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  1. さいたま市議会 2020-12-18
    12月18日-07号


    取得元: さいたま市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    令和 2年 12月 定例会             議事日程(第7号)                      令和2年12月18日(金)                      午前10時 開議 第1 開議 第2 市長提出議案及び請願の上程(議案第181号~第185号、第188号~第215号、第221号、請願第28号、第29号) 第3 委員長報告 第4 委員長報告に対する質疑 第5 討論 第6 採決 第7 市長提出議案の上程(議案第216号~第220号) 第8 採決 第9 議員提出議案及び委員会提出議案の上程(議員提出議案第17号、委員会提出議案第7号) 第10 議案説明 第11 議案に対する質疑 第12 討論 第13 採決 第14 閉会中継続審査の件 第15 請願の委員会付託(請願第31号) 第16 閉会本日の出席議員   59名     1番  松本 翔     2番  出雲圭子     3番  佐伯加寿美    4番  川崎照正     5番  鳥羽 恵     6番  金子昭代     7番  竹腰 連     8番  渋谷佳孝     9番  冨田かおり   10番  浜口健司    11番  小柳嘉文    12番  井原 隆    13番  石関洋臣    14番  土橋勇司    15番  関 ひろみ   16番  照喜納弘志    18番  松村敏夫    19番  新井森夫    20番  都築龍太    21番  川村 準    22番  小川寿士    23番  西山幸代    24番  武田和浩    25番  金井康博    26番  稲川智美    27番  高子 景    28番  斉藤健一    29番  西沢鈴子    30番  吉田一志    31番  久保美樹    32番  玉井哲夫    33番  青羽健仁    34番  吉田一郎    35番  阪本克己    36番  土井裕之    37番  三神尊志    38番  傳田ひろみ   39番  島崎 豊    40番  新藤信夫    41番  中島隆一    42番  松下壮一    43番  谷中信人    44番  鳥海敏行    45番  伊藤 仕    46番  江原大輔    47番  桶本大輔    48番  高野秀樹    49番  神崎 功    50番  添野ふみ子   51番  高柳俊哉    52番  中山欽哉    53番  鶴崎敏康    54番  野口吉明    55番  小森谷 優    56番  上三信 彰   57番  神田義行    58番  萩原章弘    59番  帆足和之    60番  神坂達成   欠席議員    1名    17番  服部 剛職務のため議場に出席した議会局職員の職氏名 局長         森山成久   議事調査部長     小久保吉彦 議事調査部次長    工藤賢一   議事課長       堀口 正 議事課長補佐            小山 寧   議事課議事第2係長  天本良一 議事第1係長事務取扱い 議事課議事第1係主査 野澤祥則   議事課議事第1係主任 内山光太郎地方自治法第121条の規定による説明のための出席者 市長         清水勇人   副市長        日野 徹 副市長        高橋 篤   副市長        阪口進一 水道事業管理者    小島正明   教育長        細田眞由美 都市戦略本部長    真々田和男  総務局長       後藤昌章 財政局長       鷲頭美央   市民局長       木島泰浩 スポーツ文化局長   大西起由   保健福祉局長     木村政夫 子ども未来局長    金子博志   環境局長       中野明彦 経済局長       千枝直人   都市局長       長谷川俊正 建設局長       反町 央   消防局長       林 一浩 会計管理者      田沼 明   水道局長       蓮見厚人 副教育長       高崎 修   選挙管理委員会事務局長                              五島幸男 人事委員会事務局長  石原光親   監査事務局長     田辺幸夫 農業委員会事務局長  関根和彦午前10時01分開議 出席議員   59名   1番  2番  3番  4番  5番  6番  7番  8番  9番   10番  11番  12番  13番  14番  15番  16番  18番  19番   20番  21番  22番  23番  24番  25番  26番  27番  28番   29番  30番  31番  32番  33番  34番  35番  36番  37番   38番  39番  40番  41番  42番  43番  44番  45番  46番   47番  48番  49番  50番  51番  52番  53番  54番  55番   56番  57番  58番  59番  60番 欠席議員   1名   17番 △開議の宣告 ○渋谷佳孝議長 ただいまから、本日の会議を開きます。        ----------------市長提出議案及び請願の一括上程 ○渋谷佳孝議長 初めに、市長提出議案第181号から第185号、第188号から第215号、第221号、請願第28号及び第29号の36件を一括して議題といたします。        ----------------委員会審査結果報告 ○渋谷佳孝議長 予算委員長から審査結果報告書が提出され、お手元に一覧を配付しておきましたから、御了承願います。〔参照〕 委員会審査結果報告一覧        ----------------委員長報告予算委員長報告渋谷佳孝議長 予算委員長から審査の経過並びに結果について報告を求めます。 予算委員長 谷中信人議員     〔谷中信人議員登壇〕(拍手起こる) ◆谷中信人予算委員長 予算委員会の審査報告を申し上げます。 本委員会に付託されました議案のうち、追加提出されました議案第221号「令和2年度さいたま一般会計補正予算(第19号)」につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本件では、ひとり親世帯臨時特別給付金の支給日、中小企業支援事業の対象となる区についての検討の有無、ひとり親世帯臨時特別給付金の未申請者が申請した場合の前回給付分の取扱い、ひとり親世帯臨時特別給付金の前回と今回の違い、中小企業支援事業対象事業者の確認方法、中小企業支援事業で事業者へ支給する14万円の根拠などについて質疑応答の後、討論では、まず原案に反対の立場から、11月以降、飲食店が感染経路になったケースは大宮区では1人しか確認されておらず、クラスターや感染者が多く発生している状況ではないため、そもそも営業時間の短縮要請をやる必要はないと考える。また、4日から17日までの2週間の営業時間短縮の効果の検証も行われずに、根拠なく期間を延長するやり方はおかしい。エビデンスもないのに協力金をばらまくという政策はやめてほしいと考えるため、本議案に反対するとの討論。 次に、原案に賛成の立場から、中小企業支援事業新型コロナウイルス感染症拡大防止を図るために、特措法に基づく要請権者である埼玉県の要請に応じて営業時間を短縮した事業者に対し、埼玉県が支給する協力金に上乗せして本市独自に1日当たり1万円を上乗せして支給するものである。年末の会食が増える機会に、感染拡大防止と飲食業等の事業者への支援として緊急を要するものであり、必要な事業であると判断することから、賛成するとの討論。 次に、同じく賛成の立場から、本議案は新型コロナウイルス感染症への対応として、低所得者の独り親世帯を支援するため、ひとり親世帯臨時特別給付金の再支給と、埼玉県の感染防止対策協力金の支給を受けた事業者に市が上乗せして支援金を給付するものである。新型コロナウイルスの感染者が地域によっては過去最高を超えるなど、感染症対策は喫緊の課題であり、本議案で提案されているいずれの事業とも、新型コロナウイルスの現況を考えると必要なものと考え、賛成するとの討論の後、採決の結果、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、予算委員会の審査報告を終わります。(拍手起こる) ○渋谷佳孝議長 これで、予算委員会委員長報告を終わります。        ----------------委員長報告に対する質疑 ○渋谷佳孝議長 これから、委員長報告に対する質疑を行います。 ただいまのところ、通告はありません。 これで、通告による質疑を終結いたします。        ---------------- △議案及び請願に対する討論 ○渋谷佳孝議長 これから、議案及び請願に対する討論を一括して行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。 鳥羽恵議員     〔鳥羽恵議員登壇〕(拍手起こる) ◆鳥羽恵議員 おはようございます。日本共産党さいたま市議団の鳥羽恵です。私は会派を代表して、議案第181号、第185号は委員長報告に反対、議案第221号は委員長報告に賛成の立場で討論を行います。また、請願第28号、第29号はいずれも委員長報告採択でありますが、採択の立場で討論を行います。 議案第181号「令和2年度さいたま一般会計補正予算(第18号)」は、新型コロナウイルスの感染の広がりが止まらない中で、検査、医療体制の整備の面で必要な事業が盛り込まれているものの十分とは言えず、東京2020大会都市装飾事業は、機運醸成やおもてなしを理由に、約8,000万円の予算をかけて記念碑設置やフラッグや横断幕の装飾を行うものであります。内訳や根拠が曖昧な上に、一般財源から支出して仮にオリンピックが中止になった場合でも、国や大会組織委員会からの補填はないということが明らかとなり、市民の税金を無駄にする可能性が高いものです。多くの市民は、本当にオリンピックが開催できるのかと懸念を抱いています。新型コロナ感染症第3波の真っただ中、市民が年末年始をどう乗り越えるか、こういうときに急いで決める必要はありません。2月議会での審査で十分に間に合うものです。オリンピックの可否が、方向性が見えるまで慎重に検討するべきです。最優先すべきは、新型コロナウイルス対策です。本事業の8,000万円は、検査や医療機関の支援に活用するべきであり、安心してオリンピックが実施できるように全力でコロナ対策に取り組むことこそ、真の機運醸成につながると考え、議案第181号に反対いたします。 議案第185号、費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、さいたま特別職報酬等審議会の答申を踏まえ、職員と議員の均衡を保つために、議員の期末手当を引き下げるとし、令和3年度以降年間支給月数を0.05か月引き下げ、3.35か月とするものです。改定前の3.4か月を3.35か月に引き下げるように見えますが、現在の議員への期末手当の支給は3.3か月に据え置かれており、実質的には引上げになります。昨年度は台風第19号の大きな被害があり、増額分を復旧や復興に活用するために、施行期日を1年半近く延ばす措置を議会の判断で行いました。また、報酬等審議会に対しても、このことを踏まえて答申することを強く希望してきました。我が党は、本議案を否決して条例の施行期日を延長するべきと考えます。市民の苦しみがいつまで続くか分からないこの状況で、引下げと提案しながら実質引上げとなる本議案を認めることはできません。 議案第221号「令和2年度さいたま一般会計補正予算(第19号)」に賛成の立場で討論します。本議案は、新型コロナウイルス感染症への対応として、低所得者の独り親世帯を支援するため、ひとり親世帯臨時特別給付金の再支給と、埼玉県の感染症防止対策協力金の支給を受けた事業者に市が上乗せをして支援金を給付するものです。我が党は、子育て世代への臨時特別給付金事業児童扶養手当受給者に限らず、広く対象を広げる必要があると考えます。また、中小企業支援事業は、その対象が大宮区、県の感染対策協力金の対象業者のみに限定されていますが、県の第2期分にも上乗せを行い、対象を広げ、迅速な給付を行い、さらなる思い切った支援を行うことを求めるものです。昨日は、東京の感染者が822人と激増し、大野知事は県民に、東京都に行き来しないことや、大みそかの電車を止めることを求めるほど緊迫した状況で、本議案で提案されているいずれの事業も、厳しい市民の暮らしと営業に緊急に必要なものと考え、委員長報告に賛成いたします。 請願第28号「新型コロナウイルス感染防止のため20人程度の少人数学級実現を求める請願」について、委員長報告に反対の立場で討論を行います。国が40年ぶりに学級編制基準を引き下げ、来年度から5年間かけて小学校全学年35人学級にする方針を固めました。長年の市民と教職員の運動が実ったものです。新型コロナ感染症は、現在の日本の小中学校の体制では、感染症に対応できないこともはっきりと示しました。この1年間の子供のストレスは計り知れません。たくさんの課題を抱えた子供たちに向き合い、子供を支える教職員が健康で働き続けるためには、35人でも多過ぎます。一歩踏み出した国の予算に市が上乗せをすれば、さらに少人数学級を加速し、前進させることができます。また、国は小学校に限るとしていますが、市独自で中学生まで広げることが必要です。請願にもあるとおり、市民は35人以上の学級をなくしてほしいと強く望み、今議会に提出された署名は1万827筆に上りました。20人程度の学級は、日本教育学会も求める数字であり、世界では常識であり、願意は妥当、直ちに採択することを強く求めて委員長報告に反対といたします。 請願第29号「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書を上げてください」は、1か月後には発効される核兵器禁止条約に、唯一の被爆国であるこの国が背を向けていることに対して、さいたま市として署名、批准を強く求めてほしいという市民の当然の願いであります。この議会中にベナンが加わり、51か国となりました。核兵器禁止条約は、一瞬にして50万人の命を奪った原爆の恐ろしさを生き残った被爆者たちが命をかけて訴え続け、国連ではその身を削る思いで条約の採択を求め、被爆者たちが世界を動かし、勝ち取ったものと言っても過言ではありません。いよいよ発効が迫る中、この国が署名も批准もしていないということは、世界から見てあまりにも自然で、奇異なことです。今こそ批准を求める意見書を上げてほしいという請願者の願意は、国民的な願いで妥当なものであり、直ちに採択することを求めて委員長報告への反対討論といたします。(拍手起こる) ○渋谷佳孝議長 次に、浜口健司議員     〔浜口健司議員登壇〕(拍手起こる) ◆浜口健司議員 民主改革さいたま市議団、浜口健司でございます。会派を代表して、議案第181号、第190号、第192号、第194号、第201号、第204号から第208号、第210号、第211号、第221号及び請願第28号、第29号に、いずれも委員長報告に賛成の立場から討論をさせていただきます。なお、討論の都合上、一部議案番号が前後することを申し添えます。 議案第181号「令和2年度さいたま一般会計補正予算(第18号)」について、障害者福祉執行管理事業に関しては、障害福祉サービスの報酬改定に伴うシステム改修さいたま市が行うことについて、スケジュール、周知方法について確認をいたしました。また、中小企業支援事業については、ITツールの実態等の調査を検証して必要な支援を決定すること、小規模、自力では難しい企業を支援することを確認でき、妥当な予算と考えます。 次に、見沼通船堀再整備事業については、おおむね適切な予算と判断いたしましたが、今後見沼田圃の保全・活用・創造の基本方針や国を挙げて進められている文化財活用の趣旨を酌み取り、積極的な活用、創造を進めることを望みます。 次に、新型コロナウイルス対策事業につきましては、新規感染者数が1日3,000人を超える日も出てきており、質疑の中でも、県内の医療体制が最大警戒レベルのフェーズ4に達しているとの御答弁もありました。今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症への対応として早急に必要な事案も多く、妥当であると考えております。 次に、市民活動サポートセンターについてですが、今回の指定管理者選定プロセスを適正に経ているという意味では妥当であると考えます。ただし、今回は市民代表として1名が選定に関わっておりますが、市民への公開プレゼンが行われず、使う立場である市民の関わりが減少したことは、市民活動や市民協働にとってマイナスの要素だと考えております。今後、協働管理運営の体制を整え、市民の積極的な活動をより一層支援できる施設となり、また市民協働や市民活動が幅広く担保されるよう強く求めるものであります。 議案第221号「令和2年度さいたま一般会計補正予算(第19号)」についてですが、中小企業支援事業新型コロナウイルス感染拡大防止を図るために、特措法に基づく要請権者である埼玉県の要請に応じて営業時間を短縮した市内店舗、事業者に対し、県が支給する埼玉県感染防止対策協力金の当初基準分に市独自に1万円を上乗せするものであります。年末は会食等の機会が増え、感染拡大防止飲食等事業者の支援は緊急を要するものであり、必要な事業であると考えます。一方、なぜ大宮区だけなのかという質疑が様々な角度から出ました。我が会派の質疑に対する答弁でも、県の時短要請が大宮区に限定されているため、大きな影響が出るだろうと想定したとあり、理解はできます。他方、他エリアや他の区でも厳しい状況にさらされている事業者が多数あります。今後の感染症の拡大状況によっては、埼玉県の要請に対する対応だけにとどまらず、柔軟に対応していただきますよう強く要望いたします。 議案第190号「さいたま道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について」、本件は令和2年4月の道路法施行令の一部改正に伴い、占用物件の地価水準及び地価に対する賃料水準等を適正に反映させるために本条例の改正をするものであり、適切な改正であると考えます。災害時等の連絡通信手段の確保は、公衆電話の設置に限らず、様々な見地からの総合的な判断が必要であり、また占用料の金額なども妥当であると考えております。 次に、議案第192号「ナックファイブスタジアム大宮照明灯改修工事請負契約について」及び議案第194号「準用河川油面川排水機場設備工事請負契約について」は、両議案とも工事請負契約に関するものであり、必要な事業であることを考慮し、賛成するものであります。これらは、現行の手続に従って適切に進められたものであり、入札業者の積算能力の向上もあり、両件とも同額の入札が複数者ありますが、そのことだけをもって本議案が否定される根拠となるものではないと考えます。ただし、入札制度の在り方は、貴重な市民の税金が使われていることを鑑み、公正公平で適切な競争性が担保され、有意義な税金の活用が図られるように、常に工夫を続ける必要があることを一言申し添えさせていただきます。 次に、議案第201号、第204号から第208号、第210号、第211号の各指定管理議案について、その選定過程プロセスは適切であり、妥当であると考えますが、1者入札が多い現状を踏まえ、選考基準や手法の工夫等、できる限り競争性を持たせるような可能性を探ることが必要ではないかと一言申し添えます。 次に、請願第28号、20人程度の少人数学級を求める請願についてですが、参考意見聴取では、20人学級を実現するとなると人件費が約194億円増加、教室数も新たに1,556部屋必要だということが分かりました。以前から発言しているとおり、少人数学級について、その方向に進むことについては、我が会派としては否定するものではありませんが、さいたま市独自に約194億円を用いてすぐさま少人数学級を実現する話は、慎重に考えなければならないと考えております。コロナ禍とありますが、今のところ現在の教室内で感染が広がり、クラスターが発生するなどの話は聞いておらず、さらには参考意見聴取教育委員会からも、20人学級にすればコロナが防止できるという科学的、客観的な根拠は認識していないとの発言がありました。さいたま市内には、既に少人数の教室になっている学校もあれば、学校を新設する学校もあり、過大規模校としてなかなか大規模化が解決できない学校もございます。こうした中、国では来年度から順次公立小学校35人学級を進める方針を示しており、その推移を見ていくべきと考えております。 最後に、請願第29号「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書を上げてください」については、核兵器禁止条約が2021年1月に発効し、初めて核兵器を違法とする国際法規範が誕生することの意義は極めて大きいものと認識しております。その意味で、請願者の思いには共感できるものがございます。INF条約が失効し、NPT再検討会議が延期になっているなど、世界の核軍縮、軍備管理が極めて不安定になっている現状の下、核保有国と非保有国との関係も考慮に入れながら、核保有国には核軍縮への具体的な歩みを進めさせることは、大変重要であります。本請願は、日本政府に核兵器禁止条約の署名、批准を求めるものですが、核兵器禁止条約を実効性あるものにしていくためにも、核軍縮、核廃絶に向けた、より多面的アプローチも同時に行っていく必要があり、現時点ではより包括的な意見書提出が望ましいものと考えております。 以上、討論とさせていただきます。(拍手起こる) ○渋谷佳孝議長 次に、吉田一郎議員     〔吉田一郎議員登壇
    吉田一郎議員 私は、議案第181号、第185号、第190号、第192号、第194号、第201号、第204号から第208号、第210号から第212号、第221号は反対、それから請願第28号は採択、第29号は採択という立場で討論をいたします。 まず、議案第181号の補正予算ですけれども、オリンピックの準備費用というので1億1,251万円が盛り込まれているんです。オリンピックはやるかどうか分かんないですけれども、聖火リレーさいたま新都心のところで何か銅像を建ててしまうというんです。しかもこれ、オリンピックが終わった後で、こんなのありましたと記念碑を建てるというのは分かります。でも、オリンピックをやる前どころか、聖火リレーをやる前に記念碑を建ててしまう。これが幾らかはっきりしないんですけれども、最大8,000万円ぐらいかかるというんです。聖火リレー、またオリンピックが中止になったらどうするんだ、爆破するんかいと私はさんざん言いましたけれども、やはり手順がおかしい。オリンピックをやるかどうか、聖火リレーだって本当にできるかどうか確認できない状況で、先に予算を通してしまうというのは私は認められません。 それから、議員のボーナス、これはいろんな意見がありました。やっぱり年間3.4か月分から3.35月に引き下げるというふうな議案のように見えるんだけれども、実は今特別措置で今年度中は3.3か月分ではないですか。実質3.35か月、上がってしまうわけです。市民に下げると見せかけて、実は上がってしまうよと。議員1人当たり5万9,000円、私たち議員の年間ボーナスでいうと386万1,000円から392万円、上がってしまうわけです。本当にこれは市民の目を欺くような、下手をするとペテン師なんてまた言われかねないというのを私は警告しておきます。 次に、議案第190号、やっぱり公衆電話、これを1個置くごとに年間3,000円取っているのを3,100円に値上げすると。大した金額ではないように思いますけれども、今公衆電話ってほとんど使う人はいないんです。年間、果たして公衆電話を使っているのが1日1人いるかどうかというところも多いでしょう、市内で89か所あるそうですけれども。そうしたら年間の売上げをほとんど持っていかれてしまうわけです、さいたま市に。大災害のときに、こういった携帯電話が使えない、そのときに公衆電話に大行列なんてよくニュースをやっていますけれども、そういったときのために、私はやはりこれは免除すべきではないか、そういった特例をさいたま市はやるべきではないかと思います。 議案第192号と第194号、NACK5と油面川の工事契約ですけれども、これは本当におかしいんです。総額失格基準というのがあって、これより一円でも下回る金額で業者が入れてきたら失格ですよ、安過ぎて駄目ですよとなるわけです。でも、これは事前に公開されていないんです。ただ、NACK5では8者中6者、油面川は9者中5者が、ぴたりとこの金額を当ててしまっている。それで、失格ぎりぎりの金額で入れてきてしまっているんです、一円も変わらない金額で。企業のほうで、そういった積算の精度が上がったからなんて言っていますけれども、公表されている予定価格に0.81963を掛けると、どっちの契約もこの総額失格基準になってしまうわけです。こんなの小学生だって計算できますよ、公開されている予定価格に掛ける0.81963と電卓でたたけばいいんですから。本当にこんなおかしな制度設計で行われた入札は、私はおかしいと、認められません。 それから、宝来グラウンド・ゴルフ場は私今まで言ってきましたけれども、あそこはもともと大宮市が何十億円もかけて特養を建てるというので買った土地なんです。何でグラウンド・ゴルフ場にしてしまうのか。今度は東楽園の建て替え、私は賛成ですけれども、東楽園の跡地はどうするんだ、そこもグラウンド・ゴルフ場。大宮の西と東にグラウンド・ゴルフ場と。何でグラウンド・ゴルフばかり建てるんだ、利用も多くないわけです。そういうのはおかしいと思います。 それから、指定管理で文化振興事業団が取っているところがいっぱいある。例えばプラザイースト、ウエストとか、あと市民会館なんかは、応募できる条件が非常に厳しいんです。市内に本社がある会社で、400席以上のホールを3年間以上管理した実績があるところと、こんなのほとんど文化振興事業団しかないわけです。ほとんどないわけですよ、ほかに選択肢が。だから、ここ1つしか入ってこない。結局令和7年度までに、83億9,706万円もの指定管理料の利権が入ってきてしまうわけです。ここは以前、9年前でしたっけ、震災のときにプラザイーストの中、市のほうから20%節電と言ったら、もう操作してしまって、全部満室ですみたいにうその表示をやって、市民に使わせなくて節電達成なんてインチキなことやって、私がその責任を追及したところ、結局市のほうも注意はしましたで終わりになってしまったんです。市民に対しておわびの掲示もしないわけです、プラザイーストで。あと盆栽美術館ができたとき、その盆栽を預かっていて枯らせてしまったとか、お金だけたっぷり取っていて。非常に問題ある団体だと思います。 それから、市民活動サポートセンターも、ここがやると言っているんですけれども、市民活動サポートセンター、本当にこれも浦和の団体しか使っていないわけです。ロッカーとかメールボックス、それは浦和にあったら浦和の団体しか使えないです。やはり印刷機、私は以前に市民活動サポートセンターにしかないのはおかしいと言って、各コミュニティセンターに印刷機を置くようになりましたけれども、このロッカーとかメールボックス、市民団体が使うもの、こういうものに関しても各コミセンに置いたらどうですか。そうしたら片柳の市民団体は片柳で使う、馬宮の市民団体は馬宮で郵便を取り行けばいいわけですから、もっと大宮のほうや岩槻のほうでも利用が進むのではないかと思います。 それから、議案第221号のもう一つの補正予算、今コロナというので埼玉県のほうが、大宮区の酒を出す飲食店は営業を10時までにしてくれと、協力したらお金を出すといったら、ではさいたま市も14万円出しましょうと言っているのですけれども、そもそも大宮区がなぜ対象になったのかと、それだけコロナが今大宮区の飲食店からクラスターが起きているのかといったら、確認できる感染経路で起きたのは11月以降1人ですというんです。たった1人の感染者が大宮区の飲食店で出たというだけで、大宮中の飲食店をみんな夜閉めようになって、そしてお金もじゃんじゃん出しますよと、こんなの私は本当に納得できない。やっぱりエビデンスという言葉が最近いろいろ言われていますけれども、根拠もないところでやるのはおかしいではないか。これで2週間の間、4日から2週間、17日まで、どれだけでは人出が減ったのか、どれだけ感染者が減ったのかと言ったら、いや、それは分かりませんなんて言っているんです。でも延長だというんです、10日間。根拠もないのに実施して、根拠もないのに延長、こういうのはおかしいので、私は認められません。 それから、請願に行きます。20人学級の実現を。私は、かつて小中学校の30人学級の請願は採択すべきだと言ってきました。でも、それが実現しそうになったら今度は20人学級ですか。請願者に関しては言わないですけれども、紹介議員の方々、私は調子に乗るなと一言言いたいと思います。 それから、核兵器禁止条約、私は核兵器は廃絶すべきだと思っています。これが来年の1月22日から発効するというんで、これは日本政府も当然署名して批准すべきだと思います。私は、この前のアゼルバイジャンとアルメニアの戦争を見ていても、今度は核兵器だけではないと思うんです。もっと恐ろしいのは、ドローンです。自爆ドローン、神風ドローンです。だって、あんなの安いんですよ、そしてちっちゃい。アゼルバイジャンが何で今回大勝利したか。大量にドローンを買ってばんばんまちにもぶち込む、それから相手のアルメニア軍がいる塹壕のところにぶち込む、戦車にもぶち込む、トラックにもぶち込む、じゃんじゃんやって勝ってしまった。だって、500キロメートル離れたところから操作できるんです。ゲームと同じで、タブレットの画面を見ながら、ぴっとやったらどーんといってしまうのです、自爆ドローン。アルメニアとアゼルバイジャンの紛争で、戦争のやり方が変わったと言われているんです。30年前は、通常のやり方でアルメニアが大勝利したのに、今回はドローンを大量に使ってアゼルバイジャンが大勝利したんです。ですから、今回は核兵器の廃絶、私は、それは70年前から言われていることは賛成ですけれども、次はドローンの軍事利用の禁止もぜひとも日本からも声を上げていってもらいたい。本当に新しい、怖い戦争のやり方になってしまうということで、以上で討論を終わります。 ○渋谷佳孝議長 これで、討論を終結いたします。        ---------------- △議案の採決 △議案第181号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 これから、順次、採決いたします。 お諮りいたします。 初めに、議案第181号「令和2年度さいたま一般会計補正予算(第18号)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第181号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第185号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第185号「さいたま市議会の議員の議員報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第185号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第190号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第190号「さいたま道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第190号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第192号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第192号「ナックファイブスタジアム大宮照明灯改修工事請負契約について」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第192号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第194号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第194号「準用河川油面川排水機場設備工事請負契約について」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第194号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第201号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第201号「指定管理者の指定について(さいたま市宝来グラウンド・ゴルフ場)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第201号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第204号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第204号「指定管理者の指定について(さいたま市南浦和コミュニティセンター等)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第204号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第205号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第205号「指定管理者の指定について(さいたま市地域中核施設プラザイースト)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第205号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第206号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第206号「指定管理者の指定について(さいたま市東大宮コミュニティセンター等)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第206号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第207号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第207号「指定管理者の指定について(さいたま市馬宮コミュニティセンター等)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第207号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第208号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第208号「指定管理者の指定について(さいたま市地域中核施設プラザウエスト)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第208号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第210号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第210号「指定管理者の指定について(さいたま市美園コミュニティセンター等)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第210号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第211号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第211号「指定管理者の指定について(さいたま市民会館おおみや)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第211号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第212号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第212号「指定管理者の指定について(さいたま市民活動サポートセンター)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第212号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第221号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第221号「令和2年度さいたま一般会計補正予算(第19号)」は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、議案第221号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △議案第182号~第184号、第188号、第189号、第191号、第193号、第195号~第200号、第202号、第203号、第209号、第213号~第215号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 議案第182号「令和2年度さいたま市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)」をはじめ、議案第183号、第184号、第188号、第189号、第191号、第193号、第195号から第200号、第202号、第203号、第209号及び第213号から第215号の以上19件は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○渋谷佳孝議長 御異議なしと認めます。 よって、以上19件は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ---------------- △請願の採決 △請願第28号の採決-採択 ○渋谷佳孝議長 次に、請願について、順次採決いたします。 お諮りいたします。 請願第28号「新型コロナウイルス感染防止のため20人程度の少人数学級実現を求める請願」は、委員長の報告は採択であります。 本件を、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、請願第28号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。        ---------------- △請願第29号の採決-採択 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 請願第29号「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書を上げてください」は、委員長の報告は採択であります。 本件を、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、請願第29号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。        ----------------市長提出議案の一括上程 ○渋谷佳孝議長 次に、市長提出議案第216号から第220号の5件を一括して議題といたします。        ---------------- △議案第216号~第220号の採決-同意 ○渋谷佳孝議長 これから、採決いたします。 お諮りいたします。 議案第216号から第220号「人権擁護委員候補者の推薦について」の5件は、これに同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○渋谷佳孝議長 御異議なしと認めます。 よって、議案第216号から第220号の5件は、これに同意することに決定いたしました。        ----------------議員提出議案及び委員会提出議案の報告 ○渋谷佳孝議長 次に、議員提出議案が1件及び委員会提出議案が1件提出されております。 議案につきましては、お手元に配付しておきましたので、御了承願います。〔参照〕 議員提出議案〔参照〕 委員会提出議案        ----------------議員提出議案第17号、委員会提出議案第7号の一括上程 ○渋谷佳孝議長 議員提出議案第17号及び委員会提出議案第7号の2件を一括して議題といたします。        ---------------- △議案説明 ○渋谷佳孝議長 議案の説明を求めます。 初めに、神田義行議員     〔神田義行議員登壇〕(拍手起こる) ◆神田義行議員 議員提出議案第17号「ICTを活用した家庭学習に係る通信費の継続的な支援を求める意見書」について、読み上げて提案とさせていただきます。 国は、昨年12月に閣議決定した「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」において、学校における高速大容量のネットワーク環境(校内LAN)を整備する「校内通信ネットワーク整備事業」と、児童生徒一人一人が端末を持つ「児童生徒1人1台端末整備事業」の2つの柱から成る「GIGAスクール構想」を示しました。加えて、「GIGAスクール構想」の実現に向けた事業を実施する地方自治体を継続的に支援することとしています。 その後、本年3月に、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、多くの学校で臨時休業の措置が取られた際には、緊急時においても児童生徒がICTを活用した家庭学習を行うことができるよう「GIGAスクール構想」を加速し、「1人1台端末」の整備計画を前倒しするとともに、校内LANに加え、家庭学習のための通信機器の整備も進めることとしました。 「GIGAスクール構想」では、端末やICTを活用した家庭学習に係る通信機器の整備費については、継続的に補助を行っていますが、通信費は補助の対象としていません。低所得世帯が負担する通信費については、新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休業等に伴い登校できない児童生徒への学習支援の一環として、就学援助制度等を活用することにより、特例的に通信費相当額を追加支給しています。ICTを活用した家庭学習を行うに当たっては、各家庭における端末の保有状況や通信環境について、十分に配慮することが重要であり、端末や通信機器の整備費だけでなく、低所得世帯が負担する通信費についても継続的に支援することが必要不可欠となっています。 よって、国においては、こうした状況を踏まえ、「GIGAスクール構想」を実現し、全ての児童生徒が、その家庭の経済的状況にかかわらず、ひとしくICTを活用した家庭学習を行うことができるよう、現在特例的に追加支給しているICTを活用した家庭学習に係る低所得世帯が負担する通信費について、継続的に支援していくことを強く求めます。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 なお、提出者、賛成者は記載のとおりでございます。よろしくお願いいたします。(拍手起こる) ○渋谷佳孝議長 次に、保健福祉委員長 斉藤健一議員     〔斉藤健一議員登壇〕(拍手起こる) ◆斉藤健一保健福祉委員長 それでは、委員会提出議案第7号「新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡充等を求める決議」については、案文の朗読をもって説明といたします。 新型コロナウイルスの感染状況については、新規感染者数が過去最多となるなど、最大限の警戒状況が続いている。また、医療機関、高齢者施設等においては、集団感染が相次いで発生している。これらの施設の入所者等は、重症化リスクが高いことから、施設内の感染対策の強化が重要かつ喫緊の課題となっている。 よって、市執行部においては、新型コロナウイルスの集団感染を防止し、重症者の発生を可能な限り食い止めるため、以下の事項について必要な措置を講ずるよう努めることを強く求める。 1、高齢者施設、障害者施設等の入所者や従業者に対する検査の実施を支援するなど、検査体制を拡充すること。あわせて、これらの施設における感染拡大防止対策の実施に要する費用について、さらなる財政支援を行うこと。 2、高齢者施設、障害者施設等が必要なサービスを継続して提供できるよう、事業継続に資する新たな支援制度の創設を国に対して働きかけること。 3、保健所等に大きな業務負荷が発生している状況を踏まえ、積極的疫学調査、検査等の専門性の高い業務に十分な人員を投入することができるよう、必要な人材を確保し、保健所等の体制を強化すること。 以上、決議する。 さいたま市議会保健福祉委員会委員長 斉藤健一。(拍手起こる) ○渋谷佳孝議長 説明が終わりました。        ---------------- △議案に対する質疑 ○渋谷佳孝議長 これから、議案に対する質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 吉田一郎議員     〔吉田一郎議員登壇〕 ◆吉田一郎議員 私は、委員会提出議案第7号「新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡充等を求める決議」で、ただいま報告してくださいました斉藤委員長に、5点ほど確認をしたいと思います。 まず、検査を拡充するようにと言いますけれども、高齢者施設、障害者施設等の入所者や、あと従事者というのは、大体人数はどのぐらいいるのでしょう。 2番、これらの人々に、では各自何回ぐらい検査を行う必要があるとお考えなのかなというのをお聞かせください。 3番、これらの人々から、多くの無症状の感染者が発見されてしまった場合はどう対処すべきかというのです。無症状の人でも、たくさん何万人も調べたら、何百人もあなたは無症状でも実は感染していますと出て全員病院に行ってしまったら、これは本当に医療崩壊です。だから、そういうふうに無症状なんだけれども、感染者がたくさん見つかった場合はどう対処したらよいのかと。 それから、4番です。積極的な疫学調査、こういったのを保健所などがやれるようにというので、必要な人材を確保しとありますけれども、この積極的な疫学調査というのは、具体的にどういうことなんでしょう。 5番目、最後。今、気温がどんどん低下しています。市中感染、コロナもどんどん人数が増えています。風邪やインフルエンザなんか毎年そうですけれども、コロナも寒くなって人数がどんと増えています。こういった現状で、なぜこれ以上の積極的な疫学調査が必要なのかと。後で、4番で聞きましたけれども、疫学調査って普通、一般的に私が思っているのは、どこから感染したんだろう、その感染経路を調べるという意味だと思うんです。私、そういえば先週の木曜日にあの人と会食をして一緒に飯を食って、ああ、あの人もコロナだったから多分そのときにとか、私それでその3日後にどこどこ行って、こういう人と会って、こういう人と会って、ではその人たちも調べましょう、PCR検査と。多分こういうのが積極的な疫学調査と思うんですけれども、どんどん寒くなって市中感染が蔓延している状況で、こういうのはこれ以上やり続けると、そこにどんどん人材を投入していくというのは本当に必要なのか。というのも、少ないときでしたら、そういう感染経路というのをたどっていって、そこを徹底的に調査して、徹底的に隔離して根絶というのも可能だったでしょうけれども、現在の状況で、果たしてそれが必要だとまだ言えるのかと。少し難しい話もしてしまいましたけれども、その5点よろしくお願いいたします。 ○渋谷佳孝議長 斉藤健一議員     〔斉藤健一議員登壇〕 ◆斉藤健一保健福祉委員長 吉田一郎議員の議案に対する質疑にお答えいたします。 初めに、(1)高齢者施設、障害者施設等の人数ですが、高齢者を対象とする入所者施設については、定員数は約2万3,000人、職員数は約1万4,000人で、障害児者を対象とする入所施設については、定員数が約400人、職員数は約200人となっております。 次に、(2)何回検査を行う必要があるのかですが、厚生労働省からの通知では、高齢者施設等でクラスターが多数発生していることを踏まえ、入所者や従事者の全員を検査対象とするなど、言わば一斉定期的な検査の実施をお願いする旨が示されております。自費検査については、通知に基づき各施設において必要な対応が取られるものと考えておりますが、この決議においては、そのための費用を補助するなど、支援の拡充を市執行部に対して求めるものであります。 次に、(3)多くの無症状者が発生した場合の対応ですが、これも厚生労働省からの通知では、社会福祉施設等の入所者や従事者が感染した場合には、入院に関するなど保健所や医療機関に相談し、その指示に従う旨が示されておりますので、各施設においても適切な対応が取られるものと考えております。 次に、(4)積極的疫学調査についてですが、感染症予防法に基づき行われる調査で、感染経路や濃厚接触者の調査のほか、濃厚接触者に対する行動制限の依頼などが該当いたします。 次に、(5)市中感染が拡大している現状で、これ以上の積極的疫学調査が必要なのかについてですが、こちらも厚生労働省からの通知では、積極的疫学調査による患者クラスターの把握については、地域の発生状況に応じて優先順位をつけて実施する旨が示されております。この通知の中で、高齢者施設などの重症化リスクの高い方が入所している施設は優先度が高いとされておりますので、引き続き保健所等において必要な対応が取られるものと考えております。 なお、この決議においては、そのための保健所等の体制の強化を市執行部に対して求めるものでございますので、議員におかれましては、決議内容の御理解を賜りたいと存じます。 ○渋谷佳孝議長 以上で、吉田一郎議員の質疑は終了いたしました。 これで、通告による質疑を終結いたします。        ----------------委員会付託の省略 ○渋谷佳孝議長 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案のうち、議員提出議案第17号につきましては、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○渋谷佳孝議長 御異議なしと認めます。 よって、本件は委員会付託を省略することに決定いたしました。        ---------------- △議案に対する討論 ○渋谷佳孝議長 これから、議案に対する討論を行います。 ただいまのところ、通告はありません。 これで、討論を終結いたします。        ----------------議員提出議案第17号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 これから、順次採決いたします。 お諮りいたします。 初めに、議員提出議案第17号「ICTを活用した家庭学習に係る通信費の継続的な支援を求める意見書」は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立総員であります。 よって、議員提出議案第17号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。        ----------------委員会提出議案第7号の採決-可決 ○渋谷佳孝議長 続いて、お諮りいたします。 委員会提出議案第7号「新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡充等を求める決議」は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立総員であります。 よって、委員会提出議案第7号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。 なお、ただいま議決されました意見書の取扱いにつきましては、議長に一任願います。        ---------------- △請願第19号の閉会中継続審査の件 ○渋谷佳孝議長 次に、議会運営委員長から、会議規則第104条の規定に基づき、閉会中継続審査申出書が提出され、お手元に一覧を配付しておきましたから、御了承願います。 これから、採決いたします。 お諮りいたします。 請願第19号は、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○渋谷佳孝議長 起立多数であります。 よって、請願第19号は、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。〔参照〕 閉会中継続審査申出一覧        ---------------- △請願の委員会付託渋谷佳孝議長 次に、請願の委員会付託を行います。 お諮りいたします。 請願第31号は、お手元に配付しておきました請願付託表のとおり、議会運営委員会に付託し、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○渋谷佳孝議長 御異議なしと認めます。 よって、本件は、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。〔参照〕 請願付託表        ---------------- △市長挨拶 ○渋谷佳孝議長 以上で、今定例会の議事は、全て終了いたしました。 この際、市長から挨拶のため発言を求められておりますので、これを許します。 市長     〔市長登壇〕 ◎清水勇人市長 令和2年12月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様方には、追加で提出したものも含めて、今議会に提出いたしました諸議案につきまして、熱心な御審議をいただき、厚く御礼を申し上げます。審議の過程でお寄せいただきました貴重な御意見や御要望につきましては、今後の市政運営の参考としてまいりたいと存じます。 初めに、今議会におきまして次期さいたま市総合振興計画基本計画について御議決をいただきました。本市誕生以来の総合振興計画を刷新する新たな基本計画について、熱心に御議論いただき、厚く御礼を申し上げます。今後は、実施計画の策定に向けた作業を進め、令和3年度の新たな総合振興計画のスタートに向けて着実に取り組んでまいります。 次に、今般のコロナ禍で体を動かす機会が減少する中、本市では令和3年1月の1か月間、さいたまオンラインスポーツチャレンジを開催いたします。この取組は、スマートフォンアプリを使って自分に合ったペース、場所、時間で体を動かし、楽しみながら健康づくりにつなげていただくことを目的に、「さいたまシティONLINEマラソン」及び「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム toward 2021 ONLINE RIDEチャレンジ」の2つのメニューを用意しています。オンラインマラソンでは、エントリー料の一部をチャリティー募金とし、新型コロナウイルス感染症対策に従事する医療関係者の方々などのサポートにつなげてまいります。ウィズコロナ時代にふさわしい新たなスポーツの楽しみ方を、より多くの方に体感いただきたいと思います。 また、新型コロナウイルス感染症につきましては、依然として全国的に感染拡大が続く中、特に年末年始において会食や帰省等でのさらなる感染拡大が懸念されます。本市としても、埼玉県や医療機関と連携し、市民の皆様に安心していただける相談、検査体制の充実に努めるなど、最大限の警戒感を持って取り組んでまいります。 今月5日からは、「がんばろう さいたま!商品券」の利用がスタートしておりますが、市民の皆様や事業者の皆様と一層連携し、この厳しい状況を乗り越えていくための市内経済の活性化にも全力で取り組んでまいります。 結びに、本市はいよいよ来年、誕生20周年の大きな節目を迎えます。年の瀬も押し迫り、何かと御多用の時期を迎えますが、議員の皆様には、くれぐれも健康に御留意いただき、本市にとって大きな節目ともなる令和3年の輝かしい年明けをお迎えになりますよう御祈念を申し上げまして、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。(拍手起こる)        ---------------- △議長挨拶
    渋谷佳孝議長 私からも議会閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 今定例会は、24日間にわたり開かれましたが、議員各位におかれましては熱心な御審議を賜り、厚く御礼申し上げます。 また、清水市長をはじめ、執行部の皆様には、議案審議に御協力をいただき、感謝を申し上げます。議案審議の中での各議員からの意見や指摘につきましては、十分に尊重しつつ、より一層の熱意を持って市政運営に尽力されますようお願いいたします。 さて、本定例会では、次期総合振興計画基本計画が可決し、必要に応じ計画の見直しを求める附帯決議も可決されました。また、新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡充等を求める決議等も可決されたところであります。執行部におかれましては、議会の意向をしっかりと認識し、御対応いただきますよう強く要望をいたします。 さて、本年も余すところあと僅かとなりました。年の瀬を控え、寒さも一段と厳しくなってまいりますが、御健勝にて新しい年をお迎えになられますよう御祈念申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手起こる)        ---------------- △閉会の宣告 ○渋谷佳孝議長 これで、令和2年12月定例会を閉会いたします。午前11時04分閉会        ----------------...