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  1. 千葉市議会 2003-09-22
    平成15年決算審査特別委員会第2分科会 本文 開催日: 2003-09-22


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                午前10時0分開議 ◯主査(納元政幸君) おはようございます。  ただいまより,決算審査特別委員会第2分科会を開きます。私,主査を担当させていただきます納元でございます。 2 ◯副主査(高野晴美君) 副主査を担当いたします高野です。 3 ◯主査(納元政幸君) どうぞよろしくお願いいたします。  出欠の確認を申し上げます。宍倉委員,清野委員,西巻委員より,それぞれおくれる旨の連絡が参っておりますので,御了承願います。                委員席の指定について 4 ◯主査(納元政幸君) 委員席につきましては,ただいまお座りの席を指定いたします。               本日の審査日程について 5 ◯主査(納元政幸君) 本日の審査日程につきましては,お手元に配付のとおりでございます。  御承知のとおり3日間という限られた日程でございますので,効率的な審査に御協力をお願いをいたします。  なお,質疑に当たりましては,平成14年度の決算審査であることを十分踏まえて御質疑願いたいと存じます。また,お手元に主要施策の成果説明書の正誤表を配付してございますので,よろしくお願いをいたします。  なお,説明員の方にお願いをいたします。2列目以降の方は起立の上,課名を述べていただきますようお願いいたします。                経済農政局所管審査 6 ◯主査(納元政幸君) それでは,経済農政局所管について説明をお願いいたします。経済農政局長。 7 ◯経済農政局長 経済農政局でございます。よろしくお願いいたします。
    8 ◯主査(納元政幸君) 座ってどうぞ。 9 ◯経済農政局長(続)それでは,座らせていただきます。  それでは,経済農政局所管の歳入歳出の決算について御説明をさせていただきます。  主要施策の成果説明書の158ページ,159ページでございます。  まず,一般会計歳入の決算状況です。  款14の使用料及び手数料ですが,収入済額が7,700万円で,主な収入は千葉ポートタワーの使用料4,700万円です。  次に,款15の国庫支出金でございますが,収入済額が1億6,400万円で,主なものはインキュベート施設整備事業に係る国庫支出金です。  款16の県支出金ですが,収入済額が1,700万円で,主なものは森林振興対策の県補助金700万円です。  款17の財産収入ですが,収入済額1,900万円で,主なものは生産物売払収入の1,700万円です。  次に,21の諸収入ですけれども,収入済額が102億7,100万円でございまして,主なものは中小企業金融貸付金の元利収入等でございます。  款22の市債ですが,収入済額が1億8,700万円で,主なものは農道整備債7,400万円等でございます。  それで,歳入の合計でございますが,調定額107億3,800万円に対しまして,収入済額が同額の107億3,800万円です。  続きまして,一般会計歳出決算状況でございます。  160ページ,161ページでございます。  初めに,款6の農林水産業費の支出済額は11億1,700万円でして,不用額が1億6,600万円です。その主なものは,農業集落排水事業特別会計への繰出金の残,そして複合型植物工場の管理に伴う光熱水費の残によるものであります。  目2の農業総務費の支出済額は2億6,500万円でして,農業集落排水事業特別会計への繰出金ほかでございます。  目3の農業振興費の支出済額は4億5,200万円でして,農業の振興を図るため野菜,果樹等の生産団地の育成並びに環境保全型農業の推進,あるいは森林整備,農政センター,ふるさと農園の管理運営費であります。  目4の畜産業費の支出済額は7,200万円で,畜産振興対策及び乳牛育成牧場の管理委託等の経費であります。  目5の農地費の支出済額は3億2,700万円でして,農道整備,そして農業用用排水路整備等の経費であります。  続きまして,款7の商工費であります。支出済額は131億4,600万円でして,不用額は73億1,000万円です。その主なものは,金融対策事業,そして企業立地促進事業融資預託金等であります。  目1の商工総務費ですが,支出済額が2億7,300万円でして,中央卸売市場事業特別会計への繰出金などであります。  目2の商工業振興費は,支出済額125億4,600万円でして,財団法人千葉市産業振興財団の運営補助を行ったほか,中小企業金融対策費や幕張メッセ建設事業負担金などであります。  目5の観光費の支出済額は2億6,200万円でして,市民花火大会を初めといたしまして,各種コンベンション行事の開催経費及び千葉ポートタワーの管理運営委託経費であります。  目6のユースホステル費の支出済額は6,400万円でして,千葉ユースホステルの管理運営委託経費であります。  款8の土木費であります。支出済額は8,400万円でして,千葉港港湾整備事業におきます本市分の千葉県への負担金などであります。  次に,162ページ,163ページであります。  特別会計ですけれども,農業集落排水事業特別会計です。歳入の計は,収入済額が12億9,000万円であります。  164ページ,165ページをお願いいたします。  歳出の計でございます。支出済額が12億9,000万円でして,主な工事といたしましては野呂,富田,更科地区の管布設工事などであります。不用額は1億3,400万円で,その主なものは工事請負費の契約差金等であります。  次に,競輪事業の特別会計です。歳入の計は,収入済額が202億8,600万円です。  次,ページ166ページ,167ページでお願いします。  歳出でございます。歳出の計は,支出済額が185億3,800万円でして,不用額は60億4,000万円でして,その主なものは勝者投票券売上金の減に伴う払戻金の減でございます。  次に,中央卸売市場特別会計です。歳入の計は,支出済額が14億3,100万です。収入未済額が1億1,100万円でありますけれども,これは施設使用料等の未払いによるものであります。  次に,168ページ,169ページであります。  歳出の計でございますけれども,支出済額が14億3,100万円でして,不用額は1億8,900万円でして,その主なものは青果部の統合に伴う譲り受け資金の融資条件緩和を図るために貸付金を計上しておりましたけれども,当事者間での合意が得られましたので,その執行を見送ったことなどによるものであります。  以上が経済農政局の概要でございまして,続きまして各主要施策のあらましにつきまして,経済部長,農政部長,そして市場の場長より,それぞれ説明をさせていただきます。 10 ◯主査(納元政幸君) 経済部長。 11 ◯経済部長 それでは,座って説明させていただきます。  まず,主要施設の成果説明書,次ページの170ページをお願いいたします。  1の財団法人千葉市産業振興財団関係経費でございます。3億6,710万9,000円でありますが,財団法人千葉市産業振興財団が行う各種産業支援事業等の経費を補助することにより,中小企業の経営革新や新事業の創出など,本市経済の振興発展に努めたものでございます。  2の地域産業支援3億8,998万6,000円ですが,本市産業の総合的支援機関の支援機能の強化などを図るため,千葉新事業創出プラットフォーム協議会を設置いたしました。また,創業者等を支援,育成するため,ビジネスインキュベート施設を整備したものでございます。  3の商店街活性化対策でございますが,施策1の商店街共同施設事業補助2,387万9,000円につきましては,表のとおり稲荷町商工親交会ほか8団体が実施しました街路灯など共同施設に対して助成いたしたもので,街路灯152基,案内板1基の施設整備が図られました。  施策の2の商店街共同施設電灯料補助854万円でございますが,商店街が管理している街路灯の電気使用料に対する助成で,千葉銀座商店街振興組合ほか64商店街に助成を行ったものであります。  施策の3,わくわく商店街活性化推進事業854万1,000円は,商店街のにぎわいを創出するための商店街が実施する各種イベントや地域の伝統行事,また空き店舗対策等のソフト事業を実施した,こてはし台中央商店会ほか20商店街に助成を行い,商店街の活性化を推進しました。  施策の4,商店街販売促進支援事業238万3,000円は,さつきが丘名店街が商店街の販売促進のために導入しましたポイントカード機器等に対して助成をいたしました。  施策の5,商業インキュベート事業28万4,000円は,新たに小売業等を開始しようとする者に対し,PR活動費等の一部を助成し,新規開業者を支援するもので,2件の創業者に対して支援をいたしました。  次ページ,171ページをお願いいたします。  4の中心市街地活性化対策3,521万2,000円ですが,本市が認定したTMO構想に基づきTMOが実施する各種活性化事業やTMO運営に対して助成したほか,新規商業開業者を支援,育成するため,富士見ハイネスビル1階に商業インキュベート施設を整備いたしました。  5の地域商業振興対策900万円は,地域商業の活性化を図るため,中央地区商店街協議会が実施した,春まつり,秋まつりに助成したほか,稲毛地区,検見川地区の商店街が実施する大型イベント等に助成をしました。  6,中小企業金融対策102億4,000万円ですが,これは市内中小企業者の事業資金の円滑化並びに経営体質の強化を図るため,地元金融機関等に資金を預託し,千葉県信用保証協会の保証に基づく融資を行ったものであります。  7の工業立地対策8,193万5,000円ですが,先端技術産業や成長産業の立地促進を図るため,企業立地促進事業補助金の交付や企業立地説明会,あるいは企業訪問を行うとともにインターネットを活用した情報発信など行ったものであります。また,本市の産業集積地であります新港経済振興地区のさらなる産業の集積と既存企業の活性化を図るため,基礎調査を実施いたしました。  8のISO認証取得助成1,078万8,000円は,市内中小企業のISO国際規格の認証取得事業に対して補助を行うことにより,国際競争力を有する中小企業を創出し,本市産業の活性化を図ったものであります。平成14年度は,22件の助成を行いました。  9の大規模小売店舗対策461万2,000円ですが,大規模小売店舗立地に伴い,周辺地域の生活環境保持のための手続を定めました大規模小売店舗立地法の円滑な運営を図ったものであります。  172ページをお開きください。  10の幕張メッセ経済対策でございますが,施策の1,幕張メッセ建設負担金6億8,000万円は,幕張メッセの千葉県が有している施設部分,国際展示場の建設事業について,地方債の償還終了年度までの応分の負担をするものであります。  施策の2,財団法人ちば国際コンベンションビューロー運営補助金3,977万9,000円は,県内コンベンション振興の推進団体であります財団法人ちば国際コンベンションビューローの運営費として補助したもので,本市のコンベンション事業の振興並びにコンベンションに伴う経済波及効果を高めたところでございます。  11の観光コンベンション計画策定840万円は,21世紀における産業の核となる観光及びコンベンションを総合的に推進していくための基本的な指針として策定したものでございます。  12の観光行事開催4,795万8,000円は,千葉市民花火大会を含め5事業を開催し,本市の観光振興を図ったものであります。  13の旅フェア2002,540万円は,幕張メッセで開催された旅の総合見本市でございます,旅フェア2002に出展し,市内観光の振興を図ったものであります。  14のJAPAN-KOREA市民交流フェスティバル2002,750万円は,日韓国民交流年に日韓共同文化事業として開催したもので,メーンイベントを幕張メッセで開催することにより,幕張新都心の国際機能や情報発信機能の充実と,本市観光の振興,地域経済の活性化を図ったものであります。  173ページ,お願いします。  15の千葉氏フォーラム講演会100万円は,郷土の礎を築いた千葉一族の功績を新たな観光資源として発掘し,さまざまの事業を通じて広く内外に紹介することにより,本市の観光振興及び地域経済の振興を図ったものであります。  16の観光情報提供システム150万4,000円は,情報化時代に対応するためファクス及びインターネットにより本市の観光情報を提供し,観光客の増加を図ったものであります。  17の千葉ポートタワー管理運営1億6,392万9,000円及び次の18番,ユースホステル,キャンプ場管理運営6,481万3,000円につきましては,前年と同様,千葉市観光協会に管理運営を委託したものであります。  次ページ,174ページをお願いいたします。  土木費のうち港湾費につきまして御説明します。  千葉港整備8,336万3,000円ですが,表に記載してありますとおり,千葉港整備事業に対して表の負担割合に応じまして,千葉県に対して負担したものであります。  次ページ,175ページ,お願いします。  競輪事業特別会計でありますが,1の競輪開催171億8,122万2,000円は,平成14年度に競輪事業を施行するために要した開催費用であります。普通競輪を12回,開催をいたしました。  2の競輪場施設整備4,268万円は,旧前売り投票所の改修ほかでございまして,ファンの第3休憩室等に改修したものでございます。  経済部につきましては,以上でございます。 12 ◯主査(納元政幸君) 農政部長。 13 ◯農政部長 農政部です。よろしくお願いいたします。  それでは,主要施策の成果説明書の176ページをお開きいただきたいと思います。  1の優良農地保全集積でございます。89万1,000円でございます。農用地利用増進につきましては,農用地の利用集積と農業経営の規模拡大を図るため,高齢化等により耕作できなくなった農地を意欲的に農業を営む者へ集積するもので,認定農業者等が農用地に利用権を設定した場合,期間,面積に応じて10アール当たり5,000円から2万円の補助金を交付したものでございます。  続きまして,都市農業対策事業でございます。1,512万9,000円です。  1の農業公社設立推進につきましては,農業の振興と活性化を図るため,農地保有合理化事業を中心とする農業公社について基本的な調査を実施いたしました。  2のいずみグリーンビレッジ構想推進につきましては,平成12年度に策定した基本計画に基づき実施計画を策定いたしました。また,策定に当たりまして,地域住民の意見を取り入れるため,いずみグリーンビレッジ推進会議を開催しました。また,構想の普及,啓発と地域のPRを行うため,都市農村交流シンポジウム等のイベントを実施いたしました。  3の農業版ハローワークにつきましては,農家で働いてみたい市民と労働力を必要とする農家を結びつけ,農作業の労働力確保を支援するため事業を実施したものでございます。  なお,ことしの9月1日現在でございますが,農家登録者数が79人,市民登録者数が462人で,契約人数が72人となっております。  3の水田農業振興でございます。2,972万2,000円。  1の生産調整推進対策のうち,(1)の転作推進補助につきましては,生産調整を推進し,米の需給の均衡と価格の安定を図るため,生産調整実施者に対して市単独補助金を交付したものでございます。  続きまして,177ページをお願いいたします。  (2)の転作等特別対策補助につきましては,転作等を円滑に推進するため,国及び県の事業を導入して実施したもので,内容につきましては表のとおりでございます。  (3),転作等の実施状況でございますが,達成率は100.3%でございます。  2の水稲共同防除補助につきましては,病害虫を一斉に防除し,良質米の生産を図るため,7月下旬から8月上旬にかけて地域の状況を考慮し,無人ヘリ防除,あるいは地上防除に分け,実施したものでございます。  3の高性能稲作機械施設整備補助につきましては,効率的な水田営農を推進するためコンバインの導入に対し補助し,共同利用等を促進して稲作コストの低減に努めたものでございます。  178ページをお願いいたします。  4の農業経営振興でございます。814万6,000円でございます。  1の農業金融対策につきましては,農業経営の近代化,高度化等,営農改善を図るため,資金を借り入れた農業者に対し利子補給したものでございます。  2の農業後継者対策につきましては,農業後継者を対象に企業的経営意識の醸成を図るため,新規就農希望者の研修経費に対し補助したものでございます。  5の森林振興対策でございます。2,788万6,000円でございます。  1の森林害虫防除につきましては,市民の森等の松林を保護するための防除に対し補助したものでございます。  2の優良森林整備補助につきましては,市場材としての価値を高めるとともに,森林の持つ公益的機能を高めるため,枝打ち,下刈りなどの実施に対し補助するともに,森林ボランティア団体を育成したところでございます。  179ページをお願いいたします。  3のサンブスギ溝腐病特別対策につきましては,被害の拡大を防止するため,被害木の伐倒駆除等を実施した者に対し補助したものでございます。  4の台風被害木緊急整備につきましては,昨年の10月1日に上陸した台風21号で発生した森林の倒木被害に対し,被害木緊急整備事業として,倒木の伐採,搬出を行うとともに,被害木を利用した木製プランターを製作し,中央公園などに展示し,花のあふれるまちづくりを推進いたしました。  6の里山の保全推進でございます。278万4,000円でございます。  千葉市に残された貴重な斜面林等の良好な自然緑地を里山地区として指定し,市民参加による森林の保全整備を推進いたしました。  7の流通体制確立対策でございます。6,021万円でございます。
     1の野菜価格安定対策補助につきましては,イチゴほか15品目の主要野菜を市民に計画的かつ安定的に供給するとともに,農業者の生産意欲の向上と経営の安定を図るため,千葉市中央卸売市場に出荷した野菜を対象に価格補償を実施したものでございます。  2の生産出荷安定対策補助につきましては,国,県の野菜価格補償に加入している春夏ニンジンほか5品目について,負担金を支払っている農家に対して補助したものでございます。  180ページをお願いします。  8の農業生産団地育成でございます。2,978万1,000円でございます。  野菜・果樹生産農家の経営の安定を図る観点から,イチゴ空中育苗施設や加工処理施設などの整備及びパイプハウス,スピードスプレーヤ等一式に対し補助したものでございます。  9の環境保全型農業の推進でございます。1,006万4,000円でございます。  1の環境保全型農業推進でございますが,環境への負荷の軽減に配慮した持続的な農業を推進するため,推進員会議の開催や実践展示圃を設置するなど,啓発,普及に努めたところでございます。  2の環境保全型農業推進補助につきましては,土づくりを基本に新鮮で良質な農産物を安定的に供給するため,ホイルローダーや特別栽培農産物のラベル表示資材等に対し補助したものでございます。  10の畜産振興でございます。827万5,000円でございます。  1の広域発酵処理施設整備PFI方式導入可能性調査委託につきましては,施設整備,運営費,収集運搬,堆肥の販売等について調査検討を行ったものでございます。その結果,広域発酵処理施設を見直すこととしたものでございます。  2の自給飼料増産対策につきましては,安全な自給飼料の増産を図るため,水田を有効活用した飼料用稲の栽培試験等を実施したものでございます。  3の畜産経営指導につきましては,家畜伝染病予防対策や畜産団体の組織強化等に対して補助したものでございます。  181ページをお願いいたします。  11,農業生産基盤整備でございます。3,208万1,000円。  1の土地改良整備事業のうち,(1)の県営小食土地区土地基盤整備補助につきましては,県事業で実施している水田の圃場整備に係る地元土地改良区の負担に対する補助金でございます。  (2)の県営鹿島川かんがい排水事業負担金につきましては,県事業で実施している鹿島川上流部のかんがい排水護岸の改修に係る県事業負担金でございます。  (3)の国営北総中央用水土地改良事業補助につきましては,千葉市を含む6市1町を受益地として,かんがい施設を国営事業により整備推進しているもので,施設整備費等に係る北総中央用水土地改良区の負担に対し補助したものでございます。  12の水環境整備でございます。588万円でございます。  1の県営水環境整備につきましては,野呂町の大池の親水護岸等環境整備に対する県事業負担金でございます。  13の農業用用排水でございます。2,475万1,000円です。  1の農業用用排水路整備につきましては,農業用水の確保と排水機能を回復するため,コンクリートさく渠等による水路の整備を実施したものでございます。  2の農業用水源対策補助につきましては,農業振興地のかんがい用井戸に対し,農家負担の軽減を図るため補助したものでございます。  14,農道整備でございます。7,414万円。  農業の機械化と営農の効率化及び生活環境の改善を図るため,農道の舗装等を実施したものでございます。  以上が,一般会計でございます。  182ページをお願いします。  続きまして,特別会計の農業集落排水事業について御説明申し上げます。  まず,農業集落排水施設整備でございます。10億592万3,000円です。  本事業は,農業用水の水質保全及び農村生活環境の改善を図るもので,東部の鹿島川流域と都川流域10地区について整備を推進しており,14年度は野呂地区,中野・和泉地区,中田・古泉地区,谷当地区,富田地区,更科地区の管布設工事等のほか,谷当地区の汚水処理施設建設工事及び富田地区の汚水処理場用地買収並びに平山地区の管路全体実施設計を実施したものでございます。  以上で,説明を終わらせていただきます。 14 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いいたします。中央卸売市場長,お願いします。 15 ◯中央卸売市場長 斎藤でございます。よろしくお願いいたします。座らせていただきます。  では,成果説明書の183ページをお願いいたします。  会計は特別会計でございまして,事務事業名は市場運営でございます。  まず,収入合計は右上の14億3,179万円でございます。  この内訳は,事業収入,これは施設使用料で5億3,902万4,000円でございます。  2行目の財産収入1,500万円,これは昨年10月,青果卸2社の統合に伴いまして,千葉中央青果株式会社へ出資しておりましたそのお金が返ってきたものでございます。  諸収入は2億1,198万3,000円でございます。  主なものは,業者負担分の光熱水費の立替金収入でございます。  右に移りまして,国費は250万円,これは仲卸業者再編促進事業への国庫補助金でございまして,これにより仲卸業者の健全企業財務基準の考察,それから実態調査を実施いたしました。  繰入金は2億7,328万3,000円で,市場の収支差額を一般会計から繰り入れたものでございます。  内訳といたしましては,公債費,これは過去に実施いたしました施設整備費に係る借入金の返済分が1億141万1,000円,それから14年度に実施いたしました施設整備費の一般財源分が4,172万1,000円,それに運営費分が1億3,015万1,000円となっております。  続きまして,市債は3億9,000万円で,これは14年度実施いたしました工事費等にかかります借入金でございます。  以上が,市場の収入でございます。  続きまして,支出についてでございます。  業務運営費は9億9,565万9,000円で,主なものといたしましては,人件費,光熱水費,それから警備・清掃等の委託費及び借入金返済でございます。  次に,14年度の運営状況,卸の取扱状況でございますが,その表にありますように青果で野菜,果実合わせて取扱高,これは取扱数量でございます,11万7,717トン。取扱金額が222億1,434万9,000円でございます。前年比は数量で96.6%,取扱金額で103.9%となっております。  この理由といたしましては,5月,6月は特に理由はなかったのですが,春野菜の品不足,それから台風6号,7号,また8月の北日本を中心とした低温気象による夏物の品不足,加えまして秋口の冷え込み及び台風の被害で大型野菜等,これは具体的には大根,キャベツ,レタス,ピーマン,白菜等でございます。これらの不足によりまして,取扱数量が減少したと。それに伴いまして単価が若干高くなったということでございます。  水産部におきましては,鮮魚,冷凍魚,塩干及び加工品合わせまして取扱高が3万4,605トン,取扱金額が285億3,464万1,000円でございます。前年比は数量で95.2%,取扱金額で94.8%でございました。  この理由といたしましては,他市の状況を見ましても,当市場と同様,数量,金額ともに減少しているところが多うございます。一つには,しけ等による漁獲量の減少によるものであり,もう一つには塩干及び加工品の市場流通割合が低下したためと思われます。青果,水産合計は,取扱高が15万2,322トン,取扱金額が507億4,899万円となっております。前年比は,それぞれ96.3%,98.6%となっており,これは近隣9カ所の卸売市場の平均よりも若干ではありますが高い数値となっております。  次は,工事関係でございます。  2,特別高圧変電所改修工事で,これは13,14年度の継続事業で実施いたしました。14年度の工事費は2億6,150万7,000円でございます。  3,水産棟変電所改修工事で,これは14年,15年度の継続事業で実施しました。ことし6月末に完了しております。14年度の工事費は1億2,330万円でございます。  4,市場改修といたしまして,(1),直流電源装置蓄電池交換工事3,811万5,000円,これは停電時に非常用電源として設置しているものでございます。  (2),守衛所外壁ほか改修工事879万9,000円を実施いたしました。  最後に5,青果棟変電所改修実施設計441万円を実施いたしました。この工事は,15,16年度の継続事業で,来年度末の完成を予定しております。  以上で,説明を終わります。 16 ◯主査(納元政幸君) 御質疑等がありましたらお願いいたします。また,御意見等もありましたらあわせてお願いをいたします。  なお,発言の際は必ずマイクを使用していただきますようにお願いをいたします。  どうぞ,ありませんか。中村委員。 17 ◯委員(中村公江君) お願いします。里山の保全について伺いたいと思います。  いずみの森というのができたと思うんですけれども,どの程度市民の方が利用されて,広報活動も含めたことが行われていたのか。また,これに当たっての今後こういった維持したり,里山としてつくられるに当たっての整備計画をお聞かせいただきたいというふうに思います。  それと,中小企業の融資の制度についてなんですけれども,392億円という融資枠で,実績が104億円の融資ということで,年々件数が減少していると思いますが,市としての対策はどのように考えて生かしていくのかどうか,伺いたいと思います。  それと,空き店舗対策についてなんですが,空き店舗については,今度は子育てについて,今年度使うようになっていますけれども,経済部としてのこの空き店舗対策としては,具体的な調査はどの程度どのように行われて,課題が何なのか,伺いたいと思います。  それと,農業の問題についてなんですけれども,専業農家と兼業農家での支援の施策の違いがどの程度違うのか,教えていただきたいのと,ほかの政令市で兼業農家に対しての援助をどこまでしているのか,特徴的なことを教えていただきたいというふうに思います。  それと,農業版のハローワークでの評価をお聞かせいただきたいし,課題についてもあれば伺いたいと思います。  あと,農業の経営基盤強化資金というものとか,今後の後継者の育成については,具体的にはめどが立っているのかどうか,伺いたいというふうに思います。  以上です。 18 ◯主査(納元政幸君) 答弁お願いいたします。農政部長。 19 ◯農政部長 まず,質問内容としまして大きく分けて三つの質問をいただきましたが,私からは専業農家の支援と,それから農業版ハローワークについての成果,後継者のめどということで答弁をさせていただきます。  まず,専業農家と兼業農家の支援の違いということでございますが,基本的にはやはり専業農家というのは,農業収入で生計を立てているということでございまして,施策としましては,今の輸入の自由化等によって外国から非常に多くの野菜が輸入されております。国際競争という問題があります。  そういう中で,やはり国内の農業,千葉市の農業をいかに守るかといいますと,一つは生産コストをいかに下げるかという問題が大きな要因になってきます。そのためには,やはり生産団地の育成等を中心に,あるいはまた価格補償等を中心に事業を実施しているわけでございます。  それからもう一つは,やはりこれから消費者に,いかに消費者動向に合った品物を生産するかということで,新鮮,安全というものが一つ出てきております。そういう国際競争の中で,千葉市の農業を守るという観点からすると,専業農家を中心に農業施策を推進していくということが,基本になっているわけでございます。  また,兼業農家につきましては,市民農園の開設とか,あるいはまた地産地消の中でやはり農業生産,自分たちが生産した生産物を直接市民に供給するという中での生き方が一つあろうかというふうに考えております。  また,他の政令市につきましても,基本的には同じような考えだということは聞いております。  それから,農業版ハローワークにつきましては,先ほど説明させていただきましたように,非常に農業者等,あるいはまた都市住民の理解が得られまして,それぞれ登録者も増加していると。また,契約者も増加しているというようなことで,やはりこれからさらに農業生産活動,特に農業従事者の高齢化という中で,あるいはまた労働力不足という中で,このハローワークがより生かされてくるというふうに考えておりまして,市としてもより積極的にPR活動に進めていきたいというふうに考えております。  里山については,担当課長から答弁させていただきます。 20 ◯主査(納元政幸君) 課長,どうぞ。 21 ◯農業振興課長 農業振興課長の石川でございます。  里山の保全について御説明いたします。  いずみの森の日常の来場者についてのカウントについては把握しておりませんが,今ここを整備しておりますボランティア2団体,89名の森づくりの会と里山ボランティアの会の156名,このうちの方たちが8月,9月を除く期間に整備事業として整備を行っておりますので,この里山に訪れる市民というとらえ方をしてよろしいのではないかなと思っております。  また,本年度ですけれども,新たな試みとして火星接近に伴う星空の観察会,これらを実施いたしました。それに当たりまして,緑の少年団,また里山ボランティアの方が約200名参加しています。  今後もこのような事業を実施して,里山を広く市民の方に理解していただけるよう活動していきたいと思っております。  あと,整備計画についてですが,本5か年の中で2カ所,いずみの森とそれから本年度緑区のひらかの森,これらをオープンいたしました。本5か年で花見川区を1カ所指定するとともに,次期5か年で稲毛区と中央区の指定をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 22 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いいたします。経済部長。 23 ◯経済部長 それでは,融資の関係なんですけれども,確かにかなり減ってきております。それは私どもがちょっと分析しているんですけれども,国の金融安定化特別保証制度というのが10年10月から13年3月までで実施されたわけですね。これで1万2,436件と非常に多くの人たちが,この資金を利用してきた実態がございます。そんなことで,市の融資制度そのものが減ってきているということと,それからこれは県内全体でも,若干そういった融資が減ってきているのも事実でございます。  しかしながら,千葉市の融資制度については,一昨年から見ると,若干ですけれども,ちょっと増加したという状況にございます。  それから,空き店舗の関係の具体的な調査ということなんですけれども,これ毎年8月ぐらいにいろんな市の補助金の要望等取りまとめるに当たりまして,商店会等に要望事項を配付して,そしてアンケート等でいただいているんですけれども,そんな中でいきますと,空き店舗の状況につきましては,大体8.3%ぐらいが空き店舗の状況にあるという状況でございます。  課題でございますけれども,特にいろいろ聞いてみますと,何もしてないというのが半数まで行かないんですけれども,退店者が出た後,何もしていないというのが非常に多いですね。それから,現在それを利用どうしているんだということを聞いてますけれども,放置しているということで,この辺が大きな課題でございまして,昨年もこれは産業振興財団のマネジャーが各商店会を回って,空き店舗の実態を調査しているんですけれども,そのような状況が依然として続いているという状況にございます。  以上です。 24 ◯主査(納元政幸君) 答弁漏れ,後継者の問題はどなたか。部長,どうぞ。 25 ◯農政部長 済みません,後継者問題ですね。申しわけありません。  後継者の見通しということでございますが,この後継者問題につきましては,今,後継者数が少ないという中で非常に難しい問題となっております。  ただ,そこで千葉市としては新規参入者の研修制度,あるいはまた新規に学卒者等で新たに農業をやりたいという農家の研修に対して補助を出すとか,あるいはまた将来的に農業を理解してもらうというふうなことで,小学生に対する千葉市の農業というものを冊子をつくりまして,農業についての理解をもっとしてもらうとか,いろいろ事業を実施しているわけでございます。  現在,非常に張りつけ人数,後継者の人数が少ないわけですが,ただ12,13,14という状況を見てみますと,千葉市が新規に農業をやろうという人が12で3人,あるいは13,14でそれぞれ6人ずつというようなことで,人数的には上向きになっているわけです。  ただ,やはり全国的に見ますと,やはり12,13から見ますと上向き的になっておりますし,こういう状況でさらに年度ごとに人数が多くなればというふうに,一つの希望をあるいは期待を持っているところでございます。  以上でございます。 26 ◯主査(納元政幸君) ありがとうございました。中村委員。 27 ◯委員(中村公江君) まず,里山についてなんですけれども,この前,ひらかの里の方も行かせていただいて,やっぱりただあれ一人であそこの場所に指定されたといって中に入ったところで,具体的に何を楽しんで,どう見たらいいのかというのが,本当にわかりづらいなと。説明を本当に受けて,それでやっぱりわかるし,ああ,こういうところは本当に必要だなって。森林ボランティアさんが整備したところとしてないところの違いがわかって,本当に大事だなというふうに行ってみてすごく痛感するんですけれども。
     聞いたらパンフレットもできていないとか,広報活動も含めて非常に不十分だということも聞いておりますので,いかに広報をしながら一緒になってボランティアをしていただける方をもっとふやしながらも,そのボランティアだけに頼らずに市として早期にこの整備をして,やっぱり荒れている状況を一刻も早く直していただきたいなというふうに思うんですけれども。広報も含めた状況について,市としての考えをお聞かせいただきたいと思います。  それと,中小企業の融資の問題では,全体として減って一昨年より増加したからどうかということよりも,今,実際には市としての融資の制度自身をすべて悪くは言うつもりはないんですけれども,でも今,本当に中小の零細企業の人たちは,融資で借りることよりも,本当は生活保護にならなきゃいけないぐらい大変な状況,生活の資金繰りを何とかしなくちゃいけないような状況で来ているというのが,今,実態だということで,車や家など資産があるからそれを処分するか,それとも仕事を続けるかという非常にせっぱ詰まった状況だということだそうです。  ですから,これを何とか打開できるような形で,もう少しいろいろ懇談も含めて,悉皆調査をぜひぜひやっていただきたいなというふうに思います。  それと,ことしの2月から始まった国の資金繰りの円滑化借りかえ保証制度というのは,千葉市では実績はどのようになっているのか。市の今までの融資の制度よりも,これの方がすぐれているのかどうか,その点を確認したいと思います。それについてのPRもどのようにされていたのか,伺いたいと思います。  それと,農業の支援についてなんですけれども,先ほどの部長さんの答弁だと,兼業農家については具体的に決算上というか,お金の面では特にしてないという理解でいいのかどうか,そのあたりを確認したいというふうに思います。  兼業農家の割合が8割ですかね,かなり千葉市は高いと思うんですけれども,これから本当に兼業農家の支援をどんどんしていかなければ,これからしりすぼみになっていってしまうし,今の後継者対策の1けた台の人数が希望しているというような状況では,とてもこれからの千葉市の農業をしょって立つような状況にはなってないと思うんですけれども。  先日,経済教育委員で視察に広島の方へ行ってますが,今後やっぱりかなりのお金だけ,かければいいという問題ではなくて,やりたいという人の意欲も含めた精査を相当しなければならないということも勉強してきました。自治体としてどうやって後継者育成をしていくのか,農業支援をしていくのかという立場が問われるかと思うんですが,そのあたりをもう少し詳しくお聞かせいただきたいというふうに思います。  それと,空き店舗対策についてなんですけれども,空き店舗の対策については,お店自身を貸したがらないという状況があったりとか,実際には大変だというふうには思うんですけれども,このまま野放し状態だと,本当にすべて大型店に人が行ってしまうかなと。  かといって商店自身のそれぞれの人たちが,もうそこにいて張りついているだけで,次の案を考えて,例えば財団の方に行って相談に行くというか,そういう余裕がないなということをすごく実感しているんですけれども。  今まで悉皆調査って共産党ずっと言ってきたんですが,本当にモデル的にでも,例えば一つずつ毎年商店街それぞれ言ってくる意欲的なところだけじゃなくて,具体的にこれからもう本当に全部つぶれていっちゃうのかどうかも含めて,かなり対面での調査というのが必要になってくるというふうに思うんですけれども,それについてどうお考えなのか。  また,他市ではその空き店舗を積極的に市の方で使って,安く貸し出すというんですか,そういうのをしているかというふうに思うんですけれども,本人の財産をどうやって扱うかというところが難しいと思うんですが,そのあたりも含めて,どのように考えているのか,伺いたいというふうに思います。  以上です。 28 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。農政部長。 29 ◯農政部長 まず,里山の整備の関係でございます。  やはり,この里山につきましては,市民の身近な自然であるこの里山,これを保全ということは景観の保全,あるいはまた市民の里山及び林業に対する理解と関心を深めるという観点から,里山の保全というのは非常に重要だというふうに認識しておりますので,特に市民ボランティア,森林ボランティアを中心にしながら,その保全整備を進めていきたいというふうに考えております。また,5か年計画で盛られた整備計画に基づいて指定をしていきたいというふうに考えております。  それから,兼業農家の対策についてでございますが,金の面でという話でございますが,兼業農家につきましては,先ほども市民農園の整備に対する調整とか,あるいはまた婦人たちが農業生産活動をしておりますので,そういう農村婦人部を中心とした農業生産についての地産地消の推進とか,あるいはその中に朝市の問題も入りますけれども,そういう組織育成をしております。また,技術的な指導もしているところでございます。  ただ,主体的にはやはり生産団地の育成等を含めて,専業農家を中心というような考え方で進めております。  それから,後継者の育成につきましては,先ほど人数をお話し申し上げましたが,やはり個人に対して農業経営者として育成するということと,もう一つは地域の担い手の育成というようなこともございます。特に,この地域の担い手につきましては,やはり今,農業従事者の高齢化という中で,千葉市内で14カ所のライスセンターもございますので,そういうようなライスセンターの法人化というものを進めながら,請負耕作を進めていくという観点もございます。  そういうことで個人に対する後継者の育成,それから組織を育成する,要するに地域担い手としての育成と両面を含めまして,農業後継者ということで,今後,進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 30 ◯主査(納元政幸君) はい,どうぞ。経済部長。 31 ◯経済部長 特別保証の借りかえということなんですけれども,2月から国の方で特別保証するということになりまして,2月からこの8月末までで1,228件,うちの方で認証をしているところでございます。特に,PRということなんですけれども,これ新聞で大々的にずっとやりましたので,あえてうちの方では特別に,これ全国的な話だったものですから,新聞等で相当出たのでやってはおりません。  それから,空き店舗対策のことなんですけれども,これは確かに私ども,店舗がこれだけあると大変だということをわかっております。  そんな中で一昨年ですか,財団のマネジャーが全商店街を回りまして,空き店舗の状況,それから商店街の状況等を聞いております。そして,空き店舗を貸せる店舗だとか,自宅にしているとか,取組状況だとか,そんなことを一作年,全商店街を回って調査をしております。また,昨年はちょっとそういった形ではやっておりませんけれども,また何年かたちましたら,こういった調査をしながら,商店街の状況を把握していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 32 ◯主査(納元政幸君) よろしいですか,質問者。中村委員。 33 ◯委員(中村公江君) 3回目,お願いします。  里山については,この5か年のところで,本当に景観のきれいなところだけじゃなくて,相当高齢化している中で,山自身が荒れている状況があるかと思うので,見直しも含めた本当は抜本的な改善が必要なのかなというふうに思うんですけれども,これについてはどのようにお考えなのか,伺いたいというふうに思います。  それと,融資の制度についての件数はわかったんですが,これについての評価はどのように考えていくのか。これから先のこの融資については実績がないからということで,今度の新年度予算もかなりの額を削ったと思うんですけれども,これからそういう実績のところだけで,実際に融資上の問題が削られていくという形になっていくと,より使いづらくなってしまうんじゃないかというふうに思うんですけれども,今,本当にサラ金に手を出さざるを得ない,銀行で貸し渋りされるという状況が続いて,廃業も相当な数,千葉市内でも起こってますので,ぜひ改善していただきたいというふうに思うんですけれども,見解だけ伺いたいというふうに思います。  それと,空き店舗についての調査をした上で,実際上は,市としてはどのように,商店街としての策といっても,それぞれいろいろ顔が知ってて,なかなか働きかけも含めて難しいと思うんですが,市としてそれを何か売却というんですか,それも含めてどのようにしていくのか,調査をしてみてどう感じられたのか,そこら辺の結果についてをもう少しお聞かせいただきたいというふうに思います。  あと,農業については,結局,兼業農家に対しては経済的な支援というのをもう少し行うべきじゃないかというふうに言っているつもりなんですけれども,これについては行うつもりが今後もないのかどうか,そのあたりを確認したいというふうに思います。ぜひやっていただきたいというふうに思うんですけれども,それについてのお伺いをして終わります。 34 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いいたします。農政部長。 35 ◯農政部長 まず,里山の関係でございますが,里山ということで,うちの方は一つの定義として,長い間その周辺に居住している者が薪炭,炭ですね,または,飼料の原料の採集等のために利用し,及び造林間伐等,その他の整備を行ってきた森林というようなことを,一つの里山ということで定義をしているわけでございます。  里山の目的につきましては,先ほどお話ししたとおりでございまして,そういう基本的な考え方をもって今,富田町,それから平川町,2カ所に里山の指定をいたしました。今5か年計画で花見川区に1カ所指定をするという計画でございますので,その計画に基づきまして事業を進めていきたいというふうに考えています。  それから,兼業農家への経済的支援につきましては,支援をしないということじゃなくて,やはり兼業農家でも農業をさらに自分が専業的に進めていきたいと,意欲的な農家につきましては,やはり積極的に支援をしていくという考え方でございます。 36 ◯主査(納元政幸君) 経済部長。 37 ◯経済部長 融資の関係で評価ということですけれども,こういった中小企業のセーフティーネットということで国がやられた施策でありまして,今回のこの借りかえ制度というのは,非常に大きな効果が出ているというふうに考えております。  それから,空き店舗の関係ですけれども,空き店舗の市としての対応ということなんですが,今後,今でもやっているんですけれども,産業振興財団のマネジャー等と一緒になって,空き店舗の解消に努められるよう商店街をまた回っていきたいと思います。それと,了解をとれている空き店舗については,インターネット等で広く利用について募集をしているところでございます。  以上でございます。 38 ◯主査(納元政幸君) 御苦労さまでした。  ほかに御質疑等がありましたら。奥井委員。 39 ◯委員(奥井憲興君) ちょっと何点か,お聞きしたいと思います。  まず第1に,千葉市の産業の中で農業というのはどの程度の位置を占めるのか。何パーセントぐらいの位置を占めるのか。ちょっと1点お伺いしたいことと,あと農業公社の設立推進というふうにございますが,この農業公社の性格,またどういう役割を果たすものなのか。基本的な調査ということなんですが,基本的な調査というのはどういうことなのかお伺いしたいと,このように思います。  それから,農業版のハローワークということで,登録状況とかそういうのが書かれて,契約が72件とかとおっしゃっておりました。これは現実に農業をやっている方とそこで手伝いたいという方との契約がまとまったことだと思うんですが,これはどういう形なんですかね。要はそこで勤務するような形なのか,その土地を借りて自分がそこの土地を全部引き受けてやるようになっているのか,この辺の状況をちょっとお聞きしたいと思います。  それから,現実にそういうのがあって,これからどういった課題が残っているのか,ちょっとお聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。 40 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。農政部長。 41 ◯農政部長 まず,農業の位置づけでございますが,就業人口は千葉市全体で1.3%ほどでございます。粗生産額が平成13年で118億4,000万ほどでございます。そして,県下6位の粗生産額でございます。  続きまして,農業公社の問題。農業公社につきましては,一つのねらいとしまして先ほども申し上げておりますが,一つは農業就業者の高齢化,あるいはまた後継者不足というようなことで,農地の遊休化が年々ふえているというようなことで,この農地の有効活用という一つの大きな観点から,公社の役割というのを検討してきたわけでございます。その公社の検討内容としましては,大きく9項目を検討しました。  まず一つは,農地の賃貸借事業。これ今,農用地利用増進事業等を中心に借り手に対して,借り手というのは自分の経営規模を大きくしようという農家でございますが,その農家に対してもう自分のところでは農業をやれないから農地を貸すという人たちの農地の集積をしているわけでございますが,それを農業公社が役割を負った場合にどうなのか。それから,新規就農者等の研修事業。それと農業機械あるいは施設の紹介あっせんに係る事業。特に農業関係につきましては農業機械等の設備投資が大きいというような問題もございまして,そういう中での一つの事業を,公社の状態をどうするのか。それから,農産物の加工並びに販売に関する支援事業。それと農作業の受委託事業。それから雇用労働力の確保に係る事業。それと経営改善支援活動事業。それから直販ルート,要するに生産者から市民に直接販売する,あるいはまた量販店等を通じて販売する,新しいそういう直販ルートの開発。それと9番目として今,農政部が管理している農林関係施設の運営管理についてということで,主にその9項目について公社の検討を行ってきたわけでございます。  続きまして,ハローワークについてでございますが,ハローワークにつきましては,どっちかといいますと,農家の農地に入って農作業を管理するということでございますので,勤務形態ということでございます。 42 ◯主査(納元政幸君) よろしいですか。奥井委員。 43 ◯委員(奥井憲興君) 今,農業公社のことについてちょっとお伺いしたんですけれども,今まで農協というのはずっと各地域であったと思うんですけれども,それがいろいろな問題があって,今,だんだん少なくなっていますけれども,この農業公社自体がまたそういった形になっていくのかどうか。ちょっとその辺の違いといいますか,その辺もちょっとどういうふうに考えていらっしゃるのか,お伺いしたいと思います。 44 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。部長,どうぞ。 45 ◯農政部長 先ほど,農業公社の基本的な調査内容について御説明申し上げました。この結果をもちまして,市としては当初この5か年計画で農業公社の設立ということを考えてたわけでございますが,この5か年計画からの見送りということを一つ方向づけをしたわけです。  その内容としましては,今,国が規制改革ということで,農業経営の株式会社の参入,あるいは農地法の見直し,特に構造改革特区による規制緩和等がございます。それから,遊休農地を耕作するための法改正,これに取り組んでいるということなど,あるいはまた農業協同組合,これも発足して半世紀以上という中で,国が食料・農業・農村基本計画の目標を達成するために農業協同組合のあるべき姿ということも,これも農業協同組合法が一部改正されております。  こういうような国の動向を見ますとともに,もう一つは今の行政改革という中での外郭団体の問題点がございまして,やはりこの農業公社が請け負うべき先ほどの9項目について公社でなく,あるいは農業団体を含めて,再度,今,話し合いを進めているところでございます。そして,できるだけ一番基本となります農地の有効活用ということと,農業就農者の育成ということを主眼とした組織育成ということを,今,農業団体と詰めているところでございます。  以上でございます。 46 ◯主査(納元政幸君) 先ほどのハローワークについての勤務形態はわかりましたけれども,課題について触れられておりませんので,その点ちょっと御説明をお願いいたします。 47 ◯農政部長 ハローワークにつきましては,先ほども非常に市民と農業者に理解がありまして,契約人数が上向きになっているところでございますが,ただ,やはり農業者が求めている労働条件と市民が考えているその労働条件というものが異なる場合もございまして,農業者がこれは市民に対してこういう仕事でお願いしますよというときに,いや,その作業はちょっとということで断られるという問題も一つ聞いておりますが,やはりこれはこれから市民の登録者の方にも作業内容を十分説明しながら,そういう理解を深めていきたいなというふうに考えております。  以上でございます。 48 ◯主査(納元政幸君) よろしいですか。奥井委員,どうぞ。 49 ◯委員(奥井憲興君) 農業公社は大体いつごろ立ち上げるというふうに考えていらっしゃるんですか。最後にそれだけお伺いして終わりたいと思います。 50 ◯主査(納元政幸君) 農政部長。 51 ◯農政部長 まだ時期的にはいつごろという話にはなっていませんが,今,農業団体等,農業公社にかわるべきその組織のあり方というものを十分詰めております。  以上でございます。 52 ◯主査(納元政幸君) それでは,続いてどうぞ。武田委員。 53 ◯委員(武田香織君) 幕張メッセ建設負担金についてお伺いします。  皆さん既に御存じのことと思いますが,改めて御説明いただきたいと思います。この建設負担金がいつ,どのような経過を経て,県と市で負担することになったのかということと,あとまた負担金額は全部で幾らで,いつまでの支払いがあるのかという点です。それから,あと14年度の千葉市における経済効果は,どれくらいになったのかということについてお伺いします。  それから,観光行事開催についてなんですが,その中でイルミネーションについてお伺いします。  これは市独自の計画なのか,それとも助成を行っているものなのでしょうか。ケヤキ105本,モミの木1本に多分電飾をつけているんだと思うんですけれども,これらにかかっている費用はどれくらいでしょうか。12月1日から1月15日まで行われていますけれども,この期間の地域商店街等の経済効果がもしあるんであれば,どれくらいで,また最寄り駅の乗降者数,わかるようでしたら,通常時とどのくらいの変化があるのか,お聞かせください。  それから,ちょっとこの観光行事,ほかにさくら祭り,花火大会,すず虫飼育講習会,あとは俳句会がありますけれども,これだけでは私ちょっと少ないなと感じるんですが,今後これ以外の行事をするという計画があるのでしょうか,その点についてお願いします。  あとは畜産振興についてなんですが,この広域発酵処理施設整備PFI方式投入可能性調査委託なんですが,整備をするという方向でというふうに聞いてはいたんですけれども,この344万という経費が使われていることについてお尋ねします。  まず,いつの時点でPFI方式導入を取りやめることを決断されたのかということと,あとはまた344万という経費がかかる前に,導入取りやめの判断というのはできなかったのかという点です。調査委託という選択肢のほかに,市独自で事前に調査をすることとかというのはできなかったのかということについてお伺いします。よろしくお願いします。 54 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。経済部長。 55 ◯経済部長 まず,メッセの関係なんですけれども,幕張メッセにつきまして幕張新都心の埋立が終わって,ここに新都心をつくるということの中から,それの先導的施設として国際展示場をつくるんだということで,県市間で覚書を締結してきました。そして,平成元年から負担金を支払ってきておりまして,平成元年から14年度までの支払いは69億9,000万円でございます。  これ,いつまでかということなんですけれども,最終は平成40年まででございます。そして,どれくらいかということなんですけれども,これは今までの金額約69億9,000万円ですね,14年度まで,それに今後の最高の上限が決められておりまして,15年からこれはあと22年まで上限で6億8,000万,上限があります。それから,23年から40年までが上限が2億2,000万ございます。これ年間なんですけれども,それの上限を全部支払ったとしますと,94億というような状況でございまして,これを両方合計しますと約163億9,000万ぐらいというふうになりますけれども,ただ,この将来の負担については収入等の関係がございますので,この負担になるのかどうかというのはちょっとなかなか厳しいところがございます。  それから,経済効果ということなんですけれども,今までこの施設そのものの経済効果というか,幕張全体でこの施設がいろんな施設を誘導するための先導施設としてあったわけでありまして,そんなことから考えますと,幕張新都心全体の税収からいきますと,平成14年度が135億4,000万というようなことで,かなり大きな税収効果があるということでございますので,それに伴った経済効果も相当あるということでございます。  それから,イルミネーションなんですけれども,これは市独自かということなんですけれども,負担金ということで実施をしております。周辺の商店会やそれから観光協会,商工会議所,こういった人たちと実行委員会を組みまして,そして実施をしているところでございます。  それから,周辺地域の中心市街地の空洞化に対して,何とかにぎやかさを保とうということで実施をしているのと,それから冬の風物詩である千葉市の冬のシンボル的なイルミネーションという考え方の両方で実施をしているところなんですけれども,経済的な効果でいきますと,暮れのいろんな売り出し,そういったものに対して側面から大きな効果を上げているものと考えております。  それから,乗降客数なんですけれども,実際にそこの駅,これは葭川公園駅なんですけれども,そこでとったことはありませんので大変申しわけないんですけれども,そこのデータはございません。  それから,いろんな行事がないということで,さらにふやしていく必要があるんじゃないかということなんですけれども,今年度新しく大道芸ということで,町のにぎやかさを保つために大道芸人を呼び込んで,いろんなパフォーマンスをしていただこうということで,これ10月から繰り広げることにしております。  以上でございます。 56 ◯主査(納元政幸君) 続けてどうぞ。農政部長。 57 ◯農政部長 広域発酵処理施設の問題でございますが,この334万円につきましては委託事業費でございます。それから,取りやめの決断をいつしたかということでございますが,平成14年10月,中間報告を受けまして見直すということにしたわけでございます。  経費がかかる前に見直しできなかったかという問題でございますが,この施設整備につきましては御承知のとおり,11年11月に家畜排せつ物の管理適正化及び利用の促進に関する法律が施行されました。それに基づきまして,同年度に千葉市として,千葉市の広域発酵処理施設設置検討委員会を設けました。その処理施設に対する検討をし,また12年度に千葉市の広域発酵処理施設設置についての調査をお願いしました。この中で畜産経営の安定,あるいは地域環境の保全,良質堆肥の生産の観点から,この施設は必要だということで結果が出たわけでございます。13年度に千葉市の広域発酵処理施設整備基本計画策定調査を依頼したわけです。この調査の中で,生産された堆肥はすべて販売するということで収支計画を立ててきました。  ただ,それに基づきまして調査結果が出たわけでございますが,14年の今度PFIの委託の結果,やはり全国的にこの処理施設ができますと,堆肥を全量販売収入として見込むのは難しいというようなことで,収支についてやはり見直す必要があるんだろうというような報告が出ました。  そういう中で,これに要する経費として,年間1億8,000万ぐらいの経費がかかるということでございました。そのうち収入として見込めるのは,利用料等含めまして約4,000万程度だろうというようなことでございます。そのほかに畜産農家が広域処理施設まで運搬する経費,これが約4億ぐらいかかるだろうというようなことで,合計しますと約5億8,000万ぐらいかかるというようなことで,畜産農家の経営に非常に大きなマイナス,あるいはまたそれを市としても畜産農家と市が両方支出するのは難しいというような観点から,内容を見直したものでございます。  以上でございます。 58 ◯主査(納元政幸君) よろしいですか。武田委員。 59 ◯委員(武田香織君) ありがとうございました。  幕張メッセの負担金なんですけれども,市も県もそうなんでしょうが財政難ということで,いろいろ経済効果があるのはよくわかったんですけれども,この負担金を減らすような方向というのは考えられないのかという点を最後にお聞きしたいと思います。  それから,イルミネーションの件なんですけれども,やはり私はクリスマスの時期が来て,年末年始明かりがついてクリスマスツリーなんかありますと,外に出ていくことというのは私自身もすごく多くなるんですが,各地域の商店街,またほかの駅周辺にこういったものを設置するようなことは,今後考えていらっしゃるのかということと,先ほど費用がわからなかった点ですが,さほどそんなにかからないんであれば時期を縮小してでも,ほかの商店街なんかにも助成というのをしていっていただいて,町の活性化に努めていただければなと思います。  それから最後に,大道芸人をという話だったんですが,それというのは例えば町の通行されているところ,どこの場所でやるのかとか,そういった部分,大道芸人をどういう形で皆さんにそういうものを見せていくのかという点を,ひとつお伺いしたいと思います。  それから,広域発酵処理施設の件なんですけれども,導入できないということが決断された理由はよくわかったんですが,344万という経費というのは,私とても少ない金額だとは思えないんですね。というのは,委託する必要があったんでしょうけれども,その委託する前に調査することの内容等を関係者と十分検討するということも,できたんではないかと思うんですね。結局取りやめになってしまったわけですから,何でも委託してしまって,幾らぐらいかかってしまったというんではなくて,ほかの事業にも言えることなんですけれども,なるべくもっと調査を地域の方,組合の方等とよく話をして調べた上で,こういったむだなお金が出ないような形で努力していただきたいと思います。  以上です。 60 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。経済部長。 61 ◯経済部長 まず,1点目のメッセなんですけれども,確かに非常に金額的に大きいというようなことがございます。そんなことから,私ども非常に本市の国際化だとかに寄与している,それから県のいろんなさまざまなイメージの向上にも役立っているわけなんですけれども,この負担については,やはり負担が大きくなってきているという中で,県も同様でございますので,千葉県に対しましてはメッセの利用の促進,あるいは経費の節減に少しでも努めて収益を確保されるようにお願いはしてきておりますし,今後もまた県の方にもそういったことは実施していきたいというふうに考えております。  それから,イルミネーションのことなんですけれども,イルミネーション自体については予算的には総体で2,500万ぐらい負担をしているところでございます。そして,これは中心市街地ということで全市的な考え方の中で実施しているところでありまして,千葉市の周辺の市域の方たちもぜひこの中心街へ出ていただいて,このイルミネーションを見ていただきたいというのが趣旨でございますので,周辺までちょっと広げる考え方を今のところ持っておりません。  それから,期間を少し減らしたらということなんですけれども,期間は12月1日から1月15日までやっているんですけれども,これについては電気代が主体でございまして,そんな大きな費用がかからないということで,このまま期間は続けていきたいというふうに考えております。  それから,大道芸人のことなんですけれども,これは一応,今,一生懸命交渉しているんですけれども,中心市街地の活性化で一番効果がある日ということで,あそこの中央地区の区民まつりがございます。それとあわせてあそこの地域でフリーマーケットなんかをやってますので,そういった人が集まる日にさまざまなパフォーマンスをやれる大道芸人を呼んで,そしてそこの費用的には私どもそんなお金もかけませんので,投げ銭で来ていただけるようなパフォーマーと今交渉しているところでございまして,中心市街地の四,五カ所でそういうことをやれるように,今,努力しているところございます。
     以上です。 62 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。農政部長。 63 ◯農政部長 委託の問題でございますが,このPFI方式の問題は民間の資金,あるいは民間の経営能力及び技術的能力を活用して行う新しい方法でございます。その結果,民間の専門的知識ということが必要になりますので,市が事前に委託しないで内部で検討するということは,非常に難しい結果でございました。  以上でございます。 64 ◯主査(納元政幸君) よろしいですか。引き続き,湯浅委員。 65 ◯委員(湯浅美和子君) それでは,経済部に関して幾つか,あと農政部に関しても幾つか,お伺いしたいと思います。  まず,経済部に関してなんですけれども,いろいろな商店街活性化推進事業をなさっているようなんですけれども,先ほど空き店舗対策に関しては,中村委員の方のお答えにどのようなことをしているかというのがあったんですけれども,そのほかのことに関して,実際,それらの効果というものを検証されているのかどうかということをお伺いしたいと思います。  あと,それから中心市街地活性化対策,それから地域産業支援においてもインキュベート事業というものをなさっていますけれども,今回,富士見ハイネスビルの方で整備がなされたようですけれども,その整備内容,具体的なものと,それからその効果をどのように考えておられるのかということをお聞かせください。  あと,中心市街地活性化でのTMO関連事業というのがございますが,これの具体的な内容と,その波及効果というものをどのように評価しておられるのか,お聞かせください。  続いて,農政部なんですけれども,農業版ハローワーク事業に関しては,もう何回か聞いておられたのでその続きということなんですけれども,部長の方からの答弁で,農家と市民を結ぶそれぞれの思いのマッチングというんでしょうか,農家の期待する労働力と市民の方がやりたいと言っているところが合わないというような課題もあるというふうなお話がありましたけれども,そういったものを含めて,そういったことをどのように調査というのか,考えをフィードバックさせて,今後の継続性についてはどのようにお考えになっているのか,お聞かせください。  それから,防除補助の中で,無人ヘリ防除というのが入っています。空散のことだと思うんですけれども,夷隅郡の方で学童が空散の農薬を浴びる事故があったという報道もありましたけれども,行われたところがどこで,それで近隣に住宅地がなかったのかどうか,そういったことを教えていただけたらと思います。  広域発酵処理施設に関しては,もう武田委員の方からも質問がありましたけれども,確かにこの委託事業の前にもう少し調べることが,市独自での調査というのがあり得たのではないかなということは考えられます。それで,この広域発酵処理施設は中止になりましたけれども,それに伴って今回は何軒かが廃業するというふうな話も出ていますが,この広域発酵処理施設が稼働していればそれらの廃業農家というのはあり得なかったのかどうか,その辺のことはどのように考えておられるか,お聞かせいただけたらと思います。  以上で終わります。 66 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。経済部長。 67 ◯経済部長 商店街の活性化のことのその効果,波及というか検証したかということなんですけれども,まず空き店舗対策事業につきましては,これは空き店舗が解消されるということで,当然,商店街全体のつながりができることによって,消費者にとっては利便性の向上が図られるということと,それから隣接している個店,空き店舗で今まで非常につながりがないということであったんですけれども,その辺がつながりができることによって,さらにこの個店のやる気の意識ですか,そういったようなことも高揚されるという状況でございます。  それから,イベントなんですけれども,イベントについては特に地域の消費者との連携が図られるということで,最近は特に地域のお互いのつき合いというか,そういったものは希薄になって,地元でもう買わなくたっていいよというような,そういう意識のあらわれが特に出てきているという中で,このイベントが地域の人たちと実施することによって,商店街への認識を高めるということで,大きな効果は上がっているというふうに私ども考えております。  それから,チャレンジ活動ではマップの作成ということで,個店のPRだとか商店街のPRをされているということで,これもPRという面から見ると大きな効果がございますし,またプランターの設置をやることによって,歩行空間の整備が図られるということで,歩行者が多少増大したとか,こういったような効果があるところでございます。  それから,中心市街地のイベントということなんですけれども,まず一つにオープンカフェということで,これ5月からのいろんな公園緑地部との祭りにあわせてオープンカフェを実施したり,あるいはガイドマップをつくって中心市街地のエリアの中の飲食店の地図をつくって,そして紹介を出したりしております。  それから,ハンギングバスケットの設置ということで,これは中央公園プロムナードと,それから中央公園にありますハンギングバスケットにつきましては,11月と3月に花の植えかえをやっております。これは市民の皆様に参加をしていただいて,植えかえをしているところでございます。  それからもう一つは,うまいものづくり事業ということで,今までいろんなどういうふうにやったらいいかということで検討しておりまして,やっと今回の市政だよりでもうまいものづくりのいろんな募集をちょうど始めたところでございます。そういったことで,さまざまな事業を,今,展開しているところでございます。  それから,富士見のインキュベート事業でございますけれども,これは富士見のハイネスビルの1階,約100平米ですね。そこに6室の商店というか,初めて行う創業者の商店を設置をしております。これはこの1月に設置したばかりでございますので,これからいろんな効果が出てくると思いますけれども,私どもは何とかしてこの創業を少しでも一人前に成り立つように,全部が全部一人前になるということは,創業というのはあり得ないんですけれども,なるべく多くの事業者が成功するように,産業振興財団を通じて支援をしていくという考え方でございます。  以上です。 68 ◯主査(納元政幸君) 続いてお願いします。農政部長。 69 ◯農政部長 ハローワークにつきましては,担当課長の方から説明いたします。  まず,ヘリ防除の場所及び住宅地の近辺はどうだったのかという話でございますが,場所につきましては幕張地区,それから和泉・土気地域を中心に実施しております。特に,幕張,武石,こういう住宅隣地につきましては,周辺環境に配慮をしまして地上防除,空中ヘリでなく地上防除で対応しております。  それから,特に住宅地,学校等について農薬の飛散がないかどうかということで,10カ所ほど調査板を置きまして調査をしているところです。特に,安全性に重点を置きまして,まずこれをやるためには事前に広報活動,要するに市政だよりとか広報活動をするとともに,当日あるいは前日に広報車で散布場所に回りまして,各実施場所の住民に対して周知徹底を図っているところでございます。  それから,広域処理施設をやっていれば廃業農家はなかったんじゃないかとの話でございますが,この廃業農家は計画では17戸ほどということになっておりますが,やはり一番大きな要素は農業後継者不足と。要するに,自分が非常に高年齢になって後継者がいないというようなことから,それからまたもう一つは規模が小さいというようなことから,もう廃業せざるを得ないという状況でございますので,広域処理施設とは直接関係がないというふうに考えております。  以上でございます。 70 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。振興課長。 71 ◯農業振興課長 農業振興課長でございます。  農業版ハローワークについて両者の結びつきを含めた継続性についての御質問についてお答えいたします。  現在,農業版ハローワークの研修に応募なさっている方,非常に経済的な要求よりも趣味の延長の方が非常に多くございます。ですから,この者らの方に農業者の方が労働をお願いしたときに,断られるケースが多々あるという苦情が来ておりますので,今後この登録者に対する研修,本来,働くことについての問題を絞った形で研修を進めていきたいと考えております。  また,雇用者側の農業者についてですけれども,これらの労働力をどのようなところで使っていいかということが,まだわからない状況でございますので,これらについて指導をしていき,両者をよりよく結びつける方向に持っていきたいと思っております。  以上です。 72 ◯主査(納元政幸君) よろしいですか。湯浅委員。 73 ◯湯浅委員 では,ちょっと2回目を質問させていただきます。  インキュベート施設なんですけれども,富士見町の方はこの1月にオープンしたということで,まだこれからというふうな感じのお答えだったかと思うんですけれども,インキュベート施設全般でビジネスインキュベートという施設が,これは中央ビジネスインキュベート施設というものが既に行われていて,そしてそちらの方が利用期間の延長が行われたというふうに聞いています。これは結局,利用期間を延長するということは,そのままずっといるということですから,その創業あるいは発展性が見込まれなくて,そういうふうなことになっているのではないかなというふうに考えるんですけれども,その辺は実態はどうなのかということを教えていただけたらと思います。  それから,TMO事業に関していろいろ具体的に教えていただいたんですけれども,その波及効果ということでお伺いしたときに,確かにこういうことをなされていて,やっていますというふうな宣伝はあったかと思うんですが,その波及効果をどのような形で評価されているのか。その評価手法というのか,例えばアンケートをとられているとか,どういった数値をもってその評価をしているとかと,そういうふうな評価の仕方についてお伺いしたいと思います。  あと,それからヘリの空散の方なんですけれども,安全には配慮されて安全板を設けているということですけれども,空散をとめている地域もあります。そのほかの方法に切りかえるとかというふうなことは,考えられていないのかどうかということをお伺いしたいと思います。 74 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。経済部長。 75 ◯経済部長 まず,ビジネスインキュベートの関係なんですけれども,これは中央なんですけれども,現在6室ほど,これ13年9月にやっております。これは毎年1年更新ということになっておりまして,その状況。それから計画どおりいっているかどうか。そういうことを見ながら先行きの状況,まだうまく対応できるのかどうか。伸びていくのかどうか。そういったことを評価委員会の方で評価しながら,次の入居について延長を認めるかどうかということなんですけれども,すべて6室で,とりあえず延長を認めました。  特に今,スカラベ・コーポレーションと,これ名前ちょっと出したんですけれども,非常にいい形で進んできている事業もございます。これは年間で約2,790万ぐらいですから,約3,000万近くの収益を14年度上げているというようなデータも出てきております。それから,あとはバラのネット販売,これなんかも少し伸びてきております。それから,ちょっとぐあいが悪いなというのは,ソーラーエレクトリックということで,ソーラーを使っていろんな太陽光発電をやっていこうという事業所なんですけれども,なかなか思うようにちょっと伸びていないというのがありまして,特にこれは課題は販路開拓と資金調達というような状況でございます。  そういったことで1年間延長して様子を見ようということで,14年9月に延長しまして,さらに3年まで置いておくということで,私ども何とか3年間で育てたいということがありまして,本年の9月,これも延長したところでございます。  それから,TMO事業の波及効果ということなんですけれども,これは数値的に今のところまだとっておりません。そういったことで,いろんな花のあふれる町並みづくりということで,花が周辺の環境にマッチしてにぎやかさを保っているとか,そういったことでの効果ということでございまして,以上でございます。 76 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。農政部長。 77 ◯農政部長 空散の考え方でございますが,現在のように農業従事者の高齢化,あるいはまた労働力不足という中で,米の安定供給,これを図るためには病害虫を一斉防除すると。これが非常に作業の効率化,あるいは省力化とあわせまして技術的に有効でございます。  そういうようなことから,市としましては大型ヘリからラジコンヘリ,あるいは地上防除にその安全性という観点から変えてきましたし,2回から1回に変えてきました。そういうことでより安全な散布について努力しておりますので,現在の散布方法で当分継続していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 78 ◯主査(納元政幸君) 質問者よろしいですか。ほかに。福永委員。 79 ◯委員(福永 洋君) 観光行政の問題で,ポートタワーとユースホステルの利用,市の負担との関係でわかるように説明していただきたいと思うんです。  観光行政は,私この利用者というかプロパーの意見を聞いて,今,例えばポートタワーは県立美術館と一体化をするとか,県内の博物館と一体化を図ってやる構想があるように聞いているんですが,そういうことで利用者をふやすとかということで,ぜひしていただきたいと思うんですが,それが2点目。  それから,本当に地域の観光行政で,私,何かのあれで聞いたんですが,千葉市は歴史がないからといって昭和の町並みを残したらどうだとこういう意見がありまして,私もそうではないかという気がするんですね。それから,川鉄の溶鉱炉を残したら千葉市の歴史ですから,そういうことだとか,あとはロッテマリーンズとかこういう地元の,千葉市の誇れるもの何だと言ったら,これロッテマリーンズですよ。地元だと。こういうことあるわけです。これはやっぱり観光と結びつけて,相当いい結果が出るんじゃないかと思うんですがね,それはどうか。  それから,先ほどイルミネーションの問題についてなんですが,今,この熱いものはよくないんで,やっぱり樹木に余り負担をかけない方法でやらざるを得ない,こういう時期ですからね。その点について,まずお答えをいただきたいと思うんです。  それから,メッセの問題で,やっと6億8,000万円減らせという意見が出て,なるほどとこう思っておりますが。これは問題は県が収支落ち着いて5年前に黒字と発表して,全く中身を発表してないはずなんで,私,聞いてもいませんから。以降いろいろあるんですが,どこを収支ととるかわかりませんが,要するにメッセは黒字だと一時言ったんですが,それがいわゆる運営と,それから施設と何かえらく絡ましてやったものだから,結論的には黒字,本当にそうかということで,6億8,000万円出したとするならば,そういう収支状況について千葉市はどのぐらい説明を受けているのか,そのことをお尋ねをしたいと思います。  それから,競輪の問題もこれなんか見てますと,かなり厳しい状況であることはまたあるんですが,問題は一つは一般会計の繰り入れとその収支が一体どうなっているのかということですね。ピーク時に比べてどのぐらいの,今,規模になっているのか。千葉市の競輪が,私ども議員になったときは,今までに20億円ぐらい毎年入れてたことは確かですよね。それがこの間ずっとやってきて,今とんとんになっているんじゃないかと思うんですが,それについて。  それから,いつも宿舎の問題で,地元利用が9月1日老人会だけのときに,地元に1回だけ開放しているんですが,もっと開放すべきだろうと思うんです。そのためにもあれは全館一体型ですから,ユニットの冷暖房システムにして,もっと使いやすくして,部屋を利用できるようにしてもいいと思うのね。年間あれは何日選手が泊まっているのか。多分100日ですとか200なのかな。ちょっとその辺のところ,ともかく言っていただきたいと思います。  それから,中央卸売市場なんですけれども,これも経営の見通しの問題についてなんですが,問題は競りが今,何パーセントになったんですかね。ほとんど競りやられてないような気がするんですが。この問題と,それ以前に流通が多様化をしまして,あそこを必要としないというふうになってきました。それで,流通の変化にどのように対応されていくのかということが1点。  それから,市民まつりは相当一日,二日で20万ですかね,かなり集まると思いますが,ただそのことが本当に市場の活性化につながっているかというと,商店の方が言えば,それはそのときはいいんだけれども,以外はだめだというんで,なかなかそこのところは幹の部分での対策を立てないと,あそこで市民まつりやられただけでは,周辺効果はいいんですよね。だけれども本当にどうかという問題,再検討すべき時期に来ているんじゃないかということを思いますので,以上お尋ねをいたします。 80 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。経済部長。 81 ◯経済部長 まず,1点目のポートタワーの利用なんでございますけれども,有料が12万3,220人ということで……(福永委員「解釈でいいよ。収支のこと言っているんだから。細部のことやってたら時間もったいないから」と呼ぶ)それでは,ポートタワーの関係で一体利用ということなんですけれども,ポートパーク利用促進協議会の中で美術館等も入りながら,この辺の活性化についてどうしたらいいのか,検討をしております。  それから,昭和の町並みを残すとかそういったことなんですけれども,確かにそういった古い町並みを残していって,それがさらに古くなっていくことによって観光とか名物とかになっていく関係がございますので,そういった町並みを残すことはいいことだと私ども考えております。  それから,ロッテマリーンズ等をうまく利用しろということなんですけれども,これも観光基本計画を今回つくりまして,そんな中でロッテマリーンズ等の利用をうまくして,観光客の誘致をつなげようというふうに計画をしております。  それから,イルミネーションの樹木の負担ということなんですけれども,樹木の負担が確かにあるかどうかと,私ども科学的に検証したことはございませんですけれども,例年,葉っぱがとれた後のケヤキということでかけさせていただいておりまして,今後も今まで枯れた経緯がちょっとありませんので,ちょっとまたかけさせていただくような形になるかと思います。  それから,幕張メッセの6億8,000万減らせということで,県からどういうふうになっているのかということですけれども,収支状況については県の方からうちの方に話がありまして,今回この件についても正式な協議が来ております。そして,その協議の中で実施をしておりまして,今回収支状況は9,000万ほどの収入に対して支出を引きますと,約9,000万ほどの赤字という状況になっているところでございます。  それから,競輪につきましては,所長の方からお願いします。 82 ◯主査(納元政幸君) 所長,どうぞ。 83 ◯公営事業事務所長 公営事業事務所の根本です。  まず,一般会計の繰入金についてでございますけれども,平成4年の19億が最高でございまして,最近におきましては平成11年度から繰出金については行っておりません。やはり最近は売上が大変厳しいという状況が続いておりますので,内部留保をさせていただいております。  それから,宿舎についての開放でございますけれども,せんだっての敬老会におきましては,近隣の自治会の方に開放いたしております。しかしながら,競輪の開催の予定日が上半期と下半期に分かれておりまして,その開催日程が非常に難しいものになっております。つまり千葉場の開催については比較的予定がとりやすいんですけれども,他の競輪場の発売を積極的に行っておりますので,そういう絡みもありまして大変日程的に難しいという面がございます。  それから,冷暖房機器のユニット化についてでございますけれども,これはやはり現在の施設を有効に使うというようなこともひとつ考え方としてありますので,今後もそのようにしていきたいと思っております。  それから,競輪選手の宿泊日数でございますけれども,競輪は年間で70日開催されておりますけれども,その前日に宿泊したり,あるいは競輪が終わってから宿泊するというようなこともございますので,大体100日前後が宿泊日数として利用されていると思います。  以上でございます。 84 ◯主査(納元政幸君) 市場長,お願いします。 85 ◯中央卸売市場長 中央卸売市場でございます。  まず,1点目の競りの状況でございますが,青果の方では14年度,大体12%,それから水産では17%でございます。  それから,2点目のもう市場は必要ないのではないかというようなきつい御質問がございましたが,この卸売市場,さかのぼれば大正時代から開設……(福永委員「私,そんなこと言っていない。だから今後どう対応していくかと」と呼ぶ)私ども,今後は卸と生産者とのきずなをより深めていくということ,それから仲卸の販路拡大,これについて開設者として業界の方から要請があれば,私ども積極的にそれに協力していくという姿勢でおります。  それからもう1点,市民まつり年間20万ということでございますが,今この市民まつりは年に1回でございまして,これは産業まつりと言っていますが,今,市民感謝デー,これを毎月第4土曜日に行っております。  今,御指摘のとおり,これが本来的な活性化につながるかということでございますが,私も本来的なものとは思いませんが,まず市場の役割,そういったところを市民の皆様方に認識していただくと,PRしていただくと,こういう姿勢でやっております。  以上です。 86 ◯主査(納元政幸君) 福永委員。 87 ◯委員(福永 洋君) 市場の問題,場長,大変申しわけないけれども,市場をなくすなんて私ども1回も言ったことないし,質問の内容を聞いていれば,こんな市場不必要だなんてことは,そういう答弁は大変困るわけですよ。そう思われたかどうか知りませんがね。私の聞き方が悪かったかもしれないけれども,そんなこと今まで議会で言ったこともないし,いつもいろいろ聞いている中では,競りの問題についても,もっとやはりすべきだろうけれども,しかしそういう問題が直接もういっているところあるでしょう。だから,そういう意味ではどうすればいいのかと。競りがじゃ,このパーセントでいいのかということについては,やっぱりこれどうしていくのかという努力をしなかったらいけないんだろうと思うんですよ。  そういうことの方,どう対策を立てなければ,市場経済の根幹はここにあるわけですから,ここのところが成り立たないと全体が成り立たないんではないかと思うんで,そういう心配しているわけです。ですから,これから中央市場がどういうふうになっていくのかなということについて,私,心配しているから言っているわけでありますから,もう一度その点に立ち返って,原点がちょっと違いそうなんでお答えいただきたいというふうに思います。  それから,競輪の問題も,じゃ,内部留保にしているということであれば,内部留保は一体幾らしているのかということと,全体の今こういうギャンブルというのか,全体として低調でありますし,なるわけですね。そうすると,一定のところ一般会計から今度逆に入れなければいけない状況というのの見通しは,決算上どうなるのかと。  ずっと私,この間このことは指摘をしておりまして,今のところ大丈夫だと,こういうことは歴代の部長そうお答えになっている。しかし,ことしの収支を見ると,かなりこれ厳しいと言わざるを得ない。それは率直に決算委員会ですから,この辺については認識をきちんとしておきたいと思いますので,お答えをいただきたいと思います。  それから,観光の問題,ポートタワーとユースホステルの利用について,単独でこれ経営したら,決算ですから聞いているのは入場者数はいいんです。要するに,じゃ,全体の運営経費プラス人件費の全体費用の中で入場者数でお互い利用によってどのぐらい賄われているのか。このことも以前から半分ぐらいしか行ってなくて,市からかなり持ち出しになっていると,それも認めているわけですが,そのことも決算ですから,まずそのことを明らかにしていただきたいということでお聞きをしておりますので,お答えをいただきたい。  それから,イルミネーションの樹木は,これはもう先進市では,高いんですが,熱を持たない発光灯が出されてやっているところがあるんです。それをまた環境に優しいということで,売り出しているところもあるんですね。だから,そういう意味では省電力だとか,そういう意味で枯れたことがないから効果はとは,それは違うんで。当然負担になることは確かなんですよ。もともと木に電飾をかけるなんてことは,木は考えてないわけですよ。木自身は。聞いたことありませんけれどもね。木はかけるんじゃないんです。かけちゃよくないわけですよ。しかし,それをせざるを得ないという状況もあるし,それを否定をすることもないだろうということの中で,どうするんだという視点を明らかにしなくちゃいけないと思うわけだから,お答えいただきたいというふうに思います。  以上。 88 ◯主査(納元政幸君) お答えください。経済部長。 89 ◯経済部長 競輪なんですけれども,これ年々繰越金でございまして,17億4,791万ございます。  それから,今後の競輪の見通しということなんですけれども,14年度から従事員の賃金の交渉が成立しまして,平均15%カットを行いました。それから,手当のカットもさらに行って,職員費の節減が行われました。そして,自転車振興会の交付金も多少見直しがされ,さらにサテライト鴨川が運営されておりまして,そういったことの中から考えますと,今,選手宿舎の返済金がちょっと重荷になっておりますけれども,これが平成17年度に償還が終了するというようなことから考えますと,その後については安定的に繰り出しできるというふうに考えております。  それから,イルミネーションの樹木の関係なんですけれども,水が枯れないからということなんですけれども,枯れなくても負担が確かにあると私も思っております。そんなことで,今後そういった負担を軽減する方向でやれるようなことを検討していきたいと思います。  以上でございます。 90 ◯主査(納元政幸君) ポートタワーの入場者数は。 91 ◯経済部長 ポートタワーの入場者数は17万4,056人でございます。 92 ◯主査(納元政幸君) それで,収支はどうなっているの。 93 ◯経済部長 失礼しました。収支は,これは収入が4,773万2,000円,それに管理委託料が1億6,392万9,000円ですので,持ち出しが1億1,600万ほど持ち出しをしております。 94 ◯主査(納元政幸君) 続けてどうぞ。お願いします。市場長。 95 ◯中央卸売市場長 市場です。  競り関係でございますが,年々,競りの割合が減っていることは確かでございまして,12年度に一度,市場法の改正がなされましたが,またそのときに5年後に法改正をするという方向で,今,進められております。  その中で,これからは相対売り,それから予約相対売り,こういったものが法的に認められてまいりまして,こういう販売方法ですか,これが主体にこれからなっていくと思われます。ですから,競りは何パーセントぐらいが妥当だという数字は,ちょっとお答えできません。
    96 ◯主査(納元政幸君) 続けて。経済部長。 97 ◯経済部長 大変失礼しました。ユースの方なんですけれども,宿泊者数が5,538人で,収入が1,104万3,000円,管理委託料が5,370万4,000円ですので,約4,200万ほどの持ち出しになっているという状況でございます。 98 ◯主査(納元政幸君) 質問者よろしいですか。はい。 99 ◯委員(福永 洋君) 最初に答えいただければよかったんですが,別にポートタワーとかユースホステルの存在はあれですが,この赤字についてはやっぱり改善されるように,いろいろそれについては関係者に意見をよく聞いてやっていただきたいと思うんです。  最後,メッセの問題,この話できなかったものですから,9,000万円の赤字ということは,最初に聞いたと思うんですが,あれ三つぐらい会計があって,足してなんかいろいろなことをして県は黒字とこう言ったんですよ。運営費と施設の問題と償還金入れないととかですね。9,000万の赤字だったら,この契約では黒字になったら千葉市は負担しなくていいという契約になっているから,そしたら6億円を払わなくていいということになるんじゃないですか。よくわからない。  なぜそういうことを質問しなきゃいけないかというと,ここは武田委員からあったんですが,非常に複雑なんですよね。黒字になったら負担をしなくていいことは,議会で承認したわけですよ。我々は反対しましたけれどもね。そしたらずっとやって,それは一度たりとも。黒字になったと言ったように私聞いたんだけれども,それは求めたら計算式が違うというわけですよ。黒字になったその意味が。わかりますか。  これは県が黒字と言ったときに,読売新聞かなんか書いて,からくりということで出しちゃったんですよ。補助金を入れたりなんかして,非常にわかりづらいの,ここの経営が。黒字にしちゃったんですよ。ところが,それを新聞で書いたため,その翌年からは一切私ども県と市に聞いても答えてくれないし,千葉市も本当にそういう収支状況を千葉市に示しているんだったらば公開してもらいたいと思うんですよ。6億8,000万円も出して,我々がどういう収支になっているかわからなくて負担するなんてことはもともとできないし,もっとも負担する義務もないと思うわけですね。さっき,部長が言われたのは,9,000万の赤字って,何をもって赤字なんですかね。それちゃんと明確に目星あるなら,主査,資料として出していただきたいと思うんですよ。これ大事な問題だから。 100 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。経済部長。 101 ◯経済部長 これは,要するに国際展示場の使用料等の収入がございます。これから国際展示場の管理運営費,あるいは光熱水費,そういったものを差し引いた金額が赤字ということです。  当然,うちの方の覚書からいきますと,収入からこういった管理費を差し引いて黒字が出たと。黒字が出た場合,公債費,返すお金から黒字分を引いて,その2分の1を支払うというふうになっているわけです。ですから,今回の場合は公債費が17億3,600万ほどございます。ですから,これの赤字が出てますから,当然その公債費から引けませんので17億3,600,それを2分の1にしますと8億6,821万3,000円でございます。これに6億8,000万が上限ですので,私どもはその6億8,000万上限で出しているということで,残りの金額,出っ張った部分は県の方で負担しているという状況でございます。  以上です。 102 ◯主査(納元政幸君) その資料要求について,出せますか。準備できますか。 103 ◯経済部長 ええ,出せます。 104 ◯主査(納元政幸君) 後刻,準備をお願いいたします。  質問,ほかはございますか。それではお昼過ぎましたので,まだ質問者多数おられるようですので,審査の都合により暫時休憩をいたします。  なお,再開は13時といたします。休憩お願いいたします。                 午後0時5分休憩                 午後1時0分開議 105 ◯主査(納元政幸君) 休憩前に引き続き分科会を開きます。  それでは,質疑ありましたらお願いします。近藤委員。 106 ◯委員(近藤千鶴子君) 2点ほどお願いいたします。  1点目は,先ほどうちの会派の奥井委員も質問しましたけれども,農業公社の設立のことについてですけれども,平成14年度の新規の事業として,農業の振興と活性化を図るために農業公社設立に向けた基本計画を策定するということで,当初の計画は行われていたというふうに思うんですけれども,先ほどの部長さんのお話ですと,調査を実施したけれども設立に向けては余りお考えがないような御答弁だったような気がいたしますけれども,そこら辺の具体的なこれからの計画のことについて,もう一度御説明をお願いいたします。  それと,2点目は中央卸売市場の歳入の収入未済額の件でございますけれども,1億1,000万のお金が収入未済額になっておりますけれども,先ほどの説明ですと施設使用料の未払いということになっているかと思いますけれども,そこの点についてもうちょっと詳しくお話をお聞かせください。 107 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いします。 108 ◯農政部長 公社の設立の問題でございます。  先ほど答弁させていただきましたが,14年度の基本調査を受けまして,今,公社問題につきましては,一つは国の規制緩和という中で株式会社の参入とか,あるいは経済特区とか,あるいは農地法の改正とかいろいろございます。そのような中でやはり公社にかわるべきより効率的な法人化,そういうのもさらに検討をしていきたいということもございます。  したがいまして,今5か年での公社の設立ということについては,見送りしていきたいと。そして,次期5か年は18年から始まるわけでございますが,17年度に再度これから農業団体等十分詰めながら,より効果的な組織のあり方について17年度で詰めていき,18年度の計画に組み入れていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 109 ◯主査(納元政幸君) 中央卸売市場長。 110 ◯中央卸売市場長 市場の収入未済額でございますが,この内訳といたしましては,まず大きく分けまして,私ちょっとこれ仕分けしてみましたところ,徴収可能なものが1,200万,それからちょっと徴収が非常に難しいと思いますのが9,900万ございまして,このうちの8,053万3,000円は千果千葉中央青果株式会社分でございまして,これは11年7月から21年7月8日までが時効期間となっておりまして,この会社は既に倒産しておりまして,これがちょっと徴収できない大きなものでございます。その他の未済額といたしましては,水産の仲卸,それから青果の仲卸,それから関連,それぞれ若干ございます。  以上でございます。 111 ◯主査(納元政幸君) 近藤委員。 112 ◯委員(近藤千鶴子君) ありがとうございました。  農業公社のことについては,我が会派もずっと要望していることでございますので,平成17年度に再検討されて18年度計画をするということで了解をいたしました。それでよろしいわけですね。そのように了解をいたしましたので,それでよろしいと思いますので。よろしくなければ御答弁をお願いします。  それと,あと中央卸売市場の件ですけれども,時効ということですけれども,それまでどういったことをなされてきたのか。それで,時効だから仕方がないということでいいのかどうか。それと,平成13年度のときにも収入未済額は1億円のお金があったわけですけれども,13年度で1億円,14年度でまた1億円ということなのかどうか,お聞かせください。 113 ◯主査(納元政幸君) 答弁お願いします。市場長。 114 ◯中央卸売市場長 13年度では,未済が1億1,177万2,000円ございました。14年度末では1億1,180万ということで,2万8,000円ほど滞納がふえているとこういうことでございます。 115 ◯主査(納元政幸君) 農政部長。 116 ◯農政部長 公社の問題につきましては,要するに次期5か年で公社を設立するということについて,それは公社を設立しますということは現時点では答弁しにくいものがございまして,やはり17年までに農業団体と十分詰めながら,公社も含めましてほかの効率的な組織両方含めましていろいろと検討させていただきたい。それで17年,18年に組み込めるようにさせていただきたいと思います。 117 ◯主査(納元政幸君) 中央卸売市場長,未収のその対応について。 118 ◯中央卸売市場長 この千果問題につきましては,平成11年6月24日に全面勝訴しておりますが,その後,文書でもっていろいろと催促は督促状等出しておりますが,今現在,会社は存在しないの……。 119 ◯主査(納元政幸君) 所管で対応できるようだったら所管でお願いします。 120 ◯中央卸売市場管理課長 済みません,管理課の中村でございます。  今,場長がお話し申し上げましたように,不払いについてはこちらで提訴をして勝訴をしております。会社は,法人登記はそのまま現在ございます。御本人が,いわゆる会社の経営者が,今,不明ということで,見当たらないということで,結果的には請求先が今のところはっきりしてないという形の中で,いわゆる未収金が入ってこないという現状でございます。  以上でございます。 121 ◯主査(納元政幸君) 近藤委員。 122 ◯委員(近藤千鶴子君) 3回目でございますので,要望と意見を述べさせていただきたいと思うんですけれども,回収が不可能と思われるお金が9,900万円ありますと。これ皆さんの税金なわけです。裁判では勝っておりますけれども,取ることができませんということでは,余りにも情けないというふうに思います。本当に皆さん,血税をきちっと使うために,どれだけの工夫をしたのかということが問われているかというふうに思いますので,そのまま取れなかったんです,申しわけありませんでしたというような,言えるお金では私はないと思いますので,きちんとこれからのことについて方策を検討していただくなり,どうするのかということを提示していただく必要があろうかというふうに思います。  公社のことにつきましては,先ほどの委員からの質問でもありましたけれども,調査をした後,やっぱりやめたということが,私は農政部は非常に何か多いような気がいたします。調査をする前に,ある程度,下段階できちんと検査をするなり,あるいはこういった方向であろうかというようなものがなければ,農業公社推進のために調査をしますというふうに,当初の計画ではしたわけですから,それが調査をした後いろいろあってなかなかできない,先送りにならざるを得ないというようなことでは,ちょっと計画段階で問題はなかったのかどうかというような疑問が残りますので,皆さんの税金でございますので,きちんとした使われ方をよろしくお願いいたします。  以上です。 123 ◯主査(納元政幸君) 中央卸売市場長,コメントをどうぞ。 124 ◯中央卸売市場長 千果千葉の代表者2名中,お一人は既に死亡されております。それで,もう一人の方はちょっと行方が不明ということでございますが,この方の調査をして,私どもとしては時効まで請求を続け,何とか徴収する努力をさせていただきます。  以上です。 125 ◯主査(納元政幸君) 意見内容のことを十分踏まえて,今後の対応をお願いいたします。  質疑ありましたらどうぞ。ありませんか。川村委員。 126 ◯委員(川村博章君) それでは,質問をさせていただきます。  おおむね全体としましては,非常に総論としては成果が見受けられる要素も多々あるような気はいたすんですけれども,まず第1番目としましては,中小企業の金融対策についてのところで,先ほど中小企業の金融預託のところの中で,国の方がしているんで市の方から特別なPRはしてないという御発言があったと思うんですけれども,そこのところをもう一度ちょっと改めて伺わせていただければと。そして,それからあと今これのある意味では,窓口はどこになっているのかというところについて教えていただきたいと思います。  それから,2点目は観光コンベンションのところでございますけれども,まず観光行事の開催ということでの予算が4,790万強出ておりますけれども,ここの六つ出ております事業に対しての個々の配分を教えていただければと思います。  それから,あと17番,18番にあります千葉ポートタワーとユースホステルの方,実際オープンしているときに1日当たり大体どれぐらいの利用者数があったのか,平均利用者数についてお教えをいただきたいと思います。  それから,続きまして競輪の方でございますけれども,競輪の方,12回開催の中で,数えてみますと9回が赤字になっているかと思います。そういう中で1回,多分,第6回だけが非常に利益が特出していると。この辺のところの中で,どのような形になっているのかというところをお教えいただきたいと思います。  それから,最後に中央卸売市場のところなんですけれども,非常に今これだけの流通の改革といいますか,それからまた千葉には大きなコストコとメトロですか,そういうある部分では市場の機能を侵すある部分ではそういうような大型店も出てきているという中で長期的な見通しとともに,それから先ほど近藤委員の方からもお尋ねがございましたが,先ほどの9,900万の未収金,これはまた努力をしていただくんですけれども,努力がかなわなかった場合には,未来永劫ずっと載っていくものであるのか,それともそうでないのかというところについて教えていただければと思います。  そして,ちょっと全般的な補足でありますけれども,先ほどの観光コンベンション関係のところの中では,ちょうど208ページに公園緑地部の方が,花の美術館なんかの掲示の仕方がありますけれども,こういったような形でお答えをいただければと思います。  それから,先ほど1点だけ言い忘れたんですが,幕張メッセの経済対策の中で,建設負担金の方が平成40年まで続くと。そのときに私は大体高齢者になってしまうのであれなんですけれども,2点目に出てくるちば国際コンベンションビューローの方への補助金,これの方はいつまで続くのか教えていただければと思います。  以上でございます。 127 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いいたします。経済部長。 128 ◯経済部長 まず,1点目の預託金ということでPRということなんですけれども,これは預託金ではなくて,先ほど答弁したのはセーフティーネット保障で,国の方で借りかえができる制度を設けたわけですね。ですから,市の融資制度じゃなくて国の借りかえ制度ということの中で,大々的にこの制度を設けられたということが新聞等で報じられましたので,あえて市だけでPRをしたのではないというお答えを申し上げたところでございます。  それからもう一つ,ビューローの助成ということなんですけれども,このビューローにつきましては,私どもコンベンションとかそういったものの誘致をしている,千葉県コンベンションビューローという財団法人なんですけれども,ここに支援ということで,要するにコンベンションによって人が来ることによって,その波及効果は通常の観光が来る波及効果の5倍あると言われているわけです。  そんな中でやはりコンベンションを誘致するということは,市の経済にとっては非常にいいことだということで,ここには人的な補助を含めて支援課長と,それから総務課長を送っておりまして,これの人件費,それから一般的な事業等の実施をするための事業費の補助ということでやっておりまして,いつまでかということになると,これはまたいろんな話し合いの中で助成していくかしないかは,今後のいろんな話し合いの中で決まっていくということで,これは今すぐ,じゃ,いつだということは,ちょっと言えない状況にございます。  そのほかにつきましては,競輪,それからユースホステルの利用状況,それから観光行事の六つの個々の事業費の配分,これらについてはそれぞれの課長からお答えをしていただきます。 129 ◯主査(納元政幸君) 課長,どうぞ。 130 ◯観光コンベンション課長 観光コンベンション課です。  観光行事開催の4,795万8,000円の割り振りでございますけれども,さくら祭りに80万円,市民花火大会に1,800万円,すず虫飼育講習会に15万5,000円,それから千葉市菊花展同俳句会に240万円,それからイルミネーション事業に2,500万円,そのほかに千葉港まつりに51万円,それから都市対抗応援に31万3,000円,そのほか事務費が78万円でございます。  それから,ポートタワーとユースホステルの1日当たりの平均の入場者数でございますが,ポートタワーがおおむね46名,ユースが15名となっておりますが,これは土日平日によって,あるいは雨天等によって大分差があるものと思われますが,資料は持っておりませんので平均でございます。  以上です。 131 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。経済振興課長。 132 ◯経済振興課長 経済振興課の金澤でございます。座って回答させていただきます。  先ほどの質問の中のセーフティーネット保障に関する窓口というお尋ねでございますけれども,認定につきましては千葉市経済振興課で行っております。それから,実際の資金融資等は,これは各金融機関の貸出窓口ということでございます。  以上です。 133 ◯主査(納元政幸君) 中央卸売市場長。 134 ◯中央卸売市場長 まず,1点目のコストコ,メトロが進出してきて市場の運営も厳しいんじゃないかというような趣旨の御質問ですけれども,14年度を見ますと数字的にもう青果,水産については,さほど影響はないというふうに踏んでおります。具体的に仲卸さんの方にも確認しましたところ,当初は若干影響ありそうだったけれども,トータル的には去年の12月からオープンして,その後は,今,落ちついてきているというようなことでございます。  しかしながら,今後どういった影響が出てくるかは,いま少し今後を見ていかなければいけないとそういうことで,市場側といたしましても,この市場の長い歴史において,卸と生産者との昔からのきずな,そういうのがございますから,それを大事にしながら,仲卸さんに対して今後販路を広げていくように,私どもも一緒になって協議しながらやっていきたいというふうに考えております。  2点目の千果千葉の問題でございますが,平成21年7月8日までが時効となっておりますので,それまでは先ほど御指摘いただきましたので,徴収に向けて私どもも一生懸命努力してまいります。  仮にそれが徴収できなかった場合は,その21年7月8日以降は現行法では請求ができなくなりますので,不納欠損というふうな方向に行かざるを得ないのかなというふうには思っています。  以上です。 135 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。所長さん,どうぞ。 136 ◯公営事業事務所長 公営事業事務所の根本でございます。よろしくお願いいたします。  競輪の売上についてでございますけれども,競輪はおおむね月1回開催されております。それで,委員御指摘のように三角印が多いんではないかということでございますけれども,競輪はグレード制になっておりまして,例えば普通競輪でも成績上位の選手がたくさん出場する競輪をF1と言っていますけれども,例えばこれの第2回が黒字になっておりますけれども,これは冠レースということで,成績の高い選手が出場してくれる競輪でございまして,黒字になっております。  それから,第6回の75億6,700万円の売上でございますけれども,これは記念競輪と申しまして,千葉競輪が昭和24年に開設をいたしております。この開設記念ということで,さらに上位のグレードのものを開催いたしておりまして,これが4億1,400万ほど黒字になっております。それから,第11回につきましては,正月の元旦から開催する競輪でございまして,これが多くのファンにお越しをいただいております。  したがいまして,競輪につきましては,いろいろ先ほど部長の答弁にもございましたように,経費の削減,あるいはグレードの高い選手をなるべく来ていただけるように,私ども関係機関にお願いをして努力して現在も至っております。今後も一生懸命頑張りたいと思います。ありがとうございました。 137 ◯主査(納元政幸君) よろしいですか。川村委員。 138 ◯委員(川村博章君) それでは,2回目の質問をさせていただこうと思います。  まず,1点目につきましては,先ほどの幕張メッセのちば国際コンベンションビューローの運営費のところでございましたけれども,御答弁の中に波及効果を考えられているという形での御答弁があったかと思います。  基本的に,例えば東京ディズニーランド等ですと,全部波及効果というのを調べられるんですね。どれだけの経済波及効果があるから,これだけの投資をしているという形で,多分コンベンションの場合もプロでございますので,そういった波及効果というものの試算表をお教えいただきたいと思います。  それから,続きましてポートタワーの方とユースホステルの方,特にポートタワーにつきましては平均46人というところではありますけれども,一番問題になってくるのはユースホステルの方だと思うんですね。  これは先ほどたしかポートタワーについても,ユースホステルについても,千葉市観光協会の方ですか,委託をしているという形になっておりますけれども,非常にある部分では集客力が悪いんではないのかなと言わざるを得ない形だと思いますし,ユースホステルの方,考え方を変えてみると,大体市費で今投入しているのは約5,200万ですか,それに対して宿泊者数が約6,000人という考え方をとすると,1人に対して大体8,000円ぐらいの検討での補助を出しているのと同じ形になっちゃう。そうすると,変な話ですけれども,8,000円1人に出したらば,この近所のホテルでも泊まれてしまうというような形にはなってくるんではないのかなと。そういう中で,千葉市の観光協会の方が,どのような形での委託を受けてやられているのかをお教えいただきたいと思います。  2回目ですので,質問のところは一たんそこにして,3回目に持っていこうと思います。 139 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いします。経済部長。 140 ◯経済部長 まず,ビューローの関係なんですけれども,ビューローについては先ほど私ちょっと申し上げたのは,通常の一般観光よりもコンベンションの経済波及効果は大体5倍と言われている状況でございまして,これをじゃ試算表を持っているのかということになると,実際の試算表は私ども手持ちに持ってないし,また今のところそういった形でのものは,ちょっと今,持ち合わせしていないという状況にございます。
     それから,もう1点のユースにしても,それからポートタワーにしても,非常にこれポートタワーなんか特に元年のでき始めたころは,黒字をずっと続けてきたわけなんですけれども,やはりこのポートタワーの性格からいきますと,上って見るだけということですので,なかなかリピーターがつかめないという状況なんですね。  これは私ども何とかあの周辺で,先ほど申し上げましたようにポートパークの利用促進だとか,あるいはその周辺にアサリをまいて宣伝をしたり,あるいはイルミネーションをやったり,いろんなことをやってきて,あそこに来ていただいて何とか上ってもらおうということをやっているんですけれども,なかなかそういった思うような形で入場者が伸びてないという状況がございます。  それと,ユースにしても青少年の健全育成ということで,これは世界共通のユースホステルという中で動いている関係がありまして,金額もそんなに上げられないという状況の中で,やはり経営していかなくちゃいけない。ということで,どちらかというと青少年の健全育成だとか,市民の利用に何とか千葉市の宣伝だとかそういったものに役立つような形で。今使われているポートタワー,ユースなんですけれども,今後こういった状況の中で,何とか私どもも観光協会とタイアップしながら人を集める方法を考え,そしてなるべく経費がかからないような形で実施をしてまいりたいと思うんですけれども,この中の主たる経費の主なものはやはり人件費でございます。人件費は当然私どもと同じように人勧に合わせた形で抑えたりなんかはしているんですけれども,なかなか思ったような形にはいかないという状況の中で,今後,観光協会とさらに詰めまして,経費節減を図っていきたいというふうに考えております。  以上です。 141 ◯主査(納元政幸君) 川村委員。 142 ◯委員(川村博章君) ありがとうございました。  3回目ですので,要望的なことを多く申し上げさせていただきたいと思うんですけれども,私がなぜ2回目の質問をさせていただいたかという中では,その経費を切り詰めるだけがベターだとは思ってないところはあります。はっきり申し上げまして。  その中で一番今どちらかというと,かけられているのは皆さん多分同じ意見だとは思うんですが,非常に市の方としての計画性といいますか,それに対するチェックですね。調査をしている中にもチェックが必要だと。今回,農政局の方は時間の関係でお尋ねをしなかったんですけれども,先ほどやはりほかの委員の意見を聞いていても同じだと思うのは,経費を下げるんではなくて,PSバランスといいますか,経営の視点に立たれた判断をされていないというところが,一番多くあると思うんですね。  例えば,幕張メッセの経済波及効果についても,5倍だという試算というのは,これはエリアによって変わってくるという形でもあります。私は一番覚えてますのは,私は大学は神戸ですから,神戸大学にはいつも1回だけ,当時は宮崎さんという市長さんだったんですけれども,お見えになって,神戸市の諸般の経済のいろんな事業をやるということに対しては,その経済効果というのをあくまでも試算を市の中でもすると。場合によっては,外部にも出して試算をすると。それで,やっていくから,市の経営が健全なんだという言い方を当時されていたことを,非常によく思っているんですけれども,やはりそういった意味では他の政令市を見習っていただいて,一つの事業をされる,それだけの金を出される。  仮に例えば私が言いたいのは,この幕張の経済対策について6億8,000万がずっとこの後平成40年まで続こうが何しようが,それ以上のフルーツが千葉市に出てくれば問題はないんではないのかなと。ただ,そのために何をするかということを考えないで,どちらかという経費を切り詰める切り詰めるというだけでは,非常におかしい視点だと思います。  それから,先ほどからの観光行事と,それから質問はさせていただかなかったんですが,例えば千葉氏フォーラム,これにかけている費用に対しての参加者数,これが教育的な分野,先ほどユースホステルの中で,部長の方から青少年の育成という話がありましたが,これだと多分こちらの課の所管ではなくて,教育委員会の方の青少年課だと思います。そういう意味では,経済局の中にあるということは,やはり最低でも経営という観念を持ってやっていただくと。その中でやっていっていただかなければいけないんではないのかなと。  競輪についても同じように,一流選手がいるのならば,その阪神でいくのか巨人でいくのかみたいな球団経営みたいな問題はありましたけれども,やはり経営的な感覚を持って臨んでいただかないと,この問題は解決をしないのかなと。  それは中央卸売市場さんの方も,やはりある程度同じ状況にはなっているのかな。例えば,北海道の方に行きますと,市場ということで同じなのかどうかわかりませんけれども,例えば札幌の二条市場だとか,函館の方なんかになると,市場全体が観光地になっているという,その中での効果というのは出てきていると思いますし,そういうようなやはり経営的な視点,それから市民に対するPR,そこの要素というのが,非常に今,視点の中で欠けているかと思うんです。そういった意味で,今,行政改革が叫ばれておりますので,そこの部分を非常に考えていただきたいと。  また,要望としまして一番強く持っておりますのは,先ほどの観光の方に戻りますけれども,果たして今,千葉市観光協会の方に委託事業を出されているリクワイアメントが,このままでよろしいのかどうか。金額については,経営の負担という部分の要素があるでしょうから,すぐには直らない要素はあるかもしれないんですけれども,今と同じような形で経費だけの垂れ流しになっていってしまうということでは,市民にとってのマイナスが非常に多いと思いますので,そこについては次年度以降への見直しを強く要望させていただきます。  以上でございます。 143 ◯主査(納元政幸君) ほかに。中野渡委員。 144 ◯委員(中野渡時男君) あらかた皆様方の方から質問が出ましたので,3点ほど聞かせていただきたいと思います。  まず,これは市の方にお聞きするのはいかがかとは思うんですけれども,食糧の自給率ですね,これは日本全体でもしわかればカロリーベースで結構でございますので教えていただきたい。  それから,農業公社の話が何度か出ております。これと農協のいわゆるJAですね,これと何か大変似ているところが多いような気がしますけれども,その辺の際立った違いがあれば,こういうことで農業公社が必要だということを教えていただきたい。それから,もしできれば株式会社等の農業経営参入も視野に入れていることなのかどうか,その将来構想についてもお聞かせいただけたらお聞かせいただきたい。  それから3番目,市場でございますね。大変取扱高も減少して御苦労なさっていると思いますけれども,ぜひ頑張っていただいて,特に地域に市場の重要性,必要性を認識してもらう。先ほど川村委員からも出ましたように,市場が観光地になっているというような意味で,どんどん産業まつり等のようなものを開いていただきたいと思うんですが。  それはそれとしまして,先ほど来,出ていました千果千葉の収入未済金の件について,絵画がひところ,この絵は1億5,000万するんだという,経営者からそういうふうに直接聞かされました。その絵が現在どなたのところにあって,今の評価額というのはもしわかれば幾らぐらいか。それをひとつお聞かせいただきたい。わかればで結構でございます。  それから,空き店舗対策についてはもう日常的な問題でございますので,これは提案でございますけれども,今ここでどうこうという抜本的なことを期待しちゃいけないと思います。ぜひこれは地域ともども,これについては真剣に取り組んでいってほしいという要望だけをさせていただきます。  じゃ,前の3点お願いいたします。 145 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いします。農政部長。 146 ◯農政部長 まず,農業の自給率でございますが,カロリーベースで今40%ということでございます。  それから,農協との関係でございますが,やはり農業協同組合法に基づいて農協活動といいますのは,先ほど農業公社の検討内容で1項目から9項目ほど御説明させていただきました。この内容が農協の営農活動の中でも十分できるという状況でございます。法律的にできるという状況でございまして,したがいまして今後やはり行政と農協が一体になって,市内の農業者に対しての育成に努めていくということは,基本的な考え方でございます。  それから,株式会社の参入につきましては,やはり農地法の改正等で,今,就農者の減少というような観点から,株式会社も形態の一つとして参入させて効率的な経営を展開したらということで,農地法の改正の見直しもございました。今後,これは農地法上は農業委員会のものでございますが,やはり株式会社の参入ということについては,法律上可能というような考え方でございます。  以上でございます。 147 ◯主査(納元政幸君) 中央卸売市場長。 148 ◯中央卸売市場長 市場でございますが,当時,絵画が1億5,000万の価値があるということで,それはどこに行ったかということでございますが,我々ちょっとその行方は申しわけございませんが,どこにあるかわかりません。ただ,他の債権者が押さえて持っているということぐらいしかわかりません。  それから,今現在,どの程度の価値かという御質問でございますが,今,土地とかそうものが下がってますし,大体その程度の横ばい,1億5,000万円以上の価値になっているというふうには考えられないと,そのくらいしかお答えできませんが,申しわけございません。  以上です。 149 ◯主査(納元政幸君) 中野渡委員。 150 ◯委員(中野渡時男君) 絵画の価値は,手元になければどうしようもございませんので,それは結構でございますが,当時からも,いやいや,あれは1億5,000万じゃなくて,正確に見たら500万ぐらいじゃないかという,大変な見方による違いがあったようでございます。今はまたおっしゃるとおり,市場価格がすべてにおいて下がっておりますので,50万になったのか5万円になったのか,それはわかりませんので,手元になければ,それ以上お聞きしようがございません。  それから,農業公社の構想と株式会社等の参入については,大体の傾向としてはわかりました。ただ,何かいつもこういうことで農業というものは右から左からいろいろ支えていて,果たしてこれ自立できるのかなというふうな感じがしますので,そういう意味での屋上屋を重ねるような形にならなければいいがなという感じがしました。  それから,自給率の40%,これは社会の常識でございます。何かことしも10年来の冷害とか凶作とか言われております。  そういう中で,さっきちょっと説明の中で気になったあれがあります。農業版ハローワークということ。農家で働いてみたい,大変ありがたいというか何というか。小作農のこせがれとしては,とてもうれしいやら情けないやらという感じでございますけれども。  一方で失業率が4.数%と言われるときに,農業は国家の基本であると。いわゆる基幹産業であると言われているにしては,仕事がない人と働き手のない職場というのが一緒に混在しているというのは,何とも理解しがたいという感じがします。ましてや自給率40%と言われるところの今日ですね,もっともっといいとか悪いとかと職業選択の自由が憲法に保障はされているにしても,もう少し対応,対策があってしかるべきではないかと。  要するに,仕事がなかったら農家でも何でも働けという感じの,そういった意味の説明責任と申しますか,いわゆる行政主導と申しますか,これは政治の責任でもありますけれども,そういう形でもう少し強く出てというんですか,国家の将来をにらんで,きちっと説明をしていく必要があるんじゃないかというふうに思いますので,大変御苦労さまでございますけれども,その辺でひとつ頑張ってください。  以上,終わります。 151 ◯主査(納元政幸君) ほかに。竹内委員。 152 ◯委員(竹内正巳君) 御苦労さまでございます。  皆さん方が日ごろ一生懸命業務をなさっているということは,よく存じ上げております。しかも,金曜日ですか,コスモス祭りの地域づくりというやつですか,大臣賞をいただいたということは,まさに皆さん方の努力が表に出てきたことで大変よかったなと,こういうふうな評価はしております。  ちょっと,里山保全整備事業ですか,三百何万というのが。整備事業というんで,何か仕事をしたんじゃないかというふうな錯覚を持たれますので,あくまでもこれは里山整備保全費であって,整備事業じゃないんで,今後この項目を書き直していただきたいなとこう思います。  それから,いよいよ質問に移るわけでございますけれども,経済部,そして農政部,ほかのところは今回はいいですけれども,まず皆さん方に仕事をこなせばいいという発想なのか。例えば,専業農家をこれからさらに千葉市もふやしていこうと。そのために我々はこういう事業をしますよ,こういう指導をしましたよ,数はこうなりました,あるいは農家1戸当たりが平均的な耕作面積,仮にアルファーとすれば,それに基づいて年収なんぼ稼いでもらわなければ,専業農家として食っていけないだろうと。そのためにはどういう農政を展開していくか。これはまさに経済部の方も同じじゃないかと思うんです。  幾らイベントをしても,イベントでなかなか物が売れないと。先ほどのコスモス祭りのようなところは産直ですから,来れば農村にお金が落ちるという意味では,かなりいいんではないかと思いますけれども,どうも稲毛のお祭りを見てますと,一部の人がおもしろがってやるだけで,それが商店街の固定客になってないと。  ですから,経済部の方は商業,工業,あるいはいろんな分野の仕事があるでしょうけれども,そういう人たちに今の生活はこうだ,将来はこうなる,そのために我々はこういう事業を積み上げているんですよと。少なくとも決算委員会ですから,そういう年間の初めに当たって立てた目標,そして使った金額,そしてその結果としてこうなりましたと,こういう報告をしていただきたいなと。  プラスになったもの,あるいはマイナスになったもの,先ほどから近藤委員さん,そして新人のお嬢様からいろいろとお小言を言われて頭の痛いところでしょうけれども,とにかくやってだめと。ところが,先ほどの答弁を聞いてますと,武田委員は人がお嬢様ですからかなり素直に聞いたと思うんです。調査をした結果がだめだから発酵処理はやめるよと。ところが我々は,それ以前から何度もやめなさい,こういうふうな集中型のシステムは時代に合いませんよ。処理というものはあくまでも発生源でもって処理するのが一番効果的で安いんですよと,これは随分言ったはずですね。ところが,あえてそれを押し切って三百何十万というむだなお金を使ったと。とすれば,これは先ほど皆さん方一生懸命やったにもかかわらず,こういう結果が出るというのは,まさに事前の勉強が足りなかったのかどうかということになるんではないかなと,こう思います。  ですから,そういうことのないように,やはり将来展望を控えて,そして皆さん方が切磋琢磨して勉強した結果を決算として表現していただきたいなと。  以上で答弁は求めません。言いたいことだけ言わせていただきまして,ありがとうございました。 153 ◯主査(納元政幸君) ほかに質問はないようですので,以上で,経済農政局の質疑を終わります。  経済農政局の皆さん御苦労さまでございました。退席をお願いいたします。                農業委員会所管審査 154 ◯主査(納元政幸君) 農業委員会の審査に入ります。  説明をお願いいたします。局長,どうぞ。 155 ◯農業委員会事務局長 農業委員会事務局でございます。よろしくお願いいたします。  座って説明の方をさせていただきますので,よろしくお願いします。  それでは初めに,平成14年度歳入歳出決算額の状況について御説明をさせていただきます。  主要施策の成果説明書の276ページ,277ページをごらんください。  農業委員会事務局の予算は,すべて一般会計でございます。  まず,歳入の表の計欄をごらんください。  予算現額の総額は1,465万8,000円に対しまして,収入済額の総額は1,174万9,000円余でございます。  この内訳を申し上げますと,款16・県支出金,項2・県補助金,目5・農林水産業費県補助金の予算現額は1,412万5,000円で,収入済額は1,133万円でございます。なお,この大部分が農業委員及び事務局職員に対する人件費の補助金でございます。  次に,項3・委託金,目4・農林水産業費委託金でございますが,予算現額は7万円で,収入済額は5万3,000円でございます。これは国有農地の管理,貸付使用料徴収等に対する県からの委託金でございます。  次に,款21・諸収入,項5・雑入,目4・雑入でございますが,予算現額は46万3,000円で,収入済額は36万6,000円余でございます。この主なものは,農業者年金業務委託に対する農業者年金基金からの手数料収入でございます。  歳入は以上でございます。  続きまして,歳出について御説明をいたします。  款6・農林水産業費の予算現額は2億3,983万4,000円に対し,支出済額は2億3,197万2,000円余で,執行率は96.7%でございます。  内訳は,項1・農業費,目1・農業委員会費の予算現額3,825万2,000円に対し,支出済額は3,437万3,000円余で,執行率は89.9%でございます。これは委員報酬と事務事業等に要する経費でございます。  なお,不用額の387万8,000円余につきましては,事務費の節減によるものでございます。  次に,目2・農業総務費の予算減額2億158万2,000円に対しまして,支出済額は1億9,759万9,000円余で,執行率98.0%でございます。これは事務局21名分の人件費でございます。また,不用額398万2,000円余につきましては,職員手当の節減によるものでございます。  以上で,歳入歳出決算額の状況についての説明を終わります。  続きまして,278ページをお願いいたします。  主な事務事業について御説明をいたします。  まず,1の都市農業対策事業でございますが,この事業は,農地農政特別調査委員会が都市型農業の推進に必要な諸問題の調査研究を行うものでございます。14年度につきましては,会議を3回開催いたしました。  主なものといたしましては,農地法第4条,第5条等の農地転用許可権限事務等の一部が15年度に県から移譲されることになりましたことから,事務移譲に関します調査研究を行ったところでございます。  なお,予算の執行はございません。  次に,2の農業委員会運営事業でございますが,決算額は320万2,000円でございます。  まず,1の農地部会ですが,農地法に基づく農地転用等の申請を審査するため,毎月農地部会と議案研究を伴う農地部会の分科会を開催いたしまして,農地転用等について審議をいたしました。  なお,(3)の農地法に関する許可・届出申請状況は,表にお示しのとおりでございますが,その主なものといたしましては,まず農地法第3条の農地の権利移動でございますが,許可件数は65件,面積では12万4,599平方メートルとなっております。前年度と比較いたしますと,件数で18件減少し,面積におきましても4万2,407平方メートル減少いたしました。  次に,農地法第4条の農地の使用目的変更でございますが,許可件数は283件,面積では10万6,966平方メートルとなっております。前年度と比較いたしますと,件数では44件,面積では7万177平方メートル減少をいたしております。  次に,農地法第5条の農地転用のための権利移動でございますが,許可件数は709件,面積では27万1,877平方メートルとなっております。前年度と比較いたしますと,件数で192件,面積では4万9,919平方メートル減少しております。  次に,2の農業振興部会でございますが,この部会は農業及び農村に関する振興計画の樹立や実施の推進に関する事項等につきまして調査研究する組織で,その中心的な業務は建議書にかかわるものでございます。昨年は5回の部会を開催するとともに,移動農政懇談会を3回開催し,そこで出しました意見要望を整理いたしまして,平成15年度千葉市農政に関する建議書として市長に提出をいたしました。  次に,3の農業振興事業でございますが,決算額は379万7,000円でございます。  まず,1の農業委員会だよりにつきましては,年5回発行しまして農家への情報提供と事業啓発の推進に努めました。このうち,臨時号を1回発行し,平成15年4月から農地法第4条,第5条等の事務の一部が県から移譲されることに伴いまして,その内容の周知を図ったところでございます。  次に,2の農地銀行活動でございますが,この事業は農地の流動化の情報の収集管理に努め,農地の有効利用の促進と中核的担い手農家の育成を図るとともに,農地流動化推進委員による新規の農地の掘り起こし活動を行いました。  3の農業者年金につきましては,未加入者の加入促進を図るとともに,被保険者からの年金に関する各種相談に対応いたしました。  次に,279ページでございますが,4の農地管理事業でございます。決算額は32万2,000円でございます。  まず,1の農地違反転用防止対策といたしまして,違反転用防止リーフレットの戸別配布を行うとともに,パトロール等を行い違反転用防止の啓発や是正指導に努めました。  なお,14年度の農地の埋立等の取り扱い件数は57件でございます。  次に,2の農業経営基盤強化措置事業は,国有農地55筆,面積で申し上げますと3万945平方メートルについての管理でございます。  以上で,農業委員会事務局の事務事業につきましての説明を終わります。よろしくお願いいたします。 156 ◯主査(納元政幸君) ありがとうございます。  御質疑等がございましたらお願いいたします。伊藤委員。 157 ◯委員(伊藤 晶君) 農業委員会は,法に基づいて法に照らして許可あるいは承認をするという業務であるということは承知をいたしております。  そこで,2番目にあります(3)農地法に関する許可・届出申請状況というところに,農地の使用目的変更,農地転用のための権利移動ということで,これを面積にいたしますと38万平方メートルに近い,そういう農地でなくなったということであろうと思います。さらに一番最後の行にあります,登記官からの地目変更登記に関する照会,これが7万5,000ということになりますと,46万平米という貴重な農地が農地でなくなるというぐあいに理解をいたしますけれども,地球環境等々を考えても,大変貴重な農地が農地以外のものになるということについては,憂うる状況でもあるというぐあいに思うんですが,農業委員会のこれに対する感想を承りたいというぐあいに思います。  以上です。 158 ◯主査(納元政幸君) 答弁お願いします。事務局長。 159 ◯農業委員会事務局長 今お話しのとおり,農地が年々減少していることは事実でございます。農地の減少は,移動等以外に遊休農地化しているというのも一方ではあるんですが,農業委員会の事務としては,農地転用等については農地法に基づき適正に事務処理を行うということが,一番大切なことだと思いますので,確かに農地の減少については,今,委員さんおっしゃられましたように憂いるといいますか,多少の危惧はしておりますが,今後その農地が農地として適正にその農地を有効に使っていただくということを主眼に,農業委員会でできる立場はしっかり実施していきたいというふうに考えております。
    160 ◯主査(納元政幸君) よろしいですか。ほかに。常賀委員。 161 ◯委員(常賀かづ子君) 伺います。  一つは農業委員についてなんですけれども,これまでも質問があったかもしれませんけれども,この農業者での女性委員はこれまでいたのかどうか,伺います。また,他の市では有識者的な枠などの中で,優先的に適用するところもあると聞いておりますけれども,今後どのようにお考えになるのか,伺います。  それから,ちょっとわからないので教えていただきたいんです。先ほど農業振興のところの農地銀行活動とあるんですけれども,間違っていたら申しわけありません。この農地銀行にはどのくらいの活用がされているのか。また,登録できる要件,また何件ぐらい登録しているのかを伺います。  それから,建議書のことなんですけれども,平成14年の建議書に広域発酵処理施設の整備とあって,それともう一つ農業公社の設立というのがあるんですけれども,広域発酵処理施設の整備が中止されたこと,また農業公社の設立が先ほども農政の方でお答えがありましたけれども,今5か年では見送るということがありましたけれども,農業委員会としてはどのようにお考えなのか,伺います。  それからもう一つ,4番の農地管理の中にあります,農地違反転用防止対策とあるんですけれども,この57件というのは具体的にどのような内容なのか,教えてください。  以上です。 162 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。事務局長。 163 ◯農業委員会事務局長 まず,1点目の女性農業委員の関係でございますが,女性農業委員につきましては,県内で公選委員で申し上げますと1名だけでございます。これは船橋の方で1名,公選委員がいらっしゃいます。あと,県内での女性農業委員の方でございますが,全体で10名でございます。  それから,農地銀行活動はどのような業務をするのかということでございますが,農地銀行は農地の貸し手,それから借り手,そういう方を農業委員会に登録をしていただきまして,できるだけ遊休農地化させないような方策といたしまして,借りたい方,または貸したい方の間に立って,その辺を橋渡しするといいますか,できるだけ遊休農地化させないような施策として農地銀行がございます。また一方では,農地をある程度集団化するということも一つの目的でございますので,できるだけ農地銀行のその趣旨に沿った形で運営をしております。  それから,建議書で広域発酵処理施設と公社ですか,この問題のお尋ねでございますが,実はここでいう建議書を作成するに当たりましては,移動農政懇談会という懇談会を毎年開催しておりまして,地元の人たちが,農業者の方ですが,どういうような要望を持っているかというものを移動農政懇談会で把握して,今回は平成16年度の建議書として,今,作成をしておりますが,この中では農業者の方から広域発酵の処理施設についての要望,または公社についての要望が大きい声としては上がっておりませんでした。事前に農政部の方からいろいろなお話が関係者にお話をされておったと思いますので,多分そういうことが影響しているのかどうかわかりませんが,いずれにしてもその公社なり広域発酵の要望は,今回の移動農政懇談会ではそんなに大きい声としては上がっていませんでした。  それで,今回の移動農政懇談会につきましては,建議の趣旨として,農業環境なり,または安定した農業者となれるようなそういう自給の確保,それから生産者と消費者の相互理解,こういうような観点から建議書として取りまとめしたものですので,あえて公社なり広域発酵のものはその中には取り込んでおりません。  それから,あと農地の埋立等に関する取扱件数でございますが,件数といたしましては57件ございました。このうち許可をしたものが43件,届け出が10件,それから一応申請があってから途中でといいますか,期間の延長等で許可の変更があったものが4件,全体で57件でございました。 164 ◯主査(納元政幸君) よろしいですか,発言者。常賀委員。(常賀委員「登録の要件と何件というのがちょっと伺ってないんですけれども」と呼ぶ)答弁漏れ,お願いします。 165 ◯農業委員会事務局長 大変申しわけありません。  農地銀行の登録件数でございますけれども,14年度で申し上げますと,貸し手が47件,47人ですね。借り手が31件,31人。  なお,面積で申し上げますと,田んぼが1万2,331平方メートル,畑が10万2,798,合わせまして11万5,129平方メートルでございます。大変失礼しました。 166 ◯主査(納元政幸君) 何か農業委員の優先枠とかっていう考えがあるかどうか。2回目でお願いします。常賀委員。 167 ◯委員(常賀かづ子君) わかりました。今,言ってくださいましたように,有識者枠というんですけれども,多分,船橋がそうだったのかなと思われるんですけれども,そのようなものがあるかどうか,伺います。  それから,農地銀行に関しては,わかりました。それで,貸し手と借り手の橋渡しということなんですけれども,今,伺ったところによると,貸し手が47名,借り手が31件ということなので,この差というんですか,16件,16人の方は今どうなさっているのかなということと,それから今後もまたこのような遊休農地が多くならないように,ぜひ情報の交換,情報を周知する方法に力を入れていただきたいなと思います。  それから,先ほどの広域発酵処理施設のことと,また農業公社の設立のことはアンケートの方では声が少なかったということなんですけれども,今後,農政の方も先ほどの答弁にありましたけれども,検討し続けていただきたいなということを思います。(「農業委員会は違うよ」と呼ぶものあり)済みません,ちょっと勉強不足かもしれないんですけれども申しわけありません。  建議書で余り声が上がってなかったということなんですけれども,それはわかりました。  以上です。 168 ◯主査(納元政幸君) 答弁,所管内でお願いします。 169 ◯農業委員会事務局長 まず,農地銀行の貸し手と借り手の差は何かということなんですが,実は農地を貸したいという方が非常に多いわけです。一方で借りたいという方が相対的に少なくて,貸し手が多くて借り手が少ないということで,そのために利用権を設定する際に補助金といいますか,借り手の方に一部補助をするというそういう制度もありますので,できるだけその借り手もこれからいろいろな意味でふえていただくような,そういう努力も必要かなというふうには思います。  それから,女性の枠というお話でございますが,これは先ほどお話ししましたように,特に女性だからぜひ農業委員として入れてくれということではなくて,やはり公選委員,または知識経験者,そういった中で結果的に女性の農業委員さんが入る,または入らないということですので,特にその枠については女性だからというような枠の設定はございません。 170 ◯主査(納元政幸君) 質問者,よろしいですか。ほかにはございますか。福永委員。 171 ◯委員(福永 洋君) 1点だけですね。農業者年金の問題なんですけれども,基本的に今議会でも農業年金あるんですが,一番これも日本の年金制度で最も方向性を出さないというんですかね,なっている。啓蒙普及となっているんですが,どういう方向でされてたのかということについて,まず最初にお尋ねいたします。 172 ◯主査(納元政幸君) 事務局長。 173 ◯農業委員会事務局長 農業者の年金制度の改正が,平成14年1月にありまして,今までプール方式といいますか,付加方式だったわけですが,それが積立方式に変わって,制度が14年1月に実は大きく変わりました。  それで,農業委員会として具体的にどういうことをやっているのかということですが,窓口となっておりますJA,農協さんとその連携をとりながら,年金者協議会というものをつくっていまして,できるだけその農業者の方に年金についての認識をしていただくためのPRを,農業委員さん,またはJAさんと歩調を合わせまして,各家庭に戸別訪問をしましてPRをしております。  以上です。 174 ◯主査(納元政幸君) 福永委員。 175 ◯委員(福永 洋君) もともとこれもほかの年金と同じように,加入者全然,全然といいませんよ,支給者がふえるというこの構造を持ってて,積立金を崩すとか,その方向が一つあると思うんですね。長期的に見たときに,維持はもともと難しい。減額するしかないという意味でどうするかとなって,30%カットという方向が出されていくしかないと思うんですけれどもね。  原資をどうするかという問題がどうしても絡むわけですよ。その前にPRするといっても,もともと農業は後継者がいないという問題が出てきて,そのことがどうしてもこれネックになってくるんですけれどもね。一応,ここは主は国会でしてるから,問題だけ言っておいて終わりにします。  以上。 176 ◯主査(納元政幸君) ほかにありますか。               [「なし」と呼ぶ者あり] 177 ◯主査(納元政幸君) それでは以上で,農業委員会の審査を終わります。  農業委員会の皆さん御苦労さまでした。                教育委員会所管審査 178 ◯主査(納元政幸君) それではただいまより教育委員会所管の審査を行いたいと思います。  それでは,説明をお願いいたします。教育長。 179 ◯教育長 教育委員会でございます。よろしくお願いいたします。座って説明させていただきます。  平成14年度の教育委員会所管の歳入歳出の決算の状況につきまして御説明いたします。  教育委員会の基本施策といたしましては,やすらぎをはぐくみ,未来を支える都市づくりを目標とする千葉市の新5か年計画の2年次目として,また第三の教育改革といった大きな変革期を迎えました中で,生命・人権・人格を重んじる人間尊重の教育を基調に,次代を担う子どもたちをはぐくむ,心のふれあう生涯学習を推進する,個性豊かな新しい千葉文化を創造する,スポーツ・レクリエーション活動を振興するの四つの目標を設定し,変化する社会状況に対応した各種施策を展開してまいりました。  それでは,平成14年度の主要施策の成果説明書の242ページから243ページの歳入歳出決算額状況表をお開きください。  まず,教育委員会に係る一般会計の歳入でございますが,款の14,使用料及び手数料でございますが,収入済額4億2,300万円で,市立高等学校授業料,こてはし温水プール等の体育施設利用に係る保健体育使用料がその主なものでございます。  款の15,国庫支出金でございますが,収入済額19億1,400万円でございまして,耐震補強工事など大規模改造に伴う国庫補助金がその主なものでございます。  款の22,市債でございますが,収入済額79億5,600万円で,主なものとしては鎌取第六小学校仮称に係る用地買収事業債と小中学校の大規模改造事業債でございます。  これら歳入の決算総額でございますが,107億9,500万円でございます。  次に,歳出について御説明いたします。  246ページから247ページをお開きください。  まず,教育費の予算現額でございますが,459億1,200万円,支出済額は385億900万円でございます。執行率は83.9%で,市の一般会計の歳出に占める教育費の割合は11.7%でございます。  なお,翌年度繰越額は45億3,100万円ほどございますが,主なものは,ことしの2月補正でお願いしました国の経済対策に伴い,平成15年度執行予定事業を前倒しした小中学校大規模改造及び快適トイレ改修が繰越明許費となったものでございます。  また,不用額が28億7,200万円ほどございますが,その主な理由といたしましては,鎌取第六小学校仮称に係る用地購入費及び土地造成工事費等の契約差金7億1,500万円,小中学校の大規模改造事業費の契約差金等により6億1,200万円,小中学校の光熱水費等の節減によりまして1億7,400万円などでございます。  次に,248ページから249ページをお願いいたします。  中段より下の公共用地取得事業特別会計でございますが,歳入歳出決算額は5億9,900万円で,若葉球技場の用地償還元金などでございます。  次に,250ページから251ページをお願いいたします。  学校給食センター事業特別会計でございますが,歳入歳出の決算額は26億5,700万円で,市内4カ所の学校給食センターの管理運営に係る経費でございます。  以上が,決算の概要でございますが,引き続きまして各部長から所管の事務事業について御説明いたします。 180 ◯主査(納元政幸君) お願いします。教育総務部長。 181 ◯教育総務部長 教育総務部でございます。座って説明させていただきます。  まず,主要施策の成果説明書252ページをごらんをいただきたいと思います。  項の1,教育総務費でございます。  1の教育広報でございますが,「教育だよりちば」あるいは「いきいき子育て」等の広報紙を使いまして,本市の教育活動の啓発に努めた事業でございます。  続きまして,項2の小学校費でございます。  1の教材教具充実事業でございますが,決算額6億8,200万円でございまして,小学校の多様な学習活動に供するため,備品等の整備を実施いたしました。  2の新設校建設でございます。金沢小学校の過大規模校化を解消するために,新たに鎌取第六小学校,仮称でございますが,この建設に向けた用地買収と敷地造成工事を22億7,300万円で実施したほか,債務負担行為として基本・実施設計委託を8,400万円で行ったものでございます。  続きまして,4の屋内運動場改築でございますが,決算額は3億8,900万円で,これは生浜東小学校の屋内運動場改築工事を実施するとともに,弁天小学校の屋内運動場改築に係る実施設計委託を行ったものでございます。  続きまして,253ページをお願いいたします。  7の大規模改造事業でございます。  内訳といたしましては,外部改造工事に係ります実施設計委託を都賀小学校に,また校舎の内部,外部の改造工事を白井小学校ほか1校に1億900万円で実施したものでございます。また,耐震補強事業といたしまして,計画策定委託を大森小学校ほか6校に,実施設計委託を大宮小学校ほか5校に,さらに補強改修工事を院内小学校ほか8校に33億8,300万円で実施したものでございます。  8の教室改善対策でございますが,従来から進めております普通教室をコンピューター室,あるいは特殊学級教室,保健室等に改善いたしたほか,新たに適応指導教室に改修し,余裕教室の有効利用を図ったものでございます。  9の快適トイレ改修事業でございます。トイレの環境改善を図るために,実施設計委託を西小中台小学校ほか3校に,改修工事を園生小学校ほか3校に1億5,500万円で実施したものでございます。  続きまして,254ページをお願いをいたします。  10の校庭整備でございます。これにつきましては,実施設計委託を山王小学校ほか3校,校庭整備工事を松ヶ丘小学校ほか3校に1億7,400万円の債務負担行為で実施したものでございます。  次に,項の3の中学校費でございますが,ただいま小学校費で申し上げました事業と同様のものにつきましては省略させていただきます。  2の校舎改築でございます。老朽化の著しい轟町中学校の改築工事を平成14年度からの3カ年継続事業で実施しているものでございまして,14年度の決算額は6億7,200万円でございます。  続きまして,255ページをお願いいたします。  5の心の教室整備の事業でございます。余裕教室を改修し,カウンセリングルームを整備したもので,犢橋中学校ほか5校に4,400万円で実施したものでございます。  最後に,お手元に別紙で配付してございます,平成14年度財団法人千葉市都市整備校舎公共施設整備事業調書をお願いいたします。  当教育総務部所管のものにつきましては,同表の左側の区分欄に学校施設整備と表記されている部分でございまして,ただいま申し上げました事業のほか,小学校の新設,あるいは教室改善等々,都市整備公社への債務負担行為で行った事業でございまして,総額10億4,000万円でございます。  以上で,教育総務部の説明を終わらさせていただきます。 182 ◯主査(納元政幸君) 続いてどうぞ。お願いいたします。学校教育部長。 183 ◯学校教育部長 続きまして,学校教育部所管の主たる事業につきまして御説明させていただきます。座らせていただきます。  それでは,お手元の成果説明書の256ページをごらんいただきたいと思います。  初めに,項1・教育総務費でございます。  まず,1の幼稚園就園奨励費補助事業でございますが,決算額は12億2,100万円で,国庫補助事業の対象者でございます1万29人に6億8,300万円を,また市単独の事業といたしまして1万7,152人を対象にいたしまして1人当たり3万2,000円,計5億3,800万円を補助し,保護者の負担の軽減に努めたところでございます。  次に,2の私学振興補助事業でございますが,決算額は5,700万でございまして,私立の高等学校8校と専修並びに各種学校10法人に1,700万円を,また私立の幼稚園,87園に3,200万円を補助したものでございます。  次に,257ページをごらんいただきたいと思います。  まず,4番の少人数学習指導教員配置事業でございますが,決算額は3,800万円で,小学校第1学年のうち1クラスの児童数が36名以上の学級に非常勤講師を配置し,少人数学習によるきめ細やかな指導を通し,基礎的な内容の定着や生活指導の充実を図ったものでございます。  次に,5番の小学校英語活動推進事業でございますが,決算額は5,600万円で,平成14年度より新たに設けられました総合的な学習の時間におきまして,英語を母国語といたします外国人を英語活動の際に教員の補助者として,市立の全小学校119校に派遣して,国際理解教育の推進を図ったものでございます。  次に,6のスクールカウンセラー活用事業でございますが,決算額は4,600万円で,市内の中学校29校にスクールカウンセラーを配置し,児童生徒の悩みの解消を図るとともに,教職員及び保護者に対する助言,援助を行い,いじめや不登校などの今日的な問題への対応に努めたものでございます。  次に,7の学校図書館充実推進事業でございますが,決算額は2億3,100万円で,市内の全小学校119校に学校図書館指導員を配置し,読書活動を通して児童生徒に豊かな感性や情操,思いやりの心などをはぐくむ学校図書館の有効活用を図ったものでございます。  次に,飛びまして11の国際理解教育推進事業でございますが,決算額は1,900万円で,日本の学校への適応指導が必要でございます海外帰国児童生徒などに対しまして,中国語など5カ国語の外国人子女指導協力員9名を学校に派遣いたしまして,日本語の指導や生活指導を行い,日本の学校生活に適応できるように努めたものでございます。  次に,一番下の15・適応指導教室設置事業でございますが,決算額は700万で,不登校児童生徒への対応といたしまして,子供たちの興味,関心や能力,適性に応じた活動を行うための居場所といたしまして,ライトポート花見川の整備に伴いまして職員の配置を行い,学校生活への復帰の支援を行ったものでございます。  次に,説明書の258ページをお願いいたしたいと思います。  17番の情報教育推進事業でございますが,決算額は6億1,300万円で,教育センターを拠点とした情報通信ネットワークを運用し,インターネットの活用や教育情報,学習情報の提供及び学校間相互の通信を促進し,また情報処理技術者派遣委託及び教育用ソフトウエアの整備も引き続き行いまして,情報教育の充実に努めたものでございます。
     次に,中ほど項2・小学校費でございます。  初めに,1の夢広がる学校づくり推進事業でございますが,決算額7,800万でございまして,平成14年度から全面実施されました新しい学習指導要領に基づく教育課程の対応といたしまして,わかる授業,楽しい教室,夢広がる学校づくりを目指しまして,農山村留学や地域人材を活用とした授業を実施するなど,総合的な学習や体験的な学習を通して,特色ある学校づくりの推進のために積極的に学校支援を行ったものでございます。  次に,2の保健給食関係事業でございますが,決算額は4億5,300万円でございまして,学校給食運営に伴う備品購入や衛生管理の徹底を図るため,給食従事者を対象にO-157を含めました腸内細菌検査を実施したものでございます。  次に,3の要保護・準要保護児童就学援助及び特殊教育就学奨励事業でございますが,決算額は1億7,000万円で,児童が日常必要とする学用品や校外活動及び給食等に要する費用を援助し,就学の奨励を実施したものでございます。  次の259ページをごらんいただきたいと思います。  4番の学校検診事業でございますが,決算額は4,700万円で,小学校の児童の健康管理のための検診事業を実施し,病気の早期発見並びに早期治療を推進するとともに,医療区分及び生活指導を行ったものでございます。  次に,項3・中学校費でございます。  1の夢広がる学校づくり推進事業ですが,決算額は3,200万円で,中学生に正しい職業観や勤労観を育てる職場体験学習など,特色ある学校づくりの推進に努めたものでございます。  なお,こうした実践が高く評価されまして,土気南中学校が時事通信社の教育奨励賞といたしまして文部科学大臣賞を受賞いたしました。  次に,2の保健給食関係事業,決算額8,800万円,次のページ,済みませんお願いしますが,260ページの3の要保護・準要保護生徒就学援助及び特殊教育就学奨励事業の決算額1億3,500万,4の学校検診事業の決算額2,400万でございますが,さきに御説明いたしました小学校費と同様の事業を実施したものでございます。  次に,項4・高等学校費でございますが,3のスーパーサイエンスハイスクール研究開発事業でございますが,決算額は1,500万円で,平成14年度に文部科学省より研究開発校に指定されまして,大学や研究機関及び科学館等との相互に連携を図りながら,校外学習や野外観察活動等を実施いたしまして,理科・科学教育の研究開発を行ったものでございます。  次に,261ページをお願いいたします。  項7・保健体育費でございますが,1の学校給食センター整備事業でございますが,決算額は900万でございまして,仮称大宮学校給食センター建設にPFI手法の導入の可能性調査のために委託事業として実施したものでございます。  最後に,262ページをごらんください。  学校給食センター事業特別会計についてでございますが,学校給食センター運営事業でございますが,決算額は26億5,700万円で,保護者等からの徴収金と一般会計からの繰入金で運営しております。  事業の内訳は,4センターで中学校56校の給食を年間190日,1日当たり2万2,419人分の調理をいたしまして,各センターから各中学校へ配送をいたしております。  以上で,学校教育部の説明を終わらせていただきます。 184 ◯主査(納元政幸君) 続けて説明をお願いいたします。生涯学習部長,どうぞ。 185 ◯生涯学習部長 生涯学習部でございます。  それでは,生涯学習部所管の主なものについて御説明をさせていただきます。座ったまま失礼いたします。  263ページをお開きいただきたいと思います。  項の1,教育総務費でございます。  1番目でございますが,青少年の健全育成研修事業でございます。決算額は800万円でございます。少年海外研修,青少年等の海外派遣経費及び青少年バス運行の経費でございます。  3番目をお願いしたいと思いますが,少年自然の家,仮称でございますが,整備事業でございますが,決算額は5億2,700万円です。外構整備工事や橋りょう工事などの継続事業の当該年度分及びPFI事業を推進するためのアドバイザリー業務委託の経費でございます。  なお,少年自然の家のPFI事業につきましては,昨年12月議会で契約議案を御承認いただいたところでございますが,本年1月に着工いたしまして,平成17年4月のオープンに向けて工事が順調に進められているところでございます。  4番目をお願いします。青少年相談員活動事業ですが,決算額は1,100万円です。青少年相談員活動への助成や完全学校週5日制に対応したウイークエンドふれあい広場を,青少年相談員が公民館等で開催した経費でございます。  続いて,264ページをお願いいたします。  項7・社会教育費でございます。  1番目でございますが,生涯学習センター管理運営事業でございます。決算額は7億8,900万円です。中央図書館を含む生涯学習センターの維持管理経費のほか,生涯学習の拠点として学習支援施設との連携や学習事業の推進を初め学習ボランティアの育成,活用やメディア学習の推進など,多彩な学習事業を実施いたしました。  2番目の生涯学習推進事業をお願いいたします。決算額は1,400万円です。生涯学習情報誌として生涯学習ガイドブック等を発行するほか,市内の12大学と連携した大学リレー講座及び子供向けの講座の縄文たいけん隊等を開催した経費でございます。  続いて,4番目をお願いいたします。公民館管理運営事業ですが,決算額は4億9,300万円です。各種学級,講座の開設といたしまして,家庭教育学級など952事業を実施して,延べ6万6,174人が受講いたしました。子育てや家庭教育にかかわる講座や完全学校週5日制に対応して,子供たちを対象とした講座を開催するほか,記載のそれぞれの年齢層に対応した講座を開催したものでございます。  また,公民館各種クラブ,サークル等の社会教育関係団体の育成,公民館図書室の運営,公民館の経常的な維持管理及び施設の改修工事等の経費でございます。  次ページでございますが,265ページをお願いいたします。  公民館建設事業でございます。決算額は6億9,700万円でございます。黒砂公民館の移転,改築としまして,平成14,15年度継続事業に着手したほか,神明公民館の移転,改築のための基本実施設計を,また白井公民館の移転,改築に向けての基本設計を行ったものでございます。  次に,7番目をお願いします。美術館管理運営事業ですが,決算額は3億1,000万円です。美術館の管理運営や美術文化の振興を図るため,ジ・エッセンシャル展や鈴木春信展を初め各種の企画展,常設展を開催いたしました。  次に,8番目でございます。美術品等の収集事業でございますが,決算額は1億1,900万円です。美術品等取得基金により購入した美術品24件を一般会計で買い戻しをした経費等でございます。  主な作品を申し上げますと,森狙仙の「樹下双鹿図」2,100万円,磯田湖龍斎の「汐汲図」600万円,吉原治良の「無題」2,300万円などでございます。  次に,266ページ,次ページでございますが,11番,博物館の管理運営事業をお願いいたします。決算額は1億200万円でございます。入館者数は加曽利貝塚博物館1万6,000人,郷土博物館4万6,000人でございます。博物館といたしましては,特別展等を実施するほか,各種講座の開催や資料の調査研究等を実施いたしました。  12番目の図書館管理運営事業でございますが,決算額は10億6,800万円です。  主なものは,図書購入等の資料整備,図書館の維持管理及び図書館コンピューターシステム維持経費,若葉図書館の空調設備改修に係る経費でございます。  なお,平成14年度の図書貸出総冊数は約396万冊となっております。  13番,お願いいたします。花見川図書館花見川団地分館整備事業ですが,決算額は3,100万円です。同分館,青少年補導センター北分室及び花見川市民センターの複合施設を整備するため,実施設計等を行ったものでございます。  次に,次ページでございます。267ページの保健体育費でございますが,2番目の社会体育行事でございます。決算額は1億7,300万円です。市民スポーツ行事の振興につきましては,第9回スポーツ・レクリエーション祭を初め,記載のスポーツ行事を開催し,約2万9,000人の参加を得ました。  次に,スポーツ団体の育成,あるいは関係団体の行事共催ですが,市体育協会加盟の38団体の育成を初め,市体育協会が実施する総合体育大会等の事業を共催したものでございます。大型スポーツイベントにつきましては,2002国際千葉駅伝のほか2事業を実施いたしました。  次に,2002FIFAワールドカップアイルランド代表チームキャンプ実施でございますが,市民団体による実行委員会を組織いたしまして,練習の公開や少年サッカー教室を実施するほか,チームやサポーターとの交流事業を実施し,市民との交流に努めました。  最後に,4の社会体育施設建設事業ですが,決算額は8億8,800万円です。若葉球技場の建設工事経費のほか,先行取得した同建設用地の償還元金です。また,こてはし温水プール臨時駐車場の整備を行った経費がございます。  以上で,生涯学習部の説明を終わらせていただきます。 186 ◯主査(納元政幸君) 御苦労さまでした。審査の都合により暫時休憩をいたします。  3時15分再開,お願いいたします。                 午後2時43分休憩                 午後3時15分開議 187 ◯主査(納元政幸君) 休憩前に引き続き分科会を開きます。御質疑をどうぞ。奥井委員。 188 ◯委員(奥井憲興君) 一応,3点ばかりお願いをしたいと思います。  最初に,屋内運動場の改築ということでまず一つ。今,校舎の場合,耐震測定というのはやっておりますけれども,体育館の耐震測定というのはやっているのかどうか,まず1点お願いします。  それから,トイレの改修のことですが,トイレの改修ずっとやっているとは思いますが,あと何校ぐらい残っているのか,お願いしたいと思います。  それともう1点,小学校の英語活動推進ということで,この間の代表質疑のときにも非常に喜んでいただいているという話をお伺いしましたが,大体,週に何回ぐらい,また何時間ぐらい行ってらっしゃるのか,また何人ぐらい行ってらっしゃるのか,わかれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 189 ◯主査(納元政幸君) 答弁お願いいたします。総務部長。 190 ◯教育総務部長 教育総務部でございます。  まず,1点目の屋内運動場の耐震測定をやっているのかということでございますが,昭和56年以前に建てられました建物,いわゆる新耐震以前の建物につきましては校舎を含めてやってきたわけですが,屋内運動場につきましてはサンプル的に小中学校2校ずつ耐震診断を実施をいたしました。これにつきましては,ほかかなり残っておるわけでございまして,屋内運動場の耐震化に向けて,今後また対応を考えていきたいというふうに考えております。  それから,トイレの改修事業の関係でございますが,残っておりますのは現在66校,小中合わせまして残っておりまして,実はこれは平成15年度から今までのやり方,改修の仕方を見直しまして15,16,2カ年間ですべて改修を終わらせようということで,従来は改修工事という形でやっておったんですが,現在,新しい見直し後は修繕をするということで,具体的には照明器具を増設したり,また臭気の問題がございますので換気扇を取りかえる,設置をする,あるいはそれぞれのトイレのブースといいますか,部屋を少し広げる,それから便器をきれいなものに取りかえると,そういうような形で,修繕を中心に2カ年ですべて改修しようということで,現在,取り組んでおります。  以上でございます。 191 ◯主査(納元政幸君) 学校教育部長。 192 ◯学校教育部長 小学校の英語活動につきまして。  基本的には年間35時間ということでございまして,週1時間を一応原則にしておりますが,学校の状況に応じまして1週間にまとめて指導を受けたいというような学校等もございますので,その場合には1学期とか2学期に集中して派遣を要望してくる場合もございますが,いずれにしても学校と業者との間で派遣について協議して内容を決めていますが,原則的には週1時間が一応原則になっております。  それから,講師でございますが,これいずれも英語を母国語とする外国人講師が直接学校に行っておりますので,今,2社のいわゆる英語の先生方を派遣する会社から送っていただいてますけれども,1社が12名の体制です。それから,もう1社が9名の体制で,60ないし59校を担当して,先ほどお話ししました週1時間を原則に,学校の方の指導に当たっているところでございます。  以上でございます。 193 ◯主査(納元政幸君) 奥井委員。 194 ◯委員(奥井憲興君) ありがとうございます。  体育館の方の屋内運動場の件でございますけれども,56年以降ということでテスト的にやっている,こういうお話でしたけれども,一時耐用年数が大体40年ぐらいとこういうふうに言われておりますけれども,もうつくって40年に近くなっている体育館がたくさんあるというふうに聞いていますけれども,そういう改築しなきゃならないようなそういう施設,また何件ぐらいあるのか,お伺いしたいと思います。  また,先日,県で調査をして,プレコンの体育館で崩壊のおそれがあるというふうな千葉日報で報道されておりましたけれども,千葉市にはこういうのが何カ所ぐらいあるのかと,この辺のことをちょっとお伺いしたいと,こういうふうに思います。  それから,トイレの改修工事につきましては,トイレの1カ所当たりの生徒数,これの最大,また最小の人数,また平均の人数がわかればちょっと教えていただきたいなと思います。  それから,小学校の英語の活動の推進については,本当に非常に喜んでいただいているということで,英語はやはり低学年からしっかり学んでいくことが非常に大事だとこういうふうに思いますので,できればこれは御要望ですけれども,一学年広げて小学校5年生ぐらいまで拡充していってはどうかというふうに提案したと思いますけれども,よろしくお願いします。 195 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。教育総務部長。 196 ◯教育総務部長 それでは,1点目の屋内運動場の40年以上経過した施設がどのぐらいかということなんですが,手元のデータでは築後33年経過したものとしてちょっと把握しておりますが,それが棟数で44ございます。  それから,先日新聞報道されましたプレコンの屋根ということなんですが,千葉市では使用しておりません。ゼロということでございます。  それから,トイレ1カ所当たりの人数ということですが……。 197 ◯主査(納元政幸君) わかるようでしたら,所管の方,お願いします。 198 ◯教育総務部長 申しわけございませんが,ちょっとそこまでは把握してございませんで,申しわけございません。 199 ◯主査(納元政幸君) 奥井委員。 200 ◯委員(奥井憲興君) ありがとうございました。  最初のプレコンはないということで,一安心というか気持ち的には。いずれにしても33年たって44棟があるということですから,これは一日も早く。やはり何といっても体育館というのは非常の災害時でも使われる,また普段の開放状況なんかでも一番体育館が施設の中でも多いということですので,やはりしっかり取り組んでいただいて,早く安全なそういう体育館をしっかりつくっていただきたいなと,こういうふうに思います。  それから,トイレの改修については,なぜトイレ1カ所当たりの生徒数を聞いたかと申しましたら,やはり1学校で1系列しかやってないということで,いわゆるマンモス校なんかの場合は1系列だと非常に少ないと,そういうような御要望も聞いておりますので,できればそこら辺もしっかりちょっと見直していただいて,やはりマンモス校についてはもう少し多くやっていただけるように御要望したいと,このように思いますので,よろしくお願いします。  以上です。 201 ◯主査(納元政幸君) 武田委員。 202 ◯委員(武田香織君) 校庭整備についてなんですが,整備工事内容とそれを行って改善されることがどういう部分が改善されるのかというのと,また次回,整備工事が必要になるまでの耐久年数というか,次に必要になるまでの年数がどれほどのものになるのかということについてお聞きしたいのと。これは少し要望も兼ねているんですが,他市,他区,都内の方では校庭に芝を植えて夏の暑さから子供たちを守ったりとか,はだしで走らせたりしているというのをニュースなどでもよく目にするんですけれども,またスポーツ面でも体に負担が少なくて,けがをしづらいなどの理由で芝がよいと言われているということも聞いております。  千葉市では,芝を植えるような計画を今後考えているのかどうかという点でお伺いしたいということ。あともし芝を植えた場合,1校当たりどれくらいの経費がかかるのか。またその芝を維持する上で多分費用などがかかると思うので,そういった部分がもしおわかりでしたら,お答えいただきたいと思います。  あと,奥井委員の方からお話があったのとまた同じことなんですけれども,小学校の英語活動推進についてなんですが,この外国人を管理しているのは業者2社ということなんですけれども,その外国人というのはどういった方が来ているのかというの,本当に全く全部その業者にお任せしきっちゃっているのかという点なんですが。要は,私がちょっと確認したかったのは,海外から呼び寄せている外国人を派遣しているのか,それとも国内に住んでいる方の中から選んだ外国人の講師が学校に行っているのかという点ですね。  あとは,文化の違う国の方を講師としているわけですから,事前に日本文化のレクチャーとか研修などの機会を設けているのかという点でね。それから,活動目的が国際理解を学ぶという目的で小学校6年生対象に行っているものなんですけれども,これが今後,英会話ができるようになることも目的にしているのかということについて,お答え願えればと思います。  次に,少年自然の家についてなんですが,継続事業で外構整備工事と橋梁工事のほかに,本体そのものの工事も進んでいると思うんですけれども,それが現在どこまで進んでいるのかという点と,あとは小中学校の生徒が利用するほかに,ほかの団体,市民の方が利用されるとは思いますが,年間を通してのスケジュールはどのようになっているのかということと,稼働率を上げていかなければならないという問題があると思うんですが,そのための計画は何を考えていらっしゃるのか,お聞かせください。  それから,補導指導についてですけれども,最近,社会問題にもなっていると思うんですが,未成年,特に小中学生が夜おそくまでというか朝まで遊び歩いて,私なんかもコンビニの前で座っている子供たちをよく見るんですけれども,街頭補導実施数が814回,補導員数が325とあるんですが,これでいうと大体1人当たり2.4回になると思うんですが,月にどのくらい実施されているのか。また,夏休み,冬休み等の時期はどのくらい実施回数をふやしているのかということ。  それからこのメンバー構成とともに警察の方と連携をとってやってらっしゃるのかということ。それから14年度に補導された子供の人数と,その人数が前年度と比べてふえているのか,または減っているのかという点。  それから補導した際に子供たちへの指導はどのように行っていて,また子供たちがなぜそういう状況にあるのかという点を把握していらっしゃるのかということですね。しているんであれば,子供たちと親に対する指導,またはサポートプログラムなどがあるんであれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 203 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いします。部長,どうぞ。 204 ◯教育総務部長 それでは,1点目の校庭整備の関係についてお答えをいたします。  校庭整備の内容,改善される点はどういうところかということですが,まずグラウンド面につきましては,いわゆるでこぼこになった表面をきれいに整地をすると。場合によっては,表層の土を入れかえ転圧をすると。このようなことの作業をいたしまして,グラウンド面の利用促進を図るということをしております。それとあわせまして,校庭の排水対策としてU字溝の整備改修をいたします。それから,車両の進入路等,校庭を区分けするような工事,さらには周辺に植樹されております樹木の整備,場所によりましては排水に支障を生ずるというケースもございますので,あわせてそういう植樹帯の整備も行うということでございます。  それから,どのくらいのスパンで改修されるかということですが,平成14年度で小中全校一通りの整備が終了をいたしております。今後,また2巡目になるわけでございますので,工法も含めて見直しをしながら,また効率的に整備をし,子供さんたちが快適に使えるような環境をつくっていきたいというふうに考えております。  それから,校庭の芝生化でございますが,現在,芝生化の問題について研究をしている段階でございます。芝生については,その芝の種類によってその学校の校庭になじむといいましょうか,なじんだりなじまなかったりということがございます。また,やはり一番大きな問題は,芝生化した後の維持管理をどうするかということでございますし,やはりこれも経費,コストの面等も考えていかなくちゃいけないということで,現在は他市の事例,あるいは近隣の事例等,今,参考にしながら,どういう種類の芝生がいいのか,あるいはコスト面,維持管理面でどういう課題があるのか,この辺を今,調査研究しているところでございます。
     以上でございます。 205 ◯主査(納元政幸君) 学校教育部長。 206 ◯学校教育部長 小学校の英語活動について3点の御質問がございますので,順次お答えいたします。  まず初めに,外国人はどういう方かということですが,海外からこのためにお呼びしたわけではございませんで,それぞれの会社の方が日本の大学で研究をしている方だとか,それから日本の学校でALTとして指導した経験がある方とか,その他日本にお住まいの方がほとんどの方でございますけれども,その方々が講師として派遣されておりますので,上手下手はありますが,大体日本語がおできになる方がほとんどだと思います。  それから2番目,文化の違いということでレクチャーのことがございますが,当然,事前に学校に入る前には打ち合わせ等の中で学校の要望等も伝えております。また改めて学校の地域差等もございますから,それにあわせてレクチャーをしておると同時に,先ほどお話ししましたような形,かなり日本の滞在期間の長い方もいらっしゃいますので,また会社ごとによって研修の体制をとっていただいてますので,改めて千葉市としてこの方々に研修をしていることはございません。  それから,3点目の活動の目的でございますけれども,国際理解教育の推進ということで,外国語になれ親しんでいただいて,一つは私どものころの世代と違って,外国に対する抵抗感というかそういった部分をなくして,アレルギーみたいなものがないよう子供たちを育てたいということで,歌とかゲーム等を通じまして英語でコミュニケーションを図るということで,1年間やっている終わりのころには,かなりそれなりの日常会話も子供たちの間ではできるようになっておりますが,教科書を使ったりなんかをすることはなしに,ゲームとかそういうもので実際に言葉で耳で学ぶということが中心でございますので,それがやがて中学校,高校に行ったときにぜひ生きてきてほしいなということで,期待を持って進めている事業でございますので,よろしくお願いいたします。  以上です。 207 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。生涯学習部長。 208 ◯生涯学習部長 生涯学習部でございます。  少年自然の家の件についてでございますけれども,PFI事業で行っております少年自然の家本体の工事については,9月半ばでおよそ20%ほどの進捗でございます。具体的には,基礎工事が終わりまして,いよいよ少し立ち上がるというような状況でございます。  それから,利用の件についてでございますが,基本的には月曜日から金曜日までのウイークデーにつきましては,小学校の5年生を対象として2泊3日での林間学校や移動教室として活用したいというふうに考えております。それから土曜日,日曜日,あるいは夏休み等の学校休業期間中は,家族や子供会,あるいはスポーツ少年団等の青少年団体の利用を考えております。幸い,この少年自然の家は,市から40分くらいで行ける場所でもありますので,かなり御家族や青少年団体の利用が見込めるものというふうに考えております。  現在,各区役所等を回りながら少年自然の家の概要なども説明しながら,徐々に自然の家の関心を高めていただけるよう努力しているところございますが,今後もいろいろな企画をした上で,市民の方々に御利用いただけるよう努めてまいりたいというふうに考えております。  青少年補導事業については,担当課の方から説明をさせていただきます。 209 ◯主査(納元政幸君) 青少年課長。 210 ◯青少年課長 補導センターの活動につきましてお答え申し上げます。  補導センターの活動ですけれども,民間の補導員,あるいは教職員等の補導員によりまして,814回行っているということでございます。補導員の数ですけれども325人。その内訳ですけれども,民間補導員が198名,中学校の教員が60名,高等学校等の教員45名,それから大型店の保安担当者22名ということになっております。  なお,補導といいましても,いろいろ計画を立てて補導を実施しております。午前補導,あるいは午後補導,それから薄暮補導といいまして16時から19時まで,それと夜間の補導ということで18時から21時までと。それ以降につきましては,警察との連携ということで補導活動を実施しております。  なお,14年度の補導人数ですけれども1,150件,1,150人ということになりましょうか。指導につきましては,主に愛の一声運動ということで,例えば遅くまで遊んでいる子供たちについては早く家へ帰るようにというような指導をするとともに,警察との連携,あるいは家庭への連絡,それと学校等への連絡連携,そういうことを行っております。  なお,所員もおりますので,これは民間人の補導員とはまた違った形で,補導員の補導ということを実施しております。  以上でございます。 211 ◯主査(納元政幸君) 武田委員。 212 ◯委員(武田香織君) ありがとうございました。  まず,芝工事の件なんですが,御検討されているということで,なるべく早めに調査を終えて,本当にできるのかできないのかという答えを出して,できるんであれば工事をしていくのには大分時間がかかるでしょうから,早急に着手できるように努力していただきたいと思います。  次に,小学校英語活動推進についてなんですが,先ほどのお話で,今,私たちが外国人に話しかけられるとちょっとびっくりしてしまうアレルギー体質をなくしていきたいというお話で,その先にやっぱり外国人の方とコミュニケーションをとれるというのを目的にされているとは思うんですね。  先ほど委員の方からお話もあったんですけれども,今テスト期間中というんですか,6年生だけを対象に様子を見ていらっしゃるんでしょうけれども,小さければ小さいほどやっぱり吸収力というのはすごく子供たち高いので,できれば私は小学校1年生に上がってからもう始めてしまうということの方がいいんではないかと感じております。  私も活字で英語を追っていくことよりも,やっぱりコミュニケーションをとっている中で会話ができるというのが,私も実際,自分も体験をしているのですごくよくわかるので,英語が読めなくても人っておもしろいもので,通じる部分というのはたくさんあると思うんですね。その中で子供たちというのは,大人よりもすごくストレートに物事を受けとめてますから,こっちが心配するよりも子供たちというのは早く覚えるのではないかと思っているので,小学1年生ぐらいから始めるような今後の計画を立てていただけるとありがたいなという希望も兼ねてお願いします。  あとは,補導の件なんですが,最近,小学生が拉致というんですか,監禁された事件なんかもまだ最近新しい話だと思うんですが,町にはやっぱりさまざまな危険なことが多いので,子供たち知らないで遊び歩いていることも多いと思うので,どうしてもやっぱりちょっと私814回って回数だけで見てしまっているのもあれなんですが,何か実施回数が少ないかなとすごく感じるので,今後もし,ふやしていけるんであれば,ふやしていく方向を考えていただきたいなというふうに思ってます。  これは補導指導だけの問題ではないと思うんですね。子供が家に帰らないというのは,もともとその親と子のつながりであったりとか,学校のいじめの問題だったりとか,さまざまな問題が絡んでこういう補導というのは必要にはなってきていると思うので,ほかの機関の方たちとこういう補導をしなきゃいけない子供たちが減るようなものを連携して少なくしていくように努力していただければなと思います。要望を兼ねてです。  以上です。ありがとうございます。 213 ◯主査(納元政幸君) ほかに。湯浅委員。 214 ◯委員(湯浅美和子君) 武田委員の方からも質問があったんですけれども,少年自然の家のことについて,まず,お伺いしたいと思います。  現在,継続事業ということで外構整備工事,橋梁工事ということなんですけれども,現在の工事の進捗状況,そういうことだと思うんですが,こういった工事の監理に市はどのような形でかかわっていっておられるのでしょうか。  それから,今の話で17年4月オープンを目指しているということですけれども,開設までの間,これから運営委託事業者というのがあると思いますけれども,市はどのようなかかわりを持たれて開設の準備を進めていかれる予定でしょうか。  それから,あと通学区域の適正化委員会というのがありますけれども,こちらの委員会の会議内容については,どのようなものなのか,教えていただけたらと思います。最近,東京の方でも学区自由化などのそういった動きもありますけれども,そういったこともこの場で話し合われているのかどうか,教えていただけたらと思います。  あと,それからスクールカウンセラー活用というのがありますが,このスクールカウンセラーの勤務形態と,その効果はどんなふうに図っておられるのか,教えてください。あと,いろんな方が生徒だけではない相談者がいるということですけれども,主な相談者とその内容,それからこのスクールカウンセラーの方たちが連携している校外の組織がありましたら教えていただきたいと思います。  あと,海外派遣補助事業というのがありますけれども,どんな立場の人がこれには選ばれて行っているのか。あと,それから教育現場へその成果をどんなふうに持って帰っておられるのか,その評価はどのようになっているのでしょうか。  それから,あと適応指導教室については,いろんなところでお伺いしてきているんですけれども,ここではライトポート花見川を昨年設置されたということで,その実績が載っていますが,これは評価として2人学級に復帰したというのを先日伺ったかと思うんですけれども,まだまだ900人近い不登校児童がいるということで,当然その不登校にはいろんな理由があるわけですけれども,この適応指導教室というのは,学校に復帰させるということが目的であるということで,学校内につくっておられるわけですが,不登校ということには,もちろん学校に復帰すればそれにこしたことはありませんけれども,学校というものに対して非常に重苦しさを感じている等で,そういった場に出ていけないというお子さんもいらっしゃるわけですから,そういった学校以外の場でも不登校児対策というのを考えていっておられるのかどうかということを,ちょっとあわせてお伺いしたいと思います。  それから,スーパーサイエンスハイスクールなんですけれども,こちらに関しては14年度,国のモデル事業指定を受けたということで,これ3年間ということですからまだ継続中だと思います。この研究開発というものを,先ほど大学等の連携とかというお話ありましたけれども,具体的にどのような研究開発が行われているのか,聞かせていただきたいと思います。  それから,これに関しては市民ネットでも,こども科学館等に関してSSHとの連携というのを何回かお伺いして,その折には考えるというふうな答弁をいただいていたんですけれども,先日いただきましたこども科学館の事業内容というのに関して,SSHという記述は余りなかったかと思うので,それがどのようになったかということを聞かせてください。  あと美術品等の収集なんですが,先ほど美術品等取得基金より一般会計で買い戻しという費用が出ておりました。3点ほど主なものということで提示があったんですけれども,恐らくそれが高価格品のベストスリーかなというふうに思ったんですが,そういったものに関してこれはもう既に基金で買い入れたものを買い戻しということですけれども,こういった需要調査,買うときのマーケティングではなくてニーズの調査,皆さんがどんなものを市民の美術館に欲しいと思っているかというふうな調査をされているのかどうかということを聞かせていただきたいと思います。  あと,それから農山村留学についてなんですけれども,これは代表質疑の方でも聞かせていただいたんですが,3泊4日程度であったかなというふうに,ちょっとその内容を聞かせていただきたいというのと,それから長野の方に行っているということですけれども,なぜ長野を選ばれているのか。それから,これからも拡大をしていくという計画であるというふうに答弁をいただいたかと思うんですが,これから先ほどPFI事業で始まっている,5年生を対象に少年自然の家でそういった体験活動をしていく,そしてまた6年生でこの農山村留学,それを両方やっていくことの意味というのをちょっと聞かせていただけたらと思います。  以上です。 215 ◯主査(納元政幸君) それでは,答弁お願いいたします。生涯学習部長。 216 ◯生涯学習部長 まず,少年自然の家の事業における市のかかわり合いの関係なんですが,これは建設につきましてと,それから開業準備業務については,モリタリングを常にやっておるところでございますが,特に千葉市の建築部の方と連携をとりまして,PFI事業の連携チームをつくっていただいております。PFI事業のコンサルタントとともに,モリタリング事業を実施しているところでございます。  それから,海外派遣の事業でございますが,平成14年度は青少年,あるいは青少年指導者をノースバンクーバーに派遣しておるわけですが,これは大変歴史が長い事業でございますが,特に青少年団体の方々から参加者の応募をしていただいて決めておるものでございます。これらの方々は,それぞれの団体に帰りまして,活動に反映していだくということで考えておるところでございます。  私からはそこまでで,あとは担当課の方から答弁をさせていただきます。 217 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いいたします。担当課所管はどちらになりますか。どうぞ。 218 ◯青少年課職員 青少年課です。  部長の今のお答えもう少し補足説明をさせていただきますと,工事監理につきましては建設委員会というの,これはPFI事業者の提案でございますけれどもこういう組織をつくりまして,そこで事業者と千葉市とそれぞれ意見を交わして,いいものをつくるんだということで検討しております。  それから,オープンまでの開設準備ということで,こちらの方も事業者の提案といたしましてワーキングチーム,具体的にいいますと維持管理に対してのワーキングチームだとか,それから備品購入についてのワーキングチーム,それから展示制作のワーキングチーム等,そういうワーキングチームをつくりまして,事業者と千葉市の方でいろいろオープンに向けて検討し,いろんないいものを入れていくということで,今ちょうど行っているところでございます。  以上です。 219 ◯主査(納元政幸君) 学校教育部長。 220 ◯学校教育部長 学校教育部でございます。  私の方に所管の6点の御質問のうち,海外派遣についてとスーパーサイエンスハイスクールにつきましては,それぞれ担当所管課長に答えさせます。  私からは4点ですが,まず初め,通学区域の問題でございますけれども,平成14年度千草台団地のいわゆる学区の見直しを自治会の要望で1点やっております。それから,土気東地区の学区調整もやっておりまして,毎年そういった形で自治会の要望や住宅開発等の影響の中で,通学区域の見直しを行っております。  なお,学区の自由化の問い合わせがございましたけれども,本市の場合,まず初めに他市,他区に比べまして,学校の市の規模の大きさ範囲,学区の広さ等の関係もございますので,また本市では地域で子供を育てるというのを最優先で考えてまいりたいというふうに考えておりますので,現在のところ学区の弾力化については十分対応してまいりますが,いきなり自由化については現在のところ考えておりません。  それから,2点目のスクールカウンセラーの勤務でございますけれども週8時間,スクールカウンセラーは御承知のとおり臨床心理士の資格が必要でございますので,人によっては1日8時間の勤務になる場合と,4時間の2日の勤務,いずれかの形態をとっておりまして,市としてやはり人間関係,対人関係とか不登校等についての子供さんの相談が圧倒的に多いわけですけれども,それを指導している担任,それから保護者の方からの御相談もあわせて受けているという状況でございます。  それから,スクールカウンセラーが連携し合っている校外の組織でございますけれども,私の方も今のところは承知しておりません。  それから,次の適応指導教室の問題でございますけれども,おかげさまでライトポート花見川は大変子供たちから,また保護者の方からも評判がいいわけで,とにかく引きこもりの状況にあったお子さんにとって,お父さん,お母さんの気持ちというのを考えたときに,とりあえず,まず居場所,行く場所があるということが最優先であって,その後さらに上級のものに進んでいったり,また学校に復帰する等,子供のペースによって違うわけでございますけれども,昨年の場合,学校に復帰したお子さんは2名でございますけれども,中学校から高校に卒業してそれぞれの進路に進んだお子様が大分見られるようになっておりまして,これも出席日数が確保されるというライトポート花見川の特徴から出たものかと考えております。  先ほどお話ししましたように,子供の通学の安全等を考えた際に,まずは学校の施設を有効利用した形での適応指導教室の整備を最優先で考えてまいりたいと考えております。  それから,4点目の農山村留学でございますが,大自然の中で4泊5日の自然体験を通しまして,子供たちがそれぞれの足りない部分をたくましく育ててくるということで,主として小学校の単学級の6年生の学級を中心に,まず初めに行かせております。それから,今は2学級まで広げてきておりますけれども。そういうのは1年生のころから友達の交流範囲が限られているお子さんたちに,幾つかの学校が分担して長野に行って行動するという形をとっておりますので,普通の林間学校と違いまして一つのグループに数校の学校のお子さんが参加するという形をとっておりまして,そのうち2泊は必ず農家でのホームステイを入れていただいて,向こうの大人の方と交流をしていただくことも考えております。  長野を選んだ理由でございますけれども,千葉市の子供と長野の子供の交流をさせたいということが一つにありまして,長野は御承知のとおり夏休みが短くて20日過ぎから新学期が始まりますので,ちょうど千葉の子供たちが夏休みに行ったときに,向こうの子供たちに迷惑をかけないで済むということがございまして,当市は長野を選ばせていただきました。今後もともかく検討してまいりたいと考えております。  最後に,拡大のことも考えておりますが,長柄の少年自然の家で5年生の2泊3日の宿泊体験をさせた子供たちに,今度は主体的に長野なり農山村の方で4泊5日の子供たちの自主的な活動を中心にした活動にと発展させる。5年,6年合わせて,たくましく一人立ちさせるための力をつけさせていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 221 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。学事課長,お願いします。 222 ◯学事課長 学事課でございます。  スーパーサイエンスハイスクールの研究開発を具体的にということでございます。  現在進めておりますのは宿泊校外研修,フィールドワークでございますが,つくば研究学園都市や南東北方面,これについて宿泊で参っております。それから,北九州,種子島,屋久島というようなことです。それから,さらに大学連携講座を行いまして,この大学については千葉大学を初め津田塾大学とか中央大学,京都大学,島根大学とかでございます。  なお,研究機関の連携講座としましては,放射線医学総合研究所や産業技術総合研究,そういったところと連携して講座を開設しているところです。  さらにまた,科学館の連携講座ということで,千葉県立の現代産業科学館,科学技術館との講座の開設です。それから,校内ではさまざまな科学の分野にわたるこの校内での研究を進めているということで,具体的には自然観察体験を中心にして,現在,研究開発を進めている現状でございます。  以上でございます。 223 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いいたします。文化課長。 224 ◯文化課長 文化課でございます。  まず,こども科学館の関係でスーパーサイエンスの関係なんですけれども,現在考えておりますこども科学館の基本的な考え方としましては,交流とにぎわいを生む楽しい科学館のコンセプトということで,科学を探求する町というものを現在考えております。  先ほどの御質問のサイエンスハイスクールにつきましては,今年度予定しております基本設計の中で検討してまいりたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いします。 225 ◯主査(納元政幸君) はい,お願いいたします。 226 ◯指導課長 指導課でございます。  海外派遣についてでございますが,成果の概要にございますように,文部科学省主催市単独派遣等ございます。主に派遣をしておりますのは,大半が教職員でございます。一部行政職員が入っております。  成果でございますが,海外における教育事情視察等を通しまして,国際的な視野に立った識見と教職に対する誇りと自覚を持つというようなことでございます。  なお,帰国後,報告書を作成しますとともに,各学校,あるいは校長会等,あるいは教科におきまして,それぞれ報告会,研修会を持ちまして成果を生かすようにしております。  以上でございます。 227 ◯主査(納元政幸君) どうぞ。 228 ◯文化課職員 文化課の主幹の山本です。  今お話ありました美術品の収集について,買うときにニーズを調査して行うかというふうなことでございますけれども,美術館の美術品の収集については開設準備のときより3本の柱,いわゆるゆかりの作家,作品というふうな形,それから2番目につきましては,日本文化の核となる,そういうふうな形での近世以降の美術品,それから3番目につきましては,それ以降,いわゆる国際化に向けてのこれからの美術をどういうふうに見るかということで,現代美術というふうな3本の柱を立てて収集を図ってきたわけでございます。そういうふうな形の中で,専門の外部の先生方の御意見を聞きながら,質のいい作品を収集してきたところでございます。  今回,ニーズについてでございますけれども,今後その収集の見直しについて検討を図りながら,アンケート調査を併用しながら考えてみたいというふうに思っております。  以上でございます。 229 ◯主査(納元政幸君) 湯浅委員。 230 ◯委員(湯浅美和子君) どうもありがとうございました。  少年自然の家なんですけれども,この少年自然の家がPFI事業で行われるということが決定したときにも,子供の施設に関して,そのPFI事業というものがどのような形でなじんでいくのだろうかというふうなことを,市民ネットワークとしてはいろいろ申し上げてきたかと思います。  今,いろんな面で開設準備が進んでいるようです。事業者と一緒にワーキンググループを立ち上げたいということなんですけれども,やはり本当にそこを使う子供たちの目がどれだけ生かされていくかということを,第一に考えていただきたいなと思います。  例えば,これからまだまだ本体工事は立ち上がったばかりということで,これから園庭というのか,庭の整備とかも始まってくるかと思いますけれども,そういったところに子供たちと一緒につくっていくとか,そういったふうなやり方も可能かと思います。そういった方法も検討していただけたらと思います。  それから,スクールカウンセラーが連携している校外組織の有無について把握しておられないということですけれども,これはスクールカウンセラーがその相談事業を受けていて子供たち,あるいは保護者等の相談に対応していくということですけれども,これは文部省の中でも,子供の居場所という中で,子供たちは学校の中だけで育っているのではないというふうに,はっきりと言われていますので,そういったスクールカウンセラーの方たちが,外の組織と一緒になって,連携をとって子供たちの状態に対応していくということは,大変必要なことかなと思いますので,それを千葉市の方も認識していただきまして,スクールカウンセラーの方たちが,そういった外部の組織と連携をとっていくということを奨励していただきたいなというふうに思います。  それから,同じようなことで適応指導教室なんですけれども,こちらに関しても,先ほど,今,校内を優先的にということでした。その理由として,子供たちの通学,あるいは安全等を考えて校内の組織を有効利用したいというふうなことでした。先ほども申し上げましたが,子供たちの学校に行けない理由というのは本当にさまざまでして,とにかく,さっき子供の居場所として,まず引きこもりをなくしたいという答弁もありしまたけれども,それならば学校だけに限らず,ほかの施設を使っての授業も可能ではないかなというふうに思います。そういったことを考えていただけたらなというふうに思います。 231 ◯主査(納元政幸君) ほかに。川村委員。 232 ◯委員(川村博章君) 川村でございます。  今回は決算の成果という形でございますので,その基本に沿っての御質問をさせていただこうと思います。まず,大変成果は上がっているものかなというふうには感じておるんですが,幾つか尋ねさせていただこうと思います。  まず,教育総務部関係のところの中では,プールの関係の家屋と,それからプールの改築等がありましたが,この辺と,プールの開放といいますか,学校開放の方との連携性はいかなる形になっているのか。  それから,体育館の話が若干出ておりましたけれども,よく体育館を使うと経験があると思うんですが,夏になると非常に暑くて,体育館かサウナかわからない状況になるというような形になっているかと思うんですが,その辺への対策をとられている中での改造になっているかどうかというところでございます。  続きまして,学校教育部の方に移らさせていただきますと,何人か小学校の英語活動についての6年生の部分の話が出ているかと思います。ただ,中学校に入ってから英語教育が本格的に始まるわけなんですけれども,ここへの連携をとれた形での現在の費用であるのかどうか。そこの部分を教えていただきたいと思います。  それから,あと教育部関係では学校給食,ここの中で給食が1食当たり282円という形になっていると思いますが,実際単価というのは非常に難しいと思うんですけれども,どういった単価計算でこの金額をお出しになられているのかをお教えいただきたいと思います。  そして続きまして,生涯学習部関係では何点かなんですが,先ほども出ておりました青少年相談員活動並びに補導指導というのが,今回1,200万弱と2,000万で行われておりますけれども,これにおける成果というのはいかなるものなのか。
     それから,文化課の所管になってまいりますが,芸術文化振興として,ここに3の芸術文化鑑賞として四つの事業が載っておりまして5,160万ぐらいの支出がなされておりますが,個々にこの使われている数字,美術館につきましても同じでございます。その辺のところをお聞かせいただければと思います。  それから,あと社会体育課の所管のところでも同じように各種市民スポーツ行事がありますけれども,ここの部分も1,300万の内訳的なものをお教えいただければと思います。  そして,最後になりますけれども,社会体育施設管理運営のところで,特に千葉公園体育館の件ですとか,あとは施設建設のところで,こてはし温水プールの臨時駐車場という形があるかと思います。特に,今,千葉公園体育館といいますか,千葉公園についてはよく競輪が開催中においては駐車が困るという利用者からの声等も出ておりますけれども,その辺を踏まえた中での管理運営,また整備等をされているのかどうか,その辺について伺わせていただければと思います。 233 ◯主査(納元政幸君) 答弁願います。部長,どうぞ。 234 ◯教育総務部長 教育総務部でございます。  まず,1点目のプールの地域開放と学校の連携という関係でございますが,基本的には各学校に設けておりますプールにつきましては,児童生徒の利用,これを第一に考えております。ただ,新宿中学校の例に見られますように,一部地域開放しているプールもあるわけでございますが,いわゆる時間外の扱い等々,若干課題もございますので,今後のまた改築整備等に当たりましては,その地域開放の視点も含めて考えていきたいというふうに思っております。  それから,2点目の体育館,具体的には暑さ寒さ対策ということでございますが,体育館の改築に当たりましては先ほど答弁いたしましたように,基本的には耐震を中心に,現在は,考えております。ただ今後,具体的に検討していく中で,当然,地域開放の主要な施設ともなり得る可能性がございますので,この辺もあわせて今後検討させていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 235 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。学校教育部長。 236 ◯学校教育部長 小学校の英語活動でございますけれども,中学校の英語学習に直接連携させるものではございませんが,影響の大きいものであることは十分承知しておりますので,全小学校で一斉に取り組んでいるわけでございます。そのために小中学校の教師間の交流等の一層の連携に努めてまいりたいと考えております。  それから,学校給食の単価計算につきましては,センター所長より答弁させていただきます。 237 ◯主査(納元政幸君) センター所長。 238 ◯新港学校給食センター所長 新港学校給食センターです。  282円の内訳でございますが,主食が54.67円,それから牛乳が38.33円,残りがおかずになりまして189円,計282円でございます。  以上で終わります。 239 ◯主査(納元政幸君) 次,お願いします。生涯学習部長。 240 ◯生涯学習部長 青少年相談員活動に係る成果の件についてでございますが,まず青少年相談員は,御承知のとおり,比較的地域では若い層と申しますか,例えばPTAなど卒業して地区の自治会長とか何かの役職をやる前の段階の,いわゆる若年層の方々に,地域の子供たちの指導をしていただこうということで,各地区に青少年相談員を委嘱しておるところでございますが,これらに対する活動補助金を出しているものでございます。この活動をさらにバックアップするために,青少年相談員を対象にブロック研修というのをやっておるわけでございますが,そうした研修で活動をさらに充実させていただこうということでやっているものでございます。  それからもう一つ,これは完全学校週5日制への対応ということで,平成14年度から公民館などを中心に,青少年相談員が企画をしたウイークエンドふれあい広場を実施していただこうということで,そこに示してあるとおり44事業の1,995名の参加を得て実施したというところでございます。できるだけ子供たちの年齢に近い青年層の活動を活発にして,地域の子供たちを育成していこうということでやっている事業でございます。  次に,芸術文化鑑賞事業でございます。  芸術文化鑑賞事業は,そこに4事業ほど示させていただいておりますが,千葉能はおかげさまで20回目を迎えたということでございますが,薪能を中心にしてやっているものでございますが,平成14年度は昼間の部分では中学生を招待をいたしまして,日本の古い伝統文化を見てもらおうということで,ワークショップのような形での舞台を取り入れたりなどして工夫しておるものでございます。(発言する者あり)そうですか。じゃ,経費的なものについては,担当課の方から説明をさせていただきますので,申しわけありませんがお願いします。 241 ◯主査(納元政幸君) 答弁者に申し上げます。  ポイントに絞って,質問に対して正確に答えていただきたいと思います。お願いします。  答弁をお願いいたします。文化課長。 242 ◯文化課長 千葉能の第20回記念公演ですけれども,総事業費1,772万2,000円でございます。次の文楽千葉公演でございますけれども,総事業費449万円でございます。次の第6回千葉市民オペラ,これが3,508万6,000円です。小中学校音楽鑑賞教室,これが2,255万7,000円でございます。  以上でございます。 243 ◯主査(納元政幸君) ほかに。施設関係ですね。千葉公園体育館,こてはし体育館,駐車場関係。 244 ◯文化課長 経費の方でございますけれども,ジ・エッセンシャル展の方が総事業費が2,611万8,000円でございます。それと,鈴木春信展が3,527万2,000円です。それと,浜口陽三展が1,790万8,000円,それと第34回千葉市民展が62万円,それと,常設展,江戸後期の役者絵展が282万円です。それと,アンジェ美術展が2,356万5,000円です。それと,高村光雲とその時代展が2,054万3,000円,アメリカから来た日本展が2,132万4,000円でございます。 245 ◯主査(納元政幸君) 次,お願いします。社会体育課長。 246 ◯社会体育課長 社会体育課でございます。  先ほど各種市民スポーツ行事の1,335万2,000円の内訳ということでしたが,それぞれ各大会につきまして報償費とか,あるいは渉外費等で区分けをしておりまして,この大会で幾らと,ちょっと今,手元にございませんが,スポーツレクリエーション祭については今266万円ということで,経費を使っております。  以上でございます。 247 ◯主査(納元政幸君) 川村委員。 248 ◯委員(川村博章君) 今,伺わせていただいた中で幾つか申させていただきますと,まずプールの問題のところをお尋ねをしましたのは,私も今,子供が小学校に通っておりますけれども,今,プールの開催になるのが,大体おおむね6月から,そして9月に入るともうほとんどないというのが現状でありまして,この期間わずかなある部分では6,7,8,9月の頭は計算しませんけれども,大体3カ月の期間しかないと。  ところが,この中で7月から8月にかけて夏休みがあるという形の中では,実動,梅雨もありますから1カ月ぐらいの形になっていると。ここの中で果たしてプールの整備には多大な金額がかかりますから,そういう意味でやはり,これからの行政が効率を考えていく時代だと思います。そういう意味では,これだけの大きい費用をかけて行うものに対して,やはり有効に利用していくという姿勢というのは,校庭だとか以上に必要な要素なんではないのかなという感じがいたします。  それから,体育館のところの中で一つ申し上げておきますと,よく問題が起きてきますのは,校庭開放したときに,特に幼稚園が例えば運動会をやったよといったときに,トイレが困るんですね。外にものがないというような形の中でのところの中で開放という,その地域に,今,開放するのが主になっておりますから,そこの部分に対する対策ということの観点での,やはり整備を進めていっていただきたいと思うところでございます。  それから,続きましてぱらぱらとなってしまいますが,学校教育部さんのやつは少しちょっと置いておきまして,生涯学習部の方に先に入らさせていただきますと,まず,青少年の話,補導員の話をさせていただいた中で,一番出てきておるのは,現在の事業は形骸化していないかというところが,一番大きなポイントになると思います。  それから,先ほどどなたか委員の方から,例えばもう少し街頭での補導の回数をふやせないかという話がありましたけれども,はっきり申しまして私は反対でございます。  といいますのは,今までやはりどうしても出てくるときに,千葉の場合には住宅衛星都市ですから男親が帰ってくる時間は遅いと。そして女親が行くと。女親が回るときに,いないところの子供の,要は非行少年たちの親は行かないんですね。ところが,自分ちに子供を置いていく。それから一番私も昨年感じました中で,おかしいなと思ったのは,夜8時からある意味ではエリアを回るといったときに,上の子が小学校だから中学校だからといっても,下の子が3歳ぐらいの子がいらっしゃると。そうすると,3歳児を家に置いておけないという形で,夜のパトロールに3歳児の子供を連れて回ったというような実情も起きています。やはりそういう意味では,この事業については,もう少し形骸化にならないように気をつけていただきたいなというように感じております。  それから,文化課並びに社会体育課の方に申し上げたかったところは,やはりこれだけの費用を使って,そしてある意味では市民の血税を使って行う事業と。それに対しては,やることが目的ではなくて,それなりの成果を出していただくことが目的だと思いまして,細かく幾つのところにどれだけの費用が出ているのかということをお尋ねをしたところでございます。  特に,美術館等になってきますと,それぞれにおいての趣味,それから目的がありますから,やはり一般市民の味がない方からすると,これだけの予算が使われるということに対して抵抗も出てくる可能性もあります。そういう意味では,やはり市民の声をよく聞いていただきまして,有効に支出を行っていただきたいというように考える次第でございます。社会体育についても同様でございます。  そして,社会体育関連施設について伺わせていただきましたのは,特にやはりこれだけの整備をされていく,またそれだけのものを市民がよく使っていくというためには,交通調査等を含める中で,いかに限られた予算を有効に使うか。  例えば,こてはし温水プールについては駐車場を設けるのがいいのか。あそこはバスがないんですね,足の面から言うと。昔ですと夏の間,わんぱくランドにバスが出ていたみたいな形がありますけれども,それだけの整備費をかける,それに対してそれだけの効果があるのかという視点に立って,やはり検討はしていただきたいと思います。  そして最後に,学校教育部の方ですけれども,まず英語教育につきましては,やはり現在これ1校当たりにすると大体50万ぐらいの予算でございましたし,私も昨年の経験を見てますと,本当に外国人の講師が適切だったのかなというところは,非常に疑問を思いました。  この中で特に先ほどのお話の中でも,完全学校週5日制が始まったという中で,地域との協調という形が入っていると思います。かえって小学生に対しては,例えば今,地域の中には海外に勤務をされていて,もう定年を迎えて遊んでいるよというおじいさん,おばあさんもいらっしゃいます。例えば,そういう方がやられてもよろしいんではないかなと。もう少し,やはり今後の先々のことを考える視点の中からしていかれた方がいいのかなと。小学1年生に僕は英語は必要はないと思います。その中でやはり今の学校教育という中では,あくまでも教育の全体像を抱える中で,やっていくべき姿が必要なのかなというように,強く感じさせていただいております。  最後に,給食センターの方の質問をさせていただきましたけれども,ここの中の282円,この内訳の中で主食が54.67円とか伺ったのは,非常に給食が持つ意味の中で,どうしても学校給食の場合にはお世辞でも余りおいしいという話は聞いたことがございませんし,私も感じたことはありません。そういった中でやはり,どう効率を上げていくのか。この金額自体が正しいか正しくないか。そこの部分をもう少し行政の,民間がやっていくそのものに比べたときに効率がとれているかどうか。そこの部分での検討をお願いをさせていただきたいと思います。  以上でございます。 249 ◯主査(納元政幸君) ほかに。中村委員。 250 ◯委員(中村公江君) お願いします。  まず1点は,施設の整備について伺います。  学校施設についてなんですけれども,エレベーターの設置についての考えと,今後の見直す予定についてお伺いしたいと思います。  それと,トイレについては,先ほど修繕をするという形で一気にやると。便器についても取りかえをするという話でしたけれども,これは洋式化されるものというのはどの程度普及されるのかどうか。それと体育館については,車いす対応のトイレというのが本当に切実じゃないかなというふうに思うんですけれども,実態は今どうなっているんでしょうか。あわせて,教室のクーラーの設置と耐震工事中のプレハブの施設でのエアコン導入の是非,考えを伺いたいと思います。  それと,30人学級の市独自,自治体独自で行う必要性について,どう考えているのかどうか。現在,千葉市内で30人以下のクラスとそうでない学級についての不登校の問題とか,また学力の問題とか,そういったことでの評価ができるのかどうか。そういったことを評価していたのかどうか,伺いたいと思います。  それと,教育センターや青少年補導センターの職員が,正職の方と退職後の嘱託職員の方の内訳などについてお伺いしたいのと,あわせて教育センターについては相談をしてくる人は親なのか,お子さんなのか,教師なのか,その来た内訳というのを教えていただきたいと思います。  それと,子供の居場所についてなんですけれども,学校週5日制になって,先ほど幾つか行ってきたことを述べたと思うんですけれども,千葉市としては公民館の活用も含めた評価と,今後の課題というのをどうとらえているのか。  また,中央図書館での保育室があると思うんですけれども,この利用についてはどうなのか。市独自で保育室の常時配置をすべきではないかというふうに思いますが,それについての見解を伺います。  以上です。 251 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いいたします。総務部長。 252 ◯教育総務部長 それでは,学校施設関係で5点御質問いただきましたので,お答えします。  まず,エレベーター設置の基本的考え方についてでございますが,これにつきましては新設校及び改築に際しては,エレベーターの設置について建設をするという考え方でおります。  それから,トイレの関係でございますが,便器については洋式の便器を設置をするということで整備をいたしております。それから,体育館の車いす利用でございますが,これは屋内運動場,いわゆる体育館の改築に際しては,車いす利用が可能となるような改築内容といたしております。  それから,クーラーの設置についてでございますけれども,これは普通教室等へのクーラーの設置かと思いますが,当面,職員室また特別教室等を中心に整備をし,その後の研究課題というふうに現在は位置づけております。  それから,工事中の仮設校舎へのエアコン導入でございますが,基本的には仮設の校舎にはエアコンを導入してございます。  以上でございます。 253 ◯主査(納元政幸君) 続いて。学校教育部長。 254 ◯学校教育部長 30人学級の御質問でございますが,30人以下の学級については教職員課の方で答えます。  評価でございますけれども,その30人以下の学級で不登校等についての評価については,実際まだ行っておりませんので,今後研究してまいりたいと考えております。 255 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いいたします。 256 ◯教職員課長 教職員課でございます。  30人未満の学級でございますが,今年度でいいますと小学校が504学級,それから中学校が58学級ございます。  以上でございます。 257 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いいたします。生涯学習部長。 258 ◯生涯学習部長 子供の居場所の関係でございますが,平成14年度は公民館で子供の居場所についていろいろ対応をとってきたわけでございますが,全体では46の公民館で363事業を実施いたしまして,延べ約2万人のお子さんたちが参加しております。そのほか公民館の一部を開放したり,あるいはクラブ,サークルへの参加ということで3万2,585人が使っておりまして,合計では約5万3,000人ほどが利用したところでございます。  しかしながら,子供たちにとってみると,まだまだ公民館は遠い存在かなというふうに考えておるわけですが,特に学校とこれからは連絡をとりながら,十分お子さんたちに活用していただけるものになっていきたいというふうに考えております。そのために広報活動などを通じて実施していきたいというふうに考えております。  それから,補導センターの職員の状況でございますが,全員で25名の職員がおるわけでございますが,嘱託職員が9名,それから同じ嘱託ですが家庭教育指導員ということで,そのほか2名おります。という状況になっております。  以上でございます。 259 ◯主査(納元政幸君) 中央図書館関係。お願いします。 260 ◯中央図書館長 中央図書館です。  中央図書館に保育室という質問ございましたけれども,中央図書館には保育室はございません。中央図書館にあるのは児童コーナー,お話の部屋ということで,お隣の生涯学習センターに保育室がありますが,この保育室は各講座をやる方がいろいろ参画する方の中で,いろいろ工夫をして保母さんを頼むなり,何なりの中で,だれかがそれを当番でやるというような対応をしているようでございます。かなり利用はされているようでございます。  以上です。 261 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いいたします。教育センター所長。 262 ◯教育センター所長 教育センターでございます。  教育センターの職員ですけれども,正規職員27名,非常勤職員13名でございます。  それから,相談事業の内容でございますけれども,御指摘のとおり保護者,それから子供本人,それから教員という形でさまざまございますけれども,ただいまちょっと資料がございませんので,数字につきましては,この後お届けするようにしたいと思います。よろしくお願いいたします。 263 ◯主査(納元政幸君) 中村委員。 264 ◯委員(中村公江君) 施設についてなんですけれども,大阪市の方では平成3年度からエレベーターの設置についての指針が出ていて,すべての学校にこれから設置をすると。エレベーターが必要な児童がいるところには,学校へ設置をするというような扱いをしているようなんですけれども,千葉市が耐震診断したときにも,設置をしないという状況が起こっていると思うんですが,これについてぜひ今後,文科省もバリアフリー化促進に向けて来年度計画があるというような話ですので,早急にしていただきたいというふうに思うんですが,それが出たら行うのかどうか,その方向性についてお伺いしたいと思います。  それと,トイレの問題なんですけれども,先日も小学校1年生の女の子を持つお母さんから,和式のトイレで失敗をして,何度も来て,お子さんが本当に悩んでというのかしら,やっぱり低学年の特に1年生のときに和式のトイレばかりだときついのかなというふうに思うので,早めに優先的に洋式を実施できるようにしていだきたいというふうに思うんですけれども,それについてはどうお考えか,伺いたいと思います。  あと,体育館のトイレについては,改築するときに行うということなんですけれども,災害時の避難場とか,いろんな行事が行われるというふうに先ほども出てましたけれども,やっぱりそういう点では本当に高齢化した,この前も敬老会をやったりしてましたけれども,ひざが悪かったりすると和式はしゃがむの大変だったりとか,年配の人が使うトイレでもあるので,本当に洋式化というのを相当必要だなというふうに感じましたので,お願いしたいと思います。  それと,クーラーについては,何かたまたま現場の先生にちらっと伺ったのでは,この前,夏の暑いとき40度ぐらい出て,プレハブでエアコンがなくて,それで日が当たるところが教室だったから,その日が当たるときになると今度教室を移動して,それで授業をしていたなんていう話までちょっと伺っていますので,余りに40度なんて暑いところでやるのはどうかと思いますし,今後2学期制の導入になって夏休みに補修とかという形になると,学校のクラスで本当に涼しい環境でなければ勉強も身に入らないんじゃないかと思いますので,2学期制を行うというんであれば,そういった体制の整備が必要かというふうに思いますけれども,それについての見解を伺いたいと思います。  それと,30人学級の問題では,山形県がさんさんプランというのを出されていて,もう御存じだと思いますけれども不登校が減って,算数や国語の偏差値が上がるという学力向上の成果が出たというふうに言われておりますので,この30人以下のさっき出した人数のクラスのところとかでは,例えば実際上,統計をとるとか実態調査というんじゃなくて,現場の状況としてはやはりそういった数が少ない授業も非常にやりやすい,生徒も活発に発言ができるとか,そういった傾向があるということの確認ができるようでしたら,数字じゃなくても結構ですので,お答えいただきたいというふうに思います。  それと,先ほど親や本人,教師などの内訳を教育センター,青少年補導センターについて伺いたいと言ったのは,聞くところによると,やはり校長先生をやられた後に嘱託でそういった施設に入られたりとか,嘱託という形でまた現場の先生の中ででも相談をそこにしてもというような話も出たりとか,現実問題,本当に頼りになるセンターとしての役割というのが問われているんじゃないかなというふうに思うんですけれども,そのあたりで改善ができればというふうに思います。これは要望したいと思います。  それと,子供の居場所についてなんですけれども,公民館で延べ5万3,000人の利用ということでしたが,やっぱり公民館自身が子供が走り回ったり騒いだりすると,大人が静かにいろんな文化教養をする施設というような位置づけの中で,非常にその中に入れておとなしくさせるというのは,かなり厳しいのかなというふうに思います。そこにちゃんとケアするスタッフかなんかがいて,何かかかわりがあるというならまた別ですけれども,そうじゃなくて,今,何かしら講座だけ盛り込んでやっていくという形に,ちょっと無理がないかなというふうに思うんですが,そのあたりについてのお考えを聞きたいというふうに思います。  今,本当に県教委でも調査した55%が家でテレビやゲームをしているとこういう状況で,ゆっくりゆったり過ごしているという,新聞報道は何かそういう形で書かれていましたけれども,実際上,そういう評価として市の教育委員会は受けとめていらっしゃるのかどうか,お伺いしたいということです。  最後に,生涯学習センターの保育室ということなんですが,保育の需要が非常に高いということをお伺いしていますので,やっぱり常時,保育士さんを配置する体制をぜひつくっていただきたいというふうに思うんですけれども。やっぱり子連れで上のお兄ちゃんたちの学校の教育のいろんな研究に連れていきたいと。子供連れでみんな休みに行ったとしても,小さい子供が一緒にうろうろしていると,なかなか身につかなくて遠慮して帰ってしまうという状況もあったりしますし,本当に出産し終わった後の,お子さんを連れて本を見に行くなんていうこと自身が簡単でない中で,やっぱり保育の配置をされるということが必要なんじゃないかなというふうに思うんですけれども,それについての見解を伺って終わります。 265 ◯主査(納元政幸君) 答弁お願いいたします。総務部長。 266 ◯教育総務部長 それでは,施設関係についてお答えいたします。  まず,エレベーターの設置でございますが,これにつきまして現在,近隣市及び政令指定都市を含めて他市の状況を調査いたしております。あわせまして国の動向等,把握しまして,今後の本市の考え方をもう一度整理をしていきたいというふうに考えております。  それから,トイレの設置,これは体育館のトイレも含めてのお話かと思いますが,洋式化につきましては先ほど御答弁申し上げましたように,トイレの改修に当たっては洋式の便器を使用しておりますし,また体育館については改築時に洋式化をしていると,対応しているということでございます。  それから,クーラー設置についてですが,特に来年からの2学期制に合わせまして,何らかの暑さ対策ということでは考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 267 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いいたします。学校教育部長。
    268 ◯学校教育部長 まず初めに,2学期制の導入に伴う涼しい環境ということでございますが,確かに御指摘の部分ございますが,今,2学期制の推進委員会を開きまして,現場の先生方の御意見等もいただきながら,総合的にその準備に当たっておりまして,御指摘のことも含めまして検討してまいりたいと考えております。  それから,2点目の30人以下の学級の,いわゆる傾向のようなものということでお尋ねがございましたが,私どもの計画訪問等に行った感じでは,どうも数だけではなさそうで,数を減らせばそれで不登校やいじめとか,そういうものの関係が直ちに改善するということよりも,やはり何よりも大事なのは教師の指導力だろうと思いますので,そういった面も総合的に考えて対応を図ってまいりたいと思いますが,御指摘として私ども今回学校等を訪ねる際の一つの視点として見せていただきたいと思っております。  以上でございます。 269 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いいたします。生涯学習部長。 270 ◯生涯学習部長 子供の居場所の関係の2回目でございますけれども,やはり千葉市で行った子供の居場所に関するアンケートなどの結果を見ましても,小学校で6割が家族と過ごしということで,学校の友達を加えると全体の8割を超える児童がこういう状態でございます。そういうことでございますが,公民館などでも,そういった受け皿をつくる必要があろうかと思いますので,現在もボランティアの養成などを実施しておるところでございますが,旧来の利用団体を加えて,ボランティアなどの活用をしてまいりたいというふうに考えております。  それから,図書館における常時保育士を置く体制をというような御質問でございますが,なかなか常時置くということは困難な状態というふうに考えておりますが,実際,保育ボランティアの養成などを行っておりますので,その養成等の活用を今後さらに充実するよう検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 271 ◯主査(納元政幸君) 中村委員。 272 ◯委員(中村公江君) 施設整備については,ぜひ早めにやっていただきたいですし,他市の状況では障害のあるお子さん,エレベーターが必要だというお子さんについても,かなり施設整備をしているというような状況ですので,それからいけば千葉市の方が大分おくれているかなというふうに思いますので,エレベーター設置は早期に行っていただきたいと思います。あわせてクーラーについても要望します。  それと,少人数学級についても,県待ちにならずに行えるようにしていかれればというふうに思いますし,数だけとかいっても,実際,山形県の中でそれだけの結果が出ているというようなことは真摯に受けとめていただいて,それでぜひそういった効果を期待できるように。もちろん,先生方の人材育成はもう当然のことだと思って言っていますので,そのあたり,お願いしたいと思います。  それと,子供の居場所についてなんですけれども,公民館はもちろん,ボランティアの方に要請をというのもあるんですが,今どきの小学生を,ボランティアの人の年代にもよるかと思うんですけれども,やっぱり責任問題がかかわってきたときに,だれがどう責任をとるのかということが,非常にあいまいになるんじゃないかなというふうに思います。  先日も子供同士がちょっとけんかをして,それがエスカレートすると石とかを小さい子に投げたりとかね,やっぱりそういう子供同士の衝突が起こった場合に,だれがどう問題として対応して,そして例えば,けがしたときにどう連絡対応をするのかということが,非常にボランティアさんに任せる面もあったとしても,責任的には,じゃ,ちゃんと公民館の職員の人がそういったことを行うというつもりがあるのかどうか,ちょっとそのあたり確認したいなというふうに思いますけれども,見解を伺って終わります。 273 ◯主査(納元政幸君) 1点,答弁をお願いいたします。生涯学習部長。 274 ◯生涯学習部長 公民館の中で起こった事故等については,最終的に公民館で責任を負う必要があろうかと思いますが,公民館では子供の居場所を進めるに当たりまして,新たに保険をかけることにいたしました。こういうことが使うことがなければいいわけでございますが,そういったことのないように指導をしていければというふうに考えております。  以上です。 275 ◯主査(納元政幸君) ほかに。中野渡委員。 276 ◯委員(中野渡時男君) 大変お疲れのようでございます。それにいろいろと教育委員会に対する注文とか要望がたくさん出ました。これも教育委員会に対する期待の裏返しということで,ひとつ耐えていただきたいと思います。  私どもは幼い時分といいますか,今もまだ精神的には大分幼いんでございますけれども,「艱難辛苦汝を玉にす」そういうことで育てられてきたんで,あんまり玉にはならないまんま育ったような感じもしますが。  しかし,子育ては本来,家庭と地域社会が担うべきもの。学校はあくまでもその補助的な機関であるべきである。こういうふうなことを自分の基本的な認識というふうに持っておりますが,そういう点でいろいろな角度から,どうも教育委員会にあるいは学校に丸投げをする家庭,それから教育的な機能をほとんど失った地域社会,そういった面では大変御苦労さまだなと,そういう思いでございますが,それはさはさりながら何点か,お聞きします。  その1,大宮学校給食センター整備事業建設設計調査委託,大変長い項目の事業がございまして903万円かかっております。これはどんな内容で,その調査結果はどうなっているのか。それから,今後の予定はどのように予定されているか,お聞かせいただきたい。  それから,同じ学校教育部になろうかと思います。適応指導教室というのがございます。実は浪人をする以前に,たしかこの場だったと思いますけれども,不登校児の子供の居場所という話が同僚議員から出まして,不登校とかさぼっている子供に何でそこまで甘くするんだという思いを持ったことがございます。今,それが適応指導教室とかいう形で,しっかりとそういう子供たちも面倒を見るようになってきた。まさに隔世の感があると思いますけれども,現在,市内に小学校の児童で,どの程度の人数の不登校児がいるのか。それから中学校で不登校児はどの程度いるのか。それでそのうちのどれぐらいの子供が,今ある施設で適応授業を受けているのかということを知らせていただきたい。  それから,生涯学習部さんの方にちょっと何点か,お聞きします。  図書館の方で随分なお金を使っています。大変な図書館の整備が進められております。これをもっと効率的に活用したいと思います。今,コミュニティセンターとか公民館の通年開館が5月から実施されておりますが,図書館の通年開館の予定はお持ちかどうか。あったらいつごろの予定か,お知らせいただきたい。  それから,補導員に対する質問が何点か出ておりました。補導員の準拠する条例あるいは要綱等は何かということですね,これをお聞かせいただきたい。  それからもう一つ,1,200万の実績で成人式が行われました。ポートアリーナー。これはまた同級会をやったのかというふうな感じで,大変正直な気持ちは嘆かわしく思っておりますが,当事者はそういうことはないはずでございまして,それなりの目的を持っていると思います。その目的というのは,大体どういうことを目的としているか。形の上じゃなくて本音の方をできればお聞かせいただきたと。それがどの程度実現をされたというふうに踏んでおられるのか。  以上でございます。 277 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いいたします。学校教育部長。 278 ◯学校教育部長 それでは初めに,給食センターの建設設計調査委託でございますけれども,これは大宮給食センター新築でございますが,これをPFI手法で行うための導入可能性の調査のためのアドバイザリー契約ということでございまして,基本的にはPFIの導入が可能かどうかということの調査をお願いしたわけで,従来の方法の整理から始まりまして,PFIの適用の必要条件,それから法制度の問題,それから市場調査等のこと,それからリスク分担等についての検討をやっていただきまして,結果として大宮給食センターはPFI事業として可能であるという結論をいただいております。  そして,現在でございますけれども,その後の進行状況でございますが,既に本年の3月に実施方針を公表しておりまして,本年の10月,落札者決定をしまして,工事の竣工が来年の1月,そして17年の4月から供用が開始できるということになっております。これが今の大宮給食センターのアドバイザリー契約のところでございます。  それから,2点目でございますけれども,適応指導教室のことで不登校の子供さんの数でございますけれども,小学生が90名,中学生が594名でございます。そのうち不登校の,このいわゆるライトポート花見川に来ているお子さんが50名,8名が待機ということでございます。  私の方からは以上でございます。 279 ◯主査(納元政幸君) 続いてお願いいたします。生涯学習部長。 280 ◯生涯学習部長 まず,図書館の通年開館の予定についてでございますけれども,通年開館につきましては今年度6月から,他の部局で所管するコミュニティセンターと同じ形で公民館を通年開館させていただきました。現在まで5月からの実態を,今,把握しているところではございますけれども,これに対する費用対効果等,さらに分析する必要があろうかと思いまして,全庁的にこの検討委員会がつくられておるわけでございますが,この検討委員会の決定を待って,来年度から対応するかどうかということを考えていきたいというふうに考えております。現在のところ,まだいつから図書館のものをやるかということについては,明確には方針が出てない状況でございます。  それから,成人式についてでございますけれども,これは成人に達した成年に新しい門出を祝おうということと,自身が成人をしたという自覚を持っていただこうということ,さらには郷土千葉への関心も深めていただこうということで実施しておるわけでございますが,アンケート調査などでは,やはりやった方がいい,やれば参加するというようなことが多少多いわけでございますけれども,一つの区切りとして成年たちは参加されているというような状況であろうかと思います。  今後,さらに参加者へ先ほど申した趣旨が徹底するよう,工夫をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 281 ◯主査(納元政幸君) 補導センター。 282 ◯青少年課長 青少年課でございます。  補導センターの件でございますけれども,千葉市青少年補導センター設置条例,これは国庫補助対象の条例になっております。それと,千葉市青少年補導センター設置条例施行規則,これらによって補導員を委嘱するようになっております。  以上でございます。 283 ◯主査(納元政幸君) 中野渡委員。 284 ◯委員(中野渡時男君) ありがとうございますが,若干確認をさせていただきます。  まず,大宮学校給食センターの方ですけれども,903万円ということですね。この903万円というのは,調査委託ということで説明に書いてございます。そのとおりで,これはぎりぎりの値段ということでよろしいんですね。これ,ちょっと確認ですから,それだったらそのままで結構です。そうだということで結構でございます。  それから,図書館の通年開館わかりました。通年開館じゃなく,まだ未定ということはわかりました。  不登校児の90人と594人のうち現在50人,待機者が云々と出てましたけれども,この子供たちはどんな基準で選んでいるのかなということを,もう一度ひとつ聞かせてください。選ぶというのは変ですけれども,ピックアップの基準ですね。あなた来なさいという。本人の希望なのか,それともこちらから指示をして呼ぶのかですね。  それから,補導員のところで聞きましたのは,実は以前にもちょっと何かの折りにお話ししたことあります。千葉日報に多分一月半ぐらい前だったと思いますが,全国的に有名な内房線,外房線の列車通学の子供たちの件が出ておりました。あれはもういつでもごらんになりたければ,大体午後の3時半から4時ごろ行けば,もう嫌というほど目にすることができるわけですけれども,あの状態を見ていたら,やはり本当に子供たちもここまできたかということで,その現実というものは目の当たりにすることができると思います。  千葉日報に出てましたのは,その関係者が列車補導をしたそうでございます。それで,結論は何かといったら,問題行動の子供はほとんど目につかなかったと。当たり前でございます。みんな教育委員会だとか,補導センターの腕章かけて列車に乗っているわけです。そんな目の前で問題行動起こす子供なんて,今の子供はそんなばかじゃありませんのでね。そういったようなばれるようなことはだれもしなかったんで。そういうことが一つあるのと,それから条例か云々かと聞きましたのは,私の友人も補導員をやっております。列車補導をしますけれども,子供たちは,はい,ここらだめよということを言われるそうです。例えば,千葉もあれは浜野まででしょうかね。その先は市原市になるそうで,ここからあなた方,手も足も出せませんよということを,敵の方はきっちり知っているんだそうです。そういうことで,我々補導員は何の力もないんですということ。  それから,先ほど出ました街頭補導とか,それからうちの武田委員の方から出ました深夜徘回の子供たちに対する補導も,警察権も何もございませんので大変危険だと同時に,当事者能力を持たない者がそういう補導活動をしていると。そういうことで,実態は大変補導員の皆さんもその活動範囲の問題,それから準拠する法令の問題,それから警察権がないという,いわゆる当事者能力を持っていないというそういうことなどで,とても苦しんでいますよという実態を申し上げておきます。  ぜひ一度,部長,両方の三部長ね,教育長も含めて,できましたら一度御一緒して内房線なり外房線なりで子供たちの実態を,ちょうど学校が終わった時間帯が一番いいと思います。そのあたりに御一緒させていただきたいなと思っておりますので,時間を打ち合わせしたいと思います。  それから,最後でございますけれども,成人式でございます。これは成人となった認識を持ってもらうとか,一つの人生のターニングポイントかと思うんですけれども,以前,先輩議員からも言われました。我々の成年のときには,地域社会に対する奉仕活動をやらせられたと。例えば,成人になったから,あなた大人社会の仲間入りをするんだから,地域社会でこういうボランティア活動をしなさいということを言われた。今は,子供たち,やたら甘やかしし過ぎるんじゃないかという,大変耳の痛いあれをいただいたことがあります。  あえて申し上げて,さっきちょっと聞きましたこと,答弁のあれがございましたかな。903万円がございましたですね。その辺についてお願いします。 285 ◯主査(納元政幸君) 答弁お願いいたします。 286 ◯学校教育部長 初めに,903万円の業務委託でございますけれども,内訳はPFI導入の可能性の調査委託の方が336万円,それからアドバイザリー契約の業務委託の方が567万円で,合わせて総計で903万円でございます。  それから,2点目のライトポート花見川でございますけれども,希望者でございます。これを指導課及び教室の方で面接をしまして,通級可能な者を選んでというか,通級可能な者を入級させているところでございます。  以上でございます。 287 ◯主査(納元政幸君) よろしいですか。ほかに。近藤委員。 288 ◯委員(近藤千鶴子君) 何点か,お願いいたします。  学校施設課の新設校の建設ですけれども,7億円の差金が出たということを教育長が胸を張って説明をされておりましたけれども,この7億円の差金の評価についてお聞かせください。  それから,教室改善対策ですけれども,特殊学校の教室改修の整備内容についてお答えください。  それから,学校の検診ですけれども,小学校の脊柱側弯症の対策,それから中学校の検診も,女の子が要管理者率というのが4割から3割と非常に高い状況になっております。この対策については,どのように検討をされているのか,お聞かせください。  また,青少年課につきまして,今,何人かの委員さんの方からも御意見がありましたけれども,私,昨年,それからことしもそうですけれども,13,14と青少年課のどんなことをやっているのかというのは見させていただいているつもりです。いつも毎年同じように健全育成研修,青少年健全育成というようなことで,同じような金額を出されているわけですけれども,平成14年度,何を目標としての施策であったのか,そこからの評価についてお聞かせください。  それから,文化芸術振興ですけれども,これ毎年少しずつ予算が削減されているように思われます。私は,文化芸術というのは非常に目には見えませんけれども,やっぱり人の情緒ですとか,そういったものをはぐくんでいく上では,非常に大切だというふうに思います。千葉市の美術館というのは先ほど川村委員からもお話がありましたけれども,非常に私はよくやっているというふうに思っております。美術館を訪れることを楽しみにしている市民もいるわけなんですね。ですから,そういう意味では文化の振興の予算が,なぜこのように毎年削られているのかということについての御見解をお聞かせください。  最後に,社会体育施設の建設の中で,当初予算には高洲市民プールの改修工事の予算が含まれていたと思いますけれども,決算には一切触れられていないんですけれども,その理由についてお聞かせください。  以上です。 289 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いします。部長,どうぞ。 290 ◯教育総務部長 それでは,施設に関係します2点の御質問にお答えいたします。  まず,新設校の7億円の契約差金ということで御説明をしたわけでございますが,その評価という御質問ですけれども,これにつきましては,今回,用地造成費,また用地購入等に係る経費でございまして,当初の単価に比較しまして,実際,最近土地の価格が下がっているというようなこともございまして,その差金が出たということでございますので,適正な執行であったというふうに評価をいたしております。  それから,2点目の教室改善対策のうち特殊教室の整備内容でございますが,2教室分を使って改善対策を行っております。具体的な修繕としましては,床,壁,天井,こういうもののクロス張りを変更したり,あるいはタイルカーペットにかえる,そのほか家具やロッカー等を設置すると,こういうものが主な内容でございます。  以上でございます。 291 ◯主査(納元政幸君) 続いてお願いします。生涯学習部長。 292 ◯生涯学習部長 青少年の健全育成の関係でございますが,これらにつきましては青少年育成委員会,あるいは相談員活動,あるいは補導員活動,そういったものを振興するために要求させて執行させていただいているわけでございますが,平成14年度は,特に完全学校週5日制に対応して,地域の大人たちが子供たちのために何か事業を展開できたらということで,青少年相談員を中心にウイークエンドふれあい広場を公民館等を会場に事業展開ができればということを,主に新しい事業として盛ったものでございます。  それから,文化振興関係の予算についてでございますけれども,私どももできれば増額をお願いしたいわけでございますけれども,全体的にシーリングがかけられておりまして,これらについてはどうしても市の全体的な方向性ということで,減額せざるを得ないというような状況が出ていることは事実でございます。  それから,高洲市民プールについてでございますが,この新5か年計画の中には予定としては入っておったわけでございますが,昨年度の見直しで,これは次期5か年に送るという形になっておりまして,この予算については当初から入っていなかったはずでございます。  以上でございます。 293 ◯主査(納元政幸君) 保健体育課長,どうぞ。 294 ◯保健体育課長 保健体育課でございます。  脊柱側弯症が女子に多いということでございますけれども,脊柱側弯症につきましては先天性のものと,それから突発性のものとがございます。突発性につきましては,女子に多いわけでございますけれども,原因については医学的にも不明でございます。  しかし,検査技術も進んできまして,比較的軽度の症状で発見されてきてますので,それによって判定委員会の指示によって,今後対策としては早めに医療につなげていきたいというふうに考えています。  以上です。 295 ◯主査(納元政幸君) 近藤委員。 296 ◯委員(近藤千鶴子君) 新設校の建設については,用地の造成と購入費だけで7億円のお金が差金になったということは,とても私は信じられないので,その点について幾ら用地の値段が変わってといっても7億円ですよ。それがもう7億円,それだけのお金が差金で出ましたというふうに言われることの根拠というか,評価というのを,やっぱり決算ですので,しっかりしていただきたいというふうに思います。  それと,特殊学級の教室の改修のことについては,今,特殊学級というのを,今までの形とは変えて,特殊学級を運営していこうというような動きがあるやに聞いておりますけれども,この方向性についての見解をお聞かせください。  それと,学校検診の中の側弯症については,私もある程度の知識がありますからわかりますけれども,この対策として予算を組まれているんであれば,対策としてどういうことを考えているのかということを伺っているわけでございますので,そのように御答弁をお願いしたいと思います。  それから,青少年の健全育成については,プラスアルファの青少年相談員活動がふえていることは,私も承知しております。ただ,健全育成研修,青少年健全育成という項目の中で,青少年問題協議会の運営,それから委員会の活動,これが青少年の健全育成の何になっているのかというようなことが,決算ではきちんと審議されるべきではないかというふうに思いますので,その点についての評価をお聞かせください。  それから,芸術文化の振興については,少ないお金がどんどん削られていくのは予算書を見ればわかるわけでございますので,当然,行政改革ということでは考えていないわけではないですけれども,余りにも毎年毎年削られているので,何とかこれはぜひ芸術文化というのは非常に大切だというふうに思いますので,私たちも側面から応援しますので,ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。  それと,高洲市民プールの件については,平成14年度当初予算のあらましの中に,高洲市民プール改修というふうにして載っているんです。それで,14年度のあらましを見て,私は調べてお話をしているので,多分,部長さん,間違えられているんじゃないかと思いますけれども。 297 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いいたします。教育総務部長。 298 ◯教育総務部長 それでは,契約差金7億円,信じられないというお話でございます。先ほど御答弁申し上げましたように,用地,それから今回は造成工事でございまして,特に造成工事等の契約差金の部分で,この差金が出ておりますので御理解いただければと思います。 299 ◯主査(納元政幸君) 学校教育部長。 300 ◯学校教育部長 特殊学級の対応でございますけれども,平成15年3月に文部科学省のいわゆる調査研究協力者会議の方で,今後の特別支援教育のあり方についてという最新報告が出されたことは承知しております。  これは,これまでのいわゆる障害児の考え方を新たにLDとかADHD,いわゆる学習障害児,それから恒久の自閉症等も含めて,新しいといいますか,新たな障害を持つ児童生徒の皆さんも含めた一人一人の教育ニーズに合わせた支援が必要だろうということで,特殊教育から特別支援教育へ視点を変えていくということが出されております。これについて,この協力者会議の報告を受けて,文部科学省の方が具体的にどのような法整備をしてくるかということについて,今,進めておるというふうに伺っておりますので,その動向を見守りながら,本市における特殊教育といいますか,特別支援教育についてのあり方についても検討してまいりたいと考えておりますので御理解をいただければと思います。  以上です。 301 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。保健体育課長。 302 ◯保健体育課長 失礼しました。保健体育課でございます。  お尋ねの対策でございますけれども,この脊柱側弯症対策につきましては,子供たちの早期発見,早期治療により,児童の健康増進を図ることをねらいとして行っておりまして,定期健康診断による学校医さんによります健康診断におきましての視触診や,ここにも書かれてあります小学校6年生を対象に行うモアレ検査によって,異常が認められた者につきましては,定線量X線検査で検査を行っていきます。そして,それに基づきまして,判定委員会で異常ありと判定された児童生徒につきましては,脊柱側弯症管理手帳を交付いたしまして,子供たちの健康増進を図っていくということでございます。  以上です。 303 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。生涯学習部長。 304 ◯生涯学習部長 青少年健全育成の件でございますけれども,そちらに上がっております青少年問題協議会につきましては,それぞれの青少年健全育成の団体,あるいは機関の方々を委員になっていただきまして運営しているものでございます。平成14年度は青少年健全育成市民運動というのをつくっておるわけでございますが,その市民運動をさらに市民の方々に御理解いただいて,定着するためにということで,この青少年問題協議会で,キャッチコピーやあるいはマークなどを選定したりして議論したものでございます。  それから,青少年育成委員会活動につきましては,これは各中学校での育成委員会活動があるわけでございますが,これらにつきましては,それぞれの中学校区に補助金を出しているわけでございますが,会長会を行いまして,例えばこども110番などの普及をどうするかというようなことなども議論しておるところでございます。  それから,3番目の青少年健全育成推進大会については,これは年1回でございますが,青少年健全育成に功労のあった方々を表彰するとともに,青少年健全育成についての市民運動を一層盛り上げるために関係者が集うものでございます。さらにこの後,全体の研修会などを催しておるものでございます。
     それから,高洲市民プールの件についてでございますが,大変失礼いたしました。平成14年度につきましては,地質調査と土壌調査を実施することとしておったわけでございますが,先ほどお話ししたとおり,次期5か年に先送りということになりましたので,保留するということになっておりました。大変申しわけございませんでした。 305 ◯主査(納元政幸君) 近藤委員,どうぞ。 306 ◯委員(近藤千鶴子君) 3回目でございますので,御意見を述べさせていただきたいと思います。  今,部長さんの方からお話がありましたので了解いたしましたけれども,決算の場所ですので,予算には組み込まれていましたけれども,実際はこうでしたという説明があってしかるべきではないかなというふうに思いましたので。  それと,あとは青少年の健全育成につきましては,大変厳しいことを言いましたけれども,非常に青少年問題というのは,私たちの中でも非常に大変重要な問題になっております。その中で千葉市の生涯学習部の中に青少年課というのがあるわけですから,この青少年課が青少年問題のどの部分に何を責任を持って,ことしは何をやるのかということが,やっぱり決算の場できちんと審議されるべきではないかなというふうに思うんですね。それだけのお金を使って,何をして,どういう成果があったのかということが,次の年度の予算にも反映されていくのではないかなというふうに思いましたので,お話をさせていただきました。  それと,あとは新設校の建設については,お金が安く上がったわけですから,いいわけなんですけれども,緑区の某小学校は,大変有名な方がデザインをされて,そして10年もたたないうちに体育館から雨漏りがしてくる。それから運動場が少し段差ができるというようなことが実際にあるので,ですから,そのとき非常に差金が出て安くできてよかったということだけではなくて,きちんと評価,審議をしていただきたいという思いで質問をさせていただきましたので。決して安く上がって悪いということではないですので,お含みおきをいただければと思います。  どうもありがとうございました。 307 ◯主査(納元政幸君) ほかに。質問はございますか。福永委員。 308 ◯委員(福永 洋君) PFIの問題で,少年自然の家と大宮の給食センターですね。少年自然の家がですね,教育問題についてPFI方式やることを,私ども明確に反対であります。やっぱり行政効果という点を民間に任せるといかがなものか。これについてお答えいただきたい。  それから,給食センターのコストの問題で,これはもう今まで民間委託にしたのと公共でやった場合は,民間の方が高いということは,ほかの自治体で出ているわけですね。この辺についての見解を伺いたいと思います。  それから,教育委員の公募制がずっと自治体でやられておりまして,去年どのぐらいやったのかちょっとわかりません。ちょっとその辺について,全国どのくらい公募をしているのかということについてお尋ねをしたい。  それから,シックスクール対策もかなり,これは化学物質過敏症のことに対応しているんですが,市内の対策と大体どのくらいの子供たちが,これに対して感染をしているのか,お尋ねいたします。  それから,校庭の芝生化は5年前に,これ前沢委員が決算委員会に取り上げたんですね。5年間で例えば,もう結論で言いますね。1校ぐらい研究じゃなくて,もうやったらどうかと思うんですよ。執行してやってみたらどうかと思うんですね。ぜひお願いしたい。  それから,就学援助が全国的には学校の10%就学援助の対象になっていると。千葉市は何人ぐらいで,何パーセントになるのか。ごめんなさい,人数は出てません。パーセンテージを教えてほしい。  それから,特別支援教育の問題で,これもじゃ議論はやめます。今,そういう取り組みでやって。これ問題なのは,特に帰国子女の中の障害を持っている人たち。帰国子女がどのくらい千葉市で受け入れているのかということ。特に,今,私ども受けたのは障害を持って帰国子女。確かにそれは出ますわね。これ大変なんですよ。千葉市で具体的にそれに対応されたことがあるのかどうか,お尋ねをいたします。  それから,このことをしつこく聞きますが,拡大教科書に対する対応。もう極めて対象少ないんですが,おかしいと思うんです。なぜそのために周辺が10数万をかけて教科書をわざわざその子供に合った教科書をつくらなければいけないのか。本来ね,無料でいいはずなんですね。何で障害を持っているがゆえに,みずからがお金を払わなきゃいけいなのか。これは行政が対応する,当然,文科省に対して著作権の問題,その他おかしいということをきちんと言って,行政は対応すべきじゃないかと思うんですね。やっぱり僕はそういう少数者の子供たちに対する対応をちゃんとしなければならない。それは今言う特別支援教育の根幹だろうと思うんですよ。その辺についてお答えいただきたい。  以上。 309 ◯主査(納元政幸君) 答弁をお願いいたします。生涯学習部長。 310 ◯生涯学習部長 PFIに関する質問のうち,少年自然の家についてお答えさせていただきますが,今回PFIによりまして事業運営は目的会社でございます株式会社……(「簡単でいい」と呼ぶ者あり)はい,済みません,事業運営については千葉市が示しました要求水準と契約書,それから事業者からの提案書をもとに,それ以上の教育サービスが市民に提供されて,千葉市少年自然家の教育目的が効果的に達成できるように,千葉市の教育委員会も関与していく考えでございます。  以上です。 311 ◯主査(納元政幸君) ほかに,学事課長。 312 ◯学事課長 就学援助のパーセントの件でございますが,現在,千葉市におきましては全児童生徒数の5.7%でございます。  以上でございます。 313 ◯主査(納元政幸君) 総務課長。 314 ◯総務課長 総務課でございます。  教育委員の公募制につきましての他の市町村の状況については,はっきり把握しておりません。近隣では四街道市が公募制だというふうに聞いております。  以上でございます。 315 ◯主査(納元政幸君) 続けてどうぞ。お願いします。学校教育部長。 316 ◯学校教育部長 初めに,学校給食センターのPFIのことでございますが,先ほどお話ししました可能性の調査の報告を受けまして,財政的に負担が軽減されるという報告のもとに,利用を進めておるものでございまして,スケジュールに沿って進めてまいりたいと考えております。  それから,二つ目でございますが,特別支援教育のうちの帰国子女のうち,どのぐらいのお子さんが特別支援が必要かということでございますが,今現在,中国,それからその他外国の方合わせまして,14年度全体で967名の帰国子女のお子さんがいらっしゃいます。  残念ながら,その中で特別支援が必要かということについては,就学指導の関係では報告が上がっておりません。大変申しわけございませんが,いろいろな面で,例えば言葉がわからないということで,知的な障害のおくれがあるのかどうかということも,また年齢的な問題として年齢に合った,いわゆる知能指数というか,知能を持っているのかということについての調査が大変難しいわけでございますが,御指摘もございましたので,担当のセンター等で検討させたいと考えておりますので御理解いただければと思います。  それから,3点目の拡大教科書の件でございますけれども,既に教科書会社の中では,いわゆる色弱のお子さんのための教科書を特別につくっている会社が何社か出てきておりますけれども,現在のところは,やはりコピー等によって,拡大の教科書をボランティアの方がつくっていただいているというのが現状であることは認識しておりますが,その際かかる必要な実費等については,学校に特別に予算をつけて消耗品費等の中で決算をするように指導してございますけれども,この辺のことについても,再度改めて,学校の方に指導してまいりたいと考えております。  以上でございます。 317 ◯主査(納元政幸君) 続けてお願いします。学校施設課長。 318 ◯学校施設課長 2点ほど説明をさせていただきます。  まず,1点でございますが,シックスクール対応でございますが,シックスクール対応につきましては学校の新増築または改築等,改修工事ですね,その際にボード類または壁紙類,それから接着剤ということでホルムアルデヒドですか,そういうものの室内空気,汚染化学物質といいますものの中でJASとかJISの基準よって最低のものを使っております。それから,設計書の中にそのようにうたって明記して実施に至っておりますけれども,また工事監理,または検査の実施のときに,そのような調査をしております。  また,さらにこの平成15年7月1日付で建築基準法が改正されまして,内装仕上げの制限,または換気設備の設置の義務づけ,それとか天井裏などの制限,こういうものの規制も受けておりまして,今後,工事に反映させていきたいと考えております。  それから,芝生の問題でございますが,先ほど武田委員さんにお答えしたように,芝生につきましては,和芝とかまたは洋芝,それと和芝と洋芝の混合,そういうものが最近いろいろ出ておりまして,その維持管理等も考えまして,今,検討している最中でございます。  以上でございます。 319 ◯主査(納元政幸君) 保健体育課長。 320 ◯保健体育課長 保健体育課でございます。  先ほどのシックハウス関係で,化学物質アレルギーの児童生徒の人数は,ということなんですが,本年度9月調査で小中合わせて15名でございます。  以上です。 321 ◯主査(納元政幸君) 福永委員。 322 ◯委員(福永 洋君) PFIについては,負担軽減されるということは絶対にないだろうと思うので,それについて申し上げておきます。  教育委員の公募制については,もうこれは時の流れだと思うので,全国的にかなりのところで採用,形はちょっといろいろあるんですが,されていますので,これについてはぜひ引き続きですね。これについて教育長はどういうお考えをお持ちなのか。実質的には,市長の権限に属することなのか,わかりませんが,ちょっとお考えをお聞かせいただきたい。  それから,シックスクール対策もこれについては,例えば壁紙にお金かかりますが天然木を使うということが効果的。掃除も例えばぬかを使うとかやる。15名のためにそういうことするのかというじゃなくて,これは子供にとって健康上いいということで,シックスクールだけではないだろうと思うんです。そういう点でのことは必要じゃないかと思います。  それから,芝生の問題ですが,私は前沢委員といつもやっているんですが,これはもう大体どの芝がいいかとか,長さがどうかというのは大体決まってて,今さらそのことをどうということじゃなくて,やっぱりやってみることが大事じゃないかと思うんです。教育効果は抜群にあるというふうに思うんですね。ぜひこれは要望しておきます。  就学援助5.7ということは,千葉市はもともと,これ私どもずっと言ってたんですが,全国平均10%の半分ちょっとですかね。これはもうちょっと周知徹底していだければ,この不況のもとで,こういう制度を知らない人がかなりあるんではなかろうかと思うんですが,関西は極めて高いですよね。それは,やっぱりそれだけの教育委員会の指導,その他あるわけですから,この体制について事務職員の方で一生懸命やっていらっしゃることもあるんですが,もうちょっと手続を簡素化して受けやすいようにしていただければどうかということを申し上げておきたいと思います。  それから,拡大教科書の問題については,実費について指導をすると。もうわずかしかいないわけだから,指導じゃなくて,もう予算でね。ほかから利用するなんてこそくなことはしないで,そのために予算を出せばいいんですよ。金額大したことないんだから。きょう,もうこのことはずっと言ってますから,もうわずかな金額だから何でそこにこだわるのかね。ほかの予算を利用しなきゃいけないなんてことじゃ,これはかわいそうだよ,それは。おかしいんですよ。それはちゃんと,部長,その予算,もうある人,決まっているわけだから,そこにこれ使いなさいということで加配すればいいじゃないですか。何でそれ,わざわざ利用しなきゃいけないのか。それはだめだと思うんで,やっていただきたい。  教育長,さらに最後,エアコンの問題でありますよ。教育長とずっとやってましてね。結果として文科省もエアコンをつけるために予算を100億円,ことしからつけるわけだ。ということは,学校にエアコンは当たり前という時代になったんですね。公共施設でエアコンがないのは,刑務所と学校だけだとこう言われているわけですよ。これはやっぱりつける方向でね。じゃ,校長室だ,職員室抜けても,子供たちのためにやるとかということが,子どもの権利条約上,私は必要じゃないかと。そういう点からどうお考えなのか。議会で論争しましたからね。暑いの,訓練じゃないから,ひとつお答えいただきたい。 323 ◯主査(納元政幸君) 3点,答弁をお願いします。 324 ◯教育長 御指名いただきました件で,一つは教育委員の公選制につきましては,基本的には市長の専管事項でありまして,議会の承認を得てということで,私はどうこう言うのはまことに僣越でございますが,教育長に,たって意見を求めるということであれば,これは教育委員の公選制についてはメリットもデメリットもあるように聞いておりますので,鋭意,政令市のことをよく調査し研究してまいりたいというふうに思っております。  それから,エアコンにつきましては,これは今,コンピューター室とか保健室とか事務室もエアコン化しておりまして,子供たちということで,我慢のできる子ということも市長も常々申し上げておりますので,そういう中で,国の動向,他市の動向を見ながら粛々と行っていきたいと。  なお,例えば本市が全部エアコンをつけるとすると,60億ぐらいかかるというふうな話もありますので,そうすると国の負担が20億でございますので,市費持ち出しが40億という話も聞いておりますので,ほかにもっと有効な活用があるんではないかというふうな認識もありますので,鋭意検討してまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 325 ◯主査(納元政幸君) ほかに。部長。(福永委員「拡大教科書の件も,それは決算だから」と呼ぶ) 326 ◯学校教育部長 お話があったように大変額が微妙なものでございまして,そのためのわざわざ予算を予算化することが難しいわけで,今,学校の配当予算の中から使ってもらうということでございますので,それについては前向きに努力してまいりたいと思います。  以上でございます。 327 ◯主査(納元政幸君) 福永委員,よろしいですか。福永委員。 328 ◯委員(福永 洋君) エアコンの問題はまた続きそうですが,要するに教育長も予算上の問題でできないと言っているわけでしょう。それが我慢できる子,できない子つくるんじゃなくて,予算上の問題そのことの路線の上で,どうするか後で考えればいいんですよ。基本的な認識としてはエアコンを入れるということを,私は必要だと思いますから申し上げます。  以上。 329 ◯主査(納元政幸君) ほかにありませんね。               [「なし」と呼ぶ者あり] 330 ◯主査(納元政幸君) それでは,教育委員会所管の審査を終わります。  教育委員会の皆さん,御苦労さまでした。  委員の皆様,御苦労さまでした。本日はこれで終了ですが,明後日午前10時開議ということで散会いたします。  御苦労さまでした。                 午後5時29分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...