午前10時00分開会
○末永直 委員
長 ただいまから
まちづくり委員会を開会いたします。
お手元
のタブレット端末をごらんください。本日
の日程は、
まちづくり委員会日程のとおりです。
初めに、
所管事務の調査として、
まちづくり局から「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針の策定及び取組
の推進について」
の報告を受けます。
傍聴
の申し出がございますので、許可することに御異議ありませんでしょうか。
( 異議なし )
○末永直 委員
長 それでは、傍聴を許可します。
(
傍聴者入室 )
○末永直 委員
長 なお、
関係理事者として、財政局から
後藤資産運用課担当課長、
市民文化局から
髙相企画課長、
宮前区役所から
山口企画課長、
教育委員会事務局から大島生涯
学習推進課長が出席しておりますので御紹介いたします。
それでは、理事者
の方、よろしくお願いいたします。
◎綿貫
まちづくり局長 それでは、これより「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針の策定及び取組
の推進について」御報告させていただきます。
内容につきましては、
小池地域整備推進課長から御報告申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎小池
地域整備推進課長 それでは、「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針の策定及び取組
の推進について」御説明させていただきます。
お手元
のタブレット端末で、1(1)-1「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針の策定及び取組
の推進について」という
PDFファイルをお開きください。
本日、御用意させていただきました資料でございますが、2ページから、資料1といたしまして「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針に基づく取組について」、4ページから、資料2、「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針(案)に対する
意見募集の結果について」、180ページから、資料3、「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針の概要」、さらに別
のPDFファイルにて、資料4、「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針」となってございます。
本日は、資料1を中心に御説明させていただきます。
初めに、
基本方針の策定について御説明いたします。
PDFファイルの2ページ、資料1
の左上「1
基本方針の策定」をごらんください。
本市総合計画において
地域生活拠点の一つとして位置づけられている鷺沼・宮前平駅
周辺地区では、現在、
民間事業者による鷺沼駅周辺
の再
開発計画の検討が進められております。
本市では、平成30年2月に鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能の検討に関する考え方についてを公表してから、多角的な
区民意見の把握に
取り組み、さまざまな場面でいただいた
区民意見を踏まえ、
区民意識アンケート、
基礎調査の結果などを総合的に整理、検討し、平成31年2月には
基本方針(案)を公表、
パブリックコメント手続等を経て、本年3月に
基本方針を策定したところでございます。
ここで、
PDFファイルの4ページをごらんください。資料2、「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針(案)に対する
意見募集の結果について」でございますが、「1 概要」
の下線部分、
パブリックコメント手続では、おおむね2,270人
の方から1万7,829通、2万3,714件
の御意見、御質問を、
市民説明会では、39人
の方から99件
の御意見、御質問をいただいたところでございます。
次に、5ページをごらんください。「4 御意見
の内容と対応」でございますが、
パブリックコメント手続では、
民間事業者による再
開発事業と
公共機能の移転
の関係性、若者に選ばれるまち、現
区役所等へ
のシャトルバス、鷺沼駅周辺
の渋滞対策、区役所
の位置などについて
の御意見、御質問が寄せられました。また、
市民説明会では、移転する理由、再
開発事業の全体像、区民へ
の周知、市民館・図書館
の分館
の新設、
バスネットワークの充実、市として
の推進体制などについて
の御意見、御質問をいただきました。本市では、これら
の御意見を踏まえ、
公共機能の方向性に関する基本的な考え方
の中に、駅周辺
の交通環境の改善や、若い世代に選ばれ、多世代が集まる拠点としていくことについて追加、今後
の取組
の中に、庁内
の検討・
推進体制について追加するなど、一部
の御意見を反映し、鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針を策定いたしました。
8ページ以降に、いただいた御意見
の要旨と本市
の考え方
の詳細をお示ししておりますので、後ほどごらんください。
それでは、2ページ
の資料1にお戻りください。
資料左側の中ほどから下に、
基本方針を一部抜粋して掲載してございます。
「第5章 鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する基本的な考え方」
のうち、「方向性」といたしまして、①として、鷺沼駅周辺に、
宮前区役所・市民館・図書館を移転・整備し、宮前区全体
の活性化を促す「核」として
の地域生活拠点の形成を図ること、②として、
民間施設と
行政施設の相乗効果による機能・空間
の実現を図り、文化・
交流拠点の形成と新たなコミュニティ
の創出を図ること、③として、現
区役所等施設・用地は、本市
の貴重な財産として、活用
のあり方について、宮前区全体と
周辺エリアの将来を見据え、
市民参加で検討することとしております。
次に、「基本的な考え方」でございますが、これは「方向性」でお示しした内容を、次
の5点に整理し、本編において詳しく御説明したものでございまして、ここでは項目名のみお示ししております。
特に5点目につきましては、「
地域バランスを考慮した区全体
の機能向上」として、今回
の取り組みを契機として、
向丘出張所の機能
の検討に取り組んでいくことをお示ししたものでございます。
次に、「第6章 今後
の取組」といたしまして、再
開発事業全体
のスケジュール(想定)でございますが、
令和元年度
の環境アセスメント手続、
都市計画手続を経て、令和2年度には再
開発組合を設立、令和3年度から令和7または8年度まで、市民館・図書館
の整備を予定している駅前街区
の工事を、令和7または8年度から令和10から12年度まで、区役所
の整備を予定している北街区
の工事
の実施を想定しております。
続きまして、
基本方針に基づく今年度
の取り組みについて御説明いたします。
資料右上、「2 今年度
の取組」をごらんください。「(1)新宮前市民館・図書館
の整備に向けた取組」といたしまして、「ア
意見交換会(
ワークショップ)」として、区民40人程度を対象として2回開催し、検討
の内容を深めてまいります。
また、「イ
アンケート・
イベント等」といたしまして、無作為抽出した600人へ
のアンケートを実施するとともに、区民祭など
の市民参加の機会を捉え、
意見聴取を実施してまいります。
次に、「(2)
環境アセスメントや
都市計画手続の着実な推進」といたしまして、現在、再
開発準備組合において、より詳細な検討が進められているところでございますが、今後
のスケジュールにつきましては、
令和元年度
の環境アセスメント手続や
都市計画手続を経て、令和3年度
の工事着手を目指し、連携した
取り組みを進めていくこととしております。
この間
の市民意見聴取につきましては、今年度は、
環境アセスメント手続として、
準備組合による説明会や
意見提出の機会があり、
都市計画手続として、
素案説明会や縦覧など、
都市計画について
市民意見を伺ってまいります。
次に、「(3)
基本方針の着実な推進に向けた
検討体制の構築」につきましては、詳しい資料で御説明いたしますので、3ページをごらんください。
「「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針」
の着実な推進に向けた
検討体制」でございますが、資料
の左側、「鷺沼駅
周辺再編整備公共機能検討会議」という平成30年度
の検討体制について、
基本方針策定を踏まえ、より具体的な
取り組みを推進するため、推進に必要な
組織体制として、
検討会議を改組し、宮前区
のまちづくりにおける
公共機能検討会議を設置いたしました。
「1
設置目的」でございますが、鷺沼駅
周辺再編整備を契機として、宮前区全体
の機能向上、持続可能な
まちづくりに向けた
取り組みを着実に推進するため、宮前区
のまちづくりにおける
公共機能に関する
調査検討を行ってまいります。また、複数
の関係部局による相互補完的な
調査検討と、具体的な
取り組みの推進が求められることから、
役割分担を整理するとともに、庁内横断的な
連携体制を構築いたします。
次に、「2 構成」でございますが、
検討会議、幹事会、部会
の3層体制としておりまして、部会につきましては、
「①新宮前市民館・図書館・
区役所整備検討部会」、「②現
区役所等施設・
用地活用検討部会」、
「③向丘出張所機能検討部会」
の3部会を設置し、各課題に関する具体的な
調査検討を行うこととしたところでございます。
次に、2ページ
の資料1にお戻りください。
資料右下、「(4)
市民周知」でございますが、
基本方針に基づく着実な
取り組みを推進するため、引き続き、今後
の取り組みの中で、継続的な説明、
意見交換を進めてまいります。当面
の市民周知といたしましては、市政だより宮前区版5月1日号にて
特集記事を掲載いたしました。今後もコラム
の掲載等による周知を行ってまいります。また、昨年度に実施した
関係団体ヒアリングの対象者に対して
基本方針の策定結果を送付するとともに、宮前区ホームページを中心に情報を整理、再構成し、情報発信を行ってまいります。
次に、「3 主な
スケジュール」でございますが、本日、
常任委員会にて
基本方針策定について御報告させていただいた後、今年度上半期には
準備組合が
環境アセスメント手続に着手し、ここで再
開発事業の建物計画概要が公表される予定でございます。
また、今年度中には新宮前市民館・図書館に関する
基本計画案を公表するとともに、
都市計画素案説明会の開催も予定してございます。
なお、本日は、資料3として
基本方針の概要を、資料4として
基本方針の本編を添付しておりますので、後ほど御参照ください。
説明は以上でございます。
○末永直 委員
長 説明は以上
のとおりです。
ただいま
の説明について質問等がございましたら、お願いいたします。
◆
石川建二 委員 きょうは、
文教委員会も同じ報告をされているとお聞きしております。できるだけ重複は避けたいと思いますが、ごらん
のように傍聴者
の方も大変多くいらしていますので、若干
の重複もお願いをしたいと思います。
今
の御報告
の中で
パブリックコメントが2万3,714件、非常に多く寄せられた
パブリックコメントになっていると思いますが、これ
の受けとめ方について、まず初めにお伺いしたいと思います。
◎小池
地域整備推進課長 いただいた多数
の御意見に関しては重く受けとめてございます。一件一件
の内容を精査させていただいたところでございます。1万8,000通近い御意見をいただくという
のは、この案件に対する関心
の高さ、思い
の強さというものがあらわれているものと受けとめてございます。この案件につきましては、お住まい
の地域などによってさまざまな考え方、捉え方があると考えておりまして、今回
の意見募集でいただいた御意見についても、数だけではなく内容について精査しまして検討した結果として
基本方針を策定させていただきました。
◆
石川建二 委員 この寄せられた意見
の中で、市
のほうがA区分からD区分まで参考にするもの、取り入れるもの、こうした分類をしていますが、これについて比較的反対
の声はC区分やD区分に多く述べられていたというふうに思いますが、このC区分、D区分が合わせて2万3,226通と非常に多くなっていますが、このことから、区民
の中で、この移転問題に関する賛否はどのようにあらわれたと受けとめていらっしゃるでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 通数につきましては、お1人
の方が何通も提出していたり、
反対意見というような形でまとめて提出していただいた意見もございました。1万数千通という御意見
の中にも、実際
の内容としては、御質問であったりですとか、御提案であったりというような御意見も多数いただいております。我々としても
反対意見というようなくくりで整理できるかというところもございまして、これは
反対意見だ、これは
反対意見ではないというようなまとめ方はなかなかできないものではございますが、さまざまな御提案、御質問というものも含めてかなり
のボリューム
の意見になったと捉えております。そういったものをC、Dというところも踏まえて分けさせていただいて検討を進めさせていただいたというものでございます。
◆
石川建二 委員
マスコミのこれ
の報道を見ますと、寄せられた意見は
反対意見が非常に多かったというような評価も
マスコミの報道ではありましたけれども、市
のほうは、この反対、賛成、こうした分類には、それぞれ
の御意見でニュアンスが分かれるという
のはあるでしょうけれども、総じてどんなふうに受けとめていらっしゃる
のか。
◎小池
地域整備推進課長 意見書
の中に反対するというような形で記載されているものも多数ございました。反対というところで我々に伝わってきたものも本当に多くございます。それについては、やはり重く受けとめる必要はあると考えてございます。そちらについては一件一件しっかり精査させていただきまして、それを踏まえて今回
の基本方針につきましては、さまざまな
基礎調査、それから議会と
のやりとり、そういったものを含めて総合的に判断した結果として策定させていただいたということでございます。
◆
石川建二 委員 そうすると、反対
の声が多かったということは、実態としてはあるということでよろしいですか。
◎小池
地域整備推進課長 資料
の中にはそういった形で御記入されたものも多数ございましたので、そこについては我々としても重く受けとめているところでございます。
◆
石川建二 委員 今回、
パブリックコメントを行う、それは市がこのようにしますよという方針をはっきりと示して市民
の声を問うたという意味では、反対、賛成という声
の出し方も出しやすかった
のかなと思いますけれども、それまでは鷺沼
の駅前にどのような機能が必要ですかという議論をずっとしてきたと思うんです。その声は決して鷺沼
の駅にどんなものがあったらいいかということ、
イコール移転をするべきだということにはつながらない。もちろん、今
の坂が大変だから移転してほしいという意見が出た
のは私も存じ上げていますけれども、必ずしも今まで
の議論、鷺沼駅にこういう施設が欲しいということ
イコール宮前平の区役所、市民館・図書館を廃止して鷺沼に移すべきという意見ではなかったというふうに思うんですが、その辺はどのように受けとめていらっしゃるんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 今回
の件につきましては、反対として
の疑問、懸念
の意見も多数いただきましたが、移転へ
の期待、それから賛同を示す御意見というものも多数いただきました。中には
移転整備によって近くなる人や遠くなる人が出るということは避けられない事実でございまして、地域や年代、
ライフスタイル等によりさまざまな意見が出たものと考えてございます。我々市としましては、今回
の意見というようなものも含めまして、宮前区
の未来
のまち
の姿をどうしていくか、その中で
の核をどのようにつくっていくかという観点から総合的に整理、検討して
基本方針を取りまとめさせていただいたというものでございます。
◆
石川建二 委員 賛成や反対はそれぞれあったということですけれども、宮前区として、市として、この問題に、区役所が移転することに賛成ですか、反対ですかということを区民に問うたことはあるんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 シンプルにそのような形でというものではなく、さまざまな機会を通して御意見を伺ってきたというふうに捉えております。
◆
石川建二 委員 それぞれ
の意見がある
のは当然だと思うんですが、それ
の、例えば区民
の中で
の割合、比重というんでしょうか、それは賛成が大半を占めているとか、反対が大半を占めているとか、そのような認識という
のはどの程度お考えなんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 パブリックコメントや
市民説明会で
の発言、それから意見書
の内容、通数だけで捉えてしまうと
反対意見のほうが多かったというような形にはなってくると思いますが、全体として反対者
のほうが非常に多いというところまでは我々はつかんでいないということでございます。
◆
石川建二 委員 全体的に反対者が多いという認識には至っていないということですけれども、それは至っていないという
のはどういうことですか。私
の実感としては、まちを回っても非常に反対する声が多いと考えているんですが、市
の認識をもう少しわかりやすく御説明いただけますか。賛成、反対をどのように捉えているんですか。
◎小池
地域整備推進課長 実際
のところ、今回
のパブリックコメントで
のいただいた意見などを踏まえると、確かに反対
の意見という通数につきましては多かったというところは我々としても認識してございます。
◆
石川建二 委員 それは
パブリックコメントにおいてですよね。そうすると、
パブリックコメントに寄せられた声は非常に多かったとしても、まだまだ全市的なというか、全区的な調査をかけたわけではありませんから、全区
の動向、区民
の声がどこにある
のかは、これだけでは確かにわからない部分があるかと思うんですが、だとすれば全体をつかむ必要性があるんじゃないですか。
◎小池
地域整備推進課長 我々としましては、これまで
ワークショップですとか、フォーラムですとか、さまざまな機会で意見をいただく場面を設けてございました。そのような意見を踏まえまして、また、宮前
の未来、将来
の姿を想定した中で総合的に検討しまして、今回
の基本方針(案)というものを定めて
パブリックコメントの手続をさせていただいたところでございます。
◆
石川建二 委員 その報告はわかるんですけれども、現状でいろんな意見を聞きましたという中で、移転すべきか、あるいは現在
の施設を残すべきか、この区民
の意見を、端的にいえば反対、賛成という話になるんだろうと思うんですが、この区民
の中で
の割合という
のはどんなふうに認識している
のか、それはわからないということでよろしいんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 全区民に対する
アンケートというところは実施してございません。それは事実でございますので、そこ
の反対、賛成という端的な調査というものは行っていないということでございます。我々としましてはさまざまな手続を経て、いろんな意見をいただいた中で総合的に検討させていただいた上で今回
の取り組みを進めていきたいと考えてございます。
◆
石川建二 委員 区役所
の移転という意味では、さまざまな意見がある中で、やはり大体合意がとれたというような形で、例えば半数以上
の人がそれに対して支持をしているとか、まだ反対が多いからもっともっと議論すべきじゃないかとかと、そういう判断があろうかと思うんですが、市は、いわゆる移転という方針を決めたわけですから、市民
の中でどれだけ理解が広がった
のか、移転に対する賛成という
のはどのくらいある
のか、これをちゃんとつかんだ上で
基本方針というものを出すべきではない
のでしょうか。それについてどのような理解がある
のかは区民に説明すべきではないでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 今回
の再開発
の取り組みは、本市としても推進すべき
取り組み、本市
の総合計画にも位置づけられたものでございます。そういったものが今回、宮前区
の未来につながる契機と捉えて、
公共機能の方向性、基本的な考え方について取りまとめを行ってまいりました。確かにもっと時間をかけて検討すべきという御意見もいただいております。その一方、市として
の考え方を早期に示してほしいというような御意見もいただきました。その中で、これまで
の多角的な
意見聴取の取り組みを踏まえまして、今回、我々としては市
の考え方というところでお示しさせていただいたところでございます。
◆
石川建二 委員 市
の考え方を示したという
のはわかります。繰り返しになりますので、この問題は再度質問しませんけれども、市民
の中でどれだけこの移転問題について
の支持がある
のか、それすら答えられない、実態をつかんでいないという中で計画を推進していくという
のは、やはり問題がある、そこをちゃんと説明すべきで、今後でもいいですから、
アンケートをとるなり、全区民
の声が一体どこにある
のか、移転に賛成か反対かはとにかく聞いていないわけですから、端的な、ちゃんと意見を聞く、これに対してはどうでしょうか。そういう機会を区民に与えるべきではないでしょうか。その点だけお答えください。
◎小池
地域整備推進課長 繰り返しになってしまうんですが、我々としましては、これまで1年間、多角的な視点
の中で
意見聴取を行ってまいりました。その中で総合的に判断、検討いたしまして今回
の基本方針を策定したという経過がございますので、今後、移転
の賛成、反対というものに対して全体的な
アンケート調査をするということは考えてございません。
◆
石川建二 委員 非常に問題だと思うんです。
それと、賛成、反対以前に、知らないという声がまだ多いということを皆さんからよく私
のところに御意見が寄せられます。やっぱりこの問題に対する認知度、当初、昨年
の夏に
アンケートをやったときは10%程度ということで、その後、さまざまな議論がありましたから、当然認知度は上がっておると思うんですが、この問題が起きているということが区民
の方にどのくらい認知されてきている
のか、その辺はどうでしょうか。賛成、反対というよりも、さまざまな御意見があるんでしょうから、その認知、それはどの程度あると今お考えなんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 昨年
のアンケートの中で、少し聞いたことがあるというところを踏まえると50%以上という回答をいただいています。我々としましてもなかなか周知というものが難しく、できる限り
のことをやっているところではございますが、引き続きホームページですとか市政だよりですとか、そういったものを通じてしっかりと広報、周知に努めてまいりたいと考えてございます。
◆
石川建二 委員 そういう周知をやってきて、地域
のミニコミ誌も取り上げてくれて、認知はどのくらい広がった
のかという実態はつかんでいませんか。
◎小池
地域整備推進課長 その後
の結果というところについては、調査はしておりませんので、具体的にどれだけ認知されたかというところまでは、実際
のところは把握していないところでございますが、これからもしっかり出していくという
姿勢については取り組んでまいりたいと考えてございます。
◆
石川建二 委員 これで方針を決めたわけですから、それを皆さんにお知らせする、また説明をしていく義務が行政には生ずるわけですけれども、今後、この問題に関する認知度を高めるため
の、実際やったこと
の検証、どのぐらい認知が上がって、先ほど、賛成か反対か
のアンケートはとらないとおっしゃっていましたけれども、どのぐらいこの政策が住民
の方に知らされている
のかというところ
の調査は、行政としては、認知度を高める対策
のためにも当然定期的にチェックをすることが必要だと思うんですが、この点はどうですか。
◎小池
地域整備推進課長 今後
の取り組みの中で、また市民館・
区役所等のワークショップ、それからさまざまな機会で
の意見聴取という
のも考えてございます。これから
の宮前区で開催されるイベントなどで、また皆様にヒアリングなどをしていくというところもこれから検討してまいりたいと考えてございます。
◆
石川建二 委員 では、認知度も調べていただけるということでよろしいですか。
◎小池
地域整備推進課長 そういった場を踏まえて、そういったところができるかどうか、これから検討してまいりたいと考えております。
◆
石川建二 委員 それはどこで検討するんですか。認知度
の調査をやるかどうかという検討をするとおっしゃるから、それはどこで、いつごろまでに検討する
のか、教えていただければと思います。
◎小池
地域整備推進課長 先ほど説明
の中でさせていただきました
検討会議というものを、組織をつくりまして、これから
の取り組みを進めてまいりますが、その中でも検討を進めてまいりたいと考えてございます。
◆
石川建二 委員 それは行政
の説明責任
の基本的な役割だと思いますので、どのぐらい認知されている
のかということをちゃんとつかむ
のは、別に賛成、反対ということでなくても非常に重要なことだと思いますので、しっかりそこは求めておきたいと思います。
市民館や図書館、区役所増設
の声もあるというようなこと、分館
の要望があるということが先ほどもありましたけれども、端的に1つだけこの問題でお聞きしたい
のは、なぜ分館という
のができない
のかと。ただでさえ施設が少ない、あるいは図書施設も少ない中で、せっかく拡充ができる機会でもあるにもかかわらず、何で2つ
の、図書館
の分館だとか、あと、区役所
の支所だとか、それを置けない
のか。そこ
の理由が、この
意見募集の意見を見てもはっきりわからないんです。1つ書かれているとすれば、これから人口が減っていくので、やっぱりコンパクトにしなきゃいけないということは確かに御説明があったかと思うんですが、なぜ1つな
のかという、ちょっとそこ
のところをもう一度説明いただけますか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 市民館・図書館分館
の御質問でございますが、現在は宮前区に限らず全区
の中で新たな社会
教育施設を整備するという予定はございません。各区で現在1つずつ設置しております市民館・図書館、並びに既存
の分館等を軸にしながら地域で活動するさまざまな主体や区内
の諸施設と
の連携等々を行うとともに、既存施設である学校施設
の有効活用等
の手法を総合的に用いながら幅広い生涯学習活動を推進してまいりたいと考えております。
◆
石川建二 委員 今
の御説明だけれども、なぜ、例えば市民館が1つな
のかというところは、市がそうやって決めたんだという
のは今
の御説明でわかりましたけれども、じゃ、なぜ1つと決まる
のかと。例えば、世田谷区でもたくさん地域に支所がありますよね、そこでさまざまな住民サービスが行われていたり、あと市民館なんかでも、横浜なんかでも地区会館ですとか、結構たくさん整備されていますが、なぜ川崎市は1個だけという縛りをつける
のか、私はこういう機会がある
のにもったいないと思うんですが、そこ
のところ、なぜな
のかをもう少し説明いただけますか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 先ほど申し上げたとおり、新たな社会
教育施設を今整備する予定はございません。なかなか新たな施設
の整備ということになりますと、さまざまな検討をしてまいらなければいけない要素がございまして、まずは身近な学校施設
の有効活用であるとか、そういった既存施設
の活用ということをこれから第1に、まず進めてまいりたいと考えております。
◆
石川建二 委員 学校施設を使うという
のは、もちろんいいと思うんですけれども、それが市民館あるいは図書館にかわり得るものでないということは明白だと思うんです。市民館・図書館は、
教育委員会は既に御存じ
のように、地域
のつながり
の拠点施設として
の役割が非常に重要視されている。特に子どもたち
の居場所づくりということでも非常に重要視をされている
のが報告書
の中でも見てとれるんですけれども、それが結局、学校だけということではなくて、市民館や図書館を中心とした
まちづくりを進めていくという
のは、非常に今後
のまちづくりとして
のあるべき姿
の1つかなと思うんです。もしいろんなところにあればそういう可能性が広がると思うんですが、そこはお金が厳しいから、お金がかかるからそういうふうにはしないんだということな
のか、本来ならばそういう地域
の中に核があることは
教育的にも望ましいと思うんですが、この辺、御見解はいかがでしょうか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 より市民
の皆様に身近なところでそういった施設があることは望ましいと考えますが、今現在も
教育施設に限らずさまざまな公共施設がございますので、今後はそういったところと
の連携等も図りながらよりよい社会
教育サービスがどのように展開できる
のかは検討していかなければならない視点だと考えております。
◆
石川建二 委員 なぜ1つな
のかという文化構想などに対する回答として、将来的な人口減少へ
の転換を見据えた対応が求められるからだとお答えになっているんです。これはどういうことなんでしょうか。人口が減少すると何でつくらなくていいんでしょうか。人口減少とつくらないということはどのように結びつくんでしょうか。これは市民館だと
教育委員会だけれども、区役所なんかだと、とりあえず
教育委員会にお聞きしますけれども、市民館・図書館
の教育施設
の整備をこれ以上しないということ
の背景に人口減ということが書かれておりますが、この相関関係をもう少し説明していただけますか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 施設等
のインフラ
の整備につきましては全市的な状況等も考えながらやっていかなければいけないと思っておりますが、
教育委員会としては、人口減少というよりも、人口が仮に減っていったとしてもより身近なサービスが提供できるように、既存施設と
の連携、先ほど
の繰り返しになりますが、そういったところを模索していくべきだ、そのように考えております。
◆
石川建二 委員 だって、回答
の中に市民館・図書館など
の社会
教育施設を初めとする
公共機能については、提供するサービス
の充実とともに、将来的な人口減少へ
の転換等を見据えた対応が求められることから、学校施設
の有効活用や地域づくり
の担い手
の連携などを行っていくんだということが書かれていますよね。人口減少という
のは大きな理由になっているんですが、これは理由にならないということですか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 そういった人口減少、将来的な動向についても、やはり重要な要素だとは考えております。
◆
石川建二 委員 どのぐらい川崎市
の人口が将来減り、宮前区
の人口が減ると予測をされているんですか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 済みません、今現在、どれくらい
の人口減少
の想定があるかは、手元
の資料であるものではお示しがなかなか難しいんですが、資料3
のところに、「第2章 宮前区
の概況」抜粋版
のところでございますが、将来人口
の推計ということで、平成47年をピークといたしまして、そこからは減り始めるというような推計も考慮してございます。
◆
石川建二 委員 市
の推計で2060年度、宮前区は21万3,000人となっています。現在が23万2,000人なので1万9,000人減だということですが、この数字でよろしいですか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 そうですね。資料3
の「第2章 宮前区
の概況」
の2
の「人口構成 将来人口推計」というところ
の数字で今説明させていただきました。
◆
石川建二 委員 減少といっても20万人以上いるんです。例えば、川崎市全体で見ると、よく私は議会でもさいたま市と
の比較をしますけれども、川崎市
の図書館
の1施設当たり
の人口、これは2060年に減少したと言われている中で10万9,000人でした。これはさいたま市
の2倍あるんです。さいたま市は5万人ぐらいですから。これは、人口減少だけで言うと、すごく人が少なくなっちゃうような気がするんですけれども、今
の20万人
の、宮前区でいえばこれだけ
の都市、また人口が非常に集中している、この環境は余り変わらないんです。だから、現在で十分足りていますという
のであれば話は別かもしれませんけれども、たくさん今までも議会でやってきましたけれども、閲覧室も少ない、もっともっとスペースを広げてほしい、機能を充実してほしいという声がたくさん寄せられている中で、現状でいいとは恐らく
教育委員会もお考えではないと思うんですが、人口減少ということで言えば余り変わらないんです。人口減少はやっぱり理由にはならないんです。そこ
のところ、どうでしょうか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 委員
の御意見もございますが、インフラ整備という点に関しましては、そういった人口推移というものは一定検討しなければ、考慮に入れなければいけない要素というふうには認識しております。
◆
石川建二 委員 減るといっても、川崎市
の場合は非常に減り幅が少ないんです。じゃ、ふえなきゃ増設しない
のか、どのぐらい減ったら増設しなくてもいい
のか、この基準なんて、恐らく今こんなところで話しても余り意味
のないぐらい余り根拠
のない話だと思うんです。だから、現状が足りなければつくる、そういう市民
の声に応えていく、これこそが、やっぱり
教育委員会として
の役割ではないかと思いますが、これについて、現状、十分足りているんだという立場でこれ以上つくらない
のか、そこ
のところをもう一度、やっぱりつくっていくべきだと思うんですが、御回答をお願いいたします。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 繰り返しになりますが、今現在、新たに社会
教育施設を整備する予定はございません。今回、鷺沼
の検討
の中で、やはり分館をつくってほしい、あるいはもっと施設をふやしてほしいという御意見をいただいている
のは、そこは
教育委員会としてもある程度受けとめなければいけないというふうには考えております。
◆
石川建二 委員 重く受けとめていただけるということですけれども、重く受けとめてどうするんですか。具体的に何かやってくれるんですか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 先ほど申し上げたとおり、今、具体
の施設整備
の予定はございませんが、例えば、これから跡地
の検討等が、現在
の宮前市民館・図書館、区役所
の跡地
の利用等について
の検討が始まりますが、
教育委員会としては、やはり検討
の遡上にはそういった意見が非常に多かったという
のをのせていかなければいけないと考えております。
◆
石川建二 委員 重たく受けとめるというからには、やはり分館構想
の見直しだとか、そういうものを契機にすべきだと私は思うので、そこ
のところはぜひ求めておきたいと思います。
もう一つ、私は資料要求で、先ほど宮前区
のまちづくり、将来構想というようなことが、報告がありましたけれども、平成29年度
の鷺沼駅
周辺地区まちづくり推進業務
の報告書という
のが昨年30年3月に
まちづくり局から出されています。その資料を見ますと、今どのような
まちづくりを進めていく
のかという構想がそこに書かれているんですが、これ
の所管をする
のは、担当課はどこか、きょういらしていますか。
◎小池
地域整備推進課長 地域整備推進課でございます。
◆
石川建二 委員 では地域整備推進課にお聞きしますけれども、この中で沿線
まちづくりのイメージという
のが書かれていると思うんです。そこには鷺沼駅
の周辺を高齢者住宅や保育所、また、オープンスペース、スマートコミュニティ、サテライトオフィス、こういう多様な都市機能
の集積エリアに定めています。一方、けやき平、マンションが非常に多いところですが、ここは分譲共同住宅エリアとして、世代を意識した住みかえ、空き室利用を行って、そこに住む高齢者が鷺沼
の駅に来ると、そこ
のあいたところを若者層
のルームシェアでそれをカバーする。宮前平
の宮前区周辺は地区計画で建築協定エリアとなっていて、低迷利用地
の利用や用途規制
の見直し、空き家活用ということが述べられていて、そこに住む高齢者が鷺沼駅前
のマンションに移って、そこにまた若い層
の2次
の住みかえが起きるというような
まちづくり構想を、イメージ図をつくられているんですけれども、これは市
のプランですか。
◎小池
地域整備推進課長 我々
まちづくり局としましては、やはり駅周辺にコンパクトな
まちづくりを進めているというところがございます。まず駅周辺にさまざまな機能を集積していって、ほか
のエリアには電車ですとかバスですとか、そういったところ
のネットワークでつなぐというようなことを考えている
まちづくりを進めているところでございます。
◆
石川建二 委員 端的に聞きます。このプラン、この報告書では田園都市線沿線
まちづくり基本構想案となっていますけれども、これは市
のプランなんですか。
◎松元 交通政策室長 東急田園都市線
の沿線
のまちづくりをどうしていくかということにつきましては、全体をとらまえていく必要があるという中で、やはり鉄道事業者と
の協力が不可欠になります。それを踏まえて東急電鉄と
の包括協定を結ばさせていただいたところでございます。その中で、
取り組みの一つとして沿線全体
のまちづくりについて、やっぱりこれから
の少子・高齢化を踏まえますと、魅力ある、それから活性化に資する、いろいろな
取り組みが必要だというふうに考えております。その
取り組みをいろいろ今イメージで示させていただいてございますけれども、さまざまな手法を活用することによって、そういったところにも寄与していきたいと考えているところでございます。
進めていく上では、東急電鉄
の御協力も当然必要になってまいりますので、今回これを策定した
のは市と東急電鉄と
の連携によってつくらせていただいた案という形で、いわゆる行政計画という形ではないということで整理をさせていただいているものでございます。
◆
石川建二 委員 行政計画ではないということですが、これからいろんな場で
まちづくり全体
のことを考えていくんだということ
の基礎データになるということでよろしいんでしょうか。
◎松元 交通政策室長 基礎データとして、それをもとに具体的な手法としてどういった手法があるか、さまざまな手段があろうかと思っていますので、いろんな手段を活用しながら全体として
のまち
の活性化、住みよい
まちづくりに寄与するような
取り組みにつなげていきたいと考えております。
◆
石川建二 委員 ここには、2050年には宮前区
の高齢化率が33.8%になると。男は仕事、女性は子育てで1つ
のつながりを求める中、高齢者
の時間や貯金も多い、個人金融資産
のうちシニア層
の資産が3分の2を占めている、こういう特徴を持って住みかえを行っていくんだということが書かれているんですが、恐らく区民はこんなことを市がプランニングしているということはほとんど知らないんじゃないかと思うんです。これは情報公開でとった資料なので。
例えば、けやき平
の問題、高齢化した
のを鷺沼
のほうに移すなんていう
のは、こういうことを行政が基本的なデータとして考えているんだとすれば非常に大きな問題じゃないかと。これは確かに事業者が描く、いわゆる事業者
のプランという意味ではわかりますよ。こういうリノベーションをやっていくんだという
のは。それと行政計画が全く一体
のものになっているということは、連携ということを超えて、事業者本位
のまちづくりというふうに言えるんじゃないでしょうか。そうならざるを得ないんじゃないでしょうか。
◎松元 交通政策室長 計画的な目指すべき大きな方向性として、行政としても沿線
のまちづくりを考えているところではございます。その具体的な手段ということはそれぞれ確定してございませんので、具体的な
取り組みで、例えば行政がしっかり関与してやっていかなきゃいけない状況が出たときには、それはきちんと行政がしっかり市民にも説明をしていくということになりますし、民間が主導でやるべき事業があれば、それは
民間事業者が
取り組みをしっかり周知していくという形になってこようかと思っていますので、大きな方向性として
の整理イメージとしているというところでございます。
◆
石川建二 委員 この問題は奥
の深い話で、誰
のため
のまちづくりな
のか、住民
のため
のまちづくりな
のか、それとも事業者
の地域開発
のため
のまちづくりな
のかというところを、協力という名
のもとで、いわゆる事業者本位
のまちづくりであってはならないというふうに思います。この点はぜひこれからも注視していきたいと思います。
ちょっと時間も超過していますので、今後
の進め方
のスケジュールでちょっと確認をしておきたいんですが、今年度、
都市計画審議会
のスケジュールが出てくると。今年度中に環境アセス
のほうも行うんだということですけれども、
都市計画審議会
のほうは住民へ
の説明
の必要性があるので説明会
の実施ということがされると思うんですが、これはいつごろになるんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 今回
の資料では上半期をめどに
環境アセスメントの手続に着手するという形で出させていただいております。まずはそこからスタートするというところでございますが、
都市計画手続につきましては、今年度中に着手するという形でお示ししております。
都市計画手続の最初
のスタートというものが
素案説明会という形で市民
の皆様に素案を説明するという会になってございます。こちらにつきましては、この資料でも御説明しているとおり、今年度中にはその
素案説明会を開催するというところで今検討してございます。
◆
石川建二 委員 そうすると、その説明会が今年度中、環境アセスも審査というか、住民
の意見を述べる場、公聴
の場がありますけれども、これはいつごろでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 こちら
のアセス
のほうが建物計画
の規模等によってどのような種類に分けられるかというところがまだ明確になってございません。そういった中でこれから
準備組合のほうで検討を進め、アセス
の手続に入ってまいりますので、上半期中には何らかの形で着手されると思ってございますが、その後
の説明会
の時期等につきましては、まだ未定というところでございます。
◆
石川建二 委員 上半期という
のは、現状
の上半期、つまり4月から10月まで
の間ということでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 今年度、
令和元年度
の上半期にはアセスメント手続に着手するという方向で我々
のほうからも
準備組合のほうに働きかけてまいりたいと考えてございます。
◆
石川建二 委員 そうすると、6月までという意味ですか。
◎小池
地域整備推進課長 上半期という形になりますと前半ということになりますので、9月ごろまでにはという認識で考えてございます。
◆
石川建二 委員 議会でも再三全体像が示されていない、早く示してほしいということを言ってきましたけれども、これは駅前街区と北街区と、2つ
のエリアに分かれていますよね。それぞれ平米数が何平米だか、教えていただけますか。
◎小池
地域整備推進課長 敷地
の面積ということでしょうか。
◆
石川建二 委員 敷地
の面積です。
◎小池
地域整備推進課長 敷地
の面積につきましては、両街区合わせまして1.9ヘクタールというところでございます。
◆
石川建二 委員 それぞれ。
◎小池
地域整備推進課長 北街区
のほうでございますが、敷地面積は4,000平米、駅前街区
のほうにつきましては、敷地面積1万2,000平米ということでございます。
◆
石川建二 委員 そうしますと、これで容積率が500%、建ぺい率が80%ということですけれども、これからすれば、ボリューム感としてはおおよそ何階建てぐらい
の建物になると想定されるんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 この敷地面積、それから容積率という中で
準備組合が施設
の計画を今進めているところでございますが、建物
の高さというところにつきましては、
準備組合がさまざまな建物
の計画を進めている中で今検討しているということでございますので、今
のところ未定でございます。
◆
石川建二 委員 区役所
の問題はさておいても、駅前
の再開発に関しては相当以前から相談もあったかと思うんですが、いつぐらいから東急と
の事前
の相談という
のがあったんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 基本方針の案をつくっていく段階で、ゾーニング
のイメージというものについて、昨年
の秋ごろに
準備組合のほうにこういうボリューム
のこういう施設が入るということについて
の検討をお願いしているところでございます。
◆
石川建二 委員 ちょっと私
の聞き方が悪かった
のかもしれませんけれども、この駅前開発全体、そもそも
の駅前開発
の計画、東急電鉄さんからはどのような形で事前
の相談がいつぐらいからあったんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 平成27年6月に川崎市と東急電鉄
のほうで包括協定を結んでございます。その後、平成29年になりまして
準備組合が設立されたというところでございます。再開発
の話につきましては、そのころから具体的に進められているということでございます。
◆
石川建二 委員 包括協定は
まちづくり全体
の包括協定だと理解をしていますけれども、その段階で駅前開発についても事前
の相談、やりとり、さまざまな法的な規制だとかと、事業者
のほうも調べなきゃいけないから市に多分相談があったんだと思うんですが、平成27年度ころから相談があったということで理解してよろしいんですか。
◎小池
地域整備推進課長 全て
の中でこういった
まちづくりについて進めていきましょうという話を結ばせていただきましたので、そのころから少しずつ検討
のほうはさせていただいたというところでございます。
◆
石川建二 委員 わかりました。
再開発
の事業そのもので国
の補助金等も出てくるかと思うんですけれども、その再開発、さまざまな手法があるかと思うんですが、代表的な国
の補助、あるいは県
の補助等があれば、補助
のメニューとその割合についてお聞かせいただいていいですか。
◎小池
地域整備推進課長 法定
の市街地再
開発事業というところ
の事業を計画してございます。その中で、補助
の対象となる事業費
のうち、3分の1は事業者、3分の1は国、3分の1は地方自治体という形で
の補助が出るという形
の中で今組み立てを進めております。
◆
石川建二 委員 そうすると、事業者
の事業だといっても国や地方自治体
の補助金がたくさん出るんだなというふうに思ったんですが、例えば、今度、区役所を買いましょうという場合に、床を買いましょうといった場合に、それは事業者が3分の1を持つとして、そこ
の、200億円なら200億円で市が買ったとしますよね。それは事業者が持っている3分の1
の負担が逆に少なくなるという理解でよろしいですか。
◎小池
地域整備推進課長 先ほど御説明した補助金につきましては、法定
の市街地再
開発事業に関する補助金というところになります。ですので、今回
の場合は
公共機能を入れるというところになりまして、そちら
の床
の取得ですとか、そういったものについては、また別途協議していくという形になります。
◆
石川建二 委員 そうすると、建物総体がまだはっきりしませんから事業費そのものも算出ができないかもしれませんけれども、この事業費に占める事業者
の負担という
のはどのぐらいな
のでしょうか。
なぜこういうことを聞くかというと、他都市
の事例では8割が交付金でつくられたというような駅前開発もあるやに聞いていますので、そこら辺、非常に公共性
の高いというか、税金が多く投入されることなので、そこ
のところを少し確認しておきたいんです。
◎小池
地域整備推進課長 再開発
の事業費につきましては、これから
準備組合等で施設計画が決まった上で大枠
の全体事業費が整備されるというところになってございます。令和2年度には再開発
の組合設立認可というものを予定してございますが、そのタイミングで
の大枠
の事業費が検討されるということでございます。
◆
石川建二 委員 いずれにせよ相当額
の補助金が入るということですから、やっぱりそこは市民として
の意見をどうそこに反映させる
のかという
のが大切な観点になってくると思いますので、その点についても引き続き検討していきたいと思います。
最後に1つだけ、これまでもさまざま問題になっていました防災機能について、市民から答えについてわかりにくいと言われる
のが、今
の場所は消防署や警察署、区役所が一体になっているから、これは防災上、メリットがあるんだと言っておきながら、それを、例えば分ける、消防署と警察署、そして区役所と分けること、二元化することによって災害リスクも減るという考え方もあるんだとお書きになっていますが、それは一緒
のほうがメリットがある
のか、分散したほうがメリットがある
のか、それとも甲乙つけがたい、どちらとも言えないという見解な
のか、どちらが安全性が高いんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 確かに今
の現状は区役所、それから警察、消防というものが近い状態になってございますので、市民としましてはそういった面で安心感みたいなものは得られると思います。我々としましては、そこ
のところが離れたとしましても連絡体制をしっかり強化することで機能上は問題ないということを認識しながら
取り組みを進めてまいりたいと考えてございます。
◆
石川建二 委員 3つが一緒
のほうがプラスになるという
のは専門家
の分析
の中でも述べられており、市もそのように書いていますけれども、それは今、市民
の安心感というお言葉を使いましたけれども、物理的に災害対策
のときにはそうしたところが近くて、フェース・トゥー・フェースでそれぞれ
の専門
の部署が協議をするという
のは、私も熊本へ行きましたけれども、都市
の中では重要な観点になっていくことを学んできました。そういう意味合いも含めて、やっぱり3つ
の施設が近くにあること
のメリットを考えている
のではないんですか。安心感だけなんですか。
◎山口
宮前区役所企画課長 災害発生時には、消防と警察につきましては、区は災害対策本部を立て、また、消防署も縦
の中で自立的に指揮命令系統が立ち、警察も同じような形になりますので、市民
の方から見て3つが近くにあるということ
の安心感はあるかと思いますが、実際
の災害発生時にはそうした観点から、実際に3つは別々に自立的に動くというところでございますし、あと、区役所が区
の災害対策本部ということですので、それがどこにあっても区民
の方
の安全を守っていかなければいけないというところ
の役割は果たしていかなければならないと思っていますので、3つがどうしても一緒にというところではないと考えて、このような
基本方針になっています。
◆
石川建二 委員 この報告書
の中で3つであることはメリットとして丸になっていますよね。それはどうして丸になったんでしょうか。今
のだと、別にばらばらでも一緒でも全く機能的には変わらないということであれば、この表記は、もう一方はないから三角になっていますね。そこは認識がずれているんじゃないですか。
◎山口
宮前区役所企画課長 この評価につきましては、近接性というか、距離的な効果というところで丸ということになっております。
◆
石川建二 委員 実態として、私は先ほど熊本
の例を言いましたけれども、フェース・トゥー・フェースという
のは非常に重要だと思いますので、この点については大分見解が違いますので、そこ
のところをこれからも正していきたいと思います。
その災害対策
の中で、建物は安全だけれども、周辺
の道路環境が問題になる
のではないかということを私も議会でやりました。周辺
の道路
の地層を見ると、上
の4メートルぐらいは大丈夫なんだけれども、その後、17メートル近く軟弱土壌が含まれているということは議会でも確認させてもらいました。これについてちゃんと調査をしているという、専門的な検討を加えるということがお約束をされているんですが、これについて具体的にどのように進めるおつもりなんでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 今
の御質問につきましては大規模盛土
の造成などについて
のお話と思われますが、盛土
の状況につきましては、大規模盛土造成地というところで昔
の状況と現在
の状況などを踏まえて盛土があるというところについて調査しているところでございます。そのとき
の造成前
の時期
の地盤
の勾配につきましても、ある程度精度があるものという方向で我々も考えてございますので、そういった中で新たにボーリング調査が必要であるというふうには考えてございません。
◆
石川建二 委員 私は本年3月
の予算委員会でもこの問題をしてきまして、専門的な地震時
の検証が必要だと。このことをぜひ市としても確認するようにということで、このことに関しては担当局と
の話し合い
の中で、それは必要ですねという話になっているんですが、そのようなことにはなっていないんでしょうか。
結局何が問題かというと、軟弱土壌があるために道路
の陥没等が心配されると。しかもそれがいわゆる線路傍
の擁壁がありますけれども、その擁壁で押さえられてはいるんだけれども、その擁壁
の強度も実は相当前
の擁壁ですので、新たな耐震性能を有しているかどうかは鉄道事業者がやっているだろうという話だったんです。だろうじゃ困るから、ちゃんと確認しなさいよと。その安全性、流れてこないかということ
の確認をするべきだと言ったんですが、していくということでよろしいですか。最後に確認だけ。
◎小池
地域整備推進課長 おっしゃるとおり、線路側
の擁壁につきましては、鉄道事業者が鉄道施設として
の設計基準に基づきまして築造されていると認識してございます。引き続きまして鉄道事業者にもそのところ
の確認をしてまいりたいと考えてございます。
◆
石川建二 委員 ぜひその報告はしていただきたいと思います。
終わります。
◆添田勝 委員 鷺沼駅
周辺再編整備の話で絶対に話が合わないというか、ここ
の議員がみんな同じ認識で思っていることは、抽象的ですけれども、宮前区民
の方
の中
の最大多数
の最大幸福だと。つまり、裏を返せば、再編ということを考えたときに、今、認知が低いとか、あるいはそれがもともとありきだったんじゃないか、あるいは唐突にそういうことが出てきたんじゃないかというようなお声も少なからずある。
ただ一方で、逆に本当に足が不自由で、お年を召して、宮前平
の坂を上って役所に行く
のは不可能、鷺沼
のほうに来てもらえればありがたいという声もある中で、やはりこれはどちら
のお声ももちろん大事ということで、改めて4番
の市民周知ということは当然やっていく必要があることだし、そう書いてあるが、その手法に対して、市政だよりやホームページで流布していくということであったり、あるいは市で説明会をやるから、そこに来てくださいという手法であったり、それだと従来どおり、あるいはパブコメも含めてですけれども、従来どおり
の周知
の仕方です。
先ほど石川委員からもお話がありましたが、全体
の意見を本当につかんでいる
のかという
のは確かに本当にそのとおり
の考え方だと思うので、そういう意味で、これがより周知を集める、あるいは市民
の皆さんにこの話を知っていただいて、そして考えていただくということとして、例えば、担当部局さんだけじゃなくて、今、フェース・トゥー・フェースという話もありましたけれども、とてもそれも大切だと思うので、そういう意味で、他部局とかで、例えば本当に市民と直接接している人たちがいっぱいいるじゃないですか。そういう方々にもこの話についてどんどん市民
の人に言ってもらって、そして意見や直接生
の声をいただく。それは定性的な調査かもしれないけれども、それが集約されて、例えば500ぐらい
のサンプルが集まったら、それは定量的なものとして、ある程度
の正確性を持った意見、定量的なものと言える可能性も十分にあると思うので、やはり周知
の仕方をより現場に即した形で生
の声をどんどん拾っていく、そうしたら賛成、反対、いろんな声が出る、それを改めてもう一回再考されてはいかがかと思うんですが、どうでしょうか。もちろん手間はかかるかもしれないですけれども。
◎山口
宮前区役所企画課長 今、添田委員が御指摘になったような
市民周知もいろいろな方法があるかと思いますけれども、1つは、区民に一番近い
宮前区役所といたしましては、例えば、一番人が集まる区民祭とか、いろいろイベントもございますので、そのときにそういうことが考えられないかということを今後検討していきたいと思っておりますが、まず、
基本方針策定後に区民に一番近い区役所として、区長を筆頭にいろいろな場面で区民
の方と接する場面がございます。区町連総会ですとかスポーツ大会ですとか、そして、区役所
の窓口でも区民
の方と実際に接しさせていただいております。そういったさまざまな場面で
基本方針に基づいて宮前区全体
の発展に資する
取り組みを推進していく旨
の説明をさせていただいております。その中で一定
の理解も得られていると受けとめております。今後とも機会あるごとに区民
の方々に
基本方針をお示しし、市
の考え方をお伝えするとともに、また、いただいた御意見については今後
の検討に生かしてまいりたいと思っております。
◆添田勝 委員 今
のそういう機会を利用してお声を拾うという
のは、それはそのとおりだと思うんですが、さらに区
のほうから直接ポジティブにというか、勇んで市民
のほうに近づいていって入っていくというか、変な話、区民祭という
のは来てもらう機会だし、もちろんそれは多く集まるすごく大切な機会ではあると思うんですけれども、やはり直接出向いて、本当に足で稼いだ生
の声という
のもすごく大事だと思うし、区民祭とか、そういう機会があることすら知らない人もいっぱいいるし、一方で、行きたいけれども、足が不自由で行けないという人もいたりするじゃないですか。
だから、例えば、障害を持った方たちだとするならば、それは健康福祉局
の力をかりなきゃいけないとかいろいろ、本当に他部局で連携をして、そして、どうやったらより多く
の意見が集められるかということを考えたほうが絶対にいいと思うし、これだけ宮前区民
の皆さんにとって関心が高いし、大事な話だから、本当に担当課さんだけで背負う問題じゃないんじゃないかと僕は思うんです。
だから、そこは区長がリーダーシップをとって、本当にほか
の部局にもちゃんと真剣にこのことについて意見をどんどん拾ってきてくださいということを言っていかないと、さっき石川委員がおっしゃったように、本当に全部意見を集めた
のかということにはなかなかならないし、きょうも傍聴
の方が多くいらしていますけれども、納得しないと思うんです。
移転という方針が決まったということであるならば、その跡地をどうするかという
のは当然考えなきゃいけない中で、極力そこにおいて、とりわけ役所で一番重要な機能という
のは、やっぱり子育て相談であるとか介護相談、これは絶対に外しちゃいけないので、そういう機能だったり、あるいは人が集まる機能だったりということもちゃんと真剣に考えて、そして、みんなにとって100点満点なんて、お金が幾らあっても、そんなことは不可能だから、じゃあ、100点満点に近づけるためにこれだけお金がかかってしまうということをちゃんとオープンにして、そのお金をどこから持ってくる
のか、債券を発行する
のか、借金をする
のかということもあるだろうし、一方で、お金を持ってくるためにはこういうサービスを削らなければ捻出できないとか、そういうことを全部オープンにして、それで何が最大公約数でしょうかということを市民
の皆さんと一緒に考えていくというような機会を僕はつくっていくべきだと思うんですけれども、長くなりましたけれども、いかがでしょうか。
◎山口
宮前区役所企画課長 他部局とということを、
宮前区役所の中でということで説明させていただきますと、今回
の基本方針が出た段階で区役所職員には
基本方針の考え方について説明をして、窓口に来られた方にちゃんとこの考え方について説明できるようにということで区長を筆頭にやっております。その中で、今、区役所
の取り組みで一番大切な地域包括ケアシステム
の推進
の中で、保健師とか栄養士とか、そういう外に出て実際に地域に入っていく
取り組みもやっておりますので、その点でそういったお話ができるとか、そういったことは検討できると思いますので、進めていければと思っております。
◆添田勝 委員 では、他部局
の人
の力をかりてどんどんそういう意見を集めていくということをやっていくということでよろしいでしょうか。
◎山口
宮前区役所企画課長 検討させていただきたいと思います。
◆添田勝 委員 わかりました。
◆
上原正裕 委員 今、石川委員から細やかな御指摘がたくさんあったと思うんですけれども、添田委員からは組織をもって全体
のチームでやっていこうというお話だったと思います。両方とも定性的な話でございますので、定量的な話でちょっと踏み込んでお話を伺いたいと思います。
一番最初に、
基本方針本文
の5ページにある「平成29(2017)年9月に、市全町内会連合会から「区役所・市民館・図書館
の一部機能
の移転を求める要望書」が提出されたことを皮切りに」ということなんですが、この要望という
のは、先ほど石川委員からもあったんですが、大きな数
の声と捉えて、これをしっかり受けとめたという認識でまずよろしいかどうか、御回答願います。
◎小池
地域整備推進課長 そうです。こちらに記載していますとおり、鷺沼駅周辺
の町内会、商店会長等で構成される推進協議会ですとか、市全町内会連合会という組織から出てきたというところでございますので、我々としましては市民
の意見を代表された方から出されたという認識で捉えております。
◆
上原正裕 委員 ありがとうございます。市民
の一部
の代表
の方から声が上がったという認識ということで理解しました。
次に、これは1(1)-1、
パブリックコメント募集について
の4番
の「御意見
の内容と対応」というところで、下線が引いてあるところに「一部
の御意見」という言葉が書いてございます。1(1)-1
の、185ページある中
の5ページ目です。ここで、重箱
の隅をつつくわけではございませんが、
パブリックコメントのうち
の一部
の御意見という理解でよろしいかと思っております。
この文言がなぜひっかかるかというと、先ほど来、多く
の方々が御興味があるというか、大変影響を受ける話であり、客観性
の担保というところが必要かと思いますので、一部
の御意見と書いてしまうとちょっと問題がある
のでは。また、
アンケート調査
の予定が今年度されているかと思いますけれども、部数が600ということですけれども、この600という数字は何か根拠がある
のであれば教えていただきたい
のですが、いかがでしょうか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 この今年度予定している
アンケート調査につきましては、新しい宮前市民館・図書館
の基本計画
の策定に向けた
アンケート調査ということで、今回、住民基本台帳から無作為に抽出した600人ということで予定をしてございます。根拠といいますか、統計学的には、もしかしたら若干少ないという御意見はあるかもしれませんが、市民館・図書館に対する大枠
の志向をつかむという内容
のアンケートを行う予定でございます。その後、これとは別に市民館・図書館
の利用者から
のアンケート等々も行いながら、より客観的なデータを集めて市民館・図書館
の基本計画に反映をしていくような分析をしてまいりたいと考えております。
◆
上原正裕 委員 今、母数600で概観を捉えて、そのまま計画にいかれるという話になってしまったので、できれば希望としては、これだけ多く
の市民
の方がかかわっていることですので、理論武装というか、しっかりと客観性
の高い母数を、特に年齢とか階層とか属性、石川委員からもありましたけれども、特に地域性
の問題を踏まえて、皆様には本当に平等な意見、添田委員からもあったんですけれども、最大公約数をしっかりとるためにはしっかりとしたデータをとらないと、とても難しいことかと思いますので、一区民としては、そこ
の精査というか、母数600でやった後に再度
アンケートをするなり、もしくは母数を改めていただくなり、また、
アンケートの内容も、今回
のパブリックコメントの内容をある程度反映したものをしっかりつくっていただいて、それで小さな声もしっかり汲み取っていただくような客観的で、かつ最大公約数も捉えながら小さな声も無視しないという手法
のところを徹底していただきたいということを希望いたします。
私からは以上です。
◆秋田恵 委員 細かないろいろな思いはあるんですけれども、まとめて1つだけお願いします。
この状態になってしまったという
のは、市民
の方々
の小さな不安が積み重なった結果だと思うんです。不安があると生活という
のは安定しませんし、どんどん大きくなっていってしまいますので、
まちづくりに関していろんな意見はあると思うんですけれども、前向きに捉えていただいて、意見を重く受けとめて沈んでしまったり閉鎖的になってしまう
のではなく、たくさん
の御意見が集まったすばらしい機会と捉えて、市と区民とが前向きにもっとかかわっていただきたいと思います。
具体的には、説明責任に関しては市政だよりなどを使ってとおっしゃいましたが、少し知っている方が50%という手応えな
のであれば違う方法を考えるですとか、説明
の仕方を変えてみるですとか、宮前区
のイベントに来ていただいた方にだけではなくて、生活している人全てを視野に入れて考えていただきたいと思います。
それから、区役所
のほうで区長をリーダーに説明ができるように全員に周知したという
のはすばらしく、ありがたいことなんですけれども、どちらかというと当たり前
のことだなという思いも湧いてきてしまいまして、人と人がやることなので、説明するという
のではなくて一緒に考えていくという
姿勢を区民、働いている人もですし、こちら
の再開発に関してかかわる全て
の人に徹底していただきたく、みんなで一緒に考えていく、聞くというところも含めて、聞かれたら説明するではなく、聞くという
姿勢を皆さん持っていただいて取り組んでいただきたいと思います。皆さんは市役所に勤めていらっしゃるので変化に対する対応にすごくお強い方だと思うんですけれども、市民
の方という
のはすごく変化に対して対応する準備が必要な方が多いと思います。市民
の中で協会
の代表ですとか、いろんな会をやっている方々という
のはそういった面でもお強いかと思うんですけれども、日常生活を送っていらっしゃる区民
の方、市民
の方という
のはその準備にすごく時間がかかるということと、一番最初に知らなかったとか、驚いたとか、受けとめ切れないという思いがあると前になかなか進めないというところを、心
のケアとして皆さんかかわる方に心に置いていただきたいと思います。
◆
浜田昌利 委員 資料1
の「今年度
の取組」で、
意見交換会(
ワークショップ)、
アンケート・
イベント等とあるんですけれども、無作為抽出で20人程度とか、住民基本台帳から無作為抽出した600人へ
のアンケート実施とかとあるんですけれども、無作為抽出は宮前区民という母体からやるんでしょうか、それとももう少し限定した鷺沼、宮前平周辺にお住まい
の方、そういうことでされるんでしょうか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 今回
の宮前市民館・図書館
の整備に向けた
意見交換会、あるいは
アンケートにつきまして、多角的な意見を集める観点から無作為抽出を予定しておりますが、これは宮前区民という形で
の無作為抽出を予定してございます。
◆
浜田昌利 委員 わかりました。
もう一つ、「区民祭など
の市民参加の機会をとらえた
意見聴取」とあるんですけれども、これは何かコーナーを設けるとか、啓発
の展示物を設置するとか、そのようなことを考えていらっしゃるんでしょうか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 こちらにつきましても新しい宮前市民館・図書館をどのような施設にしていったらよいかという観点について、こういった
イベント等も活用しながら幅広く区民
の皆様
の意見を聞いていきたいということでございます。
◆
浜田昌利 委員 ということは、何かブースを設けるとか、一角
のコーナーを設けるとか、そういうことを通してやるということでしょうか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 やり方、ブースを設けるかとか、そういった手法につきましては、今後精査をしてまいりたいと考えております。
◆
浜田昌利 委員 ただ単に区民祭
のときに御意見を聞きますよといっても、何かがあるから、そこで聞けると思うわけです。ただそこに行政
の宮前区
の企画課長が立っていましたと。私は聞こうと思ったんだけれども、意見が寄せられませんでしたという
のではなくて、やっぱり何か啓発、何かお知らせしようという
姿勢があるから意見が聞けると思うわけです。何かなかったら、いや、区長がそこに立っていた、副区長が立っていた、企画課長が立っていた、ただ、意見は寄せられなかったから聞けなかった、そんなことにはならないと思うけれども、何かしら、こちらが積極的に発信するよというか、そういうものがなかったら、今後
の取り組みという、ここに柱立てしたものにならないんじゃないかと思うんですけれども、どうですか。
◎大島
教育委員会事務局生涯
学習推進課長 参考といたしましては、昨年度、川崎区
の労働会館と(仮称)川崎市民館
の再編整備
の関係につきましては、こういったイベント
の場を通じまして、例えば、その前段で行いました
意見交換会ではこういう意見がありました。これについてまたさらに意見等はありますかとかというブースを設けまして、そこで御意見を幅広くいただいたという経過がございますので、そういったことも参考にしながら、今回どういった手法がとれるかという
のを検討してまいりたいと考えております。
◆
浜田昌利 委員 わかりました。参考に、ブースがあったとおっしゃるから、やっぱりそういう積極的にお知らせするんだよという
のがなかったら、なかなかお知らせがないと思うので、そういったことはぜひ積極的に検討していただきたいと思います。
あと、今後
の市民周知で市政だより、宮前区版5月1日号に
特集記事を掲載しましたとありますけれども、今後もコラム
の掲載などによって周知していきますと書いてありますけれども、コラム
の掲載で周知していくという
のは何回ぐらいを考えている
のか、また、コラムという
のはどんな大きさ
のものな
のか、どのように広報しようという
姿勢がある
のか伺います。
◎山口
宮前区役所企画課長 コラム
の回数ですとか大きさについては今後だと思いますけれども、今年度
の取り組み、あと、事業
の進捗を踏まえて、そちら
のほうは検討していきたいと思います。
◆
浜田昌利 委員 こういう
のも
市民周知と言っているんだから、やっぱり複数回。それなり
の大きさ
のもので、市政だよりも私も見ますけれども、募集とかいう中にばあっと書いてあったり、お知らせと書いてある中
の1項目じゃなくて、囲いをして目立つ形でということでないと、やっぱり周知という
のはならないと思うんです。そういう周知していこうという体裁とか、デザインとか、その辺について
のお考えはどうですか。
◎山口
宮前区役所企画課長 今、浜田委員が御指摘
のとおり、特集という形で事業
の進捗によって複数回は予定しておりますので、今
の御提案も含めて検討させていただきたいと思います。
◆
浜田昌利 委員 大きな事業だと思いますので、しっかりと市民
の皆さんに伝わるように積極的な
取り組みを要望いたします。
◆
雨笠裕治 委員 さまざまな御意見が出ました。市民を置いてきぼりにしないでしっかり情報を出しながら進めていくというところだと思うんです。例えば、横浜市営地下鉄3号線
の延伸について、突如パブコメもとらない中で市が優位性を出したり、そういう乱暴なこともありました。今は地域でも大変大きな問題になっているので、あらゆる機会を通じてしっかりと、パブコメならパブコメをとりながら、さらに足りないところ
の地域は、きょう
の委員会
の指摘もありましたけれども、ちゃんと情報を出しながらいかないと、3号線
の延伸
の部分でいうと、バス便なんかは本数を間違えているんです。それをぼーっと表に出しちゃったり、そういうきちんとした裏づけを市民にも見ていただきながら進めていくという手法が、やっぱり
市民参加型
の中では非常に求められていると思います。
それと、一方、今回、6ページに「
パブリックコメント手続における御意見
の件数と対応区分」という
のがあるんです。寄せられた意見は大別すると2,200通ぐらいということで、お1人
の方がさまざまな御意見を出しているという部分があります。端的に例を申し上げますと、上から4段目、「
公共機能の方向性・考え方、導入機能・規模
の方向性に関すること(第4章)」、これがD区分で8,117通寄せられたと。これは、全く同じ書き方で、てにをはが違っても同じような内容という
のは何通ぐらいあったんですか。
◎小池
地域整備推進課長 意見書全体
のうち、今
の第4章
の部分というわけではないんですが、全体としましては1万6,600通、約93%ぐらいになりますが、そのぐらい
の通数につきましては定型文で出されているものがございます。
◆
雨笠裕治 委員 僕ね、
環境アセスメントも長くやって、
都市計画もやっている中で、反対運動化してきちゃうと、同じような定型
の文書があって、それは審議会として、例えばそれを審査するときに、その部分は同じ形式でしたら別な観点から1通としてカウントしてください。1通でそれが何件ありましたと。そうしないと。世の中、いいんですよ、自由な見方があるから。だけれども、審議をするときに同じ定型
の文書が1万6,000通来ました。それがあたかも、数では確かにそういう数になるんでしょう。でも、それが本当に事
の本質を、的を射ている
のかどうかという
のは、我々が審議するときに客観的に見なきゃいけないので、そのような部分で
の対応区分、御意見
の件数を改めてここで資料として出してもらえませんか。
そうしないと、
反対意見が物すごく多くてというか、数に感じてしまうので、それはそれで、今出されているものは出されているもので結構です。だけれども、我々が審議するときに、それ以外
の別
の形で
の客観性
のとれた資料をいただきたいと思います。これはぜひ資料要求させてください。
○末永直 委員
長 ただいま雨笠委員より資料要求と
のお言葉がございましたが、よろしいでしょうか。
◎小池
地域整備推進課長 今
の御意見につきましては、また
パブリックコメント全体
の扱い
の仕方というところにもなるかと思いますので、いただいた意見を参考にしまして、担当部局と協議してまいりたいと思います。
◆
雨笠裕治 委員 それから、これから
環境アセスメントと
都市計画に入りますよね。そのときにも意見を述べられる機会が市民からあります。そのときにも、ぜひ集計
の仕方で、今申し上げたように実数と
の対比をしながら我々にはぜひ報告いただきたいと思います。
◆
平山浩二 委員 先ほどからデータ
の解析にかかるお話も出ているところではあるんですが、
パブリックコメントもそうですし、
アンケート調査もそうなんですが、やっぱり期待をする声も現実には寄せられているというところで、ある意味、データ
の客観性を、本当に偏り
のないように把握しておきたいと思うんです。
そういう意味では、先ほど上原委員からもありましたように、データ
の客観性を持たせる意味で、年齢層というか、そういう世代間
の細かい分析ができるように、その事実を改めて区民
の皆様にも知っていただく、価値観
の多様化している状況
の中で、そういう意見をお互いに共有できるような提供
の仕方も検討していただいたらよろしいかなと思います。ちょっと御意見として。
◆
石川建二 委員 今
の資料要求が多分委員会
の資料要求ということになると思うので、ちょっと雨笠委員に確認をしておきたいんですけれども、いわゆるお1人
の方がいろんな意見を持って、それを出すということもあり得ると思うんですけれども、雨笠委員がおっしゃった数値という
のは、何を精査して出してほしいとおっしゃった
のか、そこ
のところ
の説明をもう少ししていただけますか。
◆
雨笠裕治 委員 これは私が提案をさせていただいたことなので、そのことについては先ほど申し上げたとおりなんですが、1つ
の意見については、何人
の方が、実態として幾つ
の意見が出たということを聞きたいということだけです。それ以外については私
の考え方ですから。
◆
石川建二 委員 この
パブリックコメントを見ますと、同様
の意見が何通とか何百通というくくりはされているんですけれども、このくくりではなくて、もっと別なくくりがあるだろうという御質問なんでしょうか。
◆
雨笠裕治 委員 意見
の実数を知りたいんです。だから、この意見について何人が述べました。この意見については何人が述べましたと。
◆
石川建二 委員 これを見ますと、同様
の趣旨が、例えばある御意見なんかは462件、同様
の趣旨がありましたという意味では、委員がおっしゃるようなくくりで報告されている
のではないかと思うんですが、もっと別な、これをどのように改善すればいい
のかちょっとわからなかったので。
◆
雨笠裕治 委員 その意見が何通ありましたということを明確にしてもらわないと、余りにも回答数と寄せられた意見
の差が開き過ぎているので。
◆
石川建二 委員 行政
のほうからすると、同様
の趣旨が何通あって、それがずらっと並んでいると見る
のも大変という
のがあるかと思うので、多分行政はそこら辺をわかっていて、こういう同様
の趣旨は何通ありましたよということで1個にくくって御報告をいただいて、それ
の対応を書いているんじゃないかと思うんですけれども、それではだめだということなんですか。
◆
雨笠裕治 委員 先ほど申し上げたとおりです。それを客観的に見たい。
◆
石川建二 委員 ちょっとその趣旨が、ごめんなさい、私には十分理解できなかったんですけれども、私
の資料要求ではない
のであれですけれども、個人的に求められる分には、別に否定はできませんけれども、そういう御趣旨は、多分この中でも生かされているとは思います。そのことだけ意見として。
◆
浜田昌利 委員 そのことだけを議論してもあれなので、この6ページ
の一覧表
の書き方というか、これにもうちょっと工夫
の仕方があるかなと。そういったことも含めて、もし可能なら6ページ
のあらわし方を検討してもらいたいと思うんです。
○末永直 委員
長 ただいま浜田委員より、6ページ
の一覧表について
の申し出がございましたが、その点はいかがでしょうか。
◆
雨笠裕治 委員 私もそれで結構です。
◆
石川建二 委員 いわゆる
パブリックコメントの、先ほども理事者
のほうからありましたけれども、どう扱う
のかという基本にかかわる問題だと思うので、そういう意味合い
の資料が欲しいという意味では議員
の資料要求ですから否定をするものではありませんけれども、市として
の数値
の出し方、捉え方をそのようにすべきだということであれば異論があるということは意見を表明しておきたいと思います。
◆
雨笠裕治 委員 お互いが、委員会
の中で
の委員
の資料要求は尊重されるべきだと僕は基本的に思います。そうしないと、今度、石川委員が資料要求されたときに僕が反対しますか。客観的に議論したいと言っている中で
の資料要求だから、そこはしっかりと判断されたほうがいいと思いますよ。
◆
石川建二 委員 委員
の資料要求を否定しているわけではありません。そうですけれども、それを、例えば行政
のほうで今後その
パブリックコメントの集計
の仕方に関して変更を行うということであれば、それが議論になるところだというところを指摘して私
の意見を述べただけです。
○末永直 委員
長 委員会は、基本的に委員同士
の質問
のやりとりならば、禁止されているという明文化はされていないんですが……。
この件は、資料要求を委員会としてさせていただきます。よろしくお願いいたします。
ほかにないようでしたら、以上で「鷺沼駅
周辺再編整備に伴う
公共機能に関する
基本方針の策定及び取組
の推進について」
の報告を終わります。
傍聴者
の方、本件は以上
のとおりです。どうぞ御退席ください。お疲れさまでございました。
( 傍聴者退室 )
○末永直 委員
長 ここで理事者
の退室をお願いいたします。お疲れさまでした。
( 理事者退室 )
─────────────────────────
○末永直 委員
長 次に、その他でございますが、委員
の皆様から何かございますでしょうか。
( なし )
○末永直 委員
長 それでは、以上で本日
のまちづくり委員会を閉会いたします。
午前11時45分閉会...