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  1. 川崎市議会 2018-05-30
    平成30年  5月環境委員会-05月30日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成30年  5月環境委員会-05月30日-01号平成30年 5月環境委員会 環境委員会記録 平成30年5月30日(水)  午前10時00分開会                午前11時46分閉会 場所:601会議室 出席委員:廣田健一委員長、井口真美副委員長、坂本 茂、斎藤伸志、後藤晶一、      浜田昌利、勝又光江、雨笠裕治、木庭理香子小田理恵子、添田 勝各委員 欠席委員:なし 出席説明員:(環境局)大澤環境局長斉藤総務部長髙橋生活環境部長井田庶務課長、        石原減量推進課長       (港湾局)髙橋港湾局長中上港湾経営部長、大石川崎港管理センター所長、        鈴木川崎港管理センター副所長、東庶務課長城後経営企画課担当課長、        加藤港営課担当課長今野整備課担当課長       (上下水道局金子上下水道事業管理者中村担当理事総務部長事務取扱、        大畑財務担当部長亀山水道部長渡辺水管理センター所長平田下水道部長、        山梨庶務課長松岡財務課長松田財務課担当課長筒井水道管理課長、        篠田水道計画課長岸水運用センター所長       (交通局)邉見交通局長篠原企画管理部長、一戸自動車部長北村庶務課長
           茂木経営企画課長関口経理課長澁谷管理課長北條運輸課長 日 程 1 平成30年第2回定例会提出予定議案の説明      (環境局)     (1)議案第88号 川崎市余熱利用市民施設条例の一部を改正する条例の制定について     (2)報告第 2号 平成29年度川崎市一般会計繰越明許費繰越額の報告について     (3)報告第14号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について      (港湾局)     (4)議案第95号 川崎市港湾施設条例の一部を改正する条例の制定について     (5)議案第96号 東扇島堀込部地盤改良その1工事請負契約の締結について     (6)議案第97号 東扇島堀込部地盤改良その2工事請負契約の締結について     (7)報告第 2号 平成29年度川崎市一般会計繰越明許費繰越額の報告について     (8)報告第 6号 平成29年度川崎市港湾整備事業特別会計繰越明許費繰越額の報告について      (上下水道局)     (9)報告第 7号 平成29年度川崎市下水道事業会計予算繰越額の報告について     (10)報告第 8号 平成29年度川崎市水道事業会計予算繰越額の報告について     (11)報告第 9号 平成29年度川崎市工業用水道事業会計予算繰越額の報告について      (交通局)     (12)報告第10号 平成29年度川崎市自動車運送事業会計予算繰越額の報告について     2 所管事務の調査(報告)      (上下水道局)     (1)緊急時における水道用水に関する相互協力の実施について      (交通局)     (2)路線新設について     3 その他                午前10時00分開会 ○廣田健一 委員長 ただいまから環境委員会を開会いたします。  お手元のタブレット端末をごらんください。本日の日程は、環境委員会日程のとおりです。  なお、議事の都合上、順番を入れかえさせていただきますので、よろしくお願いします。  傍聴の申し出がございますので、許可することに御異議ありませんか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、傍聴を許可いたします。                 ( 傍聴者入室 ) ○廣田健一 委員長 初めに、環境局関係の「平成30年第2回定例会提出予定議案の説明」を受けます。  理事者の方、よろしくお願いします。 ◎大澤 環境局長 それでは、平成30年第2回川崎市議会定例会に提出を予定しております環境局関係の議案及び報告につきまして御説明申し上げます。  今回提出いたしますのは、議案1件、報告2件の計3件でございます。  まず、議案につきましては、「議案第88号 川崎市余熱利用市民施設条例の一部を改正する条例の制定について」、また、報告につきましては、「報告第2号 平成29年度川崎市一般会計繰越明許費繰越額の報告について」、「報告第14号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について」でございます。  これらの内容につきまして、それぞれ担当する課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎石原 減量推進課長 それでは、「議案第88号 川崎市余熱利用市民施設条例の一部を改正する条例の制定について」御説明申し上げますので、議案書の13ページをお開き願います。  まず初めに、本条例の制定要旨を御説明申し上げます。議案書の14ページをお開きください。制定要旨でございますが、王禅寺余熱利用市民施設トレーニングルームの利用を時間制とするため、この条例を制定するものでございます。  次に、改正理由でございますが、環境委員会参考資料に基づきまして御説明させていただきますので、タブレット画面のファイル、1(1)、議案第88号をお開きください。資料2ページの参考資料1をご確認ください。  まず、1、改正理由でございます。王禅寺余熱利用市民施設トレーニングルームでは利用できる時間帯を1日3区分としておりますが、利用者サービスの向上を図るため、1回の利用を3時間までとする方式を導入するものでございまして、これに伴い、現在の利用料金をもとに、1回当たりの基本料金及び超過料金を定めるものでございます。  次に、2、改正内容でございますが、現行の条例では、利用できる時間帯を午前、午後、夜間の1日3区分、利用時間を各区分の時間内を上限としているところでございますが、利用者サービスの向上を図るため、改正後は1回の利用時間について3時間を上限とする方式にするものでございます。  3、施行期日でございますが、平成31年4月1日からとするものでございます。  続きまして、資料3ページの参考資料2をごらんください。  1、施設概要でございますが、本施設は麻生区王禅寺にございまして、平成2年に開設しており、主に温水プールトレーニングルーム、会議室等から成る施設でございます。  続きまして2、トレーニングルームの概要でございますが、市民の健康の増進を目的として、ランニングマシン筋力強化マシンなどのトレーニング機器を設置しているものでございます。  3、トレーニングルームの利用者数の推移でございますが、平成29年度の利用者は合計6万2,865人となっております。なお、平成26年度から平成28年度は施設の大規模修繕を行ったため、約半年休館しております。  また、資料4ページから5ページに参考資料3といたしまして新旧対照表を添付してございますので、後ほどごらんください。  以上をもちまして「議案第88号 川崎市余熱利用市民施設の条例の一部を改正する条例の制定について」の説明を終わらせていただきます。 ◎井田 庶務課長 それでは、報告案件につきまして御説明申し上げますので、黄色い表紙の報告書の1ページをお開き願います。  「報告第2号 平成29年度川崎市一般会計繰越明許費繰越額の報告について」でございますが、繰越明許費の繰越額が確定いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定によりまして御報告するものでございます。  内容につきましては、平成29年度川崎市一般会計繰越明許費繰越計算書により御説明申し上げますので、2ページ及び3ページをお開き願います。  環境局関係といたしましては、6款環境費5項施設費の廃棄物処理施設等建設事業費でございまして、繰越額は4億2,806万8,000円でございます。繰り越しの理由といたしましては、入江崎クリーンセンター移転予定地でございます塩浜3丁目地区の土地造成工事におきまして、土壌調査に日時を要したことなどによるものでございます。  次に、白い表紙の議案書にお戻りいただき、75ページをお開き願います。  「報告第14号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について」御説明申し上げます。  交通事故に関する専決処分につきましては、総務委員会において一括して総務企画局が御説明することとなっておりますので、交通事故以外の環境局関係の案件につきまして御説明申し上げます。  77ページをお開き願います。  18番でございます。事件の概要といたしましては、平成30年2月14日、幸区北加瀬1丁目34番12号の被害者宅に併設したごみ集積所で、本市職員がごみの収集作業中、収集中のごみが被害者所有の雨どいに接触し、破損させたものでございます。被害者との話し合いの結果、3万7,800円をもちまして示談が成立いたしましたので、平成30年3月28日に専決処分をさせていただきました。  今後、このような事故が起きないよう、作業管理に万全を期してまいりたいと存じます。  以上をもちまして環境局関係の議案及び報告につきまして説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、以上で環境局関係提出予定議案の説明を終わります。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、港湾局関係の「平成30年第2回定例会提出予定議案の説明」を受けます。  理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎髙橋 港湾局長 おはようございます。5月1日付で港湾局長に就任いたしました髙橋哲也でございます。どうぞよろしくお願いします。  それでは、平成30年第2回市議会定例会における港湾局関係提出予定議案につきまして御説明申し上げます。  今回提出いたしますのは、「議案第95号 川崎市港湾施設条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第96号 東扇島堀込部地盤改良その1工事請負契約の締結について」、「議案第97号 東扇島堀込部地盤改良その2工事請負契約の締結について」、「報告第2号 平成29年度川崎市一般会計繰越明許費繰越額の報告について」、「報告第6号 平成29年度川崎市港湾整備事業特別会計繰越明許費繰越額の報告について」の議案及び報告5件でございます。  それでは、各案件につきまして担当課長から御説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◎城後 経営企画課担当課長 経営企画課担当課長の城後でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、「議案第95号 川崎市港湾施設条例の一部を改正する条例の制定について」御説明申し上げますので、議案書の29ページをお開き願います。  「議案第95号 川崎市港湾施設条例の一部を改正する条例の制定について」でございます。制定要旨を御説明申し上げますので、30ページをお開き願います。  この条例は、港湾環境整備施設及びその設備に利用料金制を導入するため制定するものでございます。  次に、附則でございますが、この条例の施行期日を平成31年4月1日からとするものでございます。  それでは、改正内容について御説明申し上げますので、平成30年5月30日環境委員会の資料、1(4)、議案第95号のファイルをお開きください。  2ページ目をお開きください。  初めに、1、条例の制定要旨及び2、改正内容でございますが、港湾環境整備施設及びその設備に利用料金制を導入するものでございます。なお、港湾環境整備施設とは、海浜、緑地、広場、植栽、休憩所その他の港湾の環境の整備のための港湾施設でございます。  次に、3、施行期日でございますが、この条例は平成31年4月1日から施行するものでございます。  3ページ目をお開きください。  初めに、1、利用料金制を導入する施設でございますが、名称は川崎市東扇島中公園、位置は川崎区東扇島52番地1、面積は1万4,739平方メートルでございます。  次に、2、利用料金制を導入する理由でございますが、東扇島中公園指定管理者制度を導入し、隣接する川崎市港湾振興会館川崎マリエンとの一体的な管理を指定管理者に行わせることによって、窓口業務に係る市民サービスの向上、両施設が連携したイベント等の実施により施設の活性化等を図るものでございます。また、指定管理者制度の導入に当たり、指定管理者の自立的な経営努力を発揮しやすくするため、利用料金制を導入するものでございます。  なお、川崎市港湾振興会館は川崎市港湾振興会館条例に基づき設置された施設であり、平成18年4月に指定管理者制度を導入しております。  次に、3、東扇島中公園における利用許可の状況でございますが、子どもたちキャンプ等の催しにつきましては、平成27年度3件、平成28年度3件、平成29年度5件、バーベキュー施設につきましては、平成27年度807件、平成28年度761件、平成29年度727件となっております。なお、4ページから10ページに資料2として条例の新旧対照表がございますので、後ほど御参照いただければと存じます。  次に、11ページ目をお開きください。パブリックコメント手続の実施結果について御説明いたします。  初めに、2、意見募集の概要でございますが、4月17日から5月16日までの30日間パブリックコメントを実施したところでございます。意見の提出方法、周知方法及び結果の公表方法につきましては記載のとおりでございます。  次に、3、結果の概要でございますが、5通8件の御意見をいただいております。  4、御意見の内容と対応でございますが、御意見の内容は、東扇島中公園川崎マリエンを一体利用したイベントの開催などおおむね導入案に賛成する御意見や、東扇島中公園オートキャンプ場を開設してほしいなど導入案に対する御意見等のほか、今後の参考とすべき御意見であり、今後の事業推進に生かすこととし、本導入案に基づき取り組みを推進してまいります。  12ページ目をお開きください。  御意見の件数と対応区分でございますが、(1)指定管理者制度の導入に関することにつきましては、Aが1件、Cが5件の合計6件、(2)のその他につきましては、Eが2件となっております。  5、御意見の内容と本市の考え方でございますが、内容といたしましては、東扇島中公園川崎マリエンを一体利用したイベントの開催や、さまざまなイベントを開催しオールシーズンで楽しめる公園にしていただきたいといった御意見や、東扇島中公園オートキャンプ場を開設してほしいといった御意見でござました。その他の御意見も含めて、全体を通じて反対意見はございませんでした。  14ページ以降には、参考資料として、パブリックコメントを実施した際に提示させていただいた資料を添付させていただきましたので、御参照ください。  以上で「議案第95号 川崎市港湾施設条例の一部を改正する条例の制定について」の説明を終わらせていただきます。 ◎今野 整備課担当課長 整備課担当課長の今野でございます。よろしくお願いいたします。  「議案第96号 東扇島堀込部地盤改良その1工事請負契約の締結について」、「議案第97号 東扇島堀込部地盤改良その2工事請負契約の締結について」、一括して御説明させていただきます。  議案書の31ページをお開き願います。
     初めに、「議案第96号 東扇島堀込部地盤改良その1工事請負契約の締結について」御説明申し上げます。  工事請負契約の内容でございますが、工事名は東扇島堀込部地盤改良その1工事、工事場所は川崎市川崎区東扇島地先、契約の方法は一般競争入札、契約金額は17億9,280万円、完成期限は平成31年9月30日、契約の相手方は、東洋・あおみ・不動テトラ共同企業体でございます。  32ページをお開き願います。工事概要でございますが、1、海上地盤改良工として固化工1式、深層混合処理杭打設8,866平方メートル、2、撤去工として石材撤去1式でございます。なお、深層混合処理とは、セメントなどの材料を深い地盤に入れて、現地盤と攪拌混合することにより地盤を改良する工法です。  次に、33ページをお開き願います。「議案第97号 東扇島堀込部地盤改良その2工事請負契約の締結について」御説明申し上げます。  工事請負契約の内容でございますが、工事名は東扇島堀込部地盤改良その2工事、工事場所は川崎市川崎区東扇島地先、契約の方法は一般競争入札、契約金額は19億3,901万400円、完成期限は平成31年6月28日、契約の相手方は、東亜・みらい・本間共同企業体でございます。  34ページをお開き願います。工事概要でございますが、1、海上地盤改良工として固化工1式、深層混合処理杭打設7,780平方メートルでございます。  次に、平成30年5月30日環境委員会の資料、1(5)、(6)、議案第96号、第97号のファイルをお開きください。  2ページ目をお開きください。  工事の内容について御説明申し上げます。施工位置につきましては、資料の右側上段の位置図をごらんください。赤で囲んでいる箇所が施工位置でございます。  続きまして、資料左側上段をごらんください。工事の目的でございますが、東扇島堀込部土地造成事業において、建設発生土による埋め立てに必要な護岸を整備するために軟弱な基礎地盤を改良するものでございます。  資料左側中段の平面図をごらんください。左側が横浜側、右側が東京側でございまして、赤線で囲んでおります範囲が地盤改良その1工事、青線で囲んでおります範囲が地盤改良その2工事の範囲でございます。  続きまして、資料左側下段の断面図をごらんください。東京側より横浜側を望んだ図でございまして、赤線で囲んでおります範囲が地盤改良その1工事、青線で囲んでおります範囲が地盤改良その2工事の範囲でございます。  次に、東扇島堀込部土地造成事業の概要につきましては資料の右側及び左側下段に記載しておりますので、ごらんください。内容につきましては、本年4月19日の環境委員会にて御報告いたしました内容でございます。なお、本工事2本につきましては資料左側下段事業スケジュール護岸築造工事の一部でございます。  以上をもちまして議案第96号、第97号についての説明を終わらせていただきます。 ◎東 庶務課長 庶務課長の東でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、「報告第2号 平成29年度川崎市一般会計繰越明許費繰越額の報告について」御説明しますので、黄色い表紙の報告書の1ページ目をお開き願います。  これは、さきに開催されました第1回定例会において議決をいただいております繰越明許費の確定額を、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。  港湾費の内容について御説明いたしますので、報告書の2ページ、3ページ目をお開き願います。  表の左下、9款港湾費でございますが、1項港湾管理費における浮島埋立事業の翌年度繰越額につきましては、右側のページに目を移していただきまして、1,224万5,000円、2項港湾建設費における港湾改修事業の翌年度繰越額につきましては、右側ページの4億1,329万円でございます。  次の4ページ、5ページ目をお開き願います。  表の上段、2項港湾建設費の続きでございますが、港湾改良事業の翌年度繰越額につきましては、右側のページ、2億1,478万6,000円、千鳥町再整備事業の翌年度繰越額につきましては2,000万円、港湾工事負担金の翌年度繰越額につきましては6億円でございます。  続きまして、21ページ目をお開き願います。  「報告第6号 平成29年度川崎市港湾整備事業特別会計繰越明許費繰越額の報告について」でございます。  これは、一般会計と同様、第1回定例会において議決をいただいております繰越明許費の確定額を、地方自治法施行令第146条第2項の規定により御報告するものでございます。  それでは、内容について御説明いたしますので、次の22ページ、23ページ目をお開き願います。  平成29年度川崎市港湾整備事業特別会計における繰越明許費の確定額でございますが、1款港湾整備事業費2項整備費における東扇島コンテナ事業の翌年度繰越額につきましては、右側のページに目を移していただきまして3億505万9,000円、東扇島施設事業の翌年度繰越額につきましては281万2,000円でございます。  以上をもちまして港湾局関係の報告についての説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、以上で港湾局関係提出予定議案の説明を終わります。  ここで理事者の交代をお願いします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、上下水道局関係の「平成30年度第2回定例会提出予定議案の説明」を受けます。  理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎金子 上下水道事業管理者 おはようございます。それでは、平成30年第2回市議会定例会に提出を予定しております上下水道局関係の「報告第7号 平成29年度川崎市下水道事業会計予算繰越額の報告について」、「報告第8号 平成29年度川崎市水道事業会計予算繰越額の報告について」及び「報告第9号 平成29年度川崎市工業用水道事業会計予算繰越額の報告について」の3件につきまして御説明させていただきます。  内容につきましては松岡財務課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎松岡 財務課長 それでは、平成29年度下水道事業会計予算繰越額につきまして御説明申し上げますので、黄色い表紙の報告書の25ページをお開き願います。  「報告第7号 平成29年度川崎市下水道事業会計予算繰越額の報告について」でございますが、これは、地方公営企業法第26条第3項の規定により御報告させていただくものでございます。  内容について御説明申し上げますので、26ページをお開き願います。  平成29年度川崎市下水道事業会計予算繰越計算書でございますが、これは、地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額でございます。  その内容でございますが、第1款下水道事業資本的支出、第1項建設改良費公共下水道整備事業につきましては、平成29年度の予算計上額180億7,197万1,000円に対しまして、支払義務発生額が101億4,695万1,600円、翌年度繰越額が74億1,000万円となったものでございまして、その財源内訳は記載のとおりでございます。また、不用額につきましては5億1,501万9,400円でございます。  翌年度繰り越しとなった主な理由といたしましては、下水幹線工事などにおいて、他企業や道路管理者など関係機関との調整等に日時を要したことによるものでございます。  続きまして、29ページをお開き願います。  「報告第8号 平成29年度川崎市水道事業会計予算繰越額の報告について」でございますが、これは、地方公営企業法第26条第3項の規定により御報告させていただくものでございます。  内容について御説明申し上げますので、30ページをお開き願います。  平成29年度川崎市水道事業会計予算繰越計算書でございますが、これは、地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額でございます。  その内容でございますが、第1款水道事業資本的支出、第1項建設改良費のうち、原水施設費、浄水施設費、配水施設費、建物新築改良費及び耐震管路等整備事業につきまして、合計欄にございますように平成29年度の予算計上額105億6,636万1,000円に対しまして、支払義務発生額が61億8,544万2,836円、翌年度繰越額が26億1,789万8,736円となったものでございまして、その財源内訳は記載のとおりでございます。また、不用額につきましては17億6,301万9,428円でございます。  これらの事業において翌年度繰り越しとなった主な理由といたしましては、配水施設費において潮見台配水所配水池耐震補強工事で工事の施工方法の調整等に日時を要したこと、また、耐震管路等整備事業において配水管布設替工事で関係機関との調整等に日時を要したことによるものでございます。  続きまして、33ページをお開き願います。  「報告第9号 平成29年度川崎市工業用水道事業会計予算繰越額の報告について」でございますが、これは、地方公営企業法第26条第3項の規定により御報告させていただくものでございます。  内容について御説明申し上げますので、34ページをお開き願います。  平成29年度川崎市工業用水道事業会計予算繰越計算書でございますが、これは、地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額でございます。  その内容でございますが、第1款工業用水道事業資本的支出、第1項建設改良費のうち、原水施設費、浄水施設費、配水施設費及び建物新築改良費につきまして、合計欄にございますように平成29年度の予算計上額16億6,668万6,000円に対しまして、支払義務発生額が8億5,414万1,276円、翌年度繰越額が2億5,632万8,902円となったものでございまして、その財源内訳は記載のとおりでございます。また、不用額につきましては5億5,621万5,822円でございます。  これらの事業において、翌年度繰り越しとなった主な理由といたしましては、浄水施設費において長沢浄水場休止施設撤去工事で工事の施工方法の調整等に日時を要したこと、また、配水施設費において工水2号送水管補強工事で関係機関との調整等に日時を要したことによるものでございます。  以上で下水道事業会計、水道事業会計及び工業用水道事業会計の予算繰越額の説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、以上で上下水道局関係提出予定議案の説明を終わります。         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、上下水道局関係の所管事務の調査として、「緊急時における水道用水に関する相互協力の実施について」の報告を受けます。  それでは理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎金子 上下水道事業管理者 それでは、「緊急時における水道用水に関する相互協力の実施について」御報告させていただきますので、お手元の端末の平成30年5月30日環境委員会の資料一覧のページ、2(1)、緊急時における水道用水に関する相互協力の実施についてのファイルをお開きください。  内容につきましては篠田水道計画課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎篠田 水道計画課長 初めに、本件報告に至る経緯について御説明いたします。  神奈川県内広域水道企業団の相模原ポンプ場におきまして、昨年7月に導水ポンプの緊急停止がございまして、これに対応するため、県内5事業者で締結しております協定に基づいて緊急導水による相互協力を実施し、広域的な減断水の発生を回避したところでございます。このたび、これら緊急導水に係る費用について、ことし3月末に確認書を取り交わし、一連の手続が完了いたしましたので、報告させていただきます。  それでは、「緊急時における水道用水に関する相互協力の実施について」、資料に沿って御説明させていただきます。  資料の2ページをごらんください。  1、協定書の概要についてでございます。水源をともにする神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市及び神奈川県内広域水道企業団の県内5水道事業者は、震災、水質事故、施設事故等の緊急時において、水道用水の安定供給を確保するため、平成23年9月に緊急時における水道用水の安定供給のための相互協力に関する協定書を取り交わして広域連携を強化しているところでございます。  また、協定に基づく緊急導水につきましては、企業団からの供給ではないことから、その費用については川崎市及び横浜市が沼本ダムから取水、導水し、企業団西長沢浄水場において浄水処理を行い、川崎市及び横浜市内に給水したとの考え方により、平成26年3月に緊急時の相互協力等の実施及び費用負担に関する覚書を県内5事業者で取り交わしているところでございます。  次に、2、平成29年度の企業団相模原ポンプ場導水ポンプに関する対応についてでございます。  (1)企業団相模原ポンプ場の概要についてでございますが、相模原ポンプ場は、下の図の中央に赤枠でお示ししてありますとおり、飯泉取水堰及び相模大堰で取水した原水を、神奈川県及び横浜市へ供給する相模原浄水場と、川崎市及び横浜市へ供給する西長沢浄水場まで導水するための施設でございます。相模原ポンプ場には導水ポンプが4台設置されておりまして、通常時は2台から3台の運用で、1日当たり65万から90万立方メートルの水を導水しております。  次に、3ページをお開きください。  (2)導水ポンプの緊急停止についてをごらんください。平成29年7月16日と7月19日に、それぞれ1台の導水ポンプの電動機が一部焼損したことにより緊急停止いたしました。その後、7月29日に電気設備の故障によりまして3台目の導水ポンプが緊急停止いたしました。  次に、緊急停止の原因について御説明いたしますので、平成30年5月30日環境委員会の資料一覧のページにお戻りいただきまして、2(1)、緊急時における水道用水に関する相互協力の実施について(参考資料)のファイルをお開きください。この参考資料は、平成29年11月に開催されました企業団の広域水道常任委員会資料を抜粋したものでございます。  3ページをお開きください。  資料一番上の丸印にありますとおり、導水ポンプの電動機が一部焼損した原因につきましては、電動機の一部であるブラシの材質選定に誤りがあり、現状のポンプの運用には適さない材質のブラシを選定したことによるものでございます。また、電気設備の故障の原因につきましては、資料上段イの2つ目の丸印にありますとおり、ヒューズの容量検討に誤りがあり、装置に適さないヒューズを選定したことによるものでございます。  これら導水ポンプの対応につきましては、資料中段(4)の2つ目の丸印の中にあります3つ目、4つ目の項目のとおり、ブラシについては発熱が少なく運用に適した材質に変更し、ヒューズについても容量の大きい仕様にポンプ4台とも交換いたしまして、現時点では、導水ポンプの復旧は完了しており、製造メーカーも責任を認めていると伺っております。  平成30年5月30日環境委員会の資料一覧のページにお戻りいただきまして、2(1)、緊急時における水道用水に関する相互協力の実施についてのファイルをお開きいただき、3ページをお開きください。  次に、3、協定に基づく緊急導水の実施についてをごらんください。このように、相模原ポンプ場の導水ポンプ3台が緊急停止したため、運転できるポンプが1台のみとなり、相模原浄水場及び西長沢浄水場への水量が不足し、神奈川県内の給水に影響があることから、協定に基づいて、平成29年7月29日から8月3日まで、下の図にありますとおり川崎市及び横浜市が沼本ダムで取水した水を西長沢浄水場へ緊急導水し、このことにより広域的な減断水の発生を回避したものでございます。この導水ポンプの緊急停止で不足した水量は、1日当たり約43万立方メートルでございました。これに対応するため、沼本地点で利用していなかった川崎市の1日当たり約14万立方メートルと、横浜市の約10万立方メートルの水を緊急導水し、西長沢浄水場を利用して浄水処理をいたしました。  さらに、不足する水量約19万立方メートルにつきましては、企業団相模大堰からの取水の一部を沼本地点に変更して取水し、企業団がみずから西長沢浄水場で浄水処理を行い対応したところでございます。  川崎市が沼本ダムから緊急導水した総量は約72万立方メートルでございまして、協定に基づく浄水処理を企業団西長沢浄水場で行ったことから、浄水処理等に要した費用として約440万円を負担したところでございます。なお、この水量に相当する企業団からの受水がなかったことから、受水費相当額約1,020万円の負担は発生いたしませんでした。  このように、水源をともにする県内5事業者の広域連携により、施設事故等の緊急時におきましても安定給水が確保できたものと考えております。  以上で説明を終わりにさせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明について御質問等がございましたらお願いいたします。 ◆雨笠裕治 委員 今の説明でおおむねわかったところもあるんですけれども、もともとこの沼本ダムというのは企業団の系統のところで、そこから引っ張ることができるんですか。それはポンプを使わなくても自然流下か何かで持ってこられるんですか。そのあたりをまず教えてください。 ◎篠田 水道計画課長 沼本ダムからの取水につきましては、神奈川県と横浜市、川崎市、横須賀市で共同開発した水源となっておりまして、企業団からの水源、企業団から取水することはもともとはできるような施設ではございません。そのため、今回この事故を受けまして、相互協力の協定書を施設の利用につきまして結んでおりまして、これにより対応を図ったものでございます。また、ここからの取水につきましては自然流下で導水することができまして、西長沢浄水場に導水をしたという状況でございます。 ◆雨笠裕治 委員 もうちょっとわかりやすく教えてもらいたいんだけれども、この沼本ダムは企業団の受水対応施設ではなくて、4地方自治体で開発して持っていたところなんですか。そうすると、今の所有は沼本ダムに企業団は全く関係ないということなの。 ◎篠田 水道計画課長 今委員がおっしゃったとおり、企業団の施設ではございません。 ◆雨笠裕治 委員 企業団の施設でなかったら、沼本ダムはどういう経過で、誰が開発をして、今権利者は誰なのか教えてもらえませんか。 ◎篠田 水道計画課長 神奈川県と横浜市、川崎市、横須賀市が開発したものでございまして、使用の権利につきましては今も4構成団体が持っております。今回につきましては、この事故を受けましてそれぞれ横浜市と川崎市がそこから取水できる水量のうち、使っていない水量がございましたので、まずその分をそれぞれの事業体が取水をしたという形で、ただ、浄水処理施設が本市の場合につきましてはございませんので、企業団の西長沢浄水場の施設を利用して浄水処理をしたというものでございます。また、それでも足りなかった分につきましては、神奈川県内広域水道企業団が相模川水系の下流の相模大堰からの取水をしている分を、沼本から取水できるように河川管理者のほうに許可をいただいて取水をしたものでございます。 ◆雨笠裕治 委員 大体わかってきたんですけれども、そうであれば、沼本ダムとか宮ヶ瀬ダムとか、企業団ができた年次とかそういうものは、こういう説明のときには基本的なデータとして出してもらわないと、突如沼本ダムが出てきて、話を聞いていて、僕も昔企業団をやっていたから、ああそうかとわかってきたところはあるんですけれども、普通わからないから、わかるように説明してもらわないと。緊急時にこうやって対応できたことはすばらしいことだし、いろんな部分で何か起きたときでも2系列あるということが、きょうの委員会で説明されたのはすばらしいことなんだけれども、であれば、もっと丁寧に時系列的に出してもらわないと、せっかく緊急時でも対応できて、これだけの水量が確保できたということは画期的なことですよ。であれば、もう少し丁寧に説明をやっぱりしてほしい。これはちょっと要望しておきますので、そういう丁寧な説明に見合ったような資料をつけて、この委員会でやり直しではなくて、各委員に、できれば委員長、お願いしたいんですが、そういう資料をつくってください。お願いします。 ○廣田健一 委員長 では、今雨笠委員から要望がありました資料の提出をよろしくお願いしたいと思います。  ほかにございますか。 ◆勝又光江 委員 なぜこういう状態になったのかとか、それがこの図だけではちょっとやっぱりわかりにくいかなと思ったんですけれども。  まず、緊急時の水道用水に関する相互協力の実施についてということで1、2、3と書かれているんですけれども、もともと、要はきょうの説明の目的は、緊急停止を昨年行わざるを得なかったことについての説明をするのに、本来なら協定がこういうふうに結ばれているんですよということから入っているのかと思うんですけれども、この導水ポンプが緊急停止したというのが平成29年7月16日と7月19日で、その後7月29日にも故障したということで、この中身についての説明をきょうされているということでいいんですか。 ◎篠田 水道計画課長 本日の説明につきましては、昨年度の緊急停止を受けて一連の費用の精算まで終わったということで、昨年の流れから一連の説明をさせていただいたところでございます。 ◆勝又光江 委員 費用の関係もあるんでしょうけれども、こういう事故があったということについては、今話をしていると本来なら沼本ダムから横浜と川崎と横須賀がいわゆる水利権を持っているんだけれども、今説明されたとおりでいわゆる企業団のほうから水を西長沢浄水場に持ってきたということなんですけれども、これは精算とか何とかという前に、こういう事故が起きたときに委員会なりに報告をする必要があったのではないかと思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ◎篠田 水道計画課長 企業団のほうなんですけれども、独立した1つの地方公共団体ということでございまして、みずからの責任で4構成団体に水道用水を安定供給するという責務を持っている団体でございます。また、今回の導水ポンプの緊急停止に伴いまして対応した内容なんですけれども、県内5事業者で締結しております緊急時における水道用水の安定供給のための相互協力に関する協定書に基づく緊急導水という対応でございましたので、本市の給水に影響がなかったということも含めて、発生時における委員会等の報告につきましてはいたしませんでしたが、一連の手続が完了したということで、今回その内容について報告させていただいたものでございます。 ◆勝又光江 委員 その辺のことはわかりました。
     例えば、この緊急停止の原因と対策については、先ほど報告があってやっていきますよということなんですけれども、これって初めてのことですか。 ◎篠田 水道計画課長 今回初めてということで伺っております。 ◆勝又光江 委員 この話をきょう報告される前に、例えば企業団の水を沼本ダムのほうに借りてというか、そちらのほうから流すということでは、これはどこの対応、もともと水利権がないところにそこから水を流すということについては、どこからか許可が必要というわけではないんですか。 ◎篠田 水道計画課長 緊急導水のやり方は2つございまして、1つ目は先ほど御説明させていただいたとおり、沼本ダムにもともと水利権を持っています横浜市と川崎市、これにつきましては許可がございますので、そのまま、施設につきましては企業団の施設を利用したという形になりますので、その辺の了解は得ているんですけれども、もう一つの企業団が相模大堰で持っている水利権を沼本ダムから取水するということにつきましては許可が必要になりましたので、事前に許可申請をしていると伺っております。 ◆勝又光江 委員 その許可申請はどこへ。 ◎篠田 水道計画課長 神奈川県内広域水道企業団のほうで許可申請を行っておりまして、それで、河川管理者になりますので国土交通省になります。 ◆勝又光江 委員 国土交通省に申請の手続をして、許可をもらって行ったということなんですね。それ以外に、いわゆる緊急停止を行ったということで、国土交通省もそうなんですけれども、厚生労働省のほうは衛生面についての、このことについての何か連絡とか通達とか、そういうものはなかったんですか。 ◎篠田 水道計画課長 この事象につきましては、実施する前に厚生労働省の水道課のほうにも連絡をしておりまして、内容のほうも把握した上で実施してよいということで進めていると伺っております。 ◆勝又光江 委員 そうすると、厚生労働省のほうから通達みたいなものが来たのはいつごろですか。その中身についてはわかりますか。 ◎篠田 水道計画課長 通達というよりは、事故の内容を報告いたしまして、そういう運用をしてよいかという確認をとったということでございます。 ◆勝又光江 委員 運用はそうなんですけれども、いわゆるこの事故を防止するために今後どのようにしなさいという通達はなかったんですか。いわゆる通達というか事務連絡みたいなものは。 ◎篠田 水道計画課長 施設事故についての通知につきましては、昨年度末に各水道事業体宛てにあったということなんですけれども、この事故だと想定できるような内容ではございましたけれども、この事故に限定しているものではございません。施設設備の適切な維持管理を、適正に管理をするようにというような通達はございました。 ◆勝又光江 委員 昨年度末ということなんですけれども、事前にちょっと調査しましたところ、ことしの3月30日付で事務連絡が来ていまして、その中身についてはこういうポンプ場での事故というのは今回が初めてではなかったと。この事故自体を重大事故だということで、いわゆる川崎市とかいうわけではなくて、全国にこういう状況が起きないかどうか、起きていないかどうかということを全体に調査するようにという事務連絡も来ているのだと思うんですけれども、その辺のことについては水道局のほうとしては掌握されていたんですか。 ◎篠田 水道計画課長 昨年度末ということで、今委員がおっしゃられた内容のことでございます。 ◆勝又光江 委員 その文書をできれば後で出していただけたらと思いますが、私が見たところでは、その中にポンプにおける事故というのは今回だけではなくて、これまでもあったという文言が書かれていると思いますので、その辺のところも含めて要求しておきたいんですけれども、いいですか。 ○廣田健一 委員長 資料提供できますか。 ◎篠田 水道計画課長 はい。 ○廣田健一 委員長 では、よろしくお願いします。 ◆勝又光江 委員 先ほど導水ポンプの緊急停止で不足した水量のことが報告されておりましたけれども、1日当たり43万立方メートルということなんですが、川崎市で14万立方メートル、横浜で10万立方メートルということで、川崎市に出すものと横浜に出さなきゃいけない、いわゆる水利権の関係で、それで、企業団の水が沼本ダムから緊急で43万立方メートルということなんですけれども、この水量というのは、今回は6日間ということで、短期間で水道局のほうが動いて対応されて、本当にすごく急いでやったということがあるんですけれども、もしこれがもう少し長い期間とかとなってくると、水利権との関係もあるんですけれども、沼本ダムの水量というのは対応できるものなんですか。 ◎篠田 水道計画課長 川崎市におきましては、1日当たり14万立方メートルの水量につきましては、再構築事業によりまして長沢浄水場に統廃合いたしました結果、現在使われていない水量でございますので、その分につきましては使うことはできると考えております。 ◆勝又光江 委員 やっぱり数字で出てこないと、この辺で心配なのは、川崎市に水利権によって来る水と、企業団が相模大堰に持っているものをそちらの沼本ダムから借りてというか、出しているという。その辺で大丈夫なのかなというのは数字の上でやっぱりあらわしてもらわないとなかなか厳しいかなと、理解できないところがありますので、その辺が大丈夫なんだという安心感のためにも、その辺の数字の具体的な説明をお願いしたいなと思うんですけれども。 ◎亀山 水道部長 今お話しいただいた件で、横浜市と川崎市におきましては、今既に持っている水利権の範囲内でやっておりますので、そこは絶対大丈夫だと。企業団が下から上につけかえた数量に関しては、当然その時点では大丈夫だということは前提ではありますので、それが長く続いた場合の可能性につきましては、それぞれの需要量だとか県内の水道事業者のそういった需要量を加味しまして、全体的な水利として取り扱っていきたいとは考えております。  将来に向けての話になりますけれども、そういったバックアップだとかそういったものも含めて、県内で水道事業の連携をする推進会議をつくっておりまして、その中でも検討してまいりますので、将来に向けてそういったことを全体的に大丈夫なバックアップ体制をつくってまいりたいとは考えております。 ◆勝又光江 委員 大丈夫だというバックアップ体制をとりたいということなんですが、きょうの時点では具体的なそこら辺がよくわかっていないので、もう少し丁寧に説明できるようにしておいていただきたいというのが要望です。 ◆浜田昌利 委員 7月16日と19日は、電動機が一部焼損したということでしたので、これがブラシが原因だったということでよろしいんでしょうか。 ◎篠田 水道計画課長 今おっしゃったとおり、ブラシが焼損したということでございます。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。そうすると、ヒューズのほうは7月29日が電気設備というので、そちらがヒューズなんだなと理解したいと思います。  では、このブラシとかヒューズですけれども、結局この導水ポンプを設置してからそれなりの年月がたっていたと思うんですよね。新しく導入してすぐこうなってしまったのか、どのぐらいの年数使った上でこういうことが起こったのでしょうか。 ◎篠田 水道計画課長 ポンプと電動機につきましては、設置当時から基本的に更新しておりませんが、適正な維持管理を行い部品交換や定期点検等を行った上で、おおむね50年程度を更新の目標としてやっているということで、現状、50年近くたっていると聞いております。  また、電気設備につきましては30年程度利用し、更新の期間ということで設定しておりまして、この電気設備につきましては平成13年に更新していると伺っております。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。そうすると、ではヒューズのほうは平成13年に更新して平成29年に起こったわけだから、16年間はそのヒューズだったんだけれども異常がなかったんですね。 ◎篠田 水道計画課長 ヒューズの件なんですけれども、おおむね耐用年数が5年程度と伺っておりますので、その周期で更新していると思うんですけれども、今回はそれ以内で発生したと聞いております。  ヒューズの交換につきましては、5年程度の期間で交換しているということです。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。そうすると、今回はただしそのヒューズに問題があることがわかったので、ヒューズをただ交換するというのではなくて、ヒューズの中身というか種類というか製品というか、結果としてそれを変えたわけですよね。 ◎篠田 水道計画課長 ヒューズの容量の検討に誤りがあったということで、その検討をし直した上で適正なヒューズに交換したと伺っております。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。ちょっと細かいことを聞いて申しわけない。ブラシについてもやはり同じように、同じものをただ交換したのじゃなくて、ブラシについても機能がアップしたというか、別のブラシになったわけですよね。 ◎篠田 水道計画課長 ブラシにつきましても、当初設定されておりました温度以上に実際上がったということで、ブラシの材質を変えて交換しておりますということで聞いてございます。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。結果として、16日、19日、29日ということで3台の導水ポンプが停止して、3台目が停止した7月29日から8月3日までは緊急導水を実施したということですけれども、結果として断水は起きなかったんですよね。 ◎篠田 水道計画課長 本市を含めて、神奈川県内で断水は発生してございません。 ◆浜田昌利 委員 ただし、そのままだともたなくなるわけですから、そういう意味で何か水圧が下がったとか、そのことによって利用の状況が何か影響があったとか、そういうことは全くなかったんでしょうか。 ◎篠田 水道計画課長 水量を確保しておりましたので、水圧低下等の影響があったとは伺っておりません。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。それはよかったなと思います。  要するに、7月29日から8月3日まで緊急導水ということは、8月3日にはブラシもヒューズも全て修理というか、完了したということでよろしいんですよね。 ◎篠田 水道計画課長 8月3日の時点でまだ原因のほうがはっきりわかっておりませんでしたので、仮復旧という形で3台中2台実施しました。4台中3台整ったということで、緊急導水のほうはやめまして、残りの1台と、本格復旧につきましては12月15日に復旧したということでございます。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。最終的にメーカーはその責任を認めているということですのでメーカーに責任があると思うんですね。今、御説明の中では浄水処理に要した費用として440万円を負担しましたと。企業団からの受水がなかったことから1,020万円の負担は発生しなかったと。ただ、440万円は負担したわけなんですよね。この440万円もメーカーが責任を認めているので、440万円もメーカーが最終的には賠償するとか負担するんでしょうか。 ◎篠田 水道計画課長 本市が緊急導水した分につきましては、本市が企業団の浄水場を借りたという形になるんですけれども、浄水処理をしたということになりますので、その分の費用を企業団のほうにお支払いしたということで、そのかわり企業団からの受水がなかったということで、受水費の一部につきましては支払っていない状況でございまして、その分の損害賠償につきましては発生していないということで整理をさせていただいているところでございます。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。本来かかるであろう1,020万円がかからなかったと。結果として440万円かかったけれども、差し引きすればかからないで済んだ、そういうことですね。 ◎篠田 水道計画課長 委員のおっしゃったとおりでございます。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。そうすると、では最終的にメーカーは責任を認めたと。だから、メーカーに責任があるから、メーカーがそれなりの賠償責任があるんだろうなと思うんですけれども、では、そうするとメーカーはどの部分を費用負担したというか、どの部分を、責任を賠償という形で果たしたんでしょうか。 ◎篠田 水道計画課長 復旧のための施設の部品交換と、完全復旧するまでの監視等をメーカーのほうが実施しております。また、このポンプ場の停止によりまして別な工事を一時やめたということがございましたので、その辺も含めて損害賠償額として2,500万円で合意をしたと聞いております。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。今回はそういう相互協力のことなどいろいろあって、平成23年、平成26年とそういった合意をしていたということがあって、結果としては断水に至らなかったということでしたのでよかったなと思います。今後とも引き続き万全な体制をとっていただきますように、これは要望いたします。 ◆井口真美 副委員長 2つだけ。1つは、最初の勝又委員への御答弁で、なぜこの委員会に報告がなかったのかという問題なんですけれども、御答弁では企業団は独立した自治体であり、本市に特に大きな影響がなかったのでということでしたけれども、この沼本からは1日14万立方メートル出したわけで、本市には影響がなかったわけではないわけですし、企業団は川崎市は構成団体ですから、市民の水にとって必要な問題についてはやっぱりきちんと報告すべきじゃないかと私は思うんですね。そのことをちょっと最終的に言いたいために1つ伺うんですけれども、この1日14万立方メートルというのは何で14万立方メートルしか出せなかったんですか。 ◎篠田 水道計画課長 本市の相模川水系の水利権につきましては、1日当たり約42万2,000立方メートルございます。長沢浄水場で処理しているのが28万立方メートルでございますので、その差し引きの14万2,000立方メートルが現在使用していない水量でございます。 ◆井口真美 副委員長 つまり、全量出したんだよね、水利権の全量を毎日出してあげて、何とか、結局最終的には19万立方メートル下から持ってこなければできなかったんだけれども、川崎としては全量を出してあげたということですよね。だから、この間ずっと言われていたように、生田浄水場をなくしたときの議論ですからそこに戻りますけれども、大丈夫だと、水は企業団と沼本が相模湖から出せばあって、相模湖の水利権を全部使うわけじゃないから何かあっても大丈夫だと言われましたが、結局企業団から水が来なくなると全量を出して使ったわけだと。川崎市の水を全量使ったという点だけでも私は大きな影響ではないかと思うので、これはやっぱりその段階で今こうなっていますと言うべきだったと思いますが、その点いかがですか。 ◎亀山 水道部長 その辺は、先ほどと同じことを繰り返すようなんですけれども、企業団は独立した地方公共団体でございますので、企業団のほうで起こったものに関しては企業団のほうから御報告をいただくという形で今まで進めているところでございます。企業団に対してもそういう責務を負っていると考えているところでございますが、環境委員会等への報告につきましては、今井口副委員長もおっしゃられているんですけれども、本市の給水への影響の大きさや方法等を考えて、その辺はまた御報告をしてまいりたいとは考えてございます。 ◆井口真美 副委員長 もう一つ伺います。この事故が、先ほど言われたように事業者の、業者の5年に1遍交換しているであろうものがまずかったということなわけですよね。1つは、同じようなものが川崎市内にはないのかと。企業団にももうないのかと。今後、これはどのように教訓化されていくのかという点についてはいかがですか。 ◎篠田 水道計画課長 まず、この方式のポンプと電気設備についてのことでございますけれども、このポンプにつきましては、巻き線型の電動機というものと、回転数を制御するためにセルビウスという装置を使ってございます。この装置を使った施設は本市にはございません。また、企業団につきましては、飯泉の取水ポンプで同じような形式を使っているということでございますが、メーカーが違うということでこういう問題が起きないかということをこのメーカーに確認したところ、問題はないということで確認をしていると伺っております。 ◆井口真美 副委員長 たかだか5年間で壊れてしまうようなものを使っている事業者は本当に大丈夫かという点で言えば、飯泉も心配だと思いますので、川崎は飯泉がもしもとまってしまえばまた同じことが繰り返されるわけで、うちはお水が足りなくなるわけですよ。だから、この点については本当に企業団に対してもしっかりと川崎市から二度と起こさないようにしてくれとか、構成団体の1人だから言う立場かどうかわかりませんけれども、そこは責任持ってもらいたいと思いますけれども、そこは大丈夫ですか。 ◎亀山 水道部長 事故が起きた段階で、維持管理に関しまして、私水道部長から技術部長に対しまして維持管理の強化ということで、その辺は一構成団体として申し入れをしているところでございます。 ◆井口真美 副委員長 そうしたら、やっぱり環境委員会に報告あるべきですよね、やっていることなんだから。そこは本当に市民の水が足りるか足りないかという大事な問題だし、相模大堰からつけかえてもらうなんていう異例なことをしなければ足りないわけだから、これはやっぱり市民の水の問題としてきちんと図るべきだし、本来これがまた起こった場合どうなるかについては対応策をやっぱり考えるべきだと思います。私は基本的には企業団からの水をこれだけ依存していると足りなくなることを証明したという、重大な事故だったと思っていますので、これは引き続き、簡単と言われましたのでこれくらいにしますけれども、思っています。 ◆雨笠裕治 委員 今、いろいろな御意見、やりとりが出たんですけれども、前提で申し上げましたように、しっかりとこれはライフラインに関することだから、いい機会なので、例えば2系統がとれていて、相対的な水利全体はどのくらいあって、そのうちの川崎が水利権を幾つ持っていて、だけれどもその水利権というのは交渉次第によってはちゃんと対応することが可能なので、日量幾つまで平気な系統をうちは今回持って、それを使うことができたのかというところも含めた資料をいただけませんか。それがないと、ちょっと陳腐な議論になってしまうので。申しわけないですが、そのあたりをしっかりと対応していただく、確認していただく上での資料をいただきたいと思います。 ◎亀山 水道部長 雨笠委員おっしゃるように、現状の中できちんとした数字というか、そういった部分を定量的な部分でお示しできるように資料をつくって、後ほど提出させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○廣田健一 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「緊急時における水道用水に関する相互協力の実施について」の報告を終わります。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、交通局関係の「平成30年第2回定例会提出予定議案の説明」を受けます。  理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 おはようございます。それでは、平成30年第2回市議会定例会に提出を予定しております「報告第10号 平成29年度川崎市自動車運送事業会計予算繰越額の報告について」御説明させていただきます。  なお、内容につきましては関口経理課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎関口 経理課長 それでは、「報告第10号 平成29年度川崎市自動車運送事業会計予算繰越額の報告」につきまして御説明申し上げますので、別冊、黄色い表紙の平成30年第2回川崎市議会定例会報告第2号から報告第10号の37ページをお開き願います。これは、地方公営企業法第26条第3項の規定に基づき御報告するものでございます。  内容につきまして御説明申し上げますので、38ページの平成29年度川崎市自動車運送事業会計予算繰越計算書をお開き願います。  地方公営企業法第26条第1項の規定に基づく建設改良費の予算繰越計算書でございます。  繰越額の内訳でございますが、第1款自動車運送事業資本的支出、第1項建設改良費の上平間営業所建替整備事業で、これは耐震性に課題があり、老朽化した上平間営業所を建てかえる事業のうち、事務所棟改築に係る工事及び委託でございます。平成29年度の予算計上額5億4,482万6千円に対し、翌年度繰越額が4億6,676万4,120円となったものでございます。翌年度繰越額の財源内訳といたしましては、企業債4億6,600万円、その他76万4,120円となっております。また、不用額につきましては2,204万6,600円となっております。  翌年度繰越となった主な理由といたしましては、一般競争入札が不調となったことなどにより、工法を見直す必要が生じたものでございます。  説明は以上でございます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、以上で交通局の提出予定議案の説明は終わります。         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、交通局関係の所管事務の調査として、「路線新設について」の報告を受けます。  それでは理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 それでは、「路線新設について」、北條運輸課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎北條 運輸課長 それでは、路線新設について御説明いたします。  平成30年5月30日環境委員会の資料の一覧のページにお戻りいただきまして、2(2)、路線新設についてのファイルをお開きください。  それでは、表紙をおめくりいただきまして、資料をごらんください。  初めに概要でございます。鷺沼駅と聖マリアンナ医科大学病院を結ぶバス路線を、市バス、東急バス及び小田急バスの3事業者で共同運行する見通しが整ったことから、路線新設の認可を申請いたします。  次に、路線新設の経過でございます。交通局では、川崎市総合計画や川崎市バス事業経営プログラムなどにおける北部地域の輸送需要等に対応する路線見直しとして、鷺沼駅から聖マリアンナ医科大学病院の路線新設を検討しておりました。当該路線は、鷺沼駅の駅前広場が狭隘などの課題があることから、現状を見据えつつ、バス停留所の利用調整について鷺沼駅のバスターミナルを管理する東急バス及び聖マリアンナ医科大学病院に多くのバス路線を乗り入れている小田急バスとの協議を進めてきたところでございます。  この協議におきまして、運行を日中時間帯に限定することで、現状でも起終点のバス停留所を確保できる見通しが整ったことから、市民の利便性を高めるため、共同運行することになったものでございます。  今後とも、鷺沼駅周辺再編整備等を踏まえ、関係機関と連携し、引き続き市バスネットワークの充実に取り組んでまいります。  次に、運行計画でございますが、平成30年秋ごろの運行開始で3事業者で調整しているところでございます。今回の運行では、各事業者とも新たに運行する区間があることから、路線新設の認可申請が必要となります。路線新設の認可申請は、運行開始の3カ月前までに申請し、監督官庁から認可を受けなければなりません。そのため、認可申請の準備に当たり、関係機関への確認作業を進めることから、路線新設の御報告をさせていただいたものでございます。  次に、運行経路でございますが、鷺沼駅から清水台を経由して聖マリアンナ医科大学前までの5.4キロとなります。資料の右側上の路線図をごらんください。地図右側の黄色い丸印で示す鷺沼駅から、土橋、犬蔵、清水台及び長沢の各交差点を経由して、黄色い丸印で示す聖マリアンナ医科大学前まで運行いたします。市バスでは、緑色の矢印で示す鷺沼駅から土橋交差点までの区間が路線新設の区間となります。  次に、右側下の運行系統図には、停車する停留所を示してございます。いずれの停留所も、共同運行する3事業者の既設停留所を利用いたします。  市バスでは、小田急バスが設置する菅生停留所並びに東急バスが設置する土橋四丁目停留所及び土橋南公園停留所の計3箇所の停留所が新設となります。  次に、資料の左側にお戻りいただきまして、運行時間帯でございますが、鷺沼駅及び聖マリアンナ医科大学前の両停留所は、朝夕時間帯は多くのバスが運行しており、新たな方面へのバス運行は大変難しいことから、日中時間帯のみの運行となります。現在、運行本数や運行時間などの詳細な内容について3事業者で調整しているところでございます。  以上で、資料の説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について、御質問等がございましたらお願いいたします。 ◆木庭理香子 委員 今この資料を拝見しますと、経過のところで「北部地域の輸送需要等に対応する路線の見直し」とあるんですけれども、そこの概要のところなんかを見ますと、バス路線を3事業者で共同運行する見通しが整ったとも書いてありますけれども、例えば常々申し上げていますけれども、北部地域の、特に麻生区なんかは市バスが全くとは言わないですけれども、1.5路線しか走っていない状況の中で、小田急であったりとか東急では補完できないエリアがいっぱいあるわけなんですよね。だから、もっとそこを足を伸ばしてもらったりであったりとか、もう少し違う系統で回っていただけたらもうちょっと充足できるような場所が幾つもあるんですけれども、今ここの中にあるように、北部地域の輸送需要等に対応する路線の見直しということで、ほかにはどういう地域があるのか、あるのであれば教えていただけますか。 ◎北條 運輸課長 現時点ではまだ具体的にどの地域というのはございませんけれども、これまでも先生がおっしゃったとおり、溝口から新百合丘ですとか、琴平神社から今までなかった新百合丘というところで、市バスでできるところは少しずつ北部地域のネットワーク運行は拡大してきております。先生がおっしゃったとおり小田急バスさんとも、エリアが入っていくと、あちらの運行のこともありますので、その辺を調整しながら、少しずつ地域の利便性が高まるよう、市バスができる取り組みを今進めているところでございます。
    木庭理香子 委員 南部とか中部と比べて北部は、宮前区も含めて宮前、多摩、麻生という3区は、特に御存じのとおり丘陵地ですので、本当にこれまで車でとか移動できた人たちができなくなっている状況、徒歩で行けた人が行けなくなっている状況が生まれていて、平地とは違ってやっぱり起伏が大きいので、本当に交通不便は孤立につながるんですね。なので、やはりそこは市バスが福祉目的で走らせているというような意見も昔ありましたので、そういう観点であるのであれば、積極的にそういうのも検討を進めていただきたいなというのと、今まで走っていないところも含めて進めていただきたいなということと、あと、やはりさまざまな形、よく言われるのが鷲ヶ峰であったりとか菅生の駐車場がもう狭くて、これ以上台数をふやせないというような御意見もあるんですけれども、そうは言っても民バスでは補完し切れないそんなに利用者が多くない路線も北部では想定できるわけですから、だけれども必要としている人がいるというところが確実にあるので、やはりそうした研究を進めていただくことを要望させていただきます。 ◆勝又光江 委員 運行時間帯なんですけれども、とりあえず今、日中時間帯に限定するということで調整中ということなんですけれども、これもちょっと具体的に今どういうところで時間帯がだめで、でもこの辺ならいいんじゃないかというような、そういう計画の状況と、あと、運行本数もそうなんですけれども、今調整中だけれども今ここまで話が進んでいるというものがわかれば教えてください。 ◎北條 運輸課長 現時点ではこの形でしか答えることができない状況でして、特に鷺沼駅に入っている東急バスさんですとかが、どこが今あけられるかというのを一生懸命検討していただいている状況でして、そこはちょっと市バスのほうではなかなかどこというのは言えません。ただ、朝夕はバスの運行本数が多いので、少ない時間帯を今やりたいというところで、運行本数についてもどこなら入れるかというのを今検討していただいているところですので、そこもまだちょっと、とにかく今はこういうのが走るというのをやりましょうと決まったところで、どこに入れるかはそれぞれ各社、聖マリアンナですと小田急さんがそういうのを考えながらやっており、具体的な時間帯が3社の中でもはっきり決まっていない状況です。今その調整を進めているところです。 ◆勝又光江 委員 これは地域の方にしてみれば、早く通してほしいという気持ちがすごく強くて、こういうところまで調整が進んでいるというのを聞いただけでもわくわくするというか、とても喜んでいるという声がありますので、例えば目的が鷺沼に行きたい人もいるだろうし、聖マリアンナのほうに行きたいといういろんな要望があると思うんですけれども、聖マリアンナに行くとすれば診療に間に合うようにという、そういうこともあると思いますので、できるだけ早い時間帯で入れていただけたらなというのを要望しておきます。  あと、これは今言ったように鷺沼と聖マリアンナなんですけれども、地域の方の要望というのは、鷺沼というといわゆる買い物をしたい方、それから病院に行きたい方が聖マリアンナにという、その両方の要望がやっぱり強いんですか。 ◎北條 運輸課長 そのような要望もございましたけれども、やはり市バスとしては急行停車駅である東急の田園都市線の鷺沼につなぎたいということと、やはり地域で利用者の多い病院につなぎたいという、そういう拠点間を結んだということで、これも当然かなと思いますけれども、ネットワークの充実にはそういう拠点となるところを結びたいというのがありますので、それで今回駅と病院を結ばせていただいたところでございます。 ◆勝又光江 委員 そうすると、拠点駅と病院ということで要望が両方あってということなんですけれども、聖マリアンナへ乗り入れている路線というのは、市バスでほかにはあるんですか。 ◎北條 運輸課長 市バスですと、溝口駅南口、それから宮前平、生田から乗り入れております。この3カ所から乗り入れています。 ◆勝又光江 委員 3カ所のみですか。 ◎北條 運輸課長 そのとおりでございます。 ◆勝又光江 委員 そういう意味では、拠点駅と聖マリアンナということもあるんですけれども、今木庭委員からも話があったように、北部のほうがやっぱりこういう線が欲しいという、いろんな線が欲しいというのはあるんですけれども、聖マリアンナに行くのにバスを通してほしいというのもやっぱり希望としてはありますので、これはさっきの話ですけれども、そういう要望もあるということを受けとめておいていただければと思います。  あと、最後にこのきょうの報告とはちょっと違うんですけれども、菅生と土橋四丁目、土橋南公園というところに東急と小田急と一緒に使うということになっているバス停なんですけれども、このバス停はもともと小田急と東急が使っているところに市バスも使わせてもらうということになるんでしょうか。 ◎北條 運輸課長 先生のおっしゃるとおり、そのとおりです。今ある停留所にとめさせていただくという形になります。 ◆勝又光江 委員 そこはいわゆる上屋とかベンチとかはついているところですか。 ◎一戸 自動車部長 これは東急バスの管理のバス停になっておりまして、現状では上屋等はついてございません。 ◆勝又光江 委員 3カ所ともついていないんですか。 ◎北條 運輸課長 3カ所ともついておりません。 ◆勝又光江 委員 私、市バスは今計画で上屋とベンチをつくるということを順次行って、つけられるところはつけられるというふうにやっていただいているんですよね。だから、そういう意味では私、この前小田急とか東急が走っているところも、例えば市バスの上屋がついていないところにつけてほしいと要望したときに、道路を挟んで市バスのほうはついているけれども、向かい側ではとまるのが東急だとか小田急だと、そちらのほうは向こうはお任せなのでということで、ついていないところが結構あるんですよね。ですので、これを機会に同じところを使うということであれば、そこのところも検討していっていただけたらなということで、ちょっとこれは要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆斎藤伸志 委員 今、鷺沼駅からマリアンナまで行くには、現状だとどういう路線で行かなきゃいけない状況になっているんですか。それと、マリアンナからまた鷺沼のほうに行く場合は、どこをどう行って、どう乗りかえていくような路線になっているんでしょうか。 ◎北條 運輸課長 バスだけで行こうとしますと、土橋でおりて東急バスから市バスに乗りかえていただく形でしか鷺沼からは行けません。あとは電車で宮前平の駅に出ていただいて、そこから市バスに乗っていただければ聖マリアンナ医科大行きがありますので、そちらの2通りになります。 ◆斎藤伸志 委員 そうすると、今この運行経路が5.4キロで直接つながるというと、時間的にはどれぐらいの短縮なんですか。 ◎北條 運輸課長 時間等も各社と調整しているんですけれども、25分から30分程度の間の時間になるのではないかということを見込んでおります。 ◆斎藤伸志 委員 25分ぐらい短縮ということですか。 ◎北條 運輸課長 短縮ではなくて時間だけだと思ったのですみません。実際乗りかえる時間等を考えますと、やはり鷺沼から土橋まで出るのに10分程度、そこからバスがたまたまうまく来て乗りかえたとしてもまた20分強かかりますので、全体では今乗りかえると、乗りかえ時間はわかりませんけれども30分以上の時間がかかることになりますけれども、今回この路線ができることで全体では30分以内に鷺沼から直接聖マリアンナ医科大学まで行けるようになると考えております。 ◆斎藤伸志 委員 一番短くて5分から10分ぐらいの短縮になるということですか。 ◎北條 運輸課長 乗りかえの時間が特になければということです。 ◆斎藤伸志 委員 やっぱり利用される方々って1分でも早く目的地に着きたいとか、乗りかえとかもなくなるというので本当にいいことだと思いますし、あと、また料金的なものも大きく変わってくると思うので、ぜひぜひまたこれは進めていってほしいなと思うんですけれども。  あともう1点、バスが、市営バスさんで持っている台数的なもので言うとどうなんですか。その日中の時間帯、ほかに影響してくるみたいなことは起きないですか。 ◎北條 運輸課長 今はその運行計画を調整していて、我々のバスが新しいのが必要かどうかとあるんですけれども、管理委託を進めて北部地域に今車庫スペースを少しずつつくっておりますので、全体の見直しの中でほかの地域から持ってくるなどしてバスの補填もできますので、今のところは特に、今回のこの運行についてはそれほど大きく困るようなことはないと思います。ただ、今後もしふやすようなことがあれば、スペースがありますのでそちらにバス資源を投入して、より多くの運行に対応していくことを考えております。 ◆斎藤伸志 委員 対応できるということですので、余りバランスが悪くなってほかのところにも影響が出るようなことになると、またそれはそれで問題が起きてきますので、ぜひうまく調整していただいて、この路線を有効活用していただけるように要望させていただきたいと思います。 ◆添田勝 委員 鷺沼と聖マリアンナのいわゆる公共路線がつながるというのは、非常に地元の方には喜ばれていいのかなと思ってはいます。一方で、何点かあるんですけれども、鷺沼に行く人というのは、有馬とか野川とかそこら辺の人たちが多いと思うんですけれども、その人たちというのは現状、聖マリアンナよりも多分井田病院とかのほうが行っている人が多いのかなと思うんですけれども、そういう意味でどのぐらい、鷺沼を利用している人たちの中でも、割と高津区寄りに住んでいる人たちは絶対そっちのほうに行っている人が多いんですが、聖マリアンナに行く人がどのぐらいこのバス路線が開通することでふえるだろうと見込んでいらっしゃるか、まずお願いします。具体的な数を言わなくても、それで人の動線が変わっていくのか。 ◎北條 運輸課長 鷺沼駅から野川の地帯の方ですけれども、井田病院に行かれる方もいれば、何かの病院から聖マリアンナに紹介を受けて行かれる方もいらっしゃるというので、やっぱりそういう方々がこのバス路線を少しでも利用していただけるのではないかなと考えております。需要予測の具体的なものは、病院が何人というのは具体的にはないんですけれども。ただ、この地域の方々も実際に紹介を受けるときには聖マリアンナか、もしくは井田病院という拠点の地域の大きい病院で受けると伺っておりますので、そういう中では今まで宮前平から乗りかえなければ行きづらかったものが、鷺沼駅のバス乗り場から行けるということで、そういう方々の利便性は向上できるのではないかと考えております。 ◆添田勝 委員 実際、宮前平から聖マリアンナに行くバスってそんなに多くないじゃないですか。実際にほとんどの人は溝口へ行って、そこからバスで行っている人がすごく多いのが実態だと思うので、そういう意味では利便性が上がるのは区民にとってはたしかに、間違いないんですけれども、これは小田急バスは基本的に自主運営でやるということでいいんですか。うちのほうから、例えば若干赤字補填があるとか、そういうことはないですか。 ◎北條 運輸課長 そういうお互いの補填とかはなく、それぞれ東急バスさんも小田急バスさんも、全て自分たちの営業運行として取り組みます。 ◆添田勝 委員 そうしたら、鷺沼から聖マリアンナに行くのはとてもいいことだとは思うんですけれども、さっきの需要ともちょっと重なるんですけれども、さっき勝又先生がおっしゃったように早い時間の需要はあるだろうということは確かにそのとおりだと思うんですが、鷺沼の再編とかとの兼ね合いをやっぱり考えると、どうしてもトレードオフで鷺沼大渋滞というのが、非常に宮前区民としては懸念されるところなんですよね。ほかの駅と違って非常に小さい駅なので、再編したところで恐らく道も狭い場所ですから、これはうまくいくのかなという不安がちょっとあるんですけれども、その辺はどうお考えですか。日中からまず切り口としてやっていくのはいいことだと思うんですけれども。 ◎北條 運輸課長 鷺沼駅の再編である程度の市バスが確保できれば、できれば市バスとしては北部地域のネットワークを充実させていきたい。その中で、できれば普通の車から市バスに利用転換していただいて、そういう意味で渋滞が減らせないかなというのを考えておりますので、やはりバスが充実することで利用転換を図って駅周辺の渋滞を減らす、そういう協力が市バスではできるのではないかと考えております。 ◆添田勝 委員 そうすると、今おっしゃったのはいわゆるパーク・アンド・ライドみたいな話だと思うんですけれども、そうすると、あそこの駐車場をふやすのかとか、また違う話が出てきそうな気がするんですけれども。そういう細かいところまではきょうはとりあえずいいとして、さっき上屋とかベンチとかバス停の整備みたいな話が出てきたと思うんですが、例えば、そこに民間の広告をさせてバス停を管理している民間事業者さんがあるじゃないですか。ああいうのを、例えば蔵敷とかでそれをやれと言ったらふざけるなと言われそうですけれども、例えば鷺沼とか聖マリアンナとかだったら、そういう民間の協力も得られる可能性もあるのかなと思うんですけれども、その辺はどうお考えですか。 ◎澁谷 管理課長 先生おっしゃるとおり、広告つき上屋の活用については検討していきたいと思っております。 ◆添田勝 委員 反応としてどうですか。登戸とか溝口とか、近くの大きい駅とかだったらちょっとレベルが違いますけれども、鷺沼、ううん、鷺沼みたいな、そんな感じなんですか。 ◎澁谷 管理課長 まだ具体的に業者のほうに当たっているものではございませんので、これから十分打ち合わせしていきたいと思っております。 ◆添田勝 委員 では、ぜひそれは検討してください。 ◆浜田昌利 委員 1個だけ済みません。病院に着くので、病院の診察が始まるというか受け付けが始まるというか、8時とか8時半とか9時とかに着くという、日中の時間帯の運行とは書いてあるものの、そういう運行があるんだろうなと思っているんですけれども、そういうのは日中時間帯というのがどの辺の日中時間帯なのかなと。 ◎北條 運輸課長 はっきり申し上げられないですけれども、8時の時間帯というのは鷺沼駅は非常にバスが混雑しているので、ここはなかなか難しいのではないかという状況です。もう少し遅い時間帯になるのではないか。ただ、そういう需要があることは3社とも存じておりますので、なるべく早い時間に入れるようにというのは今調整をお願いしているところです。 ◆浜田昌利 委員 そうすると、夕方というか夜も、7時とか8時とか9時とか、こういう時間はちょっと日中には入らないと、そういうお考えですか。 ◎北條 運輸課長 先生のお見込みのとおりで、その時間帯には今既存のバスがありますので、なかなかそれをどけてまで入るというのは厳しいという現状でございます。 ○廣田健一 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「路線新設について」の報告を終わります。  傍聴者の方、本件は以上のとおりでございます。どうぞ御退席ください。お疲れさまでございました。                 ( 傍聴者退室 ) ○廣田健一 委員長 ここで理事者の退室をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 その他、委員の皆様から何かございますか。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、以上で本日の環境委員会を閉会いたします。                午前11時46分閉会...