ツイート シェア
  1. 千葉市議会 2012-03-05
    平成24年予算審査特別委員会第2分科会 本文 開催日: 2012-03-05


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時0分開議 ◯主査(黒宮 昇君) おはようございます。  ただいまから予算審査特別委員会第2分科会を開きます。  なお、茂手木委員より、おくれる旨の連絡が参っておりますので、御了承願います。  また、分科会委員の交代につきましては、櫻井委員にかわって岡田委員が出席する旨の申し出が参っておりますので、御了承願います。  本日の審査日程につきましては、お手元に配付のとおりでございます。                 保健福祉局所管審査 2 ◯主査(黒宮 昇君) それでは、保健福祉局所管について説明をお願いいたします。保健福祉局長。 3 ◯保健福祉局長 おはようございます。保健福祉局です。よろしくお願い申し上げます。 4 ◯主査(黒宮 昇君) お座りになって、どうぞ。 5 ◯保健福祉局長 座って説明をさせていただきます。  それでは、平成24年度局別当初予算案の概要をお願いいたします。  58ページをお願いします。  初めに、保健福祉局の当初予算編成に当たっての基本的な考え方でございます。  少子・超高齢化の進展など、保健、医療、福祉を取り巻く環境が変化する中で、支え合いがやすらぎを生む、温かな町をつくるため、新基本計画等に基づき下記の4項目を施策展開の柱とし、市民ニーズへの対応と総合的、計画的な施策展開を図り、市民福祉の一層の向上に努めることとしております。  具体的な施策展開の柱ですが、一つに、ともに支え合う地域福祉社会をつくる。二つに、健康で活力に満ちた社会をつくる。三つに、高齢者が心豊かに暮らせる長寿社会をつくる。四つに、障害のある人が自立して暮らせる共生社会をつくるでございます。  次に、予算額の概要でございますが、まず一般会計の歳出予算額は861億7,800万円、前年度比較で39億5,000万円、4.8%の増となっております。これは、生活保護費や国民健康保険事業への繰出金の増などによるものでございます。  また、歳入の主なものは、生活保護費や障害者介護給付費などに係る国庫負担金などでございます。
     次に、特別会計です。  初めに、国民健康保険事業特別会計ですが、予算額は916億2,300万円で、保険給付費や後期高齢者支援金などが増額となることから、5.3%の増となっております。  収入の主なものは、前期高齢者交付金国民健康保険料などでございます。  次に、介護保険事業特別会計ですが、予算額は496億400万円で、被保険者数の増に対応した第5期介護保険事業計画に基づき、保険給付や地域支援事業に取り組むことから、12.4%の増となっております。  収入の主なものは、支払基金からの介護給付費交付金、介護保険料などでございます。  次に、後期高齢者医療事業特別会計ですが、予算額は76億7,400万円で、広域連合への納付金が被保険者数の増により増額となることから、10.5%の増となっております。  次に、霊園事業特別会計ですが、予算額9億3,300万円で、桜木霊園に合葬墓を整備することから、35.9%の増となっております。  次に、公共用地取得事業特別会計ですが、予算額は1億1,700万円で3.3%の増となっております。  59ページをお願いいたします。  次に、重点事務事業について、局課分から御説明を申し上げます。  初めに、(1)ですが、自殺対策の強化のため、利便性の高いJR千葉駅の近くに4月から相談窓口を開設するほか、うつ病などの自己診断ができる自主予防チェックシートを作成し、検診会場などで配布をいたします。  次に、(2)ですが、被保護者の就労支援のため、ハローワークとの共同により、新たに生活保護受給者等専用の就労相談窓口を中央区に設置するとともに、就労支援相談員を1人増員いたします。  また、(3)で年金受給の未申告などによる不正受給の防止を図るため、年金等調査専門員を配置するほか、(4)で被保護者への後発医薬品の利用促進を図るため、医療扶助指導員を配置いたします。  次に、(5)ですが、被災者への支援のため、今年度と同様、震災により住宅の被害を受けた世帯に対し助成するとともに、資金の貸し付けを行います。  次に、健康部でございます。  (1)ですが、在宅医療を推進するため、医療、介護などの関係者で構成する在宅医療推進連絡協議会を設置するとともに、講演会を開催いたします。  60ページをお願いいたします。  (2)ですが、健康づくりの推進のため、40歳から60歳までの5歳刻みの方に大腸がんに関する検診手帳及び検診費用が無料となるクーポン券を送付するほか、(3)で75歳以上の高齢者の方などを対象に、成人用肺炎球菌ワクチンの接種費用を一部助成いたします。  また、(4)で糖尿病、腎疾患などの早期発見のため、特定健康診査等の健診項目を拡充するとともに、(5)で特定健康診査の結果、早期に受診が必要と判断された方を対象に、保健師などが個別訪問による受診勧奨の指導などを実施いたします。  さらに、(6)で市民の運動習慣の定着を図るため、ヘルスサポーターを養成する教室及び運動指導などを行う出前講座を開催するとともに、地域の運動グループの育成をモデル的に実施いたします。  このほか、(7)ですが、男性の育児参加を促進するため、平日に開催しておりました母親・父親学級に加え、働く両親を対象にした両親学級を土日に開催いたします。  次に、(8)ですが、平和公園墓地A地区の整備を行うため、基本設計などを行います。  また、(9)では、食の安全確保のため、環境保健研究所にゲルマニウム半導体検出器を整備し、食品の放射性物質検査を行います。  61ページをお願いいたします。  高齢障害部でございます。  まず、(1)ですが、高齢者が住みなれた地域で安心して過ごすことができるよう、高齢者の総合的な相談への対応や介護予防ケアマネジメント、権利擁護支援などを行うあんしんケアセンターを増設するとともに、(2)で認知症に関する鑑別診断、専門医療相談、身体合併症の急性期治療などを行う認知症疾患医療センターを設置いたします。  また、(3)で在宅の要援護高齢者などの住宅改修費の助成について、市内業者を利用した場合に助成割合を引き上げます。  次に、(4)ですが、介護サービスの基盤の充実を図るため、社会福祉法人が設置する特別養護老人ホームの建設に対し助成するとともに、(5)で市内の介護施設などにおける人材を確保するため、ホームヘルパー2級の資格取得費用の一部を助成いたします。  次に、(6)ですが、高齢者の外出を支援するとともに、地域や家族のきずなを深めるため、公衆浴場の利用に対し助成します。  62ページをお願いいたします。  (7)ですが、障害のある人の地域生活を支援するため、グループホーム、ケアホームの整備に係る新築、改修、開設準備、運営に要する経費を助成するとともに、開設準備費につきましては、助成上限額を引き上げるほか、(8)で入居者に対する家賃助成の上限額を引き上げます。  また、(9)で障害者に対する日中活動支援や相談支援を行う地域活動支援センターI型を増設するほか、(10)で本年10月より障害者虐待防止法が施行されることに伴い、障害者の虐待に対する相談等の窓口として、障害者虐待防止センターを開設するとともに、虐待を受けた障害者を一時的に保護する居室を確保いたします。  このほか、(11)で身体障害者手帳の交付対象にならない軽度、中等度の難聴児に対し補聴器の購入費の一部を助成いたします。  63ページをお願いいたします。  見直した主な事業でございます。  まず、(1)の高齢者へのインフルエンザ予防接種につきまして、個別通知を全対象者から新規対象者のみに変更し、ポスター等で周知を図るとともに、電話相談窓口を開設することといたしました。  また、(2)の歯周疾患検診につきましては、検診に係る自己負担額を見直すこととしたほか、(3)の健康増進センターにつきましては、本年3月末で廃止することといたしました。  さらに、(4)のグループホーム等世話人代替費補助については、障害者自立支援法の整備などにより補助の必要性が低下したことに伴い廃止することとし、その削減効果分を財源に開設準備費補助を拡充したほか、(5)の民間社会福祉施設職員設置補助につきましては、障害福祉サービス事業所等が国の基準を超えて職員を配置した場合の補助につきまして、千葉県及び県内中核市に合わせ廃止することといたしました。  このほか、(6)の福祉タクシーにつきましては、事業普及の目的が達成されたため、タクシー事業者に交付していた協力金を廃止することといたしました。  以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 6 ◯主査(黒宮 昇君) 御質疑等がありましたらお願いいたします。  なお、答弁に当たっては、所管より簡潔明瞭に御答弁願います。伊藤委員。 7 ◯委員(伊藤康平君) おはようございます。  それでは、3点お伺いさせていただきます。  まず初めに、地域のつどい・ふれあい入浴ということで、公衆浴場への助成という形にはなるかとは思うんですけれども、例えば地域間で、今、銭湯なんかはだんだん少なくなってきているという現状がございますけれども、そういった中で特定の地域の皆さんは御利用できないとか、もっと言えば健康ランドみたいな、そういったところで入られている方もたくさんいらっしゃるかとは思うんですけれども、こういった皆さんに対して不平等感というのがちょっとあるのかなというふうに思いますけれども、そのことについて、今後のまた事業の継続をしていくということも含めてお聞かせいただければというふうに思います。  あと、もう一点、難聴児への補聴器の購入費助成についてということで、軽度、中等度の難聴児への補聴器購入費への助成ということになるかと思うんですが、3分の2の助成ということでお話は伺っていますけども、この助成費の算出根拠についてお伺いいたします。  また、今年度約83万円の予算がついていますけれども、仮に応募者が多くなって、例えば、この予算をオーバーした場合はどのようにお考えなのか、このことについてお伺いします。  あと、最後に、今回予算の中にはございませんけれども、前回一般質問でもさせていただきました国のモデル地域事業の中の安心生活創造事業なんですけども、これは幸町二丁目がモデル地域として今行っていますが、今年度が最終年度ということで、国のほうにも成果を上げなきゃいけないと思うんですが、その成果についてお話しできる範囲内でお聞かせください。  また、今後の平成24年度以降のこのモデル地域事業への対応についてお聞かせください。  以上でございます。 8 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。高齢福祉課長。 9 ◯高齢福祉課長 済みません。高齢福祉課でございます。  まず、地域のつどい・ふれあい入浴事業の件でございますが、この事業につきましては、シルバー健康入浴事業公衆浴場老人無料入浴事業、このような事業を統合して新たに来年度から実施するものでございます。こちらのほうにつきましては、確かに今回つくったばかりということもございまして、そのつくる大前提といたしましては、入浴事業を実施する事業を千葉市内にあります浴場組合のほうに委託する考えでこの事業を実施いたします。浴場組合のほうにつきましては、一つは、公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律というものもございまして、市町村はこのような浴場組合を保護するというか、育成していくというような役割もございますので、今回市内の浴場組合に補助を考えているところでございます。  確かに、地域によりまして浴場組合がないところ、はっきり言いますと3区にしかございませんので、この事業を始めるときに健康ランドのようなところも考えたようなところはございますが、やはり入浴価格を特定して決めることができるのかできないのかというところで、健康ランドにおいては自由設定もできるということもございまして、そういうところに補助するのもいかがかというようなところもございまして、今回は市内の浴場組合のほうで実施させていただく考え方でございます。  それから、み・まもーれの件でございます。  み・まもーれにつきましては、この事業を実施したことによりまして、地域の方々からは非常に安心感が生まれたとか、急にぐあいが悪くなってきたときのことを考えたりとか、健康のことを考えたりとか、災害時の緊急時のことを考えたときに非常に安心感が生まれたというような御意見をいただいております。この事業、そういう意味で非常に成果があったのかなと。その上で、平成24年度につきましては、この事業は4月から9月まで継続させていただきまして、この中で以前とちょっと変わるところは、訪問員は今回はいなくなるんですが、相談を受ける市民はそのまま残しまして、見守りのほうは地域のボランティアの方々にお願いするというような考え方で続けてまいります。10月になりますと、あんしんケアセンターをこの地域に増設する予定でございますので、そのボランティア活動をしている皆様と、あとネットワークもちょっとできましたので、これをあんしんケアセンターのほうに引き継いでいくという考え方でございます。  以上でございます。 10 ◯主査(黒宮 昇君) 障害者自立支援課長。 11 ◯障害者自立支援課長 障害児の補聴器の助成につきましてお答え申し上げます。  算出の根拠についてでございます。  今回の軽度・中度難聴児は、70デシベル未満を対象として考えております。年齢は18歳未満を考えております。予算の算出根拠ですが、千葉市における平成22年度の出生者が8,250人、その中で難聴の出現率といいましょうか、それが0.15%と考えております。そうしますと、これを掛けますと約12人となります。心身の発達の効果から両耳に装着したと想定いたしまして、24件と考えております。平成22年度の補聴器の平均単価が5万2,280円でございますので、これを乗じまして83万7,000円の予算を編成したものでございます。  もう一点、予算を超えた部分についてということでございます。  私ども、83万7,000円で打ち切りにするということは考えておりませんので、支出科目、扶助費で対応しておりますので、所管の予算の範囲内で対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 12 ◯主査(黒宮 昇君) 伊藤委員。 13 ◯委員(伊藤康平君) ありがとうございます。  まず、1点目の地域のつどい・ふれあい入浴事業につきましては、所感も含めて要望をさせていただければと思うんですけれども、非常に浴場組合が少なくなってきている、こういったところを守っていくということは、非常に大事なことだと私も思っております。また、高齢化社会を迎えるに当たって、よくおふろ場とか何かに行きますと、高齢者の方が非常に多くて、結構顔見知りの方も多くて、非常にそこでにぎわっているというような現状もございます。そういった中で、やっぱり銭湯が近くにない方は、そういった健康ランドみたいな民間の施設を活用して、そういったところでおふろに入って、皆さんとのきずなを深めているという部分もあるんですけども、今後また、さまざまな事業の継続をしていくということについて、こういった状況もしっかりとまた考えていただきながら、さらなる拡充を進めていっていただければというふうに思います。  あと、2点目、難聴児の件ですけれども、これは質問をもう一回させていただきたいんですが、予算の中で基礎価格となる部分の5万2,080円でしたかね、のを購入するに当たって、例えば、高い補聴器、安い補聴器、さまざまあるかとは思うんですけども、例えば、経済格差じゃないですけども、どうしても例えば、比較的安いものしか買えないとか、また高いものを買いたいという要望があった場合に、その金額に対しての3分の2の助成というのができるのかどうかということを1点お伺いさせていただければというふうに思います。  あと、安心生活創造事業についてなんですけれども、非常に地域の皆さん、先ほどお話もありましたけども、だんだんみ・まもーれについての役割という部分について期待感を持たれている方もやっぱりたくさんいるということで、あんしんケアセンターができるまでというお話でしたが、今までやってきた取り組みが大幅に変わってしまうということは、やはり地域の皆さんの期待度と、また安心感という部分では非常に差が出てしまうと問題が出てくるのかなというふうに思います。そういった意味で、モデル地域事業として進めてきた以上、一定の成果と、それを千葉市内でどういうふうにその成果を反映させていくのかというのが、また大事な観点になってくるのではないかなと思います。そういった意味で、今回のモデル地域事業で行ったこの成果を、今回市のほうにどのように反映させていくのかということを1点お聞かせいただければと思います。  以上でございます。 14 ◯主査(黒宮 昇君) 障害者自立支援課長。 15 ◯障害者自立支援課長 難聴器の補装具給付につきまして、お答えいたします。  補装具給付につきましては、単価が、今、委員言われるようにさまざまでございます。一例を申し上げますと、難聴用ポケット型ですと3万4,000円程度、それから高度難聴耳型では4万3,900円、重度になりますと6万7,300円というふうな金額が、低いほうから高いほうまでさまざまでございます。この中で、今、格差というお話がございましたが、その中の補助額を3分の2にいたしますので、負担部分については基準額の3分の2ということで、支給部分については格差が生じないであろうというふうに考えております。  以上です。 16 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 17 ◯高齢福祉課長 高齢福祉課でございます。  地域へこの事業の成果をどのように広めるかということですが、この事業を国のほうでは国内で55カ所やっております。これから各ところから取りまとめたものを冊子なりにしてフィードバックされてくると思うんですけれど、その事業も含めまして、あと、うちのほうで今年度地域支え合いのほうの事業も実施しておりますので、その中から役立つような事業を厳選させていただいて、それを自治会様のほうへ、できればお配りしたい。ちょっと時期はまだ明確にできないんですけれど、そういうものが取りまとめられた段階で自治会等へ配布したいと考えております。 18 ◯主査(黒宮 昇君) 伊藤委員。 19 ◯委員(伊藤康平君) ありがとうございました。  難聴児の補聴器購入費の助成についてですけれども、申請するに当たって、今、生活保護のこともそうですけども、不正受給ということがないように、やっぱり必要な方に必要なものをしっかり提供できる状況をしっかりつくっていただいて、そして仮に例えば、そういった実情があった場合には、それによって予算に対してさまざま問題があるとかあった場合には、それはやっぱり市の責任としてしっかりと制度も確立していっていただくということが大事な部分になってくるのかなと思います。そういった意味で、人数は少ないかもしれませんけれども、やっぱりお子さんの今後の成長を見守っていく、成長を見ていくという部分では非常に大事な取り組みになってくるかと思いますので、しっかりとした取り組みを要望いたします。  最後に、安心生活創造事業についてですけれども、その成果、今まだまとめられているところで、全国でやられているものを集めて検証している部分があるかと思いますが、ほかの地域でモデル地域事業じゃない地域の皆様から、実はこのみ・まもーれの取り組みは非常に関心度が高くて、どうやって我が地域の今後の見守りをやっていこうか、例えば、買い物支援も含めてですけれども、やっていけばいいんだということで非常に関心度が高いなというのが私、個人的な見解としてあります。そういった意味で、3年間やってきたもの、当然成果があったものと成果が出なかったもの、あるかと思いますけれども、やはり3年間やってきたわけですから、いい部分をしっかりと地域の皆様にもお伝えしていただきながら、それが千葉市の中の今後の見守り事業の一つの基盤となっていけるように取り組みを期待いたします。  以上でございます。 20 ◯主査(黒宮 昇君) ほかに。小田委員。 21 ◯委員(小田 求君) 未来創造ちばの小田求です。  地域自殺対策研究強化なんですけれども、開設日が週2日、開設時間が18時から21時となっておりますけれども、何人の相談員がいるかということと、1日当たり何人ぐらいの利用者がいるかということ、また、それで相談員や時間、日時が十分足りているのかということをお答えください。  また、船橋市にもあると聞きましたけれども、開設時間や相談員の人数などはいかがかお答えください。  次に、動物保護指導の件なんですけれども、予算額が2,585万1,000円ということで、頭数が250匹から300匹に変わったということで、ちょっとこれはざっと割り算してみると、1匹当たり8万円ぐらいになってしまって高額かなというふうに感じるのですけれども、1匹当たりの不妊手術の費用をお答えください。  また、ことぶき大学校運営なんですけれども、昨年度から授業料や運営が大幅に変えられまして、予算も半分ほどになったかと思いますけれども、現在の運営の状況をお答えください。  以上です。 22 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。生活衛生課長。 23 ◯生活衛生課長 生活衛生課、本橋でございます。  動物保護指導事業についてお答えさせていただきます。  資料に書いてあります2,585万1,000円、これは平成24年度の動物保護指導に係る全体の事業でございまして、飼い主のいない猫の不妊手術の事業につきましては、平成23年度は287万9,000円、24年度は315万7,000円を計上しております。27万8,000円の増加となっております。  また、1匹当たりの不妊手術の費用ですが、これは約1万円となっております。  なお、その内訳ですが、獣医師に払う報償費が4,000円と、あと医薬材料費等が6,000円となっております。  以上です。 24 ◯主査(黒宮 昇君) 障害者自立支援課長。 25 ◯障害者自立支援課長 自殺対策の窓口についてお答えいたします。  相談員の人数でございますが、3人を予定しております。その中で、2人の方が予約のほうを担当、1人の方がフリーを担当するというふうに考えております。  1日当たりの人数でございますが、1人1時間を想定しておりまして、9人を考えております。
     これで足りるかというお話でございますが、当面この体制で実施していきまして、相談者が多いということになれば、対応を考えていきたいというふうに考えております。  もう一点、船橋市の状況ということでお答えいたします。  これは、県が船橋の駅前に開設しているものでございまして、相談員は2名を配置しているようでございます。開設日につきましては、原則毎週水曜日の午後5時から8時までの時間、それと月一遍ですが、日曜日午後2時から5時までの間実施しております。  以上でございます。 26 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 27 ◯高齢福祉課長 高齢福祉課でございます。  ことぶき大学校の件についてお答えいたします。  ことぶき大学校につきましては、昨年度事務事業の見直し等を受けまして、一つはボランティア実践コースということで地域の学生の方が御習得いただきました健康福祉や園芸に関する知識や技術を活用していただきまして、卒業後にボランティア活動を実践していただくというようなものでございまして、もう一つは創造活動コースということで陶芸や美術の知識、技術を習得していただきまして、自分自身の生活を豊かにするというような内容にさせていただいております。こういうこともございまして、授業料をボランティア活動実践コースにつきましては1万2,000円、創造活動コースについては6万円という形にさせていただいております。その額の影響もあるのかどうか、ちょっとはっきりあれなんですけど、平成22年度は定員数も多かったんですが、416名のところ393名の実績がございました。平成23年度は、現在のところ240名のところ156名ということで、やはり人数が定員に満たないような状況が出てきております。  以上でございます。 28 ◯主査(黒宮 昇君) 小田委員。 29 ◯委員(小田 求君) どうもありがとうございます。  まず、自殺対策のほうなんですけれども、人数とか、よくわかりました。1日当たり1人の相談員が9人ということで、前年度もこれは予算がついていると思いますけれども、その運営状況で、例えば、予約だとかいうものがそれで網羅されているのかどうかということをお聞きしたいです。  あと、不妊手術の1匹当たりの費用はよくわかりました。8万円だと、すごく高額だなと思ったんですけど、1万円で、その内訳もお聞きしましたので、納得いたしました。  ことぶき大学校運営なんですけれども、残念なことに授業料とかが変わったせいか、人数がちょっと減ってしまったということで、そのあたりはどのようにクリアしたらいいのか、今後検討していただきたいと思います。御高齢の方が知識などを身につけられて社会で活躍できる場というものを創出するという重要な事業だと思いますので、特にボランティア実践コースのほうで高齢者の方が知識をつけたもので、次の世代を育てていくというもので非常に重要かと思います。  それでは、1点お答えください。 30 ◯主査(黒宮 昇君) 障害者自立支援課長。 31 ◯障害者自立支援課長 昨年度のことにつきましてでございますが、今年度の新規事業ということで載せさせていただいております。ですので、平成24年度からの新規事業ということで計上させていただいておりますので、23年度は未実施でございます。  相談につきましては、1人の相談員がおおむね3人を見て、9人というふうにお答えいたしました。失礼しました。 32 ◯主査(黒宮 昇君) 小田委員。 33 ◯委員(小田 求君) どうもありがとうございます。そういうことでしたら、今後自殺対策というのは非常に今注目されているところで、年間に3万人以上という自殺者を抱える国ですので、どうぞ対策を講じていただければと思います。  では、どうもありがとうございました。 34 ◯主査(黒宮 昇君) ほかに。植草委員。 35 ◯委員(植草 毅君) まず、1点、生活保護の歳出削減の努力というのはどのようなことをしているのかというのと、プロジェクトチームの成果、どのような成果を上げているのかというのをお聞かせください。  また、国民健康保険の赤字について、構造的なものもあるんでしょうけれども、歳出削減、また徴収率向上のためにどのような努力をしているのか。  また、各健康保険、また介護保険の窓口手続の件で、特に中央区の場合、後期高齢者は区役所、介護保険のほうはきぼーると二つに分かれてしまう。これを一本化できないのかというのと、あと、今後伴侶というか、配偶者、また親が亡くなる超高齢化時代に突入していって、手続が同じような書類を、同じようなものを書いて、あちこちに出さなければいけないということになっております。ですので、この手続の煩雑化を、市のものは市で一本でできないのかと。窓口の一本化というのを、ワンストップサービスというのができないのかというのをお聞かせください。 36 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。保護課長。 37 ◯保護課長 保護課、石原でございます。よろしくお願いします。  まず、生活保護の削減対策とプロジェクトチームの成果につきましてですが、増加する生活保護者数、それに伴いまして、当然保護費も増加しております。その対応策としまして、昨年度、生活保護自立支援強化プロジェクトチームを立ち上げまして、生活保護の適正実施や自立推進に向けまして18項目の対策を実施しております。特に、就労支援につきましては、その人の能力や意欲に応じて個別に支援しておりまして、就労支援事業と就労促進事業で1月末現在409人の方が就職いたしました。  また、働くことの意欲を失い、社会から長らく孤立している方に対する施策としまして、農業等就労社会体験支援事業を実施しておりまして、1月末現在、就労体験11人、ボランティア体験に21人が参加しまして、そのうち6人が求職活動を行い、1人の方が自立しております。  そのほか、不正受給防止対策としまして、収入の届け出義務に関するパンフレットを作成しまして全世帯へ配布するとともに、ハローワークとの連携強化、緊急雇用創出事業を活用しての市における生活保護受給者の雇用など、多方面にわたる取り組みを行っております。  以上でございます。 38 ◯主査(黒宮 昇君) お願いします。健康保険課長。 39 ◯健康保険課長 健康保険課でございます。  国民健康保険の徴収率向上や歳出削減に向けた取り組みについてでございますが、まず歳出の削減につきましては、国民健康保険の歳出の主要な部分でございます医療費の抑制について、本年度では被保険者の方にジェネリック医薬品を使っていただきたいということで、ジェネリック医薬品の希望カードというのを各世帯に配布して、窓口で保険証と一緒に出していただくようなことに努めております。また、医療機関、金融機関等の窓口にジェネリック医薬品の普及啓発用のポスターを掲示するなど、啓発に努めております。また、今後は利用者割の差額を通知して、それぞれにその効果を知っていただいて、自己負担と医療費の削減効果について周知並びに啓発をしていきたいというふうに考えております。  また、徴収率の向上についてでございますけれども、まずは未然に滞納を防ぐということが重要と考えておりまして、口座振替の勧奨に力を入れているところでございます。窓口で新規に加入する方に直接勧奨するほか、懸賞つきのキャンペーンを、税等、他料金と一緒に行うなどに努めているところでございます。また、滞納初期段階での対応が大切と考えまして、市税納付推進センター、委託でございますけれども、原則として、督促が出た後、まだ納付がない場合には電話による催告、さらに区役所職員によって再度、つながらない等ございますので、電話催告を行っているところでございます。また、徴収については、特別徴収嘱託員を雇用しまして、各滞納世帯の訪問をしながら納付折衝並びに徴収を行っているところでございます。  なお、特別徴収員については、新年度増員を予定しているところでございます。  さらに、納付に応じないという世帯につきましては、財産調査をいたしまして、主に銀行預金等になりますけれども、差し押さえなどの強制徴収、滞納処分を実施しているところでございまして、区役所並びに市税事務所に一部移管をしまして、協力しながら進めているところでございます。  なお、新年度からは区役所の徴収業務を一部本庁のほうに集約しまして、区役所、市税事務所、本庁というような連携の中で、さらに強化をしてまいりたいというふうに考えております。  次に、区役所窓口についてでございます。 40 ◯主査(黒宮 昇君) 局長のほうから答弁します。局長が答弁します。保健福祉局長。 41 ◯保健福祉局長 今御指摘のありました中央区の場合、きぼーると中央区役所でというお話がありましたけれども、実は保健福祉センター整備をしようという構想がありましたときに、できれば区役所の敷地の中でということを考えてはいたんですが、建物や敷地の状況などから、現在、中央区と、それから緑区、それから若葉区も隣ではありますけれども、道路を挟んで向かい側というような形で保健福祉センターが建つ格好になりました。保健福祉センターは、基本的には保健と福祉、これを一体的にワンストップサービスでということで整備をしていたところではございますが、今、委員御指摘のように高齢化になりまして、確かに国保の関係と介護の関係というのが非常に最近多くなってきたのかなというふうには思いますが、今、いろんなシステムが動いておりますので、情報をそれぞれが共有できるような形にしながら、ちょっと工夫をしていきたいというふうに考えております。 42 ◯主査(黒宮 昇君) 植草委員。 43 ◯委員(植草 毅君) お年寄りは歩かせなくちゃいけないというのが前提にあるのかどうかわかりませんけれども、もうちょっと不便がないようにしていただきたいということでお願いします。  農業就労のほうで6人就労しているということなんですけれども、こちらのほうはそのまま、終身というわけじゃないですけど、そのまま続いているということなんでしょうか。  というのと、あとジェネリックのほうの差額通知というのは、いつから行うものなんでしょうかというのをお聞かせいただきたいです。 44 ◯主査(黒宮 昇君) 保護課長。 45 ◯保護課長 はい、保護課でございます。  農業等就労社会体験支援事業のほうでございますが、6人の方が求職活動につながったということで、就労は1人でございます。  以上です。 46 ◯主査(黒宮 昇君) 健康保険課長。 47 ◯健康保険課長 健康保険課でございます。  ジェネリック医薬品の利用をした場合の差額通知でございますが、今月中旬に1回目を実施予定でございます。  なお、新年度につきましては、年2回程度実施する予定としております。  以上でございます。 48 ◯主査(黒宮 昇君) 植草委員。 49 ◯委員(植草 毅君) おおむね了解いたしました。どれもこれも国のシステムがおかしいのかなというのもあるんですけれども、市としてできる限りのことはしていかなければ、生活保護も減ることはないですし、また医療費の増大というのは、病院に行かないということは絶対できないので、極力避けるためには、払っているものが幾らか節約になるということを見せなければ、絶対下がることはないので、より一層努力というか、施策のほうを進めていただきたいということ。  また、窓口については、極力一本化していただきまして、また同じような書類をいっぱいつくるような場合は、窓口に端末を置いていただいて、そこで同じようなことを何度も何度も入力しなくても、1回入力すれば、そのまま書類ができてくるような、そのようなシステムで、また持っていく場所もわかりやすく、紙に書いてはあるんでしょうけれども、お年寄りがわかりやすいように、また、だれが行ってもわかりやすいようなシステムをとっていただきたいということを要望として、終わります。 50 ◯主査(黒宮 昇君) ほかに。安喰委員。 51 ◯委員(安喰武夫君) おはようございます。  3点御質問いたします。  まず、1点目は、平和公園のトイレについてです。  平和公園は、墓地公園ということで高齢者の方も多く訪れています。その点でも、公園のバリアフリー化は重要な課題です。特に、トイレはバリアフリー化が求められています。  まず、現在の墓地面積とトイレの箇所数、そして、そのうちユニバーサルデザインの多目的トイレは幾つあるのか、お答えください。  また、新年度予算でトイレ改修がありますが、どのような内容の改修で、何カ所改修する予定でしょうか、お答えください。  次に、ことぶき大学校についてですが、先ほども御質問がありましたけれども、ことぶき大学校を卒業した高齢者の方は、学校で学んだ趣味などを生かして大いに生き生きと老後を楽しんでいる方がたくさんいます。まず、ことぶき大学校の意義と目的についてお示しください。  それから、先ほど今年度中身が改定されて、定員数とか、それに対する学生数などは先ほどの答弁にありましたので、まず、授業料について幾らから幾らに改定されたのか。あと、就学年限も変わっていると思うので、その中身もお示しください。  それから、次は3点目ですが、障害者虐待防止センターについて御質問いたします。  昨年の6月に障害者虐待防止法が成立し、ことし10月からの施行となります。それに伴って千葉市にも障害者虐待防止センターを設置するということなんですが、まず、障害者虐待防止法が成立した背景、法律の目的についてお伺いします。  それから、障害者虐待について千葉市の実態はどうなっているのか。  それから、障害者虐待防止センターはどこに設置し、専門職員の配置など、体制はどうなるのでしょうか。  また、虐待はいつ通報されるかわかりません。土日や夜間の体制はどうなっているのか。  以上、お答えください。 52 ◯主査(黒宮 昇君) 生活衛生課長。 53 ◯生活衛生課長 生活衛生課です。  平和公園のトイレについてお答えします。  現在、平和公園内には9カ所のトイレが設置されております。そのうち4カ所のトイレは車いすで使用できるバリアフリータイプのトイレが設置されております。現在、オストメイト対応の多目的トイレにはなっておりません。また、手すりやトイレ入り口にスロープを設置して段差を解消するなど、高齢者の使用に現在配慮しているところでございます。  今後、平成24年度のトイレの改修についてですが、平和公園内の2カ所、AとGの墓地のところにあります男子トイレにセンサーを設置する予定でございます。これは、センサーがついていないので、非常に衛生的に問題があるということで、トイレの改修を行います。  また、墓地の面積、墓所の面積についてですが、現在供給している墓地は、普通墓地、芝生墓地の2種類ありますが、どちらも4平米となっております。  以上です。 54 ◯主査(黒宮 昇君) 全体の面積を聞いているよね。(安喰委員「全体の」と呼ぶ)では、後でお願いします。高齢福祉課長。 55 ◯高齢福祉課長 高齢福祉課でございます。  まず、ことぶき大学校の意義、目的でございますが、ことぶき大学校につきましては、高齢者の方が興味ある分野の学習に取り組んでいただくとともに、自主的にクラブ活動などを運営していただいて仲間づくりを進めていただくとともに、地域活動など積極的な参加を通じて、豊かで充実した生活が送れるよう学習と活動の場を提供するものでございます。  続きまして、授業料でございますが、こちらは、もともとはすべての学科が3万円でございました。それで、ボランティアの実践コースにつきましては、園芸学科と福祉健康学科がございますが、こちらが1万2,000円、創造活動コースにつきましては、美術学科と陶芸学科がございますが、こちらが6万円になります。  あと、就学年限でございますが、平成21年までは2年でございました。平成22年から1年に変わっております。  以上でございます。 56 ◯主査(黒宮 昇君) 障害者自立支援課長。 57 ◯障害者自立支援課長 障害者虐待の関係でお答えいたします。  成立の経緯等についてでございます。  虐待が障害者の尊厳を害するもので、障害者の自立と社会参加を推進する上で、虐待を防止することが極めて重要だということから、虐待の防止、養護者に対する支援などに関する施策を推進するため、障害者の権利、利益の擁護のため、委員が先ほど言われたとおり、平成23年6月17日に国会で成立されたものです。  定義といたしましては、対象は身体障害者、知的障害者、精神障害者、これには発達障害者も含まれます。このほか、心身の機能の障害がある方で障害及び社会的障壁により継続的に日常生活、社会生活が制限される状態にある方を対象とするというふうになっております。  それから、市町村がやる虐待の範囲でございますが、養護者による虐待は市町村が対応いたします。施設につきましては、従来市が対応しておりまして、使用者に対するものにつきましては、県が対応することになっております。  センターの設置場所についてでございますが、6区の保健福祉センターの高齢障害支援課に置くこととしております。  それから、その体制でございますが、受付につきましては、課の職員が対応することとしております。そこには、申しわけございませんが、専門職は配置をしてございません。  それから、土日の対応でございます。  月曜日から金曜日の開庁時間につきましては、区の高齢障害支援課で対応いたしますが、夜、土曜日、祝祭日につきましては、市内の相談支援事業者に委託をいたしまして、24時間365日開設するということにしております。  以上でございます。 58 ◯主査(黒宮 昇君) 障害企画課長。 59 ◯障害企画課長 障害企画課でございます。  障害者虐待に対応した事例についてでございますけれども、居宅で生活する障害者の年金等を親が理由もなく使ってしまうという事例は過去にございました。また、障害者施設におきましては、平成23年度におきまして2件の虐待の通報がございました。この2件につきましては、虐待が疑われる点は確認ができませんでしたが、そのうちの1件につきましては、施設全体として虐待防止への取り組み、こちらが不十分であったということを確認しております。そのため、この法人に対しまして文書による指導を行いまして、改善報告等の提出を求めております。また、今後は定期的に各施設の実地調査を行いまして、改善状況のほうを確認してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。
    60 ◯主査(黒宮 昇君) 生活衛生課長。 61 ◯生活衛生課長 平和公園の墓地の面積についてお答えいたします。  平和公園は、既に墓地として整備が終了しております既存墓地、それとC地区とD地区の墓地、合わせて70.4ヘクタールでございます。  以上です。 62 ◯主査(黒宮 昇君) 安喰委員。 63 ◯委員(安喰武夫君) まず、平和公園のトイレについてですが、とにかく平和公園は広いわけですよね。墓地に使っているところでも広いと。ですから、高齢者とか障害者は、やっぱりトイレに移動するだけでも大変ですし、通常のトイレを使えない方は、そういうバリアフリーのトイレまで行くのもまた大変と。また、和式のトイレも多くあるということで、やはり利用者の方からも、私も非常に利用するのが大変と、そういう声も上がっています。そういう意味では、バリアフリー化への取り組みというのは待ったなしの課題だと思います。ぜひユニバーサルデザインの多目的トイレをさらにふやしていく、それから高齢者のためにも洋式トイレにやはりもっとしていくということで、取り組みが今後必要だと思いますが、その点での御見解をお願いいたします。  それから、ことぶき大学校ですが、先ほどこれまで3万円だったものが1万2,000円と6万円と。1万2,000円というのは下がったわけですが、6万円は2倍と。かつて2年あったものが今1年ということで、半分になって授業料もさらに倍という点では、かなり大変なことだと思うんです。それにかかわって、先ほど定員数が416人だったときには393人の学生がいたと。率にすれば94.5%が定員を満たしたと。ところが、値上げしてからは定員は減って240人で、先ほど学生数は156人と。そうすると、率で言えば65%ということで、本当に激減していると思います。そういうことで、今回これほど学生が激減した原因について、やはりどう考えているのかということでお聞きいたします。  それから、やはり今後授業料を引き下げて定員数もふやして、そういう改善をして、やはりことぶき大学校の目的にふさわしく、多くの高齢者に門戸を開くということで取り組む必要があると思います。その点でもお答えください。  それから、あと、虐待防止センターのことですが、とにかく子供や高齢者への虐待ということは、この間一応の対応などがとられていると思うんです。しかし、障害者への虐待は、在宅や施設では、今本当に深刻な状況があります。先ほども一部の事例が報告されましたけれども、とにかくハンデを持つ人に対する虐待というのは絶対に許されません。障害者虐待防止センターを確実に運営して、虐待防止の実効性を確立するためには、やはり市の努力と同時に、国の支援が必要だと思います。障害者虐待防止法は、自治体だけでなく国の責務も明記しています。ところが、今回の予算案では、障害者虐待防止センター、これの予算については市費だけになっています。国の財政的援助はないのでしょうか。また、国への支援を求める考えはないのか、お答えください。  以上です。 64 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。健康部長。 65 ◯健康部長 平和公園のトイレについてですが、来年度からの快適な墓参環境を目指しまして、管理費もいただくことになってございます。利用者の御意見をいろいろお聞きしながら、優先順位をつけて、順次、その他のこともいろいろあると思いますので、順次検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 66 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢障害部長。 67 ◯高齢障害部長 私から、ことぶき大学校の件でございますが、ことぶき大学校、ことしは指定管理の関係もございまして、募集時期が例年よりも2カ月以上おくれたということと、東日本大震災というものがございまして、そういう中で自粛ムード、そういうものもありました。そういうこともあって、その中でまた授業料という問題もありますけれども、これはことぶき大学校にかかっている1人当たりの授業料が約12万円かかっているわけであって、その中で、こういう陶芸とか美術については、趣味的な意向もあるので、それは2分の1ということで、ほかのコースについては、ボランティアという推進を図るために1万2,000円という金額を設定したものでございまして、今後の状況とか学生などのアンケートなんかも今後とっていくこともございますので、そういう中で、もう数年そういう状況を見て、検討はしてまいりたいと思います。 68 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。障害者自立支援課長。 69 ◯障害者自立支援課長 虐待防止法に絡む予算の関係でございます。  委員御指摘のとおり、確かに国、県の補助はございません。ですので、今年度一般財源で対応することとなります。  今後ということでのお話でございますが、現状では国の補助はございませんが、今後、政令市の関係課長会議等でこの対応についてお話が出ると思いますし、千葉市のほうからもいろんな意見を聞いて、参考に対応していきたいというふうに考えます。  以上でございます。 70 ◯主査(黒宮 昇君) 安喰委員。 71 ◯委員(安喰武夫君) では、最後は要望としておきますが、とにかく平和公園のトイレ、お彼岸には特に高齢者がたくさん訪れてきます。それで、とにかく高齢者の皆さんから、和式のトイレのことなどは結構使いづらいというのはありますので、そんなに難しい問題でもないと思いますので、そういうところから本当に取り組んでいただきたいと思います。  それから、ことぶき大学校は、やはり6万円という金額というのは、カルチャーセンターと同じような金額になっていると思うんです。これではやっぱり所得が低い方は参加できないということになってしまうわけで、改めてことぶき大学校というのは何も利益のためにやっているわけではなくて、先ほども御答弁にあったように高齢者の豊かな老後をつくっていく、充実させるという、やっぱりそういうところがありますので、ぜひそういう目的にふさわしく運営するということで、授業料を下げて、高齢者はだれでも、まず入学できる機会を保障するということが必要であると思いますので、重ねてお願いしておきます。  それから、障害者虐待防止の問題は、本当にこれはきちっと発見をして対応するというのもなかなか大変な課題だと思うんですね。ですから、市が大いにもちろん頑張ると同時に、やはり国の支援というのは欠かせないと思いますので、他の政令市とも一緒になって、きちっと国への対応も求めていただきたいと思います。  以上です。 72 ◯主査(黒宮 昇君) ほかに。蛭田委員。 73 ◯委員(蛭田浩文君) よろしくお願いします。  何点か、お伺いしたいと思います。  初めに、新世紀ちば健康プランの次期計画を策定するということでありますけれども、その前に、今、現計画の取り組みをどのように評価しているかという点をお伺いしたいと思います。  2点目に、次期計画の策定をするに当たって、そのスケジュールがもし出ていれば、スケジュール感を教えていただきたいと思います。  それから、先ほど植草委員からの質問で、国民健康保険の特別徴収員の嘱託の増員ということで御回答というか、答弁があったんですけれども、国民健康保険の現在、未徴収額というんですか、未徴収額、また8人増員するということで、大体どのぐらいの効果を見込んでいるのかというところがあれば教えていただきたいと思います。  以上です。 74 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。健康企画課長。 75 ◯健康企画課長 健康企画課、大木でございます。  新世紀ちば健康プランの現計画の評価についてでございますけれども、健康プランは平成14年12月に策定をしておりまして、21年度に中間評価と見直しを行っております。その概要でございますけれども、中間評価に当たりましては、新たに計画全体の達成状況を評価するために、基本指標といたしまして、平均寿命、平均余命、それから平均自立期間の三つの指標を設定いたしておるところでございますけれども、これにつきましては、全国、千葉県とおおむね同程度の水準にございます。  それから、次に、健康目標の達成状況でございますけれども、119の指標がございます。このうち、この中間評価のときには評価できなかったものが26ございまして、これを除いた93指標のうち、達成及び改善傾向にあるものが71指標で全体の76%ということで、大きな割合になっております。ただ、分野ごとには偏りがあるという状況になっております。  その主なものを申し上げますと、たばこの分野では各指標とも改善はしているんですが、子供の年齢が高くなるにつれて、親の禁煙する意識の低下が見られるようでございます。また、糖尿病では、検診の受診者の受診率の改善が見られるんですが、一方で糖尿病やその疑いのある方の割合が増加しているということで、分野や指標ごとの改善に向けたさらなる取り組みが必要となっております。  この中間評価、見直しを行った結果、健康目標は目標の追加などを行いまして、見直し前の119から156指標となっております。  それから、今後の次期計画の策定スケジュールでございますけれども、今年度は現計画の最終評価ということで、次期計画の基礎データとなるものを得るために食生活実態、生活習慣等の調査です。それから、小中高校生の状況調査、あるいは乳幼児の健康維持調査や医療機関、飲食店調査の各調査を行っております。こういったものを来年度に評価を行いまして、健康づくり推進協議会がございますので、そこにおいて御審議いただきながら、まず最終評価を行います。これは、夏ごろを考えております。その後、年内に次期計画の原案を取りまとめた後にパブリックコメントを行いまして、来年度末までに策定、公表してまいりたいと考えております。  以上でございます。 76 ◯主査(黒宮 昇君) 健康保険課長。 77 ◯健康保険課長 健康保険課でございます。  国民健康保険料の未収額についてですが、言いかえますと滞納保険料ということでよろしいかと思うんですが、月ごとに変化いたしますが、平成23年12月末現在で納期限を過ぎた未納保険料が72億7,700万円でございます。また、特別徴収員8人増員による効果ですが、平成24年度の見込みで8,560万円を見込んでいるところでございます。  以上でございます。 78 ◯主査(黒宮 昇君) 蛭田委員。 79 ◯委員(蛭田浩文君) ありがとうございました。  平成14年に策定したものも24年が最後ということで、いろいろ課題が出ているということ、また次期計画のスケジュールの中で、いろいろ各種調査を行っていくということで答弁がありましたけれども、市民の健康づくり運動を総合的に推進するという意味で、その課題等をしっかり反映する次期健康プランになるように要望を1点したいと思います。  それから、今、2点目で国民健康保険の未徴収額ということで72億という相当な額なんですけれども、そういう中で8人増員して8,500万円ということで、未徴収額に対しての効果といっても、なかなかこれはどうかというのは言い切れないんですけれども、やたら人をふやしてやるということもできないと思いますし、この辺もいろいろあらゆる観点から課題を整理して、効果が上がるように取り組んでいただきたいということを要望しまして、終わります。ありがとうございました。 80 ◯主査(黒宮 昇君) ほかに。三ツ井委員。 81 ◯委員(三ツ井美和香君) 御質問が2点ございます。  1点目は、認知症疾患医療センターについて伺います。  千葉市の高齢者保健福祉推進計画の案の中でも示されておりますが、今後、千葉市における高齢化率の急激な上昇は大きな問題です。この高齢化に伴い懸念されることは、80代の人の4人から5人が発症すると言われている認知症の医療や介護の体制が千葉市において十分整っているかということです。認知症は、患者本人だけではなく、家族やその周辺の人たちを含めた地域の問題であり、千葉市では認知症高齢者数の推移を平成24年度1万6,133人としていますが、家族などを含めると患者数の2倍から3倍の人の対応が迫られているのではないでしょうか。その意味で、今回の認知症疾患医療センターの整備は、この認知症対策への大きな前進であると期待していますが、認知症治療の専門医や医療機関等の体制がまだまだ十分とは言えない現在、今回のセンターの運営体制で果たして十分な対応が可能か、当局はどのように認識されているか、お伺いいたします。  また、センターと各協力機関との連携上、地域包括ケア体制も認知症高齢者を支える理想的な対応策となりますが、センターの機能次第では周辺症状、例えば、徘徊と呼ばれる認知症の周辺症状のケアは、相変わらず家族や地域任せという絵に描いた餅にならないでしょうか。その点を含め、千葉市において詳しい認知症高齢者の実態調査を実施された上での認知症疾患医療センターの整備なのかどうか、あわせてお伺いいたします。  2点目は、障害者就労支援パソコン講座の開設、知的障害のある生徒の一般就労を支援するため、パソコン操作とビジネスマナーの講座を開設するとありますが、実際にパソコンを活用して就職した方の人数をお示しください。  また、この事業が平成18年度は市政だより及び障害企画課のホームページにて受講生を募集し、平成19年以降は特別支援学校の生徒を対象に各学校を通じて募集とありますが、なぜ公募をやめたのか、その経緯をお願いいたします。  以上です。 82 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。高齢福祉課長。 83 ◯高齢福祉課長 高齢福祉課でございます。  まず、認知症の医療の体制が十分なのかどうかというような御質問でございました。  今回の認知症疾患医療センターにつきましては、こちらは委託事業という形になりまして、委託事業の中身としては、精神保健福祉士のような職員を1名配置していただいて相談に当たっていただくということなんですが、当然千葉大学の中にはもちろん医師の方もいらっしゃいますし、もともと地域連携部というところがございまして、その部の中に設置していただくことになります。地域連携部にはソーシャルワーカーがたくさんおりますので、あくまで委託としては1名でございますけれども、対応するときにはその地域連携部の中、全体で対応していただけるということになっておりますので、そういう意味での対応は可能かと思います。  それと、あと医療のことだけではございませんので、当然千葉市は以前から認知症相談コールセンターとか介護のほうの相談を受けるところもございますし、例えば、地域の医療機関ではサポート医の方が12名いらっしゃるとか、かかりつけ医認知症対応力向上研修を受けていただいた方が、ちょっと正確な数はあれですけれども、150名ほどいらっしゃいます。そういうさまざまな方が家族からの相談もお受けいただくことができますので、決してセンターだけでこの事業が進んでいるわけではないということでございます。  あと、センターと協力機関との関係で、家族等の状況を確認したのかという御質問でございますが、具体的な数といたしましては、毎年5月に民生委員が実施しております高齢者の実態調査の中で数は確認はしておるんですが、それぞれの症状とか家族の介護状況とか、そういうものは、申しわけございませんが、確認はしておりません。  以上でございます。 84 ◯主査(黒宮 昇君) 障害企画課長。 85 ◯障害企画課長 障害企画課でございます。  パソコン講座についてでございますけれども、パソコン講座は知的障害者を対象に、ワード、エクセル、インターネット等の基本的な操作の習得、それから面接での話し方、自己紹介の仕方等のビジネスマナー等をカリキュラムに組み入れて、平成18年度から実施してございます。平成18年度からこれまでの受講者のうち、約66%の方が民間企業のほうに就職をしてございます。そのうちの約15%の方がパソコンを活用した業務についているという状況でございます。  それから、公募をやめた理由ということでございますけれども、これまでの実績もほとんどの方々が特別支援学校の生徒だということ、また、市立養護学校の高等部のほうの実態を確認いたしまして、選択学習というものがございまして、その中にパソコンの学習というものがございますが、これが週4時間程度の授業であるということを確認してございます。ただし、この授業でございますけれども、年間前・後期の2期に分かれて実施しておりまして、参加者はそれぞれ10名程度という選択学習という内容でございましたので、生徒全体が受講できないという状況を勘案いたしまして、特別支援学校に限定して現在実施しているところでございます。  以上でございます。 86 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 87 ◯高齢福祉課長 済みません。今、民生委員の実態調査ということでお話しさせていただいたんですが、寝たきりのほうと勘違いいたしました。今回の認知症の数につきましては、国の統計から推計して出したものでございます。訂正させていただきます。 88 ◯主査(黒宮 昇君) なお、実態を把握した上でのものになっていますかというのがあったと思うんですが、それの答弁は。 89 ◯高齢福祉課長 それは、実態は……。 90 ◯主査(黒宮 昇君) あくまでも家族がということで。 91 ◯高齢福祉課長 はい、実態はちょっと把握はしておりません。 92 ◯主査(黒宮 昇君) していないということで、はい。三ツ井委員。 93 ◯委員(三ツ井美和香君) 2回目の質問をさせていただきます。  まず、障害者の就労のパソコン講座についてですが、実際に事務仕事についた人が15%だということですが、知的障害者の雇用について平成20年度の障害者雇用実態調査では産業別に見ても生産工程とか労務の職業が最も多く、事務につく人はほとんどいない状況です。それを考慮すると、むしろ障害の特性に合わせた現実的な講座に予算を投入したほうがいいと思います。例えば、パソコンが無駄とは言いませんが、それよりも市役所内で実習などを行いながら勤労観ですとか職業観を身につけ、社会人としての基礎を学ぶほうがその後の就労に本気でつなげるためには重要かと思いますが、ぜひ御見解をお聞かせください。 94 ◯主査(黒宮 昇君) 1点でいいですか。 95 ◯委員(三ツ井美和香君) はい。 96 ◯主査(黒宮 昇君) では、答弁願います。障害企画課長。 97 ◯障害企画課長 障害企画課でございます。  パソコン講座のパソコンを使って就労した方の業種別でございますけれども、必ずしも事務系だけではございません。金融機関に就職された方、それから小売業、情報通信業等々に就職された方がパソコンを活用して就業されているという状況でございます。  確かに、パソコンよりもビジネスマナー講座のほうが重要であるということもございますけれども、受講者のアンケート等も確認いたしますと、パソコンに興味を持ったり関心を持って参加した方も多数いらっしゃいます。また、パソコン講座を習得することによりまして、就職の選択肢も広がるものというふうに考えておりますので、パソコンの講座につきましては、意義あるものというふうに考えております。  以上です。 98 ◯主査(黒宮 昇君) 三ツ井委員。 99 ◯委員(三ツ井美和香君) パソコンのことじゃなくて、市役所内で実習を行えるかどうかというのを一番お聞きしたかったんですけども、パソコンの講座の開設については、最後に意見、要望を述べさせていただきます。  さまざまな経験が就労に向けた取り組みとして相乗的に効果を生み出すと思います。就労に向けた講座は就労のための手段であり、講座をやること自体が目的ではないのですから、今後は費用対効果と障害の特性や実態に合った現実的な取り組みをぜひ御検討いただきたいと思います。  また、先ほどの認知症疾患医療センターについてですが、おおむね了解しました。でも、千葉市において詳しい認知症の高齢者の実態調査をされていないということで、家族の実態はきちんと把握していただきたいと思います。また、認知症の対応には早期発見、早期治療が欠かせません。その意味で、今回千葉大学病院内に設置されることは、診断の総合評価がなされ、大いに期待しておりますが、しかしながら認知症と一口に申しましても、アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体、ピック病、その他のさまざまな原因疾患が想定されます。疾患ごとの適切な治療がセンターにより提供されることは、介護の現場においても大きく影響してくると考えます。つまり、今後連携先の原因別ケアのあり方が認知症の症状で特に問題となる、とられ妄想ですとか徘徊などの周辺症状の予後に大きくかかわると思いますので、センターの運営に際しては、配置される人員の専門性はもとより、あんしんケアセンター、介護サービス提供者等の連携強化を図れる人材を配置していただけることをお願いいたします。  以上です。 100 ◯主査(黒宮 昇君) ほかに。湯浅委員。 101 ◯委員(湯浅美和子君) ありがとうございます。では、何点かお願いいたします。  まず1点は、生活保護関連に関してです。  この間も不正受給を防ぐこととかということも大きな課題というふうに言われているわけですけれども、なかなかやはりこの社会的状況の中で絞るだけでいいのかというふうな感じもいたしております。このところ、生活保護の中でも医療扶助の件で不正受給があったとか、いろいろ問題があるようなんですけれども、千葉市、ここのあらましに出ております医療扶助、延べの人数が出ておりますけれども、この内訳を少し教えてください。これは、医療扶助といっても入院とか通院、その後、この中にも医療扶助の指導員配置ということで、これは後発医療薬品を指導していくとかということもあるわけですけれども、それは通院とかということにかかわってくるかと思いますけど、もともと入院とか通院とかの分けがどうなっているのか。あと、また医療扶助を受けられる方の年代等、わかりましたら教えてください。  それから、生活保護に関しましては、この間、千葉市のほうもプロジェクトチームをつくったりして、いろいろ体制を整えてきておられます。それも先ほど別の委員からの質問で成果というふうなことのお話があったかと思うんですけれども、ここ2年ぐらい力を入れておられるかと思いますけれども、実際にこれは、ほとんどが国のメニューを一生懸命使いながらということだと思うんですね。もちろん、それは市の費用を使うよりは国のそういった国費が出るものを使っていくということはいいと思うんですけれども、国のほうも本当に生活保護に関しては非常にクレームが多い中で、何とかしていかなくてはいけないということでやっているメニューがいっぱいあるわけですけれども、それを実際やってみられて、効果というのは何人就労とかって、さっき出ていましたけれども、恐らくいろんな課題も見えられたと思うんですね、このメニューをやってみて。その課題は何かというふうに把握されているのか、御説明いただけたらいいなと思います。  そういうことを市町村が実際にやって、課題を把握して、それをやはり国に報告していって、よりよいメニューというのか、事業に結びつけていかなくてはなりませんので、その課題について御説明いただけたらと思います。  それから、新規に新しく取り組む事業として、福祉から就労支援事業ということで、ハローワークと協定を結んでというのがございますけれども、これは一つ新しく千葉市が取り入れる事業なんですけれども、何かこれまでと違った効果が期待できるのかどうか、そのあたりはいかがでしょうか。  あと、もう一点は、み・まもーれの継続なんですけれども、これも先ほどほかの、伊藤委員でしたかね、御質問がありまして、その中で平成24年度も半年ほど継続されるというふうなことを聞きました。その後は、あんしんケアセンターとの連携の中で、今できたネットワーク、あるいはボランティアさんを継続していくというふうに御説明があったんですけれども、これは本当に昨年度の決算の折にも非常に有効な手段であるので、ぜひとも継続というふうな話があったかと思います。それで、今回こういうふうな形で予算がつこうとしているのは歓迎すべきことなんですけれども、あんしんケアセンターの中で引き継ぐということになると、これまでの形とはやはり違ってくると思います。ここはURの集会所を使って行われているわけです。この幸町団地に関しましては、現在URのほうで地域の方と連携をしながら建てかえが進められています。その中で、こういったみ・まもーれ的な、これは生活安全創造事業でしたか、そういうモデル事業を使ってのことだったんですけれども、URも巻き込んだ中で何か続けていくことはできないのか、そういうふうな検討はされていないのかどうか、伺います。  もう一点は、成年後見支援センターのことについて伺いたいと思います。  今、認知症のお話もございましたけれども、2年ほど前に千葉市は権利擁護センターから成年後見支援センターにかわりました。それで実績に変化があったのかどうかというところなんですけれども、認知症の高齢者の推計は、先ほども国の推計に基づいてということでしたけれども、3年前と現在と3年後というのがわかれば、その推計を教えていただきたいと思います。  現在、千葉家庭裁判所管内におけます法定後見の申し立て件数というのがどうなっているのか。そのうち、首長、千葉市ですと市長申し立てはどの程度あるのか。他市の状況は、全国的な平均も出ているかと思いますけれども、それと比べて千葉市の首長申し立てはどうなっているのか。
     それから、成年後見制度利用支援事業というのがございますけど、これはお金がない人たちがこれを使って申し立てをできるという事業なんですけれども、予算が立てられていると思いますが、その実績と予算というのはどんなふうになっているのか。  それから、これは社会福祉協議会の自主事業ということですけれども、同じような感じで認知症高齢者の方たちが受けている日常生活自立支援事業というのがございますけれども、この実績がどうなっているのか。  それと、成年後見支援センターができまして、私たちも求めていました市民後見人養成講座というのも始まっています。この状況を御説明いただけたらと思います。  以上です。 102 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。保護課長。 103 ◯保護課長 保護課でございます。  まず、1点目の医療扶助の内訳でございますけれども、これにつきましては、予算上では入院、外来別にしていませんので、平成22年度の実績で御報告させていただきます。  まず、入院でございますが、件数としましては1万2,642件、金額ですと約58億6,500万、外来が14万8,090件、金額にしまして約24億4,000万円となっております。  それから、年代別でございますけれども、この統計はとってございません。いずれにしましても、高齢者の方もふえていますので、やはり高齢者の医療費の部分というのは多いかと予想されております。  次に、生活保護の受給者の就労支援等のメニューに関する課題でございますけれども、まず就労支援関係ですが、何人かの方が就労していただいているんですが、その中でやはり課題は、常勤が少ないと。常用、正社員ですね。これは、やはり経済的な要因が大きいと思われますけれども、働く中で常勤が少ないということは、やはり生活保護の廃止世帯が少なくなっていると。就労者のうち、やはり多くはパート就労という結果が出ております。  それから、もう一点ですけれども、こういった方々は就労してもなかなか定着率がちょっと低いのかなということがございます。現在、実績としましては409名の方が1月末まで働いておりますけれども、定着率が306名で約74.8%ということになっておりますので、就労を開始した方のその後のフォローアップをやはりしっかりやっていかなくちゃいけないかなというふうに考えております。  それから、社会的な居場所づくりの支援事業ということで、農業等就労社会体験支援事業をやっていますが、こちらにつきましては、対象者がやはり社会となかなか疎遠になっているということで、長期ひきこもりの方、あるいは仕事はできるんですけれども精神的障害をお持ちの方、さらには無料低額宿泊所に入居している50歳、60歳の方が多うございますので、なかなか就労には結びつかないというような課題が残っております。  それから、今年度新規事業として中央区にハローワークの相談窓口を設置しますが、こちらにつきましては、現在、福祉から就労支援事業ということで昨年実施しておりますけれども、そちらとの違いは、同じハローワークが実施するものですので、メニュー的には職業紹介、相談、職業訓練、トライアル雇用等、内容は同じになっておりますけれども、福祉から就労につきましては、協定を結びまして年間の人数を確定しております。中央区に設置するのもその中の一部に含まれますので、それ以外、協定以外に外れた方も中央区のほうでカバーしていくということ、それから生活保護受給者じゃなくて中央区のほうに生活保護の相談にいらっしゃった生活困窮者も対象に職業紹介、就労支援相談もやっていきたいと考えています。  それから、さらに中央区に設置する窓口のほうから若葉区のほうへ週3回、それから美浜区に月1回出張相談、紹介を行うという点が違っております。  以上です。 104 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 105 ◯高齢福祉課長 高齢福祉課でございます。  まず、み・まもーれの件でございますが、今回この事業を何とか継続いたしまして、あんしんケアセンターのほうへ結びつけていきたいということで、このような予算を組ませていただいたところでございます。先ほど議員からお話がありましたように、今後再整備ということもございますし、今、URのほうでは見守り活動に力を入れているところもございますので、その辺、URとの連携を含めて、あんしんケアセンターとの連携も含めて検討してまいりたいと考えております。  続きまして、成年後見支援センターの件で権利擁護センターからかわったことによる実績の変化ということでございますけれども、これまで権利擁護センターのときには月に四、五件程度、成年後見の相談があったように聞いております。それが平成22年になりまして、おおよそ年間で500件、本年度につきましては600件程度まで相談件数はふえております。  それから、認知症の数でございますけれど、済みません、3年前というのはございませんで、平成22年度が1万3,583名で、今年度1万4,130名、平成26年度は1万8,075名と推測しております。  千葉家裁管内の法定後見の申し立てでございますが、これは管内全体でしか数がわかりませんで、平成22年度1,432件と聞いております。ただ、このうち千葉市が何件なのかというのは確認できておりません。  市長申し立ての件数でございますが、平成22年度については高齢者が14件、障害者が1件でございます。平成23年度、今は2月末でございますが、同じく高齢者が14件、精神障害者が1件となっております。他市の状況については、ちょっと把握しておりません。  成年後見利用支援事業の実績と予算が違うというような御質問だったと思うんですけれども、予算については、件数といたしまして12件を見ておりました。額としては232万9,000円、実績としては14件で142万3,000円。大きな違いは、予算組みのときに家族からの申し立てについても、この予算の中に組み込んで予算を立てたところでございますが、実際、家族からの申し立てのほうがございませんでした。そのかわり、市長申し立てのほうの件数がふえて、すべて市長申し立てでございますけど、14件でございます。  以上でございます。 106 ◯主査(黒宮 昇君) 地域福祉課長。 107 ◯地域福祉課長 地域福祉課でございます。  日常生活自立支援事業の実績でございますが、年度の途中で解約される方もございますので、3年間の年度末の契約者数を申し上げます。平成20年が76人、平成21年が68人、平成22年が62人となっておりまして、今年度につきましては、3月1日現在で83人となっております。  以上でございます。 108 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 109 ◯高齢福祉課長 市民後見人の育成の数でございますけれども、平成22年度が50人、平成23年度は35人となっております。  以上です。 110 ◯主査(黒宮 昇君) 湯浅委員。 111 ◯委員(湯浅美和子君) 済みません。どうもありがとうございました。  まず、生活保護に関してなんですけれども、医療扶助に関してです。  やはりこれは、どうしても入院のほうがすごく多くなっている。恐らく入院というのがなぜこういうふうに多くなっているかというと、例えば、この中で多分精神の方がとても多いのかなというふうな気もしているんですけれども、あと、それから結構急迫のような状態で行ってしまったりとか、何かそういうこともあったりするのかなというふうに思うんですけれども、これを今後、例えば、自己負担を少し出していかなくてはいけないのでないかというふうな、そんな議論が今、国の見直しの中でも進んでいますけれども、こういうふうな状態の中で自己負担ということを考えていくと、これから先ほどの御答弁にもありましたけれども、高齢の方がとても多いわけですから、大変なことにそれはつながるのではないかなというふうに思いますので、このあたり、恐らく国がいろいろな制度設計をしていくに当たって、これは自治体の最前線が、生活保護に関しましては、直接当たっていくのは自治体なわけですから、そこがきちんと状況を把握して、そして、それは自己負担ということが非常に厳しいものであるということをしっかりと私は声を上げていっていただきたいなというふうに思っております。それは、一応そういうことを絶対にしていかなくてはいけないなということを申し上げておきます。  それとあと、さまざまあるメニューの、今回課題をお伺いいたしました。これに関しては、定着率が低いということがあったかなということでした。これに関しては、今までも言われていたことでして、いろいろ就労支援、開拓員が企業を開拓してきて、そこにマッチングした、お見合いをしたとしても、なかなかそれが続かないというのは、これはもう目に見えていたことでして、そういった方たちをどうしていくのかということが本当に大きな課題だと思っています。今度、平成24年度から始まるハローワークと協定した事業ですけれども、トライアル雇用があったりとかということで、かなりパーソナルサポート的なことがあるというふうに見ているんですけれども、そういうふうに考えてよいのか。こういった仕事をされた方の後のフォローアップも、少しそこは見ていくことがあるのかどうか、そのあたりはどうなんでしょうか。それと、もしそうでないならば、千葉市として定着していくためのフォローアップ事業というのは、何か考えているのかどうか、確認をさせていただきたいと思います。  生活保護受給者の社会的居場所づくりのほうも、これはもともとは就労阻害要因のない方への事業ということだったと思うんですけれども、さっきおっしゃったところによると、何か長期ひきこもり、あるいは精神の障害を抱えていたり、あるいは無低から来られている方ということで、なかなか就労に結びつかないということなので、これもちょっと当初の想定と違っていたのではないかなと思うんですけれども、そのあたりはどのように感じておられるでしょうか。  それから、み・まもーれに関しましては、ぜひともURをきちんと、これから団地再生というのか、団地のこれからのストックの活用、千葉市内のURはもう建てかえのほうはすべて、URの計画の中でも終わっていまして、今、幸町があるだけでして、あとはすべてストック活用ということでURは考えているようですので、そのためにも、団地の中の高齢化をどうしていくのかということは、URにとっても大きな課題ですので、ぜひともこのみ・まもーれのところにURを引き込んで、今後継続を考えて行くことをしっかりとやっていただきたいなと思います。これは要望しておきます。  あと、成年後見についてなんですが、こちらの方は今、認知症の推定も、これはがんがん伸びていっていると。ただし、それに比して、成年後見制度を利用している方たちの伸びというのはさほどないなというふうに感じています。平成24年から、これはもともと介護保険法が導入されたときに介護保険の車の両輪ということで成年後見制度も導入されたかと思うんですけれども、今回介護保険法を改正するに当たって、たしかこの強化を打ち出していたかと思うんですけれども、それに関して千葉市として何か成年後見に今後力を入れていこうというふうに思って、何かやろうとしていることがあるのかどうか、そのあたりはどうでしょうか。  それから、市民後見人は、実際50名、今度募集されて新しく始まるのが35名ということです。この方たちを今後どのように活用していくのか、どんな仕事をしていただくのか、そのあたりはどうなんでしょうか。他市ですと、こういった市が、区ですね、都内の区が行った、こういった市民後見人養成講座の中でNPO法人などをつくって、その方たちにサポート的なことをやっていただくというふうな事業をしているところもあるかと思うんですけれども、千葉市としてはどのようなことを考えているのか、お聞かせください。  以上です。 112 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。保護課長。 113 ◯保護課長 保護課でございます。  就職者に対する定着に向けたフォローアップですけれども、福祉から就労支援事業の中のメニューの一つとして位置づけられておりますので、今後こちらも活用して、定着に向けたフォローアップにつなげていきたいと考えています。  それから、農業等就労社会体験支援事業、当市の対象者と大分ずれているんじゃないかという御質問ですけれども、この事業につきましては、働くことへの意欲を失っている人、あるいは就労という社会とのつながりがなくなった結果、社会から長らく孤立している人を対象にということで、当初始めました。確かに、就労意欲がある方は就労促進事業、あるいは支援事業に回してまいりますので、その中の今回課題となった方の中に一部そういったひきこもりの方も対象にした結果、なかなかそういった方がつながらなかったと。また、精神の障害をお持ちの方でも軽作業可と出ますと、そちらにつきましては、就労指導の対象となりますので、とりあえずはこちらの事業を活用して、まずは意欲をつなげてもらうというふうな形で実施しております。  以上です。 114 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 115 ◯高齢福祉課長 高齢福祉課でございます。  成年後見の関係でございますけれども、今回伸びはさほどでもないというようなことでございましたが、もともと成年後見支援センター自体をつくっている市町村がまだ全国的にそれほどない中で、千葉市は比較的早い時期からこの事業を始めているということで、この後見については、少しほかの市よりは進んでいるのかなというふうには考えております。しかしながら、もちろんサービスをたくさんの方に御利用いただくというのは非常に重要なことだと思いますので、例えば、サービス事業者の会議とか、そういうものを通じまして今後もPRに努めてまいりたいと考えております。  それから、市民後見人の利用の件でございますけれども、成年後見は、非常に質の確保が重要でございますので、この中には金銭管理とかもございますので、なかなかすぐに金銭管理というわけにはいかないと思うんですけれども、例えば、社協を後見監督人とかにしながら、その中で身上監護をしていただくとか、そういう活用をしていけたらなというふうに考えております。  以上でございます。 116 ◯主査(黒宮 昇君) 湯浅委員。 117 ◯委員(湯浅美和子君) どうもありがとうございました。  今の成年後見のことなんですけれども、千葉市がそういうふうに早くから取り組んでいるということや、それから成年後見支援センターを設置されたということに関して、これは非常に私どもとしても評価をしているところですので、それはそれでよいんですけれども、やはりその中でせっかくそういうふうな、権利擁護センターから成年後見支援センターに名前が変わっただけでは決してないはずですので、それは一つ事業を大きく発展させる契機になるのかなというふうに思っていた割にはちょっと進まなかったかなという気がしているということで、さっき申し上げたので、こういうふうなセンターを持っていること自体は評価をしていきたいと思っています。  ただ、やっぱり進んでいるところに比べると少ない。それと、実際に今、千葉家庭裁判所管内ということでの全体でしたので、千葉市関連というのはわからないんですけど、それでも、これは千幾らとおっしゃっていましたけど、多分千葉市管内だけだと300件ぐらいかなと思ったりするんですね。だから、認知症の方の合計、さっき1万4,000名とか、そういう数が出ていて、しかも、その中でひとり暮らしの世帯というのが何%とか出ていますよね。そうなってくると、もっともっと絶対に、10年、20年たつと絶対必要になってくる制度だと思っています。そのために、やっぱり今の人たちだけでは絶対後見人になれる人って少ないわけですから、市民後見人というのもきちんと養成して、さっきおっしゃったようなサポートもしていっていただかないといけないということだと思っています。実際、この4月に1期目の市民後見人の方たちが実務などの研修も終えて、すべての研修を終えられると思うんですけれども、その先というのは、今ちょっとそうしようかなと思っているということだったんですけれども、きちんとこういう仕事についていただくというふうなことは既に決まっているのか。たしか4月で全部終わりだと思いますので、そのあたりがきちんともう予定されているのかどうか、それはいかがでしょうか。  それとあと、生活保護の就労支援等なんですけれども、定着率が低いということで、福祉から就労支援事業の中のメニューにフォローアップ体制もあるということで、それを利用していくということなんですけれども、これは平成24年からそういうふうにもうなりますよということで受けとめていてよろしいんですか。その辺をきちんと、やはり大切だと、それが課題だというところにはしっかりと体制をとっていただきたいと思いますので、最後、確認をしておきます。 118 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 119 ◯高齢福祉課長 高齢福祉課でございます。  まだ市民後見人を具体的にどう使うかというところまで決まっておりませんが、先ほどちょっとお話しさせていただいたように、社会福祉協議会等の後見監督人とあわせて、その方たちに御活躍いただければというふうに考えております。 120 ◯主査(黒宮 昇君) 保護課長。 121 ◯保護課長 国のほうから示されました文書によりますと、定着に向けたフォローアップということで、福祉から就労支援の中に盛り込まれておりますので、そちらを活用してまいりたいと考えています。  それから、現在行っております就労促進事業においても、定着については、一応フォローアップするという形になっておりますが、なかなかその辺、ちょっと現実的には数字が追いついていないという状況でございます。  以上です。 122 ◯主査(黒宮 昇君) 間もなく正午を迎えますが、質問者は何人いらっしゃいますでしょうか。5人ですね。じゃ、15分程度で終わりそうな方、いらっしゃいますか。(石井委員「はい」と呼ぶ)いらっしゃいますか。じゃ、石井委員、お願いします。 123 ◯委員(石井茂隆君) 私は、すぐ終わりますよ。  先ほどから生活保護のことが随分出ているんだけども、私も一つ。  千葉市は4分の1を払うわけですよね。そうなっていると思うんだけども、千葉市とか、あるいは柏市とか、いろいろと市町村ありますよね。一律なのかどうかということ。というのは、千葉市のほうが待遇がいいというようなことになっていないかどうかということが一つ。  それから、ジェネリックの話が随分出ています。ジェネリックは、生活保護の人にはできるだけ推奨するようなお話が出ていたんだけども、そんなわけにいくのかなということを心配しているんですよ。  それから、同じジェネリックなんだけれども、どういう推移が、最近医療費が大変だということで推奨しているんだけれども、薬代の中にどのぐらい浸透しているかといいますか、ふえているか、ジェネリックのほうはふえているか、従来の薬よりもジェネリックがふえているかどうか。  それと、ジェネリックを使うに対して、医療機関に利益を、利益と言っては何なんだけども、経営的にいいことなのかどうか。もちろん、薬屋さんはもうからないことははっきりしていますよね。製薬会社はもうからないということは、はっきりしている。医療機関とか、一般の薬屋さん、製薬会社はもちろんもうからない。薬屋さんのほうでジェネリックということについては、どうなのか。  あと、健康保険の口座振替を大分推奨しているんだけども、相当人数ですよね。世帯数が15万7,000世帯ですかね。何%ぐらいいっているのか。最近になってから、随分言うようになってきたんですよ。私なんかもサラリーマンをしているということもあって、税引き落としとか振り込みということは随分言っていたんだけれども、最近になって随分言うようになった。これはどこから、どういうふうに出てきたのかなと思っているんですよね。社長がかわったから、社長が言っていることなのか。社長は、昔から私、言うことですよね。市長がかわったからなのか。保健福祉局としては、ずっと聞いているはずですよ、引き落とししろと。引き落としが取りっぱぐれがないからいいんだということで、どのくらいふえているか。  以上です。 124 ◯主査(黒宮 昇君) 保護課長。 125 ◯保護課長 まず、1点目ですけども、千葉市と近隣地区の生活保護費が一緒かという御質問だと思うんですが、生活保護費につきましては、級地別に分かれておりまして、千葉市の場合は1級地の2という基準になっておりまして、県内ですと市川市、船橋市、松戸市、習志野市、浦安市と同じです。それ以外につきましては、例えば、野田氏ですとか佐倉市ですと2級地の1ということで基準が分かれております。都市部につきましては、1級ということで、東京とか大阪と、そういう形で分かれております。その内訳ですけども、市の負担率は全国共通で、自治体は4分の1という形になっています。  それから、ジェネリックの推奨でございますけども、これは人権の問題から、あくまでも御本人に利用の説明をしまして、内容をよく説明した上で納得していただいた形で使うという形になっております。ですから、生活保護者はジェネリックを使いなさいという義務化はできません。  それから、今、ジェネリックの利用率でございますけども、昨年の平成23年10月時点で内容を確認したところ、生活保護受給者の20%がジェネリックを使用しております。  それから、ジェネリックを使用した場合、もうけはあるのかということなんですが、現在、ジェネリックを使いますとレセプト請求で加算をつけるようになっていますので、ジェネリックを処方された場合については、薬局のほうで使った分についての加算点が加算されるということです。  以上です。 126 ◯主査(黒宮 昇君) 地域別に何が変わるかというのは。 127 ◯保護課長 地域別に生活保護費の基準の額が変わってまいります。生活扶助、住宅扶助、それから教育扶助の基準が変わります。済みません。 128 ◯主査(黒宮 昇君) 健康保険課長。 129 ◯健康保険課長 健康保険課でございます。  国保料の口座振替についてですが、まず振りかえの世帯の割合の推移でございますが、平成20年度42%程度が、現在約45%、22年度で44.5%というような状況でございます。全世帯に占める割合でございます。わずかながらふえている状況でございます。  推奨する理由でございますけども、他の政令市の状況を見ますと、口座振替加入率の高い市におきましては、やはり徴収率が高いというようなところがございますので、重要な対策として進めているという状況でございます。  以上でございます。 130 ◯主査(黒宮 昇君) 市長が云々というのはいいの。ちゃんと答えなければだめだよ。健康保険課長。 131 ◯健康保険課長 健康保険課でございます。  口座振替の推進につきましては、現在の市長になる前から推進をしているところでございます。現在は、税のほうと一体になってキャンペーン等を行うようになったのは、現市長になってからでございますけども、国保としての口座振替の推進は従来からやってございます。  以上でございます。 132 ◯主査(黒宮 昇君) 石井委員。 133 ◯委員(石井茂隆君) じゃ、生活保護の関係は裁量の余地がないというような判断でよろしいですね。  それから、口座振替。これはこれで積極的にやっていかないといけないと思うんですよ。強く言うならば、千葉市で健康保険に入るならば引き落としだというぐらいの強い姿勢でいかなければ、これはなかなかならないと思うんですよ。みんな、やはり振り込むときはおっくうなんですよね。実際、お金を払うということはおっくうなんですよ。それが引き落としとなると全く違うし、それからデータ的にも大分違いますよね。そういうことをやっていかなきゃいけないんじゃないかなと。  あと、先ほど聞いたんだけれども、すぐ通知をするんだという話をされていましたよね、徴収が漏れた場合は。余り私はそういう話を聞かないんだけど、されているということはされているんでしょうね。  一つ、例を言います。もう時間もあれだから。不動産屋は、家賃を払わないと翌日には郵便物が来ますよ。郵便物を発信するんだね。1日だったり、2日の日には来る。早い日だと、その日のうちに届いちゃう。これ、だっと機械で打てば出ちゃうんだね。そういう方向もやっぱり今後やっていく必要があるんじゃないかなと思います。  以上です。 134 ◯主査(黒宮 昇君) それでは、審査の都合により暫時休憩します。  なお、再開は1時とさせていただきます。                  午前11時56分休憩
                     午後1時0分開議 135 ◯主査(黒宮 昇君) 休憩前に引き続き分科会を開きます。  質疑を続けます。よろしいですか。白鳥委員。 136 ◯委員(白鳥 誠君) よろしくお願いいたします。  まず、あんしんケアセンターについてお伺いいたします。  以前から千葉市には各区12カ所、足りないということで私も申し上げてきましたし、ほかの議員も申し上げてまいりました。検討するということの中で、今回倍増ということで一歩大きな前進をしたということでは評価をさせていただきたいと思っております。これから地域をきめ細かく見れる体制が一歩前進したわけですけれども、もう一つの問題として、あんしんケアセンターが担うべき機能というのは、大きく分けると四つあったと。総合相談支援であるとか、介護予防ケアマネジメント、包括的・継続的マネジメント、また権利擁護、こういうものがあるわけですけれども、現状でもこの四つの機能が十分に機能していたかということからすると、実態としては、地域ごとの高齢者の実態やニーズの把握、地域におけるネットワークの構築などの業務というのが、なかなか機能が果たされていなかったという部分が課題として、当局のほうでも、以前、私の質問でも認識されていたと思うんですけれども、それをどのように改善してきたのか。あわせて、来年度から倍増するわけですけれども、その辺をさらに徹底して機能を果たしていけるようにするために、どのようにしていくのかをちょっとお伺いしたいというふうに思います。  それと、あんしんケアセンターの権利擁護ということの中にも入るかと思うんですけども、高齢者虐待ということでお伺いをいたします。  高齢者虐待は、去年でいけば、通報と相談が149件あったとか、その中で実際に虐待を受けたと判断したケースが81件あったということを伺っているんですけれども、昨今のこの辺の状況、どのような虐待内容、件数の推移があるのか、その辺を簡単にまずはお伺いしたいというふうに思います。それと、その中でもかなり深刻な状況というのもあるかと思うんですけど、その辺の内容と件数、どのぐらい、どのように判断されているのかというのをお伺いしたいと思います。  それから、実際にあんしんケアセンターにそういう機能も担ってもらいながら、保健福祉センターですとか、そういうところが基本的には責任を負っていると思うんですけども、専門職員の配置という件ではどのようになっているのか、教えてください。  1回目は、以上です。 137 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 138 ◯高齢福祉課長 まず、あんしんケアセンターのこれまでの改善点といいますか、まず実態把握、ニーズ把握がなかなか進んでいないというところがございました。これについては、例えば、老人クラブの会長さんにアンケートを実施してみたりとか、また社協の地区部会と情報交換をしたりとか、一部の地域でございますけれども、民生委員にアンケート調査をしてニーズ把握等に努めているところでございます。ネットワークの構築につきましては、虐待対応において保健福祉センターとの連携というのは以前からとっているところでございますが、そのほかに被害防止とかについて消費生活センターの方に来ていただいて、その関係づくりをしたりとか、地域の関係機関との連携を深めるために実際のケースについて会議を行う地域ケア会議を開いたりとか、そういうことを現状も実施しているところでございます。議会等の答弁でも御質問にお答えしたとおり、なかなかその辺が進まないという状況があって、このようなことも実施はしてきたんですが、今後、数も大分ふえて、エリアが狭くなってくれば、例えば、これまでできなかった医療機関との連携とか、介護保険事業者、関係者を呼びまして連携をとったりとか、そういうことも少しずつでもできてくるのではないかというふうに考えております。  続きまして、高齢者虐待ですが、先ほど議員からお話がありましたように、済みません、今、平成22年度のものでございますが、149件でございます。その中で一番多いのは、やはり身体的虐待で63件、ネグレクトが27件、心理的虐待が29件、経済的虐待が19件というような順番となっております。  あんしんケアセンターと市の役割、対応状況などについてですが、あんしんケアセンターにつきましては、身近なところからの相談を受けまして、初動調査をしたりとか、必要な措置に、例えば、介護保険が必要であればそういうところにつなげるとか、個別ケース会議を開いたりとか、そういうことを実際やっております。  ただ、あんしんケアセンターでは、緊急的な措置入所とか、そういう権限はございませんので、そういうときになりましたら、保健福祉センターの高齢障害支援課の高齢支援係と連携をとりまして、もし緊急的に身体的に危険な状態が生じていることであれば、立入調査を実施したりして、例えば、緊急ショートステイの利用とか、または千葉市和陽園で居室を1床確保しておりますので、そういうところへの入所をしていただくとか、そのような形で連携をとりながら虐待に対応しているところでございます。  職員の配置状況ですが、特別に虐待という形での職員は、専門職としては配置はしてございません。それぞれ、例えば、本庁でいえば高齢福祉課、高齢施設課、介護保険課で対応いたしますし、区であれば高齢障害支援課のほうで実際対応しているところでございます。  以上でございます。 139 ◯主査(黒宮 昇君) 白鳥委員。 140 ◯委員(白鳥 誠君) ありがとうございます。  虐待については、ある調査によれば、虐待と言われる中の約8割方が75歳以上だということも聞いておりますけれども、千葉市の場合、他市に比べれば比較的まだ若いということで来ているんですが、高齢化のスピードは近県の政令指定都市でも全国的にもやっぱり一番のスピードで高齢化が進んでいるということを考えると、これからいろんな問題、高齢化による問題がさまざまに出てくるわけですけど、特に虐待という問題も非常に大きくなってくるんじゃないかと思うんですね。子供の虐待ももちろんありますけれども、ある意味、高齢者の虐待のほうが見つけにくいということも言われているところもありますし、潜在的な部分が、まだ表に出てこない部分がかなりあるんではないかということも、現場で施設のほうとか、地域の話だとか、いろんなことを総合すると、いろいろまだまだ潜在的に見えない部分があるんじゃないかなと、こういうふうに思うんですね。ですから、そういうところをどうするんだというのはなかなか難しい問題ではあるんですけれども、そういう問題をこれからさらなる高齢化が進む今の段階から、きちっと取り組んでいくことが必要じゃないかなと思いますので、その辺の大きな考え方についてもう一回お伺いしたいということと、実際、虐待があったときに、当然施設であれば立入調査だとか訪問だとか、いろんなことをされるんだと思うんですけれども、これまでのケースの中で再発するとか、そういうことはどうなのかなというのはちょっと思うんですね。基本的には、わかったところについては再発防止というのが一番求められるんだと思うんですけど、そのためのその後の継続的なケアはどのように行われているのか、それもお伺いしたいと。  それから、職員の配置について伺いましたのは、今そういう状況で、これから急増してほしくはありませんが、すると考えるならば、そういう対応がきちっとできるような専門的な知識も持っている職員がやっぱり核になって対応していくということが求められるんだと思うんですけど、今後のこういう権利擁護も含め、全体も含めた、こういうものに対する専門的な知識を持った職員の配置についてどう考えるのか、それをもう一回お伺いしたいと思います。  以上です。 141 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 142 ◯高齢福祉課長 まず、虐待への対応で、考え方ということですが、虐待については、市民の方に、こういうものが高齢者の虐待に当たるものだよというのがなかなか知られていないというところが一番の問題だと思いますので、この辺について周知とかPRとかを十分行いまして、そのことによって、実際家族が虐待をしないような形にもなっていくと思いますので、引き続き周知に努めていきたいと考えております。  継続的なケアでございますが、幾つか事例を聞きましたら、やはり継続的なケアとしては、例えば、虐待は一たんこれで何らかの終結をしましたと。その後について、在宅に戻られたときに定期的にやはり見ていく必要がございますので、あんしんケアセンターに随時的な訪問をお願いしているというようなことをちょっと聞いております。 143 ◯主査(黒宮 昇君) 保健福祉局長。 144 ◯保健福祉局長 専門職員の配置でございますけれども、新年度から経験者枠採用で福祉の関係で働いていただける方というのを今度拡大していただくことになりました。委員おっしゃいますように、保健福祉センターの周りといいますか、あんしんケアセンター等を含めまして、それぞれが専門職の方たちがたくさんそこで仕事をしていらっしゃる。そんな中で、いわゆる事務屋だけというのはなかなか難しいというふうにも考えてございまして、福祉職の採用というのは今もございますけれども、そういった方々の配置ですとか、それから経験者枠採用での方というようなことを、やはり人事当局のほうには要望していきたいというふうには思っております。 145 ◯主査(黒宮 昇君) 白鳥委員。 146 ◯委員(白鳥 誠君) ありがとうございます。  あんしんケアセンターの機能のほうについても、四つの機能があるということで申し上げましたが、実態としては、やはり要支援者の介護予防サービス計画の作成とか、そういう業務にどうしても集中してしまっているというのが実態だろうというふうに思います。それが半分に、ある意味軽減をされるという中で、特に来年このスタートをするときが非常にこういう問題に取り組む体制をつくるかどうかって大切なんじゃないかなと思うんですね。当然、今までやっていたところは半分になった、楽になった。当然、またどんどんそれのニーズがふえるわけですけれども、その段階で今までどおりの体制じゃなくて、体制というか、機能だけでなくて、こういうのが大事なんだよということを当然やっぱりきちっと認識をして、そういう方向にやってもらうということ、人員の配置も含めて指導していただくのが一番大切じゃないかなと、こう思います。  それからまた、新たに今回あんしんケアセンターとしてなるところ、ここについては、当初からやっぱりこういう問題が千葉市としても大変重要だということをきちっと徹底することが求められるのではないかなというふうに思います。特に、今、虐待の件なんですけども、高齢者虐待防止法ですか、ここに規定されている意味は、基本的にはあんしんケアセンターにそういうことを委託はするものの、責任は基本的には市にあるというのが基本的な考え方だと思いますので、やっぱり基本的に一番責任を持った主体者として、どうやってあんしんケアセンターに、言葉は余り適切ではありませんけど、やらせるのかという、極めてそういうことが大事になってくるかというように思いますので、こうやってせっかく多額のお金をかけて増設をして、地域にきめ細かくできる体制をつくっていただくこの時期に、再度来年度そういうことを徹底していっていただくように、最後要望で終わります。ありがとうございました。 147 ◯主査(黒宮 昇君) 次に、いいですか。じゃ、酒井委員。 148 ◯委員(酒井伸二君) それでは、何点かお伺いをしたいと思います。  保健福祉の今回、各施策については、一つに地域福祉の件については、自殺対策の強化、それから高齢者の健康という部分では成人用の肺炎球菌ワクチン、それから介護の部分では今もありましたけれども、あんしんケアセンターの倍増ということで、いずれも本当に個人的にも、また会派としてもずっと推進をしてきたものがかなり力を入れてということで、全体的には評価をするところなんですけれども、若干まだ気になるところがございますので、幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず、一つは介護でございます。  介護人材の確保ということで、今回ホームヘルパー2級の資格取得費用の助成というのが盛り込まれているわけでございますけれども、実際には介護の資格を取っていくというのは、やっぱりお金がかかると。これは、過去にもこういった特別委員会の場で触れたこともあるんですが、介護福祉士ですね。この介護福祉士の資格を取るにも大体年間100万円とか、実際に最終的に資格を取るのに2年かかりますので、200万円ぐらいかかるというふうにも言われているんですけども、介護福祉士の育成というのは、本市の実情というのはどういう状況なのか。また、逆に、ここに対する支援というのは考えられないのかという点をコメントいただきたいと思います。  それから、もう一つ、介護人材の確保といったときに、当然これからは、私も一昨年の2定ですかね、一般質問でも触れさせてもらいましたけども、介護ボランティアということで、今の実際サービスを受けるはずの高齢者の方々に、やっぱりボランティアになっていただいて、介護施設で少しボランティア活動をしていただくことによって、やっぱり介護の環境というのを少しでもそういう働き手ということでなっていただく。また、逆に、高齢者の方にとってみれば、そこでボランティアをやることによってポイント還元されて、保険料の負担を軽減させたりだとか、また逆に、そういう社会参加をすることによって介護予防につながったりだとか、そしてまた、そういう地域の共助によって地域をつくっていくことにもなるわけで、介護ボランティアというのはぜひいろんな地域でも今取り組みが見られておりまして、介護人材の確保という観点で必要だと思っています。  今、たしか第5期の千葉市の高齢者保健福祉推進計画ですか、ここでは一応介護ボランティアということもやろうというようなことがうたわれたというふうにも聞いておるんですが、実際にどのような内容で取り組まれるのか、またスケジュール感とか規模とか、また来年度何かあるのか、この辺の取り組みを聞きたいと思います。  それから、2点目はあんしんケアセンターでございます。  これも一昨年の4定でお話をさせていただきまして、あんしんケアセンターの問題というのは、今、市内には12カ所しかなくて、圏域で見ると、結局余りにも広過ぎると。本来、あんしんケアセンターが担うべき作業、事業ということからすると、余りにも圏域が広過ぎると。大体、今、千葉市でいうと七万九千数百人に1カ所という形になって、これは政令市で最悪なわけですね。今回、前回の質問のときに私が倍増しろというふうに言って、そのとおり倍増になったので、これは非常に評価するんですけども、はっきり言って、これが倍増になっても、政令市で順番で見ると、たしか下からまだ2番目ぐらいなんですね。本来、高齢社会の中であんしんケアセンターが果たすべき役割ということを考えたときに、やっぱりまだまだ圏域は広い、広過ぎるということが言えると思っています。そういう意味では、これは別に質問しませんけども、あんしんケアセンターについては倍増でよしじゃないんですね。もっともっと、逆にふやしていくぐらいやらないと、本来あんしんケアセンターが担う地域福祉とか、包括ケアとかということにはつながっていかないということは指摘をさせていただきたいと思います。  その上でなんですけども、一番大事なのは、あんしんケアセンターを私が数年前に回って、各現場から要望があったのは、あくまであんしんケアセンターというのは市から委託されてやるんですけども、やっぱり中核となる機関、つまり行政側がそれなりに責任のある体制をしいていただかないと、あんしんケアセンターでいろんな複雑な問題が来たときに、本当に責任ある対応ができないというふうに言われていまして、どのあんしんケアセンターでも必ず共通でおっしゃっているのは、行政側にきちっとした体制を持ってもらいたいということなんですね。今回、12カ所から24カ所になるわけなので、当然行政側もそれなりの体制を組むべきだと思っているんですけども、行政側の体制というのはどのように変わるのかということを1点お伺いしたいと思います。  それから、3点目なんですけども、高齢者の見守りということでございます。  あらましとか、いろいろ見ましても、高齢者の見守りに関する見守り支援、それから買い物支援なんかの生活支援、この2点については、ちょっと新年度の取り組みというのが余り見受けられないんですけども、このあらましに載ってない世界で、こんなことは一応やっていますとか、やろうと思っていますということがあれば、御紹介いただきたいと思います。  それから、地域福祉の中で出てくるんですけども、緊急通報システムというのがございます。これも過去に、一昨年でしたかね、4定で質問させてもらっていますけども、千葉市の緊急通報システムというのは、私が勉強してきた限りでは、余りサービスレベルはよくないですし、金額もそんなに別に安いわけでもない。これは、やっぱりずっと同じ業者と10年ぐらいにわたって契約してきてしまっているから、なかなかサービスレベルが上がらないんだということを議会でも問題提起させていただきましたけども、この契約状況ですか、また来年とか、何か変わったんですかね、その後。その辺の状況をお伺いしたいと思います。  最後、4点目、福祉避難所です。  新聞記事にもいろいろ出ておりましたけども、去年の震災直後の議会の中で、私も福祉避難所が千葉市はゼロじゃないかと、ぜひつくるべきだというふうに言ったら、この間、福祉避難所が21カ所指定されたという記事が出ておりました。見ると、障害者施設5施設と高齢者施設16カ所ということなんですが、これで一体何人の収容が可能なんですかということが、まず一つ。  それから、これらは職員は常駐している施設なんでしょうかということ。  それから、もう一つは、今後の福祉避難所の設置の目標みたいなものがあれば、お示しいただきたいと思います。  以上、済みません。 149 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢障害部長。 150 ◯高齢障害部長 じゃ、私のほうから介護人材の関係とあんしんケアセンターについてお答えいたします。  まず、人材のほうでございますが、介護福祉士をということでございますけども、今、全国的に見て介護福祉士の占める割合というのは、介護人材の中で大体33%ぐらいかなと。それぐらいだと言われているわけなんですね。それで、確かに人材不足があって、人材不足と介護の質の向上というものを両立させていくには、確かに介護福祉士を育てていくとかふやしていくということが望まれるわけでございますけども、委員おっしゃったように、この養成には2カ年という時間と約200万円の費用がかかるということでございますので、当面はホームヘルパー2級を養成していきながら、今後の他都市でも介護福祉士の助成とかをやっている事例等もあるでしょうから、そういうものも踏まえて、そこの助成等ができるかどうか検討はしていきたいと思ってございます。  それと、これはちょっと先のほうになりますけど、平成27年ぐらいを目途に、国のほうもヘルパーの1級、2級の2級を一番基本ベースにして、1級と介護実務者研修というのを統合して、その次のステップ、それから介護福祉士、また介護福祉士の上にもう一個ランクづけをするような、そういうキャリアパスという構想を目指しておりますので、そういうのも見ながら対応はしていきたいと思ってございます。  それと、介護支援ボランティアでございますが、こちらは次期計画でこのシステムというか、それを構築したいと思っておりますけども、まず当面は介護施設なんかでボランティアをやっている方自体というのが、今もいろんな施設に大勢いらっしゃいますので、そういうところを基本に考えてございます。  それと、今後少し検討しなきゃいけないのが、例えば、子供の施設でやっている高齢者とか、障害者の施設でやっている高齢者とか、そういうところとか、あるいはこの人たちがボランティアをやったときに、多くの市では年間5,000円ぐらいを上限に現金をあげたりとか、例えば、横浜市なんかだとマリノスの券とかベイスターズの券とか、そういうものをあげたりしている事例もあるんですけども、千葉市も、例えば、地域振興が起きるような、商店街で使えるようなものとか、そういうのも含めて、そういうものも検討していきたいと思ってございます。期間的には、そういう検討とか他都市の状況を見ますので、平成24年度にちょっとそういう本格検討をやりまして、25年度からそういうボランティアの養成研修というか、そういうものも含めて、この事業を動かしていければと思ってございます。  それと、もう一点、あんしんケアセンターの関係の話でございますが、取りまとめるというか、中核的な機関というお話でございますけども、現実的には今こういうのがあるのは北九州市ですかね、これはもともと直営でやってた在宅介護支援センターがあって、それがあんしんケアセンターに移行したというところがございまして、そういう中で、そういうものが設けられたというのがあるんですけども、ほかの政令市なども見てみますと、なかなか今おっしゃったような取りまとめているような位置を持っているようなものがないということでございますので、千葉市も今後これが12から24カ所にふえていって、今、本庁の高齢福祉課がちょうどそれをコントロールする役目になってるわけですけれども、数もふえてきますので、今後こういうセンター同士の連絡協議会みたいなものを立ち上げることも検討しておりますので、そういうものの検討の中、そしてまた24カ所が立ち上がっていく中で、いろいろな課題もまた出てくることもあろうかと思いますので、そういう中で、今後そこについても何かいい方法があるかどうか、検討して対応をしてまいりたいと思ってございます。  私からはこれだけですけども、ほかは所管課長からお話しします。 151 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 152 ◯高齢福祉課長 高齢福祉課でございます。  まず、新しい見守りのような活動があるのかどうかということなんですが、とりわけ新しい事業ということはございませんが、今やっております見守り活動の15万円を助成する事業でございますけれど、今年度4件申請がございました。来年はこれを10件ほど予算上はふやしております。  あと、大きく言いますと、あんしんケアセンター自体がふえるということが、こういう見守り、支え合いにも一部つながるのではないかと思いますが、大きくはこの辺が一番大きいものと考えております。  あと、緊急通報装置の関係で、今までどおりにやるのかということでございました。  前回も御質問いただいた後に、いろいろよその市の関係とか、実際ほかの業者を呼んでみて、いろいろ話をしてみたところなんですが、やはり例えば、一つ、今使っている機器が買い取りをしている方がいらっしゃるとか、実際、随時1,800名ほどの利用者がいらっしゃるんですけれど、この方を一斉にかえるというのが、なかなか難しいということもございまして、現状、来年度につきましては、今のやり方で今のところ考えております。ただ、これで終わりということではなくて、引き続きその辺がどうやったらうまくいくのかということは見直しを引き続き考えていきたいと思っております。  以上でございます。 153 ◯主査(黒宮 昇君) 障害企画課長。 154 ◯障害企画課長 障害企画課でございます。  福祉避難所の指定についてでございますけれども、今回指定いたしました拠点的福祉避難所21カ所でございますけれども、収容人数につきましては、おおむね1,200名程度を確保できるものと考えております。これは、現在の21施設の中の事業に実際に使用していない部屋、それから、現在使用しておりますけれども、一時的に、短期的に福祉避難所として使用を提供できる部屋、これを対象にいたしまして、また国が定める福祉避難所のガイドラインの中に、避難者1人当たりの平米数がおおむね2平米から4平米というふうに規定されております。これの千葉市におきましては4平米を一応基準に算定をいたしますと、おおむね1,200名程度は確保できるものというふうに考えております。  それから、職員は常駐するのかというところでございますけれども、この指定に当たりまして、各施設と協定書を結んでおります。この協定の内容に、運営につきましては、施設を管理する法人が行うと。法人の職員の方に運営のほうは行っていただくということになります。運営に要した経費ですとか物資の調達、それから支援者への確保などにつきましては、市が積極的に支援を行うという形、役割分担になっております。  それから、今後の予定でございますけれども、市内の民間施設に対して協力を仰いでまいりたいと思います。また、指定箇所につきまして、特に上限は定めずに、市内の地域バランス等を考慮いたしまして、今後、指定の範囲を広げてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 155 ◯主査(黒宮 昇君) 酒井委員。 156 ◯委員(酒井伸二君) ありがとうございました。  ちょっと一、二点だけ確認で、最後の福祉避難所のところなんですが、この指定された施設の中には特養なんかも入っているんでしょうかということと、それから職員の常駐と私が聞いたのは、本市の職員ではなくて、その施設に、当然その施設で働く職員がいらっしゃるんですけども、要するに施設によっては職員が常駐型ではない施設なんかもあったりして、そういうところが福祉避難所になっても、結構サポートが大変だったりするので、きちっと職員が常駐されている施設なんですかということです。  それから、これから民間のほうを含めて広げていくというお話だったんですけれども、少なくとも来年度どれぐらいをやるんだというお話はないのか、それだけ確認させてください。 157 ◯主査(黒宮 昇君) 障害企画課長。 158 ◯障害企画課長 高齢者施設の中に特養が入っているのかという御質問ですけれども、市の施設、若葉区にございます和陽園、こちらも指定の一つとしてございます。  それから、今後の予定ということでございますけれども、知的障害者の施設連絡会議、また身体等の施設長会議におきまして、協力の依頼は既にしてございます。市内に高齢者施設250カ所、また障害者施設150カ所ございますので、協力をいただける民間施設については、一カ所でも多く指定をしていきたいというふうに考えております。  それから、常駐の件ですけれども、災害がいつ起こるかというところは、現在の段階では想定できない。昼間であれば職員はいらっしゃるんですけれども、夜間、土日等につきまして、先ほどもお話しいたしました協定書に基づきまして、避難所が開設された場合につきましては、職員が参集するということになっておりますので……(「施設が常駐している形になっているか」と呼ぶ者あり)施設が常駐しているところかどうか、昼間は基本的には常駐しておりますけれども、夜間、それから土日につきましては、不在のところもございますので、そういうところにつきましては、避難所が開設された時点で施設のほうに参集していただくという取り決めになっております。  以上です。 159 ◯主査(黒宮 昇君) 酒井委員。 160 ◯委員(酒井伸二君) ありがとうございました。  最後、それぞれコメントだけ要望させていただきたいと思います。  まず、順番は変わりますけれども、福祉避難所です。今お話あったんですが、これは神戸市の事例なんですけども、神戸市は当然先進市ですけども、大体どれぐらいかというと、特養だけでも100施設ぐらい福祉避難所になって、それ以外の民間等も含めて、それらが223カ所と言われて、全部で330カ所ぐらいあるんですかね。当然、当市と規模が違いますので、当たり前なんですけども、今聞いたのは、神戸市なんかはやっぱりきちっと職員がそれなりに常駐しているところということで、特養とか、やっぱりそういうところをねらい打ちでまとめて契約するというんですかね、そういう協定を結びながらやっているということで、非常に進んでいるところは進んでいるんですね。今回、震災で福島のほうとか、実際に応援で行かれた方のお話も聞いたんですけども、実際にやっぱりそれだけの規模の災害が起こると、障害を持たれた方、高齢者の方、本当に普通の避難所なんかに置ておいたら大変なことになるということで、どれだけ福祉避難所が整備されているかということはすごく重要なので、どれぐらいの目標感でやっていくんだということもあえて聞かせてもらいましたけども、来年度の取り組みの中で、ぜひしっかりとした取り組みをお願いしたいと思います。  それから、介護人材のことでございます。  介護福祉士のお話をしていただきました。他市の事例も学びながらということでございましたので、ぜひその辺は本当に、こんなにここが負担になっていては、とても前には進まないんだよということを介護の実際にやっていらっしゃる方から何度も私、お話を聞いておりますので、きちっと介護福祉士の支援なんかも視野に研究をしていただけないかなというふうに思います。  それから、介護ボランティアについては、平成25年からのスタートというような、何となくおぼろげながらのお話でございましたけれども、これも結構、地域でお話ししていると、そういう制度があったら、ぜひやってみたいなというお話は私もいろんなところで聞きますので、ぜひ少しでも早くそういう制度を立ち上げられるように、きちっと政策研究のほうをお願いしたいと思います。  それから、あんしんケアセンターです。中核機関というのは、本当にあんしんケアセンターの現場からの要望でございますので、ぜひ市側の体制というものをきちっと整えていかないと、倍増してもなかなかうまいように回っていかないのではないかなというふうに思いますので、さらなる拠点増加とあわせて、しっかりと検討していただきたいと思います。  それから、最後、見守りのところでございます。  今、地域でやっているものですが、15万円ぐらい助成する事業があるということでございましたので、これはぜひ別途で構いませんので、どんな事業の状況かという何かまとめたものとかあれば、いただきたいというふうに思います。これからのやはり地域では、こういう事業がすごく主体的になってくると思いますので、ぜひどんどん件数をふやしていくような取り組みをお願いしたいと思います。  最後、緊急通報システムです。  お話しいただいたんですけども、なかなか現行のシステムから脱却できないということでのお話がございましたけども、これは本当に真剣に考えていただくのがすごく重要なことなんだと思います。やっぱり進んでいる都市の緊急通報システムは、少なくとも最近は安否センサーなんか普通についていて、確実な形の通報の仕組みというのができ上がっているんですね。千葉市のは使い勝手が悪くて、そんなにお金もよくないなんていうのは、やっぱりこれだけいろいろセキュリティーなんかも広まってきている世の中で、いつまでたっても、なかなかそういう仕組みが切りかえられないというのは、やっぱりもっともっとスピード感を持って、私は職員の方にその辺、研究して切りかえについて真剣に考えていってもらうべきじゃないかなというふうに思いますので、この点は引き続きお願いしまして、質問を終わります。 161 ◯主査(黒宮 昇君) ただいま酒井委員より、地域での高齢者の見守り支援における取り組みについての資料要求がございましたが、本件については、いかが取り計らいましょうか。皆様も必要ですか。                [「はい」と呼ぶ者あり] 162 ◯主査(黒宮 昇君) 必要ということでございますので、全員にお願いいたします。  続きまして、岡田委員。 163 ◯委員(岡田 慎君) 1点だけ手短に。  犬猫の殺処分についてということで会派内でぜひ質問してほしいということなので、質問させていただきます。  本市のほうでは犬猫の殺処分件数が減少しているということで、大変好ましいんですけれども、その理由をお聞かせください。お願いいたします。
     1回目は、以上です。 164 ◯主査(黒宮 昇君) 生活衛生課長。 165 ◯生活衛生課長 生活衛生課です。  殺処分数の状況と、その減少の理由についてですけど、犬や猫の殺処分数は、平成18年度で犬のほうでは266頭、猫が1,249匹でありましたが、22年度には犬が38頭、猫が560匹と減少しております。この減少の理由ですが、犬、猫ともに引き取り数を含む収容数が減少していることと、譲渡数が増加したことによるものでございます。特に、譲渡数が増加した理由は、ボランティア団体の協力を得ていることから、譲渡数がふえたものでございます。  以上です。 166 ◯主査(黒宮 昇君) 岡田委員。 167 ◯委員(岡田 慎君) ありがとうございます。  ボランティア団体の方がやっていただいているということで、御協力していただいている市民の皆様や所管の皆様の御尽力に大変感謝申し上げます。  犬猫の殺処分の減少につきましては、熊本市の取り組みが大変有名だそうですが、本市の実績はまだ余り市民の皆様に知られていないのが実情でございます。市のホームページに登載するなど、予算というか、費用もそれほどかかりませんので、そういったPRも努めていただきたいということで、千葉市の殺処分件数がゼロということになれば、動物に優しい千葉市というイメージアップにもつながりますし、市民のマインド面にも大きくプラスになるので、ぜひともよろしくお願いいたします。  以上でございます。ありがとうございました。 168 ◯主査(黒宮 昇君) 中村委員、お願いします。 169 ◯委員(中村公江君) 7点ほどお願いします。  特養ホームについてですが、施設整備について、市内の配置バランスを求めて新年度美浜区で2カ所の整備をされる方向が出されていますけれども、花見川区の畑町の知的障害者の通勤寮跡地の国有地に対して、市としての対応はどうなっているのか、伺います。  また、介護保険で大部屋1カ月8,000円費用徴収すると言われていた件はどうなったか、伺います。  2点目は、災害弱者への対応ですけれども、災害が起こったときに民生委員さんを含める災害弱者の名簿については、どのぐらい持っているのか。民生委員1人当たりでは最小何人、最大何人ぐらいお持ちなのか、把握しているのか、伺います。  そして、前回、酒井委員からも指摘がありましたけれども、緊急通報装置、やっぱりこれを実施については、前回7%程度だということで決算の分科会で指摘しましたけれども、その後、予算にはどう反映したのか、伺います。  そして、3点目は、障害者新法と市の第3期障害福祉計画についてですけれども、障害者自立支援法は廃止を求められていましたが、障害者新法の制定をせずに、法改正に今国がとどめようとしています。関係者は骨格提言を求めていましたが、実態としてはほとんど反映されない状況ですが、千葉市としてはどう認識しているのか、どう影響があるのか、伺います。  そして、第3期千葉市障害福祉計画の策定が法改正に影響があるのか。この計画をつくるに当たっては、障害者の声をどこまで反映してつくられたのか、伺います。  4点目は、高次脳機能障害の千葉市における実態と対応についてを伺います。  5点目は、インフルエンザの対策についてですが、新規の方のみ接種助成ということで、65歳以上すべての方に助成をしたら幾らかかるのか。ポスターの啓発でインフルエンザの蔓延を防ぎ、接種が進むと思うのか、伺います。  6点目、自殺予防対策ですけれども、千葉市の自殺者の特徴、市の自殺対策の計画後の実態と成果、課題を昨年もまた分科会で伺いましたけれども、新年度は予算として出されていることはわかるんですけれども、取り組みとして、より充実したものがあったのかどうか、伺います。  最後に、県の救急医療センターについてです。  今、移転問題が出されているようですけれども、千葉市とはどのような話し合いが進められてきたのか、伺います。また、移転しなければならない問題と海浜病院と隣接したことによるメリットなどをお示しください。  以上です。 170 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。高齢施設課長。 171 ◯高齢施設課長 高齢施設課です。  花見川区畑町の障害者施設、畑通勤寮跡地についてですが、本年2月1日付で財務省関東財務局千葉財務事務所長より、土地活用に関し、意見照会を受けております。現在、関係局と調整をしているところですが、特別養護老人ホームの整備候補地として要望することについて検討しているところです。  次に、特別養護老人ホームの大部屋、多床室の室料についてですけれども、厚生労働省に設置されました諮問機関である社会保障審議会介護給付費分科会で議論された経過がございます。委員から室料を取ることについて利用者に納得が得られるか疑問であり、時期尚早であるなどの理由により、さらに議論が必要な論点として整理されております。平成24年度の実施はございません。  以上です。 172 ◯主査(黒宮 昇君) 高齢福祉課長。 173 ◯高齢福祉課長 災害時要援護者の関係でございます。  災害時要援護者数につきましては、平成23年4月1日で4万1,793人、民生委員数は、この時点で1,227人でございますので、平均的には33人ということになるんですが、一番多い数が136名、一番少ない数は1名ということになっております。  次に、緊急通報装置の関係でございますが、平成23年度予算では6,366万2,000円に対しまして台数が1,784台、24年度は6,979万6,000円で1,835台となっております。なかなかPRをしても急にふえるということがない状況でございますが、引き続き、例えば、介護保険事業所とか、今まで個人の方については一度PRしたことがございますので、今後それ以外の介護保険事業所の職員とか、そういう方にもPRしてまいりたいと考えております。  以上です。 174 ◯主査(黒宮 昇君) 障害者自立支援課長。 175 ◯障害者自立支援課長 障害者の法改正の御質問についてお答えします。  2月8日に国のほうで障害者制度改革推進会議の総合福祉部会が開催されまして、厚生労働省案が提示されました。ここには多くの障害者団体の方も参加され、いろいろ御意見が出されたというふうに聞いております。厚生労働省案や民主党案に対して不満を表明するなど、幾つかの意見が出されたということでございます。  認識でございますが、今回の制度改正は、制度の谷間のない支援を提供する観点から、法の障害者の定義に難病を含めるなど、それと給付を対象とすること、それから障害者に対する支援を充実する観点から、地域における共同生活の住居を確保し、必要なケアを柔軟に提供するために、ケアホームとグループホームを統合することなど、必要な見直しが図られているというふうに認識しております。引き続き、国の法案の動きを見ながら対応していきたいというふうに考えております。  次に、もう一点ございまして、影響についてでございますが、今申し上げた難病の関係がサービス費のほうに含まれるということで、数字的なものは試算できませんが、事務上の手続におきまして影響が出るものと認識しております。  続きまして、高次脳機能障害……。(中村委員「障害者の声がなかった」と呼ぶ) 176 ◯主査(黒宮 昇君) 障害者の声が反映されているかどうか。障害企画課長。 177 ◯障害企画課長 障害企画課でございます。  今回の法改正に伴います第3期障害福祉計画への影響でございますけれども、この障害福祉計画、平成24年度から3カ年の計画と予定してございます。また、国からは平成25年8月までに新法が施行された場合につきましては、その内容を反映した新たな計画を策定するという方向性は既に示されているところでございます。また、現在示されておる法案のほうにも障害福祉計画見直しについて記載がございます。その内容といたしましては、地域の潜在的なニーズを把握する、医療、教育との連携を図る、業務の実施状況を評価して、必要に応じて変更を行うというような内容になっております。  ただ、詳細につきましては、現在のところ不明でございますので、引き続き情報の収集に努めてまいりたいというふうに考えております。  それから、障害福祉計画に障害者の声がどのように反映されているのかというところでございますけれども、障害福祉計画は障害者団体の代表者が委員として加わっております施策推進協議会におきまして計画を策定してございます。また、本年1月に市内の13の障害者団体から、障害福祉計画に係るヒアリングを行っております。これによりますと、ヒアリングの主な内容ですけれども、身近で気軽に相談できるような相談支援の充実、一般就労した後の定着支援の充実、地域移行の促進に関して、グループホーム、ケアホームを充実させる等々の御意見が上がっております。こちらにつきまして、障害福祉計画の項目の中にそれぞれ盛り込んでいるところでございます。  なお、現在、パブリックコメントを実施しておりまして、3月19日まで市民からの意見もお聞きしながら、最終的な福祉計画の策定のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 178 ◯主査(黒宮 昇君) 地域福祉課長。 179 ◯地域福祉課長 自殺対策の来年度予算につきまして、充実したものということでございますけども、自殺対策計画の取り組みでございます市民一人一人の気づきと見守りを促すことや相談体制の充実について重点的に取り組むことといたしております。このため、新たにうつ病の自己チェックシートを検診会場などで配布するほか、働いている方が仕事帰りに相談しやすい平日の夜間、千葉駅の近くに自殺予防の窓口を4月から開設することといたしたところでございます。  以上でございます。 180 ◯主査(黒宮 昇君) 障害者自立支援課長。 181 ◯障害者自立支援課長 高次脳機能障害につきまして、実態についてお答えいたします。  高次脳機能障害は、脳梗塞、それから脳血管性障害、また事故などによりまして脳の外傷や心肺停止によります低酸素状態におきまして脳に損傷を起こして、怒りっぽくなったりとか記憶力がなくなったり、集中力がなくなったりという症状があらわれるものでございます。身体機能につきましては、リハビリ、それから精神症状につきましては、精神科の治療を受けるという状況になっております。  支援につきましては、都道府県が高次脳機能障害普及啓発事業としましてリハビリテーションセンターを設置することになっております。千葉県におきましては、千葉県リハビリテーションセンター内に設置し、鑑別診断、普及啓発、相談支援等々を実施しております。本市では、こころの健康センターで実施している精神保健福祉相談で、高次脳機能障害の疑いがある方につきましては、早期治療を促し、また高次脳機能障害支援センターのほうに紹介を行っているところでございます。脳器質性障害ということで精神保健福祉手帳の対象になるため、取得を提案するほか、サービスとしては手帳を取得することによりまして自立支援医療の対象になる、または心身障害者医療費助成の対象にもなりますし、障害福祉サービスの利用も可能になることから、対象者の金銭的な負担軽減に対策をとっているところでございます。  以上です。 182 ◯主査(黒宮 昇君) 健康企画課長。 183 ◯健康企画課長 健康企画課でございます。  まず最初に、高齢者インフルエンザの個別通知でございますが、これを65歳以上全員に行ったら、どのくらい経費がかかるかということでございますけれども、平成23年度では高齢者インフルエンザの約20万人の方に個別通知をしたところでございます。この経費が1,797万4,000円の予算を計上しておりました。これを同じように平成24年度も個別通知を行おうとした場合は、約1,875万円程度の経費が必要になるものと考えております。  それから、ポスター等による周知で果たして十分な接種が進むかということでございますけれども、高齢者のインフルエンザ予防接種につきましては、平成13年度から接種が進められているということで、制度が市民の方に定着してきたということで、今回周知方法を見直しするものでございます。周知に当たりましては、ホームページや市政だよりのほかに、各医療機関であるとか、それから区役所、保健福祉センターなどの市の施設でのポスター掲示やリーフレットの配布を行います。特に、平成24年度は高齢者の肺炎球菌ワクチンも10月から助成制度をスタートすると考えておりますので、一体的にこれが周知を図れるように、高齢者インフルエンザと肺炎球菌ワクチンの周知が十分伝わるように工夫してまいりたいと考えております。  また、通知が来ないというお年寄りも当然出てくることも想定されますので、保健所による専用の電話相談の窓口を開設いたしまして、そういった声に対して十分な対応をするように進めてまいりたいと思います。  また、これ以外にも、先ほど肺炎球菌も始まりますので、効果的な周知方法については、さらに検討してまいりたいと考えております。  それから、千葉県の救急医療センターの移転でございますけれども、県からどういう話があったかということでございますが、県からは県立病院の再編計画という中で千葉県救急医療センターの整備についての話は伺っております。これにつきましては、御案内のとおり昭和55年に県の救急医療センターができまして31年が経過しているということで、施設が老朽化し、また狭隘化しているということで、建てかえが必要になっているものでございます。建てかえ場所は、幕張新都心にございます県の救急医療センター(後に精神科医療センターと訂正)の隣接地に同センターと一体的な整備を図ると聞いております。  それから、海浜病院に隣接していることのメリット等についてでございますけれども、救急医療の面から申しますと、海浜病院は救急の2次医療機関としての役割と、また初期診療でございますけど、夜救診を設置しておりますので、当然患者の搬送が迅速に行えるというメリットが大変あるわけです。また、機能面でも海浜病院の持っている周産期などのいろいろな診療機能と救急医療センターの持っている診療機能、相互の連携で効果の高い診療が提供できる面があるかなと思います。  具体的なものは、病院のほうに聞いていただく形になろうかと思いますけども、こういったメリットがあるものと考えております。  済みません。幕張新都心のほうには県の精神科医療センター、失礼しました。訂正させていただきます。県の精神科医療センターがございますので、この隣接地にその同センターと一体的な整備を図る計画と聞いております。  以上でございます。 184 ◯主査(黒宮 昇君) 中村委員。 185 ◯委員(中村公江君) まず、特養については、畑町のほうで住民の方の要望がすごく強いので、進めていただければというふうに思います。  災害弱者への対応についてですけれども、民生委員が最小で1人、最大で136名ということで、いざというときに、民生委員は比較的高齢化も進んできているし、御本人が手分けをして、その人たちが全部をできるわけはないわけで、そのときにどなたがどなたをどう手配するかという具体的な名前で挙げて、御本人に、例えば、何かというときに駆けつけてくれるのかとか、そうじゃないとか、身寄りのない人もいるし、家族が近くにいる人もいるし、そういうすみ分けというんですかね、何か具体的にやられるといいのかなというふうに思うんです。かなり個人情報もあるから慎重にしなくちゃいけない面はあるにせよ、民生委員だけ把握をしていて、いざとなったらどうにもならない。もちろん、先ほど言われた福祉避難所に行ければいいですけど、まず行くための情報が本人に伝わらなかったら、そういう人に行ってもらうことすらできないということで、やはりそういう手だてを図ることも必要なのかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。  先ほども緊急通報装置で亡くなる人とか、同居をしたりとかしてやめていく、もしくは戻すという方も確かにいらっしゃるので、件数が減っているけれども、高齢者はふえているわけで、やっぱりこの通報装置の手続自体が非常に面倒くさいですよね。所得の制限はあるのかないのか、親族はどのぐらいか、近所にどのぐらいの人がいるのか、そして病気にかかったらどこがかかりつけ医かという、あれは一人で御本人が書けないし、書けていかれるような人じゃない人に大体お願いしたり、手だてを図るわけですから、これはすごい手間暇かかって、推奨するけれども、今、民生委員はいろんなことをやっていて、あっぷあっぷで、なかなかこういう対象者にそういうことを勧めるということを組織的になかなかできないという現状があると思うんです。自分たち、私なんかも含めて、わかっている範囲で、やれる人にはお勧めして、できるだけお手伝いしたりしながら対応しますが、やはりこの具体化を図るには相当対策をとることが必要じゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。  それと、障害者の件ですけれども、先ほど計画は幾つか聞いて、ヒアリングもしてきたと。要望では、グループホームの充実をというふうに言われているということですけれども、じゃあ、この計画が本当に障害のある人たちにとって要望にかなった計画なのかどうか、そこが問われるというふうに思うんですね。施設入所については、施設から地域へ移行することについて、国が1割以上、県は平成18年から26年で1,500人の移行を目指して、千葉市も436人移行すると。それ以上掲げているわけです。在宅で安心して過ごせることは必要だけれども、これを本当にやるだけの環境を整えるための具体化策はどうなっているんでしょうか。この間、障害のある人たちのヘルパー、直営でやっていた事業をなくしちゃって、障害のある人は種類も多くて、きめ細かくて、専門性も非常にいろんな意味で気をつけなくちゃいけないから、やるのは大変だけれども、計画の中では企業に参入する、こういう事業者、介護保険で事業をしている業者に対して、もっと障害のほうに企業に参入するように求めるというふうに書いてありますけれども、ニーズに合わなくて実際参入ができない、専門性もあって難しいという場合には、やはりこういう不採算にならざるを得ないところに対して、市がきちんと要望があっただけの事業を提供できるような手だてを図ることが必要じゃないかなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。  そして、先ほど述べたグループホームを含めた施設の整備をと言っているのに、計画の中身には施設をふやそうという定員の増は一切ないですよね。これは、全然要望を聞いたような反映になっていないというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。  それで、先ほどの障害のある人、もちろんいろんな団体から聞くのも大事だし、ただ、もっともっといろんな障害のある人がいるし、気づかない視点や要望点というのは幾つかあるかと思うので、もうちょっと、より丁寧にしていただきたいと思います。  先ほど三ツ井委員からはITの話も批判があったんだけれども、障害のある人、結構ITにたけている方もすごく多くて、メールならいろんな言葉というのか、正確にいろんなことを発信できる方もたくさんいらっしゃるので、そこら辺のアプローチの仕方も含めて、情報の発信、そういう人たちへの手だては、もう少しきめ細かくしていただきたいなというふうに思います。  それと、肺炎球菌はもちろんしていただくことはありがたいですけれども、インフルエンザもしていかなければ片手落ちになっちゃうかなというふうに思うので、やはり自己負担を軽減して感染者を減らしていくことが蔓延を防ぐことにつながるので、また図るべきだということを申し上げます。  あと、自殺対策については、千葉駅のところに窓口を設けるって、じゃ、具体的な場所とかはどこに設置しようとしているのか。人がいっぱいいて、自殺するかしないか、うつ病的になっちゃった人が、そういう混雑した場所にふらっと入って相談できますか。プライバシーも含めて、表示もわかりやすくすることも必要だけれども、余り人がいっぱいいるようなところで相談ができるのかなという、場所の設置のイメージはどんなふうに考えて、相談しやすくしなくちゃいけないけれども、プライバシーも一定に守られながら、そういう相談が受けられるような手だて、きめ細かさというのはどうなんでしょうか。うちの会派では、福永市議が1993年7月議会、検索する限り、自殺に関する事件をもうずっと取り上げて改善を迫ってきています。精神疾患で受診する人が、自立支援医療を受ける人が急増しているわけですから、本当にこれの手だてを本気でやらなければ、なかなか自殺の食いとめ、簡単ではないかなというふうに思いますけれども、見解を求めます。  それと、県の救急医療センターの件なんですけれども、精神科医療センターのほうへの手だてが図られるということで、市も県と何か話し合いを平成21年から4回ほどやられているというふうに伺っていて、県も14床増床予定だというような話で伺っています。増床されることとか、建てかえすること自体は非常に必要だなというふうに思うんですけれども、先ほど課長からも述べられたように、相互の連携という点では、海浜病院は脳外科の医師がいないためにCTの読影のアドバイスを受けたり、海浜病院で耳鼻科の高圧酸素療法が必要な患者を県の救急医療センターに持ってきて、それでケアをしてもらうとか、あと夜救診で心筋梗塞があったという場合に、すぐに救急医療センターがわきですから、さっと対応できるという、本当に命を守るという点では隣接地を最大限生かした形で、すごく対応されていたという話を現場の方からも伺うと非常に説得力があるなというふうに思って聞いています。そういう点では、移転自体はいたし方ないと言ったらそうなんですけど、でも、海浜病院にとって相当なメリットがあったんじゃないかなというふうに思っていて、市は意見書というんですか、県に対して市の地域医療の充実に必要なものということで意見書みたいなものを提出しているというふうな話も伺っていますけれども、どんな中身の要望をしていたのでしょうか、お聞かせください。  以上です。 186 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。高齢福祉課長。 187 ◯高齢福祉課長 災害時要援護者への対応の件でございますが、災害時要援護者の関係の中で、平成22年度モデル事業としまして12地区47町内自治会で実施したものがございます。この中では、最終的に支えあいカードというものをつくりまして、この中には、例えば、どなたがこの方について災害があったときに対応するというところまで決めているところでございます。この事業について、平成23年度は、今度はモデル事業ということではございませんで、全市的な取り組みとして、災害時地域支えあい事業として、今実施しているというふうに聞いております。このような取り組みを少しでも進めていって全市的に広がれば、先ほど議員のおっしゃったような対策、対応が可能になってくるものと考えております。  あと、緊急通報装置につきましては、確かに書類が幾つかございまして、なかなか高齢者の方にはそれがわかりづらいというところがあって、ただ、一番よく聞くのは、緊急通報先を2名、今、事業の中では決めていただくことになるんですが、その方がなかなか見つからないということはよく聞いております。ただ、これは場合によっては1名でもよいというような形で、少し制度を緩くというか、しているところもございまして、できるだけこの事業を利用していただけるように工夫はしているところでございます。何よりも周知というところが大切だと思いますので、今後もその辺のPRのほうを努めてまいります。  以上でございます。 188 ◯主査(黒宮 昇君) 障害者自立支援課長。 189 ◯障害者自立支援課長 千葉駅前での相談窓口の開設の件で答弁申し上げます。  場所につきましては、現在考えているところが千葉そごう、千葉市役所のほうから千葉そごうのほうに真っすぐ歩いていきますと、上にモノレールが走って、そごうのほうに入るようになっておりますが、その反対側、今のところ、第8東ビルというところを想定しております。  それと、プライバシーの関係で1階では入りたいという人がなかなか難しいということで、5階に部屋がございますので、そちらを使おうというふうに今、考えております。表示につきましては、まだそこまでビルに表示するかというのはまだ検討しておりませんが、この3月1日の市政だよりに自殺対策の特集号を組みまして、その一番後ろのページに千葉市こころと命の相談室というふうに打ちまして、場所と、それから開設日時、それと内容等につきまして掲載して周知したところでございます。  以上でございます。 190 ◯主査(黒宮 昇君) 地域福祉課長。 191 ◯地域福祉課長 自殺に対する見解ということでございますが、全国で14年連続で3万人を超えていると。千葉市におきましても、平成22年には200人を超えたということで、大変憂慮すべき事態だと感じておりまして、そういったこともございまして、新たな事業として相談窓口の設置等を行ったところでございます。今後とも庁内、それとほかの労基署とか、そういったところも含めて関係団体と協力をしながら自殺予防対策を含めて進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 192 ◯主査(黒宮 昇君) 健康企画課長。 193 ◯健康企画課長 健康企画課、大木でございます。  千葉県の救急医療センターの移転に係る千葉市の地域医療の面からの考え方でございますけれども、確かに先ほど申したように海浜病院に隣接することによってのメリットもありますけれども、先ほど御説明したとおり、施設の老朽化、狭隘化が進んでいて建てかえが必要だと。この施設は、先ほども言いました救命救急施設として極めて高度な医療を提供しております。移転して、その機能がより強化されて、市全体から考えれば、救急医療センターの機能が上がるという面から考えますと、千葉市の救急医療の面からも大きく期待されるものがあると思っております。  以上でございます。 194 ◯主査(黒宮 昇君) 障害企画課長。 195 ◯障害企画課長 障害企画課でございます。  障害福祉計画、きめ細かく策定するということについてでございますけれども、先ほどもお話を申し上げましたけれども、授産団体から1団体に半日程度の時間を割いて、詳しくそれぞれの状況を確認して、計画のほうに反映させたつもりでございます。  また、サービス等々につきまして、新たな法改正が行われた段階で、この福祉計画も、計画では3年間でございますけれども、場合によっては1年ないし2年の計画に見直しを行う予定でございます。見直しを行う段階では、地域の潜在的なニーズですとか業務内容等、必要に応じて内容の見直し等も行ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 196 ◯主査(黒宮 昇君) 中村委員。
    197 ◯委員(中村公江君) 災害弱者の件で、もちろんそういう手だてが全部講じられれば、それにこしたことはないんですけれど、私はやっぱり緊急通報装置を、例えば、制度として実施をすることによって、家族が、親族がいざというときに駆けつけられる環境にあるのか、それをやりたいんだけれども、どこか御近所にそういうことを見守ってくれそうな人がいるか。いないとかいう場合もあるんですけど、じゃ、思い切ってお隣の人に聞いてみようかといったら、そうしたら聞いてくれてから、例えば、雨戸があいているのかどうかとか、いつも毎日気にしてくれたり、声をかけてくれたり、そこでまたコミュニケーションが生まれたりして、見守りができるというケースも中にはあるわけで、全部行政のほうで何かをということではない、日ごろからかかわれるような環境をどれだけつくるかということに、より本格的にやっていくという点では、この具体化をどうやってするのかということ、私はすごく大事じゃないかなというふうに思っていて、もちろんまだ自分は年じゃないからいいですよと断る人もいますから、それは単純には言えないんですけど、やってみたいという人にちゃんと制度を勧めていたかというと、8%ですから、全体からすると、やっぱりそこまでまだ行き渡っていないなという感じが非常にします。そういう点で、この制度自体を充実させることは、先日、消防局でも話したんですけれど、高齢者が救急車を呼ぶという前に、この緊急通報装置で自分の病気についていつも看護師と話をしてれば、救急車を呼んだほうがいいかどうか、先に安全センターに電話をしてから救急に、どうしても救急が必要だという場合、救急にというふうになるわけで、そういうワンクッションを置くという日ごろの相談体制も、わかった人に手だてがされるという、いろんな意味で、やっぱり24時間安心して手だてが講じられるということのメリットを生かすようにしてほしいなというふうに思います。  それと、支えあいカードとかの事業をするに当たって、いつもいつもまた民生委員を頼るような形ばかりでは、今、余りにも民生委員のやらなくちゃいけないことが多過ぎて、もう疲弊し切っているし、次のなり手がいないとか、もしくは非常に名誉職になって、なかなかそういう実践でやっていない方とか、決してすべてがすべて網羅しているとは限らない実態もあるので、そこも含めてどうやってこれの手だてを講じるのかということは、ぜひ、私たちも協力できることはしていきたいというふうに思いますし、地域の知恵もかりながら手だてを講じていただければというふうに思いますけど、いかがでしょうか。  また、県の救急医療センター、いたし方ないといえばそうなんですけれど、余りにも海浜病院がやられていたメリットも非常に大きかったのかなというふうに思いますし、市として恐らく要望もしていたのかなというふうに思って、中身を私、聞いたんですけれど、県に対してどういう意見書的なものを出したのかというのが、お答えがなかったので、もしあればお答えください。  それと、障害者の施設の整備については、先ほど計画の話を聞いてきたと。そして、ニーズに応じて見直しもというのであるならば、やっぱり施設の整備は、本来手がかかる障害のある人たちが安心して住み続けられるためには、やっぱり施設に入所せざるを得ない人だってふえたら、その分の施設の整備をするということを計画に盛り込まなければ、全然、聞いてそれを実行する、計画に入れるという話になってないわけですから、これはちゃんとすべきじゃないかというふうに思いますけど、それはちゃんとお答えいただいていないんですよ。お答えください。  それと、やはり先ほども言ったように、市の直営のヘルパーでないがために、あぶれちゃったり、もしくは要望、ニーズも随分ふえてきているわけですから、こういう在宅でちゃんと支援ができるような保障をするためのサービス提供ができるように、企業参入を待っても無理だというなら、市も含めて一定の公共的なところがその役割を果たすべきじゃないかというふうに、最終的な責任を持つべきじゃないかなというふうに思いますけど、それへの質問をして終わります。  以上です。 198 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。高齢福祉課長。 199 ◯高齢福祉課長 現状やっております災害時地域支えあい事業でございますが、これにつきましては、一つの方法としては、直接町内会さんが手を挙げて、民生委員の名簿を使わずに実施しているところがございます。もう一方のやり方として、名簿を活用して、要は1番目のほうは住民の方に聞いていただいて、手挙げ方式みたいな形でやっております。もう一方として、先ほどからのお話にあります名簿を活用したやり方で実施しているところがございます。すべてが民生委員にお願いをするやり方ではないんですが、名簿自体は民生委員が持っていらっしゃいますので、その中にはひとり暮らしの方とか、場合によっては障害者の方、知的障害者の方、精神障害者の方も入っているので、個人情報をどこまで出せるのかということがやっぱり一番重要なところでございます。その辺の活用について、今後もまた検討していかなければ、ちょっと余り答えになっていないかもしれませんが、検討していきたいと考えております。  以上でございます。 200 ◯主査(黒宮 昇君) 健康企画課長。 201 ◯健康企画課長 健康企画課、大木でございます。  千葉県の救急医療センターの整備に関する千葉県への意見でございますけれども、千葉市といたしましては、千葉市の地域医療の充実を図る面で必要であるという旨、意見を述べております。 202 ◯主査(黒宮 昇君) 障害企画課長。 203 ◯障害企画課長 障害者の施設整備についてでございますけれども、国におきましては、平成17年に施設整備の総量を規制する方針を出しております。当時の10%の削減をするというもとに、障害福祉計画等々も策定をしているところでございます。ただし、現実には実際に施設に入る必要のある障害者の方はいらっしゃいます。現実にはいらっしゃいます。そこで、障害者の地域移行を進めることによりまして、現在施設に入所されている方を少しでもグループホーム、ケアホーム等に移行をして、そこにあいている部分に真に必要とする施設入所者、こちらを充てていこうという方向で現在考えているところでございます。 204 ◯主査(黒宮 昇君) 救急通報装置が云々と言ったのは大丈夫ですか。高齢福祉課長。 205 ◯高齢福祉課長 緊急通報装置につきまして、現状は確かに全体に比べると、かなり数が少のうございますので、今後もPRとかに努めながら、できるだけ多くの方が使えるような形にしていきたいと考えております。  以上でございます。 206 ◯主査(黒宮 昇君) よろしいでしょうか。じゃ、御質疑等がなければ、以上で保健福祉局所管の審査を終わります。  保健福祉局の方々は御苦労さまでした。              [保健福祉局退室、病院局入室]                  病院局所管審査 207 ◯主査(黒宮 昇君) 次に、病院局所管について説明をお願いいたします。経営管理部長。 208 ◯経営管理部長 病院局です。よろしくお願いいたします。  平成24年度局別当初予算案の概要の64ページをお願いいたします。  初めに、病院局の当初予算編成に当たっての基本的な考え方でございます。  平成24年度予算は、先日策定いたした新千葉市立病院改革プランに基づき、青葉・海浜病院の一体運用によりまして、4疾病4事業等に対応できる診療体制を両病院が分担して構築することを目指し、その一環として、青葉病院は、救急医療の強化や海浜病院から整形外科の入院機能の集約などを行います。海浜病院では、小児・周産期医療の充実に加えて、がん診療などに注力いたします。また、両病院において看護サービスの充実、看護師の業務負担の軽減、医業収益の増加などを図るため、早期に7対1看護配置基準を取得いたします。このほか、医師や看護師などの人材育成の取り組みといたしまして、研究研修費の大幅な増額を行い、学会や認定講習会などへの参加を幅広く支援することで医療の質を向上させ、市民に良質な医療の提供に努めてまいります。  次に、予算額の概要でございます。  病院事業会計の予算額は、一番左側でございます。204億7,500万円、前年度比較で7億3,700万円、3.7%の増となっております。これは、医業収益の増などによるものでございます。  また、歳入の主なものは、入院や外来などの医業収益が144億5,000万円、繰入金は36億8,300万円、企業債4億8,300万円となっております。  なお、繰入金に対しましては、平成23年度予算が41億2,800万円であるため、前年度比で4億4,500万円程度の減額としております。  次に、重点事務事業について御説明いたします。  初めに、(1)基礎調査・基本構想策定支援でございます。将来的な海浜病院の方向性を検討するため、医療需給に関する調査を行うほか、市民の意見を聴取するため、シンポジウムやワークショップを開催いたします。  次に、(2)青葉病院の救急処置棟の新築実施設計についてでございます。救急患者の受け入れ強化の観点から、救急処置スペースの拡充のための救急処置棟の新築実施設計などを行います。  (3)海浜病院のリニアック室・手術室の増築実施設計でございます。集学的がん治療といたしまして、手術、化学療法とともに放射線医療へ対応するために、放射線治療機器を入れますリニアック室及び手術室の増築の実施設計を行います。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 209 ◯主査(黒宮 昇君) 御質疑等がありましたら、お願いいたします。  なお、答弁に当たりましては、所管より簡潔明瞭に御答弁願います。小田委員。 210 ◯委員(小田 求君) 両病院で7対1看護の配置を実施するということでしたけれども、現在医師や看護師の確保が難しい中、その実現に向けた取り組みをお答えください。  二つ目といたしまして、人材育成の取組強化ということで、研究研修費の大幅な増額とありますが、どのくらい増額がされるかということと、他市ではどのようになっているのかということと、今までどのようなことに研修研究費が使われ、使い方にルールというのがあるのか。また、今までの予算でも足りていたのかということについてお答えください。  以上です。 211 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。管理課長。 212 ◯管理課長 管理課、豊田でございます。どうぞよろしくお願いします。  7対1看護体制への取り組みでございますが、今年度試験を4回ほど実施をいたしまして、前年と比べてプラス要因として、約6名から10名のプラス要因としましたが、これでは7対1が非常に難しい状況でございますので、平成24年度に入ってからも、至急試験のほうを実施してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 213 ◯主査(黒宮 昇君) 経営企画課長。 214 ◯経営企画課長 経営企画課の肥川でございます。  人材育成についてお答えいたします。  研修費の大幅増という予算を組んでございます。前年度は、全病院で4,600万円程度の予算でございました。それを1億3,000万円程度に大幅にふやすということでございます。  この目的は、まず医療職は専門職が多うございますから、一つは勉強するということ、この目的、勉強して医療の質をアップすると。  それから、あと一つは、やっぱり職業人となってからの、学校が終わってからの卒業教育といいますか、それの魅力を増すということで、そういうふうな魅力を増していきますと、人材確保上有利な条件になるということで、こういう目的で行います。  他市の例でございますが、大体医業収益の1%ぐらいで今回設定しました。それでいきますと、政令指定都市では仙台市が0.6%ぐらいでございます。1%に次ぐ比率としては。それから、都道府県関係では東京都が1.1%ぐらい、あるいは埼玉県なんかは1.0%ぐらいを割り当てて予算どりしているということでございます。  それから、使途でございますが、研究研修費の内訳、どんな費目があるのかと申し上げますと、一つは研究材料費、それから図書費、旅費交通費、その他雑費、こういうふうになってございます。それで、使用目的は、このように決まっております。また、支出の手続につきましても、一定の所定のルールがございますから、そのルールにのっとって、きちっとやるということでございます。  それから、今までに予算は足りていたのかと。遺憾ながら、足りない場合は、それぞれがどうしても行きたいといった場合は、自腹を切ってでも行きたいと、こういうケースがしばしばうかがうことができました。  概略、御質問に対する答えは、以上でございます。 215 ◯主査(黒宮 昇君) 小田委員。 216 ◯委員(小田 求君) 御答弁どうもありがとうございます。  1番目の看護師の確保という意味で、4回の試験でかなり実績を上げられているということで、来年度も試験をするということで、確保していかれるということで了解いたしました。  7対1看護によりサービスが向上し、看護師1人当たりの負担も軽減され、医業収益もふえるという、そういう事業だと思いますので、期待しておりますので、ぜひ早期実現を望みます。  また、研究・研修費が豊かになるということは、人材の育成、技術の輸出入だけではなく、医師不足である千葉市の両病院に医師を招くインセンティブにもなります。また、学会や講習での医師同士の交流からの人脈形成という意味からも大切なものだと思いますので、一定の使用ルールを守った上で充実されることを要望いたします。  以上です。 217 ◯主査(黒宮 昇君) ほかに。中村委員。 218 ◯委員(中村公江君) 2点ほど伺います。  1点目は、看護師の体制についてです。  先ほど小田委員からも言われましたけれども、現在の看護師の海浜・青葉病院の夜勤の実態についてどうなっているのか、伺います。  ちなみに、勤務の時間ですが、日勤は何時から何時まで、準夜は何時から何時まで、深夜は何時から何時までなのか。日勤・深夜は月に何回行われているのか。職員の増員によって何回まで軽減されるのか、伺います。また、職員の方が妊娠をしていても準夜勤務をさせるのかどうか、伺います。  それと、海浜病院の今後についてですけれども、震災で津波対策が問われ、施設の老朽化に伴って、どうしていくのかということで、今後検討していくということですけれども、その際には地域住民の方の声を聞いたり、また、どんな要望が出されているのか。主として場所の配置も含めてどのように考えているのか、伺います。  以上です。 219 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。経営管理部長。 220 ◯経営管理部長 順番が逆になりますけれども、海浜病院の件、まず御説明させていただきます。  津波、東日本大震災でああいうことがありまして、中には石巻市立病院等、そういった被害がありましたので、実際海浜病院はどういう立地がいいのか、それとも現在の場所でそのままやるのかということにつきまして、来年度いただいております、今回提出させていただいた予算の中で、立地適応性とか、そういったものも含めて検討させていただきたいと思います。現在のところ、どこどこに一本化するとか、そういう考えのほうは全くございません。  以上でございます。残りは、所管の課長のほうから説明させていただきます。 221 ◯主査(黒宮 昇君) 管理課長。 222 ◯管理課長 看護師の関係の御質問にお答えします。  まず、順番がちょっと前後しますが、日勤帯の時間でございますが、8時30分から17時、それから準夜帯が16時30分から深夜の1時、それから深夜帯が12時30分から9時までとなっております。  それから、夜勤の回数でございますが、これは準夜帯と深夜を含めておりまして、申しわけございません。4月から12月までの平均でお答えさせていただきます。青葉病院では月8.9回、海浜病院では月8.3回。ただし、退職等がおりまして、1月になりましたら、9回を超すような状況もあります。  それから、産休前の看護師が準夜をしているかということでございますが、しております。この際、基本的には深夜はやらせないという考え方でおりまして、御本人の申告とか相談をしまして、月3回から4回準夜に入っていただいている状況がございます。  それから、看護師をふやしますと、夜勤回数が軽減されるのかということでございますが、当然ふえれば軽減されると思います。特に7対1をとれれば、できれば8回台の低いところに抑えたいというふうに思っております。  以上でございます。 223 ◯主査(黒宮 昇君) 津波対策と地域の声、要望、どういうのが上がっているか。経営管理部長。 224 ◯経営管理部長 津波対策等、そちらのほうは、現在、この前、新市立病院改革プランをしましたときに一人の市民の方から御意見が、海浜病院はあの場所でいいのかというような、そういう御意見もいただいております。それについては今後検討してまいりますということでお答えさせていただいております。  以上でございます。 225 ◯主査(黒宮 昇君) 中村委員。 226 ◯委員(中村公江君) 海浜病院の今後についてですけれども、地域の住民の皆さん方からすれば、やはりあそこにあるということで、いざというときに避難場所として非常に役割を発揮できる部分もある、そういう話もあって、もちろん津波が来て、すべて被害に遭ってはしようがないわけなんですけれども、ただ、地域の方にももう少し、計画を練る段階で、もしくは情報の公開、説明責任のあり方も、決まりました、はい、説明で終わりですというような、そういうやり方ではなくて、やっぱり地域あっての公立病院だと思うので、そういう説明なり情報の公開というのを、検討する段階から入れた上で、どうしたらいいかという知恵をお互いに出し合うという形をとっていったほうが、先々遠くに移転する、しないなんていう話になる前に、やっぱりいろんな理解を得られるかどうか、そのあたりが非常に問われるかなと思うので、そういうふうにしていただけないでしょうか。それをちょっとお聞きしたいと思います。  それと、病院のほうの看護師の体制ですけれども、先ほど夜勤の回数が述べられましたが、日勤・深夜は何回かというのを答えましたっけ。日勤・深夜が4回、5回とかって言われているけれども、実態としては6回ぐらい普通にやっていて、日勤・深夜というのは、さっき言った8時半から5時までの勤務、その後、夜中の12時半から朝の9時までやるわけですよ。5時で終わらないですよね。終わらなかったら6時、7時までかかって、子育て中の人だったら、家へ帰って保育所へ行って、子供に食事させて、仮眠が1時間、2時間、2時間もとれないそうです。1時間とって、やっと夜中に出ていく。それで、日勤だって、ばたばたして大変じゃないですか。それで、家に帰って、そういう家事もしながら、夜中、朝まで仕事をするということ自体は、本当に大変なんですよ。それを、これ、月に何回もやらせるということに対して、今度の7対1になることで、こういう日勤・深夜はもうやめるというぐらいの、市の考えはないんですか。これ、本当に大変なのに、このことを当たり前のように何十年もやってきた。その看護師の努力に任せてきたということが、私は本当に異常だなというふうに思って、改めてあきれちゃったんですけど、もう少しそこへの手だてをどういうふうに考えているのか、伺います。  それと、先ほど妊娠していても準夜勤はさせていますという話で、私、もう本当にのけぞりたくなるんですけど、女性がお腹が大きくて夜勤を、やった人はいないと思うんですけど、私、こういう仕事なので、産休とかなかったですから、最初ね。本当にいろいろ仕事するのに、お腹が大きくたってやりましたけど、看護師でお腹が大きくてやるというのは、妊婦さんじゃないとわからないと思いますけど、本当に集中力がだんだん落ちてきますよ。どうしたって、やっぱり血液、お腹を大きくさせてお子さんを育てなきゃいけない方向にいったら、準夜をやらせるというのは、断りづらい。余りにも看護師が足りなくて、自分が妊娠したがために人に迷惑をかけちゃうからって、出産を抱えている人たちというのは負い目を感じているから、準夜できませんと、ぱっと切れるような状況じゃないと思うんですけど、それを単に同意が得られたからよしという話で済ませるような、そんな問題じゃないと思うんですね。  やっぱり母性の保護、人の命を守るといいながら、自分の命すら守れないで、流産させちゃったらどうするんですか。これは本当に大きな問題だと思うんですけど、本当に切ないと。それに、ほかにお子さんを子育て中で夜勤をやっていると、お子さん自身が不安定になったりすると、育児しながら働き続けるということすら、あきらめざるを得ない、もしくは不安に感じながら働くということは、病院にとってもよくないと思うし、それをどうやって打開するのかという点で、今回増員されることは非常にいいことだと思うんですけども、まず日勤・深夜とか、妊婦への準夜を入れるとか、そんなことはあってはならないというふうに思いますけど、それについての何か是正ができるということなのかどうか、伺います。  以上です。 227 ◯主査(黒宮 昇君) 経営管理部長。 228 ◯経営管理部長 海浜病院の今後については、来年度、実はシンポジウムとか、そういうワークショップ、そういったことをやる予定でおります。地元の方にも参加を、そういったものを当然呼びかけまして、検討を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 229 ◯主査(黒宮 昇君) 管理課長。 230 ◯管理課長 管理課長です。  まず、日勤・深夜、数字を言わなくて申しわけございませんでした。最高で多分6回だと思います。とり方があって、6回の方がいらっしゃるというふうに聞いています。議員おっしゃるとおり、この問題と妊娠中の方が準夜をやるというのは、確かに重労働だと思っております。こういった意味からも、7対1への早目の移行を考え、そして勤務状況の改善に努めてまいりたいと思っています。  以上でございます。 231 ◯主査(黒宮 昇君) 中村委員。 232 ◯委員(中村公江君) それで、看護師たちのお話だと、やっぱり夜勤の回数がどんな年齢でもみんな同じようにやりなさいというふうに一律にかかっているというのも、私が前に病院にいたときの経験では、独身の若い体力のある人はもう少し回数をふやして、子育て中の人は土日、できるだけ独身の人がもうけてやるとか、あと年配になったら、そういうのもきついから少し回数を抑えるとか、やっぱり世代と状況に合わせた形で夜勤が組まれていたんですよ。それが、何十代になったって同じように、子育てしていたって、年齢が上になってきつくたって、同じように何回もこなさなきゃいけないというのは、しんどい、先が見えないと。やっぱり続けていくに当たっては、本当にこの回数を減らしていかれる努力をしていただきたいと思うし、あと、青葉病院のほうでは看護師不足のために実際に病棟を閉鎖せざるを得ないような状況はあるんですか。今回、看護師とか医師をふやすということで、実際に7対1がとれるような体制がすぐにできるんですか。そのあたり、ちらっと伺って、それが事実かどうか確認していないので、それをちょっとお聞きして、終わります。  以上です。 233 ◯主査(黒宮 昇君) 管理課長。 234 ◯管理課長 人数的には、今年度の当初より来年度のほうが人数がふえます。ただ、7対1をすぐにとるという状況ではございません。7対1をとるには、一応7対1の配置をして2カ月ぐらいの実績を見て申請するような形になります。
     青葉病院については、実はおやめになる方が非常に多うございました。新規採用もございました。そういった中で、夜勤ができる人が非常に少なくなる中で、当初はどういった運用を図るかということで、今検討をしているところでございます。そのような状況でございます。  以上でございます。(中村委員「病棟は閉鎖せざるを得ないのかというのは」と呼ぶ)病棟を閉鎖することは考えておりません。 235 ◯主査(黒宮 昇君) 村尾委員。 236 ◯委員(村尾伊佐夫君) 何点かお願いいたします。  今、7対1という話が出ておりますけれども、今、実態は10対1という看護の状況になっていると思うんですけど、実際には何対1なのか、わかったら教えてください。  それから、7対1になることによって診療報酬が高くなるというふうに伺っておりますけど、年間どのぐらいその報酬が高くなるのか、お示しできればありがたいです。  それから、今、青葉病院においては、やめられる方も多いけども、新規がたくさんいらっしゃるという話がありましたけども、例えば、直近3年間で結構ですので、年度別に看護師として就職された方の人数と、同じく退職された方の人数がわかれば、お示しいただけますか。  それから、平成22年度決算の中で100床当たりの繰入額が、千葉市は大阪市に次いで高いという話も聞いておりますけど、逆に、政令市ではそういった繰入額が低い政令市は、どういう市があって、そういった市の取り組みから何か参考になるような事例というのはあるんでしょうか、お示しいただければと思います。  それから、人材育成にかける予算で、説明では医業収益の0.3%から1%、約3倍以上ふやす計画になっておりますけども、そういった意味では、研修機会もふえ、研修に行かれる医療スタッフも多くなるわけで、心配されるのは現場における医療が手薄にならないかということにあるかなと思うんですが、その辺は心配要らないのか。  それから、取り組みの中で、地域の医療機関との連携強化ということをうたっておりますけども、これはネットワークを図っていくという意味だと思うんですが、いわゆる地域完結医療を目指すものなのか。そしてまた、両市立病院において連携強化における役割というのはどういうものなのか、お示しをいただければと思います。  以上、1回目でございます。 237 ◯主査(黒宮 昇君) 管理課長。 238 ◯管理課長 まず、看護師の体制でございますが、現在は10対1でございます。入院患者10人に対して看護師1人という体制でございます。  それから、7対1になった場合の収益の効果でございますが、収益から人件費を引いてみますと、約2億円の増収になるというふうに見込んでおります。  それから、看護師の採用の状況でございますが、平成21年度が55人、それから22年度が54人、23年度が61人の予定です。なお、これには4回目に試験をしました人数は含んでおりません。これが約5人ほど応募がございましたので、そういう状況でございます。  一方で、退職する方でございますが、平成21年度が両病院を合わせまして37人、22年度が40人、それから23年度が55人と、そういう状況になっております。  以上でございます。 239 ◯主査(黒宮 昇君) 経営企画課長。 240 ◯経営企画課長 新しい改革プランの繰入額のところで、繰入額が低い市はどういう都市か、それから、どんな工夫をしているのかという御質問でございます。  100床当たりで見ましたら、低いものとしては、大体岡山市とかさいたま市とか北九州市、浜松市あたりがございます。千葉市が100床当たり6億円強でございますが、先ほど申し上げましたのは、大体半分ぐらいになっています。3億円程度と。  例えば、北九州市の例でございますが、100床当たり3億円程度でございますが、この病院はがんとか、あるいは救急とか、いわゆるそういう特定のものを手広くやるのではなくて、どちらかといえは得意分野をつくって、集中してやっているという傾向があるかと思います。北九州市の場合、八幡病院なんかでは海浜病院と同じような周産期医療、並びに救命救急センター、これが一つの特色でございます。病床数は300床強だったと思います。  それから、もう一つの、二つの大きな病院を持っていまして、二つ目が500床強の病院でございます。これは、がんの拠点病院としての特色を出している。こういう特色がある病院づくりをやっているのが一つのポイントとしてお話しできるかなと思います。  それから、研修費3倍増になるということで、どんどん研修を派遣したら、現場が手薄になるのではないかという御指摘でございます。  この辺は、大体研修計画というものをあらかじめ年度でつくります。そして、派遣するものも大体計画します。あらかじめ、そういう年間計画に基づいた派遣をしていきますものですから、本人の派遣する該当者の勤務状態とか、うまく調整は可能だということで、御指摘のような現場が手薄になるようなことがないように工夫して、しっかり派遣したいと思います。  以上でございます。 241 ◯主査(黒宮 昇君) 経営管理部長。 242 ◯経営管理部長 地域の連携強化と市立病院の役割ということで、現在のところ、県の循環型地域医療連携システムというのがございまして、その中でも両市立病院が入らせていただいて、いろいろ連携をとってやらせていただいているところでございます。さらに、今度、海浜病院のほうでがんに注力していくということで、そちらのほうでの連携も目指していきたいということでスタートさせていただきたいと思います。  以上でございます。 243 ◯主査(黒宮 昇君) 村尾委員。 244 ◯委員(村尾伊佐夫君) ありがとうございました。  看護師の新たに就職、退職の数字をお示しいただく中で、結構退職者数も多いという、そういった状況があるやに思いますけども、やめていかれる看護師の、例えば、年齢、年代別の特徴があるのか。あるいは離職される理由については、どのように分析というか、掌握をされておられるのか、その辺を2回目。  それから、今回、青葉看護専門学校の卒業生のうち3分の1の25人が両市立病院に就職していただくということなんですけども、代表質問でもありましたけども、答弁で、青葉看護専門学校の運営形態については、今後、市立病院の附属なども視野に入れて検討してまいりますという答弁もありましたけど、そうなった場合、どこが、どのように、現状と附属病院になった場合に違ってくるのか、わかったら教えてください。  それから、本定例会でも病院事業管理者である守屋先生のほうから御決意なりを伺ったわけでございますが、きょうは両市立病院の院長先生にも出席していただいております。まさに、4月から3年間の改革プランに向けて、加速していくわけでございますので、そういった意味では、御所信なりをお示しいただければありがたいなと思っております。  以上、2回目です。 245 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。管理課長。 246 ◯管理課長 離職する方の年代別の統計は、今、手持ちにございませんが、私もいろいろ離職する方の状況を見ていますと、理由としては、向学心に燃えて上の学校に行く方、それから御主人の転居で行かれる方、それからはっきり言って、ついてこれない方、いろいろいらっしゃいます。中には、ほかのところを見つけ、条件がいい、給料がいいということで、行く方もいらっしゃると思います。  それから、離職率の特色でございますが、一番多く挙げられているのが、御家庭の御事情、それからもう一つは、先ほどいろいろ出ているんですけど、お子さんができて非常に厳しい状況になって、状況が難しいといったような話も出てまいっております。  以上でございます。 247 ◯主査(黒宮 昇君) 経営管理部長。 248 ◯経営管理部長 青葉看護学校は、市立病院の附属という形になった場合、そもそも病院事業は病院の運営ということで、よくほかの病院、附属のものに行きますと、まず第一義に私どもが考えるのは、我々病院の看護師の確保というような点が、やっぱりちょっと出てくるので、具体的に今の設置目的、私も詳しく存じておりませんけれども、そういう中でどんな運営形態ができるのかなということは、また所管の保健福祉局と、いろいろその段階、向こうのほうで決断いただいたら、いろいろ協議させていただくことになるかなと考えております。  以上でございます。 249 ◯主査(黒宮 昇君) 青葉病院長。 250 ◯青葉病院長 改革プランを受けて、病院としての取り組みについての御質問だと思います。  まず、お断りしなくちゃいけないのは、私、今月いっぱいで定年退職をいたしますので、実際にこれを担当いたしますのは私の後任者ということになります。ただ、改革プランは既にでき上がったものでございまして、病院として院長がかわったからといって、がらっと方針が変わるわけではございませんので、一応来年度に向けて病院として、院長方針として申し送る事項が幾つかございます。それは、幾つか、時間の関係で余り全部は申し上げられないんですけども、改革プランの中の一つの目玉でございます救急医療の充実というふうな面では、将来的には救命救急センターの指名を目指すというふうなことを一つの課題として挙げてございます。  御承知のとおり、救命救急センターというのは、人口100万人に対して1施設というふうなことが厚生労働省の基本的な方針ではございますけども、既に千葉市内には千葉県救急医療センターと、それから今度は大学病院が高度救命救急センターの旗揚げをするというふうな予定をしております。ただ、これらは、いずれも高度救命、一番最重症を扱うセンターでございまして、千葉市96万人も人がおりますと、やっぱりそれに次ぐ、その間くらいの救急患者というのは随分たくさんいるのではないだろうかということで、その高度救命救急センターを補完するような形の、非公式な名称ですけれども、地域救命救急センターというふうなものがございます。そういうふうなものを目指して、今、目下いろいろ絵をかいている最中で、ただ、来年度に向けましては、具体的には当院の救急集中治療科の医師が従来2人プラス非常勤1人なんですけども、大学から1人余分に回していただけることになりましたので、その辺は少しパワーアップするかなと。  それと、あとは内科を中心に、何といっても救急、内科の患者が多いものでございますので、この辺は卒後3年目から5年目にかけての若い元気のいいお医者さんを何名かふやしまして、一応40歳以下と、それから研修医のペアで毎日ずっと365日当直体制が組めるような形というふうなことを目指しておりまして、実は、ことしもう既に1月からですけども、救急のトリアージシステムと申します、救急車ないしは、それからあとは患者自身から紹介のあったものを本当に当院で診なくちゃいけないかどうか、ある程度の振り分けをして、適当なセレクションを行うというふうなシステムをとっております。この辺も、おかげさまで比較的うまく動いておりまして、実際に救急患者数について、細かい数値はちょっと申し上げられないんですけども、着実にふえておりまして、将来的にはといいますか、それほど遠くない将来に千葉市内から救急車のたらい回しを完全にゼロにしたいというふうなことをスローガンに挙げてございます。  あと、ありますけど、時間の関係で、とりあえず以上とさせていただきます。 251 ◯主査(黒宮 昇君) 海浜病院長。 252 ◯海浜病院長 海浜病院の太枝でございます。  この1年、改革プランにかかわってきましたけれども、両市立病院がどういう病院になっていくかという両病院長のヒアリングが、まずありました。今、話題にも出ていますように、私どもの病院は、がん診療に特化するようなことをぜひつけ加えたいというのが我々の宿願というか、悲願であります。今、海浜病院は、周産期医療、小児医療に特化して、それなりのステータスを持っていますけれども、それ以外に我々としては、循環器以外に心臓血管外科をやったり、それ以外にがん診療をきちっとやっていきたいというのが我々の考えです。  私は、外科医でして、消化器がん、乳がん、それをずっと三十何年やってきましたけれども、海浜病院に来て24年がたちます。がんをやっている以上は、がん拠点病院になって、それなりのステータスの中で頑張ってやっていきたい、そういうことが、いわゆる集患といいますか、患者を集めたり、それから採算性のある医療をやっていけるという中で考えてきました。  両市立病院の中に放射線治療ができないという大変大きな問題がずっとありまして、話はもう20年来、どちらかの病院でいつかはやろうという話が20年来ありました。しかしながら、放射線治療が先へ進みませんで、私もがん拠点病院をとるということをここ最近はあきらめておったわけですけれども、今度リニアックという放射線治療を2年後に海浜病院の中に設置するという中で、これでがん拠点病院の資格要件といいますか、放射線治療ができれば、あと我々の病院で足りないのは肺がんだけなんですね。胃がん、大腸がん、乳がん、肝臓がん、これは全部クリアしています。あと、肺がんですね。これも、平成26年度から千葉大学の応援を得て、呼吸器外科の吉野教授のもと、二人、人を出して手術が始まるということも内々には決まっておりますので、何とかがん拠点病院として、これから頑張っていきたいと思っています。  それで、4月1日から、がん診療連携協力病院というものが県の中にありまして、これを4月1日から、もう申請書を出しましたけれども、恐らく通ると思いますので、4月から協力病院として一つ動き出すというふうに考えております。  以上です。 253 ◯主査(黒宮 昇君) 村尾委員。 254 ◯委員(村尾伊佐夫君) ただいま、両院長先生から丁寧なお話をいただきまして、ありがとうございました。  また、青葉病院の院長先生におかれましては、これまで大変御尽力をいただきまして、敬意を表させていただきます。  いずれにしましても、4月から医療改革をスタート、もう既に実際にはしているわけでございますけども、今回のプランを見た限りでは積極的な施策を細かく、しかも数値目標も掲げた中で取り組みがなされようとしております。スピード感のある取り組みと、そして着実な推進を期待しまして、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。 255 ◯主査(黒宮 昇君) ほかにございますか。岡田委員。 256 ◯委員(岡田 慎君) 医療性廃棄物のリサイクルについて1点だけお伺いしたいんですけれども、医業収益の増加を図ることとともに、通常の事務等の見直しによるコストの削減も重要と考えておりまして、もちろんコスト削減については、当局のほうで鋭意取り組まれていることは十分承知しております。両病院の医療性廃棄物の業者の大半が随意契約となっておりますが、現在、医療性廃棄物のリサイクル等はなされているのかと、本市の考え方をお聞かせください。  以上です。 257 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。経営管理部長。 258 ◯経営管理部長 今、医療性廃棄物ということで、所定のそういった処理、感染性、そういった廃棄物も入っておりますので、所定の法律に沿う適正な処理ということで、リサイクルのほうは進めておりません。  今後、リサイクルにつきましては、私ども病院現場としましては、医療廃棄物というものでございますので、実際どういう処理がリサイクルされているかとか、だれが行うのか、そこら辺が非常に気になるところでございまして、やっぱり不適正な処理を一度でもされてしまうと、それは排出者としての私ども病院の責任になってしまうということもございます。新たなリサイクル処理、その辺につきましては、情報をいろいろ収集するとともに、慎重な処理の担保、そういったものが得られるような形でないと採用できないのかなと。慎重に対応してみたいと考えております。  以上でございます。 259 ◯主査(黒宮 昇君) 随意契約の問題性はないか。 260 ◯経営管理部長 失礼しました。今は、長年随契でやらせていただいております。  以上でございます。 261 ◯主査(黒宮 昇君) それでいいのかどうかと言っているんだから、大丈夫なら大丈夫だと。 262 ◯経営管理部長 今のところ、随意契約ですけれども、価格、医療の処理の安全性、そういったものから、現時点では随意契約でやらせていただいているという状況でございます。 263 ◯主査(黒宮 昇君) 岡田委員。 264 ◯委員(岡田 慎君) ありがとうございました。  医療性廃棄物のリサイクルということで、いろいろな問題があるということですけれども、病床数が多いほど、リサイクルについてはコスト削減につながりまして、また環境にも配慮した画期的な取り組みであると考えておりますので、社会的意義等、実現可能性等も精査して、検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で、終わります。 265 ◯主査(黒宮 昇君) ほかに。湯浅委員。 266 ◯委員(湯浅美和子君) では、お願いいたします。  まず、先日の代表質疑のとき、私ども市民ネットワークのほうから、病院事業管理者、守屋先生のほうに1年間の感想などをお伺いしたときに、やはりその中で一番大きく取り上げておられましたのが、年間40億円前後の繰入金を前提にした経営が問題だというふうにおっしゃっていました。今回の新病院改革プランを見ましても、その辺が非常に大きく取り上げられています。私どもとしまして、もちろんそれは問題なんですけども、不採算医療を担わなければならない自治体病院、公立病院として、一般会計の繰り入れというのはいたし方ない部分があるかというふうに思っています。しかし、先ほどちょっと村尾委員のほうからも御指摘ありましたように、100床当たりの繰入金額というのを見ますと、大阪市を上回って断トツで千葉市の場合は政令市中、高いわけです。さっき、ほかのところはどういう工夫をしているのですかということで、さまざまな拠点病院化をしているということもあったんですけども、この差を見ますと、それだけではないような気がいたしますが、これだけの繰入額、他市、政令市と比べて高い理由は、一体何なのか。  あと、それと一緒に医業収支比率を見ましても、政令市中、後ろから3番目ということです。このあたりは、どうしてこのようになっているのかということを御説明いただけたらと思います。  あとは、7対1の看護基準の取得を目指すということで、こちらのほうも既にさまざま話題になっておりましたけれども、ほかの既に7対1基準を取得したところでも、かなりその状況がきついというふうなことを言っている自治体病院もあるというふうに聞いています。それは、ちょっと一回お伺いしたときに、かなりきつきつの、かつかつの状態で入れているからではないかというふうなことをお伺いしたんですけども、千葉市の場合、まだ今のところその人数には達していない。でも、4月、新年度になって早急に採用試験をしてふやしていくと。それでもだめな場合は、たしか病床稼働率を見直しますというふうなこともおっしゃっていたかと思うんですけれども、代表質疑の御答弁の中にそのようにございましたけれども、病床稼働率というか、今見まして、かなりこれは政令市中、比べますと、かなり低い状況になっていますけれども、先ほどこの7対1看護基準を取得した場合に2億円程度の増収になるというふうなことだったんですけども、病床稼働率を見直した場合も同じような増だと考えていていいんでしょうか。ちょっとよくわからなかったので、教えてください。  それと、平成24年4月から診療報酬が改定されます。千葉市もいろいろとトライをして、加算をとっていくというふうな形を考えておられると思いますけれども、両市立病院にとりましては、どんな報酬改定というのが影響あるのか、お伺いをしたいと思います。  あと、それから地域との連携ということで、今出ていたんですけども、大きなネットワークとかということではなくて、地域連携室というものがございます。たしか、今年度から組織として位置づけられたかと思います。その前に、私ども、市民の方から、なかなか入院のときの地域との橋渡しをやってもらえないというような御相談なんかを受けたりしていたんですけども、その後、きちんと組織づけられて、地域連携室の動きがどんなふうになっているのか、確認をさせていただけるとありがたいんですけども、さまざま、高齢者の方ですと、医療を抱えたままで退院ということもふえているかと思いますので、介護とどうやって結んでいくのか。科によって、すごくそういうことにたけた科と、そうでない科があるというふうにも伺っていますので、そのあたり、病院内での周知徹底とか、どういうふうになっているのか、お聞かせいただけたらと思います。  以上、1回目です。 267 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。経営企画課長。 268 ◯経営企画課長 それでは、最初に、繰入金の高い理由でございます。あるいは、医業収支比率が政令指定都市で後ろから数えたほうが早いと。大体、これは同じ原因でございまして、あわせてお答えさせてもらいます。  改革プランの中で、11ページに高い固定費率という欄を設けてございます。これは、いわゆる100円稼ぐのにどれくらい費用をかけたかと、こう見たときに、例えば、国立病院機構の事例をのせているんですが、それは100円稼ぐのにコストが98円ぐらいだと。ところが、青葉病院の場合は100円稼ぐのに130円要りますとか、あるいは海浜病院の場合は118円要りますよ、コストがかかりますと。結局、100円稼ぐのに足が出ている状態です。  それは何が違うのかといいましたら、薬とか材料費、医療の材料費の比率は、そう比率は変わりません。反対に、今度はよく固定費と言われている給与費とか減価償却費、委託費、要は、固定費といいますのは、患者がゼロでも出費せざるを得ない、決まった費用でございます。この固定費の比率が国立病院の場合は約6割、青葉病院の場合が95%ぐらい、それから海浜病院の場合が81%ぐらいということでございます。要は、原因は、費用の分析の原因だけで言いますと、こういう固定費が高い。これが結局、損益を悪くして、そしてその損益をある程度賄うために繰り入れているという状況でございます。  そこで、改革プランはどうしたかといいますと、実は病床稼働率が両病院とも7割前後ということでございます。したがって、せっかくつくった病室でございます。それをフル稼働に持っていって収益を上げようと。収益が上がれば、固定費はそんなに変わりませんから、固定費用ですから余り変わりませんから、固定費の比率は減るだろうと。これが、改革プランの経済的側面だけを見た場合のねらいでございます。 269 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁に当たっては、簡潔明瞭に。 270 ◯経営企画課長 はい。それから、あと一つ、診療報酬の影響について御質問でございますが、今回の改定は、改定率が御承知のとおり0.004%、ほぼ現状維持みたいなものです。今回は、ポイントは、病院医療従事者の負担軽減とか、あるいは医療と介護の連携、いわゆる在宅医療分野、こういった点が重点的に財源配分されるということでございますから、市立病院の運営にはマイナスの影響はありませんが、大きくプラスするという影響があるとは見ておりません。  概略、以上のとおりです。 271 ◯主査(黒宮 昇君) 管理課長。 272 ◯管理課長 7対1看護基準と病床利用率の関係でございますが、議員御指摘のとおり、病床利用率が下がれば収益は下がりますので、7対1になったからといって、そのまま収益が上がるわけではありませんし、我々は、病床利用率については、病院の経営上、4月から夏にかけては、非常に病床利用率は高くありません。そういった中で、看護師をどれだけ採用してとっていけるか、そういうのを見きわめながら7対1に踏み切りたいと、そういう考え方でございます。  以上でございます。 273 ◯主査(黒宮 昇君) 青葉病院事務長。 274 ◯青葉病院事務長 青葉病院の大塚でございます。  地域連携室の関係ですが、体制が整備されて、どういうふうに変わったかでございますが、両病院とも組織として整備されたことにより連絡体制がより明確になり、入退院調整や医療費に関する相談への対応が効率化しております。  それから、介護施設との関係ですが、昨年度、退院関係の相談が342人、青葉病院ですと、あったんですが、そのうち定員施設入所が116人ございました。両病院ともですけども、連携をとってコンタクトをして、なるべくその施設に行くようにということになっております。青葉病院につきましては、116人のうち24人を介護老人保健施設、22人を療養型医療施設に御紹介しております。  以上でございます。 275 ◯主査(黒宮 昇君) 湯浅委員。 276 ◯委員(湯浅美和子君) どうもありがとうございました。
     医業収益比率と繰入金の額というのは比例していますよということなので、それはそのとおりだと思うんですけども、固定費をそういうふうに下げていくということで、今後、例えば、さっきおっしゃっていた固定費の中にあります委託料だとか、そういったもの、給与ももちろん、千葉市の場合、見てみますと若干高いですけれども、委託費であるとか、それも高くなっていますので、先ほどちょっと御指摘のありましたような随契をとっているものをどうしていくのかということを考えていかなくちゃいけないんじゃないかなというふうに思いますので、それは今後また御検討いただきたいと思います。  それから、診療報酬の改定は余り関係ないということなので、ただ、いろんな加算とかがあれば、それはきめ細やかに取っていかなくてはいけないんだと思いますので、よろしくお願いしますということと、看護師の配置基準に関しましては、先ほどから、それで本当に看護師たちの待遇改善になるのか、そういったことも非常に大きなことになりますので、きちんと、2カ月間ほどは余裕を見ていきますということでしたので、そのあたりをしっかりと見ていただきたい。そうでなければ、せっかくそういうのをとったって、看護師のかつかつの状態で交代、交代ということになるのはとても大変だと思いますので、その辺はきちんと考えていただきたいと思います。  あと、地域連携室なんですけども、施設のほうに入所というのは、いろいろ御説明いただいたんですけども、在宅になる方が結構大変だと思うんですけれども、そのあたり、在宅の医療、今、これから在宅医療も推進していこうというようなことがあったかと思うんですけれども、そのあたりは、連携はどうなっているんでしょうか。最後、それをお伺いいたしたいと思います。 277 ◯主査(黒宮 昇君) 管理課長。 278 ◯管理課長 管理課長、豊田です。  在宅医療との連携につきましては、青葉病院で在宅支援病床というのを確保しておりまして、地域で在宅療養している方について医療機関と連携を図って登録制にしております。そういった取り組みをしておるところでございます。  以上です。 279 ◯主査(黒宮 昇君) 湯浅委員。 280 ◯委員(湯浅美和子君) どうもありがとうございます。  それもあれなんですけども、私なんかが相談を受けるのは、入院して退院するというときに、例えば、介護保険の申請だって、初めて介護保険を申請するときに、それを自分でやれと言われて困ったんだというふうな話が来ているわけですね。それって代理人ができるんですよなんていうことを、やっぱり地域連携室の方がきちんと御説明をしていただくというふうな形にしていかないと、何か放り出されちゃうみたいな感じで受け取られた方もいるようですので、その辺を、地域に戻ってもきちんとそういった、いろんな地域資源を生かしながら生活できる体制の一つの出発点になるようなことをしていただけたらなというふうに思います。  以上です。 281 ◯主査(黒宮 昇君) 福永委員。 282 ◯委員(福永 洋君) 一つ、地方公営企業法が適用になって、一番心配しているのは職場の労働条件とか賃金について今後どうなるかについて、もしこれが違うことになれば、また新たな問題が出てくるんじゃないかなと思っております。これが一つ。  それから、やっぱりいつも私が申し上げます自治体病院の役割ということについて、私は明確にする必要があるんだろうと思うんですね。それについて。  それから、やっぱり千葉市というところは、大学病院があって、がんセンター、いろんな病院がいっぱいあるわけです。そういう中で、地域医療の中で千葉の両市立病院がどのような役割を果たしていくのかなと。こういう中で、どうなのかなということを思います。お答えいただければと。  それから、本当に私も経営のこと、これを抜きに私は考えられないんですが、でも、今いろいろありまして、例えば、病床利用率とか、職員1人当たりの患者数だとか、患者1人当たりの収入だとか、職員給与と医業収益との関係はどうだと、いろんなデータがあるので、それを、きょうはちょっと時間がないので、いずれ明らかにしていかないと、単純にここだけで高いからどうのと言えないと思うんです。そういう中で、この病院が果たしている役割ですね。私、基本的には、やっぱり日本の医療の中で公的、公立、民間病院があって、なかなかいい施設になっていると私は思うんです。しかも、それで介護保険ができている国は、世界ではこんないい国はないんですよ、実際のところ、高度な医療が受けられるところは。  しかし、いかんせん医療費をどうするかということになって、かなり、海浜病院ができたときにも諸橋先生が、全国自治体病院協議会、とにかくこの自治体病院の役割は大きいと言われて、今も私は覚えていますね。ところが、それ以降、(聴取不能)。それがずっと公立病院の存在が、今は本当にどこでも危機的な状況で、病院を移すだけでも市の中の一大争点になってしまうわけであります。そういう状況のもとで、いかに市民のための市立病院になるのかについて、その原点にやっぱり常に光を当てながら経営をしていくことが必要だということを思っておりますし、私も、いつも効率第一という言葉を聞くと何となく了解しづらいところがあるんですけれども、それについて、まずお答えをいただければと思います。  以上です。 283 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。経営管理部長。 284 ◯経営管理部長 まず、いただきました自治体病院、千葉市立病院の役割ということであると思うんですけれども、これは原則というか、その辺は我々が肝に銘じているということは、まず地域に不足している医療はないかということですね。それに積極的に取り組んでいきましょうということが1点です。  それから、地域の医療機関や行政機関と連携を図りながら、一番は公正な医療を提供して、最終的には千葉市立病院ですので、千葉市民、地域住民の健康の保持、増進を図るというような考え方でやっております。両市立病院は二次医療を担当する病院として、いろいろ地域の診療所の方とも連携をして、紹介をいただきながら高度な多くの診療科と検査、治療を行いまして、専門性を持った、そういう病院になっていくということが求められていると認識しております。したがいまして、そういったニーズ、そういったものを探りながら新しい医療に対応していきたいと考えております。  あと、残りの、それから全部適用となっての労働条件、それ以降につきましては、所管の課長のほうから説明申し上げます。 285 ◯主査(黒宮 昇君) 管理課長。 286 ◯管理課長 労働条件、賃金形態も含めてなんですが、これは組合と交渉して、全適の場合は決めていくことになっております。現在、組合との交渉の中で、市長部局と同等というお話をして、その中で給与体系を含めてさせていただいております。今後もそういったように、多分今と同じような状況で推移していくものと考えております。  以上でございます。 287 ◯主査(黒宮 昇君) 経営管理部長。 288 ◯経営管理部長 地域医療圏の中で市立病院の役割というのは、先ほどとダブりますけれども、大きな大学として千葉大学附属病院、それから県のがんセンター、専門性の高い病院、もろもろございますが、そういったところともいろいろ、先ほど申しました地域連携、そういったものをやりながら、私どもは足りないところを千葉市の市立病院が補うというような考え方でやってまいりたいと考えております。  以上でございます。 289 ◯主査(黒宮 昇君) 福永委員。 290 ◯委員(福永 洋君) わかりました。  なかなかどこをどうだというわけにいかない難しい問題でもあるんですが、何とかして今の保健医療制度を守って、市民の命を守るということがあるんですね。ただ、医療といっても、市民の命だけでいいかというと、県民の来る人を断り、あなたは市民じゃないからとかは絶対できない、差別化もできない、こういう問題があって、やっぱり総トータルとしては、千葉県全体で考えていかなきゃいけないことかもしれません。  そこで、私は、先ほど看護師が毎年50人近くやめられているということがあって、これはもういたし方ないこともあるし、昔はこの委員会で看護師募集のために全国に課長が走り回って集めてきた。それでも集まらないから、どうしようかという話があったりして、今はやめられる方が多い。そういう苦労もずっと私どもはしているなと思っておりました。  問題は、そこで、公立病院はチーム医療というか、職員参加で、例えば、民間の病院と違うのは、職員参加をもっとやるとか、経営効率じゃなくて、やっぱりやりがいだとか、人の命を助けるということについて、これほどすばらしいことはないと私は思うんですよね。しかも、命をお金にかえるなんていうことはできませんし、必要だったら、そこにやっぱり頑張ってやっていくということはあるだろうと思う。  昔は医は仁術と言ったんです。今は聞いたことがないんです。ちょうど私が議員になったころは、そういうことをいつも病院長だとか何かはそういう話があった。今は聞いたことが全くない。でも、そのことが私は原点じゃないかなということをずっと思っているところですが、それについてのお考えと、やっぱり私は、今、職員と全体として、チーム医療ですから、全職員が参加をして、言いたいことを言えるというか、いろいろ全体として頑張っていくという病院は非常に明るいし、確かにさっき中村委員も言いましたけど、看護師がきつい感じだと患者さんは不安になってくるし、どうかなと思うんですね。そういうところの、やっぱりお金ではないものが私は公立病院には求められていると思うんですよね。  そこが民間病院と競争するということになりますと、それは私は、今、ほかのところでも済生会、大学病院、それから公立病院、市内にいっぱいあって、それをどこか統廃合するという話をやっている。これは感覚が違うので、どういうふうにお互いがすみ分けをして、お互いがうまくやっていくか。患者の奪い合いなんていうことになっちゃいかぬと思うので、そこのところなんかも、これは変動していきますけれども、やっぱりそういうところを機敏につかんで、常に命を守っていくという姿勢ですかね、ということを求めておきたいというふうに思うんです。  もう一回言いますと、できれば私も公立病院の評価をするときに、いつも申し上げておりますが、国からの交付金、これはもうはっきりしなくなりました。昔ははっきりしていたんですが、金額がわからなくなってどうなるか、ここの入れることをもっと具体的に私は議員に説明する。それから、先ほど申し上げました病床の利用率だとか、患者1人当たり、職員1人当たり、こういうデータを委員会に出してほしいんです。今度これを見た限り、今までずっと同じですから、何が問題かって、よくわからないわけです、これだとね。聞かなきゃいけない。  そういう点でいうと、300床か500床ぐらいの公的病院の千葉の海浜病院と青葉病院と、ほかの、匿名でいいんですが、どういう病院で医業収益がどうなっているかについて比較をするものを出していただければ、私、一番わかりやすいのは、ここで青葉病院が置かれている状況、それから海浜病院が置かれている状況がよくわかるんだろうと思うんです。このデータ、細かいのがいっぱいありますから、そういうものを今度この委員会の審査のときに事前に出していただけると私はいいと思う。何もそこでどうのこうの、もっと稼げというわけでは全くありません。問題点は、病院の置かれている実態が一番よくわかるんです、そのことによって。何がどうなっているかと。だから、例えば、課長が言われたように、こういうところで病床が動いていない。じゃ、何で動いていないか。それと、ほかの病院との関係で、別に、逆に言うと、私、こんな心配してもいるんだけど、病床がいっぱいふえてくるんですね。そうすると、全体として医療費を抑制するとか、いろんなことがあるならば、何が必要かということについても、そういう総合的な判断ができるので、もっと広い範囲で公的病院のあり方を考えていきたいと思っていますので、そういうデータを今後求めておきたいと思います。  最後は、やはり私は、青葉病院と海浜病院の今後について、チーム医療といいますか、職員参加の医療についてどうお考えなのかについてお答えいただければと思います。 291 ◯主査(黒宮 昇君) 答弁願います。青葉病院長。 292 ◯青葉病院長 まず、チーム医療、それからそれぞれ現場でのモチベーションについてお答え申し上げますと、チーム医療、手前みそですけれども、当院では比較的うまくいけているのかなと。それぞれ、医療職もいろいろございまして、医師、看護師、それから放射線技師だとか検査技師、そのほかたくさんございますし、それから広い意味では、当然先ほど出てまいりました地域連携室の職員であるとか、それからもっと広く言えば警備員のおじさんだとか、その辺もみんなチームの一員ということで、チームワークとしては、私の考えでは比較的コミュニケーションはうまくとれていますし、うまくいっているというふうに感じております。  ただ、先ほど労働条件という話、状況という話が出てまいりました。残念ながら、物すごく厳しいです。それで、先ほど中村委員から、こんなことがあっていいのか、のけぞるというふうなお話がございましたけども、のけぞらない病院が日本国じゅうでどこかあればお示しいただきたいというふうに、私は実は思っております。それが正しいというか、それでいいとだれも思っていないんですけれども、ただ、現実はそういうところで、なかなかに厳しい面がございます。それで、それをそれぞれのモチベーションでカバーしながら何とかやっているわけですけれども、これでいいわけがないというのは、そのとおりだというふうに思っております。  あと、医は仁術というお話が出てまいりました。こういう話は、私、大好きで、しゃべらせておけば幾らでもやりますけども、医は仁術というのは、もともと江戸時代あたりから盛んに言われる言葉で、貝原益軒の「養生訓」なんかにでかでかと出てまいりますけど、もとをたどりますと、さらにもうちょっと、10世紀末くらいに丹波康頼という人が、日本での医学大全集のそもそもの元祖であります「医心方」というものを編さんいたしまして、その中に仁という概念がすごく強調されております。  それで、御承知のとおり、仁というのは儒教の孔子様の言葉で、孝が親に対して親を敬い、その自制心、自己抑制をもってたっとびましょうというのを、広く、そのほかの他人にも同様に思いやりの心を持ちましょうというのが仁という概念だそうで、そもそも医療というのは、そもそも人間としてお互いに思いやるというのがもともとの基本的な概念でございまして、ですから、医は仁術というのは、まさにそのとおりなんですけども。ただ、しばしば社会的側面から、医療というのは社会的弱者をより優先して提供されるべきであると。それは確かにそのとおりかもしれませんですけども、その辺を強調した面が多分にございまして、いろいろあります。  現代の医療者、患者関係というのは、かつての、パターナリスティックといいますけども、上下関係、隷属関係ということは既に認められないというふうな時代になっておりまして、対等な立場で、より密接な情報共有、共感をもとにしてお互いに思いやるといいますか、思いやりをもって築き上げていくというふうなものでありますけども、医は仁術というと、とかくやっぱり上下関係、パターナリスティックな響きが多分にあるので、私は実は余り好きな言葉ではないということを申し上げたいと思います。  あとは、医療というのは、そういう概念的な面はともかくといたしまして、社会基盤として医療提供という面から考えますと、病院というのは、やっぱり持続性、それから永続性、それから再生産性の確保という、これがすごく重要になってくるわけで、そのとき幾らいい医療であっても、資源を使い果たしまして、あしたはもうできませんよ、閉店ですよというわけにいかないというふうなことがございます。ですから、先ほど改革プランをお示ししたとおりでございますけれども、これらは、実はその辺のところを目的に根差したものであるというのを改めて強調したいというふうに思います。  以上でございます。 293 ◯主査(黒宮 昇君) ほかにありますか。海浜病院長。端的にお願いします。 294 ◯海浜病院長 さっきの話が長かったものですから、簡潔にという要求がありましたけれども、私は、せっかくの発言の機会を得ましたので、海浜病院のことについてもう少しアピールといいますか、しておきたいというふうに思います。  海浜地区は、御存じのように海浜、それから美浜地区、競合する病院がありません。目指すべき姿勢としては、やっぱり地域密着型の市民に貢献する地域医療支援病院を目指して、先ほどがん拠点病院を目指すというお話をしましたけれども、やはり根本的には地域医療を目指した、地域医療支援病院を目指した医療をこれからやっていきたいというふうに思っています。  我々の病院の医業収支比率と先ほどから出ていますけど、85%なんですね、海浜病院は。というのは、先ほど100円稼ぐのに118円かかっているというお話がありましたけども、85%の逆数ですね、これは。私、個人的には85%を90%ぐらいまで上げて頑張りたいというふうには思っています。  それから、もう一つは適正な繰入金は幾らかというと、これは経営企画課ともめちゃうと、今、困るんですけど、いろいろ話し合ってきた結果とすれば、海浜病院は100床当たり4.5億円の繰り入れが今あります。これをやはり全国レベルの100床当たり3億円まで減らしていくのが我々の責務だろうというふうに考えています。やはり収益性を上げるための努力、それから市立病院としてずっと継続性を持たせる意味では、ある程度の自立自存の中で頑張っていかなきゃならないだろうというふうに考えています。  チームワークというか、チーム医療に関しましては、先月、我々は機能評価機構を受審しまして、今まさに結果が返ってくるところなんです。きょう、中間報告が返ってきてるようなんですけども、恐らく宿題もなくクリアするだろうというふうに自負しておりますけれども、それに向けても、この機能評価機構を通るためには、チームワークそのものがないと通過しないという状況もあります。それから、我々の海浜病院のナースの離職率は4%台なんですね、ここ数年間。いっても5%。こういうところに、やはり看護師も頑張って教育をしているというところもありますし、多職種間のチームワーク、協力体制というものも、ある程度ある中で、こういう形があるんだろうというふうに私は自負しているところであります。  いずれにしましても、海浜病院がこれから伸びていくために誠心誠意努力してまいりますので、御協力のほどをよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 295 ◯主査(黒宮 昇君) 福永委員。 296 ◯委員(福永 洋君) 病院経営、大型化すると全く違うものでありまして、命を守るということについて、やっぱりわれわれはもっと理解をして、病院局をつくったことに、私、従来から、お互いに一つにして病院局をつくって、後発医薬品とかやって、いろいろなことをやったらどうかというのは、もっと前から言ったんですが、でも、こういうふうに改めてこういう委員会で病院長からこういうふうに細かく聞くということは、この間なかったことなので、大変私はいいことだと思う。やっぱりもっと議会が病院の経営について理解をするということは、両院長のそういう方針を理解していかないと医療改善というのはできていかないし、市民の命を守れないと思っております。大変いい、参考になる御意見、ありがとうございました。  以上です。 297 ◯主査(黒宮 昇君) ほかにございますか。白鳥委員。 298 ◯委員(白鳥 誠君) よろしくお願いいたします。  まず最初に、1点伺います。  医業収益が107億円、前年度決算見込み額であって、未収金が36億5,000万円あるということ、この内容について、まず1点お伺いしたいと思います。  それから、来年度につきましては、守屋事業管理者をお迎えして新改革プランのもとに、両病院の得意な診療分野に医療資源を重点配分して医療の質を上げ、医業収益を拡大させて収益の改善を図る拡大均衡策に基づき推進を図るということでございます。まさしくこれは、一言で言えば、これまで自治体病院として一定程度の市からの繰入金、簡単に言えば赤字は仕方がないという観点から、あくまで自立をするんだということで、そういう病院像をきちっと打ち出して、それに突き進む、方針の大転換、大英断、本当の意味の改革だと私は思っております。それを進めるには、やっぱりもともと強いリーダーシップ、ビジョンと、それから危機感、スピード感を持って改革を進めるということが大事だと思いますけれども、そのためには、それと、今言ったこういう具体的な策と同時に、現場一人一人までの意識改革というのが大変重要になるだろうと思いますけれども、そういうものの意識改革等について、どのように進めているのか、また来年度さらに進めていくのか、お伺いしたいと思います。  以上です。 299 ◯主査(黒宮 昇君) 管理課長。 300 ◯管理課長 ちょっとお言葉から、医業未収金という解釈でいきますと、これは保険診療がまだ入ってきていない分ですとか、繰出金をまだもらってない分ですとか、そういったものを含めての金額だというふうに考えます。例えば、繰出金、予算はついているんですけれど、まだもらっていない状況があるとか、そういったものでございます。 301 ◯主査(黒宮 昇君) 経営企画課長。 302 ◯経営企画課長 拡大均衡策によって経営改善を進めていくということで、その中で意識改革の進め方をどうするんだという御質問でございます。  先ほど両院長からお話がありましたとおり、出てきましたのは、いわゆる自立自存の精神という言葉が、特に海浜病院の太枝院長から出てきましたけど、要は繰入金に頼る体質から、やっぱりきちっと自立していこうと。いわゆる表現は余り適切じゃないかもしれませんが、市の財政が非常に苦しいものですから、それから自立を図っていこうと。そして、市の財政のいかんにかかわらず、自分たちできちっと医療ができれば、これにこしたことはないということで、そういう意味で自立自存の精神という表現でございます。職員一人一人がそういう自立するんだということになれば、病院全体がそういうふうになっていくと思います。ちょうど国立病院が、もう10年ぐらい前から取りかかって、その完成の域にありますもので、これは一つの参考事例だということでございます。  そういう中で、具体的にどうやるのかということでございますが、実は改善活動というものを現在進めております。各セクションに自分たちで病院事業管理者の方針と、それから病院長方針を受けて、自分たちが何をやるか、自分たちがどういう目標を立ててやるかと。例えば、病棟でしたら、病棟ごとに看護師長が目標を立てて、病棟ごとの周囲みんなの意見を聞きながら目標を立てて問題解決、課題解決に取り組もうと。これを病院事業管理者及び両院長がヒアリングします。したがって、もう何十カ所もあるわけですが、そういうふうに改善活動を進めることによって、じわっと体質を変えていく。こういうことをやろうということで、既に取りかかって、ヒアリング中でございます。こういうことで意識改革をじわじわ進めていきたいと思っています。  以上でございます。 303 ◯主査(黒宮 昇君) 管理課長、さっきの答弁でも間違いではないんですけども、患者からの未収金がどのくらいあるかという質問かと思いますので、わかればお願いします。 304 ◯管理課長 済みません。患者からの未収金については、3月31日現在で整理をしますと、約7,000万円あります。不納欠損にする場合には、大体それから集金等をします。入ってきますので、約1,900万円くらいが未収金になってくると思います。 305 ◯主査(黒宮 昇君) 白鳥委員。 306 ◯委員(白鳥 誠君) ありがとうございました。  未収金については、了解いたしました。  意識改革については、本当に強力なリーダーシップ、ビジョンがあって、今のようにきちっとライン上であるとか、いろんな部門でやられるということであれば、必ずそれが浸透していくんだろうと思いますので、ぜひよろしくお願いを申し上げます。  ただ、一つ、ちょっとこれは提案という意味でお聞き願いたいんですが、職員数が825人いらっしゃる中で、看護師が541人いらっしゃる。例えば、この方の中から副院長をつくり上げるとか、ある会社で、昔は私もあるところでつながっていたところの会社ですけれども、パートを取締役にするということをやった。これは、テレビ等で取り上げられたりもしていますから、有名になっていると思いますけど、やっぱり一つ大きな目標を持って、いろいろな大変御苦労な仕事であっても、一つ大きな目標があるということになれば、また違ったものになるかと思いますけど、そういったこともちょっと今後検討材料にしていただければというふうに思います。  それから、もう一つ、市立病院の課題ということでは、これも御認識いただきたいということで申し上げますが、私が議員になって初めて質問させていただいた内容なんですが、やっぱり夜救診ということでは地域の偏在というものがあると。特に、千葉市の東部に住んでいる者、緑区とか若葉区の東部に住んでいる方は、やっぱり夜救診で行くのは千葉市の最西端にある幕張まで行かなきゃいけないわけですね。そのとき、私、申し上げたのは、千葉市の真ん中にある青葉病院もそういう機能、役割を担うことはできないのかということも申し上げたことがあります。これについては、さまざま問題があることも承知をしておりますし、大変難しい問題であるというのは承知なんですけれども、やはりそういうことはこれまでも課題でありますし、今後の大きな課題であるということは御認識をいただきたいというふうに思います。  いろいろお伺いしました。先ほど申し上げましたように、市立病院の新改革プランは、いろいろ改善ということではなくて、本当にまさしく改革だと思います。この改革をなし遂げると何がいいか。もちろん、千葉市にとって親孝行の子供ができる、40億円というものがなくなるというものももちろんありますが、やっぱり職員にとっても、大変大きな自信と誇りと働きがいのある場になるということでもあります。何より、ひいては千葉市民にとって大変大きな存在意義のある市立病院になると思います。全国に誇れる市立病院をつくっていただくために、今後ぜひとも御尽力いただきたいということを申し上げて、終わります。ありがとうございました。 307 ◯主査(黒宮 昇君) 先ほど福永委員より、医業収益について、他都市の自治体との病院比較ということだと思いますけれども、そういう資料要求がございましたが、いかが取り計らいましょう。                [「はい」と呼ぶ者あり] 308 ◯主査(黒宮 昇君) それでは、本分科会として資料要求をすることといたしたいと思います。  御質疑等がなければ、以上で病院局所管の審査を終わります。  病院局の方々は御苦労さまでした。                   [病院局退室] 309 ◯主査(黒宮 昇君) 委員の皆様には、この後、指摘要望事項の検討をお願いしたいと思います。  正副主査で協議いたしますので、暫時休憩いたします。  なお、再開は16時30分とさせていただきたいと思いますので、多少時間が前後する場合もございます。追って事務局より連絡させていただきます。各会派控室でお待ちください。                  午後3時43分休憩                  午後4時43分開議 310 ◯主査(黒宮 昇君) 休憩前に引き続き分科会を開きます。  なお、酒井委員、福永委員から要求がありました保健福祉局の地域見守り活動支援事業に関する資料及び病院局の医業収益に関する資料につきましては、お手元に配付しておりますので、よろしくお願い申し上げます。                 指摘要望事項の検討 311 ◯主査(黒宮 昇君) 委員の皆様には、これから予算審査特別委員会第2分科会としての指摘要望事項の検討をお願いいたします。  まず、正副主査案を発表いたします。山本副主査より発表させていただきます。 312 ◯副主査(山本直史君) では、読み上げてさせていただきます。
     1、文化施策については、市民が良質な文化芸術に触れる機会をふやし、集客につながるような効果的な事業の展開により、各種文化施設の稼働率向上に努めるとともに、若い世代の文化芸術活動に対する支援の充実を図られたい。  2、自転車施策については、多発する自転車事故の削減に向け、歩行者、自転車、自動車、それぞれの視点に立った自転車レーンを設置するなど、安全な走行環境の整備を推進するとともに、他部局や県警とも連携した対策を講じられたい。また、安全・安心なまちづくりの観点からも、引き続き放置自転車対策や歩道整備にも積極的に取り組まれたい。  3、高齢者福祉については、ひとり暮らし高齢者や高齢者虐待の増加、介護人材の不足等、今後予想される諸課題に的確に対応するため、あんしんケアセンターのさらなる増設や市との連携強化を含めた体制整備を進めるとともに、引き続き地域見守り活動への支援や介護人材の確保等に積極的に取り組まれたい。  以上です。 313 ◯主査(黒宮 昇君) 以上ですが、いかがでしょうか。               [「異議なし」と呼ぶ者あり] 314 ◯主査(黒宮 昇君) ありがとうございます。  指摘要望事項につきましては、以上のとおり決定いたします。  なお、分科会報告の作成等につきましては、正副主査に御一任願います。  以上で、予算審査特別委員会第2分科会を終了いたします。  大変短い時間でありましたけれども、委員各位の御協力、まことにありがとうございました。慎重審査、ありがとうございました。                  午後4時45分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...