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  1. 千葉市議会 1991-11-29
    平成3年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日: 1991-11-29


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午 後 1 時 0 分 開 議 ◯議長(長谷川 実君) これより会議を開きます。  出席議員は54名,会議は成立いたしております。           ──────────────────────  日程第1 会議録署名人選任の件 2 ◯議長(長谷川 実君) 日程第1を議題といたします。  私より指名いたします。7番・米持克彦議員,8番・石橋毅議員の両議員にお願いいたします。           ──────────────────────  日程第2 議案自第162号至第204号質疑,委員会付託 3 ◯議長(長谷川 実君) 日程第2を議題といたします。  質疑の通告がまいっておりますので,通告順に従いお願いいたします。15番・布施貴良議員。 4 ◯15番(布施貴良君) 社会党の布施でございます。議案質疑を申し上げます。  まず,議案第162号,一般会計補正予算中でありますが,千葉駅前地下道整備事業費についてお伺いいたします。  まず1点目は,第2工区の事業費が約4億円増額をされまして21億円になるわけであります。なおかつ工期が1年延長するという提案になっておりますが,この主な理由につきましてお話をいただきたいと思います。  この点については,約2割5歩近く事業費もふえるわけでありますし,また,千葉駅前大変交通もふくそういたしておりまして,早く工事を完成してもらいたい,こういう市民の要望が強いわけであります。  そういう点からいたしますと,果たして当初の調査なり,あるいは工法の選択,あるいは設計,こういった点に何か問題点があったのではないか,こういう感じがするわけでありますし,そういうことがないように,工事についてはやっていただかなければならないと思うわけであります。そういった問題点がなかったのかどうか。  それから,最終的に工事を進めるに当たりまして,どの時点で,またどなたが変更の判断をされたのか。こういった経過についても御説明をいただきたいと思います。  また,それにも関連をすることでありますが,事前にこのような事業費をふやしたり工期を延長するというような事態を招かないために,JRなり,あるいは京成との十分な協議が必要ではないか。こう思うわけでありますが,これらについてはどのようなことで行われてきたのか,これを御説明をいただきたいと思います。  なおかつ,問題は職員の体制,例えば設計等をするに当たって,十分な職員がいるのかどうか,これも非常に問題ではないのかという感じがするわけでありまりまして,職員の体制が果たして十分であるのかどうか。これも御説明をいただきたいと思うわけであります。  2点目は,全体事業費の当初の額は幾らであったのか。そして,現在の時点で,どのくらい予算が見積もられているのか。この点についても明らかにしていただきたい。
     いずれにしても,相当大型プロジェクトと言われておりますが,巨額の事業費がかかるわけでありまして,これが第1工区,第3,第4という形でどんどんふくらむようでは困るわけでありまして,その点の心配がありますので,見込み額についても明らかにしていただきたいということであります。  3点目は,いずれにいたしましても1年工期が今の時点で延長になるということでありますが,平成7年完成,これについての見通しについてはどうかということもお伺いをいたします。  4点目は,安全施工の問題であります。あれだけの大規模な工事でありますから,何といっても安全管理というのは十分やっていただかなくちゃならない,こういうふうに思うわけであります。  きょうのお昼のニュースでも,松戸のトンネル水没事故ですね,これによりまして道路がストップをしていたわけでありますが,ようやくきょうの時点で開通の見通しがたったという報道がございました。松戸の事故では7人の方が確か亡くなったというふうに記憶をいたしておりますが,この例にならって,やはり安全管理というのを徹底してやっていただきたいと思うわけでありますが,これについては,今まで労災がなかったかどうかという問題。  それから,これからさらに工事の安全点検をしていただきたいと思っておりますが,課題とするところはないのかどうか。これもひとつ明らかに願いたいと思います。  地下道の問題は以上であります。  次に,同じく補正予算中の戸籍住民基本台帳費市民サービス対策費について伺います。  政令指定都市に伴いまして,区役所が来年4月1日から発足をいたすわけでありますが,それに伴って,連絡所,支所が統廃合されているわけでありまして,この点についてはこの議会でもたびたび論議がなされているところでありまして,市民サービスが低下するようなことがないようにしていただかなくちゃならないということがございます。現状では,どうも政令都市になってかえって不便になるんじゃないか,こういう市民の声がたくさんあるわけであります。それに対する対処の施策として今回予算が計上されて,幾つかの改善策が講じられるようでありますが,まずその内容について明らかにしていただきたいと思います。  二つ目は,郵便で各種証明書等を申請をして,しかも送るという形なり,あるいは住民票の自動交付機を設置をすると,こういうことでありますが,以前に印鑑証明書不正発行の問題がございました。これらについては,印鑑登録自体サービス改善策の中には盛り込まれておりませんが,いずれにしても,各種証明書等につきましては,市民の権利義務にかかわる大変大事な書類でありますので,不正使用,あるいは悪用,こういったことがあってはならないわけでありまして,今度の改善策を実施するに当たりまして,不正,あるいは悪用対策については,どのようにお考えか。これらについてお答えをいただきたいと思います。  次は,同じく補正予算中の清掃費,新港清掃工場管理費について伺います。  今度の改修につきましては,ダイオキシン対策を実施をするというふうに議案研究で伺っているわけであります。  そこで,一つ目といたしまして,どのような改修工事を行うのか,どういった装置を取りつけていくのか,そしてその結果,ダイオキシンがどの程度排出抑制効果が出てくるのか,この点についてお伺いいたします。  二つ日は,それでは,そのようなダイオキシン対策をやるということでありますが,現状はどうなっているのか,どの程度ダイオキシンが排出をされているのか。新港の清掃工場,及び北谷津の清掃工場それぞれについてお答えをいただきたいと思うわけであります。  いずれにしても,ダイオキシンの問題は,さきに柏市の清掃工場が問題になったわけであります。かなり高い濃度で清掃工場からダイオキシンが排出をされている。こういう新聞報道がございました。しかも問題なのは,新鋭工場と言われている流動炉の清掃工場から非常に高い濃度のダイオキシンが出ているということで問題になりました。特に,ダイオキシンの中で,大変数が実際に多いということでありますが,ちょっと私も専門家ではありませんのでわかりませんが,2・3・7・8-四塩化ダイオキシン,これが一番問題だということであります。これは史上最強猛毒物質ということで,例のベトナム戦争アメリカ軍枯れ葉剤として使用して,ベトナム子供たち大変奇形児が発生をしたということで問題になっております。青酸カリの100倍の毒性がある。しかもこれは,自然的には分解をしないということで,どんどん人間が食物連鎖を通じて濃縮をされていくということで非常に問題になっているわけであります。  そういったことを含めて,2点のお答えをいただきたいと思います。  続きまして,議案第176号,児童相談所条例について,及び関連がございますので,196号,教護院関係事務の委託について伺います。  これも,政令都市の必置の施設でありますが,問題は,やはり児童相談所の場合は専門職員が必要になるわけでございまして,専門職員はそうすぐには育成ができない,こういうことがあります。  そこで,県ともいろいろと相談をされているようでありますが,専門職員の配置の計画については,どのように進めておられるか,お答えをいただきたいと思います。  二つ目は,児童相談所をつくりますと,これ一つだけではなかなか機能がしないと,こういうことがございます。  そこで,児童福祉法では,関連をするさまざまな児童福祉施設を列挙してありまして,これらを児童相談所と一緒に整備をすべきだと,こういうふうにされているわけでありますが,これらについて,それぞれどのような整備計画,方針を持っておられるか,お答えをいただきたいと思います。  関連をいたしますが,教護院については,これも児童相談所をつくりますと,必ず置かなければならない,こういう施設とされておりますが,県に対して事務を委託をすると,こういうふうにされております。これについては,実態はどうなっているのか,千葉市の子供たちがどのくらい教護院に今入っているのか,これからについてはどういう見通しであって,最終的に教護院を市が整備をしていくというような方針があるかどうか,これについてもお答えをいただきたいと思います。  次は,議案の第179号,公害防止条例について伺います。  これも,政令都市になりまして,公害関係の事務が千葉市にすべてかかってくるということで,今まで市は,環境保全基本条例公害防止協定に関する条例,二つだけでありましたが,県の条例の提要範囲から外れるということで,新たにつくると,こういうことでありました。  私が全体を読ましていただきましたが,おおむね新しい公害の課題についても盛られております。先端技術産業の問題でありますとか,あるいは生活公害といいますか,カラオケ騒音,あるいは航空機による放送の騒音でありますとか,こういったことが盛り込まれておりますので,その点については評価をしたいと思っているわけでありますが,ただ,非常に大事な問題でありますので,改めてお伺いをするわけであります。  まず一つ目は,市内の環境情勢,これがどうなっているのかということについて,ここ数年の傾向について,基本的な情勢で結構でありますが,お伺いをしたいと思います。  2点目は,この条例案の,環境にかかわる基本的な思想といいますか,考え方についてはどうかという問題。  それから,この条例の,どのような特徴があると言えるのか。この点についてお答えをいただきたいと思っております。  3点目は,今ある環境保全基本条例との関係についてであります。  例えば,環境保全条例では,環境保全計画をつくると,策定をすると,こういったことが文言としてございますし,また今度の公害防止条例の中にも,公害防止計画をつくると,こうなっております。幾つか重複をするような内容もございますし,また,基本的には,環境保全基本条例は,基本条例と名前はついておりますとおり,環境対策公害対策の基本になる条例ではないかと思うわけでありますが,そのような重複を整理をしながら,なおかつ新しい環境情勢といいますか,これに対応した形で私は改定をする必要があるのではないか。本当は,できれば,この公害防止条例と一緒に提案をすべきではなかったのか,こういう感じがするわけでありますが,これについてひとつ御説明をいただきたいと思うわけであります。  4番目は,地域公害防止計画の関係でありますが,本文の中にこれが盛り込まれているわけでありますけれども,既に,これは大臣の指定の中におきまして,県の計画があります。その中に千葉市も入っているということでありますが,それに加えて,千葉市は千葉市の独自の公害行政を推進をしていく立場から,県の計画にさらに,例えば上乗せをするとか,横立ちをしていくとか,こういったような計画をつくるということも必要なんではないか,こう思うわけでありますが,こういった計画については,今後どのように進めていくつもりであるのか。これをひとつ明らかにしていただきたい。  なおかつ,政令都市になって区制になるわけでありますから,各区にはそれぞれの町の特徴がございます。臨海部であるとか,あるいは郊外の緑の多い地域であるとか,あるいは中心部であるとか,それぞれの地域の態様に応じた公害の,あるいは環境の計画が必要なんではないか。こう思うわけでありますけれども,これらについては,やはりこれからどのように進めていくのか,これもひとつお考えを伺いたいと思います。  各条文の方で少し細かく伺いたいと思いますが,まず,17条の関係であります。炭化水素系物質に関する措置が規定をされております。この炭化水素系物質については,いわゆる光化学スモッグの原因になる物質だということで,これに対する規定があるわけでありますけれども,条文の中では,必要な措置をとると,こういうふうになっております。必要というのは,まさに必要だろうということでありますが,しかしこれにつきましては,むしろ今の中におきましては,はっきりと明記をした方がよろしいんではないかという感じがするわけなんです。  東京都の場合ですと,例えばガソリンタンク,あるいはシンナー等の貯蔵所,あるいはクリーニング店なんかのトリクロロエチレンですね,蒸発性,揮発性のものについては,蒸発防止装置の設置を義務づけておりますね。私はこういうところまではっきりと書いた方が徹底するんではないかというふうに考えますので,この点についてはどうか,見解を伺いたいと思います。  それから6点目は,11条の関係であります。これについては,中小企業者に対する公害防止設備を設けたときの技術的な援助,あるいは財政的な援助,こういった規定がございます。  問題は,特に中小の事業所の場合,こういった認識がなかなか持ち得ない問題があろうかと思うんです。今度のトリクロロの問題にいたしましても,結果として,事業者が知らないで非常に合理的ないわば原材料だということで使っていて,それが地下浸透したというようなことがありますので,この点については,市民へのPRですね,パンフレットをつくるとか,あるいは公害防止のためのマニュアルをつくって配布をしていくということが必要ではないかと思いますので,これらについてもどのようになさるのか,伺いたいと思います。  それから7点目は,21条関係,ばい煙等の量の測定の問題であります。これについては,記録をすると,こういうふうになっておりますが,問題は,公害対策をやっていくに当たっては,やはり長期の期間にわたって観測をしながら検討するということが必要なんではないか。そうすると,記録を保存していく必要があるというふうに思います。現在は3年ということになっておりますが,私は,3年では短いのではないかと,こう思うんです。  今,非常に世界で問題になっている病気の場合は5年というようなお話がありますけれども,公害関係の場合は,がんなんか発生する場合には,10年から15年くらいで出てくるというようなことも言われておりますので,事実上重要な観測データにつきましては,むしろ永久保存にしながら,条文にあります調査,研究の資料に活用していくということが必要なんではないかと思いますので,この点もひとつ伺いたいと思います。  それから8点目は,33,34条,特定建設作業の関係であります。くい打ち工事がよく問題になります。これについては,これは,本文に入れるかどうかということはありますが,基本的に住宅地の中においては,いわゆる既製のくいを上からたたいて押し込むと,こういう方式は事実上業者にはやらないような形で指導すべきではないか,こう思うわけであります。  現場で,穴を掘ってコンクリートを流し込んでくいにするような,こういった工法を指導していくということが必要なんではないか,こう思いますので,この点もひとつお答えをいただきたいと思います。  9点目,最後でありますが,40条,屋外燃焼行為の禁止ということでありまして,屋外でごみですとか,あるいはタイヤですとか,こういったものを燃やしてはならないと,こういう規定になっておりますが,但し書きがついております。但し書きで一定の煙ですとか有毒ガスが出ないような焼却炉をつけるとか,その他の方法ならばいいですと,こう規定をされております。  この点は,各地で問題になっていると思うんです。不法な形で空き地ですとが河川敷なんかでそういったものを燃やすと,不法な形で燃やしておりますから,取り締まりにいくと,建設機械で職員を追い回すとか,あるいは何か日本刀を振り回して追いかけたとか,こういったことがよくあるようなんです。ですから,そういう点でいきますと,本文では禁止をしているけれども,あいまいな形の規定でありますと,市の職員自体が苦労するのではないか。結果としてしり抜けになるということもありますので,この点はひとつ明確にすべきではないかというふうに思います。  そこで,特に,焼却炉については,こういう公害防止装置をつけた焼却炉でなければならないとか,そういう規定を設ける。その他の方法というのがありますが,その他の方法というのは特にどういったものなのか,これは,規則で定める必要があるだろうと思うんです。  例えば,よく燃やしているから煙が出ないとか,有毒ガスは分解しちゃうとか,そういった口実でやられたら困りますから,この点もひとつ明確に規定をすべきではないか。こう思いますので,これもひとつお答えをいただきたいと思います。  公害関係は以上です。  次は,議案第180号,動物保護管理条例についてであります。  これも政令都市になりまして,つくらなきゃならぬ条例ということでありますが,特に,犬,猫の関係ですね。団地に犬,猫が飼われておりまして,あちこちでトラブルがよく起こります。特に猫なんかの場合は,野良猫が団地の中でどんどん繁殖しています。確かに子供たちは,なかなか団地の中でそういう動物飼えませんから,かわいがりまして,餌もやりますから,どんどん太って子供をたくさん産みますね。そういうことで,いろいろと問題になっております。  そこで,犬や猫の適正な飼育といいますか,本当にかわいがるということはどういうことなのか,こういった市民啓発が必要ではないか,こう思うわけでありまして,これらについては,どのようにお進めになるおつもりであるか,伺いたいと思うわけであります。  二つ目は,野犬等につきましては,取り締まりというか,捕まえるわけでありますが,動物保護管理センターもできるようでありますが,動物愛護の趣旨を徹底的に生かしていくということになりますと,いわゆる処分ということではなかなか済まない面もあるんではないか,こう思います。  そこで,野犬を有効に生かすというのもおかしいんですが,そういった方法で市民に引き取っていただくような,そういったことも十分やっていく必要があるんではないか。こう思いますので,これらの野犬等の管理といいますか,処分といいますか,これについての方法もひとつお答えをいただきたいと思います。  3番目は,犬,猫の不妊手術ですね,やたらふえては困りますし,またやたらに捨てられても困るということもあるわけでありまして,一方ではPRをしながら,もう一方では子供をとらない家庭の犬,猫につきましては,不妊手術をできるだけ勧めると,こういったことも必要ではないかと思いますので,実際の現行の不妊手術についての助成がどうなっているのか,それをさらに充実をするということで野良猫や野良犬がふえないような,そういったことをこれらを通じてやっていくということも大事だと思いますので,これらの充実策につきましてもあわせてお答えをいただきたいと思います。  次は,議案第194号,195号,全国,関東宝くじ協議会の加入の議案であります。  宝くじが千葉市も利益の配分にあずかれるようになるということでありますが,年末ジャンボ宝くじも売り出されたようでございます。議場の皆さん方も大分お買いになっている方もあるかなと思いますが,結果として千葉市の収入がふえるようですから,東京じゃなくて千葉で買うようにお互いにしたいなと,こう思うわけであります。  そこで,まず宝くじ協に入りますと,千葉市の収入が一体どのくらいあるのか,どういうメリットがあるのかということも含めて,少し見積もりの,腹づもりの額については,お答えをいただきたいと思っております。  2点目は,これも加入した後の対策になると思うわけでありますけれども,いずれにしても,宝くじが市内でどんどん売れれば千葉市の配分金もふえるということでありますので,ふやす対策ですね。あるいは宝くじ売り場を設置をするということが可能であるのかどうか,どんな手続になるのか,この点についても御説明をいただきたいと思います。  次は,議案202号,市営住宅明け渡しの訴訟であります。15件対象がございまして,大分多いわけであります。ただ,市営住宅というのは,本来,低所得者に対して低家賃の住宅を供給するということで,いわば福祉的な施策の内容になるわけなんですね。  ところが,そういった福祉的な対策の一環としてやられている市営住宅の入居者に対して,確かに家賃は滞納しているということは問題があるわけでありますが,裁判をやってまで追い出さなければならない。こういう議案が出てくること自体,私は非常に残念な気持ちが強いわけであります。  そういった点でですね,やはり市営住宅の所管をする市の機関では,やはり入居者に対する指導をもう少し事前に十分やっていく必要があるのではないかという気がするわけなんです。  実は,私,何件か今度の対象になっている方のところを調査をしたわけなんです。余り何人も当たれませんでしたが,まず,Aさんという方にしておきますが,この方は,裁判にかけられるということは全然知らなかったですね,私が電話するまで。確かに何かそんなような,市から文書がきていたようだけれども,私は見ていなかったというようなことを言っているわけなんです。それ自体問題もあるわけですが,そういうような状態。  それから,何で家賃を払わなかったのか,これを聞いてみましたらば,いろいろ,定職がないというか,いわゆるサラリーマンではなくてですね,職人さんでありまして,仕事がありつけなくて結果的に家賃をためたと,督促がきたから,いわば金融機関に借りて1回払った,ところがサラ金に借りたから家賃滞納より以上に苦しい状態になってしまったと,で,妻はもう既に離婚してうちにはいませんというような状態でありましてですね,裁判になる,追い出されるとなると私はどうなるんでしょうかと,こんなようなことを言っておりました。  それから,もう1人の方ですね。この方は奥さんが出ましたが,家族は子供が4人に夫婦2人と6人家族ですね。一番小さいお子さんは中学の1年生の子供さんがいると,こういうことでありまして,一応共稼ぎになっておるようですが,なぜ滞納したのかということについては,電話でありましたし,そばに子供がいるからということでお話ができません,後で相談をしたいと,こういうようなお話でありました。ですから滞納理由がちょっとよくわかりませんでしたが,ただ,市の職員はいつごろ督促等に行きましたかということについては,たしか5月か6月だと,来て,何とか努力をしますというようなことでお帰りをいただいたんですが,その後は全然こなかったということで,裁判になるんですかと,この方も裁判になるというようなことについては自覚がないと,こういう状態であります。  いずれにしても,家賃を滞納した方につきましては,いろんな問題もありますし,また本人の責任に間違いないわけでありますが,さっき言ったような福祉的な施策の一環として市営住宅も経営しているということでありますから,そういった意味で,これは住宅管理課としても十分な指導をやっていただかなければならない,こういうふうに思います。  そこで,実際,滞納者への指導についてはどのようにされておりますか,お答えをいただきたいと思います。  2番目は,15人なら15人についてはどんな滞納理由であったのか。これについて明らかにしていただきたい。  それから,過去,今までも100人くらいおりますでしょうか,家賃滞納で退去をしていただいておりますが,そういう人達はその後一体どんなような生活になるのか,住むうちがなくてホームレスになっているのかどうかとか,そういったことについて,その後追跡の調査をしたことがあればその実態をひとつ明らかにしていただきたいと思います。  第1回目は以上でありますが,通告をいたしました議案188号,屋外広告物条例につきましては,当局の事前説明で了解をいたしましたので,質問は省略をさせていただきたいと思います。 5 ◯議長(長谷川 実君) 答弁を願います。都市整備部長。 6 ◯都市整備部長(高梨竹雄君) 議案162号,新町若松町線千葉駅前地下道整備事業に関しまして4項目ほど御質問がございました。御答弁申し上げます。  まず,質問の1,第2工区の事業費の増加と工期延長の理由についてお答えいたします。  鉄道交差部,すなわち第2工区でございますが,鉄道交差部工事につきましては,昭和63年12月にJRに委託し鋭意施工中でございますが,現場精査並びに交通管理者等との協議の結果,1点目といたしまして,地下道本体の低盤部の地質の不良に伴いまして,鉄道構造物を地下道本体への受けかえに際しまして,一度仮受けました鉄道構造物の再度の仮受けが必要となったことでございます。  2点目といたしまして,1工区寄り,新町側ですが,施工に伴い数次にわたる道路の切り回しによる施工が必要になったこと。  3点目といたしまして,夜間工事の増加に伴いまして保安要員の増強が必要となったこと等によるものでございます。  また,設計,工法の選択,JR等関係機関との協議に当たりましては,施工場所がJR及び京成電鉄と交差し,交通の大変ふくそうした現道の直下であることから,適切と判断される位置でのボーリングによる地質調査,建物等周辺構造物の事前調査を行いました。  設計に当たりましては,鉄道事業者,鉄道高架化利用の商店街を初め,交通管理者等関係機関と協議を重ね,国,県との協議調整の結果,現在施工中の工法,開削工法でございますが,を採用したものであります。当初段階における調査,工法選択,設計は最善であったと判断しております。  しかしながら,事業を進めていくに従い,当初予想し得なかったような事態の発生により,若干の変更を余儀なくされることも,また現実問題としてやむを得ないものと判断しております。  次に,職員の体制についてでございますが,設計協議,工事発注の分野,工事の施工管理及び関係機関との調整の分野に分けまして,少ない人員体制ながら精力的に業務に当たっております。  次,質問の2でございます。全体事業費の見込みについてお答えいたします。  昭和62年11月の事業認可当時の事業費は114億800万円でございます。現時点5次5か年では,138億5,900万円余となっております。  次に質問の3,平成7年度完成の見通しについてでございますが,現時点では,平成7年度完成予定の変更はございません。  なお,第2工区について工期を1年延長するわけでございますが,全体の事業につきましては,五つの工区に分割し,それぞれの条件が整ったところから着工しているものでございます。幸い第2工区は最初に本格着工いたしたところでございますので,全体工程に支障を生ずることはございません。  次に,安全施工についてお答えいたします。  御承知のように,駅前地下道工事は,駅前の人と車の交通がふくそうし,しかも外房線,京成線と交差し,沿線の建物等に接近した非常に困難な市街地における土木工事であります。このため,市民の安全を確保すべく必要な計画設計施工を,市街地土木工事公衆災害防止対策要綱に基づき事業を行っているところでございます。本工事は,山岳トンネルやシールド工事等の施工方法ではなく,現道上での開削工事であります。施工方法といたしましては,掘削に先立ちまして,両側に仮の土留めを設けまして路面を鋼製の覆土板で覆います。そして,支保工を施しながら所定の深さ,最大で14メーターあるわけですけれども,掘り下げ,ボックス型のコンクリート構造物を建設するものであります。  工事の施工に当たりましては,交通管理者,交通事業者,地下埋設物等の占用者等と協議をし,周辺住民の御理解をいただいて実施しておるところでございます。  施工業者とは,作業ヤード,作業時間帯等,制約された中での施工でございます。日々の作業内容を把握することにより,工事災害の防止に努めているところでございます。  駅前地下道工事は開削工法でございますので,一時的な降雨は水中ポンプにより常時地下水を排除しております。今回の大雨でも,能力的には問題はございませんでした。  現場作業は昼夜行っておりますが,特に夜間作業に当たっては,事前に交通管理者,交通事業者等と協議いたしまして,所定の保安員を配備し,事故防止に努めております。  なお,万が一の事故の発生を想定し,緊急連絡体制を整え,常時対応できるよう定期的に,これは月1回ですが,全工区にわたり工程会議,これは施工計画,安全対策,パトロール等実施いたしております。  なお,本工事現場におきましては,おかげさまで今までのところ,労働災害の発生はございません。今後とも事故の未然防止に万全を期してまいる所存でございます。  終わります。 7 ◯議長(長谷川 実君) 市民センター部長。 8 ◯市民センター部長(平井通矢君) 議案第162号の補正予算のうち,戸籍住民基本台帳費のサービス対策費について2点の御質問がございましたので,お答え申し上げます。  まず最初に,住民サービス改善策とその内容についてでございますが,政令指定都市移行日の平成4年4月1日から五つの事業の実施を考えております。  その一つは,既存のオンラインシステム等を有効的に活用いたしまして,区役所の所管区域を超えて業務を取り扱おうとするものでございます。  一例を申し上げれば,A区役所においてB区役所分の住民票の写しなどの各種証明書の交付等の手続ができるということでございます。  二つ目としまして,住民票の写しの自動交付機を公民館またはコミュニティセンター等の10カ所に設置いたしまして,より身近な場所において住民票の写しを交付しようとするものでございます。  三つ目は,本市内の88カ所の郵便局の窓口に申請書及び封筒を備えつけ,住民票の写し,戸籍謄抄本などの証明書の申請手続ができるようにしようとするものでございます。  この証明書の中で,年金の現況証明書につきましては,認証後区役所から社会保険事務所などに送付いたす考えでおります。  四つ目は,区役所の税務課に設置する模写電送機器と市民センターに設置してある模写電送機器等専用回線で接続し,税関係の現年分の証明書を交付しようとするものでございます。  五つ目は,歩行等の困難な第1種身体障害者及び寝たきり老人等に対しまして,電話申請に基づき作成いたしました住民票の写し,戸籍謄抄本などの証明書を直接申請者に交付する制度,いわゆる宅配サービスを実施しようとするものでございます。  ただいま申し上げました五つの事業を実施することによりまして,他の政令指定都市,類似都市と比較し,良好なサービスが実施できるものと存じております。  次に,不正使用対策についてお答え申し上げます。
     不正使用対策につきましては,市民の財産,プライバシー等を守ることは市の責務と考えておりますので,最大の注意を払って対応する所存でございます。住民票の写しの自動交付機の使用に必要な市民カードの配布に当たりましては,申請書へ記載する必要がなく,このカードで住民票の写しをとることが可能でありますので,印鑑登録証の交付申請時と同様に,運転免許証などによる本人確認をし,また,盗難,忘失などの対策として,本人申請に基づく4けたの暗唱番号制度の採用などを考えております。  さらに,郵便局に申請書,及び封筒を置き,郵送での手続の実施により,郵送申請がさらに増加することが考えられますので,申請書のチェック,送付先のチェックなどを厳格にし,適切に対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 9 ◯議長(長谷川 実君) 清掃局次長。 10 ◯清掃局次長(古川 誠君) 議案第162号,一般会計補正予算中,新港清掃工場管理費についてお答え申し上げます。  まず,改修工事の内容でございますが,焼却炉内の燃焼温度の安定維持を図るための簡易自動燃焼装置の設置,それと煙突の出口の一酸化炭素濃度及び炉の出口の排ガス中の酸素濃度を監視するための連続分析計の設置でございます。  簡易自動燃焼装置の性能はということですけれども,燃焼温度の安定化を図ることによりまして,炉内の不完全燃焼の抑制を図るものでございます。  このことによりまして,ダイオキシンの発生量を現在のおよそ2分の1程度に抑えることができるかなと,このように考えております。  次に,清掃工場ダイオキシン排出の実態でございますが,清掃工場におけるダイオキシン類につきましては,先に厚生省から示されましたごみ処理にかかわるダイオキシン類発生防止対策の推進についてのガイドラインの指標に沿って管理運転をしておるところでございますが,ことしの3月に行った測定結果によりますと,新港清掃工場が1ノルマル立米当たり8.4ナノグラム,それから北谷津につきましては,3.9ナノグラムでございました。今後ともさらに運転管理の充実を図るとともに,十分な監視体制を図り,発生防止に努力をしてまいりたいと,このように考えております。  以上でございます。 11 ◯議長(長谷川 実君) 福祉部長。 12 ◯福祉部長(伊藤友一君) 私からは,議案第176号,児童相談所の設置条例,及び第196号,教護院の業務委託議案につきましての御質問にお答えを申し上げます。  まず,議案第176号の児童相談所関係でございますが,児童相談所行政につきましては,本市において初めての行政分野でございまして,多くの専門職員を必要とするものでございます。専門職といたしましては,児童福祉士,児童相談員,心理判定員,児童指導員等が必要でございます。家庭,学校等からの相談に応じ,調査,判定を行うとともに,必要に応じて児童を一時的に保護する業務等を行うことでございます。  現在,本市においては,千葉県中央児童相談所に児童福祉士,児童相談員,心理判定員,児童指導員等の資格を持つ職員を派遣しており,業務が円滑に遂行できるよう研修をお願いいたしているところでございます。  いずれにいたしましても,この業務の執行に当たりましては,遺漏のないように努めてまいりたいと存じております。御理解のほどをお願い申し上げたいと存じます。  それから,議案第196号,教護院についての御質問でございますが,現在千葉市内の児童を措置委託しております県立生実学校では,定員80名施設でございまして,本年度の措置状況は29名でございます。そのうち千葉市関係は5名となっております。年々措置数が減少傾向にあるので,将来にわたり千葉県と協議しながら委託してまいりたいと考えております。  次に,乳児院,養護施設でございますが,これらの施設は,現在千葉県内に16カ所ございます。そのうち1カ所ずつ県立がございます。このように,民間施設が多く,これらの民間施設の運営状況等を勘案し,県と協議しながら適切に対応してまいりたいと考えております。  また,障害施設につきましても,千葉市の現況を踏まえ,県と協議を重ね,対応してまいりたいと考えておるのでございます。  以上でございます。 13 ◯議長(長谷川 実君) 環境部長。 14 ◯環境部長(山中芳夫君) 議案第179号,公害防止条例につきまして9点の御質問をいただきましたので,順次お答えを申し上げます。  まず第1点目の,本市の環境状況につきましてここ数年の傾向はどうかという御質問でございます。  まず,大気汚染につきましては,代表的汚染物質でございます二酸化硫黄につきましては,すべて環境基準を満足しておる状況でございます。しかしながら自動車を中心といたします二酸化窒素の環境基準の達成状況は,近年,市の西部地域,幕張等の地域でございますが,いわゆる東京に近い方のところの測定局におきまして環境基準を超える状況が出てまいっておるところでございます。  次に,水質汚濁の状況でございますが,人の健康の保護に関します環境基準につきましては,すべて基準を満足しておる状況でございます。  しかしながら,生活環境の保全に関する環境基準につきましては,大気については,環境基準をすべて達成しておりますけれども,河川の環境基準の達成状況は未達成の状況でございます。  そういたしまして,近年の状況といたしましても,水質は横ばいの状況にあるのが市の現状でございます。  次に,本条例案の環境保全の基本的考え方,すなわち市の今回の条例の特徴,そういうものはどうかという御質問でございます。  今回の条例案の環境保全の基本的な考え方でございますが,市民の健康で文化的な生活の確保をする上におきまして,公害の防止が重要であることを認識いたしまして,公害防止の施策に関する必要事項を定めておるものでございます。  したがいまして,本条例の特徴的なことは,典型7公害に対します各種の措置であるということでございます。とりわけ,昨今の都市生活型公害に対する対処,さらにまた先端産業等の新しい産業の形態に対する対処,そういうものを含んでおるわけでございます。  次に,本市が環境保全の基本条例というものを持っているわけでございますが,それとの今回の条例との重複があるのではないかという御質問でございます。  環境保全基本条例につきましては,広く自然保護を含めまして,環境事象全般を対象として基本的な事項を定めておるわけでございますが,今回の公害防止条例案はその中のうちの公害事象,典型7公害に絞って具体的に各種の規制措置を規定したものでございます。  したがいまして,重複はないものであるわけでございますが,自然保護や,あるいは快適環境などの環境問題につきましては,現在作成中の環境保全情報プランというものの中で改定環境計画等の作成を検討いたしておりますので,その検討結果を待ちまして対応してまいりたいと考えているところでございます。  次に,地域公害防止計画,及び各地区の計画の策定についてのお尋ねでございます。  本市は,御承知のように公害対策基本法に基づきまして,千葉地域公害防止計画の策定地域となっておりますので,この計画に基づきまして各種事業を実施しておるところでございます。  また,御指摘の地区の計画の策定につきましては,先ほど申しました環境情報プランの中で,自然的あるいは社会的条件の違いを加味しながら地区計画を現在検討しておりますので,その検討結果を踏まえまして今後対応してまいりたいと考えております。  次に,17条関係の炭化水素物質に関する規制のうち必要な措置とはとの御質問でございます。  必要な措置とは,炭化水素の具体的な排出抑制策のことでございまして,これにつきましては,県の委譲事務に伴いまして,来年の4月に市の炭化水素の抑制の指導要綱を作成することになっております。その中で具体的に蒸気変換等の防止策を実施するように指導してまいりたいと考えているところでございます。  次に,11条関係の市長の援助についての御質問でございます。  積極的にその援助について市民へのPRをすべきではないかという御質問でございます。PRにつきましては,パンフレットの作成や,あるいは環境白書を通じまして紹介し,PRに努めてきておるところでございます。  とりわけ,中小企業者公害防止を推進する上で援助は重要なことでございますので,今後とも積極的にPRに努めてまいりたいと考えております。  次に,第21条関係のばい煙等の量の測定の記録に関してでございます。測定の記録を永久保存すべきではないかという御質問でございます。この条項につきましては,事業者にばい煙等の排出基準の遵守のために,自主管理を目的として測定させておるものでございますので,大方の公害関係の法令でも,実施測定の結果は3年間保存ということになっておりますので,一応3年間といたしたいと考えております。  議員御指摘の趣旨につきましては,行政が別途工場の排出監視のデータを持っておりますので,それらについては,議員御指摘の点も踏まえまして,検討してまいりたいと考えております。  次に,33条,34条関係の特定建設作業について,住宅地におきますくい打ち作業につきましては,現在,アースドリル方式と申しまして,音の低いものを指導しておりますので,今後とも一層その指導を強化していきたいと考えております。  最後に,40条関係の屋外燃焼行為の禁止につきましてでございますが,焼却炉の公害防止装置の基準につきましては,大気汚染防止法のばい煙発生施設の規制基準がございます。また,その他の方法についてのお尋ねでございますが,例えば,ドラム缶,あるいは囲い等を行いまして,少しずつ燃焼することによりまして飛散等を防止するという趣旨でございますので,御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 15 ◯議長(長谷川 実君) 保健衛生部長。 16 ◯保健衛生部長(小川 清君) 議案第180号,動物保護管理条例についての御質問,3点いたたきました。  まず,犬,猫等の適正な飼養,愛護について,市民への啓発はどのようにやっているのかということでございます。  現在,市政だよりや動物保護及び管理関係の啓発用のパンフレットを作成いたしまして,また,下敷き等も作成いたしまして,これらを活用して市民への動物愛護思想の普及,啓発活動を行っているところでございます。  また,毎年の6月には,動物の正しい飼い方推進月間,それから11月には動物による被害防止対策強化月間を設定いたしまして,保健所を中心といたしまして,市民への啓発を行っておるところでございます。  なおまた,主要な行事ということで,県と共催で毎年9月に,マリンピアで開催いたしておりますが,動物愛護週間行事ということで行っております。  それから,6月15日には,県民の日の行事の一つといたしまして,千葉ポートフェスティバルということで,動物愛護コーナーを設定いたしまして,千葉市も参加して,直接市民への動物愛護を呼びかけておるところでございます。  次に,野犬等の引き取り手を募る対策でございます。  現在,これから建設を進めております仮称千葉市動物保護指導センターには,動物愛護思想の普及啓発のための展示場,さらに相談室,小動物の手術室にあわせまして,処分施設を設置しようとしているものでございます。  収容した動物でございますが,収容の所有者へ返還,あるいは動物の飼養を希望する者へ譲渡するなど,動物にできる限り生存の機会を与えるよう努めてまいりたいと考えております。  なお,動物保護指導センターが開設した段階では,定期的に譲渡会などを開きまして,これらにかかわるPRに努めてまいりたいと考えております。  次に,犬,猫の不妊手術の助成充実対策についてでございます。  これについてでございますが,大の不妊手術につきましては,千葉市は昭和46年度からその助成制度を実施いたしておりまして,平成2年度の実績では700頭ということになってございます。  犬につきましては,狂犬病予防法で登録が義務づけられておりますことから,その所有がどうかということの把握はできるのでございますけれども,猫ということになりますと,その市民の飼い主ということと猫との確認も難しいこともございまして,現在,充実策方ということにつきましては,PRを通しまして,飼い主の方に不妊手術ということをお願いしているということの実情でございます。  以上で終わります。 17 ◯議長(長谷川 実君) 財政部長。 18 ◯財政部長(島田行信君) 議案第194号並びに195号の宝くじについてお答えを申し上げます。  政令指定都市になりますと,法律の定めるところによりまして,自治大臣の許可を受けまして宝くじが発売できるわけでございますが,この許可は,宝くじの種類ごとに協議会単位で行われております。このため,本市も発売に関する事務を共同で管理し,執行するためにつくられております宝くじ事務協議会に加入する必要がございます。  この加入につきましては,地方自治法の規定に基づきまして,議会の御議決を必要といたしますので,御提案申し上げたものでございます。  議案194号は,全国自治宝くじの協議会,議案第195号は関東中部東北自治宝くじの協議会と,こういうことでございます。  そこで,お尋ねの収入見込み額でございますが,平成4年度の宝くじの全体の発売額の調整がまだなされておりませんので,現時点では本市の収入がどのくらいになるかということは,まだ明確ではございません。  しかしながら,平成2年度の実績で推計をいたしてみますと,平成2年度,全国では宝くじの発売総額が約6,200億ございました。このうち千葉県での発売は,全国シェアーが2.67%でございまして,約166億ぐらいでございます。この宝くじの発売額の41%が発行団体の収入となってまいりますので,千葉県には約68億円ぐらいが配分されているというふうに数字上はなっております。平成4年度からは,千葉県の収益の一部を千葉市がいただくということになるわけでございますが,県内の発売のうち本市での発売実績がおおむね2割ぐらいでございますので,20%といたしまして試算をいたしますと,約10億円ほどかなと,こんなことでございます。  なお,発売予定額及び収入見込み額につきましては,新年度予算の中で詳細に詰めてまいりたいと,こういうふうに考えております。  2点目は,増収対策として,宝くじ売り場の設置等についてのお尋ねでございますが,宝くじの収益金は,原則といたしまして,ただいま申し上げましたように,地域内の発売実績がベースとなって配分をされておるものでございます。  したがいまして,できるだけ千葉市内での宝くじの発売額がふえることが収益金が多くなるということで,お話のとおりでございますが,売り場は市が直接設置をするものでございませんので,受託をしております銀行がそれぞれの条件を見ながら設置をいたしております。  今後,市内の売り上げが伸びるように,売り場の増設,あるいは市民の皆さんへのPR等につきまして,受託銀行とよく相談をしてまいりたいと,こういうふうに考えております。  以上で終わります。 19 ◯議長(長谷川 実君) 建築部長。 20 ◯建築部長(奥  貢君) 議案第202号,訴えの提起について2点ほどの御質問がございましたので,順次お答えいたします。  まず第1点目の,家賃滞納者への指導についてでございますが,市営住宅家賃が納付期限までに納付されないときには,督促状を発送し,なお納付のないときには,3カ月ごとに催告状を発送するなど納付を促しております。同時に,連帯保証人に対しまして,納付の協力依頼を実施するなど,滞納家賃の解消に努めております。  しかしながら,滞納者の中には,母子家庭や世帯主の死亡,不慮の事故などにより生活困窮となるケースもございますので,このような場合には,関係局部と連携を図るなどしまして,指導を実施しておるところでございます。  さらに,長期滞納者には,生活の状況,収入状況等事情を聴取しまして,無理のない納付誓約をしていただくなど,個々の実情に合った納付をお願いしておるところでございます。  次に,御質問の2点目でございますが,滞納理由と退去実施後の生活状況についてでございますが,滞納となる原因といたしましては,支払い能力がありながら支払わない者,勤労意欲のない者などさまざまな理由がございます。  次に,退去実施後の生活状況でございますが,退去後生活に困らないよう,市としましては,生活の指導,住宅の確保などの指導を実施しており,一般的には会社の社宅や民間アパートを借りたりして生活しております。  終わります。 21 ◯議長(長谷川 実君) 布施議員。 22 ◯15番(布施貴良君) 御説明をいただきまして,おおむね理解はできたんでありますが,なお二,三お尋ねをいたしたいと思います。  千葉駅前の地下道につきましては,いろいろと安全対策を含めて御努力をいただいているようでありますが,いずれにしても事業費がもう既に24億プラスになっているようであります。相当な金額のかさむ事業でありますので,そういう中で事故が起こったら困りますので,特に事故の安全対策については,いま一度見直しをしていただいて,万全の工事を進めていただきたいと思うわけであります。  この点は以上でお願いをしたいと思います。  それから次は,市民サービス対策でありますが,いろいろと改善策を実施をするということでありまして,この点は一歩前進だろうと思うんですね。評価をいたしたいと思うわけでありますけれども,ただこれが実際問題としてスムーズにいくのかどうか,あるいはどのくらい需要があるかどうかということも含めて,実施に当たっては十分いろいろと配慮をしてもらいたい,こう思います。  そこで,例えば,住民票の写しの自動交付機なんですけれども,私の地元の高洲とか高浜なんかの場合は,高洲連絡所が廃止になりまして,特に,年寄りなんかが大分不満の声が強かったんですね。車もありませんし,歩いても行けないし,自転車でも遠いということがありますので,連絡所をぜひ復活してもらいたい,こういう強い要望がありました。  そこで,これができた場合に,その点は一歩前進にはなるわけなんですが,今申し上げましたとおり,お年寄りですから,どうも機械は苦手なんじゃないかと思うんです。この点で,カードを何とかいただいたとしても,果たしてうまく自動交付機使いこなせるかどうかと,こういう問題があります。そうすると,もうちょっとしたところなんですが,機械を置く場所なんかも十分考えてもらわなくちゃならないと思うんです。高洲の場合は,コミュニティセンターに置くということになるんですが,ちょっと離れたところに置きますと,恐らく年寄りがうろうろしまして,結果として一々コミュニティの職員が出ていってお手伝いするという格好になると思うんです。そこで不満が出ちゃうとまずいということもありますし,そんなようなことがないような形で考えていかなくちゃならないじゃないかなと,こう思うんです。それらについては,どんな配慮を今考えているか,お尋ねをしておきたいと思います。  それから,郵送の場合ですね。これは,それほど問題はないのではないかなという感じもしますけれども,ただ,確かに郵送で申請書を送ったけれどもなかなかこないというようなこともあり得るんではないかと思うんです。  これは,よそで実施されているところはどういうふうにされているか私も調べてありませんが,例えば,その辺の確認のために,各郵便局には簡単な住所,氏名,どういう証明書を依頼したのか,何か受付簿みたいなものが必要かなという感じもしますが,こんなことについてはどうなのか。この辺ひとつお答えをいただきたいと思っております。  いずれにしても,郵便局の窓口にしても,何らかの十分な打ち合わせといいますか,綿密なお願い事項が必要だろうと思いますし,また,自動交付機を置くような公民館だとかコミュニティセンターですね,この職員との連携,これも必要なんではないかと思うんです。あるいはまた,直接所管をする各区役所の窓口,あるいは市民センターの窓口等では,郵送したものについて点検をするとか,申請者との連絡でありますとか,細かい仕事が出てくるかと思うんです。そういう点でやっぱり現場の研修といいますか,あるいは打ち合わせが十分なければならない,こんなふうに思いますので,それについても,要望ですが,十分やっていただきたい,こう思うわけであります。  幾つか伺ったことありますが,お答えをいただきたいと思います。  清掃工場については,御説明で了解をいたしましたが,いずれにしても,ダイオキシンというのは,市民がある意味では必要以上に,わからない点もありまして,不安を持つということがありますから,これらの対策については,今後とも十分やっていただきたい,こう思います。  児童相談所につきましては,わかりました。了解いたしましたので,ひとつ立派なものをつくって,事務を進めていただきたいと思います。  179号の公害防止条例であります。  部長の方からいろいろ御説明をいただいたわけでありますが,個々の条文につきましては,ひとつ十分,委員会の審議も尽くしていただきまして,必要な改善,あるいは対策等につきましては,ひとつこれからもいろいろと検討していただいて,進めてもらいたいと思っております。  まず一つ目は,環境保全基本条例,これは環境情報プランを作成をしていく中で検討をすると,こういうお話であります。これはぜひやっていただきたいと思っております。公害防止条例全体を通じて私が感ずる点なんですけれども,例えば,市民の環境権ということが既に権利として定着をしてきております。これは,全体の条例の中で貫かれているというふうにも思うわけですが,しかしこれを一項うたうということは,市の当局としての姿勢を示すこともありますし,また市民のいろんな意味での自覚を促すという点で,私は必要ではないのかというふうに思うんです。  川崎の条例も見せてもらいましたけれども,明確に市民の環境権というのをうたってあるんですね。条文の中にあります。それを踏まえて川崎の場合は,今ある環境を単に守る,これ以上悪くさせないというだけではなくて,さらに環境をよくしていくんだと,本来は,例えば二酸化窒素にしても,あるいは二酸化硫黄にしても,なかったんですから,それをゼロにするわけにはもちろんいかないと思いますけれども,それに近づけていく,いい環境を取り戻していく,こういう考え方,あるいはまた環境を人工的な意味で,人工的なものであっても快適な環境を創造していくと,これは単に環境行政ということだけではなくて,都市計画だとかいろんな分野にまたがっていくと思うんです。そういう環境を創造していくと,こういぅような考え方をぜひ明確にしていくべきではないか。その大もとになるのが環境保全基本条例だと,こういう部長の説明ですから,ひとつこの条例を改定をして,そういった市民の環境権でありますとか,環境を回復をし,快適にしていくと,こういった姿勢というものをここにうたっていく必要があるんではないか,こう思うんです。  それから,いま一つは,地球環境の問題が論議をされています。オゾンホールの問題ですとか,いろいろ出ておりますが,やはり,これは千葉市民だけ,あるいはこの市内だけいい環境というのは,これは到底不可能でありますし,要するに,地球環境をよくするために日本が努力をするとか,あるいは日本の環境をよくするために,首都圏の環境をよくするために千葉市民として努力していくと,そういったことを含めて,やはり新しい環境問題に対する対応,それに対する市及び市民の責務というか,このことも明確にしていくということも大事ではなかろうか,こう思いますので,やはり,環境保全基本条例の改定については,環境情報プランを作成をした中でというお話もありましたが,早速新年度でもってどんどん一緒に検討してもらいたいと,こう思いますが,これはひとつ決意としてもう一度お伺いをいたしたいと思います。  それから,40条の関係です。その他の方法というのは,ドラム缶で少しずつ燃やすとかというお話もありました。そういうことである意味ではまじめな形でやっていただければ問題はないだろうとは思うんですけれども,実は,そういうことの中で意外とトラブルが起こると思うんですね。  例えば,隣の方が空き地でドラム缶を持ち出してきて燃やすと,そうすると,そのまたお隣の方が文句言うとか,そういったこともあります。それこそ住民同士であれば,話し合いで解決がつくかもしれませんけれども,そうではない,業者まがいの方と言ったらいいんでしょうか,そういう方が何か燃やしたり何かする場合には,非常に問題が起こってくると思うんです。
     今,清掃部の方も一生懸命頑張ってもらっておりますが,千葉市もごみ減らしのために焼却炉を各町内会に設置をさせてもらって燃やすというようなこともやっております。そのくらいは大丈夫だろうとは思いますが,そういったごみ問題を通じて,いや,おれはごみの減量に協力しているんだと,そういうような口実をもちまして燃やすということも場合によったら出てくるんではないか。そのためにやはりきちんとした規則というか,マニュアルをつくって指導していくということが必要だと思いますので,これはひとつ指摘ということで申し上げておきたいと思います。  180号の動物保護管理条例については,わかりました。ひとつ常任委員会の論議にあとはゆだねてまいりたいと思います。  宝くじも同様であります。  市営住宅でありますが,家賃滞納者への指導については,いろいろとやっていただいているようではありますが,ただ,なかなかそのことが本人に伝わっていない気持ちがするんです。私も2人しか連絡とっていませんからわかりませんけど,どうも裁判やられているという感じがしないわけですよ。今,部長が言われたような形で3カ月ごとに督促状を出すとか,あるいは連帯保証人にも話をして払うように言ってもらうとか,そういったことを本当にやられたら,もうちょっとこの数が少なくなるんじゃないかと思うんです。  確かにいろいろな事情でうちにいられないから逃げちゃっていると,時々帰ってくるというような人もいるかもわかりませんけれども,その辺はひとつ,お忙しい中で大変かとは思うんですが,裁判やるというのは大変なことですから,最終的な確認の意味で,やはり事前に話をするようなことができないのかどうか。ひとつ今後ともその辺は検討していただきたいと,こう思うわけであります。  これは,次の議会では,訴えていくということが,件数として少なくなるような努力をお願いをしておきたいと思うんです。  以上で2回目を終わります。(通告時間終了5分前の合図) 23 ◯議長(長谷川 実君) 市民センター部長。 24 ◯市民センター部長(平井通矢君) 再質問にお答え申し上げます。  住民票の自動交付機になれていないお年寄りに対しどのように配慮しているのかというお尋ねでございますが,この交付機は,画面表示方式,音声による操作順序の案内,また別に操作順序を案内する案内板の設置を予定いたしております。対応できるのではないかと考えておりますが,問い合わせがあった場合には対処できるように配慮したいと考えております。  次に,郵送申請に係るチェックはどうするのかというお尋ねでございますが,申請書のチェック,及び内容等のチェックにつきましては,区役所の市民課で対応することになりますので,適正に処理してまいりたいと考えております。  以上で終わります。 25 ◯議長(長谷川 実君) 環境部長。 26 ◯環境部長(山中芳夫君) 公害防止条例につきまして再質問にお答えいたします。  環境基本条例を改正して明記し,かつまた地球環境問題等の問題についても市民の責務を明記すべきではないかという御質問,また,環境部としての今後の決意のほどをということでございます。  議員御指摘のとおり,環境問題につきましては,公害の時代から快適環境の創造,さらにはまた地球環境問題の対応ということが流れとしてはございます。  今回の公害防止条例は,典型7公害に限定したということでございまして,この点については御理解いただきたいと思うわけでございますが,今後の方向といたしまして,先ほど申しましたように,関係部局から成ります検討会を設けまして,それらの今後の環境保全のあり方について,検討を進めてきておりまして,来年度最終取りまとめにするという段階にきておりますので,一刻も早くそういうものを取りまとめまして,環境保全の新たな対応策,全体計画を提示いたしまして,新しい環境,今日的な環境行政の具体的な計画を提示してまいりたいと考えております。  以上でございます。 27 ◯議長(長谷川 実君) 布施議員。 28 ◯15番(布施貴良君) 質疑は以上で終わりまして,あとは常任委員会の討議にお任せをいたしたいと思います。  以上で終わります。 29 ◯議長(長谷川 実君) 布施貴良議員の質疑を終わります。  次に移ります。42番・宮野禎一議員。 30 ◯42番(宮野禎一君) 本議会に付託された議案について質疑を行います。  なお,ただいまの質問で5点ほど質問項目がダブっておりますが,角度を変えて必要なところは質問いたします。ぴったりダブったところは省略いたしますので,御協力のほどをお願いします。  今回の議案の特徴の第一は,来年4月の政令指定都市移行を目前にして,区役所設置等六つの行政区とする課題や,県からの移譲事務等に関する条例の整備と,事務,施設にかかわる補正予算が提案されていることであります。  政令指定都市への移行が,市民にとって便利で住みよい政令指定都市となり得るかどうかが問われているとき,今回の議案が,文字どおり市民に歓迎されるものとなっているかどうか,検討されなければならないと思います。  その意味では,提案されている議案第173号,千葉市区の設置等に関する条例の制定についてと,議案第162号中,地区市民センター等整備事業費市民サービス対策費について質問します。  議案第173号は,政令指定都市移行に伴い,区の設置並びに区の事務所の位置,名称,所管区域について,必要な事項を定めるため条例を制定しようとするものでありますが,しかしこの条例案の附則第2項で,千葉市役所支所設置条例は廃止するとされています。  条例手続としては当然でありますが,問題は,当議会でもたびたび取り上げられた地区市民センターを廃止せず存続するかどうかであります。  当局は,本条例案とあわせて地区市民センターの見直しを行ったということでありますが,昭和12年に開設された検見川地区市民センター,昭和29年に開設された幕張地区市民センターなどは,住民が強く存続を求めているところでありますが,廃止するということは,議案の何ページに出ているのか,答弁を求めます。  また,もし廃止するとするならば,住民に納得を得られるよう,その理由を明らかにすべきですが,答弁を求めます。  また,議案第162号中,市民センター整備費,市民サービス対策費等で,市民サービスを新たに5事業行うとして,公民館10ヵ所で自動交付機を,市内郵便局88カ所で証明関係事務の郵送手続を行えるようにするなど,提案されています。これらサービスについて質問いたします。  その1は,自動交付機では,住民票しか受けられないということですが,なぜ他の事務を行わないのか,その理由を明らかにされたい。  その2は,郵便局では,書類があるというだけで,往復の切手は本人持ちとされていますが,市の方が受け取る,すなわち往便を着払いとすべきですが,なぜできないのか。また,ここには自動交付機の設置はなぜできないのか。  その3は,これらサービスを行う施設は,公民館,コミュニティセンター,それに郵便局ということでありますが,これら施設には休日がございます。特に勤労者,パートに出ている主婦にとって,市役所関係の手続を土曜日,日曜日などに行えれば便利でありますが,土曜日,日曜日,月曜日など,市民サービスを受けられるようにこれらが休館などでできないような問題が起こります。受けられるようにする必要があるのではないか,答弁を求めるところであります。  そして四つ目には,障害者,寝たきり老人には電話申請によって宅配サービスがされるということでございますが,高齢者にも,とりわけ体が不自由で寝たきりまではいかないが,電話で申請される方には拡充する方法はとらないのかどうか。  以上,4点について,サービスについて伺います。  議案162号中,付き添い看護料差額助成費についてですが,一定の役割を持つものでありますが,慣行料金とその負担に悩まされる市民にとって,支払い期間が3カ月後となっているため,1カ月分でも30万円から約20万円超える状況になっております。3カ月で90万円というような方も出てくるわけでありますから,これらを都合つけるのは大変であります。  このような市民の悩みを解決するために,支払い期日を1カ月過ぎにするとか,支払いがなされるまでの間,国民健康保険の高額医療費のような貸し付け制度とか,無利子融資制度を設置すべきと思うが,検討されなかったのかどうか,答弁を求めます。  また,議案162号中,清掃費で,新港清掃工場管理費としてダイオキシン対策9,900万円が提案されています。新港清掃工場は建設されてから17年もたち,定期検査,補修など,手を加えながら寿命をながらえているところでありますが,今回,ダイオキシン抑制対策として二つの装置を設置するということになりましたが,これらの対策は当然であり,その効果については先ほど答弁されたとおりだと思います。  その分は省略しまして,我が党は,従来より清掃工場ダイオキシン対策を求めてきましたが,当時は,厚生省のガイドラインができるまでとか,抑制する対策を含め検討する等々としてまいりました。二つの装置をつけてダイオキシンの抑制策をとるとのことでありますが,このくらいのことはやる気になればできたのではなかったんでしょうか。もっと根本的対策に全力を挙げるべきではないのか,御答弁をいただきたいと思います。  町田市などでは,大学などとの協力を得て独自に今までも検討され,ダイオキシン対策に積極的に取り組んでいると言われております。当局の答弁を求めます。  2番目は,新港清掃工場ダイオキシン抑制は,公害対策としては当然でありますが,さらにさきに周辺企業群からも臭気問題など苦情が寄せられていました。夏など清掃車の長時間待機もその一つとされていると思いますが,今回苦情に対応して市当局としてどんな措置を講じたのか。以上,2点の答弁を求めます。  次に,議案第176号,千葉市児童相談所条例の制定についてであります。  来年4月1日発足する際,その組織体制は所長以下職員数は合計28人とのことであります。先ほど答弁がありました専門的な資格,特別の資格,また職名を有する職員を置かなければならないのは,地方自治法別表6表で示されているとおりでございますが,先ほどの答弁を質問せずに,さらに市職員でこれらの資格,職名を有する者を今派遣して養成中であるということでございましたが,何名養成して28名中充足できる見通しか,足らない分は県の方に要請しているのかどうか,この点について伺います。  第2番目は,判定された児童の措置機能として,救護施設及び養護施設が必要でありますが,県の場合は県の施設に連携をすることは可能であります。先ほどの答弁によりますと,千葉市は,先ほど県内の16の民間施設にお願いするということでありますが,既にルートの保障はとれているのかどうか,その点を別途伺います。  第3の問題は,相談所の建物についてでありますが,当初は,プレハブで出発するとのことであります。先行きどうなるのか,施設はきちんとしたものをつくる必要があると思うが,答弁を求めます。  議案第179号,千葉市公害防止条例の制定について。  今回,公害対策を総合的に推進するということで,公害防止に関する施策の基本となる事項,その他公害防止に関する必要な事項を定めるため,本条例が提出されております。  千葉市はこの間,千葉県公害防止条例,昭和46年4月制定と,千葉市公害防止協定の締結等に関する条例,昭和46年4月制定という条例に基づいて,対企業,県,市という間で3者協定や2者協定の範囲で公害行政を行ってまいりました。これというのも,昭和46年2月,千葉市民による千葉市の公害を何とか排除してほしい,千葉市は真剣に取り組んでほしいということで,千葉市公害防止条例制定に関する直接請求運動が起こりました。市民署名7万名余りの署名をもって特別の臨時議会,これが開かれて,これが否決はされましたけれども,これらの市民の大きな公害に対する関心のもと,2月のあと4月にこれらの条例が制定されていったという経過があることを思い起こす必要があると思います。  そういう中で,千葉市としては,今回初めて総合的に推進する条例をつくるわけであります。この点について,条例について伺います。  第1は,条例と既存の他の条例との関係はどうなるか。具体的には,先ほど千葉市環境保全基本条例,昭和46年4月,同時につくられたものとの関係でございますが,これらの環境保全基本条例の方は,より広い地球環境の規模にも広げられるような要綱を定めているわけであります。  そういう点では,これらの環境保全基本条例の機能がもっと果たされることが期待されるわけでありますが,例えば,大規模な開発行為についての保全条例では,どのようなタッチをしているのか。今回の公害防止条例との関係では,こういう分野については,どのように今後運用されていくのか,第1番目に伺います。  第2番目は,この条例に明示されていない物質についてはどのように扱うのか。例えば,第2条には,塩素,フッカ水素など物質名が明らかにされていますが,当然,これらの元素を含む有機塩素系化合物も含まれると思うが,この点はどうか。明らかにされたい。  また,ベリリウム,ダイオキシン,先端産業などが扱う100種類以上の各種物質はどのように抑えるのか。この点についても伺いたいと思います。  第3,この条例の第6章には,先端技術関係施設の規制が位置づけられております。高度の技術水準と未知の新たな21世紀型の公害,こういうものを持つ施設を点検するわけでありますから,科学的にも厳密に対処することが求められていると思います。市当局はいかに対処しようとしているのか。またこれらに対処する体制並びにチェックする技術水準をどのように高めようとしているのか。この条例制定に当たってお考えをお聞かせいただきたいと思います。  第4番目は,35条以下41条まで,騒音等の規制が明らかに位置づけられていますが,今日,飲食店営業等による騒音とか,都市生活型公害もふえています。十分な対策が望まれてきているところですが,この条例によって午後11時から午前6時までを深夜として規制するとのことですが,実際の取り組みはどうなるのか。都市生活型公害についても新たな対策がどのように展開されているか,伺いたいと思います。  第5番目は,地下水対策は条例制定によってクリアーできるのか。今後どのようになるのかも明らかにしていただきたいと思います。  第6番目は,試験,研究体制の強化はどのように進めるのか。  以上,6点についてお伺いします。  次に,議案第180号,千葉市動物保護指導センター新築工事の請負契約についてであります。  議案第180号は,市民の動物愛護の精神の高揚を図り,動物による人の生命,身体及び財産に対する侵害を防止することを目的として条例を制定しようということであります。  千葉県では,鹿野山のトラ逃亡事件を思い起こすところでありますが,最近は野犬が子供の生命を奪う事件などが報道をされております。もちろん,動物愛護の精神の高揚とモラルの確立に期待するところでありますが,動物による人の生命,身体に対する侵害があっては困ります。  そこで3点質問いたします。  その第1は,条例の中で特定動物に関する飼養許可6条や,許可基準等多くの条文が使われておりますが,現に千葉市で飼養されている特定動物はどんな種類の動物がどのくらいあるのか。  第2は,動物保護指導センターが新たに宮野木町地先に建設するとのことですが,保護施設での排せつ物の処理並びに焼却処分による排ガスの臭気等,公害対策はどのようになされているのか。具体的に明らかにしてください。 31 ◯議長(長谷川 実君) 上着は御自由にお願いします。 32 ◯42番(宮野禎一君)(続) また,周辺住民との合意はどのようになされたのかも答弁を求めます。  その第3は,動物愛護と同じ条例の中に,野犬の処理という相矛盾する施策を行うようになっておりますが,市当局は,この関連の統一をどのように図るつもりか,御答弁をいただきたいと思います。  議案第186号,千葉市中小企業資金融資審議会設置条例の制定についてであります。  今までの中小企業資金融資条例を廃止して,新たに本条例により審議会を設置し,融資に関する基本的な事項をこの審議会で決めることとし,実際の運用は三つの要綱で規定するということであります。  そこで質問します。  その1は,新たな制度により融資が敏速に行われることになるそうですが,今までと比べて,300万円以下の小口融資並びに300万円以上の融資がそれぞれどのように敏速になるのか。何日かかっていたのが何日でできるようになるというように,融資決定の早さの違いを明らかにしていただきたいと思います。  第2は,本条例案によれば,審議会の委員の人数と構成が第3条で明らかにされていますが,委員数は15名となっていて,市議会議員は2名にとどまっています。なぜ15名でならないのか。特に議員数については,全会派から1名ずつ参加できるようにすべきではないか。答弁を求めます。  議案第188号,千葉市屋外広告物条例の制定については,屋外広告物法に基づいて,屋外広告物についての必要な規制を行うための条例を制定しようとし,条例によれば,実際問題の多くは規則を定めるとされています。この条例の運用に当たって,特に,憲法第21条「集会,結社及び言論,出版その他一切の表現の自由はこれを保障する」とあります。基本的な憲法の大原則を前提としてこれらの条例は運用されるべきであるが,当局は同じように考えるかどうか。答弁を求めます。  議案第200号,千葉市平和公園墓地造成工事(D地区その1)の請負契約についてであります。  今回は,墓地造成工事一式と調整池工事一式の二つを契約金額4億5,670万2,000円で東洋,大昭和建設共同企業体が請け負うことになったとされています。千葉市民の間では,墓地の需要者が多く,既に抽選を4年も5年も待っている方も含めて,早期造成が期待されているところであります。  ところが,今回の請負契約によれば,工事日数が460日とされ,市民への分譲抽選が大きくおくれるのではないかと心配されています。  そこで質問します。  今回の墓地造成により,待機者全員に対応できる見通しはあるのかどうか。  その2は,何年何月に抽選し,市民が使用可能となるのか。もし当初予定よりおくれるとするならば,その理由も明らかにしていただきたいと思います。  次は,議案第201号,幕張公民館改築工事請負契約についてであります。  この工事請負契約は,市内の一成綜合建設株式会社が落札したものであります。同社は,1989年11月に,それまでの幸世建設が名称を変更したもので,代表取締役は,梶栗玄大郎氏であります。  第1に,当局は,昨年6月,千葉県議会において,文教常任委員長報告で,県立千葉地区養護学校の建築契約の締結で,一成綜合建設株式会社が請負業者となったことと関連して,審議の内容が詳しく報告された経過等を承知していてこの一成綜合建設を指名業者の中に入れたのかどうか。答弁を求めます。  第2に,一成綜合建設株式会社の代表者は,国際勝共連合の理事長をやられており,この勝共連合と霊感商法つぼなどでありますが,で問題になっている統一教会とは一体の関係と見られるが,このような反社会的な団体にかかわりのある業者と工事契約を結ぶということは問題があると思うが,当局の考えはどうか,答弁を求めます。  議案第202号・訴えの提起について,これが最後です。  市営住宅明け渡し及び家賃等支払い請求事件として,千葉市長が,市営住宅入居者に対し,今回は15件,16名の滞納者を訴えるものとなっています。千葉市がこのような訴えの提起を始めてから今日まで合計69件に上るとされています。この間,入居者の中で,本当に生活並びに家賃納入で困っている方は多くなっていると考えられます。  今回も滞納者が四十何件かあったが,指導した結果16件にとどまったと言われています。そういう意味では,本当に困っている入居者には,家賃の減免制度を周知させ,制度を活用することが滞納をなくすことになるのではないでしょうか。  そこで質問いたします。  1点は,指導の際,この減免制度のあることを明らかにしているかどうか,答弁を求めます。  第2点,千葉市の現行の住宅の家賃の減免制度の不合理な点を改めなければいけないのではないかということであります。  今の減免制度では,入居者の収入が生活保護法による保護基準以下の場合でしか減免が受けられないということになっています。生活保護世帯の方ならば全額住居費が補助されます。千葉市の住宅家賃減免制度では,入居者の収入が保護の基準の半分以下の収入40%以下の人でしか100%の減免を受けられないことになっていて,明らかに矛盾した血の通わない要綱になっている問題であります。市民の生活を守っていくという点でも,また,訴え一本やりではなく,血の通った住宅政策という点でも,例えば,修学援助のように,生活保護基準の1.5倍の収入ぐらいに引き上げるなど,住宅家賃の減免制度の見直しをぜひすべきであります。当局はその考えがあるかどうか答弁を求めて第1回の質問といたします。 33 ◯議長(長谷川 実君) 答弁願います。市民センター部長。 34 ◯市民センター部長(平井通矢君) 議案第173号の区の設置等に関する条例に関し,検見川地区市民センター及び幕張地区市民センターの廃止に係る御質問と補正予算のうち,市民サービス充実策の御質問についてお答え申し上げます。  最初に,検見川地区市民センター及び幕張地区市民センターの廃止に係る議案第173号への記載についてでございますが,現在,検見川地区市民センター,幕張地区市民センターなど10カ所の地区市民センター及び総合支所は,地方自治法第155条第2項の規定に基づき支所として千葉市役所支所設置条例により設置をいたしております。  政令指定都市に移行いたしますと,市役所中心の行政は区役所中心の行政へと必然的に移行するところから,地方自治法第252条の20第1項及び第2項の規定に基づき,区の設置に関する条例を制定する必要があるわけでございます。この区役所の設置に伴い,必然的に従来の支所,すなわち幕張,検見川などの地区市民センター,総合支所は廃止されることになるわけでございます。  このことから,38ページの附則第2項で,千葉市役所支所設置条例を廃止する旨を規定いたしたものでございます。  そこで,支所としては廃止をいたしますが,政令指定都市移行時においては,従来の支所,連絡所は,それぞれの区役所に属する市民センター,あるいは連絡所として位置づけ,新たに規則を設け,この中で規定いたしたいと考えております。  しかしながら,検見川地区市民センター,幕張地区市民センターを含めた5施設につきましては,見直し基準に充当するため廃止することといたしておりますので,この規則の中では設置しないこととなり,議案書の中に記載がなされないこととなっております。
     次に,市民サービスの充実策についてお答え申し上げます。  住民票の写しの自動交付機は,住民票の写しのみかとの御質問でございますが,住民票の写しの自動交付機については,平成2年6月の自治省通知により認容されたものでございます。この中で,使用目的は,住民票の写しの使用のみ許されております。  したがいまして,現段階においては,住民票の写しのみの利用に限られるのでございます。  次に,郵便局に自動交付機の設置,及び郵送申請手続における郵送料の市負担についてでございますが,住民票の写しの自動交付機につきましては,ただいま申し上げました自治省の通知において,市の施設と限定されておりますので,対応できないところでございます。  また,郵便料の負担につきましては,証明書の手数料が受益者負担を原則としていること,区役所または市民センターまで出向かなくとも手続がとれるというメリット,さらには本件を実施している他の自治体の現状等を踏まえますと,申請者に負担していただきたいと考えております。  次に,公民館及びコミュニティセンターでの住民票の写しの自動交付機の取り扱い日についてでございますが,この交付機はコンピューター稼働により運用いたしますところから,この時間帯と公民館,コミュニティセンターの開窓時間をあわせ,曜日,時間の運用を考えているものでございます。  このことから運用時間帯の延長等につきましては,今後の利用状況の推移を見て,関係局部と協議してまいりたいと存じております。  次に,宅配サービスを身障者,寝たきり老人のみならずお年寄りにも拡充できないかとの御質問でございますが,現在考えております制度は,身体障害者及び寝たきり老人等で,歩行等に困難な方を対象としているものでございます。今後の対応といたしましては,実態にあわせ検討してまいりたいと存じます。  以上でございます。 35 ◯議長(長谷川 実君) 福祉部長。 36 ◯福祉部長(伊藤友一君) 議案第162号,補正予算中の付き添い看護料の関係,そして第176号,児童相談所の条例に関する御質問にお答えを申し上げます。  まず,付き添い看護料の問題でございますが,この支給に時間がかかるということでございまして,もう少し早くできないかと,それから支給されるまでの間,貸し付け制度等を検討したかということでございますが,まず,この助成金の支給に時間がかかるといぅことでございますが,これは国保連合会で付き添い看護料の審査をいたすという関係がございます。そのようなことから日数を要しておるものでございまして,この点につきましては,日ごろ国保連合会へも要望いたしておるところでございます。今後も要望してまいりたいと思います。  また,貸し付け制度につきましてでございますが,低所得世帯で急を要する方には,千葉市社会福祉協議会におきまして,助け合い金庫の療養貸し付けを行っているところでございます。この制度は無利子でございます。今までも市民の方から御相談がありました場合には紹介をし,利用をいただいているところでございます。  また,この制度の充実につきましては,今後社会福祉協議会と協議をしてまいりたいと存じます。  次,児童相談所に関することでございます。  まず第1は,スタッフの問題でございます。先ほど布施議員の御質問にお答えいたしたとおりでございまして,現在,千葉県中央児童相談所専門職員の派遣をいたしまして,研修をお願いをいたしておるところでございますが,この研修をお願いいたしております職員につきましては,児童福祉士,児童相談員,心理判定員,児童指導員等11名ほどでございます。また,その他の派遣職員につきましては,現在県にお願いをいたしておるところでございます。  それから2番目の,措置先である児童福祉施設の確保ということでございます。これにつきましては,各施設の措置依頼につきまして,各施設長会議等を開催するなどいたしまして,千葉市からの措置依頼をもとに,業務が円滑に移行できるように努めてまいる所存でございます。  また,措置児童数の関係でございます。これは,年間入退所おおむね100人ということでございまして,現在措置されている児童数は333人でございます。  それから,最後の本設工事の建設計画についてでございます。  平成8年春竣工の予定をいたしておりまして,これから逆算いたしますと,平成4年度において基本計画を策定したいと考えております。基本的には類似都市となります仙台市,広島市の施設と遜色のない施設としたいと考えておるのものでございます。  以上でございます。 37 ◯議長(長谷川 実君) 清掃局次長。 38 ◯清掃局次長(古川 誠君) 議案第162号,一般会計補正予算新港清掃工場管理費についてお答えを申し上げます。  やる気になればということ,抑制装置の設置について,もっと早くできなかったのかと,あるいはそれの根本的な対策はということでございますけれども,昨年の12月末に厚生省から,ダイオキシン類発生防止のガイドラインが示されました。それに基づき清掃工場の構造上の制約,あるいは運転管理上の制約などがございますので,根本的な対策と言われておりますバグフィルターの設置なども含めまして,プラントメーカーと検討をいたした結果,今回の対応となったものでございます。  今後とも,ガイドラインに沿って対応してまいりたいと,このように考えております。  それから,工場周辺対策の御質問がございました。現在は,収集車両の渋滞の解消をいたしております。それから,朝の待機場所の変更,あるいは周辺道路の清掃などの対応を図ってまいってきたところでございますが,今後とも周辺対策には十分に努めてまいりたいと,このように考えております。  以上でございます。 39 ◯議長(長谷川 実君) 環境部長。 40 ◯環境部長(山中芳夫君) 議案第179号,公害防止条例につきまして,6点の御質問をいただきましたので,順次お答え申し上げます。  まず第1点日に,千葉市の環境保全基本条例との関係でございまして,とりわけ大規模開発についてどういう関係になっているかということでございます。  現在,環境保全基本条例の中に,環境保全審議会というのを設けておりまして,そこで具体的な県のアセス要綱に基づく事項につきまして審査をしているというのがこれまでの経緯でございます。今後,政令市移行に伴いまして,県のアセス要綱から千葉市が除かれますので,来年の4月までには本市のアセス要綱をつくって対処してまいりたいと考えております。  次に,2点目の条例に明示されていない物質についてどのように扱うのかという御質問でございますが,法令等で規制対象になっております代表的な物質につきましては,規則で定めることになっておるわけでございますが,それ以外の議員御指摘の多くの未規制物質につきましては,必要に応じ協定締結等によりまして,個別,具体的に対応してまいりたいと考えております。  次に,3点目及び6点目につきましては,関連がございますので,一括してお答えをしたいと思います。  先端産業の施設につきまして,本条例でどういうぐあいに対応するのかという御質問でございますが,まず,先端技術関係施設につきましては,届け出を義務づけております。この届け出に基づきまして,公害対策が必要と思われる工場につきましては,公害防止協定を締結いたしまして,公害の未然防止を図ってまいりたいということでございます。とりわけ,先端技術関係施設につきましては,規制基準を設定いたしますことは,排出実態が多種多様でございまして,一律に規制することが困難な状況でございます。  したがいまして,こういう具体的な協定方式によります対応が最善の方法ではないかと考えております。  次に,体制についてでございますけれども,そういう先端関係のチュックのための職員の技術水準を確保すべきではないかということでございますが,現在,技術の研さんにつきましては,環境化学センター等におきましてその研さんに努めておるところでございますが,さらに仮称環境保健研修所の設立の中で充実強化に努めてまいりたいと考えております。  なお,条例の施行に伴います体制につきましては,今後,関係部局と十分詰めまして,執行に遺漏がないように対処していきたいと考えております。  次に,とりわけ都市生活型の近隣騒音等の対処の方法でございますけれども,第37条で飲食店営業等の深夜騒音の規制をまず行うわけでございますが,さらに,第36条で,商業宣伝等の拡声器騒音,さらにまた33条では,市街地内の特定建設作業騒音を規制し,第25条では,資材置き場等からの特定作業の騒音についても規制しておるわけでございまして,これら各種の都市生活型公害につきまして,総合的に対処するようになっておるわけでございます。  とりわけ,深夜営業に係る騒音の実際の取り締まりについてはどうするのかということでございますが,この件につきましては,風俗営業法との関係がございますので,警察との連携を密にしまして対応していきたいと考えているところでございます。  次に,地下水対策はこの条例で今後どのようになるのかという御質問でございます。  条例の第18条で,汚水等の地下浸透の禁止条項が規定されておるわけでございますけれども,国におきましては,平成元年の6月に,地下水汚染防止を図るために,水質汚濁防止法を改正しまして,地下浸透の禁止措置を取り入れたわけでございます。また,県におきましても,同法を補完するために,地下水汚染対策指導要綱,これによりまして,国が規制しております以外の物質につきましても規制対象にするということで,対応がなされてきておるわけでございます。  今回,政令市移行に伴いまして,県の指導要綱から千葉市が除かれますので,来年4月までには,本市独自の地下水汚染対策指導要綱を制定いたしまして,地下水汚染の対策について取り組んでいきたいと,かように考えておる次第でございます。  以上でございます。 41 ◯議長(長谷川 実君) 保健衛生部長。 42 ◯保健衛生部長(小川 清君) 議案第180号,それから199号,200号につきまして,それぞれ御質問いただきましたので,御答弁申し上げます。  まず,特定動物の市内の飼育状況はどうであるかということでございますが,千葉市の動物公園の外6施設で,象科,牛科などを含めまして8科で107頭の飼養がされておる状況にございます。  次に,新たにつくられる保護施設での排せつ物の処理方法についてでございますが,動物からの汚物等の臭気につきましては,自浄洗浄装置を設置いたします。また,排水処理施設につきましては,動物専用の合併浄化槽等を取りつけます。それから室内の臭気につきましては,脱臭装置をそれぞれ設置いたすものでございます。また,焼却炉は,3次燃焼処理方式でございますので,微量のガスについても十分処理することができるものでございます。  次に,騒音等でございます。収容棟は鉄筋コンクリート造りでございまして,一部管理のための部屋を除きまして,全体が開閉できる窓を設けておりません。したがいまして,収容動物の泣き声とか焼却炉の騒音等は外部へ漏れることはほとんどないものと考えております。  次に,周辺住民との合意についてでございます。これにつきましては,土地造成前のことしの7月ごろ,周辺4町内会に対しまして施設の概要等を説明し,御了解を得ているところでございます。  次に,動物愛護と野犬処分ということで,相矛盾する行政について,統一的な考え方はというような御質問でございます。  収容した動物は,先ほども布施議員にもお答えしましたが,極力所有者にお渡しするということ,それから引き取り人がおりますればそれを渡していくということ,そういった角度から,動物のできるだけ長くというか,生きていただくように措置を考えること。  しかし,野犬等によって収容した動物につきましては,大体人間とすぐなじむというようなことはございませんので,こういった動物については,やむを得ず殺処分をせざるを得ないということになるわけでございます。  したがいまして,こういったことが起きないように,今回の条例の目的も,動物を愛護して,飼い主の方からそういったことが起きないように動物の愛護精神をいろいろ入れていただきまして,なくすためにも正しい飼い方等指導,PRに努めてまいりたいと,こういうことでございます。  以上で終わります。 43 ◯議長(長谷川 実君) 経済部長。 44 ◯経済部長(飯田征男君) 議案第186号,千葉市中小企業資金融資審議会設置条例の制定に関する御質問についてお答え申し上げます。  市内中小企業者に対する資金融資につきましては,中小企業資金融資条例及び同施行規則に基づきまして運営を行ってまいりました。しかしながら,昨今の経済環境の変化,さらに産業構造の変化,金融情勢の変化等に即応した中小企業資金融資施策や融資案件等につきまして審議していただくため,現在の中小企業資金融資運営委員会を拡充し,新たに中小企業資金融資審議会を設置いたしまして,融資制度の機能的な運営と,融資の迅速化を図ることといたしたものでございます。  そこで,お尋ねの第1点目の,資金融資がどのように変わるのかということでございますが,現在,融資につきましては300万円以下の小口融資と300万円を超える一般融資に分けて融資を実行いたしております。この融資までの処理日数でございますが,小口融資につきましては随時受け付けを行っておりますが,受け付けてから2週間程度で処理をいたしております。  また,一般融資につきましては,中小企業資金融資運営委員会に図るなど,所用の日数がかかりますので,1カ月から2カ月程度を要しているのが現状でございます。  このたびの制度改正によりまして,一般融資につきましても2週間程度で処理することができるようになり,これまでに比べ大幅に迅速化が図れることになり,利用者の利便性の向上につながるものと考えております。  次に,2点目の,中小企業資金融資審議会の委員についての御質問でございましたが,中小企業資金融資審議会は,先ほど申し上げましたように,現在の中小企業資金融資運営委員会の拡充を図り,融資の基本的な事項であります資金融資制度の改正,資金融資の実績及び市長が資金融資に関して特に必要と認める事項につきまして,審議をしていただくため設置しようとするものであります。  審議会の委員の具体的な構成につきましては,千葉市中小企業資金融資審議会設置要綱で定めることになりますが,現在検討中でありますので,その基本的な考え方を申し上げますと,先ほど申し上げましたように,審議会の設置目的から審議会の委員の構成につきましても,中小企業資金融資運営委員会の構成をベースに,新たに利用者の立場から,中小企業者を代表とするものを加えるとともに,審議会では,新たに資金融資制度全般を審議することになりますので,学識経験者についても増員をすることといたしまして,総体で15人以内の委員をもって構成してまいりたいと考えております。  以上でございます。 45 ◯議長(長谷川 実君) 土木部長。 46 ◯土木部長(小川俊夫君) 議案第188号,千葉市屋外広告物条例についての質問にお答えをいたします。  この条例は,屋外広告物法に基づきまして,美観,風致を維持し,公衆に対する危害を防止することを目的に制定しようとするものでございます。  条例の内容から見まして,我が国の憲法第21条に定められております表現の自由を侵すことはないと考えます。  終わります。 47 ◯議長(長谷川 実君) 財政部長。 48 ◯財政部長(島田行信君) 議案第201号の工事請負契約についてお答えをいたします。  1点目の御質問は,この請負業者について,県議会の委員会が紛糾したことを知っていたのかとのお尋ねでございますが,私は承知をいたしておりませんでした。  それから,2点目の,このような会社に工事を発注してよいかというお尋ねでございますが,本工事の指名業者選定に当たりましては,この工事が市内業者による施工が可能な工事でございましたので,登録業者の中から,施工実績,施工能力等を勘案いたしまして,市内の12業者を選定をいたしたものでございます。  この会社は,市内千種町に本社を有しまして,建築はAランク,土木はBランク等でございまして,資本金は7,000万円,社員は69名,営業年数18年の会社でございます。本市におきましては,これまで市営住宅の東南部第2団地の工事でありますとか,幕張台中学校の屋内運動場の新築工事でありますとか,F区の消防署の新築工事でありますとか,おゆみのの第2団地の工事でありますとか,こういうような数々の工事を施工しておりまして,今回の工事の指名業者に適していると,こういう判断をいたしたものでございます。  以上で終わります。 49 ◯議長(長谷川 実君) 建築部長。 50 ◯建築部長(奥  貢君) 議案第202号,訴えの提起についての御質問につきましてお答えいたします。  1点目の,減免制度を明らかにしているかとの御質問でございますが,市営住宅使用のしおりに記載しております。また,生活困窮となった場合等指導をしております。  次に,減免規定がきついのではないか,また再検討をするのかとの御質問につきましては,関連がございますので,一括してお答えいたします。  入居者の収入が著しく低額となった場合,入居者または同居する親族の疾病により収入が低下した場合などは,減免などに関する取り扱い要綱に定める割合により減免を実施しております。  国の指導におきましても,減免の基準が定められており,また,他都市の状況を見ましても,本市の現行の基準と同等で実施されております。  したがいまして,再検討につきましては考えておりませんので,御理解を賜りたいと存じます。  終わります。 51 ◯議長(長谷川 実君) 保健衛生部長。 52 ◯保健衛生部長(小川 清君) 大変失礼いたしました。  議案第200号の千葉市平和公園墓地造成事業にかかわります件につきまして答弁漏れがありましたので,補足させていただきます。  御質問の趣旨は,墓地造成に待機者全員に対応できる見通しがあるのかということでございました。  これにつきましては,現在,墓地造成を計画しておりますのが約1,500基を予定してございます。したがいまして,私どもの方といたしまして,お待ちになっている方の数を大体600から700ということで推計いたしておりますので,今度完成後の墓地供給に対しましては,対応できるものと考えております。  それから2点目でございますが,何年何月に抽選し,市民が使用可能となるのかということでございましたが,一応,460日の工期で今お願いしているわけですが,これの予定でいきますと,平成4年度中でございますが,5年の3月中旬に一応竣工予定となってございます。そういうことでございますので,それを速やかに抽選,抽選ではなく,公募の手続をとって墓地供給を図ってまいりたいと,このように考えております。  以上です。 53 ◯議長(長谷川 実君) 宮野議員。 54 ◯42番(宮野禎一君) 2回目の質問は絞って申し上げます。  議案の区役所の設置並びに市民サービスの件ですが,やはり迂回しながら五つのサービスを出してはきましたけれども,何としても最初から予定されたように,市民センター検見川,幕張は廃止すると,ここに焦点が絞られてしまうわけで,先ほど私,開所された年月もちゃんと言ったわけですが,昭和12年と29年,合併するときに当時の役場が支所になったという感じであるわけですが,こういう大事な問題について,規則のような格好に数えて答申ですね,区画審議会ですか,これを金科玉条にしておりますけれども,行政というのは,やはり人を助けていかなきゃならんというところにどうして置けないのか。ここが先ほどの答弁では納得できないところであります。それでいて迂回することは一生懸命やるようにしていると,この点はやはり同じように位置づけて,幕張地区市民センター,検見川地区市民センター,これは今後区の位置づけで行うそうですが,まずい審議会の答申が現状に合わないようになったならば,大胆に現状に合わせるというふうにすべきではないかと思うんですが,その点について,なぜ現状に合わすことができないのか。この点については答弁をいただきたいと思います。  なお,各サービスの問題については,常任委員会でやっていただきます。  それから,付き添い看護料ですが,先ほどの御答弁では,低所得者の助け合い金庫,これですと部長さん,保証人が要ったり,民生委員の証明が要ったり,額も90万なのに10万ぐらいになっちゃって,泣くようなこといっぱい起こっちゃうだけで,実際問題に役に立たないという問題なんで,この点はぜひ,これからはこういう問題に悩む方々がいらっしゃるので,協議会に任せないで,国保の方の高額医療費の貸し付け制度とか,ああいうものをお考えいただいて,協議会じゃない方法を考えていただけないかどうか。これはもう一度答弁いただきたいと思います。  清掃工場の方については,一生懸命やってきてこうだったということでございましょうが,やはりほかの都市でもやっているところありますので,他の問題も抱えて大変だとは思いますけれども,やはり今度は違うぞという行政姿勢をぜひ見せていただきたいと考えるものであります。そういう点で今後とも,質問にはしませんが,こういう課題については,積極的に取り組まれることを要望します。  相談所の問題は,10人というと,あと18人を求められることになるわけですね。これは確認しておきましょう。  あと,公害防止条例でございますが,先ほどのお話の中から,やはり今回この公害防止条例だけではなく,他の,県のアセス要綱が外されるということで,新たなアセスをつくると,大いにいいのをつくっていただきたい。また御意見も申し上げたいと思うんです。  それからもう一つは,やはり県から外されて,地下水問題ですか,これもつくられると,大いに千葉市の市民の環境を守る諸施策を前進させるように期待しながら,しっかりとやっていただきたいと思いますが,それにしてはやはり,ものは人でございますから,さっきの体制は,若干人任せのようなお話で,単独で本庁としてこういう分野は何名くらい要るんだということをどんどん上げて拡充されるように望みたいと思うんですが,そういうことはなさっているかどうか,御答弁いただきたいと思います。  動物に関連しては,ほほ了承しました。  中小企業の方ですが,これは,促進されるようでありますが,現在までの運営委員会の範囲で済ましてしまうというふうにお考えのようでございますが,どうしてもやはり新たな,千葉市の中小企業が,大店舗など進出したりなんかしてもっと大変な時代になると,審議会でいろいろ要綱などもつくっていく,区段階での特色出していくというようなことになりますと,新たな審議会で総合的,抜本的な対策が次から次へと求められてくると思うんです。もちろん市長さんの諮問によると思うんですが,そういう点でいきますと,やはり委員数をここでがっちり15名などにしないで,この条例ではしないで,各専門の方々の名前だけでも書いておくようにされたらいかがかと思いますが,この点には,やはり振興策を強めていくという点で,大事な点でございますので,ぜひ検討していただきたい。答弁をいただきたいと思います。
     あと,平和公園の墓地問題であります。  先ほどの答弁では,ほぼ充足するくらいの数ができそうだという点でございますけれども,問題はやはり来年の例えば9月のお役岸に間に合うようになったらどんなにいいことなのかというのがあるわけでございます。  同時に,今までの議会での答弁でも,墓地の供給は,平成3年には200しかやれないけれども,平成4年には1,200出せるとして,市民の要望にこたえるとしてきたはずでございます。  ところが,今度の答弁では,平成5年の3月ということになりそうだということでございます。市民の期待にこたえながらも,さらにもっとこたえられるようにすることを望みながら次の質問を申し上げる次第です。  せめて来年の9月のお彼岸ぐらいにはめどがつかないかという点でありますが,市議会全会派が何年か前に,市民の声を反映して決算委員会で,墓地造成の促進を求める提起もされておりました。本会議でも多くの同僚議員の質問が墓地造成問題で展開されました。そういう点でいきますと,おくれる理由についても,この間の努力がなされつつあったということにはなると思いますけれども,やはりこうしましょうと言っていた方向で,次の点で努力できないだろうか,これは2問にしたいと思います。  調整池の工事が完成しないと墓地の供給ができないのかどうか。調整池は多少おくれたとしても,今回の墓地造成部分は,私も幹事長と一緒に現地を見学させていただきましたが,平らな台地で一帯的な畑なんですね,ということからすると,調整池から離して墓地の造成は難事業ではないとお見受けするわけです。墓地の造成を調整池と切り離して急ぐ方法はとれないものかどうか。2問の質問といたします。  それから,工事請負契約の問題でありますが,先ほどの答弁では納得できない。第2回目の質問を申し上げます。  県議会の文教常任委員会では,契約業者をめぐる審議の中で,自民党の議員の方々も,一たん休憩の後相談して,与党の総意として,指名業者選定のあり方について是正を求めていくと表明されたということであります。  千葉市当局の今回の指名選定は,このような県議会での経過さえ認識しないで行われていたということは,極めて怠慢と言わなければならないわけでありますが,しかも,今回の契約については,今までと同じように指名者としての瑕疵や違反がないという,適格だったというふうにおっしゃっておりますけれども,問題は,瑕疵や違反の問題ではないと思うんです。  本議会でも中村議員などが,過去,昭和62年時代から,千葉市民のお年寄りがつぼを100万,60万,90万で買わされて,訴えられて,何とか取り返すというような事件が起きた,その大もとが統一教会であり,一体のものなんですよ,勝共連合と。その理事長をなさっているその方の会社,代表者の会社であります。  そういう点で言いますと,瑕疵や違反の問題ではない。問題はやはり明らかに反社会的な団体にかかわりのある業者という点で、市当局はどう説明をされるのか。このようなことを許すならば、市民が納めた税金でその会社が仕事をやり,反社会的集団を育成することになりやしないか。また,市民がそういう点では二重に泣かされるようなことになってしまわないか。業者が反社会的な存在ということになるわけでありますが,この問題は,契約の瑕疵や違反などという問題以前に,地方自治体のあり方そのものが問われる問題ではないか。こういう点で先ほどの答弁では納得できません。この被害の問題についても,千葉市内だけではなく,全県,全国にわたっているわけであります。  そういう点でもう一度お尋ねいたしますが,さきの答弁からするならば,瑕疵がない,不的確ではないということですが,反社会的な,そういう集団のその責任者が行うこのような業者,これを公的な工事に指名業者並びに指名の競争入札に参加する指名を行うことは不的確ではないか。もう一度しっかりとした答弁をいただきたいと思います。  特に,検討の余地があるならば,検討の余地ありとして,答弁を求めるものであります。  以上,第2回目終わります。 55 ◯議長(長谷川 実君) 答弁願います。市民センター部長。 56 ◯市民センター部長(平井通矢君) 再質問にお答えいたします。  なぜ基準を現状に合わすことができないのかとのお尋ねでございますが,現在の見直し基準は,行政区画審議会の答申をもとに十分に検討を加え,本市に対応すべきものとして策定したものでございます。  既に若葉,美浜総合支所の開設に当たりましても,この基準に基づき見直しを実施いたしたものでございます。この基準を設けた経緯,また実施した経緯を踏まえますと,当基準の変更はいかがなものかと思われます。  以上でございます。 57 ◯議長(長谷川 実君) 福祉部長。 58 ◯福祉部長(伊藤友一君) 2回目の,助け合い金庫の件につきましての御質問にお答えをいたします。  助け合い金庫につきましては,限度額20万円,償還期間が36カ月以内というようなことで貸し付けされるものでございます。ただいま保証人の問題がございましたけれども,貸し付け制度上保証人の問題につきましては,必要な手続ということから規定されておるわけでございますが,先ほど申しましたように,手続の点等を含め,協議会と協議をしてまいりたいというふうに考えております。 59 ◯議長(長谷川 実君) 環境部長。 60 ◯環境部長(山中芳夫君) 公害防止条例の施行に伴います職員の技術水準の向上につきまして,再質問がございましたので,お答えいたします。  先ほども答弁申し上げましたように,仮称環境保健研究所の中に,環境科学,サイエンスの方でございますか,その課をつくりまして,充実体制をつくっていきたいということでございます。  環境保健研究所の中には,生物関係の課も設けられるわけでございまして,それらと相一体的に職員の技術アップを図ってまいりたいと,かように考えている次第でございます。  以上です。 61 ◯議長(長谷川 実君) 経済部長。 62 ◯経済部長(飯田征男君) 審議会の委員の構成につきまして,2回目の御質問にお答え申し上げます。  中小企業資金融資審議会の設置につきましては,先ほど申し上げましたように,中小企業資金融資運営委員会を拡充して設置するものでございます。  したがいまして,審議会の委員の構成につきましても,中小企業資金融資委員会の構成を基本的にベースに考えまして,利用者の立場から新たに中小企業者を代表する者を加え,また,設置目的から,学識経験者を2名程度増員を図っております。総体で15人以内で構成を考えております。  以上でございます。 63 ◯議長(長谷川 実君) 保健衛生部長。 64 ◯保健衛生部長(小川 清君) 墓地造成について,いわゆる調整池と分離して早く造成し供給できないかと,こういう御趣旨の御質問でございます。  今回の墓地造成につきましては,全体が5.3ヘクタールでございます。墓地分が3ヘクタールで調整池分が2.3ヘクタールですが,大規模工事でございまして,これはやっぱり雨水等々の問題がございます。排水等の関係,そういった関係で,地元地権者の方々に対しまして,これを一体した事業でないと御協力に反するといいますか水害等でも起きたら御迷惑をおかけすることになりますから,したがって,結論的に言って,できないということになるわけでございます。 65 ◯議長(長谷川 実君) 財政部長。 66 ◯財政部長(島田行信君) 議案第201号について,2回目のお尋ねにお答えをいたします。  昨日,質疑の御通告がありましてから半日時間がございましたから,私も可能な限り調べてみました。その結果,県は昨年6月の議会どきに確かにそういうようないろいろ審議の過程であったということでございますが,一成綜合建設の社長が元勝共連合の理事であったということは判明したようでございますが,それからのことにつきましては確定ができなかったと,こういうことでございまして,現在も県は,この業者につきましては,引き続き工事の資格を有するということで,現在も県の工事をまだ実施をしていると,こういう状況でございます。  それから,私どもも急遽,きょう会社の営業部長を呼びました。その結果,こういうようなことについては一切ないという,そういうお話がございました。  なお,今後,業者の指名に当たりましては,私ども日ごろからいろいろあらゆる情報を収集しているわけでございますけれども,できるだけふさわしい業者を選定するということは必要でございますので,いろんな情報を集めまして,指名審査会の中で,それらの情報に基づき適切な運用を図ってまいりたいと,こういうように考えます。  以上でございます。 67 ◯議長(長谷川 実君) 宮野議員。 68 ◯42番(宮野禎一君) 第3回目は,詳しくやるのも何でございますが,先ほどの経済部長さんの答弁はかみ合っていないので,この分だけははっきりさせていただきたいと思いますが,全会派といってもあと4人ですか,加えれば大丈夫なもので,かみ合った答弁を求めまして,その他,まだ不十分な点はございますが,常任委員会でいろいろと検討させていただきます。  第3回目の質問を経済部長にお願いいたします。 69 ◯議長(長谷川 実君) 経済部長。 70 ◯経済部長(飯田征男君) 委員についての3回目の御質問にお答えします。  私ども,委員の人数を全部で15人ということで,この構成は必要にして十分な委員と考えております。  以上でございます。 71 ◯議長(長谷川 実君) 宮野禎一議員の質疑を終わります。  以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第162号から第204号までの43議案を,配付してあります議案付託一覧表記載の委員会に付託いたしたいと存じますが,御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 72 ◯議長(長谷川 実君) 御異議ないものと認め,さよう決定いたしました。           ────────────────────── 73 ◯議長(長谷川 実君) 以上で本日の日程は終了いたしました。  次回は12月4日午後1時より会議を開きます。  本日はこれをもって散会といたします。御苦労さまでした。              午 後 3 時 32 分 散 会           ────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。  千葉市議会議長 長谷川   実  千葉市議会議員 米 持 克 彦  千葉市議会議員 石 橋   毅 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...