ツイート シェア
  1. 千葉市議会 2016-09-21
    平成28年決算審査特別委員会保健消防分科会 本文 開催日: 2016-09-21


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前9時59分開議 ◯主査(伊藤康平君) おはようございます。  定刻より若干早いですけれども、皆様おそろいですので、ただいまから決算審査特別委員会保健消防分科会を開きます。  本日の審査日程につきましては、お手元に配付のとおり、消防局及び病院局所管の審査を行った後、指摘要望事項の協議をお願いいたします。  また、傍聴の皆様に申し上げます。分科会傍聴に当たっては、委員会傍聴証の裏に記載の注意事項を遵守いただきますよう、お願いを申し上げます。                  消防局所管審査 2 ◯主査(伊藤康平君) それでは、消防局所管について、説明をお願いいたします。消防局長。 3 ◯消防局長 おはようございます。消防局長の大麻です。  座って説明させていただきます。  それでは、平成27年度の消防局の歳入歳出決算額の状況について御説明いたします。  主要施策の成果説明書238、239ページをお願いします。  初めに、一般会計歳入ですが、予算現額の総額は11億8,230万4,000円で、調定額と収入済額は同額の9億1,832万1,171円となっております。予算現額に対し、収入済額が2億6,398万円ほど減額となっておりますが、主な要因については、ちば消防共同指令センターの運営に伴う負担金が減となったこと、及び消防施設整備や消防車両整備等の事業実績により、市債額が減となったことによるものでございます。  歳入の主なものとしましては、款18・県支出金、項2・県補助金は、石油貯蔵施設立地対策費収入です。  次に、款19・財産収入、項1・財産運用収入は、自動販売機設置場所の貸付料収入です。  次に、款23・諸収入ですが、これは、ちば消防共同指令センター運営事業に対する負担金収入が主なものです。  また、款24の市債ですが、消防車両の購入などに充当したものです。  続いて、一般会計歳出ですが、款9・消防費の予算現額の総額は116億3,670万9,800円で、支出済額は111億1,258万7,957円で、執行率は95.5%となっております。  以下、目ごとに御説明いたします。
     初めに、1、常備消防費の支出済額の主なものは、一般職人件費で常備消防費の84.4%を占めております。  次に、2、非常備消防費の支出済額の主なものは、消防団員等公務災害補償等共済基金の掛金、及び消防団員の災害出動、訓練等に係る費用弁償でございます。  次に、3、消防施設費の支出済額の主なものは、消防ヘリコプター2機の法定検査、修繕費用、及び消防車両の購入経費です。  続いて、翌年度繰越額ですが、総額は1億5,856万3,360円となっており、全て消防施設費です。内訳としては、宮崎出張所改築事業費、及び消防局・中央消防署庁舎空調設備改修事業費、並びに消防団器具置場改築事業費の3事業です。  次に、歳出の不用額の主なものですが、常備消防費では、一般職人件費、及びちば消防共同指令センター運営管理経費などに不用額が生じたものです。  非常備消防費については、消防団員退職報償金が当初の予定よりも少なくなったものです。  消防施設費については、消防団車両を含む計13台の車両購入に伴う契約差額などによるものです。  以上が消防局の歳入歳出決算額の状況でございます。  引き続き、主な施策の概要及び成果については、担当部長より御説明いたします。 4 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 5 ◯総務部長 総務部長の石塚です。  座って説明をさせていただきます。  私からは、一般会計の主な施策の概要及び成果のうち、総務部所管事業につきまして御説明いたします。  主要施策の成果説明書の240ページをお開き願います。  初めに、1、消防団活動体制充実ですが、老朽著しい消防団器具置き場2カ所について、1カ所は改築工事を完了し、もう1カ所は改築に伴う地質調査及び実施設計などを行いました。また、既に廃部となっていた地区の器具置き場1カ所を解体いたしました。  このほか、活動の充実を図るため、小型動力ポンプ付積載車1台の更新を行うとともに、運営に係る経費といたしまして、団員への年額報酬、出動に伴う費用弁償、退職報償金などを支出しております。  次に、2、消防庁舎整備ですが、あすみが丘出張所の新設に伴う地質調査を実施いたしまして、宮崎出張所改築に伴い、既存庁舎の解体工事を行いました。平成27年度、28年度の継続事業として工事を実施しております。  このほか、消防局・中央消防署庁舎空調設備改修につきましても、平成27年度、28年度の継続事業として実施しております。  最後に、3、消防車両等整備ですが、消防車両の老朽に伴い、消防ポンプ自動車2台を初め、計12台の車両更新を行いまして、消防力の強化を図りました。  以上が総務部所管事業でございます。 6 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 7 ◯警防部長 警防部長の深井でございます。よろしくお願いします。  座って説明させていただきます。  警防部所管事業につきまして御説明させていただきます。  主要施策の成果説明書の241ページをお開き願います。  初めに、4、救急体制整備でございますが、救急搬送時間の短縮を図るため、タブレット型の情報共有端末60台を19医療機関等で運用したほか、救急救命士4人の新規養成や救急車の適正利用を促進するため、NPO法人と協働しまして、不適正な頻回利用者の抑制を図ったところでございます。  このほか、市民に対しまして自主的な救護体制の充実を図るため、従来の救命講習会のほか、新たに応急手当ジュニアインストラクターの育成を行うなど、応急手当ての普及促進活動を推進してきました。  次に、5、消防指令体制充実でございますが、消防救急デジタル無線基地局の維持管理に必要な費用について、その業務を行う千葉県市町村総合事務組合へ千葉市負担分を支出したほか、千葉県の北東部、南部を管轄する20消防本部の消防指令事務を、千葉市に設置したちば消防共同指令センターの運営管理に必要な経費でございます。  これらのシステムを適正に維持管理することにより、通常災害はもとより、大規模な風水害や各地で頻発する広域的な災害に的確に対応する体制を確保しているところでございます。  以上、警防部所管事業でございます。よろしくお願いします。 8 ◯主査(伊藤康平君) 予防部長。 9 ◯予防部長 予防部長の榎でございます。  座って御説明をさせていただきます。  引き続き、予防部所管事業について御説明させていただきます。  主要施策の成果説明書の241ページをお願いいたします。  6、予防消防体制充実ですが、初めに住宅防火対策の推進については、住宅火災及び火災による死傷者の低減を図るため、町内自治会を中心に戸別訪問等を実施し、住宅用火災警報器設置の普及促進や、設置済み住宅への維持管理指導を行いました。このほか、違反是正指導の推進については、違反対象物の公表制度が平成27年4月1日から施行されたことを踏まえ、繁華街の雑居ビルを初めとして、不特定多数の者の出入りする施設について、重点的に立入検査等を行うとともに、消防法令違反に対する是正指導を推進いたしました。  以上が予防部所管事業でございます。よろしくお願いいたします。 10 ◯主査(伊藤康平君) 消防局長。 11 ◯消防局長 以上でございます。よろしくお願いします。 12 ◯主査(伊藤康平君) これより御質疑等に入りたいと存じますが、答弁に当たっては、所管より簡潔明瞭な御答弁をお願いいたします。  それでは、御質疑がありましたらお願いいたします。福永委員。 13 ◯委員(福永 洋君) それでは、一つ、宮崎消防署が来年3月完了ということなんですが、この完了見通しについて、私、毎日通っているんですけれども、大丈夫かなというので特段問題ないかどうかだけ確認したいんですが、お願いいたします。一問一答ね。 14 ◯主査(伊藤康平君) お願いいたします。総務部長。 15 ◯総務部長 総務部長の石塚です。  ただいまの件ですが、結論から申しますと、工事のほうは順調に進んでおります。  宮崎出張所の進捗状況につきましては、継続事業の今年度最終事業でございます。現在、本体工事と並行いたしまして、電気工事、給排水工事、空調工事を実施しております。なお、来年の2月からは外構工事と植栽工事を行いまして、3月に竣工、4月上旬に業務開始を予定しているところでございます。  以上でございます。 16 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 17 ◯委員(福永 洋君) ありがとうございます。  それから、頻回利用者対策ということで24人から9人に減っているんですが、この具体的な取り組みの内容についてお示しをください。 18 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 19 ◯警防部長 頻回利用者対策につきましては、昨年度新たな事業としまして、NPO法人VAICコミュニティケア研究所と協働しまして、年7回以上の不適正な頻回利用者を対象に、24人ございました。それを、協働とあわせまして社会援護課、民生委員とも連携しまして、その結果、年7回以上の不適正な頻回利用者が24人から9人に減少しまして、件数につきましても346回から157回、約55%の減少となっている状況でございます。  以上でございます。 20 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 21 ◯委員(福永 洋君) それ具体的に、福祉だとか民生委員だとかわかったんですが、どういう内容なのかについてお示しをいただけますでしょうか。 22 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 23 ◯警防部長 この頻回利用者の主な理由は、精神疾患とか独居、引きこもりなどがございます。そちらにつきまして戸別訪問、またそういった寂しがりを解消するために居場所をつくるためにサロンの開設、そちらのほうをNPO法人のVAICのほうで開設したところでございます。また、あわせまして、ケースワーカーとか民生委員の指導により、こちらの頻回利用者の近親者をお願いしまして、キーパーソンを見つけまして、そちらのほうで対処を願ったところ、こういった減少につながったところでございます。  以上でございます。 24 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 25 ◯委員(福永 洋君) そういうことでよかったと思うんですが、要するに、懲罰的じゃなくて、その人っていろいろな事情があって、孤独だとか、特にメンタルな病気だとか、夜になると寂しいから電話するって。やめてくれって私も相談乗るんですが、確かに地域にいらっしゃる。それからあと、飲酒によって、何かやることないかというので電話をかけるとか。そういう原因に根差した対策をとられたから効果があったと思うので、今後はそういうことについて少し、その電話をかけた人の目線というかな、そこで対応を図っていただきたいということは申し上げておきたいと思います。  次に行きます。消防車の車両整備のことなんですが、古い車両の更新基準というのはどういうことになってます。2年と5年でした。何かキロ数でしたかね。それちょっと、まずお示しをいただければと思います。 26 ◯主査(伊藤康平君) 施設課長。 27 ◯施設課長 施設課長の加藤でございます。よろしくお願いします。  消防車両の廃棄車両の活用方法についてですが……(福永委員「更新、更新」と呼ぶ)失礼しました。更新につきましては、はしご自動車、これにつきましては20年、ポンプ自動車、消防車両、救助工作車等については15年、救急車両につきましては7年または20万キロ、これを超えたものを基準にして更新を進めております。  なお、更新につきましては、中長期計画に基づいて計画を進めております。  以上でございます。 28 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 29 ◯委員(福永 洋君) ほかの本庁の車と比べて全然、耐用年数長いんですね。これはまあいいことだと思うんですが、長寿命化計画、本庁もやってるんですが、施設とまた違うのですけれども、この基準というのは国基準でそういうふうになっているのか、千葉市が独自に定めているものなのか。それから、まだ、年数来ても使えるものってあるんじゃないかなと思って。特殊車両、時代の流れにおくれてしまって、機能がついてないということもあると思うんですよね。その点について、いろいろな検討はされていると思う。その内容についてお示しをいただければと思います。 30 ◯主査(伊藤康平君) 施設課長。 31 ◯施設課長 更新の年数等については、国等で定められてないところでございます。年数等については千葉市独自の年数ですが、これにつきましては、車両の耐用年数、それから同等の政令指定都市等との情報を参考にしながら年数を定めているところです。 32 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 33 ◯委員(福永 洋君) 結局、消防って、しょっちゅう使うもんじゃないので、その時々。よく整備をされているということももう前から聞いてある。問題は、その年数がどうかということについていえば独自の基準となるんですが、なるべく有効に使うということがあって、例えば決めた年数よりも、見て、もうこれは使えないとか、命にかかわる問題ですから、これはかえなきゃいけないんです。そういうこととか、特殊車両ですから、一般車両と全然違うんですよね。だから、そこの見方というのはまた違うと思うんですが、これについての車検だとかメンテとか、そういうことについてはどういうふうな体制になってるんですか。一般的にやっている、それとも独自に車両点検をしてるかについてちょっとお示しをいただければと思います。 34 ◯主査(伊藤康平君) 施設課長。 35 ◯施設課長 法定点検、または12月点検、これについては法令どおりの点検でございます。そのほか、消防局では整備工場ございますので、不備、欠陥等がありましたら早急に修繕をし、災害活動等に備えている次第でございます。 36 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 37 ◯委員(福永 洋君) わかりました。  ただ、車両の点検って、自動車何とか法の。特殊車両ですから、その他、ポンプの能力だとか、ほかの安全点検と別なシステム点検をしなきゃいけないわけですよね。その点について、いろんな技術的な更新だとかあると思うんですが、これはもともとモリタだとかそういう会社が独自にやっていることですから、そこの会社との連携だと思うんです。だから、あるいは新しくするということについてはどういうふうになってるのかについて、ちょっとお示しをいただけますか。 38 ◯主査(伊藤康平君) 施設課長。 39 ◯施設課長 今ございました特殊車両、特にはしご車などは、オーバーホール等で対応するような形をとってます。定期点検、法定点検とは別のもので、はしご車、特殊車両については10年等でオーバーホールを実施しております。 40 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 41 ◯委員(福永 洋君) どんどん技術開発が進むので、そこらの辺のところは怠りなく、不備がないようにかなりやられてると思うんですが、そこはマンネリにならないようにひとつよろしくお願いしたいと思います。  次に、学生の消防団の支援についてなんですが、現在、市内にある学生の消防団があるところがあればお示しをいただければと思います。  それから、もう一緒に聞きます。企業消防団もあれば、幾つあって、どのぐらいふえたのかについてもあわせてお答えください。 42 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 43 ◯総務部長 まず、学生消防団の関係ですが、現在の学生消防団は、淑徳大学に10名在籍をしております。それ以外の大学の学生は7名在籍をしております。現在は、学生消防団についてはそのような状況でございます。  企業消防団につきましては、美浜区中瀬のNTT東日本、ここの企業の中に企業消防団として1個消防団が存在しております。  以上でございます。 44 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 45 ◯委員(福永 洋君) 淑徳大学の10名、これはもう当時の学長が音頭とってやるということで一緒に頑張っているわけですが、あと7名というのは、7名だと団にならない。ばらばらなのか、それともどこかの大学にいるのかどうかについて。私、千葉は13大学あるから、全ての大学につくってもいいんじゃないかと思うんですが、それはしかし学校の方針もあるし、生徒いないということもある。いなくたって、いつ地震があるか。特に私は、学生って日中いるんですよね。夏休みは除いてですよ。日中いるってことは、今、地域の中で、消防団活動で一番大事なのは、地域は高齢者しかいないので、そのときに、淑徳大学の学生に対する地元の期待は極めて高いんですよ。この前、前回言ったのは中学生だとか、日中働けるっていうのは多分、高齢者を支えていく中学生か大学生がその地域を支えていくんじゃないかと思うので、これについてどういうふうになっているのか、もうちょっと詳しくお示しをください。 46 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 47 ◯総務部長 現在、淑徳大学の学生消防団につきましては、通常の消防団と同様に、地域の防火パトロール、また操法訓練、また地域の行事等の警備、そういった通常の範囲で消防活動を実施していただいております。特に何か学生消防団だからというようなものはございません。通常の消防団と同様の活動を実施していただいておるところでございます。  以上です。 48 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 49 ◯委員(福永 洋君) そういう意味でいったら、昼間、私も地域で、これは防災なのかもしれませんが、消防団にかかわっている。一番問題は、日中誰もいない。地域はほとんど。一番大事なところいないんです。そこを支えていく視点として、私は中学生だとか高校生に地域でやってもらいたいということがあって申し上げている。その辺の視点は防災のほうで聞きます。  もう一つ、これもなかなか前からずっと思っていたんですが、はっきりさせろと言われたので、市の職員の消防団組織が、新聞報道によると、前から少ないと言われてたんですが、1.1%と言われているわけでございますが、これはほかの政令市と比べてどういうものなのかということと、東京だとか何かは全然わからない。市原市はかなり組織高いんだ。地元に聞いたら、町内会か町会活動か消防団か、とにかく。あれ、町全体の雰囲気、市全体なのかな、そういうところあって構成されて、それは別に地域も期待しているんです。でも、市の職員はかわいそうだなと私思うんですけどね。だから、行くの待ってます。それは別な話なんですが、でも逆に、こういう非常時があったとき、市の職員がここだけじゃなくてもいい、自分の住んでいるところで協力をするということと、お互いペイをしていくということが地域の消防を支えていくにはそれしかないんだろうと思う。要するに、いる場所で即立ち上がって仕事をするわけですから、そういう点でどうなのかと。その辺のお考えをどうのって、私は詰めろと言ったら、多分、市の人みんな入ってきますから、その議論じゃなくて、実態はどうなっているかについて、もし消防団組織としての視点からどうなのかについてわかればお示しをいただければと思います。 50 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 51 ◯総務部長 市の職員の消防団員の加入状況でございますが、現在、840名の定員に対しまして9名在籍をしてございます。  また、市の職員に対する加入促進活動につきましては、市の新規採用職員の採用説明会等にお邪魔をさせていただきまして、促進活動を図っているところでございます。  なかなか加入状況としては、割合としては、先ほど委員御指摘のとおり、1.1%程度でございますが、今後も市の職員に対しては呼びかけをしていきたいというふうに考えております。 52 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。
    53 ◯委員(福永 洋君) 誤解があってはいけない。例えば、私の地域で、企業の消防活動、東京って団じゃないんですか。何か企業の消防活動やっている。地域じゃないんですよ。行ったとき、私やりました。地域はいないから済みませんと。それは福永さん任せますから、東京で私がやっています。そういうこと言うと、地元に住んでいる、日曜日とか何かのときに、自分の居住地域で支援をするっていうことの数字ってわかります。そういう人いるのかな。どういうふうになっているかな、そこは。 54 ◯主査(伊藤康平君) 総務課長。 55 ◯総務課長 総務課長の中村です。よろしくお願いします。  今質問ありました、消防団員が8月1日現在で787名いるんですけれども、その中の全体の25%、197名が市外地勤務という形で、昼間はこちらに勤務していない状況ですけども、実質上は、勤務している方等々が市役所職員を含めて多い実情でございますので、これはふやしていかなくてはいけない状況だと認識しておりまして、いろいろな活動の中で消防団の必要性を訴えながら、今後も引き続き勤務職員に対しての加入促進をしていきたいと思っております。 56 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 57 ◯委員(福永 洋君) 次に、応急手当て保険というか、この前ずっとバイスタンダーだとか、救急活動したときの、もし何かの感染をしたとか、けがをしたということは公務災害の適用にはなるとは思うんですが、そうでない場合もあるんじゃないかと思う。そういう意味での保険制度ってあるのでしょうか。 58 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 59 ◯警防部長 けがをした場合とか感染した場合につきましては、消防団員等の公務災害補償条例で損害補償するのですけど、万が一、そういった場合で感染症の疑い出た検査費用についてちょっとグレーな部分でございましたので。10月から、全国消防協会の消防業務損害賠償保険というのがあります。それに現在加入しているんですけど、そこに新たにバイスタンダーの感染しなかった場合の検査費用を補う項目ができましたので、付加されましたので、そちらに10月から入ることとなっております。 60 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 61 ◯委員(福永 洋君) これはまずないと思う。しかし、そういうことしないと加入もふえないし、公務災害に準ずることになるんですが、そこのすき間がどうしても出てしまうので、それで感染症とかいろんなことについて、いわゆるそういうことに従事した場合の一般人含めて、医療費も含めてではないが、それは検査だけじゃなくて医療費もやっぱり補償するような形で何か制度設計をきちんとしていただければなと思うので、その方向はどうなの。そういう検討されてるのかどうかだけお示しください。 62 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 63 ◯警防部長 感染、受傷した場合の医療費につきましては、損害賠償保険で全て賄うこととなっております。  以上です。 64 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 65 ◯委員(福永 洋君) 次に、ヘリコプター2機が活用、いつも決算で聞いてるんですが、この間、出動回数だとか、大震災があってヘリコプターの重要性が改めてまた評価されたことはいいと思ってるんですが、かなり活用方法があるんじゃないかといつも提案させていただいて、火災だけじゃなくて、空から物をできる点については非常に大きな能力あると。ただ問題は、さきの決算出されたように、実に経費がかかるということと、もうこれは、さっきの消防とは違って、半年とか1年で、ほとんど1年のうち3分の1ぐらいですか、常にメンテに入っているのは。すごい大変ですし、あるんです。でも、それ以上の効果があるので、その視点から例えば、こういう活用があるよということがことしあったとか、お示しをいただければ。  新しい展開、私はいろんな不法廃棄物、これは消防とは関係ないけども、全体として、それこそ市全体の行政を見ていくのにヘリコプター使うとかもあるんでしょうけども、非常に提案したいんだけど、なかなかそれは消防局との関係で難しいんですが、それについてもし見解があればお示しをいただければと思います。 66 ◯主査(伊藤康平君) 航空課長。 67 ◯航空課長 航空課長の森と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  ヘリコプターにつきましては、あらゆる災害への迅速な対応という形で2機を備えております。高層建築物の火災ですとか石油コンビナート火災、水難救助、地上から救助が不可能な場所におきまして、その力を発揮しているところでございます。  今年度につきましては特にございませんけど、前年度、緊急消防援助隊として茨城県常総市におきまして応援出動しております。その際に、2階ベランダ部分から救助を実施しているところです。  以上でございます。 68 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 69 ◯委員(福永 洋君) あらゆる災害と言われたので、今、新しい様相というか、災害の形が変わってきましたので、水害なんて千葉市では多分ないと思うんですが、よくわかりませんので、そのときにヘリコプターがやっぱり力を発揮すると思いますので、日ごろそれに備えて準備を怠りなくお願いしたいと思うんです。  続いて、無人ヘリを活用する自治体があります。ドローンじゃないんですよ。ヘリコプターでやっている。1メートルか2メートルぐらいですかね、飛んで、普通でいえば無人ヘリというのは、農薬の散布をやっている。まだ千葉市ありますが、あのヘリコプターを使って夜間だとか、例えば、いろいろ行けないところの危険情報ですね。上空を飛ぶこと大事かもしれない。無人ヘリを飛ばすということで災害対策などもできるんじゃないかと思うんですが、その辺での検討はどういうふうになっているのか、お示しをいただければと思います。 70 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 71 ◯警防部長 無人ヘリ、農薬散布等に使う、小型でもちょっと大型タイプのヘリでございます。現在、申しわけございません。活用については一切検討しておりません。と申しますのは、今申し上げたとおり、消防ヘリが2機あります。そこで補える部分、補えない部分、低空の土砂災害現場とか地上の毒ガスの検知とか、そういったのが今度、消防庁から無償貸与されましたドローンが10月1日から運用されますので、そちらで賄うようなシステムつくってますので、無人ヘリについて、申しわけありません、活用方法について今検討してません。  以上でございます。 72 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 73 ◯委員(福永 洋君) ドローンが入るということは、私が質問する前にほとんど聞いたことですから。まあそれでも構わないと思うんですが、なるべく人的な被害を防ぐためには、無人のものについては、私はそれなりの効果があると思うんです。見て、夜、夜間とかは消防ヘリ飛びませんから、ヘリを飛ばす。じゃ飛ばせるのかっていうのは、ドローンも。ドローンもヘリコプターの兄弟みたいなものですから。兄弟かな、親戚だね。こっちのドローンのほうがいいのかな、今はね。わかりました。じゃ、いろいろやって、もう災害救助やるためのいろいろな努力はしていただきたいと思います。  次に、女性職員の採用についてですが、これはことし、去年ですね。ことしというのは決算でいうからですが、採用はどのぐらいを見込んで、そういう場合何倍であったのかということにあわせて聞きますが、身長、体重という制限についてあるのかないのかについて、まとめてお聞きいたしたい。 74 ◯主査(伊藤康平君) 人事課長。 75 ◯人事課長 人事課長の福留でございます。よろしくお願いします。  女性消防吏員の採用でございますが、採用試験における割合でございますが、大体3%前後でございます。昨年に比べて今年度、既に上級のほうは実施しておりますが、昨年の上級の女性、受験されたうちの8名が、ことしは17名ということで増加しております。  また、今御質問ありました、女性消防吏員の身長制限でございますが、以前はございました。平成26年度実施の採用試験から撤廃してございます。これは、入り口を広げて、多くの方に受験してもらおうというのが一つと、あと、以前から消防局というのは、体力検査を実施しております。これについて、体力的なものは担保がとれているということで撤廃をしております。また、撤廃したことによって災害現場等での支障ですとか、身長制限を撤廃したことによって問題というのは発生してございません。  以上でございます。 76 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 77 ◯委員(福永 洋君) それいいことなので。  ただCA、これは絶対155センチメートル以上って各社。何でかというと、仕事が身長ないと荷物おろせないとか、非常用のときできないということで、身長制限撤廃はされていないんです。これはいいと私思うので、ただ問題は、その仕事内容について、身長、一定、まあ余りこれはしなくて、女性確保したということですから広げていただきたいのと、女性職員は3%。17名中何名、ことし採用されたかについてちょっと御説明いただけますか。何%なの。17人で何人採用されたのかと。 78 ◯主査(伊藤康平君) 人事課長。 79 ◯人事課長 人事課長の福留でございます。  まだ上級の最終合格者ということで、合格者としては3名でございます。ただ、これが最終的に来年の4月1日に採用になるかどうかというのは、まだ予定者でございますので、それは御了承ください。  以上でございます。 80 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 81 ◯委員(福永 洋君) 全体で3%、まだまだですね。問題は、身長、体重の問題よりも、割合をどうふやすかっていうことだと思うんです。ずっと我々も、盛田議員がずっと女性職員の問題を聞いたので。ただ、この場で聞けない、私かわりに聞くんですが、待遇の改善の問題で、個室とかトイレだとかそういうことについて、職場環境の改善をことしどういうことがされたのかについて、もしわかればお示しをいただきたいと思います。 82 ◯主査(伊藤康平君) 人事課長。 83 ◯人事課長 人事課長の福留でございます。  以前より女性の勤務環境改善ということで進めておりまして、6区の各消防署のほうは既に整備を終わっております。女性用の仮眠室ですとか浴室、またシャワーですね、こちらのほうは完備しております。また、今現在進めております宮崎出張所、こちらのほうにも、女性が将来、これ、すぐということではなく、将来的に女性が勤務できるようなということで環境もあわせて整備を進めているところでございます。  以上でございます。 84 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 85 ◯委員(福永 洋君) 消防署まで終われば、各出張所が設備改善していただくということが応募者も来るし、全体として女性職員がふえることが千葉市の市民の安全守ることについても大変大事だと思いますので、それはよろしくお願いしたいと思います。  最後に、さっきの財産売払収入で自販機の賃貸料って幾らになっているのかということと、これもあわせて聞きますが、入札があるかどうかについてあわせてお答えください。 86 ◯主査(伊藤康平君) お答え願います。答えられますか。答えられるでしょ。じゃ、部長のほうで。総務部長。出ました、じゃ、施設課長。 87 ◯施設課長 ただいまありました財産の貸し付け収入ということで、自動販売機等含めて、歳入として1,421万576円の歳入がございます。 88 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 89 ◯委員(福永 洋君) だから、自販機で幾らかって私聞いてるので。幾らですかと、こう聞いてるの。話わかりやすいでしょ。 90 ◯主査(伊藤康平君) 施設課長。 91 ◯施設課長 自販機につきましては、1,258万2,648円と、貸し付け料として、貸し地ですね、土地の貸し付け料になりますが、こちらが162万8,928円となってます。  以上です。 92 ◯主査(伊藤康平君) 入札は。入札してるんですか。 93 ◯施設課長 こちらは全て入札となっております。  以上です。 94 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 95 ◯委員(福永 洋君) ちょっとよくわからない。1,421万円というのは、貸したやつ。もう一回説明する。要するに、自販機全てがこの収入になってるんですか。ほかにもあるんですか。割合で、幾らで収入か出してるわけだから、自販機以外に貸し付け料。土地料わかりますよ。自販機を貸せば、その費用は出るんですが、こんなにあるんですか、金額が。 96 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 97 ◯総務部長 再度確認いたしました。自販機31台で1,258万2,648円、これが収入として調定されております。 98 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 99 ◯委員(福永 洋君) 私、自販機は、消防局や消防署。これは例えば、もともと私どもは、福祉団体に貸し付ける、そのまま収入してくれと、こう言っていたんです。これは消防局とやる話ではないので終えますが、わかりました。31台で1,421万円ということですね。  入札は何者が来たんでしょうか。その上で、価格差がどの程度、入札の価格差がどのぐらいだったのかをお示しいただけますか。わかりますか。 100 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 101 ◯総務部長 大変申しわけございません。その件につきまして、資料が手元にございませんので、後ほどお持ちしたいと思います。 102 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 103 ◯委員(福永 洋君) 自販機の収入って相当高いんですが、極めて、非常に高いですね。だから高きゃいいというわけではない。それだけ必要なんだと思うんですが、わかりました。31台で1,421万円ということですね。収入があったと。 104 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 105 ◯総務部長 もう一度申し上げます。1,258万2,648円が決算額となっております。 106 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 107 ◯委員(福永 洋君) わかりました。別な、消防じゃなくて本庁の問題で聞きます。わかりました。(「これでいいの」と呼ぶ者あり)いいです、いいです、その金額なら。(「後でまとめて資料で答えろよ」と呼ぶ者あり)終わります、これで。 108 ◯主査(伊藤康平君) ほかに。  その前に、先ほど、福永委員の質疑の中で、入札業者の数ということで後で資料請求というお話がありましたが、福永委員以外、ほかの会派の皆さん、必要な方がおられましたら挙手のほうをお願いできればと思います。(「要りません」と呼ぶ者あり)要るのは松井委員、三瓶委員と。いいですか。(「いいです」と呼ぶ者あり)では、後ほどお配りさせていただきます。  それでは、続いて近藤委員。 109 ◯委員(近藤千鶴子君) それでは、一問一答でお願いいたします。  最初に、緑区内のあすみが丘出張所の新設がやっと計画に乗り始めましたけれども、これからのスケジュールについてお聞かせ願えますでしょうか。 110 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 111 ◯総務部長 あすみが丘出張所につきましては、今年度、現況測量、それと基本設計を実施いたしております。それで、来年度、実施設計を実施する予定でございます。  なお、建築工事につきましては、次期3カ年計画に登載をいたしました後、工事に推移してまいりたいというふうに考えております。 112 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 113 ◯委員(近藤千鶴子君) 一旦決まったら、随分進みが早いような感じがいたします。大変ありがたいことだというふうに思いますけれども、土気の出張所との関係、土気の出張所との関連はどのような形になるのか、お聞かせ願えますか。 114 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 115 ◯総務部長 現在、土気出張所とあすみが丘出張所の距離関係、近接はしておるんですが、過去の経緯とか、また付近住民の意識、そういったもの、それと消防事業、そういったものを勘案いたしまして、土気出張所、あすみが丘出張所、それと越智出張所、その辺については今後、出張所としては存続させていきたいというふうに考えております。 116 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 117 ◯委員(近藤千鶴子君) 安心いたしました。地元の方々からは、あすみが丘出張所ができることによって土気の出張所が移動するのではないかとか、あるいは廃止になるのではないかというような声が上がっておりましたので、そういう点では消防局の判断に賛意を示したいというふうに思います。  また、あすみが丘出張所についても、地元の方々の非常に切望されている場所でございましたし、長い間、塩漬け土地になっていたことも事実でございますので、そういう意味では消防局の取り組みに期待をしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、平成27年度の新規の取り組みについては、先ほど、先輩委員のほうから、救急車の適正利用の促進についての取り組みについて御質疑がございました。救急車の適正利用をもとにして、頻回利用者に対してこうした取り組みが行われて、55%ぐらいに減少したということ、非常に評価できる内容だというふうに思います。本来、消防局がやる内容なのかどうかということも非常に考えなきゃいけないことだというふうに思うんですけども、消防局が率先して、救急車の適正利用のために、頻回利用の方々に対して、NPOに委託をして、こういった取り組みがなされたということは非常に私は画期的だというふうに思いますし、取り組みを評価したいというふうに思っております。  それとあと、平成27年度の新規事業として、応急手当てのジュニアインストラクターの育成がありますけれども、この育成の状況と受講者の反応、それから、これから先の取り組みについてお聞かせ願えますでしょうか。 118 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 119 ◯警防部長 応急手当ジュニアインストラクターの対象は、小学校4年生から6年生まででジュニアインストラクターの資格を認証します。あわせて、中学3年生まで、インストラクターとして活躍する場を設けております。  区別になるんですが、区としては、中央区29人、花見川区24人、稲毛区11人、若葉区6人、緑区が10人、美浜区17人で、合計97人のジュニアインストラクターを認証しております。  ジュニアインストラクターの受講者の感想としましてどういった評価ということになりますと、同世代のジュニアインストラクターから指導されることで応急手当ての処置になじみやすいとか、いい雰囲気でできているとか、受けた子供たちから私たちもジュニアインストラクターになりたいとか、友達が帰ってから友達が家族にも救命講習会を広げていきたいとか、そういったことを受けております。  今後の活用の方法でございますけど、少年期から救命講習を受講することで救命に対する意識、地域の救護能力が図られることを考えますと、各消防署で行っているこども救命講習会の参加呼びかけや、あわせまして救急フェアに参加していただく、それと、きぼーるにあります子ども交流館、こちらのほうで定期的にこども救命講習を開いていますので、あわせましてそこでまた子供対象のイベントがありますので、そこで救命講習を開催して、そちらのインストラクターという人の指導と、最終的には小学校、中学校、小学校ですと5年生、中学校ですと2年生で、医師会と協力して、命を守る教育をやっております。そちらでこのジュニアインストラクターが活躍する場を設けさせてもらおうと、今、教育委員会と検討を進めているところでございます。  以上でございます。 120 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。
    121 ◯委員(近藤千鶴子君) ありがとうございました。  命を守る教育についても私どもが提案して実現したことですので、そういう意味では関連をして取り組んでいただいているということは、とってもありがたいことだと思いますし、代表質疑でも取り上げましたけれども、バイスタンダーを育成していくためには、小さいころから救命をするということは、抵抗よりもとにかく横になっている人、ぐあいの悪い人にさわることが大事なんだということを教育するという点では、非常に重要かというふうに思いますので、ぜひ事業の継続と、それから拡充をお願いしたいというふうに思います。  それと、代表質疑でも取り上げましたけども、バイスタンダーの育成ということについては、消防局としてはとにかく救命講習者をふやすということを第一義に考えていらっしゃるようですけれども、講習を受けても、実際に事故の起こった人、あるいは苦しがっている方々に対して手がつけられるか、差し伸べられるかということは若干違うと思うんですけども、バイスタンダーをふやしていく、確実なバイスタンダーにするための消防局としての取り組みと課題については、どのようにお考えなのか、お聞かせ願えますでしょうか。 122 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 123 ◯警防部長 まず、バイスタンドの育成にございましては、市民のニーズに応えるような救命講習を多く開催して、一人でも多く参加していただくと。あわせまして、数年たちますと忘れてしまうので、3年後には再講習を今開催してますので、そちらの呼びかけを行っているところでございます。  講習のときにまず第一歩を踏み出してくれというようなことで、それぞれに救命講習会の開催時には説明させていただいているところでございます。やっぱり先ほども出ましたけど、補償的な問題もありますので、そういう補償制度も10月から新規に加入しますし、これは決定じゃございませんけど、県のほうで今回の定例会のほうに、訴訟問題に対する補助金というか、貸し付け金を行うような条例を、AEDと応急手当促進条例がありますので、そちらのほうの委員にもなってましたので、そちらのほうにも提案させていただいてという流れになっている状況でございます。 124 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 125 ◯委員(近藤千鶴子君) なかなか難しい問題だというふうに思います。当然、何かのときのための補償というのも大事だというふうに思うんですけど、問題は、みんなそんなことを考えて、補償があるから助けるとか、補償がないから助けないとかということではなくて、血の出ている人、あるいは心臓がとまっている人にさわっていいものなのかどうなのかというところが、なかなかバイスタンダーが育たない原因なんじゃないかなというふうに私は思うんです。ですから講習も、ある程度レベルアップしていくような講習とか、あるいはバイスタンダーに、講習だけではなくて、そのままさわれる、傷病者にさわれるような取り組みというのが考えられていないのかなというようなことで確認をしたんですけども、難しいということでよろしいでしょうか。  それでは、わかりました。それは私ども一市民としても、どういうふうにすればバイスタンダーになっていくことができるのかということは、市民の声とかも反映しながら、また提案をさせていただきたいというふうに思います。  それでは次に、ICTを活用した救急対応の効果についてですけれども、医療機関が19医療機関、情報が提供されるということですけれども、どのような項目が明示されて、それが救急車のほうに情報として提供されるのか。その更新ですよね、病院の細かい更新がどれぐらい置きに更新をされて、その病院自体は誰がどういうふうに更新をされるのかは明らかになっているのかどうか、お聞かせ願えますでしょうか。 126 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 127 ◯警防部長 更新の時期につきましては、リアルタイムにやっていただくようになっています。ただし、緊急手術とかそういった場合に入ったのは、その情報に基づいて依頼をかけてもとれない場合も出てきております。  内容につきましては、傷病者の心臓血管、心臓関係とか脳外関係とか、外傷系とか内科系とか、そういったので項目がそれぞれ入っております。それぞれの病院の特徴によります、例えば、心臓カテーテルができる病院ですとか、そういうのもきょうはオーケーですよって、その日によって違いますので、そちらのほうも現在入力していただいているところでございます。  誰がやるかというと、これは病院でまちまちでございまして、医師、看護師、それと事務員がやっているところもあります。それは病院によって、使いやすさで病院にお任せしている状況であります。  以上です。 128 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 129 ◯委員(近藤千鶴子君) 大変恐縮なんですけども、きちんと情報が救急車に情報として流れていれば、救急車であんなに職員の人があちこち電話するのかなっていうふうに思うのが素朴な疑問なんです。だからそれは救急隊が悪いわけではなくて、依頼した病院からちゃんと情報が届いているのかなというような疑問です。  代表質疑でも取り上げましたけど、119番を入れてから病院までの時間が48.9分、千葉市の場合は。その一番の原因は、救急出動の件数がふえているからだっておっしゃいましたけど、私は救急車は割と早く現場には来てると思うんです。現場に来て、病院に搬送されるまでがすごく長いっていうのが市民の方からの要望なんです。何で、救急車は来てくれたのに、いつまでたっても家の前で赤いランプを回しているんだと。そういうことを市民の方に言われたときには、それは救急隊のせいではないんですよと。収容する病院を探しているんですよということを言うわけですけど、一方で、ICTを活用した医療情報が適切に入っていれば、なかなか長い間かかるということにはならないんじゃないかなというふうに思うんですけども。消防局としては言いにくいかと思いますけども、病院の情報がきちっと届いていないということはないんでしょうか。 130 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 131 ◯警防部長 現在のところ、ICTにつきましては、基本的に中等症以上の患者につきまして搬送することが基本となって取り入れております。病院からの情報は、先ほど申し上げましたとおり、基本的にリアルタイムに入れてくれるということになってますので、そちらのほうに情報はきちんと届いていることとなっております。  病院までの到着というのが二つありまして、最終的に、今委員がおっしゃいました収容までというのの定義がある。医師または看護師、医師に委任された看護師に引き継ぐまでの時間をこれは入力してあります。それが48.1分でございます。  救急隊が病院に到着した時間というのは45.1分なので、これは若干遅いんですけど、そんなには遅くないような時間で、収容というのは引き継ぐまでの時間で、例えば、この要因の一つが、非常に軽傷者対策、やっぱり問題でありまして、救急車で行ったからといって、例えば、熱が出た高温で呼ばれた場合には、看護師さんに検温しなさいって言われて、熱が38度でほかに苦しさなければ、通常に待たされる時間があります。それは引き継ぎになりません。そういったので時間がかかってる場合もありますし、遠い問題もあります。それと現着までの時間が若干、0.2分ぐらい延びてるんですけど、これは需要対策のほうで、またやっていかなくちゃいけないのかなという、そういった状況であります。 132 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 133 ◯委員(近藤千鶴子君) わかりました。  ICTを活用した救急は、中等症以上の方が対応になるということと、それから、適正利用がやっぱり一番の課題なんだということを確認させていただきました。大変なことですけれども、48.1分っていうのは決して、部長はそんなに遅くないよっておっしゃいましたけども、千葉県はワースト3位ですから、できるだけ何とか少しでも早く病院に搬送するための、私は消防局の方に課題があるのではなくて、病院とかそれを受け入れる側の取り組みに課題があるかなというふうに思っておりますので、双方に合わせて、やっぱりできるだけ早く患者を救命するための取り組みを進めていただければというふうに思います。 134 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 135 ◯警防部長 48.1分は遅いんです。引き継ぎまでの時間ですから。第1病院到着するまでは45.1分なので、これは政令市の中では確かに遅いほうなんですけど、これはタブレットとかそういう効果もあらわれて短縮されているので、徐々に改善されていってる状況という意味でございます。 136 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 137 ◯委員(近藤千鶴子君) ありがとうございました。  それとあと、適正利用の中で、病院間の搬送について、千葉市ではある程度の課題があるというふうに伺っております。代表質疑でも、軽傷者の病院から病院への移送を救急車を使わない取り組みとして、転院搬送のガイドラインを策定すべきだという要望させていただきましたけども、現状についてどれぐらいの件数、病院間の転院があるのか、それに対しては今まではどういった取り組みがなされてきたのか、お聞かせ願えますでしょうか。 138 ◯主査(伊藤康平君) 救急課長。 139 ◯救急課長 救急課の白井でございます。よろしくお願いします。  転院搬送なんですけれども、平成27年、全出動件数が5万4,301件ございました。そのうちの転院搬送が5,965件ということで、出動件数の11.0%、前年、平成26年が11.1%というようなパーセンテージになってございます。  今までの取り組みなんですけれども、昨年から医療機関の関係者にお集まりをいただいて、救急現状説明会というのを開催させていただいてございます。千葉市の救急の現状、転院搬送も含めまして御理解をいただいてということで要請策ということで取り組みをさせていただいております。  以上でございます。 140 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 141 ◯委員(近藤千鶴子君) ありがとうございました。  なかなか、救急隊は病院にお願いをすることもあるわけですから、そういった中できちっと適正に病院間の取り組みをお願いするというのもなかなかつらい立場にあろうかなというふうに思いますので、きちっと転院搬送のガイドラインをつくっていただいて、そして市としてこういった取り組みをしているのでということで、この11%の病院間の転送がきちっとした救命をするための救急車の利用に使われるように、大変でしょうけども、取り組みをお願いしたいというふうに思います。  最後に、消防職員のパワハラの対策についてですけれども、消防の方々というのは、見ているだけでも非常に規律が重んじられているなということとか、上下関係が非常にきちっとされているなということを感じるわけですけど、一方で今、あちこちでパワハラの問題がございます。皆さんたちに伺いますと、そういうことはありませんと、こういった相談体制がありますというようなことをお話をされますけれども、やっぱり今の若い方というのは、なかなかこういった規律とか、あるいは叱られることとか、どなられることとか、そういったことになかなかなれないというか、そういうことを幼少期に経験したことがない人が職員にどんどんなってきてるというふうに思います。そういう意味では、こういったパワハラ対策についてはどのような取り組みがなされているのか、これによってどういった効果があるのか。実際に訴えがないということ自体、私は問題だと思うので、実際に訴えがあって、こういった取り組みがなされたということがあればお聞かせください。 142 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 143 ◯総務部長 ただいまの件でございますが、実際に訴えがあったかどうかでございますが、私が知る限りでは、そういった訴えがあったということは認識はしてございません。  ただ、委員、今御指摘のとおり、ほかの都市でもそういった問題が発生しておりますので、当局におきましても、職員の相談窓口あるいは人事課長への直接のメール、そういったものを利用いたしまして、何か悩み事とか相談事、そういったものがあれば直接、しかるべきところへ相談あるいは通知できる制度をとってございます。  また、今、若い職員ということでお話がございましたが、入庁、採用後3年未満の職員につきましては、アドバイザー制度というのを当局では設けてございまして、その職員、新規採用3年未満の職員2人から3人に対しまして1人の職員をつけまして、私生活からまた仕事の悩み、そういったものに対して身近な先輩格の職員に相談ができるような制度も設けておりまして、何かそういう細かい悩み事とかそういったものについては、そのアドバイザー制度を通じて解消できているものというふうに認識をしてございます。  以上でございます。 144 ◯主査(伊藤康平君) 消防局長。 145 ◯消防局長 補足ですけれども、やはり若い方にいろんな制度を設けてますが、基本的には、指導するほうの意識が変わらないと、なかなか受け手とこっちの発信元の温度差というのがなかなか埋まらないんですね。そういう意味で我々、定期的に幹部会議とかやっておりますので、そういったときに幹部としての心得については、こういう時代背景があったり、若い方の受けとめ方違ってきてるよというのは幹部職員には周知しておりますが、なかなか水面下に埋もれて出てこない案件があるかもしれません。ただ、それについては、今、いろいろな制度を設けて、窓口を広げておりますので。匿名で人事課長に直通でメールを出していただけるということもやっておりますので、そういった面では受け手と発信元、対策はしてるんですが、なかなか時代の年齢差というのが埋まらないというのが現状にあるかもしれません。  以上です。 146 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 147 ◯委員(近藤千鶴子君) 今、局長からそのようなお話を伺いましたので、十分そういったことは御理解いただいているというふうに了解をいたしました。その局長の思いがそれぞれの所管の長の方々、あるいは新人の指導とか、あるいは中間層の指導をしている方々にも浸透できるような取り組みをしていただきたい。やっぱり教育したようにしか教育はできないというふうに言われますので、自分たちが厳しく教育されてる人が、その対象に、若い方に向かってどういった教育をすればいいのかというのは、なかなかわからないと思うんです。教育学を学ばない限り。学んでもわからないと思うので。ですから、局長が今言われた指導する側のいろいろな体制をきちっととっていくというようなことでは、本当にそうだなというふうに思いますので。  それとまた、先ほどもほかの委員が言ってましたけど、女性職員が入ることで若干、職場の雰囲気が変わったりとか、そういったこともあろうかという、そういう意味も女性職員が消防の中に入るということの意味もあるかというふうに思いますので。先ほど聞いたら、結構な倍率で、17名受験して3名しか合格しないということですけども、そんなに大変なのかなというふうに思いましたので、できるだけその割合を少しずつふやしていただいて、女性にしかできない職場環境の改革に向けてもぜひ女性の力を利用していただければなというふうに思います。  以上でございます。ありがとうございました。 148 ◯主査(伊藤康平君) ほかに。松井委員。 149 ◯委員(松井佳代子君) 一問一答でお願いいたします。私からは二つほどです。  まず1点目が、消防団の活動についてです。先ほど、福永委員のほうからも御質問ございましたけれども、学生の消防団の支援とか企業の消防団の支援ということで取り組みをされてるということなんですけれども、ほかにちょっといろいろ、私のほうも整理をしてないんですけれども、何かラッピングのモノレールが走ってるとか、いろいろな話をぼこぼこと聞くんですけれども、市内の事業者との連携など、平成27年度にどういうことに消防団員の加入増に向けて取り組まれたのかをお聞かせください。 150 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 151 ◯総務部長 平成27年度に市内の企業とどういうふうに連携されたかという御質問ですが、まず、消防団協力事業所制度というのがございます。これは、消防団員が当該事業所に数名いる、あるいは消防団活動にいろいろな資機材等を提供してもらったりということで、そういった消防活動に協力してくれる事業所を消防団協力事業所というふうに称しますが、そういった事業所の促進活動、それと、先ほどもありましたが、学生消防団員認証制度、また今委員のおっしゃられました消防団応援事業所制度、そういった数々の制度。消防団応援事業所制度につきましては、正確に申し上げますと、平成28年4月1日から導入しておりますので、平成27年度の事業ということでは若干ニュアンスが違うと思うんですが、そういった数々の制度を導入いたしまして、消防団の充実強化に努めているところでございます。 152 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 153 ◯委員(松井佳代子君) ありがとうございます。  いろいろな取り組みをされてるということがわかりましたけれども、その取り組みの結果として、消防団の協力事業所がふえたとか加入がふえたということがございますでしょうか。また、そういうことをやって、地域による違いがあったのかどうかもお知らせください。 154 ◯主査(伊藤康平君) 総務課長。 155 ◯総務課長 総務課長の中村です。よろしくお願いします。  先ほど申しました制度を立ち上げしまして、加入とか協力に対しましての事業所数でございますが、消防団応援事業所制度につきましては、平成28年8月1日現在で19事業所、75店舗という形になっております。  もう一つの学生消防団認証制度につきましては、平成28年の1月から実施しておるわけでございますが、認証状及び認証証明書の交付につきましては5名となっております。これは、先ほど、学生消防団を結成してます淑徳大学生と他の学生という形になります。  消防団の協力事業所につきましては、昨年度までは35事業所、ことし8月1日現在で、2事業所ふえまして、37事業所となっております。  以上でございます。 156 ◯主査(伊藤康平君) 地域による格差。違いだ。 157 ◯総務課長 地域による違いについては、先ほど申しました団員数からちょっと説明させていただきます。  団員数については、平成27年4月1日現在で、消防団員782名、平成28年4月1日現在で774名と8名減しておるんですけれども、8月1日現在で787名となりまして、過去5年間の消防団員の推移を見ますと、消防団員数は増加傾向にあるということでございます。  また、先ほどの地域による違いにつきましては、本年度の入団数は、行政区、中央区ではプラス5名、花見川区ではプラスマイナスゼロ名、あと稲毛区につきましてはプラス2名、若葉区についてはプラス1名、緑区についてはプラス6名、美浜区についてはマイナス1名と見ておりまして、地域による違いは特に認められておりません。  以上でございます。 158 ◯主査(伊藤康平君) 消防局長。 159 ◯消防局長 消防団員の受け持ち区域というのがございまして、例えば、若葉区の分団、それと稲毛区の分団、18分団ありますが、消防団員1人当たり受け持つ人口の差というのは、地域によって大幅に違います。特に都市部には消防団員の方が少ないので、消防団員1人当たり担う数は非常に多いというのが現状です。数値的にはちょっと今手元にございませんが、例えば、若葉区のいわゆる本村と言われるほうに行くと、消防団員の方に対して人口が少ないので、消防団員1人当たりの市民を守る担い手は多いんですけれども、都市部に行くほど非常に少なくなっているというような状況でございます。  以上です。 160 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 161 ◯委員(松井佳代子君) ありがとうございます。  先ほど、消防団の事業所、協力事業所ということで今回、75店舗が出ているということをお聞きしたので、どちらかといえば、そういう店舗の近い地域とか、そういうところに消防団員がふえたとかという実績があったのかなというふうに思ったんですけれども、実情としては、そういうことは余り関係なく、微増というような状況なのかなと思いました。  そうしますと、取り組みの成果というのが実際に消防団員の加入とか、消防団の事業所がふえていくというところに結びついていかないと、なかなかちょっと難しい状況にあるんですけれども、今後の課題と見通しというところをお聞かせください。 162 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 163 ◯総務部長 今後の課題と見通しでございますが、この消防団の充実強化につきましては、委員も御承知だと思うんですが、平成25年12月に消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律というものが施行されまして、その法律においては、消防団員の処遇改善を初めとする各種の充実強化策について規定されてございます。  したがいまして、本市においても、昨年度、平成27年度、消防団員の階級でいう部長以下の年額報酬、それと出動手当、そういったものを引き上げました。また、さらには、各種の消防団の充実強化策を図ってまいったところでございます。  しかしながら、消防団員数、今委員のお話のとおり、定数を充足していない状況でありますことから、それと災害現場における団員の安全管理の面を考慮いたしまして、さらに処遇面や施設整備、それと団員の教育訓練など、一層の充実強化が課題であるというふうに考えております。  したがいまして、各政令市の動向なども注視しながら、さらなる処遇面の改善や防じんマスク、また防じん眼鏡、救命胴衣、そういった装備等の充実、それと消防団員としての基本を身につけるポンプ操法訓練を初めといたしまして、規律訓練やポンプ運用訓練、そして災害現場における現場指揮訓練など、そういった教育訓練を計画的に実施していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 164 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 165 ◯委員(松井佳代子君) ありがとうございました。  それでは、その課題ということでいろいろもう認識されているようですので、今後取り組んでいただきたいと思います。  それでは次に、消防職員の研修と、メンタルケアのことについてお聞きしたいと思います。  昨年度、青葉病院のほうに救急棟ができまして、青葉病院で医療と救急との連携ということが始まったんですけれども、半年ほどたちまして、その現状はどのようになっているのか、お聞かせください。 166 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 167 ◯警防部長 11月に救急棟新設されまして、その中に研修施設としてワークステーションを開設させていただきました。12月から暫定運用させていただきまして、この4月から本格運用ということになっていまして、内容につきましては、昼間は職員の研修が中心となります。指導救命士が中心となって、おおむね3名が毎日研修している状況であります。研修中心なんですが、重症患者等が来ました場合には実習も行いますので、医師、看護師の指導のもと、処置をさせていただいております。夜間につきましては、実習がメーンとなっている現状であります。  今までの状況ですけど、8月末現在まで、救急救命士131名、救急隊員143名が研修を修了している状況でございます。  以上です。 168 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 169 ◯委員(松井佳代子君) ありがとうございました。  この青葉病院での研修と実習ということで順調に進んでいらっしゃるということなんですけれども、実際に医療現場などで非常に高度な医療機器とか、あと高規格の救急自動車というものがどんどん導入されているわけなんですけれども、そういったところに対する訓練とか研修の体制がどのようになっているのか、お聞かせください。 170 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 171 ◯警防部長 各消防署でOJTとかいろいろな訓練とか研修、いろいろ活用しまして、先輩救命士あるいはその中には指導救命士もございますので、そちらを活用した所属教養を行っていることとあわせまして、今やってますワークステーション、それと市内の8医療機関で病院実習を行いまして、医師の指導を受けながら研修を行っている状況でございます。  以上です。 172 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 173 ◯委員(松井佳代子君) わかりました。適切に訓練や研修が行われているということで理解いたしました。
     それでは、職員のメンタルケアということで、先ほど近藤委員のほうからもパワハラ対策という観点で御質問がありましたけれども、非常に消防職員の方、事件や事故、いろいろなことに遭遇するということで、やはりメンタルケアが必要な場合が非常に多いと考えております。そういったメンタルケアについてどのような体制をとっていらっしゃるのかをお聞かせください。 174 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 175 ◯総務部長 先ほど、近藤委員のほうにお答えした内容と重複しますが、まず消防職員相談制度、それとアドバイザー制度。まずそういったものを活用して、若い職員を初めとして職員の悩み事、そういったものに対応しておるところでございます。  それと、御承知だとは思いますが、昨年の12月に労働安全衛生法の一部を改正する法律が施行されまして、要は、ストレスチェックという制度が導入されました。また、このストレスチェックについては、国、地方公共団体は義務化されておるところでございます。したがいまして本市におきましても、このストレスチェック制度を今年度から導入いたしまして、職員全員にアンケート調査を行いまして、そういった中でいろいろな悩み事ですとかメンタルな面ですか、そういったものの把握をしようということで、消防局におきましては、これから10月にそれを実施したいというふうに考えております。  また、その中でも高ストレスというふうな判断が下った職員につきましては、産業医との面接等、そういった専門家との面接も実施する予定でございます。  さらに、災害現場におけるストレスケア対策といたしまして、従来から三次ストレスによるPTSD予防チェックリストというものを当局では作成いたしまして、全職員がそのチェックリストを用いて、自分がそういったメンタル面で何か引っかかるものがないだろうかということをチェックできるような体制はとってございます。  以上でございます。 176 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 177 ◯委員(松井佳代子君) ありがとうございます。  最後におっしゃられた三次ストレスによるPTSDのチェックリストということで、自身がチェックリストに該当するかどうかということを判断することができると思うんですけれども、非常にストレスがかかる職場ということで、その結果、先ほど、高ストレスの方は産業医と今後面接をするというようなこともありましたけれども、そのほかの外部機関との連携というのもどうなんでしょうか。 178 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 179 ◯総務部長 まず、外部機関との連携につきましては、研修ということで、採用1年目の職員を対象に、初任者向けメンタルヘルス研修会、そういった研修会の受講、それとあわせまして、管理監督者につきましては管理監督者向けのメンタルヘルス研修会、こういった研修会に受講を勧めているところでございます。  そして、外部機関との連携、そのほかでございますが、専門のカウンセラーが対応する千葉県市町村共済組合で実施しておりますメンタルヘルス相談室、こういった相談室や千葉市こころの健康センターで実施しておりますこころの電話、こういったものを相談窓口として活用するよう、職員には周知しておるところでございます。  以上でございます。 180 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 181 ◯委員(松井佳代子君) ありがとうございました。  いろいろなツールで外部機関との相談もできるということですので、そういったことを一層周知していただいて、今後も安全に勤務ができるような体制をとっていただきたいと思います。  私からは以上です。 182 ◯主査(伊藤康平君) ほかに。三瓶委員。 183 ◯委員(三瓶輝枝君) それでは、お願いいたします。一問一答でお願いしたいと思います。  まず初めに、今の職員の方たちのメンタルヘルス等なんですけれども、職員の方たち、消防局の中でメンタルヘルス、あるいは精神的な面で、同じですけども、休んでいらっしゃる、長期間とか、あるいは数日間休んでいらっしゃるとか、病休で休んでいらっしゃるとか、そういう方は、今現在どのようになっているのか、お伺いいたします。 184 ◯主査(伊藤康平君) 人事課長。 185 ◯人事課長 人事課長の福留でございます。  今年度、平成28年度につきましては、メンタル関係の病気休暇者というのはございません。以前、過去、平成27年、26年、これにつきましては鬱病が1名ございました。  以上でございます。 186 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 187 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  やっぱり仕事柄かの原因が、そのような状態になったのかというのは何か把握されていればと思います。 188 ◯主査(伊藤康平君) 人事課長。 189 ◯人事課長 仕事上の業務の例えば過重とか、そういう問題ではなくて、人事異動に関してのということで聞いてございます。ちょっと詳しいことまでは認識しておりません。  以上でございます。 190 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 191 ◯委員(三瓶輝枝君) そうしますと、詳しくはわからないという中でも、もしかしたら人事異動が原因なのかと。じゃ、その方の人事異動というのは、その方の要望が生かされないようなことであったのか。または、それを把握した上で、どのような対策を講じられてきたのか、その方は今どうなっているのか、お伺いいたします。 192 ◯主査(伊藤康平君) 人事課長。 193 ◯人事課長 詳細のほうはちょっと不明な点がございますが、最終的には昨年度末で退職をしております。 194 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 195 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  せっかく、大変厳しいテストを受けて、試験を受けて市の職員、貴重な消防局職員になっていただいたわけです。そういった中で、もしかしたら原因もそういった人事異動及びほかの件もあったかもしれないので、今後、先ほどからの答弁でもわかりましたように、ストレスチェックもしていただいて、詳しく、今まではよくわからなかったというようなことで、今後はそのようなことがあっては、やはりならないと思いますので、十分意を用いて、一人一人の職員を大切に、そして大切な資源でございますので、取り組みを進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それからもう一つは、消防局のヘリについてなんですけれども、以前からこのヘリコプターというのは、更新時期というものもあろうかと思いますが、今何年目で、何年後には考えていかなきゃいけないとか、そういう予定を立てられていると思うんですが、その辺はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。 196 ◯主査(伊藤康平君) 航空課長。 197 ◯航空課長 航空課長の森です。  市民の安全・安心を確保するために、早期に出動できる体制を整えておくことの重要性によりまして、現在、2機の消防ヘリコプターを維持しております。  消防ヘリの機体、エンジンに関します経年劣化による事故を抑制する観点から、機体の更新による安全性の確保につきましては重要であると考えておりますが、オーバーホールという一つの判断もございますので、いろんな方面から思案しまして更新は考えていきたいと考えてございます。  以上でございます。 198 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 199 ◯委員(三瓶輝枝君) それでは、何年後とか、ちょっと今、どのぐらいかという年数も伺って、今どのぐらいになっていて、いつぐらいになってくるのか。 200 ◯主査(伊藤康平君) 航空課長。 201 ◯航空課長 ヘリコプターにつきましては、全国の耐用年数の平均が25年、もしくは5,000時間というものが平均でございます。消防ヘリに関しましては、2号機が平成17年に導入したものでございます。そのことから、25年を目安として判断できるものと考えてございます。 202 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 203 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  そうしますと、時間のほうですね、5,000時間ですか、それとともに25年たったらということなんですが、1号機、2号機ありますけれども、2号機、今、平成17年に導入と。もう1機はもうちょっと早かったかなと思うんですけれども、その年度と今後の見通し、その辺をお伺いしたいと思います。 204 ◯主査(伊藤康平君) 航空課長。 205 ◯航空課長 済みません、訂正させていただきます。おおとり1号機につきましては、平成17年度に納入してございます。おおとり2号機につきましては、平成11年度に納入してございます。  以上のことから、25年という目安ですと、おおとり2号機につきましては、現在まで17年を運行しておりますので、オーバーホールすれば今しばらく乗れるという判断でございます。 206 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 207 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。  今、どうなんでしょうか。以前は、ヘリコプターの値段というのは、1機10億円以上で、いろいろ機材を載せますともっとかかるというふうなお話も聞いていたんですが、技術の発達も含めて、その辺は金額的にはどうなってきているのか、もし確認されていたらお伺いしたいと思います。 208 ◯主査(伊藤康平君) 航空課長。 209 ◯航空課長 現状、今、消防局のヘリコプターにつきましては、エアバス式を採用してございます。そのエアバス式のN3型のプラスというものを他市におきまして納入した実績におきましては、約18億円ということを聞いてございます。  その他の機体につきましては、特に資料がございませんので、不明でございます。  以上です。 210 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 211 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  じゃやはり、以前買ったよりもまた格段に高くなっていくのかなという気もいたします。これについては、以前お伺いしているんですけれども、国費と市費で、その割合というのはどうなっているのか、お尋ねします。 212 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 213 ◯総務部長 国費と市費の割合ですが、済みません、正確にはちょっとデータが今手元にございませんのであれなんですが、当初、今言いました1号機、2号機については、それぞれ国費、県費、それと市費ということで、財源内訳はそういうような形になってございます。 214 ◯主査(伊藤康平君) 航空課長、わかりますか。はい、では、航空課長。 215 ◯航空課長 おおとりの2号機を導入した実績でございますが、国費につきましては、基準額の2分の1、1億8,879万円でございます。県費につきましては同額でございます。市債につきましては、その分を除きまして5億9,900万円が市費として入ってございます。  以上でございます。 216 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 217 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  この辺、本当にこれから更新していかなきゃいけないというふうな考えもあると思いますので、こちらのほうはやはり計画的に当局にお話をしていくとかもしていただきたいと思います。お金がかかってくるんだという認識を高めていっていただきたいと思いますが、逆に、千葉市が導入するということがやっぱり前提になるのか。  さいたま市では、埼玉県が核となって、それぞれの市町村から経費をいただいて、あるいはパイロットを入れていただいて、それぞれ経費を県の中で分担してやっていらっしゃると。こっちは消防ヘリですけども、あちらのほうは防災ヘリとなってるんです。ですから、そういった考えも持てば、同じ国費を導入する、あるいは県費を入れる、市費を入れる。今聞いただけでももう大分、5億円以上は千葉市が持たなければなりませんし、金額は18億円ぐらいとなりますと、もう10億円ぐらいになっちゃうんじゃないかと。これについて、千葉市だけではなくて、千葉県の中の市町村の話を進めていくとかいうことも必要なんじゃないかと思うんですけども、その辺の認識と申しましょうか考え方はどのようになっているのか、お伺いいたします。 218 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 219 ◯総務部長 ヘリコプターの経費でございますが、十数億円とするものでございます。購入時には、国、県、そういったところから支援をいただいているところでございます。また、そういった経費も含めまして、維持管理経費等についてもさらなる財政支援ということで、県等へも要望をいたしているところでございます。ただ、現状では、すぐわかりましたということではなくて、今後、あらゆるそういったパイプというか窓口を通じて、多方面において財政支援ですとか協力体制、そういったことで検討してまいりたいというふうに考えております。 220 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 221 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  もうぜひ、千葉市は財政的にも借金を抱えているというようなこともありまして、この財政支援があったとしても、運営費なども例えば、何でしたっけ、交付税対象にはなっているとは思うんですけれども、やはり購入ということになりますと、それを全部千葉市がかぶさるというのはどうなのかと。県に核になってもらう、あるいは県は今、ドクターヘリを持っていますので、ドクターヘリとこの消防ヘリとの考え方を早期に整理していっていただきますようにお願いしたいと思います。それは導入のことです。  それから、運営費もそうなんですけども、以前から、もう五、六年になりますでしょうか、千葉県内の運営費を負担してくれないかということで千葉市から言っていただいていると思いますが、それもなかなか、今の御答弁ですと難しいと思うんですけども、しかしながら、もうこれは努力していただきませんと、強力な努力なしには進まないと思うんです。千葉市がヘリコプター持っているから、千葉市には全くその年に消防ヘリとしての活動はなかったとしても、例えば、千葉県内で火事があった、山火事があった、そういうときには要請があって飛んでいくわけです。その負担は少々なりとも出していただき、少々なりですから、もう全然、運営費の足しにもならないんじゃというふうに思うんです。ですからそれは、今後、この運営費についても、それから導入についても、1機目はしようがないにしても、今後2機目について、ごめんなさい、更新については、やはり精力的に他市にかかわっていただいていいんじゃないかと。しかも、消防救急デジタル無線なんていうのを千葉県内の幾つかの地域で皆さんに担っていただいているわけですから、こうした取り組みがやっぱり必要なんじゃないかと思うんですよね。いざというときに皆さんやっぱり必要性を感じてるのであれば、千葉県内の市町村の皆さんにも理解いただけるような、そういった活動をもっとアピールしていただいてもいいんじゃないかと、こんなふうに思いますので、今後とも積極的にこの辺の働きかけをお願いしたいと思います。  それからもう一つは、次に救急体制の整備でございます。私、この間、応急手当普及員の勉強を3日間、参加させていただいておりまして、非常に厳しいんですけれども、温かみのある、指導員の講師の先生が、消防局の隊員の方なんですけども、非常に心温まる、そしてその必要性などについて、ビデオを通して、なぜこの応急手当てが必要なんだということを、体験者をもとにお話を聞いてもらうというのを非常によく私たちに伝えていただいてたなと思って、この講習会に参加させていただいて、ますますいざというときには、例えば、家族でもそうですし、町なかでも会社でも、いろんなところで人が倒れてしまったときには応急手当てをしていこう、そういう気構えにもなろうかと思います。千葉市はこのように応急手当指導員の普及、それからあとはインストラクター、あるいは応急手当ジュニアインストラクターということで、非常に多くの方たちが、特に小さいお子さんたちがこういうことになじむということは非常に重要で、大人になってからですと、うわ、怖いなとか、うわ、どうしようとか、二の足を踏んでしまうところがあると思いますが、やはりこういった小さいときから、小学生、中学生からやっていただくことは非常に重要で、いいところに目をつけていただいたなと思って、非常に感心もしておりますし、評価もさせていただいております。今後、誰でもが、2人に1人ぐらいはやっていただくようになれば、自分が例えば熱があってなかなか思うようにできなくても、自分が指示に回ってできるというようなこともあろうかと思います。今後のこの普及員とか受講者の目標人数と言うんでしょうか、それはどんなふうに考えているのか、お伺いいたします。 222 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 223 ◯警防部長 応急手当ての受講者につきましては、日本一の政令市を今目指してますので、消防局としては、平成29年度末までに他の、例えば、教育委員会、日赤、医師会、そちらのほうと連携を図りまして、千葉市民が受ける人数を年間約3万人を目指しております。この3万人を超えますと3%を超えますので、今のところの数字でいけば日本一になれる想定でございます。政令市の中で日本一になれる想定でございます。  以上です。 224 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 225 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  非常に多くの方が、歩けば誰かに当たるというような感覚も今しているんですけども、先ほども委員からの意見ございまして、こういった受講はするけれども、いざとなるとということがあって、小さいときからの講習が非常に大きな効果を発揮することを期待して、こちらのほうの質問は終わりにさせていただきたいと思います。  実は先ほども、救急車の到着時間とか、病院に搬送する時間とかというのがございました。一つには、到着時間というのは8.9分、現場に到着するのは8.9分で、昼間と夜の救急車の受け入れ体制と言うんですか、どのように把握されているのか、お伺いしたいと思います。例えば、病院に搬送したいんだけども、先ほどもいろんなところを見なきゃいけないとか、せっかくデジタルを使っているのに、ICTを使っているのになかなか見つからないということがございますけれども、夜と昼の時間帯によって受け入れ体制なんか違いがあるのか、お伺いしたいと思います。 226 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 227 ◯警防部長 基本的に、昼間、夜間、中等症状の方、ICTタブレットを活用しまして受け入れ体制を行ってますので、病院にリアルタイムで入力していただきますので、そちらの活用で差異はないと思ってます。ただ、医師の数とか当直、もちろん当直医師も含めまして、そちらの数とかが若干、夜間は減ってきますので、そちらでは診療科目が減ったりとか受け入れ人数の制限とかあるのは事実でございます。  軽傷につきましては、昼間はかかりつけ医とか直近もちろん当たるんですけど、夜間につきましては、夜間急病診療所のほうが内科的に、内科、小児科とってますので、そちらのほうをメーンに搬送していると。  発生人員につきましては、現状としては、昼間、夜間、それほど差異はございません。  以上です。 228 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 229 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。  夜間が若干、例えば、当直医がたまたまお休みだったり少なくなったり、あるいは違う方の疾病者を見ていたりということで、受け入れがなかなかできないこともあるということで、どうなんでしょうか、こんなことを聞くとあれなんですけど、病院ごとに例えば消防局として、この病院はいつでも受け入れてくれるとか。今、千葉市の海浜病院はどんな方でも受け入れようじゃないかっていうふうにされているようですけれども、そういう意味で、全ての病院の中でどのような皆さんの思いといいますか、ここはこうなんだけれどもというようなことがありましたら、お話しいただけたら助かります。 230 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 231 ◯警防部長 そちらになりますと医療体制のほうになりますので、こちら、保健福祉部局のほうとタイアップして、検討を進めていかなくちゃならないと思ってます。また、あわせまして、ここの病院だと必ずとるよとか、必ず1回は診て、症状がなければほかに回すよとか、そういったのが必要になってくるのは重々承知をしております。こちらのほうも県に働きかけまして、厚労省の事業でそちらのほうの補助金が出る事業は県にしかおりませんので、働きかけて、今、来年度モデル事業を実施するような方向で進めているんです。これは決定じゃございません。  以上でございます。 232 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 233 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。じゃ、今新たな動きも出てきているということですので、それに期待をさせていただきたいと思います。
     もう一つは、消防団員のことなんですけれども、先ほど伺いまして、少し足らないけれども、やめたり入ったりということで、この人数が高どまりになってきているんじゃないかなと。以前はごそっとやめちゃって、それこそ足りないよということで、実は私も、これは私もできるんであればということでしゃしゃり出てって、私も今やらせていただいているわけですけれども、こういった中で団員さんのほうからの意見として一つ、最近、費用弁償というか、参加費が何カ月かぐらいおくれているんじゃないかというようなことがございまして、私たちとしては、消防局のほうでかかわっていただいているのでよくわからないんだというふうな回答しかできないんですけれども、その辺について何か課題とか、以前よりはこの支給がちょっとおくれているんじゃないかということがあるんですが、何かネックになっているようなことがあるんでしょうか。 234 ◯主査(伊藤康平君) 総務課長。 235 ◯総務課長 総務課長の中村です。よろしくお願いします。  先ほどの三瓶委員の質問でございますが、費用弁償につきましては、今年度から、いろいろの費用弁償の支給要項というものをある程度明確にしまして、全ての職員に全体的に行き渡るような形で今考えておりまして、その辺の関係で費用弁償につきましては、少しおくれてる状況はあると認識しております。  以上でございます。 236 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 237 ◯総務部長 詳細は私も把握はしてないんですが、その辺は事務処理の期間が若干延びているんではないかなというふうに思慮されますので、その辺についてはまた私のほうが調査いたしまして、できるだけ早く支給させていただくように処理させていただきたいと思います。  以上でございます。 238 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 239 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  皆さん、現場で何か活動する、あるいは訓練する、意識を高く持って活動に参加させていただいているんですけども、やっぱり自前で交通費払ったりとか、そういうのが実際にありますので、その辺の対策も、せめて1カ月後ぐらいには支給をしていただけるような体制をとっていただければ助かります。  以上で私の質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 240 ◯主査(伊藤康平君) では、川村委員。 241 ◯委員(川村博章君) 済みません、お願いをします。  先ほど来、消防団、学生消防団のことだとか、いろいろ消防団についての議論が出ておりましたけれども、今、消防団自体、千葉市内では18分団あるというところの中で、6区にも分かれているというところの中で、現在の774人ですか、全体消防団員がいらっしゃる中で、区による格差というか、大体、各区にはこれぐらい消防団がいるよみたいなのが把握されているようであれば、もう一回改めて教えていただければと思います。一問一答でいきます。 242 ◯主査(伊藤康平君) 総務課長。 243 ◯総務課長 総務課長の中村です。よろしくお願いします。  消防団につきましては、中央区3分団で145名、花見川区3分団で132名、稲毛区2分団で71名、若葉区6分団で217名、緑区3分団で125名、美浜区1分団で75名、それと本部人員として9名を含めまして、18分団で774名でございます。  以上でございます。 244 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 245 ◯委員(川村博章君) ありがとうございます。  よく地域の中では、消防団とともに自主防災の組織が今、各地域でできていると思うんですけれども、端的に言って、消防団と自主防災の違いというのはどういうものだというふうに捉えているか、それについて教えていただければと思います。 246 ◯主査(伊藤康平君) 総務部長。 247 ◯総務部長 消防団と自主防災につきましては、消防団につきましては、非常勤特別公務員と、特別職の非常勤職員というような位置づけで、あくまでも公務員の1人というふうな形になります。また、自主防災組織については、あくまで町内自治会等を基礎といたしました、いわゆる市民の方の集まりでございます。  以上でございます。 248 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 249 ◯委員(川村博章君) 今の職責の部分はわかったんですけれども、そうじゃなくて、地域における役割というか、災害時の役割というところの中ではどういう違いがあるのかで。 250 ◯主査(伊藤康平君) 消防局長。 251 ◯消防局長 まず消防団ですけれども、地域防災力の中核として位置づけられておりまして、町内自治会の会員の方とか、自主防災の会員の方に指導するような立場でおります。災害が発生した場合は、消防団の方が中心として地域をまとめて災害に対応していただくと、こういう役割を担っておりまして、自主防災組織については、それぞれの地域でその地域を守るという自助、共助の部分があるんですが、その中心的、また中核的な役割が消防団という位置づけになっております。  以上です。 252 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 253 ◯委員(川村博章君) 私もまさしく今局長がおっしゃるとおりだと思うんです。消防団というのは、一言で言っちゃえば、人を助ける組織、それから自主防災というのは、当然、みんなでの共助の世界っていうようなところがあると思います。それと、先ほど部長が言われたように、消防団の人たちというのは特別公務員という形の中で、ある意味では何がしかの報酬を取られてやってる。ですので、逆にいえば、それだけの災害に対しての義務があるという立場でいらっしゃるというところがあるということで、一つの消防団の団員とか消防団を組織するときには、やはりそれだけの義務が発生するんだというところが非常にあると思います。  私も最近の中では、うちの幕張本郷地区の中で消防団をつくろうかという動きが出ているというところは把握をしてるんですが、先週末にちょうど幕張地区ではお祭りがあって、そこのエリアの人たちと集まっていたわけですけれども、まずそこに参加した人たちが出てきたときに、川村さん、消防団本当につくっていいんだろうかと。彼らは非常に消防に対する意識は強い。当然、その町のある意味では安全を守っていくということは必要なことだと。だけれども、逆に人たちの、要は他人を守るところまでやるだけの能力が果たして自分たちにあるだろうかと。例えば、東京に勤めている、そういうような形での時間的な余裕、それから、若干50歳ぐらいになってくると、そろそろ体力的にも非常に疲れてきているっていうか、本当に災害が起きたときに寄与できるその一つができるのかなと。そうすると、そういうような活動をやっていく意味では、本当に給料もらいながらというか、報償をもらいながらやれるだけの才能が自分にあるのかなというのを非常に自問していて、そういう意味では非常に、私はそこがしっかりしてる話だなと思って聞いていたんですけど、やはりそれだけの、ある意味では消防団に対してはそういう義務もあるというところがある中で日々の活動されているというところに私は非常に、これは市民にとっての誇りかなというところは思うんですけれども、そのレベルというのをこれからも維持していっていただければなというところは強く望むところであります。  次に、救急車の件に移らせていただきますけれども、適正利用、先ほど近藤委員のほうからも出ておりましたけれども、待機時間が45.1分という話がさっき部長のほうからもありましたけれども、引き渡すまでの。これの中で、区ごとによって、例えば、引き渡すまでのというか、ある意味で待機時間みたいなやつというのの差というのはあるのか。その辺もしも調べられているようであれば、少し状況について教えていただければと思います。 254 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 255 ◯警防部長 済みません、正確な数字、今持ち合わせておりませんけど、千葉市の医療機関の特徴としまして、二次医療機関の病院は、市街地の中心街に集まっている状況です。よって、病院搬送までの時間によりましては、当然、市外、遠いところの緑区、若葉区については、搬送時間は長くなってると感じております。  以上です。 256 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 257 ◯委員(川村博章君) 私も最近、ちょっと保健福祉局のほうにも聞き始めているところあるんですが、例えば、花見川区の場合には、それこそそういう救急指定の入院ができる病院というのは4つしかないわけだし、そうするとなかなか、例えば、平山病院なんかでも、救急のベッドあけといても、下手すると午後の3時には、もういっぱいになっちゃってなんていうケースが出ていて、確かに花見川団地の人なんかでも、この間、若葉区の千葉メディカルまで連れてかれたみたいなケースも出てるから、中心部に確かに病院が多く集まっているというところもあるかもしれないけれども、案外、花見川区から若葉区まで行くみたいになると、非常に時間はかかるのかななんて思ってまして、逆に少しそういう要素もあるのかななんとも思っていたので、そういう統計をとられてればあれなんですけど、とられてないようであれば、とっていただければというように思うんです。もう一度改めて、もしもそういうものがあれば、ちょっと状況的にわかれば教えていただきたいんですけど。 258 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 259 ◯警防部長 済みません、今、その数字的なものを持ち合わせておりません。申しわけありません。 260 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 261 ◯委員(川村博章君) もしも何かの機会のときにそういう情報というのがわかれば教えてください。  それからあと、きょうといいますか、ここのところ、秋になってくると、ゲリラ豪雨だとかそういうような災害というのが多く出てきますけども、ゲリラ豪雨のときなんか、わっと雨が降る関係で、わっと、ある意味じゃそれこそSOSだということで119番、こういうものが多発をすると思うんですけれども、こういう、ある意味ではいっときの自然災害に対して119番がばっと多発したときの対策というのは、どのようになっているのかを教えていただければと思います。 262 ◯主査(伊藤康平君) 指令課長。 263 ◯指令事務協議会担当部長(指令課長事務取扱) 指令課長の森田と申します。  局地的なゲリラ豪雨の関係なんですけれども、予測というのは非常に困難な状況であります。119番通報が一旦雨が降り出しますと、多数の方が通報されます。共同指令センターで今現在やっておりますけれども、以前から比較すれば、指令台の数等もふえておりまして、119番の受信体制につきましては、向上してるところでございます。  また、気象状況につきましては、常時、情報収集に努めておりまして、大体10分置きぐらいに。雨が降りそうな気象状況が悪いときにつきましては、何ミリぐらい降るというようなことがある程度予測される場合につきましては、事前の招集計画に基づきまして、非番員等を招集して、こちらの指令台のモードを、1人3画面を使っているんですけれども、それを2画面ということでマンパワーを増強して、ふくそうする入電に対応してるとこでございます。  以上でございます。 264 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 265 ◯委員(川村博章君) ありがとうございます。  確かに入電する関係の指揮系統というのもあるかもしれないけれども、逆にいえば、災害時に対する、消防力というのは基本的に災害時対応というところがありますけど、消防力の充実というところの中で、例えば、救急車にしても、それから消防車にしてもとか、先ほどのヘリコプターなんかもこの後あると思いますけど、そういう機材の充実の部分というか、その辺というのは今現在、充足しているのか、それとも若干、これからも補充する必要性があるのか、その辺についてどのようにお考えなのか、教えていただければと思います。 266 ◯主査(伊藤康平君) 消防局長。 267 ◯消防局長 おかげさまで、一応、ハード面は整っております。ただ、これは定期的に更新していかなければいけませんので、ヘリコプター、またはしご車など特殊車両の更新については、やはりある程度の予算が必要ですので、それについては、やはり計画的に更新していこうというふうに考えております。 268 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 269 ◯委員(川村博章君) そうした中で、先ほど、福永委員のほうからも、消防ヘリのここのところの活躍というのは非常にあるなというところの中で、一つ、千葉市の課題としてあると思うのは、常時2機体制。福永委員からの質問のときにも出てましたけど、ヘリコプターの場合には、一定期間、点検でかかってしまいますから、そうすると、2台あっても、1台ずつがそれぞれの点検の期間がありますから、年間通じては2機体制のときと1機体制のときというのはやっぱり出てしまうことは否めないところだと思うんです。こうした中で、3.11のときはちょうど2機とも稼動できる体制になったからよかったわけですけれども、場合によっては1機だけだった可能性もないわけではないと。そうすると、常時2機体制というのは必要が求められていると思うんですけれども、その辺に対して整備をしていく計画というのはあるのか。そのところはどのようにお考えなのか、その辺について教えていただければと思います。 270 ◯主査(伊藤康平君) 消防局長。 271 ◯消防局長 1機ですと、大体、最大ですけども、トータルで年間90日ぐらい、点検に要します。それはずっとではなくて、ぽつぽつとあるんです。結局、1年間に最大で90日、大体平均で60日ぐらいですけども、その空白期間を埋めるために2機体制をとっております。  ですから、その点検が2機同時に入らないように、常に1機確保できるように、時間で定期点検をしますので、それに合わせて運行時間を調整したりしてるのが実情です。 272 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 273 ◯委員(川村博章君) ごめん、局長、聞いている意味が違ってて、現在、常時1機体制になっていることは知っているのよ。そうじゃなく、要は、2機のときには常時1機体制になる。ところが3機になったときには、常時2機体制になるという形がとれてくるはずだから、その辺について、1機より2機という形で進めていく計画はないのかというところを教えていただければと思います。 274 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 275 ◯警防部長 今、2機で、救急ヘリ、1号機は救急ヘリ、2機ある場合は、もう1号機のほうは、2号機のほうは救助消火専門部隊として確立しているところでございます。それで、今、局長申し上げたとおり、年間の点検の日にも2機あれば埋まってる状況で、需要に対しまして、救急ヘリを主として、1機のときは運用して、救助要請あれば救助隊員を乗せていくというような状況で、今のところ2機で足りてる状況でございます。 276 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 277 ◯委員(川村博章君) 私は、できれば3機体制に持っていくのは、これからの一つの千葉消防の課題かなというふうには捉えてます。  それと、一部の委員の中からは先ほど、他市と共同で買えばいいじゃないかという議論が出てましたけれども、私は全くこれは逆で、もともと消防力というのは、当該の市町村を守るため。だから、よく八千代の市議会議員だとかと話をするときに、千葉市さんはいいねと。千葉市は市の規模が大きいから、ヘリコプターも持てているではないかと。八千代市の場合には、どうしても人口が20万人ぐらいだから、そこまでの実力はないと。ただ、災害時になったときには、千葉市はヘリコプターを使うことができる、八千代市は使うことができない、そういう言い方があるわけだけど、やはり災害時、起きたときに、共同で持ってたらば、自分の市というか自分のエリアだけで維持することができなくなりますから、やはり、いざ鎌というときのものが消防車両とか消防機材でありますから、それは私は、自分のところで持っていくべきだと思うし、今の消防ヘリコプターについても、これから需要はますます伸びてくると思いますので、私は2機よりも3機というような形で、長期的には見据えてやっていくのがこれからの千葉市民の安全を守るための策だと思いますので、その辺はぜひ検討していただければというように思います。  今度、少し予防のところに入っていきますけれども、最近、千葉市内でも大分、外国人居住者の方がふえてきたような気がしてます。それとか幕張メッセだとかもありますから、外国人の来訪も多くなってきていると思うんですけど、こういう外国の方に対する予防啓発というのはどのような形。特に昨年度の実績については、どのようなものがあるのか、その辺を教えていただければと思います。 278 ◯主査(伊藤康平君) 予防課長。 279 ◯予防課長 予防課長の只野です。よろしくお願いいたします。  ただいま委員から質問のありました項目につきまして端的に言いますと、予防のパンフレットのようなものを3カ国語、4カ国語、そういった形でつくっておりまして、それを機会を見て配布するというようなことのみを実施しているということでございます。  以上です。 280 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 281 ◯委員(川村博章君) 例えばですけれども、119番に日本語以外の方からかかってきた場合というのは、どういうふうに対応されているのか教えていただければと。 282 ◯主査(伊藤康平君) 指令課長。 283 ◯指令事務協議会担当部長(指令課長事務取扱) 外国の方からの119番通報の対応ですけれども、平成27年の4月から、通訳コンシェルというところと委託をしまして、119番、外国の方から入電されたときに、3者で実際に通訳を介して話をできるような形で実施しておるとこでございます。  この通訳の内容なんですけれども、英語とそれから中国語、韓国語、それとポルトガル語、あとスペイン語ですか、このような5カ国語でおおむね90%以上確保できるということで、こちらのほうで24時間365日対応しているところであります。  また、これにつきましては救急の車内でも、携帯電話を通してお互いに会話の通訳をしてもらうというような形のことも対応可能となっているとこでございます。  以上でございます。 284 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 285 ◯委員(川村博章君) 昨年度の中の決算ですから、非常によかった実績だと思うんですけども、ちなみに、どれぐらい、年間で相談があったのか。その件数について教えていただければと思います。 286 ◯主査(伊藤康平君) 指令課長。 287 ◯指令事務協議会担当部長(指令課長事務取扱) 平成27年度につきましては、年間103件ございました。そのうち英語が39件、それから中国語は35件、韓国語が3件、それからスペイン語、ポルトガル語がそれぞれ1件ずつということで。その他24件とあるんですけれども、これちょっと間違った関係で24件というのは計上しています。  それから、今年度の9月現在ですけれども、現在まで51件。これもやはり英語が31件ということで、61%を占めております。次に中国語が11件、韓国語が1件、やはり間違いというので8件ということで現在までなっております。  以上でございます。 288 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 289 ◯委員(川村博章君) ありがとうございます。  私は、これは非常にいい実績だったんじゃないかなというように思いますし、これからどこ行ったって、4年後には東京オリンピックが来るというようなところの中で、ますますこれから国際化となっていくわけですから、その辺対応というところの中では非常にいい成果だったと思います。  また、あと、ここはお願いをしておきますけれども、そろそろ国際化の時代というところの中で、よく東京消防庁なんかは海外に職員を派遣して実習をさせてるケースというのはそろそろ出てきてます。それとか東京消防庁の場合には、海外からやっぱり、日本の消防力が高いということで、その技術供与みたいなので職員派遣というのもあるようですけども、国際化というところの中で、やはりそういう国際人材の養成ということで海外に派遣をするというようなところの部分というのも考えていられたらよかったのかなって、そういうのも検討する時期が来ているのかなというように思います。  それからあと、私は今回すごく残念だなというように思っているのは、オリンピックに消防職員を派遣しなかったこと、ここのところは非常に残念だなと思っているんですけど。今回、東京消防庁なんかからは、大変多くの人数がリオのオリンピックに行ってます。これは、最大、どこを言うかというと、4年後のときに地方自治体、特に千葉市だとかが担っていく中では、会場周辺の消防力体制のところというのは、今回、やはりリオでは現場を見ておくべきだったのかなというように思いますけれども。特に東京オリンピックのときには、幕張の会場では、治安その他は警察のほう、それに対して病人が出たとか事故が起きたなんていった場合には千葉市消防が対応することになると思いますので、その辺へ向けたところの中も国際化の進みというところの中で、ぜひ御努力をいただければなというように思います。  何か局長がしゃべりたそうなので、じゃ、何かあれば一言どうぞ。 290 ◯主査(伊藤康平君) 消防局長。 291 ◯消防局長 今、リオの東京消防庁の話ですが、実は、2020年の東京オリパラに関しては、全国消防長会という消防長の集まりの会がございまして、そこが一括して今、事務局をつくっております。その中で千葉市ももう会員に入っておりますので、消防、警備の仕方については、その全国消防長会の中で検討していくことになるんですが、その一員として恐らく東京消防庁の方がオリンピックの会場に見に行かれて、その後、全国の消防庁のほうにどういう警備をされるかというものがおりてくるという、多分そういう流れになると思いますので。恐らくそういう意味で東京消防庁の方が全国消防長会の会員として行かれたんではないかというふうに思っておりますけど。 292 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 293 ◯委員(川村博章君) ありがとうございました。  確かにその要素もあるのかもしれませんけど、東京都のほう、私も今回行ってきたんですけども、話を聞く中では、やはりオリンピック自体、東京都の中のある意味では組織委員会のほうでやっていきますから、やはり首都の消防力、それから世界に対して日本の安全をアピールしていく意味でもというところはおっしゃってましたので。  それと、申し上げたかったのは、聞くのと見るのだと、百聞は一見にしかずじゃないですけど、大きな違いがありますので、その辺を申し上げたかっただけですので、これから4年後に向けて頑張ってください。局長はもういないかもしれないけど。  次は、若干最後のところに行きますけど、今回、予防消防体制というところの中で、ちょうど家庭での火災報知機を、警報器をつけてそろそろ10年ぐらいたってくると思いますけども、今の普及率その他というのは、どうなっているのか教えていただければと思います。 294 ◯主査(伊藤康平君) 予防部長。 295 ◯予防部長 毎年6月1日に消防庁から普及率の公表がありますけれども、平成28年6月1日において、全国では81.2%、千葉県は77.6%、千葉市においては89.6%というパーセンテージになっております。  最近では90%近くなりまして、なかなか普及率のほうも伸びてこないんですけれども、地域によっても多少ばらつきがありますので、さらに普及率が上がるように今後努めてまいりたいと思います。
    296 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 297 ◯委員(川村博章君) 私は、それぐらいでよくやっているというように思いますけど。  最後に、どちらかというと、市内における火災というのはふえているのか、減っているのか、その辺の状況について教えていただければと思います。 298 ◯主査(伊藤康平君) 予防部長。 299 ◯予防部長 火災件数につきましては、年によっては多少のでこぼこはありますけれども、10年ぐらいのスパンで見ますと、おおむね減少傾向にあります。ただ、死者についてはなかなか、住宅火災による死者というのは減らないのが現状でございます。 300 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 301 ◯委員(川村博章君) ありがとうございました。  本当に市民の安全を守るという大変な職務をされているというところの中で、私は非常に、平成27年度に関しても、大きな成果があったというように感じております。本当に御苦労さまでございました。  最後に一つだけ。これは総務局のほうの危機管理とも連動してくると思いますけども、近年、東京防災という東京消防庁が出してた本がベストセラーになったというふうにも伺ってます。本当に防災というか、そういう防災情報をある意味では、ただ単に配るだけではなくて、書店等でたしか有料で売られていて、非常にたくさん買われていたというところがあるようです。そういったところの中で、いろんな情報というのは、これから本当に出していく中で、無料で提供するという方法もあるのかもしれませんけれども、そういういいものだったら金を出しても買うというような形のところがあるかと思います。ぜひとも東京防災ならぬ千葉防災というような形のものも出していただけるぐらい頑張っていただければなということだけお願いをしておこうと思います。  以上でございます。 302 ◯主査(伊藤康平君) 警防部長。 303 ◯警防部長 済みません、先ほど川村委員から質問ありました病院到着までの各区ごとの時間でございますけど、中等症以上に限りましてデータがありましたので。  平成27年4月から28年1月までの数字でございますけど、中央区が34.1分、花見川区35.7分、稲毛区同じく35.7分、若葉区が33.5分、緑区が37.9分、美浜区が34.1分となって、若葉区と緑区、遅いように申し上げましたけど、若葉区遅くございませんでした。緑区が遅くありました。  申しわけありません。そういった数字になっております。  以上です。 304 ◯主査(伊藤康平君) では、12時を回りましたけれども、消防局に関しまして、ほかの委員の方の御質疑等がございますでしょうか。                [「なし」と呼ぶ者あり] 305 ◯主査(伊藤康平君) よろしいでしょうか。それでは、審議等がなければ、以上で消防局所管の審査を終わります。  消防局の方は御苦労さまでした。  それでは、審査の都合により、暫時休憩といたします。  なお、再開は13時5分でよろしいですか。再開は13時5分といたします。御苦労さまでした。                  午後0時5分休憩                  午後1時4分開議 306 ◯主査(伊藤康平君) それでは、休憩前に引き続き分科会を開きます。  傍聴される方に申し上げます。分科会傍聴に当たっては、傍聴証の裏に記載の注意事項を遵守いただきますよう、お願いを申し上げます。                   病院局所管審査 307 ◯主査(伊藤康平君) それでは、病院局所管について、説明をお願いいたします。病院局次長。 308 ◯病院局次長 病院局次長の中村でございます。よろしくお願いいたします。  平成27年度病院事業会計決算について、御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、座らせていただきます。  事業の概要などにつきましては、総括説明で病院事業管理者から申し上げましたので、省略をさせていただき、本日は、患者数の状況及び経営状況などにつきまして、平成27年度千葉市病院事業会計決算書のほか、お手元に配付してございます保健消防分科会参考資料を用いて御説明をいたします。  それでは、申しわけありませんが、決算書の16ページをお願いいたします。あわせまして、参考資料の1の左側のグラフをごらんください。  初めに、決算書のほうでございますが、アの患者数の状況でございます。  両病院合計の入院患者は延べ17万9,331人、外来患者は延べ35万2,301人で、前年度と比較し、入院患者で9,000人の増、外来患者では7,029人の増となっております。  病院別では、青葉病院は、入院患者が10万6,141人、外来患者は20万4,150人で、前年度と比較いたしますと、入院患者で1万2,179人の増、外来患者では4,676人の増となっております。これは、主に入院では、内科、整形外科の患者が増加したこと、外来では、リハビリテーション科、内科が増加したことによるものでございます。  海浜病院は、入院患者が7万3,190人、外来患者は14万8,151人で、前年度と比較いたしますと、入院患者で3,179人の減、外来患者では2,353人の増となっております。これは、主に入院では、心臓血管外科での入院患者が減少したこと、外来では、小児科、放射線治療科が増加したことによるものでございます。  参考資料の1の左側に平成25年度から27年度までの両病院の入院患者と外来患者の推移を示しておりますが、平成27年度は入院患者が増加している状況でございます。  決算書の16ページにお戻りいただきまして、イの経営状況についてでございます。  金額につきましては、消費税及び地方消費税を除いた額となっております。  病院事業の事業収益は205億880万6,000円で、前年度比11.5%の増収となり、このうち入院収益と外来収益によります診療収入は148億8,730万5,000円で、前年度比3.8%の増収となりました。  入院部門では、患者数が前年度を上回り、入院収益は109億6,070万1,000円で、前年度比1.6%の増収でございます。また、外来部門でも患者数が前年度を上回ったことに加え、診療単価が増となったことにより、外来収益は39億2,660万4,000円で、前年度比10.7%の大幅な増収となっております。  なお、一般会計繰入金は、34億2,594万5,000円で、前年度比0.8%の減額となっております。  一方、事業費用は208億7,705万1,000円で、職員の増員に伴い、給与費が増となったことなどによりまして、前年度比3.2%の増額となりました。これらの結果、事業収益と事業費用の差し引きで3億6,824万5,000円の純損失が生じております。  続きまして、病院別の収支でございますが、青葉病院では、事業収益が117億7,854万4,000円で、前年度比16.1%の増収となりました。入院部門、外来部門ともに患者数が前年度を上回ったことなどにより、入院収益、外来収益とも増収となっております。  また、事業費用は、116億5,519万4,000円で、給与費が増となったことなどにより前年度を上回りましたが、事業収益と事業費用の差し引きで1億2,335万円の純利益となっております。  次に、海浜病院では、事業収益が87億3,026万2,000円で、前年度比5.8%の増収となりました。入院部門では、入院患者数が前年度を下回ったことなどから、入院収益は減収となりましたが、外来部門では、患者数が前年度を上回ったことなどにより、外来収益は大幅な増収となりました。  また、事業費用は、92億2,185万7,000円で、給与費が増となったことなどにより、事業収益との差し引きで4億9,159万5,000円の純損失が生じております。  続きまして、決算書の6ページ、7ページをお願いいたします。  病院事業の損益計算書でございます。  金額につきましては、税抜きの金額となっております。  7ページの下から3段目、収益から費用を差し引いた当年度純損失が3億6,824万5,000円となり、前年度からの繰越欠損金44億4,909万8,000円を加えました当年度未処理欠損金は48億1,734万3,000円となっております。  参考資料の1の右側のグラフをごらんください。  両病院の医業収支の状況と病院事業会計全体の純損益及び累積欠損金の状況を示しております。医業収益は黒の部分で、主に入院収益と外来収益であり、この中には一般会計からの繰入金は含まれておりません。  また、医業費用はグレーの部分で、給与費や材料費、経費、減価償却費などで、両病院とも費用が収益を上回っております。  次に、決算書の8ページ、9ページをお願いいたします。  こちらには、剰余金計算書及び欠損金処理計算書の内容を記載しております。  また、10ページから12ページまでは、貸借対照表を掲載してございます。  なお、18ページ以降に病院事業に関します昨年度の議会議決事項や行政官庁認可事項などのほか、各種データや会計に関します諸事項を記載しております。  続きまして、平成27年度は第3期病院改革プランの初年度でございましたので、昨年度の目標と実績につきまして御説明をいたします。  参考資料の2をお願いいたします。  これは、参考資料1の医業収益に一般会計からの繰入金などを加え、また、医業費用に支払利息などを加えた経常収支について、新改革プランの目標額と実績額を病院別に比較したものを示しております。両病院とも、実績額で経常費用が経常収益を上回り、損失を生じているものでございます。  次に、参考資料の3をごらんください。  主な指標につきまして、左側に青葉病院、右側に海浜病院の平成27年度の状況をあらわしたものでございます。  グラフの項目でございますが、一番上が平均在院日数、時計回りに新規入院患者数、医業収支比率、病床利用率、入院診療単価、救急車搬送患者数の順としております。また、グラフ中央のグレーの実線が計画目標値であります。黒の実線が実績値となっております。  左上の救急車搬送患者数は、両病院とも目標値を上回り、また、海浜病院におきましては、平均在院日数も目標を上回りましたが、そのほかの項目は、目標に達していない状況でございます。  次に、参考資料の4をお願いいたします。  看護職員の採用、退職の状況をお示ししたものでございます。左側の上段、採用数ですが、昨年度は順調に予定人員を確保することができました。また、中段及び下段ですが、例年と比較いたしますと、退職数が減少し、また、離職率も低下しております。  なお、参考として、右側に看護職員の確保に向けた取組状況を記載しておりますが、下段、平成27年度の1、院内保育所の24時間保育を週3回に拡充したほか、3から5に記載のとおり、養成施設の訪問や合同就職説明会への参加など、積極的に募集活動を行いました。  次に、参考資料の5をごらんいただきたいと思います。  これは、平成27年度の病院事業会計決算の状況を示したものでございます。左側は、日々の病院運営に係る収益的収支を、右側が医療機器の更新など、主に設備投資に係る資本的収支を示したもので、それぞれ色の濃い左側部分が収益と収入を、色の薄い右側部分が費用と支出を、無地の部分が損失と補填財源をあらわしております。  平成27年度の病院事業会計決算の説明は以上でございます。  最後に、報告第8号の債権の放棄についてのうち、病院事業について御説明いたします。  報告第8号の裏面をお願いいたします。  表の下から3段目の病院事業でございますが、千葉市債権管理条例に基づきまして、昨年度に放棄いたしました市立病院診療費のうち、上段の債権者数104件、168万6,089円は、消滅時効に係る時効期間が満了したものでございます。  このうち、放棄額が多い事案は、青葉病院では、救急搬送された患者の入院料及び検査料30万円で、所在不明の事案でございます。海浜病院では、23万1,780円で、アルコール性肝硬変による死亡退院の事案でございます。  次に、下段の2件、23万8,108円は、破産法の免責規定を当該債権に適用したものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 309 ◯主査(伊藤康平君) これより御質疑等に入りたいと存じますが、答弁に当たっては、所管より簡潔明瞭な御答弁をお願いいたします。  それでは、御質疑等がありましたら、お願いいたします。では、福永委員。 310 ◯委員(福永 洋君) それでは、一つは、一問一答でお願いしたい。  まず、いつも私は、理念の問題、公立病院の役割としての思いについて、まずお示しをいただければと思います。 311 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 312 ◯経営企画課長 経営企画課長、布施でございます。  公立病院の役割につきましては、市民に安全・安心な医療を一人でも多くの市民に提供するということが第一でございまして、そのために、多面的な、さまざまな方策があるかと思います。  その中で何をやっていくかということでございますが、小児・周産期、救急などの政策医療など不採算医療、あるいは民間医療機関では担うことができない高度医療を担っていくことが役割だと考えております。  以上でございます。 313 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 314 ◯委員(福永 洋君) まずは、公立病院綱領とありまして、基づいてやっておられると思いますので、それをいつも確認しながらやっていただきたいと思います。  それから、大きな問題になった血管外科の、ずっとあるんですが、それについて若干のまとめというか、どういうふうになっているか。いろいろ報告は聞いておりますが、詳しい中身がわからないので、その概略についてお示しをいただければと思います。 315 ◯主査(伊藤康平君) 海浜病院長。 316 ◯海浜病院長 海浜病院の院長の寺井でございます。  まず、心臓血管外科の死亡多発に関しての外部委員として、日本心臓血管外科のほうに外部委員を依頼いたしまして、昨年の8月からことしの4月まで、委員の間で評価をいただきました。結果については、記者会見もして、お話をしておりますが、調査委員会の報告としては、明らかな過誤はないと。しかしながら、いわゆる手術前のリスク評価について不十分であったと、そういう御評価をいただきました。  その後、海浜病院として、第三者の検証委員会というのを、各団体に委員を依頼いたしまして、7月に第1回、第2回を今月行いました。この委員会では、基本的には、医療安全に関する海浜病院の取り組み、あと病院のガバナンスに関しての御評価をいただいているところでございます。  以上でございます。 317 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 318 ◯委員(福永 洋君) なかなか病院でのこういう問題というのは、本当に対応が大事です。私、公立病院ですから、やっぱりそこは徹底した情報開示をしていただいて、市民に理解していただくということが大事ではないかなということを思います。わかりました。
     次に、今、地域医療構想が出されておりまして、新公立病院のシステムだとかプランへの対応、それから国は、今病床をどんどんカットして、高齢化社会に対応するということで在宅へ持っていこうというのか、地域で支えるということになっているんですが、基本的には、医療、介護の一体化を今国は進めているわけですが、これについて、公立病院の役割として、どういうふうに考えておられるのかについて、お尋ねをいたします。  それから、あわせて聞きますが、要するに病床の削減、国は、多分ここのターゲットになるのは公立病院だと思うんですが、困ると私は思うので、そこであわせてお答えいただければと思います。 319 ◯主査(伊藤康平君) 病院局次長。 320 ◯病院局次長 ことしの3月に、千葉県が地域医療構想を策定いたしました。それを見ますと、いわゆる千葉医療圏の中では、急性期は将来的には過剰になる、それから、回復期等については不足するという状況があります。  千葉市の病院としては、基本的には、引き続き急性期の病床を確保しつつ、今後地域の中で不足されるという回復期を含めて、公立病院として、どういう機能を担うべきかということを検証、検討して、これから開かれるでありましょう地域医療構想調整会議等々の中で議論をし、担うべき役割を、今作業を進めています改革プランの改定作業の中で検討し、明確に示していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 321 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 322 ◯委員(福永 洋君) これは、近隣というのは、前からずっと、やはり今の高齢社会にかかわって、多分、公立病院と、それから民間病院だとか大学病院でいろいろな改正があって、ただ、千葉県は、全体とすれば、今県立病院は大変厳しい状況に置かれておりまして、結局、県の病院が地方では全部切られていくわけですよ。千葉は、そういう点では、病院機構もありますし、大学病院もありますし、公立病院もあるんですが、ちょっとその調整をどうするのかということ、医療圏で三つやるようになっているんですが、どうするかについては、やっぱり私は公立病院がそこそこの発言をして地域医療を守っていただきたいというふうに思っております。  次の話に移りますが、やっぱり地域医療がどれだけ大事かというのは、これから、これまでもそうなんですが、地域医療に対する公立病院の役割について、改めてお尋ねをいたします。 323 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 324 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  地域医療の支援につきましては、両市立病院とも、急性期病院としての機能を担っております。緊急時の入院を可能とするための在宅療養後方支援病院として、緊急に入院が必要となった患者の方を受け入れるとともに、地域の医療機関の方々、介護従事者の方々と会議、勉強会などを開催して、お互いの顔の見えるネットワークづくりなどに努めながら、地域の医療機関との連携を図って対応を進めていきたいと考えております。 325 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 326 ◯委員(福永 洋君) 前からずっと地域医療はどうあるべきかというのは、いろんな検討がされてきたんですが、難しい問題もあって、入院と、それから急性期をどうするか。うまくこれが、昔はちょっと入院できないとかあったんですが、今は連携がうまくいっていると思うので、そこのリーダーシップは、大学病院というわけにいかないと思うので、やっぱり私は両市立病院に果たしていただくということを申し上げておきたいと思います。  それで、きょう、両病院長が来られているので、院長の院内巡視についての現状と効果等、院長のいろいろな思いがあると思うので、それについてお示しをいただければと思います。 327 ◯主査(伊藤康平君) では、青葉病院長。 328 ◯青葉病院長 青葉病院の山本でございます。  当院では、毎週月曜日の午前中、お昼前に看護部長と私とで全病棟と外来をラウンドしております。そこの職員に声かけをしたり、あるいは仕事の流れを確認し、医療安全とか、あるいは業務改善についてのアドバイスを送っているところでございます。  あと、それと別に、私は、自分の外来患者さん、今4人ぐらい病棟に入っていますし、整形でも2人ぐらい血糖を見ている患者さんがいるので、それと別にまた、病棟へはしょっちゅう行っておりますので、勤めている様子などは大変頻繁に拝見しております。 329 ◯主査(伊藤康平君) 続いて、海浜病院長。 330 ◯海浜病院長 海浜病院でも、院内巡視は行っております。病院自体が非常に老朽化しておりますので、院内の中で工夫をすることで患者さんによい医療を提供できないかという、そういう視点で巡視をしております。  もう一点は、やはり災害時に何か不都合はないかとか、例えば、地震の際に、例えば、あるものが倒れたときにどういう不都合が起きるかどうか、そういうものとか、あと非常口に関する案内とか、あるいはAEDがどこにあるかというようなことも含めて、院内での巡視を行った結果、例えば、AEDマップを医療安全室につくっていただいたり、そういったことをしております。 331 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 332 ◯委員(福永 洋君) トップに立つ院長の役割がだんだん大きくなってきて、ほかの公共施設でも、動物園の園長だとか、そこのリーダーシップによって、いろいろなところがして、私は、これは両病院長がずっとやられているので、職員からも患者さんからも評価が高いと思うので、これを引き続きやっていただいて、いろんな改善、その他をやっぱり直でやっていただくのが一番いいんじゃないか。私も、市立病院へ行くと、回っていることだけを見て、院長に話しかけたらどうだと言うけど、なかなか声をかけられない。だから、見ているだけで、それは安心するというので、回ることによって効果って、水戸黄門さんみたいなものですが、回っていると、それはそれでいい効果が出るんじゃないかと思うので、そこはひとつよろしくお願いしたいと思います。  次に、外来サポーターというか、要するに海浜病院もそうですが、案内係に病院の関係者を置いて、なるべく案内をやるとか、いろいろあって、私が前言ったのは、あれは看護師さんか誰かな、タクシーに乗るまでついていって、どうぞとかやっているので、そこまでやるのかなとか思ったんですが、でも、それは大変私はいいことだと思うんですよね。民間の病院ではそこまでやっているところがないので、公立病院として、サービスでいろいろ取り組みがされていると思うんですが、具体的に、両病院のいわゆる窓口の案内というか、援助について、お答えをいただければと思います。 333 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院長。 334 ◯青葉病院長 青葉病院、山本でございます。  当院では、入りますと、数名のボランティアの方たちが毎日1人ずつ、そこで待っていていただいて、例えば、車椅子の方だと、その方を押して窓口まで御案内するということをしていますし、また、入りますと、すぐ右側に総合案内というところがありまして、再任用の看護師を1名ないし2名配置しておりまして、どこの科に行ったらいいかわからない患者さんだとかについては、そこで御案内をしています。また、ことしの5月から入院センターというところを立ち上げまして、まだ一部の病棟を対象ですけれども、入院の手続をそこで集中的にやることによって、業務の合理化とか、患者さんの負担軽減に努めております。  以上です。 335 ◯主査(伊藤康平君) では、海浜病院長。いいですか。済みません。では、海浜病院医事室長。 336 ◯海浜病院医事室長 海浜病院医事室長の鈴木と申します。  海浜病院も同様でございまして、まず外来患者さんの診療申込書の記入方法だとか、車椅子の介助など、そういったものを地元のボランティアみはまさんというグループにお願いしております。そのほか、平成27年10月から相談支援センターを開設いたしておりまして、そこで患者さんの悩み事の相談だとか、受診相談等を行っております。  以上です。 337 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 338 ◯委員(福永 洋君) 全国の公立病院で、私も、受付とか何かでいろいろ援助されていることが病院の評価につながるということを、ほかの公立病院が出されたときに言っていた。やっぱり私は、ずっと言っておりますが、市立病院なので、とにかく市民の信頼だとか、市民に喜ばれる、喜ばれるというわけじゃないんですが、市民が行ってよかった、病院へは行かないほうがいいんですが、行ってわからないことよりも、わかってもらって、そういう流れができるということはいいことだと思うので、その辺の支援を引き続きお願いしたいというふうに思います。  それと、旧市立病院の跡地の問題なんですが、私も、この前、これは出前講座をやっていただいて、ただ、ちょっと出られなかったんですが、要するに、一つは、1点聞きますが、なぜ千葉大との道路交換なのかということと、全体に広がらないと、それで効果があるのかということ。要するに、旭橋から途中は変わらないんですね。だから、中だけ大きくなって。これでは本当になるのかということと、事故の原因は、私もわからなかったけど、本当に道路が狭いのかという話もあったので、これはどうかということと、それから職員の駐車場が大きくなるのか、もっと何とかならんかということもあるんでございますね。  それから、もっと言うことはあるので、その3つの点を、まずちょっと簡単にお答えいただけないでしょうか。 339 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 340 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  まず、跡地の利活用におきまして、旧市立病院の跡地の利活用の方法についてなんですけれども、今、千葉大学医学部附属病院の前の道路、あれは市道中央星久喜町線と申しますが、あの市道中央星久喜町線なんですが、歩道がなくて、バスが、路線バスなど、あるいは車両が歩行者や自転車のすぐ脇を通行する、大変危険な状況でございます。それで、事故も多く発生している状況でございますので、緊急性、必要性がかなり高いということを考慮しまして、市立病院の跡地と千葉大の土地を交換するということで考えております。これは、今まで千葉大学医学部附属病院のほうでは、なかなか話が進まなかったんですけれども、このたび、代替地の要望がありまして、それであれば、こちらの跡地がたまたま近隣にあったので、千葉大さんのほうも、その話に乗っていただけまして、話が進むこととなりました。  あと、道路が全面拡幅するかということなんですけども、まだ、これは道路部になると思うんですが、具体的にどのような形で、道路が全面にいきなり広くなるのかどうかというのは、申しわけございませんが、こちらの病院局のほうでは把握してございません。  あと、駐車場につきましては、旧市立病院の跡地につきましては、全てを千葉大のほうに代替地としてあげるわけでございませんので、あくまでも青葉病院のほうでは夜間、救急で駆けつけなくちゃいけない職員がおりますので、そういう職員については、夜間においては交通手段がございません。そういう職員については、駐車場を確保しなくてはいけません。100台ぐらいの駐車場が必要なんですけれども、近隣の駐車場では100台確保できる駐車場がございませんので、今、旧跡地については、有料駐車場として青葉病院職員が使っていますけれども、その部分については、引き続き使っていきたいと考えております。  以上でございます。 341 ◯主査(伊藤康平君) 福永委員。 342 ◯委員(福永 洋君) 私も、もともとあった地元から、あそこの、やっぱり総合福祉施設をつくってほしいというお声があって、こういうことを説明したんですが、それはまたそれとして、別にだめだと言っているわけではないんですが、要するに、道路を広げることと地域住民が、ここはかなり要するにバーサスになってしまって、問題はどっちをとるかということになるんですね。何も広げていくんじゃないんだけれども、しかし、そこは、私は、やっぱりあの地域の人たちが思っているんですが、やっぱり前もって施設を欲しいという声があるわけ。これは、文教でやらなくちゃならないかもしれませんが、あの場所がないとできないので、これは、私は地域の説明、私はかなり納得いただけるなと思っていたら、福永さん、それは違う、私たちはやっぱりあそこに福祉施設をつくってほしいと。  これは、私も病院局でやるのはちょっとおかしなものだと思っているんですが、ただ、提案したところが病院局なものですから、私もやらなきゃ、本当は、これは本庁の管財課か何かとやるべき話だと思うんですよ。だけど、出たのがもともと病院局で出たので、そこだけ申し上げておきたいと思うんです。だから、引き続き強行されては、私は、地域の人たちからかなり苦情を言われて、最初はいいことだと言われた。もともと地域の人たちは、申し上げますが、あの道路は、前から言ったときも、絶対に広がらないということを思っていたんです。だから、広がるなんていうことがあるのかなということもあったりして、さっき課長が言われたように説明をしないと理解をしません。  やっぱりあの地域が最も千葉市で古い地域にもかかわらず、何らの福祉施設がないということについて、私は、病院局に言っているわけじゃないですよ。こっちを向いて言わなきゃいけないんだけど、そちらが提案をした関係上、逆に、それをちゃんと伝えてほしいと私も改めて言わなきゃいけない。これは、病院局がやる話じゃないと私は思うんです。ここは総合的に考えなきゃいけないのに、たまたま病院局の跡地を使うということで、そちらに回された。本来は、道路だとか、もっと違うところの判断になると思うんですが、それはきょう、そこだけ申し上げて、私の質問を終わります。 343 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 344 ◯委員(近藤千鶴子君) お願いいたします。今回、代表質疑で市政の基本姿勢のところで両市立病院のことは取り上げをいたしまして、市長より細部にわたって答弁をいただいたところでありますので、若干それには該当しないような内容について質問させていただきたいというふうに思います。 345 ◯主査(伊藤康平君) 一問一答でよろしいですか。 346 ◯委員(近藤千鶴子君) 一問一答でお願いします。  決算ですので、債権の放棄について、先ほど次長より御報告がございました。平成27年度のことについては了解をいたしましたが、これまでのここ二、三年の経過について、第1号の時効ですけれども、病院の診療費の時効というのが何年なのか、お聞かせ願えますでしょうか。 347 ◯主査(伊藤康平君) 病院局次長。 348 ◯病院局次長 具体的な債権については、それぞれの病院の事務局から申し上げますが、いわゆる診療費の消滅時効は、今は民法の規定によりまして3年というふうになっております。従前は、地方自治法の規定で5年というふうに言われていたんですが、最高裁の判決が出まして、それ以来、3年ということになっております。 349 ◯主査(伊藤康平君) 続いて、青葉病院医事室長。 350 ◯青葉病院医事室長 青葉病院医事室長の高橋でございます。よろしくお願いいたします。  済みません。今手持ちに平成26年度しか持っておりませんので、26年度だけ説明させていただきますと、平成27年3月31日末で債権放棄をした額につきましては、入院が240万円、外来が90万円、合計230万円となっております。  以上でございます。(近藤委員「240と90で330」と呼ぶ)失礼いたしました。330万円です。 351 ◯主査(伊藤康平君) よろしいですか。では、海浜病院医事室長。 352 ◯海浜病院医事室長 海浜病院医事室長の鈴木と申します。  海浜病院の平成26年度の実績でございますが、入院が20件で141万9,150円、外来が147件で102万8,810円、合計で244万7,960円となっております。それ以前につきましては、ちょっと持ち合わせがございませんでして、失礼させていただきます。失礼します。 353 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 354 ◯委員(近藤千鶴子君) いろいろな事情があって放棄をせざるを得ないというのはわかりますけれども、まじめに診療費を払っている市民にとっては、これは一体どういうことなのかということにはなろうかというふうに思うんですけど、実際に、この債権について徴収する職員とかというのは、病院局の中にはいらっしゃるんでしょうか。 355 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 356 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  債権の徴収につきましては、それぞれの病院の中で債権の徴収を行っておりまして、まず徴収が不足になった場合には督促、催告を先方のほうに送付いたします。その督促、催告でできない場合には電話で、それでもだめな場合には委託業者、いわゆる債権の徴収業者のほうに委託する、サービサーというところに徴収委託をお願いしている状況でございます。  以上です。 357 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 358 ◯委員(近藤千鶴子君) その委託料というのは、大体どれぐらいかかっているんでしょうか。 359 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 360 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  委託につきましては、報酬制になっておりまして、取った金額の40%を委託料として払うという形になっております。今年度につきましては、約9万1,000円、正確には181円が、委託として、お金をサービサーのほうに支払っております。 361 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 362 ◯委員(近藤千鶴子君) わかりました。それでよしとするかどうかということは、きちっと議論の余地があるかというふうに思います。  平成27年よりも26年のほうが債権放棄の金額が多いわけですよね。ですから、そういう意味では、いたし方がないと言ってしまえばそうかもしれませんけれども、平等性、あるいはきちんとした国民皆保険を堅持していくためにも、きちっとした、取り立てという言い方がどうなのかわかりませんけど、きちっと対価を払っていただくというような取り組みは必要だというふうに思いますし、病院局だけでできないのであれば、債権のいろいろな、横の連携とかもあるでしょうから、それも含めた取り組みをぜひお願いしたいというふうに思います。  それと、平成27年には青葉病院の一部の病棟の集約が全面的に再開をされて、ナースの補充も含めた取り組みがされたというふうに思いますけれども、現状、どういった状況なのか、お聞かせ願えますでしょうか。 363 ◯主査(伊藤康平君) 院長ですか。青葉病院長。 364 ◯青葉病院長 青葉病院の山本でございます。  御指摘のとおり、病棟は全部フルオープンしていまして、看護師の数も充足をしております。それで、当院では、一昨年度に比べて、昨年度は大分入院数がふえたわけですけども、そのときに、やはり病棟が全部オープンしているということは、ベッドコントロールの上でも非常に理にかなったところでありまして、患者さんの利便性が増したというふうに考えております。 365 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 366 ◯委員(近藤千鶴子君) ありがとうございます。  ナースは、勤務が3交替と2交替の選択制をとられているというふうに聞いておりますけども、その背景と効果、それから何か課題となっているものがあったら、お聞かせください。 367 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院看護部長。 368 ◯青葉病院看護部長 看護部長の久保です。どうぞよろしくお願いします。  市立病院では、通常でしたらば2交替制、3交替制と、必ず一つの勤務を選ばなくちゃならないところでありますが、やはりお子さんを持ちながら、家庭を持ちながらの方がいらっしゃることが多いので、そうすると、やっぱり子供との会話の時間とか家庭での時間を大切にしたいということなので、3交替を希望される方もいます。あと、ほかにも2交替を希望されて、そのほかの休みを自分の活力のためにとか、ライフワークの中の趣味的な時間に活用したりということ、そういうことを選ばれるスタッフもいます。そういうところをうまくミックスしながら、今やっているところでございます。  それに対しての弊害とかというのは、余り聞かれておりませんが、やはり2交替を希望するのに、リーダー格として3交替をやってもらわなくちゃならない状況というものもありますので、そこら辺のバランスはやはりちょっと調整が必要かということですが、今現在においては、うまく部署の婦長さんを中心に頑張っているというふうに私は思っております。  以上です。 369 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 370 ◯委員(近藤千鶴子君) ありがとうございました。  ナースをやめさせない、あるいは確保をきちっとするということは非常に重要だというふうに思いますし、病院局の報告を見ますと、離職率もだんだん少なくなってきているということですので、取り組みの成果があらわれているかなということは評価したいというふうに思うんですけども、ナースがやめない一つの理由の中には、看護教育システムがきちっとされているということが大事だというふうに思いますけど、院内での看護の教育システムについては、どういった取り組みをなされているのか、お聞かせ願えますでしょうか。 371 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院看護部長。 372 ◯青葉病院看護部長 久保でございます。よろしくお願いします。  青葉病院は、平成25年から教育担当の専従のナース、スタッフを配置しておりまして、その者によって、学生が入ってきた、看護学生が入ってきた時点から指導、教育にかかわるようにしております。  院内のプログラムを中心に作成しておりまして、新人の指導、中堅、あと管理者、一貫性を持って、キャリアアップに向けての年間のスケジュールを立てて、計画的に進めております。多分そこら辺のところで、やはりスタッフが初めて入った場合には、一人前になるための支援が十分必要かなというふうに思っておりますので、その点がやっぱり構築されることは安心にもつながるかなというふうに思っております。  以上です。 373 ◯主査(伊藤康平君) では、いいですか。海浜病院看護部長。 374 ◯海浜病院看護部長 海浜病院の看護部長の久保です。よろしくお願いします。  当院も、青葉病院と同じ、教育ラダーというカリキュラムを毎年改定してやっております。  それとは別に、経年別とは別に、やっぱりタイムリーに、今必要とする退院支援や認知症の患者さん、あとはうちの強みである小児や救急などの人材育成に力を入れています。また、やはり年々精神的なバランスを崩すスタッフも多いので、メンタルヘルスにかけては、年間を通して、きちんと支援できるように、また、支援する側の管理職も、どういうふうにそういう見きわめをするかという、メンタルヘルス関係の教育はしております。  以上です。
    375 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 376 ◯委員(近藤千鶴子君) ありがとうございました。  青葉病院は平成25年から開始をされたということなので、若干遅かりしの感はあろうかというふうに思いますけれども、計画的に取り組みがなされているということでは評価をさせていただきたいと思います。  ただ、以前にも指摘させていただきましたけども、両市立病院の看護師の管理職の選定基準、これは非常にはっきりしていないというのを聞き及んでおりますけれども、今どき余り、試験がなくて、いつの間にか管理職になるという病院は非常に少ないというふうに思いますけれども、そこら辺のナースの管理職の選定基準については、どのようにお考えでしょうか。 377 ◯主査(伊藤康平君) どちらですか。管理課長でよろしいですか。では、管理課長。 378 ◯管理課長 管理課長の谷でございます。よろしくお願いいたします。  現時点で明確に選定基準というものをお示しできるようなものは持っておりませんが、看護部のほうから、今までのキャリアなどを考慮し、適切な人材を推薦していただいて、それで管理職として登用するようにしております。  以上でございます。 379 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 380 ◯委員(近藤千鶴子君) 当然、管理職ですから、適切な人材を登用していただかなくてはいけないわけですけども、その評価の基準が、やっぱりそこにたまたま上司に当たっていた方々によって選定されるのでは、評価の基準が私は曖昧だというふうに思います。仮にも国家資格を持つ方々の集団ですので、ある程度の試験、ある程度の評価基準というものが私は必要だというふうに思いますし、例えば、千葉市内で試験が全くなくて管理職に登用される病院というのが幾つあるか、御存じですか。 381 ◯主査(伊藤康平君) お答え願います。わからなければ、わからないで。管理課長。 382 ◯管理課長 管理課長、谷でございます。  申しわけございません。全然把握してございません。 383 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 384 ◯委員(近藤千鶴子君) ナースがやめないということは、もちろん、新人をやめさせないということも大事だというふうに思いますけども、中堅のナースが、自分がこれから先どうやって育っていくのか、どういうふうなポジションにいくのかというのは、私は、継続していく上では非常に重要なことだと思います。そういった中で、誰もが了解できる、納得できるような選定の仕方で管理職をきちっと選定するということも、やっぱり看護教育の中の私は一環ではないかというふうに思いますので。少ないですよ。全く選定の基準もなくて、いつの間にか誰かが補佐になる、あるいは師長になるというのは。それは、ある意味、師長さんたちにとっても、こういう基準で私は師長になったんだというような誇りにもつながるというふうに思いますので、ぜひそういったことは御検討いただいて、今すぐとは言いませんけれども、そういったことも看護師の専門的なキャリアを積んでいくことになろうかというふうに思いますので、御検討いただければというふうに思います。  それと、平成27年度には院内保育所の利用日の拡充が実施されております。1日だけの拡充でしたので、一歩進んだ取り組みと評価をするところですけども、保育施設の整備は非常に重要というふうに考えますけど、これからの取り組みについては、どのようにお考えでしょうか、お聞かせください。 385 ◯主査(伊藤康平君) 管理課長。 386 ◯管理課長 管理課長の谷でございます。  院内保育所の運営時間ですが、さらに延長する方向で検討しているところでございます。  以上でございます。 387 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 388 ◯委員(近藤千鶴子君) わかりました。お金の問題もありますので、一遍に365日24時間働く方を全て支えるための保育所の整備というのは、なかなか難しいかと思いますけども、民間の病院なんかでは普通にやられていることですので、需要も含めて、きちっとした取り組みをしていただいて、働きながら子育てができる環境づくりの整備を重ねてお願いしたいというふうに思います。  次に、救急のことについて若干お伺いしたいと思いますけども、病院局が所管している救急青葉病院の3階建ての救急棟と、それから夜急診の海浜病院、医師会の人選とか、あるいは選定、そういったことをされているというふうに承知しておりますけれども、救急に対する現在の課題については、どのように捉えられておりますでしょうか。特に、海浜病院の夜急診。 389 ◯主査(伊藤康平君) 海浜病院長。 390 ◯海浜病院長 海浜病院の夜急診は、非常に長い歴史があって、地域の医師会と、いわゆる基幹病院が共同してやるという、非常に全国にも珍しい、そういう歴史がございます。しかしながら、やはりシステムとしてずっと変わらずに来ておりますので、やはり時代に即したやり方を今後検討していかなければいけないと思っております。  御承知のように、千葉市の救急システムというのは、政令市の中でも決してよくありません。救急搬送待機時間は、政令市の中でも最も悪いというふうに言われております。それは、一つには、しっかりと拠点となるような救急病院がない可能性がある。政令市の中には、どこに行けば一次から三次までやってもらえるという、住民の中にそういう認識が周知、周到されております。しかしながら、千葉市では、一次はどこ、二次はどこ、三次はどこというふうに非常に複雑でして、住民、市民からすると、こういうときは、どこに行けばいいのかというのがわからない。そういったことで、救急車を呼ぶけれども、救急隊もなかなか搬入先が見つからない。場合によっては市外にお願いするという、そういう事態も見受けられます。  公的病院ですので、やはり救急医療というのは、市民の一番、公的病院に求めるものだという、そういう認識のもとに、今後、夜急診だけではなくて、二次医療に関しても少し改善をしていければというふうに思っております。 391 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 392 ◯委員(近藤千鶴子君) ありがとうございました。  先ほど午前中に来たところが消防局でございまして、消防局の方々からも、搬送時間が、私が調べたところは、千葉県は都道府県の中ではワースト3位で、非常に問題があるというか、時間が結構かかって、48.7分か1分かかっているということだったんですけども、実際には、夜急診といっても、夜の病院みたいにして、近隣に住んでいる方々が夜急診を利用しているというような現状も聞いております。  そういう意味では、今、先生がおっしゃったように、救急のあり方について抜本的に考えていかなくてはならない時期に来ているのではないかなというふうに私自身も思っているところですけれども、夜急診の診療者のうち、救急性の低い患者の割合は、まだ6割近い状況が続いているんでしょうか。 393 ◯主査(伊藤康平君) 海浜病院長。 394 ◯海浜病院長 緊急性の低いというのは、例えば、子供の場合ですと、緊急性が高い低いというのは、子供が判断するのではなくて、親が判断します。ですので、必ずしも親の判断が正しいというわけではないので、親の不安とか、そういったもので、どうしても今診てもらいたいと。シャープ8000番とか、いろんな手法で、親のそういう不安を解消できるような仕組みが徐々に国内でできております。  ただ、もう一つ考えていかなければいけないのは、社会構造の変化、具体的には女性が働く人が非常にふえている。あるいはひとり親の家庭が非常にふえている。子供の貧困などもございます。そういったことで、昼間なかなか受診できないような親、これは親に限らないかもしれませんが、そういった方が、夜間どうしてもぐあいが悪いので診てもらう、そういったことで夜急診を受診される。これは、必ずしも受診者、患者さんにだけ、そういう問題点があるわけじゃなくて、これは社会でやっぱり考えていかなきゃいけない。  そういった意味で、特に私は小児科医ですので、子供が迷子にならないように、しっかりと救急医療を海浜病院がリーダーシップをとってやっていきたいというふうに思っております。 395 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 396 ◯委員(近藤千鶴子君) わかりました。  院長のお話は、よくわかりました。  昼間受診できない人がいるというような感覚を、私は今までは余り重要視をしていなかったので。ただ、おっしゃるように、いろいろな問題の中で、夜しか受診ができないという方を補完する意味でも夜急診があるということは、見方として忘れてはいけないんだなというふうに今わかったところでございます。きちっと、そういった取り組みができるような、私は、代表質疑の中で、かかりつけ医をきちっと充足させて、かかりつけ医の先生が救急の判断をできるような、そういった取り組みができれば、少しは変わってくるんじゃないかということと、今、海浜病院の夜急診は医師会の先生方に協力をいただいているということですけども、大分高齢化をされて大変だというお話も聞いておりますので、長い間、そういった市民の夜急診を守ってくださった医師会の先生たちにいつまでもおんぶにだっこという形にはいかないんだろうなというような感じをしておりますので、継続していくためには、どういった取り組みが必要なのかということをこれからもしっかりと考えて、提案をしていきたいというふうに思っております。  心臓血管外科の件については、評価の冊子も拝見させていただきました。大変厳しい内容だったなというふうに思いますけれども、前院長さんは、私が、心臓血管の件について、風評被害とか、あるいは患者が減るということはありませんかというふうに言いましたら、そんなことはないです、患者も減ってませんというようなお話だったんですけども、実際は患者の数が減っているというような報告をいただきました。  心臓血管外科の手術の後の海浜病院に対する市民とか、あるいはそこに来られている患者さんの不安とか、そういったものを感じられるようなことはありますでしょうか。 397 ◯主査(伊藤康平君) 海浜病院長。 398 ◯海浜病院長 お答えします。  まず、心臓血管外科の患者数、手術後の海浜病院全体の患者数ですが、やはり紹介患者さんの数は減っております。外来の収入自体は、決して落ちてはいないんですが、入院の収入が、昨年の平成27年7月以降、これは心臓血管外科の手術をやめたということもかなり影響しておりますが、平成27年7月以降、それ以前に比べて、かなり入院収入が前年度よりも悪くなっております。それは、単に心臓血管外科の収入を差し引けば、ちょうど前年度と同じになるかというと、そういうことではございませんで、特に内科系、外科系の高齢者の患者さんの入院実数が減っております。また、ことしの5月に私が記者会見をいたしましたが、それ以後、5、6、7、8月と、昨年の7月以降に比べて、さらに患者さんが少なくなっております。  これは、風評被害と言えるかどうかわかりませんが、やはり地元の患者さんの中には、そういった心臓血管外科に関する記者会見をやった、そういう影響というのは明らかにあると。これは、今も御遺族とはコミュニケーションをとっておりますが、御遺族の中にも、そういう海浜病院の現状を心配してくださっている御遺族もいらっしゃいます。  以上です。 399 ◯主査(伊藤康平君) 近藤委員。 400 ◯委員(近藤千鶴子君) わかりました。  現院長におかれましては、役職とはいえ、前院長の下で行われた血管外科の手術に対する、遺族に対する対応とか、非常に丁寧にやっていただいているというふうに、いろんなところから私は耳にしております。そういう意味では、本当に御苦労をかけているかというふうに思いますけれども、お立場ですので、くれぐれも御自身が健康に留意をされて、いろいろ言われたりすることもあろうかと思いますけど、ぜひ頑張って再建に向けて取り組んでいただきたいというふうに思います。  いずれにいたしましても、代表質疑の中で、一つ一つの市立病院がそれぞれに頑張ってやっていただいているのは認めるところですけれども、病床数の問題、それから海浜病院のさまざまな課題を抱えている中で、これからは先のことも考えた病院運営について当たっていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 401 ◯主査(伊藤康平君) ほかに。松井委員。 402 ◯委員(松井佳代子君) では、一問一答でお願いいたします。  今、救急の課題ということで、近藤委員のほうからもちょっと出ましたけれども、青葉病院のほうにお聞きしたいと思います。消防局のほうでもお聞きさせていただいたんですけれども、昨年の救急棟の整備以降、こちらのほうで医療と救急の連携というのが出てきたわけなんですけれども、その受け入れ数というのは、どのように変化したかということをお聞かせください。 403 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院事務長。 404 ◯青葉病院事務長 青葉病院事務長の神崎でございます。よろしくお願いいたします。  昨年10月30日に救急棟をオープンさせていただきまして、救急棟につきましては、診療室を2部屋、それから処置台が2カ所と、前の救急に比べまして、かなり増設させていただきました。また、併設してCT室もつけさせていただきました関係で、受け入れ患者さんの早期治療やスタッフのモチベーションなどがかなり向上したものと考えております。  患者数でございますけれども、救急の受け入れ件数は、ここのところ、平均で大体370件ぐらい毎月受けておりますが、昨年度と比べまして200件程度はふえておりますけれども、実際には救急医の数が変わっておりませんので、さほど増員にはなっておりませんが、申したとおり、CTをつけたことによる患者さんの負担軽減にはつながっているものと考えます。  また、救急患者さん、先ほどは救急車の受け入れですが、救急患者さんとしましても、大体、今、年間で5,500人前後受けておりますので、昨年と比べまして300人ぐらいはふえておりますけども、実際にそれほどはふえておりませんが、うちの病院は、夜間帯の時間帯、いわゆる午前0時から翌朝6時までの間の救急車の受け入れの数は、どの病院よりも多く受けさせてもらっておりますので、そこは救急隊と今一生懸命コラボしながら頑張っているところであります。  以上でございます。 405 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 406 ◯委員(松井佳代子君) 今の救急の受け入れの態勢について、わかりました。そうしますと、実際にはそれほど受け入れの人数としては伸びていないということなんですけれども、今後の課題というのは何かございますでしょうか。 407 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院事務長。 408 ◯青葉病院事務長 今後の課題といいますか、やはり救急医が今常勤で3人、救急医が不在のときは、さきの代表質疑の近藤議員の答弁のほうで答えさせてもらいましたけども、救急医の負担軽減ということで、救急医のいないときは大学のほうから応援いただいたり、あと非常勤の先生を送るなりして、救急医の負担軽減に努めているところでございますけども、どうしてもやっぱり救急医は全国的に不足しておりますので、救急医の増員、あとは救急隊と、今救急隊の方がコラボで病院のほうに毎晩3人か4人、研修で泊まっていただいていますので、その方々が非常に、勉強ということで、医師の指導のもとであれば、お手伝いもしていただけますので、救急患者さんに対しまして手厚い看護ができると思っておりますので、いずれにしても、救急医の増員が必要な今後の課題と考えております。  以上です。 409 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院長。 410 ◯青葉病院長 青葉病院、山本です。  追加ですが、当院では3人ということで、毎年大学の医局には派遣のお願いをしております。しかし、千葉県では東千葉医療センターの開院とか、今回の成田国際医療福祉大学等、新しい医療施設がたくさんできている関係で、大学も人手が非常に不足しております。  当院では、年間4,000件弱の救急車を受け入れて、救急医3人でやっていますけども、都立墨東病院は、8,000件の受け入れで救急医は23人おります。 411 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 412 ◯委員(松井佳代子君) わかりました。お医者さんは確保も難しいということで、なかなか現状、患者さんをふやすということがちょっと難しいということで理解いたしました。  それでは、ちょっと視点を変えまして、両病院のほうの方々にお聞きいたします。  今年度の最初の当初予算のあらましのところで、年間の患者さん数とか、1日の平均患者数というのをちょっと拝見させていただいたんですけれども、実際に、両病院で当初の目標は38万8,000人ほどの外来患者数が、実際には35万2,000人とか、この入院患者さん数も、目標が19万9,000人というところが、実際には17万9,000人ということで、少しずつ、やはり患者数が目標よりは下回っているというような状況が把握できました。  こちらは、例えば、常勤の医師がいないということによる不都合というか、それによって患者数が伸びなかったということなのか、その他の理由がおありなのかをお聞かせいただきたいと思います。 413 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院長。 414 ◯青葉病院長 山本です。  理由は二つありまして、一つは、当院の周囲10キロ圏内にDPCの急性期病院が約10個程度あります。これは、日本全国見ても非常に競争の厳しい地域でありまして、当院から歩いて5分のところには千葉大学医学部附属病院がありますし、市内には国立千葉医療センターを初め、メディカル、いろんなところがあります。あとは、今御指摘のとおり、当院は380床、一般床としては320床ですので、ない科があります。心臓血管外科、脳外科、呼吸器外科等はありませんので、そういったところの患者さんのリクルートは非常に難しいということで、当然そういった疾患の患者さんは、ほかの市中の病院に行ってしまうということです。 415 ◯主査(伊藤康平君) 海浜病院長。 416 ◯海浜病院長 海浜病院に関しましては、外来患者数全体で見まして、それほど変わっていないというか、心臓血管外科の影響に関して、外来はそれほど影響を受けていない。先ほど申し上げましたが、入院に関しては、やはり大きな影響を受けている。特に、高齢者の入院が落ち込んでおります。  例えば、救急医療で申し上げますと、子供の医療を例にとりますと、昨年10月から海浜病院の夜急診に来られたお子さんで、例えば、頭部外傷、どこかから転倒したとか、そういった子供たちというのは、一番千葉市内でおさまりどころがなくて迷子になる。救急車が待機して、何件も照会をする。どこにも断られる。そういった患者さんが非常に多いんです。例えば、夜間の救急患者数3万人を受けているところでは、約3,500人ぐらいは頭部の外傷です。海浜病院は、子供だけで1万5,000人、高齢者で1万5,000人、約3万人の夜間の夜急診の患者さんを診ておりますが、実質的には1万5,000人いれば、1,500人ぐらいはそういう頭部の外傷のお子さんがいていいわけですが、昨年の10月までは、そういった患者さんはなかなか受けにくい状況にありました。一つは、脳外科がいない、そういう事情もあります。  しかしながら、中には、これは社会的なことにもつながりますが、虐待のケースもかなりあるわけです。そういう虐待例というのは、昼間ではなくて夜間に受診するというのが特徴です。しかも、救急車ではなくて、親御さんが連れてくる。そういったケースをしっかり小児科医がやはり診ることで、そういった虐待の子供たちを救うことができるわけです。そういった意味もありまして、頭部の外傷に関しては、交通外傷以外は救急隊とルールをつくりまして、海浜病院で診たいということで、小児科の医局員の協力を得て、診るようにいたしました。  そういったことで、救急車の件数が年間で約400件ほど、今現在約2,000件、年間子供の救急車を受けております。受けた場合に、例えば、頭部外傷で手術が必要だという場合は県の救急医療センターなり、あるいは千葉大とか女子医大の八千代にアクセスをして、お願いをする。仮に、これが脳神経外科なり、小児外科なり、形成外科が海浜病院の中にあれば、そういった子供たちも海浜病院の中で治療することができる。当然、入院者数もふえるわけです。これは高齢者にも言えることです。必ずしも全部そろえるというわけではないですが、例えば、救急ベースでいった場合に、これは経営的にもかかわることなんですが、そのバックアップをしっかり診療科の最低限の整備をすることで、患者さんにとっては、あちこち行かなくてもいいという、そういったことにもつながりますので、そういったことを今後も整備していきたいというふうに思っております。 417 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 418 ◯委員(松井佳代子君) いろいろな診療科がないと、なかなか全ての受け入れをしていくのが難しいというところはよくわかりました。  やはり診療科をふやすというか、常勤のお医者さんがいてくだされば本当にいいんですけれども、なかなか今難しい状況というところで、今の体制でやらざるを得ない部分もあるんですけれども、あと一つ質問になりますが、当初の予定というか、受け入れの1日平均の患者さん数なんですけれども、外来患者さんでいいますと、青葉病院さんのほうで904人、それが実際には840人、それで海浜病院さんのほうが649人受け入れ目標というのが、実際には497人ということで、1日平均の受け入れ患者さん数もちょっと目標を下回っている状況なんですけれども、仮に、もしこの目標の患者さん数が来てくれたという場合、来てしまったという場合、これ以上、実際に患者さんを受け入れた場合に、医師の負担が大きいのではないかなというふうに思ったんですけれども、そのあたりはどうでしょうか。実際に、事務手続とか、そういったところでの支援が十分なのかどうかというところを、それぞれ両病院でお聞きしたいと思います。 419 ◯主査(伊藤康平君) では、海浜病院長。 420 ◯海浜病院長 外来患者数をどこまで診ていくかというのも、これはやっぱり地域でどういうふうに解決していくか。地域支援病院という立場で、やはり、かかりつけのドクターとどういう役割分担をしていくかという、海浜病院で診たほうがいいような患者さんは紹介をしていただいて、一定の治療を終えた後、またかかりつけ医に行っていただく、そういった好循環をしていくことが、やはりある程度外来を抑制しながら、うまくやっていく方策だというふうに思っております。スペースの問題もありますし、マンパワーの問題もあります。余り外来にシフトしてしまうと、入院診療がなかなかしっかりできないという、その辺のバランスは非常に難しいんですが、そういった考えでおります。 421 ◯主査(伊藤康平君) いいですか。大丈夫ですか。では、青葉病院長。 422 ◯青葉病院長 やはり数というよりも、質の問題だと思いますね。やはり急性期病院ですので、かかりつけ医の先生と共同して入院患者を診ていくというのがメーンの役割ですから。ただし、専門性の高い疾患で開業医さんに戻せない方々もいるので、そういう方々は、どうしても外来に残ってしまう形になりますから、そういう方々をベースにして、数のほうは考えていきたいと思っております。 423 ◯主査(伊藤康平君) 松井委員。 424 ◯委員(松井佳代子君) 状況はわかりました。  ちょっと私も当初予算のあらましを見て、そういう目標を立てられたんだなというふうに思ったんですけれども、実際、次回、今度予算のまた審査を行う際には、できるだけ現実的に、実際受け入れ可能な患者数というか、そういう形にしていただければと思います。  では、私のほうからは以上です。 425 ◯主査(伊藤康平君) ほかに。三瓶委員。 426 ◯委員(三瓶輝枝君) よろしくお願いします。一問一答方式でお願いいたします。  一つは、今まで委員が質問したことと、もしかしたら重なる部分もあるかもしれないんですが、まず初めに、損益計算書の入院収益が増加した理由。これは、私なんかが考えますと、入院患者がふえた部分もあるんじゃないか、あるいは診療報酬の増があるんじゃないか、あるいは看護師が7対1になって診療報酬がふえたんじゃないか、いろいろ考えられるんですけれども、病院として考えている、二つの病院で結構ですので、まとめて御答弁いただいて、それについてお願いいたします。 427 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 428 ◯経営企画課長 経営企画課、布施でございます。  今、御質問のございました入院収益の増につきましてでございますが、重立った要因としましては、まず青葉病院の内科の入院が著しくふえたことが主な要因となっております。また、内科とあわせて、外科もかなり伸びてきて、この入院の伸びなどでは、病床利用率、いわゆる病床を利用する率まで高くなっているというような形で、大きな収益の向上につながっていると思っております。また、青葉病院では、整形外科のほうも、去年に比べまして、かなり入院患者さんが伸びまして、これも収益の増につながっております。  主な要因としましては、こういう青葉病院の内科、整形外科の入院の増加が主な要因かと考えております。
     以上でございます。 429 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 430 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  そうしますと、それらは本当に評価させていただくべきところだと思うんです。やはり病院の皆さんのいろんな努力によって、このように増加してきたということは、本当に市民にとっても、病院にとっても、市にとってもよろしいんじゃないかと思います。  その中で、私としては気になることが1点ございまして、収益のほうはふえたんだけれども、人件費もふえたんだよという決算審査特別委員会の冒頭の説明のときにお示しをいただいているんですけれども、そういう意味からも、実際に今7対1になっています。現実、青葉病院ではこんなふうに入院患者さんもふえてきている。それから、来院する患者さんもふえてきているということになっています。もう一方で、海浜病院のほうは、先ほどからの心臓血管外科のほうで、どうしても今まで4,000人、5,000人からも来ていた患者さんが4、5、6で1,000人単位でとめなければならなかったということもございます。  そういった意味で、青葉病院と海浜病院の看護師さんの、平成27年度の中での、先ほどちょっとお示しいただく中で充足しているというようなことも伺っているんですけども、青葉病院も、それから海浜病院も本当に充足していると考えていいのか、お伺いしたいと思います。 431 ◯主査(伊藤康平君) 管理課長。 432 ◯管理課長 管理課長の谷でございます。  青葉病院、海浜病院とも、現状では充足している状況でございます。 433 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 434 ◯委員(三瓶輝枝君) そうしますと、冒頭の御説明で、人件費もふえているよというふうには御説明の中にあったんですけども、それは7対1、看護師さんは今7対1ですよね。その中では、当たり前というふうに考えていいのかというのが一つ。当たり前というか、人件費がふえるというのは、こればっかりは人がふえるわけですから、7対1にするということが、要するに看護師さんもふやすということにつながりますので、これは現実、人件費がふえているというのは、今の状況の中では至極当然というふうに考えていいのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。 435 ◯主査(伊藤康平君) 管理課長。 436 ◯管理課長 管理課長の谷でございます。  看護職員の増加は、もちろん青葉病院の45床の休床の解消という面からも含めまして、看護職員は増加しております。それに伴って、7対1看護体制を維持しますと、増収になっておりますので、看護職員の増加というのは必須だったと考えております。  以上でございます。 437 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 438 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。今、そのことをちょっと確認したくて質問させていただいたところです。  次に、青葉病院は平成26年度と比べて、私の間違いでなければ、もし間違っていたら訂正してもらいたいんですが、入院患者さんが67.7%で、今76.3%、海浜病院は、当初は72.9%で、現在69.7%、これで正しいかどうか、初めに伺いたいと思います。 439 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 440 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  今お話がございました、恐らく病床の利用率だと思いますが、青葉病院につきましては76.3%、海浜病院については69.7%でございます。 441 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 442 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  そうしますと、青葉病院にしても、海浜病院にしても、まだまだベッドのほうが受けられる体制というのは、看護師さんとの兼ね合いもあるんですが、その辺の兼ね合いをどのように考えているのかを1点伺いたいんですけれども。 443 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 444 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  確かに、今、病床利用率につきましては、青葉病院が76.3%、海浜病院は69.7%という形で、前年に比べ、青葉病院はかなりの上昇が見られるかと思います。一方、海浜病院につきましては、先ほどのやはり心臓血管外科の影響などにより、病床利用率が下回っておりますので、ここにつきましては、まだまだ病床利用率について、利用することができると考えております。それは、今後、海浜病院の診療科の内容を踏まえて、病床稼働率の上昇も期待できるかと思います。 445 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 446 ◯委員(三瓶輝枝君) 詳しい方は詳しくて、いろいろ考えていらっしゃるんだと思うんですが、私なんかは今、急性期の病院としてやっていらっしゃると。今後、県の地域医療構想などでは、回復期などもというようなお話もあったり、それから千葉市の病院の中で、先ほどの先生方の御答弁にもありましたように、ほかの市と違って急性期を扱っている病院がかなり多いということになりますと、やはり早急に回復期への移行も必要なのではないかと思いますが、この辺についての考え方を伺いたいと思います。 447 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 448 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  両病院につきましては、これまで同様、急性期病院としての機能を担っていることから、まず急性期機能を担うこととするとともに、現在、地域医療構想の中で病床の機能が報告されている状況と、急性期は過剰となっている、回復期は大変不足している状況となっておりますけれども、今後、回復期、慢性期のほうにシフトしていくような状況もあるかと思います。  その辺につきましては、地域医療構想調整会議の中で、それぞれの民間の病院、公立の病院が何を担っていくのかというのが出てくるかと思いますので、そういうことの中で、市立病院も公立病院としての役割を踏まえて検討していきたいと考えております。 449 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 450 ◯委員(三瓶輝枝君) 恐れ入ります。ありがとうございました。  そうしますと、それはいつごろまでにやるかというと、私なんかはもう早くやってもいい、これだけベッドもあいていますし、やっていただいてもいいんじゃないかと思うんですけども、実際にこれが実行されるというのはいつごろから、何かそういうめどみたいなものはあるんでしょうか。 451 ◯主査(伊藤康平君) 病院局次長。 452 ◯病院局次長 今お話のありました地域医療構想ですが、これは目標年次が平成37年ということです。平成37年の時点での病床の数ということですので、すぐそれに近づくかというと、なかなかやはり難しいところがあると思いますが、しかし、今までなかったような状況がありますので、今、経営企画課長が御答弁申し上げたとおり、これから始まります地域医療構想調整会議等々の中で、民間の病院も含めて、これはやらなきゃいけませんので、その中で議論をしながら、公立の病院として、どういう機能を担うのがふさわしいのかということも含めて検討したいというふうに思っております。 453 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 454 ◯委員(三瓶輝枝君) そうしますと、先々の話で、希望も高く持ちたいんですけども、実際にそこまでもたせることができるのかなというふうな心配も出てきてしまうんですけれども、実際にもう地域包括ケアの中で後方支援という仕事も担っていただいております。そちらのほうは、各病院、千葉市内ですかね、病院と協定を結んで、そしていざというとき、こちらの海浜病院なりに運んでもらうというふうになっていると聞いているんですけども、その協定を結んでいる病院の数とか患者さんの数とか、そういうのは具体的に今の時点でわかるものなんでしょうか。 455 ◯主査(伊藤康平君) お答えできる範囲で結構ですよ。経営企画課長。 456 ◯経営企画課長 申しわけございません。後方支援病院の患者の登録数等については、今、手持ちにございませんので、後ほど資料提供という形でよろしいでございましょうか。(三瓶委員「はい」と呼ぶ)よろしくお願いいたします。 457 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 458 ◯委員(三瓶輝枝君) では、後ほど、主査、よろしくお願いいたします。ぜひ後ほど、その資料をいただければと思います。  それでは、次に、一般会計繰り入れについてなんですけれども、これまで千葉市の過去の考え方をひもといてみますと、私なりに解釈させていただくのは、やはりいかにコストを縮減して、いかに一般会計を減らしていくかということに、何かそちらのほうに偏っていたような気もしないでもないんですけども、実際、今回の一般会計繰り入れについては減少したというふうにお示しもいただいているんですが、何かそういった法定繰り入れと、あるいは千葉市独自の繰り入れ、その二つに分けてお示しいただけるのなら、お示しいただいて、その根拠なるものは、過去から平成27年度の決算に当たり、どのような考え方があったのかというのをお伺いしたいと思います。 459 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 460 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  繰入金につきましては、まず推移から簡単に申し上げますと、平成24年度に繰入金が収益的収支、いわゆる運営的な経費でございますが、36億円でございました。今現在、34億円ということで、1億円(後に「2億円」と訂正)ぐらいの差額が発生しております。  基本的には、繰入金については、改革プランの中で、繰入金に頼らない、依存しない経営体質ということで掲げて取り組んでいるところでございます。繰入金につきましては、ほぼ今のところ、平成24と27年度の繰入金を比べると、それほど差はないところでございます。  ただし、ごめんなさい。あともう一つです。資本的支出といいまして、やはり病院事業会計についても、投資的経費について繰入金が、このほかにも、平成26年度から8億円、27年度は9億円という形で、それぞれ一般会計のほうからお願いをしている状況でございます。  以上でございます。 461 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 462 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  そもそも資本的収支、資本的な部分においては、これはやはり修理、修繕とか、いろいろしなきゃいけない部分とか、医療機器なども入れなきゃいけないということで、やはり千葉市が市民の健康を担って、そして命をつないでいくということに対して、これは重要なことだと思うので、やっていただきたいと思います。  もう一つは、平成24年と、どんどん毎年1億円ずつ減ってきているという一般会計の繰り入れの基本的な考え方なんですけど、これは例えば、さっき私が言ったように、法定繰り入れしかしていないのか、それともほかの考え方でも繰り入れをしているのか、その辺を伺いたいと思います。 463 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 464 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  法定繰り入れと基準外のいわゆる繰り入れ、法定外の繰り入れということでございますけれども、退職給与引当金、会計基準の見直しに伴って、平成26年度から退職給与引当金を引き当てることが義務づけられました。こちらについては、当初の繰入金には入っていませんので、病院事業会計において、この退職給与引当金を積み立てることが何か難しいところでございますので、一般会計から基準外の繰入金として受けているところでございます。 465 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 466 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。  そういう意味では、退職される方も、これからまたふえていくということもございますので、この辺は、逆に金額が減っているという部分も感じられなくないので、これはやはりもっとふやしてもいいのではないかと。これは、私の現在の感想とさせていただきます。意見とさせていただいて、もう少し入れていただいてもいいんじゃないかなというふうに思います。  それから、もう一つあります。  病院事業の会計決算書の中で34ページなんですけれども、お手元にありましたら、見ていただきたいんですけども、まず最初に、上から3番目の包括的維持管理業務委託、それから数えて6の総合維持管理業務委託、それから、その下のほうの5番目に千葉市立病院総合維持管理業務委託、それから一つまたいって千葉市立病院総合維持管理業務委託というふうに書いてございますけれども、これらはどのような内容なのか、伺いたいと思います。 467 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 468 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  今、委員が読み上げられました委託契約につきましてですけれども、業務委託につきましては、各病院細かに管理業務委託がございます。これらの業務委託につきましては、それぞれの業務委託を取りまとめて入札することによる、いわゆるスケールメリットを出すことによって業務委託全体の経費を下げるということを踏まえて、平成27年度に総合維持管理業務委託として、個別の業務委託を全て取りまとめて委託している状況でございます。 469 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 470 ◯委員(三瓶輝枝君) それでしたら、この内容ですね。今の包括的維持管理業務委託ぐらいは何とか、これかなというようなイメージがあるんですけれども、ほかの今お示しをさせていただいたものは、内容的にどんなものなのかというのを伺いたいと思います。  それから、もう一つは、清掃委託なんですが、下から3番目なんですけれども、これは平成27年ですけど、平成26年のを見たら同じ金額なんですね。これは、一般競争入札して、この結果なのか。それから、契約業者も同じだったように思いますけれども、この辺どうなっているのか、お伺いいたします。 471 ◯主査(伊藤康平君) お答えできますか。経営企画課長。 472 ◯経営企画課長 経営企画課、布施でございます。  まず、一番最後のほうの清掃業務委託につきましては、これは3年間の継続契約でございますので、金額は同じになるかと思います。  総合維持管理業務委託の細かい内訳としましては、維持管理運転業務委託、あるいは維持警備業務、電話交換業務、これらなどを一括して、まとめて入札にかけて契約したものでございます。 473 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 474 ◯委員(三瓶輝枝君) 今の清掃業務委託、わかりました。3年契約ということで。  ほとんど3年契約なのかどうかというのが一つと、今の包括的維持管理業務の中に電話交換というのを入れて、わかりました。了解しました。では、後でまた詳しく、今申し上げたところを教えていただければというふうに思います。  以上で私の質問を終わりにしたいと思いますが、やはり限られた予算で市民の命を守るということもございますので。それで、もう一点だけ、済みません。今、ちょっと思い出しまして、本当に皆様には申し訳ないんですけども、本当に申しわけございません。  例えば、市民の方が入院して、支払わないで、支払いに困っちゃったという相談というのは結構あると思うんですけど、二つの病院に、そういう方に対する相談に乗るソーシャルワーカーとか、何人ずついらっしゃるのかというのをお示しいただきたいと思います。 475 ◯主査(伊藤康平君) 海浜病院医事室長、どうぞ。 476 ◯海浜病院医事室長 海浜病院医事室長の鈴木です。  海浜病院では、メディカルソーシャルワーカーとして3名の職員を平成27年度から配置しております。(三瓶委員「平成27年度ですね」と呼ぶ)はい。青葉病院も、同様に3名配置しております。 477 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 478 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。  では、今回、払えなくて諦めるしかなくなってしまう医療費というのは、こういった方たちによって、支払いの方法も親切に乗っていただくとかいうふうに考えていいんでしょうか。 479 ◯主査(伊藤康平君) では、どちらか。海浜病院医事室長。 480 ◯海浜病院医事室長 海浜病院医事室長の鈴木です。  支払いが困難な方につきましては、御相談いただきました場合に、分割でのお支払いだとか、あるいは支払いのある程度の期間の猶予、あるいは生活保護等の相談の御案内だとか、そういったことで対応させていただいております。 481 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 482 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  あと、もう一つ、ちょっと話が外れてしまうんですが、メディカルソーシャルワーカーというふうに今伺いました。3名ずつというふうに伺ったんですけれども、今後、入院している日数というのは、今もそうなんですが、限られてまいります。手術が終わった、治療が終わった、家庭に戻ってくださいとかというときに、家に戻っても、なかなかすぐには生活になれないとかいうようなことがございます。その場合に、先ほどもどちらかの病院でやっているというような話も聞いたんですが、リハビリのことですね。リハビリの病院を紹介したりするようなこともされているんでしょうか。 483 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院長。 484 ◯青葉病院長 青葉病院、山本です。  整形外科とか内科でリハビリをされている方、長期にリハビリが必要な方は、リハビリの専門病院、千葉市内にも幾つかありますし、近隣にも谷津とかにもありますので、そこに紹介しております。 485 ◯主査(伊藤康平君) 三瓶委員。 486 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。  市民にとっては、本当に治療するだけでいっぱいいっぱいで、これからどうしたらいいんだろう、どこに行ったらいいんだろう、どこでそういう、例えば、リハビリしてくださいねと言われても、どこで何をしたらいいかわからないという方もたくさんいらっしゃいます。そういったときに、相談されてからやるというよりも、相談される前に、大丈夫ですか、例えば、紹介できるんでしたらば、紹介もできますよということもきちんとしていただけますように。いや、過去には、聞くところによりますと、すぐに出てくださいというふうに言われてしまった患者さんもいたらしいんですよ。ですから、今聞いた平成27年度からということなので、今後に期待したいと思いますが、ぜひその辺が市民にとって優しくて頼りがいのある病院になっていただければと思います。よろしくお願いします。 487 ◯主査(伊藤康平君) 経営企画課長。 488 ◯経営企画課長 経営企画課の布施でございます。  先ほどの繰入金の収益的収支の数字、済みません。読み間違えました。申しわけございません。平成24年度が36億円、平成27年度が34億円で、差し引き、済みません、2億円でした。どうも済みませんでした。 489 ◯主査(伊藤康平君) 先ほどの三瓶委員の質問の中で、所管より資料請求というか、資料を提出する旨のお話がありましたが、ほかの委員はいかがいたしますか。(「要りません」と呼ぶ者あり)よろしいですか。では、三瓶委員のみということで。
     では、ほかにございますか。川村委員。 490 ◯委員(川村博章君) 簡単にやりますけど、一応、一問一答と言っておきます。  青葉病院の中に、たしか感染病室みたいなのがあったかと思うんですけれども、なかなか使用目的が限られているというところで、あそこの今年度の利用状況というか、それはどんな形だったのかを教えていただければと思います。 491 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院長。 492 ◯青葉病院長 山本です。  実際、二種感染症対象なんですけれども、御存じのようにMERSとかSARSとか、そういうものですので、滅多に来ません。昨年度、疑いの方が1人来ただけで、結局違ったということですので、通常は、インフルエンザの方とか、ロタとか、ノロとか、そういった感染性のウィルス性疾患の患者さんに使っております。ちょっと今、稼働率は、数字は。(川村委員「いいです」と呼ぶ) 493 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 494 ◯委員(川村博章君) わかりました。  特に、今、ここの中で申し上げたいのは、一部の委員の中からは、若干医療は算術であるということを言いたいのかなというように感じるような質問もあったかと思いますけれども、私は、基本的に、やはり公立病院の場合には市民の安全・安心を守る医療の最後の駆け込み寺的な役割があるというところですので、今の感染症ルームにしたって、これは、ある意味では市民の安全・安心を守るためで、何も稼働率がここは100%になることを期待して設けているものではないというところであるかと思います。ですから、そういうことの中で、私はもっとそういうところを守るべきというか、考えてやっていく、そういうような形の医療を目指していっていただければなというように強く思います。  次に、今の両市立病院のほうと、他の医療機関というか、病院だとか、それから介護施設だとかとの、ある意味では、先ほど急性期から回復期に移動したときに、患者だとかを移される、そういうような連携については、どのような形で昨年度は続けていたのか、教えてください。 495 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院長。 496 ◯青葉病院長 当院は、やはり急性期病院ですので、その後、在宅とか、あるいは中間施設にほとんどの患者さんが転院、あるいは在宅に戻られます。そのコアをなすのが地域連携室というところで、今、看護師を含めて6名の職員でやっておりまして、転院とか、あるいは在宅に戻るのが難しいと予想される患者さんについては、来たその日か一両日中に、その部屋担当の者が決まりまして介入して、退院を予測して、その時期に合わせた形で、どこの施設、あるいはリハビリ、あるいは在宅が好ましいかということを患者さん、家族と、あと、いる場合はケアマネと相談して決めていっております。ですから、非常にその辺はスムーズにいっています。 497 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 498 ◯委員(川村博章君) ありがとうございます。  特に、やはり地域連携室の役割というのは、なかなかこちらのほうまで響いてこないところがあると思いますので、その辺を少し病院局のほうからも情報提供という形で知らせてやっていただくのが、かえっていいのかなというように思います。  それから、続いて、若干医師不足だ何だと言われるところの中で、千葉大のほうとは大分連携はされていると思うんですけれども、県内には千葉大以外、私立大学なんかもあったりとか、東京にもありますけれども、そういう千葉大学以外の他大学との連携というのは、どのようになっているのかを教えていただければと思います。 499 ◯主査(伊藤康平君) では、青葉病院長。 500 ◯青葉病院長 当院は千葉大と近いので、メーンは千葉大なんですけれども、特に麻酔科が、やはり千葉大学の麻酔科には人がいませんし、なかなかほかに出してもらえないので、慈恵医大と連携していまして、今はパートの医師を週2回から3回派遣していただきまして、そこをちょっと呼び水にして、常勤の医師を獲得しようとしております。 501 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 502 ◯委員(川村博章君) 確かに、それと、医局はどうしても千葉大だけではない、県内の出身で千葉にお戻りになられている方なんかも抱えていらっしゃいますから、確かにそういう要素はあるかと思いますけれども、あと、若干ここを教えていただきたい中で、大学の中で特異な大学として、例えば、自治大学校だとか、防衛医科大なんかもございますよね。特に、防衛医科大なんかは、逆に千葉大から行かれていた先生なんかもいらしたようですけれども、災害医療だとかに強い。そういった特殊なところとの連携というのは、何か図られているものがあれば、教えていただければと思うんですけど。 503 ◯主査(伊藤康平君) 青葉病院長。 504 ◯青葉病院長 現在、自治医大と防衛医大とは、当院とは直接のつながりはありません。この辺ですと、労災病院とか、あと、君津中央病院とかは自治医大、あるいは労災とのつながりはあると思います。 505 ◯主査(伊藤康平君) 川村委員。 506 ◯委員(川村博章君) ありがとうございます。そこは、これからやはり千葉大を核とした医療連携というのは必要だと思いますけれども、そこだけではなく、いろいろな部分で目を広げていただければなというように思うところであります。  最後、私のほう、特に今回、海浜病院がなかなか入院患者数が減っているというところの中で、非常に私もじくじたる思いがあります。そうした中で、特によく、この間、私もあったのは、海浜病院に主人が入院しているんだと。ところが、やっぱりああいう事故があったから、不安だから、平山病院に移してくれないかみたいな話もありました。そのときに申し上げた中で、いや、それはちょっと、移すのは別に頼まれたらやらんではないけれども、病院にもレベルとラベルの差があるんだよという話をさせていただいたんです。確かに、平山病院と海浜病院というと、本当に小学生と大学生ぐらいの医療技術の差というか、技量の差があると。ところが、一般市民になってくると、なかなかそういうのが見えてこないという中で、心臓外科というと、非常に手術の技術度というのは高いものの要望を受けていて、この辺の既存のものとは全然レベルが違う次元なんですけど、なかなかやっぱり今の新聞報道等を聞いてしまうと、誤解を受けていて、そこの中で、そんなような結果に出ているのかなというように思うんです。  特に、今の院長にとってはマイナスからのスタートみたいで、大変な時期かと思いますけれども、ぜひ、もともとのやはり市民の安全・安心を守る医療体制というところがありますから、ぜひ頑張っていっていただきたいと思いますし、私は、先ほど地域医療構想の中で、もしも公立病院が急性期から変わるような、そんなようなことを提言するようだったら、我々が反対しますので、その辺はどうぞ安心して進めていただければというように申し上げたいと思います。  以上でございます。 507 ◯主査(伊藤康平君) ほかに。では、橋本委員。 508 ◯委員(橋本 登君) 5分ぐらいで、1問だけ。  実は、私、ことしの8月にちょっと気を失った感じで救急車を呼んで、休日診療所、保健所にあるところに搬送されたんですよ。そこのお医者さんは、非常に名医ですよね。これは、頭と、それから心臓、両方を少し検査したほうがいいなということで、その後、青葉病院へ行ったんですよ。そうしたら、うちでは心臓血管外科はありませんのでと。私が言われたのは、あなた、どなたか知り合いはいませんかと。ちょうどJFEの明星先生が、JFE病院、今、千葉クリニックかな、明星先生を知っていたので、では千葉クリニックに行って、そこで心臓血管外科で診てもらって、ところが脳神経外科がないんですよ。ないというのは、週に2回ぐらいお医者さんが派遣されているんだね、あれ。それで、今度は国立病院へ行って、脳神経外科の先生に診てもらった。  私も、もう75歳近くになって高齢者になってくると、脳と心臓血管外科というのは、ある程度関係があるんだなというような気がしたんですよ。お医者さんに聞いたら、当たり前だよ、脳も調べれば心臓血管も調べるんだよということを言われたので、さあ、そこでだよ。海浜病院と青葉病院、千葉市は相互でお互いに補完し合って基幹病院としての役割をしているということは昔から聞いていました。そこで、今度の院長さん、本当に大変だと思うよね。心臓血管外科をやるんだったら、脳神経外科もやってもらいたい。これをこれからどういうふうにして、早く言えば年次計画みたいなものを立てて、そして、ある程度、2年後ぐらいまでにはきちんとやっていこうとかいう形に持っていくというような、どういう考え方でもって、これからもう高齢者社会に入っているわけですから、この両方の診療科目がぜひとも私はやっぱり必要だと思うんだけども、どういうふうにして海浜病院でこれからそれを、早く言えば、科を市民の信頼が置ける形で持っていくかという考えをちょっと聞かせてもらいたいんですけど。 509 ◯主査(伊藤康平君) 海浜病院長。 510 ◯海浜病院長 お答えいたします。  海浜病院では、現在、心臓血管外科、脳外科、いずれも標榜しております。ただし、いずれの診療科も常勤はいないという状況です。脳神経外科は、新たに標榜するということで、この間、お認めいただいたんですが、幾つか、やっぱりこの領域を充実させていくためには、問題点というか、課題があるというふうに思っております。  一つは、心臓血管外科に関しましては、ああいう死亡例が多発したということで、その評価をしっかり検証委員会のほうで今していただいて、その検証委員会の中で心臓血管外科の再開に関する御意見をいただく。その上で、やはりどういう心臓血管外科診療をやっていくかというのを、千葉市、あるいは千葉県の中でどういう役割をするかということも含めて考えていきたいというふうに思っております。  それから、脳神経外科に関しましては、やはり救急医療をやっておりますので、脳外科があるなしではバックアップ体制としては非常に大きな差がございます。  また、地域の住民の方にとっても、頭と心臓というのは非常にイベントの高い領域ですので、例えば、心房細動があると血清が飛んで、脳にイベントが起きる。そういったことは幾らでも考えられますので、そういう意味で、脳神経外科、心臓血管外科というのは高齢者の方には非常に大きな心配事であると。公的病院は、やはりやっていくべきだというふうには思っております。  ちょっと繰り返しになりますが、千葉県の救急医療センターが海浜病院の隣にございます。そことどういう役割分担をしていくかということも、よく検証した上で進めていきたいというふうには思っております。 511 ◯主査(伊藤康平君) 橋本委員。 512 ◯委員(橋本 登君) ちょっとやっぱり私なんかのせっかちな人間にしてみれば、1年後はこういう形、では2年後はこういう形、3年後にはもう週刊現代で手術回数が1位に載るような、そういう病院にしたいとかというような答弁をいただきたかったんですけれども、それは無理でしょうから、これで結構です。ありがとうございました。 513 ◯主査(伊藤康平君) ほかにございますか。では、田畑副主査。 514 ◯副主査(田畑直子君) 済みません。最後に一括で2点ほど聞かせていただきたいと思います。  1点目は、人材育成についてです。  先日、斎藤病院事業管理者に少しお話を伺う機会を得まして、その中で、重要な点の一つとして、市立病院の将来ビジョンを見据えた人材育成が重要というお話をいただきました。医師の先生方の存在は、当然のことながら、その後のお話の中で、看護師さんの重要性ということもお話をいただいたことから、今回、看護師の方々の人材育成について、先ほど近藤委員がお話しされた教育という別の観点で、何か取り組まれていることがあるか、成果や課題についてどのような御認識か、お聞かせください。これが1点目です。  2点目は、先ほど川村委員のほうからも少しお話がありましたけれども、地域連携室と市立病院の役割についてお伺いできればと思います。  急性期医療としての御尽力とあわせて、地域医療連携室の御尽力、お取り組みが、保健福祉部局を初めとした本庁部局からも高い評価を聞いております。その中で、成果と課題があれば、お聞かせください。  あわせて、地域包括ケアシステムの構築、あるいは高齢化という日本社会の課題の中で、権限は県ではあるんですけれども、政令市においても、それぞれ医療分野の取り組み、役割がふえてきているように思いまして、政令市の中でも医療政策に積極的に取り組んでいる自治体が多くあります。この中で、大きく傾向として見られるのが、やはり市立病院さんの役割が重要で、重要な部分を担っているというような認識があります。例とすると、岡山市や新潟市さんなんかの取り組みを参考にさせていただいているんですが、先生方として、今後このような社会背景の中で、市立病院の役割ということをどのようにお考えであるか、この2点お聞かせいただければと思います。  以上です。 515 ◯主査(伊藤康平君) 答弁願います。では、青葉病院看護部長。 516 ◯青葉病院看護部長 よろしくお願いします。  先ほどもお伝えいたしましたが、やはり医療の質、看護の質を向上するのは教育にほかならないというふうに考えております。そのために、教育のほうを重点で今行っている段階です。ナースの対象によって、それぞれの研修の計画を立てておりますが、その中にも、また専門性が発揮されるようにということで、院外研修のほうも積極的に参加させております。実際には、今課題としては、研修に参加して、それが実践に結びつくかというところが、今課題になっております。そこで、青葉病院では、今年度、院内認定資格制度を取り入れて、専門性をより発揮できる者が院内の中でモデルナースとしてなっていけるように、今、検討しているところです。  あと、人材をいかに育成するかというのは、マネジメントの調整が必要かということなので、主任以上の管理能力を高めていこうというふうに、今取り組んでおります。幸いに、認定看護師、専門看護師のほうが徐々にふえてきております。今現在においては、認定の看護師12名、管理者1名を入れまして12名、あとは専門看護師として、予備候補生ですね、大学院を卒業した方が2人おります。そういう方たちを中心に、これからより質の高いものをやっていこうというふうに思います。やはり看護師が現場の中で調整をしていくことによって、患者さんにとって安心していけるんじゃないかと。あと、医療、看護に精通した者がいることによって、そこら辺が回っていくのではないかというふうに考えて、今取り組んでいるところです。 517 ◯主査(伊藤康平君) 続いて、では、海浜病院看護部長。 518 ◯海浜病院看護部長 海浜病院の看護部長の久保です。  青葉病院の看護部長と同じなんですが、今年度、千葉市病院局で人材育成方針・人材育成計画というのが、両病院共通で病院局でつくっていただいて、それをもとにして、それぞれの病院がまた下位の段階で教育ラダーをやっています。  先ほども青葉病院の久保部長が言ったとおり、やはり病院の中で多職種共同で働くには、フロントラインの師長である、その管理能力とかマネジメント能力が一番大事だと思っているので、昨年度からマネジメントラダーという段階別教育を行っていまして、管理能力を育成して、主任にさせる人、あと師長にさせる人というのを段階別に、中堅以上の人たちの教育をさせています。  以上です。 519 ◯主査(伊藤康平君) では、海浜病院長。 520 ◯海浜病院長 今後の公的病院としての使命、役割ですが、青葉病院と海浜病院では、役割はもちろん違うと思います。海浜病院に関しましては、少子・高齢化の中で少子をしっかり支えていく、守っていく、そういった意味で、いわゆる周産期医療が非常に海浜病院の大事な役割であるというふうに認識しています。また、高齢に関しては、地域、高齢者は非常に人口が多いですが、海浜病院の周りには総合病院がございません。そういった意味で、美浜地区、幕張地区において、海浜病院の役割は非常に大きい。それをしっかりと地域の皆さんに御評価いただけるような高齢者医療、成人医療を救急も含めてやっていきたいというふうに思っております。ですので、どちらかというと、高度急性期から急性期の病院であるというふうに考えております。 521 ◯主査(伊藤康平君) では、青葉病院長。 522 ◯青葉病院長 青葉病院としましては、やはり救急をメーンにやっておりますので、非常に競争の厳しい場所でありますけれども、特に夜間、行き場のない救急車をうちで拾い上げて治療をするといったように、先ほどどなたか委員の方からもお話がありましたが、最後のとりでとなるような救急の病院として、急性期を維持していきたいと思っております。それで、どうしても病床が回らなくなったときに、改めて中間的な病棟を考えるということで、今のところは具体的には考えていない状況です。  あと、もう一点、地域連携室の機能ということでしたけれども、先ほどちょっとお話ししましたけど、大きく分けて二つありまして、一つは開業医の先生方との連携ということで、開業医の先生方を含めての連携のカンファレンスを年に12回やっております。また、折に触れて病院の広報紙等を開業医の先生方にお配りして、病院の現状を説明しております。  もう一点は、在院日数の調節という側面で、御存じのとおり、急性期病院はDPCということで、在院日数によって病院がいただくお金が決まってきますので、やはり適正なときに退院、あるいは転院していただかないといけないということで、その調整をうまくするのが地域連携室ということで、いろいろな仕事をしております。 523 ◯主査(伊藤康平君) では、青葉病院事務長。 524 ◯青葉病院事務長 青葉病院の神崎でございます。  地域連携室の実績でございますけども、平成22年度で相談件数が約1万4,000件ありました。昨年度の相談件数は、約4万3,000件と、この4年間で約3倍ぐらいに膨らんでおります。また、患者さんの数も5,000人を超える相談件数を受けております。  そのうちの主な相談内容というのは、先ほど院長も申しましたが、転院とか施設への入所の相談等が一番多く、1万8,000件ぐらいあります。ということで、地域の病院の先生方とのほうの連携をとりながら、また、地域連携支援病院として、4月から地域連携チームになりましたので、それも含めまして、当院の院長、それから地域連携室長、外科部長、私も含めまして、みんなでできる限り地域の先生方にお顔の見える連携ということで、4月から130件ぐらいの医院を緑区から含めまして、美浜区を回らせてもらっております。以上、そういう実績をしながら、地域に信頼される病院を今後もつくっていきたいというふうに考えております。  また、地域包括ケアシステムについてですけども、これは本庁の1階にあります地域包括ケア推進課の富田課長のほうと相談しながら、今後進めていきたいと考えております。  以上でございます。 525 ◯主査(伊藤康平君) では、田畑副主査。 526 ◯副主査(田畑直子君) 種々ありがとうございました。十分に理解をさせていただきました。病院長、それから看護部長などと直接お話しできる機会が少ないので、やはり現場で一番市民の命にかかわられている方から直接のお話をいただくことの重みを感じた次第であります。  人材育成については、離職率が低いということからしても、働きがいのある環境と、それから教育に取り組んでおられることを再確認した次第であります。  そして、病院としても、急性期医療としての安心ということが市民にとっては一番ですので、その使命を十分に果たしていただいていることを十分に理解したとともに、やはり千葉市内、二次医療圏を組む千葉市として、私たち市民側としては、この実績を踏まえて、先生方にイニシアチブをとって、ネットワークづくりであるとか、それからまた行政、私たちに医療の分野について教えていただきながら、高齢化を安心して迎えられる千葉市にしていきたいと考えております。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 527 ◯主査(伊藤康平君) ほかに御質疑はございますか。                [「なし」と呼ぶ者あり] 528 ◯主査(伊藤康平君) 御質疑等がなければ、以上で病院局所管の審査を終わります。  病院局の皆様は御退室願います。御苦労さまでした。                  [病院局退室]                 指摘要望事項の協議 529 ◯主査(伊藤康平君) それでは、消防局及び病院局所管について、指摘要望事項の有無、また、ある場合はその項目について、御意見をお願いいたします。  初めに、消防局についてはいかがでしょうか。福永委員。 530 ◯委員(福永 洋君) ヘリコプターの活用と、それから何か聞いていますと、病院の到着時間の救急車の点がありましたので、その二つぐらいかなと思いますが、あとは正副にお任せをいたします。 531 ◯主査(伊藤康平君) ほかにございますか。                [「なし」と呼ぶ者あり] 532 ◯主査(伊藤康平君) よろしいですか。  では、続いて、病院局についてはいかがですか。福永委員。 533 ◯委員(福永 洋君) これは、出された例の血管外科の問題について、いろんな意見が出たので、その辺はひとつ、これはちょっと出さないとまずいんじゃないかな。これは、出るかどうかという以前の問題として、病院局の審査をしたとき、これを抜きにはちょっと語れないので、ここは何とかひとつお願いしたい。あとは正副にお任せをいたします。終わります。 534 ◯主査(伊藤康平君) 要望をいただきました。近藤委員。 535 ◯委員(近藤千鶴子君) 今まで指摘要望事項は、ほとんど保健福祉局と、それから病院局に偏っているんです、この委員会の指摘要望事項が。ですから、ここら辺で消防局のを一つ入れたほうがいいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)あとは、正副主査にお任せいたします。 536 ◯主査(伊藤康平君) では、三瓶委員。 537 ◯委員(三瓶輝枝君) 私としては、やはり順調に看護師さんの確保が進められてきております。そういった意味で、その体制を維持すべく奮闘してもらいたいということも入れてもいいのではないかと思います。  以上です。 538 ◯主査(伊藤康平君) ほかに。(「お任せしますよ」と呼ぶ者あり)よろしいですか。                [「はい」と呼ぶ者あり] 539 ◯主査(伊藤康平君) それでは、ただいまの御意見を踏まえて、正副主査において、消防局、病院局所管の指摘要望事項の案文を作成させていただき、9月27日の火曜日の本会議散会後に開催される分科会において御検討をお願いいたします。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  次回は、9月27日火曜日の本会議散会後に保健消防分科会を開きます。  本日は、これをもって散会といたします。御苦労さまでした。
                     午後3時7分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...