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  1. 千葉市議会 2015-02-24
    平成27年予算審査特別委員会総務分科会 本文 開催日: 2015-02-24


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時0分開議 ◯主査(松坂吉則君) それでは、定刻になりましたので、始めさせていただきます。  おはようございます。  ただいまから予算審査特別委員会総務分科会を開きます。  本日の審査日程につきましては、お手元に配付のとおり、まず、総務局及び行政委員会等の所管の審査を行った後、指摘要望事項の協議を行いたいと思います。                  総務局所管審査 2 ◯主査(松坂吉則君) これより、平成27年度当初予算議案の審査を行います。  初めに、総務局所管について説明をお願いいたしますが、説明に当たっては、初めに、昨年の予算・決算審査特別委員会における指摘要望事項に対する措置状況について御報告いただき、続いて、平成27年度の当初予算議案について説明をお願いいたします。また、時間の都合上、指摘要望事項の読み上げは省略していただいて結構ですので、簡潔に御報告をお願いいたします。  それでは、お願いいたします。総務局長。 3 ◯総務局長 総務局でございます。どうぞよろしくお願いいたします。座って説明をさせていただきます。  初めに、指摘要望事項に対する措置状況について御説明を申し上げます。  報告書の23ページをお願いいたします。  平成26年第3回定例会の決算審査特別委員会におきまして、防災対策に係る指摘要望事項がございましたので、その措置状況について御報告いたします。  まず、1、危険箇所の把握と被害想定の検討についてですが、まず、(1)の水害につきましては、過去の台風等により、甚大な被害が出た地域における避難勧告等の発令基準や各所管の対応内容などを定めた詳細な行動マニュアルを平成25年6月に作成いたしました。  (2)の土砂災害につきましては、平成26年9月から、ホームページなどで、土砂災害のおそれがある箇所や日ごろからの備えなどについて広く周知するとともに、同年10月には被害想定区域の住民に対し啓発文を戸別配布し、注意を促しました。また、新たに土砂災害警戒区域などに指定される区域につきましては、ハザードマップを作成し、避難行動等の周知を図ってまいります。  次に、2番の防災意識の向上についてですが、まず、(1)の自主防災組織の結成促進といたしましては、地域の防災力の向上を図るため、未結成自治会に案内文を送付するとともに、避難所運営委員会などで結成の働きかけを行うほか、市政だよりやホームページでも結成促進を呼びかけておりまして、今年度は12月末現在で新たに13の自主防災組織が設立されたところでございます。平成27年度も引き続き、自主防災組織の結成促進に努めてまいりますとともに、防災資機材購入のための再助成を新たに行うことといたします。また、防災、減災に必要な知識や技術を持ったリーダーを養成する防災ライセンス講座等を開催いたします。組織の育成及びリーダーの養成に関する具体的な内容につきましては、記載のとおりでございます。  次に、3番、多様な視点を取り入れた被災者支援策についてですが、男女共同参画の視点を取り入れる部会の開催といたしましては、今年度は部会を2回、5月と8月に開催し、避難所の開設、運営や防災ライセンス制度について検討を行いました。24ページになりますけれども、その検討結果に基づきまして、避難所開設・運営の手引きを修正するとともに、防災ライセンス講座の開催方法、内容につきまして反映をさせたところでございます。平成27年度も引き続き、部会を開催し、男女共同参画の視点を取り入れた防災対策の推進を図ってまいります。  また、(2)のリーダーの養成につきましては、今年度から、女性や子供に配慮した避難所運営や女性用備蓄品の整備の考え方などの多様な視点をカリキュラムに取り入れた防災ライセンス講座を実施しておりまして、この中で、女性が受講しやすい日程を設けるなど、女性の参加を促し、リーダーの養成を図っているところでございます。今年度は3回実施いたしましたが、平成27年度は6回の実施を予定しております。
     (3)の防災備蓄品の整備につきましては、発災から3日分を目標に、今後、5年計画で段階的に備蓄を増強するとともに、おかゆや生理用品など、女性や高齢者、障害者に配慮した備蓄品の整備に努めてまいります。避難者1人当たりで1日2食分から3日6食分に拡充するとともに、備蓄倉庫を30カ所整備いたします。  指摘要望事項に対する措置状況の報告は、以上でございます。  続きまして、総務局の平成27年度当初予算案について御説明いたします。  分科会説明資料の3ページをお願いいたします。  初めに、1の基本的な考え方でございます。  総務局では、職員の資質の向上や労働環境の改善を図るとともに、業務プロセス改革等により、さらなる効率的な行政運営を推進するほか、東日本大震災の教訓を踏まえ、危機管理・防災対策の一層の強化を図ることで、市民福祉のさらなる向上を目指してまいります。  重点施策といたしましては、市長公室におきましては国際化の推進、危機管理におきましては危機管理・防災対策の強化、総務部におきましては事務事業の執行の適正化及び人材の育成、情報経営部におきましては行政改革及び情報化の推進に力を入れて取り組んでいるところでございます。  次に、2番の予算額の概要でございます。  総務局は、全て一般会計でございまして、総額は、表の一番左の上段になりますが、416億1,100万円でございます。前年度と比較いたしまして5億900万円、1.2%の増となっております。この内訳といたしまして、表の左側の2段目の給与費ですが、市長部局の一般会計の給与費として373億1,800万円で、前年度比1億7,600万円、0.5%の増となっております。この主な理由といたしましては、給与改定や職員数の増によるものでございます。  次に、表の左側の3段目の事業費ですが、42億9,300万円で、前年度に対し3億3,200万円、8.4%の増となっております。この主な理由といたしましては、社会保障・税番号制度への対応に伴う各種システムの整備によるものでございます。  表の右側に記載しております歳入の主なものにつきましては、生活習慣病予防検査料収入といたしまして1,200万円、職員を派遣しております被災地を中心とした自治体からの給与費負担金収入として1億1,200万円、さらに、都市防災体制整備事業債として1,100万円を見込んでおります。  続きまして、4ページをお願いいたします。  3の重点事業でございます。  初めに、市長公室ですが、まず、(1)国際交流ボランティア育成70万円ですが、東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けまして国際交流ボランティアを育成するため、通訳ボランティアスキルアップ講座を開催するものでございます。  次に、(2)姉妹・友好都市交流970万円ですが、姉妹都市提携45周年を迎えるアスンシオン市及びノースバンクーバー市から公式訪問団を受け入れるとともに、ケソン市及びミャンマー、ヤンゴン市を公式訪問するものでございます。また、ノースバンクーバー市等との青少年交流事業におきまして、派遣受け入れ人数を増員するほか、各種交流事業を推進してまいります。  続きまして、危機管理でございます。  (1)の危機管理対策900万円ですが、大規模災害時に他の地方公共団体等からの応援を円滑に受けられるよう、災害時受援計画を策定するとともに、帰宅困難者用備蓄品の整備を行うなど、危機管理対策を推進するものでございます。  次に、(2)防災備蓄品の整備8,620万円ですが、災害時に最低限必要な食料として、アルファ米やクラッカー、飲料水を整備するとともに、避難所用の資機材、備蓄倉庫などを整備するほか、マンホールトイレの実施設計を行うものでございます。  次に、(3)自主防災組織の結成促進2,290万円ですが、地域の防災力の向上を図るため、自主防災組織の設置助成、活動助成及び資機材購入に対する助成を行うとともに、特に資機材購入助成につきましては、助成額が上限に達して5年を経過した自主防災組織に対しまして、新たに再助成を行うものでございます。また、防災、減災に必要な知識、技術を持ったリーダーを養成するため、防災ライセンス講座等を実施いたします。  5ページをお願いいたします。  (4)防災行政無線の整備・改修1,000万円ですが、地域防災無線、いわゆる災害時に公衆通信回線がつながらない場合に、避難所や防災関係機関との通信を確保する手段の一つとして整備する無線機についてですが、安定した通信を確保するため、非常固定空中線を10カ所増設するものでございます。  続きまして、総務部でございます。  (1)の職員研修4,970万円ですが、人材育成活用方針に基づき、職務の遂行に必要な能力を養成するため、各種職員研修を推進するものでございます。主な拡充内容といたしまして、派遣研修における外部研修機関への派遣者数を拡大したほか、自主研修について、職員が先進的自治体の取り組みを視察し、調査研究を行う課題研修を新設するものでございます。  続きまして、情報経営部でございます。  まず、(1)業務プロセス改革の推進は、本年度分として780万円、ほかに、債務負担行為として31億4,700万円ですが、区役所窓口改革といたしまして、ライフイベントに関連する手続をできるだけ一つの窓口で行える総合窓口、定型的な業務を集中して処理する事務センターの開設準備を行うものでございます。また、内部事務の効率化を図るため、庶務事務システム及び内部管理システムの開発、保守を行います。  次に、(2)社会保障・税番号制度への対応ですが、本年度分といたしまして2億4,600万円、そのほか、債務負担行為として2億8,800万円ですが、番号制度の施行に向けて、国の指針に基づき、特定個人情報保護評価を行うとともに、法律に基づく情報連携に対応するため、業務共通システムの整備等を行うものでございます。  最後に、(3)住民情報系システムの再構築は、本年度分として7億4,700万円、ほかに、債務負担行為として53億7,400万円ですが、第1期の介護保険システムの運用、保守を行うとともに、第2期及び第3期の福祉、住民記録、国民健康保険の各システムについて開発、保守を行うものでございます。  説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 4 ◯主査(松坂吉則君) はい、よろしいですか。  それでは、これより質疑をお願いいたしますが、きのうも同じことを申し上げましたので、一問一答か一括か、最初に述べていただきたいと思います。あと、意見、要望を含め、45分でございます。10分前になったらベルを鳴らしますので、発言をまとめていただきたいというふうに思います。予算審査であることを十分に踏まえて、局内の発言でお願いいたします。それでは、どうぞ。ないですか。三ツ井委員。 5 ◯委員(三ツ井美和香君) 一問一答でお願いいたします。  初めに、国際交流ボランティア育成についてお伺いいたします。  通訳ボランティアスキルアップ講座の開催については、どのように周知し、どのように募集するのか。また、年齢層について、お考えはあるのか、お伺いいたします。 6 ◯主査(松坂吉則君) どうぞ、市長公室長。 7 ◯市長公室長 講座の周知なんですけれども、これはやはり市政だよりですとか、あるいはホームページなどを通じて発信をして、周知、募集してまいりたいというふうに考えております。  募集する年齢層につきましては、特に想定をしておりませんので、幅広い方に御協力をいただければというふうに考えております。 8 ◯主査(松坂吉則君) 三ツ井委員。 9 ◯委員(三ツ井美和香君) 了解しました。  ボランティアには、東京オリンピック・パラリンピックのどのような場面での仕事を期待しているのか、お伺いいたします。 10 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 11 ◯市長公室長 具体的な場面というのは、これからいろいろ調整をしたり、あるいは実践を積む中で考えてまいりたいというふうに思いますけれども、例えば、海外からの選手が千葉市を訪れたときに、千葉市の観光地を御紹介したりですとか、あるいは何か宿舎での必要な場面でアシストをするですとか、そういったことが想定されるのではないかというふうに考えております。 12 ◯主査(松坂吉則君) どうぞ、三ツ井委員。 13 ◯委員(三ツ井美和香君) 了解いたしました。  続きまして、姉妹・友好都市交流についてお伺いいたします。  ケソン市及びヤンゴン市への公式訪問の時期は、いつごろなのか、お伺いいたします。 14 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 15 ◯市長公室長 これから先方の都市との調整になりますけれども、10月の中旬から下旬を想定しております。 16 ◯主査(松坂吉則君) 三ツ井委員。 17 ◯委員(三ツ井美和香君) ヤンゴン市にはどのような交流、例えば文化、経済等を期待するのか、お伺いいたします。 18 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 19 ◯市長公室長 ヤンゴン市とは幅広い交流ができるのではないかというふうに、その可能性に期待しているところなんですけれども、具体的には双方の都市にメリットのあるような交流を目指していかなければいけないというふうに考えておりまして、例えば、ヤンゴンのほうでは水道や下水、あるいは環境問題などのインフラの部分が脆弱だと聞いておりますので、そういった部分に千葉市の技術で協力することで、例えば、市内の企業が技術を移転させて、向こうでの事業展開に結びつくような、そういう交流ですとか、あるいは市民レベルで申し上げますと、研修生の受け入れですとか、あるいはオオガハスの移植もしておりますので、そういった部分の交流ですとか、あるいは文化交流ですとか、さまざまな交流が、親日的という国民性もありますので、期待できるというふうに考えております。 20 ◯主査(松坂吉則君) 三ツ井委員。 21 ◯委員(三ツ井美和香君) 了解しました。  発展目覚ましいヤンゴン市を中心としたミャンマーには、まだまだ可能性があり、さまざまな企業も進出しており、今後も期待されるところであります。日本人墓地にはオオガハスも贈呈されたと聞いており、姉妹・友好都市を目指し、交流を深めていただくことを要望いたします。  続きまして、自主防災組織についてお伺いいたします。  防災ライセンス講座は、どのような会場で、どのくらいの頻度で開催するのか、お伺いいたします。 22 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 23 ◯危機管理監 新年度につきましては、正庁、本庁舎の8階で開催を予定しておりまして、合計6回ほど実施したいと、こういうふうに考えております。 24 ◯主査(松坂吉則君) どうぞ、三ツ井委員。 25 ◯委員(三ツ井美和香君) 了解しました。  研修講座に参加する人の年齢層は、どのくらいと考えているのか、お伺いいたします。 26 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 27 ◯危機管理監 年齢については、特段、我々のほうでこういう年齢というのはないんですけれども、応募状況等を見ますと、やはりもう既に仕事をリタイヤした方とかというような高齢の方が多うございます。  以上です。 28 ◯主査(松坂吉則君) 三ツ井委員。 29 ◯委員(三ツ井美和香君) 了解しました。自治会等を中心に結成された自主防災組織の中で、高齢の方々も多いと聞いておりますが、ぜひ若年層が自主防災組織の中で活躍することを望むところであります。  続きまして、職員研修についてお伺いいたします。  派遣研修での外部派遣については、どのような職場に派遣されているのか、また、その効果は。自主研修は、どのような課題を持って当たっているのか、お伺いいたします。 30 ◯主査(松坂吉則君) 人材育成課長。 31 ◯人材育成課長 人材育成課でございます。  派遣研修につきましては、自治大学校ですとか、市町村アカデミーなど、高度で専門的な研修を行うところでございまして、そちらのほうに送るということは、やはり専門的な学習ができること、また、それと同時に、他都市等の職員との交流も深められるというところが目的になっております。  また、自主研修につきましては、さまざまなメニューがございまして、資格取得支援ですとか、また、夜間講座などで、そのときそのときに一番タイムリーな話題で職員自らが研修に挑めるというところの効果があります。  以上でございます。 32 ◯主査(松坂吉則君) 三ツ井委員。 33 ◯委員(三ツ井美和香君) 了解いたしました。  続きまして、業務プロセス改革の推進についてお伺いします。  区役所窓口改革における人員配置については、どのように考えているのか。市民目線での改革が必要と思いますが、手続の負担軽減や新たなサービスについて、お考えがあれば、お示しください。 34 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 35 ◯情報経営部長 6区役所で総合窓口を設置するわけですけれども、今現在、区役所での申請件数ベースですと、年間328万件ございます。そのうちの128万件程度が、今回、総合窓口の対象になるかなということで、今、考えておりまして、当然、今の窓口よりも窓口の数が、平均しますと、一つの区で3カ所程度窓口をふやさなければいけないなということを考えております。したがいまして、窓口のほうの人員というのは、現在よりも多くなります。一方で、事務センターは1カ所に集約しますので、中央区役所の4階を想定しているんですけれども、ここは職員の委託化という形で、職員の負担軽減を図るような形、要は、職員の数は減るんだろうというふうに考えております。 36 ◯主査(松坂吉則君) 三ツ井委員。 37 ◯委員(三ツ井美和香君) 了解しました。  業務プロセス改革に対して、職員の意識は上がってきているのか、お伺いいたします。 38 ◯主査(松坂吉則君) どうぞ。情報経営部長。 39 ◯情報経営部長 それぞれ内部事務にしろ、庶務事務にしろ、これも、区役所窓口もそうなんですけれども、ワーキンググループをつくって、それぞれ実務をやっている方々の意見を聞きながら改革をしております。したがいまして、今、実務をやっている方、ワーキンググループに参加されている方の意識というのは変わってきていますけれども、全庁的な意識改革に関しましては、今後、しっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。 40 ◯主査(松坂吉則君) 三ツ井委員。 41 ◯委員(三ツ井美和香君) 市民目線、市民の意見も大切ですが、多くの職員の意見を取り入れることにより、職員の意識も変わっていくと思いますので、今後もさまざまな要素を取り入れた業務プロセス改革を推進していただきますよう要望いたします。  質問は、以上です。 42 ◯主査(松坂吉則君) ほかに。なければ終わりにしちゃいますよ。ちゃんと手を挙げてください、わからないので。いや、ちょっと、ここでやる方がおられれば、手を挙げてくれますか。はい、わかりました。じゃ、前からいきます。岡田委員、お願いします。 43 ◯委員(岡田 慎君) 一問一答でお願いいたします。  まず、行政改革について伺いたいんですけれども、来年度から今までの行政改革推進プランを見直して、行政改革推進指針というのを策定するということですけれども、こちらのほうの特徴というのをちょっとお聞かせください。 44 ◯主査(松坂吉則君) どうぞ、情報経営部長。 45 ◯情報経営部長 一つは、今までやはりプランという形で計画期間をつくって、行政改革のプランをつくってきたんですけれども、今回、一つの指針という形にしておりまして、特に特徴的なのは、局単位で行政資源の見える化を行った上で、コスト意識と経営感覚を持って、より効果的な行革を推進していこうということでございます。したがいまして、戦略シートという形で、平成27年度から見える化に取り組んで、28年度から局のマネジメントを強化した行革を推進していこうというのが大きな特徴点でございます。 46 ◯主査(松坂吉則君) 岡田委員。 47 ◯委員(岡田 慎君) 新聞の報道によりますと、全庁横断的に行革を検討し、業務効率化やスケールメリットによりコスト削減・縮減を図っていくということですけれども、全庁横断的に行うということであれば、今まで総合政策局のほうで、行革推進課でしたっけ、ありましたけれども、そちらのほうが組織のあり方としてはよろしいのではないかと思いますけれども、その辺についてはどうなんでしょうか。 48 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 49 ◯情報経営部長 一つは、今現在も取り組んでいる、今年度から取り組んでいるんですけれども、行革チームというものを設置いたしまして、これは、財政局と総合政策局あるいは我々業務改革が中心になって、職員の公募を行った上で、あるテーマについて検討していただくということ、全庁横断的な取り組みをやっております。したがいまして、局の中で見直しが終結するものであれば、局長のマネジメントの強化という点でいくんですけれども、全庁横断的にまたがるものについては、3局が中心になったチームをつくった上で推進していきたいということで、現在、進めております。 50 ◯主査(松坂吉則君) 岡田委員。 51 ◯委員(岡田 慎君) その新聞によりますと、行革や財政、人事など、今も御説明ありましたけれども、担当する各課や庁内公募者で構成する行財政改革推進チームをつくって、庁内横断的に検討していくということでございますけれども、そうすると、総合政策局のあり方というのがちょっとよくわからなくなってきてしまっているんですけれども、組織の面として、総合政策局のあり方というのは今後どのようにお考えなのか、ちょっとお伺いします。 52 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 53 ◯情報経営部長 私が答えるのもあれなんですけれども、総合政策局というのは、政策的な判断の調整をしていくという形で、今、本来あるべき姿だというふうに思っておりまして、我々は、行政改革の視点で、行革の切り口で進めていく上では、今、総務局の中に業務改革というものが位置づけられておりますので、その中で進めていきたいということであります。
    54 ◯主査(松坂吉則君) 岡田委員。 55 ◯委員(岡田 慎君) 私としては、かねがね、総合政策局こそ、そういった全庁横断的な行革を行っていくべきだと思っておりまして、行政改革は総合政策局が行うべきだというふうに、組織をもとに戻すべきだと考えております。  続きまして、定員適正化計画について伺います。  平成27年度から平成30年度まで4年間の計画期間として、今、策定中ということでございますけれども、改めて、新しい定員適正化計画の内容についてお聞かせください。 56 ◯主査(松坂吉則君) 総務部長。 57 ◯総務部長 今、策定中の定員適正化計画でございますが、今後、これまでの適正化計画で見直しを行ってまいりましたが、引き続き、管理職等の見直し等を行う部分も含めて見直しを行いますとともに、これから業務増等が考えられます、例えば、生活保護のケースワーカーですとか、あとは、大きなところでは病院ですか、そういった改革に基づく業務増、そういったものも見据えた上で、次期計画の中でプラスマイナスを合わせておおむね100人程度の削減ということで考えて、今、策定のほうを進めております。 58 ◯主査(松坂吉則君) 岡田委員。 59 ◯委員(岡田 慎君) 代表質疑のほうでもありましたけれども、前計画では企業会計、特別会計等を除く普通会計職員を計画の対象としておりましたけれども、新たな計画では消防職員や保育所職員などの配置基準等が定められている部署の職員を対象から除外した上で行っていくということでございますけれども、その趣旨を教えてください。 60 ◯主査(松坂吉則君) 総務部長。 61 ◯総務部長 消防と保育所、あるいはそういった配置基準が決められている業務につきましては、おのずと基準に基づいた配置をしていきますので、削減ということで、こちらが業務を見直した上での削減ということは、なかなか難しいという中で、見直しができる分野の業務を対象として、配置基準で定められている職種、職につきましては対象外とした上で、業務を見据えた上での適正化計画ということで考えております。 62 ◯主査(松坂吉則君) 岡田委員。 63 ◯委員(岡田 慎君) 本来であれば、企業会計、特別会計も含めて、消防職員も保育所職員も全て含めた上で削減をするべきだと思いますけれども、ぜひ削減のほうを進めていただきたいと思いますけれども、この業務プロセス改革や組織の見直し等で100名あたりの純減を目指しているという考えでいらっしゃいますけれども、もう少し具体的に、業務プロセス改革でどれぐらいで、組織の見直しでどれぐらいの削減を考えているのか、お聞かせください。 64 ◯主査(松坂吉則君) 総務部長。 65 ◯総務部長 業務プロセス改革、組織の見直し等で、具体的に細かい……ちょっとお待ちください。 66 ◯主査(松坂吉則君) 人事課長。 67 ◯人事課長 人事課でございます。  具体的には、行政プロセス改革のほうで約10人強ですか、それと、施設の廃止と、それから業務委託、あと区の会計等の見直し等で10人程度、こういった部分で積み上げていって100人程度の削減を目指しているところでございます。 68 ◯主査(松坂吉則君) 岡田委員。 69 ◯委員(岡田 慎君) わかりました。  業務プロセスの改革では、区役所の窓口改革等も進めるということでございますけれども、今、組織として人が足りないところと、改革等を行って余剰人員が出ていくような組織というのは、具体的にそれぞれ三つぐらいずつお聞かせいただきたいんですけれども。 70 ◯主査(松坂吉則君) 人事課長。 71 ◯人事課長 済みません。余剰が出ているというところですか。 72 ◯主査(松坂吉則君) 岡田委員。 73 ◯委員(岡田 慎君) これから改革を行っていくわけですよね。例えば、区役所の窓口改革でしたら、総合窓口を設置したり、事務センターへの集約化を図ったり、セルフ化を実施したりして、要は、職員のマンパワーとしては少なくなるわけですよね。そういったことも含めて、今、こういった改革を行った上で、余剰人員が出てくるような組織と、先ほどちょこっとありましたけれども、病院とかは人が足りないみたいなお話もありましたけれども、そういった中で、それぞれ三つぐらいずつ、上位三つじゃなくてもいいんですけれども、何か思いつく喫緊の問題になっているようなところで挙げていただければと思います。 74 ◯主査(松坂吉則君) 人事課長。 75 ◯人事課長 この時点で具体的な場所を申し上げることは、なかなか難しいんですけれども、組織の統廃合、委託化を全体的には進めていくということで、人員の削減は進めていきたいと考えております。今、この時点で、どこが余剰人員が出ているので、減らす考えということは申し上げることはちょっとできません。申しわけございませんが。 76 ◯主査(松坂吉則君) 岡田委員。 77 ◯委員(岡田 慎君) そうすると、なぜこの100名の純減をするとか言えるのか、ちょっとよくわからないんですけれども、そういう計画性をしっかりやっていただいて、適正化計画、人員の削減も行っていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。  私からは、以上です。 78 ◯主査(松坂吉則君) 蛭田委員。 79 ◯委員(蛭田浩文君) 済みません。よろしくお願いします。  初めに、国際交流ボランティア育成通訳ボランティアスキルアップ講座の開催についてお伺いしたいと思います。  基本的には、先ほども質問が出ましたけれども、要は、外国から来た人に対しての対応ということで、通訳だと思うんですが、何カ国語……一問一答で、済みません。何カ国語を予定しているのか、まず1点目、お聞きします。 80 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 81 ◯市長公室長 英語と中国語とスペイン語の3カ国語になります。 82 ◯主査(松坂吉則君) 蛭田委員。 83 ◯委員(蛭田浩文君) ここには韓国語は入らないんですか。 84 ◯主査(松坂吉則君) 国際交流課長。 85 ◯国際交流課長 国際交流課でございます。  とりあえず3カ国語を当初やらせていただくわけなんですが、これは、考え方は、いわゆる使用している国が多いということ、それから、あとボランティア、現在登録をしておりますが、そのボランティアの数が多いと。この二つの側面から、当初3カ国ということで進めさせていただきたいと思っております。  以上です。 86 ◯主査(松坂吉則君) 蛭田委員。 87 ◯委員(蛭田浩文君) わかりました。ありがとうございます。  いずれにしましても、選手団、今、委員会をつくって、これからこの千葉市に合宿なり等、いろいろな形で誘致をするということで進めているわけで、これが決まらないと、なかなか生かす場所がないというふうに思うので、これはこれでまた別な形で、今、いろいろ取り組んでいるので、ぜひともボランティア協会等々を含めて、いろいろ通訳に対しての対応の仕方というんですか、おもてなしというか、その辺をぜひ上げていただきたいと思います。  次に、これはまだ2020年ですから、ことしだけではなくて、これから、要は、毎年行っていくという考え方でよろしいのかどうか。 88 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 89 ◯市長公室長 各言語20人ずつということで、毎年60人養成をいたしまして、5カ年間かけまして、年間60人ですから、300人ボランティア通訳を養成するというふうに考えております。 90 ◯主査(松坂吉則君) 蛭田委員。 91 ◯委員(蛭田浩文君) わかりました。ありがとうございます。ぜひともスキルというか、通訳、上げていただきたいと思います。1991年の世界卓球を幕張でやったときには、会場とホテルと宿泊先と、あらゆるところに、それから会場でも外と中とか、いろいろな場所に通訳がいることによって、その対応ができたということもあるので、この人数がどうかというのはありますけれども、やっぱり多くの方に協力していただけるようにしていただければというふうに思います。ありがとうございました。  次に、危機管理のほうをお伺いさせてください。  いろいろ災害時の避難とか、それから備蓄、それから自主防災と、いろいろな形で市民の安全・安心のために取り組んでいただいて、本当にありがとうございます。  防災備蓄の中で、食料については3日分を目標ということで、今、5年計画で進めていくわけなんですけれども、その下に避難所用資機材ということで、これは、要は、この5年計画でいく数量というふうに把握してよろしいのか、それとも平成27年度の1年間で一応これだけ用意するという考えなのか、どちらかを。 92 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 93 ◯危機管理監 整備目標は、また別に定めておりますけれども、記載の数量は、平成27年度分の目標数値でございます。 94 ◯主査(松坂吉則君) 蛭田委員。 95 ◯委員(蛭田浩文君) ありがとうございます。  ということは、これも何か継続的に毎年、要は、市内全体を網羅するには、これでいくと、例えば、何年かければ市内全体を網羅できるようになっているかというところを。 96 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 97 ◯危機管理監 計画では、発災から3日間を目標にしております。それで、現在の被害想定ですと、約19万5,000人の方が避難されるというようなことで、この3日分ということで、延べ48万7,000人分の食料とか備蓄をしたいということで、5年間で達成をしていきたいということで、平成26年度から30年度までの間で目標を達成していきたいと、こういうふうに考えています。 98 ◯主査(松坂吉則君) 蛭田委員。 99 ◯委員(蛭田浩文君) ありがとうございました。そうすると、48万人ですから、市民の半分というか、網羅できるということで、ぜひとも、非常に予算というか、厳しい中ですけれども、進めていただきたいと思います。  それから、次に、自主防災のほうですけれども、4年前に議員になって、そのときに東日本大震災があったわけなんですけれども、組織率という部分では、今、どういう傾向にあるか教えてください。 100 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 101 ◯危機管理監 現在、自主防災組織につきましては、986の組織が立ち上がっております。組織率といたしますと、65.2%ということで、まだまだということで、現在も力をこの辺に注力して、結成に向け努めているところでございます。 102 ◯主査(松坂吉則君) 蛭田委員。 103 ◯委員(蛭田浩文君) 65.2%ということは、ちょっと下がっているというのか、捉え方の分母、あれが多分違うと思うので、一概にはあれなんですけれども、まだまだ広めなきゃいけないなというふうに思うんですけれども。  次に、5年を経過した自治会というか、組織には再度、更新というんですか、するということなんですけれども、どのぐらいの組織があるんですかね。 104 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 105 ◯危機管理監 補助額を、限度額を使い切ってしまったという団体数ですけれども、現在137ほどございます。そのうち、使い切ってから5年たって、それから過去3年間のうちに2年間は活動があるというような縛りをかけておりますけれども、そういった団体は59組織ございます。これを一気にというと、ちょっと経費的にもいきませんものですから、3年ぐらいをかけて徐々に助成をしていきたいと、こういうふうに考えております。 106 ◯主査(松坂吉則君) 蛭田委員。 107 ◯委員(蛭田浩文君) ありがとうございました。なかなか一気に、市民の安全・安心のためには資機材なり、あれをできればいいんですけれども、やっぱりそうはいかないというのが現実だと思います。ぜひとも着実な機材の配置を進めていただければというふうに思います。  私からは、以上です。 108 ◯主査(松坂吉則君) はい。次、湯浅委員。 109 ◯委員(湯浅美和子君) ありがとうございます。では、何点か、一問一答でお伺いさせていただきます。  まず、今の引き続きなんですけれども、防災関係なんですが、自主防災組織、組織率が先ほどの御答弁で65.2%、数は低いかどうか、判断に苦しむ微妙な数だと思うんですけれども、ただ、その中にも、今、さっきおっしゃっていたように、補助金を使い切るであるとか、活動がきちんと継続されている団体というのがそうそうあるわけではないようですね。そのあたり、活動しているところはいいんですけれども、活動がなかなか盛んではないとか、組織はあるんだけれども、活動していないというところへの対応というのか、活動しているところをどんどん支援していく、それも大事なんですけれども、なかなか何をしたらいいのかわからないというふうな声も聞きますので、そういったところへの何か手立てというのか、そのようなものは考えておられるんでしょうか。 110 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 111 ◯危機管理監 昨年度の活動実績で申し上げますと、約44%が防災訓練だとか、そういったもので活動しておるんですけれども、なかなか私どものほうから活動してねとか、やってねとかって、なかなか具体的に提示ができないものですから、出前講座とか、そういった機会を捉えて活動のほうを促すような取り組みを、今、しているところでございます。 112 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 113 ◯委員(湯浅美和子君) ありがとうございます。  そういうふうに少しずつでもアプローチをしていかなければ、やっぱりせっかく組織があっても、何か形骸化していたのではもったいないですので、そのあたり、区のくらし安心室でしたか、ああいうところともきちんと連携をとりながら、何を必要とされているのか、そういった活動できない、高齢化であるとか、なかなか集まれないとか、いろんな問題を抱えていらっしゃるかと思いますので、そういったニーズというものを聞いていただいて、それに対応するようなことをしていっていただけたらなと思うんですけれども、その辺、区にも活動を一緒にやっていただかないといけないと思うんですが、そのあたりの連携というのはどんなふうになっていますでしょうか。 114 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 115 ◯危機管理監 自主防災組織の結成率もさることながら、そういった活動も低いわけでございまして、我々としては、区と連携して、マンション管理組合だとか、それから町内自治会の結成されていない地域、こういったところへ啓発文だとか、そういったものを配りながら、協力して地道にやっているんですけれども、なかなか結成にはそんなに多くいかないというのが現状でございまして、引き続き区と連携を強化して、結成促進だとか活動、こういったものに取り組んでまいりたいというふうに考えております。 116 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 117 ◯委員(湯浅美和子君) 地道なことになるかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。  引き続き、危機管理のほうなんですけれども、危機管理だったっけ、多様な視点を取り入れた被災者支援策についてということが、昨年の決算審査特別委員会の指摘要望事項の中で出ておりましたけれども、その中で、昨年からでしたか、女性の視点を取り入れた、防災会議の下部組織に、委員会というものがつくられまして、何度かいろいろ会議もされているようでして、私も最初のころは傍聴に行けたんですけれども、その後が行けていないんですけれども、実際そこの会議の中で出てきたこと、成果ですけれども、成果はどのような感じで、今回、計画見直しなんかが行われていますけれども、生かされたのかというのはどうでしょうか。 118 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 119 ◯危機管理監 男女共同参画の視点を取り入れる部会というのを防災会議の下に設置をいたしました。この委員は9名ということで、男性が2人、あとは全部女性というような構成になるんですけれども、その中で避難所の運営というようなことで、いろいろ東日本大震災以降、女性に対する差別みたいのがありまして、そういったものが問題になっているということで、主に避難所のマニュアルづくり、こういったものに男女共同参画の視点を取り入れて、マニュアルの改正を実施して、もう一つは、ライセンス講座でございますけれども、カリキュラムを見直しまして、男女の共同の視点を取り入れるカリキュラムを入れたり、やはり女性の参加というと、土日は参加しづらいというようなことがございましたので、平日に開催して、今年度については、応募312人ほど、実際に来た方は260人ぐらいなんですけれども、多くの女性の方も見えられたというような状況です。 120 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 121 ◯委員(湯浅美和子君) ありがとうございます。  その中の委員の方に、たしか議会でも講師になっていただいて、いろいろお話を伺って、非常に好評であったというふうに私は感じているんですけれども、そういった新しい視点というのか、これまで余り気づかなかったところを盛り込んでいただけたというのは非常に成果があったかと思うんですけれども、この部会というのは、次年度に向けては、どのようなことをされていくんでしょうか。 122 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 123 ◯危機管理監 今年度、見直しをしたものを検証していただくというようなことで、実際に避難所運営訓練だとか、こういったものをやっていただいて、そういった見直しをしたものの検証をして、それをまた部会に上げて、さらなる見直しをかけていきたいと、こういうふうに考えております。 124 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 125 ◯委員(湯浅美和子君) ありがとうございます。  男女共同参画の視点を取り入れていただきたいというのは、私どもが、いろいろなところからそういった要望が出ていて、それを受けて、こういった部会をつくっていただけたということは評価をしたいなと思っているんですけれども、ただ、ライセンス講座のマニュアルに関しても、いろんな、本当に御意見が出たかというふうに思いますので、今後ともそういうふうなことをしなやかに受け入れながら、やっていただけたらなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  そして、次ですけれども、また危機管理のところなんですけれども、帰宅困難者の備蓄品の整備というのが拡充ということになっているんですね。帰宅困難者の扱いというようなことに関しては、考え方も、昔からいうと、わっと変わってきたところもあります。今は、とにかくすぐは帰らないでいいよとか、そういうのがだんだんと徹底してきているかと思うんですけれども、この備蓄品に関しては、市としては、どういう対応をされているんでしょうか。というのも、それぞれの現場に残るということが、現場というのか、今いる、自分が仕事場に残るとかということもメーンとしてあるかなと思うんですけれども、市としては、これはどういう整備ということをやっておられるのか、ちょっとその内容を教えていただけますでしょうか。 126 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 127 ◯危機管理監 一時滞在施設は、現在、市のほうでは3施設を指定しております。それで、人数的には2,000人分ということで、備蓄については、食料、飲料水、アルミ毛布、それから簡易トイレというようなことで、これは、今現在、2,000人分の1晩分なんですね。それを今回の平成27年度予算では一つ施設をふやしまして、4施設で2,500人分ということと、備蓄量については、1晩分を1日分に増強するというようなことで、今、取り組んでいるところです。 128 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 129 ◯委員(湯浅美和子君) ありがとうございます。
     もちろん、3施設が4施設になるということで、それも拡充ということではあるんですけれども、ほかのところ、都内なんかを見ておりましても、皆さん、移動しないほうがいいという、災害の状況にもよりますけれども、今あるところが可能であれば、なるべくそこは移動しないで様子を見るということが一つ大事というふうにも言われていますので、都内、区なんかを見てみますと、区から補助を、施設というのか、事業者に出して、そういった形で、そこの事業者それぞれが備蓄をある程度するとかというふうなことをやっているところもあるというふうに聞くんですけれども、そのあたりはどうなんでしょうか。 130 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 131 ◯危機管理監 民間施設を一時避難所として指定する場合、いろいろ問題がございまして、例えば、そこで避難しているときに事故があったときにどうするのかと。これは、昨日もちょっと都内で会議があったんですけれども、どうするのかということで、そういった場合に施設の管理者は責任を逃れられないだろうというようなことで、受け入れるときに、こういう条件ですよ、被災しても責任を負いませんよというような、入り口に張るなり、同意をしてから入れるなりというようなことで、ガイドライン的なものが、今現在、決まりつつありますので、私どもは、それを見て、民間施設への拡充といいますか、拡大、こういったものを進めていきたいというふうに考えています。 132 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 133 ◯委員(湯浅美和子君) ありがとうございます。責任問題とかということを考えると、本当に微妙なところもあるかと思うんですけれども、何か一つのところだけ、一つというのか、幾つか取りまとめていく、センターとして、というのはなかなか厳しいところもあるかと思いますので、民間ともきちんと線引きをしながら協力を求めていくということは、続けていってほしいなというふうに思います。  それでは、次に移りますが、行政改革なんですけれども、先ほどもちょっと御質問が出ておりましたけれども、今回、今までのプランではなくて、指針という形でお出しになったということで、たしかパブコメか何かをとられていませんでしたでしょうか。それで、ちょっと私も気になったところがあったんですけれども、何か意見とか出てきたものがありましたでしょうか。 134 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 135 ◯情報経営部長 今のところ、一件もございません。 136 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 137 ◯委員(湯浅美和子君) わかりました。なかなか、そうですね、これは難しいですから、一般の方に意見を求めるというのもちょっと厳しいところがあるかなというふうに思うんですけれども、今、行革チームをつくって、3局中心で、財政、総務……ごめんなさい。3局でチームをつくってやられているということなんですけれども、全庁横断的に考えていくというのは、とても大事なことだと思うんですが、余りころころ変わられると、何かこっちというか、市民もどこが何をやっているかよくわからないことがありますし、どういう意図でこれとこれが一緒になっちゃったのとかということもわからないことがあるんですね。でも、私たちが見ていても、これは無駄だろうとか、ここの縦割りを何とかしてほしい、ここは一緒にしてほしいとかということがあるんですけれども、そういった意見というのは、お役所内でやっていて不都合だと感じていることと、市民というか、こちらサイドがちょっとこれはと感じること、何かちょっと微妙にずれることもあるかと思うんですけれども、その辺の意見調整とかというのはどんなふうにされていくんでしょうか。 138 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 139 ◯情報経営部長 今のところ、庁内の中でやはり議論していく中で、他市の事例なんかも踏まえて、先進事例なんかも踏まえて、今、研究しているところなんです。今、委員から話がありましたように、外からの目というもの自体は、今のところ、取り入れるということは考えていないんですけれども、議員の皆様からそういう御意見がいただければ、それを含めて協議していきたいというふうに思います。 140 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 141 ◯委員(湯浅美和子君) わかりました。  では、しっかりと私たちも意見を申し上げていきたいと思いますけれども、前からも申し上げているんだけれども、例えば、一つの仕事をするに当たっても、所管しているところがどこかあって、財産を持っているところがどこかあるんだけれども、実際のそこに関する仕事をしているところは別のところとかというところもあるわけですよ。そういうのを見ていると、とっても無駄だから、実際仕事をしているところが見たほうがいいに決まっていると。持っているというよりも、実際そこに当たっている、公園関係なんかですけれども、そういうところもあるわけですよね。そういったところは、それは、そちらのほうでも、例えば、各局に対しても、そんなところはないか、今申し上げたような、実際取り仕切っているのは財政局とか総務局とか、そういうところなんですけれども、各所管の中でも細かいところを見ていくと、縦割りの弊害っていっぱいあるかと思うんですけれども、そういったことを今回洗い出すとか、そういうことはなさっているんでしょうか。 142 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 143 ◯情報経営部長 まさしく、例えば、契約の一元化とか、あるいは、今、お話がございました財産の関係ですけれども、出先の事業所が本当にここが必要なのかどうか、それを統合できないのかどうか、そういうことも一つの視点、項目として掲げて取り組む予定になっております。 144 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 145 ◯委員(湯浅美和子君) では、今後取り組むということですね。それに対して、議員もしっかり意見を言えよというふうな、さっきお話だったかと思いますので、頑張っていきたいと思います。  それにちょっと関係はするんですけれども、業務プロセス改革の推進ということで、先ほどこちらのほうからも取り上げられていて、こちらの窓口の業務が、これはちょっとスリム化というのか、スマートになるような感じはしていまして、一般の方が、窓口に行った方というのは、そうそう混乱はないのかなと思うんですけれども、どっちかというと、混乱は職員の側にあるんじゃないかなとちょっと気になっていたんです。さっきその辺も取り上げられていて、ワーキンググループをつくって、実務者、今、実務をしている方の話を聞きながら話し合いを続けておられるということなんですけれども、なかなかこれ、結構、職員というか、窓口にとってドラスティックな改革かなというふうに思いますので、職員の混乱がないように、その辺をしっかり詰めていただきたいと思うんですが、実務者の方の中から、こういう点は、今回、これをやるに当たっては大事だよとか、気をつけたほうがいいよという話があれば、何か教えていただきたいですし、また、こういったことを実際にもう既に行っている先進市とかがありましたら、教えていただけたらと思います。 146 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 147 ◯情報経営部長 まず、混乱の話ですけれども、非常に我々としても、一番それが大きな課題かなと思っていまして、平成29年1月に総合窓口ができたけれども、さらに時間がかかっちゃった、これは絶対あり得ないことですので、そこは避けるために、次年度の今回の債務負担行為の予算の中に運用要件とマニュアルの作成というものも入ってございます。その中で検討しようと思っているんですけれども、今、実務者の中から出てきている中では、一つ、相談業務に来た場合、窓口の証明書をとるのではなくて、相談業務に来た場合に、コンシェルジュが案内するときに、誰がどこの窓口に案内すればいいのかとか、そういう課題が確かにございます。そこは、次年度の運用要件とマニュアルの中でしっかり詰めていって、混乱がないようにしたいというのと、あわせて、ウエブコンシェル的なもので、自分が今一番近いところに、どこに行ったら手続ができるのかというような、そういうような御案内もできるようなシステムを入れたいなというふうに思っておりまして、しっかり取り組んでいきたいということであります。  あと、先進市ですね。失礼しました。政令市で言いますと、さいたま市、浜松市、大阪市、北九州市が総合窓口を既に設置しております。一番近いところで、四街道市が県内ではやっております。 148 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 149 ◯委員(湯浅美和子君) どうもありがとうございました。  ここでかなりお金はかかるけれども、その後のコストカットにもつながっていくということでは御説明を受けておりますので、その辺しっかりとやっていただきたい。ただ、本当に混乱だけは避けていただきたいということと、そうなってくると、本当に、さっきおっしゃったコンシェルジュというのか、ウエブコンシェルを含めて、その辺の対応が、全く、今ここで言ってもしようがありませんけれども、非常に、余りよくないというふうなことになっておりますので、そこをしっかりとつくっていっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 150 ◯主査(松坂吉則君) では、こっちに行きましょう。伊藤副主査。 151 ◯副主査(伊藤康平君) それでは、一問一答でお願いいたします。  各委員さんのほうから、さまざま御質問がありましたので、私のほうからは何点か確認の意味で御質問させていただきます。  まず、国際交流課、国際交流ボランティアの育成なんですけれども、東京オリンピック・パラリンピックに向けてのということで書いておりますが、その前に、ことしですかね、レッドブルエアレースがありまして、こういったところにもたくさんの外国人の方がお見えになられるかと思いますけれども、ことし行われるレットブルエアレースでの対応では、どういったことをお考えなのか、御意見をお聞かせいただければと思います。 152 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 153 ◯市長公室長 レッドブルエアレース自体は、5月ということで迫っているわけなんですけれども、それまでにボランティアの方をどの程度育成できるかというところにもかかってくるわけなんですけれども、可能であれば、そういったところで、選手の方の誘導ですとか、外国人観光客の方の御案内ですとか、そういったことができればというふうに考えておりますし、また、秋にはウィルチェアーラグビーですとかバスケットボールなどの国際試合もございますので、そういった場面でどんなボランティアの方が活動できるのかということを、実績を積んで、それを研修の中で反映してまいりたいというふうに考えております。 154 ◯主査(松坂吉則君) はい、どうぞ。伊藤副主査。 155 ◯副主査(伊藤康平君) 済みません。何か質問する順番をちょっと間違っちゃったんですけれども、逆に言いますと、レットブルエアレースも含めて、千葉市がどういう形でかかわっていくのか、最初にそれを聞いてから、本当は先ほどの御質問をすればよかったんですけれども、ちょっと順番が逆になっちゃって済みません。どういうかかわりというか、千葉市としてかかわりを持ってやっていくのかというのを教えてもらっていいですか。 156 ◯主査(松坂吉則君) はい、どうぞ。市長公室長。 157 ◯市長公室長 そういったイベントですとか、大会の開催に伴って訪れた関係者の方あるいは観光客の方に対して、市内の施設の案内ですとか、あるいは大会運営に当たってのソフト面での補助ですとか、あるいは何か滞在に当たっての不便なところを言語の面で補助できるような、そういった支援が、市として、当局側のほうとできればというふうに考えております。 158 ◯主査(松坂吉則君) はい、どうぞ。伊藤副主査。 159 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございます。本当に大きな国際レースでもありますし、また、5年後に迫るオリンピック・パラリンピックということで、本市としても、これらの取り組みというのが非常に大事になってくるかと思いますので、これからまた、さまざまな取組状況等も確認させていただきながら、状況を確認させていただきたいというふうに思っております。このことにつきましては、以上です。  続きまして、防災備蓄品の整備について確認をさせていただければというふうに思います。  あらましなんかを見ていましても、マンホールトイレの上部が55基ということで、また、マンホールトイレの下部が実施設計2カ所ということなんですが、単純に言うと、数がちょっと合わないのかなと思いますが、この辺の予算計上というのは、どのような意味で計上されているのか教えてください。 160 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 161 ◯危機管理監 マンホールトイレは、新年度で11カ所で、これまで35カ所の175基を整備してまいりまして、新年度で新たに11カ所、55基を整備する予定でございます。(伊藤副主査「下部の2カ所」と呼ぶ)あとの2カ所は……失礼しました。公共下水道区域外で農業集落排水、集落の区域がございます。白井小と更科小に非常用井戸等ございますので、そこにマンホールトイレを設置したいということで、平成27年度実施設計、28年度に工事というような運びで予算計上させていただいた、こういうことでございます。 162 ◯主査(松坂吉則君) はい、どうぞ。伊藤副主査。 163 ◯副主査(伊藤康平君) 上部と下部は、それぞれ内容が違いますよ、設置する場所が違いますよということでよろしいということですね。わかりました。  続いて、LEDの投光機373台ということで、これも計上されていますけれども、以前、家庭用のガスボンベを使う発電機を要望させていただいて、各避難所にも、今、整備されていますけれども、これらのLEDの投光機というのは、こういった簡易的な発電機でも使用できる投光機という認識でよろしいんでしょうか。 164 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 165 ◯危機管理監 現在、避難所に整備しております発電機はセット式ということで、全避難所に整備をしております。ここの出力というのは900ワットぐらいの出力がございまして、今回お願いしているLED投光機というのは、各2基入れますと80ワットぐらいの電力ということで、十分賄えるというような状況です。 166 ◯主査(松坂吉則君) 伊藤副主査。 167 ◯副主査(伊藤康平君) わかりました。  また、最後に、今後また新たに……防災訓練等で行った中で、若いお父さん、お母さん方からお話があったのは、避難所にでも、例えば、子供が泣いて、泣きやませるためにも、あめとか、そういったお菓子類があると非常に助かるというのを直接的に御意見としていただきました。保存の方法とかもさまざまあるので、それを今後どういう課題としていくのかはあるかもしれませんけれども、こういった御意見もあるんですが、今後の対応、どのようなお考えなのか、教えていただければと思います。 168 ◯主査(松坂吉則君) 防災対策課長。 169 ◯防災対策課長 防災対策課でございます。基本的には、避難所に防災備蓄品と言われるものは非常用にというような形で、その前に、御家庭でも3日間あるいは長期的には7日間生活できるような形で備蓄をしてほしいという形で市民の方々にお願いしてございます。ぜひ、お子様のある御家庭にあっては、今言われるあめ等にあっては、常備されているものだと思われますので、避難してくる上では持参していただく。実は、非常用の食料にあっても、我々が配置している前の前提として、御家庭で備蓄している量というものも計算して、備蓄しておるという状況でございますので、ぜひ、そういう方々には自主的に御持参できるような形でということでお願いできればと思います。 170 ◯主査(松坂吉則君) はい、どうぞ。伊藤副主査。 171 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございました。  何でもかんでもというのは、やっぱり非常に難しいということはよくわかっておりますけれども、その分、今御答弁いただいたことを、やはりもう一度しっかりと市民の皆さんにも周知していただいて、当然、御要望は御要望としてあるわけですから、こういったことにも今後どういう対策を考えていけばいいのかということを、また改めて、取り組みの中で加えていただければというふうに思います。要望として、上げさせていただきます。  以上です。 172 ◯主査(松坂吉則君) それでは、野本委員、お願いします。 173 ◯委員(野本信正君) 幾つか質問をいたします。  まず、危機管理、防災についてでありますが……一問一答です。済みません。すぐ忘れるね。ありがとうございます。  危機管理、防災ですが、首都直下型地震の確率は高いと言われておりますけれども、見通しと備えについて。何で、この千葉市が高いのかよくわからないんですが、その辺も。 174 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 175 ◯危機管理監 首都直下地震については、マグニチュード7クラスの地震が発生する確率は、今後30年間で70%という中央防災会議の報告が出ております。どこで発生するかもわかりませんというような状況で、地震調査委員会のほうから、千葉市の市役所の所在地の確率ということで73%、なぜ高いのかというようなことですけれども、この千葉市役所が建っているところが埋立地というようなことで、そこが250メートル四方の揺れの確率と、それから、それを囲む250メートル、全部で9ポイントの平均をとったものが地震動地図による確率73%ということで、ちょっと道路の向こう、越えて登戸のほうに行きますと、これがまた、揺れの確率というのが下がる、こういう状況でございます。  それから、地震に対する備えでございますけれども、これは防災、減災のために非常に重要なことでございまして、市民等への地震防災に関する意識啓発を進めている一方、学校、それから下水道、道路、橋梁、こういったものの耐震化、それから液状化対策、自主防災組織の結成促進を我々は継続して、今、増強等しているところでございます。 176 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 177 ◯委員(野本信正君) 次に、津波の問題なんですけれども、津波は、海岸線で津波が襲ってくるということがもちろんあるんですが、あわせて海岸、海に面した水路、河川というのは、海岸線で押し寄せる津波よりももっと速く、もっと高く押し寄せてくるんだろうというふうに私は聞いているんですけれども、そういう点を考えた場合に、海岸に面した河川、浜田川とか草野水路とか、いろいろありますけれども、そういうところというのに対してどのように考えているのかということをお聞きしたいことと、蘇我にはスポーツ施設が集中しておりますけれども、あそこにも東京電力との間に水路がございます。こういうところの想定は、どうかということですね。最近は、そういうところに対する安全対策というのが大事になってきているんじゃないかなと思うし、避難ビルとかいうこともやられておりますけれども、それが適切に確保できているのかということも含めて、お答えいただきたいと思います。 178 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 179 ◯危機管理監 津波対策につきましては、津波ハザードマップを作成いたしまして、中央区だとか美浜区の沿岸の方に対してお配りをいたしまして、注意喚起を図っております。また、沿岸部については、津波注意報だとか警報が出たときに速やかに避難ができるように、防災行政無線屋外受信機を平成24年と25年で28基増設し、情報伝達の強化を図ったところでございます。そのほか、小中学校など53施設を津波避難ビルに指定させていただきました。そのほかにも、海抜表示板を設置するなど、津波に対する注意喚起を行ったところでございます。  それから、蘇我地区でございますけれども、蘇我スポーツ公園については、県の津波の浸水想定等を見ても、そういった浸水が起こるという地区には含まれておりません。しかしながら、海に近いというようなことで、防災行政無線等を配備して、その辺の緊急に避難ができるような対策を講じているところです。  また、護岸の管理者は県になるんですけれども、県においても、護岸の点検だとか、東日本大震災で一部地盤沈下したところもございますので、そういったところの整備も県のほうで図っている、そういうところでございます。 180 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 181 ◯委員(野本信正君) 一つは避難ビルなんですけれども、小中学校はわかるんですが、公共施設ですから。そうすると、今のところは公共施設だけということで、民間との提携とか、そういうことはできていないんですか。 182 ◯主査(松坂吉則君) はい、どうぞ。危機管理監。 183 ◯危機管理監 公共施設、1カ所だけ、警備会社の駐車場を一つ、津波避難ビルということで指定させていただいて、ビル名はちょっと、申しわけございません。 184 ◯主査(松坂吉則君) もうちょっとちゃんと答弁するようにしようよ。後ろ、課長、わかりますか。危機管理監。いいですか。はい、野本委員。 185 ◯委員(野本信正君) それでは、次の答弁のときに一緒に答えてもらえればいいと思うんですが、避難ビルというのは、学校だけではやっぱり不足するんじゃないかなというように思います。  それから、水路の問題と海岸線の問題で、県の資料の中に蘇我のスポーツ施設などは入っていないということとか、護岸の工事をしているとかという話がありました。でも、危機管理監、護岸は、あれは高潮対策であって、別に津波対策の護岸ではないんですよね。そうですよね。  そういうようなこととあわせて、それから、今、千葉市が津波で想定されている高さということを考えたときに、JFEなどよりもスポーツ施設などは1.5メートル高くなっていると。だから、JFEなどのほうが水没する危険性はあるわけなんですね。よく私が申し上げているのは、高潮と津波が一緒になったとき、これはかなり高くなるよということですね。そういうことも想定しなきゃいけないということがあります。それで、あと、満潮のときですね。そのようなことが偶然にも一致しちゃうようなこともあるかもしれない。私は、やっぱり最近の事例として、北海道方面で冬のさなかにやはり水位が上がって水浸しになったというようなこともあって、いろんなことを想定していかなきゃいけないだろうということを申し上げておきたいなと思います。意見があれば、いただきたいんですが。  水路の問題なんですが、危機管理監ね、水路というのは、津波が来たときに、海岸線よりもっと速く、もっと高く増水するということはあるんですよね。私は、東金の出身なので、山武市の成東というところの浪切不動というのを承知しているんですけれども、あそこはかつて九十九里で津波があったときに、あの3キロも上流に川を伝って水害というか、津波の被害が出たということで、浪切不動という名前がついているんだそうです。ですから、そういう点からいうと、河川とか水路とか、そういうところは、海に近いところだけでなく、もうちょっと上流も含めて考えなきゃいけない。特に、今、千葉市が力を入れている蘇我スポーツ公園にたくさんの人が集まっているときに、もし地震があって、津波があったときには、本当に避難し切れるのか。サッカー場に逃げればいいという話もあるかもしれないけれども、そういう問題じゃなくて、その辺の対策は頭に入れておくべきじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 186 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 187 ◯危機管理監 水路の対策についてなんですけれども、津波が来た場合にはJ-ALERT等で注意なり警報なりを行政防災無線を通じまして、いらっしゃる方々にいち早くお知らせすると。それと同時に、水門が自動的に閉鎖する仕組みを整えてございますので、水門が閉まって、防潮堤としての役割、機能を果たすような状況になろうかと思います。  あと、高潮等につきましては、県の港湾等とも連携をして、5段階で避難をしたり、そういったマニュアルというか、実施要領等に基づきまして、いち早く避難をさせる、こういう対策をとるようなことにしておるところでございます。  また、水が川を上っていくというような状況については、現在も県のほうで津波の遡上のシミュレーションをやっておりまして、ちょっと結果は出ていないんですけれども、そういったものを見ながら、対策のほうを検討、協議してまいりたいというふうに考えております。 188 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 189 ◯委員(野本信正君) 危機管理監ね、さっき、こちらの部長が答えたように、議員さんの意見もいろいろ聞いて検討してまいりますと言いましたよね、たしか。部長、言いましたよね。言ったよね。だから、我々の質問については、あなた方は確固とした信念を持って行政をやっているのかもしれないけれども、議員が提案したときは、そういうこともあるかもしれないので、では検討しますとか、気をつけてみますとか、そういうことでいかないと、議論にならないんですよね。我々はちゃんとやっているから、議員の言うことなんか、そんな、そうじゃないんだよ、俺たちだけでは、これは議会の議論にならないから、そういう立場で真摯にやっていただきたいなというふうに思います。我々も心配しているんです。  では、次に行きます。  一時避難所の問題なんですけれども、これはよく点検してもらいたいのと、行政との連絡、それから、行政が支援してもらいたいということを質問したいんです。と申しますのは、一時避難所は、市当局としては、地元の責任で行うものだというふうになっていますよね。行政がそこに援助するということには、基本的にはなっていないですよね。でも、一時避難所というのは、地震が来たぞ、大変だというときに、近くの公園とか、そういうところにわっとみんな集まるわけですよ。その集まったときに、やはりそこに一定の機能がないといけないから、公園の中に備蓄品を用意したり、いろいろと努力はしているわけですけれども、前にも提起したんですが、困るのは、電気の差し込みがない公園。みんな、ないですよね。そうすると、何か明かりをつけようとか、電気を使って何かしようとしたときに、発電機具を持っているところはまだいいけれども、ない場合にはうまくいかない。だから、公園の中の街灯なんかのところに非常用に電気の差し込みができるようなことをしてくれないかという声が上がっておりますけれども、こういうことについて、やっぱり支援していくことが必要じゃないかと思います。いかがでしょうか。 190 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 191 ◯危機管理監 一時避難所でございますけれども、一時的に、緊急的にそこへ避難をしていただいて、長期にわたる場合には避難所のほうへ誘導するというのが私どもの考えでございまして、議員おっしゃるように、一時避難所に、公園等に電気の差し込み口、こういったものがあったほうがというような御指摘でございますけれども、この辺については、関係部局とも協議をしてまいりたいというふうに考えております。 192 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 193 ◯委員(野本信正君) いい答弁ですね。  次に、マンホールトイレは、先ほど答弁ありましたけれども、基本的には、今、全中学校にということが目標なんですか。それで、中学校といっても、中学校一つに小学校一つの学区もあるし、二つのところもあるし、多いところは、私、数えてみたら四つ、五つの小学校に中学校が一つというところもあるんですね。そういうことを考えますと、単純に中学校一つにマンホールトイレということじゃなくて、1中学校に小学校が多いところについては、小学校も含めて、そういうマンホールトイレの設置を急ぐという必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。 194 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 195 ◯危機管理監 現在、下水道直結式のマンホールトイレについては、これまで順次整備してきたところでございますけれども、中学校区に1校というようなことで進めております。  ただ、学校等の統廃合とかがあったり、そういったことで、若干その辺の調整が必要なところもございますけれども、今現在として、平成28年度末までに58カ所、290基を整備していきたいと。これは、避難者約60人に1基というようなことで、今、整備をしているところでございます。  その後につきましては、また、地域防災計画の見直し時に検討をしていきたいと。といいますのは、現在、今の被害想定は東京湾の北部地震を想定しておりますけれども、国のほうが新たにまた、都心南部直下地震ということで変わりまして、県も南部の直下ということで被害想定を、今、見直しをしているところでございますので、そういったものを見ながら、今後、検討していきたいと、こういうふうに考えています。 196 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 197 ◯委員(野本信正君) 次に、家具の固定、家具転倒防止金具の制度を千葉市が全国的にも先進的に制度としてつくったことは評価しているんですが、この利用というのが余り上がらない。それと、対象になる65歳以上の人だけではなくて、65歳以下も含めて家具を固定していただくことが、地震のときにどんなに助かるかわからないという点で、今年度の見通しというか、取り組みというか、その辺についてお伺いします。 198 ◯主査(松坂吉則君) はい、どうぞ。危機管理監。 199 ◯危機管理監 今年度について、保健福祉局のほうで、昨年、66万円ほど予算を計上したんですけれども、ことし、それほどいかないというようなことで、37万円ぐらいの予算計上をしておるわけなんですけれども、転倒防止金具をつけたときに被害が軽減されるというのは、もう東日本大震災なり、それから阪神・淡路大震災でも実証済みでございますので、私どもも、この設置については、市政だより等でも呼びかけて、被害の減災といいますか、これに努めていくように普及啓発に努めているところなんですけれども、なかなかその利用者がいないというか、そういう状況でございます。
    200 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 201 ◯委員(野本信正君) 今後も頑張っていただきたい。我々も大いにひとつ市民に知らせていきたいというふうに思います。  それから、危機管理、防災の最後に、土砂災害ですね。先ほどもちょっと説明ありましたけれども、昨年、広島市のああいう事故があって、千葉市も総点検していただいて、危険箇所も明らかにしていただきましたけれども、一つだけお伺いしたいのは、広島市の教訓をどう学んでいるのか、職員を広島市に派遣してくるように、派遣したらいいだろうという提案もしましたが、しましたか。これからしますか。 202 ◯主査(松坂吉則君) 危機管理監。 203 ◯危機管理監 職員の派遣は、今のところ考えておりません。ただ、土砂災害については、今、防災マップの作成をしておりまして、全世帯に土砂災害危険区域を示したマップ、こういったものを配布していきたいと、こういうふうに考えておりますので、今、作業中でございます。 204 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 205 ◯委員(野本信正君) 現地へ行くということは大事なので、やっぱり職員にそういう体験をしてもらいたいということを改めて申し上げておきます。  では、次へ移ります。  国際交流協会について、国際交流課の関係の予算について…… 206 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員、危機管理課が何か。 207 ◯危機管理課長 済みません。先ほどの津波避難ビルの民間施設で、ちょっとお答えができていなかったんですけれども、国道14号沿いにございます幸町、登戸の間にあります綜警千葉ビルというところが指定をされております。  以上でございます。 208 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 209 ◯委員(野本信正君) 改めまして、国際交流協会について、今、どういうような事業評価をしているのかということについてお伺いします。 210 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 211 ◯市長公室長 国際交流協会につきましては、地域における国際交流や国際協力活動の拠点といたしまして、言語ですとか、あるいは異文化理解についての専門性を生かして、市やボランティアですとか、あるいは市民団体の皆さんと協働して、外国人市民の方への対応ですとか、あるいは多文化共生のための事業を展開しております。市内在住の外国人の方は、協会設立当時は1万人程度だったんですけれども、現在では約2万人を超えておりまして、今後、さらに増加することが見込まれておりまして、外国人市民支援事業を実施する協会の役割というのは非常に、今、なくてはならない存在ですし、今後、ますます重要性を増してくるものというふうに考えております。  以上でございます。 212 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 213 ◯委員(野本信正君) なくてはならない存在だということで、所管が意識していることがわかりました。かつて、行革でこれを縮小しようとか、何かそういう話があったので、私はそれはちょっとまずいんじゃないかと意見を言ったことがあるんですけれども、やっているほうは一生懸命なので、余りそういうことは考えないほうがいいんじゃないかということを申し上げておきたい。  それで、この活動の中で在住外国人への援助、支援、生活とか、いろいろありますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 214 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 215 ◯市長公室長 在住外国人への援助、支援でございますけれども、まず、一番ニーズが高いものは日本語の学習についてでございまして、こちらにつきましては、日本語学習支援、これは主にボランティアによりますけれども、マンツーマン形式による学習支援を行っております。それ以外に、生活相談ですとか、あるいは法律相談、あるいは災害時の、防災訓練ですとか、情報提供ですとか、そういったものをしておりますし、一般的な行政情報に関する情報提供をガイドブックですとかホームページ、ブログ、ツイッターなどで提供しているところでございます。  以上でございます。 216 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 217 ◯委員(野本信正君) 相談活動を通じて、今、在住外国人が一番困っていることとか、相談を受けている特徴的なことは、どうですか。 218 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 219 ◯市長公室長 外国人の生活相談におきまして、最も内容別で割合の高いものが、やはり日本語学習でございまして、どこで日本語を学習できるか、あるいはどのように申し込んだらいいのかという相談でございます。その次に多いものが、暮らし全般に関するものということで、労働に関すること、労働条件に関するものですとか、あるいは入学ですとか就学援助に関するような教育に関すること、あるいは外国人登録、ビザですとか、滞在、在留に関することなどが主なものとなっております。 220 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 221 ◯委員(野本信正君) 私どもも議員活動を通じて、外国人の方がたくさんお住まいになってきているなということを感じます。公営住宅などにもかなり入居しておられて、やっぱり生活様式や文化が違うために、近隣と協調していく点で御苦労なさっていることが多いと思うんですけれども、そういうことに対する支援というのもちゃんとしているんですか。 222 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 223 ◯市長公室長 具体的には、市営住宅につきましては、外国人向けの入居相談のときに、地域連携コーディネーターという方が国際交流協会に嘱託職員でおりまして、この方は中国人の方で、在日20年ぐらいの主婦の方なんですけれども、その方を通じて、細かい生活習慣の違いですとか、あるいは近隣、地域住民とのつき合い方ですとか、そういったことを丁寧にガイダンスをしているところでございます。 224 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 225 ◯委員(野本信正君) そういう中で、最近気になるのは、ヘイトスピーチとか、あるいは極端な人種差別の問題とか、あるいはイスラム国のテロの問題にかかわってイスラム圏の人たちが排除されるとか、いろいろな問題が国際的には起こっております。特に、日本のヘイトスピーチはすさまじいものがあって、殺せとか、出ていけとか、そういうようなことを平気で叫んで、裁判でも賠償命令が出ましたけれども、そういうようなことによって、非常にお住まいになっている方が恐怖を覚えたり、いろいろなことがあるんじゃないかと思うんです。そういうことに対する相談というのはありますか。 226 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 227 ◯市長公室長 市内においては、これまでのところ、そういった事例があったという相談はございません。 228 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 229 ◯委員(野本信正君) わかりました。なければいいんですが、いろいろありますね。この間、ちょっと白鵬さんが勇み足したのも、何かそういうことが背景にあるんじゃないかという話もあったし、サッカーでサポーターが出した垂れ幕で1年間入場禁止があったとか、アメリカでは白人の警察官が黒人の青年を撃ち殺したとか、このヘイトスピーチの問題など、やっぱり本当にゆゆしい事態だなというふうに思うんです。やっぱり人種差別委員会から、国連からも注意を受けているというようなこともありますし、そういうことを踏まえて、やはり在住外国人がそういう被害に遭わないように、遭ったときには適切な対応ができるように、きちんとしていただきたいなということを申し上げておきたいというふうに思います。  では、次へ移ります。  今後の展開というか、国際交流協会の新年度予算の特徴というか、そういうものはありますか。 230 ◯主査(松坂吉則君) 市長公室長。 231 ◯市長公室長 今まで委員さんのほうから御指摘がありました、特に地域の国際交流、国際化の実施機関として、国際交流協会においては、特に多文化共生マスタープランというプランを立てまして、これに基づいて、外国人住民と日本人住民との共生社会の実現、それをするための取り組みを強化しているところでございます。やはり在住外国人も地域の生活者でありまして、地域住民であるということを認識して、その共生が図れるような施策、事業を展開していくということになろうかと思います。特徴的なものといたしましては、特に高浜などの集住地域において地域住民と外国人住民との交流を通じた相互理解を図るというような取り組みがあろうかと思います。  以上でございます。 232 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 233 ◯委員(野本信正君) わかりました。  次に、外郭団体についてお伺いしますが、推進プランの進捗状況についてお伺いしますが、いかがでしょうか。 234 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 235 ◯情報経営部長 外郭団体のあり方に関する指針を受けまして、昨年度末、外郭団体の方向性の検討結果というものを公表させていただきました。その際に、議会のほうから、特に文化ですとか、スポーツあるいはみどりの協会に関する御意見をいっぱいいただきました。これを踏まえまして、第2回の定例会前までに、ある程度の方針を示せるように、今、慎重に検討しているところであります。 236 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 237 ◯委員(野本信正君) 私どももそうですし、私自身もそうですが、幾つかの統廃合が予定されている団体があって、その団体が果たしている役割をきちんと評価して存続するのか、統廃合するのか決めてほしいという気持ちをいつも持っております。  そういう中で、一つ挙げますと、文化振興財団ですか、ここが千葉市の文化の発展に果たしている役割はかなり大きいし、さまざまなノウハウを持っているということで、これが一時、統廃合されて消滅していっちゃうんじゃないか、指定管理者に全部なってしまうんじゃないかというようなことが言われてきましたけれども、それは、その後どのように変化し、今後どうしようとしているのか、お伺いしたいというふうに思います。 238 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 239 ◯情報経営部長 文化振興財団につきましては、市民局がつくっております振興計画の中で、各種団体との協働関係、これを構築する機関という形で位置づけておりまして、今、市民局におきましては、アーティストバンクですとか、そういうようなソフト事業で市を補完する役割を果たしているということで、現在、先ほど申し上げましたように、市民局において、文化振興財団のあり方自体を補完する役割としてのあり方自体を、今、検討しているというふうに聞いております。 240 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 241 ◯委員(野本信正君) 文化振興財団の問題も含めて、推進プランの到達状況、そして、今後どうするかということについては、新年度の第2回定例会までに明らかにするということでありますけれども、ということは、かなりもう煮詰めていて、まとめの段階に入っているということでいいんですか。 242 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 243 ◯情報経営部長 関係機関、公園緑地部あるいは市民局、それと我々ということで、部長級の会議を再三開いているというような状況にあります。 244 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 245 ◯委員(野本信正君) ということは、もう部長は、その中身をよく知っていて、今、しゃべれと言えば、しゃべれる到達点にあるんだというふうに私は理解するんです。そういう点で、議会と執行部がこうして委員会で審査しているんですから、やっぱり情報というのは包み隠さず明らかにしていただきたいというのが私の申し上げたいことであります。  そういう点で言いますと、文化振興財団で考えた場合、先ほどの答弁のニュアンスから言うと、市民局をということであるんですけれども、市民局も、あるいはほかの局も含めて、この外郭団体をどうしていくかという、元締めというか、統括しているのは総務局だと思うんです。そういう点で言えば、内容についてはやっぱり理解しているし、話せることもあるんだと思うんですけれども、では、文化振興財団は、先ほどの答弁にあったように、縮小なり、あるいはなくしていくなりということは、ほぼなくなって、今までどおりの活動でいきたいなという方向に来ているというニュアンスを私は受けましたけれども、それでよろしいですか。 246 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 247 ◯情報経営部長 結論はまだ出ておりませんけれども、千葉市の役割を補完する外郭団体として、市民局で検討しているというふうに聞いています。 248 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 249 ◯委員(野本信正君) なかなかはっきり物を言わないやりとりが続いていて、よくわからない人はわからないんじゃないかと思うんですけれども、私は大体わかりました。はい。文化振興財団は存続するんだ、職員も今までどおりにその役割を果たしていただくんだというような方向で行っていそうだというような感じを受けましたけれども、そこで首を縦か横に振ってみてください。縦に振ったように記憶しました。はい。  そうしますと、では、次に、スポーツ振興財団については、どういう方向に行きそうですか。 250 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 251 ◯情報経営部長 スポーツに関しましては、昨年度末に文化とスポーツの統合を検討すると公表させていただいたわけですが、今現在の検討状況の中では、各種競技団体がぶら下がる体育協会との統合のほうがメリットが大きいだろうということで、そういう方向で検討しているというふうに聞いております。 252 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 253 ◯委員(野本信正君) わかりました。  次に、公民館の指定管理ということがずっと話し合われていますが、公民館の指定管理というのは、所管でいうと、平成二十何年でしたかね。 254 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 255 ◯情報経営部長 教育委員会で、民間のノウハウを活用することで、指定管理の導入も一つの手法だということで教育委員会が検討しておりますが、その中では、平成28年4月から指定管理を導入できないか検討しているというふうに聞いています。 256 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 257 ◯委員(野本信正君) 部長にお伺いしますが、この公民館の指定管理の方針の中に、市の職員を引き揚げて民間の指定管理の職員を公民館に配置することによって、民間のノウハウを生かした公民館の運営をしていくんだ、それが市民サービスの向上につながるんだと言っているんですけれども、今、総務局で考えてみて、配置されている教育委員会の市の職員よりも公民館に精通した職員が民間にいるという見通しはあると思いますか。わかりませんか。 258 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 259 ◯情報経営部長 他市の事例なんかを考えても、民間からの派遣ということで一定のスキルを持った人が、ころころかわるわけではなくて、一つの建物を運営していくというケースというのは、事例として聞いておりますから、可能性がないとは思っておりません。 260 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 261 ◯委員(野本信正君) 私どもは、やっぱり社会教育施設として公民館の果たす役割は大きいのであって、今の教育委員会の職員以上に精通した人がいて、社会教育を推進させる民間の人がいるなんていうことは感じないんですね。要は、コストカットで、安い人件費で公民館を運営して経費を削減していこうということが一番の狙いなんじゃないでしょうか。どうですか。 262 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 263 ◯情報経営部長 私が教育委員会から聞いているのは、そういうことではないというふうに認識しております。 264 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 265 ◯委員(野本信正君) 外郭団体は、それぞれ設立当時に役割があるからつくったというふうに思うんですよ。その点については、どうですか。 266 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 267 ◯情報経営部長 当時、公の施設の管理というもの自体が、直営か外郭団体しかできなかったというものがございます。そういう中で、自治法が改正になって、外郭団体の果たすべき役割というものがどうなんだというところが、今、議論になっているということであります。 268 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 269 ◯委員(野本信正君) 役割を果たしたという、そういう組織もあるのかもしれないけれども、よくその辺は精査して、役に立つところは維持、発展させていかなければいけないというふうに思うんです。  私は、幾つか懸念する中で、スポーツ振興財団が統廃合したときに、スポーツに精通してライセンスを持った職員がたくさんいたんですね。そういう人たちが、実は活躍できない場所にみんな異動してしまっていると。スポーツの関係ではなくて、社会福祉協議会へ行って、福祉の仕事を一生懸命なさっていると。そういう点では、せっかく培ってきた、そういうスポーツの、市民に提供しなければいけない技量というか、そういうものが消滅していくということは、市にとっても損失だと思うんです。ですから、今後はそういうことについて、やはりよく考えてやっていく必要があるんだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 270 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 271 ◯情報経営部長 まず、我々としては、雇用先を確保するというのが一番重要であるというふうに考えておりまして、その上で、専門性を生かすことができれば、より好ましいわけでありますが、我々と同様に、場合によっては、与えられた環境の中で最大限能力を発揮していただけるようなことというものを、そういう機会というもの自体を確保していくということが大事だというふうに思っています。 272 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 273 ◯委員(野本信正君) 後段の答弁は優等生の答弁で、当然だと思うんですよ。ただ、今、実際に、私もスポーツ振興連盟の千葉市の顧問をさせていただいておりますけれども、スポーツ関係でそういう指導していただく人をお招きしようとすると、スポーツ振興財団に連絡しても、いませんと言われるんですよね。だから、どこから探すのかということになっちゃうんですね。そういう点は、非常に優秀な職員のノウハウとか経験とかを生かせるということが、仮にほかの市役所に移っても、やっぱり時間があればそういうこともできるということも含めて考えていかないと、千葉市の損失になるんじゃないかと思うけれども、いかがでしょうか。 274 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 275 ◯情報経営部長 繰り返しになりますけれども、やはり雇用先の確保ということ自体をしっかりやっていきたいということと、今のスポーツに関しまして申し上げれば、体育協会の統合というもの自体が、そういう競技団体の指導者で組織されていますので、そういうようなものも使っていきたいというふうに思っております。 276 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 277 ◯委員(野本信正君) 一応、お話は聞いておきます。  最後に、業務プロセス改革の推進の中で、区役所の窓口改革ということであります。  先ほどの答弁の中で、総合窓口をつくったけれども、かえって不便になって混乱が起こったというのは、どういう事態があったんですか。 278 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 279 ◯情報経営部長 どういう事態があったということではなくて、そういうことがあったらいけないなということで、窓口をつくったけれども、今よりも時間がかかってしまったということ自体は絶対に避けなきゃいけないために、運用マニュアル、これからやっていくマニュアルづくりをしっかりやっていきたいということで、お答えさせていただきました。 280 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 281 ◯委員(野本信正君) 今、区役所で、例えば市民課一つとってみても、市民課と保険のほうの課がありますね。そうすると、住民票をとるのと健康保険のことで申請があった場合に、両方に行って、待って、それぞれランプがつくまで待っていると。さらに、今度はたくさん仕事をする人は、税の証明をとるためにそこの窓口へ行く。さらに、申請業務があれば、保健福祉センターへ行くと。こういうものを全部一括して、窓口へ行けば職員が飛んできて全部やってくれて、市民は座っていればいいということですか。
    282 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 283 ◯情報経営部長 148業務ですから、全てではないんですけれども、今の手続件数でいうと、区役所でやっている約40%相当、これが総合窓口で1枚の申請書を書いていただいて、あとは交付窓口で待っていただければ、全ての手続が終わって交付を受けられるということになります。 284 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 285 ◯委員(野本信正君) 私ども、委員会の視察で長岡市にも行ってきたんですけれども、あそこは、座っているといろいろな職員が来て、サービスしてくれて、間に合うんだということで、これは、今後そういうことではいいことだなと思うんですが、例えば、多くの区役所では区役所と保健福祉センターが離れているところがありますよね。緑区なんかは線路を挟んで向こうのほうですし、中央区も離れているとか、こういうようなところも、どっちかの窓口へ行けば、全部の業務が完了するということを考えているのかどうか。そういう点は、通信技術とかいろいろ使って、わざわざ職員が離れたところまで行かなくてもできるようにする、こういうことでよろしいんですか。 286 ◯主査(松坂吉則君) 情報経営部長。 287 ◯情報経営部長 今回の債務負担行為の予算の中に、窓口支援システムの導入という予算を計上させていただいております。したがいまして、1階の総合窓口で受け付けていた148業務に関しては、保健福祉センターに行く必要もなく、同時並行で作業が進み、交付窓口で交付を受けることができるということになります。 288 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 289 ◯委員(野本信正君) かなり自信を持ってお答えになっているので、それでいいのかなと思うんですけれども、やってみたけれども、なかなかうまくいかないというようなことにならないように、やっぱりよく研究してやっていかなきゃいけない業務じゃないだろうかと。我々も当局にその責任だけを押しつけるわけではなくて、よく研究して、また提言もしていきたいというふうに思います。  委員長、以上で終わります。 290 ◯主査(松坂吉則君) それでは、総務局の所管の審査をこれで終わります。総務局の方々は御退出願います。                  [総務局退室] 291 ◯主査(松坂吉則君) それでは、行政委員会を午後からやりたいと思いますので、午後1時から再開ということでよろしいでしょうか。                [「はい」と呼ぶ者あり] 292 ◯主査(松坂吉則君) では、行政委員会のほうを午後1時から開催しますので、よろしくお願いいたします。  では、以上で、午前中の審議を終わります。                  午前11時51分休憩                  午後1時0分開議 293 ◯主査(松坂吉則君) それでは、そろったようなので、ちょっと早いですが、再開させていただきます。                各行政委員会等所管審査 294 ◯主査(松坂吉則君) それでは、会計室、選挙管理委員会、人事委員会、監査委員及び議会所管については、一括して審査いたします。  まず、会計室所管について説明をお願いいたします。会計管理者。 295 ◯会計管理者 会計管理者、宇留間でございます。よろしくお願いいたします。座って説明をさせていただきます。  会計室の予算案につきましては、当初予算案の概要の6ページのほうをお願いいたします。  初めに、1、基本的な考え方でございますが、会計事務につきましては、円滑で安全かつ適正な執行に努めてまいります。  次に、2、予算額の概要でございますが、平成27年度の歳出予算額は1億4,315万6,000円でございます。平成26年度に比べ、186万1,000円、1.3%の増となっております。増の主な理由でございますが、共通物品経費の増によるものでございます。歳入の主なものは、証紙収入7,459万円でございます。これは、市収入証紙の売りさばき収入でございます。  次に、3、重点事務事業でございますが、物品管理事務7,966万8,000円は、各課で使用いたします共通物品の適正な管理を図るため、一括購入する経費でございます。  会計室当初予算案の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 296 ◯主査(松坂吉則君) 次に、選挙管理委員会所管についてお願いします。選挙管理委員会事務局長。 297 ◯選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局長の深山です。座って説明をさせていただきます。  平成27年度当初予算案の概要7ページをお願いいたします。  初めに、1の基本的な考え方でございますが、任期満了に伴う統一地方選挙の執行に万全を期すとともに、選挙が適正に執行されるよう政治意識の向上を図り、明るい選挙の推進に努めてまいります。  次に、2の予算額の概要でございますが、平成27年度予算は4億45万7,000円で、前年度予算より1億9,347万円、93.5%の増額となっております。増となりました要因でございますが、前年度は農業委員会委員選挙費と統一地方選挙費の準備経費を計上させていただきましたが、今年度は統一地方選挙の執行にかかわる経費を計上いたしたことにより増となったものでございます。  なお、収入の主なものでございますが、県議会議員選挙費収入1億1,851万6,000円でございます。  次に、3の重点事務事業でございますが、統一地方選挙2億9,000万円でございます。それぞれの任期満了日は、市議会議員が平成27年4月30日、県議会議員が4月29日、選挙運動期間は、どちらも9日間で、定数は、市議会議員が今回より54人から50人に変更となります。県議会議員は変わらず14人となっております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 298 ◯主査(松坂吉則君) 次に、人事委員会所管について、人事委員会事務局長、お願いします。 299 ◯人事委員会事務局長 人事委員会事務局長の植草でございます。よろしくお願いします。座って説明させていただきます。  それでは、当初予算案の概要の8ページをお願いいたします。  初めに、1の基本的な考え方ですが、一つに市政の担い手となる優秀な人材の確保に努めること。二つに、市職員給与と民間企業従業員の給与との均衡を図るため、職員給与等の報告、それから改定についての勧告を行うこと。三つに、職員の身分上及び経済上の権利利益を、公平審査等により保護すること。これらの業務を通じまして、本市職員の適正な人事行政の執行に努めるものでございます。  次に、2の予算額の概要でございますが、予算額は1億3,026万6,000円で、前年度と比較いたしまして413万4,000円、3.3%の増となっております。主な理由は、共済費に係る人件費の増加によるものでございます。  なお、独自の歳入はございません。  次に、3の重点事務事業ですが、1点目は職員採用試験で、予算額は1,257万円でございます。上級、中級、初級、民間企業等職務経験者などの採用試験、それから身体障害者選考を実施いたします。  2点目は、職員給与等の報告及び勧告で、予算額は128万1,000円でございます。民間企業従業員と職員の給与実態調査を行いまして、市議会及び市長に対しまして公民給与較差についての分析結果の報告、それから必要に応じて是正の勧告を行うものでございます。  3点目は、公平審査等で、予算額は15万7,000円でございます。勤務条件に関する職員からの措置要求や不服申し立てなどについての審査、苦情相談を実施するものでございます。  説明は以上でございます。 300 ◯主査(松坂吉則君) 監査委員事務局長。 301 ◯監査委員事務局長 監査委員事務局長の井内です。よろしくお願いいたします。座って説明させていただきます。  それでは、当初予算案の概要の9ページをお願いいたします。  初めに、1の基本的な考え方でございますが、行財政運営の公正で効率的な執行を確保するため、合規性や経済性などの視点から監査を実施するとともに、行政の透明性の向上を図るため、監査に関する情報提供の一層の充実に努めてまいります。  次に、2の予算額の概要でございますが、予算は一般会計のみでございます。平成27年度の予算額は1億9,962万1,000円で、前年度と比較しますと280万6,000円、1.4%の増となっております。その主な理由は、人件費の増によるものでございます。歳出の主なものは、監査委員4人、事務局職員19人の人件費で、1億9,639万5,000円でございます。  なお、歳入はございません。  次に、3の重点事務事業でございますが、監査事務322万6,000円は、定期監査、行政監査、決算審査等に係る事務経費でございます。  説明は以上でございます。 302 ◯主査(松坂吉則君) 議会事務局長。 303 ◯議会事務局長 議会事務局の大木でございます。座って説明をさせていただきます。  概要の10ページをお願いいたします。  1の基本的な考え方でありますが、より一層の議会改革に取り組み、二元代表制の一翼を担う機関として、議会の役割が十分に発揮できるよう努めるとともに、議会の活動状況に関する情報を広く市民に提供し、議会への関心と理解を高めるために、親しまれ、わかりやすい議会広報の充実に努めるものであります。  次に、2の予算額の概要でありますが、議会費の総額は14億2,871万9,000円でありまして、前年度と比較し973万8,000円、0.7%の減となっております。減額の主な理由といたしましては、議員定数の4減に伴う議員報酬及び政務活動費の減によるものでございます。  なお、議会費のうち、給与費については11億9,114万7,000円であり、前年度と比較し935万3,000円、0.8%の増となっております。増額の主な理由ですが、議員共済費負担金の増によるものでございます。  次に、3の重点事務事業につきましては、市議会だよりの発行経費といたしまして1,343万4,000円、議会中継費といたしまして302万7,000円を計上しております。  説明は以上でございます。 304 ◯主査(松坂吉則君) それでは、質疑に入りたいと思います。どなたか。では、本当にないんですか。はい、野本委員。ちょっと待ってくださいね。ある人は、本当に手を挙げてください。いや、本当に、冗談抜きに。では、湯浅委員と野本委員でよろしいですね。確認しましたからね。では、先に、湯浅委員。 305 ◯委員(湯浅美和子君) 会計室ということで、では、よろしくお願いいたします。  まず、会計室の……ちょっと待ってくださいね。(「無理矢理質疑しなくたっていいよ」と呼ぶ者あり)違うんです。重点事務事業ということで、物品管理事務、これが若干ふえております。この間もお伺いしたら、恐らく1品目程度はふえたということを伺ったんですけれども、これ、別に何も安いものを買えとかということではないんですけれども、基準として、もう122品目ということで、たしか次年度は決まっているかと思うんですが、こういったものをふやしていくとか、共通物品品目というんですかね、それに対して、どういうものをそこに充てていくかとかというのは、そういった話というか、議論とかというのは、どういうふうな形でなされているんでしょうか。こちらとしては、例えば、たしかグリーン購入は一応入っているということだったんですが、ほかにも、例えばこのほうがいいんじゃないかとかって思ったりすることがあるんですけれども、そういったものの議論というのはどこでされているんでしょうか。(「一問一答ですね」と呼ぶ者あり)一問一答でお願いいたします。 306 ◯主査(松坂吉則君) 会計管理者。 307 ◯会計管理者 共通消耗品の決定でございますけれども、基本的には、各課で共通で使用するということで大量購入をしているものが、基本的には原則になっております。それで、品目数の検討につきましては、アンケート等を実施いたしまして、アンケート等で要望の多いものにつきまして検討をしてふやす、また、支払いの少ないものについては、そのものをカットするというような形で決定をしている状況でございます。 308 ◯主査(松坂吉則君) どうぞ、湯浅委員。 309 ◯委員(湯浅美和子君) ありがとうございます。  いろいろ私どもが言ったりするのは、例えば庁内で扱う、衛生関係と言ったら変なんですが、石けんであるとか、そういったものに関しても、きちんと今言われているような環境に配慮したもの、あるいは化学物質過敏症などに配慮したようなものを買ってほしいということを申し上げているんですけれども、それって、それぞれで買うものもあれば、全体で購入するものもあるかと思うんですけれども、そういった時代の流れを受けてというのか、そういうふうな買い方とかというのは、やっぱりもととなるところがそういうふうな買い方をしていただくことによって、庁内全体、そんなふうに進んでいくということもあるかと思いますので、ただ、そこでアンケート、そこのところで聞くだけではなく、市全体としてのそういったものを扱うことに対する考え方というのもきちんと議論していただきたいなと思うんですけれども、どうでしょうか。 310 ◯主査(松坂吉則君) 会計管理者。 311 ◯会計管理者 庁内で、例えばグリーン購入等につきましては、庁内のほうでグリーン購入推進物品というのが毎年決められておりまして、そちらに該当するものを基本的に購入しなさいということで、全庁的にそれにのっかっているものは、グリーン購入対象物品を購入するというような形で対応しております。  以上でございます。 312 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 313 ◯委員(湯浅美和子君) ありがとうございます。  それでは、そちらのほうはきちんと、やっぱりこれからのいろいろなトレンドというのか、社会の動きを受けて、しっかりと考えていっていただきたいなと。たかが石けんなんですけれども、実はこれは大きな影響を持っておりますので、千葉市がどういうふうな形でそういったものに対して考え方を持っているかということのあらわれにもなりますので、よろしくお願いをいたします。  それから、選挙管理……(「無理矢理すると」「本当はないの」と呼ぶ者あり)いいえ。監査のほうで、済みません。監査委員さんがいらっしゃるので、あれなんですけれども、前回も監査委員会、各会派のほうでもお伺いしたところですけれども、監査のいろいろ意見とかに対して、ほとんどのものが対応されているということだったんですけれども、残っているのはすごく古いものだということなんですね。これは、ただ、監査のときに、その都度その都度いろいろな意見とかが出てくるんですけれども、それに対しては、当然のことながら、速やかに対応されていくわけですけれども、その辺を、私たち議員を含めて、一般の市民の方にもホームページなどではそれを伝えていただけるんですけれども、監査をした、そういった中身の、要するに監査が何のためにやっているかとかということもありますので、そういった内容とかというのを市民の人に広く知らしめていくということも大切だと思うんです。これだけ今回指摘があって、こういうふうな対応をいたしましたということだけでは、何かすごく毎年毎年やっていただいているのが、私どものところにも監査報告書というのが来るんですけれども、なかなか活用し切れていないような感じがするんですが、そのあたり、一般の市民の方を含めて、それをもう少し活用していくとかというようなことは、何か工夫とかというのはないんでしょうか。いろいろ全国のそういった会議にも出ておられるようですので、そういったものを含めて、全国的な動きも含めて、もしありましたら、御説明いただけるとありがたいです。 314 ◯主査(松坂吉則君) はい、どうぞ、監査委員事務局長。 315 ◯監査委員事務局長 監査事務局長、井内です。  まず、監査につきましては、結果が出た段階で、できるだけ早い時期にホームページを使って、市民の皆様にはお知らせをしているところです。あと、議員の皆様方には、その都度、報告書の形でお配りをさせていただいております。あと、監査の指摘に対しまして措置が行われた場合も、これは、市長から監査委員に報告が上がってまいりますので、その内容を監査委員会議に諮った後、これも速やかにホームページ等で知らしめているところでございます。  他市と情報交換等をするわけなんですけれども、監査結果をお知らせする方法としては、一般的にホームページを使わせていただいている例が多いかと思います。中には、1年間の結果を報告書のような形にしているところも1市あったかとは思いますけれども、多くの政令市は、今申し上げたような形をとらせていただいております。  以上でございます。 316 ◯主査(松坂吉則君) 湯浅委員。 317 ◯委員(湯浅美和子君) ありがとうございます。  大きな市になりますと膨大なものになってきますので、その都度その都度見るということも大事ですけれども、やっぱりそういうふうな、大変かもしれないけれども、まとめて見られる、一覧で見られるというのも、ちょっと役に立つのかなというふうに思ったりします。それを含めて、この生かし方というのを全体の中でも考えていただけたらなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  とりあえず、以上で。 318 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 319 ◯委員(野本信正君) それでは、最初に、選挙管理委員会にお伺いします。  今回は、任期満了に伴う市議選、県議選の管理、執行に万全を期するということでありますけれども、選挙は4年前に行われて、今回、4年ごとですけれども、4年前との比較で予算とか事業に違いがあるとすれば、どんなことでしょうか。一問一答でお願いします。 320 ◯主査(松坂吉則君) 選挙管理委員会事務局長、どうぞ。 321 ◯選挙管理委員会事務局長 4年前との比較でございますが、投票所、開票関係は4年前と変わりません。経費的には、国の執行基準法が変わりましたことによって、経費は大分削減されております。細かい数字は……(野本委員「局長は一つだけですよ」と呼ぶ)一応経費が削減されております。 322 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 323 ◯委員(野本信正君) 経費削減で特徴的なことを一つ、二つ言うと、何でしょうか。人件費とか何とか、そういうことで言うと。 324 ◯主査(松坂吉則君) はい、どうぞ、選挙管理委員会事務局長。 325 ◯選挙管理委員会事務局長 従事者の職員の手当が減額されております。1人当たり大体4,500円ぐらい、投票事務で削減されております。 326 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 327 ◯委員(野本信正君) せっかく説明するなら、幾らが幾らになって4,500円減っているか、そのくらい説明してください。
    328 ◯主査(松坂吉則君) 選挙管理委員会事務局次長、どうぞ。 329 ◯選挙管理委員会事務局次長 選挙管理委員会次長、舩越でございます。手当につきましては、従前3万9,800円だったものが、今回は3万5,500円という形で削減されております。 330 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 331 ◯委員(野本信正君) 市議選の場合の選挙公報は、4年前と同じですか。 332 ◯主査(松坂吉則君) 選挙管理委員会事務局長。 333 ◯選挙管理委員会事務局長 選挙公報につきましては、今までの約2倍という形で大きさを拡大させていただきまして、さきの立候補者説明会でも御説明させていただきましたけれども、枠は2倍にさせていただきました。お年寄りとか目の悪い方が読みやすいように、できるだけ大きな文字で書いてくださいという形で見やすくするために大きさを2倍にさせていただいております。 334 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 335 ◯委員(野本信正君) ただいま立候補者説明会ということが言われましたけれども、いつ開いて、何人ぐらい、各区ごとにどのぐらい来たんですか。 336 ◯主査(松坂吉則君) 選挙管理委員会事務局長。 337 ◯選挙管理委員会事務局長 2月2日に説明会を開催させていただきまして、区ごとの人数は、中央区18名、花見川区13名、稲毛区13名、若葉区12名、緑区7名、美浜区10名、計73人の方が説明会に出席をされております。 338 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 339 ◯委員(野本信正君) 選挙管理委員会は公正に物を見ますから、これから質問することに答えられるかどうかわかりませんが、明らかに現職議員などで立候補が予定されているのに、この人は来なかったなという人数というのはあるんですか。(「その質問は予算とは関係ないだろう」と呼ぶ者あり) 340 ◯主査(松坂吉則君) そうですね。予算の審議なので、答えられなければ答えられない、わかりませんということで。選挙管理委員会事務局長。 341 ◯選挙管理委員会事務局長 現職の方でも、説明会にお見えになっていない方もいらっしゃいます。 342 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 343 ◯委員(野本信正君) 執行する予算が、立候補者によって違ってくるでしょう、いろいろね。市から出る費用が、立候補者が少なければ、それだけ少ない、多ければ多くなるとかいうことで、だから、今のことは平成27年度予算と大いに関係があるんですよね。  だから、そうすると、現職でも来なかった人というのは何人いるかだけ教えてください。 344 ◯主査(松坂吉則君) わかるんですか。(野本委員「わからなきゃいいですよ」と呼ぶ)選挙管理委員会事務局長。 345 ◯選挙管理委員会事務局長 人数のほうは、ちょっとわかりません。申しわけございません。 346 ◯主査(松坂吉則君) もしあれだったら、後でわかったら教えてください。選挙管理委員会事務局次長。 347 ◯選挙管理委員会事務局次長 今のところ、3名ということでございます。 348 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 349 ◯委員(野本信正君) わかりました。  では、次へ進みます。  選挙の基本的な問題で、国会では18歳から選挙権を付与する方向が出ておりますが、千葉市で考えた場合には、18歳で選挙権が付与されると、何名ぐらい有権者というのはいるものでしょうか。 350 ◯主査(松坂吉則君) 選挙管理委員会事務局長。 351 ◯選挙管理委員会事務局長 平成26年6月、去年の6月の定時登録で概算で見ますと、1万7,000人ちょっとの方がふえると思われます。 352 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 353 ◯委員(野本信正君) 今国会で議決されますと、平成27年度予算の中でこういう新しい有権者に対して選挙権が付与されるんだよということで、選挙ってこうだよというような、そういう周知というか、していく必要があるんじゃないかなと思うんですけれども、だとすれば、どんなことをやろうとしておりますか。 354 ◯主査(松坂吉則君) どうぞ、選挙管理委員会事務局長。 355 ◯選挙管理委員会事務局長 平成27年度予算では、一応18歳選挙権ということでの予算は計上しておりませんが、国または総務省、文科省等で法律が変われば、チラシ、リーフレット等を作成して配っていただけると思いますので、それを活用して啓発に努めてまいりたいと思っております。 356 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 357 ◯委員(野本信正君) わかりました。  次ですけれども、投票所のバリアフリーとか、明るくするとか、そういうことについて、いろいろと御苦労なさっていると思いますけれども、これは万全を期すと書いてある説明の中の一つとして考えていいのか。だとすれば、どんな改善を考えているのか、お伺いしたい。 358 ◯主査(松坂吉則君) 選挙管理委員会事務局長。 359 ◯選挙管理委員会事務局長 投票所の環境整備につきましては、車椅子とかスロープで、スロープの場合は、仮設の場合、縁がわかりづらいということで、黄色と黒のトラテープ等を張らせていただいて、けがのないように執行していきたいと思いますし、従事する事務職員には、高齢の方、障害の方に十分配慮して投票ができるようにということで、選挙の事務従事者説明会でも周知してまいります。 360 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 361 ◯委員(野本信正君) 実は、ぜひ改善をお願いしたいなと思うんですけれども、さきの衆議院選挙の際に、小中学校の屋内運動場が耐震工事のために使えないところがありました。臨時に教室等でやった場合に、非常に段差があったりして困ったところがありました。たまたま私は、千城台西小学校区なので、西小学校に投票に行きましたらば、まず、入り口から、屋内運動場はすぐ近くなんですけれども、使った教室は一番外れで、距離が物すごくあったことと、途中に段差があって、水たまりがあって、車椅子では通れないと。私がたまたま投票所へ入ろうとしたら、投票所の入り口の教室は20センチぐらいの段差があって、たまたま足の悪い人が来ていて入れなくて、どうしましょうかといって、車椅子が必要ですかと。必要ですねと言うから、行って、係の方に車椅子をお願いしますと言ったら、いや、車椅子はないんですよということで、抱えて中に入ってもらってやったんですけれども、ですから、これは私は別に責めているわけではなくて、こういうことをやはり教訓として、今度の選挙にはそういうことがないようにすべきであると思いますけれども、いかがでしょうか。 362 ◯主査(松坂吉則君) 選挙管理委員会事務局長。 363 ◯選挙管理委員会事務局長 暮れの衆議院選挙につきましては、解散から執行という中で期間が短く、入場整理券を発送するに当たり、場所の特定をするのに実際には2日、3日しか猶予がなかったということで、同じ場所でできれば、有権者の方は迷わないということで、体育館で耐震工事があって、学校と相談をさせていただいて、あいている教室を急遽使わせていただいたということで、区の職員も現場を見ているんだと思うんですけれども、その辺の配慮が足りなかったということで、今回は基本的にその前の、今までと同じ体育館とか、そういうところで行われますので、その辺、十分配慮するよう、区のほうを指導してまいりたいと思います。 364 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 365 ◯委員(野本信正君) よくわかりました。急に解散した安倍内閣が悪いんですね。そういうことだということが、今、聞き取れましたので、問題ですね、やっぱりね。  それから、最後に、投票率の向上ということで、今度はマリンピアに続いて、稲毛の、何ですか、イオンですか。そういうふうなことは、各区でも可能性があるのかということと、やはり、今、高齢化社会と言わなくなったんですね。超高齢社会というようになってきて、行きたくても行けない人がふえてくるという点では、身近なところに投票所をふやしていく、そういうことが今後大きな課題になってくるんだと思いますけれども、いかがでしょうか。 366 ◯主査(松坂吉則君) どうぞ、選挙管理委員会事務局長。 367 ◯選挙管理委員会事務局長 まず、最初のマリンピアに続き、今回、イオン稲毛店で駅前の商業施設で期日前投票所を開設させていただきます。その他の区につきましても、商業施設で御協力をいただけるというところをこれからも探して、検討していきたいというふうに考えております。  あと、投票所の増設につきましては、既存の投票区を分割することにより、有権者にとっては利便性が向上することは十分わかっておりますけれども、分割するに当たって、投票所となる適切な施設がなかなか見当たらないというのが実情でございますし、今後も学校の統廃合等でいろいろ投票区が変わる形になるかと思います。そのときには、極力そういう方に配慮するような形で投票所の選定に努めていきたいと思っております。  以上です。 368 ◯主査(松坂吉則君) はい。野本委員。 369 ◯委員(野本信正君) 次、では、監査委員事務局にお伺いします。  平成27年度予算の特徴といいますか、予算といったって人件費だけなんですけれども、要は、監査の方針で27年度の何か特徴というものはあるんですか。 370 ◯主査(松坂吉則君) どうぞ。監査委員事務局長。 371 ◯監査委員事務局長 監査事務局長です。  監査につきましては、毎年度、年間計画というものを定めております。その中で、特に平成26、27と大きく変わっているところはございませんけれども、合規性という、いわゆる法律や条例に違反していないかという、合規性に反していないかということだけでなく、指導に重点を置いた監査を行うと。あと、監査の結果をできるだけわかりやすく市民の皆様方に伝えていく、こういったふうなことが年間計画の基本的なポイントになってございます。 372 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 373 ◯委員(野本信正君) そうしますと、平成26年度の監査の特徴も踏まえて、27年度は実施していくということだと思うんですけれども、26年度中に住民監査請求というのはあったんですか、なかったんですか。あったとすれば、どんな内容でしたか。 374 ◯主査(松坂吉則君) 監査委員事務局長。 375 ◯監査委員事務局長 平成26年度住民監査請求は、全部で3件ございました。  その内容ですけれども……失礼しました。1点目は、私立認可保育園開設の準備のための補助金の使途について。2点目は、稲毛区の市有地の宗教法人への売却について。3点目は、今井町連合会に対する町内自治会の事務委託料、これの不当利得の返還請求についてでございます。  監査の結果としましては、1点目、2点目のものについては却下、3点目の今井町連合会の分については棄却ということでございます。 376 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 377 ◯委員(野本信正君) 却下、棄却ということで、なかなか監査委員はどういう監査をしたのか、本人に聞きたいところではございますが、それはそれとして、3件の中で2件が補助金の使途、委託料の使途という、言うならば、市から出ている補助金について不適正ではないだろうか、適正だろうかというようなことが出されたということですか。 378 ◯主査(松坂吉則君) はい、どうぞ。監査委員事務局長。 379 ◯監査委員事務局長 1点目は、補助金でございます。3点目の今井町連合会は、事務委託料でございますので、支出の科目といたしましては、補助金と委託料、それぞれということになります。 380 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 381 ◯委員(野本信正君) 行政用語では委託料と補助金は違うけれども、市民全般から見れば、ちょっと似たようなものだなというふうに思うんですね。委託料は、その仕事をしていただいておる報酬だというふうに私自身は感じますが、そういう点で、先ほどの最初の答弁で監査の結果を市民にわかりやすく伝えていくというふうにおっしゃいましたよね。指摘要望事項などもそうなんでしょうかね。それは、監査の重要な役割ですよね。  そういう点でいいますと、市からの補助金とか委託料が適正でない形で処理されていたとか、そういう問題については、やはりきちんと市民に伝えていく必要があるのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 382 ◯主査(松坂吉則君) 監査委員事務局長。 383 ◯監査委員事務局長 住民監査請求につきましては、それぞれ請求された案件について、要件をまず備えているかどうかによって監査委員さんの中で却下もしくは、受ける場合は審査した後その内容によって容認するか棄却するかというふうなことに分かれるわけでございますので、その案件によって、それぞれ判断が分かれてくるということかと思います。 384 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 385 ◯委員(野本信正君) よろしいですか。私が聞いているのは、判断の問題を言っているのではなくて、監査請求されて、それが棄却されようが、却下されようが、またそうではなかったにしても、その内容というものはやはり貴重な内容として適切に伝えていくとか、知らせていくとか、指摘していくとかということが必要じゃないのかなと思うんです。今井連合会、町内会は加入世帯よりも水増しして請求して、197万円の返還請求を所管から受けているわけですよね。ということは、その内容は、見る人から見れば、これは不正だったという感じもするわけです。市民の税金ですからね。しかも、そういうようなことを、今後あってはならないから、きちんと監査の視点から指摘しておくということが大事だろうと私は聞いているわけなんです。監査というのは何のためにやるかということで言えば、適正な税の執行とか事務事業の執行とか、チェックするわけでしょう。チェックした結果、その内容が不適切であれば、それはきちんと指摘もしなきゃいけない、是正もしていかなきゃいけない。  そういう点でいえば、もうちょっと言いますと、どうして水増し請求したかという根拠を見てみると、マンションのオーナーが自治会に入っていれば、そのオーナーのマンションの部屋が20あれば20、50あれば50というふうに請求するというようなこと、これが通っていたことも何かおかしいと言われていたり、実際には町内会の加入世帯よりも多く請求していたと。しかも、問題は、これは今井だけではなくて、ほかの自治会にもそういうことがいっぱいあるよということで所管は指摘しているわけです。ですから、監査の視点からいえば、そういうような市民の貴重な税金が各町内会なんかで水増し請求なんかしちゃいけないんだよ、基準はこうだよと。この請求をきっかけに、棄却はされたけれども、監査の指摘が生きて、それが是正されていくということが監査の存在意義としても望ましいんじゃないのかなと思うんですが、いかがでしょうか。 386 ◯主査(松坂吉則君) どうぞ。監査委員事務局長。 387 ◯監査委員事務局長 住民監査請求につきましては、先ほどの繰り返しになってしまいますけれども、その案件ごとに、それぞれ監査委員さん方が審議をして、結果を出されるものでございます。その結果につきましては、事務局、補助職員といたしましては、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。 388 ◯主査(松坂吉則君) 野本委員。 389 ◯委員(野本信正君) ここに議会選出の監査委員がいるから、聞きたいことですけれども、議員から議員に質問しちゃいけないとなっているんだったよね、事務局ね。事務局長。そんなことはないですか。でも、まあ、いいですよ。  いずれにしても、江戸時代で言えば、目付とか大目付がいて、今で言えば、監査委員というようなものがあるというようなことじゃないのかなと私は認識しているんですけれども、住民監査請求という形で、公金ですよね。市民の税金が適正に執行されなきゃいけないと。その委託料が水増し請求されていて、それが当該自治会だけではなくて、これを契機にかなりのところにあると。これは是正していかなきゃいけないということになったんですね。だから、そういうことを、せっかく監査したんだから、それはきちんと知らしめて、今後、是正していくために役立てなければ、監査の委員がいて監査をしている必要性というものが問われるんじゃないかと思うんです。ところが、そのことを聞かれても、私は事務局だから、わかりません。それはそのとおりだと思うんです。だから、4人でしたか、今、監査委員ね。そういう方たちがしっかりと、そういう立場に立って、この一つ一つの事例に基づいて、今後、不適正なことがないようにしていくということが指摘されたり、要望されたり、市民に知らせるということが大事であろうということを私は強調しておきたいというふうに思います。  議員選出の監査委員にお聞きするというようなことは、制度上、私にはよくわからないから、聞きませんけれども、お二人もいるわけですから、きっと後で教えてくれるのか知りませんけれども、やはりきちんとこういうせっかく出た住民からの監査請求、これは地方自治法の中の住民自治として非常に重要なポイントなんですね、住民監査請求というのは。ですから、そういうものをしっかりと生かして、監査委員になった方も生かしてもらいたいなということを申し上げて、終わります。  以上です。 390 ◯主査(松坂吉則君) ありがとうございました。  それでは、行政委員会のほうは、これで質疑を終わりにしますので、お疲れさまでございました。  ちょっと委員の方々に残っていただいて、指摘要望事項の協議がありますので、よろしくお願いいたします。                [各行政委員会等退室]                 指摘要望事項の協議 391 ◯主査(松坂吉則君) よろしいですか。後で、終わったらゆっくり話してもらって、一応その前に指摘要望事項だけ、ちょっとやらせてもらっていいですか。総務局と行政委員会等なんですけれども、まず総務局のほうから、何かありますか。野本委員。 392 ◯委員(野本信正君) 防災、減災について一層強化するということは、大事なことではないのかなというふうに思います。  それが一つと、私としては、総合窓口事務センターね。これは、やっぱりざっくばらんな言い方をすれば、役に立つものにしなきゃいけないなと。 393 ◯主査(松坂吉則君) しっかりやれということですね。(野本委員「はっきり言っちゃえば、そういことです」と呼ぶ)はい、わかりました、ニュアンスは。湯浅委員。 394 ◯委員(湯浅美和子君) 私も同じで、業務改革が一つの目玉でもあると思うので。それが、ただ、本当に、やってみたけれども、余計面倒みたいなことになっては困るから、その辺をしっかりと、職員の方も含めてしっかりと対応していただきたい。 395 ◯主査(松坂吉則君) ほかには。では、今いただいたものを参考にしながら、総務局のほうはつくってみたいと思います。  それから、行政委員会のほうなんですけれども、何かありますか。(野本委員「選挙の執行に万全をというやつがあります」と呼ぶ)選挙の執行に、わかりました。全体で二つしか出せないので(野本委員「じゃ、いいです」と呼ぶ)無理に行政委員会のほうをしなくてもあれなので。では、その点を考慮しながら、ちょっと考えてみたいと思います。あした終わったら、全体でまとめますので、また、よろしくお願いいたします。  本日は、これで終わりにいたします。  大変、御協力ありがとうございました。あしたも、よろしくお願いします。                  午後1時43分散会 Copyright © Chiba City, All rights 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