出席議会局職員
局長 宮村俊秀
総務部長 渡邉光俊
議事調査部長 石塚秀和
庶務課長 渡辺貴彦
議事課長 鈴木智晴
政策調査課長 宮本紀昭
議事係長 大磯慶記
議事課担当係長 井汲真佐子
議事課担当係長 柴田貴経
外関係職員
午前10時0分開会
○
山崎直史 議長 ただいまから、平成30年度の
一般会計、
特別会計及び
公営企業会計の
決算等議案を審査する
決算審査特別委員会を開会いたします。
直ちに、日程第1の
正副委員長の互選を行います。
お諮りいたします。互選の方法につきましては、本職から指名するということにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
山崎直史 議長 御異議ないものと認めます。よって、本職から
正副委員長を御指名申し上げます。
委員長に
林敏夫委員、副委員長に
田村伸一郎委員のお二人を御指名いたします。
お諮りいたします。ただいまの御指名に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
山崎直史 議長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。
お二人に御挨拶をお願いいたします。
○林敏夫 委員長 おはようございます。ただいま議長から御指名をいただき、また、皆様から御賛同を賜りまして、
決算審査特別委員会委員長に就任をさせていただきました林敏夫です。どうぞよろしくお願いいたします。
決算審査特別委員会も
分科会方式を導入してから6年目となりました。このたび審査する平成30年度決算は、
本市総合計画第2期
実施計画の初年度の決算を審査することになります。計画で示されている各施策、事業が着実に進捗しているか、予算に対する執行状況の詳細を点検、確認し、課題点を検証していくことが重要であります。皆様には、
川崎市政の発展に向けた委員会における真摯な御議論と審査をお願いしたいと存じます。
委員会運営に当たりましては、幸いにも副委員長には、いつも笑顔を絶やさず、周囲には細かい気配りを欠かさない優しい人柄、
大学時代には
ホッケー部の主将も務めており、
議会活動においては
市民目線での
政策提言や
課題解決に真摯に向き合っている、まさに心技体、バランスのとれた
田村伸一郎委員が就任をされました。田村副委員長とは、昨年、
健康福祉委員会で
正副委員長を務めさせていただき、年齢的にも非常に近い世代でございまして、家族構成も同様でもございます。こうした気心の知れた方と運営をともにできるということで、大変心強く思っているところでもございます。田村副委員長と力を合わせて、公正公平で円滑な
委員会運営に取り組んでまいりますので、皆様方の御協力を賜りますようにお願いを申し上げさせていただき、就任の御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○
田村伸一郎 副委員長 皆さん、おはようございます。ただいま議長より御指名をいただきまして、そして、委員の皆様から御賛同を賜りまして、平成30年度
決算審査特別委員会の副委員長を務めさせていただくこととなりました
田村伸一郎でございます。今、
林委員長からございましたとおり、大変に重要な委員会でございますので、職務が全うできますよう、しっかり頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、幸いにして、委員長には
林敏夫委員長が御就任されました。謹厳、実直、そして、心優しいお人柄で、本当に真摯に市政に向かい合って取り組まれていらっしゃいます。
地域課題や、また、
市民相談があれば、鉄は熱いうちに打てと、さすがJFEさんの教えをしっかりと守りながら、フットワークも軽く、そして、迅速に対応している姿は、本当に地域でも信頼が厚いと伺ってございます。そしてまた、抜群の歌唱力で歌う子守歌は、お孫さんのみならず、本当に市民の皆様に、その歌声、また、元気、勇気、やる気、また、感動を与えてくださっている、市民の皆様を第一に考える委員長を、少しでも、微力ではございますけれども、お支えできますよう取り組んでまいります。
いずれにいたしましても、本委員会、皆様からの活発な御議論をいただきながら、御理解、御協力を賜り、次の新年度の予算に反映できるような委員会となりますようお願い申し上げまして、簡単ではございますけれども、御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○
山崎直史 議長 それでは、
林委員長と交代いたします。
〔議長退席、
委員長着席〕
○林敏夫 委員長 それでは、ただいまから日程に従い審査を進めたいと思いますが、その前にお諮りいたします。本委員会の傍聴につきましては、これを許可したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林敏夫 委員長 御異議ないものと認めます。よって、本委員会の傍聴は許可することに決定いたしました。
それでは、日程に従いまして審査を進めます。(資料編1ページ参照)
日程第2の各案件を一括して議題といたします。
直ちに、決算等の内容の説明を理事者にお願いいたします。
◎
三富吉浩 財政局長 議案第134号から第152号までの平成30年度川崎市各会計の
決算認定等につきまして御説明申し上げます。
初めに、平成30年度主要施策の
成果説明書の10ページをお開き願います。議案第134号、平成30年度川崎市
一般会計歳入歳出決算認定について御説明いたします。上段1の
決算調書でございますが、歳入・
歳出予算額7,781億4,387万1,860円に対しまして、
歳入決算額は7,153億1,666万66円、
歳出決算額は7,128億9,172万1,422円で、差引残額は24億2,493万8,644円でございます。右隣りの、翌年度へ繰り越すべき財源、22億3,289万1,300円を差し引いた
実質収支額は1億9,204万7,344円となっております。
次に、
歳入歳出の款別決算の主な内容につきまして御説明申し上げます。14ページをお開き願います。初めに、歳入でございます。1款市税は、
収入済額3,530億7,000万円余で、予算現額に対し24億5,000万円余の増となっております。これは主に、
個人市民税の収入率の上昇及び
法人市民税の
企業収益の増加によるものでございます。
右の15ページに参りまして、13
款地方交付税は、
収入済額2億6,000万円余で、予算現額に対し1億6,000万円余の減となっております。これは、
特別交付税の減少によるものでございます。
21
款繰入金は、
収入済額474億2,000万円余で、予算現額に対し173億3,000万円余の減となっております。これは主に、
減債基金借入金の減少によるものでございます。なお、
財源対策として
減債基金から133億円の
新規借り入れを行いましたことから、この
借入合計額は432億円となったところでございます。
18ページに参りまして、歳出でございます。1
款議会費は、
支出済額15億9,000万円余で、不用額は7,000万円余となっております。主な事業の内容でございますが、市民に身近な開かれた議会を目指し、議会かわさきを各戸配布するとともに、点字版、録音版を発行いたしました。また、
常任委員会等の会議において、
タブレット端末を活用した、
文書共有システムの本格運用を開始いたしました。
2
款総務費は、
支出済額474億7,000万円余、翌
年度繰越額1億3,000万円余で、不用額は19億6,000万円余となっておりますが、これは、
一般職給与費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、3、
シティプロモーションの推進及び
広報活動の充実では、さまざまなメディアを効果的に活用し、本市が持つ多彩な魅力を市内外に発信いたしました。
19ページに参りまして、6、
資産マネジメントの推進では、
資産マネジメントの第3期取組期間の
実施方針の策定に向けた考え方を取りまとめました。8、
危機管理・
防災対策事業の推進では、九都県市
合同防災訓練を
東扇島東公園を中心に実施したほか、
防災タブロイド紙「号外!備える。かわさき」に
ハザードマップを折り込み、全市的な
防災啓発を行うとともに、
総合防災訓練の各区複数回開催や
自主防災組織への
活動支援を通じて、
地域防災力の向上に向けた
取り組みを推進いたしました。10、
臨海部活性化の推進及び11、
国際戦略拠点整備の推進では、企業、学識者、行政、
地域代表等で組織する
川崎臨海部活性化推進協議会を開催し、産学公民が
連携した
取り組みを推進したほか、キングスカイフロントにおいて、
国家戦略特区及び
国際戦略総合特区の制度等を活用し、
拠点形成を進めました。
20ページに参りまして、3
款市民文化費は、
支出済額69億6,000万円余、翌
年度繰越額1,000万円で、不用額は3億8,000万円余となっておりますが、これは、
川崎シンフォニーホール事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、地域の安全・安心な
まちづくりに向けた
取り組みでは、
犯罪防止に向けて、
防犯カメラの
設置補助や、
ESCO事業による
LED防犯灯の
新規設置等を行ったほか、かわさき安全・
安心ネットワークシステムにより、市民等への迅速な情報配信を行い、
防犯意識の高揚、啓発や
犯罪防止の
取り組みを推進いたしました。2、
市民参加の促進と多様な主体との協働、
連携の
仕組みづくりでは、参加と協働による
地域課題解決の新たな仕組みの構築に向けて、これからの
コミュニティ施策の
基本的考え方を策定いたしました。
21ページに参りまして、7、
東京オリンピック・
パラリンピック推進事業では、東京2020
オリンピック・
パラリンピックを契機とした、誰もが自分らしく暮らせる
まちづくりを進めていくため、さまざまな
イベントを通じてかわさきパラムーブメントを推進するとともに、
英国代表チームの
事前キャンプ受け入れ準備及び
ホストタウンの
取り組みを進めました。また、
若者文化の発信のために、
イベントの支援や、
施設整備に向けた
基本方針を策定いたしました。
22ページに参りまして、4
款こども未来費は、
支出済額1,082億7,000万円余、翌
年度繰越額5億4,000万円余で、不用額は38億1,000万円余となっておりますが、これは、
民間保育所入所児童処遇改善費及び
施設振興費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、2、子ども・
若者応援基金の創設では、頑張る子ども・若者を応援する互助の
まちづくりの推進のために、機会格差をなくす
取り組みと子ども、若者の挑戦の後押しを目的として、新たに基金を創設いたしました。6、
各種医療費等の助成や手当の支給では、
小児医療費の
入院医療費助成に係る所得制限を廃止いたしました。
23ページに参りまして、10、多様な保育の充実では、
保育受入枠を拡大するとともに、各区役所において保護者の
保育ニーズに応じた多様な
保育施策を紹介するなど、きめ細やかな利用者への
相談支援等の
取り組みを推進いたしました。保育所の整備については、市有地や民有地を活用しながら
認可保育所を整備いたしました。
保育士確保対策として、
就職相談会や
保育所見学バスツアー等を実施するとともに、
保育士資格取得支援事業や、
保育士宿舎借り上げ支援事業補助等を実施いたしました。12、
ひとり親家庭の
生活支援では、親と子の将来の自立に向けた支援全体の再構築を行いました。
5
款健康福祉費は、
支出済額1,422億8,000万円余、翌
年度繰越額8億円余で、不用額は56億4,000万円余となっておりますが、これは、
生活保護扶助費などの減によるものでございます。
24ページに参りまして、主な事業の内容でございますが、2、
地域包括ケアシステムの推進では、川崎らしい都市型の
地域包括ケアシステムの構築に向けて、
連絡協議会の参画団体を88団体まで拡充したほか、
住民ワークショップを開催するなどの
取り組みを実施いたしました。6、かわさき
健幸福寿プロジェクトでは、344の
介護サービス事業所が参加し、要介護等の改善、維持の成果を上げた事業所には、
報奨金等のインセンティブを付与する、第2期かわさき
健幸福寿プロジェクトの
取り組みを推進いたしました。
25ページに参りまして、16、
看護師確保対策事業の推進では、
市立看護短期大学の4年
制大学化に向けて
基本計画を策定いたしました。
6
款環境費は、
支出済額184億9,000万円余、翌
年度繰越額3億2,000万円余で、不用額は7億5,000万円余となっておりますが、これは、
ごみ焼却費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、3、
環境分野における
エネルギー対策の推進では、
創エネ、省エネ、蓄エネを組み合わせた総合的な
エネルギー対策の推進を図るため、
住宅用環境エネルギー機器導入補助事業や、
中小規模事業者への
再生可能エネルギー源利用設備及び
省エネルギー型設備導入補助事業を実施いたしました。
27ページに参りまして、7
款経済労働費は、
支出済額275億3,000万円余、翌
年度繰越額5,000万円余で、不用額は2億3,000万円余となっておりますが、これは、
産業育成推進事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、
産業政策では、
オープンイノベーションの促進に向けた
交流拠点として、川崎市コンベンションホールの運営を開始いたしました。3、
工業振興では、がんばるもの
づくり企業操業環境整備助成制度の運用等を通じて、市内の
ものづくり機能の集積、維持、強化に向けた支援を行いました。4、
中小企業の支援では、新川崎・創造のもりにおいて、
産学交流・
研究開発施設「AIRBIC」の供用を開始いたしました。また、NEDO及び川崎市
産業振興財団ととともに
起業家支援拠点「K−NIC」を開設いたしました。さらに、市内の幅広い業種の
中小企業等に対し、
生産性向上、働き方改革に資する
設備導入や
人材確保・育成の
取り組みを支援するとともに、優れた
取り組みの普及促進を行いました。
28ページに参りまして、8
款建設緑政費は、
支出済額356億8,000万円余、翌
年度繰越額148億2,000万円余で、不用額は28億6,000万円余となっておりますが、これは、
公園緑地施設費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、4、
自転車対策では、自転車、歩行者、自動車が安全、安心、快適に通行できる環境の創出に向けて、川崎市
自転車ネットワーク計画を策定いたしました。
29ページに参りまして、7、
連続立体交差事業の推進では、
京浜急行大師線連続立体交差の1期区間において、地下での運行を開始し、
産業道路にある踏切を含む3カ所の踏切を除却いたしました。11、
等々力緑地再編整備の推進では、民間活力の効果的な活用を検討するため、マーケットサウンディングを実施したほか、
英国オリンピック・
パラリンピック代表チームの
事前キャンプの
受け入れに向けて、
等々力陸上競技場の改修を行いました。
30ページに参りまして、9
款港湾費は、
支出済額63億5,000万円余、翌
年度繰越額5億3,000万円余で、不用額は7億5,000万円余となっておりますが、これは、
港湾工事負担金などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、魅力ある親水空間の形成では、新たな港のにぎわいの創出、地域の活性化や川崎の魅力発信を目的に、
クルーズ船、いわゆる
ホテルシップ等の
誘致活動を推進いたしました。2、
港湾施設の整備では、川崎港の防災・
減災対策のほか、国の
直轄事業による
臨港道路東扇島水江町線の整備を推進いたしました。
10
款まちづくり費は、
支出済額246億1,000万円余、翌
年度繰越額43億5,000万円余で、不用額は30億7,000万円余となっておりますが、これは、
JR川崎駅
北口自由通路等整備事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、3、広域的な交通網の整備では、横浜市高速鉄道3号線の延伸に向けて、横浜市と協調し、
事業計画に関する合意形成を進め、
整備効果、費用対効果等が認められたことから、平成31年1月に横浜市の
事業化判断がなされました。6、地域の主体的な
防災まちづくりの推進では、
不燃化重点対策地域において、
住宅密集市街地の
防災対策を進めました。
31ページに参りまして、7、
都市拠点整備の推進では、鷺沼駅前地区再開発に向けて、
公共機能を含めた
都市機能等について検討を行い、
意見交換会など多角的に区民意見の把握に
取り組みながら、鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針を策定いたしました。
32ページに参りまして、11
款区役所費は、
支出済額133億1,000万円余、翌
年度繰越額4億9,000万円余で、不用額は6億2,000万円余となっておりますが、これは、
公園緑地維持管理事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、
区役所等庁舎の計画的、効率的な整備の推進では、
多摩区役所生田出張所の建てかえに向けて、旧庁舎の解体及び
擁壁改修工事に着手いたしました。2、参加と協働による
地域課題解決の新たな仕組みの検討では、
区域レベルの機能として、地域でのさまざまな新しい活動や価値を生み出し、社会変革を促す基盤や、ソーシャルデザインセンターなどの検討を進めました。
33ページに参りまして、12
款消防費は、
支出済額168億2,000万円余で、不用額は4億3,000万円余となっておりますが、これは、
職員給与費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、3、消防力の強化では、
消防訓練センターの主訓練塔を改築したほか、
多摩消防署宿河原出張所の解体作業を行い、令和2年度の救急隊の増隊に向けて、庁舎の設計を行いました。
13
款教育費は、
支出済額1,056億6,000万円余、翌
年度繰越額93億3,000万円余で、不用額は47億7,000万円余となっておりますが、これは、
義務教育施設整備事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、
学校教育では、教職員の働き方改革として、
学校運営体制整備事業では、
教職員事務支援員の
モデル配置を小学校3校で実施したほか、
部活動推進事業では、
部活動指導員の
モデル配置を中学校3校で実施いたしました。
34ページに参りまして、3、
教育施設整備では、
児童生徒の増加に対応するため、
小杉小学校を新設したほか、小中学校の増築等を行いました。また、安全で快適な
施設整備を計画的に進めるため、
学校トイレの快適化や、
エレベーター整備等を実施いたしました。
14
款公債費は、
支出済額740億1,000万円余で、不用額は18億3,000万円余となっております。
15
款諸支出金は、
支出済額837億8,000万円余で、不用額は63億8,000万円余となっておりますが、これは、
減債基金借入金償還元金などの減によるものでございます。
議案第134号、平成30年度川崎市
一般会計歳入歳出決算認定についての御説明は以上でございます。
次に、
特別会計の
歳入歳出決算認定についてご説明申し上げますので、160ページをお開き願います。
まず、初めに、議案第135号、平成30年度川崎市
競輪事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。上段の(1)
決算調書でございますが、歳入・
歳出予算額206億5,930万3,824円に対しまして、
歳入決算額は185億660万2,088円、
歳出決算額は184億7,921万4,349円、差引残額は2,738万7,739円で、
実質収支額も同額でございます。
162ページに参りまして、(4)歳出でございますが、普通競輪13回を開催し、年間車券売上金は172億7,000万円余でございました。
166ページをお開き願います。議案第136号、平成30年度川崎市
卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額20億1,143万1,000円に対しまして、
歳入決算額は16億2,605万5,177円、
歳出決算額は16億2,327万5,177円、差引残額は278万円で、全額を翌年度繰越事業の財源としております。
168ページに参りまして、(4)歳出でございますが、生鮮食料品等の安定供給を確保し、市場機能の維持向上を図るため、施設維持管理等を実施いたしました。
172ページをお開き願います。議案第137号、平成30年度川崎市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額1,290億5,910万8,000円に対しまして、
歳入決算額は1,265億7,014万856円、
歳出決算額は1,258億6,066万8,618円、差引残額は7億947万2,238円で、
実質収支額も同額でございます。
176ページに参りまして、(4)歳出でございますが、療養給付費等の給付、国民健康保険事業費納付金の負担、被保険者のための保健事業などを実施いたしました。
180ページをお開き願います。議案第138号、平成30年度川崎市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額3億5,849万3,000円に対しまして、
歳入決算額は3億4,998万9,809円、
歳出決算額は2億9,891万8,745円、差引残額は5,107万1,064円で、
実質収支額も同額でございます。
182ページに参りまして、(4)歳出でございますが、修学資金等の各種貸し付けを実施いたしました。
186ページをお開き願います。議案第139号、平成30年度川崎市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額161億1,509万8,000円に対しまして、
歳入決算額は156億7,033万6,038円、
歳出決算額は149億1,578万8,471円、差引残額は7億5,454万7,567円で、
実質収支額も同額でございます。
188ページに参りまして、(4)歳出でございますが、被保険者から保険料を徴収し、神奈川県後期高齢者医療広域連合へ納付いたしました。
192ページをお開き願います。議案第140号、平成30年度川崎市
公害健康被害補償事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額2億2,086万4,000円に対しまして、
歳入決算額は2億1,806万9,342円、
歳出決算額は6,780万6,406円、差引残額は1億5,026万2,936円で、
実質収支額も同額でございます。
194ページに参りまして、(4)歳出でございますが、公害病被認定者に対し、医療手当の交付等を行いました。
198ページをお開き願います。議案第141号、平成30年度川崎市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額912億9,894万2,518円に対しまして、
歳入決算額は901億5,121万6,292円、
歳出決算額は894億3,458万7,151円、差引残額は7億1,662万9,141円で、
実質収支額も同額でございます。
200ページに参りまして、(4)歳出でございますが、要介護・要支援認定者について、必要な保健医療サービス等に係る給付を行うとともに、介護予防・日常
生活支援総合事業や介護予防ケアマネジメント等を実施いたしました。
204ページをお開き願います。議案第142号、平成30年度川崎市
港湾整備事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額160億2,971万2,000円に対しまして、
歳入決算額は156億2,889万5,968円、
歳出決算額は136億3,171万3,057円、差引残額は19億9,718万2,911円で、翌年度へ繰り越すべき財源1億9,824万5,000円を差し引いた
実質収支額は17億9,893万7,911円でございます。
206ページに参りまして、(4)歳出でございますが、
官民一体となったポートセールス活動を実施し、過去最高となるコンテナ貨物取扱量を達成いたしました。また、リニア中央新幹線工事から発生する土砂を東扇島堀込部に
受け入れするため、護岸築造工事などを実施いたしました。
210ページをお開き願います。議案第143号、平成30年度川崎市
勤労者福祉共済事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額1億3,387万4,000円に対しまして、歳入・
歳出決算額は、同額の1億2,069万4,807円でございます。
212ページに参りまして、(4)歳出でございますが、市内
中小企業に従事する勤労者等の福利厚生の充実を図るため、共済制度により各種給付及び福利厚生等のサービスを提供し、
中小企業支援を推進いたしました。
216ページをお開き願います。議案第144号、平成30年度川崎市
墓地整備事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額6億2,045万6,000円に対しまして、
歳入決算額は7億8,293万1,998円、
歳出決算額は4億1,682万534円、差引残額は3億6,611万1,464円で、翌年度へ繰り越すべき財源7,935万5,505円を差し引いた
実質収支額は2億8,675万5,959円でございます。
218ページに参りまして、(4)歳出でございますが、市民の墓地需要に対応するため、早野聖地公園の墓地整備工事を行ったほか、緑ヶ丘霊園に本市初の合葬型墓所を整備いたしました。
222ページをお開き願います。議案第145号、平成30年度川崎市
生田緑地ゴルフ場事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額5億3,275万1,000円に対しまして、
歳入決算額は5億8,661万9,629円、
歳出決算額は4億5,615万5,650円、差引残額は1億3,046万3,979円で、翌年度へ繰り越すべき財源1,258万9,000円を差し引いた
実質収支額は1億1,787万4,979円でございます。
224ページに参りまして、(4)歳出でございますが、必要な
施設整備等を行うとともに、公園緑地維持管理費用等に充当するため、
一般会計へ3億5,000万円余を繰り出しました。
228ページをお開き願います。議案第146号、平成30年度川崎市
公共用地先行取得等事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額38億2,699万1,000円に対しまして、歳入・
歳出決算額は同額の4億7,858万8,043円でございます。
230ページに参りまして、(4)歳出でございますが、過去に割賦払いで取得した用地の支払財源に充てるため、土地開発基金の一部を処分し、
一般会計に繰り出しました。
234ページをお開き願います。議案第147号、平成30年度川崎市
公債管理特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額2,194億6,479万5,000円に対しまして、歳入・
歳出決算額は同額の2,152億9,800万281円でございます。
236ページに参りまして、(4)歳出でございますが、各会計の市債の元金、利子の償還及び
減債基金への積み立てなどを行いました。
次に、企業会計決算について御説明申し上げます。初めに、議案第148号、平成30年度川崎市
病院事業会計決算認定について御説明申し上げますので、川崎市病院事業会計決算書の51ページをお開き願います。
初めに、概況でございますが、高齢社会の急速な進展や、医療費抑制に向けた診療報酬の適正化など、病院事業を取り巻く経営環境が急激に変化する中で、本市病院事業は、より高度な医療、急性期医療、救急医療などを効率的かつ安定的に提供していくことが求められておりますことから、中期経営計画に基づき、さらなる経営改革に取り組んでいるところでございます。
52ページに参りまして、業務実績でございますが、入院患者は、直営2病院では延べ29万5,000人余で、前年度に比べ8,000人余の減となりました。多摩病院は延べ11万2,000人余で、前年度に比べ1,000人余の減となりました。外来患者は、直営2病院では延べ48万7,000人余で、前年度に比べ5,000人余の減、多摩病院は延べ21万7,000人余で、前年度に比べ1,000人余の増となりました。
次に、建設改良及び医療器械整備でございますが、医療器械につきまして、川崎病院では採血準備トータルシステムなどの、井田病院では磁気共鳴画像診断装置――MR装置などの整備を行いました。
6ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、医業費用の一番下にございます医業損失は36億5,914万5,979円でございます。8ページに参りまして、4、医業外費用の一番下にございます経常利益は3億2,738万7,690円でございます。下から4行目の当年度純利益は8億6,987万7,178円、一番下の行、当年度未処理欠損金は259億8,490万6,890円となっております。
次に、議案第149号、平成30年度川崎市
下水道事業会計の
利益処分及び
決算認定について御説明申し上げますので、川崎市
下水道事業会計決算書の53ページをお開き願います。
初めに、概況でございますが、平成30年度は、川崎市上下水道ビジョン等に基づき、地震・津波対策や浸水・ゲリラ豪雨対策など、さまざまな
取り組みを確実に進めてまいりました。一方、財政面では、引き続き事業運営の効率化に努めてきたことなどにより当年度純利益を計上することができましたが、いまだ企業債残高は高い水準にあり、依然として厳しい財政状況にございます。
次に、業務の状況でございますが、平成30年度末における人口普及率は99.5%に達しておりまして、下水道使用料は税抜きで223億円余でございます。
次に、建設及び改良工事でございますが、主なものといたしましては、管渠では川崎駅以南の地域における重要な管渠の耐震化工事や、大師河原地区などにおける浸水対策工事などを行ったほか、ポンプ場につきましては、渡田ポンプ場の再構築に向けた建設工事や京町ポンプ場の設備更新工事などを行いました。
8ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下にございます営業利益は10億6,082万7,708円でございます。右の9ページに参りまして、4、営業外費用の一番下にございます経常利益は44億1,408万8,709円となっておりまして、下から4行目、当年度純利益は38億5,820万9,937円、一番下の行、当年度未処分利益剰余金は66億2,501万6,266円となっております。
次に、12ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございまして、これは、当年度末の利益を処分いたしたいので、地方公営企業法第32条第2項の規定により議決を求めるものでございます。表の一番右、未処分利益剰余金でございますが、上から当年度末残高は66億2,501万6,266円で、議会の議決による処分として、資本金への組み入れ25億8,229万8,746円及び減債積立金の積み立て40億4,271万7,520円とさせていただくものでございます。
次に、議案第150号、平成30年度川崎市
水道事業会計の
利益処分及び
決算認定について御説明申し上げますので、川崎市
水道事業会計決算書の53ページをお開き願います。
初めに、概況でございますが、平成30年度は、川崎市上下水道ビジョン等に基づき、基幹施設や老朽化した管路の更新、耐震化などに取り組んでまいりました。一方、財政面では、行財政改革等による経費節減を推進したことから当年度純利益を計上し、単年度資金についても資金残額が生じました。
次に、業務の状況でございますが、平成30年度末における給水人口は152万2,000人余、普及率はほぼ100%となっており、水道料金収入は税抜きで246億円余でございます。
次に、建設及び改良工事でございますが、主なものといたしましては、大規模地震の発生に備えて、基幹施設の更新や耐震化を図るため、末吉配水池更新工事などを行いました。
8ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下にございます営業利益は3億5,515万1,688円でございます。右の9ページに参りまして、4、営業外費用の一番下にございます経常利益は27億3,625万3,228円となっておりまして、下から4行目、当年度純利益は29億6,745万2,462円、一番下の行、当年度未処分利益剰余金は31億1,712万4,892円となっております。
次に、12ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございまして、これは、当年度末の利益を処分したいので、議決を求めるものでございます。表の一番右、未処分利益剰余金でございますが、上から当年度末残高は31億1,712万4,892円で、議会の議決による処分として、減債積立金の積み立てとさせていただくものでございます。
次に、議案第151号、平成30年度川崎市
工業用水道事業会計の
利益処分及び
決算認定について御説明申し上げますので、川崎市
工業用水道事業会計決算書の41ページをお開き願います。
初めに、概況でございますが、平成30年度は、川崎市上下水道ビジョン等に基づき、基幹施設の耐震化等に取り組んでまいりました。一方、財政面では、行財政改革等による経費節減を推進したことから当年度純利益を計上し、単年度資金についても資金残額が生じました。
次に、業務の状況でございますが、平成30年度末における契約会社・工場数につきましては59社79工場、1日当たりの契約水量は約51万6,000立方メートル、水道料金収入は税抜きで70億円余でございます。
次に、建設及び改良工事でございますが、将来の工業用水の安定供給に向けた設備工事などを行いました。
8ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下にございます営業利益は8億3,989万5,365円でございます。右の9ページに参りまして、4、営業外費用の一番下にございます経常利益は8億9,111万9,524円となっておりまして、下から4行目、当年度純利益は11億7,913万6,577円、一番下の行、当年度未処分利益剰余金は22億4,360万6,400円となっております。
次に、12ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございまして、これは、当年度末の利益を処分したいので、議決を求めるものでございます。表の一番右、未処分利益剰余金でございますが、上から当年度末残高は22億4,360万6,400円で、議会の議決による処分として、資本金への組み入れ6億4,465万380円及び減債積立金の積み立て15億9,895万6,020円とさせていただくものでございます。
次に、議案第152号、平成30年度川崎市
自動車運送事業会計決算認定について御説明申し上げますので、川崎市自動車運送事業会計決算書の33ページをお開き願います。
初めに、概況でございますが、平成30年度の経営状況につきましては、収入では人口増を背景とした輸送需要の変化に対応したダイヤ改正や、路線の新設等を図ったことなどにより乗車人員が増加し、乗車料収入全体として前年度を上回りました。そのため、支出では燃料費や委託料が増加する一方で人件費が減少したことにより、支出額全体では前年度を下回った結果、収益的収支といたしましては、前年度に引き続き黒字決算を確保いたしました。
運輸成績でございますが、乗車料収入は81億円余で、前年度と比較して9,000万円余の増、乗車人員は5,080万1,000人余で、前年度と比較して67万8,000人余の増となっております。
6ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下にございます営業損失は6億9,416万8,354円で、ページ一番下、経常利益は5億2,550万8,040円でございます。右の7ページに参りまして、下から4行目、当年度純利益は5億2,589万5,029円、一番下の行、当年度未処理欠損金は15億2,665万4,164円となっております。
以上で、平成30年度各会計
決算認定等の議案の御説明を終わらせていただきます。
○林敏夫 委員長 以上で、理事者の説明は終わりました。
次に、分科会の設置についてであります。(資料編2ページ参照)
お諮りいたします。日程第2の各案件の審査のため、お手元に配付してあります
決算審査特別委員会分科会設置案のとおり、5つの分科会の設置及び分担といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林敏夫 委員長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。
次に、各分科会の委員及び正副会長についてであります。(資料編3ページ参照)
お諮りいたします。お手元に配付してあります
決算審査特別委員会分科会委員名簿一覧表のとおり、各分科会の委員の選任及び正副会長の指名をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林敏夫 委員長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。
お諮りいたします。本日の委員会はこの程度をもちまして終了いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林敏夫 委員長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。
なお、本委員会の今後の審査日程は、お手元に配付してあります
決算審査特別委員会審査日程のとおり、各分科会及び全体会を開催いたします。(資料編4ページ参照)
また、分科会で質疑を行う委員は、会派ごとに取りまとめて9月17日の午後1時までに、並びに総括質疑を行う委員は、9月30日の午後1時までに、発言通告書を提出していただくようお願い申し上げます。
それでは、これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午前10時55分閉会...