につきまし
ては、避難さ
れている、避難所に
いらした方、あと、住宅が被災さ
れた方を含めまし
て、市営住宅で募集をかけ
て、マッチングし
て、それで対応した件数が76件でございます。
◆赤石博子 委員 ということは、まだ皆さん
のニーズが全部満たさ
れていないという解釈でよろしいでしょうか。
◎大村
危機管理室担当課長 公的住宅
の余裕という点ではまだ若干余裕があるというふうに我々は認識し
ておりまし
て、今、高津区で避難さ
れている方も含めまし
て、そのニーズについてはきちんとお話を伺った上で、公的住宅を利用さ
れたいということであれば、そういったところでこちらに入っ
ていただくようなマッチング
の支援はし
ている状況でございます。
◆赤石博子 委員 我が党は18日に宗田団長を初め、いろいろ市長に対して要望書を出させ
ていただいた
のですが、その中でも民間
の住宅
の借り上げ、要するに住んで
いた環境から余りかけ離れたところで
の避難生活が長引くということは、やはり住んでいらっしゃる方にとっても大きな負担になりますので、ぜひ余り環境が変わら
ないような状況で
の御配慮を前向きに今後ともお願いしたいということをお願いし
ておきます。以上です。
◆鈴木朋子 委員 私からは、避難所
のペット
の受け入れについてまずお伺いしたい
のですけれども、確認な
のですが、今回
の台風
の避難所開設、その中でペットを同伴し
て避難できるかどうかということをどのように対応さ
れた
のかをまず伺いたい
のです。
◎大村
危機管理室担当課長 ペット同行
の避難につきまし
ては、10日から行っ
ておりました関係局室区による警戒体制
の中でやはり課題として上がっ
ておりまし
て、今回につきまし
ては、ペット
と一緒に避難さ
れる方につきましてはケージ等、ほか
の方に御迷惑がかから
ないというような形であれば受け入れる、断ら
ないという方向を庁内で確認し
て対応したところでございます。
◆鈴木朋子 委員 そうします
と、全避難所で、ケージに入れ
ていれば受け入れ可だった、断ったりした事例は
ないということでよろしい
のでしょうか。
◎大村
危機管理室担当課長 個別
の事例については全て把握し
ているわけではございませんが、当日、電話でいろいろ
と御意見が寄せられた中では、ペットに関するトラブルという
のは数点あったという
のは認識し
ております。実際にケージに入ら
ない大型犬を連れ
てこられた方がいらっしゃったりとか、それについても柔軟に対応したところ、いろいろ
と課題も生じたという実態
の報告も受け
ておりますので、そういった点も含め
て、今後、きちんとペット
のことにつきましては検証する必要があるというふうに考え
ております。
◆鈴木朋子 委員 動物に関しましては、極端に分かれる
といいますか、飼っ
ていらっしゃっ
て、私もそっち側な
のですが、長年一緒に暮らし
ている人にとっては家族ですし、反対に、嫌いな方もいらっしゃるし、また、アレルギーなどで生理的に受け付け
ないという方も
いて、非常に難しい問題を含んで
いると思います。避難所にとって、全部受け入れ
ていただければ、飼っ
ているほうはうれしい
のですけれども、片や、アレルギーなどで、一緒には困るという方もいらっしゃる中、事前に避難所ごとに、動物は可ですとか、不可ですとか、そういった表示ですとか、また、告知などは特にさ
れていたかどうか確認したい
のです。
◎飯塚 危機管理室長 多少ばらつきはありますが、各避難所で避難所運営会議等を開か
れて、避難所にマニュアルをつくっ
て、ペット
の場所等をあらかじめ指定し
ているという取り組みをし
ているところも相当数あるというふうに聞い
ております。ただ、そこ
のルール化は、そこに携わる方々で決めるというようなスタンスもございますので、今回
の場合は、逆に、私ども、問い合わせを受けた場合は、先ほど課長
のほうから言ったように、ケージにまず入れ
てください、それ
と、避難し
て、今回
の場合は、恐らく浸水深
の関係で、教室、上
の階に行く可能性があるので、そういう意味はずっとペット
と同行でき
ない可能性があるという
のも含め
て、学校自体
の個別はどういうふうに対応したかという情報は集約でき
なかった
のですが、御案内なり問い合わせについてはそういうお答えをし
ております。なので、ケージに入れたとしても、ちょっと離れた場所にまとめ
て置くみたいなところもあったか
と思いますし、教室
の上まで連れ
ていったという
のは逆に
ないかなというふうに思っ
ています。ただ、一方で、屋外
の雨にもぬれるようなところに置いたということも余り聞い
ておりませんので、その辺はあと
の検証
の話も含め
てな
のですが、確認する
のと、やはりルール化ですね、今言ったようにアレルギー的なものとか、今回
の場合は、その後、2日間ぐらい学校が休みでしたので、多少、そういう対応でも掃除も含め
てできた可能性は高い
と思っ
ています。ただ、これが雨
のいっとき避難だけでお使いになったときに、ペットも同行し
て、翌日から例えば児童もしくは生徒が授業ということになります
と、アレルギー
の問題とかという
のは非常にデリケートな話になりますので、そういう
のも含め
てシミュレーションはもう少し精度を皆さんで上げ
ていただい
て、決め
ていただくというようなことになろうかというふうに今
のところは認識し
ております。
◆鈴木朋子 委員 今おっしゃら
れたように、ルール化さ
れて、事前にわかっ
ているということが、安心し
て避難しやすい環境をつくることにつながる
と思いまし
て、あの雨
の中、やっと
の思いで動物を連れ
ていったら、ちょっと難しいという対応もあったという
のをちらっと聞い
ておりますので、そういったことにもなります
と、行っ
てみ
なければわから
ないという
と、相当負担になる
と思う
のですね。動物も年をとる
と介護が必要だったりしまし
て、私も動物を飼っ
ていて、まず災害になったら、年老いた母
と動物、これ、どうしたものか、避難なんかできる
のだろうかという
のがいつも心にすごくひっかかっ
ているので、そういった皆さんは多いか
と思いますので、どう対応するか。全避難所で全て
の動物
と家に
いるとき
と同じようにという
のは無理だ
と思う
のですね。そういったことでは
なく、あらかじめ、緩やかに受け入れられるところ、また、そうでも
ないところなど、濃淡があっ
てもいい
と思うので、早目にわかっ
ていればやはり対応もしやすい
と思いますし、また、ケージに入れれば受け入れるという
のも、当日、または前日にお電話で問い合わせがあっ
て答え
ていただい
ても、ケージを買いにいけ
ないじゃ
ないですか。雨がひどければ。その辺は飼い主
の方にも自覚し
ていただくという
のもある
と思う
のですが、緊急時
の動物を連れた避難
のあり方については、もう少し事前
のルール化をし
ていただい
て、それで対応もしやすいように図っ
ていただければ
と思っ
ております。その辺はルール化はお約束し
ていただい
てよろしいでしょうか。
◎飯塚 危機管理室長 今
の御指摘
の点で1点、私どもで避難
の勧告を出す際
のメール等には、ペットについてはケージに入れ
てくださいというような一文はつけ加えた形で今回発出はし
ております。一方で、ルール化
のお話ですが、全避難所に対してルール化を義務づけるような形ができるかどうかという
のはちょっと検討させ
ていただきたい
と思います。という
のは、避難所
の運営は、地域
の方を含め
てやっ
ていますので、そこで決まるルール
と、行政がこうあるべきだというルールはちょっと整合を図っ
ていく必要がございます。ただ、一方で、その結果は、皆さんにお知らせし
て問題は
ないと思っ
ていますので、検討し
ていただいた上で、ここは不可、もしくはここは大丈夫というようなところは、逆に出せる可能性がございますので、そこは各避難所
の皆様にもお伝えはしながら、検討を図っ
ていただくという
のがまず一義だというふうに思っ
ています。その上で、ルール化な
のか、見える化な
のかというところは、こちらに、この後検討し
て、お出しし
ていきたいというふうに思っ
ております。
◆鈴木朋子 委員 ぜひ取り組みを進め
ていただきたい
と思います。
それと、別件な
のですけれども、高津区で1人だけ死亡者が出
ている、この件につきまし
て、本市唯一
の亡くなら
れた方ということで、事情
といいますか、詳細
のほうをわかっ
ていれば教え
ていただきたい
のです。
◎伊藤
危機管理室担当課長 詳細
の原因についてはまだ我々も把握し
ていないところでございますけれども、溝口6丁目地区におきまして、浸水
の建物
の家屋
の中から見つかっ
て消防隊に救助さ
れたということは確認し
てございます。
◆鈴木朋子 委員 この方だけが逃げおくれ
てしまったことについて
の詳細という
のは、それ以上は今
のところわかっ
ていないということですか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 原因等も含めまし
て、その辺につきまし
ては、まだ私どもには入っ
てございません。
◆鈴木朋子 委員 うわさレベルな
のかわから
ないのですけれども、この方も動物を飼わ
れていて、犬
と一緒に亡くなら
れていたという話がSNSなどには流れ
て、私も個人的にそういう御連絡をいただい
て、どうな
のかというふうに聞か
れているような状況です。もちろん動物を人間より優先するとか、そういう話では
ないのですけれども、そのあたりも詳細を確認いただい
て、今後、亡くなら
れる方が出
ないような対応をお願いしたい
と思います。これで終わります。
◆堀添健 委員 今回、非常に大きな被害があっ
て、特に現場
の職員
の皆さん、大変御尽力さ
れたことに感謝申し上げます。例えば避難所
の運営もそうですし、あるいは高津で、余り報道もさ
れていませんけれども、本部に最後まで従事さ
れて、最終的には本部が流さ
れるというぐらい、ぎりぎりまで対応さ
れたりとか等々、そうした努力があったからこそ、ここまで被害が抑えられたという面もあった
と思いますので、心から感謝を申し上げます。
ただ、一方で、現場
の職員
の皆さんは非常に尽力さ
れた一方で、大きな課題が今回改めて出
てきたな
というところも感じ
ているところです。とりわけ、例えば今お話を聞い
て驚いたという
のが正直なことな
のですけれども、当然検証は必要な
のですが、これをどういう形でやるか、あるいはどこが主体
となっ
てやる
のかということがいまだ決まっ
ていないということが、私は信じがたいところがありまし
て、当然これは危機管理室、危機管理監を中心にやっ
ていただか
ないと、何
のために危機管理室がある
のかという話になりますし、あと、御答弁
の中でも、今
の亡くなった方
の話もそうですけれども、余りに伝聞調
の話で終始し
ていまし
て、皆さん、確認さ
れた
のですかというところですよね。
例えば今回
の逆流による氾濫等も非常に大きな問題ですけれども、そのあたりが本当にそれは建設緑政局
の課題な
のかということで言えば、あるいは
道路公園センターの課題な
のかということで言えば、当然これは最終的には危機管理室
のほうで問題把握をさ
れて対応し
なければいけ
ない。亡くなった方も、ほか
の自治体
のように、屋外で車
の中で巻き込ま
れて亡くなった
のであれば理解できる
のですけれども、部屋
の中に
いて亡くなら
れるということを重く受けとめ
ないといけ
ないと思う
のですよね。これはもしかしたら対応次第によっては救わ
れた可能性も十分あるわけですから、そのあたりをもっと、今回、甚大な被害が、後ほど報告があるそうですけれども、企業だけでも50億円を超える被害を受け
ているということで言えば、物すごく甚大な被害があったわけですから、この被害を次に生かし
ていか
なければいけ
ないわけですし、その意味で言う
と、まず確認な
のですけれども、検証は危機管理室が主体
となっ
てやるという理解でよろしい
のですか。
◎飯塚 危機管理室長 先ほども申し上げたとおり、それぞれ
の専門性
のある部分という
のは、その専門
の局がやるべき部分、それ
と、我々がやるべき部分という
のは、
市民の方ですとか、あと、体制とか、情報共有、そういった部分は我々としてはやら
なければいけ
ないというふうに思っ
ております。ただ、それは最終的にはオール市役所で検証という形でお出しするものだ
と思っ
ておりますので、その辺については最終的には我々が取りまとめるか
と思う
のですが、我々が一つ一つ
のテクニック的なものを踏まえ
て入っ
ていくか
という
と、そこはまたちょっと整理が必要かなというふうに今
のところ思っ
ています。
◆堀添健 委員 もちろん専門的なところで
の知見も要りますし、実際業務をやら
れているのはそこですから。ただ、そこに対して危機管理室として、そこ
の出
てくる報告をそのままうのみにする
のでは
なくて、危機管理室として全庁的な、あるいは全市的な観点で
の位置づけ
のセクションなわけですから、それは当然危機管理室として
の立場でしっかり
とかかわっ
ていただか
ないと、例えば消防なら消防がやっ
ていることに対してもかかわら
なければいけませんし、ここは主体的にかかわっ
ていただく
のが本来、危機管理室
の役割
と私は理解し
ていますので、どこそこがこう言っ
ているということで終わっ
てしまう
のであれば、じゃ、何
のためにある
のですかという話になりますので、そこはぜひこれから
の活動を見させ
ていただきます。
あともう1点、被害状況ということで言う
と、8番
の中で具体的に記載し
ていただい
ているのですが、公共施設に関してこれ以外には被害が
なかった
のか教え
ていただけますでしょうか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 こちらにつきまし
ては重立ったものを載せさせ
ていただい
ておりまし
て、各局から
の集計という
のは現在行っ
ているところでございます。昨日発表させ
ていただいたものにつきまし
ても、軽微なものを除きまし
て、重立ったものにつきましては、公共施設等
の被害につきまし
て載せさせ
ていただい
ております。
◆堀添健 委員 先ほども若干質問
の中にありましたが、例えば福祉関係で言います
と、指定管理施設等で甚大な被害が出
ているものもある
と、再開
のめどが立っ
ていないというものもあるか
と思う
のですが、そのあたりについては把握はさ
れているのでしょうか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 被害につきまし
ては把握し
てございます。
◆堀添健 委員 具体的にみやうちなんかで言います
と、どのような対応をさ
れるのでしょうか。
◎伊藤
危機管理室担当課長 福祉施設のみやうちにつきまし
ては、1階が水没した
と伺っ
ております。人的なものにつきましては、水没
の前に上階に逃げ
ていただいたということで、幸いだった
と思う
のですけれども、復旧状況につきまし
ては現時点で私自身も把握し
ていないところでございます。
◆堀添健 委員 これももうそろそろ3週間たつわけですから、しっかり把握し
ていただか
ないと、実際そこはとりわけ健康福祉局が絡みますし、さらには民間事業者ということですから、直接ということはあるかもしれませんけれども、いずれにし
ても、被害状況で言います
と、先ほどお話がありました避難所で避難さ
れる方
と同じような状況がほかにもたくさんあるわけですから、そのあたりはしっかり対応し
ていただく必要がある
と思いますので、よろしくお願いいたします。
今回、先ほど
の避難所
の関係で言います
と、私が伺っ
ているのは、自主防災なり、避難所運営会議、地域
の方が中心になら
れるのは、基本的には地震
のとき
の対応である
と。今回
の風水害については事前にある程度予測ができるので、原則として行政が対応しますという話でした。そうします
と、先ほど
の御答弁
の中で、避難所運営会議が設定したマニュアル
の問題
の指摘がございましたけれども、今回、もし行政が中心にやら
れることになれば、先ほど
の御答弁
と若干そごがあるような印象を受けた
のですけれども、そのあたりは、まずは今回は行政が中心で避難所を開設し
ているということ
の理解でいい
のか、確認いたします。
◎飯塚 危機管理室長 今御指摘いただいたとおり、基本的に避難所マニュアル等は震災時を想定し
てつくっ
ているものはございますが、ただ、避難所を開設するに当たって
の運用としましては、そのマニュアルを準用できるというふうな理解はし
ております。
一方で、今回
の水害は、行政が開設
の義務を負う
というところで、まず、私ども
の職員を動員し
て、開設
の準備が整うということで勧告を出したというところでございますので、そういう意味では、勧告を出す2時間前に既に動員を発令し
て避難所に職員を配置する、その上で勧告を出すというような手続を踏んでおります。今回、あれだけ
の被害をあらかじめわかっ
ていれば、人数的に避難所に2人ぐらい
の職員がまずは当たるような動員計画になっ
ておりますので、多いところで3人ぐらい
の職員、もしくは学校
の教職員が協力し
てもらっ
て、多く
ても3人から4人というふうに聞い
ておりますので、そこに最大で300人とかという数
の避難
の方がいらっしゃったという
のが現実でございますので、その人数だけでその方々を回せるか
という
と、ちょっと厳しいものがある。自主防
の組織
の皆様が自主的にお手伝いに来
ていただいた避難所もございますし、避難所を運営する職員も声
の出し方いかんだというふうにレポートを一部
の方からいただい
ているのですが、来た方に声をかけ
て一緒に備蓄物資
の搬送を手伝っ
てもらったりとかということで、大人数を何とか対処したというような情報も聞い
ております。なので、こちらから区が独自で避難所をあける以上、自主防に連絡したという区もございますし、自主的に集まっ
ていただいたという場所もございますので、そういう意味ではさまざまな対応なり、御協力をいただいたというふうには思っ
ております。ただ、基本は行政職員が行っ
てあけ
てというところでございます。
それは一次避難
の風水害というような今
のところ計画
の避難所
の運営というふうになっ
ておりますので、受付業務をやる程度で、雨風が逃げた後には既にお戻りいただくみたいなものが基本
の仮想状態で計画を立て
ておりましたので、半日以上長く滞在するとか、その後も水が引か
ないでなかなか帰れ
ないとか
となった場合は、やはりちょっと違う
のかな
という
のが、今回、今
のところ、我々が受け
ている計画
とのそごがあったというふうに思っ
ております。
なので、逆に言う
と、備蓄品
の扱い方もそうですし、そこは今回
の水害
の大きさなり、長時間
の対応という
のを勘案する
と、どちらか
という
と、我々が想定し
ている風水害対応
というよりは、震災時
の災害対応に近いような避難所運営を行ったほうが正解だった
のかな
というようなところもございます。ただ、それはいずれにし
ても検証し
ていくというところだ
と思います。
◆堀添健 委員 確かに今回、非常に被害が広範だった
のですが、ただ、今回、避難勧告が、先ほど
の御報告です
と、洪水で91万5,000人ということで言います
と、これだけ
の避難勧告をし
ているのであれば、避難所に逃げる方も、今回ぐらいは少なくともあるだろうということは当然想定できた
のでは
ないかというふうに思います。
そうした中で、特に北部ではほとんど
の避難所が開設さ
れましたので、そうした中で言う
と、今お話がございましたが、学校
の先生方もかなり協力いただいたところも多かった
と伺っ
ています。あるいは自主的に自主防災
の方が集まら
れているところもありましたが、2名でできた
のかというふうな思いもある
のですけれども、ただ、一方で、交代要員を考えた場合に、それ以上
の余力が区にあった
のかな
ということも感じるわけですね。そうしたことで言う
と、余りに区
の体制が人的な配置が日ごろから足り
ていないのでは
ないかということが私自身は非常に強く感じた
のですけれども、学校によってはまだ給食ですとか、用務とか
の職員がいらっしゃればいい
のですが、それがいらっしゃら
ないところもありますし、そうした中で言う
と、100名ぐらい集まっ
て、2人では対応でき
ないという状況を私は見聞きしましたので、しかも、高津区内でも1,100名を超える方が集まら
れたところもあるという中で言う
と、それが、今回は大体1晩で閉鎖になりましたけれども、それが2日3日続いた場合には、どうやっ
て運営し
ていく
のかということも含め
て言う
と、現場
の職員
のほうが非常に課題として今回残ったな
と。
例えば市税事務所なんかも以前は区
の中にありましたので、割合
と協力が得やすかった
のが、今回、市税事務所になりましたので、区役所
の中
の職員、あるいは建築事務所も以前はありましたから、そういうことで言う
と、専門的な知見が区役所
の中にあった
のが、今は
ないということで言う
と、今回
のような状況があったとしても、それを満たせるだけ
の対応ができた
のかという
のは大変大きな課題だなというふうに思いましたので、それを前提に、自主防災なり、避難所運営会議に地域
の力を前提にするですとか等々、これは来年
の台風シーズンという話がございましたけれども、地震
のときはいつ来るかわから
ないわけですし、より長期にわたって避難所
の運営が必要になっ
てくるし、そうした中で言う
と、今回初めて
の大規模な被災ということだ
と思いますので、これはぜひ早急に綿密に分析をさ
れて、生かすものは生かし
ていくということを重ね
てお願いします。
◆月本琢也 委員 災害協定をそれぞれ結ば
れてき
ていると思う
のですが、今回、7番
の被災者支援
のところで災害廃棄物
とその他支援
の2つ
のところで書か
れているところがある
のですけれども、災害廃棄物
の場合は建設業協会等
の民間団体及び横浜市
の支援を受けながらということで、先ほどごみ
の回収で嶋崎委員
のほうからお話があった横浜市
のパッカー車
の話とかも出
ているのですが、災害廃棄物
とその他支援を含めた民間団体
の部分
と、東京都だけしか書か
れていないのですが、自治体関係で災害協定を結んで
いるところから
の支援について具体的に教え
ていただければ
と思います。
◎大村
危機管理室担当課長 災害協定
の御質問でございますけれども、今回につきまし
ては、今お話がございましたように、建設業協会にお願いしたということでございます。あと東京都、資料に出
ているとおりでございます。発災初動時から協定を締結さ
れたところからいろいろ
と申し出は受け
ておったところでございます。そこ
の部分について、その当時、災害初動時
の対応
とのマッチングという点で、我々も現場
の情報を全て把握でき
ていなかったということで、なかなかおつなぎでき
なかった課題がございます。ただ、今、士業さん
とは、罹災照明
の建物被害調査
の関係で再調査
のところで御協力いただけ
ないかということで調整したり、これから復旧、復興に向けた段階
のベースで、協定
の活用については、今、それぞれ
の団体さん
と打ち合わせをし
ているところでございます。ただ、危機管理室は全て
の協定を持っ
ているわけでは
ないので、もしかする
と協定
の発動によって現場で対応が行わ
れていた可能性もありますので、そちらにつきまし
ては検証
の中で確認し
ていきたい
と思います。
◆月本琢也 委員 ありがとうございます。今、課長
の答弁で、情報がうまく操作でき
なくてといった申し出があったけれども、連携ができ
ていなかったというところが今課題認識としておありになるということでございましたし、以前から
のお話
の中で、どうしても情報がなかなかちゃんとまとまっ
て上がっ
てき
ていなかったというところは今回
の大きな課題にもなっ
てくる
のかな
と思いますので、これから計画を立て
ていく中で、そういったあたりも、今、ボランティア
の皆さん、延べ687名ということで、27日現在来ら
れているのですが、素人
のボランティア
の方
の御活躍ももちろんいい
のですが、プロ
の方々
の御協力をいただい
て、スムーズに対処ができた
のかな
というところも恐らく皆さん課題認識としておありになるかなというふうに感じますので、今後、そういったところを計画
の中で、全てが、それが本当に運用できるような体制を進め
ていただけますことをお願い申し上げます。以上です。
◎高橋 危機管理監 たくさん
の御意見をいただきまし
て、ありがとうございました。検証
のほうもスピードアップし
てくれということで、専門的なところは所管部、ただ、うち
のほうでグリップし
なければいけ
ないと考え
ております。数々
の委員
のほうから、避難所運営ですとか、避難所そのもの
のこと、あるいは防災活動そのものについて、各所管
のところでいろいろな場面では今やってきたところな
のですが、これからもきちっと検証するなりしたい
と思います。情報
の発信についても、我々
のほうでも、どういう配置をするかという
のは今回見直しを必ずし
ないといけ
ないと思います。なるべく早くやりたい
のですが、なかなか難しいところがあります。表面上は復旧し
ているというふうな部分が見える
のですが、先ほど言ったように、汚泥が側溝に残っ
ていたりだとか、等々力
の一時仮保管場所
の催し物広場、表面上は
ないのですが、ガラス片が落っこったりする
と、まだ
市民利用にはちょっと時間をいただか
ないといけ
ないというところもございますので、これからも我々
のほうで、ちょっと息
の長い支援が被災さ
れた方には必要になっ
てくる
と思いますので、これも全庁を挙げ
て取り組んでいきたい
と思いますので、どうぞ御理解
のほう、よろしくお願いしたい
と思います。
○野田雅之 委員長 ほかにございますでしょうか。
(
なし )
○野田雅之 委員長 ほかに
ないようでしたら、以上で「令和元年台風第19号へ
の対応について」
の報告を終わります。
ここで理事者
の交代をお願いいたします。
( 理事者交代 )
─────────────────────────
○野田雅之 委員長 次に、経済労働局関係
の所管事務
の調査に入る前に、経済労働局長から発言
の申し出がございますので、よろしくお願いいたします。
◎中川 経済労働局長 議題に先立ちまし
てお時間をいただき、経済労働局職員
の不祥事について御報告をいたします。
委員
の皆様方には、今月24日に情報提供を差し上げました件でございますが、このたび経済労働局
の事務職員が、8月26日から現在に至るまで、その所在を不明にし、長期間にわたり勤務を欠きました。これは全体
の奉仕者である公務員として
の自覚
と職務に対する責任感
の欠如によるものでございまし
て、極めて重大な服務義務違反でございます。よって、当該職員を10月24日付で免職
の処分
といたしました。
市民の皆様方から
の信頼を著しく損なったことにつきまし
て深くおわび申し上げます。
このたび
の不祥事を受けまし
て、経済労働局
といたしまし
て、なお一層
の服務規律
の確保に努め、再発防止に取り組んでまいります。
○野田雅之 委員長 報告は以上
のとおりです。本件はこの程度にとどめたい
と思いますが、よろしいでしょうか。
( 異議
なし )
○野田雅之 委員長 それでは、経済労働局関係
の所管事務
の調査として、「台風による市内中小企業
の被害状況等について」
の報告を受けます。理事者
の方、よろしくお願いいたします。
◎中川 経済労働局長 それでは、「台風による市内中小企業
の被害状況等について」、企画課長
の対馬から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎対馬 企画課長 それでは、御説明をいたしますので、お手元
のタブレット端末
の1(2)「台風による市内中小企業
の被害状況等について」
のファイルをお開きください。
1ページをごらんください。初めに、「1 被害事業者数・推計被害金額」でございますが、令和元年10月29日現在において、製造業につきまし
ては101件、48億7,204万円、農業につきまし
ては45件、896万2,000円、その他
の業種につきまし
ては178件、8億4,380万円
の、合計324件、57億2,480万2,000円でございます。被害
の主な把握方法
といたしまし
ては、①職員による現地調査
のほか、②
の市税事務所
の建物被害調査へ
の同行や、③に記載
の各種団体から
の情報提供などを通じ
て行っ
ているところでございます。引き続き、被害額等、各企業
の被災状況について、情報収集に努め
てまいります。
次に、「2 現状
の支援策」でございますが、「ア
特別経営相談窓口の設置」により、融資相談や経営相談を実施するとともに、「イ 災害対策資金
の制度拡充」として、これまで
の信用保証料率0.45%から0.95%をゼロ%
とするほか、設備資金
の融資期間を5年間延長するなど、被災企業
の返済負担が軽減できるよう、取り組んでまいります。このほか、災害救助法
の適用により、一般保証
とは別枠
の限度額で融資額
の100%を保証するセーフティネット4号が適用になります。また、激甚災害
の指定により、さらに別枠で最大2億8,000万円
の融資を受け
ていただくことが可能
となりますので、被災企業へ
の制度周知に努め
てまいります。
「ウ 災害対策資金(神奈川県)」につきまし
ては、災害による施設等
の復旧、農作物など
の再生産に必要な肥料、飼料
の購入費などに対し、農業者に融資を行っ
ているものでございまし
て、引き続き、制度
の周知に努め
てまいります。また、川崎商工会議所、産業振興財団等
と情報交換を行っ
ておりますことから、各機関が実施し
ている支援策について取りまとめ、報道発表を行う予定ですので、内容が取りまとまり次第、速やかに情報提供をさせ
ていただきます。引き続き、各被害
の状況を把握するとともに、国や神奈川県
と必要な支援について、協議、検討を進め、企業が求める支援についても的確に反映し
てまいりたい
と存じます。
台風による市内中小企業
の被害状況等について
の御説明は以上でございます。
○野田雅之 委員長 説明は以上
のとおりです。ただいま
の説明について、質問等ございましたらお願いいたします。
◆堀添健 委員 今回、高津区ではかなり
の被害が発生しまし
て、すぐ局長も現地を見
ていただいたということで、事業者から非常に心強く感じたということで、感謝申し上げます。
まだこれから
ということですが、事業者
の方々もこれからどうするかということはまとまっ
ていないところだ
と思う
のですが、仮に今回対応し
ても、もし来年同じようなことがある
のだ
とする
と、どうしていい
のかわから
ないというような不安
の声も伺うわけな
のですけれども、被災さ
れた方々が基本的にはぜひ頑張っ
て事業継続をし
ていただきたい
と思う
のですが、そのあたり
の傾向はどんな感じな
のでしょうか。
◎対馬 企画課長 まず現在は、先ほど申しましたように、各団体等
の情報を受け
て状況把握をし
ている状況でございます。今回は、水による水害によって、例えば製造業であれば機械がぬれ
てしまっ
て泥がはけ
てからそれが動くかどうか、その機械がさらに修繕できるかどうか、さらに取りかえる
のであればそれが取りかえるかどうか、なかなかすぐ、みずから
の企業様が自分
の被害を把握でき
ないような状況になっ
ておりますので、私ども
といたしまし
ても、まずその状況を的確に把握しながら、今後
の支援策についても県
と国
と協議し
てまいりたい
と考え
ております。
◆堀添健 委員 ぜひ寄り添っ
ていただい
て、融資ということも当然大事な
のですけれども、それ以外
の仕組みもぜひ具体的に御検討いただい
て、少しでも事業継続
の意思につながるような取り組みをお願いいたします。以上です。
◆月本琢也 委員 御説明ありがとうございました。
被害事業者数という形で324件ということで出し
ていただい
ているのですけれども、製造業、各企業等で労働さ
れている事業者
の数がいらっしゃる
と思う
のですが、被災さ
れている事業者
の中で、働か
れている方
の数という
のはどれぐらいいらっしゃる
のでしょうか。
◎対馬 企画課長 現在
のところ、企業
の実態が把握でき
ていない状況でございまし
て、従業員
の数は実数としては把握し
ておりません。
◆月本琢也 委員 今、堀添委員から最後に意見として、現状
の支援策以外
の部分についてということでも御意見がありましたが、現状
の支援策としても基本的には融資という形になっ
てくる
と思う
のですが、融資以外、例えば補助金であるとか、事業継続するために一時的に必要だというようなことがあったりとか、逆に閉鎖する事業所があったら、そこ
の人を足り
ないところに回すとか、そういったコーディネートみたいなところも今後支援策として必要になっ
てくる
のか
と思うので、金融的な部分だけで
なく、そういった雇用労働的なことも含め
て、支援メニューを御検討いただきますことをよろしくお願い申し上げます。以上です。
○野田雅之 委員長 ほかにございますでしょうか。
(
なし )
○野田雅之 委員長 ほかに
ないようでしたら、以上で「台風による市内中小企業
の被害状況等について」
の報告を終わります。
ここで理事者
の一部交代をお願いいたします。
( 理事者一部交代 )
─────────────────────────
○野田雅之 委員長 次に、経済労働局関係
の所管事務
の調査として、「川崎市
中央卸売市場業務条例及び川崎市
地方卸売市場業務条例の一部改正に伴う
パブリックコメントの実施結果について」
の報告を受けます。理事者
の方、よろしくお願いいたします。
◎中川 経済労働局長 それでは、「川崎市
中央卸売市場業務条例及び川崎市
地方卸売市場業務条例の一部改正に伴う
パブリックコメントの実施結果について」、北部市場業務課長
の池田から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎池田 北部市場業務課長 それでは、御説明をいたしますので、お手元
のタブレット端末
の1(3)「川崎市
中央卸売市場業務条例及び川崎市
地方卸売市場業務条例の一部改正に伴う
パブリックコメントの実施結果について」
のファイルをお開きください。
表紙をおめくりいただき、1ページ目をごらんください。
初めに「1 概要」でございますが、8月23日
の総務委員会におきまして、今回
のパブリックコメント手続
の実施について御報告させ
ていただい
ておりますが、近年、食品流通において、加工食品や外食
の需要が拡大するとともに、産直等
の流通
の多様化が進んでおり、こうした状況
の変化に対応し
て生産者
の所得向上
と消費者ニーズへ
の的確な対応を図るため、卸売市場を含めた食品流通
の合理化
と、その取引
の適正化を図ることを目的
とした卸売市場法
の改正が行わ
れました。
本市におきましても、法改正
の趣旨を踏まえ、食品等
の流通
の多様化に対応するため、取引ルールを中心
とした市場業務条例
の一部改正を行うことについて、
市民の皆様
の御意見を募集いたしました。本日は、その
パブリックコメントの実施結果を御報告させ
ていただくものでございます。
次に「2 意見募集
の概要」でございますが、意見募集
の期間は8月29日から9月27日まで
の30日間でございます。
次に、「3 結果
の概要」でございますが、意見提出数は合計5通、意見総数は9件でございました。
2ページ目をごらんください。「4 御意見
の内容
と対応」でございますが、(1)
の対応区分
といたしまし
ては、AからE
の5つ
の区分に整理し
ております。
「(2)意見
の件数
と対応区分」でございますが、表にあります内訳
のとおり、いただいた御意見9件をアからエまで
の4つ
の項目に整理し、それぞれAからE
の区分ごと件数を記載し
ております。
次に、「(3)具体的な意見
の内容
と市
の考え方」でございますが、御意見
の項目ごとに主なものを御説明させ
ていただきます。なお、本表
の御意見は、項目ごと受付順に記載し
てございます。
初めに、「ア 条例改正に関すること」につきまし
ては、1件
の御意見がございまし
て、1番でございますが、「今回
の条例改正に合わせ、市場使用料、利用料金
の見直しも必要であり、一般会計から
の繰入を削減し自立した市場経営に近づけることが望ましい。また、利用料金を賃料相場等に合わせ柔軟に見直せるようにすべきだ」
との御意見でございまし
て、これに対する市
の考え方
といたしまし
ては、「今回
の条例改正は、法改正による取引ルール
の大幅な規制緩和を踏まえ、本市市場として取引しやすい環境を整えるもので、市場使用料等は改正
の対象としておらず、市場使用料等
の見直しについては、今後
の国等
の動向を踏まえつつ、議論が可能
となるような判断材料が整った時点で、見直し
の検討を進めたい
と考え
ている」
とし、区分をD
といたしました。
3ページ目をごらんください。「イ 条例改正に係る関係者
との話合いに関すること」につきまし
ては、2件
の御意見がございまし
て、2番でございますが、「取引ルールに関する話合い
の中で、市は、開設者として市場
の将来ビジョンを明確に示すべき」
との御意見でございまし
て、これに対する市
の考え方
といたしまし
ては、「市場
の活性化に向け、最小限
の規制のみを定めるとともに、取引
の自由度をあげ
て取引し易い環境を整え、関係者に選ば
れる市場を目指すこと
とし
ている」
とし、区分をC
といたしました。
次に「ウ 今後
の卸売市場運営に関すること」につきまし
ては、同趣旨
の意見を含め、4件
の御意見がございました。
4番でございますが、「南部市場に対する意見として、今後
の取組に向け必要な予算を確保すること、老朽化施設
の取扱いを早急に判断すること」などを求める御意見でございまし
て、これに対する市
の考え方
といたしまし
ては、「市場経営プラン等
の中長期的な計画を踏まえ、毎年適切な予算を確保し
ていく、また、南部市場は既に再整備を実施済みであり、当面、老朽化対策等
の必要な措置を講じながら市場機能を維持する
とし
ている」など
とし、区分をC
といたしました。
次に、4ページに参りまし
て、5番でございますが、「民営化さ
れた市場では
市民や市場利用客などへ
の優先配慮は考えられず、今後も市による運営継続を求める」
との御意見でございまし
て、これに対する市
の考え方
といたしまし
ては、「市場経営プラン改訂版
の中で、運営体制について、「効率性
と公共性
のバランスを取りながら、社会環境
の変化等に迅速・的確な対応を可能
とする柔軟な体制を選択する」
とし
ていること、市場
の将来像として、「一定
の公共関与
の下に運営が
なされている」
とし
ている」など
とし、区分をC
といたしました。
次に、「エ 改正卸売市場法に関すること」につきまし
ては、2件
の御意見がございまし
て、7番でございますが、「今回
の卸売市場法改正によるなんでもあり
の規制緩和は、競争力
のある卸、仲卸しか生き残れ
ないようにするものだ」
との御意見がございまし
て、これに対する市
の考え方
といたしまし
ては、「改正卸売市場法は、卸売市場を含めた食品流通
の合理化等を促進し、生産者・消費者双方
のメリット向上
のため
の食品流通構造を実現することを目的に国が定めたもので、本市としても、法改正
の趣旨を踏まえ、市場
の活性化に向け、取引
の自由度を上げ
て取引し易い環境を整え、関係者に選ば
れる市場を目指し、市場関係者
と何度も意見交換等をしながら条例改正を進め
ている。市場関係者
との意見交換
の中では、第三者販売等
の原則自由化に対し、今後
の取引へ
の影響を懸念する声もあったが、一方で、今回
の規制緩和は品揃えを充実させるチャンス
と前向きに捉えるべき
との意見があったほか、こうした取引が既に形骸化し
ていることもあり、全体的には、原則自由化について概ね
合意が図ら
れている」
とし、区分をC
といたしました。
次に、6ページに参りまし
て、「(4)意見全体に対する市
の考え方」でございますが、
パブリックコメントでは、本市が示した取引ルールに関する考え方について
の御意見は
なく、その多くは今後
の卸売市場運営に関する御意見であったことから、当初
の考え方
のとおり条例改正
の手続を進めるとともに、寄せられた御意見につきまし
ては、今後
の卸売市場運営に生かし
てまいります。
最後に資料に記載はございませんが、今後
の予定でございます。前回
の総務委員会におきまして、12月
の市議会定例会に条例案をお諮りする
と申し上げましたが、今回
の改正内容が、中央卸売市場、地方卸売市場
の2つ
の条例をあわせ
て全170条近い条文
のほぼ全条項に係る全部改正に相当するボリュームであることや、改正さ
れた卸売市場法による大幅な規制緩和により卸売市場
の制度そのものが大きく変更さ
れたことで、条例における各条文
の規定
の必要性など基本的な点から検証を行う必要が生じたこと、本条例が、卸売市場
の業務という独特
の商習慣などを含む特殊性、専門性が高いものであることなどから、改正内容
の合理性、妥当性
の確認、調整に想定以上
の時間を要し
ておりますので、これを来年
の第1回
の市議会定例会へ
の上程に変更させ
ていただきたい
と存じます。
なお、参考資料として、前回
の総務委員会で
の説明資料を添付し
てございますので、適宜御参照いただければ
と存じます。
説明は以上でございます。
○野田雅之 委員長 説明は以上
のとおりです。ただいま
の説明について、質問等ございましたらお願いいたします。
◆宗田裕之 委員 かねてから私たちも特に取引ルール
の原則、いろいろな禁止条項、これを原則自由化する
と非常に心配し
ていた
のですけれども、皆さんに言うまでもなく、卸売市場という
のは、例えば実際に卸
と仲卸が
いて、その中で実際
の品物を見
て、品定めをし
て、その中で価格が決まっ
ていくという価格
形成機能、それから、その中で需給調整機能もある、品質評価
と、この3点が非常に重要な卸売市場
の機能として今までやってこ
れたわけです。そうやっ
てやってこ
れた多く
の中に、今言った原則があっ
て、初めてそういう機能が果たさ
れてきた
と思う
のですけれども、特にまず、青果とか水産物において、川崎市
の市場は大体何割ぐらいがこの卸売市場を経由する
のか。
◎池田 北部市場業務課長 市場単独
の経由率という
のは出
ていないのですが、卸売市場全体でいきます
と、青果で6割、水産で5割ぐらいが市場を経由し
ているような数字
となっ
ております。国産
のほうは8割程度
と高く占め
ております。
◆宗田裕之 委員 この中で、パブコメでも重要な意見が幾つかあった
と思う
のですけれども、特にイ
の3番
の取引ルール
の見直しによって、卸側
と仲卸側
とは多く
の相違点がある、特に力関係はやっぱり仲卸業者が弱いという心配、それから、もう1点は7番
の特に第三者販売
の禁止、それから、商物一致
の原則、仲卸業者
の直値引き
の禁止、私たちが心配し
ていたこの3点について何でもあり
とする
と、弱者を淘汰しかね
ないという心配が出さ
れました。その中で、皆さんから
の回答で、第三者販売、これ、原則自由化することによって、その影響を懸念する声もあったという
のは、どういう声な
のですか。
◎池田 北部市場業務課長 第三者販売
の懸念さ
れたこと
といたしまし
て、自分たち
の知ら
ないところで市場を通ら
ない、自分たちが見
ない中で取引がさ
れているということに懸念をおっしゃる仲卸さんもいらっしゃいました。その中で、当然透明性が確保さ
れなければいけ
ないということで、市としてそういった懸念
のある取引につきまし
ては、取引
の実績を求めることとして、ただ、求め
て、それを市だけにいただい
ても事業者さん
の懸念は払拭さ
れませんので、そういったものをもとに、市
と市場関係者で公正な取引を確保する協議
の場を設け、その中で具体的な課題解決に向け
て話をし
ていくということで、今回
の規制緩和に不安を持つ
という一方、市場活性化
のため、規制緩和を前向きに捉え、おおむね
合意が得られ
ているところでございます。
◆宗田裕之 委員 ここで言っ
ている理由が、こういう取引が既に形骸化し
ているという
のはどういうことな
のですか。
◎池田 北部市場業務課長 今
の第三者販売につきまし
ては、例外規定として今でもやら
れている取引でございまし
て、実際に北部市場にありますが、青果で2割程度、花で3割程度、水産で2割弱
と、一応全体を占める割合としてはそのような取引実態でございます。
◆宗田裕之 委員 要するに6割とか、国産で言えば8割がまだこの市場を通っ
ているということで、私は形骸化という
のはちょっと言い過ぎでは
ないか
と思う
のですけれども、例えばこれ、第三者販売
の禁止、これ、卸が第三者に販売することを禁止する、それから、直値引き
の禁止、これは仲卸
の方がね。商物一致
の原則、要するにこういう原則が取っ払わ
れた場合に、例えば卸売市場を通る流通量という
のは当然減るというふうに考え
ていい
と思う
のですが、どうですか。
◎池田 北部市場業務課長 現在よりかはふえることは
なくて減るほうには傾い
ていくか
と思う
のですけれども、意見交換
の話し合い
の中で、もと
となる卸さん
の話では、事業相手が市場
の中に
いるのであるので、極端な流通
の変化は起き
ないでしょうといった御意見もいただい
ております。
◆宗田裕之 委員 極端な変化は
ないというふうに言っ
ていますけれども、例えば市場を通ることによって実際に商物一致ということによって初めて仲卸さんが品物を見
て、そして、それを信頼し
て小売店が買うという、こういうことができる
と思う
のですけれども、仲卸や小売
の扱い量という
のは減ることになる
のでは
ないですか。
◎池田 北部市場業務課長 今回
の規制緩和
の目的がそもそも市場活性化を図るためで、卸がそういった取引をすることによって集荷力が上がる
と、当然品物もふえるという形になりますので、仲卸さんには逆に好影響を与えるというふうに考え
ています。
◆宗田裕之 委員 ふえるということも考え
ているのですか。
◎池田 北部市場業務課長 市場
のかなめである卸
の集荷力、販売力が強化さ
れることによって、仲卸さんに行く荷物も好循環により、いいように変わっ
てくる
のかなというふうに思っ
ております。
◎増田 北部市場長 補足をさせ
ていただきます
と、もう一つ
の規制緩和
といたしまし
て、直値引き
の禁止についても緩和ということで、こちら
の直値引き
の緩和につきまし
ては、仲卸業者さん
の品ぞろえ
の充実にもつながる取引というふうなことでございますので、そういった意味では、仲卸さんに買いに来る買受人さんにとっても好影響がある
と期待し
ているというところでございます。
◆宗田裕之 委員 多く
の農業関係
の新聞なんか、非常にそこが心配さ
れているのです。今でもそうですけれども、特に大手が直接買いつけをし
て、直接取引をし
て、その品物は実際には市場を通ら
ないでどんどん流通し
てしまうということが今ふえ
ています。そうしたときに、大手は買い受けですから、どうしても力が強く
て、そういう意味では、農業者さんたちなんかにとって、例えば買い占めとか、それから、買いたたきなんかも、そういう懸念が相当報道さ
れているのですけれども、その辺はそうはなら
ないという担保は何かある
のですか。
◎池田 北部市場業務課長 今
の大手
の価格
の件に関しましては、取引結果
の公表は、差別的な取り扱い
の禁止といった公正な取引を確保する共通ルールに加えまし
て、先ほどお話しさせ
ていただきました市
と市場関係者が公正な取引を確保する協議
の場を設置し、具体的な課題につきまし
て対応し
ていくということで、回避できるというふうに考え
ております。
◆宗田裕之 委員 本格的な論戦は来年
の3月議会ということですから。わかりました。
◆堀添健 委員 今回、12月定例会から3月ということな
のですが、
パブリックコメントで示さ
れました条例
の一部改正
の中身について言う
と、基本的にこの中身は変更があるわけでは
ないという理解でよろしい
のでしょうか。
◎池田 北部市場業務課長 そのように考え
ております。
◆堀添健 委員 わかりました。
あともう1点、当初
の施行が法律
の施行
と合わせ
て来年
の6月21日ということな
のですが、来年
の第1回定例会ということでずれ込みますけれども、施行日は変わら
ないという理解でよろしいでしょうか。
◎池田 北部市場業務課長 施行日は変わらず来年、令和2年度6月21日を予定し
ております。
◆堀添健 委員 結構です。
○野田雅之 委員長 ほかにございますでしょうか。
(
なし )
○野田雅之 委員長 ほかに
ないようでしたら、以上で「川崎市中央卸売場業務条例及び川崎市
地方卸売市場業務条例の一部改正に伴う
パブリックコメントの実施結果について」
の報告を終わります。
ここで理事者
の退室をお願いいたします。
( 理事者退室 )
─────────────────────────
○野田雅之 委員長 次に、その他
とし
て、去る10月16日及び17日に予定し
ておりましたが、実施を取りやめること
となりました、今年度
の委員会視察
の取り扱いにつきまし
て御確認をさせ
ていただきたい
と思います。
事務局から説明をお願いいたします。
◎大原 書記 それでは、御説明させ
ていただきます。
初めに、今年度
の委員会視察に関する状況でございますが、本委員会における委員会視察につきまし
ては、10月16日から17日
の日程で、京都市及び静岡市を視察する予定
とし
ておりましたが、台風第19号
の影響により、10月中に予定さ
れておりました各常任委員会及び議会運営
の視察は全て取りやめ
となりました。その後、10月23日に開催さ
れました団長会議におきまして、今後
の委員会視察及び委員視察は実施できることが確認さ
れております。
次に、今年度中、委員会視察が実施可能では
ないか
と思わ
れる日程につきまし
て御説明させ
ていただきます。
10月10日
の議会運営委員会におきまして、令和元年第5回定例会は11月25日(月)ごろ開会し、12月18日(水)ごろに閉会する見込みである
と報告さ
れております。議会閉会中
の常任委員会は、原則として本会議終了後2週間程度明け
て開催さ
れておりますので、それを踏まえます
と年内
の視察は実施でき
ないもの
と考えられますが、ただし、委員会
の視察日程は、委員会
の判断が尊重さ
れますので、委員会として
の協議が整います場合は、本会議終了後
の早い時期から御用納め
の12月27日(金)ごろまで
の間に視察
の実施が可能でございます。また、年明け、令和2年につきまし
ては、例年、1月
の末ごろに第1回定例会に関する市長から議長へ
の招集
の申し入れが行わ
れますので、それまで
の間は視察
の実施が可能
と考えられます。
以上
の状況を踏まえます
と、具体的な日程
といたしまし
ては、年内につきまし
ては12月19日(木)から12月27日(金)
の間、年明けにつきまし
ては、準備
の観点から御用初め
の週を除外いたしまし
て、1月14日(火)から1月24日(金)ごろまで
の間が考えられるか
と存じます。
次に、旅費について御説明させ
ていただきます。
委員会視察
と委員視察を合わせまし
て17万円
の予算
となっ
ておりますけれども、委員会視察につきまし
ては15万円未満で実施すること
とさ
れてございます。なお、今年度につきまし
ては、取りやめ
となりました委員会視察
のキャンセルにかかる費用及び既に派遣が承認さ
れている委員視察にかかる費用を除いた額で委員会視察を実施すること
となりますので、御承知おきいただきたく存じます。
次に、視察都市でございますが、ただいま御説明しましたとおり、使用できる旅費が年度当初
と異なりますので、これを踏まえまし
て改めて視察目的及び視察都市を御検討いただくことになろうか
と存じます。
御説明は以上でございます。
○野田雅之 委員長 ただいま事務局から説明がありましたが、今年度
の委員会視察につきまし
ては、10月23日に開催さ
れました団長会議におきまして、今後改めて実施することを可
とすることが確認さ
れております。これを踏まえまし
て、本委員会
の委員会視察につきまし
ても、事務局から説明がありました期間及び旅費等
の範囲内において、可能であれば実施する方向で調整をさせ
ていただきたい
と思いますが、よろしいでしょうか。
( 異議
なし )
○野田雅之 委員長 それでは、そのように確認させ
ていただきます。後日改めて事務局から調整させ
ていただきます。
次に、今後
の委員会日程でございますが、改めて御相談させ
ていただきたい
と思います。
なお、詳細につきまし
ては事務局から連絡をいたします。
─────────────────────────
○野田雅之 委員長 その他、委員
の皆様から何かございますでしょうか。
(
なし )
○野田雅之 委員長 それでは、以上で本日
の総務委員会を閉会いたします。
午後 0時13分閉会...