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  1. 川崎市議会 2016-07-28
    平成28年  7月健康福祉委員会-07月28日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成28年  7月健康福祉委員会-07月28日-01号平成28年 7月健康福祉委員会 健康福祉委員会記録 平成28年7月28日(木)  午前10時00分開会                午前10時37分閉会 場所:601会議室 出席委員田村伸一郎委員長、渡辺 学副委員長、大島 明、石田康博、林 浩美、      末永 直、後藤晶一、春 孝明、岩隈千尋松井孝至市古映美委員 欠席委員:添田 勝委員 出席説明員:(健康福祉局成田健康福祉局長西野担当理事総務部長障害保健福祉部長事務取扱、        馬場庶務課長高岸企画課長柳原障害計画課長下浦障害福祉課長       (病院局今井病院局長山田総務部長長谷川総務部担当部長庶務課長事務取扱、        亀川経営企画室長稲部庶務課担当課長関経営企画室担当課長、        筒井経営企画室担当課長瀬川経営企画室担当課長五十嵐経営企画室担当課長 日 程 1 所管事務調査報告)      (病院局)     (1)平成27年度川崎市病院事業会計決算の概況について      (健康福祉局)     (2)夕方支援に関する実態調査報告書について
        2 その他                午前10時00分開会 ○田村伸一郎 委員長 ただいまから健康福祉委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のとおりです。  初めに、所管事務調査として、病院局から「平成27年度川崎市病院事業会計決算の概況について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎今井 病院局長 改めましておはようございます。それでは、平成27年度川崎市病院事業会計決算の概況につきまして、御報告させていただきます。  詳細につきましては筒井経営企画室担当課長から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎筒井 経営企画室担当課長 それでは、お手元の資料により御説明いたしますので、平成27年度病院事業会計決算概況の1ページをお開き願います。  初めに業務状況でございます。  高齢社会の急速な進展や医療費抑制に向けた診療報酬適正化など、病院事業を取り巻く経営環境は、国が推進する社会保障制度改革のもと、急激に変化しているところでございまして、このような状況の中、本市病院事業におきましては、平成28年3月に「川崎市立病院中期経営計画」を策定し、さらなる経営改革に取り組むこととしたところでございます。  病院ごとの状況といたしましては、川崎病院では、救命救急センター地域周期母子医療センターの安定的な運営に努めるとともに、平成28年3月には地域医療支援病院の承認を受けました。また、今後の医療需要等に適切に対応していくため、医療機能再編整備の検討を開始しました。  井田病院では、引き続き再編整備事業を進めており、平成27年度は、新病院棟全面開院を行い、入院機能救急機能及びがん診療機能の強化など、市南部地域中核病院地域がん診療連携拠点病院として医療機能の充実を図りました。  多摩病院では、小児救急を含めた救急医療を中心に、高度・特殊・急性期医療アレルギー医療などを提供するとともに、地域医療支援病院として引き続き地域の医療機関との連携に努めました。  次に、2ページをお開き願います。  ここに記載しております収支状況患者状況診療収益状況につきましては、後ほど御説明させていただきますので、ここでは一番下の主な建設改良について御説明いたします。  川崎病院では、オイルポンプ室増築その他工事に着手するとともに、医療情報システムサーバー改修工事を行い、井田病院では、引き続き再編整備事業を実施し、立体駐車場等を建設するために旧3号棟の解体撤去工事を実施しました。また、医療器械につきましては、川崎病院では、高圧蒸気滅菌装置内視鏡マネジメントシステム等を、井田病院では、人工透析用水処理装置自動血球分析装置等を整備したところでございます。  次に、3ページをごらんください。  2の経営成績でございますが、この表は税抜きでお示ししております。  一番上、病院事業合計でございますが、右側の表の上から6行目、当年度経常損失は7億3,172万1,315円となっております。また、その下の当年度純損失は3億1,792万7,444円となっております。この結果、その下の前年度繰越欠損金258億5,338万3,752円に当年度純損失を加算した当年度処理欠損金は、右側の表の一番下にございますとおり、261億7,131万1,196円となっております。  次の(1)は直営2病院を合計した表でございまして、さらにその下の内訳の表にございます病院ごと経営成績につきましては、川崎病院につきましては、左側の表の7行目にございますとおり、当年度純利益は8億5,561万135円、その下の井田病院につきましては、右側の表の7行目にございますとおり、当年度純損失は13億4,538万5,875円となっております。  また、(2)の多摩病院につきましては、利用料金制を適用しておりますので、この表は本市側の収支を記載しておりますが、左側の表の7行目にございますとおり、当年度純利益は1億7,184万8,296円となっております。  続いて、4ページをお開き願います。  3の業務実績でございます。こちらは患者状況診療収益の状況について、病院ごとに御説明させていただきます。  初めに、上から2つ目の表の川崎病院でございますが、(1)の患者延数平成27年度の入院につきましては19万2,808人で、前年度に比べて2,633人の増となっております。これは入院日数の増加などによるものでございます。また、外来につきましては35万1,845人で、1万5,291人の減となっております。これは、地域の医療機関との間で逆紹介などの地域医療連携の取り組みを推進していることなどによるものでございます。次に、(3)の診療収益平成27年度の入院につきましては112億9,168万7,000円で、前年度に比べて1億8,544万7,000円の増、外来につきましては41億7,523万2,000円で、2,094万7,000円の減となっております。  次に井田病院でございますが、(1)の患者延数の平成27年度の入院につきましては10万2,264人で、前年度に比べて1万2,863人の増となっております。これは平成27年4月の全面開院により病床数が増加したことによるものでございます。また、外来につきましては17万473人で、6,476人の増となっております。これは全面開院により紹介率が向上したことなどによるものでございます。次に(3)の診療収益平成27年度の入院につきましては45億6,961万6,000円で、前年度に比べて5億1,309万1,000円の増、外来につきましては24億3,290万9,000円で、2億3,541万8,000円の増となっております。  次に、その下の多摩病院でございますが、(1)の患者延数平成27年度の入院につきましては11万1,417人で、前年度に比べて4,067人の増、外来につきましては21万6,534人で、481人の減となっております。次に(3)の診療収益は、利用料金制のため、本市病院事業会計の決算に含まれておりませんが、平成27年度の入院につきましては62億4,437万2,000円で、前年度に比べて3億3,897万4,000円の増、外来につきましては28億1,161万5,000円で、2億9,886万円の増となっております。  続きまして、5ページをごらんください。  4の経営状況比較年次表でございますが、これは病院事業経営状況について、平成25年度から27年度までの3カ年の推移をお示ししたものでございます。  下段の表の上から7行目、純損益の欄をごらんください。表の右側にございます平成27年度の3病院合計決算額は3億1,792万7,000円の純損失となっており、前年度と比較しますと、70億898万7,000円の改善となっております。これは、平成26年度地方公営企業会計基準の見直しに伴い、一括計上した退職給付引当金等が減少したことなどによるものでございます。病院ごとの前年度比較につきましては後ほど御参照いただければと存じます。  続きまして、6ページをお開き願います。5の決算総括表でございます。この決算総括表によりまして、予算執行状況及び財源措置の状況について御説明させていただきます。  初めに、(1)の予算執行状況でございますが、アの収入では、収益的収入資本的収入決算額の合計で340億1,539万2,857円、予算額と比較して28億7,060万8,143円の減となっております。次に、イの支出では、収益的支出資本的支出決算額の合計で361億5,831万4,836円、予算額と比較して29億7,339万8,496円の減となっております。  次に、(2)の収益的収支資本的収支でございますが、アの収益的収支収支差引は2億9,466万6,786円の収入不足、イの資本的収支収支差引は18億4,825万5,193円の収入不足となっております。この収支差引不足額に対する財源措置が(3)の表でございます。  表の上段、右側の欄の現金支出を伴わない費用である減価償却費固定資産除却費退職給付引当金合計額から、現金収入を伴わない収益である長期前受金戻入を差し引きした①当年度分損益勘定留保資金から③貯蔵品仮払消費税仕入控除額を差し引いた17億1,177万5,287円をもって、(2)で算定された収支差引不足額を補填するものでございまして、平成27年度の単年度でなお4億3,114万6,692円の財源不足となっております。  このため、(4)の累積財源過不足額におきまして、平成27年度の財源不足額4億3,114万6,692円を前年度末の財源余剰額42億4,261万1,423円で補填した残余が当年度末の財源余剰額38億1,146万4,731円でございます。  次に、6の財政健全化法における資金不足比率の状況でございますが、こちらは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、公営企業資金不足比率を算定したものでございます。病院事業会計につきましては、平成27年度末において資金不足は発生しておりません。  以上で説明を終らせていただきます。 ○田村伸一郎 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいま説明のありました決算概況につきましては、9月議会に提出が予定されている議案の大綱となるもので、決算審査特別委員会において審査される予定でございます。したがいまして、本日報告のありました概要の範囲で何かございましたら、御発言をお願いしたいと思います。                  ( なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、この件につきましてはこの程度とさせていただきます。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 次に、所管事務調査として、健康福祉局から「夕方支援に関する実態調査報告書について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎成田 健康福祉局長 夕方支援に関する実態調査報告書につきまして、お手元の資料に基づき、柳原障害計画課長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎柳原 障害計画課長 それでは、御説明させていただきますので、資料1をごらんください。  本市における夕方支援に係るこれまでの経緯と取組について御説明をさせていただきます。  初めに、左上の1でございますが、夕方支援とは、重度の障害がある方は生活介護事業所等を利用した後、おおむね4時ごろに自宅に帰宅をしておりますが、家族の就労やレスパイト、冠婚葬祭、兄弟姉妹の学校の行事等により自宅に家族が不在の際に、預かりや見守りなどの支援が求められているものでございます。夕方支援というサービスはなく、夕方支援に役立つサービスとしては、生活介護事業所における延長支援障害児・者日中一時支援事業ホームヘルプサービス等などが利用をされております。  次に、2をごらんください。障害児・者への支援の根拠となる法令の考え方及びこれに基づく事業について説明をさせていただきます。  18歳未満の児童を対象とする児童福祉法では、児童が心身ともに健やかに生まれ、かつ育成されるようにとの理念のもと、障害のある児童につきましても、等しくその生活を保障され、愛護されながら、年齢や障害に応じた健やかな成長を促すという観点から、福祉サービスもそれに即した形で組み立てられております。  放課後支援の主なサービスといたしましては、法定の放課後等デイサービス及び地域生活支援事業任意事業に位置づける障害児タイムケアモデル事業障害児・者日中一時支援事業がございます。これらのサービスは、放課後などの余暇を活用して、障害のある児童の生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流を促進することを目的としたものでございますが、現実的には、これらのサービスを利用することにより、御家族の就労支援などにも役立っているものと考えております。  一方、18歳以上の方を対象とする障害者日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律、いわゆる障害者総合支援法におきましては、障害のある方が個人としての尊厳にふさわしい日常生活または社会生活を営むことができるようにとの理念のもと、障害のある方御本人の地域における自立した生活を支援する観点から、これに即したサービス体系となっているところです。  下段、3に参りまして、この間の経過についてでございます。  昨年3月の請願審査にて、障害のある青年たち学校卒業後の夕方支援の充実に関する請願が採択されました。5月には21大都市心身障害者(児)福祉主管課長会議にて、各政令指定都市に夕方支援実施状況についての照会を行いました。結果といたしましては、現時点においては、全国的にも従来制度で対応を図っており、夕方支援に特化した独自の支援策は実施していないとのことでございました。  6月からは生活介護事業所全59カ所に、7月からは障害者相談支援センター全28カ所にそれぞれアンケート調査を実施いたしました。アンケート調査の結果は、昨年10月の障がいのある青年たち学校卒業後の夕方支援の充実に関する請願及び障がいのある青年たち学校卒業後の夕方支援受け入れ先の充実を求める請願の審査の際に資料として提出をさせていただいたところでございます。なお、こちらにつきましては参考資料として配付をさせていただいております。請願審査の結果は趣旨採択となり、その際、生活介護事業所利用者アンケートを実施し、個別のニーズを把握するとの答弁をいたしました。  右上に参りまして、4をごらんください。夕方支援に関する実態調査でございます。  ここで資料2をごらんください。こちらは、本年1月から2月にかけて実施いたしました夕方支援に関する実態調査に関する報告書の主な内容をまとめたものでございます。なお、資料3として報告書の本編を配付してございますので、あわせてごらんをいただければと存じます。  資料左上調査の概要でございます。  (1)調査の目的でございますが、生活介護事業所に通所されている方々の通所施設利用後の過ごし方や希望の過ごし方を調査し、夕方支援に対するニーズを把握するためのものでございます。  (2)調査対象者でありますが、市内59カ所の生活介護事業所利用者のうち、入所施設やグループホームの利用者を除いた方に対して実施いたしました。  (3)調査期間はことし1月18日から2月5日の19日間。  (4)回収状況でございますが、1,507件配付をいたしまして回収数773件、2件が白紙回答であったため、771件の有効回答で、51.2%の回収率でございました。  ここで資料1にお戻り願います。調査の主な結果といたしましては、御家族で今後、通所施設利用後に何らかのサービス希望する方が66.5%に達している。理由はレスパイト、主な介助者の通院、他の家族の介護、主な介助者の就労でございます。そのうち、希望する通所施設利用後のサービスは、通所施設での延長対応が48.5%と最も多い。通所施設での延長対応について、希望する利用頻度は週1回、週2回が多い。通所施設での延長対応や日中一時預かり等の何らかのサービスが必要な時間については、希望する時間は18時から19時、17時から18時が多い。御家族が何時ころの帰宅を希望するかについて、希望する時間は18時から19時、17時から18時が多いといったことが挙げられます。  下に参りまして、その結果を踏まえた考察といたしましては、御家族で、今後、通所施設利用後の何らかのサービスを希望する方が66.5%に達しており、夕方支援に関するニーズは高い。サービスを希望する理由はレスパイトが最も多く、通所施設延長対応についての利用の頻度に関する希望は、週1回、2回を希望している。サービスを希望する利用時間帯及び何時ごろの帰宅を希望するかについては、17時から18時、18時から19時が多くなっており、通所施設利用後2時間から3時間程度のサービスを希望しているといったところでございます。  次に、5をごらんください。  前回の請願審査からの間の取組と今後の方向性でございますが、(1)サービス量的拡充策といたしましては、特別支援学校等卒業生対策に伴う通所事業所整備計画に基づき、拠点型通所事業所として平成28年1月に宮前区にまじわーる宮前、4月に川崎区にたじまを開設し、その後短期入所、こちらは、たじま4床、まじわーる4床、及び障害児・者日中一時支援事業、こちらもたじま、まじわーるを開始いたしました。また、延長対応の実施や障害児・者日中一時支援事業の開始について、引き続き市から施設、法人に働きかけ、障害児・者日中一時支援事業実施事業所が2事業所増の20事業所となったところでございます。今後につきましても、短期入所や日中一時支援といった夕方支援に資するサービスについて、事業者がふえるよう引き続き協力依頼を行っていきたいと考えております。  (2)人材確保対策といたしましては、ホームヘルパー養成研修重度訪問介護従業者養成研修を実施したところでございまして、こちらも継続して実施し、人材の確保に努めてまいります。  (3)国への要望といたしましては、平成28年6月に平成29年度国の予算編成に対する要請書を提出いたしました。また、平成28年7月には、21大都市心身障害(児)者主管課長会議として要望書を提出したところでございます。生活介護事業所における延長加算については、採算性職員確保が可能な報酬体系とすることは、国が障害者総合支援法の制度として行うべきものであることから、引き続き国への要望を行ってまいります。  また、夕方支援に資するサービスの充実につきましては、先日、支援を必要とする方々との意見交換会を行ったところでございまして、今後も意見を交換しながら、必要な検討を行ってまいりたいと存じます。  説明は以上でございます。 ○田村伸一郎 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について質問等がございましたらお願いをいたします。 ◆岩隈千尋 委員 この件に関してもそうですけれども、一昨日の事件を経て、障害者の方々の関連する施設の話ですから、我々も全く議論しないわけにはいかないとは思っております。これは関連してですけれども、こういった報告をしていただくことに関しては、本当に継続してまたお願いをしたいと思うんです。一昨日の事件を受けて本市の対応、障害者皆さんがかかわる施設安全性等について、あれだけの事件が発生をしたわけですから、レアケース、予期できない事件としても、どういうような対応、また皆さん方、日ごろからの日常からの安全性も含めて、また障害者の方々が使われる施設において、どういった対応をされているのかを教えてください。 ◎柳原 障害計画課長 一昨日の事件を受けまして、対応といたしましては、7月26日付で厚生労働省より、社会福祉施設等における入所者等の安全の確保についてという通知が各都道府県、指定都市中核都市宛てに発送されまして、その通知を各施設事業所に配付をしたところでございます。あと、この通知につきましては、障害福祉情報サービスかながわという福祉の情報のサイトがあるんですけれども、それは誰でも見られるものですが、そちらにも川崎市からのお知らせということで掲載させていただきました。  あと、事件を受けまして、川崎市内に同じような入所施設が5カ所ございますけれども、一昨日、昨日と各施設に私のほうで電話をして聞き取りを行いました。その範囲では、特に利用者等、動揺とか不安感もなく平常どおり運営しているということでございました。  あと、警備体制かも注意喚起を、施設を呼びまして気をつけていくということで聞き取りをさせていただいたところでございます。  これに当たって本市としては、一昨日、昨日とそのような対応をさせていただいているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。これまで報道されている事案を見ても、警察等々も含めてですけれども、別に行政の過失があった云々に関しては、今まだ検証もされていない段階なので何とも言いがたいところですが、報道を聞く限りだと、いつものごとく、大麻を犯人が使っていて、では、それがきちんと連絡体制が、警察にいっていなかったという行政機関におけるセクショナリズムであったりとか、縦割りというのは、常にこういったときにはお話をされるわけです。例えば、こういった障害者皆さんが使用される施設で事件や事故が発生した場合のそういった連絡体制施設から、では、警察関係施設から行政関係施設から119番、救急でもいいですけれども、そういった連絡体制はきちんと構築されているのかというのを確認させてください。 ◎柳原 障害計画課長 施設の場合は、夜間にこういった事故があれば警察ですけれども、火災等は当然ある可能性があるわけでございます。火災等の場合には、施設長から市の総務企画局危機管理室にいって、私の携帯のところに電話が入ってくるという形になっておりまして、そのような形で、連絡があった場合には、土日、夜間の対応はできる体制を整えさせていただいているところではございます。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。今回は殺人事件ということですけれども、本市でも昨年は老人ホームにおける転落事故等々もあったというのを、そういった連絡体制ということに関しては、いろいろとそういった問題点も指摘されたところではないですか。これは人の生死にもかかわるところですから、風通しよくというのは本当にしっかりと今後も継続してやっていただきたいと思います。 ◆市古映美 委員 2回も請願審査が行われて、採択と趣旨採択になったということで、その後こういった調査が行われたということの報告だったんですけれども、先ほど夕方支援の方々と意見交換を行ったというお話を最後の御報告でされました。そのやりとりの中での状況というのはどんなふうな話だったんでしょうか。 ◎柳原 障害計画課長 先日、7月6日に約2時間ほどお話し合いをさせていただきました。その中では、私ども具体的にお話をさせていただいて、新しくニーズがあるといったところが結構あったんです。先ほどの報告にもあったんですが、預かってほしい時間が大体6時まででもいいんで、あと7時。余りそんな長い時間、8時とか9時とかではないということと、あと頻度というのも、毎週ではなくて、週1回でもいいので、6時まで見ていただけると大変助かるというお話もありました。それは、私どもも、ああ、そうだろうなと思ったところです。あとはヘルパーという話もあったんですが、ヘルパーが家に来ると、家もきれいにしなければいけないとかそういうのもあるので、できれば施設で延長して対応していただいたほうがありがたいといった話を聞いたところではございます。主なところとしては以上でございます。 ◆市古映美 委員 前回の請願審査の中でも出たと思うんですけれども、これは基本的には国がやる仕事だというところで、ただ、これだけ切実な声が夕方支援に出ているので、単独でその間だけでも、時限を決めてでもいいから、単独での支援策がとれないかというお話だったんです。それについては、きょうのこの報告も含めてその方向は、これはあくまでも国に対する要望だということで、6時まで預かってくれればいいと、週に1回か2回でもいいんだと、いろいろとお話し合いをする中で、最低限の要求をされているんだろうと思うんです。そういう点についても、市のほうでは独自にいろいろな支援をしていくということは、ここでも採算性職員確保が可能な報酬体系にやっていくのは国の責任なんだということで書いてあるんですけれども、それとプラスアルファで単独ということは、全く今のところでは考えていないということですか。 ◎柳原 障害計画課長 国の報酬体系に実際今、延長支援加算というのがあるんですけれども、実際には単価が安くて、それだけではなかなか人員を確保できないというのもございまして、それに関しては国の責務だと思っておりますので、その辺はしていきたいと考えております。  そこに新たに市の単独での加算や補助というのは、現状ではもちろん難しいのかなということがございまして、ただ、実際にそれにかわるものとして、いろいろなサービス等を組み合わせて、例えば今お話しした日中一時支援事業ですとか、生活介護事業所のほかにも、短時間のそういった介護サービスみたいなものは市でもございますので、そういったものを組み合わせて、例えば個人の生活介護など、そういう日中一時支援事業とか、そういうようなところで対応を図っていければと考えているところでございます。 ◆市古映美 委員 そうしますと、前回審査をして、相当長い間時間をかけて審査が行われて、各委員からも市で何とかできないかといういろいろな話が出たんですけれども、きょうの調査のところでは、請願の趣旨採択を受けて、引き続きそれから進んでいるところは残念ながらないということですね。 ◎柳原 障害計画課長 資料1の5のところで、請願審査後の動きとしては、要望を続けているのはそうですが、夕方支援については、サービスとしては短期入所といったものもございますので、その間、宮前区と川崎区に拠点型の通所事業所を開設いたしまして、そこで短期入所をそれぞれショートステイということでやっています。あと、その2つの事業所でも日中一時支援事業、預かりの事業を始めさせていただいたところでございまして、あとは日中一時事業所が預かる事業所が2事業所ふえたところでございまして、その間働きかけを行って、夕方支援に資するサービスの拡充を行ってきたところでございます。 ◆市古映美 委員 2つ新しいところが日中支援を含めてできたというところはこの報告にも書いてあるので、それは拡大できたのは喜ばしいことだと思うんです。ただ、これができたからということで、障害を持っている方は今いるところで時間延長してほしいということですから、そこについては、これだけ切実な声が、これは各各派共通した願いだと思うんです。ですけれども、今の時点では前進しているという話だったんだけれども、内部的な努力のところは理解できないことはないんですけれども、しかし、もっと一歩進めてというところまでには、制度上ほかの都市でもなかなかやっていないかなということを含めて、今の時点ではそこまで考えていないということですか。 ◎柳原 障害計画課長 同じ場所でというお話ではあったんですけれども、生活介護事業所の場合には指定の基準がございまして、生活介護に供する設備、介護士の配置とかあるんですが、それは専ら生活介護事業所に供されるものでなくてはならないという規定がございます。ただし、利用者支援に支障がない限りはこの限りではないということにはなってはいるんですが、その辺、指定の基準上、国の省令をもとにできているものでございますので、その辺の整理ですとか、あとは他都市とかの状況とかを見て、内部でももう少し整理が必要だとは考えているところでございます。 ◆市古映美 委員 これ以上議論しても時間がありませんので、引き続きということで、とりあえず結構です。 ○田村伸一郎 委員長 ほかに。                  ( なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、ほかにないようでしたら、以上で「夕方支援に関する実態調査報告書について」の報告を終わります。  ここで理事者の方は退席をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 では次に、今後の委員会日程につきまして御協議をお願いしたいと思います。
      協議の結果、8月25日(木)、26日(金)に開催することとした。         ───────────────────────── ○田村伸一郎 委員長 その他委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○田村伸一郎 委員長 それでは、以上で本日の健康福祉委員会を閉会いたします。                午前10時37分閉会...