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  1. 川崎市議会 2019-08-01
    令和 1年  8月健康福祉委員会−08月01日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    令和 1年  8月健康福祉委員会−08月01日-01号令和 1年  8月健康福祉委員会 健康福祉委員会記録 令和元年8月1日(木)    午前10時00分開会                午前10時28分閉会 場所:605会議室 出席委員押本吉司委員長重冨達也委員長鏑木茂哉、大島 明、橋本 勝、斎藤伸志、      渡辺 学、小堀祥子、かわの忠正浦田大輔織田勝久三宅隆介委員 欠席委員:なし 出席説明員:(消防局原消防局長富樫予防部長大友査察課長       (健康福祉局遠藤生活保護自立支援室長加藤生活保護自立支援室担当課長、        藤田生活衛生課長       (まちづくり局原嶋建築指導課長 日 程 1 所管事務調査報告)      (消防局)     (1)簡易宿所火災事故への対応について     2 その他                午前10時00分開会
    押本吉司 委員長 ただいまから健康福祉委員会開会いたします。  お手元タブレット端末をごらんください。本日の日程は、健康福祉委員会日程のとおりです。  初めに、所管事務調査として、消防局から「簡易宿所火災事故への対応について」の報告を受けます。  なお、関係理事者として、健康福祉局から遠藤生活保護自立支援室長藤田生活衛生課長加藤生活保護自立支援室担当課長が、まちづくり局から原嶋建築指導課長が出席しておりますので、御報告いたします。  それでは理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎原 消防局長 おはようございます。令和元年7月30日に第8回川崎簡易宿所火災事故対策会議を開催いたしましたので、その結果につきまして御報告させていただきます。  詳細につきましては査察課長から説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎大友 査察課長 それでは、簡易宿所火災事故への対応につきまして御説明させていただきます。お手元タブレット端末の「1(1)簡易宿所火災事故への対応について」のファイルをお開きください。  画面の表紙を1枚おめくりいただき、2ページ目でございます。初めに、1、これまでの主な対応ですが、平成27年5月17日に川崎日進町におきまして、簡易宿所2棟が全焼し11人が死亡、17人が重軽傷を負う火災事故が発生しました。そのため、5月19日から22日にかけまして、火災事故類似施設49棟へ、まちづくり局健康福祉局消防局の3局合同で特別立入検査実施いたしました。また、5月26日には庁内に火災事故対策会議設置し、これまでに8回開催しております。6月2日からは、35棟の簡易宿所対象として、3層以上部分使用停止要請をしております。なお、下の図は、木造で3層を有する簡易宿所の代表的なパターンのイメージ図でございます。  次に、7月9日には、建築基準法違反として24棟、旅館業法違反として20棟、消防法違反として23棟を特定し、同月13日からは、建築基準法旅館業法消防法違反者に対する通知命令等に基づく3局連携による是正指導を開始しております。  また、9月1日からは、川崎居住安定化支援事業による生活保護受給者対象とした民間賃貸住宅への転居支援を開始しております。  次に、資料右側、2、簡易宿所現況でございますが、初めに(1)違反是正指導等状況でございます。これまで、まちづくり局健康福祉局消防局の3局連携により是正指導を行ってきた結果、是正が進み、建築基準法では未是正は1件のみとなっております。この建築基準法における未是正の1件については、平成30年3月に建築基準法第9条第1項に基づく是正命令に向けた予告通知を行っております。また、消防法では未是正2件は消防用設備等設置基準違反となっており、まちづくり局連携し、3階以上の閉鎖措置を含めた設備設置指導をしております。旅館業法の2件は、これまでの是正指導により使用しない階の客室数及び定員変更届の提出を指導しております。なお、建築基準法是正物件所有者等から、平成30年3月1日付で使用制限命令処分取消等を請求する訴訟を提起され、現在所管局係争中でございます。  右側の表は、違反是正件数等を示しております。太枠で囲った部分が一部是正を含む是正措置済み件数でございまして、建築基準法24件、旅館業法20件、消防法23件の違反件数に対し、それぞれ23件、18件、21件となっております。太枠右側の欄にございます1年前の状況と比べますと、消防法違反があった1件について是正完了し、消防法での未是正数が1件減った件数となっております。  次に、(2)宿泊者数等でございますが、宿泊者のうち生活保護受給者数は、火災が発生した直後の平成27年5月31日時点では1,349名であったものが、本年6月30日時点で414名へと減少しております。また、川崎居住安定化支援事業による生活保護受給者民間賃貸住宅等への移転者数は、6月30日時点で465名となっております。  次に、(3)簡易宿所営業状況でございますが、3階からの宿泊者の移動もほぼ完了し、生活保護受給者民間アパートへの転居等による客数の減などの影響によりまして収入が減っている状況でございまして、この収入減に加え、事業者高齢化などの状況もあり、この1年間で廃業がさらにふえ、日進地区内ではマンション等土地利用変更や、解体して更地となっている状況でございます。  右側の表をごらんください。火災直後に特別立入検査を行った49棟のうち、現時点廃業を確認できているものとしては23棟ございます。内訳としましては、既にマンションなどへ土地利用変更されているものが18棟、また、その他、更地状態が5棟となっております。また、営業継続・再開している簡易宿所のうち、リノベーション済みのものが3棟、リノベーションを検討中のものが2棟ございます。このリノベーション取り組みにつきましては、後ほど御説明いたします。  なお、表の右側簡易宿所が密集する日進地区とその他の地区内訳を示してございます。また、表中の括弧内は前回対策会議での報告件数を示したものとなっております。  次に、資料の左下になりますが、3、今後のまちづくりへの取り組みをごらんください。先ほど説明しましたとおり、簡易宿所廃業等も増加している中で、簡易宿所事業者の組合に対しまして、共同化等に向けた勉強会へのコンサル派遣による支援を案内してきておりますが、これまで実施には至っておりません。  このような状況の中で、現在、川崎東口周辺においてリノベーション手法活用したまちづくり取り組みを進めており、リノベーション手法活用提案実施した結果、昨年に1棟、本年にも既に2棟の簡易宿所外国人向けゲストハウスとしてリニューアルオープンしております。そのほか、日進町エリアでは若手クリエーター起業家などが集まる複合ビルがオープンするなど地域の魅力が高まってきており、さらなるまちづくりの推進に向け、継続して権利者意向調査地域共同によるイベント等実施しております。  次に、資料右下、4、今後の対応でございますが、建築基準法違反是正物件に対する法的措置につきましては、引き続き対応を行ってまいります。また、旅館業法消防法是正指導についても、関係局で引き続き連携を強化し対応を進めてまいります。  なお、宿泊者のうち生活保護受給者については、引き続き川崎居住安定化支援事業により民間賃貸住宅等への移転を進めてまいります。また、簡易宿所におけるリノベーション手法活用につきましては、引き続き具体的な事業化へ向けた取り組み支援を進めてまいります。  違反状況や今後の対応方針について、各局が引き続き連携して情報共有していくものとし、これまで例年5月ごろに開催していた火災事故対策会議に関しては、今後は新たな報告事項等が発生した際に適宜開催するものといたします。  説明につきましては以上でございます。 ○押本吉司 委員長 説明は以上のとおりです。  それでは、質問等がありましたらお願いいたします。 ◆かわの忠正 委員 ちょっと内容を教えてください。簡易宿所現況の(1)の是正措置済件数括弧内、是正完了件数内容ですけれども、これは合計で5棟なのか2棟なのか、どんな状況なのでしょうか。 ◎原嶋 まちづくり局建築指導課長 違反建物棟数といたしましては3棟ございます。それぞれ単独の法律の違反もございますし、重複している違反もございます。 ◆かわの忠正 委員 3棟で、持ち主は3人なのでしょうか。何人になるでしょうか。 ◎原嶋 まちづくり局建築指導課長 建物所有者としましては2名でございます。 ◆かわの忠正 委員 わかりました。今ずっと御説明を受けたんですけれども、この未是正になっている主な理由はどんな状況でしたっけ。 ◎原嶋 まちづくり局建築指導課長 まず、建築基準法の1件につきましては、3階以上の部分簡易宿所として利用しておりましたので、建物としては耐火建築物が要求されるという形になります。ただ、それに対して現在相手方からその命令処分に対して不服申し立てを出して裁判係争中でございます。その他違反につきましては。 ◎大友 査察課長 消防法違反につきましては、自動火災報知設備の一部未設置誘導灯の一部未設置などの違反でございます。 ◎藤田 生活衛生課長 旅館業法違反につきましては、一部施設のほうの改善はされているんですけれども、変更届が出ておりませんので未完了としております。 ◆かわの忠正 委員 わかりました。では、耐火設備にするとか火災報知器設置するというのが経営的にというか、資金的に出せないという状況だという感じなんでしょうかね。是正ができない主な理由はどういうことなのかなと。係争中のものはいいですよ、納得できないということなので。そのほかの、さっき耐火建築基準法で変えなければいけない、耐火係争中か。火災報知器をつけないというのは。 ◎大友 査察課長 経営状況等関係者と接触したところでは、経営状況が主な理由だと伺っております。 ◆かわの忠正 委員 わかりました。  では今度、(2)の生活保護受給者数が減っているというのはどういう理由なのでしょうか。 ◎加藤 生活保護自立支援室担当課長 生活保護受給者状況につきましては、まず、ついの住みかではないということが基本でございますので、御入居されている方々の御意思を確認しながら、まず転居を希望される方に転居の御支援をさせていただいているところでございます。なので、簡易宿所から転居された数とあわせて、簡易宿所にいらっしゃる方々で、火災以前も同様でございますが、そこからいなくなってしまう方々も中にはいらっしゃるので、そういう方々も含めた数で減ってきている状況ではございます。 ◆かわの忠正 委員 そうすると、転居と所在が不明になった方というのが主な状況だという理解でよろしいですか。 ◎加藤 生活保護自立支援室担当課長 そのとおりでございます。 ◆かわの忠正 委員 結構です。 ◆渡辺学 委員 今のお話と関連するんですけれども、生活保護受給者の皆さんがまだ残って、指導にもかかわらず残っていますよと。その理由というのはどういうところなのか、お聞かせ願えますか。 ◎加藤 生活保護自立支援室担当課長 今御入居されている方々には、ケースワーカーが個別に御相談とか御意思を確認しているところでございます。御承知のとおり高齢化ですとか、また長期にそこにお住まいになっている方々が多うございまして、その方々の、今もうここに住んでいるのでここがいいというような御意思とかが多いと伺っているところでございます。 ◆渡辺学 委員 そうしますと、生保の方の民間アパートへの転居は今後も進めていって、要するになるべくゼロと言うとおかしいんですけれども、なくす方向でこれからも進めていくという理解ですか。 ◎加藤 生活保護自立支援室担当課長 基本的にはそのとおりでございまして、ただ、お住いの方々の御意思をまず優先したいと思いますので、そこはケースワーカーを初めといたしまして寄り添った支援を続けていくところでございます。 ◆渡辺学 委員 そうした点では、先ほどの理由で長年そこでお住みになっていてという、生活のいろんな習慣の問題だとかいろいろな関係があって、民間に移るということにちゅうちょされている方も多分いらっしゃるということだと思います。そのときケースワーカーさんのほうでどういった支援をその方にやられているのか、生活習慣とかいろんな形の支援があると思うんですけれども、もし具体的な内容がわかれば教えてもらえますか。 ◎加藤 生活保護自立支援室担当課長 今、414名の方が6月30日末時点でいらっしゃるんですが、それぞれさまざまな御経歴というか生活歴等がございまして一概には言えないんですけれども、まず、定期的な訪問をさせていただいておりますので、その中から御本人健康状態ですとか生活習慣ですとか生活のサイクルですとかを十分聞き取りまして、それぞれの方々に合った支援、アドバイスをさせていただいているようなところでございます。 ◆渡辺学 委員 そうすると、いわゆる民間アパートに今度転居された方、そうした転居先での不安を持ちながら転居されているということもあると思うんですけれども、転居された方への支援といいますか、先ほどケースワーカーさんが、今そこに居住されている方にさまざまな支援をやりながらということですけれども、転居された後もそうした支援といいますか、そういうものは続けられているということでしょうか。 ◎加藤 生活保護自立支援室担当課長 転居された方々につきましても、ケースワーカーが定期的な訪問をするのと同時に、居住安定化支援事業をやらせていただいているんですけれども、その中に生活の定着する支援というところも取り入れております。全ての方々がそれを支援させていただいているわけではないんですが、ケースワーカーから見てちょっと不安になるとか、御本人がそれを御希望された場合には、定期的な訪問電話連絡ですとか、あとは住所変更とかそういったときの手続の支援ですとかも取り組んでいるようなところでございます。絶対数的にはちょっと少ないんですが、ケースワーカーとあわせて御支援させていただいております。 ◆渡辺学 委員 結構です。 ◆織田勝久 委員 ちょっと確認させてください。この簡易宿泊所というのは、社会福祉法の第2種の施設だったんでしたっけ、それとはまた別の施設だったんでしたっけ。ちょっと確認させてください。 ◎加藤 生活保護自立支援室担当課長 社会福祉法の2種の施設とは別の施設でございます。 ◆織田勝久 委員 それから、現状26棟が営業となっていますけれども、そのうちリノベーション済みというのは外国人旅行者とかを受け入れると理解しますけれども、そうすると残りの23棟で大体定員幾つぐらい、総計は幾つぐらいあるんでしたっけ。 ◎藤田 生活衛生課長 旅館業法上の定員というのはあるんですけれども、今資料を持っておりません。 ◆織田勝久 委員 今、生活保護の方が414人ということですが、この414人というのが定員に近いんですか、それよりもかなり定員との違いのあきはあるんですか。そこだけちょっとわかれば。 ◎藤田 生活衛生課長 旅館業法上の変更届を出していただいていない施設が2施設ですので、それほど多く、済みません。もちろん生活保護を受けていらっしゃらない方も宿泊されていらっしゃるかと思いますので、ほかのお部屋もありますけれども、今変更届をいただいていないのは2施設だけですので、大きな差というのはないと思っております。 ◆織田勝久 委員 旅館業法変更届というのはどういうことでしたっけ。もう一度教えていただけますか。 ◎藤田 生活衛生課長 使わない階のお部屋の数ですとか定員について変更届をいただくよう指導させていただいているんですけれども、まだ2施設について変更届をいただいていない状況でございます。 ◆織田勝久 委員 そうすると、今生活保護で入っておられる414人と、それとの総定員はそんなに大きな数がないという理解でいいんですか。 ◎藤田 生活衛生課長 定員とは別なものになりますけれども、大きな差はないと考えております。 ◆織田勝久 委員 大きな差はないということですね。それで、これは一般的になんですが、リノベーション対象はいいですけれども、現実的に簡易宿泊所利用したいという方たち需要というのはそこそこあるんですか、生活保護の方以外に。 ◎藤田 生活衛生課長 一般の方の利用もあると聞いております。 ◆織田勝久 委員 あるというのは、そんなにたくさんあるというイメージではなくて、ないかあるかといったらあるよというイメージですか。それなりの需要があるということですか。 ◎藤田 生活衛生課長 生活保護の方以外は受け付けないということではないので、一般旅行客の方ですとか、外国の方も利用されていらっしゃいます。 ◆織田勝久 委員 結構です。 ◆橋本勝 委員 済みません、1点だけ確認の意味で。私の感覚だと、こちらの簡易宿所というのは1日当たりの利用金額は、食事とかそういうものはなしで、テレビがついて1,500円から2,000円ぐらいなのかなと感覚的には思っているんですけれども、生活保護方々は、もちろん住居支援費用アッパーが決まっているわけですから、ここに1カ月い続けることで住居費用アッパーを超えているということはもちろんないということでよろしいんですよね。 ◎加藤 生活保護自立支援室担当課長 おっしゃいますとおり、住宅費上限が決まっております。1人世帯ですと基本5万3,700円という基準がございますが、それにプラスしまして面積による上限が決まっております。例えば、11平米から15平米ですと4万8,000円、7平米から10平米ですと4万3,000円、このような形で決まっておりまして、そこはおっしゃるように簡易宿所は2畳とか2畳ちょっとというところがございますので、その面積に応じた上限の設定で住宅費を支給しているところでございます。 ◆橋本勝 委員 ありがとうございます。 ○押本吉司 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「簡易宿所火災事故への対応について」の報告を終わります。  ここで理事者退室をお願いいたします。お疲れさまでございました。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○押本吉司 委員長 次に、5月30日の委員会におきまして正副委員長に御一任いただきました令和年度委員会視察につきまして、事務局から説明をさせます。 ◎浅野 書記 それでは、御説明させていただきます。  まず初めに、実施時期でございますが、5月30日の委員会におきまして10月16日(水)及び17日(木)に実施することを御確認いただいております。  次に、視察都市及び視察項目でございますが、各会派からの御意見を参考に、正副委員長に御相談させていただき、広島市の地方独立行政法人広島市立病院機構について、高松市のひきこもりサポーター派遣事業について及び高齢者居場所づくり事業について打診を行ったところ、いずれの都市からも受け入れ可能との回答をいただいております。  説明は以上でございます。 ○押本吉司 委員長 ただいま事務局から説明がありましたが、実施時期は10月16日(水)及び17日(木)に1班編成実施させていただくこととし、視察都市及び視察項目につきましては、正副委員長案として広島市及び高松市について視察を行うことを御提案させていただければと思います。広島市につきましては地方独立行政法人広島市立病院機構について、また、高松市につきましてはひきこもりサポーター派遣事業について及び高齢者居場所づくり事業について視察を行えればと考えております。  ただいまの正副委員長案について委員皆様から御発言等はございますか。                  ( なし ) ○押本吉司 委員長 特にないようでございます。それでは、今年度の健康福祉委員会視察につきましては、ただいまのとおり進めさせていただくということでよろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○押本吉司 委員長 それでは、そのように決定させていただきます。  なお、委員会視察班編成表につきましては、後ほど事務局から配付させていただきます。         ───────────────────────── ○押本吉司 委員長 次に、今後の委員会日程につきまして御協議をお願いいたします。   協議の結果、8月22日(木)に開催することとした。         ───────────────────────── ○押本吉司 委員長 その他、委員皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○押本吉司 委員長 それでは、以上で本日の健康福祉委員会閉会いたします。                午前10時28分閉会...