(3)報告第 16号
資金不足比率の報告について
(4)報告第 17号 平成29年度川崎市
病院事業会計継続費精算報告について
(消防局)
(5)議案第132号 平成29年度川崎市
一般会計歳入歳出決算認定について
(6)報告第 18号 かわさき
市民放送株式会社ほか21法人の
経営状況について
①公益財団法人川崎市
消防防災指導公社
2
所管事務の調査(報告)
(病院局)
(1)「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について
(消防局)
(2)「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について
(3)川崎市
消防訓練センター主訓練塔の竣工について
3 その他
午前10時00分開会
○
田村伸一郎 委員長 ただいまから
健康福祉委員会を開会いたします。
お手元の
タブレット端末をごらんください。本日の日程は、
健康福祉委員会日程のとおりでございます。よろしくお願いいたします。
なお、議事の都合上、順番を入れかえさせていただきますので、御了承願いたいと思います。
初めに、
病院局関係の平成30年第3回
定例会提出予定議案の説明を受けます。
理事者の方、よろしくお願いいたします。
◎今井
病院局長 改めまして、おはようございます。本日は、平成30年第3回定例会に提出を予定しております
病院局関係の議案2件及び報告2件につきまして御説明させていただきます。
「議案第115号 川崎市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」につきましては、
高橋経営企画室担当課長から、「議案第146号 平成29年度川崎市
病院事業会計決算認定について」及び「報告第16号
資金不足比率の報告について」につきましては、
田中経営企画室担当課長から、「報告第17号 平成29年度川崎市
病院事業会計継続費精算報告について」につきましては、
新沼経営企画室担当課長からそれぞれ説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎高橋
経営企画室担当課長 それでは、
条例改正議案について御説明いたしますので、議案書の27ページをお開きください。「議案第115号 川崎市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でございます。
28ページをお開きください。
制定要旨にございますとおり、この条例は
川崎病院の駐車場の民営化に伴い、
当該駐車場の使用料を廃止するため制定するものでございます。
次に、
改正内容について御説明いたしますので、お手元の
タブレット端末の1(1)議案第115号をお開きください。
初めに、1の目的についてでございますが、
駐車場設備の設置後17年が経過し、老朽化が著しく更新が必要となっていることから、
民間事業者のノウハウを活用することで、
設備更新費用や
維持管理費用の低減と
駐車場利用者への
サービス向上を図るため、
行政財産の貸し付けにより民営化するものでございます。
次に、2の
改正内容でございますが、現在の
駐車場利用料は
当該条例で規定しておりますが、民営化後の利用料は
貸付事業者が設定・徴収することとなりますので、
駐車場利用料の規定から
川崎病院を除外するための改正を行うものでございます。
次に、3の
施行期日でございますが、
選定事業者との
契約締結によって事業者の
管理開始日が確定することから、
施行期日はそれに合わせて別途規則で定めることとしております。
次に、4のスケジュールでございますが、本
条例改正案の議決後、事業者の公募を開始し、平成31年4月に事業者による
管理開始を想定しているところでございます。
続きまして、資料2をごらんください。第6条第3項は、内税となっている
駐車場利用料を除く使用料に対し消費税を加算する規定でございまして、
川崎病院における
駐車場利用料の規定を廃止することに伴いまして、「(
駐車場利用料を除く。)」を削除するものでございます。
次に、別表の1、使用料又は
利用料金の
駐車場利用料でございますが、「
川崎病院及び
多摩病院に限る。」としておりますものを、「
川崎病院及び」を削除するものでございます。
以上で「議案第115号 川崎市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の説明を終わらせていただきます。
◎田中
経営企画室担当課長 それでは「議案第146号 平成29年度川崎市
病院事業会計決算認定について」御説明いたしますので、お手元の平成29年度川崎市
病院事業会計決算書の表紙をお開き願います。これは平成29年度川崎市
病院事業会計決算について、
地方公営企業法第30条第4項の規定により、
監査委員の意見を付して認定を求めるものでございます。
次に、2ページをお開き願います。平成29年度川崎市
病院事業決算報告書でございます。この
決算報告書は、消費税及び
地方消費税込みとなっております。
初めに、(1)
収益的収入及び支出でございます。上段の表、収入の第1
款病院事業収益の決算額は、
右ページの決算額の欄にございますとおり、327億4,909万3,712円で、予算額に比べて9億8,452万2,288円の減となっております。これは、第1項
医業収益が4億9,403万円余の減となったことなどによるものでございます。
次に、下段の表、支出の第1
款病院事業費用の決算額は327億4,290万3,958円で、不用額は13億6,994万4,042円となっております。これは、第1項
医業費用が13億9,517万円余の不用となったことなどによるものでございます。
次に、4ページをお開き願います。(2)
資本的収入及び支出でございます。上段の表、収入の第1
款病院事業資本的収入の決算額は32億1,196万3,000円で、予算額に比べて2億6,164万9,000円の減となっております。これは、第1項企業債が1億7,200万円の減となったことなどによるものでございます。
次に、下段の表、支出の第1
款病院事業資本的支出の決算額は50億7,371万6,038円で、不用額は3億5,678万4,102円となっております。
なお、表の下の欄外にございますように、
資本的収入額が
資本的支出額に不足する額18億6,175万3,038円につきましては、
当年度分消費税及び
地方消費税資本的収支調整額及び
過年度分損益勘定留保資金で補填いたしました。
次に、6ページをお開き願います。平成29年度川崎市
病院事業損益計算書でございます。この
損益計算書以降の
財務諸表につきましては、消費税及び
地方消費税抜きとなっております。左側のページには
病院事業全体の合計額、右側のページには病院別の内訳を示しておりますが、左側の合計額で御説明いたします。
初めに、1の
医業収益の合計は、(3)その他
医業収益の右側の数字、264億6,460万9,117円、これに対する2の
医業費用の合計は、(6)
研究研修費の右側の数字306億1,471万3,070円でございます。この
医業収益から
医業費用を差し引きした
医業損失は41億5,010万3,953円でございます。
3の
医業外収益の合計は、(7)その他
医業外収益の右側の数字、54億5,904万4,789円、8ページに参りまして、4の
医業外費用の合計は、(3)雑損失の右側の数字17億8,083万6,008円でございます。この
医業外収益から
医業外費用を差し引きし、先ほどの
医業損失を合わせた
経常損失は4億7,189万5,172円でございます。
また、5の
特別利益の合計は、(3)その他
特別利益の右側の数字、6億9,679万507円、6の
特別損失の合計は、(1)
過年度損益修正損の右側の数字、2億4,314万6,842円でございます。この
特別利益から
特別損失を差し引きし、先ほどの
経常損失を合わせた当年度純損失は1,825万1,507円となっております。この当年度純損失に前年度
繰越欠損金を加えました当年度未
処理欠損金は268億5,478万4,068円でございます。
次に、10ページをお開き願います。平成29年度川崎市
病院事業剰余金計算書でございます。内容につきましては、下から4行目の当年度末残高で御説明いたします。
初めに、左から1列目の資本金は158億2,575万3,152円、11ページに参りまして、左から2列目、
資本剰余金の合計は14億5,372万2,852円、次に、右から2列目、欠損金の合計は
マイナス268億5,478万4,068円、資本金と剰余金を合わせました
資本合計は
マイナス95億7,530万8,064円となっております。
次に、12ページをお開き願います。平成29年度川崎市
病院事業欠損金処理計算書でございます。資本金、
資本剰余金及び未
処理欠損金につきましては、議会の議決による処分額の計上はなく、13ページの右側の列、未
処理欠損金の下から4行目、268億5,478万4,068円を
繰越欠損金として
全額平成30年度に繰り越すものでございます。
次に、14ページをお開き願います。平成29年度川崎市
病院事業貸借対照表でございます。内容につきましては、左側のページの
病院事業全体の
合計金額で御説明いたします。
初めに、資産の部でございますが、1の
固定資産は、一番下の
固定資産合計の欄にございますとおり、490億2,446万9,808円でございます。
16ページをお開き願います。2の
流動資産は、5行下の
流動資産合計の欄にございますとおり、65億4,236万1,665円でございます。これら
固定資産合計と
流動資産合計を合わせました
資産合計は555億6,683万1,473円となっております。
次に、負債の部でございますが、3の
固定負債は、8行下の
固定負債合計の欄にございますとおり、554億7,494万6,272円、4の
流動負債は、18ページに参りまして、上から6行目の
流動負債合計の欄にございますとおり、83億1,349万7,989円でございます。また、5の
繰延収益は、3行下の
繰延収益合計の欄にございますとおり、13億5,369万5,276円でございます。これら
固定負債合計、
流動負債合計及び
繰延収益合計を合わせました
負債合計は651億4,213万9,537円となっております。
次に、資本の部でございますが、6の資本金は158億2,575万3,152円でございます。7の剰余金は、(1)
資本剰余金と(2)欠損金を差し引きした額で、下から3行目の
剰余金合計の欄にございますとおり、
マイナス254億106万1,216円となっております。これら資本金と剰余金を合わせた
資本合計は、
マイナス95億7,530万8,064円となり、これに先ほどの
負債合計を加えました
負債資本合計は555億6,683万1,473円となり、16ページの
資産合計と同額となるものでございます。
次に、20ページをお開き願います。注記でございますが、こちらは
財務諸表の作成に当たり適用した基準や手続を説明したものでございますので、後ほど御参照いただければと存じます。
次に、23ページの次のページ以降は、
附属書類でございますが、26ページをお開き願います。平成29年度川崎市
病院事業キャッシュ・
フロー計算書でございます。
キャッシュ・フローの状況につきましては合計で御説明いたします。
1の
業務活動による
キャッシュ・フローは、医業による収入や支出などに伴うもので、一番下にございますとおり、6億5,519万7,867円の増加、27ページに参りまして、2の
投資活動による
キャッシュ・フローは
固定資産の取得などに伴うもので、3行下にございますとおり、9億2,463万6,986円の増加、3の
財務活動による
キャッシュ・フローは企業債の借り入れや償還などに伴うもので、4行下にございますとおり、22億2,057万9,800円の減少となりました。この結果、
資金期末残高は、一番下にございますとおり、23億3,478万1,796円となっております。
なお、このほかの
附属書類でございますが、28ページの
収益費用明細書には収益と費用の節までの決算額を、40ページの
固定資産明細書には
固定資産の増減等の状況を、46ページの
企業債明細書には企業債の内訳等を記載しております。また、51ページから、1枚おめくりいただきまして、黄色の中表紙からは
継続費精算報告書を、また、55ページから、1枚おめくりいただきまして、青色の中表紙以降は
事業報告書を取りまとめております。
また、別冊の平成29年度川崎市
病院事業会計決算参考資料につきましては、
比較損益計算書や諸
勘定明細書など、さらに詳細な
会計報告を記載してございますので、後ほど御参照いただければと存じます。
平成29年度川崎市
病院事業会計決算認定についての説明は以上でございます。
続きまして、「報告第16号
資金不足比率の報告について」御説明いたしますので、お手元の別冊、黄色い表紙の報告第15号、報告第16号の3ページをお開き願います。
これは、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、平成29年度決算に基づく
資金不足比率について御報告するものでございます。
病院事業会計につきましては、平成29年度末において
資金不足は発生しておりません。したがいまして、欄外の2に記載してございますとおり、
バー記号の表示となっております。
「報告第16号
資金不足比率の報告について」の説明は以上でございます。
◎新沼
経営企画室担当課長 次に、「報告第17号 平成29年度川崎市
病院事業会計継続費精算報告について」御説明いたしますので、お手元の別冊、黄色い表紙の報告書の1ページをお開き願います。
「報告第17号 平成29年度川崎市
病院事業会計継続費精算報告について」でございますが、これは
地方公営企業法施行令第18条の2第2項の規定に基づき、
井田病院再編整備事業につきまして精算報告するものでございます。
内容につきましては、次ページの
精算報告書により御説明申し上げます。本事業は、平成21年度から平成29年度に至る9カ年の
継続事業でございまして、全体計画の総額は157億4,313万9,000円でございます。この
財源内訳といたしましては、企業債152億1,400万円、負担金4,316万円、
自己資金4億8,597万9,000円を予定したものでございます。
この計画に対する
支払義務発生額の実績は、総額156億9,888万7,100円で、これをもちまして継続費を組んだ事業につきましては完了したものでございます。
「報告第17号 平成29年度川崎市
病院事業会計継続費精算報告について」の説明は以上でございます。
○
田村伸一郎 委員長 説明は以上のとおりです。本日は
提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。
( 異議なし )
○
田村伸一郎 委員長 それでは、以上で
病院局関係の
提出予定議案の説明を終わります。
─────────────────────────
○
田村伸一郎 委員長 では次に、
所管事務の調査として、病院局から「「川崎市
総合計画第1期」
実施計画・
総括評価結果について」の報告を受けます。
それでは、理事の方、よろしくお願いいたします。
◎今井
病院局長 それでは、川崎市
総合計画における
病院局関係の第1期
実施計画及び
総括評価結果につきまして、
高橋経営企画室担当課長から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎高橋
経営企画室担当課長 それでは、
病院局関係の「「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について」御報告いたします。
お手元の
タブレットの
冊子ファイル2、「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果(
別冊資料)をお開きください。その06ページをお開き願います。
1、川崎市
総合計画の概要でございますが、下のほうの図1-1に、川崎市
総合計画の構成が示されておりますが、本日の報告は、図の中の左下にございます、第1期
実施計画について報告するものでございます。
次に、07ページをお開きください。図1-2の
計画期間の表の一番下にございますとおり、第1期
実施計画は、平成28年度と平成29年度を
計画期間とするもので、本日は、この2年間における実績と評価を、
総括評価結果として御報告するものでございます。
08ページをお開きください。川崎市
総合計画で掲げられている
政策体系の5つの
基本政策と23の政策の
構成イメージの中で、病院局の所管は、
基本政策1、生命を守り生き生きと暮らすことができる
まちづくりの一番下、政策6、市民の健康を守るの中に位置づけられている施策の1つである、信頼される
市立病院の運営でございます。
次に、14ページをお開き願います。1、施策の
達成状況についてでございます。下の表2-1は、川崎市
総合計画における73あります施策の
基本政策別達成状況区分の内訳を示しております。なお、本冊子には、73の
施策ごとに、その
総括評価を
施策評価シートに取りまとめております。
次に、16ページをごらんください。3、
事務事業の
達成状況についてでございます。下の表2-3に、先ほどの73の施策の配下に位置づけられた645の
事務事業の
基本政策別達成状況区分の内訳を示しております。先ほどの表2-1と、この表2-3の
病院局分だけを抜き出した表を、本日、資料に取りまとめております。
恐れ入りますが、2(1)「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について(病院局)をごらんください。
左ページの真ん中の表1には、病院局の施策に位置づけられた
事務事業の
達成状況をお示しておりまして、6つの
事務事業のうち、2の目標を上回って達成した
事務事業は1事業、3の目標をほぼ達成した
事務事業は5事業としたところでございます。また、
右ページの表2には、病院局が所管する1つの施策の
達成状況をお示しておりまして、Bの一定の進捗があったとしたところでございます。
詳細な内容につきましては、
別冊資料で御説明させていただきます。
別冊ファイル、2、「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果(
別冊資料)の46ページをお開き願います。
46ページから47ページにわたって、
施策評価シートの見方の説明がございます。
48ページをお開き願います。こちらには、施策の
達成状況区分と
事務事業の
達成状況区分の説明がございますので、これから説明させていただくシートの内容とあわせて御参照いただければと存じます。
では、改めまして、病院局における
総括評価結果の詳細を御説明させていただきますので、98ページをお開き願います。病院局の
施策評価シートでございます。
初めに、左上の1、施策の概要でございます。表の一段目、
政策体系上の位置づけの中にあります上から3行目の
市民実感指標につきましては、安心して医療を受けることができると感じている市民の割合になっておりまして、右にありますように、
最終目標値60.0%のところ、平成29年度の実績は59.0%でございました。
次に、この表の5段目、施策の概要の欄でございます。この施策は、1つ目の黒丸の
川崎病院は市の
基幹病院として、また、
井田病院及び
多摩病院は地域の
中核病院として高齢化の進展や
慢性疾患の増加などの
疾病構造の変化、医療の高度・
専門化等へ的確に対応し、市民が必要とする質の高い安全で安心な医療を、継続的かつ安定的に提供すること、また、2つ目の黒丸の今後増加が見込まれる
救急搬送患者に対応するため、より効率的な
受け入れ体制の整備を進め、
地域包括ケアシステム構築に向けた
取り組みを視野に入れながら、地域の
医療機関との
機能分担や連携により、
診療所等では提供が困難な高度な治療や検査、手術などの
医療サービスを、迅速かつ確実に提供することなどでございます。
次に、下の表の2、
成果指標やその他成果などの状況と成果の分析でございます。
初めに、
成果指標の1、
入院患者満足度につきましては、平成27年度の実績値は87.5%でございました。また、その3つ右の列、平成29年度の列を見ていただきますと、目標値が88.4%、実績値が86.1%でございます。これらの数字につきましては、98ページの一番下の欄外に、非常に小さい字で書いてありまして、まことに恐縮でございますが、米印1の
指標達成度の目安によりますと、
指標達成度はcとなっております。同様の方法で、
成果指標の2、
外来患者満足度につきましては、
指標達成度はb、
成果指標の3、
病床利用率(
一般病棟)につきましてはb、
成果指標の4、
救急患者受入数につきましてはcとなっております。
また、その下に数値で把握できる
補足指標として、
経常収支比率につきまして、
計画策定時の平成27年度と平成29年度を比較しますと、
川崎病院でプラス0.4ポイント、
井田病院でプラス2.1ポイント改善しました。
次に、一番下の段、指標等の
成果分析についてでございますが、1つ目の黒丸、
患者満足度に関する指標については目標値を達成できませんでしたが、入院では食事についての評価が低いことから、味つけや食感、
献立づくりなど不断の改善に努めます。また、外来では
待ち時間の改善を求める意見などがあったことから、
井田病院では、
待ち時間の短縮を図るため
自動精算機を増設し、
会計待ち時間が短縮されるなどの効果がありました。
2つ目の黒丸、
病床利用率(
一般病棟)については目標値を達成できませんでしたが、
救急患者の積極的な
受け入れや、
地域医療連携の
強化等取り組みの推進により、平成28年度と平成29年度を比較しますと、プラス4.2ポイント改善しました。
3つ目の黒丸、
救急患者受入数については目標値を達成できませんでしたが、これは
近隣医療機関の
救急医療体制の強化に伴い、
市立病院への
救急受け入れ要請数が
減少傾向にあることが原因の一つと考えております。しかし、
救命救急センターを有する
川崎病院においては、
重症患者の
救急搬送はほぼ断ることなく
受け入れ、市の
基幹病院としての役割を果たしました。なお、平成29年度の三次
救急応需率は99.4%でございました。
次に、99ページの上の3、施策を構成する主な
事務事業の評価をごらんください。この施策を構成する主な
事務事業には、6事業のうち、ごらんのとおり、1、
川崎病院の運営、2、
井田病院の運営、3、
多摩病院の
運営管理、4、良質な医療の提供を担う人材の確保・育成、5、
経営健全化の推進の5事業を挙げてございます。
事務事業ごとに主な
取り組みの実績について、御説明させていただきます。初めに、1の
川崎病院の運営では、1つ目の黒丸、救急やがん等の医療機能強化の具体的な規模や配置等を検討し、医療機能再編整備基本計画を策定しました。同じく、4つ目の黒丸、地域の
医療機関関係者との連携強化のため
地域医療連携の会を開催しました。同じく、5つ目の黒丸、PET-CT装置を導入しました。
また、2の
井田病院の運営では、1つ目、2つ目の黒丸、胃がん内視鏡検診の枠を拡充し、実施件数の増加を図りました。同じく、4つ目の黒丸、連携登録医制度の
取り組みを推進したことで、連携登録医の登録数が238から333
医療機関にふえました。
また、3の
多摩病院の
運営管理では、1つ目及び3つ目の黒丸、指定管理者制度による効率的な病院運営のもと、24時間365日の救急医療、小児救急医療等の実施により、北部地域に必要な医療を安定的に提供しているところでございます。
また、4の良質な医療の提供を担う人材の確保・育成では、助産師、看護師の確保に積極的に取り組んだところでございます。
また、5の
経営健全化の推進では、1つ目の黒丸、新公立病院改革プランである川崎
市立病院中期経営計画に基づく
取り組み状況について外部評価を実施いたしました。
次に、その下の4、施策の
達成状況をごらんください。施策の
達成状況の選択区分といたしましては、区分の欄の4つの選択肢から選択するものでございまして、右の選択区分といたしましては、Bの一定の進捗があったとしたところでございます。
理由といたしましては、右の2つ目の黒丸、
成果指標が目標達成に至らなかったものの、
市立病院として救急医療、小児周産期、精神科救急、緩和ケア、結核医療など、地域で必要とする医療の継続的かつ安定的な提供に努め、信頼される
市立病院となるための
取り組みを推進したことから、一定の進捗があったと整理したところでございます。
次に、その下の5、今後の方向性についてでございますが、ここでは、今後のこの施策の事業構成の妥当性を区分の欄の4つの選択肢から選択するものでございまして、右の選択区分といたしましては、Ⅱの概ね効果的な構成であるとしたところでございます。従来どおり、6つの
事務事業を引き続き推進していくことを考えております。
以上で、「「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について」の御報告を終わらせていただきます。
○
田村伸一郎 委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明について質問等がございましたらお願いをいたします。
( なし )
○
田村伸一郎 委員長 それでは、特にないようですので、以上で「「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について」の報告を終わります。
ここで理事者の交代をお願いいたします。
( 理事者交代 )
─────────────────────────
○
田村伸一郎 委員長 それでは次に、消防局関係の平成30年第3回
定例会提出予定議案の説明を受けます。
理事者の方、よろしくお願いいたします。
◎原 消防局長 それでは、平成30年第3回市議会定例会に提出を予定しております消防局関係の議案等につきまして、御説明させていただきます。
議案第132号の決算1件、報告第18号の報告1件でございます。詳細につきましては、議案を総務部担当部長から、報告を予防部担当部長から、それぞれ御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎杉山 総務部担当部長 それでは、「議案第132号 平成29年度川崎市
一般会計歳入歳出決算認定について」のうち、消防局関係の決算につきまして御説明申し上げますので、お手元の別冊、水色の表紙の平成29年度川崎市一般会計歳入歳出決算事項別明細書の18、19ページをお開き願います。
初めに、歳入でございますが、16款2項9目消防手数料は、収入済額5,615万6,950円で、予算現額に対しまして3,210万6,050円の減となっております。これは主に、危険物製造所、貯蔵所等検査手数料が当初の見込みを下回ったことによるものでございます。
次に、32、33ページをお開き願います。18款2項8目消防費県補助金は、収入済額4,527万2,000円で、予算現額に対しまして1,865万3,000円の増となっております。これは補助金の交付額が当初の見込みを上回ったことによるものでございます。
次に、56、57ページをお開き願います。24款1項11目消防債は、収入済額15億5,500万円で、予算現額に対しまして9億9,400万円の減となっております。これは主に、麻生消防署王禅寺出張所改修事業費が減少したこと及び起債対象事業の翌年度へ繰り越しに伴い、市債の充当額が減少したものでございます。
次に、歳出についてでございますが、お手元の別冊、白い表紙の平成29年度主要施策の成果説明書の138、139ページをお開き願います。12款消防費は、支出済額170億6,417万3,363円でございまして、翌年度繰越額は5億5,880万400円、不用額は3億9,110万237円となっております。これは主に、職員給与費における期末・勤勉手当の支給額が見込みを下回ったことなどによるものでございます。
それでは、実施した
事務事業のうち主なものについて御説明申し上げます。
12款1項1目常備消防費のうち通信施設等維持管理事業につきましては、119番通報を受ける指令システム等の通信施設が安定的に稼働するよう維持管理を行ったものでございます。次に、救急高度化推進整備事業につきましては、救急活動に必要な資機材等を整備するとともに、救命効果の向上のため、メディカルコントロール体制における医師による指示、指導助言、再教育、事後検証等の充実を図ったものでございます。また、救急活動時に使用するAEDの管理等を行ったものでございます。
次に、2目非常備消防費の消防団事業につきましては、消防団員が夜間活動を行う際に必要となるバルーン型投光器及び消火用の消防ホースを整備したものでございます。また、災害現場等で消防団本部と消防指揮本部との情報共有を可能にするMCAデジタル無線機を整備し、さらに消防団の装備品として救助資機材のチェーンソーと救命胴衣を貸与したものでございます。
次に、3目消防施設費の消防施設整備事業につきましては、救急車両、消防ポンプ自動車及び救助工作車等を増強、更新したほか、麻生消防署王禅寺出張所において、平成30年度の救急隊の増隊にあわせて、老朽化対策の長寿命化工事を含めた改修工事を行ったものでございます。また、ヘリコプター活動拠点としての機能強化を図るため、航空隊庁舎を改築したものでございます。
なお、翌年度繰越分といたしまして、耐震性貯水槽建設事業、消防施設改築事業、庁舎等整備事業及び千鳥町出張所桟橋改築事業について、工期の延長のため今年度に執行するものでございます。
以上で「議案第132号 平成29年度川崎市
一般会計歳入歳出決算認定について」のうち、消防局関係の決算につきまして説明を終わらせていただきます。
◎飯田 予防部担当部長 それでは、「報告第18号 かわさき
市民放送株式会社ほか21法人の
経営状況について」のうち、第20公益財団法人川崎市
消防防災指導公社の
経営状況について御説明いたしますので、お手元の別冊、黄色い表紙の報告第18号の295ページをお開き願います。
これは、公益財団法人川崎市
消防防災指導公社の法人の概要等を記載したものでございます。初めに、Ⅰ、法人の概要、1、設立年月日でございますが、同公社は平成4年12月1日に財団法人として設立し、平成25年4月1日に、公益財団法人に移行したものでございます。5、目的でございますが、消防防災に関する普及啓発及び調査研究並びに防災関係者に対する指導育成を行うことにより、火災その他の災害による生命及び財産の被害の軽減を図り、もって公共の福祉の向上に寄与することを目的とするものでございます。
次に、Ⅱ、平成30年度の事業計画に関する書類1の事業計画の概要でございますが、(1)消防防災及び救急に関する普及啓発事業、296ページをお開きいただき、(2)各種講習会・研修会に関する事業、(3)東京湾アクアライン消防活動支援事業などの諸事業を行うものでございます。
次に、297ページをごらんください。2、予算書でございますが、左側の予算額(A)列で御説明いたします。Ⅰ、一般正味財産増減の部、1、経常増減の部、(1)経常収益につきましては、ア、基本財産運用益、イ、特定資産運用益などによる経常収益計が9,916万円でございます。また、(2)経常費用につきましては、ア、事業費及び298ページをお開きいただき、イ、管理費で、中段にございますこれらの経常費用計が9,891万円、当期経常増減額はプラス25万円でございますので、その4行下にございます当期一般正味財産増減額はプラス25万円となり、これに一般正味財産期首残高を加えました一般正味財産期末残高は1,087万7,000円となっております。
次に、Ⅱ、指定正味財産増減の部につきましては、ア、受取利息及びイ、一般正味財産への振りかえ額による当期指定正味財産増減額が
マイナス2,872万8,000円で、これに指定正味財産期首残高を加えました指定正味財産期末残高は7億8,971万1,000円となり、これに一般正味財産期末残高を加えました最下段のⅢ、正味財産期末残高は8億58万8,000円となっております。
次の299ページから301ページまでにかけましては、3、予算書内訳表でございまして、ただいま御説明いたしました予算書を会計区分ごとに分けてお示ししたものでございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。
次に、301ページをお開き願います。Ⅲ、平成29年度の決算に関する書類についてでございますが、初めに、1、事業の実績報告につきましては、(1)消防防災に関する普及啓発事業、(2)消防協力団体に対する支援事業、(3)防火相談事業、(4)消防防災に関する調査研究事業、(5)講習会事業、302ページをお開きいただき、(6)東京湾アクアライン消防活動支援事業など実施したものでございます。
次に、中段に参りまして、2、貸借対照表でございますが、この表は期末における
流動資産及び
固定資産の状況をあらわしたものでございます。
次に、303ページをごらんください。上から4行目にあります
資産合計と表中の最下段の負債及び正味財産合計は、いずれも8億342万3,538円となっております。
下段から304ページまでにかけましては、3、貸借対照表内訳表でございまして、ただいま御説明いたしました貸借対照表を会計区分ごとに分けてお示ししたものでございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。
次に、304ページ下段の4、正味財産増減計算書でございますが、この計算書は当期における財産の増減をあわらしたものでございまして、当年度のⅠ、一般正味財産増減の部につきましては、306ページをお開きいただき、下から2行目にあります当期一般正味財産増減額が、
マイナス703万6,344円で、これに一般正味財産期首残高を加えました一般正味財産期末残高は、307ページの上段のとおり、482万1,929円となっております。
次に、Ⅱ、指定正味財産増減の部につきましては、表中下から4行目、当期指定正味財産増減額が
マイナス5,267万1,260円でございまして、これに指定正味財産期首残高を加えました指定正味財産期末残高は7億9,497万7,934円となり、これに一般正味財産期末残高を加えました、Ⅲ、正味財産期末残高は7億9,979万9,863円となっております。
次に、307ページ下段から310ページにかけましては、5、正味財産増減計算書内訳表でございまして、ただいま御説明いたしました4の正味財産増減計算書を会計区分ごとに分けてお示ししたものでございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。
また、次の310ページ中段から313ページ上段までにかけましては
財務諸表に対する注記を、同じく313ページ中段から314ページまでにかけましては、平成30年3月末現在の財産目録を、それぞれお示ししたものでございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。
以上で、消防局関係の議案及び報告につきまして説明を終わらせていただきます。
○
田村伸一郎 委員長 説明は以上のとおりです。本日は
提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますがよろしいでしょうか。
( 異議なし )
○
田村伸一郎 委員長 それでは、以上で消防規格関係の
提出予定議案の説明を終わります。
ここで理事者の一部交代をお願いいたします。
( 理事者一部交代 )
─────────────────────────
○
田村伸一郎 委員長 では次に、
所管事務の調査として、消防局から「「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について」の報告を受けます。
それでは理事者の方、よろしくお願いいたします。
◎原 消防局長 引き続きまして、
所管事務の「「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について」につきまして御説明させていただきます
詳細につきましては、総務部企画担当課長から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎熊谷 総務部企画担当課長 それでは、消防局の「「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について」につきまして御説明させていただきます。
お手元の
タブレット端末の2(2)「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について(消防局)のファイルと、お手元の紙ベースの資料2ページをお開きください。
初めに、
総括評価結果の概要についてでございますが、表1にございますように、消防局が所管する主な
事務事業につきましては27事業ございまして、そのうち、目標をほぼ達成した事業は22事業、目標を下回った事業は5事業でございました。
続きまして、3ページをごらんください。表2にございますとおり、市全体で73ある施策のうち、消防局が所管するものは1施策、消防力の総合的な強化でございまして、施策の
達成状況区分といたしましては、目標未達成のものがあるが一定の進捗があったものと捉えているところでございまして、Bの一定の進捗があったと区分しているところでございます。
タブレット端末の2、「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について(
別冊資料)のファイルと、紙ベースのファイル資料、「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果の56ページをお開きください。
続きまして、
施策評価シートにつきまして御説明申し上げます。1、施策の概要といたしましては、1つには首都直下地震等が危惧される中、緊急消防援助隊の活動拠点や航空隊庁舎等の整備への
取り組み、2つには集中豪雨や台風など予期せぬ自然災害等に備え、消防隊の各種訓練、消防車両・資機材の充実等、災害対応力の充実・強化に向けた
取り組み、3つには地域に密着した防災活動機関である消防団の充実強化を図るとともに、地域、町内会・自治会、企業等との一層の連携により、消防力の総合的な強化に取り組むものでございます。また、施策の推進により、市民生活をどのように向上させるかを端的な言葉で表現する直接目標といたしましては、消防力を強化することで、さまざまな災害から市民を守るとしているところでございます。
次に、2、
成果指標やその他成果などの状況と成果の分析についてでございますが、
成果指標は出火率と消防団員数の充足率の2点を設定してございまして、出火率につきましては、人口1万人当たりの直近5年平均の火災件数を指標としており、平成29年度の目標値を2.49件としているところ、実績値は2.43件であり、目標を達成しているところでございます。また、消防団員数の充足率につきましては、消防団の条例定員数に対する現員数の割合を向上させるもので、目標値を89.7%としているところ、実績値は87.0%と目標を達成していないところでございます。
56ページの最下段をごらんください。指標等の
成果分析についてでございますが、出火率につきましては、各火災予防関連事業の効果等もあり、現状では目標値を上回る状況となっておりますので、引き続き継続した
取り組みを行ってまいります。消防団員数の充足率につきましては、消防団の加入促進に向けた広報活動や女性消防団員の入団推進により一定の成果は確認されており、平成29年4月2日から翌平成30年4月1日までの間は95人の新規入団がございました。しかしながら、仕事との両立や高齢等により89人の退団がございまして、6人の増加となりましたが目標値には至らなかったところでございます。今後とも、より一層の入団促進に向け、学生消防団員活動認証制度や消防団応援事業所制度のさらなる周知や継続的な広報活動を行い、女性や学生を初めとした新規団員の入団につなげてまいりたいと考えているところでございます。
次に、57ページをごらんください。3、施策を構成する主な
事務事業の評価につきまして御説明いたします。
番号1、消防署所の適正配置に係る事業につきましては、多摩消防署宿河原出張所への救急隊の増隊などについて全庁的な協議を行い、方向性が決まりましたことから、事業の達成度につきましては、目標をほぼ達成したとしまして、3といたしました。
番号2、消防署所改築事業につきましては、老朽化した庁舎、施設の整備に
取り組みましたが、平成29年度中に完成としていた消防訓練センター内の主訓練塔については、入札不調によりスケジュールが変更となりましたことから、事業の達成度につきましては、目標を下回ったとしまして、4といたしました。
番号3、消防指令体制整備事業につきましては、消防活動に関連する消防指令システム全体を適切に維持管理し、迅速、的確な指令体制を確保しました。また、視聴覚障害者向けの緊急通報となる川崎WEB119の登録者拡大に向けた説明会の開催等、計画的に
取り組み、一定の成果が得られましたことから、事業の達成度を3といたしました。
番号4、消防艇管理事業につきましては、老朽化した消防艇の更新に向けて全庁的な協議を行い、第5川崎丸の更新に向けて、基本設計の実施や建造の仕様書等を作成しましたことから、事業の達成度を3といたしました。
番号5、消防団関係事業につきましては、消防団協力事業所及び消防団応援事業所の充実や通常の装備品に加え、風水害等の災害現場での安全確保や救助活動に使用する救命胴衣等を貸与するなど、消防団の充実強化を図るとともに、自主防災訓練や防火・防災教育の場において消防団のイメージアップに向けた広報活動を行い、前年度に比べ増員となりましたが目標値には至りませんでしたので、事業の達成度を4といたしました。
番号6、警防活動事業につきましては、訓練や研修を計画的に実施し、災害対応能力を向上しましたことなどから、事業の達成度を3といたしました。
番号7、火災予防事業につきましては、放火防止対策や住宅用火災警報器の設置や維持管理の促進に関する広報活動を、年間を通じて計画的に推進できましたことから、事業の達成度を3といたしました。
番号8、査察活動事業につきましては、査察基本計画に基づく計画的な立入検査を実施したほか、社会的に影響のある火災が発生した際などに同様の火災を防ぐことを目的として実施する特別立入検査について、特殊浴場に対し検査を実施いたしました。また、15カ所の旅館、ホテル等について表示マークを交付することができましたことから、事業の達成度を3といたしました。
番号9、危険物施設等規制事業につきましては、危険物施設への立入検査や危険物取扱者等への講習会等を開催し、危険物施設の事故防止対策を推進しましたことから、事業の達成度を3といたしました。
番号10、耐震性貯水槽建設事業につきましては、消火栓使用不能時の有効水利として4基の整備を実施し、2基が完成となりましたが、残りの2基につきましては施工方法の検討等に時間を要したため繰り越し事業となり、平成30年度の完成となりましたことから、事業の達成度を4といたしました。
番号11、庁舎等整備事業につきましては、救急隊の増隊等に伴う王禅寺出張所の改修工事の実施、緊急を要する消防署所のシャッター等の補修工事により防災拠点機能の確保を行いました。しかしながら、臨港消防署千鳥町出張所の桟橋改築工事につきましては繰り越し事業となり平成30年度の完成予定となりましたことから、事業の達成度を4といたしました。
次に、58ページをごらんください。4、施策の
達成状況についてでございますが、ただいま御説明させていただきましたとおり、入札不調により計画が変更となる事業や
成果指標を下回る事業がございますが、各
事務事業は目標未達成のものがあるが一定の進捗があったものと捉えておりまして、区分はBの一定の進捗があったとしているところでございます。
次に、5、今後の方向性についてでございますが、今後の事業構成の妥当性につきましては、Ⅱの概ね効果的な構成であると区分しており、事業及び
成果指標の達成に向け、今後も引き続き各事業を一歩ずつ確実に推進してまいります。
以上で説明を終わらせていただきます。
○
田村伸一郎 委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明について、質問等がございましたらお願いいたします。
( なし )
○
田村伸一郎 委員長 それでは、特にないようでしたら、以上で「「川崎市
総合計画」第1期
実施計画・
総括評価結果について」の報告を終わります。
─────────────────────────
○
田村伸一郎 委員長 続きまして、
所管事務の調査として、消防局から「川崎市
消防訓練センター主訓練塔の竣工について」の報告を受けます。
理事者の方、よろしくお願いいたします。
◎原 消防局長 引き続きまして、
所管事務の調査といたしまして、「川崎市
消防訓練センター主訓練塔の竣工について」につきまして御説明させていただきます。
詳細につきましては、施設整備課長から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎藤原 施設装備課長 「川崎市
消防訓練センター主訓練塔の竣工について」につきまして、御説明させていただきます。
お手元の
タブレット端末の2(3)川崎市
消防訓練センター主訓練塔の竣工についてのファイルをお開きください。画面の表紙を1枚おめくりいただき、2ページ目をごらんください。
初めに、川崎市
消防訓練センター主訓練塔の改築事業につきましては、平成30年9月14日に主訓練塔の完成を予定しており、外観については表紙の写真にありますとおりとなっております。
3ページをお開き願います。次に、主訓練塔の概要についてでございますが、訓練センターの敷地面積は1万5,604.19平方メートル、建物構造は鉄筋コンクリート造4階建て、建築面積は382.77平方メートル、建築延べ面積は987.22平方メートル、建物の最高高は18.11メートルとなっております。
主な施設や設備としましては、1階には模擬火災発生装置を使用し実火災を再現した模擬火災訓練室、トレーニング用泡消火薬剤を用いての泡放射・放水訓練室、パネルを立てて迷路のようにした検索訓練室、一般住宅を模した2階建てを想定した住宅モデルなど、2階にはマンホールを模した立坑訓練室、アパートを模したアパートモデル室など、3階にはマンションやホテル、オフィスなどを模した各モデル室、降下訓練スペースなど、4階にはオフィスを模したオフィスモデル室、屋上にはヘリコプターを模した降下訓練用のリペリング訓練施設、また、屋外外壁部分にはホース乾燥施設等が設置されております。
なお、4ページから6ページにかけまして、各階平面図を記載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。
次に、主訓練塔の特色といたしましては、消防隊、救助隊などが、主に建物における火災を想定し各室で放水訓練が行える構造を初め、各種災害を想定した訓練を行うことが可能な施設となっており、総合的な消防力の向上を図ることを目的として整備された施設でございます。
なお、主訓練塔の運用開始につきましては10月上旬を予定しております。
以上で、消防局関係の報告につきまして説明を終わらせていただきます。
○
田村伸一郎 委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明について質問等がございましたら、お願いいたします。
◆
沼沢和明 委員 この主訓練塔、ただいま報告があったものですけれども、入札参加者数と、落札事業者、事業費についてちょっと教えてください。
◎藤原 施設装備課長 主訓練塔の総工費は約4億6,000万円となっております。
あと、入札者数につきましては、今現在、申しわけございません、わかりかねます――入札者は、露木建設という川崎市内の業者が落札しております。
◆
沼沢和明 委員 わかりました。入札時に議案として出てきたものだと思うので、その確認だけです。ありがとうございます。
○
田村伸一郎 委員長 それでは、ほかにないようでしたら、以上で「川崎市
消防訓練センター主訓練塔の竣工について」の報告を終わります。
ここで理事者の退室をお願いいたします。
( 理事者退室 )
─────────────────────────
○
田村伸一郎 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。
( なし )