• 化学物質過敏症(/)
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  1. 千葉市議会 2005-08-09
    平成17年環境建設委員会 本文 開催日: 2005-08-09


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時0分開議 ◯委員長向後一夫君) おはようございます。  ただいまから環境建設委員会を開きます。  本日、糸日谷委員から欠席する旨の連絡がございました。御了承願います。  本日行います案件は、請願1件及び所管事務調査4件でございます。お手元に配付してございます進め方の順序に従いまして進めてまいります。よろしくお願いします。  次に、各委員、説明員の皆様にお願いを申し上げます。発言の際には、必ずマイクを使用していただきますよう御協力のほどお願い申し上げます。  説明員で2列目以降の方が発言する際には、起立の上、所属を述べていただくよう御協力をお願いします。                  請願第6号審査 2 ◯委員長向後一夫君) それでは、案件審査を行います。  請願第6号・千葉市花見川区内山町における産業廃棄物処理施設建設許可に関する請願を議題といたします。  当局の参考説明をお願いいたします。はい、局長。 3 ◯環境局長 環境局でございます。  内容につきましては、所管部長より説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 4 ◯委員長向後一夫君) よろしくお願いします。 5 ◯環境管理部長 環境管理部でございます。よろしくお願いいたします。  請願の趣旨、内容の説明に入らせていただく前に、当該事案に係ります建設計画の概要などについて御説明させていただきます。  図面をもって御説明したいと思います。  (図面を用いて説明)初めに、位置についてでございますが、お手元の廃棄物処理施設計画書の資料1をごらんいただきたいと存じます。計画予定地は、花見川区内山町で、計画地から約200メートル離れてみ春野の住宅地が広がっております。建築基準法上の用途地域は、市街化調整区域になります。事業場の面積は、約1,834平方メートルでございます。
     次に、事業概要でございますが、事業主は花園産業有限会社と申しまして、本社は花見川区畑町にございます。当事業者は、現在までに千葉市を初め八街市、四街道市の一般廃棄物処理業の許可を取得し、千葉県及び千葉市の産業廃棄物収集運搬業の許可も取得しております。  千葉市廃棄物処理施設の設置及び維持管理に関する指導要綱事前協議によりますと、施設の種類は、廃棄物の中間処理施設及び積みかえ保管施設で、処理施設といたしましては、圧縮機が1台あり、処理能力は、いずれも1日当たりですが、廃プラスチック類が約2.4トン、木くずが約5.6トン、紙くず、金属くずがそれぞれ約11.3トンとなっておりますが、圧縮機1台ですので、1品目を1日で処理した場合の能力となります。  また、積みかえ保管を行う産業廃棄物の種類は、瓦れき類金属くずゴムくずガラスくずコンクリートくず及び陶磁器くず廃プラスチック繊維くず及び賞味期限の切れた清涼飲料水、中身は廃酸、廃アルカリ類となっております。  お手元の請願書をごらんください。  請願の趣旨、内容でございますが、産業廃棄物処理施設の建設に関し、搬入及び搬出による交通量の増加に伴う安全上の問題として、み春野からこてはし台小学校へ通学する430名以上の児童がおり、通学路と搬入路が重なる箇所があり危険であるというものであります。  現在、通学路と搬入路が重なる箇所につきましては、道路幅員が約9メートル、歩道幅員が2メートルの道路で整備されております。また、要綱による審査指示事項の回答によりますと、通学時間帯を避けて搬入する計画となっております。  次に、現在の市内における産業廃棄物処理の状況について御説明申し上げます。  昨年度に実施いたしました産業廃棄物実態調査では、市内の事業場から発生する産業廃棄物は年間約565万トンでありまして、このうち130万トンが中間処理業者で処理されております。その処理に当たっては、80万トンが市内業者で、50万トンが市外業者で処理されております。また、市内の中間処理業者は、市外の排出事業者から年間約37万トンの産業廃棄物の処理を受託しております。本市における中間処理業者は44事業所、積みかえ保管施設を有する収集運搬業者は19事業所となっております。最終処分場残余容量の逼迫によりまして、中間処理行い廃棄物の容量を減らすことは不可欠な状況となっているところでございます。  最後の資料になりますが、資料3の産廃施設の設置、事業許可、事務の流れについてをごらんいただきたいと存じます。  建設予定の施設についてでございますが、廃棄物処理法に基づく処分業許可申請がなされるまでには、千葉市廃棄物処理施設の設置及び維持管理に関する指導要綱に基づく事前協議が必要となります。  事務進捗についてでございますが、現在は、上から四つ目の市からの審査指示事項に対応しているところでございます。  指導要綱に基づく事前協議が平成16年11月に提出され、同年12月に審査指示書を事業者あて通知いたしております。この指示書は、関係各課からの意見を指示しているものですが、産業廃棄物指導課の指示の中には、千葉市廃棄物処理施設の設置及び維持管理に関する指導要綱に基づきまして、事業区域から半径200メートル以内の関係住民に対し、事業の内容を説明し、3分の2以上の同意を取るよう指示しているところでございます。  説明は、以上でございます。 6 ◯委員長向後一夫君) ありがとうございました。  それでは、委員の皆さん、御質疑等ございましたらお願いをいたします。中村委員。 7 ◯委員(中村公江君) 請願の内容で、み春野地区子供たちの通学路と時間帯が重ならないようにということは、どのようにそれを、ただ口頭で、紙上でやりとりするだけなのか、事故の予防対策として何かほかに道路上の対応をするのかどうか、予防対策も含めて伺います。  それと、200メートル以内の住民だけを説明する必要があるというのは、市の要綱の中で決められてやっているということで、今回、こういうケースに当たって、それだけで十分だというふうにお考えなのか。  それと、200メートル以内の住民というのは本当に少ないと思うんですけれども、業者からそういった説明などは行われたり、やりとりなどはしていたのか。住民側の要望を聞いて何か変更するようなこととかがあったのか、千葉市では、こういう業者に対しての指導というのは、今回の請願の取り扱いが終わってからするのか、その以前にしていたのだったらどんな指導をして、どんな対応をしていたのか、伺います。  以上です。 8 ◯委員長向後一夫君) お願いします。どうぞ。 9 ◯環境管理部長 まず、時間帯とそれから200メートルの範囲についてお答えします。  通常ですと、通学時間帯7時から9時までの2時間というふうに、まずとらえて、その時間帯は、搬入、搬出を避けるというようなことで話をしていますが、その後の地元との詳しい説明あるいは時間帯については、まだ業者からそこまでの聞き取りはいたしておりません。  それから、200メートルの範囲でございますけれども、これは、いわゆるこういう中間の処理施設で積みかえ保管、こういった施設の場合については、指導要綱によりまして200メートルの範囲を一応説明しなさいと、3分の2以上の同意を取りなさいということで、指導要綱に沿ったものでございます。 10 ◯委員長向後一夫君) 産業廃棄物指導課長。 11 ◯産業廃棄物指導課長 産業廃棄物指導課長の浅川でございます。  200メートル以内の説明で十分かということでございますけれども、少なくとも200メートルの方々につきましては、指導要綱に基づき十分な説明を行うとともに、3分の2以上の同意を得ることということにしております。また、近隣の住民などにつきましても、要望等がございますれば、事業者が十分な説明を行うこととしているところです。  例えば、そのような住民の要望があれば動くのかとか、なければ何もしないのかということでございますけれども、私どもの方では、あらかじめ通学時間帯を避けるようにであるとか、そうしたことを指導しているところです。  以上です。 12 ◯委員長向後一夫君) いいですか。中村委員。 13 ◯委員(中村公江君) まず、時間帯なんですけれども、朝の時間だけではなくて、帰りの時間とか、子供も低学年だと帰りが早かったりとか、いろいろあると思うんです。そういう場合に、本当に対応ができるのかどうかが、朝の時間帯だけそれを除くと言っても、帰りの時間帯とはまたぶつかる場合には、どのように指導がされているのか、ちょっと今の時点だけでは話が了解できないなというふうに思うんですけれども、それについてはどうお考えなのか。  それと、200メートル以内で説明をというのは、例えば、四、五軒あった人たちは、同意を既に得ているんでしょうか。それが一つ。  それと、今まで業者と住民とのやりとりというのは、していたんだったら、いつ、どんなふうに話し合いをして、それに対して行政はかかわってきているのか、その事実についてをもう少し具体的にお聞かせいただきたいというふうに思います。  それと、この建設が出されることで、すぐ割と近くに水田とかもあるんですけれども、地下水への影響とか、いろいろその周辺の環境への負荷などは、どのように判断されたのか、それを伺います。  以上です。 14 ◯委員長向後一夫君) 以上ですか。産業廃棄物指導課長。 15 ◯産業廃棄物指導課長 帰りの時間につきましては、帰りはそこに通学する児童が一斉に帰るというようなことでもございませんので、事業者に対しては、交通法規を遵守するように指導いたしまして、安全運転を心がけていただきたいと思います。  また、住民に対する説明ということでございますけれども、事業者が、例えば、み春野の団地住民に対しても説明会を開いているところです。  地下水の影響につきましては、今回、そうした水などが出たりするものではございませんので、影響はないものと考えております。  以上です。 16 ◯委員長向後一夫君) いいですか。(中村委員「住民とのやりとり話し合いをしたのか、そのあたり、あるならある、ないならないで」と呼ぶ)  住民とのやりとり、市と。(中村委員「市とというか、業者と住民と」と呼ぶ) 17 ◯産業廃棄物指導課長 御説明申し上げたとおり、業者が地元、特に200メートル以内にはやっておりますし、200メートル離れたみ春野団地の住民に対しても説明会を開催したというふうに伺っております。  ただ、現在、まだその3分の2以上の同意といいますか、環境保全に関する協定を締結するまでには至っていないというのが現状でございます。  以上です。 18 ◯委員長向後一夫君) はい、どうぞ。 19 ◯委員(中村公江君) まず、一斉に帰る、帰らないというだけではなくて、実際に現場を見させてもらったんですけれども、道路はダンプが通るには狭い道ではないかなというふうに思いますし、ガードレールも一部取りつけられるようになっていますけれども、本当に今後の通学路のところでダンプが通行したとしても、お子さんたちが出入りするには非常に不十分ではないかなというふうに思いますので、お子さん安全確保というのができづらいような状況が、今、お話を聞いた限りでは、これで心配なく施設建設が大丈夫だというふうにはとても思えませんので、やはり処理施設の建設については、許可すべきではないと。請願の願意を酌み取って、施設建設については行わないようにするべきではないかなというふうに、意見を申し上げたいと思います。  それと、現在、とにかく住民から3分の2以上の同意も得られずに、施設が必要なのはわかるけれども、すぐ周辺住民の方が住んでいる中で、こういった施設建設をするということについては、環境上でも今後いろいろ心配がありますので、つくるべきではないというふうに思います。  あと、今の説明の中で、例えば200メートル以内の何軒か、そこでも説明をした中では、3分の2以上の同意は得ていないということですか。それと、住民の方が、やはり業者が説明しただけでは、交通の安全上の問題では、特に対策も、今聞いた限りでは、道路上での対策を、特にハード面でするというような話もないようなので、これについては、今後も住民の方がお話しされた中で、市として何も検討することがないのか、ひとつ伺って終わります。 20 ◯委員長向後一夫君) 産業廃棄物指導課長。 21 ◯産業廃棄物指導課長 3分の2の同意の件ですけれども、いまだに環境保全協定の締結には至っていないというのが現状です。  道路安全上の問題につきましては、先ほど申し上げたとおり、事業者に対し交通法規を遵守、安全運転の励行などについて強く指導したいと考えております。  以上です。 22 ◯委員長向後一夫君) ほかに御質疑等ございますか。湯浅委員。 23 ◯委員(湯浅美和子君) 産廃処分場ということで、非常に住民の皆さんがナーバスになっておられるという状況は見てとれます。現地も見させていただきましたけれども、まさにここに書いてあるように、交通上のことも気にされておりますけれども、至るところに運転者に向けての看板が出ていたりして、非常にその地域のPTAだとか地域自治会の方が、交通の問題にも敏感になっているなというのが感じられるような地域だと思いました。  しかし、この請願にもありますけれども、この施設そのものは、今までは、直接産業廃棄物が焼却されていたり埋め立てされたりしていたものが、リサイクルのルートに乗るのではないかというような施設でありますので、その辺を考えていきたいと思っていますけれども、そのためにちょっと幾つか確認をさせていただきたいと思います。  まず、先ほどの説明の中で、今、積みかえ保管施設を持っている事業者が19施設あるということでしたけれども、産廃ということで皆さん気になると思うんですけれども、今までに、そういった事業者で大きな問題を起こしたところ、あるいは千葉市が立ち入りをして何か指導したようなことがあったら、そういった例があるならばお聞かせいただきたいと思います。  あと、今、花園産業というのは、産廃の収集運搬のみをしているということですけれども、どれほどの事業量、どれほどの産廃を扱っているのかということを教えてください。  あと、この中でちょっと気になったのが圧縮ということなんですけれども、確かに紙などを圧縮するというのはあると思うんですけれども、廃プラスチックを圧縮するということで、これは、数年前に杉並病というので話題になったかと思うんですけれども、プラスチックを圧縮しただけでも200度近い熱になって、一番ダイオキシンが発生しやすいのではないかというふうに言われているんですが、この圧縮機についてはどのような形になっているのか、その辺の心配がないのかどうかということを説明してください。  それから、やはり積みかえの施設ですので、粉じんとかが出るかと思うんですけれども、例えば、囲いがどうなっているのかとか、その辺の施設について御説明いただきたいと思います。  それから、一番住民の方が気にしておられる道路のことなんですけれども、道路、確かに何百メートルかだったと思うんです、子供さんの通学路と搬入、搬出のルートが重なっているのが。ただ、そこをトラックが通るわけですから、朝の通学時間帯は控えるということですけれども、さっき中村委員の方からお話がありましたように、帰りの時間帯というのはまちまちですので、子供が当然そういったトラックと遭遇するということはあるわけですから、例えば、トラックが物をどういうふうな形で……粉じんとかが子供たちにかからないのかどうか。今、化学物質の問題とか非常に敏感になっていますけれども、そういったことがどんな形でトラックが動くのかという、そういうこともちょっと説明していただけたらと思います。  あと、この道路、最初にこの地図を見ただけでは、結構交通量が少ないのかなと思っていましたら、行って見たら結構交通量がありまして、警察の方にも聞きますと、この近隣でも事故があったというふうに聞いています。当該道路、このかかわるところの道路に関しての事故の状況などを把握しておられたら、お聞かせいただきたいと思います。  以上です。 24 ◯委員長向後一夫君) お願いします。産業廃棄物指導課長。 25 ◯産業廃棄物指導課長 積みかえ保管などの施設で問題点のある箇所ということですけれども、現在、積載が多過ぎる箇所がございまして、そこについては指導している中間処理施設はございます。  廃プラの圧縮に関して心配はないのかと、例えば、杉並病などがあるけれどもということでございますけれども、杉並病と呼ばれるものと廃プラ圧縮因果関係がまだはっきりとはしていない……(湯浅委員「裁判でたしか結論が出されたような」と呼ぶ)物質の特定までにはまだ至っていなかったやに記憶はしているんですけれども……(湯浅委員「私の記憶では、裁判の中で因果関係がある程度認められたように、ちょっと済みません」と呼ぶ)今回の事案につきましては、その心配はないのではないかなというふうには、ほかでも余り事例というんですか、その1件のみだったとたしか記憶しておりますので、さほどの心配はないのかなというふうに考えております。  囲いなど、ばいじん対策でございますけれども、一応囲いはいたします。  トラックから出るほこりはないのかということですけれども、そういったことで近隣に迷惑をかけることがないように、業者に対して指導したいと思います。  事故の関係については、建設局から。 26 ◯委員長向後一夫君) はい、維持管理課長。 27 ◯維持管理課長 維持管理課の清水と申します。  事故の件数ですが、通学路だけではちょっと把握しておりませんが、国道16号からみ春野団地の入り口までの間ですと、平成15年度で7件の事故があったということで把握しております。16年度の状況は、警察に照会したら、まだ事故のデータがまとまっていないということで、提供できないということでございます。  以上でございます。 28 ◯委員長向後一夫君) いいですか。はい。 29 ◯委員(湯浅美和子君) どうもありがとうございます。  先ほどの化学物質等ですから、恐らく杉並病というのは、化学物質過敏症とか、そういうふうなことに関係したのではないかなと思いますけれども、やっぱり住民の方というのは、今度できることに関しては、そういうことが一番関心というのか、それが気になって、やっぱり反対をしたいというお気持ちもあるかと思いますので、その辺をもうちょっとしっかりと、この圧縮機は大丈夫というだけではなく、なぜ大丈夫なのかということは答えられるような形にしていただきたいなというふうに思います。  ですから、この圧縮ということなので、騒音、振動とかということもあると思いますけれども、たしか一番近いところで200メートル以内のところに何軒か、この団地の住宅もあるわけですから、そういった振動、騒音といったものは、この圧縮機に関しては大丈夫なのかどうかとかというのは、ちゃんと確認をしておられるのかどうか。  それと、道路に関してなんですけれども、やっぱり事故があったということで、この通学路ではないにしても、やはり子供たちは、結構み春野からこてはし台小学校というのは、かなりの距離を通っているわけで、小学校1年生の子なんかにとっては、かなりの負担になるのではないかなと思います。それが本当にトラックがぶんぶん走っているところを通るというのは、それだけでも親御さんにとっては非常にストレスではないかなと思うんです。道路に関して、やはり朝の時間帯はトラックは通らないということですけれども、例えば、午後帰るときに子供たちも疲れた中で帰ってきて、何人かでたまっていたりとかということもあるかと思うんですが、そういったときに、本当にふっと道路に飛び出てしまうというようなおそれが、なきにしもあらずというふうな状況だと思うんですけれども、道路に関して若干の改善、交差点等の改善とかがあるというふうには聞いているんですけれども、その辺の状況はどうなっているんでしょうか。  以上、2点お願いします。 30 ◯委員長向後一夫君) 産業廃棄物指導課長。 31 ◯産業廃棄物指導課長 圧縮機の振動、騒音などにつきましては、一応、機種につきましては、低騒音型の機械を使用するという計画でございます。したがいまして、その件に関する法律や条例の基準は満たしているという機種でございます。  以上です。 32 ◯委員長向後一夫君) どうぞ。 33 ◯維持管理課長 維持管理課でございます。  通学生の対策ということですけれども、この産業廃棄物ができるために今考えているものではございませんが、従来からあそこの大日2号線が縦にありまして、三角町54号線が通学路になっておりますが、そこの信号のところで児童がたまってしまって縦列してしまうということで、そこに隅切りを設けまして、たまり場をつくることを今検討しているところでございます。  以上でございます。 34 ◯委員長向後一夫君) いいですか、湯浅委員。 35 ◯委員(湯浅美和子君) 圧縮機に関しても一応要件を満たしているのでオーケー、あるいは粉じん等の飛散に関しても指導していきますということなんですけれども、やはりそれだけでは本当に将来的に実際まき散らされたらどうするのかとか、それから生活をしてみて夏など暑い中、窓をあけているときに、そういった騒音なんかが聞こえて来たら嫌だなとかというのは、これ本当に人の心理でしようがないかなと思うんですけれども、そういったのをもう少しきちんとチェックできるというのか、厳しく監視できるような体制というものが、やっぱり必要なんではないかなと思うんです。  そういった住民の方も反対運動を起こしておられるようですけれども、市が音頭をとってというのか、仲立ちをして、例えば、今後もし建設の方に向かうのであるならば、住民が入るような、そういった監視の体制をつくっていくというような可能性があるのかどうか、そういうことが可能なのかどうかということ。やっぱりそれがなければ、住民としては許せないなというふうな感情はあるかと思いますので、そういったきちんとした監視体制がとれる可能性があるのかどうかということを伺いたい。  それと、やはりこの道路に関しても、今、若干の交差点の変更があるということですので、その状況、しっかりと通学路の安全が保てるのかどうかということをやっぱり確認をしなくてはいけないということと、今ちょっと質問しましたように、住民がきちんと監視していけるような状況が、つくれるのかどうかということが明らかにならなければ、この施設そのものに関しての意味はあるとしても、今の時点で住民の方の不安がぬぐい去れないのではないかなと思いますので、しばらく様子を見ていくべきではないかなというふうに考えております。  以上です。 36 ◯委員長向後一夫君) 産業廃棄物指導課長。 37 ◯産業廃棄物指導課長 厳しく監視できる体制ということでございますけれども、少なくとも200メートル以内に居住する住民の方とは、環境保全協定を締結いたしますので、その中で200メートル以内の住民については、自由に物申せるということになろうかと思います。  また、それ以外の方につきましては、事業者に対して住民がそうした要望があるのであれば、その要望についてはお伝えしたいと思います。  以上です。 38 ◯委員長向後一夫君) ほかに。竹内委員。 39 ◯委員(竹内正巳君) まず、道路のことから聞きたいんですけれども、この道路以外はないんですか。それが一つです。  それから、もう1点は、処理施設というんですか、それは一体どういうふうな、普通だと、こう図面書いて、こんな機械が入ります、あんな機械が入ります、囲いはこうなりますとかという何かポンチ絵みたいなものか、あるいは完成図みたいなものか、そんなものはないんですか。あるいは、ないとすれば、近隣にそういう設備を持ったところがあるんですか、ないんですか。まず、その2点。 40 ◯委員長向後一夫君) 2点。産業廃棄物指導課長。 41 ◯産業廃棄物指導課長 道路の関係でございますが、そこの事業計画地の周辺が調整区域ということでございまして、なかなか道路が狭い箇所でございます。したがいまして、メーン道路である16号から計画地に行くのには、今回計画している搬入路のところが一番合理的と申しますか、一番安全に到達できる道路ということになろうかと思います。  計画の図面なんですけれども、ちょっと今回御用意するのを忘れていました、申しわけございませんでした。
     (図面を用いて説明)事業計画の図面によりますと、こんな感じで道路に隣接しまして、ここが保管、ここに圧縮機を1台置くと。ここに資材などを置くという積みかえ保管施設、圧縮前の保管施設、機械を置きまして圧縮したものをここに保管します。  圧縮する場合は、その機種につきましては、このような形で圧縮しますというようなことです。ここから運び入れまして、圧縮しまして、圧縮されたものがこのように出てくると。(竹内委員「一緒くたに圧縮しちゃうの」と呼ぶ)いや、ここのところに、それぞれの品目別に保管する場所がございましたので、例えば、廃プラスチックだったらここに保管すると、それをここに運び込みまして、圧縮すると。 42 ◯委員長向後一夫君) 産業廃棄物指導課長、途中だけれども、それ全部回して、各委員に。(竹内委員「そういうものを使っているところはあるの、千葉市内に」と呼ぶ) 43 ◯産業廃棄物指導課長 近藤商会と同タイプだと思います。 44 ◯委員長向後一夫君) どうぞ。 45 ◯環境管理部長 圧縮機でございますけれども、一般廃棄物の圧縮なんかを扱っているところも、同様のコンプレッサーによって圧縮しているところもあります。産業廃棄物であれ一般廃棄物であれ、やはり選別をして、事業者とすれば中間の処理施設ですから、できるだけ分別できて効率よく圧縮してブロックをつくって、それで排出するというのが目的でございますので、全部何でもかんでもごっちゃにというふうにはならないと思います。 46 ◯委員長向後一夫君) いいですか、竹内委員。 47 ◯委員(竹内正巳君) 今、これ以外に道がないと。この地図を見ると、ここから入って来てぐるっと回れば、どう見てもこれだけの道の広さがあれば、これ入って行くんだから、この道とこの道は同じではないの。なんであえてこれしかないというふうな答弁になるのか。そこをちょっと回ってもらって、交通安全、問題はここだけになるわけでしょう。これは、考えられないことなのですか。あるいは、業者の方が絶対だめと言うのか、当局はこのルートはだめですよという判断をしたのか、どっちなんですか。 48 ◯委員長向後一夫君) どうぞ。 49 ◯環境管理部長 特段、私どもの方で、このルートでなければだめだというような指導ではありませんで、まず、第1段階の事前協議の段階では、事業者がこのルートで搬入、搬出をしたいということでございましたので……(竹内委員「指導するのがあんたたちの役目だよね」と呼ぶ)そういうことはあります。(竹内委員「こんないい道があるのになんで指導しないの、こっちに変えたらどうですかと」と呼ぶ)ええ、特段、今はそこのルートを変えろということの指導はまだいたしておりません。(竹内委員「だから、なんでしないのというの、それが私に言わせれば事前指導だとか何とか言いながら横着決め込んだ結果ではないの」と呼ぶ)私ども、一般的に考えますと、やはり先ほども申し上げましたが、9メートルの道路で2メートルの歩行者動線があるわけですので、歩車道分離されておりますので、ここを選定してきたということであれば、やはりそちらでやむを得ないのかなというふうに第一義的に考えておりました。  委員、おっしゃられました、今こちらのルートも考えられないわけではございません。私も通ってみたときがありますけれども、そちらはすべてが歩車道分離という状況でもございませんので、果たしてどちらが……(竹内委員「出されたものを、はい、受け付けました、はい、議会に諮ってください、それは大人のやる仕事ではないと思うね」と呼ぶ)こちらのルートもかなり歩車道分離が全くされていませんし、なかなかそこは一考するところかなというふうに感じます。 50 ◯委員長向後一夫君) ちょっと申し上げます。  質問をしていただくのはありがたいんですけれども、1対1でもってやっていたんでは切りがありませんので、ルールというか、約束事に従って、ひとつ進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  あとはありますか、いいですか。 51 ◯委員(竹内正巳君) 意見だけ言います。  そういうような状況なので、今、結論を求められても、私は結論が出せませんので、近藤商会を見に行くとか、あるいはこの道が進入可能かどうか、それをまず見させていただきたいなと、こう思います。 52 ◯委員長向後一夫君) ほかにございますか。布施委員。 53 ◯委員(布施貴良君) 聞き漏らしたかもしれませんが、もう一度教えていただきたいんですが。  1点目は、200メートル以内の方々に3分の2の同意が必要だということですが、200メートル以内の中に何軒家があるのか。その人たちの主な懸念するというか、反対するというか、この意見については請願と同じ趣旨かなという気もしますが、その他の意見があれば教えていただきたい。  2点目は、この会社の営業実績、何年の設立で、主な事業はほかにどんな施設を持っているのかどうか等々について教えていただきたい。  3点目は、搬入・搬出路でありますが、今もいろいろとお話がありました。まず、この幅員は、9メートルとありますが、これは、歩道の2メートルを含めたものなのかどうか。それから、片側の歩道ということですが、もう片方に歩道をつける計画があるかどうか。  それから、当該道路は、基本的には生活道路ということでしょうから、余り大型車の通行は前提にしていないんではないかなというふうに思いますので、この道路構造、舗装の断面等々は、こういう大型車の通行に耐えられるものになっているのかどうかということ。  それから、この道路全体としては、特に通学路の部分は、これは、周りが田んぼ等、あるいは低い土地なのかなという感じがしますが、道路そのものの地盤、ダンプが通ったり何かすると、現状は比較的良好な路面であっても、直ちに陥没したりでこぼこができたりするわけでございまして、これは交通事故のもとになってくるわけですので、この辺のところがどうかということですね。  それから、4番目は、施設については、これは、先ほどの図面でいくと沈殿池も設置をされるようですが、往々にして積みかえ保管場所等々からいろいろなものがしみ出して、地下水汚染ということがあるわけですが、その辺の対策は何か講じられるのかどうか、これらについて教えていただきたいと思います。  以上です。 54 ◯委員長向後一夫君) お願いします。産業廃棄物指導課長。 55 ◯産業廃棄物指導課長 200メートル以内の居住の数でございますけれども、私どもの方では、まだ正確に把握をしておりませんが、事業者の方から15軒あるというふうに聞いております。また、その3分の2の同意が得られていないわけですけれども、同意しない理由については、私どもの方では承知しておりません。  花園産業の概要でございます。所在につきましては、先ほど冒頭で説明したとおり、畑町にございまして、平成6年8月に創業しております。同じ年に千葉市の一般廃棄物処理業の許可を取得、平成8年に八街市の一般廃棄物処理業の許可を取得、平成9年千葉県産業廃棄物収集運搬業の許可を取得、平成12年四街道市の一般廃棄物の処理業の許可を取得、平成13年千葉市の産業廃棄物収集運搬業の許可を取得しております。  道路の9メートルは幅員2メートル歩道を含むのかということでございますが、歩道を含めて9メートルでございます。  あと、地下水汚染の対策につきましては、保管場所であるとかそうしたところには、下をコンクリート敷きとするということで、万全を期しております。  私からは、以上です。 56 ◯委員長向後一夫君) 維持管理課長。 57 ◯維持管理課長 維持管理課でございます。  9メートルの中に歩道を含めているかということですが、9メートルのうち2メートルが歩道となっています。含めて9メートルでございます。  それから、大型車両の交通断面になっているかということで、一般的な大型につきましては、通行に支障がない断面となっております。  それから、計画についてですが、歩道の設置の計画につきましては、所管の道路部が来ておりませんので、土木部のうちの方ではちょっと把握しておりません。  以上でございます。 58 ◯委員長向後一夫君) 布施委員、いいですか。 59 ◯委員(布施貴良君) 地盤の方はどうかな、道路周辺の地盤。 60 ◯委員長向後一夫君) 産業廃棄物指導課長。 61 ◯産業廃棄物指導課長 あの辺は、沼地でもございませんし、今までの道路の状況、通行の状況を見ても、それほど急に傷むということはありませんので、地盤については、それほど弱いということはないと思っております。 62 ◯委員長向後一夫君) 布施委員。 63 ◯委員(布施貴良君) 平成6年に設立をして、当初は、一般廃棄物が主で事業を行っていたということですが、もう一度確認しますと、13年に市の産廃の収集運搬業の許可をもらったということですが、そうすると、実績はこれはないということになりますか。ほかに、例えば、設立地の畑町に、こういう産廃の施設を持って、事業を既に開始しているのかどうかということですが、要するに、これが初めての産廃の施設かどうか、ちょっともう一回確認をさせてください。ほかに場所があるかどうかですね。  それから、人家の数については、業者の方は15軒という申告のようですが、市の方としてはまだ把握をしていないということですので、これは、やっぱり把握をする努力しているところかどうか、それをもう一回教えていただきたいと思います。  それから、図面では、団地をかすめる形になっておりますが、一部でも入るのかどうか、これもちょっと確認をさせてください。  道路については、一般的な構造としては、大型車の通行に耐えられるということですが、バス通りではないですよね。今までは、大型車の通行として、主として、いわゆるごみ収集車が一番大きいかなという感じはしておりますが、それが前提としていないということであるので、歩道も片側なのかなという感じがいたしますので、これについては、道路部が来ておりませんので、これはお答えはいいんですけれども、これはちょっと現地を見る必要があるかなというふうに感じております。  先ほどの会社の実績だけ、ちょっと改めて御報告をいただきたいと思いますが。  以上です。 64 ◯委員長向後一夫君) お願いします。産業廃棄物指導課長。 65 ◯産業廃棄物指導課長 収集運搬がこれまでは主な業としておりましたので、中間処理については未経験といいますか、初めてということになります。  15世帯の把握する方法ですけれども、私どもの方で最終的に業者の方から環境保全協定などの名簿が回ってまいります。この方が該当する方で、この方の同意を得ました、この方の同意は得られませんでしたという名簿が上がってまいります。それを私どもの方で区役所の方で確認するという方法をとっております。  あと、み春野の中の200メートル以内の該当者については、5世帯を確認しております。  以上です。 66 ◯委員長向後一夫君) はい、お願いします。 67 ◯委員(布施貴良君) わかりました。この200メートルが妥当かどうかというのがちょっとありますけれども、少なくとも200メートル以内の人家の状況等々、それから道路の問題、これは、私の方としては、できれば委員長の取り計らいで現地調査をさせていただきたい。その後に、私としては判断をしたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 68 ◯委員長向後一夫君) いいですね、もう。(布施委員「はい、結構です」と呼ぶ)米持委員。 69 ◯委員(米持克彦君) 環境保全協定ですけれども、200メートル以内の人たちとしか協定を結べないのかどうかということと、200メートルを超える者については、いわゆるどういう環境保全をする担保要件、例えば、先ほど言いましたけれども、監視体制というのは、どういう条件でそういう体制を組むことができるのかということと、ほかにそういう体制を組んでいるところがあるのかどうか、それを2点お尋ねしたい。 70 ◯委員長向後一夫君) お願いします。産業廃棄物指導課長。 71 ◯産業廃棄物指導課長 要綱上では、200メートル以内に居住する住民と締結するということでございますが、200メートルを超えた中で、例えば、町内会がつながっている、その町内会としてやりたいんだということで要望を受けた事業者側がそれで承知をすれば、200メートルを超えても環境保全の協定を締結することは可能だとは考えております。  あと、厳しい監視体制ということでございますけれども、環境保全協定を締結する方は当然でありますけれども、市といたしましても、産業廃棄物処理法などが厳格に遵守されているかどうか、そうしたことについては立入調査などを行いまして、もし違反等があれば厳しく対応したいと考えております。  以上です。 72 ◯委員長向後一夫君) 米持委員。 73 ◯委員(米持克彦君) 環境保全協定というのは、要綱だと言っていましたよね。では、どうにでもなるんですね、そうすると。  ということと、それと監視体制の厳しく監視するということですけれども、後で違反が出てきたら、どう厳しく指導しているのか、教えてください。 74 ◯委員長向後一夫君) 産業廃棄物指導課長。 75 ◯産業廃棄物指導課長 厳しく指導する場合は、行政処分、例えば業の取り消しであるとか、そうしたことも視野に入れた厳しい対応ということでございます。  以上です。 76 ◯委員(米持克彦君) わかりました。  いずれにいたしましても、現地を見ないとなかなか判断できませんので、意見としては、継続でお願いいたします。 77 ◯委員長向後一夫君) ほかに御質疑ございませんね。                [「なし」と呼ぶ者あり] 78 ◯委員長向後一夫君) それでは、ほかに発言がなければ、ただいま継続審査というような御発言がございました。先ほども布施委員の方から、現地を見なければと、こんなような御意見がございましたので、まず、継続審査とすることについての採決をいたしたいと存じます。  お諮りいたします。請願第6号・千葉市花見川区内山町における産業廃棄物処理施設建設許可に関する請願を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。                  [賛成者挙手] 79 ◯委員長向後一夫君) 賛成多数、よって、請願第6号は継続審査と決します。  それでは、委員から、現地視察についての御意見がございましたので、予定しております所管事務調査が終了した後に御協議願いたいと思います。よろしく御承知のほどをお願いします。  それでは、以上で、請願審査を終了いたします。説明員の入れかえをお願いします。                 [環境局職員入れかえ]           一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の改定について 80 ◯委員長向後一夫君) 次に、環境局に関する所管事務調査を行います。  調査案件は、4件でありますが、本日の午後に都市臨海部開発問題調査特別委員会が開催される予定となっておりますことから、議事の進行に特段の御理解をいただけますようお願いをいたします。  それでは、初めに、一般廃棄物ごみ処理基本計画の改定についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。環境管理部長。 81 ◯環境管理部長 環境管理部でございます。  一般廃棄物ごみ処理基本計画の改定について御説明させていただきます。  まず、1の改定の概要でございますが、改定の時期は平成19年3月とし、作業期間は平成17、18年度の2カ年の予定でございます。また、計画期間は平成19年度から28年度の10カ年の計画でございます。  次に、2の改定理由でございますが、一つに、平成18年度から始まる第2次5か年計画において、人口等計画フレームが見直されることから、新たな計画人口に基づき一般廃棄物の発生量を予測し、計画に反映させる必要があること、二つに、廃棄物処理法の基本方針の改定や容器包装リサイクル法の見直しなど国の動向を踏まえ、さらなる循環型社会経済システムの構築を図る必要があること、三つに、現計画が平成18年度末で5年を迎え、国の策定指針に示されている改定期間に達することから、計画の改定を行うものでございます。  次に、3の改定のポイントでございますが、一つに、環境負荷や経済性、効率性などを総合的に勘案した計画とすること、二つに、新たな計画人口に基づきごみの発生量予測や改定された廃棄物処理の基本方針、容器包装リサイクル法の見直しの動向を踏まえ、計画処理量、リサイクル量を見直すこと、三つに、現計画事業の整理、新規事業の検討を行うこと、以上の視点に基づき、費用対効果と環境に配慮した計画の見直しを行うものでございます。  次に、4の検討体制でございます。まず、廃棄物減量等推進審議会でございますが、本年7月27日に計画策定に係る基本的事項について諮問いたしたところであり、来年5月ごろに答申をいただく予定といたしております。  庁内の検討体制といたしましては、局部長、課長19名をメンバーとする策定委員会と、その下部組織でありますワーキングを局内に設置いたしております。また、高度な調査研究内容に的確に対応するため、学識経験者との意見交換を行う研究会を設置するとともに、市民意見を広く取り入れるため、公募により環境に関心のある方12名程度の御参加をいただき、市民懇談会を開催いたします。  裏面をお願いいたします。  5の策定作業の概要でございますが、今年度は、一つ目の基礎資料の収集整理作業として、既存資料及び他都市の状況の分析を行います。二つ目のごみの発生量、性状の分析として、家庭系ごみの計量調査の実施、分析、事業系ごみの減量計画書等の分析、過去の組成分析結果の分析を行います。三つ目の意識調査として、アンケート方式による市民意識調査、事業所関係者ヒアリングを行います。四つ目の計画構築のための検討として、ビジョン、基本方針の検討、ごみの発生量及び処理量の予測、減量・資源化施策の検討、処理処分施設のあり方を検討いたします。  また、18年度では、ごみ処理予測の調整、ごみ減量等事業展開の検討、重点計画の検討、立案、そして収集運搬計画、中間処理計画、最終処分計画の検討を予定しております。  なお、計画素案が整った時点でパブリックコメントを実施し、広く市民の方の意見を伺いたいと考えております。  最後に、策定スケジュールについてでございますが、資料に記載のスケジュールでは、審議会は6回、策定委員会は11回、研究会、市民懇談会は、それぞれ9回の開催を予定しております。  説明は、以上でございます。 82 ◯委員長向後一夫君) ありがとうございました。  それでは、ただいまの説明に対して御質疑等、竹内委員。 83 ◯委員(竹内正巳君) この改定の目的、目標というんですか、それは、市長が選挙前に3清掃工場体制を2清掃工場体制に持っていきたいと。そのためには、退路を絶たなければできないだろうというような発言をしていたんですが、それにのっとった改定なのか、単なる従来のおざなり的なこんなもんだろうというものをつくるのか、どっちなのか、お聞きしたいと思います。
    84 ◯委員長向後一夫君) お願いします。環境管理部長。 85 ◯環境管理部長 先ほども御説明しましたように、収集運搬計画から中間処理施設、最終処分の量の計画、処分計画までも視野に入れまして、今回の2カ年の中で検討をしていくと。それはやはり具体的にごみ量がどのくらいこの計画の中で減らせるのか、実質ごみの減量がどのくらいできるのか、あるいは再資源化、リサイクル化がどのくらい図れるのか、それらを見きわめながら、やはりそこも検討していく、3から2への工場体制も検討するということでございます。 86 ◯委員長向後一夫君) いいですか。 87 ◯委員(竹内正巳君) よくわからなかったんですけれども、要は、市長の発言はこっちの話で、我々は今、粛々とどのくらい減らせるかということをまず調査して、策定してやっていくんだと、こういう方針なんですか。そう理解していいんですか。 88 ◯委員長向後一夫君) どうぞ。 89 ◯環境管理部長 今の段階では、例えば5か年、現計画が18年までありますけれども、例えば、19年度からこの計画が始まりますけれども、そこですぐというふうにはまだ我々はちょっと判断できませんので、減量がどのくらいできたら2工場体制がいけるのか、そこをこの2カ年で見きわめていきたいというふうに考えております。 90 ◯委員長向後一夫君) どうぞ。 91 ◯委員(竹内正巳君) これは、私、このくらい減らしたいという一つの目標は、要するに、3割減らせば2清掃工場体制でいいわけですよね。だから、3割減らすためにはどのごみとどのごみを減らすんだという決意があれば、いわゆる市長の発言を裏づけた形の計画書はできると思うんですよ。  ところが、いや、車の台数を減らすと業界に迷惑をかけるとか、いろいろなことを配慮していってしまうと、せいぜい1割とか、そこまでできたら御の字だなんていう結果になると思うんで、やはり担当局、担当部として、市長の発言をサポートするような誠意ある計画づくりをしていただきたいなと、こう思いまして、終わります。 92 ◯委員長向後一夫君) いいですか。ほかにございますか。中村委員。 93 ◯委員(中村公江君) 一応、意見としてですが、分別収集を進めていく上で、減量化をしていくことが一番最大の課題だと思うんですが、単に有料化に進めるような方向がないようにというのをお願いしたい。  それと今回、市民懇談会ということで各1名ということですが、いわゆる学識経験者の中にまじってでも、市民の意見を取り入れて何か発想として変えていこうとか、パブリックコメント自身を否定するものではないんですけれども、特にごみを出す、男性も出すかもしれませんけれども、ほとんどは女性がごみ出しを……生ごみだけではなくて、いろいろな意味で。もっと大規模な、相当市民を全市的に巻き込むような施策の中身と話し合いというのがやられるような方向で考えているのか、そのあたりを伺います。  以上です。 94 ◯委員長向後一夫君) お願いします。 95 ◯環境総務課長 環境総務課、大野でございます。  市民意見をどのように取り入れるかという御質問でよろしいんでしょうか。先ほど、部長からの説明の中に、市民懇談会、各区2名で12名の懇談会を予定しております。その中で、それぞれの地域の問題点等を皆さんから出していただいて、どういう計画がいいだろうかというのを御議論いただく場とさせていただきたいと思います。  それと、もう一つは、市民アンケートという形で、市民のごみに関する意識といいましょうか、意向といいましょうか、そのようなものを聞いていこうと考えております。  以上でございます。 96 ◯委員長向後一夫君) 中村委員。 97 ◯委員(中村公江君) 各区2名ずつを否定するものではないし、別にそれも大いに結構なんですけれども、この前、集団回収の学習会に、たまたま子供会の役員という立場で出させてもらって、非常に細かな具体的なごみの分別のやり方とか何かを教わったりする中で、いろいろな疑問や知識を得られたわけで、そういうのをより多くの市民に知ってもらうようにするのには、本当に全市民的に巻き込む、より大きなスケールで、名古屋レベルでやるようなごみについての議論を、本当にこの一部のところだけで十分だというふうに思っていらっしゃるのか、その認識について、より市民を巻き込むんだ、本当に減量するんだという意気込みが、この計画だけで伝わってくるようには感じなかったんですけれども、そのあたりの問題意識はおありなのか、それを施策に反映してこのぐらいなのか、そのあたりを伺います。 98 ◯委員長向後一夫君) 環境総務課長。 99 ◯環境総務課長 実は、局内の策定委員会の中でも話が出ているんですが、いわゆる計画は、実現性を持ったものでなければいけないと。絵にかいたものでは単なる計画で終わってしまいますので、それをいかに実現するかというのは、やはり市民の皆さんの意識にかかっていることだろうと思います。  そういう意味では、この計画をいかに市民にアピールするか、どういう手法があるかというのは、この2カ年の中で検討していきたいと考えております。  以上でございます。 100 ◯委員長向後一夫君) 中村委員。 101 ◯委員(中村公江君) そうですね。意識の啓発をするには、より多くの人にそれだけ知らせるようなことが本当に必要だし、それをより少人数でやっていくような機会を多く持っていただければ、有効なんではないかなというふうにすごく感じたので、そのあたりをぜひ実施していただければと思います。  以上です。 102 ◯委員長向後一夫君) いいですか。ほかにございますか。内藤委員。 103 ◯委員(内藤靖夫君) お願いが一つありまして、いわゆる少子・高齢化社会になりました。特に、障害を持つ方々がふえていらっしゃるわけです。そうすると、通常の策定作業の検討の中で、意識調査とか計画策定なども盛り込まれるのは当然でありますし、ごみの発生量とか性状の分析なども当然必要だと思うんですね。  ただ、地域コミュニティーの中で、その類出がなかなかできない。御家庭の現状とか、それから道路の狭隘な地域とか、そういう問題も、この5か年の中で大きくクローズアップされていると思います。そうしたこともどうか策定作業の中でやられて、専門的な立場だけではなくて、そうした問題も、ひとつ検討の中に入れていただきますようお願いしたいというふうに言っておきたいと思います。  以上です。 104 ◯委員長向後一夫君) 要望でいいんですね。  ほかに御発言がなければ、一般廃棄物ごみ処理基本計画の改定についてを終了させていただきます。            ごみ減量のための「ちばルール」について 105 ◯委員長向後一夫君) 次に、ごみ減量のためのちばルールについてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。環境管理部長。 106 ◯環境管理部長 ごみ減量のためのちばルールについて御説明させていただきます。  資料をごらんいただきたいと思います。  初めに、ちばルールの平成16年度実績報告につきまして御説明いたします。  ちばルールは、ごみ減量に取り組んでいく行動指針として、平成15年8月に策定したところであり、ちばルールの概要は、資料記載のとおりでございます。  次に、ちばルール行動協定の締結についてでございますが、これまで小売業者77店舗、新聞販売店団体2団体と協定を締結いたしました。  次に、3の取組実績についてですが、小売業者による取り組みとしては、一つとして、レジ袋の削減、簡易包装の推進、二つとして、エコ製品取り扱いの拡大、次ページに続きますが、事業者による廃プラスチック類の自己回収、また、新聞販売店の取り組みとして、新聞の自己回収が行われました。それぞれの実績は、資料記載のとおりでございます。  さらに、千葉市の取り組みといたしましては、一つとして、古紙・布類ステーション回収、二つとして、マイバッグキャンペーンの実施、三つといたしまして、ちばルールの周知、四つといたしまして、協定店ステッカーの作成、掲示をそれぞれ実施いたしました。  次のページ、3ページ目になりますが、古紙・布類ステーション回収の拡大につきまして御説明申し上げます。  現在、集団回収未実施の49地域において、ごみステーションで古紙、布類を回収し資源化する、古紙・布類ステーション回収を実施いたしております。このたび、市民の分別拡充への要望に対応するとともに、古紙、布類の資源化の一層の推進を図るため、古紙・布類ステーション回収の実施区域を拡大することといたしました。  2の実施概要といたしましては、実施地域は中央区全域とし、実施時期は平成17年10月から、回収品目は新聞、雑誌、雑紙、段ボール、紙パック、布類の6品目、回収頻度は月1回といたします。  3の実施スケジュールは、資料記載のとおりですが、市政だよりやお知らせの全戸配布などによりまして、十分市民に周知してまいりたいと考えております。  なお、参考といたしまして資料に記載いたしましたが、古紙回収庫を3清掃工場及び3環境事業所に設置し、8月15日から家庭系及び事業系古紙の拠点回収を実施することといたしましたので、あわせて御報告申し上げます。  ごみ減量のためのちばルールについては、以上でございます。 107 ◯委員長向後一夫君) ありがとうございました。  ただいまの説明に関しまして御質疑等ございましたらお願いをいたします。湯浅委員。 108 ◯委員(湯浅美和子君) 古紙、布類のステーション回収の件でお伺いしたいと思います。  先ほどから出ていましたごみ処理基本計画の改定の中でもほかの委員から御発言がありましたように、3清掃工場から2清掃工場にするのには、紙類のリサイクルが必要であろうということは、常に市民ネットでも申し上げてきましたので、歓迎するものではあります。  しかし、ちょっと確認をしたいんですけれども、集団回収未実施地域の数が最も多い中央区で先行して行うということですが、今後、それを全区に広げていく予定があるのかどうか。そうした場合、一応、集団回収への協力を優先するということですけれども、この集団回収というのはかなり一生懸命やられているところもあるし、広まっているところもあるということで、これが壊れてしまうのではないかというふうな、危惧をしているところもあるというふうに聞きますけれども、その辺はどう対応していくのか。  それと、実際、紙のごみというのは、もちろん家庭から出るものもたくさんあって、リサイクルしなければいけないわけで、それがこの受け皿になるんですけれども、実は、事業所から出る紙ごみというのは大変多いかなというふうに思っています。中央区なんか、特に小さな事業所がいっぱいあるので、ごみステーションにそういったところから出されてくるのではないかという危惧もあるんですが、事業者への受け口というのは、もっと新たに考えていかなくてはいけないと思いますが、その辺はどう考えておられるのか。  以上、3点お伺いしたいと思います。 109 ◯委員長向後一夫君) お願いします。資源循環推進課長。 110 ◯資源循環推進課長 資源循環推進課の山田です。  3点の御質問に順次お答えしたいと思います。  まず、ステーション回収の全区導入ですけれども、いずれにしろ10月からやりまして、どのくらいの回収量が見込めるか、まず、その点検評価をやりながら、18年度予算化に向けて考えていきたいというふうには考えております。  2点目の集団回収の制度が壊れるのではないかという危惧のお話ですけれども、実際、月1回程度、集団回収をやっている団体については、ほとんど問題はないんですけれども、実は、集団回収でも、いろいろやり方がございまして、年2回とか2カ月に一遍とか、かなり回収頻度の少ないところについては、そういうお声があります。  ただ、逆に、市民の方からは、なかなか出せないというようなお話がございますので、その辺のところは余り危惧されることはないのではないかというふうには考えております。  それから、3点目の事業所関係の紙ごみですけれども、今後、古紙の回収庫も設置したということで、それから昨年度、事業系の紙ごみの資源化の実験もやっておりますので、今後、例えば、清掃工場の搬入物検査の徹底とか、そういうのをやりながら、資源物の回収に向けて事業所の方に指導していきたいというふうには考えております。  以上です。 111 ◯委員長向後一夫君) 湯浅委員。 112 ◯委員(湯浅美和子君) どうもありがとうございます。  集団回収、本当に地域によってばらつきがありまして、非常に組織率が高いというのか、盛んなところと全然ないところとかというのもありますので、全市一斉にということの予算を18年度につけるということですから、考えておられるのかもしれませんが、若干地域によって差があるということを考慮した上で進めていただけたらというふうに思います。  あと、それから事業所系の紙ごみですけれども、本来ならば、事業所は自分の費用でもって処理をしなくてはいけないわけで、それがこういったステーションの回収の中に出てきてしまったら、それがまた千葉市の税金によって処理をされていくということになるわけですから、その辺きっちりと分けて行われるということを見きわめてスタートし、それから事業所系のごみに関しても、今、実験的なこともやっておられるようですけれども、それがもっと充実していくような形で進めていっていただきたいと思います。  あと1点、これも要望ですけれども、古紙回収庫の設置ということなんですが、こんなふうにいつでも行って置けるところがあるといいなというのは、よく私たち市民の間で話をしても出てくるんですけれども、電話連絡をして行かなくてはいけないということで、いつでも行って出せるというふうな形にはならないのかどうか、1点、その辺御検討いただけるのかどうか、お答えいただきたいと思います。 113 ◯委員長向後一夫君) 資源循環推進課長。 114 ◯資源循環推進課長 8月から実際運用していきますので、その中で市民の方からいろいろなお話が出ますから、当然、使いやすい方向で考えていきたいと思っています。  以上です。 115 ◯委員長向後一夫君) 湯浅委員、いいですね。(湯浅委員「はい、いいです」と呼ぶ)ほかにございますか。                [「なし」と呼ぶ者あり] 116 ◯委員長向後一夫君) 御発言なければ、ちばルールについてを終了いたしたいと思います。             産業廃棄物処理指導計画の策定について 117 ◯委員長向後一夫君) 次に、産業廃棄物処理指導計画の策定についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。環境管理部長。 118 ◯環境管理部長 産業廃棄物処理指導計画の策定について御説明いたします。  まず、資料1の策定の概要についてでございますが、策定時期は平成18年3月を予定いたしております。また、計画期間は平成18年度から22年度の5カ年でございます。  次に、2の策定目的ですが、本市における循環型社会形成のために、産業廃棄物処理に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的といたしております。  次に、3の計画の概要ですが、昨年度調査いたしました本市の産業廃棄物の実態から、本市が抱える課題を整理いたしまして、次期5か年において達成すべき目標を設定し、目標達成のための施策や市民、排出事業者、処理業者など関係者に期待される取り組みを明記し、実効性のある計画にしたいと考えております。  次に、4の検討体制でございますが、委員数6名から成る検討委員会を設置いたし、産業廃棄物の発生抑制、循環的利用及び適正処理の推進などについて調査、審議するとともに、専門的見地から御意見をいただくこととしております。  なお、第1回目を7月28日に開催しております。また、検討委員会は、今年度中に4回の開催を予定いたしております。  次に、5の策定スケジュールについてですが、次回の検討委員会を9月に開催し、その後、パブリックコメントにより広く意見をいただきながら、今年度末に策定することを予定いたしております。  以上で、説明を終わらせていただきます。 119 ◯委員長向後一夫君) ありがとうございました。  それでは、ただいまの説明に関する御質疑等ございましたらお願いします。中村委員。 120 ◯委員(中村公江君) まず、検討体制の委員のメンバーというのは、どんな方がなっていらっしゃるのか、市民の方が意見を出す場があるのかどうか、伺います。  それと、この計画策定に当たって、市が抱える問題点、課題を抽出しと。今の千葉市は、この間、緑区の小山町とか美浜の新港の地区で産廃の処理施設建設計画が出されていますけれども、こういったことが出された問題から何を解決していくのか、どんなことが課題だというふうに今の時点で考えているのか、伺います。  それと、それを計画するに当たって、実効性がどのぐらい伴うものになるのか、水源保護条例なども含めた全体的な産廃の施設をつくるに当たって、一定の規制も含めて、環境部がどこまでこれを考えられるのかということになるかと思うんですけれども、そのあたりは行政としてどうとらえているのか、伺います。  以上です。 121 ◯委員長向後一夫君) お答え願います。産業廃棄物指導課長。 122 ◯産業廃棄物指導課長 まず、メンバーでございますが、全員で6名で実施しております。構成につきましては、有識者が3名、事業者が2名、市民団体1名でございます。市民が意見を述べる場があるのかということでございますが、パブリックコメントの制度を活用しながら幅広く御意見をちょうだいしたいと考えております。  課題は何かということでございますが、現在、第1回の場においては、例えば、産業廃棄物の排出量が増加している状況であることとか、最終処分、埋め立てられる量も増加していること、さらには、市内にも処理施設があるけれども、市外流出の方が圧倒的に多い、その状況をどのようにとらえていくのかとか、そうしたことが課題として上げられております。  今後は、その課題に対しまして、行政として、今後どのようにしていけばよろしいのかということを、委員の中から御意見をちょうだいしながら計画を策定してまいりたいというふうに考えております。  実効性につきましては、行政が実現可能なもの、中間処理業者などが実現可能なもの、そうしたものをより多く取り入れた中で、実効性の高い計画にしたいと考えております。  以上です。
    123 ◯委員長向後一夫君) 中村委員。 124 ◯委員(中村公江君) 今回の処理計画を作成するに当たっては、市の方の問題意識として、私は、当然この間、環境建設の委員会の中でもやはり施設の建設をめぐって問題が出されて、それでこの計画について一たん棚上げ状態になっているような、これが問題だというふうな認識が、今の答弁を聞いている限りではないように思うんですけれども。実際には、こういった施設をつくろうとする場合の、今の市の条件や要綱の見直しというのをしていきながら住民への理解を求めて、必要な場所にはやっぱり建設することについては配慮しなければならないとか、そのあたりの話というのが入っていないんでしょうか。ちょっとそれをもう少し説明をいただきたいというふうに思います。  以上です。 125 ◯委員長向後一夫君) 環境管理部長。 126 ◯環境管理部長 先日も第1回目の検討会が実施されたわけですけれども、当然、千葉市は環境問題で、特に中間処理施設あるいは最終処分場の設置ということで、いろいろ問題も提起されていますし、事実、課題もございます。  そんな中で、この検討委員会の中で、千葉市は一体全体どれだけそういった施設が必要なのかということも、当然御意見として既に出ていますし、その辺をもう一度、問題点あるいは課題を整理して、どのような方向に持っていくのが望ましいのかというような、検討委員会での御意見をいただきながらまとめていくべきものと。  したがいまして、先ほども一番最初に総排出量等の話もいたしましたが、565万トンというものが、実は千葉市の中から既に発生していると。それを中間処理しているのは、わずか20数%の130万トンしかまだ処理できていない状況なんだけれども、それでいいのか。あるいは、それを市外あるいは県外へずっと処理を依存していって、果たして将来それでよいものか。やっぱりそこまで踏み込んで、この処理計画に組み込んで策定してまいりたいというふうには考えております。 127 ◯委員長向後一夫君) いいですか。中村委員。 128 ◯委員(中村公江君) 住民側とかこの間の委員のメンバーで言われていた問題意識と、行政側が行政として自区内処理をしなくてはいけないという立場というのも、わからないでもないんですけれども、その場合、この間の請願で幾つか出されたような問題については、どう受けとめて、それをどう変えていこうというふうな考えがあるのか。  一方で、今言った施設の処理の量が市内でできないということの問題はあったとしても、住民の健康や環境を問題として考えた場合に、これについての規制をするという、さっき言った水源保護条例とか、そういった問題については、各自治体の方で発信できるような中身になるんではないかというふうに、ほかのところではそういった産廃の施設をつくるに当たっては、それを十分配慮した上でというふうになって規制をかけているのが、自治体独自で行える権限だと思うんですけれども、それについてはどういうふうにお考えなのか、伺って終わります。 129 ◯委員長向後一夫君) 環境管理部長。 130 ◯環境管理部長 この検討会の中では、特にそこの部分、いわゆる規制をかける、かけないという議論まで踏み込むことは考えておりません。それは、私ども執行部といいますか、環境局の中で別のやはり角度で、例えば、指導要綱を改正すべきではないかという御意見なんかもいただいていますから、そういった部分は別の角度で視野に入れて検討していくべきものというふうに考えています。  これは、先ほども話しましたように、あくまでも実効性のある産廃の処分計画を5か年の中でつくっていくということでございます。 131 ◯委員長向後一夫君) ほかにございますか。湯浅委員。 132 ◯委員(湯浅美和子君) 済みません。今のお言葉なんですけれども、先日の検討委員会を傍聴させていただきまして、非常に意見が活発に出ていて勉強させていただきました。ありがとうございました。  しかし、その中で、今の処理指導計画を見ていましても、立地の規制に関しては、たしか何も言及していませんよね。それを今、中村委員がおっしゃっていたように、このところ本当に産廃の、きょうもこの委員会はもともと中間施設でしたけれども、そういった問題でやっているわけで。いろいろな市民の間で関心が高まってきているわけですから、今の指導計画の中では、たしか処理施設の整備促進をしていく程度にしか書いていないんですけれども、そういった立地について何か考えるのかどうかということ、立地についても、言及をするのかどうかというふうなことも考えているのかどうかというのをお伺いしたい。  それから、もう一つ、その検討会の中で非常に問題となっていたのが自区内処理の問題なんですけれども、今、自区内処理、これは、一般廃棄物ではないので県外も当然あっていいわけですけれども、それをどういうふうにバランスをとって考えていくのかということが、話題になっていたかと思うんですが。今、ちょうど県の方も、廃棄物処理計画が18年から5カ年のを決めていくということで、審議会が始まっていますけれども、そういった県との連携というのはどんなふうに。今の指導計画の中には、県との連携は一切触れてないというふうに思っていますが、今後はどうしていくのかということをお答えいただきたいと思います。 133 ◯委員長向後一夫君) 環境管理部長。 134 ◯環境管理部長 まず、県との連携でございますけれども、当然、県も産業廃棄物の指導計画をつくっております。私どもは、やはり千葉県があって千葉市ですから、当然、広域的な連携も必要になってまいりますので、そこはある程度、整合を図ってまいりたいと思って、既に県への聞き取り等もやっているんですが、まだ県は、そこまで踏み込んで今策定に入っていないと、準備段階だというように伺っていますので、それは今後とも、県とは綿密に連携をとって情報を交換しながらやっていきたいとは考えています。(湯浅委員「立地に関しては」と呼ぶ)立地に関してですが、せんだっても委員傍聴されておわかりになったかもしれませんけれども、私どもとすれば、やはり今の現行の法律の枠内でやっていくのが、まず基本的なスタンスというふうに考えています。その中で、さらに指導要綱を持っているわけですから、その指導要綱の中でできるだけ強化して、千葉市は千葉市のまず指導要綱を守ってもらうと。  しかしながら、議会等でも御質問いただきましたように、距離規制であるとか、環境の基準であるとか、もう少し踏み込んでその要綱を改正すべきではないかという御意見をいただいていますから、それは今後、やはりすべてを含めて検討はしてまいります。  以上でございます。 135 ◯委員長向後一夫君) 湯浅委員。 136 ◯委員(湯浅美和子君) 指導要綱、確かにこれから改定の動きもあるというふうに聞いていますので、その中で当然議論されると思いますけれども、その前に今、指導計画をせっかく委員の方が加わって検討委員会の中で検討されていくわけですから、その中でも、やはり基本計画、どんなふうに書き込んでいくのかというのも、やっぱり指導計画とはまた別に必要なのかなと思いますので、そちらの方にも踏み込んでいただけたらというふうに思います。  それから、県との連携ですけれども、連携をとっていきますというだけではなく、例えば、こういった検討委員会の中にも県の担当者の参加を求めるとか、何かそんな形で、目に見える形で、連携をしているんだというところを見せていただけたらなというふうに思いますので、御検討いただけたらと思います。  以上です。 137 ◯委員長向後一夫君) 要望でいいのね。(湯浅委員「はい」と呼ぶ)ほかに。竹内委員。 138 ◯委員(竹内正巳君) 産業廃棄物の問題なんですけれども、基本的に時代が変わったけれども法律が変わっていないと。ですから、法律の範囲内でやろうとすれば、いわゆる市場経済にのっとって安いところに流れてしまうと。それで各地で問題がぼんぼん出てくると。ですから、これは、やはり厚生労働省とか国に、基本計画をつくる傍ら、政令指定都市会議あるいは八大都市会議、そういうところでやっぱり国に要望して、産業廃棄物処分場は、いわゆる公の施設でもって管理をすることを前提とするような法改正にもっていかない限りは、私はいたちごっこだというふうに思いますので、そういう努力もひとつお願いしたいなと思います。意見です。終わります。 139 ◯委員長向後一夫君) ほかにございますか。                [「なし」と呼ぶ者あり] 140 ◯委員長向後一夫君) ほかに御発言がなければ、産業廃棄物処理指導計画の策定についてを終了いたします。  説明員の入れかえをお願いします。                 [環境局職員入れかえ]             石綿(アスベスト)問題への対応について 141 ◯委員長向後一夫君) それでは、次に、アスベスト問題への対応についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたしますが、7月20日付人事異動に伴って説明員に異動が生じておりますので、その紹介をあわせてお願いをいたしたいと思います。環境局長。 142 ◯環境局長 (環境保全部長の紹介)  アスベスト問題の内容につきましては、環境保全部長より説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。 143 ◯委員長向後一夫君) それでは、説明をお願いいたします。 144 ◯環境保全部長 それでは、お手元の石綿アスベスト問題への対応について御説明をさせていただきます。  委員方のお手元にお配りしております資料につきましては、事前にお配りしたものと若干変更が生じておりますので、お手元のものをごらんいただきますようにお願い申し上げます。  このアスベスト問題でございますが、アスベスト関連製品を製造していた事業所の従業員でありますとか、周辺の住民が悪性の中皮腫などのアスベストが原因と見られる疾患にかかりまして、多くの方々が亡くなっているというようなことが、最近明らかになってきておるところでございます。アスベストにつきましては、主として建物の建材に使われてきておりまして、防音でありますとか断熱等の目的で利用されてきたというような経緯がございます。  こういう状況を踏まえまして、千葉市におきまして、今後、アスベスト問題へ対応できるような取り組みの体制の強化を図っていきたいということが1番目の御報告事項でございます。  また、2点目といたしまして、私ども環境局を初め、庁内の他部局も含めてこの問題にこれまで取り組んできておりますが、そういった取り組みの状況についてあわせて御報告をさせていただきます。  まず初めに、1番目の千葉市アスベスト問題連絡調整会議の設置でございますが、先ほども申し上げましたようなこのアスベスト問題について、市民生活の安全性の確保でありますとか、適切で迅速な対応を図っていきたいということで、今後、間もなく関係課長等により意見交換ができるような、そういう連絡調整の場を設置していきたいというふうに考えております。  この組織の概要でございますが、(2)の1)のところに書いてございますように、アスベストに関する情報の収集等、これは提供も含まれております。また、それ以外に市で保有しております公共施設等のアスベストの対策、また、この建物を壊す場合の、あるいは改修する場合の指導監督、またこういったものから出てまいります廃棄物の適正処理に関する事項、その他健康相談、苦情相談等への対応。こういったことを関係部局において連絡調整を図っていきたいというふうに考えております。  この組織でございますが、座長と関係の課長クラスで構成される委員で組織することといたしておりまして、座長については、私、環境保全部長が就任させていただく予定で現在検討を進めております。また、必要に応じて関係者の出席を求めるというようなことになっております。  また、(3)の事務局でございますが、こういったアスベスト問題へ的確に対応できるように、私ども環境局環境保全部の中の環境調整課に事務局を置くということを予定いたしております。このため、この問題について担当してもらいます主幹を、8月10日付でございますが、配置することもあわせて予定しておるところでございます。  以上が、連絡調整会議の関連でございます。  次に、2点目の環境局の現在の対応でございますが、大きく分けて(1)と(2)の2点ございます。  1点目が、アスベストが使用されている建物を解体するときの対応でございますが、これは、解体に伴いまして、その周辺へアスベストが飛散するような、そういう環境問題を未然に防止するというような観点から、既に大気汚染防止法に基づく規制等が実施されておるところでございます。これにつきましては、吹きつけ石綿、こういったものが使用されている建物を解体、改造、補修する作業、これは、一定規模以上のものが対象になっておりまして、延べ床面積が500平米以上、また、吹きつけられているアスベストの面積が50平米以上でございますが、こういったような規模以上のものにつきましては、特定粉じん排出等作業というものに該当してまいりますので、事前に、こういった届け出を私ども市の方に出していただくという仕組みになっております。これに基づいて、監視指導等を行っておるところでございます。これが、私ども環境保全部の環境規制課の方で担当させていただいている部分でございます。  もう1点、アスベストの廃棄物の適正処理に関する対応でございますが、これにつきましては、アスベストの廃棄物を取り扱います産業廃棄物の処理業者に対して、適正処理の確保について周知等を行っております。アスベストの中で、特に飛散性の廃棄物については、特別な管理を要する廃棄物ということで、廃棄物処理法の中で特別な規定が置かれておるところでございまして、最終処分場中間処理施設については、この法律に基づき、適宜、立入調査を実施し、監視の強化をこれまでも図ってきておるというところでございまして、この窓口は、私どもの環境局の中の環境管理部産業廃棄物指導課になってございます。  次に、裏の方の3のところをごらんいただきたいと思いますが、庁内の他部局の対応でございます。大きく分けて保健福祉局の関係と都市局の関係がございます。  1点目の保健福祉局の関係でございますが、そこに書いてございますような健康相談窓口の設置でございますとか、あるいは、こういうアスベスト問題についての被害者、被害家族に対する診断、治療のできる医療機関として、千葉労災病院等の御紹介を行っておると、こういったような業務を健康部の方が中心になって担当いたしております。  また、(2)の都市局の関係でございますが、公共施設における使用状況の実態把握、こういった調査を現在行っておるところでございます。まず、市有施設への予備調査ということで、図面でありますとか目視による調査を開始しておるところでございまして、今後、本格調査については、この施設を管理している部局といろいろ調整しながら、建築部の方で早急に開始していきたいということで考えております。また、建築物に関する相談等につきましては、同じく建築部の方で私有の建物も含めて相談等を行っておるということでございます。  以上が、千葉市における対応の状況でございますが、御参考までに、参考のところに千葉市の関係で過去発生いたしました労働災害の情報等を、そこのところに書かせていただいております。労働災害としては、大きく分けて2件、この管内において発生しておりまして、1番目が旧三菱セメント建材、現在の三菱マテリアル建材株式会社でございますが、ここについては、現在、もう既に工場は廃止されておりまして、現在そういう発生源はないという状況になってございます。この旧三菱セメント建材につきましては、市内で唯一の特定粉じん発生施設の設置工場でございました。これは、いわゆるアスベスト製造等を行う工場として、大気汚染防止法の規制対象となっておる、そういう施設ということでございますが、こういう工場におきまして1名の方が労働災害で亡くなられたということでございます。  会社の概要等については、1)のところに書いてございますが、先ほど申し上げましたように、平成4年5月に廃止をしておるということでございます。場所は、千葉市花見川区幕張町でございました。この工場につきましては、実は、大気汚染防止法に基づく発生源の規制、こういったものが平成元年6月の大気汚染防止法の一部改正で導入されておりまして、平成2年1月に当該工場より特定粉じん発生施設の使用の届け出がなされております。しかしながら、4年に工場が廃止されたということで、廃止届も平成5年1月に受理されておるということでございます。  行政側の対応といたしまして、当時、平成元年以降の対応につきましては、千葉市が政令指定都市に移行する前でございますので、大気汚染防止法上、千葉県が立入調査等を実施してきたというような経緯がございます。  こういう中で、千葉県の立入調査ないしは当該工場の自主的なアスベストの測定結果、こういった記録が残っておりまして、それに基づきますと、現在、敷地境界で満足すべき基準を遵守しておったというような結果になってございます。また、参考といたしまして、法施行前に環境庁が実施いたしました調査結果でも、この基準のレベルを満足しておったという記録が残っております。これが、1点目の三菱マテリアル建材の御報告でございます。  2点目のJFEスチールの件でございますが、ここについては、同じく労働災害として1名の方が亡くなっておるということを確認いたしております。これは、昭和30年代の前半から半ばにかけて、ここに勤められていらっしゃった方だというふうにお聞きをいたしておりますが、JFEスチールにつきましては、アスベストを製造する工場ではございませんので、特定粉じん発生施設、大気汚染防止法の規制の対象となる施設は、設置されていないというような状況になってございます。  以上で、御報告を終わらせていただきます。 145 ◯委員長向後一夫君) ありがとうございました。  ただいま環境保全部長より説明がございました。何か御質疑等ございましたらお願いいたします。中村委員。 146 ◯委員(中村公江君) アスベストに関して、全体で調整する会議が開かれるということはいいことだと思うんですけれども、実際にどこまで調査をして、どこまでそれを情報公開していくのか。それが、例えば公共の施設の対策というのは、本当にプロが見て、ノンアスベストと言われているものでも、アスベストが実際には入っているんではないかという指摘なんかも、一時、千葉高なんかでもあったんですが、そういう問題について、すべての市内の公共施設を改めて再調査するとかということも必要ではないかと思いますが、どの程度の規模で、どこまでやるつもりの構えなのか、そのあたりを聞かせていただきたいと思います。  それと、市内の産廃の処分場とか建設廃材などの調査や、10年、20年さかのぼっての関連施設の調査だとか、また、健康に関しては、労災病院にということでしたけれども、まずはレントゲンで所見が出るわけですが、千葉市内では、そういうレントゲン上、胸膜肥厚斑という所見を診られる医師がいらっしゃるというふうに確認とか、今まで対応とか、そういうのはしていたのか。今後は、どのようにそういった検査をまずした場合に、対応を徹底するようにいくのか、あくまでも労災病院にすべて丸投げするような状況なのか、そのあたりをお聞かせいただければと思います。  あと、公害だというふうに、クボタの絡みでは、家族やその周辺住民の方にも害が及ばされているというふうに思いますけれども、これについての対応、環境問題だということについての視点はどのようにお考えか、伺って終わります。 147 ◯委員長向後一夫君) お願いします。環境保全部長。 148 ◯環境保全部長 今、中村委員の方からの御指摘のありました4点でございますが、実は、このアスベストの問題、私ども庁内においても関係の部局がまたがっておりますので、私の方から、4点目の特に尼崎の工場を念頭に置かれた周辺の住民に与える影響、こういったような対応を環境問題としてどうとらえているのかという御質問についてお答えをさせていただきたいと思います。  先ほども申し上げましたが、大気汚染防止法が施行されました後におきまして、県の方も含めて市内においてこういう特定粉じん発生施設が設置されておったという工場は、先ほどの旧三菱セメント建材が1社でございまして。ここについては、そういう情報を把握しておるところでございますが、それ以外のものが過去にあったかどうかということにつきましては、今、先ほど申し上げましたような健康被害の窓口でありますとか、私どもそういう市民の方々の情報を現在お聞きしながら、入念にチェックを行っておるところでございます。  したがいまして、現在におきましては、こういう発生源はないと。ただ、建物を解体する際には、こういう問題について的確に対応する必要がございますので、これも大気汚染防止法に基づく対応を図っていきたいというふうに考えております。これは4点目でございます。 149 ◯委員長向後一夫君) 建築保全課長。 150 ◯建築保全課長 建築保全課長の国松でございます。  今の御質問のうち、公共施設についてどこまで調査するのかということですけれども、公共施設につきましては、昭和56年度以前に建設されました施設について、ただいま予備調査を実施中でございます。これは、公共施設一応すべてということで考えております。  それから、どこまで公開するかということでございますけれども、これは、結果は今月下旬ごろの予定でございまして、庁内の連絡会議に諮りまして、所管が多岐にわたりますものですから、そこで調整していきたいと考えております。  以上でございます。 151 ◯委員長向後一夫君) 産業廃棄物指導課長。 152 ◯産業廃棄物指導課長 産業廃棄物としてのアスベストの処理の問題でございますけれども、現在、アスベストは、廃棄物処理法によりまして、特別管理産業廃棄物に指定されております。したがいまして、その処理につきましては、通常の産業廃棄物とはまた特段の厳しい管理のもとに置かれているわけでございます。その収集運搬などについても、通常の産業廃棄物とは異なり、特別管理産業廃棄物収集運搬業ということになります。埋立処分する際においても、管理型の埋立処分場に埋め立てられております。千葉市内では、埋立処分場については1カ所ございまして、先般、立入調査しましたところ、適切に処理されていることを確認してございます。  以上です。 153 ◯委員長向後一夫君) 保健所長。 154 ◯保健所長 保健所です。  先ほどの健康診断に関連する御質問なんですけれども、このペーパーには、千葉労災病院を紹介するということで書いてございますけれども、これは、あくまでアスベストが強く疑われるような相談だった場合には、当然、国の方も提示しておりますので、千葉労災病院の方を紹介したいと思っておりますけれども、胸膜中皮腫自体の診断とかに関しましては、特に千葉労災病院でなければできないということはないと思っております。一般の内科医、特に呼吸器科医であれば、今現在も普通に診断治療を行っている病気でありますので、そういうふうに認識しておりますので、特にこれを診断できるドクターをリストアップするとか、そういうつもりは特にございません。  また、がん検診におきましても、肺がん検診におきまして胸部エックス線を撮ることによって胸膜中皮腫についても診断、チェックできるというふうに考えておりますけれども、このことに関しましては、厚生労働省の方が、現在のがん検診で十分チェックできるかどうか検討するというふうに言っておりますので、国の見解を見て、また対応を考えたいと思っております。 155 ◯委員長向後一夫君) 中村委員。 156 ◯委員(中村公江君) 直接アスベストを扱っている施設についての対策も大事なんですけれども、実際に、悪性中皮腫になってしまったような人とか、何かをさかのぼって調査した結果では、やっぱり大工さんとか建設労働者、特に下請の建設関係にいるような方々がなっていらっしゃるわけですよね。そういう人たちが実際に身近に相談ができて、対応ができるようなことが本当にやれるのかどうか、そのあたりが今回の対応だけで十分なのかと。本当に本人自身が問題意識を持っていないと、なかなか実際には上がってこない。建築現場の人に言っても、相当理解していないと、自分自身がそういう対象なのかどうかということに気づいてもいないという、非常に深刻な状況があると思います。  私自身、アスベストの検診というか問診も一応やってきて、胸膜肥厚のレントゲンなんかも、やっぱり呼吸器の先生も、相当それに関して、労働の環境もちゃんとわかりながらレントゲンの所見をチェックしなければわからないし。それは、やっぱりそういう先生が、ほかの同じような内科医師にかなり一緒になって勉強して、胸膜肥厚については検討しない限りは、本当に簡単にわかるものではないというふうに思います。もちろん呼吸器の先生が勉強すれば、胸膜肥厚についてはできるけれども、医師の研修の過程の中では、胸膜肥厚斑についてきちっとわかっていなければいけないというものではないと思うので、そのあたりが、今後、医師会とかを通じて胸膜肥厚についても診る目とか、労働者の問診との兼ね合いで少しでも察知して救っていく、そういう対応が必要になってくるんではないかなというふうに思うんですけれども、それについてはどのようにお考えなのか、伺いたいというふうに思います。 157 ◯委員長向後一夫君) 保健所長。 158 ◯保健所長 本当の意味の専門医以外の先生方への研修ということですけれども、胸膜中皮腫自体がそれほど多い疾患ではございませんので、確かに一般の先生、特に呼吸器科の先生を含めましてもそんなに診断、治療にしょっちゅう携わるという疾患ではございませんので、そういう意味で研修ということも非常に重要になってくると思いますので、その辺についてはまた医師会の方とも相談する中で、できるものならば考えていくようにしてまいりたいというふうに思います。  また、確かに一般の診療の中で職業歴について十分問診しているかというような問題も、当然あるわけでございますけれども、その辺につきましては、現在、これだけアスベストが一般社会で問題になっておりますので、一般の医療機関におきましても、特にそういった胸膜に異常がある場合には、当然、アスベストの職業歴についても、チェックするというふうなことにつながっているのではないかと思いますけれども、その辺につきましても、また必要であれば、医師会を通じての研修会とか、そういったものも企画できればと思います。  以上です。 159 ◯委員長向後一夫君) 中村委員。 160 ◯委員(中村公江君) 今回のアスベストの問題は非常に大きいし、大規模な調査なり対策なりを整えていかないといけないぐらい、すごく重い中身だなというふうに思っています。公共の施設についてをすべて調査した上で、それについては早目に対応としては公開もしていただきたいし、どこの課でどれだけ窓口になるのか。今も答弁が、もちろん専門がそれぞれおありなので、どこに聞けば、行ってわかるというか。あっちへ行って、こっちへ行って、そっちへ行ってというふうに住民だってできないわけですよね。だから、そこら辺が本当に総合的な窓口が、コーディネートも含めて役割を発揮していただいて、問題意識をそれぞれと連携して対応できるような中身にしていただきたいなというふうに思います。  アスベストに関しての悪性中皮腫については、船橋なんかでも旭硝子でしたっけ、労災認定をするための裁判なんかもやられていますよね。だからそういうような身近なところでも、こういった問題が起こっているので、ぜひ対応していただきたいということを要望して終わります。 161 ◯委員長向後一夫君) ほかにございますか。内藤委員。 162 ◯委員(内藤靖夫君) この後、我が会派としても緊急申し入れをしようと思っておりますので、詳しくはその場でまたお願いしたいと思います。  ただ、一つだけ、窓口は決まりましたけれども、この問題でかかわる部局が多岐にわたっておりますので、その連携をしっかりお願いしたいということが1点。  それから、製造している工場とか、あるいはかつて製造したというところはもうないということですから、その辺は非常に安心しておりますけれども、あとは公共施設、あるいは民間の施設で、解体とか改修する際の被害が今後想定されていきますので、その辺の公共施設の総点検は大至急やっていただけるということでしたから、それはもうぜひお願いしたいと思いますし、先ほどのリフォーム業者の方々が健康被害に遭わないようなそうした体制について、また相談体制についても、さらには広報活動についても、しっかりしたものをお願いしたいということを要望して終わりたいと思います。  以上です。 163 ◯委員長向後一夫君) ありがとうございました。  それでは、ほかに御発言がなければ、以上で、所管事務調査を終了させていただきたいと思います。  環境局の方は御苦労さまでございました。御退室願います。
                      [環境局退室] 164 ◯委員長向後一夫君) それでは、お昼も過ぎましたけれども、最後に、先ほど継続審査と決定をさせていただきましたが、請願第6号の審査において、委員から、現地視察の実施を求める御意見がございましたので、御協議願いたいと思います。  現地視察についての実施につきまして、御意見等ございましたら。中村委員。 165 ◯委員(中村公江君) 本来は、こういう常任委員会で審議をする前に、自主的に現地視察に行くのが本来の委員の役目ではないかというふうに、私は思いますけれども、行くことはやぶさかではないですけれども、ちゃんと現地を調査した上で、それでこの委員会に臨むというのは当然だというふうに思いますので、そのあたりはぜひ当然だというふうに認識をしていただきたいと思います。 166 ◯委員長向後一夫君) それは、中村委員の御発言はもっともなところはありますが、皆さんにお諮りしないうちに現地視察に行くというのは、ちょっと越権かなとこういうふうに思いまして、皆さんにお諮りをしてからというふうに、私は考えたので、そういうふうにさせてもらいましたので、御承知おきいただきたいと思います。  それでは、視察の実施日につきまして、早速お諮りをさせていただきたいんですが。                  [協議・決定]            (視察日程は9月2日(金)午後2時と決定) 167 ◯委員長向後一夫君) それでは、これをもちまして、環境建設委員会を終了いたします。御苦労さまでございました。                  午後0時7分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...