監査委員 花輪孝一
監査委員 山田益男
監査事務局長 川鍋雅裕
人事委員会事務局長 吉田孝司
外関係理事者
出席議会局職員
局長 安藤 勲
担当理事・
総務部長事務取扱
野村正人
議事調査部長 宮村俊秀
庶務課長 渡邉光俊
議事課長 小泉幸弘
政策調査課長 渡辺貴彦
議事係長 渡邉岳士
議事課課長補佐 原 貴美子
議事課担当係長 柴田貴経
外関係職員
午前10時0分開会
○松原成文 議長 ただいまから、平成28年度の一般会計、
特別会計及び
公営企業会計の
決算等議案を審査する
決算審査特別委員会を開会いたします。
直ちに、日程第1の
正副委員長の互選を行います。
お諮りいたします。互選の方法につきましては、本職から指名するということにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松原成文 議長 御異議ないものと認めます。よって、本職から
正副委員長を御指名申し上げます。
委員長に
斉藤隆司委員、副委員長に
松井孝至委員のお二人を御指名いたします。
お諮りいたします。ただいまの指名に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松原成文 議長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。
お二人に御挨拶をお願いいたします。
○
斉藤隆司 委員長 おはようございます。ただいま議長から指名され、皆様から御賛同いただき、
決算審査特別委員会の委員長に就任しました
斉藤隆司でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
決算審査特別委員会は、
分科会方式を導入してから、市民の皆さんから寄せられる要望などがより具体的に議論され、地域の皆さんの願いが実現または前進し、多くの方に喜んでいただいていると確信しております。高齢者の支援や子どもを安心して育てる
環境づくりなどが急がれていますし、ことしは全国的にも記録的な豪雨による土砂災害、浸水などの被害が広がりました。2016年度決算では、議論をより活発に進め、来年度の予算にしっかりつなげ、誰もがいつまでも安心して暮らすことのできるまち川崎にしていきたいと思います。
副委員長には、私と同じ名前の松井副委員長です。IT関連の仕事を一貫して続けてこられ、何事にも正確さと、そして繊細さを兼ね備えた大変頼もしく、心強い人です。松井副委員長と一緒になって、
決算審査特別委員会の伝統である公平で民主的、円滑に進める
委員会運営に努めてまいりますので、委員の皆様の御協力をよろしくお願いいたします。(拍手)
○松井孝至 副委員長 皆さん、おはようございます。ただいま議長より御指名をいただき、また、皆様に御同意をいただきまして、
決算審査特別委員会副委員長を務めさせていただきます松井孝至でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本委員会では、150万人市民の負託に応えるために、川崎市総合計画第1期実施計画の中間評価の検証、さらには、第2期実施計画の策定につながる重要な平成28年度決算を委員の皆様のさまざまな観点から審査していただく必要があります。幸いにも委員長には、現在5期目と経験豊かで、見た目も、話し方も物静かでありますけれども、議場などでは厳しく物事を追及される先輩議員であります
斉藤隆司委員長が就任をされました。名前が偶然にも同じ「タカシ」ということで、私自身も非常に心強く思っている次第でございます。若輩者ではございますけれども、委員長を支え、公平公正に、そして効率的な運営ができますよう心がけてまいります。
委員の皆様におかれましては、御協力を賜りますよう心からお願いを申し上げ、挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○松原成文 議長 それでは、
斉藤委員長と交代いたします。
〔議長退席、
委員長着席〕
○
斉藤隆司 委員長 それでは、ただいまから日程に従い審査を進めたいと思いますが、その前にお諮りいたします。本委員会の傍聴につきましては、これを許可したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
斉藤隆司 委員長 御異議ないものと認めます。よって、本委員会の傍聴は許可することに決定いたしました。
それでは、日程に従いまして審査を進めます。(資料編1ページ参照)
日程第2の各案件を一括して議題といたします。
直ちに、決算等の内容の説明を理事者にお願いいたします。
◎唐仁原晃 財政局長 議案第106号から第124号までの平成28年度川崎市各会計の決算等につきまして御説明申し上げます。
初めに、議案第106号、平成28年度川崎市
一般会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げますので、平成28年度主要施策の
成果説明書の10ページをお開き願います。1の
決算調書でございますが、歳入・
歳出予算額6,860億6,672万487円に対しまして、
歳入決算額は6,148億3,385万3,862円、
歳出決算額は6,109億9,092万6,968円で、
歳入歳出差引残額は38億4,292万6,894円でございます。右のページへ参りまして、翌年度へ繰り越すべき財源36億5,214万7,594円を差し引いた
実質収支額は1億9,077万9,300円となっております。
次に、
歳入歳出の款別決算の主な内容につきまして御説明申し上げます。14ページをお開き願います。初めに、歳入でございます。1款市税は、
収入済額3,053億5,000万円余で、予算現額に対し23億5,000万円余の増となっております。これは主に、
法人市民税の企業収益の増加及び
固定資産税の
償却資産分の増加によるものでございます。一番下、11
款地方交付税は、
収入済額2億9,000万円余で、予算現額に対し3億2,000万円余の減となっております。これは、不交付団体になったことに伴う
普通交付税の減少等によるものでございます。
15ページに参りまして、19款繰入金は、
収入済額256億8,000万円余で、予算現額に対し147億6,000万円余の減となっております。これは主に、
減債基金借入金の減によるものでございます。なお、財源対策として、減債基金から53億円の
新規借り入れを行いましたことから、その
借入合計額は169億円となったところでございます。
16ページに参りまして、歳出でございます。1款議会費は、
支出済額16億5,000万円余で、不用額は5,000万円余となっております。主な事業の内容でございますが、市民に身近な開かれた議会を目指し、議会かわさきを各戸配布するとともに、点字版、録音版を発行いたしました。また、
インターネット議会中継では、議場で行う本会議や
予算審査特別委員会などに加え、会議室で行う
常任委員会などにおいても新たに中継を開始いたしました。
2款総務費は、
支出済額446億8,000万円余、翌
年度繰越額4,000万円余で、不用額は30億5,000万円余となっておりますが、これは、
一般職給与費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、3、
シティプロモーションの推進及び広報活動の充実では、川崎の
都市イメージの向上や市民の川崎への愛着、誇りの醸成を推進するため、川崎が持つ多彩な魅力を市内外に情報発信したほか、
ブランドメッセージを策定し、積極的に活用いたしました。
17ページに参りまして、10、
国際戦略拠点整備の推進では、
殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」において、
国家戦略特区及び
国際戦略総合特区の制度等を活用し、拠点形成を進めるとともに、
国際戦略拠点にふさわしい高水準、高機能な拠点整備について検討を行いました。
18ページに参りまして、3
款市民文化費は、
支出済額71億6,000万円余、翌
年度繰越額1億3,000万円余で、不用額は5億6,000万円余となっておりますが、これは、地域の
安全対策事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、19ページに参りまして、10、
東京オリンピック・
パラリンピック推進事業では、東京2020
オリンピック・
パラリンピックを契機とした誰もが暮らしやすい
まちづくりを進めていくため、さまざまなイベントを通じてかわさきパラムーブメントを推進するとともに、
英国オリンピック委員会と
事前キャンプに関する契約を締結するなど、
ホストタウンの取り組みを進めました。
4
款こども未来費は、
支出済額941億3,000万円余、翌
年度繰越額1億6,000万円余で、不用額は23億9,000万円余となっておりますが、これは、
民間保育所入所児童処遇改善費及び
施設振興費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、20ページに参りまして、5、
各種医療費等の助成や手当の支給では、
小児医療費助成制度について、
通院助成対象年齢を小学校3年生まで拡大いたしました。9、多様な保育の充実では、さまざまな手法により保育所の整備を推進し、
保育受入枠を拡充するとともに、各区役所においてきめ細やかな利用者への
相談支援等の取り組みを推進した結果、
保育所等利用申請者数が過去最大となる中で、平成29年4月1日時点での
待機児童解消を達成いたしました。
21ページに参りまして、5
款健康福祉費は、
支出済額1,401億2,000万円余、翌
年度繰越額45億9,000万円余で、不用額は64億5,000万円余となっておりますが、これは、
生活保護扶助費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、
地域包括ケアシステムの推進では、川崎らしい都市型の
地域包括ケアシステムの構築を推進するため、医療・
介護従事者等の情報を共有化し、多職種連携を推進するとともに、個別支援の強化と地域力の向上を図るため、各区役所に新たに地域みまもり
支援センターを設置いたしました。
22ページに参りまして、6、かわさき
健幸福寿プロジェクトでは、要介護度等の改善・維持の成果を上げた
介護サービス事業所にインセンティブを付与する、かわさき
健幸福寿プロジェクトの取り組みを推進いたしました。7、障害者が安心していきいきと暮らせる取り組みの充実では、平成28年4月に
中部リハビリテーションセンターを開設いたしまして、身近な地域で生活上の障害に対する支援の提供を行いました。また、川崎市
障害者スポーツ協会の運営を支援し、東京2020
オリンピック・
パラリンピックを見据えた
障害者スポーツのさらなる普及発展に取り組みましたほか、障害者の
就労移行支援体制を強化いたしました。
6款環境費は、
支出済額180億8,000万円余で、不用額は10億6,000万円余となっておりますが、これは、
ごみ焼却費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、23ページに参りまして、3、環境分野における
エネルギー対策の推進では、
創エネ・省エネ・蓄エネを組み合わせた総合的な
エネルギー対策の推進を図るため、
住宅用環境エネルギー機器導入補助事業や、
中小規模事業者に対する
再生可能エネルギー源利用設備等導入補助事業を行いました。
24ページに参りまして、7
款経済労働費は、
支出済額315億8,000万円余、翌
年度繰越額3,000万円余で、不用額は3億8,000万円余となっておりますが、これは、
信用保証等促進事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、4、中小企業の支援では、産業と福祉の融合で新たな活力と
社会的価値を創造するウェルフェアイノベーションを推進するとともに、新川崎・創造のもりにおいてAIRBICの
整備事業者選定等を実施いたしました。
25ページに参りまして、8
款建設緑政費は、
支出済額281億7,000万円余、翌
年度繰越額59億3,000万円余で、不用額は54億4,000万円余となっておりますが、これは、
道路整備費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、6、
連続立体交差事業の推進では、
京浜急行大師線の
連続立体交差化を推進するため、小島新田から東門前の1期区間において
本体構築工事などを実施いたしました。
26ページに参りまして、9款港湾費は、
支出済額75億3,000万円余、翌
年度繰越額27億4,000万円余で、不用額は26億6,000万円余となっておりますが、これは、
港湾改修事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、27ページの一番上に参りまして、臨海部の
自動車交通渋滞の緩和や、災害発生時における
東扇島地区から内陸部への
緊急支援物資の
輸送ルートの代替性を確保するため、国の直轄事業による
臨港道路東扇島水江町線の整備を推進いたしました。
10
款まちづくり費は、
支出済額236億5,000万円余、翌
年度繰越額51億1,000万円余で、不用額は36億7,000万円余となっておりますが、これは、
既設住宅改善事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、6、
都市拠点整備の推進では、一番下、
登戸地区土地区画整理事業について、仮換地指定を一部の地区において実施し、一部建物について移転補償を行うとともに、
道路築造等工事を行いました。
28ページに参りまして、7、
公共交通機関等の整備では、JR川崎駅
北口自由通路の整備などを行ったほか、津田山駅の自由通路及び橋上駅舎の整備工事に着手いたしました。
29ページに参りまして、11
款区役所費は、
支出済額132億1,000万円余、翌
年度繰越額4億円余で、不用額は8億1,000万円余となっておりますが、これは、
戸籍住民基本台帳事務費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、10、戸籍、住民票等の
証明書交付の
利便性向上では、市民の利便性の向上などを目的として、
マイナンバーカードを利用したコンビニエンスストアにおける戸籍、住民票等の証明書の交付の普及促進を図るとともに、
マイナンバーカードの普及をあわせて進めました。
30ページに参りまして、12款消防費は、
支出済額166億2,000万円余で、不用額は2億1,000万円余となっておりますが、これは、
消防活動事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、3、消防力の強化では、老朽化が進んでいる
麻生消防署王禅寺出張所について、平成30年度に予定している救急隊の増隊に対応した改修工事の設計を行ったほか、消防隊等の
災害対応力の向上を図るため、
消防訓練センターの
補助訓練塔を改築いたしました。
13款教育費は、
支出済額457億円余、翌
年度繰越額182億4,000万円余で、不用額は43億4,000万円余となっておりますが、これは、
義務教育施設整備事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、学校教育では、3段落目、
児童支援コーディネーター専任化事業では、小学校79校において
児童支援コーディネーターの専任化を図り、障害の有無にかかわらず、一人一人の
教育的ニーズに応じた適切な支援を充実いたしました。また、一番下の段落、
中学校給食推進事業では、安全・安心で温かくおいしい
中学校完全給食の実施に向け、市内3カ所の
学校給食センターの整備を実施するとともに、
東橘中学校など4校において完全給食を開始いたしました。
31ページに参りまして、2、社会教育では、2段落目、地域の
寺子屋事業では、
地域ぐるみで子どもの学習などをサポートし、多世代で学ぶ生涯
学習拠点づくりを進めるため、地域の寺子屋を市内30カ所に拡充いたしました。
14款公債費は、
支出済額728億3,000万円余で、不用額は7億2,000万円余となっております。
15
款諸支出金は、
支出済額658億円余で、不用額は55億2,000万円余となっておりますが、これは、
減債基金借入金償還元金などの減によるものでございます。
議案第106号、平成28年度川崎市
一般会計歳入歳出決算認定についての御説明は以上でございます。
次に、
特別会計決算について御説明申し上げますので、156ページをお開き願います。
初めに、議案第107号、平成28年度川崎市
競輪事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。(1)
決算調書でございますが、歳入・
歳出予算額229億1,064万円に対しまして、
歳入決算額は223億2,988万6,133円、
歳出決算額は222億683万8,780円、
歳入歳出差引残額は1億2,304万7,333円で、
実質収支額も同額でございます。
158ページに参りまして、(4)歳出でございますが、普通競輪12回を開催し、
年間車券売上金は208億8,000万円余でございました。
162ページをお開き願います。議案第108号、平成28年度川崎市
卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額21億8,117万9,000円に対しまして、
歳入決算額は16億1,848万7,803円、
歳出決算額は16億122万4,043円、
歳入歳出差引残額は1,726万3,760円で、繰り越すべき財源が同額でございますので、
実質収支額はございません。
164ページに参りまして、(4)歳出でございますが、
生鮮食料品等の安定供給を確保し、市場機能の維持向上を図るため、
施設維持管理等を実施いたしました。
168ページをお開き願います。議案第109号、平成28年度川崎市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額1,516億6,112万4,000円に対しまして、
歳入決算額は1,464億9,390万8,371円、
歳出決算額は1,451億9,216万3,988円、
歳入歳出差引残額は13億174万4,383円で、
実質収支額も同額でございます。
172ページに参りまして、(4)歳出でございますが、
療養給付費等の給付、
後期高齢者支援金等の負担、被保険者のための保健事業などを実施いたしました。
176ページをお開き願います。議案第110号、平成28年度川崎市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額7億2,271万5,000円に対しまして、
歳入決算額は7億1,600万8,491円、
歳出決算額は4億6,748万7,378円、
歳入歳出差引残額は2億4,852万1,113円で、
実質収支額も同額でございます。
178ページに参りまして、(4)歳出でございますが、
修学資金等227件の貸し付けを実施いたしました。
182ページをお開き願います。議案第111号、平成28年度川崎市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額166億4,645万1,000円に対しまして、
歳入決算額は153億6,324万4,619円、
歳出決算額は146億3,735万4,892円、
歳入歳出差引残額は7億2,588万9,727円で、
実質収支額も同額でございます。
184ページに参りまして、(4)歳出でございますが、
後期高齢者医療保険料を徴収し、神奈川県
後期高齢者医療広域連合へ納付いたしました。
188ページをお開き願います。議案第112号、平成28年度川崎市
公害健康被害補償事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額2億2,634万2,000円に対しまして、
歳入決算額は2億2,103万7,326円、
歳出決算額は7,226万3,576円、
歳入歳出差引残額は1億4,877万3,750円で、
実質収支額も同額でございます。
190ページに参りまして、(4)歳出でございますが、公害病被認定者に対し、医療手当の交付等を行いました。
194ページをお開き願います。議案第113号、平成28年度川崎市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額884億3,265万8,000円に対しまして、
歳入決算額は834億5,141万9,428円、
歳出決算額は817億11万1,008円、
歳入歳出差引残額は17億5,130万8,420円で、
実質収支額も同額でございます。
196ページに参りまして、(4)歳出でございますが、要介護・要支援認定者について、必要な保健医療サービス等に係る給付を行うとともに、介護予防・日常生活支援総合事業を実施するなどいたしました。
200ページをお開き願います。議案第114号、平成28年度川崎市
港湾整備事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額34億6,500万2,000円に対しまして、
歳入決算額は28億1,191万5,555円、
歳出決算額は27億5,315万6,118円、
歳入歳出差引残額は5,875万9,437円で、繰り越すべき財源が3,656万9,000円を差し引いた
実質収支額は2,219万437円でございます。
202ページに参りまして、(4)歳出でございますが、官民一体となったポートセールス活動を実施し、過去最高となるコンテナ貨物取扱量を達成いたしました。また、コンテナ貨物取扱量の増加に対応するため、必要な施設整備を実施するなどいたしました。
206ページをお開き願います。議案第115号、平成28年度川崎市
勤労者福祉共済事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額1億789万円に対しまして、歳入・
歳出決算額は同額の9,591万9,801円でございます。
208ページに参りまして、(4)歳出でございますが、市内中小企業に従事する勤労者等の福利厚生の充実を図るため、共済制度により各種給付及び福利厚生等のサービスを提供し、中小企業支援を推進いたしました。
212ページをお開き願います。議案第116号、平成28年度川崎市
墓地整備事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額4億3,043万4,706円に対しまして、
歳入決算額は5億5,495万4,778円、
歳出決算額は3億1,710万7,666円、
歳入歳出差引残額は2億3,784万7,112円で、
実質収支額も同額でございます。
214ページに参りまして、(4)歳出でございますが、市民の墓地需要に対応するため、早野聖地公園の墓地整備工事などを行いました。
218ページをお開き願います。議案第117号、平成28年度川崎市
生田緑地ゴルフ場事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額4億2万2,556円に対しまして、
歳入決算額は5億6,929万7,279円、
歳出決算額は3億3,495万3,755円、
歳入歳出差引残額は2億3,434万3,524円で、
実質収支額も同額でございます。
220ページに参りまして、(4)歳出でございますが、必要な施設整備を行うとともに、公園緑地維持管理費用等に充当するため、一般会計へ2億5,000万円余を繰り出しました。
224ページをお開き願います。議案第118号、平成28年度川崎市
公共用地先行取得等事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額92億7,326万4,000円に対しまして、歳入・
歳出決算額は同額の58億5,864万761円でございます。
226ページに参りまして、(4)歳出でございますが、公共用地先行取得等事業の起債に係る元金及び利子を公債管理
特別会計に繰り出すなどいたしました。
230ページをお開き願います。議案第119号、平成28年度川崎市
公債管理特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・
歳出予算額2,301億1,174万1,000円に対しまして、歳入・
歳出決算額は同額の2,264億2,548万5,602円でございます。
232ページに参りまして、(4)歳出でございますが、各会計の市債の元金、利子の償還及び減債基金への積み立てを行うなどいたしました。
次に、企業会計決算について御説明申し上げます。初めに、議案第120号、平成28年度川崎市
病院事業会計決算認定について御説明申し上げますので、川崎市病院事業会計決算書の53ページをお開き願います。
初めに、概況でございますが、高齢社会の急速な進展や、医療費抑制に向けた診療報酬の適正化など、病院事業を取り巻く経営環境が急激に変化する中で、本市病院事業は地域における医療水準の向上に努めてまいりましたが、患者数の減少などから当期の経営成績は赤字決算となったところでございます。
54ページに参りまして、業務実績でございますが、入院患者は、直営2病院では延べ28万7,000人余で、前年度に比べ7,000人余の減となりました。多摩病院は延べ10万8,000人余で、前年度に比べ2,000人余の減となりました。外来患者は、直営2病院では延べ49万8,000人余で、前年度に比べ2万3,000人余の減、多摩病院は延べ21万7,000人余で、前年度に比べ400人余の増となりました。
次に、建設改良及び医療器械整備では、医療器械につきまして、直営2病院それぞれに先進的な手術支援ロボットを導入し、がん診療機能を強化するなど行いました。
6ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、医業費用の一番下、医業損失は46億6,363万4,144円でございます。8ページに参りまして、4、医業外費用の一番下、経常損失は11億5,022万8,680円、下から4行目、当年度純損失は6億6,522万1,365円、一番下の行、当年度未処理欠損金は268億3,653万2,561円となっております。
次に、議案第121号、平成28年度川崎市
下水道事業会計の利益処分及び
決算認定について御説明申し上げますので、川崎市
下水道事業会計決算書の51ページをお開き願います。
初めに、概況でございますが、平成28年度は、川崎市下水道事業中期計画に基づき、地震・津波対策や浸水・ゲリラ豪雨対策など、さまざまな取り組みを確実に進めてまいりました。一方、財政面では、事業運営の効率化に努めたことなどにより当年度純利益を計上することができましたが、いまだ企業債残高は高い水準にあり、依然として厳しい財政状況にございます。
次に、業務の状況でございますが、平成28年度末における人口普及率は99.5%に達し、下水道使用料は税抜きで222億9,000万円余でございます。
次に、建設及び改良工事でございますが、主なものといたしまして、管渠では川崎駅以南の地域において重要な管渠の耐震化工事など、ポンプ場では渡田ポンプ場の再構築に向けた建設工事などを施行いたしました。
8ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下、営業利益は3億3,467万2,425円でございます。9ページに参りまして、4、営業外費用の一番下、経常利益は30億8,325万1,619円、下から4行目、当年度純利益は25億8,229万8,746円、一番下の行、当年度未処分利益剰余金は52億6,811万58円となっております。
次に、12ページをお開き願います。剰余金処分計算書案でございます。当年度未処分利益剰余金の処分についてでございますが、当該処分につきましては、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき議決をいただき、処分を行いますことから、このたび、
決算認定とあわせて議案を提出するものでございます。表の一番右、未処分利益剰余金の当年度末残高52億6,811万58円のうち25億130万3,729円を資本金へ組み入れ、25億8,229万8,746円を減債積立金とし、残りの1億8,450万7,583円を繰り越すものでございます。
次に、議案第122号、平成28年度川崎市
水道事業会計の利益処分及び
決算認定について御説明申し上げますので、川崎市
水道事業会計決算書の51ページをお開き願います。
初めに、概況でございますが、平成28年度は、川崎市水道事業中期計画に基づき、震災を踏まえた基幹施設や老朽化した管路の更新、耐震化などに取り組んでまいりました。一方、財政面では、行財政改革等による経費節減を推進したことから当年度純利益を計上するとともに、単年度資金残額が生じました。
次に、業務の状況でございますが、平成28年度末における給水人口は149万5,000人余、普及率はほぼ100%となっており、水道料金収入は税抜きで246億2,000万円余でございます。
次に、建設及び改良工事でございますが、主なものといたしましては、大規模地震の発生に備えて、基幹施設の更新や耐震化を図るため、末吉配水池更新工事などを施行いたしました。
8ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下、営業損失は14億6,199万5,870円でございます。9ページに参りまして、4、営業外費用の一番下、経常利益は8億8,822万7,810円、下から4行目、当年度純利益は9億807万1,880円、一番下の行、当年度未処分利益剰余金は185億5,932万5,809円となっております。
次に、12ページをお開き願います。剰余金処分計算書案でございます。当年度未処分利益剰余金の処分についてでございますが、表の一番右、未処分利益剰余金の当年度末残高185億5,932万5,809円のうち9億807万1,880円を減債積立金とし、残りの176億5,125万3,929円を繰り越すものでございます。
次に、議案第123号、平成28年度川崎市
工業用水道事業会計の利益処分及び
決算認定について御説明申し上げますので、川崎市
工業用水道事業会計決算書の41ページをお開き願います。
初めに、概況でございますが、平成28年度は、川崎市工業用水道事業中期計画に基づき、基幹施設の耐震化等に取り組んでまいりました。一方、財政面では、行財政改革等による経費節減を推進したことから当年度純利益を計上しましたが、耐震化等の事業進捗の影響等により単年度資金不足額が生じたため、累積資金を活用いたしました。
次に、業務の状況でございますが、平成28年度末における契約会社・工場数につきましては58社80工場、1日当たりの契約水量は51万立方メートル余などとなっており、水道料金収入は税抜きで70億3,000万円余でございます。
次に、建設及び改良工事でございますが、主なものといたしましては、長沢浄水場第2凝集沈でん池耐震補強工事などを施行いたしました。
8ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下、営業利益は6,749万3,593円でございます。9ページに参りまして、4、営業外費用の一番下、経常利益は1億7,720万1,138円、下から4行目、当年度純利益は1億7,729万3,173円、一番下の行、当年度未処分利益剰余金は68億5,841万6,413円となっております。
次に、12ページをお開き願います。剰余金処分計算書案でございます。当年度未処分利益剰余金の処分についてでございますが、表の一番右、未処分利益剰余金の当年度末残高68億5,841万6,413円のうち1億7,729万3,173円を減債積立金とし、残りの66億8,112万3,240円を繰り越すものでございます。
次に、議案第124号、平成28年度川崎市
自動車運送事業会計決算認定について御説明申し上げますので、川崎市自動車運送事業会計決算書の33ページをお開き願います。
初めに、概況でございますが、平成28年度の経営状況につきましては、支出では減価償却費や燃料費などは減少しましたが、退職給付引当金繰入額や委託営業所の変更に伴う経費などが増加したことにより、支出全体では前年度を上回りました。一方、収入は、乗車料収入が前年度を上回ったことなどにより、前年度に引き続き黒字決算となりました。
次に、運輸成績でございますが、乗車料収入は78億2,000万円余で、前年度と比較して3,000万円余の増、乗車人員は4,896万5,000人余で、前年度と比較して34万人余の減となっております。
6ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下、営業損失は10億4,016万9,953円で、ページ一番下、経常利益は2億5,291万1,831円でございます。右のページに参りまして、下から4行目、当年度純利益は2億5,440万8,562円、一番下の行、当年度未処理欠損金は22億9,370万231円となっております。
以上で、平成28年度各会計決算等関係議案の御説明を終わらせていただきます。
○
斉藤隆司 委員長 以上で、理事者の説明は終わりました。
次に、分科会の設置についてであります。(資料編2ページ参照)
お諮りいたします。日程第2の各案件の審査のため、お手元に配付してあります
決算審査特別委員会分科会設置案のとおり、5つの分科会の設置及び分担といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
斉藤隆司 委員長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。
次に、各分科会の委員及び正副会長についてであります。(資料編3ページ参照)
お諮りいたします。お手元に配付してあります
決算審査特別委員会分科会委員名簿一覧表のとおり、各分科会の委員の選任及び正副会長の指名をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
斉藤隆司 委員長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。
お諮りいたします。本日の委員会はこの程度をもちまして終了いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
斉藤隆司 委員長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。
なお、本委員会の今後の審査日程は、お手元に配付してあります
決算審査特別委員会審査日程のとおり、各分科会及び全体会を開催いたします。(資料編4ページ参照)
また、分科会で質疑を行う委員は、会派ごとに取りまとめて9月14日の午後1時までに、並びに総括質疑を行う委員は、25日の午後1時までに、発言通告書を提出していただくようお願い申し上げます。
それでは、これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午前10時45分閉会...