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  1. 川崎市議会 2018-12-07
    平成30年 12月健康福祉委員会-12月07日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成30年 12月健康福祉委員会-12月07日-01号平成30年 12月健康福祉委員会 健康福祉委員会記録 平成30年12月7日(水)  午前10時00分開会                午前10時45分閉会 場所:605会議室 出席委員田村伸一郎委員長、林 敏夫副委員長嶋崎嘉夫石田康博、橋本 勝、野田雅之、      菅原 進、沼沢和明押本吉司渡辺 学、佐野仁昭三宅隆介委員 欠席委員:なし 出席説明員:(健康福祉局北健康福祉局長田崎担当理事保健所長事務取扱廣政総務部長、        関川長寿社会部長吉川障害保健福祉部長岩瀬保健所担当部長高岸庶務課長、        紺野企画課長堺企画課担当課長下浦高齢者事業推進課長、        菅野高齢者在宅サービス課担当課長柳原障害計画課長砂川障害福祉課長、        西川障害者雇用就労推進課長吉岩生活衛生課長須﨑動物愛護センター所長 日 程 1 議案審査      (健康福祉局)     (1)議案第158号 学校教育法の一部を改正する法律施行に伴う関係条例整備に関する条例制定について(健康福祉局に関する部分)     (2)議案第159号 川崎動物愛護センター条例の一部を改正する条例制定について     (3)議案第160号 川崎老人福祉センター条例の一部を改正する条例制定について
        (4)議案第161号 川崎久末老人デイサービスセンター条例を廃止する条例制定について     (5)議案第162号 川崎障害者就労支援施設条例の一部を改正する条例制定について     (6)議案第182号 陽光ホーム指定管理者指定について     (7)議案第183号 南部地域療育センター指定管理者指定について     (8)議案第184号 川崎視覚障害者情報文化センター指定管理者指定について     (9)議案第185号 川崎老人いこいの家の指定管理者指定について     (10)議案第186号 川崎老人福祉センター及び川崎老人福祉地域交流センター指定管理者指定について     2 意見書(案)について     (1)小児がんの治療等特別な理由で抗体が失われた場合のワクチン再接種制度整備を求める意見書(案)     3 閉会中の継続審査及び調査の申し出について     4 その他                午前10時00分開会田村伸一郎 委員長 ただいまから健康福祉委員会開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のとおりです。  初めに、健康福祉局関係議案審査として、「議案第158号 学校教育法の一部を改正する法律施行に伴う関係条例整備に関する条例制定について」の健康福祉局に関する部分議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北 健康福祉局長 おはようございます。補足説明等は特にございません。よろしくお願いいたします。 ○田村伸一郎 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○田村伸一郎 委員長 特に質疑意見要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第158号 学校教育法の一部を改正する法律施行に伴う関係条例整備に関する条例制定について」の健康福祉局に関する部分原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○田村伸一郎 委員長 全員挙手です。よって、本件全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、「議案第159号 川崎動物愛護センター条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北 健康福祉局長 補足説明等は特にございません。どうぞよろしくお願いいたします。 ○田村伸一郎 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見要望等もございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○田村伸一郎 委員長 特に質疑意見要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第159号 川崎動物愛護センター条例の一部を改正する条例制定について」を原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○田村伸一郎 委員長 全員挙手です。よって、本件全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の一部交代をお願いします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、「議案第160号 川崎老人福祉センター条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北 健康福祉局長 補足説明等は特にございません。よろしくお願いいたします。 ○田村伸一郎 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見要望等もございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆渡辺学 委員 この間、民間事業者平成29年4月で292事業所とふえているということで、民間で十分なサービスが提供できるということと、提案されているのは事業の廃止ということとなってきたわけですけれども、近年、例えば2年、3年の間で撤退とか、廃業とか、そういう数というのはどれくらいあるかつかんでいらっしゃいますでしょうか。 ◎下浦 高齢者事業推進課長 申しわけございません、この場で数字まではお持ちしていないんですけれども、新規での参入が比較的しやすいサービスというのがありますので、参入がある一方で利用者の確保が難しいですとか、いろんな事情があって撤退する事業所というのも一定程度あると聞いております。 ◆渡辺学 委員 結局、ふえてはいるということだと思うんですが、一方で、やはり撤退をするというような状況もいろいろと出てきているかと思うんですね。私も聞くところによると、利用しているところがなくなるということで、近くにもそういう事業所がないというような状況がやっぱり地域によってはあると思うんですね。だから、そういう意味で、私は、本議案民間で十分なサービスが提供されているということではあるんだけれども、やっぱり公設の老人デイサービス事業を廃止するというのは、公的責任役割を後退させるものだと思うんですね。そうした点では、本議案には賛成できないということを述べておきたいと思います。 ○田村伸一郎 委員長 ほかに質疑意見要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第160号 川崎老人福祉センター条例の一部を改正する条例制定について」を原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                 ( 賛成多数 ) ○田村伸一郎 委員長 挙手多数です。よって、本件賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、「議案第161号 川崎久末老人デイサービスセンター条例を廃止する条例制定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北 健康福祉局長 補足説明等は特にございません。よろしくお願いいたします。 ○田村伸一郎 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆渡辺学 委員 先ほどの議案第160号と同様なんですけれども、やっぱり公的責任役割というのが後退すると思いますので、賛成できないと述べておきます。 ○田村伸一郎 委員長 ほかに質疑意見要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第161号 川崎久末老人デイサービスセンター条例を廃止する条例制定について」を原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                 ( 賛成多数 ) ○田村伸一郎 委員長 挙手多数です。よって、本件賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の一部交代をお願いします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、「議案第162号 川崎障害者就労支援施設条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北 健康福祉局長 補足説明等は特にございません。よろしくお願いいたします。 ○田村伸一郎 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆渡辺学 委員 本議案も、これは障害者就労支援施設公設施設から民間事業者へ貸し付け、もう一つは廃止するということですから、こういう意味でも障害者就労支援からの公的責任役割が後退するものだと思います。そういう意味では、これには賛成できないということを申し述べたいと思います。 ○田村伸一郎 委員長 ほかに質疑意見要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第162号 川崎障害者就労支援施設条例の一部を改正する条例制定について」を原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                 ( 賛成多数 ) ○田村伸一郎 委員長 挙手多数です。よって、本件賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の一部交代をお願いします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、「議案第182号 陽光ホーム指定管理者指定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北 健康福祉局長 補足説明等は特にございません。よろしくお願いいたします。 ○田村伸一郎 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆押本吉司 委員 今回の指定に当たりまして、選定評価委員会における審査の結果の詳細について伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎柳原 障害計画課長 選定評価委員会は10月12日にございまして、委員5人の中では、こちらは体験宿泊事業が最近伸びてきておりまして、そういったことを評価する一方で、地域移行をしているんですけれども、桜の風という同一の育桜福祉会がやっている入所施設が同じ敷地内にございまして、そこから陽光ホームに来てグループホームということで、要は同一の法人内になってしまっている。もっとほかの法人も入れたほうがいいのではないかといったような意見もあったところではございますが、結果としては6割、基準点を超えて選定されたというところでございます。 ◆押本吉司 委員 詳細の基準点と、評価項目の中で6割の基準点に満たないような項目があれば、今全て教えていただいてもよろしいですか。 ◎柳原 障害計画課長 委員が5人おりまして、1,050点満点です。そこで691点となっております。これは過去の実績評価点の53点を加えまして691点となっているものでございます。おおむね基準点の6割を超えているところではございますけれども、事業安定性及び継続性の確保への取組というところが200点満点なんですが、119点となっておりまして、200点の6割ということですと120点でございますので、1点ほど足りなかったというところはございます。 ◆押本吉司 委員 今、事業安定性という部分が119点だったということなんですけれども、こういった項目に対しまして運営を図る中で、当局としてどのような指導、そして監督を行っていくのか伺います。その改善の把握についても見解を伺いたいと思います。 ◎柳原 障害計画課長 事業安定性ということで、この施設グループホームでございますので、総合支援法給付費を元に運営しております。要は利用者の方が入らないと給付費も当然入ってこないので、利用者の方を安定して確保するようにというようなこととかは助言をしていきたいと思っておりますし、体験宿泊に関しては指定管理料で賄っているんですが、体験宿泊でいいということになれば、ここのホームの利用もふえてくると思いますので、そういったことは指導していきたいと思っております。あとは、こちらは指定管理施設でございますので、毎年報告書を出させたりとか、年度評価はやっておりますし、その際にはモニタリングとかもやっておりますので、そういったところで検証はしていければと思っているところでございます。 ◆押本吉司 委員 結構です。 ○田村伸一郎 委員長 ほかに質疑意見要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第182号 陽光ホーム指定管理者指定について」を原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○田村伸一郎 委員長 全員挙手です。よって、本件全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の一部交代をお願いします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、「議案第183号 南部地域療育センター指定管理者指定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北 健康福祉局長 補足説明等は特にございません。よろしくお願いいたします。
    田村伸一郎 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆渡辺学 委員 私たちは南部地域療育センター指定管理そのものを導入されたときに反対してきたという立場から、賛成することはできないということを述べさせてもらいます。 ◆押本吉司 委員 代表質問に引き続き伺ってまいります。本来、指定管理者制度メリットというのは、民間の知恵と競合により、市民サービスの向上、そして経費の削減を図って多様化する市民ニーズに効率的・効果的に対応できるところだと考えております。今回、指定管理者募集については、募集設定期間や周知の工夫など取り組みを進めたものの、結果的に選定をされた川崎社会福祉事業団のみの応募で、そのメリットが十分に発揮できたとは言いがたい状況であります。今回のような、このような公募にかかわる取り組みをしっかりと総括して、そして改めて今後の指定管理募集に生かしていただきたいと思いますけれども、こういった総括の必要性への見解を伺いたいと思います。また、そういった取り組みへの実施についても伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎柳原 障害計画課長 委員のおっしゃるとおり、今回、事前から告知を行うですとか、公募期間を長くとるですとか、あと関係団体に行って、私みずからお話ししたりとか、あと前回手を挙げていただいた法人ですとか、同様に療育センターをやっている法人とかにも個別にお声かけをさせていただいたんですが、残念ながら、結果としては1法人だったところでございます。複数法人が挙がれば、そこは比較検討とかもできたとは思うんですが、そういう意味で1法人だったというのは残念だったと思っております。その辺、委員のおっしゃるとおり、公募の仕方とか、もっといろいろなことができたのではないかとか、そういうことは十分検証させていただきまして、またこれからも毎年何らかの施設指定管理の更新というのがうちの局はありますので、その辺は今後に生かしていければと思っております。 ◆押本吉司 委員 今、真摯に答えてもらったのかなと思いますけれども、議事録に残す意味でもう一度、改めて繰り返しになりますが、要望させてもらいますけれども、今回、公募にかかわる取り組みについてしっかりと総括を行っていただいて、今後の指定管理募集に生かすよう、ぜひとも要望させていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。  次に、今回の議案提案方法について伺いたいと思います。委員の皆様は当然御存じでしょうけれども、これまで川崎心身障害者総合リハビリテーションセンター条例にかかわる施設指定管理については、複数指定を1本の議案にして提出されてまいりました。例えば昨年の12月議会において全会一致で可決をされ、3施設がまとまって出された議案第146号のように、不祥事を起こした当該社会福祉事業団が1施設指定管理者に含まれる場合も一緒くたに審議を行ってきた経過があります。このときに議論された附帯決議もほかの2施設にはかかわりないものの、全会一致で可決をされたわけでございます。その後、柿生学園横領事案だけでなく、当該地域療育センターにおける他人の判こを使った不正請求も発覚したこともありまして、予定される指定管理者指定議案慎重審議が図られるよう求めてきた経過がございます。  そこで伺いたいと思いますけれども、今回の議案提出に当たる経緯について、改めて局長にお尋ねいたします。特にこの間の庁内議論経過とその内容、結果として、今回、先ほど議案審査しました陽光ホームと分割して提出に至った理由について確認したいと思います。答弁よろしくお願いします。 ◎北 健康福祉局長 指定管理議案の提案につきましては、今、委員が御指摘いただいたとおり、条例の中で各議案が入ってくるというやり方でしたので、複数項目が1つの議案の中に入ってくるということが従来取り扱ってきたところでございます。しかしながら、昨年12月議会での、具体的に申しますと、北部地域リハビリテーションセンター指定議案につきましては、その前段に不祥事を起こした社会福祉事業団指定であるという部分を捉まえて附帯決議がされたということでございます。この附帯決議がついたということは、やはりその中身も重く受けとめさせていただいて、今回の南部地域療育センターあと、先ほど審議していただいた陽光ホームを含めて、従来であれば2つを一緒に議案とするということでございますけれども、今回、南部地域療育センターにつきましては、理事者側、我々からも丁寧な説明をさせていただくということ、南部地域療育センターについての議会健康福祉委員会委員の皆様からのさまざまな御意見や御指摘を受ける内容を明確に受けとめていくことを考えまして、今回、陽光ホーム南部地域療育センターとは分けて指定議案として提出をさせていただくということを、これは総務企画局とも協議をした結果、分割して上げさせていただくということをさせていただいております。 ◆押本吉司 委員 ありがとうございます。当時の附帯決議を読み上げさせてもらいますけれども、「指定管理議案提出するに当たっては、議会での慎重審議に資するため、その選定過程も含め、適宜、適切な方法により議会へ報告を行うこと」となっております。今、答弁がありましたけれども、議会附帯決議を当局はすごく重く受けとめていただきまして対応を行ってくれたことがよく理解できたところでございます。附帯決議にもある議会の思いを酌んだこの間の取り組みについては、一定の評価をしたいと思っております。  そこで、再度、局長に確認しますけれども、今回のようにリハビリテーションセンター条例にかかわる施設指定管理については、議会慎重審議を尊重し、おのおのの施設にて議案提出することを今後もぜひとも約束いただけますでしょうか。伺いたいと思います。 ◎北 健康福祉局長 今後の提出の仕方につきましては、指定管理議案については、私どもの局以外の局でもさまざま施設あと条例関係で持っておりますので、おのおの施設ごと提出を行っていくかどうかにつきましては、関係局とも協議をしていきたいと考えております。 ◆押本吉司 委員 先ほど議会意見などに対して明確に受けとめていくと、そういった意味というのは慎重審議のためですから、議会はこれをすごく受けとめていただくのは当然のことだと思いますし、当然、これは局側もさらに今後もそれを展開していただくのがあるべき姿なのかなと思います。今、協議をしていくということで、ちょっといい答弁ではなかったのかなと思うんですけれども、要望だけさせてもらいますけれども、議会慎重審議に資する今回のような提出方法については、決して後退がないようにこれからも続けていただくよう、強く要望しておきたいと思います。  さらに、この選定に当たって、指定管理者選定評価委員会からコンプライアンスの認識や業務改善の具体的な取り組みに課題があり、附帯意見がつけられております。過去にこのような事例があったのか改めて伺いたいと思います。 ◎柳原 障害計画課長 私の知る限りでは、このような事例はないと考えております。 ◆押本吉司 委員 しっかりと調べた上で答えていただきたいと思うんですけれども。 ◎柳原 障害計画課長 前例はないと行革室からも伺っているところではございます。 ◆押本吉司 委員 いかにこれがレアで異例なことか今の答弁でよく理解できました。この審査結果については、採用する基準点630点をかろうじて2点クリアする、言うなれば最低基準に等しい結果となっております。評価項目の中で6割の基準点に満たない項目を改めて指摘をさせていただきますけれども、セルフモニタリングに対する考え方が適切であることが25点中13点、業務改善に向けた取り組みが具体的に示されていることが25点中12点、研修体制など職員の資質向上に向けた取り組みが具体的に示されていることが50点中26点、当該施設管理を行うにふさわしい理念及び組織を有していることが25点中12点、当該施設管理を行うのに十分な事業実績を有していることが25点中13点、現在実施している事業について情報公開が十分になされていることが25点中12点、最後、コンプライアンス法令遵守について十分な認識を持っていることが25点中9点です。これが多々見受けられるわけです。  そこで伺います。そんな法人でありますから、当該南部地域療育センター平成36年――2024年4月1日以降の次期指定管理者指定については、まさか非公募更新制を導入することがないようにしていただきたいと思いますけれども、見解と対応を局長に伺いたいと思います。 ◎北 健康福祉局長 今後の南部地域療育センター指定管理につきましては、基本、やはり公募で行うべきものと考えてございます。 ◆押本吉司 委員 ありがとうございます。今、公募で行うということで明言いただきましたけれども、改めてこれも要望させていただきたいと思いますけれども、当該南部地域療育センターのように、川崎社会福祉事業団指定管理者となっている各施設次期指定管理者指定については、非公募更新制、先ほどの答弁だと南部地域療育センターだけというような話ですけれども、この事業団が指定管理者となるものについては、必ず非公募更新制の導入を行わないように要望しておきたいと思います。  最後に、意見要望をさせていただきます。今回の提案について、先ほどの指摘のように、当局には昨年の議会から附帯決議を重く受けとめていただいて、その後、さらなる不祥事も発覚しましたけれども、この間、対応いただいております。ここまで理事者側が対応しているわけでありますから、それを運用する議会の姿勢が試される重要な案件であり、附帯決議の議論など慎重な審議を要する議案と考えております。本来だったらこういった附帯をつけたいという思いが我が会派にありますけれども、残念ながら、事前の調整が整いませんでした。今回、発議に関しましても、提案は3名からということなので、我々は2名でございますので、できないことは非常に残念だと思っております。  最後に、附帯決議に準ずる中身を意見要望させていただきます。指定管理者に対しては、引き続き適切な助言指導を行い、コンプライアンスの徹底及び不祥事の再発防止策を着実に実行させ、利用者等からの信頼回復と提供するサービスの維持に努めさせるとともに、施設の運営に当たっては、積極的な業務改善取り組みを行わせることを要望として申し上げさせていただいて、一旦、この質問は結構でございます。 ◆佐野仁昭 委員 事業継続性というのがやっぱりあるので、今まで療育を受けていらした方々のそこが途切れてしまうというのは避けなければならないので、ある意味やむを得ない部分もあるのかなと思うんですけれども、こういう事例があって、今御指摘があったようなことも含めて問題が提起されている中で、私は1度こちらで報告されたときに御指摘したような直営に戻すという検討は、庁内、局内ではなさったんですか。 ◎柳原 障害計画課長 療育センターに関しましては、全国的に見ても民間事業者による運営が多くなっておりまして、例えばお隣の横浜市では、今全て民営となっています。本市でも民間活力を導入して、常勤医師ですとか、多様な職種を配置して、よりきめ細やかで柔軟で専門的な支援を実施することとして、平成23年度に中部地域療育センター指定管理者制度を導入したのを初めに、南部、北部と導入してきたところでございます。南部についても導入により一定程度効果が図られたということで考えているところでございまして、なかなか現状では、委員のおっしゃった直営に戻すということは現実的には難しいのかなと考えておるところでございます。 ◆佐野仁昭 委員 別にほかのところも含めてじゃなくて、今回こういうことで問題があって、しかも応募には1団体、ここしか出ていないと。そうすると、やっぱり1回直営に戻さないと市民の理解が得られないかなということも含めて、別にほかの部分も含めてというんじゃなくて、ここの問題に限って、そういう検討はされていないということですねというのが1点と、もし仮に直営に戻す場合には、何かすごく大変なことというのはあるんですか。 ◎吉川 障害保健福祉部長 療育センターにつきましては、やはり専門的な職員の配置がございますので、そちらの確保の課題もございますし、それと運営費とか、効率性とか、運営の柔軟性といったことの課題はクリアしていかなければいけないと考えているところでございます。 ◆佐野仁昭 委員 職員削減というか、退職されていくという中で、やっぱりこういう部分についても専門的な職員を配置することが難しいということですよね。そうすると、こういう部分について、行政の中にちゃんと指導できる能力というか、見抜ける力というのが今後維持できるのか。ちゃんと職員の中でも、いざこういうときにはすぐに直営に切りかえて応急対応できるような人材、職員を育てていかないと、こういうふうに結局問題があったところがそのまま引き続きやらざるを得ないというところで、はい、そうですかとなってしまうのは、やっぱり市民の理解も得られない部分もあると思うんですよ。先ほど指摘したように、継続性が大事だということで今回はやむを得ないと思うんですけれども、今後、市の職員で専門職をしっかりと育てていただいて、いざというときには直営に戻せるぐらいのことができる体制を維持していただきたい。これは要望で結構です。 ○田村伸一郎 委員長 ほかに質疑意見要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。 ◆押本吉司 委員 今、佐野委員からもありましたけれども、現在、利用者がいるという状況、切れ目のないサービスを提供して継続性をしっかりと担保していかなければいけない。最低基準という状況もありますけれども、今回はそういった意味も踏まえて賛成させていただくと、態度表明しておきたいと思います。 ○田村伸一郎 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第183号 南部地域療育センター指定管理者指定について」を原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                 ( 賛成多数 ) ○田村伸一郎 委員長 挙手多数です。よって、本件賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の一部交代をお願いします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、「議案第184号 川崎視覚障害者情報文化センター指定管理者指定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北 健康福祉局長 補足説明等は特にございません。よろしくお願いいたします。 ○田村伸一郎 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○田村伸一郎 委員長 特に質疑意見要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第184号 川崎視覚障害者情報文化センター指定管理者指定について」を原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○田村伸一郎 委員長 全員挙手です。よって、本件全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の一部交代をお願いします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、「議案第185号 川崎老人いこいの家の指定管理者指定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北 健康福祉局長 補足説明等は特にございません。よろしくお願いいたします。 ○田村伸一郎 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆押本吉司 委員 今回の指定管理者の構成についてなんですけれども、これまでは区のほうの社会福祉協議会のほうがとられていたということで、今回は代表者として市のほうがとられて、構成員として区が入っているということなんですが、この構成について、どのように当局として受けとめをされているのか見解を伺うのと、今後、社会福祉協議会自体の組織再編なんかも視野に入っているのかなと思うんですけれども――そう推測されるところなんですが、そこら辺についての見解を伺いたいと思います。 ◎菅野 高齢者在宅サービス課担当課長 今回の社会福祉協議会からの応募に際しましては、応募段階の書類等々を拝見した結果、あるいはプレゼンテーションでもございましたとおり、市社会福祉協議会としての全市的な展開とあわせまして、各区の地域特性に合わせた各区社会福祉協議会とあわせて応募することによって、全体的なガバナンスの強化とあわせて各区ごとの特色を生かした運営をしたいということでグループ法人として申し込んだと伺っております。また、今後の行方としましては、今、市社会福祉協議会と区社会福祉協議会の統合に向けて内部で検討を進めているというようなお話は伺っておりますが、具体的にこちらの認可の手順がこれからいろいろありますので、まだそこまでの段階にはございませんので、詳細はまだ伺っていないと、そんな状況にございます。 ◆押本吉司 委員 結構です。 ○田村伸一郎 委員長 ほかに質疑意見要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第185号 川崎老人いこいの家の指定管理者指定について」を原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○田村伸一郎 委員長 全員挙手です。よって、本件全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、「議案第186号 川崎老人福祉センター及び川崎老人福祉地域交流センター指定管理者指定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北 健康福祉局長 補足説明等は特にございません。よろしくお願いいたします。 ○田村伸一郎 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○田村伸一郎 委員長 特に質疑意見要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第186号 川崎老人福祉センター及び川崎老人福祉地域交流センター指定管理者指定について」を原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○田村伸一郎 委員長 全員挙手です。よって、本件全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の退室をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、日程第2の「小児がんの治療等特別な理由で抗体が失われた場合のワクチン再接種制度整備を求める意見書(案)」を議題といたします。  本意見書案については、11月9日の委員会におきまして、正副委員長で案文をお示しした上で、国宛てに提出することについて御協議いただくこととなっておりました。  それではまず、事務局から意見書案の朗読をお願いします。 ◎伊藤 書記 (小児がんの治療等特別な理由で抗体が失われた場合のワクチン再接種制度整備を求める意見書(案)朗読) ○田村伸一郎 委員長 ただいまの意見書案につきまして御意見がございましたら、お願いいたします。                  ( なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、特に御意見等がなければ、意見書提出することについて採決を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、「小児がんの治療等特別な理由で抗体が失われた場合のワクチン再接種制度整備を求める意見書(案)」を案文のとおり国宛てに提出することに賛成委員挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○田村伸一郎 委員長 全員挙手です。よって、本意見書案は全会一致をもって国宛てに提出すべきものと決しましたので、その案文を議長宛てに提出いたします。         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、「閉会中の継続審査及び調査の申し出について」を議題といたします。  事務局から説明をお願いします。 ◎五十嵐 書記 それでは、健康福祉委員会付託の請願及び陳情につきまして御説明申し上げますので、お手元のタブレット端末の3、閉会中の継続審査及び調査の申し出についてのファイルをごらんください。  本日12月7日現在の健康福祉委員会に付託されております請願第4号、第13号、陳情第49号、第72号、第107号、第126号の合計6件を記載しておりますが、以上の請願・陳情の閉会中の継続審査及び所管事務の調査につきまして議長宛てに申し出ることについてお諮りをいただきたいと存じます。なお、12月6日の本会議で本委員会に付託され、継続審査の議決済みの陳情につきましても御参考までに記載しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○田村伸一郎 委員長 ただいまの説明のとおり、議長宛て申し出ることに御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、そのように議長宛てに申し出をさせていただきます。         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、その他として、今後の委員会日程でございますが、改めて御相談させていただきたいと思います。なお、詳細につきましては、事務局から連絡をいたします。         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、以上で本日の健康福祉委員会閉会させていただきたいと思いますけれども、本日がことし最後の委員会となりますので、私から一言御挨拶を申し上げたいと思います。  本年1年間、林(敏)副委員長を初め、委員の皆様方、また書記のお2人の皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。毎年のことでございますけれども、本委員会は本当に市民の生活に直結した重要な事案が多い中で活発な御意見をいただいて議論を深めていただいたことにとても感謝しております。また、スムーズな委員会運営に御協力いただいたことも重ねて御礼を申し上げたいと思います。
     間もなく議会も終わりまして、皆様、地元に戻られて、ことしは特にお忙しい年末年始をお過ごしになられるかと思いますけれども、どうかお体御自愛いただきながら、また明年、元気な姿でお会いしたいと思います。ことし1年、大変お世話になりました。どうかよいお年をお迎えくださいませ。ありがとうございました。  それでは、以上で本日の健康福祉委員会閉会いたします。                午前10時45分閉会...