川崎市議会 2019-02-08
平成31年 2月総務委員会-02月08日-01号
ここで
理事者の一部交代をお願いいたします。
(
理事者一部交代 )
─────────────────────────
○
山田益男 委員長 次に、
所管事務の調査として、「
富士見周辺地区整備推進計画(骨子)の策定について」の報告を受けます。
なお、
関係理事者として、
経済労働局から
倉労働雇用部担当課長が、
教育委員会事務局から小林生涯
学習推進課担当課長がそれぞれ出席しておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、
理事者の方、よろしくお願いいたします。
◎
唐仁原 総務企画局長 それでは、
富士見周辺地区整備推進計画(骨子)の策定につきまして御報告させていただきます。
詳細につきましては、
企画調整課担当課長の蛭川から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎蛭川
企画調整課担当課長 それでは、
富士見周辺地区整備推進計画(骨子)について、報告させていただきます。
本計画(骨子)の策定に当たりましては、昨年11月に計画(骨子案)を策定し、本
委員会に説明した上で
パブリックコメントによる
意見募集を行ってきたところでございまして、このたび計画(骨子)がまとまりましたので、御報告するものでございます。
初めに、本日お配りしている資料の確認をさせていただきますので、
タブレット端末機の本日の
委員会フォルダをごらんください。2(2)-1が
富士見周辺地区整備推進計画(骨子)の
概要版、2(2)-2が
意見募集の実施結果について、2(2)-3が計画(骨子)の本編になります。本日は計画(骨子)の
概要版と
意見募集の実施結果に基づき説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、計画(骨子)の内容について説明させていただきますので、2(2)-1、
富士見周辺地区整備推進計画(骨子)の策定について(
概要版)の
ファイルをお開きいただき、右下の
ページ番号、2
ページ目をごらんください。
この資料は、11月の当
委員会で説明したところでございますので、ここでは簡単に説明いたします。資料の
左側上段、1、これまでの
経過概要でございますが、
富士見周辺地区には
富士見公園を中心にさまざまな施設が集積しており、市民の憩いの場やスポーツ・文化・
レクリエーション活動の拠点となっておりますが、緑地や広場が少なく、施設の老朽化などの課題がございました。これらの課題の解決に向け、その下の中段でございますが、これまで
富士見周辺地区整備基本計画などを策定し、取り組みを進めてまいりました。
資料の右上に参りまして、2、事業を取り巻く
状況変化でございますが、
実施計画の策定後、
富士見周辺地区では、(1)
県立川崎図書館の移転や(3)
川崎区役所の移転の緊急性の低下などの
状況変化に加え、(5)として、
計画策定当初より課題であった
富士見中学校の
教育環境向上の必要性が、中学校の生徒数の増加などにより、より一層高まっているところでございます。
これらの
状況変化を踏まえ、下段の左側、3、
富士見周辺地区における
公共施設再編の
方向性を昨年度3月に取りまとめ、これまでの
方向性を一部見直したところでございます。具体的な内容といたしましては、(1)
富士見公園の整備・管理の
方向性につきましては、公園全体のコンセプトは維持し、
民間活力の導入を検討するとともに、公園に必要な機能や配置などについて再検討をすることとしております。また、(2)
教育文化会館及び
県立川崎図書館敷地の活用の
方向性につきましては、多様な活用が可能な市民利用施設の検討を進めること、また、市民利用施設と
富士見中学校のグラウンド機能の両立を検討することとしています。
右側に参りまして、4、
富士見周辺地区整備推進計画の位置づけでございますが、これまでの計画を統合、再整理し、
富士見周辺地区整備推進計画として改定するものでございます。
次の
ページをごらんください。資料の
左側上段の5、計画対象地域の整備にあたってでございますが、初めに、(1)整備推進の基本的な考え方につきましては、引き続き、基本計画からのコンセプトや整備目標を継承し、取り組みを進めてまいります。次に、下段の(2)計画対象地域の整備の進め方でございますが、
富士見周辺地区整備
実施計画で整理した考え方に、
民間活力の導入など
富士見周辺地区における
公共施設再編の
方向性の内容を補完し、再整理をさせていただいております。
資料の右側上段に参りまして、6、エリア別整備方針でございますが、こちらも
実施計画で整理した基本的な考え方は踏襲しておりますが、事業を取り巻く
状況変化を踏まえた新たな考え方を追加して整理しております。公園の顔づくりとなるエリアとしまして、エントランスゾーンとプロムナードに加え、今回新たに富士見の顔となる恵まれた場所に位置する
富士見中学校北側エリアを新たに重点整備エリアとして位置づけております。
続いて、7、各施設の整備方針でございますが、まず、(1)テニスコート・共用駐車場・児童プール・相撲場につきましては、テニスコートは整備前の12面を維持することなど、各施設の整備方針を整理しております。
最後に、8、今後の整備の進め方でございますが、今後、
関係局で策定を行う
富士見公園再編整備基本計画などの検討状況と連携を図りながら整理することとしております。
なお、計画(骨子)の詳細につきましては本編に記載しておりますので、後ほど御参照下さい。
次に、計画(骨子)の策定に当たって行った
意見募集の実施結果について説明させていただきますので、現在あいている
ファイルを閉じていただきまして、2(2)-2、
富士見周辺地区整備推進計画(骨子)の策定について(
意見募集の実施結果について)の
ファイルをお開きください。
2、
意見募集の概要でございますが、実施期間は平成30年11月16日から12月26日までで、市政だよりへの掲載などで
意見募集の周知を行いました。
次に、3、結果の概要でございますが、意見提出数は合計8通、意見数は18件でございました。
次に、4、
パブリックコメント意見の内容と対応でございますが、
富士見公園のコンセプトに関することなど本案の趣旨に沿った御意見のほか、今後、公園再編整備計画で明らかにしていく施設配置に関する御意見など、今後取り組みを進める上で参考とすべき御意見や具体的な公園施設に関する御意見などがございました。なお、先ほど説明した計画(骨子)については必要な時点修正を加えて、当初案のとおり策定したものでございます。
次の
ページをごらんください。中段の意見の件数と対応区分でございますが、対応区分Bの「御意見の趣旨が案に沿ったものであり、御意見の趣旨を踏まえ、取組を推進するもの」が1件、対応区分Cの「今後の取組を進めていく上で参考とするもの」が4件、対応区分Dの「案に対する質問・要望の御意見であり、案の内容を説明・確認するもの」が11件、対応区分Eの「その他」が2件となっております。
富士見周辺地区の各施設については各
所管局でそれぞれ検討を進めておりますが、今後もそれらの検討と連携を図るとともに、市民の皆様の御意見を伺いながら、
計画策定などの取り組みを進めてまいります。
なお、次の
ページ以降は個別の意見の詳細となっておりますので、後ほど御参照いただければと存じます。
以上で説明を終わらせていただきます。
○
山田益男 委員長 説明は以上のとおりです。
ただいまの説明について
質問等がございましたらお願いいたします。
( なし )
○
山田益男 委員長 特にないようでしたら、以上で「
富士見周辺地区整備推進計画(骨子)の策定について」の報告を終わります。
ここで
理事者の一部交代をお願いいたします。
(
理事者一部交代 )
─────────────────────────
○
山田益男 委員長 次に、
所管事務の調査として、「川崎市持続可能な
開発目標(SDGs)
推進方針の策定について」の報告を受けます。
それでは、
理事者の方、よろしくお願いいたします。
◎
唐仁原 総務企画局長 それでは、川崎市持続可能な
開発目標(SDGs)
推進方針の策定につきまして御報告させていただきます。
詳細につきましては、
企画調整課担当課長の中岡から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎中岡
企画調整課担当課長 それでは、「川崎市持続可能な
開発目標(SDGs)
推進方針の策定について」御説明いたします。
本方針の策定に当たりましては、昨年11月に方針(案)を策定し、本
委員会に御説明した上で、
パブリックコメントにより
意見募集を行ってまいりまして、このたび方針がまとまりましたので、御報告するものでございます。
初めに、本日お配りしております資料の確認をさせていただきますので、
タブレット端末機の本日の
委員会フォルダをごらんください。2(3)-1が川崎市持続可能な
開発目標(SDGs)
推進方針の
概要版、2(3)-2が
意見募集の実施結果について、2(3)-3が方針の本編でございます。本日は
推進方針の
概要版及び
意見募集の実施結果に基づいて御説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、
推進方針の内容についてでございますが、2(3)-1、川崎市持続可能な
開発目標(SDGs)
推進方針(
概要版)の
ファイルをお開きいただき、右下の
ページ番号、2
ページ目をごらんください。この資料は、11月に本
委員会で御説明させていただきましたので、ここでは簡単に御説明をいたします。
初めに、資料の
左側上段、第1章、策定の背景と目的でございます。1、策定の背景(1)国連における取組でございますが、SDGsは、平成27年9月、国連において、持続可能な
開発目標として17のゴールと169のターゲットが掲げられたものでございます。次に、下段の(2)国における取組でございますが、国はSDGs推進本部を平成28年5月に設置し、同年12月にSDGs実施指針を策定しております。
資料の右側上段に参りまして、(3)本市のSDGsに関連するこれまでの取組でございますが、SDGsの理念や国の動向等を踏まえながら、各施策、事務事業を実施するとともに、関連の深い分野別計画等との連携を図ることで、SDGs達成に向けた取り組みの推進を担うと位置づけております。
このことを踏まえ、2、策定の目的のとおり、SDGs推進に関する基本的な方針を定めるものでございます。
続きまして、第2章、SDGsの推進に向けた基本的な考え方でございますが、1、方針策定の考え方につきましては、SDGsが総合計画の基本構想に掲げる目指すべき都市像と同様の
方向性であることから、総合計画を推進することを基本として、連動させた内容で構成し、策定するものでございます。
次に、2、SDGsの推進に向けた姿勢でございますが、黒丸の2番目、全庁を挙げてSDGs達成に寄与する取り組みを推進することや、その下の黒丸、職員一人一人が持続可能なまちづくりや、誰一人取り残さないことなどを強く意識した取り組みを進めるとともに、多様なステークホルダーとの連携を図ることとしております。
次に、3、方針の期間でございますが、SDGsが2030年を目指した目標であることから、本方針の取り組み期間も同様としております。
次の
ページをごらんください。
左側上段の4、基本目標と基本的な方向でございますが、(1)基本目標につきましては、下段の四角の枠のとおり総合計画と連動し、安心のふるさとづくり、力強い産業都市づくりとし、(2)基本的な方向につきましては、総合計画の基本計画に定める23の政策としております。
続きまして、第3章、川崎市総合計画とSDGsとの対応でございますが、SDGsを的確に捉えるため、総合計画の政策、施策とSDGsのゴール等との対応を表の形でお示ししております。下段の表は、その対応例を示したものでございます。
資料の右側上段に参りまして、第4章、推進方策でございますが、1、推進体制につきましては、総合
計画策定推進本部会議を活用し、全庁的な取り組みを進めてまいります。
次に、2、取組の推進を図るための方策でございますが、(1)各種計画等への反映や、(2)国の取組との連動、(3)多様な主体との連携、(4)職員への理解浸透と市民、企業、団体等への普及啓発を本方針に位置づけ、各取り組みを進めてまいりたいと考えております。
次に、3、進行管理でございますが、これまで御説明いたしましたとおり、本方針の取り組みは総合計画を通じて行うため、進行管理については総合計画と一体的に行ってまいります。
なお、本指針の詳細につきましては本編に記載しておりますので、後ほど御参照いただければと存じます。
次に、本指針の策定に当たり行いました
パブリックコメントの実施結果について御説明いたしますので、現在開いている
ファイルを閉じていただきまして、2(3)-2、川崎市持続可能な
開発目標(SDGs)
推進方針の策定について(
意見募集の実施結果について)の
ファイルをお開きください。
1、概要につきましては、これまで御説明した内容と重複する部分がございますので、初めに、2、
意見募集の概要をごらんください。意見の募集期間につきましては、平成30年11月16日から12月26日まで実施いたしまして、市政だよりへの掲載等で
意見募集の周知を行いました。
次に、3、結果の概要でございますが、意見提出数は11通、意見数は24件でございました。
次の
ページをごらんください。4、御意見の内容と対応でございますが、
パブリックコメント手続の結果、多様な主体との連携や普及啓発の推進を求めるものなど、御意見の趣旨が案に沿ったもののほか、案に対する要望などをいただきました。いただきました御意見については、おおむね本方針の趣旨に沿ったものでございましたので、当初案のとおり方針を策定したものでございます。
下段の意見の件数と対応区分についてでございますが、対応区分Bの「御意見の趣旨が案に沿ったものであり、御意見を踏まえ、取組を推進するもの」が11件、Dの「案に対する質問・要望の御意見であり、市の考え方を説明・確認するもの」が13件となっております。
なお、具体的な意見の内容と市の考え方につきましては、次の
ページ以降に、SDGsの推進に向けた考え方や推進方策に関する御意見、個別の施策や取り組みに対する御意見を記載しておりますので、後ほど御参照いただければと存じます。
説明は以上でございます。
○
山田益男 委員長 説明は以上のとおりです。
ただいまの説明について
質問等がございましたらお願いいたします。
( なし )
○
山田益男 委員長 特にないようでしたら、以上で「川崎市持続可能な
開発目標(SDGs)
推進方針の策定について」の報告を終わります。
ここで
理事者の一部交代をお願いいたします。
(
理事者一部交代 )
─────────────────────────
○
山田益男 委員長 次に、
所管事務の調査として、「「川崎市
官民データ活用推進計画(案)」に対する
パブリックコメントの実施結果について」の報告を受けます。
それでは、
理事者の方、よろしくお願いいたします。
◎
唐仁原 総務企画局長 それでは、川崎市
官民データ活用推進計画(案)に対する
パブリックコメントの実施結果につきまして御報告させていただきます。
詳細につきましては、ICT推進課担当課長の三上から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎三上 ICT推進課担当課長 それでは、「「川崎市
官民データ活用推進計画(案)」に対する
パブリックコメントの実施結果について」御説明をさせていただきます。
初めに、本日お配りしている資料の確認をさせていただきますので、
タブレット端末機の本日の
委員会フォルダをごらんください。2(4)-1が川崎市
官民データ活用推進計画(案)の
概要版、2(4)-2が
意見募集の実施結果について、2(4)-3が本編になります。なお、本件につきましては、11月15日の
総務委員会で
パブリックコメントの実施について御報告させていただいたものでございまして、本日はその結果について、計画(案)の
概要版及び
意見募集の実施結果についての資料に基づき、御説明させていただきます。
それでは、2(4)-1、川崎市
官民データ活用推進計画(案)について(
概要版)の
ファイルをお開きいただき、右下の
ページ番号、2
ページ目をごらんください。
初めに、資料の左上、01の
計画策定の背景でございますが、1つ目の黒丸にありますとおり、官民が保有しているさまざまなデータを活用し、諸課題の解決につなげていくことを目的として、官民データ活用推進基本法が施行されたことから、3つ目の黒丸にあります川崎市
官民データ活用推進計画を策定するものでございます。
次に、その下、02の計画の位置付けでございますが、本計画は、川崎市情報化推進プランの施策のうち、官民データ活用に関連したものについて重点的に進める計画として位置づけるものでございます。
次に、資料の右上に参りまして、03の計画期間でございますが、平成31年度から平成33年度までの3年間でございます。
その下、04の計画の基本方針でございますが、データのオープン化と活用と、データ活用に向けた基盤づくりの2つの
方向性を踏まえながら、本市における官民データ活用の推進を図るものでございます。
次の
ページをごらんください。05、計画を推進するための個別施策でございますが、個別施策につきましては7つの施策で構成し、各施策に成果指標を設定しております。その中で、表の左側、個別施策の欄の中段、施策4、アプリやAI等を活用したデジタル自治体行政の推進でございますが、11月15日の
総務委員会での御意見を踏まえまして、表の右側の成果指標(KPI)の欄でございますが、今回、新たな成果指標として、かわさきアプリの月平均アクセス数を追加しております。
次に、06、セキュリティの確保及び個人情報の保護でございますが、1つ目の黒丸にあります川崎市情報セキュリティ基準や、2つ目にあります川崎市個人情報保護条例に基づき適正な管理を徹底してまいりますとともに、3つ目にありますとおり、市が保有するデータは、個人を特定することができないように加工するなど、個人情報の保護に配慮してまいります。また、4つ目にあります個人情報を非識別加工したデータの活用につきましては、国の動向を注視しつつ、引き続き検討を進めてまいります。
次に、07、計画の推進に向けてでございますが、川崎市情報化推進本部のもと、本計画等に基づき施策を推進してまいりますとともに、情報化推進プログラムにより進行管理を実施してまいります。
次の
ページをごらんください。08、
計画策定の過程と今後のスケジュールでございますが、本計画案につきましては、11月16日から12月17日までの間、
パブリックコメントを実施したところでございます。
次に、その
パブリックコメントの実施結果を御説明いたしますので、現在開いている
ファイルを閉じていただきまして、2(4)-2、川崎市
官民データ活用推進計画(案)について(
意見募集)の
ファイルをお開きいただき、右下の
ページ番号、1
ページ目をごらんください。
1の概要につきましては、先ほど御説明したとおりでございます。
2の
意見募集の概要でございますが、実施期間は平成30年11月16日から12月17日までの32日間で、実施に当たりましては、ホーム
ページ、市政だよりへの掲載等で
意見募集の周知を行ったところでございます。
次に、3の結果の概要でございますが、意見提出数は合計17通、意見数は32件でございました。
4の
パブリックコメントの意見の内容と対応についてでございますが、今後の人口減少に伴い労働人口が減る中で、AIなどの新たなICTを活用することを求める御意見や、データ活用に際して個人情報の取り扱いに十分な配慮を求める御意見などがございましたが、主な御意見の趣旨が案に沿ったものや、今後の取り組みを進めていく上で参考とするもの、案の内容を説明、確認するものでございましたので、当初の計画案に一部文言修正を加えた上で、川崎市
官民データ活用推進計画を策定してまいりたいと考えております。
次に、いただいた御意見でございますが、項目別の区分として「計画全般に関すること」が6件、「データの活用に関すること」が19件、「セキュリティに関すること」が5件、「計画の進行管理に関すること」が2件でございます。結果といたしまして、「御意見を踏まえ、当初案に反映したもの」という区分Aが1件、「御意見の趣旨が案に沿ったものであり、御意見の趣旨を踏まえ、取組を推進するもの」という区分Bが21件、「今後の取組を進めていく上で参考とするもの」という区分Cが5件、「案に対する質問・要望の御意見であり、案の内容を説明・確認するもの」という区分Dが5件でございました。
なお、具体的な意見の内容と市の考え方につきましては、次の
ページ以降にまとめておりまして、計画全般やデータの活用に関する御意見、セキュリティや計画の進行管理に関する御意見をいただいておりますので、後ほどごらんいただければと思います。
以上が
パブリックコメントの結果でございます。
次に、今後のスケジュールでございますが、今回の
パブリックコメントなどの御意見等を踏まえまして、今年度末の
計画策定を予定しております。
説明は以上でございます。
○
山田益男 委員長 説明は以上のとおりです。
ただいまの説明について
質問等がございましたらお願いいたします。
( なし )
○
山田益男 委員長 特にないようでしたら、以上で「「川崎市
官民データ活用推進計画(案)」に対する
パブリックコメントの実施結果について」の報告を終わります。
─────────────────────────
○
山田益男 委員長 次に、
所管事務の調査として、「
情報システム全体
最適化方針の策定について」の報告を受けます。
それでは、
理事者の方、よろしくお願いいたします。
◎
唐仁原 総務企画局長 それでは、
情報システム全体
最適化方針の策定につきまして御報告させていただきます。
詳細につきましては、ICT推進課長の荒木から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎荒木 ICT推進課長 それでは、川崎市
情報システム全体
最適化方針(案)について御説明をさせていただきます。
初めに、本日お配りしている資料の確認をさせていただきますので、
タブレット端末機の本日の
委員会フォルダをごらんください。2(5)-1が川崎市
情報システム全体
最適化方針(案)の
概要版、2(5)-2が本編になります。本日は
概要版にて御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、2(5)-1、川崎市
情報システム全体
最適化方針(案)について(
概要版)の
ファイルをお開きいただき、右下の
ページ番号、2
ページ目をごらんください。
初めに、資料の左上、01の方針策定の背景と目標でございますが、業務システムの急増が課題となっていた中、平成20年度から
情報システム全体最適化計画による取り組みを進め、システム統合や共通システム基盤の導入など一定の効果を上げてきたところでございますが、計画の対象期間が経過したことなどから、
情報システム全体
最適化方針を策定することとしたものでございます。
右側に参りまして、全体最適化に向けた目標でございますが、上から、システム構築・運用経費の増大の抑止、運用負荷や障害などの極力防止、働き方改革を踏まえた最新技術の活用、新本庁舎竣工に合わせたICT環境の整備など、7つの項目を掲げております。また、下にありますように、本方針は、平成31年度からおおむね10年間を対象期間として策定するものでございます。
次に、02の社会・技術動向でございますが、まず、国の動向といたしましては、右側の図にありますとおり、平成25年から継続的に法整備や計画の策定が行われておりまして、平成30年5月には世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画が策定されたところでございまして、左側にありますとおり、国は、政府及び自治体のデジタル化の推進やマイナンバーカードの普及など、さまざまな取り組みを進めることとしております。
次に、その下、社会・技術動向でございますが、1点目のICTの進展と情報セキュリティリスクの増大につきましては、ICTの進展により新たなサービスが創出されていること、また、これに伴いまして、求められるセキュリティ対策が多様化していることへの対応が必要になっております。2点目の市民ニーズの多様化でございますが、行政サービスの利便性、効率性に対する期待や、いつでも、どこでも、簡単、便利な行政サービスへの要望への対応が必要になっております。
次に資料の右上に参りまして、03の
情報システムの現状と課題でございます。左のグラフ、システム数と経費の推移にありますとおり、平成24年度からの5年間でシステム数が1割程度増加しておりまして、業務のシステム化に対する期待はさらに高まっております。また、経費につきましては、平成28年度時点で約105億円を支出しておりますが、右の政令指定都市との経費比較のグラフにありますように、本市につきましては、政令指定都市の中で平均的な金額となっているところでございます。
続きまして、その下、本市のシステムの課題でございますが、総額約105億円に上るシステム経費の抑制、システムの最適化のさらなる推進、継続して発生しているセキュリティ事故の抑止、大規模な法制度改正に伴うシステム改修の多発、新本庁舎竣工に合わせたICT環境の整備を主な課題と捉えております。
次に、04、全体
最適化方針の理念についてでございます。本方針の理念といたしましては、3本の軸を設定してございます。1つ目は、ICTを利用した市民利便性の向上でございまして、利用者中心のサービス開発などを目指してまいります。2つ目は、ICTガバナンスの向上でございまして、システム構築・運用保守の最適化やシステムの経費削減等に取り組んでまいります。3つ目は、新技術を活用した働きやすい環境の提供でございまして、最新技術を踏まえた施策の検討やICTを活用した働きやすい職場環境の提供を進めるとともに、それを支える人材育成にも取り組んでまいります。
次の
ページをごらんください。資料の左上、05の全体最適化に向けた考え方でございます。こちらでは9項目をお示ししております。まず、利用者中心の開発、続いて、経費の縮減、障害に強いシステム、調達方法の見直し、システム評価、クラウドの利用、システムの統合・縮小、セキュリティ対策、最後に最新技術の検討としております。
次に、06、全体最適化に向けた個別の取組といたしまして、主な項目を3点御説明いたします。まず1として、新本庁舎の竣工に合わせたICT整備でございますが、長期的な視点でICT環境を整備すること、情報量の増加を踏まえて庁内ネットワークを増強すること、新本庁舎とデータセンターの2拠点に可能な限りシステムを集約すること、第3庁舎に設置している機器につきましては、各システムの機器の更新に合わせて新本庁舎に順次移設し、平成39年度をめどに移設を完了することなどとしております。
資料の右上に参りまして、2のホストコンピュータのオープン化でございます。現在、市税、住民記録、選挙などの業務で利用しているホストコンピュータにつきましては、平成35年1月をもってホストコンピュータを撤去するとともに、ホストコンピュータ上の全てのシステムは、サーバーシステム等に移行してまいります。
3として、ICT人材の育成と充実の取組でございます。ICTに対する本人の希望や適性があることが見込まれる人材は、優先的に情報管理部門やシステム所管部門に配属することとし、ICT経験を獲得させるジョブローテーションを実施します。
最後に、07、取組の推進に向けてでございます。本方針では、表にありますとおり、
情報システム全体の経費の抑制、システム共通基盤で稼動しているシステム数、AIやRPAを導入した業務の件数などを主な成果指標として定め、実効性を高めてまいります。
また、下の表に参りまして、本方針の主な目標年次を明確にしたマイルストーンでございますが、本市の
情報システムにおける大きな転機となります新本庁舎の竣工とホストコンピュータのオープン化について、適切に進捗管理してまいります。
最後に、その下、実効性の確保のためにといたしまして、方針に基づく具体的な施策の推進、各工程におけるシステム評価の強化、成果の検証と進行管理、環境の変化に合わせた見直しに取り組み、本方針の実効性を確保することでシステムの全体最適化を着実に遂行してまいります。
説明につきましては以上でございます。
○
山田益男 委員長 説明は以上のとおりです。
ただいまの説明について
質問等がございましたらお願いいたします。
◆
川島雅裕 委員 RPAについてちょっと教えていただきたいんですけれども、RPAの導入については、他都市では進めているところもちらほら出てまいりましたけれども、本市の今の現状の検討状況というのはどんな感じなのか教えていただけますか。
◎荒木 ICT推進課長 RPAを利用している業務につきましては、まず、私どもの内部的な業務にはなりますが、庁内からの申請を受け付けて、そちらを別のシステムに登録するようなところで試行的に利用しているところでございます。それと、国民健康保険料の口座振替書の入力作業につきまして、自動でそちらを読み取ってシステムに入力するような作業でも現在導入を検討しているところでございます。
今後に向けましては、これまでの取り組みの効果を検証しながら、ほかの業務への転換を検討するなど、さらなる業務の効率化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えています。
◆
川島雅裕 委員 平成33年度には類型10件以上という目標を立てているんですけれども、大体それに適用できる、各部署から導入したいというような声はもう既に出ていますか。
◎荒木 ICT推進課長 具体的に今これからというようなものばかりではないんですが、今後、目標達成に向けて庁内の調整を進めてまいりたいと考えています。
◎三上 ICT推進課担当課長 最新技術につきましては、AI、RPAなどさまざまな取り組みがあると思いますけれども、他都市の先進事例とかを参考にしながら、全庁にわたって取り組みが進められるように、
総務企画局を中心に連携を図ってまいりたいと考えております。
◆
川島雅裕 委員 ぜひ効果の出ているような自治体なんかも参考にしていただいて、働き方改革に本当に適した取り組みだと思いますので、検討を進めていただきたいと思います。
◆
岩崎善幸 委員 AIはかなりいろいろやっていらっしゃると思うんですけれども、ちょっと推進の状況が遅い。川崎市はいろいろ勉強してやっているけれども、例えばAIの窓口業務の関係にしても実証実験をやっているわけだよね。経費効果もありますと言っているわけだよ。では、それでどこができたの。それも1年も2年も3年もかけてしっかりやっているのに、その結果、こういうことができているのにもかかわらず、そういうことができていないということは、私の認識だけれども、できているんだったら言ってほしいんだけれども、そういうことがなかなか進んでいない。
AIの技術とかRPAの技術なんていうのは日進月歩ですよ。どんどん進んでいる。世界に対してだって日本は5周ぐらいおくれているなんていうような話もあるぐらいだから、やっぱりスピード感、それと決裁のスピード感というのは、やってやらないとどんどんおくれてしまうよ。それで、さきの自治体が、もちろんコストパフォーマンスもあるんだろうけれども、きちんとつかんで、他都市の状況を見ながらなんてふざけた話をするんじゃないのだよ。そういうことじゃないと思うよ。川崎市は川崎市の独自の指針を持って進んでいかないと大変なことになってしまうと思うよ。どんどんおくれをとる。それを私はこのごろ非常に感じている。その辺についてどういうふうにやっていきますか。
◎三上 ICT推進課担当課長 今回、
官民データ活用推進計画の策定に向けて各局に導入可能性調査とかも行っておりまして、その調査結果を踏まえて今回の計画の中にお示しさせていただいた事例もございます。特に本市が先進的に取り組んでいる国民健康保険の電話催告のところでのAIの活用などについては、今後ほかの業務でも活用できる可能性もあると思っておりますので、横展開ができるように
関係局と調整を図って迅速な取り組みが進められるように検討してまいります。
◆
岩崎善幸 委員 やっぱりスピード決裁は大事ですよ。局長、その辺の考えはどうですか。
◎
唐仁原 総務企画局長 スピード感を持てということでございまして、先ほど課長からも御説明がありましたように、先進的に取り組んでいる事例も幾つかございますけれども、極力スピード感を持ってそういったものの導入が図れるよう、コストとの見合いも当然ございますけれども、そういったことについて検討してまいりたいと考えております。
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岩崎善幸 委員 せっかく実証実験をやってもそれが棚ざらしになっているということ自体がおかしい。実際にそういうふうなことをやるんだったらすぐさま導入するとか、どこかにモデルケースをつくってやるとか、そういうふうに進めるべきだと私は思う。その辺のことはぜひ肝に銘じて進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○
山田益男 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「
情報システム全体
最適化方針の策定について」の報告を終わります。
傍聴者の方、本件は以上のとおりでございます。どうぞ御退席ください。お疲れさまでございました。
( 傍聴者退室 )
○
山田益男 委員長 ここで
理事者の退室をお願いいたします。
(
理事者退室 )
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○
山田益男 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。
( なし )
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山田益男 委員長 それでは、以上で本日の
総務委員会を閉会いたします。
午前11時06分閉会...