◎城後
経営企画課担当課長 営業外収益でございますが、受取利息、受取配当金、それから雑収入等でございます。それから、営業外費用につきましては、支払い利息や役職退職慰労金引当金繰入等でございます。
◆添田勝 委員 わかりました。金融の運用益とかそういう類いのものですね。通常の企業にある受取利息とかそんな話ですね。
◎城後
経営企画課担当課長 委員のおっしゃるとおりでございます。
◆添田勝 委員 わかりました。
◆
勝又光江 委員 11ページなんですけれども、かわ
さきファズのことで、先ほど、
経営健全化に向けた
事業計画のところで、
繰越欠損金の解消なんですけれども、15年度から黒字になってきているために、こういうふうな4年間で返していくという計画ができましたという話がありましたけれども、たしか15年度というと、そのときにはまだ固定資産税の減額を川崎市が1億6,000万円ぐらいやっていて、地代についても1億5,000万円ぐらいの免除を行っていたと聞いているんですけれども、そこのところの関係で、この間、15年間でこういうふうに変わってきたというのか、経過を教えていただけますか。
◎柳
経営企画課長 固定資産税と都市計画税については半額減免をさせていただいておりまして、それについては平成12年度から16年度までの5年間に減免処置を実施させていただいております。これにつきましては今現在もう解消されております。
それから、地代の免除につきましても、平成12年4月1日から平成22年3月31日までの10年間を限度として免除を行っておりますけれども、今はそういう措置をしてございません。全額を市のほうに支払っているという状況でございます。
◆
勝又光江 委員 そうすると、いわゆる固定資産税の減免ももう終わって、賃料の免除も終わっているということですよね。そうすると、それ以外のもので、例えばここにはあらわれていない新たなものというのはないんですか。
◎柳
経営企画課長 日本政策投資銀行と市中銀行から、
ファズの建設に係る費用については借入金をしてございます。それについては今現在、15ページの
資金計画表にもございますけれども、財務収支の中の借入金償還による支出、こちらについては年間11億7,300万円程度を毎年返済してございます。
◆
勝又光江 委員 それは、これでいくと33年度までのことが書かれているんですけれども、これはこの時点でまだ終わらないということですか。
◎柳
経営企画課長 平成30年3月31日現在、借入金については111億円程度ございまして、年間11億7,000万円ずつ返してございます。最終的には、2027年までに日本政策投資銀行、市中銀行への返済が完了する予定になってございます。平成30年3月31日現在、111億9,310万円の借入金が残っておりますけれども、11億7,000万円ずつ返しまして、2027年に完済という予定にしてございます。
◆
勝又光江 委員 結構です。
◆
小田理恵子 委員 お聞きしたいんですけれども、4ページの
事業計画のところの行動計画に、倉庫の建てかえ等に
取り組みますと書いていらっしゃるんですけれども、これの具体的なことをもう少し詳しく聞かせていただけますか。
◎城後
経営企画課担当課長 川崎市には川崎港千鳥町再
整備計画というのがございます。これは、既存のストックを有効活用しながら、港湾施設を再配置しまして、物流の
効率化を図るというものでございまして、法人の倉庫についてもこの計画の中では再配置することとなってございます。その計画を踏まえまして、法人のほうですが、平成26年になりますが、川崎市と土地の交換を行いまして、現在、千鳥町に新しい本社ビルがございますが、本社の社屋や倉庫の建てかえ等を実施しております。
また、その際、川崎市が当時、千鳥町
事務所というのを整備しまして、運営をしていたんですが、この本社社屋の建てかえにあわせまして
事務所のほうも整備して運営していただいているということで、川崎市の千鳥町
事務所のほうはそれを受けて廃止をしているんですが、そのような形で、千鳥町再
整備計画の推進に非常に大きな役割を果たしていただいております。
そういう中で、今後、今ある倉庫についても、具体の年次はございませんが、千鳥町再
整備計画の推進にあわせて建てかえ等を行っていただくということとなっております。
◆
小田理恵子 委員 そうすると、今後も建てかえ等の計画が出てくるということなんですけれども、今の指標のほうに平成33年度までの
倉庫稼働率が100%と書いてございますけれども、33年度の中ではもう建てかえというのはする予定はないんですか。
◎城後
経営企画課担当課長 今回の4年の
計画期間中の建てかえは、今のところ計画はございません。
◆
小田理恵子 委員 わかりました。
◎髙橋
港湾局長 流れを説明いたしますと、臨港倉庫埠頭については、昭和35年の設立ということで、倉庫はつくっておりますけれども、その当時の物流形態に合わせた倉庫になっているわけです。ですから、その形が今の物流の形態に合っているかというと、やや合っていない部分があります。ただ、そこは、その前に大きな課題としてあったのが、
港湾局に直接共同
事務所というものをつくってそれを貸していたんですが、臨港倉庫埠頭の本社の建てかえに伴いまして、臨港倉庫埠頭の中に共同
事務所をつくっていただいて、それまであった共同
事務所については臨港倉庫埠頭が賃貸するという形で、それまでにあった共同
事務所については、今後、荷役機械置き場とか、いろんな使い方をしていくということで、時代時代に合った形で千鳥町の再整備をしていかないと取り残されてしまうということがありますので、今、城後担当課長からありましたとおり、平成33年まではないんですが、将来的には、今見ていただくとわかると思うんですけれども、相当古い倉庫が建ち並んでおりますので、これについても、現在の物流に合ったような形で建てかえをしていきたいという
考え方を示しているところでございます。
◆
小田理恵子 委員 わかりました。
◆
雨笠裕治 委員 かわ
さきファズの
資金計画表の中で、経常収支の支出の事業費なんですが、平成30年度予算が約10%ぐらい上がるんですよね。それが33年度には現状の決算額ぐらいまでおさまってくるんですけれども、一旦上がって数年かけて下がる理由というのを教えてもらえますか。
◎柳
経営企画課長 支出、事業費のばらつきでございますけれども、かわ
さきファズ物流センターにつきましては、平成10年に開業しまして20年が経過をしておるということで、施設の老朽化が進んで、今後はその修繕費に多額の費用を要するということで、年度毎に修繕内容が異なり、ちょっとばらつきが出ているんですけれども、今年度から老朽化に対応する修繕費をここに充てていきたいということで10%程度金額が上がってございます。30、31年度で今計画しておる修繕ができますので、32年に少し下がっているということでございます。
◆
雨笠裕治 委員 さっきも御説明がありましたけれども、
テナントの構成によって今後の見込みを極端に変えるということはできないんでしょうけれども、それに対応した事業のリニューアルになっているんですか。10%だけ乗っけるという、そういうふうな資金計画になっているんですが、その程度で
テナントの構成の変化等に追いついていけるような、
ニーズに応えられるというふうな
考え方なんですね。
◎柳
経営企画課長 そうでございます。
◆
雨笠裕治 委員 そうでございますと言われても、何がそうでございますかわからないんだけれども。
◎柳
経営企画課長 この件に関しましては、現在、詳しい資料がございませんので、
ファズとも確認しまして、詳細を確認して説明に上がりたいと思っています。
◆
雨笠裕治 委員 出たばかりなので、そのあたりを明確にしてもらいたいのと、それから、先ほどのお話にもあったんですが、9ページの臨港倉庫埠頭の
資金計画表で、利用料金制導入納付金という形にして、指定管理のところが個別に現金発生主義で個数によって利益を得ますよということなんですけれども、そういうことの中で、独立採算制というよりも、事業収入に応じて利益をとりなさいというふうな
方向性に変わったと思うんですけれども、臨港倉庫は今の
コンテナターミナルの厳しい状況なんかも受けた中でこれを受けてもらってきていますよね。そのあたりはどういう理解をしてもらったんですか。経常収支が、利用料金制導入によって川崎市に支払う金も出ていくことによって、そのことで臨港倉庫埠頭自体の収支はよくなくなるわけですよ。そのあたりをどう話をして理解をさせているのか。
また、その経常収支のこれからの安定要因を考えていく中では、突如、役員退職慰労金引当金繰入とか、こういうのがぱっと出てきちゃうんですけれども、この収支表だけ見ると、そのあたりは経常収支のバランス的に一つ大きな要因になっていきますよね。このあたり、どういうふうな話をして、変な話、うがった見方なんだけれども、あなたたち、頑張って市の支出を少なくするから、そのかわり役員の退職金の引き当てとかそのあたりを含めて人数もふやして構わないというふうに見えちゃうんだけれども、どういうふうに分析されているんですか。
◎城後
経営企画課担当課長 臨港倉庫の経営についてなんですが、これまでもそうですし、今後もそうですが、
経営健全化というのは当然しっかり取り組んでいただきたいということで、
法人自身も考えておりますし、我々も引き続き指導していくところでございます。そして、倉庫事業それから共同
事務所等事業につきましては、高
稼働率で収入のほうもしっかり上げて健全な経営をしているというところでございます。
そういう中で、ターミナルにつきましても、今回、
利用料金納付金制を導入しまして、
ポートセールス等にしっかり取り組んでいただきまして、そして
取扱量がふえれば、それに伴って法人の収益もふえるような仕組みにしてございます。そういう
ポートセールス等にしっかり取り組んで
取扱量をふやして、そして法人の経営もしっかりやっていっていただきたいということで、引き続き我々のほうも指導していきますし、法人のほうもそういう考え方で取り組んでいるところでございます。
◎中上 港湾経営部長 経営の、委員が今おっしゃった基本的な
考え方のところをちょっとお話しさせていただきますと、委員がおっしゃったように、要は
コンテナ関係を臨港倉庫がYKIPと連携して運営形態に入っていくとなると、おっしゃるとおり、貸付料だとかいろいろその土地を借りるのに支出される部分はだんだん増大していきます。
ただ一方で、3ページにございます
貨物量については、
現状値が12万TEUなものが、今もふえてきていますけれども、今後もこれは川崎港の
ポートセールスと相まみえながら、こういった
目標値において、だんだん平成32年までに15万TEUにふやすというような収入のバランスを勘案して、いろいろこの間、臨港倉庫と交渉を進めさせていただいた結果、今、現状の
コンテナ貨物量の増加量からいくと、経営的にも無駄な話でもないですし、今、現状として上がってきている事実もございますし、15万TEUまで、川崎市としても責任を持って頑張っていくと宣言しておりますので、こういったことを踏まえて、臨港倉庫については今回の内容について組み入れていただいたというふうに私どもは解釈しているところでございます。
◆
雨笠裕治 委員 折り合いをつけたというところなんでしょうけれども、そうであれば、物がふえていくんだったら、少なくとも経常収支は改善をしていくような方向の数字があってしかるべきなんだけれども、そこについてはもうちょっと分析をしてもう一度お話しに来ていただけませんかね。物がふえたら利益が上がるんだと言っておいて経常収支が下がっていくなんて、そんなばかな表があるのかね。
◎城後
経営企画課担当課長 整理をしまして御報告させていただきます。
◆
雨笠裕治 委員 結構です。
○
廣田健一 委員長 では、整理して報告をお願いしたいと思います。
ほかにないようでしたら、「
川崎臨港倉庫埠頭株式会社『
経営改善及び連携・活用に関する方針』の策定について」及び「かわさき
ファズ株式会社『
経営改善及び連携・活用に関する方針』の策定について」の報告を終わります。
ここで理事者の退室をお願いいたします。ありがとうございました。
( 理事者退室 )
─────────────────────────
○
廣田健一 委員長 次に、その他として、今後の
委員会日程につきまして御協議をお願いいたします。
協議の結果、8月29日(水)、30日(木)に開催することとした。
─────────────────────────
○
廣田健一 委員長 その他、委員の皆様から何かございますか。
( なし )
○
廣田健一 委員長 なければ、以上で本日の
環境委員会を閉会いたします。
午前11時06分閉会...