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平成11年度予算審査特別委員会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日: 1999-03-04
平成11年度予算審査特別委員会(第3日目) 本文 開催日: 1999-03-04

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  1. 千葉市議会 1999-03-04
    平成11年度予算審査特別委員会(第3日目) 本文 開催日: 1999-03-04


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午後1時0分開議 ◯委員長(片田幸一君) ただいまから予算審査特別委員会を開きます。出席委員は51名,委員会は成立いたしております。本日の審査日程につきましては,お手元に配付のとおりでございます。  総括質問を行います。通告順に従い,お願いいたします。野本信正委員。    〔野本信正君 登壇,拍手〕 2 ◯委員(野本信正君) 日本共産党の野本です。通告いたしました順に総括質問をしてまいります。  第1は,行政改革についてであります。  その1は,公共投資した施設や用地が目的どおり利用されているかについてでありますが,今,財政危機の中で,公共事業のあり方が問われています。全国的には,大改修したけれども,外国船が1隻も入らない釣り堀になっている港があったり,国際空港としてつくったけれども,国際線の利用がない空港。あるいは,東京湾アクアラインのように予定していた車が走らずに大赤字なのにもう1本橋をかけるという計画など,国民とは関係のないところでむだ遣いがされています。そして,国全体で600兆円の借金を抱える大きな原因となっているわけであります。  千葉市も,公共事業のむだ遣いがないのか,私は,幾つかの問題について質問してみたいと思います。  その1は,千葉サイクル会館についてであります。  中央区松波1丁目に千葉サイクル会館が建っています。1,825平方メートルの土地に地上6階地下1階延床面積5,143平方メートルの豪華な施設です。私は,最近改めて2度ほど視察してきましたが,中に入るとゆったりしたロビーにじゅうたんが敷き詰められ,柱は大理石でしょうか,大変輝いておりました。2階には,1度に180人が会食できる大食堂と娯楽室やトレーニング室。3階は,大きなおふろ,サウナ室。4階以上が宿泊室ですが,最大180名が泊まれるそうです。一口で言って豪華な一流ホテル並みの施設だというふうに言われております。  皆さん御存じのとおり,サイクル会館は,土地代が39億8,000万余,建設費が28億円余で,税金や利子など加えて合計70億円余りの施設であります。  この施設の利用状況を調査したところ,平成9年4月も5月も,1カ月8日間ですね,6月は12日間,9月などは7日間といったように,選手の宿泊する日は年間を通じて3分の1ぐらいしかありません。しかも,通常開催で泊まる選手は90名で,宿泊機能の半分しか使っていません。  日本共産党市議団は,サイクル会館が建設計画されたときに,費用がかけ過ぎであり建設を中止して従来の宿舎の改善程度で済ませるように主張し,予算に反対しました。当局は,サイクル会館をつくればダービーなど呼べて千葉競輪が潤うと答えていたわけであります。  そこで質問いたしますが,第1に,サイクル会館を建設して4年目になりますが,ダービーは何回開催されたでしょうか。また,予定どおり競輪事業が発展して収益が上がっているのでしょうか。  第2に,サイクル会館が通常開催では90名しか宿泊しないのに,同施設は最大180名分の食堂とか宿泊施設になっています。なぜなのか聞いたところ,日本ダービーのようなときの選手の数に合わせてつくったとのことです。本当でしょうか。となると,何年に1回来るか来ないかのビッグイベントに合わせて不経済な施設をつくった原因は何か,お尋ねします。  第3に,70億円もかけた施設が年間の3分の1しか利用されていない状況は,大変むだと思いますがどうか。  第4に,年間3分の2空いているサイクル会館を市民が有効に利用することについて,どんなことが行われているのか。  以上,4点について質問するものであります。  2番目に,千葉市国際交流グリーンハウスについてであります。  先日,グリーンハウスを訪問し施設を見てまいりました。そこでいただいた概要書によれば,1,取得の経緯。昭和49年に個人の住宅として建設されたものを,平成8年6月に,千葉市の国際交流のための施設,千葉市国際交流グリーンハウスとして取得し,来葉する外国人や在住外国人などが,日本の文化と触れ合う場として整備したものである。
     建設費用は,平成8年度,土地買戻費2億3,200万円,面積は3,013平方メートル,建物庭園改修費1億3,038万円,合計3億6,238万円,年間の管理運営費は1,296万円とのことです。  利用状況は,平成10年,年間で,外国人がいらっしゃったのは,5件で86人。国際交流団体利用したのは,38件で126人。1カ月当たりの施設利用は,少ないとき3件,多いときは9件であります。余りにも利用状況が悪いので,一般市民にも利用してもらっているそうであります。  日本共産党市議団は,グリーンハウスの予算が計上されたとき,立地条件も悪くて問題だし,3億6,000万円もの大金を使うのはやめて,もともと迎賓館施設としてつくった稲毛記念館国際交流の施設として利用してはどうかと提案しました。しかし,当局は強行しました。  そこで質問しますが,第1に,グリーンハウスは当初の目的どおり十分に活用されているのか。  第2に,もともと立地も悪い問題もありましたが,利用件数が少ないのはどこに問題があるのか。  第3に,利用率を向上させるために市民にも開放するようにしたそうですが,どんなPRと利用促進を行っているのか。以上お尋ねするものであります。  3番目は,臨港公園プロムナードポケットパークについてであります。  平成5年3月4日,共産党福永議員が代表質問で,臨港公園プロムナードの市役所の道路を挟んだ反対側の土地取得について,次の質問をしました。  「新聞報道によれば土地所有の会社社長と親類関係にある1区選出の代議士関係者から買収を要請されたとの証言もある。また,3.3平方メートル当たり1,600万円の買収価格も相場を上回っている。」これに対し,当時の都市局長は「買収価格は,近傍類似買収価格を参考にしたが不動産鑑定にかけて買う。代議士との疑惑の事実は一切ない。」と答えています。  3年後の平成8年第2回定例会で再び共産党福永議員は,「歩道橋脇にポケットパークをつくるそうだがそんな話は以前なかった。一体どこから出てきたのか。」「新聞報道によれば土地所有木材店に有利に動いたと言われている。」「国道脇の排気ガスの多いところで休憩所は問題だ。」と質問しました。企画調整局長は「ポケットパークは基本計画に入っていた。自動車排気ガスということもあるが,でき上がった時点で見ていただきたい。」と答えているわけであります。  以上のような経過の中で,ポケットパークが完成しましたが,かかった費用は,土地の面積108.89平米,約33坪であります。土地の価格は3億5,933万7,000円,金利が4,779万5,000円,整備費が787万5,000円,合計すると,4億1,500万となります。  すなわち,わずか33坪のポケットパークが合計4億1,500万円。1坪当たりに直すと,約1,250万円もの,とてつもない高価な休憩所ができたわけであります。  それでは,このポケットパークがどのくらい利用されているか,私は機会あるごとに注目してきましたが,いまだにポケットパークのベンチで休んでいる人を見たことがありません。過日,たまたま市民がポケットパークに入ってこられたので,ホッとしましたが,その人はパークの前を通り過ぎて朝日生命ビル裏側の道路へ通り抜けて行ってしまいました。  そこで質問しますが,第1に,ポケットパーク利用者が極めて少ないというか,ほとんどないのはなぜなのか。また,今後ふえていく見込みはあるのか。  第2に,もともとこの場所への設置は,降って湧いたようなことであり,場所の設定が適切ではなかったと思ってはいないのか。  第3に,わずか33坪で総額4億1,500万,1坪当たり1,250万円もの高価なポケットパークについて,今,冷静に考えた場合,本当に必要であったのかなかったのか。  以上,3点についてお答えをいただきたい。  4番目は,千葉港黒砂台線京成線立体交差部についてであります。  昨年の12月議会で日本共産党中村議員が代表質問で,千葉駅西口再開発との関連で,京成電車の路線の下に17億円もかけて建設したトンネルが開通の見込みがないまま放置されている問題を追及しました。  その後,1999年1月27日付日刊スポーツがこの問題を取り上げ,出口の見えない17億円のトンネル。千葉駅付近野ざらし状態と全国的に報道されました。  共産党市議団は,中村議員の質問のときもそうですが,奈良市の市長の例を挙げて,西口再開発の抜本的見直しと縮小,そして必要な街路事業は再開発と切り離してトンネル利用もすべきだと提案しています。  そこで質問します。  第1に,開通の見通しがないまま急いでトンネル工事をなぜ行ったのか。  第2に,当局は17億円かけて建設したトンネル開通見込みをいつごろと考えているのか。  第3に,開通するまで何年かかるかわからないけど,その間17億円もの工事費が生きてこないわけです。工事を急ぎ過ぎたため,この間のむだな投資となってしまうわけですが,このことについて反省しているのか。  以上,お尋ねします。  5番目は,道路用地として購入しながら,長い間,野ざらしになっている土地の問題であります。  若葉区みつわ台から都賀の台にかかわる都市計画街路,幅員24メートルがみつわ台病院前で急に7メートルに狭くなり,その場所で交通事故が多発していることです。  当局は,この解消のため,5年前に831平方メートルの土地を1億3,553万円で取得しました。それが道路拡幅に利用されないまま,くいを打って閉鎖してあります。私は,この問題を昨年予算議会で取り上げ,この土地を使い,暫定的にでも道路幅を広げて交通事故をなくするように提案しました。最近,建設局よりこの土地を一部使って道路の幅を少し広げて交通事故をなくすようにしたいと話があり,少しホッとしているところであります。  そこで,お尋ねしますが,第1に,5年前に千葉市都市開発公社が取得した831平米,1億3,553万円の道路用地は,現在利子は幾らになっているのか。元利合計で幾らになるのか。  第2に,このたび道路を少し広げるとのことですが,全面的に拡幅され,車道も歩道も整備されるのはいつごろか。見通しについて。  第3に,今回用地の一部を暫定利用した後,残りの土地は当面どうするのか。相変わらずくいを打って囲っておくのではなく,四季折々の花などを植えて,環境にやさしい利用をしてはどうか。  以上,3点についてお答えをいただきたい。  6番目は,都川の橋についてであります。  平成8年9月16日付新聞に,田んぼの真ん中に豪華な橋。総工費1億5,000万。渡った先は行き止まり羽佐間橋を検証するという大きな記事が掲載されていました。都川の上流は,現在田んぼの真ん中を流れる二,三メートル余りの川ですが,改修計画は,22メートルに広げる予定です。しかし,幾多の障害があって進んでいません。千葉県と千葉市が協議して将来に備えての立派な橋をかけているとのことですが,それにしても立派過ぎます。  平成6年度建設の大宮橋は,総工費6億4,035万円。平成7年度建設の太田橋は,3億8,115万円。平成7年度建設の羽佐間橋は,1億8,599万円。いずれも橋の欄干にしゃれたアクセサリーを付けた豪華な橋が田んぼの真ん中に忽然とそびえています。付近の豊かな自然景観とは,およそアンバランスであります。3本の橋の合計は,12億7,000万円で県と市で費用負担しています。  そこで質問します。第1に,なぜこんなたくさんの費用をつぎ込んで田んぼの真ん中に立派な橋をかけたのか。  第2に,羽佐間橋の問題です。3本の中でも大宮橋と太田橋は,重要な生活道路で車も人も利用しています。しかし,羽佐間橋は,私もこの間2度ほど行ってみましたが,国道からの進入道路は耕運機か軽トラックが走るぐらいの細い道,しかも橋を渡った向こう側は,田んぼで行き止まりです。将来,どこかにつながるのでしょうか。また,年間に農家の人が20人か30人ぐらいしか利用しないところに,今まであった橋を壊して,新たに1億8,599万円もの橋をかけた理由について,お伺いするものであります。  第3に,都川の22メートルの改修の見通しについて,いつごろなのか。私は,見通しがついてから必要な橋をかけてもよかったのではないかと思いますが,以上3点についてお尋ねします。  行政改革の2番目は,市長主催の会食はその後減ったのかどうかという問題であります。  平成8年6月議会で,私は,市長が議員を招待して行う懇談会と称する会食について質問しました。そのときの会議録によると,答弁に立った小島総務局長は,「平成7年1年間につきましては,総務局16件,財政局2件,会計室1件の合計19件でございまして,金額は全体で,1,057万8,005円でございます。」と答えました。そして会議録の中には,情報公開条例によって開示された資料が紹介され,平成7年1月30日と2月8日の2回,予算議会が開かれる前に与党の議員をホテルに招き,1人当たり1万2,900円の飲食代を支出していること。平成8年2月14日予算議会前に,ホテルで合計53万8,673円支出している。同じく3月15日予算審査特別委員会役員を招き1人1万円,合計51万939円の支出をしたことなどが。また,平成6年の会食には,車代とか花代が入っていることなどが記録されています。そして,私ども共産党は,市長が会食の理由としている,議員の理解を深めるということは,飲食を伴わなくてもできることであり,ホテルなどで行うような食糧費の支出を抑えて節約に努めるよう求めたことが記録されています。  私は,その後どのように改善されたのか確かめるため,情報公開条例に基づき,平成9年度の市長招待による議員との会食資料を開示してみました。  幾つか紹介してみますと,1,平成9年10月2日ホテルパシフィック千葉決算審査特別委員会役員との懇談会経費,議員13名市側10名参加,支出額38万1,988円。2,平成10年2月18日議会開会直前ホテルニューツカモト,正副議長経験者19名市側14名,支出金額35万8,538円。3,平成10年3月19日予算委員会の終わった日,ホテルパシフィック千葉予算特別委員会役員など17名,支出金額29万1,744円。平成10年3月20日議会最終日,これはレンチャンになるわけですけれども,共済会館,議員41名市側34名,支出金額78万1,400円。以上紹介しましたが,平成9年度もかなり実施しています。  そこで質問しますが,第1に,市長が議員を招待する市役所庁舎以外でのホテルなどで開催した会食は,平成7年度と9年度でどのように変わっているのか。件数と金額について。  第2に,議会の開会前や予算審査に関係して何のために懇談会,会食を行うのか。  第3は,財政危機の折,1人1万円とか,支出金額38万円や78万円もかけて行う宴会式の会食はこの際やめるべきではないか。そして,必要最小限にとどめ,その中身もお弁当程度にしたらどうか。  以上3点について答弁を求めます。  2番目は,環境問題であります。  その1は,ダイオキシン対策について質問いたします。  その1は,新港清掃工場とその周辺についてであります。  千葉市が,平成10年8月に行った新清掃工場建設に伴う環境影響評価調査におけるダイオキシン類の調査結果は,新港清掃工場一般環境大気が平均値で0.72ピコグラム,土壌68ピコグラムです。近くにある幸町第四小学校,高州第三小学校などもかなり高い数値を示しております。以上のように,発生源及び周辺の測定結果は,懸念されている状況です。  質問は,新港清掃工場とその周辺のダイオキシン対策を新清掃工場が完成するまで放置してはならないことを,この調査結果は警告していると思うんです。積極的な対策を行うよう答弁を求めます。  ダイオキシン対策の2は,北谷津清掃工場についてであります。  北谷津清掃工場排ガスダイオキシン類濃度は,平成6年5.8ピコグラム,平成7年4.6,8年1.8,9年0.6ピコグラムと,かなり下がってきております。しかし,1年に1回の測定ですから,数値に大きなばらつき,不安があります。  当局は,北谷津清掃工場とその周辺の大気や土壌を測定したそうですが,その結果はどうであったのか,これが一つ,質問いたします。  次に,北谷津清掃工場は,将来建てかえる計画とのことですが,かなり先になります。次第に老朽化しながらあと10年とか15年とか稼働することになるのでありましょう。ですから,周辺住民としては,ダイオキシンなどの環境対策について,非常に不安を持っているわけであります。  そこで,発生源の調査と対策として,次のことを提案します。  市役所が管理している清掃工場ですから,やはり責任を持って行うことが必要だというふうに思うんですが,第1に,北谷津清掃工場の周辺の町で,北谷津とか大草,高根,多部田,金親,御殿,千城東,千城南,千城西,千城北,小倉台,御成台などで,1カ所ずつ場所を選び,大気とか土壌の測定を行うとともに,住民の健康調査をしてはどうか。  第2に,北谷津清掃工場の排ガスを,年に1回とか2回ではなくて,年間を通じて定期的に測定すること。また,工場の建物内の空気の測定,工場敷地の土壌測定,そして工場内で働く人の血液や毛髪類の検査を行う。  第3に,一般廃棄物最終処分場に埋めたごみの測定でありますが,中田処分場跡地更科下水処理場の汚泥。下田・谷当処分場跡地汚水処理場の汚泥。鹿島川の川底の土。また東部処分場の埋め立てた焼却灰など。これらの測定を行う。  第4に,これらの測定結果を踏まえて必要な対策を行うこと。とりわけ北谷津清掃工場の排ガスは最低限度,今,国が言っている新しくつくる清掃工場の環境基準0.1ピコグラムになるように施設を改善する。  以上の提案について,当局の回答を求めるものであります。  環境問題の2番目は,遊歩道のある町についてであります。  昨年5月10日付で,若葉区みつわ台1丁目町内自治会より,市長に対して陳情書が提出されました。趣旨は市民の憩いの遊歩道保全の御指導をお願いしますとするものです。  その一部を読んでみますと,「みつわ台1丁目は,緑あり鳥の舞う美しい町となっています。その中心には公園と遊歩道があり,町民の散歩や子供たちの安全な遊び場として,憩いの場所となっています。このたびこの遊歩道崩壊の懸念のある出来事があり,町内会としては頭を悩ませております。市長の絶大なる御指導と御英断を賜りたくお伺いします。遊歩道に面して駐車場を持つ新規住宅の計画があり,その結果,遊歩道への車の乗り入れを許容することになる懸念が出ています。歩行者専用遊歩道を町民の憩いの場として残すよう御指導ください。」以上であります。  これに対して,千葉市中央土木事務所の回答は,「当該道路は土地区画整理事業の中で,日本住宅公団歩行者専用道路として計画し整備しました。その後,市道みつわ台59号線として認定しているため,道路法により歩行者専用道路として指定することはできないと考えます。」となっています。  しかし,関係住民は,歩道としての保全を強く望んでいるわけであります。  そこで質問しますが,第1に,子供や高齢者の安全,住民の憩いの場所として歩道の保全を求める運動をしている皆さんの努力をどのように評価しているのか。  第2に,みつわ台団地の造成と分譲された当初から,1丁目より4丁目までの遊歩道は存在し,みつわ台団地の特徴,シンボル的な施設であります。市当局は,遊歩道の価値は,現在も今後も必要であると認識しているのか,それとも不要であると思っているのか。  第3に,当局は,みつわ台59号線に認定してあるため,歩行者専用道路として指定できないと答えています。しかし,道路の認定を廃止して新たに歩行者専用道路に指定することは可能ではないか。難しい問題かもしれないけれど,最大限の努力をすべきと思うがどうか。  以上,3点についてお答えいただきたいと思います。  3番目は,都市交通,鉄道,モノレール,バスについてであります。  その1は,昭和56年にモノレール建設が始まり今日で18年になります。私ども共産党は,モノレール計画の当初から,障害者団体などとともにエレベーターエスカレーターの設置を求めてきました。私自身何度も議会で質問して,歴代の都市部長や局長に設置を求め,ある局長から,野本議員は何でそんなにエスカレーターにこだわるのかと言われたこともありました。  その後,鉄道局長通達もあり,モノレール1号線は当初から2号線はスポーツセンター,都賀,千城台の各駅に設置が決まりました。この中でおくれていた都賀駅にエレベーターの工事が始まりました。  今議会には,JR都賀駅西口へのエレベーター調査費が組まれました。これで都賀駅の両側にエレベーターがつくことになりました。なお,モノレール都賀駅のエスカレーターは,計画化されているのに,まだ工事が始まっておりません。  以上の経過を踏まえて質問します。  第1に,JR都賀駅西口のエレベーターはいつ完成するのか。  第2に,モノレール都賀駅に建設が決まっているエスカレーターの見通しはどうか。2年前の私の質問に,部長は,平成10年度と答えています。この際,モノレールとJRの両者が一体として利用できる場所に設置して,効率よくするために,例えば駅前広場の階段のわきに,今のモノレール自由通路に向けてエスカレーターを設置するというふうにしてはどうか。  第3に,JR都賀駅の改札口を通ってからホームへ降りる階段へのエスカレーターの設置の見通しについて,私どもも国会議員等を通じて,運輸省やJR東日本にも要求してよい回答を得ておりますが,当局の最新の情報について明らかにしていただきたい。  以上,3点について答弁を求めます。  都市交通の2は,バスについてであります。  モノレール千城台駅から泉高校,高根団地,グリーンタウンへ行くバスは,朝7時台が4本,夕方と。大体昼間は走っていません。わずかしかないわけです。  昼間走ってもお客さんが少なくて採算が合わないからのようですが,しかし,中田町やグリーンタウン,高根町の住民は,昼間医者へ行くとか買い物に行くとかいろいろ出かけたいけれども,バスがないので出かけられないと話しています。車に乗れない人や家族が車で出勤するために出られない人,そして高齢者などは本当に困っています。  そこで質問します。  第1に,フラワーバスに昼間も何本か走らせるよう市から働きかけて実現してはどうか。  第2に,コミュニティバスである更科バスが運行が始まりましたけれども,その路線をふやして中田交差点から高根グリーンタウン,高根団地,泉高校を通るコースをつくってはどうか。  以上,2点についてお答えいただきたい。  4番目は,教育についての質問であります。  学校の生徒数と教育環境の整備と題しておりますが,私は,ここで千葉市内の小学校で生徒数の一番多い若葉区桜木小学校の問題について質問します。  平成10年度桜木小学校は,生徒数1,021人,学級数が30です。この学区内は,公営住宅やマンションの建設が進んでいるため人口がふえています。千葉市内で1,000人を超える学校はほかにありません。  桜木小学校の施設状況は,普通教室が30教室,特別教室が11教室ですから,普通教室は全部使用しており,余裕教室は一つもありません。したがって,他の学校にあるランチルームもありませんし,今全国的に光が当てられている図書室も1部屋で,1,021人の利用には大変窮屈のようです。  将来推計を見ると,生徒数は6年後に1,073人になります。もっともこの数字は,これ以上人口がふえない前提のものですから,さらにマンション等が建設されていけば,生徒数が増加することになり大変です。このマンモス校の運営に学校の教職員も懸命に努力されています。  以上の状況を明らかにしましたが,千葉市一番のマンモス校,桜木小学校への対策について,次の質問をいたします。  第1に,教育委員会は,当面の桜木小学校への対策と将来の対策について,どのように考えているのか。  第2に,教職員の問題ですが,教育委員会は,桜木小学校に養護教諭を複数配置したり増置教員3名と加配教員1名を配置しています。さらに,教育現場の実情に沿って必要な教職員の加配を行う用意があるのかどうか。  第3に,図書室の司書補助員を平成11年度から配置すべきではないか。スクールカウンセラーについては,今,中学校に配置していますけれども,もし学校と相談して必要な場合には配置してはどうか。  第4に,施設整備ですが,マンモス校だけに急ぐ必要があります。校舎ももう大変古くなってきて30年になりますけれども,やはり耐震診断で危険校舎に指定されておりますから,耐震補強工事を速やかに行う必要があると思います。また,図書室が暗く図書も古いので改善する必要があります。そして,トイレが古くて臭いところがあるのでこの改善も必要ですし,部屋の蛍光灯が6器1本方式の教室が6教室もあるので,これは2本方式に改善すべきであります。  以上の諸点について答弁を求めます。  最後は,選挙についてという質問であります。この問題では,投票所の改善について質問したいと思います。  有権者の選挙への参加をしやすくするのは大切なことであり,そのことを通じて投票率が向上します。
     私は,平成9年9月議会で次の質問をしました。  「投票所が不便なために,投票率が上がらない問題もたくさんあって,市内各地では,改善すべきところはたくさんあると思います。今回は,私は,若葉区の2点についてお尋ねしてみたいと思います。その1は,北貝塚小学校の投票地域として,高品町,貝塚町の一部については,距離も長く,歩くと1時間近くもかかります。直通のバス路線はなく,乗り継ぎをしても投票所の近くまでは行きません。車のない人はつい面倒になりますし,お年寄りや障害者には初めから行けそうにない投票所で,雨でも降ったら最悪です。今までも選挙のたびに多数の苦情が出されているのに,なぜ改善されないのでしょうか。この際,投票所の増設など速やかに行うべきと提案しますが,答弁を求めます。  その2は,高根文化財整理室投票所については,国道からの出入口が1カ所しかなく,しかも進入路の角度が斜めのため,車の出入りは上り車線からしかできません。急いで改善すべきでありますが,答弁を求めます。」  こういう質問をしたわけでありますけれども,以上の指摘が今日どのように改善されたのか,これが今回の質問であります。  以上で第1回目の質問を終わります。(拍手) 3 ◯委員長(片田幸一君) 答弁願います。経済部長。 4 ◯経済部長(鵜澤富士男君) 行政改革についての御質問の中で,公共投資した施設や用地が目的どおり利用されているかのうち,所管の千葉サイクル会館について,4点の御質問をいただきましたので,順次お答えいたします。  初めに,サイクル会館を建設して,何回日本選手権競輪を開催したのか,また,予定どおり収益は上がっているのかとのことでございますが,平成8年3月に第49回日本選手権競輪を開催し,平成12年3月には第53回日本選手権競輪の開催が決定しております。  また,収益につきましては,経済の低迷により非常に厳しい状況ではございますが,経費の節減や事業の見直しを図り,収益の確保に努めております。  次に,日本選手権競輪にあわせてサイクル会館をつくった理由は何かとの御質問でございますが,旧選手宿舎の老朽化及び昭和63年通産省の通達で選手宿舎整備改善に関する標準指針の制定に伴い,施行者に義務づけられたことにより,建設いたしたものでございます。  次に,3点目と4点目は,いずれもサイクル会館利用についてのお尋ねでございますが,関連がございますので,一括してお答えいたします。  平成10年度のサイクル会館利用につきましては,地元敬老会や競輪学校生徒への貸し出しを行っております。  サイクル会館は,本来,競輪場内施設との一体の施設でございまして,この施設がなければ競輪事業の運営はできないものでありますので,御理解をいただきたいと存じます。  以上でございます。 5 ◯委員長(片田幸一君) 市長公室長。 6 ◯市長公室長(松下選一君) 行政改革についての御質問のうち,グリーンハウスに関する御質問についてお答えいたします。  この施設は,外国からの来葉者や在住外国人の方々,さらには国際交流団体などが,日本的雰囲気の中に,相互交流や友好親善を図る場として,御利用いただいているところでございます。  今年度は,モントルー市長さんを初め,呉江市の副市長さんなどが来葉された際,この施設を利用され,日本文化の一端を経験できましたことを大変喜んでおられました。  また,この施設の利用につきましては,英文情報誌,ゲイトウェイや国際交流協会の機関紙,ふれあい,さらにはパンフレットなどを通じましてPRに努めているところでございます。  今後とも,一般市民の方々に御利用いただくことを含め,利用促進に努めてまいりたいと存じます。  以上でございます。 7 ◯委員長(片田幸一君) 道路部長。 8 ◯道路部長(佐藤俊一君) 行政改革についてのうち,所管する事項についてお答えいたします。  まず初めに,臨港公園プロムナードについて,3点の御質問をいただきましたが,関連がございますので一括してお答えいたします。  臨港公園プロムナードは,JR千葉駅西口から千葉ポートパークまでの延長約2キロメートルの歩行幹線でございまして,安全で快適な歩行空間を確保するとともに,人々の集い,潤いの場として都市のオアシス空間をつくるものであります。  ポケットパークでございますが,これは,道路空間が持つ機能のうち,景観を含めました環境,防災の機能にも着目し,街角に道路と一体的に整備することにより,都市の貴重なオアシス空間としての役割を果たすものと考えておりまして,都市づくりの重要な要素として他の大都市におきましても,整備がなされてきておるものでございます。  このようなことから,臨港公園プロムナードにおきましても,基本計画におきまして2キロメートルという長い延長を考慮しまして,プロムナードの途中に休憩施設を設けることとされ,ポケットパークの必要性が位置づけされてきたものでございます。  当該ポケットパークは,国道16号を横断するポートツインブリッジの橋詰にありますが,昔から橋詰広場は,都市の重要な要素として機能しておることや,橋の上り降りをする人のための休憩の場として,大変ふさわしいということから,当該箇所が選定されたものでございます。  現時点でこのポケットパークを見ますと,寒い時期ということもありまして,利用者が少ない状況ではございます。今後は,樹木も育ち,木陰が提供されることにもなると思いますので,千葉ポートパーク,みなと公園,市役所等への重要な歩行幹線の中にありますので,その途中の憩いの場として,利用者が増加するものというふうに考えております。  次に,道路用地として購入し,未整備となっている土地の問題について,3点の御質問をいただきましたので,順次お答えいたします。  まず初めに,都市計画道路磯辺茂呂町線の若葉区都賀の台にある道路用地として取得した土地についてでございますが,平成10年3月31日現在の利息は1,813万円でございます。元利合計は1億5,633万円となっております。  次に,磯辺茂呂町線の整備につきましては,現在,中央区赤井町の区間において整備を進めておりますので,この進捗を踏まえまして,当該区間につきましても,国庫補助金の導入を図ることにより事業を進める予定としております。補助金の導入の見通しが立つまでの間,この間でございますが,現道の安全性を確保するため,用地の一部を暫定的に利用いたしまして,改良を実施することといたしております。  最後に,残りの用地の利用についてでございますが,花を植えるなどの利用をしてはどうかということにつきましては,この場所,道路の視距の確保や花壇の管理方法等の問題がございますけれども,昨日,新港横戸町線,これに関連して申し上げましたように,地元の方々の御協力が得られるようであれば,今後,検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 9 ◯委員長(片田幸一君) 都市部長。 10 ◯都市部長(浅井法久君) 質問1,行政改革についての中で,公共投資した施設や用地が目的どおり利用されているかの中の,千葉港黒砂台線京成線立体交差部についての御質問,3点お答えいたします。  1点目の,なぜ急いで工事を行ったかとのことでございますが,当該街路整備には,立体交差部と一般部というふうに,大別して二つの工事の区分がございます。  そのうち,立体交差部工事は,工事ヤードの確保や工事期間中の交通処理等の面から,一般部との同時施工が難しいということがございまして,交差部工事を先行的に進めることが適切であると判断し,工事を実施したところでございます。  次に,今後の取り組みでございますが,残された用地買収を進めるとともに,本道路の早期供用に向け努力してまいりたいと考えております。  次に,むだな投資ではなかったのかとのことでございますが,当該道路は,千葉駅と臨海部を結ぶ幹線道路としての一部を構成するものでございまして,当該工事については,必要なものと考えておるところでございます。  次に,質問3,都市交通につきまして,鉄道,モノレール,バスについて,お尋ねがございましたので,順次お答えいたします。  まず1点目の,JR都賀駅西口のエレベーターでございますが,いつ完成するかとの御質問でございますが,平成11年度調査設計を行うこととしておりますので,次年度以降に整備ができればというふうに考えております。  それから2点目の,都賀駅のエスカレーターでございますが,市としてもお話にございました位置で,既にJR及び関係機関と協議に入っております。これまで協議が長引いておりますけれども,引き続き協議を進めてまいりたいと考えております。  3点目の,JR都賀駅の改札口を通ってからホームへ降りる階段へのエスカレーターの設置の見通しはどうかとのことでございますが,JRによりますと,11年度に整備の見通しであると聞いております。  次に,バスについてお尋ねがございましたが,1点目の,千葉フラワーバスに昼間も何本か走らせられないか,市から働きかけて実現してほしいということだったと思いますが,高根グリーンタウン,高根団地,泉高校には現在バスが運行されておりますが,利用者の状況から本数が少ないことは承知しております。御要望の昼間の増便につきまして,今後バス事業者に御要望を伝えてまいりたいと存じます。  次に,その関連で,更科バスの活用についてお尋ねがございましたが,当該路線は既設バスが運行されておりますので,その活用を図ることで対応したいと考えております。  以上でございます。 11 ◯委員長(片田幸一君) 土木部長。 12 ◯土木部長(友野 征君) 初めに,行政改革のうち,所管についてお答えいたします。  都川の橋について,3点の御質問をいただきましたが,関連がございますので一括してお答えいたします。  御指摘の羽佐間橋は,二級河川都川の河川改良にあわせ,千葉県が整備した橋梁であります。河川管理者は,計画断面での整備が長期的にならざるを得ないことから,当該地区の浸水の被害を少なくするため,暫定断面で築堤しております。この暫定整備に当たって,既設橋梁が支障となり,整備が必要となったものであります。  なお,改築橋梁の選定に当たっては,橋名がついている橋を基本に,地元の理解が得られる範囲で,羽佐間橋と,その上流にかかっていた木橋2橋を統廃合して,整備したものであり,国道126号線から大草町,多部田町につながる認定道路であります。  橋梁は,将来にわたり,地域のシンボルとして親しまれる施設でありますので,千葉県との協議により,景観等にも配慮しております。橋梁の前後の道路が狭いことから,現状では,利用者が少ない状況でありますが,地域の方々には寄与しているものと考えております。  次に,環境問題のうち,遊歩道のある町づくりについて,所管に係る3点の御質問をいただきましたが,2点につきましては,関連がございますので,一括してお答えいたします。  みつわ台団地内にある遊歩道は,歩行者の安全と環境に配慮した,健康的で住みよい町づくりの一環として整備された施設であると認識しております。また,移り住んだ方々は,委員御指摘のとおり,憩いの場所として存続するものと考えていたことと推察いたします。  しかしながら,店舗沿いには,車の進入が見受けられ,また,宅地を区画割して,遊歩道側だけに面する土地に住宅と車庫を建てるなど,利用形態に変化が見られるのが現状であります。  この遊歩道は,歩行者の安全を最優先した道路であり,関係市民が遊歩道の保全を求める意向を尊重し,現状の中で,可能な限り機能を保持し,安全対策に努めてまいりたいと考えております。  次に,道路認定を廃止し,新たに歩行者専用道路に指定できないかとの御質問でございますが,指定するためには,関係地権者等の同意が必要でありますので,難しいことであると思われます。  なお,今後,法的に規制するための措置につきましては,自治会を含め,現在,公安委員会とともに,協議検討を行っているところでございます。  以上でございます。 13 ◯委員長(片田幸一君) 総務部長。 14 ◯総務部長(大古場 裕君) 行政改革の御質問のうち,市長主催の議員との懇談会等につきまして,3点の御質問をいただきましたが,関連がございますので,一括してお答えいたします。  これらの会議は,議長,同経験者あるいは各会派の代表者の方々と種々の意見交換を行い,市政運営の参考にさせていただくためのものでございまして,総務部,市長公室,財政部,会計室合わせまして,平成7年度は9件510万7,000円,平成9年度は9件328万円で,182万7,000円の減額となっております。  実施に当たりましては,社会通念上,妥当性を欠くことのないよう,必要最小限の範囲にいたしておるところでございまして,今後とも,適正に執行をいたしてまいりたいと存じます。  終わります。 15 ◯委員長(片田幸一君) 施設部長。 16 ◯施設部長(秋山貞雄君) 環境問題についてのうち,所管のダイオキシン対策につきましてお答えをいたします。  まず,新港清掃工場とその周辺のダイオキシン対策についてでございますが,新港清掃工場は構造的な制約があり,ダイオキシン類の新基準をクリアするための大幅な改造は困難なことから,基本的には代替施設をもって対応を図ることとしております。  しかしながら,代替施設が稼動するまでの間につきましても,焼却ごみの均一化,燃焼温度の安定化等,その維持管理の徹底に努めるとともに,現在,いろいろなダイオキシン類抑制の技術等が研究・開発をされております。そのことから,これらの方法,効果並びに経済性等について検討してまいりたいと存じます。  次に,北谷津清掃工場についてでございます。  初めに,周辺地域での大気・土壌の測定と住民健康調査を実施してはとのことでございますが,議員御指摘の,北谷津清掃工場周辺地域の大気及び土壌のダイオキシン類の測定につきましては,国によるダイオキシン類緊急全国一斉調査におきまして,大気3地点,土壌9地点及び河川水質等の測定が行われており,明年度の早い時期に,その結果が示されるものと伺っております。  なお,住民の健康調査についてでございますが,人体におきますダイオキシン類の調査及び評価方法が確立されていないことから,本市独自での調査は,現段階では大変厳しいものと考えております。しかしながら,国におきましては,ダイオキシン類の人体への影響並びに実態等につきまして,調査・研究が進められております。この状況を見守ってまいりたい,このように考えております。  次に,北谷津清掃工場の排ガスの測定につきましては,これまで3清掃工場とも毎年定期的に年1回実施をしてきたところでございますが,明年度からは年2回の測定の実施を予定をいたしております。また,工場敷地内の土壌でございますが,本年度事業といたしまして,現在,調査を実施しているところでございます。さらに,工場建屋内の測定でございますが,従来から行っております作業環境測定に新年度からダイオキシン類の測定を新たに加えまして,実施をすることとしております。  次に,働く人の血液や毛髪の検査につきましては,さきの結城議員の代表質疑にもお答えしたとおり,現段階では検査の実施は考えておりません。しかしながら,人の健康にかかわる問題でありますことから,今後とも医学的知見の動向等に注視し,関係部局と連携を図りながら検討してまいりたいと,このように考えております。  次に,一般廃棄物最終処分場にかかわる測定につきましては,関連がございますので一括して御答弁申し上げます。  現在埋め立てを終了している施設を含めまして,新年度から処分場内の土壌,及び処分場から排出されます原水,並びに処理場で処理をいたした後の処理水等につきまして,ダイオキシン類の調査を実施することとしております。  また,鹿島川の川底の土の測定でございますが,先ほど申し上げました,国によるダイオキシン類緊急全国一斉調査の中で,鹿島川でも実施をいたしたところでございます。  なお,東部処分場の埋立焼却灰の測定をと,こういうことでございますが,焼却灰につきましては,清掃工場において毎年測定を行っております。したがいまして,処分場でさらに測定することは考えておりません。  また,これらの結果を踏まえて,対策,特に北谷津清掃工場を新清掃工場に匹敵するような施設改善,こういうことでございますが,昨年度は,二次燃焼送風機の設置に続きまして,今年度,電気集塵器装置に冷風装置を設置をしたところでございます。ダイオキシン対策を実施をしているところでございますけれども,明11年度の対策といたしましては,さらに集塵灰の分離設備につきましての整備を予定をいたしているところでございます。  いずれにいたしましても,今後ともダイオキシン類の低減化に向けまして,努力をしてまいります。  以上でございます。 17 ◯委員長(片田幸一君) 教育総務部長。 18 ◯教育総務部長(谷口善啓君) 桜木小学校についての御質問のうち,所管の2点についてお答えいたします。  初めに,桜木小学校への当面の対策と将来の対策についてどう考えているかとの御質問でございますが,桜木小学校は現在30学級でございまして,市内でも最も規模の大きい小学校でございます。住民基本台帳の幼児数をもとに将来推計いたしますと,今後も,おおむね29学級程度で推移するため,教室不足になることはございませんが,今後の児童数の状況を慎重に見据えながら,増加が見込まれるような場合には,隣接学区との調整も考えて適切な対応を図ってまいりたいと存じます。  次に,施設整備について,順次お答えいたします。  初めに,桜木小学校の耐震補強工事を速やかにとのことですが,耐震補強工事は耐震診断に基づき計画的に整備をしており,桜木小学校につきましては,御提案しております平成11年度予算案の中で,耐震補強の実施設計予算を計上しているところでございます。工事の着手につきましては,早い時期に実施してまいりたいと存じます。  次に,図書室が暗く図書も古いので改善をとのことですが,まず図書室につきましては,千葉市薬剤師会に照度及び照明環境検査をお願いしておりますので,桜木小学校の図書室の照度不足が判明した場合は改善してまいりたいと存じます。  また,図書資料の整備につきましては,過去3年間で新規に約2,300冊を購入し,平成9年度末には,およそ1万2,700冊を保有し,文部省の目標冊数を達成しております。図書の廃棄・選定につきましては,学校内の図書選定委員会において行っており,破損の著しいもの,内容の古くなったものなどについて廃棄するようにしております。今後とも,学校図書館の充実に向け努力してまいりたいと思っております。  次に,トイレが古く臭いところがあるので改善をとのことですが,桜木小学校は平成2年度に大規模内部改造工事を実施し,トイレも改修したところでございます。なお,御指摘のありましたにおいにつきましては,現地調査を行い,対応を図ってまいりたいと考えております。  次に,教室の蛍光灯が6器1本方式を2本方式に改善をとのことですが,御質問のありました6教室につきましては,耐震補強工事とあわせて2本方式蛍光灯に改修してまいりたいと考えております。  以上です。 19 ◯委員長(片田幸一君) 教育次長。 20 ◯教育次長(飯森幸弘君) 教育についての御質問のうち,学校教育部所管の2点について,お答えいたします。  まず,現在の教職員配置に加えて,教育現場の実情に沿って,必要な教職員の加配を行う用意があるかということでございますが,教職員の配置につきましては,平成11年度も本年度と同様の教職員定数配置基準が県教育委員会から示されております。  桜木小学校におきましては,本年度と同じ30学級の場合は,養護教諭及び学校事務職員の複数配置と学級編制による増置教員3名は,変わらないと思いますが,国の第6次教職員配置改善計画によります加配教員は,現在,県教育委員会が配置を検討しているところでございます。したがいまして,県教育委員会の教職員定数配置基準が変わらない限り,現行以上の教職員の加配は大変難しいのではないかと思います。  次に,11年度の学校図書館司書補助員とスクールカウンセラーの配置についての御質問にお答えいたします。  まず,司書補助員の配置につきましては,学校図書館充実推進事業実施要綱に沿いまして,学校の希望,各区の実情,及び研究実績等を考慮して決定してまいります。次年度の配置校につきましては,現在,この実施要綱に基づいて,検討を進めておるところでございます。  また,スクールカウンセラーの配置についてでごさいますが,国の委託事業として行っておりまして,全国的に見てもほとんどが中学校に配置されております。したがいまして,本事業の趣旨や市内の小中学校の現状等,総合的に見てみますと,本市においても中学校に配置するのが望ましいものと考えております。  以上でございます。 21 ◯委員長(片田幸一君) 選挙管理委員会事務局長。
    22 ◯選挙管理委員会事務局長(小出武司君) 質問の5,選挙について,投票所の改善についてお答えをいたします。  まず,北貝塚小学校の投票所につきましては,区域内に千葉市農協中央支店が移設新築されたことから,昨年より投票所としての使用について千葉市農協と協議をしてまいりました結果,昨年12月末に同意が得られましたので,関係する地元自治会に意見聴取を行い,投票所変更の了承を得ましたので,来る4月の統一地方選挙より約3,500人の有権者につきまして,投票所を千葉市農協中央支店に変更することといたしました。これによりまして,中央区境の高品町,貝塚町の有権者の方々は,投票所までの距離も短縮され,利便性は向上するものと考えております。  次に,高根文化財整理室投票所についてでございますが,この投票所は,投票区域のほぼ中央に位置し,バス停留所も近く,投票所としては適地にあるものと考えております。しかしながら,委員御指摘のとおり,多部田町,北谷津町の有権者が自動車を利用する場合には,不便をおかけしていることは,承知をいたしております。選挙管理委員会といたしましても,常々実態調査を行い対応について検討いたしておりますが,進入路の拡幅,勾配の改善には,隣接するバス停留所施設の移設が必要となるなどの,多くの問題がございます。引き続き関係機関と協議し,改善策を研究してまいる所存でございます。  以上でございます。 23 ◯委員長(片田幸一君) 野本委員。 24 ◯委員(野本信正君) ただいまいろいろ答弁をいただきましたが,2回目の質問を少しいたします。  順序を少し変えて,質問してみたいと思いますが,まず,環境問題のダイオキシンの問題であります。  私は,今回,この発生源の対策ということに絞ってお尋ねしているわけであります。すなわち,一般廃棄物の処理を地方自治体が行っていて,その中からこういうダイオキシン類の発生とか,環境問題が起こってきているという点で,やはり民間をも指導していかなければならない行政の側が責任を持ってみずからの施設に対しての測定を行ったり,対策を行うということは,これはもう決定的に大事なことだと思うんですよね。その点は異存はないかと思うんですけれどもいかがでしょうか。  そういう点からいいますと,新港清掃工場は,新しい工場ができるまで,これで行くということでありますけれども,しかしいろいろな数字を見ますと,非常に心配されるところありますので,これはもっともっと研究して必要なことはやっていくべきだというふうに思うんですね。それがまず第1です。  それから,北谷津清掃工場の問題ですけれども,この周辺調査につきましては,なるほど千葉市におけるダイオキシン類緊急全国一斉調査ということで,おっしゃるような大気3カ所,あるいは土壌9カ所,やられていることは承知しております。ただ,年度内にやった仕事なのにまだ公表がされていないということで,これは早く公表してもらいたいと思うんですけれども,そのことを求めておきたいというふうに思います。  その上に立って,私が提案したのは,この北谷津清掃工場というのは,これが稼働し始めてからもう23年たっているわけですね。それから,その前の川崎重工の問題のあった清掃工場は,前10年使っておりましたから,33年間,あの地域は,清掃工場からの排煙等によっていろいろと心配されるようなことがあるわけです。ですから,そういう点でいうと,清掃工場を中心とした各町内あるいは住民の心配しているようなことをきちっと測定して,その結果に基づいて対策を行うということは,これは非常に大事なことじゃないだろうかというふうに思うんです。  そこで,私は,北谷津清掃工場を起点に,1キロメートル,2キロメートル,3キロメートル,4キロメートルと,コンパスを描いてみました。1キロメートル内には,北谷津,多部田,大草,千城台南・東,金親,更科,御殿,高根の9町が入る。これを2キロに広げると,さらに坂月,千城台西,千城台北,下田,大井戸,中田,御成台。3キロに広げますと,川井,佐和,大宮,大宮台,北大宮台,太田,加曽利,小倉町,小倉台,谷当,下泉,上泉。4キロは,今回述べないでおきますけれども,3キロで引いても28町あるわけですね。  で,これが33年間,ずっと煙が出て,その後に住んだ人ももちろんいるわけですけれども,いろんな影響があるんじゃないかということを考えた場合に,やはり全国調査で行われた大気3カ所,それから土壌9カ所,これではやっぱし不足するんじゃないか。ですから,今回この3カ所,9カ所やった地点は除いてもいいから,この3キロ以内に存在する各町内について,大気や土壌,それから健康調査,こういうものについてやってみる必要があるんじゃないかと,重ねてお尋ねしますが,お答えをいただきたい。  その際に,健康調査の問題も,国の実施方法云々というお話がございましたけれども,都市によっては,権威ある大学などに依頼して調査をしたりするところもあるわけですね。そういうことについて,やってはどうかということですね。このことについて,お尋ねしておきたいと思うんです。  こういう質問をすることで,私は,ぜひ確認しておきたいのですけれども,この間,テレビでも,鹿児島の川辺町ですか,話が放映されました。私も,いろいろ資料を取り寄せてみましたけれども,あそこの町長さんいわく,町は財政危機で大変だと。だけれども,ダイオキシン問題が発生した以上,人の健康が第1なんだから,やっぱりそこに重点的に予算を配分するのは当然だと,胸を張ってお答えになっていた。なかなか立派だなと思ったんですけれども,千葉市の場合,住民の健康第1というふうに考えておられるのかどうか,ダイオキシン対策についてですね,その基本的立場を改めて確認しておきたい。  それから次にですね,発生源として責任を持って対応していくという点でいえば,清掃工場の排煙ね,これは今度年2回ということですけれども,そういってはなんですけれとも,1回とか2回ですと,やはり燃焼効率が,そういうときはよくなるのが人情だと思うんですよ。ですから,通年ね,定期的にやっぱり調査していかないと安定したデータ出ないと思うんですね。それはやっぱり,金かけてもね,健康第1ということを考えたら,まして発生源である千葉市が責任を持つということを考えたら,やっていくべきではないのか。  そして,私は,新しく建てる清掃工場並みの0.1に,とりあえず当面は近づけるべきだということを申し上げたんですけれども,国だっていろんなこと言っているんですね。5年間は20ピコグラムでいいとか,それを改善して1までとか,新しい清掃工場は0.1だとか,この間に200も差があるわけですよ。環境保全部長も何やらちょっとうなづいておりますけれどもね,確かにこういうですね,幅の広さというのは,本当に国民からしてみれば,どれを信頼していいかわからない。ですから,0.1だって,これは本当に安全かどうかという点では疑問なんですね。そういう点で考えれば,少なくとも新しい清掃工場の0.1という指針にはですね,最大限近づけるというのはですね,今の状況の中では,行政が持つ最大限の責任であるし,努力しなければいけない数値ではないかというふうに思うんですけれども,ぜひそのように近づけるように努力する用意があるかどうか,重ねてお尋ねします。  それから,環境問題の2番目の,遊歩道のある町についてですけれども,答弁ですと,みつわ台団地内の遊歩道は,歩行者の安全と環境に配慮した町づくりの一環として整備された施設と認識していると,住んでいる人は憩いの場所として存続するものと思っているなど,関係者の主張をそのとおり受けとめているようで,少し安心したんですけれども,この問題に臨む基本的立場は,あくまでも歩行者の安全を守る遊歩道を保全していく。歩道ですからね,これは,やっぱり歩く人を保全するのは当然なんですから,このことが大前提,大原則でありますけれども,その立場を貫いてあらゆる努力をすべきだと思いますが,念のため,重ねてお尋ねしておきたいと思います。  都市交通については,1番目の,鉄道,モノレールについて,JR及びモノレールの都賀駅の入り口のエスカレーター,これは今,計画ができているけれども,協議中ということですから急いでもらいたいし,その関連でJRの方も,ホームに上り降りする階段にも設置するということでありますから,ぜひ障害者の団体の方などとも相談して,本当に利用しやすいですね,せっかくつくるんですから,エスカレーターを一日も早く設置するようにしていただきたい,こういうふうに思います。そのことをJRにも引き続き要請してもらいたいと思います。  それから,バスの問題については,せっかく走ったコミュニティバスですから,やはり運行の台数をふやしていくということと,そのときには,私が申し上げたような地域もね,救済していくこともぜひ考えてもらいたいと思います。  それから,既設バスの活用を図るということでありますけれども,ここに限らず,市内全域に既設バスが走っていても,本数が少なくて大変不便だというところはたくさんあると思うんですよ。だけれども,採算が合わないから,なかなか会社の方は走らせることはできない。そういうところには,やはり行政は,一定の助成をしてでも,市民の利便を確保するということが今大事な課題になってきているのではないでしょうか。  そういう点で,千葉市も,区役所ができたことによって,美浜区の中央バスと,それから千葉海浜交通,花見川区の京成電鉄,緑区の小湊鉄道に,それぞれお願いして,1,600万とか1,900万とか,6,944万支出して,11年度の予算でも,市民の足を確保するようにしていく。今後は,コミュニティバスを走らせることも大事ですけれども,こういう既設バスに対していろんな助成をしながら,高齢化社会に向かって,市民の利便を向上していく,低床バスも走らせてもらう,こういうことでですね,努力をしてもらいたいということで,これは要望にとどめておきたいと思います。  それから,教育についてですけれども,この間私は,2度ほど当該桜木小学校にもお邪魔して施設を見せていただいたり,いろんなお話も聞いてまいりました。関係者のお話も聞いてきました。大変みんな努力しているようであります。  学校側の最初のお話は,人数多いということは大変だけれども,活気がありますと。活気があるということは,すごく元気があるということで,元気があることと同時に,大変だということも意味が含まれているようでありますけれども,その中で,養護教諭と事務職の2名配置は大変大きな役割を果たしているということで,学校でも大変評価されているようです。  また,トイレが臭い問題は,やはり浄化槽との関係があって,今度は公共下水が整備されたので,直結の切り回し予算,こういうものがですね,つけられているということでありますけれども,こういうことで大分改善するかなというお話もされていましたが,そういう見通しは,やはりですね,ちょっと聞いておきたいと思うんです。  それから,校庭が狭い,で生徒が多いということで,本当に元気な子供たちがいっぱいですね,遊んだり,体育の授業で使うわけです。それはもう本当に悩みのようですね。  それから,体育館とか,特別教室の利用も,人数が多いだけに混雑しているのは,目に見えます。そういう点でいうと,図書室の司書補助員はね,ぜひ配置してほしいという強い希望がありました。  そこで,再質問ですけれども,第1に,教職員の加配については,大変難しいというお答えでしたけれども,あそこは1年生から6年生まで全部5クラスずつあるんですね。ですから,1学年ごとにですね,フリーの立場でいろいろ援助できる教員が,今加配されている人ですと,3クラスぐらい協力できるんだそうですけれど,あと二,三人いればですね,そういうことで,非常に助かるというお話ですが,そういう努力をしていただきたいと思いますが,どうでしょうか。  それから,図書室が暗いと言ったのは,照度のことではなくてですね,司書補助員が配置されている学校との格差というか,そういう問題を指摘したわけであります。私も,この間,10を超える学校を見てまいりましたけれども,司書補助員が配置されている学校は,図書の整理がされ,古い本も,カバーが修理されたり,本を読みたくなる明るい雰囲気にあふれている。ところが,1,021人も生徒のいる桜木小学校の方は,司書補助員もいないし,図書も雑然としていたり,雰囲気も暗い。ここはぜひですね,最優先して補助員をですね,配置すべきじゃないかということを重ねて申し上げておきたいと思いますが,いかがでしょうか。  第3に,耐震補強工事については,学校側が言ってましたことは,やはり校庭が狭いので,今までの工事のように仮設のプレハブ教室を全部校庭に並べちゃうと,もう遊ぶ場所,体育する場所がなくなっちゃうと。したがって,学校内にある校庭以外のスペースにプレハブを三つとか四つとか分けてやるとか,耐震工事も一遍にやるんじゃなくて,2回に分けてやるとか,そういう希望を持っていましたので,その辺についてはどうでしょうか。  それから,これ以上生徒がふえる場合は,隣接区との調整というお話もありましたけれども,学区の問題は,関係父母や生徒の声を尊重することが大事でありますので,一方的な調整はしてはならないと思いますが,する場合でも,よく意見を聞くことと,一定地域でのフリーゾーンを設置して,生徒や父母に選択肢を設ける,こういうようなこともありますが,いかがか,お伺いしておきたいというふうに思います。  さて,それでは最後に,行政改革の問題について,もう少し質問をしたいと思います。  この公共投資をした施設や用地が目的どおり利用されているか質問をいたしましたところ,6カ所について,経済部長ほか5人の部長がお答えになりましたけれども,いずれも利用者が少なかったりつくった施設が使われていなかったり,用地が野ざらしになっている事実は認めましたけれども,しかし,5人の部長とも見通しが甘かったとか,公共投資が目的どおり利用されていないとか,反省しているとか,そういう答弁は全くなかったわけであります。非常に残念であります。  第1の質問は,5人の部長とも,この6カ所について,極めて不十分な利用状況だとか,あるいはこの現状から考えて,当初予定したとおりではなかったというようなこと,そして見通しの甘さや反省をしているのかどうか,もう一度御答弁いただきたいと思います。  個別の問題では,サイクル会館なんですけれども,この180人規模の施設をつくったということで,国の指導があったということですけれども,ダービーのとき,今お話ですと,4年か5年に1回来ればいい方ですよね。そのときに備えて大きなものをつくってしまったということですから,やっぱりかなりむだがあると思うんですね。しかし,全国には,こんな立派な施設を持っていないところもあって,聞いた話では,平塚などは,ダービーのときには,ホテルを借り切ってやったそうですけれども,そういうことの方がよっぽど有効だったんじゃないかと思いますね。  そういう点で,有効利用ということが今後考えられなければいけないと思うんですけれども,先ほど地元の敬老会にお貸ししているということでしたが,お聞きしましたら,1年に1回だけ利用しているようであります。  そこでですね,提案ですけれども,東京のある区では,災害のときの避難宿泊所としてホテルと契約しているそうであります。千葉市の場合は,サイクル会館を緊急避難宿泊施設に指定して,そういう協定とか結んでおいたらどうだろうか,こう思うんですが,いかがでしょうか。  それから,3番目に,グリーンハウス利用状況は,本当にお聞きしたとおり大変ひどいものでありますけれども,共産党が指摘したとおり,稲毛の記念館などを活用していれば,こういうむだな投資をせずに済んだと思うんです。市民利用について,抜本的な改善が必要なことを指摘しておきたいと思います。  それから,みつわ台病院前の道路は,既に利息が1,800万を超え,合計1億5,600万円にもなっているというお話でした。暫定利用の残りの土地については,今のようにさくをして,その中に雑草が生い茂っている方がよっぽど視距が悪いですね。ですから,この見苦しい管理はやめてもらって,市の土地ですから,地元との協力もいいですが,市が責任持って花植えて管理したっていいじゃないですか。そういうふうにしていただきたいと思います。  それから,都川の,これも要望にとどめておきます。都川の橋の問題ですが,県の事業とはいえ,3カ所の建設費のうち,千葉市は半分近く出しているわけなんですね。共同責任です。その橋が地域のシンボルということでありますけれども,今3カ所かけて,あとまだ何カ所かかけるわけでしょ。そうすると,合計でですね,何カ所になるかわからないけれども,シンボルがあっちにもこっちにもできてしまう。シンボルなんて,そんなあっちにもこっちにもあるのをシンボルと言わないと思うんですね。ですから,それは非常に矛盾したお答えだと思うんです。  そこで,今後かけかえが予定されている橋は何カ所であって,それは全部シンボル的な,そして豪華な,1カ所2億だとか3億だとかする,そういう橋をかけるつもりなのかどうか。私は,そういうことはやめてもらいたいと思うんですけれども,いかがでしょうか。お答えいただきたい。  それから,公園プロムナードについてでありますけれども,このポケットパークについて,橋の上り降りをする人の休憩所として大変ふさわしいところだと述べておりますけれども,暖かくなれば利用者もふえるだろうというお話でした。  過日,私の知り合いの市民が,自称オンブズマンの方が4日間ここへ立ってくれました。で,4日間で合計通った人がかなりいたようでございますけれども,その中で,通り抜けた人は300名近くいるんですけれども,立ちどまっていった人は2人だけ。しかも,1人は,携帯電話をかけていて道路がうるさいのでそこでちょっと静かなところでかけたというだけ。それから,もう1人は,お化粧を直して立ち去ったということであります。本当にですね,こういうことで,近所の人も出てきて何しているんですかと聞いてこうだと言ったら,いや暑くなっても夏の間もほとんど人なんかいませんですよということでした。  再質問ですけれども,冷静に考えてですね,1坪1,250万円もの休憩室はやり過ぎだったと,むだが多かったというふうに思わないかどうか,答弁求めます。  それから,この問題の最後にですね,これは総合的な問題として,鶴岡助役にお尋ねしますけれども,財政危機の中で,公共事業の適正化やむだをなくすことが重点的な課題となっているんですが,今私が指摘した6カ所の公共投資をした施設の利用どおり使われていないことなど,そしてバブル時代の計画がいまだに実施されている,こういうむだの多い公共事業について,反省していくという立場が必要だと思いますが,いかがでしょうか。答弁をお願いしたいと思います。  最後に,市長の招待の懇談会,会食でありますけれども,この間に,4年間で,510万円が328万円と,182万円の減額ということでありますけれど,まだ328万残っているわけなんですね。しかも,その理由というのが,例えば平成10年3月19日に行われた予算委員会の役員との懇談会のときの支出命令書には,平成10年度予算案について,出席者の意見を聴し,予算案の執行に反映させるために実施するというふうに書いてあるわけなんですよ。1人1万円の料理とか,こう書いてあるんですけれどもね。こういう予算案の執行に反映させるためにお話を聞くのは,何も会食を伴わなくて,それこそ議会でやることではないのか。その辺について,お尋ねをしたいというふうに思います。  それから,この種の問題は,かなり古い時代から引き継いでいるような問題であって,21世紀を迎える今日,こういうような会食についてはですね,思い切ってやめていくと,それで簡素なものにしていくというふうにしてはどうか,重ねてお尋ねします。  以上です。 25 ◯委員長(片田幸一君) 答弁願います。施設部長。 26 ◯施設部長(秋山貞雄君) 環境問題につきまして,何点かの御質問をいただきました。お答えをいたします。  まず,民間への指導のためにも,千葉市が率先して環境問題に取り組んでいくべきではないのかとの趣旨の発言だったと思います。  私どもも,発生源といたしましたこの施設を,管理・運営しているわけでございまして,そういう意味からも,民間に率先したですね,環境対策を進めていきたいと,このような決意で現在も遂行をしているところでございます。  次に,新港清掃工場は,新しい施設に移行するまでもっと努力してダイオキシン対策をしろと,こういうお話でございましたが,私どもも,新清掃工場まで今のものを野放しにしておくと,こういうような形で考えているわけではございません。現在の工場を有効的に経済的に活用していくための方策といたしまして,なおかつダイオキシン対策が限りなく基準に近づけられる,基準を下回れるような努力をしてまいると,こういう形で進めてまいります。  次に,北谷津清掃工場周辺の調査結果について,公表を早くというお話がございました。国のダイオキシン類全国一斉調査と,こういうことで実施をしておる内容でございます。したがいまして,国から報告数値が示された時点で,早期に公表等をしてまいりたい,このように考えております。  次に,工場から周辺について,広範囲な健康調査等のお話がございましたけれども,清掃工場周辺住民の健康調査等につきましては,議員お話の,全国的に高濃度のダイオキシンが排出をされております一部地域での調査の実施等につきましては,私どもも承知をしております。この問題につきましては,先ほどもお答えしたとおり,現段階では,人体におきますダイオキシン類の調査及び評価方法等が確立をされておりません。全国的な問題といたしまして,国におかれましても,その調査・研究に現在入っていると,こういうことでございます。市といたしましても,住民の健康にかかわることでございますし,重要なことと認識をしております。関係部局と連携を図りながら,国を初めとする各調査・研究を注視してまいりたい,このように考えております。  次に,工場の排ガス調査は,1回や2回ではなく,定期的にもっと数多く調査すべきではないかということでございます。  本市の清掃工場における排ガス中のダイオキシンの測定は,平成4年度より毎年度1回実施をしてきました。6年間の測定値を我々も持っているわけでございますが,それは従来,冬12月前後に調査をしてきたという経緯がございますので,明年度からは,夏季,夏の時期にもう1回調査するということとあわせて,その夏と冬での違いが大きく出るかどうか,その辺のところを見きわめた上で,今後調査のあり方,頻度,そういうものについて検討してまいりたい,このように考えています。  最後に,古い既設の工場でも,新設の施設の基準の0.1ナノグラムに限りなく近づけると,そういう気構え,用意があるかと,こういうことでございます。  既設の工場については,ダイオキシン排出基準が1ナノグラムと,こういうことになりますけれども,私どもも現在の技術の中で,また管理・運営の中で,限りなく0.1の新基準に近づけられるような努力についてはしていきたい,このように考えております。  以上でございます。 27 ◯委員長(片田幸一君) 土木部長。 28 ◯土木部長(友野 征君) 遊歩道のある町について,2回目の御質問にお答えいたします。  みつわ台の遊歩道に関しましては,先ほど申し上げましたとおり,今までの経過や自治会の意向を尊重し,今後もさらに精力的に調整し,歩行者を最優先とした道路として整備してまいりたいと考えております。  次に,都川の橋について,2回目の御質問にお答えいたします。  大宮橋から助左衛門橋の間は,あと何キロ残っているかとの御質問でございますが,坂月橋を初め,ほか2橋,計3橋の整備が残っております。この整備に当たりましては,御意見を尊重し,景観等,千葉県と協議してまいりたいと存じます。  以上で終わります。 29 ◯委員長(片田幸一君) 教育総務部長。 30 ◯教育総務部長(谷口善啓君) 教育についての2回目の質問にお答えいたします。  まず最初に,桜木小のトイレの公共下水道直結への時期についてでございます。平成11年度の予算に提案しておりますので,関係部局と協議をし,できるだけ早く接続したいと存じます。  2点目の,桜木小の耐震補強工事の方法についてでございますが,耐震補強工事については,学校と十分協議をして,授業等に支障のないように進めてまいりたいと存じます。  以上です。 31 ◯委員長(片田幸一君) 教育次長。 32 ◯教育次長(飯森幸弘君) 教育について,2回目の御質問の中で,学校教育部所管について,3点ほどありましたので,お答えいたします。  まず,教職員の加配でございますが,あと二,三人欲しいというような御指摘でございますが,御案内のとおり,学級編制については,県の学級編制基準に基づいて行っておりますので,学年ごとに加配することについては困難であるというふうに思っております。  それから,司書補助員を優先的に配置をしてほしいという御指摘でございますが,これについては,現在,次年度の司書補助員の採用事務を進めておりまして,学校の希望等をとりながら,今後実施要綱に基づいて,各区のバランスをとりながら考慮し,配置校を決定してまいりたいと思います。  それから,学区については,一方的にならないように,地域住民の意向を十分聞いてほしいということでございますが,学区については,学区調整委員会という機関を設けまして,その中で,議会の代表とか校長の代表とか住民代表の中で議論する中で,地域の実情を十分聞きながら,地域の実情を十分考慮して決定してまいっているところでございます。  以上でございます。 33 ◯委員長(片田幸一君) 経済部長。 34 ◯経済部長(鵜澤富士男君) サイクル会館につきまして,2点の御質問がございましたので,お答え申し上げます。  1点目の,災害時の場所としての避難場所に利用し,協定してはどうかという御意見でございますが,競輪開催に必要な施設でありますが,災害時の利用につきましても,検討してまいりたいと存じます。  また2点目の,サイクル会館をもっと市民が有効利用できないかとのことでございますが,実情は,選手の競争を確保するための施設でございましたので,利用は少のうございましたが,申請により利用ができるように要綱等を定めてございますので,特に業務に支障のない範囲内で,今後有効利用ができるように努めてまいりたいと存じます。  以上でございます。 35 ◯委員長(片田幸一君) 道路部長。 36 ◯道路部長(佐藤俊一君) 2回目の御質問にお答えいたします。  まず,都賀の台の土地についての御要望については検討してまいりたいと考えます。  次に,ポケットパーク利用が少ないのではないかという点についてでございますが,市役所から出ましてポートツインブリッジを渡りまして階段を降りますと,このポケットパークが目に入ってくるわけでございます。そのときに,このポケットパークがそこにあるということだけで,大変心安らぐものが感じられるのではないかなというふうに思います。多くの市民の方も,そう感じておるのではないかと思います。そういう意味では,大変高質な都市空間というものができたというふうに考えております。ポケットパークについては,そういう空間の意味もございます。  臨港プロムナードを散策する人も,今後かなり増加するというふうに思っていますので,そういった方々,立ちどまってかなり多くの方が利用していただけるものではないかというふうに考えております。 37 ◯委員長(片田幸一君) 総務部長。 38 ◯総務部長(大古場 裕君) 2回目の御質問にお答えします。  御意見を反映させるのは会食でなくてもよいのでは。また,以前から行われているからという理由だけで開催するのではなく,見直す点があったら,そのようにしたらどうかと,こういう御指摘でございますが,議員の皆様方と市長及び幹部職員が意見交換をすることは,円滑な市政運営を図る上で,有意義なものと認識しております。したがいまして,それぞれの会議等の趣旨・性格に応じまして開催いたしておるところでございまして,これまで一部見直しを図ったものもございますが,現在行っている会議等につきましては,必要なものであると認識いたしております。  いずれにいたしましても,これまでも種々簡素化を図ってきているところでございますので,今後とも適正な執行に努めてまいりたいと存じます。  終わります。 39 ◯委員長(片田幸一君) 鶴岡助役。 40 ◯助役(鶴岡啓一君) 公共投資につきましての質問ですが,1回目あるいは2回目に,各部長が答弁したとおりでございます。 41 ◯委員長(片田幸一君) 答弁漏れはございませんか。野本委員,残り35秒です。 42 ◯委員(野本信正君) わかりました。公共事業のむだとかね,それから会食費などのむだということは,ずっと行政改革の,やっぱり命題としてね,きちっと追及しなければいけないと思うんですよ。  今度の予算でもですね,幼稚園の先生方に対する6,000円の研修補助を1,000円削ってね,99万円カットとか,高原千葉村の自然教室推進の食事代をね,900円削って700万円市民の負担をふやすとか,こういうですね,90万とか700万とか,こういうものをけちけち削って何億,何十億というやつはどんどんつぎ込む,会食もやると,こういうことではやっぱりいけないと思うんですね。そういう点を改めてもらうようにですね,強く要求しておきたいと思います。  以上で終わります。 43 ◯委員長(片田幸一君) 野本信正委員の総括質問を終わります。  議事の都合により暫時休憩いたします。
         午後2時40分休憩    ───────────────      午後3時30分開議 44 ◯委員長(片田幸一君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。  総括質問を続けます。田中春人委員。    〔田中春人君 登壇,拍手〕 45 ◯委員(田中春人君) 民主新政クラブの田中春人でございます。  今期の定例議会もあすでいよいよ終わりとなりました。本来ならば,年度の予算議会でもあり,議会終了後一息入れるところでございますが,先輩・同僚議員におかれましては,1カ月後に4年に1度の市民の厳しい審判を受けなければならないという選挙を控えております。一日も早く終わってくれないかとお思いになるお気持ちはよくわかりますが,今定例会の総括質問も私で最後でございます。なお,また,私にとりましても,千葉市議会の議場に登壇して質問を行うのも,これが最後でございます。私も少々上がっておりますが,時間をできるだけ短縮して質問をいたしますので,いましばらく御協力のほど,よろしくお願い申し上げます。  なお,また,当局におかれましては,厳しい財政状況の続く中,限られた財源での平成11年度の予算編成及び行政改革等々,大変な仕事であったと思います。市長初め,予算編成に取り組まれました全職員の皆さん,本当に御苦労さまでございました。心からお礼を申し上げます。  それでは,通告に従いまして質問をさせていただきます。  質問の第1は,建築行政についてであります。  その1点目は,環境に配慮した公共施設整備についてでございます。  私たちは,過去の石油危機等により,限りあるエネルギー資源の重要性を認識し,さまざまな省エネルギー対策に取り組んできたところであります。  しかし,市民ニーズの多様化やライフスタイルの変化に伴い,近年のエネルギー消費量は増加の一途をたどっており,これまで以上の省エネルギー対策が必要と思われます。さらに,文化や経済が進展し,さまざまな技術革新が行われる中で,今まで以上の快適性,利便性,合理性を追い求めてきました。その結果,長年にわたって,地球環境に負荷をかけ続け,オゾン層の破壊とともに,地球温暖化や酸性雨等の地球環境問題が発生し,21世紀に向けて,地球規模の環境対策が求められております。  このような状況の中で,公共建築の整備においては,安全性,機能性及び経済性の追求はもとより,環境に配慮した公共建築物の整備をテーマとした整備を推進する必要があると考えます。  現在,多種多様な制度及び技術が展開されており,二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しないクリーンエネルギーとして,太陽光発電が大変注目を集めていると聞いております。  太陽光はだれもが利用できる偏りのなさが特色で,21世紀に向け,限りない可能性が広がっております。さらに,太陽光発電などでつくった余剰電力を電力会社が買い取って有効利用する制度が可能になったこと,量産化によるシステムの価格が下がってきたこと,国などの補助制度が確立されていること等により,太陽光発電システムを取りつける一般住宅も増加しております。このほか,本市でも実施している,雨水をトイレの洗浄水として利用する雨水再利用設備や,発電機から発生する排熱を利用し,冷暖房の熱源や給湯に利用できるコージェネレーションは,高効率で運転できるため,その導入の促進が期待されていると聞いております。  このように,環境にやさしい新しいエネルギー等の導入は,公共施設で積極的に取り入れ,民間を先導する役割があると考えております。  そこで,お伺いいたします。  現在,施工中や計画中の施設で,どのような環境対策を導入しようとされているのか,お答えください。  2点目は,災害に強い公共施設整備についてでございます。  平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災は,神戸の町を一瞬にして壊滅状態に陥れ,6,400余名の命と百数十万人の市民の暮らしを打ち砕いてしまいました。都市機能の根本的なもろさを露呈した震災を教訓に,被災地では,災害に強い街づくりが官民挙げて進められております。幸いにも,災害復興には,国を初め多くの自治体の支援により,公共施設や公営住宅の建設が進められ,神戸の町にもにぎわいが回復しつつあるように聞いております。  また,1月25日には,コロンビアでも大規模な地震が発生し,死者2,000人とも報道されました。本市からも早速,消防職員が救助隊員として派遣されたところであります。派遣されました消防職員の皆さん,本当に御苦労さまでございました。  このように,いつ発生するかわからない災害ではありますが,一度発生すると,莫大な資金と多大な労力や相当の期間が必要となることから,被害を最小限にするため,建築物の安全性や電気,水道,ガス等のライフラインが遮断した場合を想定した,日常の危機管理が極めて重要ではないかと考えます。  本市では,全国で初めて免震構造の新消防庁舎,セーフティーちばが3月29日業務開始をすることとなり,大都市にふさわしい安全で災害に強い町づくりが進められております。  平成11年度に着工を予定されている市立病院では,地域防災体制を支援する立場から,自然災害や事故災害が発生したときには,在院患者の安全と診療の確保をするのは当然でありますが,ほかからの患者の受け入れも行わなければなりません。  そこでお伺いします。市立病院の再整備に伴い,建物の安全性や,ライフラインのバックアップ体制の計画についてお答えください。  3点目に,市有建築物にかかわる契約電力の見直しについて伺います。  全国的に長引く不況と減税の影響などから,地方自治体の財政は非常に厳しいものとなっております。こういうときこそ,不必要な経費を削減し,真に必要な経費に充てるのが,財政運営の基本であると考えます。  そんな中,高圧受電施設の契約電力は,その見直しが,経費削減に極めて有効な手段であると認識しております。従前より,この事業を積極的に推進していることを評価いたしますとともに,今後とも,市有建築物の経費節減につながる施設の維持管理に努めるべきであると考えます。  そこで,お伺いします。この事業による経費削減の効果と完了時期について,お答えください。  次に,地域の諸問題についてお伺いします。  まず第1点は,京葉道路蘇我インターチェンジについてであります。  この問題については,既に先輩議員が質問され,また県議会においても質問がされたと聞いております。  この京葉道路は,以前は千葉市浜野町が終点でありました。それが,平成7年4月に東関東自動車道館山線が,姉ヶ崎・袖ヶ浦インターまで完成したことにより,京葉道路と東関東自動車道が接続され,現在では木更津まで完成しております。  しかしながら,この蘇我インターチェンジは,京葉道路の東京方面への入口,出口はあるものの,東関東自動車道の木更津方面への入口,出口がないわけであります。全国でも,珍しいハーフインターチェンジであります。このインターは,地元住民,また蘇我インターチェンジを利用している人々が木更津方面に行くには,松ヶ丘インターチェンジまで逆戻りして京葉道路に乗るか,また市原インターまで行って東関東自動車道に乗らなくてはなりません。利用する側にとっては,これほど不便なインターチェンジは全国でも数少ないと思います。  政令指定都市・千葉,中でも蘇我という地名は,JR京葉線の開通等々により,全国に知られるようになっています。政令指定都市として発展を続ける千葉市にとっても,決してよいこととは,私は思いません。  そこで,お尋ねいたします。当局は,このハーフインターチェンジについて,どのように受けとめているのか。  2点目として,インターチェンジを正規のインターチェンジにするとしたら,いつごろか。また,現在京葉道路の料金所の改修工事を行っているが,あわせてできないか,お伺いします。  次に2点目は,国道16号バイパスについてお伺いします。  この16号バイパスは,市内では浜野町までとなっております。中間の工事も進められておりますが,現在のところ松ヶ丘どまりとなっております。  さきに質問いたしましたように,京葉道路が,浜野終点であったため,浜野町の京葉道路出入口は,大変な混雑でありました。そのため,16号バイパスを浜野まで延長すると,京葉道路から出てくる車と合流し,なお一層の混雑となるため,京葉道路と東関東自動車道を先に接続させ,その1年後に浜野まで16号バイパスを完成させると聞いておりました。  ところが,東関東自動車道は,もう木更津まで完成しているのに,いまだにこの16号バイパスは,そのままであります。その後,どうなっているかお尋ねをいたします。  次に3点目は,浜野町のJR踏切について伺います。  この浜野町にある踏切りのために,朝夜のラッシュ時には,通勤等の自動車で大変な混雑となっております。踏切を利用する人々は,そして地域住民より,政令指定都市・千葉でありながら,何とか解決できないものかと,事あるごとに言われてきました。  私も何度かJRに出向き,お願いしてまいりましたが,現状は変わりません。  皆様も御存じのように,踏切は,電車が踏切を通過するその手前で,線路に取りつけてある警報器と遮断器用の制御子を通過する電車の車輪が踏むことにより,電気回路を通じて踏切遮断器と警報器が作動するわけであります。  ところが,この踏切は,千葉市でも珍しく,上り線で,特急・快速電車と普通電車が同じ制御子を踏み,この踏切作動を行っているわけであります。特急・快速電車の場合は問題はないわけであります。ところが,普通電車の場合,一度この踏切用の制御子を踏んでから,踏切と制御子のちょうど中間の位置にあります浜野駅に一たん停車し,乗客の安全を確認し発車,そしてこの踏切を通過しているわけであります。このように,踏切は遮断されているのに,普通電車は浜野駅に停車していることになるわけであります。  特急・快速電車の場合は,普通,待ち時間は1分少々でありますが,普通電車は一度浜野駅に停車するため,踏切の待ち時間が,特急電車の約2倍の2分から3分と,踏切が閉じたままとなっているわけであります。踏切で電車の通過を待っている人々の心はイライラするのは当然であります。自動車等の渋滞が発生するのも当たり前であり,また,この踏切の近くに蘇我インターチェンジの出入口があるため,渋滞に追い打ちをかけています。  私は,JRに,今のJRの技術からすれば,電気回路の改造ぐらい簡単にできるのではないかということで,自分なりに私案を示しましたが,冷たいもので,いまだに回答はありません。  そこでお伺いします。当局はこの踏切について,どのように考えているか。また,対策があれば,お示しください。  次に,地域の諸問題で,生実池の整備についてお伺いします。  夏の盆踊り時期ともなりますと,花火大会で多くの人々に親しまれている生実池がございます。この池の花火大会は,千葉市の花火大会に次ぐと言ってもよいぐらい有名で多くの人に知られております。お年寄りから子供までが喜び,子供たちは夏休みの大きな思い出の一つとなっております。これも,町内役員を初め,関係者の御協力のたまものであり,心から敬意を表します。  これとは逆に,雨季ともなると,池の水で周辺地域は冠水で長年にわたり悩まされてきましたことで,また知られております。私は,初当選した58年当初,当時この池の源として流れているこの生実川の整備についてお聞きしたら,あれは幻の川だよと言われたことをいまだにはっきりと思い出します。  その生実川が当局の御努力はもちろん,地権者,地域住民の御協力により,完成をいたしました。大変な事業でありました。平成9年の千葉市の十大ニュースにも取り上げられたことは,皆様周知のとおりでございます。当局を初め,関係者の皆様方に心からお礼を申し上げます。  ところが,生実川は完成したものの,この川の水源ともなるこの生実池は未整備の状態であります。河川の完成を知る人は,冠水の心配はありませんが,河川の完成を知らない。要するに池の側道を通過する人々は,いまだに生実池のあの冠水の汚名を抱いたままでございます。  そこで伺います。あれだけの立派な河川が完成したのでありますから,今度は池の整備をすべきだと思いますが,お考えをお聞かせください。  最後に,生実町の六価クロム汚染についてお伺いいたします。  先般,新聞に中央区生実町における六価クロムによる地下水汚染問題が大きく報道されたところですが,それによると,平成9年度の地下水調査結果を引用し,六価クロム汚染が拡大し,環境基準の数値を超える濃度が検出されたと聞いております。また,平成10年度の調査では,さらに住民の井戸水から,新たに12本の井戸から環境基準を超過し,過去4年連続して最高値を記録したと報じられております。  当地区の地下水汚染は,昭和57年ごろから汚染が確認され,住民にとっては非常に不安を抱いていたところであります。地下水の汚染が確認されて以来,市や汚染原因者である事業者は,飲料水確保のため,上水道布設促進や地下水浄化などの各種対策を推進し,地下水汚染は回復しつつあると思っておりましたが,報道内容では,新たな汚染が見つかり住民が不安を抱いているとの内容を目のあたりにし,2点ほど質問をいたします。  まず1点目は,新聞報道の内容で新たな汚染が確認されたとありますが,汚染状況はどうなっているのか,お伺いします。  2点目は,市や汚染原因者の事業者が,これまでにどのような対策を講じてきたか,また,今後の対策についてお伺いします。  以上をもって第1回目の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) 46 ◯委員長(片田幸一君) 答弁願います。建築部長。 47 ◯建築部長(道塚元嘉君) 建築行政につきまして,3点の御質問をいただきましたので,順次お答えをいたします。  まず1点目の,環境に配慮した公共施設整備についてでございますが,公共建築物を整備するときには,千葉市公共建築整備指針に基づきまして,整備する施設の機能及び役割等から,その施設にふさわしい整備として,文化,福祉,環境,安全,及び経済性からの検討を行い,良質で長期耐用にすぐれた公共建築の整備を目標として進めております。  環境対策につきましても,千葉市環境基本条例の基本理念によりまして,施設の計画から建設,運用,廃棄に至るまでのライフサイクルを通じまして環境負荷の低減に配慮した施設づくりを目指し,周辺環境への配慮,及び自然環境との調和を図ってまいりたいと考えております。  現在施工中や計画中の施設といたしまして,仮称千葉市中央図書館・生涯学習推進センターや市立病院の改築等がございますが,御質問の環境対策といたしまして,建築では,外壁等への断熱材の積極的な使用,熱帯木材型枠の使用量の削減,また建設副産物の再利用の推進に努めているところでございます。  一方,設備面では,太陽光発電設備,あるいはコージェネレーション,雨水の再利用設備,空調中間期の外気冷房システムや省エネルギー型機器の導入を図ってまいりますとともに,機械室等には,窒素系のガス消火設備を採用いたしまして,地球温暖化対策も実施いたしております。  今後とも,省エネルギー,省資源対策を積極的に推進し,環境に配慮した公共施設整備を目指してまいりたいと考えておりますが,工事費等の問題もございますので,関係部局とも十分に協議をいたしてまいりたいと考えております。  次に2点目の,災害に強い公共施設整備についてでございますが,さきの阪神・淡路大震災で倒壊を免れた病院でも,建築設備の破断や医療機器の損壊により,医療施設としての機能が果たせなかったと聞いております。こうした病院の負傷した人たちの治療は,病院職員の献身的な努力に支えられ,応急治療だけは続けられたと伺っております。何の前触れもなく被災し,体にも心にも傷を負った人たちは,すがるような気持ちで病院を訪れるものであります。その心のうちを考えましたとき,建物の安全性はもとより,医療行為を続けられることが病院の使命と考えております。  市立病院の改築に当たりましては,地域の中核的病院として,市民の多様な医療ニーズにこたえるとともに,災害時には,医療救護活動の拠点として,また心のよりどころとして,建物本体への被害や医療機器・調度品等の転倒,あるいは設備配管の破断のない病院を目指し,免震構造の採用を計画いたしております。  また,電気,ガス,水道等のライフラインが途絶えましたときの対策といたしましては,非常用発電機の設置あるいはコージェネレーションの灯油への切替運転,井戸の設置による飲料水の確保,汚水貯留槽の設置による排水機能の維持,災害に強い中圧管による都市ガス供給等や,さらに手術室に関連した部門や高度集中治療室・一般病室の非常用コンセント等の電気幹線の二重化を予定しているところでございます。  いずれにいたしましても,災害等の非常時における拠点として,地域防災体制を支援できるような病院建設を計画してまいりたいと考えております。  次に3点目の,市有建築物にかかわる契約電力の見直しについてでございますが,電気料金のうち,特に基本料金のコストを下げることを目的に,昭和50年から高圧受電施設の契約電力の見直しを行ってまいりました。  契約電力が500キロワット以上の需要設備につきましては,東京電力とも協議の上,既に見直しが完了いたしまして,効率的な受電のもとで管理されております。また,500キロワット未満の施設におきましては,契約電力の決定方法が改められまして,これまでの契約受電設備や契約負荷設備の容量により,一定の算式に基づきまして計算されていたものから,毎月の最大需要電力による実量値の計量制となったものでございます。  そこで,平成9年度までに,小中学校を主に178施設の見直しを実施いたしまして,4,400キロワットの削減を図っており,電気料金にこれを換算いたしますと,年間約8,600万円の節減となっております。残りの公民館及び保健センター等36カ所の施設につきましては,平成11年度中に見直しを完了させる計画でございますが,今後ともさらなる研究を深めまして,経費の節減に一層努めてまいりたいと存じますので,御理解のほどよろしくお願いをいたします。  終わります。 48 ◯委員長(片田幸一君) 道路部長。 49 ◯道路部長(佐藤俊一君) 地域の諸問題についてのうち,所管についてお答えいたします。  まず最初に,京葉道路の蘇我インターチェンジのフル化についての御質問を二つほどいただきましたが,関連がありますので一括してお答えいたします。  本市における経済社会活動は,東関東自動車道路,京葉道路の自動車専用道路や国道14号,16号などの幹線道路が骨格となりまして支えられておるものでございます。  しかしながら,これらの道路は,交通量の大幅な増加により,慢性的な交通渋滞を生み,市民生活や経済活動に支障を来しているという状況にございます。  京葉道路につきましては,木更津方面から参りまして松ヶ丘インターで出ようとした場合には,京葉道路本線が渋滞しておりますと,かなりの時間を要するという状況にありますことから,市民の皆様よりその対策について,強い要望が出されておるところでございます。  本市といたしましても,道路利用者の利便性及びサービスの向上を図るため,京葉道路蘇我インターチェンジのフル化は,ぜひとも必要であるというふうに考えております。  京葉道路には,千葉南料金所跡地がありまして,この跡地を利用してインターチェンジのフル化,これを進めるということが最も望ましいのではないかというふうに考えております。現在,京葉道路の改築事業が進められておりますが,これと一体的にフル化の整備が図られますよう,昨年からことしにかけましても,建設省及び日本道路公団に対しまして,強く要望をしているところでございます。今後も積極的に働きかけまして,よい回答の得られることを期待したいというふうに思っています。  次に,国道16号バイパスの未完成区間のその後の状況についてお答えいたします。  国道16号バイパスは,中央区松ヶ丘町より生実町区間が未供用のため,当該区間の周辺道路が渋滞しており,特に京葉道路の松ヶ丘インター付近では慢性的な交通渋滞が発生しております。  現在,当バイパスの整備は,建設省の千葉国道工事事務所にて,事業を進めているところですが,交通混雑の状況を勘案しますと,1年でも早い完成を目指すことが望まれますので,引き続き整備促進が図れますよう,これにつきましても,積極的に国の方に要望しているところでございます。  国の方としましても,今回3次補正がございまして,予算の確保ができたということから,事業のより一層の推進を図る予定であると,そういう回答を得ているところでございます。早期の完成が期待できるところではないかというふうに思っております。  次に,浜野町のJR踏切についてでございますが,御質問の踏切は,JR内房線と県道浜野四街道長沼線とが交差する西雷踏切のことではないかと思われます。  県道等の主要な幹線道路で,交通量が多い踏切につきましては,基本的には立体交差化を図り,踏切を除却するということが望ましいというふうには考えております。  西雷踏切付近におきましては,県道千葉茂原線,これが既にJR内房線と立体交差化をしております。しかし,当地域の交通量に対しては,これだけでは十分でないということは認識しております。  そのため,現在,内房線と立体交差をする道路としまして,都市計画道路の蘇我町線,この事業に積極的に取り組んでいるところでございます。蘇我町線は,11年度にはいよいよ鉄道交差部の工事に着手することといたしております。そして,平成14年度までには整備を進める予定としております。さらに,計画路線としまして,塩田町誉田町線,京葉道路から国道16号までの区間でございますが,これにつきましても,JR内房線と立体交差化を図る道路として検討を進めているところでございます。  これらの路線が整備されますと,浜野町,蘇我町周辺に集中する交通の分散及び交通渋滞の緩和,そして交通の円滑化が図られるのではないかというふうに考えておるところでございます。  なお,委員御指摘の踏切についてでございますが,踏切の遮断時間の改善,これは,私どもも技術的には何とかならないかというふうに感じております。これと歩行者の安全確保につきましては,JRの方に重ねて要望してまいりたいと存じております。  以上でございます。 50 ◯委員長(片田幸一君) 農政部長。 51 ◯農政部長(大野長年君) 地域の諸問題についてのうち,生実池の整備についてお答えをいたします。  生実池は,千葉市図誌にも掲載をされ,江戸時代から農業用水として使用され,また市民にも親しまれてきた池であることは承知をいたしております。
     しかしながら,現在では,生実池の水を農業用水として利用しているのは,一部の受益者のみでございます。  このような現状ではございますが,地元要望もございますので,農業水利施設の保全管理と水辺空間を利用し,豊かで潤いのある生活環境づくりを目的とした国の補助事業が活用できるかどうか検討中でございます。  以上でございます。 52 ◯委員長(片田幸一君) 環境保全部長。 53 ◯環境保全部長(齊藤 眞君) 地域の諸問題についてのうち,生実町の六価クロム汚染についての御質問にお答えいたします。  まず,新たに汚染が確認された状況についてお答えをいたします。  同地区におきます定期的な水質調査につきましては,昭和62年8月に,住宅地の共同井戸から水質基準を超える六価クロムが検出したことに伴いまして開始をしておりますが,平成4年11月には,地元住民の方々の要望によりまして,調査範囲を生実町の住民が希望する世帯について調査を行っております。以後,定期的な調査とあわせまして汚染状況の実態把握に努めているところでございます。  これまでの水質調査結果におきましては,同じ井戸でありましても,調査日によって数値にばらつきが見られるところでございますが,新たに汚染が確認されたところにつきましては,地下水汚染に係る上水道補助対象地区内となっております。  過去3年間の調査結果につきまして,延べ井戸本数で見ますと,調査全体の本数は,平成7年度818本,平成8年度967本,平成9年度596本の井戸を調査いたしました。この中で,環境基準を超過したものは,それぞれ57本,68本,26本となっております。これを実井戸本数の基準超過率で見ますと,平成7年度から4.8%,4.7%,4.4%となっております。  次に2点目の,市や事業者がこれまでに講じてきた対策及び今後の対応についてお答えをいたします。  市といたしましては,昭和56年に汚染井戸が確認された後に,県と共同で原因究明調査を行いますとともに,地元住民に対する臨時給水や健康調査を実施してきたところでございます。  一方,事業者においては,市の指導に基づき,敷地内で土壌改良あるいは汚染地下水の汲み上げ処理を実施するとともに,平成4年11月からは,敷地外においても,民家汚染井戸において地下水浄化を行っているところでございます。  さらに,安全な飲料水確保のための上水道布設につきましては,昭和63年4月に水道本管布設補助金交付要領を施行いたしまして,汚染が確認された地区において,上水道布設補助を行ってきております。  また,その後,平成5年9月に,生実地区の一部を上水道配水管布設事業補助金交付要綱の補助対象地区に指定をいたしまして,平成10年度末には住民要望に対する布設をほぼ終了する予定でございます。  その他,住民要望を踏まえた定期的な水質調査や飲用指導を行ってきたところでございます。  次に,今後の対応についてでございますが,引き続き水質調査の実施や飲用指導及び事業者に対する浄化処理対策の指導を積極的に行い,汚染防止対策に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 54 ◯委員長(片田幸一君) 田中春人委員。 55 ◯委員(田中春人君) それでは,2回目に入ります。当局の誠意ある答弁をいただきまして,ありがとうございました。  2回目は要望のみにとどめさせていただきます。また,順序が逆になりますが,お許しを願いたいと思います。  まず,地域の諸問題の蘇我インターチェンジでありますが,私は,建設省や日本道路公団のお役人が何でこんな中途半端なインターチェンジをつくったか不思議でたまらないわけであります。利用する方々から苦情が来るのは明白でございます。いずれは正規なインターチェンジにしなければならないくらいは,私は思いついたと思います。ならば,最初から,これをフル化にしていれば,建築費用も安く済んだと思うわけでございます。しかしながら,今さらこんなことを言っても仕方がありません。  これからの蘇我地区は,メッセに次ぐ本市第2の都市づくり,すなわち蘇我地区都市再構築検討等々から考えたとき,千葉市にとっても,重要な問題だと思います。現在のインターチェンジの料金所の改築工事が行われておりますが,どうかひとつこの改築工事と一体化にしてフル化にできるよう,国,道路公団に強く働きかけていただくよう要望いたしておきます。  次に,16号バイパスでありますが,これも建設省の事業でありますが,答弁では,1年でも早く完成を目指すために国に要望していくと言われておりました。また,国としても,第三次補正により,予算確保による事業の推進を図っていくようであるので,一日も早く完成できますよう,これもよろしくお願いをしておきます。  次に,浜野町の踏切でございます。  先ほど西雷踏切と言われました。西の雷と書きます。本当にここの踏切で待っている人は,もう雷みたいにカリカリきていますよ。それは使った人でないと私はわからないと思いますけれども。  答弁では,蘇我町線の立体化等によって渋滞の緩和を図っていくということでございますが,この踏切は,確かにラッシュ時以外は,比較的利用する人は少ないわけであります。しかし,やはりこの踏切でなければどうしてもならない人も多くいるわけでございます。本来ならば,この踏切の立体化が一番望ましいのでありますが,現状ではいろいろ問題もあるようでございますので,一日も早くこの問題が解決できるよう,JR等に改善策等について働きかけを要望いたしておきます。  次に,生実池についてであります。  この整備については,地元からの要望もあり,市民に親しまれる池として活用できるかどうか検討中だそうでございます。私も,確かにこれは問題があることは承知しております。しかしながら,問題があるからといっているのでは,これはだめです。問題は解決するためにあるわけですから,生実川もあのように立派になったわけでありますし,どうかひとつ今度は農政部の方で,潤いのある池としての整備が一日も早くできるよう,ひとつ各段の努力を求めておきます。  次に,六価クロムの問題でございます。  この生実町の六価クロム地下水汚染に関しては,当局から汚染状況や対策また今後の対応について答弁をいただきました。生実町で六価クロムが確認されて以来,当局におかれましては,地域住民に安全な飲料水の確保のため,上水道の整備に全力を挙げられたことや,住民要望にこたえ定期的な飲料水の水質調査を行っていただいたとともに,地下水浄化に関する事業者への指導を行うなど,積極的な対応を図っていることは,よくわかりました。  一部新聞報道で住民の不安に関する記事がありましたが,千葉市内では,この生実の地下水汚染が確認されたのは,初めてだと私は思います。それだけに,当局は,住民はもちろんのこと,当局では大変な事態と受けとめて,その解決に向けて当局を初め,町内役員,そしてまた地元議員と私も一緒になって解決・対策に,ともに行動したものでございます。そのときの当局の職員の方々の御苦労というものは大変なものがあったわけです。夜も寝ずに一生懸命頑張っていました。本当に頭の下がる思いでございました。  どうかこのような先輩の皆さんの苦労があだにならないように,今後とも地元住民のためにも地下水汚染防止対策に万全を期されるよう要望いたしておきます。  次に,建築行政についてでありますが,環境に配慮するとともに,災害にも強い公共施設の整備について,前向きな答弁をいただき,ありがとうございました。  道塚建築部長は,古い民家を研究されておられることで,よく知られております。これまでに4冊の本も出版されていることも知られております。最近出された本の中で,民家の心を私も読まさせていただきました。その中に,民家には,さまざまな暮らしの工夫がにじみ出ていると書かれてあります。まさに公共施設の整備にも,さまざまな工夫や経験を生かすべきであると思います。  現在,整備が進められております中央図書館や病院等の施設にも,ぜひとも創意と工夫を凝らし,安全で災害に強く,しかも環境に配慮した施設整備が図られますよう,要望いたしておきます。  なお,道塚部長は,長年にわたって建築行政に多大な御尽力をされてまいりました。このたび退官と伺っております。今後ともどうか大所高所から市政に対しましてお力添えお願いいたしておきます。  最後に,私ごとで恐縮ではございますが,先ほど申し上げましたとおり,私自身,諸般の事情により,今期をもちまして,議員職を辞することといたしました。  昭和58年の統一地方選挙に立候補し,市民の温かい支援のもと,4期16年間にわたり市政発展の一翼を担うことができました。これもひとえに松井市長初め,執行部並びに全職員,そして先輩・同僚議員のおかげさまでございます。長い間の皆様方の御厚誼と御厚情に対しまして,心からお礼を申し上げます。  16年間という歳月,議員という立場をいただいたがゆえに,世のため人のために尽くすことの大事さ等,数々の貴重な経験をさせていただきました。また,多くの思い出を残すこともでき,私にとりましても,充実した16年間でありました。これからは,一市民として,これまでの貴重な経験を生かし,市政発展に微力ではございますが寄与させていただきます。  厳しい財政環境下ではございますが,この難局を松井市長,執行部,そして全職員が一丸となって切り抜け,来る21世紀を市民が希望を持って迎えられるよう,一層の御活躍を心からお祈り申し上げます。  さて,先輩・同僚議員の皆様におかれましては,いよいよ4月11日が目前となりました。87万市民の幸せと千葉市飛躍・躍進のためにも,全議員が目的の達成ができ,新しいバッチを胸に御活躍できますよう,皆様の御健闘,そして御完勝を心よりお祈りを申し上げまして,私の最後の総括質問を終わります。長い間ありがとうございました。(拍手) 56 ◯委員長(片田幸一君) 田中春人委員の総括質問を終わります。  以上で本委員会の総括質問を終わります。  次に,議案第11号から第29号までの19議案について,分科会報告,意見表明,採決を行います。  分科会報告につきましては,お手元に配付のとおりでございます。    ─────────────── 57 ◯委員長(片田幸一君) 意見表明の通告が参っておりますので,通告順に従いお願いいたします。小金沢常幸委員。 58 ◯委員(小金沢常幸君) 市政会の小金沢常幸でございます。市政会といたしまして,平成11年度予算案に対し,賛成の立場から意見表明を申し上げます。  私どもが提出いたしました平成11年度の予算編成に対する要望事項を基本といたしまして,市長の提案理由説明や代表質疑,さらには分科会等の審議を通じて,新年度予算案の内容を慎重かつ詳細に検討した結果,我が会派の考え方と基本的には一致するものであります。  長引く景気の低迷や恒久的な減税等の影響により,市税収入が2年続けて前年度を下回るという極めて厳しい財政状況の中で,積極的な行政改革の推進と財源確保に努めるとともに,人間尊重・市民生活優先の市政運営を基本理念とする松井市長の取り組み姿勢が,新年度予算に十分に反映されていることを確認することができました。  具体的な内容につきましては,明日の討論にゆだねることといたしますが,第6次5か年計画の着実な推進を初め,地域経済の活性化を図る施策,さらには生活に密着した施策などに限られた財源が重点的かつ効率的に配分されており,賛意をあらわすものであります。  1900年代も,ことし1年を残すのみとなりました。来年からは,新たな千年紀がスタートする大きな節目の年であります。  我が千葉市が,新たな時代に向けてさらに飛躍発展するとともに,次の世代に誇りを持って引き継ぐことができるよう,新時代にふさわしいきめ細かな施策を推進していただくことを要望いたしまして,市政会を代表しての意見表明を終わります。 59 ◯委員長(片田幸一君) 三瓶輝枝委員。 60 ◯委員(三瓶輝枝君) 民主新政クラブの三瓶輝枝でございます。会派を代表いたしまして,提案されております平成11年度予算案に対し,賛成の立場から意見表明を申し上げます。  平成11年度予算案につきましては,市長の提案理由説明,さらには私たち会派の代表質疑に対する答弁や分科会等の審議を通じ,施策全体の内容などについて,慎重に検討してまいりました。  さらに,民主新政クラブが市民の声を集約して提出いたしました,平成11年度予算編成に関する要望書の内容が,新年度予算案にどのように反映されているのかについても,精査をいたしたところでございます。  具体的な予算の内容につきましては,あすの討論にゆだねることといたしますが,財政環境がかつてない厳しい状況の中で,市民が健康で明るく生きがいに満ちた生活が送れるよう,保健,医療,福祉等の施策の拡充を図るとともに,道路,公園,下排水等の生活関連施設整備や都市基盤整備の着実な推進が認められるものでございます。さらに,当面の緊要な課題であります地域経済の活性化策として,金融支援及び販売促進支援策等が講じられ,評価をするものでございます。  なお,平成11年度は,新たに策定した行政改革推進計画の初年度でございます。この計画を強力に推し進め,事務事業の徹底した見直しと簡素で効率的な行政システムをつくり上げるとともに,新たな行政課題や多様化する市民ニーズに的確な対応を図っていただくことを要望するものでございます。  以上のような評価,主張を踏まえ,市長より提案されました平成11年度予算案に対し,賛成であることを表明いたしまして,民主新政クラブを代表しての意見表明といたします。 61 ◯委員長(片田幸一君) 石井茂隆委員。 62 ◯委員(石井茂隆君) 市民自由クラブの石井茂隆でございます。会派を代表いたしまして,平成11年度予算案に対し,賛成の立場から意見表明を申し上げます。  今回,提案されております新年度予算案につきまして,市長の提案理由説明,我が会派の代表質疑に対する答弁,さらに予算審査特別委員会における分科会での審議等を通じまして,慎重かつ詳細に検討したところであります。  その結果,市長が市政運営の基本理念として掲げてきた市民生活優先の原則が堅持されたものであり,私ども市民自由クラブが,昨年9月に提出いたしました355項目にわたる要望書の基本姿勢である,市民生活の質的な向上と大都市にふさわしい町づくりとも,おおむね一致しております。  その内容を若干申し上げますと,現下の厳しい財政環境の中にあっても,市民要望を的確に把握し,施策の厳しい選択を行いながら,市民生活に密着した施策の着実な推進が図られております。  特に,市民要望の強い保健,医療,福祉,環境あるいは教育施策へのきめ細かな対応や道路,公園,下排水等の整備など,ソフト・ハードの両面にわたり,限られた財源の重点的・効率的配分に努められた予算であると評価をいたすものであります。  また,予算編成に当たっては,行政改革の積極的な推進を図り,簡素で効率的な組織体制の確立と事務事業の見直しによる経費の削減に大きな成果を上げており,これらの多くの御努力を了として,平成11年度予算案に対しまして賛成であることを表明し,市民自由クラブとしての意見表明を終わります。 63 ◯委員長(片田幸一君) 竹内悦子委員。 64 ◯委員(竹内悦子君) 市民ネットワークの竹内悦子でございます。平成11年度当初予算案に対する市民ネットワークの意見を申し上げます。  自主財源の根幹を成す市税収入は,10年度に比べて,4.6%,81億円の減が見込まれ,歳入に占める割合も,平成9年53.9%,10年53%,11年50.3%と低下しています。依存財源としての市債の活用は,今年度に比べ4.4%減るものの528億3,500万円計上され,歳出における公債費も,この3年を見ると10.2%,10.7%,そして11.4%とふえてきており,後年度の負担が心配です。  恒久減税の補てんとしての地方特例交付金,本年度から交付団体になったため,地方交付税43億円も計上されておりますが,厳しい財政環境の中,予算編成に当たられた執行部の皆さんの努力については敬意を表したいと思います。  市民ネットワークでは,市民参加,情報公開,行財政の透明化の推進を求める観点から,代表質疑,分科会,総括質問に臨みました。以下,指摘させていただきます。  市民参加については,新総合ビジョン策定のために設置される審議会,今年度から継続される介護保険事業計画策定委員会,女性会館開設準備委員会委員への市民公募について評価いたします。  情報公開,行財政の透明化については,補助金の見直し18件の総額は示されましたが,ここについても補助の基準を示し,公開されるべきと考えます。また,納税貯蓄組合の補助金についても見直す時期ではないかと考えます。  来年度から実施される介護保険制度の基盤整備のうち,マンパワー,特にホームヘルパーの確保に向けての研修枠の拡大がされますが,それでも達成率は70%に達しない状況です。調査員,介護支援専門員などの資質向上とあわせ,十分な準備を求めます。障害を持つ人,その家族についての在宅支援についても,自薦式ホームヘルパー制度の導入など,一歩進めた対応を進めるべきと考えます。子育て支援として,一時的保育の拡充,乳幼児健康支援一時預かりモデル事業の実施など評価いたしますが,子どもルームの社協への運営委託については,指導員の継続雇用など,十分な話し合いをして円滑に移行できるよう要望いたします。  次に,議会費に計上されました議員の海外視察の予算について申し上げます。市民ネットワークでは,海外視察を認めないわけではありませんが,必要性について十分に論議すること,調査研究費の活用などを提案してきました。社会状況などを考慮すると,予算化することについて賛成できません。  公共料金の値上げについても,今はすべきではないと考えます。  以上,申し述べてまいりましたが,議案第11号・平成11年度千葉市一般会計予算,第17号・千葉市霊園事業特別会計予算について,反対の立場を明らかにし,意見表明といたします。 65 ◯委員長(片田幸一君) 蟹江将生委員。 66 ◯委員(蟹江将生君) 千葉市議会公明党の蟹江将生でございます。  会派を代表いたしまして,平成11年度予算案に対し,賛成の立場から意見表明をいたします。  新年度予算案につきましては,市長の提案理由の説明,代表質疑,予算審査特別委員会の審査等を通じ,市政運営や予算編成の基本的な考え方,各施策の内容について慎重に検討してまいりました。  その結果,昨年9月に,我が会派が市長に提出いたしました平成11年度の予算編成に関する要望書に盛り込んだ,行財政改革の断行,市民福祉の一層の向上,そして都市基盤,生活環境のさらなる整備の要望に対しまして,市税収入が大幅に減収となる極めて厳しい財政環境にもかかわらず,新規施策や事業の拡充に努力をされており,取り組みの姿勢を高く評価をするものであります。  提案されております主な施策としましては,福祉,保健,医療,教育などのソフト面の施策の充実が図られているほか,快適な生活環境を整える施策,さらには,当面の重要課題である地域経済の活性化と商店街振興策などに,財源の重点配分がなされております。  ただ,財政構造面では,市税収入の大幅な減収や財政調整基金の残高が減少していることなどから,自主財源の構成割合が低下をするとともに,扶助費及び公債費等の義務的経費の増により,財政の硬直化が懸念されるところであります。  したがいまして,今後の財政運営に当たりましては,国に対しまして,税源配分の是正を強く働きかけるなどして,税財源の充実強化に努めるほか,徹底した行政改革の推進により経費の削減に努めていただくことを要望いたします。  以上,千葉市議会公明党を代表しての意見表明といたします。 67 ◯委員長(片田幸一君) 木田文代委員。 68 ◯委員(木田文代君) 日本共産党千葉市議団を代表して,反対の立場から意見表明を行います。  第1に,今日の地方自治体の財政危機は,政府が進めてきた経済対策など,大型公共事業の押しつけが大きな原因です。ところが,松井市長はこれを認めずに,不況による税収不足を原因に挙げ,徹底した行政改革が必要と,公共料金の値上げや人員削減,補助金のカットなど,市民生活に犠牲を押しつける内容の予算になっています。  第2に,一方で市長は,見通しのない千葉中央港地区土地区画整理事業,JR千葉駅西口再開発事業など,大型開発事業は見直さないまま,予算編成を行っています。その結果,借金の残高合計は1兆96億9,100万円にもなってしまいます。  第3に,このような中で,人口急増時代に建築された,小中学校や保育所などが老朽化し,修理修繕が必要になっているにもかかわらず,必要な予算措置がとられていません。また,一般会計予算は前年比で0.5%ふえているのに,民生費は前年度比4.3%マイナスと,福祉予算が大幅に削られています。  第4に,ガイドライン関連法案については,戦争の放棄を宣言した日本国憲法を踏みにじって,地方自治体にまで戦争に協力させる法律案が,国会に上程されています。このことに対し,市長は,国の動向を見守るなどと,第三者的立場を表明し,市民の平和と安全を守る,断固とした姿勢をとれずにいます。  以上,反対の理由を明らかにして意見表明を終わります。 69 ◯委員長(片田幸一君) 以上で意見表明を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案のうち,議案第12号から第16号,第18号から第21号,第23号,第25号,及び第27号から第29号までの14議案を,原案のとおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯委員長(片田幸一君) 御異議ないものと認め,原案のとおり可決されました。  続いてお諮りいたします。議案第22号,第24号,及び第26号の3議案を,原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕
    71 ◯委員長(片田幸一君) 起立多数,よって原案のとおり可決されました。  続いてお諮りいたします。議案第11号及び第17号の2議案を,原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 72 ◯委員長(片田幸一君) 起立多数,よって原案のとおり可決されました。  以上をもちまして予算審査特別委員会を終了いたします。長期間慎重審査ありがとうございました。      午後4時32分散会    ───────────────    千葉市議会委員会条例第29条の規定により署名する。       予算審査特別委員長 片 田 幸 一 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...