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  1. 千葉市議会 2006-06-15
    平成18年環境建設委員会 本文 開催日: 2006-06-15


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時0分開議 ◯委員長(中野 弘君) おはようございます。  ただいまから環境建設委員会を開きます。                   委員席の指定 2 ◯委員長(中野 弘君) 委員席につきましては、ただいまお座りの席を指定いたしたいと思いますので、御了承願います。  また、各委員、執行部の皆様に申し上げます。発言の際には、必ずマイクを使用していただきたいと思います。お願いいたします。  また、説明員の皆様においては、2列目以降の方が発言する際に起立の上、所属を述べていただくようお願いいたします。                    職員紹介 3 ◯委員長(中野 弘君) 審査に先立ち、当委員会所管局部課長等の紹介を行います。  初めに、環境局よりお願いいたします。 4 ◯環境局長 (自己紹介及び環境管理部長施設部長環境保全部長の紹介) 5 ◯環境管理部長 (総括主幹以上の職員紹介) 6 ◯施設部長 (調整主幹以上の職員紹介) 7 ◯環境保全部長 (調整主幹以上の職員紹介) 8 ◯委員長(中野 弘君) それでは、環境局の方は御退室願います。御苦労さまでした。               [環境局退室水道局入室] 9 ◯委員長(中野 弘君) 次に、水道局についてお願いいたします。
    10 ◯水道局長 (自己紹介及び水道総務課長水道施設課長の紹介) 11 ◯委員長(中野 弘君) それでは、水道局の方は御退室願います。御苦労さまでした。               [水道局退室建設局入室] 12 ◯委員長(中野 弘君) 次に、建設局についてお願いいたします。はい、建設局長。 13 ◯建設局長 (自己紹介及び土木部長道路部長の紹介) 14 ◯土木部長 (各土木事務所長総括主幹以上の職員紹介) 15 ◯道路部長 (調整主幹以上の職員紹介) 16 ◯委員長(中野 弘君) 以上で、局部課長等の紹介を終わります。  本日の案件審査に関係のない方は御退室願います。御苦労さまでした。                [建設局職員入れかえ] 17 ◯委員長(中野 弘君) 本日行います案件は、議案5件及び所管事務調査2件です。お手元に配付してあります進め方の順序に従って進めてまいります。                  議案第103号審査 18 ◯委員長(中野 弘君) それでは、案件の審査に入ります。  初めに、議案第103号・国道126号椿森陸橋交差点改良工事に係る工事請負契約議決事件の一部変更に関する専決処分についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。建設局長。 19 ◯建設局長 詳細につきましては、道路部長から御説明申し上げます。よろしくお願いいたします。 20 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 21 ◯道路部長 道路部でございます。よろしくお願いいたします。済みません、座って説明させていただきます。  初めに、専決処分議案について御説明いたします。なお、各議案につきましては、図面を用いて御説明いたします。  それでは、議案書の11ページをお願いいたします。  議案第103号について御説明いたします。  (図面を用いて説明)国道126号椿森陸橋交差点につきましては、交通渋滞の緩和と交通事故の軽減、道路交通の円滑化を図ることを目的に交差点改良工事を進めており、平成16年度から平成17年度の2カ年継続事業として、国道126号椿森陸橋交差点改良工事を平成16年第2回議会により承認いただき実施しておりましたが、重要幹線道路であることから、工事に伴う交通規制にも厳しい制約があり、予定した作業量が施行できず工程におくれが生じたこと、夜間工事であるため周辺住民から騒音への苦情により、その処理に日時を要したこと、隣接地区における電線共同溝工事及び万葉軒ビル新築工事との工程調整に日時を要したこと、掘削作業に当たり、NTT幹線ケーブルの位置の大幅なずれにより、工法変更を余儀なくされたことなどの理由により、平成17年度末に工事を完成することができず、完成期限を平成18年3月31日から平成18年12月31日に変更いたしました。  この工期の変更につきましては、継続事業であることから単年度事業と異なり、事業最終年度での工期延長繰り越し事故繰り越しとなります。その事務手続専決処分により3月末に行いましたので、今議会において報告するものであります。  なお、本工事の平成17年度末進捗状況は、歩行者通路4カ所設置のうち、図面の赤い色の部分の万葉軒側から、JR東千葉駅方面と千葉サニータウン方面千葉サニータウン側からライフケア千葉会堂方面の3カ所の歩行者通路が完成しております。また、擁壁工事4カ所のうち、図面の赤い色の部分の万葉軒前の擁壁が完成しております。現在は、図面の黄色い部分のライフケア千葉会堂側からJR東千葉駅方面の歩行者通路設置工事及び万葉軒わき擁壁工事を施行しております。  今後は図面の青い色の部分の千葉サニータウン擁壁工事及びライフケア千葉会堂わきエレベーター設置工事を行ってまいります。  以上でございます。 22 ◯委員長(中野 弘君) 御苦労さまでした。  御質疑等がありましたら、お願いいたします。小関委員。 23 ◯委員小関寿幸君) 工事がおくれたことをいろいろ説明あったんですけれども、この中身というのはあらかじめ予測できなかったのかということですよね。  それと、万葉軒側用地買収はしたんですよね、幾らか。万葉軒が建てかえたということで、それに対する費用は、以前にも出されたと思うんですけれども、済みません、もう一度教えてください。幾ら、用地はどのぐらい買収して、そしてこの移転費用でどのぐらいかかったのか。千葉市は負担したのかということですね。  以上、二つについてお願いします。 24 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 25 ◯道路部長 工事の予測はできなかったのかということの御質問に対してお答えしたいと思います。  ここの交通量は、126号、旧16号は非常に交通量が多いことと、また新町若松町線ということで千葉駅から高品交差点に行く道路も結構交通量が多いということは最初から認識はしておりました。ですけれども、実際ほかの道路と違いまして、結構両方の道路が交差するところですので、ある程度は予測していたものの、やはり実際始めますと先ほど説明させていただきましたように、交通の規制の仕方から、また周辺住民の方からの苦情等がありましたことと、電線共同溝も周りを工事をやっていますので、その調整にもやっぱり日時も要しましたし、致命的なのはやはりNTT幹線ケーブルが位置がずれていたということで、工法を変えざる得なかったということが大きな理由です。  もう一点、万葉軒用地買収につきましては、用地買収と数字につきましては、済みません、担当課長の方から説明させますので、よろしくお願いいたします。 26 ◯委員長(中野 弘君) 道路建設課長。 27 ◯道路建設課長 道路建設課長の大矢でございます。  お尋ね用地買収面積でございますが、228平方メートルでございます。  金額でございますが、3,451万4,000円でございます。(小関委員「移転の費用は負担はしないのか」と呼ぶ)移転補償でございますが、総額で8億263万円でございます。  以上でございます。 28 ◯委員長(中野 弘君) 小関委員。 29 ◯委員小関寿幸君) そのNTTの電線なんかは、どこに入っているかというのは事前につかめるはずなんですけれども、それどうしてつかめなかったのかね。これは計画そのものが、やっぱりずさんだと思うんですよ。9カ月も工事が延長されるなんて今まで例にあるんですかね、これ。もっと事前にしっかりした調査を行っておけば、そういうことというのは発生しないはずなんですけれども、その辺はどうですかね。 30 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 31 ◯道路部長 図面を用いて説明させていただきたいと思います。  (図面を用いて説明)当初の位置がここでございます。試掘につきましては、当初設計というか調査の段階でこの箇所を試掘をしました。このときにはケーブルが真っすぐ入っているということで立ち会いもしましたし、そういうことでやったんですけれども、実際業者がとりまして細かく施工していく中で、ケーブルがどうも位置が違うということがわかりましたので、結果的にケーブル中央車線側というんですか、車道側の方に1メートル50、結構カーブしていたということで、NTTについては工法を変更せざるを得なかったというのが理由でございます。 32 ◯委員長(中野 弘君) 小関委員。 33 ◯委員小関寿幸君) じゃ、NTTの敷設した場合の設計ミスだというふうに言えるんですかね。  この議案については反対するものではないんですけれども、今後やっぱりこういうことはあってはならないと思うんですね。しっかりした事前の調査をよくやってやるべきだということですね。  はい、以上です。 34 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 35 ◯道路部長 NTTが当時埋設したのは、ここに入っているケーブルというのが、先ほどもちょっと説明させていただきましたけれども、国道126号の前は国道16号ということで、非常に幹線道路だということで、当時のNTTケーブル重要幹線ケーブルが入ったのは上から掘って敷設したということを聞いております。それが大分前の話なんで、実際にはNTTも台帳上の持っているものとなかなか現場が合わなかったというのが状況だと思います。  実際上から掘って管を敷設するわけですけれども、何らかの形で結果的にはカーブをしていたのかなと思います。ただ、堀山の中で通常掘りますから、ある程度、例えば堀山というのは幅が1メートルぐらいのところで仮に掘って何か埋設するとしても、必ずしも山どめというんですか、堀山の中で中心にということはいかない場合があります。掘っていて何か出てきますので。ですから、そういうことで結果的に少し曲がったのかなと思うんですけれども、いずれにしろ30年ぐらい前の施工なので、そこまでは台帳上なかなか精度がよくないんで残っていなかったというのが現状でございます。 36 ◯委員長(中野 弘君) ほかにございますか。長谷川委員。 37 ◯委員長谷川弘美君) お尋ねします。  この9カ月工期を延長したということで、ここの施工者にとってどのぐらいの損害に実際なっているのかということと、あと今エレベーターの問題が問題になったりしていますが、ここのメーカーもわかっているんでしょうか。それと、その後の維持管理とか保守点検とかというのは、例えばこういうところはどういうふうな方法でなされるのか、それについてお尋ねします。  以上です。 38 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 39 ◯道路部長 おくれたことの損害につきましては、大体土木工事って物をつくって幾らだという積算になってございます。これについては特にその物がまだできなかったわけですから、特に施工しなかったんで、そこの損害というのはないんですけれども、ただ議員おっしゃるように、業者は現場事務所を持っていますから、その面では業者さんとしてもきつかったのかなと思います。ただそれにつきましては、請求はございませんでした。  もう一点、エレベーターにつきましては、担当課長の方から説明します。 40 ◯委員長(中野 弘君) 道路建設課長。 41 ◯道路建設課長 道路建設課長の大矢でございます。  エレベーターにつきましては、7月に決定する予定でございます。一応国内メーカーの製品を考えております。  以上でございます。(長谷川委員保守点検」と呼ぶ) 42 ◯委員長(中野 弘君) 保守点検。課長。 43 ◯道路建設課長 保守点検につきましては、設置メーカーで考えております。 44 ◯委員長(中野 弘君) 長谷川委員。 45 ◯委員長谷川弘美君) では、ただ工事というのはやはり人件費というものがかなり大きく占めていると思うんで、その辺でおおよそ9カ月でどのくらいかということでちょっとお尋ねしたかったんです。そういうものを請求はされていないということですが、通常こういうような長期にわたるような延期とか事故繰り越しのようなものは今まであったのかどうかということ。一応、じゃ、それだけお願いします。 46 ◯委員長(中野 弘君) 答弁願います。道路部長。 47 ◯道路部長 ここ数年は私どもの発注分は9カ月というのは余り例がないと思います。ちょっと済みません、調書を全部持っていないんで、記憶で言って申しわけございませんけれども、ちょっと9カ月というのは工期が長いのかなと思います。 48 ◯委員長(中野 弘君) 長谷川委員。 49 ◯委員長谷川弘美君) これは業者のミスというわけでもないので、非常にその辺では大変だったのではないかと思うんですけれども。  あとエレベーター保守点検なども今問題になっていますし、こういうところで閉じ込められたりした場合には非常に場所も悪いですし大変だと思いますので、その辺もしっかりとやれるようなことを要望したいと思いますが、私たちこの議案に対しては賛成です。 50 ◯委員長(中野 弘君) ほかにございませんか。竹内委員。 51 ◯委員竹内正巳君) 2点ほどお尋ねをいたします。  1点目はこの3月31日完成予定となっておりますけれども、少なくとも第1回定例議会の中で工事が間に合わないというのをほぼ察知していると思うんですけれども、何で第1回定例会にこれが議案となって出てこなかったのか、その理由について、まずお尋ねをします。  それから、関連しますけれども、三井さん側から請求がなかったと。いつもそうなんですけれども、御理解をいただきました、あるいは、今のように請求がありませんでしたということが少なくても私は議員になってからずっと続いているはずなんです。これは請求がなかったのか、あるいは抑え込んでしまったのか。我々が聞くところによると、とにかく勘弁してくださいということで、請ければ負けよの請負仕事だから、大手さんのメンツにかけて請求しなかったという話を聞いているんですが、その辺の実態についてはどう考えていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。 52 ◯委員長(中野 弘君) はい、道路部長。 53 ◯道路部長 なぜ多少なりとも工期がずれているのがわかったのに第1回で出さなかったかの理由について、御説明したいと思います。  繰り越しは第1回定例会において、繰越明許の承認はいただいておりますけれども、本工事は16年と17年度の2カ年の継続事業です。その事業の最終年度の繰り越しということは、手法上事故繰り越ししかないということなんで、そのために3月31日に繰り越しの手続を行わせていただきました。ある程度は状況としてはわかってはいましたけれども、手続上、2カ年の継続事業ですので、手法としては事故繰り越しという手続をとらせていただいたのが理由でございます。  あともう一点、業者の請求はどうだったのかということで、これにつきましては正式に書類等ではございませんでした。ただ話の中ではやっぱりなかなか早く着工できないときついんだよなという話はあったかと思いますけれども、請求としてはございませんでしたので、その辺は業者さんの方で理解していただけたかと解釈しております。 54 ◯委員長(中野 弘君) 竹内委員。 55 ◯委員竹内正巳君) 1点目は了解しましたけれども、2点目はまあ了解したと。9カ月間、現場の人間をどこかの現場へ連れて行って、そして仕事をさせて、着工できるようになってからぽんと来るわけじゃなくて、人間を待機させながら毎日毎日仕事のできる日を待つというのがこれが実態なわけですよ。ですから、本来ならば皆さん方はこれに対して、いわゆる待機料とか何かを、いわゆる支払うべきなのが筋じゃないかと、私は日ごろから皆さん方に言っているんですけれども。過去少なくとも20数年ですか、東洋建設の、あれは生実1号幹線ですか、あのシールド工事で3カ月ないし立て坑を1本余計に掘るというようなことに関しても追加というんですか、認めなかったと。それ以来ずっと今日まで来ているんですね。だんだんこれは50何%だ、60何%だというシビアな結果で落札した場合に、こういうことが続いたならば業界の方もつぶれてしまうんじゃないかと。ですから、安くするのも同時に払うべきものはきちっと払っていただかなければならないと、こう思いまして、答弁は要りません。 56 ◯委員長(中野 弘君) ほかにございますか。                [「なし」と呼ぶ者あり] 57 ◯委員長(中野 弘君) ほかに御発言がなければ採決いたします。  お諮りいたします。議案第103号・国道126号椿森陸橋交差点改良工事に係る工事請負契約議決事件の一部変更に関する専決処分についてを原案のとおり承認することに賛成の方の挙手を求めます。                   [賛成者挙手] 58 ◯委員長(中野 弘君) 賛成全員、よって、議案第103号は原案のとおり承認されました。                議案第114号、第115号審査 59 ◯委員長(中野 弘君) 次に、議案第114号・新港横戸町線2工区ボックス他築造工事に係る工事請負契約について及び議案第115号・新港横戸町線6工区ボックス築造工事に係る工事請負契約についての2議案を一括議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。道路部長。 60 ◯道路部長 工事請負契約議案について御説明いたします。議案書の63ページをお願いいたします。  議案第114号について御説明いたします。  (図面を用いて説明)都市計画道路新港横戸町線につきましては、国道14号と国道126号とを結び、臨海部と内陸部の連絡を強化し、交通混雑の緩和を図ることを目的として、平成21年度末の完成を目途に整備を推進しているところであります。  道路構造は、本線4車線、副道2車線で、沿道環境に配慮し、掘り割り構造を基本としております。なお、幕張町弁天町線などの交差部前後につきましては、地域分断を解消するため、ボックスカルバート構造とし、その上部を緑地とすることにしております。  本議案の工事名称は、新港横戸町線2工区ボックス他築造工事であります。  施行場所は、稲毛区黒砂3丁目地内で、京成電鉄千葉線の海側でございます。  工事概要についてですが、ボックスカルバート工は外幅33.7メートル、高さ9.1メートルの2連ボックスカルバートを128メートル築造いたします。U型擁壁工は、外幅33.3メートル、高さ7.9メートルから11メートルのU型擁壁を100メートル築造する工事で、合計228メートルであります。
     本工事区間は、昔、谷津田であり、表層は盛り土で覆われているものの、その下は軟弱地盤で、地下水位も高いことから、端部を最小限に抑え、安全性を向上させるとともに、施工性、経済性、工期短縮の観点から、工事延長228メートルを一体的に施行することとし、平成18年度から平成20年度までの3カ年継続事業として施行いたします。  なお、施行に当たりましては、埋設されている下水道幹線が道路構造物の築造に支障となるため、現在新たな下水道施設を布設しており、本年9月末に予定している下水道の切りかえの後、本工事の中で既設下水道施設の撤去を行うものであります。  なお、一部道路構造物の施行に支障とならない深い位置に埋設されている下水道施設につきましては、発泡モルタルを注入し、永久埋設といたします。  次に、施行手順を御説明いたします。  先ほど御説明いたしましたように、地盤が非常に軟弱なため、ある程度掘削しますと掘削機械の走行ができなくなりますので、まず最初に軟弱地盤を機械が走行できる程度の地盤に改良する必要があり、そのための石灰改良工を実施いたします。  具体的には1.8メートル間隔で、現地盤に石灰をまぜ、深さ10メートルのくいをつくることで地盤を強化するものです。この改良後、オープン掘削により既設下水道施設を撤去いたします。  次に、道路構造物を築造するためには、深さ約7メートルまで掘削する必要があります。しかし、地下水位が非常に高いことから、掘削を続けますと側面の水位と掘削面の水位との差が生じ、掘削面において水圧により土が不安定となり、土どめが崩壊するおそれがあります。そこで、土どめの最下部の地層に、層厚3メートルにわたって地下水を通しにくい地盤に改良し、土どめの崩壊などの発生を防ぎます。  次に、ボックスカルバート用の基礎ぐいとして、直径80センチ、長さ12メートルから14メートルのコンクリートぐいを256本、U型擁壁用の基礎ぐいを90本、合計346本を施行いたします。  なお、図面に着色していないくいは既設下水道施設撤去前に施行可能であったため、既に施行済みであります。  次に、道路構造物の築造をするための掘削をいたしますが、掘削幅が広く、掘削深さも深いため、掘削機械及び掘削土砂搬出のための仮設桟橋を設置し、掘削搬出いたします。掘削完了後に、ボックスカルバート及びU型擁壁の築造を行います。  年度工程でございますが、平成18年度は止水工までを実施いたします。平成19年度は基礎ぐいの設置から道路構造物の築造を開始し、平成20年度末に工事を完了いたします。  契約方法は、一般競争入札であります。  契約金額は22億7,640万円で、完成期限は平成21年3月25日であります。  なお、本議案につきましては、3カ年継続事業として一括契約するものであります。  請負者は、間・三井住友・総電建建設共同企業体でございます。  次に、議案書の65ページをお願いいたします。  議案第115号について、御説明いたします。  (図面を用いて説明)工事名称は、新港横戸町線6工区ボックス築造工事であります。  施行場所は、稲毛区穴川4丁目地内で、放射線医学総合研究所わきでございます。  工事概要は、ボックスカルバート工一式となっておりますが、外幅33.3メートル、高さ8.6メートルで、内幅15.6メートル、高さ7メートルの2連ボックスカルバートを100メートル築造する工事であります。  本工事区間の周辺には、学校、病院及び住宅が密集しているほか、水道やガスなどのライフラインがふくそうしているため、施工性、経済性、工期短縮の観点から、工事延長100メートルを一体的に施行することとし、平成18年度から平成19年度までの2カ年継続事業として施行いたします。  次に、施行手順を御説明いたします。  本工事区間は地盤もよく、地下水位も低いことから、H鋼横矢板による土どめを設置いたします。既にボックスカルバートの基礎ぐいは施行済みでありますので、まず掘削機械、及び掘削土砂搬出のための仮設桟橋を設置いたします。次に、桟橋の上から掘削を行います。掘削完了後、ボックスの築造を開始します。ボックスカルバートは、鉄筋を組み立てながら、順次コンクリートを打設し築造してまいります。  年度工程でございますが、平成18年度で掘削を完了し、平成19年度にボックスを築造いたします。  契約方法は、制限付一般競争入札であります。  契約金額は6億1,110万円で、完成期限は平成20年3月25日であります。  本議案につきましては、2カ年継続事業として一括契約するものであります。  請負者は、大本・高田建設共同企業体でございます。  以上です。 61 ◯委員長(中野 弘君) それでは、御質疑等がありましたら、お願いいたします。長谷川委員。 62 ◯委員長谷川弘美君) やはりこれは昨日も議案質疑をいたしましたが、低価格入札というんですか、これが2件ともあったということで、それについていろいろな件について質問をさせていただいたんですけれども。その中では調査をして聞き取りとか、あるいは書類を提出してということでの調査をしたということですが、昨日の新聞なんか見ますと、さっきも言いましたがエレベーターの低価格入札ということで、今、自治体の方でかなりのパーセンテージを上げてきて、税金としてはやはり1円でも安いというところでは、そういうところに入札するのは当然というふうにはお考えかもしれませんけれども、やはりこういった傾向が今ある中で、かなりチェックを厳しくしていかないといけないかと思うんですが。そのあたりについて、ちょっと昨日の答弁などでは特に問題なかったというような感じでしたが、もう少し聞き取りの中で市としてもその中で感じたこととか、こういった傾向に対して今後どういうふうにしていこうとしているのか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 63 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 64 ◯道路部長 きのうの質疑で局長が説明させていただいたんですけれども、同じようなことになりますけれども、私どもが調査したのは11項目につきましてチェックしました。おおむね、例えば直工というんですか、実際に業者さんが施工する直工という部分と、今度直工から外れますと、いわゆる経費関係、設計書でいくと現場管理費ですとか一般管理費ですとか共通仮設、いわゆるそこが諸経費となるわけですけれども、直工については若干やっぱり材料のまとめ買いですとか、本社でも使う物という形で若干はやっぱり安くなっています。ただ、今回の傾向は大分2社とも管理費は、いわゆる本社でもうかる分の経費を大分そいでいるのが状況でございます。 65 ◯委員長(中野 弘君) 長谷川委員。 66 ◯委員長谷川弘美君) そうしますと、先ほどの問題でも竹内委員の方からありましたが、非常にこれは落札率が低いですので、例えば何か途中で思わぬハプニングとか、いろいろなことで工期が延長になったりとか、そういった場合とかになりますと、また非常に厳しい状況になったりするわけですよね。基本的にそういう意味では、この管理費とか本社経費とか、削減率を見ると90%近くとか、ちょっと普通の常識では考えられない削減率なんですが、こういったことは妥当と考えるのか、特に問題ないというふうに、向こうの業者の側の努力というふうに考えるのか、ちょっとその辺についてもお聞かせください。 67 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 68 ◯道路部長 二つ今御質問あったと思うんですけれども、途中でトラブルがあった場合に経費が大分下がってしまっていて対応が難しくなるんじゃないですかということにつきましては、必要に応じてどうしても新たなものが発生して工事がふえるようなことがあったりだとか、それがもう通常の範囲内じゃなければ、やっぱり何らかの形は考えなければいけないと思います。  もう一点は、実際その業者が低い、確かに51%というのは率からすれば余りケースがないですから低いとは思います。ただ、この業者さんがやはりこの仕事は何が何でもとっていくと、すべてこの一現場で黒字を出そうということじゃなくて、でもとっていこうという気構えがありますので、そこについては経費を大分削減してきたというのが状況だと思っています。 69 ◯委員長(中野 弘君) 長谷川委員。 70 ◯委員長谷川弘美君) やはりかなりほかの工事とかいろいろとる中で、何とか帳じりを合わせようというような形かもしれませんけれども、やはり優良な企業を育てていくという上で、こういったことが普通は低価格ということだとしわ寄せが手抜き工事とか、あるいは人件費削減とか、下請企業へのしわ寄せということがもう当然予想されるわけですけれども、そういったところにまでしっかりとチェック機能を働かせていただきたいし、施行してからも市としてもその辺の工事過程、それから現場とか安全管理とか、その辺で書面に提出したとおりなのかどうか、そこら辺もしっかりとチェックしていただきたいと思います。  こういった非常に地盤が緩くて、そこは管理は大丈夫だとこの前伺いましたけれども、その周りですね、土どめしていない周りの地形にどういう影響を与えるのかとか、その辺でも不安を覚えるような気はしていますので、その辺の総合的な管理とか、その辺もしっかりとこれからもチェックしていただきたいと思います。  あわせて、今後の市の入札の傾向としては、こういう今回総合評価、そういったものも取り入れるというようなことを伺っておりますが、総合評価でやはり労働者への対応とか安全管理とか、そういったところに非常に社会的貢献とかいろいろな面で、企業としても優良なところを入札の中で入れられるような仕組みをぜひ市としても対応していっていただきたいと思います。議案としては賛成いたします。 71 ◯委員長(中野 弘君) ほかにございますか。小関委員。 72 ◯委員小関寿幸君) いろいろ今、長谷川委員から伺ったんですけれども、これは114号と115号の契約価格で、本当にこれで成り立つのかと私は思うんですよ。私もちょっと一般的に聞いたんですが、今の状況のもとではこういう工事をやると大体85%以上でないともうけはないと。この間、議案研究の中でもわずかながらも利益はありますよという話もしたんですけれども、本当にそうかなという危惧をするんですね。  やっぱり大変なのは下請業者、ここがどうなっていくのか。赤字を見越してやるというふうになるのかどうか。先ほど部長から言われましたように、次の工事も見通して、次の工事ではもっと高い契約でという、そういうのも見越してやっているということも聞かされたんですけれども、そういう状況があってこういう結果になったのかということが一つね。  それから、117号なんですが、これはまたえらい高い。これは入札制度でなくて、いわゆるこちらからお願いをしてやるという中身ですけれども、かつて蘇我町線もJRとの交差部工事をやりましたよね。ここはどうだったんでしょうか、何%ぐらいの工事の中身だったんでしょうかね。 73 ◯委員長(中野 弘君) 議案についてお願いします。 74 ◯委員小関寿幸君) こちらから積算価格を出して協議するということだったんですけれども、きのうの議案質疑の答弁の中でも、いわゆる京成のそういう業者に委託して、京成の中でもいろいろあるんですが、業者はね。そこから選定されて出てくるということなんですけれども、それはその選定についてはあくまでも随意契約というか指名するというか、そういう契約の内容なんですかね。これは京成のその中で入札するだとかということではなくて、そういう契約か。ですから、もっと価格を交渉によって引き下げることができないかと。これだけでも開きはあるんですよ。片方では51.59%で落札する、片方は95%、これだけの差があるんですね。(糸日谷委員「委員長」と呼ぶ) 75 ◯委員長(中野 弘君) はい。糸日谷委員。 76 ◯委員(糸日谷義男君) まだ114号と115号もやっていないので、117号はまたその後にしてもらいたい。 77 ◯委員長(中野 弘君) 要点だけわかりやすく質問してください。 78 ◯委員小関寿幸君) そういうことで、その開きはどのぐらいあるのかということ。  それから、この工事に当たって地域の皆さんから振動だとか、それから騒音だとかの苦情は以前にもあったんですけれども、それ以後ないのかどうか、以上について伺います。 79 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 80 ◯道路部長 低価格は成り立つのかということの総論なんですけれども、私どもとしては実際その業者さんの会社として、すべて一現場で黒字を出すということが、そういう形があればそれはいいと思いますけれども、ただ会社としてどうしてもここはやっぱり山があるのかなと思います。ですから、会社で成り立つのかという質問については、私どもとしては工事はできるという形でお答えせざるを得ないのかなと。会社経営については、ちょっと全体を把握してあるわけじゃないからわかりません。  もう一点、下請の業者はどうなのか、下請業者を苦しめるんじゃないかなという御質問だと思うんですけれども、これにつきましては聞き取りの中で協力会社等の見積もりというんですか、保有機械ですとか材料とか、全部そういうものをチェックしまして、みんな自分たちがほかから借りるんじゃなくて、自分たちの持っている材料、今どこかでやっている現場のやつを転用して使うということですから、結構そういうところでは大分業者さんがやりくりして努力しているのかなと思いますので、特に下請業者を泣かせるということはないと思います。  先ほどお話ししましたように、協力会社からもこういう価格でできるという形で説明を受けていますので、そのようなことはないと思っています。ただきついなとは思います。  あと、蘇我町線につきましては、担当課長から説明させますので、よろしくお願いします。 81 ◯委員長(中野 弘君) 特定街路課長。 82 ◯特定街路課長 特定街路課長の山田です。  蘇我町線の請け負いですけれども、JRから業者に行った請負率は96.9%でございます。  あと、騒音、振動の苦情はなかったのかということにつきましては、説明会だとか道づくり協議会の中で業者がいろいろ低騒音の機械を使ってくれているんだけれども、多少はあると。ただ、やむを得ないということで、御理解はいただいております。  以上でございます。 83 ◯委員長(中野 弘君) 小関委員。簡潔にお願いします。 84 ◯委員小関寿幸君) この価格の問題では、やっぱり危惧されるのはこれだけ低い価格で契約されると手抜きをやられるんでないかという、そういう心配が先ほど長谷川委員からも出されましたけれども、これはどういうふうにチェックしていくんですかね、市側として。そこを説明をお願いします。 85 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 86 ◯道路部長 手抜きについてはどうなのかということですけれども、まず現場に入る前に材料、例えば材料を類似品とか、言葉は悪いですけれども粗悪品を使われる可能性がある。そういうことにつきましては、全部使う前に施工計画書の中で品質証明書を出させまして、そういう証明の中から、実際例えば鉄筋ですと名番がついてきます。束ねた中で。そういうもののミルシートと、その現場に入っているそういう名番、確かにその商品かどうかチェックするとか、例えば生コンですと当然JIS規格品と、いわゆる品質管理等にかなったものを使うように事前にチェックします。  また施工に当たりましては、各種試験、例えば床づけだったら床づけの厚さだとか面積だとか、仮にコンクリートでしたらコンクリートを打つ前に型枠検査ですとか配筋検査、すべての検査をより今以上に充実させなければいけないし、強化したいと思っています。  以上でございます。 87 ◯委員長(中野 弘君) ほかにございますか。小関委員。 88 ◯委員小関寿幸君) 私ども、この新横線の事業についてはずっと反対してきました。まだ住民の皆さんもよく理解できない、これはもう本当にこういう道路がつくられて困るという人がたくさんいますから、この案件については反対の立場です。 89 ◯委員長(中野 弘君) ほかに。竹内委員。 90 ◯委員竹内正巳君) さっきの説明でちょっと聞くのを忘れてしまったんですけれども、特に下部の下の方ですね。あちらの山側の矢板、35メートルの幅の、これは何メーター物をお使いなんですか。 91 ◯委員長(中野 弘君) 特定街路課長。 92 ◯特定街路課長 特定街路課長です。  ちょっとこの工事の中に山どめが入っていなかったので、今回の工事案件の中に山どめのSMWの工事が入っていないものですから、図面を持ってきませんでしたけれども、その中で大体21メーターから24メートルのSMWというH型鋼ぐいを打っております。 93 ◯委員長(中野 弘君) 竹内委員。 94 ◯委員竹内正巳君) 21メートル、7メートル、そのくらい打てばヒービング現象は防げるという、35メートルですからね、幅がね。果たして7メートル掘るわけでしょう。で、どんといく心配は防げると。というのは、皆さん方専門家かもしれないけれども、なるべく安く仕上げるためにぎりぎりいっぱい設計されたんじゃ、上部の方は関東ロームだから大事だと思うんですけれども、下の方はピート層ですから、くれぐれもヒービングで人間が飛ばされないように気をつけて施行していただきたいなと。  それから、先ほど、まだまだ住民さんが反対している人がいるという話なんですけれども、私も年じゅうあの周辺はお弁当を持って配って聞いていますけれども、逆に例えば上の段の黒砂台何丁目になるんですかね、あれは。黒砂、要するに対岸ですね、私の方から見たら。稲毛から見たら。道路が上の段も狭いところが一部拡幅されて、非常に私たちにとっても便利になったと。それから、まあまあ反対はしたものの今になれば千葉市の役にも立ち、我々も新しい住まいになれ親しんできたんで、そういう怨念みたいなものはなくなりましたと、こういう話を聞いていますんで、千葉市のためになるのかどうか、これは疑問ですけれども、頑張ってひとつ工事を完成させていただきたいと思います。 95 ◯委員長(中野 弘君) ほかにございますか。                [「なし」と呼ぶ者あり] 96 ◯委員長(中野 弘君) ほかに御発言がなければ逐一採決いたします。  お諮りいたします。まず、議案第114号・新港横戸町線2工区ボックス他築造工事に係る工事請負契約についてを原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                   [賛成者挙手] 97 ◯委員長(中野 弘君) 賛成多数、よって、議案第114号は原案のとおり可決されました。  続いて、お諮りいたします。次に、議案第115号・新港横戸町線6工区ボックス築造工事に係る工事請負契約についてを原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                   [賛成者挙手] 98 ◯委員長(中野 弘君) 賛成多数、よって、議案第115号は原案のとおり可決されました。                  議案第117号審査 99 ◯委員長(中野 弘君) 次に、議案第117号・都市計画道路新港横戸町線京成電鉄千葉線交差部工事に係る工事委託契約についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。道路部長。 100 ◯道路部長 最後に、工事委託契約議案について御説明いたします。議案書の69ページをお願いいたします。  議案第117号について御説明いたします。  (図面を用いて説明)鉄道輸送や工事の安全確保のため、鉄道事業者に工事を委託するものであります。  契約の目的は、都市計画道路新港横戸町線京成電鉄千葉線交差部工事その5で、軌道下に道路構造物を築造するものであります。  委託工事場所は、稲毛区黒砂3丁目地内外で、新港横戸町線と京成電鉄千葉線が交差する箇所でございます。  委託工事概要は、幅49.6メートル、高さ13.6メートル、奥行き11.6メートルのボックスカルバートを築造するもので、議案書にある立坑工一式では、箱型函体を埋設するための基面となる最終深さまで土砂の掘削を行います。図面の赤い色の部分であります。  次に、函体工一式では、ボックスカルバートの構造体の一部となる幅1メートル、高さ85センチ、長さ11メートルの箱型函体を埋設するために、埋設部分の土の安定と止水を目的に地盤改良を行うもので、図面の緑色の部分であります。  さらに、軌道設備保安工一式では、鉄道輸送及び工事の安全確保のために、軌道変位の常時監視などを行うものであります。
     委託金額は4億1,580万円で、完成期限は平成19年3月31日であります。  委託の相手方は京成電鉄株式会社でございます。  以上です。 101 ◯委員長(中野 弘君) 御質疑等がありましたらお願いいたします。長谷川委員。 102 ◯委員長谷川弘美君) この工事は平成14年からということで、毎年、京成との委託ということなんですが、そこで京成で再度入札をしているということですけれども、それぞれ工事で何社応募されて、それで落札率とあとそれを施工した業者名、それをお示しください。  それと委託金が今回も4億というふうにありますけれども、この委託金の内訳というんですか、それはどういうふうな内容になっていくのか。  それと、最終的に市に年度ごとに精算されるお金というものがあると思うんですが、その残額を年度ごとに言ってください。  以上です。 103 ◯委員長(中野 弘君) はい、道路部長。 104 ◯道路部長 では説明させていただきます。  14年度から始まっています。14年度に委託してある部分は2億6,040万円でして、京成電鉄の施工業者が落札した額というのが2億2,020万円です。そのうち市が積算した市の設計額、そういうものが2億2,352万7,000円ですから、落札率は約98%ぐらいです。  続いて、15年度、各年ということですから15年度、委託額が19億7,400万円でして、市の設計額という工事の設計額が17億1,000万円でして、業者が落札した金が16億2,450万円で、落札率は95%です。  続きまして、16年度です。16年度につきましては、15億5,400万円が委託でして、そのうち工事費につきましては13億5,700万円が市の設計でして、落札した業者というか、その額が12億8,900万円です。落札率は95%です。  17年度は10億2,480万円が委託額でして、市の設計等につきましては8億9,700万円、落札額が8億730万円でして90%でございます。  以上です。業者数につきましては担当課長の方から説明させていただきます。 105 ◯委員長(中野 弘君) 特定街路課長。 106 ◯特定街路課長 特定街路課長の山田です。  業者名ですけれども、京成・清水JVでございます。  あと、委託の内容の内訳でございますけれども、まず立坑工では本線部の3次掘削に伴う費用で3億1,930万円でございます。あと、函体工では切り端の補強、下の底盤部の補強費として1,630万円でございます。あと、軌道施設の保安費で2,140万円でございます。それと事務費が3,900万円、消費税で今回の委託の4億1,580万円でございます。  以上でございます。(長谷川委員「精算金の残額というのは」と呼ぶ) 107 ◯委員長(中野 弘君) 精算金の残額。 108 ◯特定街路課長 失礼しました。  18年度以降の残額は23億6,880万円でございます。 109 ◯委員長(中野 弘君) 各年度ごとにわかりますか。道路部長。 110 ◯道路部長 先ほどの御質問で、差額ということですので、(長谷川委員「精算金」と呼ぶ)精算金ですか。済みません。じゃ差額じゃなくて、委託の精算金ということで御説明させてください。  14年度はゼロです。15年度は672万5,000円です。16年度は逆に足らなくて94万4,000円マイナスでした。17年度はまだ途中ですので、今後という形になると思います。 111 ◯委員長(中野 弘君) よろしいですか。はい、長谷川委員。 112 ◯委員長谷川弘美君) 落札業者は3社ですか。ちょっとわからなかったんですが。  それと、あとこの精算金についてですが、この前、お尋ねしたとき21年度まで工事なので、最終的にそのときにプラマイされてということで精算するということですけれども、かなり長期になるわけですが、途中で精算するとかということは考えられないのか。  それともう一点、14年度は落札率が98%で、委託の契約したお金の精算金がゼロということなんですが、ゼロということについて市としてどういうふうに判断するのか、お聞かせください。  以上です。 113 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 114 ◯道路部長 落札業者は京成建設と清水建設です。2社です。2社のジョイントでやっています。途中で精算はしないのかということですけれども、できれば一括契約というんですか、一括で協定を結んでいますので、通常は年度の最後に精算するのが通常でございます。ただ、途中で極端な話、余りにも出っ張り、へっ込み、途中でお金が基本協定で足らなくなるようなことがあれば、これはやらなければいけないのかなと思いますので、今のうちはその内数なので、最終年度に精算をしたいと思っております。  あと先ほど説明した中で、各年度でゼロが一つあるんですけれども、それはどうしてかということですけれども、それは精査した結果、結果的にゼロだということで、御理解願いたいと思います。 115 ◯委員長(中野 弘君) いいですか。長谷川委員。 116 ◯委員長谷川弘美君) この間の入札の、先ほどの低価格ということで、企業努力がかなり厳しい形で、もうどうしても工事が欲しいということで各社が競い合ったということを何度も答弁で伺いましたけれども、ここにおいては、やはり委託という形で京成にということはわかりますけれども、やはりその先がかなりちょっと見えないなという、落札率の問題とかそれからその精算金ですね。ゼロということなんかも見てももうちょっとその辺についてきちんとしたチェックが働いているのかなというふうに思いますので、その辺もあわせて今の社会状況とか、そこら辺を考えて今後は対応していっていただくことを要望いたします。一応、議案に対しては賛成いたします。 117 ◯委員長(中野 弘君) ほかに。小関委員。 118 ◯委員小関寿幸君) 先ほどちょっと議案を勘違いしまして申しわけありませんでした。1点だけ伺います。  今、17年度のいわゆる委託契約が90%ということですか。今年度は95%。この開きはどうしてこれだけ5%開いたのか、説明してください。 119 ◯委員長(中野 弘君) 道路部長。 120 ◯道路部長 私どもが京成電鉄に各年で委託するときには、その年度にできる、設計に基づいてつくる必要の、まず確認はもともとベースにありますけれども、どの程度できるかと量を検討していかないと一括発注ってできませんので、そのまずどこまで物をつくるかというやつをきちんと確認して、それに基づいて市の基準で積算します。それをベースに京成には事務費ですとか、そのほかに業者ばかりじゃなくて電鉄の事務費も必要ですので、そういうものもひっくるめて京成に委託します。京成は今度、京成建設とか清水のJVの方に見積もり合わせという形になるわけですけれども、私どもが年度協定を結ぶときには十分業者に対して出来高ですとか単価ですとか数量等をチェックしていますので、結果的に京成が契約するときの業者の中で多少10%、5%以内の出っ張り、へっ込みがあったのかなというふうに解釈しております。 121 ◯委員長(中野 弘君) それでいいですか、小関委員。さっき質問したから。 122 ◯委員小関寿幸君) 先ほど言いましたように、この案件については私は反対の立場です。 123 ◯委員長(中野 弘君) ほかにございませんか。                [「なし」と呼ぶ者あり] 124 ◯委員長(中野 弘君) ほかに御発言がなければ採決いたします。  お諮りいたします。議案第117号・都市計画道路新港横戸町線京成電鉄千葉線交差部工事に係る工事委託契約についてを原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                   [賛成者挙手] 125 ◯委員長(中野 弘君) 賛成多数、よって、議案第117号は原案のとおり可決されました。  建設局の方は御苦労さまでした。御退席をお願いいたします。               [建設局退室、環境局入室]                  議案第109号審査 126 ◯委員長(中野 弘君) 次に、議案第109号・市民ゴルフ場仮称の用地に係る土地の取得についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。環境局長。 127 ◯環境局長 環境局でございます。よろしくお願いします。  議案は土地の取得議案1件でございます。内容につきましては、所管部長より説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 128 ◯委員長(中野 弘君) 施設部長。 129 ◯施設部長 議案書の35ページをお願いいたします。  議案第109号・土地の取得についてでございます。図面を用意いたしましたので、あわせて説明させていただきます。  (図面を用いて説明)取得する土地は、下田最終処分場の跡地を有効活用するために整備を進めております市民ゴルフ場仮称でございます。これの用地で、地権者の要望に基づきまして、平成14年度から16年度までに債務負担行為によりまして、千葉市土地開発公社が買収したものを今回、本市が買い戻すものでございます。所在は、若葉区下田町、谷当町地先165筆、総地積が15万2062.18平方メートル、取得予定価格は17億2,055万423円でございます。  市民ゴルフ場の概要ですが、9ホールでパー36、距離は3,055ヤード、場内に設けた調整池を活用するなど、戦略性に富んだ9ホールでございますけれども、本格的なコースとなっております。  プレーは基本的には手引きカートによるセルフ方式で、1人でもプレーが可能とするなど、いつでもだれでも気楽に低料金でプレーを楽しんでいただくような市民ゴルフ場の整備を進めております。  また、クラブハウスは、床面積1,300平方メートルの鉄骨平家建てで、簡素な間取りの中、ロビー、ラウンジ、ロッカールーム、シャワールームなどの部屋がございます。ちなみに、ここではレストランは設けておりませんで、農政部所管のふれあい交流施設の中にできますレストランを御利用いただくことにいたしております。  なお、今後のスケジュールですが、平成18年、19年度の2カ年で造成工事等の各種工事を実施いたしまして、平成20年秋のオープンを予定いたしております。  説明は以上でございます。 130 ◯委員長(中野 弘君) 御質疑等がありましたら、お願いいたします。長谷川委員。 131 ◯委員長谷川弘美君) まず、土地開発公社から買い戻しということですが、この17億2,000万円の財源についてお示しください。  それと、ここの下田以外の処分場については、また中田とか東部とか、そういったところはどういうふうになっているのか、それについてもあわせてお願いいたします。  以上です。 132 ◯委員長(中野 弘君) 施設維持課長。 133 ◯施設維持課長 施設維持課の貫井でございます。  買い戻しの財源でございますが、これはレクリエーション・スポーツ施設債、起債で対応することになっております。  それから、中田、東部の現状でございますが、施設整備の計画は今のところありませんので、引き続き借地という形で対応してまいります。  以上です。 134 ◯委員長(中野 弘君) 長谷川委員。 135 ◯委員長谷川弘美君) ここの下田に関しては、今回、今後20年借地代を下げたということですけれども、ほかの先ほど借地対応しているというところについての値下げは同時に行われているのか、お尋ねします。  以上です。 136 ◯委員長(中野 弘君) 施設部長。 137 ◯施設部長 ほかの土地については値下げ等の話はいたしておりません。これは3年に1回、物価上昇ですとか、固定資産の評価の増減に合わせて見直しを図ることにいたしておりまして、理由がなく下げるということはいたしておりません。  以上です。 138 ◯委員長(中野 弘君) ほかに。長谷川委員。 139 ◯委員長谷川弘美君) そうしますと、3年に1回ということで、下田に関しても、じゃ3年に1回とかということで値下げがなされてきていたのかちょっとわからなかったので、最後にお願いします。  それと意見ですが、財政難でこれだけのお金を今後も今回購入することと今後20年間で約8億ということなんですけれども、そういったお金が非常にかかるということではごみの埋立地の跡の利用制限もありますし、やはりこの辺の内訳をぜひ市民にもしっかりと周知して、今回も産廃の報告書なんか出ていますが、ごみの減量に向けての周知をできる限りやっていっていただきたいなと、ごみの減量に結びつける形での今回の購入とか、そういったことがなされていってほしいと思います。  以上で、一応議案としては賛成いたします。 140 ◯委員長(中野 弘君) ほかにございますか。(長谷川委員「ちょっと下田の聞いたんですが」と呼ぶ) 141 ◯委員長(中野 弘君) はい、施設部長。 142 ◯施設部長 下田のこれまでの地代なんですが、3年に1回、過去からずっと見直しをやってきております。途中下がったということはほとんどなくて、若干でございますけれども上昇いたしておりました。  以上です。 143 ◯委員長(中野 弘君) 小関委員。 144 ◯委員小関寿幸君) この事業に反対するものではないんですけれども、環境問題で10数年、16年間使用したと。110万トンですか、ここにごみが埋められて、一定程度シートが敷いてあるんですけれども、これはシートは全部敷いていないと思うんですよね。だから、結局汚水が地下に入る。だから、近隣の住宅で地下水なんか使っている人がいないかどうかということですね。それは調べていると思うんですが、そこを一つだけ聞きたいと思うね。  それから、安く市民の皆さんに利用してもらうということで、平日が4,000円、休日が6,000円ということで、休日なんかは殺到すると思うんですね。受け付けなんかについて、ここを本当に公正にやられるかどうかということですね。  それとあと、指定管理者制度にするわけですよね。きのうの議案質疑の中でも、仮に運営そのものが赤字になった場合にはどう補てんしていくのか、それから黒字になった場合には、いわゆる用地代の借り入れだとかそういうところに補充できるのかという質問をしたら、これは検討するという回答だったんですけれども、もう既にそういうところまではきちっと計画されていないのかどうか。  それから、地下水の観測井戸ですか、これを設けているようですけれども、これはそこの処分場の地下水全部がここに集まってくるというようになっているんでしょうかね。  以上、伺います。 145 ◯委員長(中野 弘君) 施設部長。 146 ◯施設部長 周辺の井戸水を使っている家庭があるかですけれども、従前、簡易水道が入る前は全家庭で地下水、個人の井戸でした。それは定期的に市の方で検査をやっております。  それから、それ以外に処分場の周辺に観測井の、それも何本も設けてございますけれども、これも定期的に検査をやっておりまして、今までのところ異常は発生いたしておりません。  それから、運営ですけれども、平日4,000円、休日6,000円、そして310日間運営をいたしまして、2万7,000人年間利用があればプラマイゼロ、約200万円ぐらいのプラスになると、それ以上あればやっていけるという見通しです。じゃ、果たしてその近隣のゴルフ場でどのぐらい入っているんだろうかと調べた9ホールのゴルフ場の中では、年間3万五、六千人の利用があるんで、努力次第といいますか、指定管理者制度を導入しようと思っておりますけれども、そこの指定管理者の努力で3万人以上、上回るだろうと、だから赤字にはならないんではないかというふうに考えておりますけれども、いずれにしても詳細についてはこれから詰めることになっております。 147 ◯委員長(中野 弘君) いいですか。
    148 ◯委員小関寿幸君) わかりました。 149 ◯委員長(中野 弘君) ほかに。施設部長。 150 ◯施設部長 引き続き補足したいと思うんですけれども、周辺の観測井ですけれども、処分場の周辺に7カ所掘ってありまして、それも深さも全部変えましてそこで観測をしております。それから環境問題のうちの一つとしましては、観測井以外に各個人の家の井戸を持っている方の分も年1回水質検査を実施しております。結果としてはすべて異常ございません。  以上です。 151 ◯委員長(中野 弘君) ほかに。竹内委員。 152 ◯委員竹内正巳君) まず1点は、まず借地料は今平米当たり幾らなのか。  それから、2点目は、これは希望なんですけれども、経営は指定管理者制度にするという方向が決まっていると。そこで問題は、本来ならば建設造成からすれば指定管理者制度が生きると思うんですよ。ところが建物からゴルフ場からみんなつくってしまって、さあ、これをうまく使いなさいと言っても改善の余地がないんですね。どうお客様に喜ばれるか、その点が一つ心配です。  それから二つ目は、指定管理者制度の場合に必ず200点満点のうちの60点が経験を有する者、これが60点ぐらい、200点満点のうちね。とすると、もう大体入札できる人というのは決まってしまっているわけですね。入札じゃなくて応札。ですから斬新的ないい経営なんていうのはできっこないと。ですから、この条項をどういうふうに活用するか、その辺も考慮してやらないと、うまい指定管理者制度にはならないんじゃないかというふうな気がしますんで。  その1点だけ答えてください、今幾らか。 153 ◯委員長(中野 弘君) 施設部長。 154 ◯施設部長 平均になりますけれども、1平米当たり、現在借りている料金はならしますと220円になります。それを平成21年度から175円に引き下げていただくというお話はもう了解済みで、20年間の借地権の登記設定もしてございます。(竹内委員「さっき上がっていると言うからさ、びっくりしてしまって、それでなくても今まではたかが270円だか250円だかしていたわけでしょう、平米」と呼ぶ) 155 ◯委員長(中野 弘君) ほかにございますか。                [「なし」と呼ぶ者あり] 156 ◯委員長(中野 弘君) ほかに御発言がなければ採決いたします。  お諮りいたします。議案第109号・市民ゴルフ場仮称の用地に係る土地の取得についてを原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                   [賛成者挙手] 157 ◯委員長(中野 弘君) 賛成全員、よって、議案第109号は原案のとおり可決されました。    千葉市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の策定に係る千葉市廃棄物減量等推進    審議会からの答申の概要について 158 ◯委員長(中野 弘君) 次に、環境局に関する所管事務調査を行います。  まず、千葉市一般廃棄物ごみ処理基本計画の策定に係る千葉市廃棄物減量等推進審議会からの答申の概要についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。環境管理部長。 159 ◯環境管理部長 それでは、千葉市一般廃棄物ごみ処理基本計画の策定に係ります千葉市廃棄物減量等推進審議会からの答申の概要について、お手元に配付しました答申の概要についてに沿いまして御説明させていただきます。座って説明させていただきます。 160 ◯委員長(中野 弘君) はい、どうぞ。 161 ◯環境管理部長 初めに、諮問事項及び経過についてでありますが、現計画の見直しに当たり、新計画策定にかかわる基本的事項としまして、計画ビジョン、基本方針の考え方及び数値目標、施策展開の方向性について、平成17年7月27日に千葉市廃棄物減量等推進審議会に諮問を行いまして、本年5月23日に答申を受けたものでございます。  答申の概要についてでありますが、資料の裏面、答申の概要についてをごらんいただきたいと存じます。  まず、千葉市の取り組むべき課題としまして、循環型社会の構築を目指した施策展開、ごみ処理に係る総費用の削減、環境負荷の低減、北谷津清掃工場の更新、五つ目、最後、最終処分場の延命化と次期最終処分場計画の5点を挙げ、その課題解決のために新計画策定に当たっての基本的事項の考え方、方向性などが示されました。  まず、基本的事項の(1)計画ビジョンの考え方では、千葉市の目指すべき循環型都市像を指し示すものとしまして、一つには市民、事業者、市のパートナーシップ及びそれぞれの果たすべき役割と責任、二つ目でございますが、積極的な環境負荷低減と経済性、効率性を考慮した取り組み、三つ目としまして、徹底したごみの減量、再資源化による次世代への環境及び資源の継承、この三つの視点が重要であることが示されております。  次に、(2)のビジョンを達成するための基本方針の考え方としまして、これも三つございまして、一つにごみを出さない環境づくりの推進、二つに徹底した分別による焼却ごみ削減の推進、三つに環境負荷の低減と経済性、効率性を考慮したごみ処理の推進、この三つの視点が重要であることが示されました。  さらに、(3)の基本方針を具体的に推進するための施策展開の方向性としまして、一つにはごみを出さない環境づくりの推進については、発生抑制や再使用に重点を置いた循環型社会への転換を図るため、市民、事業者の意識改革を図ることが重要であり、ちばルールの普及促進、資源物の回収機会の拡大、生ごみ堆肥化等の推進、家庭ごみの有料化や事業系ごみの処理手数料の見直し等があげられております。  また、二つ目でございますが、徹底した分別による焼却ごみ削減の推進については、分別の徹底、拡大を通して資源の再生利用を図り、焼却ごみを削減することが重要であり、プラスチック製容器包装や剪定枝等の分別、資源化を積極的に推進、古紙等の回収拠点の普及拡大、集団回収の拡充を図るための情報提供の仕組みづくり、事業者に対する積極的なPRや清掃工場における搬入物検査及び搬入規制の強化等が挙げられております。  また、三つ目としまして、環境負荷の低減と経済性、効率性を考慮したごみ処理の推進については、二酸化炭素排出量の削減、ごみ処理に係る総費用の削減を考慮したごみ処理の推進を図ることが重要でありまして、廃棄物の有効利用による環境負荷の低減、分別区分の変更に伴います収集運搬の効率化及び二酸化炭素排出量の削減、民間委託、PFI等を活用した処理施設の整備、処理施設の長期責任型運営維持管理の導入、焼却処理量の削減と焼却灰の再資源化による最終処分場の延命化と次期最終処分場計画の検討などがあげられております。  次に、(4)の数値目標の方向性では、新計画の最終年度である平成28年度に向けて設定すべき数値目標の方向性としまして、焼却処理量の大幅な削減を目指し、排出量の削減、二つには再生利用量・率の向上、三つには焼却処理量の削減、四つには二酸化炭素排出量の削減、五つ目でございますが、最終処分場の処分量及び率の削減の五つについて目標を設定することが必要であり、目標設定に当たりましては市民、事業者と目標を共有できるよう、具体的かつわかりやすいものとすることが重要であるという考え方が示されました。  また、基本的事項のほか、実効性ある計画とするための方策と、清掃工場の今後のあり方についても示されております。  実効性のある計画とするために、計画、目標の共有化、計画の進行管理、計画の評価を適時、適切に行うことが重要であり、これらの計画の推進と管理を計画全体を支える手段として位置づけることにより、計画の実効性を担保していくことが重要であることが示されております。  また、清掃工場の今後のあり方でございますが、発生抑制及び徹底したごみの減量、再資源化等に取り組んだ上で、市域全体の適正な中間処理体制を前提に、積極的に2工場体制への移行を視野に入れた検討が必要であり、このことはこれまでのごみ処理体制の転換につながることから、地域住民等の理解を得ることが重要であるという考え方をも示されております。  最後に、答申を受けての今後の予定でございますが、資料裏面の3の今後の予定をごらんいただきたいと存じます。  今後は、答申を尊重しまして、本年11月初旬に計画原案を策定しまして、その後、直ちにパブリックコメントを実施しまして、本年度中に計画を策定、公表する予定でございます。  説明は以上でございます。 162 ◯委員長(中野 弘君) ただいまの説明に関する御質疑等がございましたらお願いいたします。竹内委員。 163 ◯委員竹内正巳君) すばらしい内容のものができまして、その答申の概要の3番、実効性のある計画とするためにというところを読んで私なりに解釈すると、例えばベストテンというのならばいいんでしょうけれども、ワーストテンなんていうのを発表してもいいのか悪いのか、環境管理部の計画を聞きたいなと、こう思うんですけれども。それが一つね。  それから、もう一つ聞きますけれども、この職員、皆さんの中で、生ごみを出さない、いわゆる自家処理をしている方、ちょっと手を挙げてください。はい。何型でやっていますか。(「何型というかちょっとわからないですけれども、うちのおふくろは昔から農業をやっていまして」と呼ぶ者あり)はい、わかった。市民、事業者何だかが協力、分担してと言いながら、職員がまずその気にならない。だからさっきのように、私が言うのはベストテンだけを発表しようかなと思うんだけれども、ついでにワーストテンも発表していいですか。そうしないと、どうも実効性のある計画にはならないんじゃないかと、こう思っているんですけれども、いかがでしょうか。 164 ◯委員長(中野 弘君) はい、環境管理部長。 165 ◯環境管理部長 ベストテンは公表するということでございますけれども、ワーストテンにつきましては検討させていただきたいということで考えております。  いずれにしましても、この計画を推進するために今後市民、事業者等一丸となりまして努力してまいりたいということで考えております。 166 ◯委員長(中野 弘君) 竹内委員。 167 ◯委員竹内正巳君) その検討はいつごろまでかかるんですか。実は8月にはその表彰式を、7月末から8月初めにかけてやるつもりでいるんです。ですから、それはぼんと新聞社なり何なりに全部送付して、関係団体にも連絡を出します。ですから、なるべく早目に検討していただきたいなと、こう思います。 168 ◯委員長(中野 弘君) では、後でまた連絡してください。よろしいですか。はい。  どうぞ、小関委員。 169 ◯委員小関寿幸君) この答申の概要のビジョン(2)で、家庭系ごみの有料化、また事業系ごみの処理手数料の見直しが書かれているんですけれども、どうでしょうか、果たして本当に有料化にしてごみが減るのか。今でも結構人目のつかないところに家電だとかそういうものが捨てられている。これが有料化になるともっとふえるという気がするんですけれども、その辺はどう考えているんでしょうかね。 170 ◯委員長(中野 弘君) 環境管理部長。 171 ◯環境管理部長 先ほども説明いたしましたとおり、これは市民と事業者と一体となりまして、意識の向上等を図ってまいらなければいけないところでもございます。いずれにしましても、ごみの減量、それからリサイクル化等を推進していきまして、ごみの減量推進が緊急の課題だということの提言をいただいておりますので、それが向こう5年くらいでおおむねその減量数値目標に達せられる見込みがとれれば有料化のお話はなくなっていくんだろうということで、今のところ直ちに有料化の検討を進めようということじゃなくて、一時的には減量化とかリサイクルの推進を図っていこうということで、そのような答申内容になっているということで理解しております。 172 ◯委員長(中野 弘君) よろしいですか。竹内委員。 173 ◯委員竹内正巳君) 意見を言いたいと思います。とにかく有料化をばんばん進めるのに関しては、いわゆる努力した人間と努力しない人間が、だから先ほどの場合にしてもある保育園では児童1人当たり185円なんですよ、ごみの処理費が。ところが一番悪いところは三千百幾らかな、何と20倍近い開きになっているんですね。努力しなくても出たごみならば出せないんだと。それではいかにやっても減量化はできないと。確かに不法投棄の問題は起きるかもしれませんけれども、やっぱりこれは公正な清掃行政にするためには、何としてでも有料化を早く進めてもらいたい。 174 ◯委員長(中野 弘君) 意見ですね。  ただいまの説明に関する御質疑は終わりました。ほかに御発言がなければ、千葉市一般廃棄物ごみ処理基本計画の策定に係る千葉市廃棄物減量等推進審議会からの答申の概要についてを終了いたします。         第4次千葉市産業廃棄物処理指導計画の策定について 175 ◯委員長(中野 弘君) 次に、第4次千葉市産業廃棄物処理指導計画の策定についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。環境管理部長。 176 ◯環境管理部長 それでは、第4次千葉市産業廃棄物処理指導計画について、お手元に配付しました指導計画の策定についての資料に基づきまして説明させていただきます。お手元に配付しました資料をごらんいただきたいと存じます。  まず、1の計画の策定でございますが、本市における産業廃棄物の処理に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的としまして策定いたしたものでございます。  なお、計画の期間は、本年度から平成22年度までの5年間としております。  2の計画の概要については、裏面をごらんいただきたいと存じます。  まず、1の基本方針としましては、一つに循環型社会の形成、二つに静脈産業の振興、三つに不適正処理の撲滅の3点を掲げてございます。  続いて、2の計画目標及び目標達成のための取り組みでございますが、本計画では上記基本方針に従い、施策の方向性を示す四つの計画目標を定めるとともに、目標達成のための計画的な取り組みを明記してございます。  まず、目標1の産業廃棄物の排出抑制と循環的利用の推進では、多量排出事業者に対する処理計画等作成指導と立入検査の実施や、千葉市建設リサイクル推進計画の推進などを掲げております。  また、目標の2の処理施設の整備促進及び廃棄物処理業者の育成では、安全で安心できる処理施設の整備促進や、優良性評価制度の導入などを掲げております。  次に、目標の3の適正処理の確保と不適正処理の撲滅では、廃棄物処理施設維持管理の指導や、不適正処理の未然防止及び厳格かつ適正な対応などを掲げております。  また、目標の4の関係者間の分業と協業を通じた連携促進では、普及啓発による認識の共有や関係者間の連携強化などを掲げております。  次に、3の数値目標でありますが、本計画では計画期間の最終年度である平成22年度において達成すべき数値目標としまして、排出に関しては平成15年度に対する排出量増加率を9%に抑制することと、また再生利用に関しては再生利用率48%を達成すること、さらに最終処分に関しては平成15年度に対する最終処分量削減率18%を達成することを掲げております。  最後に、4の計画を推進するためにでは、関係者の役割や進行管理方法などを明らかにしております。  市の役割としましては、まず関係者間の調整、支援等のコーディネーター役を果たしてまいります。また、本計画の周知と施策の計画的な実施、法令事務の迅速かつ厳正な運用、公共事業での建設副産物の対策、市有建築物等の長寿命化、グリーン購入の推進などがございます。  また、排出事業者の役割でございますが、拡大生産者責任の考え方のもと、みずから生産した製品が使用され、廃棄物となった後までその適正な再生利用や処分に努めることなどであります。  また、処理業者の役割としましては、みずからの資質向上に加えて、地域社会での共存と貢献に努めるとともに、環境保全対策の徹底と処理技術に関する情報提供及び公開に努めることなどがございます。  さらに、市民の役割として、市民生活と産業廃棄物の処理のかかわりに対する認識を深めるとともに、処理施設の整備の重要性について理解を深めることなどを掲げてございます。  そして、計画の実施、進行管理としましては、計画期間内における施策の実施、進捗状況の把握などの進行管理を図っていくものでございます。  恐れ入りますが、表面に戻っていただきたいと存じます。  3の計画の特徴でございます。  一つには計画の策定の基本方針としまして、循環型社会の形成、静脈産業の振興、不適正処理の撲滅の3点を盛り込んだこと、二つには計画において市民事業者、市などの各主体の役割を明らかにしており、特に市の役割としまして市民、事業者の取り組みを調整、支援するコーディネーターとしての役割を盛り込んだこと、そして三つ目でございますが、計画策定に当たり、有識者等で組織する千葉市産業廃棄物処理指導計画検討委員会での調査、審議及びパブリックコメント実施による市民意見等の募集、反映を経て計画を策定いたしたものでございます。  今後は、この本計画に基づきまして循環型社会の形成に向け、産業廃棄物処理対策を総合的に進めていきたいと考えております。  説明は以上でございます。 177 ◯委員長(中野 弘君) はい、御苦労さまでした。  ただいまの説明に関する御質疑等がありましたらお願いいたします。長谷川委員。 178 ◯委員長谷川弘美君) まず、数値目標とかこのあたりですけれども、排出量で平成15年度に対する排出量、例えば9%に抑制するとかとありますけれども、この計画を読みますと、平成10年に比べて平成15年が29%、約30%も増加しているわけですよね。それを今後、5年後、減少させていくというのは非常に大変なことだと思うんですけれども、そういった現状認識というか、そのあたりをもっときちんと市民に示していかなければいけないと思うんですが、その辺についての御見解と。  あと千葉市の不法投棄が全国で何番目かな、かなりひどいですよね。そういったあたりで千葉市ととしても具体的にもっと明確な対応というのが必要だと思うんですが、その辺についてもちょっと御意見をお伺いします。 179 ◯委員長(中野 弘君) 産業廃棄物指導課長。 180 ◯産業廃棄物指導課長 産業廃棄物指導課の吉清です。  2点ほど御質問がございました。減量数値目標に対して市民の方にもっと知らしめて、協力体制をとれということの意味だと思いますけれども、もちろんこの計画自体はホームページに流してありますので、見ていただいて千葉市の産業構造の中から出るごみについて、これは市民の方の努力というよりは産業界の努力と言うべきなんだろうと思いますけれども、一応市民の皆さんの御理解も同時に得ていきたいと思っております。  それから、不法投棄につきましては、この4月に監視パトロールを強化する、そして指導も強めていくということで、組織の改正がございました。監視指導室を設置いたしまして、7名の職員で対応しております。また、かなり電話、あるいはメールを通じた不適正処理の通報もどんどん来ております。回転率を高めてどんどん積極的にやっていきたいと思います。スタートしたばかりですので、また御報告は後ほどできると思います。  以上です。 181 ◯委員長(中野 弘君) はい、御苦労さまでした。長谷川委員。 182 ◯委員長谷川弘美君) ごみ処理基本計画で2工場体制とか、非常にごみを減量させたりということで市民もかなり努力していくと思うんですけれども、やっぱり企業側に対してもきちんとその辺ではリサイクルに向けての形成していく過程での指導とか、あとこの不法投棄は、ちょっと県なんかも千葉県は非常に多くて、かなり対応を素早くやっているようですので、千葉市としてもきちんとやっていっていただきたいと思います。  以上です。 183 ◯委員長(中野 弘君) よろしいですか。奥井委員。 184 ◯委員(奥井憲興君) ちょっと1件だけ、ひとつお願いしたいと思います。  この間、我が党でも小間子の廃棄物の、見てきまして、申し入れもさせていただいたんですけれども、そのときに私も感じたんですけれども、やっぱり産業の会社がああいうふうに、ちょっと、以前からもう少しそういう可能性があるということが事前にもっと察知できたと思うんで、やっぱりそういうところにはもっと関心を強めるというようなことをやっていかないと。もう向こうは虎視たんたんとねらっているという、言い方は悪いですけれども、そういうこともあるので、やはりただ漠然とパトロールしているというのではなくて、そういう可能性のあるところは事前にやっぱりもっとしっかりチェックしていくということと。  あとは行政のもっと道路関係とか、全庁的にやっぱりもっと連携をとってやっていって、ああいうところなんかだと細い道路に入ってこれないような何か規制をするとか、そういったチェックを全庁的に考えていかないとなかなか難しいんではないかというようなことを感じましたので、意見として申し上げておきたいと思います。  以上です。
    185 ◯委員長(中野 弘君) よろしいですか。  ほかに御発言がなければ、以上で、所管事務調査を終了いたします。  環境局の方は御苦労さまでした。御退室願います。                  [環境局退室]                 委員会視察について 186 ◯委員長(中野 弘君) 最後に、委員会視察について御協議を願います。                  [協議・決定]        (視察日程は8月9日(水)から8月11日(金)までと決定)            (視察市及び調査事項は正副委員長に一任) 187 ◯委員長(中野 弘君) なお、各委員のお手元には各種審議会等開催報告という資料を別途配付しておりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。  これをもちまして(「委員長」と呼ぶ者あり)はい、小関委員。 188 ◯委員小関寿幸君) 前回の委員会で、JFEの環境問題で視察するという計画を立てていたようなんです。でもそれが流れたと。そこはどうなっているのかということで、できれば今後この委員会でもそういう視察をやってはどうかということです。  以上です。 189 ◯委員長(中野 弘君) はい。別途検討させてください。  これをもちまして、環境建設委員会を終了いたします。御苦労さまでした。                  午後0時4分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...