川崎市議会 > 2019-01-18 >
平成31年  1月文教委員会−01月18日-01号
平成31年  1月総務委員会−01月18日-01号

  • 神奈川県立図書館(/)
ツイート シェア
  1. 川崎市議会 2019-01-18
    平成31年  1月文教委員会−01月18日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成31年  1月文教委員会−01月18日-01号平成31年 1月文教委員会 文教委員会記録 平成31年1月18日(金)  午前10時00分開会                午前10時51分閉会 場所:602会議室 出席委員:片柳 進委員長松井孝至委員長鏑木茂哉松原成文、末永 直、      本間賢次郎花輪孝一山田晴彦岩隈千尋石田和子月本琢也委員 欠席委員:なし 出席説明員:(教育委員会渡邊教育長小椋教育次長野本総務部長、前田生涯学習部長、        森庶務課長小林生涯学習推進課担当課長       (総務企画局蛭川企画調整課担当課長       (経済労働局齋藤労働雇用部長 日 程 1 所管事務の調査(報告)      (教育委員会)     (1)川崎教育文化会館及び川崎市立労働会館再編整備に関する基本構想(案)について     2 その他                午前10時00分開会
    片柳進 委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。  お手元のタブレット端末をごらんください。本日の日程は、文教委員会日程のとおりです。よろしくお願いいたします。  初めに、教育委員会関係所管事務の調査として「川崎教育文化会館及び川崎市立労働会館再編整備に関する基本構想(案)について」の報告を受けます。  なお、関係理事者として、総務企画局から蛭川企画調整課担当課長が、経済労働局から齋藤労働雇用部長が出席しておりますので、御紹介いたします。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎小椋 教育次長 おはようございます。それでは「川崎教育文化会館及び川崎市立労働会館再編整備に関する基本構想(案)について」につきまして、小林生涯学習推進課担当課長から説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 それでは「川崎教育文化会館及び川崎市立労働会館再編整備に関する基本構想(案)について」の御説明をいたしますので、お手元のタブレット端末の1(1)−2「川崎教育文化会館及び川崎市立労働会館再編整備に関する基本構想(案)について」【資料2 本編(表紙、目次等)】のファイルをお開きください。  基本構想の構成でございますが、2枚おめくりいただき「目次」をごらんください。初めに、1、これまでの経緯でございますが、富士見周辺地区整備基本計画における教育文化会館の位置付けなどでございます。次に、2と3は教育文化会館概況労働会館概況でございまして、それぞれの施設設置目的利用状況等でございます。4 再編整備方向性でございますが、再編整備の概要やねらい、また、5といたしまして今後のスケジュールと課題をまとめてございます。  内容につきまして、概要版資料で御説明させていただきますので、1度画面を資料一覧にお戻しいただき、1(1)−1【資料1 概要】のファイルをお開きください。  1枚おめくりいただきまして、2ページをごらんください。1、これまでの経緯でございますが、平成20年3月の富士見周辺地区整備基本計画では、教育文化会館及び県立川崎図書館の敷地に市民館機能川崎区役所機能を複合化することを想定していたところでございます。その後、平成30年3月の川崎区における市民館機能のあり方において、方向性見直しポイントにございますように、教育文化会館は、建物及び設備の老朽化が著しい状況であることや川崎区役所移転緊急性の低下などにより、方向性見直しを行い、川崎区における市民館の再整備に当たっては、労働会館の一部を改修し、労働会館内に移転することとしたものでございます。  次に、ページ下段市民意見の把握につきましては、全4回のワークショップ形式意見交換会市民参加イベントでの意見募集などを行ってまいりました。  3ページをごらんください。2、教育文化会館概況でございますが、教育文化会館は、市民の教育及び文化の振興並びに福祉の推進に寄与することを目的とし、川崎区における社会教育及び生涯学習の拠点として設置されました。フロア構成でございますが、会議室料理教室視聴覚教室などで構成されておりまして、大ホールにつきましてはカルッツかわさきに機能を移転したため、平成30年3月に閉鎖しております。  次に、3、労働会館概況でございますが、労働会館は、働く市民労働組合等の諸団体が、憩い、語らい、学び合い、その健全なる発達を図るとともに、労働者のための福利厚生施設を設け、その勤労意欲の向上に資することを目的として設置されました。フロア構成につきましては、健康管理室会議室のほか、茶室や交流室ホールなどを備えるものでございます。  4ページをごらんください。4、再編整備方向性再編整備の概要でございますが、川崎区の市民館機能については、労働会館の1階から3階に移転し、移転後も継続して社会教育振興事業を実施するとともに、必要な会議室及び教養室などを設置いたします。労働会館については、社会情勢労働者を取り巻く環境の変化などを踏まえまして、ホール及び4階、5階に労働会館として必要な諸室を設置するものでございます。また、中ほどの四角のところでございますが、仮称ではございますが、川崎市民館労働会館への移転に際しては、施設利用活性化スペース有効活用のため、類似諸室相互利用共用施設有効利用を図ってまいります。  次に、再編整備のねらいでございますが、生涯学習施設である市民館労働者福利厚生施設である労働会館内に移転させることで、利用者の活動の活性化が期待されますとともに、2点目といたしまして、両施設の集約による来館者の増加、また、3点目といたしまして、施設共通化などによる経費の縮減も見込むものでございます。  次に、整備理念につきましては、市民の皆様からいただいた御意見を参考に「みんなが気軽に利用しやすい 活動と交流拠点づくり」といたしました。今までよりも多様な人々がさまざまな目的利用することを想定し、多くの方が、快適に施設を使えるよう整備を行うものでございます。  5ページをごらんください。基本的考え方でございますが、5つの視点にまとめておりまして、視点1では、市民館労働会館が同一建物内にあるメリットを生かし、利用者の新たな活動を始めるきっかけづくりに寄与するとともに、利用者相互の新たな交流の促進を図っていきます。  視点2では、市民が気軽に心地よく利用できる施設とし、施設全体におけるユニバーサルデザインに配慮するとともに、明るく開放感のある施設を目指します。  視点3では、限られたスペースを有効に使うことで、必要となる諸室の再検討や類似諸室相互利用共用施設の活用を図ってまいります。  視点4につきましては、さまざまな活動を行いやすく、多様な活動を支える場となるよう取り組みを行ってまいります。  視点5では、施設をスムーズに運営するために、制度やルールなどは可能な限り統一化するなど、わかりやすく使いやすい施設運営を目指します。  次に、必要となる諸室共用施設でございますが、現在の施設構成利用状況を踏まえまして、共用施設再編整備考え方につきましては、受付や管理事務所フリースペースなど、施設全体として整備するほうがより効果を期待できるものを中心に共用施設として位置づけて整備いたします。  6ページをごらんください。諸室再編整備考え方でございますが、左側に現在の教育文化会館諸室名、中央に再編整備考え方、右側に仮称川崎市民館整備する諸室名を記載しております。  再編整備考え方についてでございますが、ホールにつきましては、カルッツかわさきへ機能移転済みでございます。  大会議室につきましては、現在の利用目的は、ダンス健康体操等が47%、また、演奏・合唱等が14%でございまして、同規模の大会議室は構造上設置することができませんが、再編整備後の継続した利用を考慮し、新たに体育室音楽室を設置いたしますとともに、講演会などでの御利用につきましては労働会館ホールの活用を想定いたします。  会議室談話室学習室につきましては、利用率状況などを踏まえ、必要な諸室の設置を検討いたします。  実習室美術工芸室につきましては、両室を統合し、工作、美術、洋裁等での利用目的とした実習室を設置いたしますとともに、茶華道教室視聴覚教室などの再編整備を行うものでございます。また、引き続き、児童室、ギャラリーを設置してまいります。  7ページをごらんください。労働会館再編整備考え方でございますが、ホールについては、今後も地域イベントなど幅広い利用が見込まれることから引き続き設置をいたします。また、現在、音楽室リハーサル室の役割を担っていることから、新たにリハーサル室として整備し、リハーサルでの利用がない場合は、音楽や軽運動などでの利用を図ってまいります。  特別会議室につきましては、既存の充実した設備を生かしながら、多目的利用方法を含めて引き続き検討を行います。  会議室研修室交流室につきましては、現在の利用状況を踏まえ、会議研修等学習機能懇親会等交流機能を合わせた交流室研修室の設置を検討してまいります。  工芸教室洋裁手芸教室などにつきましては、学習機能交流機能を合わせた交流室研修室や、同様の目的利用可能な仮称川崎市民館教養室利用を想定しております。  また、健康管理室は、一定程度利用があることから、健康学習室として設置いたしますほか、労働資料室につきましても、スペース最適化を図り、より効果的な活用について検討を進めてまいります。  8ページをごらんください。配置の考え方でございますが、諸室の配置や機能フロア構成について、イメージ図であらわしたものでございます。1階は、市民が自由に利用でき、イベントにも活用できるフリースペースホールフロアとし、施設の顔として魅力ある空間といたします。  2階は、会議や研修、生涯学習サークル活動などの多目的利用フロアとし、会議室を中心として、さまざまな利用目的に対応できるよう、諸室を設けます。  3階は、多様な活動に必要な設備や機材等を備えた実習室など教養室フロアといたします。  9ページをごらんください。4階は、働く人などの連携・連帯のための会議・研修・交流フロアとし、学習機能懇談会等交流機能を合わせた交流室研修室等を設置いたします。  5階は、労働・産業に関する情報収集学習フロアとし、健康学習室の配置や労働資料室の効果的な活用について検討を行ってまいります。  下段の5、今後のスケジュールと課題でございますが、安全性能の維持やユニバーサルデザインへの配慮、設備機器長寿命化や、明るく、利用しやすい施設に向けた内装の改修などについて、まとめて記載しております。右側の整備スケジュールにつきましては、平成31年度に再編整備に関する基本計画平成32年度に実施設計を行い、平成33年度に改修工事を実施した上で、平成34年度の供用開始を目指してまいります。  なお、教育文化会館につきましては平成33年度末まで利用を継続してまいります。  それでは、1度画面を資料一覧にお戻し願います。続きまして、1(1)−4【資料意見募集】のファイルをお開きください。  基本構想(案)について、市民の皆様からの御意見を募集するためのパブリックコメントの手続でございます。意見募集の期間は1月21日から30日間でございまして、寄せられました御意見を踏まえまして、3月の策定に向け、取り組みを進めてまいりたいと存じます。  説明は以上でございます。 ○片柳進 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について質問等がございましたら、お願いいたします。 ◆本間賢次郎 委員 御説明ありがとうございました。川崎市のそれぞれの区には市民館があるけれども、川崎区には市民館がなくて、そのかわり教育文化会館市民館機能を担っていたということで、特に川崎区の方々にとっては大変重要な拠点だったということなので、今回の再編というのは大変大きな関心を集めているんですけれども、そうした中で常々この委員会でもお話としてさせていただいてきたポイントとしては、大会議室代替部分がどうなるのか。今までは、ちょっと難しい、ちょっと難しいという言い方でしたけれども、今回の資料では、全く同じようなものは構造上設置できませんがという形で明記されるようになりました。カルッツかわさきのアクトスタジオが約200席で、今ある大会議室に近いような施設状況なのかなと思いますが、カルッツかわさきのアクトスタジオの使い勝手についてちょっと御説明いただきたいんですが。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 カルッツかわさきのアクトスタジオにつきましては、音楽から演劇まで幅広いリハーサル等利用できるような部屋になっておりまして、壁面の鏡ですとかダンスバーといったものも設置されております。また、最大200席の椅子を設置することで、寄席やミニ講座など集客イベントにも利用できるほか、大規模催事の場合のホール控室としても御利用できると伺っております。 ◆本間賢次郎 委員 今、ホールの控室として利用できる状況になっているということなんですけれども、例えば大規模なイベントがあって、ホールを控室として利用されるということになると、そこは一般の人は予約できないということでいいですよね。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 ホールの予約のほうが優先されると思います。 ◆本間賢次郎 委員 ありがとうございます。今いろいろ設備が整っているというお話がありました。大会議室ダンス健康体操等が47%とありまして、特にダンスの中には社交ダンスがあって、社交ダンス壁沿いに椅子を何列か並べて、中心部分をあけて、それぞれ男性と女性がアイコンタクトをとり合いながら、また、声をかけ合いながらお互い自由にダンスを組んでいくというスタイルになっているわけですけれども、それができるぐらいに十分な広さがあるのか、そういうこともアクトスタジオでは可能なのか、伺いたいんですけれども。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 現在、カルッツかわさきでは、社交ダンスについては、大体育室ですとか小体育室あと研修室等を御利用いただいているそうですので、アクトスタジオはこの広さでありますので、人数によっては御利用いただけると思います。 ◆本間賢次郎 委員 では、教育文化会館で今、毎年そういうダンス大会ですとかを行っている方々は、基本的には、それぐらいの規模であるならばカルッツかわさきに移っていただくのが望ましいということでよろしいでしょうか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 労働会館を改修した川崎市民館には体育室を設けてございますので、一定規模までは仮称川崎市民館労働会館を御利用いただけると考えています。 ◎前田 生涯学習部長 これまでの教育文化会館では体育室がございませんで、上のほうの大会議室をお使いいただいているような状況がございましたが、今お示ししてございます案の中では、新たに体育室も設け、そういった御利用もしていただけるようにしてまいりたいと思いますので、その辺はまた、御利用の皆さんには丁寧に御案内させていただきたいと思っております。 ◆本間賢次郎 委員 ありがとうございます。では、それはもう毎年のように利用されている方々には、これぐらいの規模であればこういう施設ができますよ、もしくはもう既にありますよという形で丁寧に促していただいて、どこを使ったらいいんだろうかというふうに悩まないように徹底していただきたいと思います。  あと、どうしても労働会館に移るということばかりが先行してしまって、教育文化会館利用している方、ダンスですとかに限らずですけれども、全部が全部労働会館に移らなければいけないのではないかと思ってしまっている方々もいらっしゃるので、その辺については、ふだんから教育文化会館利用されている団体さん、特に定期的に利用されている団体さんに対しての周知徹底も図っていただきたいと思います。  私からは以上です。 ◆石田和子 委員 今の質問に関連するんですけれども、ダンスは今、愛好家の方々が大変ふえておりますけれども、労働会館体育室を新しく設けるということと、カルッツアクトスタジオでも使えるということだと思うんですけれども、利用料はどのようになっているんですか。労働会館の新設する体育室等カルッツアクトスタジオを使った場合の利用料というのはどうなっているんでしょうか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 利用料金につきましては今後の検討となりますが、ほかの市民館との均衡ですとか、4年に1度行われる公共施設使用料見直し等状況とかも勘案しながら、適正な金額を決めることで検討してまいりたいと考えております。  現在のアクトスタジオ料金でございますが、ホールの使用を伴わない場合、平日で、午前中は1万5,800円、午後は2万4,000円、夜間が3万1,600円、全日だと6万4,200円でございます。 ◆石田和子 委員 ちょっと聞き取りづらい部分があったんですが、カルッツアクトスタジオについてはかなり高額な料金と聞いていて、1万5,800円、2万4,000円とだんだん上がっていくことはわかったんですけれども、労働会館の新しくつくる体育室については、ほかの市民館協調性を図りながら今後検討していくということだと思うんですけれども、基本的に利用料金にはすごく差があるというふうに……。労働会館の新しい体育室についてはぜひ市民館並み料金にすべきだと思うんです。そこを使えればいいんですけれども、そこを使える日程がとれない場合はカルッツに行かざるを得ないとなると、相当高額になるということについてなんですけれども、その辺の矛盾についてはどのように考えていらっしゃるんですか。 ○片柳進 委員長 済みません。聞き取りにくかったので、もう1回、アクトスタジオ利用料金を言っていただいていいですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 アクトスタジオ利用料金でございますが、ホール利用を伴わない場合の平日の利用料金といたしまして、午前中が1万5,800円、午後が2万4,000円、夜間が3万1,600円、全日ですと6万4,200円です。参考まででございますが、カルッツには大会議室がございまして、定員54人の部屋なんですけれども、4つつなげて使える部屋になっております。そちらの1部屋当たり料金は、平日の午前中が2,200円、午後が2,600円、夜間が3,000円、全日だと7,800円。4部屋つなげて使いますと、それの4倍という料金になります。 ◆石田和子 委員 部屋をつなげると、平日午前中だと2,200円掛ける4になるということですけれども、54人使える部屋を4つ使う場合はそういうことで、もう少し人数が多くなってくると、掛ける5とか6とかになっていくということだと思うんですけれども、そういうことですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 大会議室は4部屋しかございませんで、4部屋が最大の運用になります。 ◆石田和子 委員 ということは、今までは4部屋つなげて、平日午前中なら8,800円ということだと思うんですけれども、いずれにしても、掛ける4でやっていたとしても、かなりの金額の差は、答えたのはこれからの検討だということですけれども、今の状況がそういうことだということで、その辺のことしか考える基準がないんですけれども、そういうことになっていくと思うんですけれども、やはりその辺の利用料、金額の差はどのように出てくると考えていらっしゃるんですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 利用料金につきましては受益者負担の部分がございますが、現在の労働会館の中でも一番大きい第3会議室は定員100名となっておりまして、また、交流室につきましては定員110名となっております。椅子だけの利用の場合はもう少し人数が入ると思いますので、恐らく現在の定員以上の利用も可能だと思われますので、再編整備後については、特別会議室などを含め、諸室の性質に合わせて、定員の見直しの検討を行っていきたいと考えております。 ◆石田和子 委員 そうすると、労働会館の新しく設置する体育室というのは、例えばですけれども、ダンスなどをすると大体何人ぐらいの利用が可能な体育室を想定しているんでしょうか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 具体的な利用人数のデータは、今はまだ基本構想の段階ですのでお示しはできませんけれども、基本計画の中で詰めてまいりたいと考えております。 ◆石田和子 委員 建物の面積もあるし、今設置もされているところを一部改修しながらやるということについては、十分な広さということがどの程度保障されるのかということと、利用料金です。体育室が使えればほかの市民館と同じような利用料金で使えるということですから、可能な限りそこで使えるような方向性をしっかり持っていくような検討もぜひお願いしたいと思いますし、カルッツ利用料金については今ここで議論するべき問題ではないとは理解しているんですけれども、やはりそこでの利用料金も、最初の議論のときに高過ぎるのではないかという議論が確かにありましたので、その辺のことを含めてもう一度、料金の検討をぜひしていただきたい。これは要望としてとどめておきますけれども、その辺はよろしくお願いいたします。  和室のことなんですけれども、教養のところの和室は、1つはヨガだとか太極拳、着つけなどで利用されているということで、履物を脱ぐ利用全般については、和室等の活用を想定していくということだと思うんですけれども、もう一つ下のほうの茶華道教室を和室ということでやっているわけですけれども、この辺の利用が、たしか利用者意見のところで本当にとれるだろうかというような意見もかなり出ていたと思うんです。和室に限ってではないですが、労働会館教育文化会館が一体となることでいろいろな予約ができるのか。こうやって見たときにあるんですけれども、和室については、ヨガだとか、太極拳だとか、着つけ、茶道だとか、華道だとか、洋裁、和裁も入ってくると思うんですけれども、その辺のことをやりたい方々は予約がちゃんとできるような設定にすべきだと思うんですけれども、本当に大丈夫だと考えているんですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 それにつきましては、3階の教養室フロアで茶室がございますので、そういったところを生かして教養室フロアとして整備してまいりたいと考えてございます。また、予約につきましては2つの施設が1つになるということで、場合によっては同じ曜日、時間とかでバッティング、重なってしまう問題とかも起きるかもしれませんが、そのあたりは御確認と調整をさせていただいて、丁寧に御説明させていただきたいと思います。利用率自体はそんなに高くはないと思っていますので、利用いただけるとは思っております。 ◆石田和子 委員 その辺は現状の教育文化会館労働会館で同じような、内容的には、茶道をやったりとか、華道をやったりだとか、着つけだったり、あるわけですけれども、その利用率の勘案をしたときに大丈夫だという判断なんですね。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 そのとおりでございます。 ◆石田和子 委員 わかりました。  あと交流室のところですけれども、懇親会などもやっていけるという交流機能をあわせた交流室研修室を設置するということなんですけれども、ここは、いわゆる飲食可能な部屋というふうに皆さん希望していると聞いているんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 交流室機能につきましては、再編整備後の4階、5階の部分に設置を検討しているところでございます。飲食は、4階、5階で交流室機能を設け、飲食もできるという部屋を設置する予定でございます。 ◆石田和子 委員 飲食できることを確認しました。  あと、片柳委員長も12月議会でしたか、主張していましたけれども、労働会館の音響システムだとか、照明システムだとか、さまざまなところ。例えば音響システム、アナログスピーカーでは対応が、ヒップホップ、ダンスイベントができないような状況があって、その改善をという話を質問でやっておりましたけれども、この辺の音響システムだとか、照明システム、フロアコンセントだとか、さまざまに改善要求が出されましたけれども、それについては、今後労働会館をやる場合にどのように考えていらっしゃるのか。 ◎齋藤 経済労働局労働雇用部長 労働会館ホールにつきましては、この再編整備を捉えまして、長寿命化とあわせまして、整備の中で関係局と検討しながら、音響であるとか、フロアのコンセント、こちらの更新について検討してまいりたいと考えております。 ◆石田和子 委員 ぜひそれは検討していただきたいと思いますけれども、本編の最後のほうにかなりいろいろな意見が出されていて、やはり川崎区民の人たち、市民館機能もちゃんとしたものにしてほしいという要望がかなり強くなっているなと思ったんですけれども、予約しても会場がとれないようなことがないようにとか、ちゃんと予約がとれるようにしてほしいとか、強い要望で出ていたと思うんです。トータルの考え方の中でのその辺のことはきちんと担保するという形で検討していただきたいということは最後に申し上げておきたいと思うんですが、基本的にどのように考えていらっしゃるんですか。 ◎前田 生涯学習部長 本日お示しをさせていただきました再編整備に関する基本構想(案)を仕上げるまでに、先ほど御説明したとおり、ワークショップなどを開催しながら、御利用の皆様を中心とした、その他の方も含めた御意見をいただいてまいりました。そういったものをできる限りきょうの基本構想(案)の中に入れさせていただきましたけれども、また来年度以降、基本計画などの取り組みを進めてまいりますので、そういった過程の中で適宜、節目節目で市議会や市民、区民の皆様に情報提供させていただきながら、また、できれば御意見もいただきながら丁寧に進めてまいりたいと思っております。 ◆石田和子 委員 これからパブコメをやるということですので、ぜひそこで出た御意見をしっかりと反映できたようなものにしていただくように強く要望しておきます。以上です。 ◆岩隈千尋 委員 幾つか伺ってまいりたいんですけれども、概要版資料の中に整備スケジュールが示されておりまして、平成34年度、2020年度から供用開始という御説明が先ほどあったところなんですけれども、我々議会としても今後予算等々を認めていかなければいけない中で、総事業費というのは大体どれぐらいになりますか。ざっくりで構いません。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 改修工事費につきましては、概算ではございますが、約15億円と見込んでおります。 ◆岩隈千尋 委員 それは改修工事費だけというお話になると思うんですけれども、大体その他もろもろ合わせても、改修工事費が個々の事案、総事業費の中のほとんどを占めるという認識でよろしいですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 大きなものは改修工事費ですけれども、そのほかにも教育文化会館の除却費ですとか、そのほかの経費がかかりますので、約20億円近くぐらいになると概算では考えております。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。この間、今、石田(和)委員からも御指摘いただきましたけれども、例えば施設の中の設備の老朽化のお話であったり、利用率であったり、交流室利用確保であったりということがいろいろと言われておりましたし、これの前の段階の行政計画のところではパブリックコメントをもう既にとっているわけなんですけれども、この概要版から見ると、今後のスケジュールと課題のところで幾つか伺うのであれば、例えばア、イ、ウ、エ、オ、カ、キ、クとある中で例えばクの部分、災害時対応機能の検討とかいうことなんですけれども、災害時の機能を担うために必要な整備の導入について検討しますというお話なので、これは具体的にはどういったことを検討されているんですか。 ◎前田 生涯学習部長 現在の教育文化会館につきましても、例えば防災機能の一つといたしまして、帰宅困難者の一時滞在施設機能になってございます。そういった意味では、新しい労働会館に移った後でも防災部局と調整をしていく必要はございますが、そういった機能を果たす中では、例えば無線設備であるだとかの準備も必要になってくるかと思いますので、そういった部分で整理をさせていただいているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 もうちょっと何かないかな。例えばWi−Fiとかだとイメージが湧くんですが、例えば今お話しいただいたように帰宅困難者の避難する場所というのもあるのかもしれませんが、もう少し何かないんですか。 ◎前田 生涯学習部長 今、委員御指摘のとおりの部分もございまして、無線設備だけではなくて、一時的に逃げて来られた皆様に提供する備蓄物資の蓄えもございますので、そういった部分も含めて、現状の備えもございますので、そういったものに加えて、さらに何か必要となるものがないかどうかについても改めて整理してまいりたいと思います。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。先ほどのア、イ、ウ、エ、オ、カ、キ、クのところのキの部分の例えば市民利用しやすい施設運営の検討にもなると思うんですけれども、先ほど石田(和)委員への答弁として、市民の皆さんからのこれまで意見交換会をずっと行われておりまして、市民の皆さんの意見というのは大体担保されているよという趣旨の御答弁があったと思うんですけれども、利用者がわかりやすい、使いやすい施設運営のあり方を検討しますと。施設運営のあり方を検討しますということに関しては、皆さん方は今どのようなことを検討されているのか、教えてください。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 施設運営につきましては、現在、労働会館につきましては指定管理者制度で運営されておりまして、また、教育文化会館につきましては器具の受け付け等窓口業務、また、一部の施設管理業務につきまして業務委託で行っております。また、社会教育振興事業については直営で運営しております。この2つの施設が合わさることになりますので、利用者が混乱しないようにわかりやすい受付ですとか、そういった施設管理ができるように検討してまいりたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 わかりました。その辺のことは、適宜我々にもどういうすみ分けをしていくのかというのは今後きちんと御説明していただきたいと思うんですが、今のお話だと、例えば指定管理をやっているところもあり、ほかのところもいろいろある中で、いろいろな運営をするに当たって、今後条例改正みたいなものも必要になってくるんですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 条例改正も予定しております。 ◆岩隈千尋 委員 いつごろですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 平成32年度中の改正を予定しております。 ◆岩隈千尋 委員 ちょっと先の話になるのであれですけれども、恐らくすみ分けがあったり、そういったところは条例改正が必要になってくると思いますので、適宜委員会には御報告をしていただきたいと思います。  結構です。 ◆松原成文 委員 教育文化会館ホールカルッツの大ホール機能移転についてでありますけれども、基本的には料金が違うということはわかりますが、貸し出し条件については今までと同様なのか、変わるのか、その辺はどうなんでしょうか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 貸し出しの条件につきましては、今までと変わらず御利用いただけると思っております。
    松原成文 委員 そうすると、カルッツの大ホールを借りる場合に、1つの個人ですとか団体がホールだけを借りることは可能なんですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 特に制限があるとは伺っておりませんので、貸し出しはできるかと思います。 ◆松原成文 委員 明確な答弁ではなくて、伺っておりませんので、貸し出しはできるかと思いますということなんですけれども、間違いないですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 団体があれば貸し出しは無制限ということになります。 ◆松原成文 委員 条件として、カルッツかわさきのホールを借りる場合、市の後援ですとか、協賛とか、そういう手続がない場合、全く単独でやる場合については、カルッツ全体を一体で借りてくれなければ貸し出しませんという要件はありませんか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 ホールの御利用であれば、ホールの御予約でお使いいただけるかと思っております。 ◆松原成文 委員 思っておりますではなくて、間違いないですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 済みません。所管局がございますので、確認させていただき、お知らせさせていただければと思います。 ◆松原成文 委員 なぜこういう質問をしたかというと、ある団体がある会合をするに当たってホールを借りたいというお願いをしたと。使うことは結構だけれども、その場合、体育施設も一体として借りてもらわないと貸し出しはできませんというようなことを言われたということを聞いたものですから、確認のために今ちょっと質問させていただきましたが、そういうことはないでしょうという御答弁でありますから、それはそれとして、この場では受けとめさせていただきます。結構です。 ◆花輪孝一 委員 先ほど来、話があるように教育文化会館、旧産業文化会館、産文、産文と僕らは言っていた本当に愛着のある……。これは川崎区だけではなく、川崎市全体にとっても大事な財産で、また、市民館等々ができた後も、教育文化会館の存在というのは非常に大きくて、全市的ないろいろなイベントを組まれたという非常に大事なものであって、カルッツかわさきができたとしても、いわゆる市民館機能というものはしっかりとやっていただきたいというのがまず大前提で、その上で、ちょっと先ほど来のやりとりを聞いていて少し心配な点があったんです。  ソフト面はこれからさまざま意見をいただいてやっていけばよりいい形になると思うんですが、ハード面の問題で、やはりある程度年数がたってきますと、先ほどもあったように通信設備であったり、玄関だとか、あるいはトイレだとか、まして今、高齢社会が進んでいますから、バリアフリーというか、ここではユニバーサルデザインに配慮したと書いてありますけれども、そのような部分は非常に大事な観点ではないかと思うんです。それで、先ほどの金額等々も考え合わせますと、こちらにはトイレ等も書いてあるんですけれども、ごめんなさい、率直な、素朴な疑問として、そういう改修費用的なものは今おっしゃっている金額で全ておさまるのかな。その辺についての基本的な考え方と、ある程度このように改修をしたいという方向性があればお示しいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 改修につきましては、川崎市全体で施設マネジメントという建物を60年使っていこうというものが一応ございますので、それに向けた長寿命化の工事にあわせて、今回の改修できちんと行っていきたいと思います。また、トイレとかについても洋式化を行うとか、バリアフリーも構造上段差とかが解消できない部分もございますが、できるだけ福祉のまちづくり条例の趣旨に沿った形で整備を行ってまいりたいと考えております。 ◆花輪孝一 委員 先ほども15億円という、もちろん概算ではあると思うんですが、大体その中の主な部分は長寿命化に合わせた、あるいは設備的なものも含めたものであるというような認識でよろしいんですか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 改修工事についてはそのような形で今計画をしているところでございます。 ◆花輪孝一 委員 まだ基本構想の段階ですから、微に入り細にわたり聞くという気持ちはないんですけれども、先ほど来申し上げたように川崎市全市の中で、やはり既存ストックを大切にしていこう、また、今までずっと労働会館もしっかりと市民の方にお使いいただいたわけですから、それとの使い勝手なんか等も含めて、やはり最大限の配慮。繰り返しになりますけれども、特に高齢化あるいは体の不自由な方もいらっしゃいますから、そういう方たちも含めた形での使い勝手ということをくれぐれも考慮して、しっかりと運用していただきたいと思います。以上です。 ◆末永直 委員 1点だけ、名称についてなんですが、仮称川崎市民館労働会館とあって、市民の皆様、市バスでも労働会館前とか出ていまして、労働会館のほうがなじみがあって、平成34年度から、仮称なんですが、市民館労働会館平成34年度まで、恐らくこのまま仮称川崎市民館労働会館という記載でいくのかなとも思うんですが、よくよく考えてみると、労働会館のほうが先にあるのですから、普通に考えると労働会館市民館とか、何で労働会館が後ろに来ているのかなとも思ったりもします。名称の面で今後の方向性はどのようにお考えになっているんでしょうか。このまま市民館労働会館を使っていくのか。私は市民にわかりにくいのかなとも思うんですが、名称面ではいかがでしょうか。 ◎小林 生涯学習推進課担当課長 施設全体の名称につきましてはまだ決定はしておりません。現在の愛称サンピアンかわさきというのは公募で決定したと伺っておりまして、一定程度知名度はございますが、新しい施設が表現できているのか、それを含めて検討させていただければと思っております。今後、関係局と調整しながら検討してまいりたいと考えております。 ◆末永直 委員 川崎区の先生ともいろいろ吟味していかなければいけないところでもあるんですが、今まで労働会館サンピアンかわさきという名称もありますし、それに市民館も入るというのは、やはり周知啓発をしっかりしていかないと、えっ、市民館も入るのみたいな、市民になじみのある施設になっていくのはなかなか大変なのかなと思います。名称面も非常に重要だと思いますので、しっかりと御検討をお願いします。以上です。 ◆岩隈千尋 委員 ごめんなさい、1点。先ほど答弁の中で指定管理者についてのお話があったと思うんですけれども、県の労働福祉協会が担っているということだとは思うんですけれども、こことの兼ね合い。たしかあれは平成33年度まで指定管理期間があって、最中だと思うんですけれども、例えば今後こういったもろもろの整備なり事業があるということは、そういった指定管理者の担う事業であったりとか、仕様書を変えるであったりとか、指定管理料との影響とか、そういったことを教えてもらっておいていいですか。 ◎齋藤 経済労働局労働雇用部長 指定管理でございますけれども、今、労働会館は指定管理者として公益財団法人神奈川労働福祉協会にお願いしておりまして、平成28年度から平成32年度までの5年間、指定管理期間となっております。この指定管理期間中につきましてはまだ工事が始まっておりませんので、現状のまま、協定に基づき指定管理をお願いするという形で今は考えております。それ以降につきましては、計画をさらに精査する中でどのようにしていくか、しっかりと検討してまいりたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 今の御説明だと、じゃ、仕様書についてもそうですし、指定管理料についても全く変わらないという認識でよろしいですか。 ◎齋藤 経済労働局労働雇用部長 はい。 ◆岩隈千尋 委員 結構です。 ○片柳進 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「川崎教育文化会館及び川崎市立労働会館再編整備に関する基本構想(案)について」を終わります。  ここで理事者の退室をお願いします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○片柳進 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○片柳進 委員長 それでは、以上で本日の文教委員会を閉会いたします。                午前10時51分閉会...