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  1. 川崎市議会 2015-12-10
    平成27年 12月総務委員会−12月10日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成27年 12月総務委員会−12月10日-01号平成27年 12月総務委員会 総務委員会記録 平成27年12月10日(木) 午前10時00分開会                午後 0時26分閉会 場所:502会議室 出席委員吉沢章子委員長、山田晴彦副委員長、浅野文直、山崎直史、末永 直、花輪孝一、      春 孝明、雨笠裕治岩隈千尋木庭理香子、市古映美、宗田裕之、片柳 進各委員 欠席委員:なし 出席説明員:(財政局)大村財政局長田中担当理事財政部長事務取扱、        川腰担当理事税務部長事務取扱中鉢担当部長庶務課長事務取扱、        白鳥財政課長谷村財政課担当課長水澤財政課財政計画担当課長、        斎藤資金課長井口資金課担当課長山崎税制課長       (教育委員会渡邊教育長、三橋担当理事総務部長事務取扱、        丹野教育環境整備推進室長小田嶋学校教育部長望月中学校給食推進室長、        野本庶務課長田宮学事課長澁谷教育環境整備推進室担当課長、        田中教育環境整備推進室担当課長小田桐教職員課長邊見健康教育課担当課長、        森中学校給食推進室担当課長北村中学校給食推進室担当課長、        古俣中学校給食推進室担当課長
          (まちづくり局木村施設整備部公共建築担当課長 日 程 1 議案の審査      (財政局)     (1)議案第166号 川崎市市税条例の一部を改正する条例の制定について     (2)議案第178号 当せん金付証票発売の限度額について     (3)議案第208号 平成27年度川崎市一般会計補正予算      (教育委員会)     (4)議案第180号 古川小学校校舎増築工事請負契約の締結について     (5)議案第184号 (仮称)川崎市中部学校給食センター整備等事業の契約の締結について     (6)議案第185号 (仮称)川崎市北部学校給食センター整備等事業の契約の締結について     2 閉会中の継続審査及び調査の申し出について     3 その他                午前10時00分開会 ○吉沢章子 委員長 ただいまから総務委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のとおりです。  傍聴の申し出がございますので、許可することに御異議はありませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○吉沢章子 委員長 それでは、傍聴を許可させていただきます。                 ( 傍聴者入室 ) ○吉沢章子 委員長 では、財政局関係の議案の審査に入ります。  まず、「議案第166号 川崎市市税条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎大村 財政局長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  特に補足説明はございません。よろしくお願いいたします。 ○吉沢章子 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたらあわせてお願いいたします。  特にございませんでしょうか。                  ( なし ) ○吉沢章子 委員長 特に質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○吉沢章子 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第166号 川崎市市税条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○吉沢章子 委員長 全員挙手です。よって本件は全会一致をもって原案のとおり可決するべきことと決しました。        ─────────────────────────── ○吉沢章子 委員長 では、次に「議案第178号 当せん金付証票発売の限度額について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎大村 財政局長 特にございません。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○吉沢章子 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いをいたします。また、意見・要望等がありましたらあわせてお願いいたします。 ◆岩隈千尋 委員 議案書を拝見させていただきますと130億円が販売限度額となっております。一般質問等々でもこれまで、宝くじのことについてはさまざまな形で各議員からお話が出ておりますけれども、どの程度の収入がこれまで本市にはあって、昨年度でも構わないんですけれども、これまでの経過の中でどういったものに充当されているか。宝くじの収益は非常に使い勝手がいいということなんですけれども、どういったものに充当されているかというのを教えてください。 ◎斎藤 資金課長 宝くじの本市の収入でございますけれども、平成26年度の決算ベースで言いますと大体34億円出るという。充当先でございますけれども、小児医療費助成金に大体7億円程度、妊婦健診等で3億円程度、芸術文化振興事業で約1億円程度という状態になっております。 ◆岩隈千尋 委員 これは発売限度額が130億円に対して収入が34億円というのは、どういうことか。もうちょっと具体的に説明していただいていいでしょうか。 ◎斎藤 資金課長 販売の実績額としましては大体82億円程度ございます。収益金としては大体40%ですので、実際の配分としては34億円程度というような状況になっております。実際の限度額が26年度ですと130億円程度で設定しまして、発売額としては90億円程度、それから、実績としては大体82億円、そのような段階になっていまして、最終的に市に入る分としては大体34億円程度、そんなような状況になっております。 ◆岩隈千尋 委員 今、お話をいただいた最近の市内販売実績、市域内の販売実績の推移がどうなっているのかというのを、ちょっとお話を伺いたいのが1点と、もう1点が、今、課長からお話しいただいた、当せん金が大体46.7%ぐらいですよね。収益金が39.8%ぐらいなのと、売りさばき手数料13.5%、これを全部合わせた金額ということなんですけれども、この市内の販売の手数料は収入等にどれほど影響しているのか、もう1回説明していただいていいですか。この2点。市内販売実績と、市内販売の手数料はどういうふうに収入に影響しているのかというのを、ちょっと教えてください。 ◎井口 資金課担当課長 まず、市内の販売実績でございますが、直近5年間を見ますと、平成22年度が92億円、23年度が93億円、24年度が81億円、25年度が85億円、26年度が82億円となっております。  あと、売りさばきの手数料の関係ですが、こちらについては売りさばき自体が金融機関が実施をすることになっておりまして、その売りさばきにかかわる売り場などの補修などに充てられるものでございます。 ◆岩隈千尋 委員 今お話しいただいた市内販売実績、5年間の数なんですけれども、出っ込み引っ込みはあっても着実に低下している傾向が見受けられるんですけれども、これについては何か皆さん方の中で、対策と言ったら変な言い方だし、非常に難しいかもしれませんけれども、どういうふうに市民に対しての周知をされているのか、教えてください。 ◎井口 資金課担当課長 直近5年間での販売実績の低下ということですが、これについては相模原市が政令指定都市に加わったことによる影響が1つございます。全国レベルで見ますと、レジャーなどの多様化によって若干の減少傾向はあるんですが、今般のジャンボの宝くじなんかも見ますと、やはり一等前後賞を合わせて10億円というふうなこともあって、まだ最終的な結果は出ていませんけれども、着実に伸びているような部分もございますので、そういったところを期待したいという部分と、私どもについても今後、市政だよりやアゼリアビジョンであるとか、そういう広報媒体を利用して、積極的に市内での購入を呼びかけていきたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 結構です。ありがとうございました。 ○吉沢章子 委員長 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。                  ( なし ) ○吉沢章子 委員長 ほかに質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○吉沢章子 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第178号 当せん金付証票発売の限度額について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○吉沢章子 委員長 全員挙手です。よって本件は全会一致をもって原案のとおり可決するべきものと決しました。        ─────────────────────────── ○吉沢章子 委員長 次に、「議案第208号 平成27年度川崎市一般会計補正予算」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎大村 財政局長 特にございません。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○吉沢章子 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。意見・要望等がありましたらあわせてお願いいたします。  特にございませんでしょうか。よろしいでしょうか。                  ( なし ) ○吉沢章子 委員長 特に質疑、意見・要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○吉沢章子 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第208号 平成27年度川崎市一般会計補正予算」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○吉沢章子 委員長 全員挙手です。よって本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の交代をお願いいたします。お疲れさまでございました。                 ( 理事者交代 )        ─────────────────────────── ○吉沢章子 委員長 では、次に、教育委員会関係の議案の審査に入ります。  まず、「議案第180号 古川小学校校舎増築工事請負契約の締結について」を議題といたします。  なお、関係理事者として、まちづくり局から木村施設整備部公共建築担当課長が出席しておりますので、よろしくお願いいたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎渡邊 教育長 補足説明はございません。よろしくお願いいたします。 ○吉沢章子 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・御要望等がございましたらあわせてお願いいたします。 ◆岩隈千尋 委員 二、三点伺いたいと思います。  議案書に書かれておりますとおり、古川小学校の増築に関しては6億1,500万円ということなんですけれども、これは予定価格比の何%ぐらいだったか教えてください。 ◎木村 施設整備部公共建築担当課長 済みません、きょうはその資料を持っておりませんので、後で説明させてもらいます。 ○吉沢章子 委員長 後でと言われても、きょうは議案の採決になりますので。 ◎木村 施設整備部公共建築担当課長 済みません、設計価格をきょう持ってこなかったものなので、パーセンテージの表を説明できませんので、後ほど説明させていただきたいと思います。 ◆岩隈千尋 委員 そんなに難しい資料だと思いませんし、しかも、行政内部の職員さんだって持っていらっしゃるペーパーには、多分そういった内容というのはきちっと明記されていると思うんですけれどもね。 ◎木村 施設整備部公共建築担当課長 申しわけありません。 ◆岩隈千尋 委員 審議には別に関係ないので、では、後でこの資料の提供だけということで。 ○吉沢章子 委員長 よろしいですか。もしほかの質疑があるようでしたら、その間に取りに行っていただくということもいいかと思いますが。そんなに難しい資料ではないので、急いで持ってきてください。 ◆岩隈千尋 委員 済みません。では、よろしくお願いします。 ○吉沢章子 委員長 よろしくお願いいたします。 ◆岩隈千尋 委員 では、古川小学校の児童数はどうなっているか教えてください。 ◎田中 教育環境整備推進室担当課長 本年度5月1日付でございますが、児童数は798人でございます。 ◆岩隈千尋 委員 最近、新川崎地区での学校の校舎の、建てることがちょっと延期されたとかいうお話も、こちらのほうに情報をいただいたんですけれども、例えば今回、古川小学校の場合で言えば増築ということなんですが、この798名というお話をいただいて、同程度の人数で今後増築が見込まれる学校は、皆さん方、整備推進室では把握していらっしゃるんですか。 ◎田中 教育環境整備推進室担当課長 教育委員会では毎年児童生徒数の推計をつくっております。6年間の推計をつくっておりまして、今後、子どもがふえて教室の整備が必要な学校については増築をしております。古川小学校につきましても、推計を根拠にしながら、将来的な教室不足を見据えた上で増築の提案をさせていただいているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 今後増築が見込まれる学校は、ここ以外にもきちんと皆さん把握されて、どういったところがあるのか教えていただきたいと思います。 ◎田中 教育環境整備推進室担当課長 今、増築に着手しているところにつきましては、臨港中学校末長小学校西梶ヶ谷小学校下小田中小学校、こういった学校につきまして設計等、着手しているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 今後は。我々は、議案という形でこういうふうな感じで増築って、どんどんと出てくるんですね。6億円とか結構大きな金額というのが。やっぱりそうしたときに、これからの推移というのもある程度情報提供していただければ、ありがたいのでお願いします。 ◎田中 教育環境整備推進室担当課長 今後についても幾つか予定している学校はございまして、設計の予算等について提案する予定になっておりますので、そういった中で今後の増築予定校についてはお知らせをしてまいりたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 今、教えてもらえないんですか。 ◎田中 教育環境整備推進室担当課長 今後につきましては、井田小学校塚越中学校東住吉小学校東小倉小学校宮崎中学校について近いうちに着手が必要と考えております。 ◆岩隈千尋 委員 では、こういった形で、今回の議案のような形で、また提出されるという。また、金額も大体、大きさによって違うんでしょうけれども、まあ、大体こんな形ということでよろしいですか。 ◎田中 教育環境整備推進室担当課長 工事の議案につきましては6億円以上につきまして議会に諮ることになっておりますので、今後着手する学校につきまして6億円以上の金額になるような場合につきましては、議会にお諮りをさせていただきたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。情報はまだ来ないみたいですね。
    雨笠裕治 委員 この今回の増築は、建設か、もしくは改築後何年ぐらいで増築になったんですか。もしよかったら、10年以内ということはないですよね。 ◎田中 教育環境整備推進室担当課長 10年以上はたっております。 ◆雨笠裕治 委員 今後予定される増築のところも10年以下ということはないですよね。 ◎田中 教育環境整備推進室担当課長 今申し上げた学校につきましても、10年以上は建築からたっております。  また、先ほどの古川小学校の建築年度につきましては、一番古い校舎で昭和33年となっております。 ◎木村 施設整備部公共建築担当課長 先ほどの件でございますけれども、まず、税込みで設計が6億2,148万600円でございまして、大体99.05%になっております。 ○吉沢章子 委員長 岩隈委員、よろしいですか。 ◆岩隈千尋 委員 結構です。ありがとうございました。 ◆花輪孝一 委員 今回の請負契約の中身、図面等を見せていただいているんですけれども、あくまでも増築部分を見る限りは、いわゆる俗に言うエコスクールというふうに、我々がふだん主張しております屋上緑化とか、さまざまな配慮という部分が、ちょっとこの図面等々からは見えないんです。  周りに緑があるということについては理解されるんですが、極力自然環境に優しい、また、エコスクールというのは、今、国の全体の方向でもあるし、我々も随時議会の中で主張しているところなんです。今回の増築校舎の部分も、そのような配慮があってしかるべきと思うんですけれども、それについて確認のために伺いたいと思います。 ◎木村 施設整備部公共建築担当課長 今回の設計としましてはグラウンドを少しうまく整備しようと思っておりまして、そうしますと、プールをどうしても屋上に持っていく必要性がございまして、その関係で残念ながら屋上緑化という部分は難しかったと思っております。 ◆花輪孝一 委員 屋上緑化だけではなくて、これは教育委員会さんのほうに聞かなきゃいけないと思うんですけれども、さまざまな、先ほどの繰り返しになりますけれども、環境に対する配慮、最低限にする必要があると思うんですけれども、どのように配慮されたのか、教えていただきたいと思います。 ◎田中 教育環境整備推進室担当課長 こちらの増築工事につきましては、子どもたちの学習環境をよくするために、まずガラスについてはペアガラスという、暑さ寒さについて外気等を遮断するような仕組みを設けております。また、建物につきましても断熱化を図っておりまして、冷暖房の効果がよりよくなるようなつくりにしております。また、さらに照明につきましても、LEDの電灯をつけることによりまして環境配慮、省エネ化を図る、このような取り組みを行ってまいります。 ◆花輪孝一 委員 要望ですけれども、今、お話は一定理解したところなんですけれども、今後はやはり新しく学校をつくるというのは、なかなか少ないと思うので、また、全面的な建てかえというのも、これもやはり少ないというか、以前ほどの量はやらないと思うんですよね。やっぱり改築したり、あるいは増築したりということがメーンになると思うので、これは繰り返しになりますけれども、やはり最大限環境に配慮したようなつくり、これをぜひお願いするということで、要望で結構でございます。 ○吉沢章子 委員長 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。                  ( なし ) ○吉沢章子 委員長 ほかに質疑、要望等がございませんでしたら、採決に入りますけれども、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○吉沢章子 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第180号 古川小学校校舎増築工事請負契約の締結について」は、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○吉沢章子 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の一部交代をお願いいたします。お疲れさまでした。                ( 理事者一部交代 )        ─────────────────────────── ○吉沢章子 委員長 では、次に、「議案第184号 (仮称)川崎市中部学校給食センター整備等事業の契約の締結について」及び「議案第185号 (仮称)川崎市北部学校給食センター整備等事業の契約の締結について」を議題といたします。  この議案2件は、いずれも学校給食センターの整備に関する内容ですので、2件を一括して審査したいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○吉沢章子 委員長 異議なしということでございます。それでは、2件を一括して審査いたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎渡邊 教育長 補足説明はございません。よろしくお願いいたします。 ○吉沢章子 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆宗田裕之 委員 まず、前回の10月の総務委員会でも論議しましたように、エレベーターの使用とコンテナサイズの問題について、最後のほうで市立附属中学校では既存のエレベーターに入るようにコンテナサイズを変更して対応した、これは議事録にも載っていることでございます。  伺いますが、他の学校では配膳はエレベーターを使わずに、生徒が手運びが基本だというふうになっているのに、なぜ附属中だけコンテナサイズを変更してまでエレベーターを使うのか、伺います。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 川崎高校附属中学校につきましては、平成26年4月に開校いたしました公立中高一貫校でございますが、1階に配膳室を後から設置するというのが、検討したのですが困難だったということがございます。そのため、校内で検討したところ、3階のスペースで配膳室に活用できる部分がございましたので、そこを配膳室とする、そのために、給食センターの事業者におきましては配膳室までコンテナを運ぶことが業務ということでございますので、エレベーターを使って3階まで運ぶことを前提として、事業者にはそのエレベーターサイズ等も含めて運べるような計画をする、そのような要求水準になっているところでございます。 ◆宗田裕之 委員 構造上というか、設計上難しいという話で3階まで運ぶということだと思うんですけれども、私は、非常にちょっとおかしいなと思うのは、他の中学校も同様にエレベーターを使いたい中学校もある。それはいろんな構造上の問題があって、そういう学校ではエレベーターを使ってくださいという答弁もありました。  他の中学校でも同様に、エレベーターを使えるようにコンテナのサイズを変更するべきだと考えますけれども、伺います。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 現在、事業者から提案されているコンテナサイズ、また、コンテナの個数等につきましては、現状、手運びを基本とするということで、エレベーターコンテナを運ぶことを前提としていない提案でございます。仮にコンテナエレベーターで運ぶということを計画したとし直しますと、かなり大きな計画変更になりまして、今の事業者の要求水準の中では対応が難しいということがございます。ですので、現状、今からエレベーターを使用するということでコンテナサイズを変更して各学校で対応するのは難しいと考えております。 ◆宗田裕之 委員 附属中はいろいろな構造を見て、また、エレベーターを見たら入らないからコンテナのサイズを変えたということですけれども、このときにほかの学校のエレベーターのことを考えなかったんですか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 配膳室の設置につきましては基本的に1階が望ましいと考えておりますので、附属中学校につきましては特別な対応と考えております。 ◆宗田裕之 委員 ほかの学校も構造上、1階につくるのが非常に難しいところがあったと思うんです。その上で構造上、非常にエレベーターを使わないと難しいところもあると思うんですね。附属中はそういう場合にはエレベーターを使い、ほかの中学校はエレベーターを使うことを一切考慮しないというのはおかしいのではないでしょうか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 他の中学校につきましては、配膳室の工事設計等で検討をした中で、1階のほうに設置ということを基本に設計ができておりますので、川崎高校附属中学校につきましては、先ほど申し上げましたが、特別な対応と考えております。 ◆宗田裕之 委員 私は、この話は今出たからという話ではないんですよ。今出て、急にもう決まっているから無理だという話ではなくて、前々から、夏前から現場の声は上がっていて、私たちはずっと提案してきたんです。それを検討中、検討中とずっと言ってきたじゃないですか。  附属中は、いつ見たかわからないけれども、エレベーターが入らないからコンテナサイズを変えたと。同じようにほかの中学校もいろんな条件があるんですから、せめて附属中と同じように、大体90センチですよ。エレベーターは。コンテナのサイズを変えれば、何カ月前からそうやって決まっている、要望が出ていたんだったら。それはもう変えることは可能だったんじゃないんですか。どうですか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 コンテナのサイズを例えば小さく変えるということになりますと、コンテナの台数がそれだけ多くなってまいります。そうしますと、それを運ぶ配送車の台数等にも影響してまいりますので、現実的に対応するのは難しいと考えております。 ◆宗田裕之 委員 だから私たちは何カ月も前から、契約前からこういうことを言っているんです。何カ月もそういう議論をしてきているのに、決まっているから変えられない、これは私はこういう論理は通じないと思いますが、どうですか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 PFIの事業につきましては、要求水準を出した時点でおおむね各学校の配膳室の設置場所、あるいは配膳室、1階に設置をして、そこまで事業者が運ぶという考え方を示しているところでございます。契約の前後というよりは、要求水準の段階でそういう考えを事業者に示しているということでございます。 ◆宗田裕之 委員 契約水準書がいつ出たかというのは私もちょっと定かではないんですけれども、こういう要望を何カ月も放っておいて、それで要求水準書も変えないで、今まで放置して、それで今言ってもだめだという、これは本当に私は不誠実だと思います。附属中ではエレベーターに合わせてコンテナサイズを変更して各階には届ける、しかし、他の学校ではエレベーターも使えず生徒が手運びだと。どんないろんな中学校の構造を見て、それが、学校からエレベーターを使いたいと出たとしても、今のままでは無理だというふうに言ったら、私は非常にこれは、ほかの学校がこのことを知ったら非常に差別的だというふうに感じますけれども、これは差別的な対応ではないんですか。そう感じないですか。 ◎望月 中学校給食推進室長 今の件でございますけれども、校内配膳の関係について、今、各学校へ回りながら、学校の要望等を伺うなどヒアリングを行っている最中でございますが、それとは別に、コンテナサイズ等の問題につきましては、要望等がある中で、費用対効果も考え、エレベーターを使えればそれにこしたことはないかもしれませんが、基本的には、やはり中学生ともなると、自主的に自分たちで作業を行うというところが、自主性を養うといった食育の面からも、指導の中で安全に運ばせるといったようなことも含めて非常に効果があると考えて、基本的にはエレベーターのついていない学校も多い中で、やはり手運びを基本とさせていただいているところではございます。  先ほど申し上げましたように、エレベーターがある学校についてはエレベーターでというようなことになりますと、コンテナのサイズを変えることになり、数が多くなるということで、目に見えて費用がさらにかかるといったようなこともございますので、そこは一律やはり52校、状況に合わせて使い勝手を考えて、手運びを基本にさせていただいたところでございます。  さらに、エレベーターを使うなというお話ではなくて、今、学校を回っている中でも、やはり重いものだけは何らかの手段によって上へ上げたりとか、そういったような工夫を学校として考えるといったようなお話もございますので、決してエレベーターがあるのに学校に使うなと私どもが言っているわけでもございませんので、そこら辺は御理解いただきたいと存じます。 ◆宗田裕之 委員 エレベーターを使いたいというふうに学校が言ってきたら、コンテナが入らないじゃないですか。実際には使うなということを言っているのと同じだと思うんですけれども。  ほかの中学校では、先ほどいろんな老朽化の話が出ましたけれども、大変な老朽化の中で我慢しているんですよ。そういう中で、今のような附属中だけこうやってできるという話を聞いたら、私は、保護者だったら本当にやっぱりおかしいなと思う方はいっぱいいると思います。  別の話に行きますけれども、私たちは幾つかの学校現場を視察しまして、ちょっと感じたことがあるので1点話したいと思うんですが、宮前平中学校を視察しました。ここは南部センターから一番時間がかかる、配送に1時間かかるところです。ここは1,200人の生徒がいて31クラスあるんです。驚いたのは、配膳時にどれだけの生徒がこの配膳室、1カ所しかないところに集まるのかと聞いたら、大体1クラスに8人から10人いるだろう。そうすると、300人近くがこの短い間に1カ所の配膳室に集まるんですよ。  非常に廊下も狭くて、階段も狭くて、校舎が3つあるんですね。こういう状態でどうやって短時間で各教室まで運搬するのか。配膳や運搬時間はどれだけとってあるのか、わかれば伺います。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 今、配膳時間ということで御質問いただきました。まだ給食時間をどういう時間配分にし、時程をどういうふうに変更するかというのは、今、各学校で考えていただいているところでございます。前回のときにも、教育委員会としてある程度の目安を示すべきではないかという御意見をいただきまして、今、手引きの中ではおおよその目安時間を入れるよう、つくっているところです。  前回、配膳の流れということで、おおむね給食から昼休みまで55分間とお示しさせていただいております。配膳時間といたしましては、今、こちらで目安としているのは、15分ぐらいを使っていただきたいとは思っておりますけれども、やはり校舎が何棟かに分かれているなど、学校の状況によりますので、そこはまた考えていただくようになってくるかと思います。  やはり食事時間をどのぐらいとるのか、後片づけの時間をどのぐらいとるのかということは、今、東橘中学校でも1月から試行実施していきますので、その中で検証しながら、各学校にも自分の学校ではどのぐらい必要なのかということを考えていただけるように努めてまいりたいと思います。 ◆宗田裕之 委員 私は東橘中のすぐ近くに住んでいるので、この前も視察してわかりましたが、東橘中というのは給食の配膳の方が各階の配膳室まで届けるんですよ。しかも、コンパクトにできているから、全然これは参考にはならないというふうに思います。  私は、15分で、例えば、まず、給食用の服に着がえて、それから、1階までおりて、食缶を受け取って、階段を上って、31クラス届ける。校舎も3つある。とても無理じゃないかと思うんです。現場では実際に校長先生とかに話を聞きました。そうしたら、授業時間をずらして対応するしかないかなと。例えば、各学年ごとに時程を5分ずつずらしてやるしかないかなという話を言っていたんですよ。でも、現場の先生に聞いたら、そんなことはとても無理だと。一番問題になるのは、4時間目に体育の時間は入れられないという大問題が出てきたんです。  これは本当にできると思いますか。どうですか。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 これまで事務局といたしましても他都市を視察させていただきました。いろいろな規模の学校がある中で、やはり他都市の中でも1階の配膳室から3階、4階までの教室まで、子どもたちが手運びをしているケースを何件か視察させていただき、本市でも同じようにできると考えております。各学校によって状況が違うということがございますので、一律に、準備時間を15分でやりましょうということではなくて、工夫していただくように各学校でも今検討しています。  今、ヒアリングということで全校を回らせていただき、まだ途中ではございますけれども、その中で、やはり学校としては、こうしよう、ああしようという案を一生懸命考えていただいているのを、お話を伺って実感しております。  各階まで運ぶというのは、提案として他都市の状況も踏まえながら、各学校の校長先生を通じまして、こういうやり方でやっていましたよということを情報としてお流ししております。その中で考えていただいておりますので、事務局としては工夫によってできると考えております。 ◆宗田裕之 委員 言われたように、先生方は本当に苦労して、今、時程をつくろうとしているんですよ。  他都市を見てきたということですけれども、川崎市の皆さん、学校規模を知っていますか。中学で規模が全国一でかいのは西中原ですよ。今言った宮前平なんかも1,200人ですから、もう全国でも最大規模ですよね。そういうところと、ほかの地方都市の給食施設を比べても、私はこれは参考にならないと思います。  小学校では給食の配膳の方が各階まで届けると。これは教育長さんがよく言っていた体育だけの問題ではないんです。異物混入もありますし、何よりも授業時間を確保するためなんですよ。この混雑を避けるために、例えば授業時間を確保するために、事前に配膳員が少なくとも各階まで運んでおくことも選択肢として必要ではないでしょうか。それだったら授業時間にかぶらないで、ゆっくりとできるじゃないですか。どうですか。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 今、配膳業務委託に関しましては、いろいろな市の配膳業務の内容をお聞きしているところです。学校へのヒアリングも行いながら、各学校統一的な、一律的な配膳員の配置ということではなくて、その学校に応じた配膳の内容を組み立てていきたいと思います。宮前平中学校や西中原中学校の話が出てまいりましたけれども、学校の状況に応じて、配膳員をどういう内容で何人配置するべきかということは詳しく詰めてまいりたいと思っております。 ◆宗田裕之 委員 ぜひ学校ごとに、やっぱりそれぞれ状況は違うので、配膳員も一律に1階の配膳室までというふうに決めないで、これから契約するんですから。ちゃんとそういうことをぜひ要望して改善してほしいと思います。 ◆岩隈千尋 委員 私は、議案の中に、これまで南部のときも附帯等々もつけて、いろいろ皆さん方も御理解していただいていると思いますけれども、そういったことも含めて幾つかお話をさせていただきたいと思います。  まず、SPC、特別目的会社に対するモニタリングについてです。代表質問では、給食センター運用開始時に確実に現場監督を立たせるような市職員の体制整備について検討するということでお話をいただきました。それはもう開始後の話ですから、開始前のことをちょっとまたお話をしっかりと、改めて、今回議案で最後ですからね。給食の話は。しっかりと出させていただきたいんですが、まず、附帯決議ではSPCに対して日常、定期、随時のモニタリング等を通じて適切な指導を確実に実施することということを、我々の委員会からも皆さん方に投げかけさせていただきましたけれども、局内ではどのような対応がなされて、どういうことを改めて確認されたのかということを伺います。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 モニタリングにつきましては、開業前の段階では、今現在設計の段階、それから、工事の段階、開業準備の段階というふうな形、それぞれの段階でモニタリングをもちろんしてまいります。現在は設計の段階でございます。まだ設計途中でございますので、完了したということではございませんが、設計につきましては主に設計の内容が要求水準を満たしているのかとか、また、設計のそれぞれの工事の内訳書とか、そういう部分をまちづくり局等と連携をしながら確認していくというのが今の主な段階でございます。 ◆岩隈千尋 委員 それはあくまでハードの話であって、例えば金融機関さんとかであったりとか、代表企業さんが東洋食品さんですから、そういったところとの連携はどういうふうにやっていくのかというのを改めて伺います。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 現在、契約後、施設整備協議会というような名称で、月一度、定例会ということでSPCを構成する全企業が集まりまして、いろいろな課題を話し合っている場を設けております。今、御質問の中ではハード以外の部分ということもございましたが、例えば課題になっております配送の問題や、また、給食の実際の献立等の問題、そういう部分につきましても、定例会や定例会以外の場でもSPCの事業者等と協議をしている状況でございます。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。  では、またこれも附帯の中にかかわってくることなんですけれども、今、お話を課長からいただいた施設整備協議会等々を月1回行っているよというお話もいただいたんですけれども、例えば今回、給食センターについては、全てがBTO方式で建設をされているということで、これまでも委員会の中からいろいろと質疑が出ていましたけれども、大規模修繕費用が入っていないよということも指摘をさせていただいているところです。  我々の会派の代表質問の答えでも、設計完了後に事業者と長期修繕計画の検討に着手して、施設完成時期をめどに計画を取りまとめる予定であり、大規模修繕費用についても適切な時期に公表するということでもいただいたんですね。適切な時期、これは大体いつごろになるか、ざっくりで構いませんので教えていただいていいですか。これは北部、南部、中部と、全部教えてください。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 代表質問の中でも触れさせていただいたこの件でございますが、今後、南部、中部、北部とも設計、建設の段階に入ってまいります。設計がまとまりました段階でどのような備品、どのような設備というのははっきりいたしますので、長期修繕計画を検討していくという状況になります。  時期といたしましては、建物が完成をした後に開業準備期間がございますが、その開業準備期間の時点で長期修繕計画が確定をいたしますので、その時点では長期修繕計画をもとにした大規模修繕の見込み費用とか、そういうことを精査できると考えております。時期といたしましては、南部につきましては、現在設計の段階でございますが、4月より建設に入る予定でございます。そして、建物の完成は平成29年5月の予定でございますので、5月に長期修繕計画、検討をまとめ、6月とか7月、開業準備期間のあたりで長期修繕計画が最終的に策定されますので、その時期には明確に大規模修繕の見込み額についても明確に出せると考えております。中部、北部につきましては、スケジュールが若干ずれておりますので、契約後、設計が始まりますが、建物の着工につきましては来年の8月ぐらいからを予定してございまして、完成につきましては平成29年の8月を予定してございます。9月からは開業準備期間になりますので、先ほど申し上げました、9月のあたりで長期修繕計画を策定をまとめまして、その時期に同じような形で大規模修繕の見込み額が明確に出せると考えております。 ◆岩隈千尋 委員 我々の会派は先月、仙台市さんを訪問してまいりました。仙台市さんは本市と事業手法が異なって、給食センターはBOT方式で、BTOではなくてBOT方式でされているということもありまして、大規模修繕費用が入っているということでした。  事前のやりとりの中で、我々は当然視察するに当たって、やはりもう限られた時間ですから、例えば大規模修繕費用の算定の仕方とかというのも仙台市さんとか行政のほうに投げかけて、きちんとした数字というのもある程度仙台市さんから出していただいております。仙台市さんの給食センターの中で行っている事業体の東洋食品さんというのは、もう言わずもがな、本市のSPCのメンバーでございますので、恐らくさまざまな形で他都市の状況とか、特定目的会社の東洋食品さんというのは、きちんとしたそういったデータの数字をお持ちだと思いますので、そういったところは行政もしっかりと協議をしていただいて、今、課長からスケジュールを出していただきましたけれども、そういった数字はきちんとまた議会とか委員会にも報告をしていただきますように。  何度も繰り返しますけれども、やはりこれが隠れ債務になる危険があるということは、もうこれまでもいろんなところで指摘させていただいておりますので、ぜひきちんとした情報提供はお願いをしたいと思います。  各センターに、これは北部、中部、南部とあるわけなんですけれども、今回、各センターに導入される機械の中で、今回ドライ方式をとられるということなんですけれども、どういった調理が、煮る、焼くとか、いろいろあると思うんですけれども、これはちょっといま一度確認させていただきたいと思うんですね。我々、先ほど仙台市さんを訪問したとお話ししたと思うんですけれども、いろいろな形で後になって、あれっ、この調理できなかったねということが、やはり当該の自治体さんのほうからもお声が出ているので、もう1回、本市の北部、中部、南部も全部含めてなんですけれども、給食センターの中でどういった調理が可能なのかということを改めて伺います。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 厨房の中には蒸気等の回転釜がございますので、煮る、炒めるという調理ができるものと思います。それから、焼物・揚物室にはフライヤーとスチームコンベクションオーブンがありますので、スチームコンベクションオーブンにおいては焼く、蒸すというような調理ができます。フライヤーはもちろん揚げるという作業になります。それから、和え物室というものがございますので、そちらでは、例えば全部加熱をし、最終的にごま和えなど、完全に全部熱が通ったものをもう1回冷やせるよう和え物室の中には真空冷却機というようなものもございまして、そのような作業もできます。  このような施設になりますので、調理形態ではほとんどできるものと考えておりますが、難しいものとして、今、協議をさせていただいている中で、ハンバーグをつくるためには成形機が必要になるなど、いろいろあります。本市の場合は小学校でも、ハンバーグにつきましては特注品を市の規格として冷凍の状態で成形されたものを使っておりますので、中学校に関しても同じような特注品の中でやっていこうということもあり、手でこねてというのは想定には入れていませんでした。 ◆岩隈千尋 委員 まさにほかの自治体さんで問題になっているのはその部分なんです。こねるとか、そういったところで、あれっと気がついたらできていなかったよというのがあるので、本市はどういうふうな対応をされるのかなと思ったんですけれども、皆さん方、ちゃんと把握されているということなので、そういったことは適宜進めていただきたいと思います。  それでは、次に、食育のことについて伺いたいと思います。中部と北部の要求水準書を見させていただきました。要求水準書の69ページを、皆さん、お持ちであれば開いていただいて結構ですか。  69ページには、こちらは北部も中部も大体同じ要求水準書なんですけれども、食育支援業務というところが書かれているわけなんですね。これまで南部の議論のときには、いわゆるハード系の話等々も我々の会派はいろいろとさせていただきましたけれども、もう今回も最後ということで、給食の議論についてはどちらかというとソフトのほうの議論もさせていただきたいと思っております。  本市が考える食育の取り組みについて、この69ページにはいろいろ明記はしていて、事業者はいわゆる東洋食品さんを初めとするSPCは、その取り組みについて理解し、より充実するよう支援を行うということが明記をされております。我が会派の代表質問について皆さん方から御答弁いただいたのは、地産地消など食に関する啓発を行ってまいりたいと我々が食育のことについて質問したところ、御答弁をされたわけなんですけれども、これは具体的に今の段階でどういったことを考えていらっしゃるのかということを伺いたいと思います。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 地産地消という観点では、なかなか地産、市内産を使って献立に出すというのは、供給量の問題等がございますので、今、関係局やJAと調整をさせていただいているところです。現在、小学校給食でも地産地消を県内産まで広げておりまして、冬場ですと、かながわ産品学校給食デーというような献立を作成しているところでございますので、中学校でも地産地消につきましては食材として県内産まで広げて、神奈川県でとれるようなものを使った献立を作成していきたいとは考えており、年間の回数としては小学校程度ということで考えております。 食材の提供以外では、やはり地産地消として、川崎市の中でどのような農産物ができているのか、県内でどういうものがつくられているとかということは、小学校のころから地域の学習をする中で取り上げていただいておりますけれども、中学生としての知識として、川崎市をよく理解して、自分たちの住む町というのがどういうところなのかというような学習につなげられるような支援をしていきたいと考えているところです。  具体的にこういうテーマでこうこうしますというのは、今の段階ではまだお話しできないのですけれども、そういうことを視野に入れて食育を進めてまいりたいと考えています。 ◆岩隈千尋 委員 地産地消についてのお答えは理解をしたところです。  あと、我々の代表質問でも投げかけたんですけれども、例えば1月の下旬に国のほうでも、例えば文科省であったりとか、農林水産省であったりとか、内閣府であったりとかが職員さんたちの食堂を使って、いわゆる学校給食フェア週間みたいなものをつくってやっているわけですね。もう既にいろんな自治体さん等々でも給食をやっているところについては、例えば民間事業者の窓口を借りたりして、いろんなことを保護者の方、御父兄の方にいろいろ発信している中で、本市としてどういったような、給食が始まる前、始まった後、川崎はもうターニングポイントとして中学校給食が29年から始まるわけですから、何を考えていらっしゃるのかなというのを、ちょっと教えてください。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 中学校給食を活用した食育の取り組みといたしましては、これまで小学校給食で培われてきました食に関する知識や経験をもとに、中学校給食へと継続して、将来、生徒自身が描く、目標とか夢とかというある程度の将来像というのを持っていただくような時期になると思うのですね。それを踏まえて、やはり正しい食習慣、それから健康な体づくりができる大人になれることを目指して取り組んでまいりたいと思います。  その中で、現在、生徒の食への関心を高める取り組みといたしまして、食を通じた健康づくりや地産地消、食文化等について関係部局とともに市内企業などとの連携による、民間活力を活用した食育の具体的な取り組みについて、研究、検討しているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 私は別にそんなことは聞いていないのですよ。保護者の方とか御父兄に対して、その質問はまた後でやりますので。保護者の方々に対してどういったことを川崎として周知していくのか。例えば試食会も我々も質問でしたと思いますけれども、そういったことを考えていらっしゃるのかということを聞いているんですけれども。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 大変申しわけございませんでした。  保護者への食に関する啓発につきましては、もちろん試食会を通じてということは行ってまいりたいと考えておりますし、食に関するお便りの配布も行いたいと考えております。それから、各学校では、PTAが主催するいろいろな研修や講習等がございますので、その中で食に関する講演を入れていただいたりなど、保護者には啓発を図ってまいりたいと考えております。  また、1つの方法といたしましては、やはり生徒の皆さんに給食を食べていただいて、給食を通じた食の知識みたいなものをワンポイントという形でお伝えしたり、食育だよりでお伝えし、子どもの声で家庭のほうにも返していただけるような、そういう働きかけにも取り組んでいきたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 では、やるということで今、確認させていただいたところです。
     次に、本市の第3期食育推進計画というのがあるわけなんですが、皆さん持っていらっしゃるので、ちょうどよかったんですが、これは来年度までとなるんですよね。中学校給食が開始される平成29年度から新しい計画がスタートすることになるんですけれども、この中では中学校給食というのはどういった位置づけになるんですか。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 第3期食育推進計画の中には、現在でも小学校給食ということでの取り組みとして事例等がございますけれども、取り組み例といたしまして、ページでいきますと36ページ、それから、34ページあたりからいろいろなところでの取り組み事例が載っております。今後、どのような構成になるかは担当部局と話し合いということになると思います。  今回、中学校給食の実施に当たりまして、第3期食育推進計画の中で、ともに食べるという目標もあり、中学校給食でもうたわせていただいているところですので、市の出す食育推進計画の中で、連携できるようなところを盛り込んでいければと考えております。  ただ、この構成につきましては、どういう位置づけでどういうふうな形で載せていくかというところまでは、まだ詰めていないことですので、今の段階ではお話しできないので、申しわけございません。 ◆岩隈千尋 委員 今お話しいただいたとおり、小学校のケースというのは、いろいろこの中に盛り込まれていますし、今後、中学校給食が始まるというんだったらば、もちろん加筆していただかなければいけないところがあると思うので、そういったところは、またこれが改定される時期にしっかりと明記していただきたいと思います。  もう1つ、学校における食に関する指導プラン、中学校版というものが本市にはあるわけなんですよね。これは平成25年3月に出されているんですけれども、これは皆さん御存じですよね。大丈夫ですよね。これは皆さん方がつくられていますから、多分御存じですよね。大丈夫ですよね。  これはさっきの食育、これも健福が出しているわけなんですが、これは皆さん方が出されていて、私もまさか、学校給食がないのにこんなペーパーがあるなんて思っていなかったから。ちょっと調べていく中で出てきたんですけれども、こういったものが今後どういうふうに改定されていくと。当然のことながら学校給食が始まるわけですから現状のものは使えなくなるわけであって、これはアンケートとかもとられていますから、いろんな資料としてはいいんですが、今後どういうふうにこれは改定を、いつまでに行っていくのか教えてください。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 こちらは教育委員会でつくらせていただいた冊子でございます。こちらは、まだ給食実施前につくったものであり、給食時間というような内容がまだ盛り込まれていないものですので、全体計画や給食時間の指導というところは差しかえていかなければならないと考えております。  こちらの見直しにつきましては、中学校給食推進室も含めて、健康教育課と指導課等と調整しながら行ってまいりたいと考えております。前回は中学校給食推進室はございませんけれども、いろいろな課が連携してつくったものですので、調整しながら、差しかえ部分ということでの改定になるかと考えております。時期といたしましては、やはり中学校給食が始まるまでということでございますので、中学校給食に関する学校給食の手引きを作成中でございますが、そこに盛り込まれる内容もこちらにしっかり入れられるようにしたいと思います。食に関する指導プランの見直しについては、いつまでに仕上げますというのが、局内で調整がついていない部分がございますけれども、目安といたしましては、給食の手引きと同時期までにはしっかりと打ち出したいと思っております。  手引きにつきましては、前回この場で少しお示しさせていただきましたが、来年の夏ぐらいをめどに案として作成してまいります。手引きとしては来年秋ぐらいまでには決定していきたいと思いますので、食育指導プランの内容も精査しながら、余り両方が違うことにならないように考えてまいりたいと思います。 ◆岩隈千尋 委員 手引きというのは、あくまでこれはハンドブック的なものであって、食育と全く関係がないわけなんですよね。私がやっぱり今回この質問をするに当たって、何で心配しているのかなというのは、こういった要求水準書、いわゆる外に対する特別目的会社にはこういったことを食育支援業務というものを求めていながら、では、本市の計画はどういうふうになっているのというのが不明瞭だったので、調べさせていただいたんですね。ですから、こういったものについてはハンドブックを、はい、中学校給食を始めます、こういった感じで御飯を食べましょうねというようなハンドブックの話をしているんじゃないですね。食育の話をさせていただいているので、これはきちんとスケジュールを持ってやっていただけますね。改定していただけるんですよね。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 もちろん食育の指導プランもしっかり改定版を出していきたいと思います。 ◆岩隈千尋 委員 外に向かってこれだけのことを求めるのであれば、本市の中の計画がぐらついていたらだめだと思いますので、そこはきっちりと行っていただきたいと思います。  先ほど課長からお話をいただいた、要求水準書の69ページの企業連携献立の提供等というのが明記されて、先ほどフライングでお話をしていただきましたけれども、この部分についてちょっと聞きたいんですよね。これはペーパーを読むと、市内企業等と連携し、企業独自の献立の提供や出張授業等、企業の専門的なノウハウを生かした食育を実施し、食育への関心を高めるというところが書いているんですよね。  ちょっと私、何でここがひっかかったのかといいますと、これはまた特別目的会社と違う企業連携のお話なんですよね。そうすると、これは民間事業者との連携に当たって、例えばどういった民間を、ここに書かれている市内企業等と連携し、この食育というのはどういったものを想定しているんですかね。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 こちらで市内企業等々という形での名称を出させていただいておりますが、具体的にどの企業さんとどういうことをやるというのは、今の段階ではまだ決定事項にもなっておりませんので、具体的なところはまだまだこれから詰めていくよう研究しているところです。今、小学校でもいろいろな民間事業者さん、例えば味の素では味覚授業をやっていらっしゃったりとか、東京ガスではエコクッキングをやっています。キッコーマンの場合にも、おしょうゆなどの発酵食品というように民間企業さんがいろんなことをやっていらっしゃるんですね。特に食品を扱う企業さんが、例えば味の素ではアスリートの育成ということでも、食育に力を入れているという状況がありますので、そういう企業さんからお話もいただいたり、こちらもこういう企業さんはこういうのができるのかなというところで、今いろいろ情報を集めている段階です。  市内だけではなくて、やはり今の中学生が関心のあるような内容というのがポイントになるかと思います。余り関心のない角度から進めるというよりは、自分たちが興味関心を持てるような、内容でタイアップできるようなところを今、探していたりという状況です。  やはり、ただ、例えばこちらに献立の提供という文言があるんですけれども、いろいろな食育に関連した献立のレシピを各企業さんはお持ちですので、そういうのも活用していければよいかなと、今、市の中での献立をいろいろ作成しておりますけれども、新たな目で、こういう視点で子どもたちにこういう献立、こういうレシピというのを狙いを持ってやっていただきたいということがありますので、そういう意味ではいろいろなノウハウを持っている企業は多いですので、もちろん献立として提供することもありますが、提供だけではなくて、それに加えて、例えばこの献立はこういうことのコンセプトで提供いたしましたみたいなような、紙面でもいいですし、それから、出前授業もたくさん今やっている企業が多いですので、そういうところを活用して小中学校のほうへの食育につなげたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 いろいろされることは結構なんですけれども、すごく中学校給食の議案、南部も北部も中部もあるけれども、莫大な資料なわけですよね。読み込んでいきますと、こういったふうに、ぽんと要求水準書の中に、我々が、代表質問でも知りませんよ、委員会でもわかりませんよという内容が、こういうふうに、ぱんと列挙されているわけなんですよ。そうしたときに、こういうのを見ると、特別目的会社とは違う企業との、今は情報収集なり今後いろいろ考えていくかもしれないという話になると、またこれはプラスアルファで、お金の支出、予算の支出というものが出てくるんじゃないかなということが、やはり推測されるわけなんですよね。  今後、先ほど課長からお話をいただいたように、今は情報を集めている段階ということなんですけれども、では、いろんな、本市にも味の素さんとか、高津にはクノールさんとかもありますけれども、そういったところと連携をしていくような体制をとっていくということでよろしいんですね。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 一応連携できればと考えておりますので、教育だけではなくて関係部局も一緒に。例えば食育となると健康福祉局だったり、農産物的なことであれば経済労働局とかというような関係部署が出てまいりますので、一緒に進めていかないと、なかなか難しいのかなと考えております。そういう意味で関係部局と連携を一緒にしながら企業との連携を考えてまいりたいと思います。  予算のことも今ございましたので、中学校給食に予算を食育でたくさんかけるというふうなところも懸念しているところですので、そこは予算がかからない企業との連携というのが、まず第一にできればいいかなと思いますが、ただ、予算的なことは、今の段階でどうかかるのかというのは、お話の中でちょっと難しいかなとは思っております。 ◆岩隈千尋 委員 予算がかからない企業との連携というのは、今お話しいただいた企業さんとの連携というのはなかなか難しいかもしれません。ただ、経済労働局さんで、ぴんと思い浮かべるのは、例えばセレサモスとか、いろいろありますからね。地産地消とも絡めていろいろとやってはいただきたいと思います。  たまたまなんですけれども、先日私、皆さんももう御承知いただいているタニタさんがありますよね。健康の。あそこが中学校給食事業の監修を始めたということも、これは二、三日前のペーパーにも載っていますから、子どもさんたちによりよいものを提供するに当たっては、こういった会社ともまた今後連携等々があれば、考えてもいただきたいと思います。  キックオフの段階として、もう来月から東橘中学校では中学校給食がもう既に提供されるということなんですね。それに伴って献立表等々もいろいろ出ているのではないかということで、私も事前にちょっと調査をさせていただきました。保護者の方々への周知、そして、いつから始まるのかというスケジュール感、この詳細を教えてください。あと、金額、給食費がどれぐらいになるのかという、そういった詳細についても教えてください。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 東橘中学校の試行実施は来年28年1月から開始いたします。東橘中学校の給食費につきましては、1月から3月分といたしまして1年生、2年生が1万2,330円、3年生が1万1,220円としております。3年生は、やはり受験関係でお昼を食べない日程がございますので、回数の差がここで出ております。 ◆岩隈千尋 委員 もちろん、もう献立表等々も含めて保護者の方たちへの周知は終わっているということでよろしいですね。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 保護者に向けましては、1月から試行実施をいたしますよというチラシはお配りさせていただいています。それから、小学校でも出しておりますように、家庭配布献立表ということで、各家庭のほうに向けて出す献立表につきましては、12月18日には学校に届くように、今、作成中でございます。 ◆岩隈千尋 委員 その辺の周知徹底をやっていただきたいと思います。  残渣のお話もさせていただきたいと思います。要求水準書の68ページを皆さん開いていただきたい。お願いします。大丈夫ですか。  先ほど共産党さんからも喫食時間についてのお話もあったと思います。我々の会派も仙台市さんを視察に行ったときに、やはり職員の方々からお話をいただいたのは、喫食時間がないことによって残渣が非常に出るよということのお話をいただきました。本市は、この要求水準書を見ると、丁寧に添付資料の17に給食残食量等と想定をきちんと掲げているんですよね。これによると、小学校の給食の残食率の算定として、大体6%ぐらいをめどにこれは算出をしているわけなんですけれども、小学校の残食量等が果たして中学校に当てはまるのかというのが、ちょっと私、理解がわからなかったんですけれども、例えば同じような食を提供していて、あと、同じような事例というのが政令指定都市さんとかにもあるとは思うんですけれども、そういった他都市との比較というのは行っていないんですかね。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 この要求水準書の時点では、まだ政令指定都市との比較は行っておりませんでした。 ◆岩隈千尋 委員 この6%という数字が、この算出根拠というのは、皆さんどうして6%というのは小学校を対象とされたんですか。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 小学校給食のほうで現在の残食率が出ているわけですけれども、メニュー等をその段階では小学校給食と同じような献立を提供していくというようなスタンスでおりましたので、中学校の中でもしっかり給食の時間を確保するという上で、同じような6%ということでの試算をさせていただきました。 ◆岩隈千尋 委員 これはちょっと精度を高めていただきたいんですよね。というのも、やはりこの喫食時間と残渣の兼ね合いというのは、物すごく関係性もあるということも、我々も他都市の給食をやっている先進事例からもわかりましたし、あと、やはり国のほうでも学校給食から出る残渣が非常に大きな問題になっているというのは、これはもう多分皆さん方のほうが情報をたくさん持っていらっしゃると思うので、やっていると思うんですね。例えば、平成27年4月30日の環境省が出しているデータによると、給食ごみが1人分、年17キロもあるわけなんですよね。もうこんなに大きな問題となっている中で、そして、要求水準書の中にきちんとこの残渣についての、皆さん方、これは残渣の循環活用についてとか、いろいろ明記されていますよね。いわゆる業者さんに対してこれだけのことをやってくださいねということを、いろいろ書いている中で、では、教育委員会として、きちんとこの残渣が大きな問題となっている中で、対策等々は講じられているんですかというのを、ちょっと伺いたいと思います。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 残渣の問題につきましては、まずは中学生にふさわしい、見合った献立を提供することが基本となっておりますので、しっかり生徒に食べていただくというようなところは食育の指導で行ってまいりたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 何か今、説明がちょっと薄っぺらいんですけれども、もうちょっとその辺はきちんと検討されたほうがいいんじゃないんですか。課長、どうなんですか。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 今現在でも好き嫌いなく自分の体を考えて食べようということでは、小学校のときからしっかり指導していただいているところですので、中学校でも、先ほど継続という言葉を使わせていただきましたけれども、小学校6年間やってきたところの上に3年間というスパンで、継続した指導を行っていただくように今いろいろつくっているところですので、自分の健康、体を考えた食べ方というところをしっかり指導していきたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 ちょっと答弁がちんぷんかんぷんですね。それはちょっとよろしくないですよね。  他都市の先進的にやっている都市で、残渣の問題と、そして喫食時間との兼ね合いと、非常にそこがリンクしていて、そして先進事例をやっている町ですら、もうこれから喫食時間については問題であると、もう既にアドバイスをいただいているわけなんです。本市は。ですよね。だったらば、そういったところをきちんと勘案していただいて、我々はキックオフを今から始めるわけですから。ですから、そういったところは、せっかく他都市さんがいいアドバイスをいただいているわけですから、そういったものもぜひ参考にしていただきたいと思います。  例えば学校給食ごみについては、環境省、もう皆さんも情報を持っていると思うんですが、学校給食のリサイクルの推進のために、例えば同じ政令市さんの札幌市さんや、また、長野県の松本市さんが行っているリサイクル事業に、これは補助金をつけてやっているんですよね。本市はこういった、もうまさにこの要求水準書にもきちんと業者に対して残渣の循環活用等々を明記しているのであれば、本市としては具体的にどういったことを今後やっていくという取り組みがあるんですか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 給食センターの要求水準書におきましては、市が処理することとしている前提の中で、事業者から提案があればということも書いてございますが、事業者から具体的には提案がございませんでしたので、南部、中部、北部とも市が残渣を処理する予定でございます。  市が残渣を処理する方法につきましては、川崎市全体の生ごみの減量化、生ごみの処理部分とかかわってまいりますので、現在、所管の環境局とも協議しながら、方法について検討しているところでございます。基本的には学校給食センターで中学校に送って、そこに出た食べ残しの残渣は全て給食センターに回収をいたしまして、給食センターから市が処理をするわけですが、リサイクルの手法を中心に検討を進めていっているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 具体的に、では、例えば本市が、今、私がお話をしたり、環境省の補助金のメニューを使っていろいろ取り組んでいこうよとか、そういったことはまだ検討していないということですね。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 補助金のメニュー等については、まだ未検討でございます。 ◆岩隈千尋 委員 そこなんですよね。これも私が今、この一連の流れの中でお話をしてきた趣旨というのが、やはりきちんと本市がこういった要求水準書に、外に向かって企業さんに、特別目的会社にこれだけのことを、では、食育だったりとか、残渣であったり、こういったことを求めるのであれば、やはり教育委員会としても大手事業者さんに給食事業を任せて終わりというんじゃなくて、自分たちもきちんとした仕組みを整えてくださいというのが、やはりこの間、南部のときからずっと言っているわけなんですよね。そういったことがないことには、では、食育についてもこのペーパーはこれからつくりますよ、残渣についてもこれからですよという話になると、やはり皆さんハードだけ整備できればいいんでしょうという話にはつながらないと思うので、その辺は29年の秋まで時間がありますから、こういったところの整備はきちんとやっていただきたいと思います。  最後に1点、北部のほうに関してはマイコンシティの近くの中でという、このくくりの中でというお話だと思うんですけれども、当然、水分とか油分が大量に発生される給食調理が行われて、当然のことながら、めちゃめちゃ大きいとは言いませんけれども、微妙な環境変化があると思うんですけれども、精密機器関連の業者が多い、ああいった地区でそういった影響等々はないのか。その確認だけさせてください。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 北部の立地につきましては、マイコンシティの地区内ということで、今おっしゃっていただいた精密機器を取り扱うような企業も数多くあるということは承知をしております。  給食センターにつきましては、そもそも外気、また、排気も含めてフィルター等を使う、また、北部につきましては外気にとりわけ影響がないように、油分とか、そういう部分で外気に影響がないような形で、今、事業者と協議をしているところでございますので、周りの企業に給食センターが立地したことで、例えば排気による影響はないものと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 給食のこの議案の案件については、我々もお話をするのはこれがもう最後ですから、もちろんランニングのところになると、また議論はあると思いますけれども、当然走り出してからの議論もあるとは思いますけれども、平成29年の秋までの段階で、やはり今、我々の会派が指摘したこと等々についても逐次情報提供していただきたいと思いますし、そして、しっかり質の高いものをこれからもつくり上げていただきたいと思います。 ◆片柳進 委員 何点か伺いたいんですけれども、1点、今ありました食育の問題で、企業連携献立の問題なんかもあったんですけれども、やはり食育が教育の一環ということですから、教育の現場からの要望を最優先にすべきと思うんですね。今のお話なんかを伺っていると、かなり教育委員会主導でやるんじゃないかなという雰囲気だったんですけれども、食育と教育現場の教育の一環でやるということとの関係ではどんな感じで進めるのか、お伺いします。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 今の学習指導要領の中には食育ということで書かれている部分がございます。先ほどの食育指導プランのほうにも、どういう部分で食と関連しながら進めていくということは示させていただいておりますので、今は学校としても取り組んでいただいているところでございます。今後も引き続き食育関連、学習の中でということであれば、特別活動の時間や、やはり技術家庭科が中心になってくると思いますけれども、現在行っていただいている中で、プラス学校給食を活用したという部分の充実を図ってまいりたいと考えております。 ◆片柳進 委員 これに対しては要望なんですけれども、今申し上げましたように、やはり教育現場の声から出発した食育というものを、くれぐれも最優先にしていただきたいということを要望します。  続いて、給食センターでの見学の対応について伺います。  確認なんですけれども、中部センター、北部センターは見学の要望があった際には、それぞれどういう対応をされるのか、伺います。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 中部センター、北部センターにつきましても、見学通路につきましては設置をしていないということは以前申し上げました。中部につきましては、研修室におきましてリアルタイムの給食の調理の映像を映し出すような装置を用意してございますので、見学につきましてはそこを中心にごらんいただく、また、試食をしていただくというのが現実的なところかと考えております。  北部につきましては、見学の対応ということで、研修室等も設置がございませんので、なかなか一般の対応は難しいと考えておりますが、マイコンシティセンターの中で、マイコンシティセンターエリアで、マイコンシティの方向けの会議室等がございますので、そこで企業の方を含めて試食会等の実施等についても要求水準の中で設定をしてございますので、そういう部分での視察は可能と考えております。 ◆片柳進 委員 北部の場合、どうしてもつくっている場所を見たかったら南部での対応になるというようなことがあったかと思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 北部につきましては、なかなか視察は難しい面がございますので、中部とか南部をごらんいただく。そこで北部につきましても紹介のDVD等を作成する予定でございますので、あわせてごらんいただく等の対応は可能と考えております。 ◆片柳進 委員 北部センターを我々も視察させていただいたわけですけれども、南部、北部からにしても片道1時間以上かかるコースになるわけで、現場を見られるというふうにしておくことが一番意義のあることですから、そこは対応していただけるようにしていただきたいなと思うのは、これは1つ要望したいと思います。  中部については別室でリアルタイムの映像を見られるような対応をするということだったんですけれども、北部についても同じようなライブカメラというか、そうしたものを設置してマイコンシティの会議室で対応するということは、そんなに難しいことだと思わないんですけれども、そうした対応についてはもう少し検討できないのでしょうか。伺います。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 今回、PFIの提案におきましては事業者からの提案ということで、中部につきましても事業者からそのようなリアルタイムでの映像という提案がございました。北部につきましては事業者からはそういう提案は出てきておりませんので、今から設置するということは難しいと考えておりますけれども、ただ、今おっしゃられたような視察ということは非常に重要な要素かと思っておりますので、先ほど申し上げたように、他の施設でDVDが見られるようにするとか、そういう対応につきましても今後検討していきたいと思っております。 ◆片柳進 委員 自分の子どもなんかが食べている給食の現場を、やはりしっかり確認したいというのが親の一番の思いだと思いますし、そういう点でも、DVDということでは全く視察の意味がなくなるんじゃないかと思っているわけですよね。これまでの議論の中でも、要求水準書にないことなどでも、やはり道理のあることはこちら側から検討するということは可能だと。そういう変更も可能だということなわけですから、それにライブカメラをつけるということで、そんなに難しいようなことがあるとも思えないので、ぜひそこは検討していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 繰り返しになりますが、事業者からの提案にない状況におきましては、今からそのような設備を追加するというのは難しいかと考えておりますが、議会で御要望があったということも踏まえて確認はさせていただこうと考えております。 ◆片柳進 委員 ぜひよろしくお願いいたします。それはお願いします。  もう1点、異物混入の問題についてなんですけれども、我々の代表質問への答弁では、中学生たちがみずから運んでいるから外部からの混入は考えられないというような答弁だったと思います。我々、小学校の共通仕様書なども出してやったわけですけれども、その背景にあるのが、かつて児童による異物の混入が残念ながらあったと。そういうことを踏まえて配膳員や教職員の努力で死角をつくらないようにすると。そういう対応が小学校では行われたということだったんですけれども、この認識で間違いはないでしょうか。確認いたします。  小学校の共通仕様書においては、かつて児童による混入事件があったことから、配膳員の対応や教職員の対応などで死角をつくらないようにしていると。そういうことがかつてあったということだと思うんですけれどもね。 ◎邊見 健康教育課担当課長 小学校の仕様書でございますが、平成16年度に初めて給食調理業務を委託するときに、この仕様書をどうするかということで検討させていただいたんですけれども、それまで直営でやっておりました給食調理員さんの業務内容を精査しながら今の仕様にしていったというふうに聞いておりまして、異物混入が原因でというふうには私どもでは把握はしていないところなんですけれども。 ◆片柳進 委員 かつてそういう小学校の給食での異物混入というのは、今まで一切なかったということなんでしょうか。伺います。 ◎邊見 健康教育課担当課長 異物混入が全くなかったということではないんですけれども、児童による混入があったために、この仕様内容にしたというふうなことはございません。 ◆片柳進 委員 ちょっと私たちの認識とは違っているんですけれども、改めて、この間、私たちは異物の混入の対策を話して要望してきたことは、実際に万が一異物の混入が起こった場合に、どうしても生徒を疑う対応をするしかなくなってしまうわけですよね。ですから未然の対応が必要なわけですね。  今回、中学校給食を始める上で、業者との関係でも異物混入が万が一あった場合に、それが生徒によるものなのか、業者によるものなのか、外部のものなのか、そういうことを明らかにしなければならなくなるわけですよね。ですから、要求水準書などでも異物混入のケースの場合の業者に対するペナルティーの事項なんかも入れているわけですよね。万が一、異物混入があった場合には、どのように原因追及、原因究明をしていくのか、どういう考えでやっているのか、お伺いいたします。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 子どもたちのところに行った時点で、例えば盛られた中で異物が発見されましたという場合には、どこで入ったかというところをきちんと調査しなければならないと考えております。センターで入ってしまったのか、学校に来てから入ってしまったのか、教室で入ってしまったのかというようなところを、しっかり調査してまいります。  給食センターで、もちろん異物混入ということはないようにとありますけれども、調理中の事故として、例えば器具の破損したものが入ってしまったとか、食材の中でもともと入っていたとかという原因もあるかと思います。こちらのPFIの中ではしっかり食材から異物が入っていないかということを、まず検収の段階で、それから調理で洗う、切るという段階でもしっかり見ていただくような指導をしてまいります。仕上がった中でも配缶するときに異物が入っていないかをチェックいたします。給食センターのほうではしっかりそのようなチェック体制をとっていただく。それから、配膳員のところに来たときに、やはり受け取って、それから並べたりということもありますので、そういうところでの異物混入がないような指導を配膳業務の中でも徹底してまいります。  そして、もちろん学校内で異物混入がないようにということで、給食指導の中でさせていただくという部分もありますし、生徒が故意に入れなくても、例えば浮遊、そこに異物がついてしまって、それがたまたま入るということもございますし、食缶をあけたときに何かの拍子で入ったりというような、不慮というよりも想定していない、わざとではない異物混入もございますので、そういう事故が発生したときには教育委員会も学校や給食センターへ出向き、調査をしっかり行い、原因を解明したいと考えております。 ◆片柳進 委員 この間、ほかの県などでも生徒が同級生の昼食に毒物みたいなものを混入するというようなことなんかも、報道もあったわけですよね。いじめや不登校もふえる時期ですし、やはり思春期ならではのトラブルということがないとは言えないと思うんですよね。だからこそ生徒を疑わないで済むように未然の万全な対策が必要だと思います。先ほど宗田委員から言いましたように、だからこそ配膳員など、大人も目がしっかりついて、各階まで運ぶとか、それ以降の死角をなくしていく対策なども行うべきだと思います。そういう点で配膳員の検討、死角をなくす検討などを要望して質問を終わります。 ◆木庭理香子 委員 では、1点だけ。  今ちょっと異物というお話があったんですけれども、異物ではなくて、例えば食中毒が発生した場合、今、小学校ではどういう対応をしていて、中学校給食のセンターのほうではどういう対応を考えているのかというのを教えてください。 ◎邊見 健康教育課担当課長 食中毒の場合ですか。 ◆木庭理香子 委員 食中毒。だから、食材の保管ですとか、そういったものの原因究明には、どういう対応をしているのか。 ◎邊見 健康教育課担当課長 まず、食中毒の原因を探らなければなりませんので、調理員につきましては検便などの検査をするとともに、そのときに休んでいる児童生徒がいなかったかですとか、そういったことをまず学校のほうに調査をしていただきます。その結果を受けて、近隣の学校への影響なども考えながら、一時的には中止をしたりすることになるかと思います。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 補足と、中学校での対応ということでお話をさせていただきたいと思います。  食中毒が万が一発生したときの対応につきましては、現在でも報告のルートとかがございますので、そういうフローは教育委員会としてつくってございます。今度、中学校になりますと、共同調理場、それから単独校というようなパターンになりますので、学校から子どもたちの欠席が多いというような一報から食中毒を疑うということが始まりますので、その一報を教育委員会が受けた後、どのような流れになるのか。学校では校医さんとの連携、その他学校でやっていただくこと、それから、教育委員会でやること、もしこれが給食がやはり原因ではないかというようなことになりますと、保健所が学校のほうに調査に入ります。共同調理場でも同じように、共同調理場に保健所が入ってまいります。そこで本当に食中毒なのか、給食に原因があるのか。現在でも学校では保存食というものをとっていただいております。原材料の保存食と、それから、でき上がった後の保存食をとっていただいておりますので、給食が疑われたときには、まずその保存食を研究機関に提出いたしまして、そこに食中毒菌があるのかというところを調べていただくというような流れになります。  また、ぐあいの悪い方には検便というような形で協力をいただいて、それが食中毒なのか、それとも感染症なのかというところでの判断を医療機関、検査機関で行ってまいります。万が一食中毒と断定された場合には、しっかりと施設の消毒、子どもへのケアを教育委員会として対応していく流れになります。 ◆木庭理香子 委員 なぜそのようなことをお伺いしたのかといいますと、先ほど来、岩隈委員が言っているように、仙台市ではそういったリスク管理まで含めてSPCと協議をしっかりとされているんですけれども、そういった協議はきちんと川崎のほうではされているのでしょうか。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 SPCのほうでもしっかり危機管理ということでは、計画等を示し、市としてマニュアルを示すなど、そこはしっかり考えているところでございます。 ◆木庭理香子 委員 マニュアルをつくって管理をされているというお話なんですけれども、今まで小学校とかでも食中毒というものが多分ほぼ発生していないんですよね。やはり中学校給食という、1つのところから大量に提供されるという新しい形をつくるわけですから、やはりそのあたりはSPCとしっかりとリスク管理ということでシミュレーションをしていただきますように。そういったときの構築をしっかりしていただきますことを要望して質問を終わります。 ◆花輪孝一 委員 大分時間も経過しましたので、端的に何点か伺いたいと思うんです。  代表質問でも工程という部分で質問させていただいたんですが、やはり南部も含めて、今回の中部、北部も含めて、設計期間とか建設期間、開設準備、私が見てみると、かなりタイトで、例えば台風による影響だとか、さまざま天候等によってもかなり左右されますので、その辺のところの開始時期というのは、もう本当にこれは市民の方々への約束なので守らなきゃいけないので、少しこの工程の管理も含めて、この辺のところをどんな形で対応されるのか。確認の意味で伺いたいと思うんですが、お答えください。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 建設の時期、建設期間につきましては、一度当初の計画期間より見直しをした経過がございます。それをもとに事業者が提案をしていただきまして、事業者の提案では、この期間で十分にできるというようなことで提案いただいたところでございます。もちろんこの後も、設計期間、工事監理期間、市によるモニタリングがございますので、その時点での建設工事の進捗状況等も含めて、短いスパンできちんと確認をし、おくれることのないようにモニタリングをしていきたいと考えております。 ◆花輪孝一 委員 再度くどいようなんですけれども、通常、例えば学校の建設をするとか、そういうときには、まちづくり局の方にも管理等々をしていただいて、市の職員が、専門の方が絡んでいるんですけれども、今回の給食センター、これはそういうような市の職員の方が絡んでやるのか。あるいはSPCにお願いをするのか。工事監理という部分ではどうなのか、伺いたいと思います。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 いわゆる工事における工事監理業務につきましてはSPCで実施をするわけでございますが、この工事の進捗状況につきましては、まちづくり局も含め、教育委員会が事業局でございますが、きちんとモニタリングの中で確認をしてまいりたいと考えています。 ◆花輪孝一 委員 とにかく、くどいようですけれども、工程管理をしっかりやっていただいて、遅延のないようにお願いをしたいと思います。  2点目は、これも確認までなんですが、やはり小学校と違って、中学校の給食ということで、このようなセンター方式をとるわけなんですけれども、極力やはり地産地消であるとか、地元雇用であるとか、あるいは、国で推奨している米飯給食、こういうようなものは、やはりきちんと進めるべきだということは、たびたび指摘をされるところですけれども、これは一応、もう一度確認の意味で、その辺の、地産地消といっても川崎産のものを全て使えというのは厳しいので、神奈川産というふうにある程度なるとは思うんですけれども、その辺のところ。  あと、地元雇用、これも提案をいただいているところなんですが、でき得れば100%というのが一番ふさわしいですけれども、その辺への取り組みであるとか、また、先ほど申し上げた、特色として米飯ができるという形でのものをつくられたということなので、その米飯給食の取り入れ、この3点を確認の意味で伺いたいと思います。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 地産地消と米飯給食ということでお話しさせていただきます。  地産地消につきましては、今、委員のほうからいただきましたように、県内産まで広げて活用できる範囲で取り入れるということで進めてまいりたいと考えております。それから、米飯に関しましては、中学生につきましては、和食の提供という点から考えておりますので、小学校とは違いまして、御飯が中心となる献立を今は想定しているところでございます。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 地元雇用につきましては、南部、中部、北部3センターとも、今後地元からセンターでの従業員を雇用しなくてはいけないんですが、なるべく地元から雇用するということで提案をいただいておりますので、どれぐらいの雇用率なのかということについては運営時に確認をしてまいりたいと考えております。 ◆花輪孝一 委員 地元雇用については、ある程度の段階でまた御報告をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  なるべく県内産、米飯給食をというのはわかるんですが、ある程度の数値じゃないですけれども、もう少し具体的に何か今の段階で発表できるものがあったらば、より具体に伺いたいと思うんですが、いかがでしょうか。
    ◎北村 中学校給食推進室担当課長 地産地消でどのぐらいの食材が確保できるかということにつきましては、今、県にも調査中でございます。  それから、米飯給食につきましては、今、想定の献立ということでお示しさせていただいている中では、月に1回ぐらいがパンなり、ほかの小麦粉製品だったりということでの献立を想定させていただいております。それ以外は御飯の給食ということで献立を作成している状況でございます。 ◆花輪孝一 委員 他都市でもまさに県内産のものをメーンに持ってきて、何々給食みたいな形でやっている事例もあると思いますので、そこのところは工夫しながら、やっぱり地域、地元というのを意識できるようなものをお願いしたいと思います。  では、引き続きまして、もう1点だけ。先ほど来、御意見が出ておりました、やはりリスク管理という部分で、ちょっと私のほうもこれは、私どもも独自にいろんなところで調査をさせていただいたときに、必ず市の職員の方が給食センターには必ず絡んで、栄養職員の方とか、そういう方も含めて、先ほどのお話等があったいわゆる異物が混入されないようにとか、あるいは、アレルギーの問題とか、それから、今あった食中毒だとか、そういうようなリスク管理を行政側がしっかり絡んだ上で対応していたわけなんですけれども、今回の給食センター、当然そういう行政としての絡みがあると思うんですが、具体的にどのような形で行政職員、市の職員が絡んでやっていくのかということを確認のために伺いたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎北村 中学校給食推進室担当課長 現在、各学校給食センターに市の職員をどのような職種の者を何人配置するかというところにつきましては、こう決めますという御説明はちょっと難しいとは考えておりますけれども、他都市では、センター長、事務職員、栄養士というような構成になっておりますので、同じように本市でも同様な構成をできるように、検討しているところでございます。  そして、市の職員を配置していくという前提に立ちまして、市の職員がしっかり指導、管理を行い、いろいろな分野での計画書、報告書が運営事業者、維持管理のほうからきちんと出てまいりますので、それらの報告書等のチェック。運営事業であれば、栄養士であれば毎日調理場に入るような時間が多くなりますので、そこでの調理員の動き、それから、運営事業者の社員との毎回の打ち合わせが必要になってまいりますので、そういう中で危機管理、リスク管理をしっかり把握して、指導できるような体制をつくってまいりたいと考えております。 ◆花輪孝一 委員 最後に教育長にお願いなんですけれども、今、御説明いただいたように、職員が何人でどういうようなというのは、これから人員とか、当然予算もあるでしょうからお話ができないとは思うんですけれども、やはり他都市の例で見ますと、行政側が、つまり、教育委員会側がかなり主体性を持ってきちんとやっているというのが見えますので、それなりの、これは適正な人員配置と、そして業務の連携というのは当然必要になると思いますので、そちらはしっかりとまた今後お願いしたいと思いますので、要望ということでお願いしたいと思います。 ◆市古映美 委員 先ほど小学校の共通仕様書について、できるかというのも含めて、異物の混入があったからというようなことは、これは認識していないというお話だったんですけれども、これについては課長さんは新しいからということでは済まないと思いますので、やっぱりその辺は、この当時の状況を知っている教職員の方たちは、その辺がかなりあったということで業務委託ということにもつながってくるわけですけれども、これだけ厳密な運搬及び回収業務というものを仕様書でできたわけですから、その辺の認識はしっかりとやっぱり私は引き継いでいくべきだと思いますので、これは答弁は要りませんけれども、認識の違いがあるんじゃないかなということは指摘をしておきたいと思います。  私のほうは、具体的に地元からの意見というか、要望が出ていますので、その辺をお聞きしたいと思うんです。  きのうも平間配水所の用地の有効活用についての地元説明会があったんですけれども、その中で、幸区のマンションに住んでいる方や地元の上平間の町会の方たちから出たのが、あそこがスクールゾーンになっているというところで、配送ルートがどうなるのか、それから、業者の車がどんなふうに出入りするのかというところが非常にやっぱり気になるという話があったんですけれども、その辺について改めて、業者が食材を搬入してくるルートと配送車が出ていくルートを聞かせていただけますか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 中部給食センターにつきまして、きのう上平間の関係の説明会があったことをお伺いしております。それ以前にも、契約前ではございますが、上平間の関係の町内会の町会長等に、中部給食センターの事業者の決定とか今後のスケジュール等については御説明をしたところでございます。その中でも、現在まだ契約前ということもございますので、実際に配送車両の通る経路や食材搬入車の通る経路、その時間等につきましては、契約後に検討いたしまして改めて住民の方にもお示しをするということで説明をしているところでございます。  現時点ではまだ正式に決定をしてお示しできるものではございませんが、それにつきましても今後設計を進めてまいりますので、設計の中であわせて検討してお示しをしていきたいと考えております。 ◆市古映美 委員 配送車が出てきて、そして右回りで行くのかな。それでずっと409号線のほうにたどって配送車が行くというようなルートを、私は現地の視察のときに聞いたんですけれども、あそこの道路が非常にカーブしているんですよね。3回ぐらいカーブをしていて、片側に歩道があるだけなんですけれども、ここは裏道みたいになっているものですから、私が認識しているときは余り交通というか、車両の交通量が多いというような認識はなかったんですけれども、ここに配送車が入るということで、かなりあの辺の環境が変わってくるというところを皆さんが心配をしていて。  といいますのは、県立の工科高校がすぐそばにあるわけなんですけれども、あそこの生徒が8時前後には物すごいスピードで自転車で走っているんですよ。自転車の通行がすごく多くて、それもカーブしていますから見通しがとても悪いんですね。現地のことですから。あの道を通って、これは待ち残りのところに、すっと入り込むとか、待ち残りのところから車道に出てくるとかというところで、本当に普通に通行、車を使っている人も、あそこは危ない、危ないというふうに言われている箇所なんですね。それと一緒に、ちょうど左側のほうに下水道局の高い塀がカーブのところにずうっとあるわけなんです。そういうのがますます見通しを悪くしているという点で、その辺についても認識をしていて、配送ルートのところを考慮しているのかということと、あと、トラックが何台で、走行する時間帯は何時ごろかというのは、その辺についても教えていただけますか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 中部給食センターにおきます配送車両の経路につきましては、今、御指摘のあったような、周囲に学校があったり、周囲の見通しが悪いというような状況もございます。要求水準書におきましては、小学校もございますので、登校時間におきましては配送車両が通行しないというふうな事業者への配慮を要求水準としておるとともに、もちろん工事の時点におきましても周辺環境に十分注意するとしながら注意をするということで提案もいただいているところでございます。  今後、実際の配送経路につきましては、事業者と設計を通し、案をつくっていく中で、地域の方の御意見も伺いながら最終的な経路を決めていきたいと考えております。  それから、中部の配送車両の台数でございますが、中部につきましては配送台数は18台を予定してございます。中部の学校給食センターにつきましてはグリーンハウスグループが落札しているところでございますが、提案におきましては食器、食缶を一括して発送する提案でございますので、その時間もこれから最終的に詰めるところでございますが、午前中に、11時前後に車が出て、学校に配送して一度戻る。それから、午後、給食が終わった後に車がまた学校に行って、食缶等を回収してセンターに戻る。そういう予定をしてございます。細かい時間等については今後の学校の時程等の関係もございますので、まだ確定してございませんが、大まかにはそのような時程で進める予定でございます。 ◆市古映美 委員 午後というのは何時ごろになるんですか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 午後は1時前後を予定しております。 ◆市古映美 委員 1時ごろに最終便が入るということですか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 最終便の時間まではまだ確定してございません。 ◆市古映美 委員 本当に環境が変わるというところでは、高校生も夕方までというだけじゃなくて結構ばらばらに、自転車で通学している子どもたちが非常に多いものですから、その辺について皆さんがやっぱり非常に心配されるというところは尽きないと思うんですけれども、そういう点について地元説明会は今後、具体的にはいつ行うんですか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 中部給食センターにつきましては、建築基準法第48条における許可が必要となってまいりますので、今後、対象になります地区の方に個別に訪問をしながら、最終的にはまちづくり局で実施をいたします意見聴取会、また、建築審査会で審査をしていただく予定でございます。ただ、現在、地域の町内会等にもいろいろと御意見をお伺いしておりますので、なるべく広い範囲で御説明をというお声もありますので、そのあたりは今後検討してまいりたいと考えております。 ◆市古映美 委員 議案がこれで決まって決定していけば、それでもやっぱり地元のほうは、そういう予測されることをみんなしっかりと知りたいわけですよね。どんなふうになるのかというところをね。だから、固まった時点というのではなくて、皆さんが心配されている点を含めてきちんと事情聴取しながら、そして、そこの問題についても安全できちんと地元の心配ができるだけ避けられる形で、ぜひ配慮していただきたいと思うんですけれども、台数が18台ということで、出ていくのが午前11時ごろで、帰りの最終便について、まだいつだかわからないと。それから、あと、走行ルートについてもまだはっきりとしないというような今の答弁だったものですから、その辺につきまして、ぜひ本当に、こういう案でという形で柔軟に地元の方たちの意見をしっかりと聞いていただくと。かなり皆さん本当に真剣に考えていますので、その辺については、ぜひきめ細かな説明会を開いていただきたいということは要望しておきたいと思います。 ◆雨笠裕治 委員 ちょっと何点か確認させてもらいたいんですけれども、先日、給食について常任委員会では報告をいただきましたけれども、その中で幾つか資料を要求させていただきました。  評価内容の中で、特に配送回収業務についての評価はどのような観点から評価をいただいたのかということで、資料をいただいたんですが、ここでは3グループともに配送校の特徴を踏まえた配送計画を策定している点や、予備の配送車の確保も含め有事への対応が十分とられている点が高く評価されましたと書いてあるんですが、その資料を見せていただきましたら、2グループは各校の特徴を捉えてはいたんですが、1グループについては配送校の特徴を捉えていないんですよね。何をもってこれを評価をちゃんとできたというふうにしたのか。この文書は誰が取りまとめて書いたんですか。その人の名前を教えてください。この評価の。報告書を書いた。誰が書いたの。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 評価につきましては審査講評における評価ということで転記をしてございます。審査講評につきましては事務局で案を作成し、審査委員会全体で確認しているところでございます。 ◆雨笠裕治 委員 ということは、これは、この責任は審査委員会の委員長がとるんですね。この権限は審査委員会の委員長が持っているんですね。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 お示しした資料のうち、各学校別の配慮事項等につきましては、事業者からの提案のうち、各学校に係る部分を抜き出したものでございますので、中学校給食推進室の事務局でこちらを抜き出しているところでございます。 ◆雨笠裕治 委員 ということは、では、僕が見せていただいた資料は、各学校の特徴というのは1グループは記載されていなかったと認識しているんですが、それはあるということなんですか。そういう勝手に抜粋した資料を出したということなんですか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 前回の総務委員会の後に御請求をいただいた資料でお示ししましたものは、中部学校給食センターにおける落札をいたしましたグリーンハウスグループの配慮事項、それと、北部学校給食センターにおける落札いたしました東洋食品グループの配慮事項、その2つをお示ししたと考えております。 ◆雨笠裕治 委員 では、ちょっと違う資料かもしれないね。ただ、では、これは責任権者は審査委員会の委員長が持って、これを責任を持って書いたのね。それは間違いないですね。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 お示ししました資料につきましては、主には事業者からの提案内容を抜き出してございますので、これは、作成ということであれば中学校給食推進室で作成したものでございます。 ◆雨笠裕治 委員 それに基づいて、この審査講評は、こうやって3グループともに配送校の特徴をちゃんと踏まえてしっかりやっていましたというふうに評価を、この文言を書いた責任者は、これは審査講評をした選定審査委員会の委員長が責任を持つんですね。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 事業者からの提案をもとに審査をしていただいております。審査講評につきましても、審査結果に基づき審査をしていただいております。審査委員会を含め、全体で作成をしたものでございます。 ◆雨笠裕治 委員 だから、審査委員会の委員長が責任を持つんでしょう。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 審査の結果については委員長のほうで取りまとめているところでございます。 ◆雨笠裕治 委員 この間、前回の審査のときにも問題になったんですが、各学校との調整というのは誰が誰に対してどのくらいの時間をかけて行ったんですかね。何でかというと、現地の校長先生たちにいろいろ調査をさせていただいたんですけれども、何か全くリアリティーがないんですよ。実施をするときには、自分たちはもうやめているのかどうか知らないけれども、とても教育委員会と熱心に話をして話を詰めたというふうなところが全く見えない。誰が一体何時間かけて1校ずつ、どういうふうにしたのか。  なぜかというと、そのことによってはこれから増築、改築をするというふうなタイミングでいる学校もあったわけですよ。中には学校に進入するのにバックで坂道を上がっていくみたいなところもあって、そんな無理くりした計画を立てているんだけれども、そういうことを現地の校長が学校運営をするときに、本当にちゃんとした説明があったときに、そんなことを認めるとは思わないんだ。だったら何かしらの改築のときに、校庭が狭くならないということを前提としてできる学校であれば、では、このときには増築に合わせて給食室をつくってくれませんかというふうな話も、僕は当然出ているんだと思うんだけれども、そういうものが全くなくて、皆さんも一定の期間に合わせて、期限を切られてこれをやらなきゃいけないからといって、きょうの審議でも明らかになりましたけれども、それは大変だよね。逆に言うと。未成熟だから。  そんな一定の期間で、それで全部給食のこの準備室に押し込まれちゃってさ。全部の責任はみんなとらなきゃいけないみたいな形になっちゃうけれども、これは申しわけないけれども、市長が期限に合わせて無理くりやった、それをやっぱり未成熟で、もう不十分の未消化の中でやろうとするから、こういうふうになっちゃう。  だから、結局、中学校給食のこの今の問題、端的にちょっと答えてくれませんか。どのぐらいの時間をかけてやったのか。各学校とも。 ◎森 中学校給食推進室担当課長 各学校との配膳室等の調整でございますが、南、中、北部それぞれ担当者を置きまして、それぞれ各学校で1回とか2回とかではなく、何度も何度も足を運んでお話をしているところでございます。  校長の発言の真意はよくわかりませんけれども、中学校長会を通して私どもは校長先生方にも御説明をしておりますし、各学校にも訪問して御説明をしております。また、いろんなテーマがございますので、そのテーマごとに校長、教頭とお話し合いをさせていただいておりますので、校長等の理解が進んでいないということであれば、さらにしっかり足を運んで、もしくはいろんな場に顔を出して御説明をしたいと思っております。 ◆雨笠裕治 委員 それでは、最長の延べ時間と最短の延べ時間を教えてください。学校によって。 ◎森 中学校給食推進室担当課長 個々に今全て把握できるわけではございませんけれども、当然お邪魔して5分10分で帰るということはあり得ませんので、1時間以上、御説明をしたりお話ししたりといったことは、時間をかけながらやっているところでございます。ただ、最長とか最短というところの点につきましては、申しわけございませんが、今、手元にございません。 ◆雨笠裕治 委員 では、最低でもどのくらい延べ時間、何回会ってやったか。それだけ教えてください。 ◎森 中学校給食推進室担当課長 もちろん学校の校長、教頭も大変多忙でございますので、先方の都合に合わせることも多々ございますけれども、最低30分以上は滞在してお話を伺っているというふうに思っております。 ◆雨笠裕治 委員 それはきょうの審議とは別にして、各学校との折衝の内容を資料で、後で結構ですから教えてください。そのことは今回の審査の対象にはしませんけれども。  それから、もう一つ、次に、北部の給食センターの議案ですから、前回の審議のときに非常に奇妙に思ったのは、ほかの方も思ったでしょうけれども、南部の給食センターのときに宮前の学校が入っていたことですよ。その後、給食センターの用地の視察へ行きましたよね。明らかに北部のほうが近いよね。  だから、今さらそれを契約を戻してなんていうことは一事不再議だからできないけれども、これもさっき言ったように、無理やり皆さんがやらされたから、そういう提案になったから、それはしようがないんだけれども、でも、これは子どもたちに関することだから。万々が一、では、北部が稼働したときに、南部で問題が発生するおそれがある場合は北部でバックアップ体制をとれるんですか。そういうふうなことを考えたことがあるのかな。ちょっとそれは答えてもらえませんか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 南部、中部、北部の学校給食センターにつきましては、3センターの連携ということで、施設の開始後は3センターの連携協議会等も実施をして、いろいろな面で協議をして、協力できる部分に対して協力していくということでございます。ただ、その具体的なバックアップ体制までにつきましては、要求水準等におきましても実際に設置をしないということもございますので、そういうことが今後可能かどうかにつきましては課題としていきたいと考えております。 ◆雨笠裕治 委員 これは教育長、ちょっときょう僕が今申し上げたようなことを検討してくれませんか。しっかり。だって最初の計画は無理があるんだから。それを承知で我々も、僕は後で審査の後、市民から言われましたよ。そんなんでいいんですか、議会ってって。それを押してまで附帯決議で時間をおくらせないようにしたんだから。そういうことについてはしっかりと慎重に検討してくれませんか。いかがですか。 ◎渡邊 教育長 3センターの配送対象校につきましては、それぞれのセンターの給食の供給能力等を勘案して、そして、センターと学校との配送時間等を考慮した上でバランスをとって今回決めたものでございます。これまでも慎重に御審議いただく中で課題等もいただきましたので、可能な限り配送時間を短縮する形で各学校では配送するように努めてまいりたいと思っておりますし、また、バックアップ体制については、今、課長から御答弁申し上げましたように、万が一の体制についてはどういうことがとれるのか、今後それぞれの関係の中で検討してまいりたいと考えております。 ◆雨笠裕治 委員 やるのか、やらないのか、よくわからない答弁でしたけれども、さまざまな、いまだきょうの審議でももう不備な点が非常に多いので、そのことについては重々、もう検討事項の1つとして加えていただくように、僕はこれは要望しておきたいと思います。  最後に、大規模修繕費の問題なんですけれども、我々が今想定している金額で言うと、3校で6億円から7億円程度なんですよ。さまざまな都市の状況を見せていただくと。それは設備、建築設備も含めた調理設備も含めてね。これはBTOの場合は、仙台の場合は、例えば年次修繕の中に建築設備の大規模修繕費を入れ込んだりしていたんですけれども、こういう予算というのは今回は全く想定していないんですか。その計上も修繕費の中には全く、この大規模修繕費と言われるものは入っていないという積算なのかしら。そこをちょっとはっきりしてくれませんか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 大規模修繕という範囲が広い部分がございますけれども、例えば機器の入れかえ等も入っている部分もございますので、全く入っていないわけではないです。 ◆雨笠裕治 委員 ということは、少し年次修繕の中にそういうものが含まれているんだと思っていいのかしら。そこはどういうふうな調整をしましたか。調理器具については、では、例えば、大規模修繕に耐え得るものが想定されているのかしら。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 大規模修繕はいろいろな面で必要になってまいりますが、例えば屋上防水、大規模なものとか、外壁の塗装とか、そういう部分につきましては、これは経常の業務の中では無理ですので、こういうのはもう大規模修繕、15年以降の対応になってくると考えているところでございます。  設備機器更新等につきましては、期間内にやる部分もございますでしょうし、期間後にやらなくてはいけない部分もございますので、その部分に一部入っているというふうな言い方でございます。 ◆雨笠裕治 委員 では、そこまですみ分けができているんだったら、これは設計が終わった段階で大規模修繕の概算のやつは出してくださいよ。先ほどお話しされたような確定の金額は確定の金額でいいけれども、ちゃんとしたもの、そこまですみ分けがある程度できているんだったら、しっかり事業者と話をして、そういう経験値を持っているんだから。設計終了後速やかに出していただけませんか。概算で結構ですから。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 先ほど申し上げましたのは、設計終了後に長期修繕計画を計画いたしまして、その完成とともに明確にしていきたいというお話をさせていただきました。設計時では、まだ具体的に長期修繕計画も決まっていない時点でございますので、明らかな数字がちょっと出しづらいと考えておりますけれども、ただ、設計時すぐなのか、設計後ある期間なのか、それが長期修繕計画の完成を待たないとお示しできないのか。そのことにつきまして検討いたしまして、お示しできる部分がございましたら、それについては時期も含めて検討していきたいと考えております。 ◆雨笠裕治 委員 ぜひ考え方のすみ分けを整理して、今のお話のように対応していただければと思います。 ◆山崎直史 委員 済みません、1点だけお願いします。  我が会派の代表質問で、中学校給食事業について会計の別建てを求めていたと思うんですけれども、それについて一般会計の学校給食費の中に中学校給食事業費という項目を設けてありますからというふうな御答弁だったと思うんですけれども、そういう話じゃなくて、市全体で中学校給食としてどのぐらいの事業費が毎年かかっていて、その中で保護者の方々にどれだけ食材として御負担をいただいて、それ以外の部分についてはどういうふうな使われ方をしているんですかということで質問をさせていただいたわけなんですけれども、何で別建てができないのか。できない理由と、他都市でそういうことをやっている事例がないのか。その辺ちょっと伺いたいと思います。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 答弁の中では、一般会計予算の中で中学校給食につきまして事業立てをしておりますので、今、御質問のありましたような、毎年どれぐらいの費用がかかっているのかとか、前のものに対してどれぐらいの予算があるのかにつきましては御説明が可能と考えておりますので、このような答弁をさせていただいたものでございます。  また、他都市におきまして会計区分を別にしている事例は、確認しましたところ幾つかございました。そういうのも事例も確認した上で、今回につきましては別建てではなく、一般会計の中で御説明するという形で答弁させていただいたものでございます。 ◆山崎直史 委員 制度的にできないのと、制度的にはできるんだけれども市の判断としてやらないんだというのは、全く違うことですからね。その辺はやっぱりきちっと答弁に盛り込んでもらいたいなと。こちらの趣旨を酌み取った上でそういうものを入れてもらいたいなと思いますし、そもそも何でこういう質問を入れたのかといいますと、今回、議決をしますと、前回の南部の部分も含めて450億円ですよ。毎年二十数億円が特定目的会社、SPCに支払われるわけですよね。前回のときもその金額、毎年払われる金額が本当に妥当なのかということで我々も質疑を重ねてきましたけれども、その中には生徒数が2割ふえても、までは大丈夫だとか、企業の利益もしっかり入っているわけですよ。その中で再三求めてまいりましたけれども、不透明な要素がある中で皆さんが算出してはじき出した数字ということで、前回は私どもとして賛成をしましたけれども、その金額がお手盛りであってはいけないわけで、今回我々が議決すると10年間、だって、その金額を水準を満たしていれば払い続けるわけですけれども、本当にそれでいいのかは、やってみないとわからない部分があったと思うんですよね。  そういう意味では、毎年支払われる金額についてどういうふうに使われているのかというものを、きちんとチェックをしていくというのが必要だと思うんですけれども、その辺、特定目的会社に対するチェックはどうやって行っていくのか、伺いたいと思います。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 モニタリングにつきましては、先ほど申し上げましたが、運営後につきましても事業者の運営がきちんと要求水準書どおりになっているかどうかを含めて確認してまいりますので、事業の安定的な運営につきましては、市のほうでモニタリングを通して確認してまいります。  事業者にお支払いする費用につきましては、事業者から報告のある食数に基づいて費用を払うことになりますので、それがきちんと食数になっているのかにつきましては、例えばなんですが、学校等々の確認等も含めて二重にチェックするとか、そういう方策を検討したいと考えております。 ◆山崎直史 委員 私はこれから事業者側が創意工夫でコストを下げていく、創意工夫です。いろんな工夫はできると思うんですよね。やはり指定管理者なんかは5年ごとにチェックしていますけれども、今回というのは十数年かかるものですからね。金額の変更のタイミングというのはなかなかないですから、毎年毎年のチェックは非常に必要だと思っていて、その中で、もし余裕がある部分があるのであれば、その部分を減額しろとは言わないけれども、やっぱり中学校給食に資する子どもたちの食育とか、そういう部分にどんどん充当していくべきだと思うんですけれども、まず、財務諸表なんかはやっぱり提出してもらうんですかね。その辺ちょっと伺いたいと思います。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 モニタリングの予定では財務書類ということで、期間中に事業年度の最初の年度より、3カ月以内に財務関係の書類を提出いただくことになっております。その中で、詳細につきましては別途事業者とも確認していかなくてはならない部分でございますので、今後、事業者とモニタリングのあり方を詰める中で確認してまいりたいと考えております。 ◆山崎直史 委員 事業年度ということは、毎年出してもらうということですか。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 毎年確認をしていく予定でございます。 ◆山崎直史 委員 毎年確認するというのは、事業者側から出てくるということだよね。 ◎古俣 中学校給食推進室担当課長 事業者から出てきた書類を確認するということでございます。 ◆山崎直史 委員 わかりました。  そういうことで、先ほど来申し上げていますとおり、金額の妥当性が今の時点では十分に精査できない部分もありますので、その辺はしっかりと教育委員会、もしくは外部の有識者、もしくは議会を含めて御報告いただく中で精査をしてまいりたいと思います。  終わります。以上で結構です。 ○吉沢章子 委員長 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。                  ( なし ) ○吉沢章子 委員長 それでは、特にほかに質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○吉沢章子 委員長 それでは、採決に入ります。まず、議案第184号の採決に入ります。「議案第184号 (仮称)川崎市中部学校給食センター整備等事業の契約の締結について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○吉沢章子 委員長 全員挙手です。よって本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第185号の採決に入ります。「議案第185号 (仮称)川崎市北部学校給食センター整備等事業の契約の締結について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○吉沢章子 委員長 全員挙手です。よって本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、委員長から申し上げますが、北部、中部と、南部も続いていろいろ議論がございました。議会の意見、議会の各委員の意思をしっかりと反映した上で、また逐次、委員会なりに御報告いただきながら御提示をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  ここで理事者の退室をお願いいたします。                 ( 理事者退室 ) ○吉沢章子 委員長 続いて、傍聴者の方、御退室くださいませ。お疲れさまでございました。審議は以上のとおりでございます。                 ( 傍聴者退室 )        ─────────────────────────── ○吉沢章子 委員長 次に、日程第2の閉会中の継続審査及び調査の申し出についてを議題といたします。  お配りした資料に基づいて、事務局に説明させます。 ◎大藪 書記 お手元に配付させていただきました総務委員会付託の請願及び陳情につきまして御説明申し上げます。  請願第1号ほか1件の請願2件及び陳情第1号ほか1件の陳情2件の継続審査及び所管事務の調査を議長宛て申し出ることについてお諮りいただきたいと存じます。  なお、12月8日の本会議で請願及び陳情の付託の議事が行われましたが、本委員会付託は、資料の下段のとおりでございます。御参考までにまとめて記載しておりますので、よろしくお願いいたします。
    吉沢章子 委員長 ただいまの説明のとおり、閉会中の継続審査として請願2件、陳情2件及び所管事務の調査について議長宛て申し出ることに御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○吉沢章子 委員長 それでは、そのように議長宛てに申し出をさせていただきます。        ─────────────────────────── ○吉沢章子 委員長 次に、その他として今後の委員会日程でございますが、改めて御相談させていただきたいと思います。  なお、詳細につきましては、事務局から連絡をいたします。        ─────────────────────────── ○吉沢章子 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○吉沢章子 委員長 それでは、本日は年内最後の委員会でございますので、私から一言御挨拶をさせていただきたいと思います。  ことしは特別秘書の否決から始まりまして、中学校給食のほうもございましたけれども、議案は4日間にわたる審議でしたが、また、総合計画に関しては連合審査会を開催するなど、まさに記憶と記録に残る総務委員会でございまして、私のけがもございまして、本当に副委員長を初め、皆様方には御迷惑と御心配をおかけいたしました。年内には完治する予定でございますけれども、本当に本当に皆様、ありがとうございました。  年の瀬、年明けと皆様大変お忙しいと思いますけれども、けがには十分お気をつけて、健康に留意されながら新しい年をお迎えいただきたいと思います。また来年もよろしくお願いいたします。(拍手)  それでは、以上で本日の総務委員会を閉会いたします。                午後 0時26分閉会...