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  1. 仙台市議会 2021-04-16
    令和3年度 新型コロナウイルス感染症関連補正予算等審査特別委員会(第2日目) 本文 2021-04-16


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから新型コロナウイルス感染症関連補正予算等審査特別委員会を開会いたします。  説明員についてでありますが、本日は市長、藤本副市長、高橋副市長のほか、審査を行います議案に関連する局長等及び職員に出席いただいておりますので、よろしくお願いいたします。  本委員会において審査を行います議案は3件であります。  初めに、審査の方法についてお諮りいたします。審査の順序は、お手元に配付の審査日程表(案)に従い、一括して全議案に対する質疑を行い、質疑終了後、決定に入ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を進めることにいたします。  具体の進め方につきましては、既に皆様にお知らせしておりますとおり、会派持ち時間制による会派ごとの質疑といたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。なお、当局におかれましては、会派持ち時間制の趣旨を十分御理解の上、質疑の要旨をはっきりつかんで、的確に、簡潔に、かつ答弁漏れのないようにお願いをいたします。  また、委員の皆様方にあらかじめ申し上げますが、質疑の際に資料等を使用する場合には、事前に私のほうまで申し出ていただきますようお願いをいたします。  次に、出席委員の調整についてであります。  既に皆様にお知らせしておりますとおり、新型コロナウイルス蔓延防止の観点から、出席委員を調整いただいたところです。具体には、質疑を前半後半に分割し、所定の委員の着席により審査を進めてまいります。全会派の質疑が終了した後、休憩を取り、その後、全委員着席の下で委員会を再開し、討論、採決に入りたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  なお、今回の調整により、特別委員会室に入らない委員におかれましては、会派控室等において委員会中継を視聴することといたします。  この際、暫時休憩いたします。                休憩 午後1時2分                再開 午後1時3分 3: ◯委員長  再開いたします。              《付託議案の質疑について》 4: ◯委員長  それでは、これより質疑を行います。
     第72号議案令和3年度仙台市一般会計補正予算(第2号)、この際、件名の朗読を省略いたします。以下、第73号議案及び第74号議案についてであります。  自由民主党から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。             〔佐藤正昭委員、質疑席に着席〕 5: ◯委員長  発言を願います。 6: ◯佐藤正昭委員  まず、ちょうど1年前、4月6日に議員協議会をやったと。そして、4月13日に災害対策会議があったと。当事、自民党会派の会長だった斎藤範夫さん、公明党の鈴木広康さん、民主フォーラムの村上かずひこさん、そして蒼雲の会の安孫子雅浩さん、小野寺健さんとか、多くの議員がこのことについて疑問を呈したと。そして、共産党の嵯峨サダ子代表までが、15日、16日の市立小中高校の入学式、始業式について疑問を呈したと。にもかかわらず、市長は入学式の具体的な開催方法も中途半端にしか示さずに、始業式、入学式の実施を強行されました。全くこの議会での議論が生かされていない。当局として熟慮の上、この場に挑んでいると思います。市民代表である議員とのやり取りの中で、決断をして物事を実行してほしい。議会でないところで何かが決まっている。国会での与野党の対立ではありません。我々は市民のために、手段は違うかもしれないけれども同じ方向を向いているんです。一緒に前に進もうではありませんか。そういう意味で、この場に私は立っているわけです。  先週、5日に行われた災害対策会議でも、我が会派の跡部副会長や多くの議員がゲノム解析器導入について求めたのにもかかわらず、その場では答えず、突然、数日後に市長が導入を決めたようであります。これも議会でない場で決まっている。これは我々との信頼関係を築けていない。当局は市長と議会との関係についてどのようにお考えなのか、まずは御所見をお伺いします。 7: ◯市長  私は、市政におきましては、二元代表制の下、民意を託された議員の皆様方の御意見、御指摘をしっかりと受け止めながら市政運営を進めていくことが基本であると、このように認識をしております。  とりわけ、昨年来からの新型コロナウイルスへの対応につきましては、議会の皆様方からの様々な御提言、そして数次にわたる補正予算の審議などを通しまして、医療提供体制の強化あるいは市民生活の支援、また緊急経済対策など、議会の皆様方からの御提言、御理解をいただき、この間取りまとめてきたところでございます。  引き続き、車の両輪として、議会の皆様方と共に、19万市民の皆様方のための市政を図ってまいりたいと、このように考えております。 8: ◯佐藤正昭委員  ぜひそういうふうな姿勢でこの場に臨んでいただきたいと思います。そして、我々が提言したことがしっかりと実現をして、市民生活、市民の安心・安全につながる、市民をコロナウイルスから守ることができる、そういうつもりでやってほしいと思います。  本市において、新型コロナウイルスの拡大が1年以上経過しております。未知のウイルスの対策について、これまで世界中で手探りの試行錯誤が繰り返されてきました。我々議員も本会議、災害対策会議、いろいろと議論してきました。我々が再三再四求めてきた事業者事業規模に応じての支援は、実現をしたものの一つであります。国はまん延防止等重点措置に係る協力金について、一律の支給額ではなく、事業規模に応じた支給額に変更いたしましたが、本市においては国に先んじて支援制度を創設したのであります。仙台市議会と市当局は、同じ方向性で国に立ち向かって、市民、事業者の期待に応えたものであります。ここは敬意を表します。  また、このたびまん延防止等重点措置に係る協力金の制度設計に当たっても国に働きかけを行ってきたものと理解をしていますが、これまでの経緯、経過を含めお尋ねをいたします。 9: ◯地域経済再生担当課長  協力金につきましては、かねてより規模の大きな店舗を経営する事業者の方々から、時短要請に協力したくともこれまでの協力金の支給額では応じることが困難であるという御意見もいただいておりましたことから、本市といたしましては、事業規模に応じた支給額となるよう県や国に対して働きかけを行ってきたところでございます。  この点、今般のまん延防止等重点措置に合わせて、事業規模に応じた協力金を支給できることになりましたが、委員御指摘のとおり、本市においては、関連事業者支援金制度におきまして、国に先駆けて事業者売上げ減少額に応じた支援金制度を導入してきたところでございます。これは長期にわたりまして感染拡大の影響を受けている地元事業者の方々からの切実な声や、市議会におかれます御議論を踏まえまして導入したものでございます。  引き続き、感染症や地域経済の状況を踏まえつつ、事業者の方々の声に耳を傾けながら、地域経済の活性化と地元事業者事業継続に向けて必要な支援に取り組んでまいりたいと存じます。 10: ◯佐藤正昭委員  新型コロナ感染症について、原因解明なくして対策なしだと思っています。仙台市はすごいなと思いました。原因が分からないのに対策をしたんじゃないかと。今回のこの予算にしても、はっきりした原因がどこにあるのか分かってこの予算をつくったのか、そういうことを疑問に思っております。  今回、このまん延防止重点措置、そして時短要請に至った原因、感染経路をどのように把握しているのか。原因解明としっかりした情報収集が必要であります。今、人流という言葉があります。人流を解明しなければ、本市は何か県から1週間に一度示される簡易の直近7日間の繁華街の人出の状況しかない中で、正確な現状分析もせずに判断したのじゃないかと私は思っているんです。市はどのような分析をして判断をしたのか、まずはお伺いいたします。 11: ◯危機管理局長  現状におきましては、内部での活用を条件として事業者から提供されたデータや内閣官房で公開しているデータ等によりまして、国分町エリアですとか、仙台駅前におけます滞在人口の推移等につきまして注視をしておりましたけれども、詳細な分析にまでは至っておりませんでした。  本年2月の時短要請終了後、一旦、感染状況は落ち着きを見せていたものの、3月半ば以降、これまでにない勢いで感染者が急増いたしましたが、その要因については様々考えられるところですけれども、人流に起因するところも大きいものと捉えてございます。  今回の感染拡大を踏まえまして、また今後の感染対策も見据えますと、人流データを分析し、対策に生かすことは非常に重要と考えておりますことから、具体的なデータの活用につきまして鋭意検討を進めてまいりたいと存じます。 12: ◯佐藤正昭委員  仙台市で持っているのは、この程度のデータなんです。それで、どこの地域か詳細に分からないようなデータだけを持ってこのことを進めている。全くナンセンスだと思います。  国でもいろんなものがあって、私はちょっと調べたら分かったんですけれども、ソフトバンクのAgoop、そしてNTTドコモのやつ、Uのやつ、そしてLINEのやつ、いろいろあります。今、NTTドコモでも月6万円だそうです。あの範囲の中で詳細な、男女比も分かる、年代も分かる、地域も分かる、そういうものがすぐ手に入るんです。こういうものをなぜ活用しないのかと。あまり高いのでは活用できないのかと思うんですけれども、さすがです、コロナ対策パックというのがあるんです。これは原価で月6万円です。これだけの金額で人流を押さえることができるなら、それを使ったほうがいいんじゃないですか。なぜ使わないか、私は理解できない。そして、私が聞くまで、そういうことが全く分かっていなかったでしょう。こういうデータを取るということに全く関心がなかったんじゃないのか。それでは困るんです。状況分析ができていないのに、対策をよくしたと私は思っています。  ここまでのことをずっと言ってもしようがない。これは、今からこういうものを使ってしっかりした状況、現状の分析をするということを答弁してください。 13: ◯危機管理局長  繰り返しの部分もございますけれども、感染拡大の要因の中で人流に起因するところは非常に大きいものと考えてございますので、今後、具体的なデータの活用につきまして鋭意検討を進めてまいりたいと存じます。 14: ◯佐藤正昭委員  市長、副市長、今の答えでいいのか。もうそこまで迫っているんです。蔓延防止で、本当に大変な時期なんです。これは原因も分からないのに何で対策ができるんですか。こんな先月のデータと一緒の適当なデータ。もっとメッシュなやつがあるので、そこまでやり方があるというんですから、それはお金をかけてしっかりやるべきじゃないですか。お答えください。 15: ◯藤本副市長  人流の分析についてでございますが、4月5日から昨日までの仙台市内における感染者の推移を見ますと、非常に明らかな傾向が見て取れるような状況に至ったということでございまして、それはその意味でこれまで1年間、様々な対策を講じてくる中において一つの実証例かとは思いますが、人流を抑え込むことによって感染者数が減るという一つの例証に今回なりつつあるというふうに理解をいたしております。  それはそれで、そういった経験値から来るものとしては一定程度有益でありますが、これまではどちらかというと感染対策最大限力を入れてきたということもございまして、委員御指摘のようなエリアごとの分析をきちんとした上で、どういう形で今後見込んでいくのかということについては、まさにこれから本市としては19万人というエリアでございますので、ぜひとも必要な手段であるというふうに理解をいたしておりますので、局長が答弁いたしましたように、ぜひその部分を実際の分析の中で生かしていければというふうに努めていきたいと思います。 16: ◯佐藤正昭委員  まずは、しっかりとしたデータに基づいて原因を究明してください。そういった中でも、じゃあ聞きます。今、市内の新型コロナ感染拡大の原因はどのように分析をしているのか、まずはお答えください。 17: ◯健康福祉局長  私どものほうで、保健所を通じて積極的疫学調査を通じながら感染経路の把握ということも取り組んでいるところではございますけれども、感染経路が不明という方が最近増えているということがございます。積極的疫学調査を行っているところではございますが、感染原因に心当たりのない方が多いというのも最近の状況として見えてきております。  こうした中で、感染拡大の原因というのを我々が追い求めるのは大変困難なことと思っておりますけれども、幾つか御指摘がございますとおり、今お話がありました人流という部分もあろうかと思いますし、あとその人流の中で人が集中する時間、場所があったということ、あるいは施設の中での感染防止の状況が不十分であったなどということもございますので、これについて確固たるこれが原因ということは見えていないところですが、それに近づく要因というのを幾つか把握して進めているところでございます。 18: ◯佐藤正昭委員  もう少し分かりやすく、あまりにも雑駁で。それはやっぱりデータがないから、分からないから、雑駁な答えしかないということであれば、そちら側の責任です。もう一度答弁してください。 19: ◯健康福祉局長  失礼いたしました。  私ども健康福祉局サイドといたしましては、先ほど申し上げましたとおり、感染経路の把握ということについて積極的疫学調査を中心にやっているところでございます。これでは、現時点では感染経路ということについては不明な部分も多いということがありますので、確固たる原因ということにつきましてはつかみかねているのが現状でございます。 20: ◯佐藤正昭委員  感染経路が分からないんだから対策のしようがないと、もうギブアップですということなのか。私はそういうことではないと思うんです。  これは一つ例を出します。仙台市は、2月8日に時短要請を解除しました。その間、東京はずっと続いていたんです。仙台市の特徴というのは何かということです。仙台市の特徴は、仙台市はもしかしたら東京圏なんです。1時間半で、新幹線で仙台市に来られる。しかも今、JRがあまり混んでいない状況ですから、早く予約をすれば1万円ぐらいで往復ができる。そして、ホテルも安い。そういうことになれば、あちらは8時までしか飲めないわけですから、仙台市に来ればずっと飲めるわけですから、そういうことでここに人が集まってくる。そういうデータをしっかり分析して対策をしてほしいと私は思っているんです。そういうことじゃないんですか、お伺いをいたします。 21: ◯健康福祉局長  ただいま委員から御指摘があった部分、これについては我々もそういうこともあるだろうという見方はできるかと思っています。  ただ、先ほど申し上げましたとおり、それに当たらない部分もあるということがありまして、それを要因の一つとして我々も考えているところではございますけれども、それだけが原因とはなかなか言い切れない部分があるというふうに判断をしてございます。 22: ◯佐藤正昭委員  原因の一つにそういうこともあると。そして、2月8日に解除されたと。そうしましたら、どういうことが起こるか。全国チェーンのキャバクラ、ホストクラブ、そういうのは東京で稼げないから仙台市にその人員をみんな送ってくるんです。そして、それに従ってお客さんも、その女の子、女性や男性について、みんな仙台市に来た。そういうことがあったんじゃないかと、私は容易に予測ができますし、そして今、国分町の中でも悪質なところ、そういうところが結構あるんじゃないかと。そこが、皆さんが保健所なんかでいろいろ調査をしても感染経路不明だというところ、そういうものに大きな原因の一つがあるんじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。 23: ◯健康福祉局長  感染者につきまして、私どものほうで積極的疫学調査の一環として施設調査等というのも行ってございます。そういう中でつかめる部分というのはあろうかと思いますけれども、今お話があったような状況に直接つながるという部分については、現在把握はできていない状況でございます。 24: ◯佐藤正昭委員  仙台市は、感染者が突出しているんです。若年層を中心に、保健所の調査に行動歴を表さない、示さない、そういうケースも目立ち始めております。県の感染対策に関わる厚生労働省の担当者は、保健所の推測では、飲食店や昼カラオケでの感染が背景にあるとの話も聞いたと伺っております。感染を抑え込むために行動歴の調査がしっかり欠かせないんです。  郡市長も、県外から保健師や看護師の応援をもらい、徹底して調査をしていると、協力してほしいと呼びかけているんですけれども、この徹底した調査というのはどの程度行われているのでしょうか、お伺いをいたします。 25: ◯健康福祉局長  どの程度行われているかというのは大変お答えが難しいと思いますけれども、我々としては積極的疫学調査、先ほど来何度か御答弁申し上げておりますが、そういう中で個人の行動歴を把握するということについては、それぞれの保健所、保健所支所におきまして努めているところでございますが、委員からお話がありましたとおり、御自身の行動歴についてなかなかお話をしていただけないという方もいらっしゃいます。そういう中で、現場の職員はかなり苦労しながら聞き取っているところではございますけれども、そういったこともありまして、先般、これもお話がございました市長のほうからの呼びかけということもやっておりますしホームページ等でもお願いをしているところでございます。 26: ◯佐藤正昭委員  次に、ワクチン接種についてお伺いをいたします。  分かりにくさ、簡単なことを難しく書くのが得意な市役所であります。難しいことを分かりやすくしっかり書いて表現をする、そういう知恵が今試されております。今回、こういうのが送られてきました。それに、国からのものがあったんですけれども、あまりにも分からな過ぎてこんなものは何にもならない。ワクチンを受けるには事前の予約が必要です、クーポン券は大切に保管してください、接種するときにはクーポン券本人確認の書類を持ってきてくださいという、こういうのがありました。  これは、いろんな事情はあるんです。高齢者施設の問題とか、そういうものはあったということも分かりながら、2か月くらい前の状況で見切り発車をしなければいけない。早めの対応が裏目に出て、それで皆さんが心配になって電話をかけてきた、そういう状況だと思うんですけれども、この状況についてどのように分析をされていますか。 27: ◯健康福祉局長  このたびの接種券の送付に関しましては、コールセンターに対して多くのお問合せをいただいているほか、予約の方法や接種会場などについての情報が不足しているというお声を多数いただいてございます。  今、委員からお話がありました部分がございますが、当初国から示されたスケジュールの中では、情報がまだまだ限定的であった2月上旬に接種券等の印刷、封入作業に着手する必要がありましたことから、御指摘の内容や情報が不足している状況に至ったものというふうに思ってございます。  送付の後には、市政だよりや本市ホームページ、様々な媒体等を通じてお知らせなども実施しているところでございますが、結果として多くの皆様に御不便をおかけしていると認識しておりまして、申し訳なく思っているところでございます。 28: ◯佐藤正昭委員  その後、大混乱をしたので、4月になってからテレビや新聞でいっぱい広報したのだと思うんです。これはそういう混乱があったからそういうことをせざるを得なかったのかと思うんですけれども、幾らぐらいこれに経費を要したのか、分かればお答えください。 29: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  広報の件でございます。  接種券に同封することができる情報に限りがあったこと、また当初想定したプラン、変更を余儀なくされる事態も考えられましたことから、市民の皆様に対しましては適切な時期に機動的に周知を図ることが必要だと考えていたところでございます。具体的には、市政だよりや本市ホームページ、新聞、テレビなど複数の媒体を通じて、当初から計画的に広報を進めてきたところでございます。  そのため、今般の接種券送付とその後の状況に対応した周知広報に係る費用、これだけを抜き出すことは、包括的な委託契約としているところもございまして、なかなか困難でございます。  引き続き、状況に応じた適切な市民の皆様への情報提供に取り組んでまいりたいと思ってございます。 30: ◯佐藤正昭委員  よく分からないですけれども、市民の方から、電話をしたら、まずはネット環境はありますかと、アクセスできますかと、そういうことを言われたと。その次に、こちらから、そういうのはないので分からないと、市政だよりに出るんですかとお聞きしたそうです。そうしたら、電話の向こうでは、市政だよりに出ることはありませんと、そういうお答えだったそうであります。  それを聞いて私は、担当局に対して、やっぱり高齢者の皆さんが一番頼りにしているというか、見ているのは市政だよりでありますから、市政だよりにしっかりとした広報をすべきだと。今、4月ですから、5月1日号で分かりやすく、市民、特に高齢者の方々にお知らせをする、これは大切なことだと思って私は連絡をしていたんですけれども、このことについてはどのようになっていますでしょうか、お願いいたします。 31: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  コールセンターでそのようなお答えをしてしまったということが事実であれば、少し混乱があったということだと思います。申し訳ございません。  そもそもこのワクチンに関する広報につきましては、非常に変化が大きいということがありまして、機動的に広報ができるような形を想定していまして、テレビや新聞も相当使っていかなければいけないとは思ってございました。  ただ、今般、様々なたくさんのお問合せをいただいたこともございました。また、委員の御指摘もございましたことから、市政だよりの5月1日号、こちらにおきまして、見開き2ページを確保しまして、ワクチン接種の重要性あるいは今後のワクチン接種の流れ、接種券を保管していただきたいことなどなどをお知らせする予定としてございます。  今後とも、市政だよりあるいは市のホームページなども十分に活用しながら、円滑な接種に向けた的確な周知に努めてまいりたいと考えてございます。 32: ◯佐藤正昭委員  仙台市で死亡者のリストは今、26人なのか。5代がゼロ人、6代1人、7代3人、8代8人、そして9代以上2人、非公表12人ということでありました。やっぱり年代が高くなればなるほど死亡リスクが高い、重症化リスクが高い、これは明らかだと思います。  そういった中で、まずはワクチンについて、どのような形で仙台市に今入ってくる計画なのか。ワクチンがどのようになっているか。今、医療関係者、そして高齢者や高齢施設ということになっています。医療関係者なんかに聞くと、市立病院は全員やったようですけれども、普通の町のところの病院にお聞きをしましたら、今現在1本来たと。1本は6人分です。6人分来たと。それも結構大きい病院です。5床ぐらいのベッドがある、そういうところでもそういう状況。市民はうんと心配しているんです。  そういう中で、今ここで最大限の分かっていること、どういうふうにワクチンが来るのか、お伝え願いたいと思います。 33: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  現時点でのワクチン供給の見込み、予定等々でございます。  まず、本市の高齢者向けのワクチンの供給に関しましては、1箱が1,000回分でございますので、4月8日が1箱1,000回分、今後は4月26日の週に1箱約1,000回分、5月3日の週に43箱、4万3000回分のワクチンが供給される見込みとなってございます。これ以降につきましては、5月1日からの2週間と5月24日からの2週間で、それぞれ全国で1万6000箱のワクチンが供給されるとなってございますけれども、その分のうち仙台市に配分、どれだけ来るかというのは未定となってございます。高齢者向けとしてはこういう形でございます。  医療従事者向けに関しましては、5月3日の週と、それから5月1日の週に全国で3,400箱の配分、配付が行われると伺ってございます。国としては、その時点の供給で医療従事者向けの必要なワクチン量の供給は完了すると見込んでいるというふうに言っていると聞いてございます。 34: ◯佐藤正昭委員  4月8日と28日に1箱しか来ないと。その後、1万6000箱とか、そのうち仙台市に100分の1なのか、そのぐらいの数が来るということなんでしょうけれども、しっかりと早めに市民にそういうことが届くように行っていただきたい。  この接種についてでありますけれども、65歳、今64歳の人から接種券が来たということでありますけれども、副市長にも来たんですか。そちら側で来た人は、目が合いましたので、市長も来たようでありまして、大変失礼いたしました。そういうことで、市長はいつ接種を受けようと思っていますか。なるたけ早く受けたいと思っているでしょう。  私はこのときに、仙台市民というのは真面目で、そして長幼の序があって、そういう感覚があると思うんです。より重症化しやすい人、より死亡リスクが高い人、そういう方々から打っていただければ、そういうふうな順序で打っていただければいいと私は思っておるんですけれども、そういうことが可能なのかどうか。段階的接種といいますか、65歳から百何歳まで打てるんだから、8歳ぐらいをラインとして、まずは8歳以上の人、これはこの死亡例でも分かるとおり一番リスクが高いんです。8代が突出して亡くなっていますから。そういう人からまず打つということが、これこそ仙台方式、仙台の人のやるべき姿なんじゃないかと思っています。  自分の身内に高齢者がいれば、両親がいれば、そういう人たちに、よりお年を召した方から打ってもらいたいと、そのように私は思うんじゃないかと考えるんですけれども、この考えについて、御所見をお伺いいたします。 35: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  個別接種、集団接種を始めますところに、予約の受付、その方法も含め、非常に円滑に進めるためいろいろな工夫が必要かと思っております。種々検討し、取り組んでまいりたいと思ってございます。  御提案の方法、これも円滑な接種に向けた手法の一つだとは思ってございます。ただ、一方で、重症化リスクというのは年齢にかかわらず持病等により重症化が懸念されるから御心配になっている方もいらっしゃるんだろうと思ってございます。そのために慎重な検討は必要かと考えているところでございます。 36: ◯佐藤正昭委員  持病があるないというのは、なかなか分からないんです。それを全部把握していて、マイナンバーカードで全部把握がされているなら、その答えでいいかもしれません。しかし、今はそういう年齢というところで区切るしかないわけでありますから、仙台市の姿勢として、そういうことを示すのが私は大切じゃないかと。やっぱりネット環境とかそういうのを考えますと、若い人、若い年代ほど早くアクセスができて早く打つ、そういうことになってしまうんじゃないかと思うんです。だから、仙台市で2段階ぐらいに接種をしたほうがいいと私は考えるんですけれども、こちら側の当局のどなたか御所見をいただきたいと思います。 37: ◯高橋副市長  接種券はいいんですけれども、委員の御提案の話も、私も個人的には分かるんですが、実際に年齢を区分する、例えば1歳刻みでやったときに、皆さん方が接種券を持っていて、実際に予約をなさるときに段階的にというのは、現実はなかなか厳しいかと。ただ、本当に高齢の方、例えば8歳以上とか、その辺でくさびが打てるかどうかというのは検討の余地としてはあると思います。室長としては、あそこまでの答えが最大だと思いますけれども、時間のない中で可能かどうかは少し検討してまいりたいと考えます。 38: ◯佐藤正昭委員  ぜひしっかり検討して、これが仙台方式なんだと、仙台市の心意気なんだという、そういうことを示していただいて、より重症化しやすい人、死亡リスクの高い人、そういう人からぜひ打っていただきたいと思っております。  65歳以下のワクチンの接種についてはこれからでしょうから、今回のいろんな轍を踏まないように、より慎重に検討をなされたほうがいいんじゃないかと、そのように思っています。  次に、コロナ禍が長期化する中で、前年比で53人増、197人の自殺者が出ております。そしてまた、DVという人もいっぱい出ているということであります。本市はそういうものに対してどのように取り組んでいるのか。  そして、お聞きますと、LINEか何かで簡単に相談できるツールがあったようでありますけれども、こういうものもこの中で止まっている。やっぱりそういう自殺なりDVの人というのは、ファーストタッチ、最初に相談できるということでいろんなことが解決するということがあると思います。その辺の体制はどうなっているか、お聞かせください。 39: ◯障害者支援課長  本市では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による休業や失業などの影響を考慮しまして、昨年10月からワンストップで様々な困り事を受け止める対面相談事業を開始いたしました。さらに、12月からはSNSを活用した相談事業も開始し、自死の要因となり得る悩みや困り事の早期解消に向けた支援を行っているところでございます。  なお、このSNSを活用した相談事業につきましては、LINE社の情報管理の問題がございましたことから、現在はウェブチャットというツールを活用した相談に切り替えているところでございます。  引き続き、こうした相談に丁寧に対応しながら、自死の防止に必要な対策を講じてまいりたいと存じます。 40: ◯佐藤正昭委員  私はこの新型コロナウイルス、特に今、変異株ということで相当危機感を持っています。そういった中で、仙台医療圏の病床使用率、受入れ態勢も86.4%という、もう本当に待ったなしだと思っているんです。そして、変異株もN51Yが3件検出されたと。そして、E484Kも167件であります。そして、先ほど仙台市は東京圏だと言いましたけれども、東京でこのN51Yが増えております。本当に大変なことだと思いますけれども、そういった中でこの変異ウイルス等の状況についてどのように考えるのか、当局と、あとは市立病院の病院事業管理者にお伺いをいたします。 41: ◯保健所副所長  特に従来株よりも感染しやすく重症化しやすいと言われておりますN51Yにつきましては、関西方面から関東方面への感染が拡大傾向にございます。東京都でのスクリーニング検査では、3月初めには1.7%でありましたが、4月初めには16.%と東京都でも増加傾向にございます。  先ほど委員のおっしゃいました人の移動ということを考えれば、今後、仙台市でもN51Yは増加していく可能性はあるものと考えてございます。  変異株でございましても、感染防止の基本につきましてはこれまでと同様でございます。自分自身、そして大切な人を守るためにも、これまで以上に危機感を持って対策を取っていただきたい、このように考えてございます。 42: ◯病院事業管理者  宮城県における感染状況につきましては、最近は多少落ち着いたような傾向もございますけれども、いわゆる高止まりの状況にあるのではないかというふうに思っています。また、特に重症患者については、患者の増加傾向からしばらく時間を置いて発生してまいります。そういう意味で、やはり病床、特に重症病床の需要については高い危機感を持っております。  また、委員御指摘の変異株につきましては、ウイルスの特徴からいって様々な変異が今後起こることも予想されております。まだまだ学問的な知見が十分とは言えませんけれども、やはり感染力が高いという報道もなされておりますことから、非常に注視して見ていく必要があるんだろうと思っております。 43: ◯佐藤正昭委員  今、病院管理者も言われたように大変危険なウイルスで、これはしっかりと見ていかなければいけないということでありました。  ところで、新型コロナウイルスワクチンというのは、そもそも有効期間というか、そういうものはどの程度あるのか、お知らせをください。 44: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  このあたりはなかなかはっきりしたところが分かりかねるところが多いところでございます。そもそもワクチンの効果自体、感染の予防になるのかどうかということも含めてまだ不明なところが多いものでございますので、今の質問についても明確な答えを私どものほうからいたしにくい状況にございます。 45: ◯佐藤正昭委員  病院管理者、いかがですか。 46: ◯病院事業管理者  科学的なレビューがある、権威のある雑誌の中で、新型コロナウイルスワクチンによる効果のレポートが初めて出たのが昨年の11月ぐらいだと思います。それによりますと予防効果はかなりあるということですけれども、まだワクチンが世界で打たれ始めてからそれほど長い年月がたっているわけではないので、一体いつまでその効果があるかということに関しては、また今後の報告を待たなければはっきりしたことは言えないだろうと思っています。最近の報告では、半年ぐらいまではもつのではないかという報告が散見されております。 47: ◯佐藤正昭委員  半年ぐらいしかもたないかもしれないということでありますから、またこの闘いというのはずっと続いていくんだと思うんです。そのためにもしっかりとしたエビデンスをもって原因究明をして対策に当たっていくのが基本だと思います。  この間も、2月8日に仙台市が時短要請を解除したと。今度も5月5日までであります。東京は5月11日、12日までであります。そういうところで、私は東京と一緒に解除しないと、また東京の人たちが仙台市に流れてくる、そういうことがあると思うんです。私は時短要請の段階的な解除だとか、そういうことも考えていかなければいけないし、蔓延防止等の措置も国にもっともっと東京と一緒にしてくれと求めていかなければいけないと思いますけれども、御所見をお伺いいたします。 48: ◯市長  今、まん延防止等重点措置の期間が本市においては5月5日、6日の午前5時ということでございますけれども、この間多くの皆様方、そして事業者の方々に御協力をいただいておりますことに改めて感謝を申し上げたいと思います。  先ほども答弁の中にございましたけれども、ここ数日、本市の感染者、新規感染者数というのは減少傾向に転じてきているというふうに見えるところもございますけれども、しかしながら先ほど来、御議論になっております変異株の問題、あるいは重症化する病症が、この感染者が出てきてからしばらく遅れて出てくるという状況もございまして、現在も医療現場は大変逼迫をしているというふうに認識をしております。  延長か、あるいは終了かといった判断につきましても、今後ともいろいろな状況をつぶさに見た上で、総合的に判断をしていかねばならないと思っているところです。その上で、県に対しましても、仙台市の状況はこうであるということをつぶさにお話をさせていただきたいと思っております。 49: ◯佐藤正昭委員  判断するのはやっぱり市長なんです。病床の逼迫率、そして変異株、今までとは私はフェーズが違うと思っているんです。これは危機的な状況なんです。それだったらいつそのことを市長は判断するのか、お聞かせください。 50: ◯市長  重ねてのお答えになりますけれども、今、いつというふうなことはなかなか申し上げられる状況ではないというふうに思っております。  ただ、先ほども申し上げましたまん延防止等重点措置の期間というのが、お尻が決められておりますので、その前にはどういう状況なのかを判断しなければなりません。そういう意味では、つぶさに、連日いろいろと変化している状況ではありますけれども、総合的に見て何が市民の皆様方の安心・安全に、そして命と健康を守るためになるのかをしっかりと考えてまいりたいと存じます。 51: ◯佐藤正昭委員  しっかりと市民の命と健康を守っていただきたいと思います。
     終わります。 52: ◯委員長  答弁者入替えのため、少々お待ち願います。                 〔答弁者入替え〕 53: ◯委員長  公明党仙台市議団から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。             〔佐藤和子委員、質疑席に着席〕 54: ◯委員長  発言を願います。 55: ◯佐藤和子委員  私からは、初めに、子育て世帯生活支援特別給付金についてお伺いしたいと思います。  令和2年度に支給した独り親家庭への給付金について、対象別の支給状況をお伺いいたします。児童扶養手当を受給している世帯は自動的に口座に振り込まれましたが、特に自己申告の対象世帯についてはどのような申込み状態だったのか、併せて想定した予算計上に対してどれくらい支給されたのか、評価をお伺いしたいと思います。 56: ◯子供保健福祉課長  本市におけるひとり親世帯臨時特別給付金の支給状況は、児童扶養手当の受給者が7,346件、公的年金等の受給により令和2年6月分の同手当を受けていない者が343件、家計が急変して収入が同手当の受給水準となったものが768件となっております。  申請が必要だった方のうち、家計急変家庭の想定件数は約500件程度を見込んでおりましたが、想定以上の申請があり、チラシの配架、メール配信、ラジオや回覧板など様々な周知の効果により、必要な方々に情報が行き届いたものと捉えております。 57: ◯佐藤和子委員  想定以上の世帯の申込みがあったということで、この広報について強化していただいて大変ありがとうございます。  困窮する子育て世帯への重要な支援であります。今回はさらに低所得の二人親家庭へ対象を拡大しております。国からまだ詳細が示されていないということですが、この場合の申込みも自己申告であります。今後、国で示された要件の設定によって個別勧奨が可能な場合は、ぜひ確実に支援が届く個別勧奨をお願いしたいと思います。  全ての対象世帯に届くよう、保育所や子育て施設、医療機関等へのポスター掲示、せんだいのびすくナビはもちろんのこと、ホームページのトップページ、そしてコロナ特設ページ、それからLINEの公式アカウントに申請受付開始の新着情報等をアップするなど、一層の周知の強化を求めますが、お伺いしたいと思います。 58: ◯子供保健福祉課長  二人親家庭を対象とした子育て世帯生活支援特別給付金の周知につきましては、保育所やのびすく、子ども食堂などの関係機関と連携したチラシの配布などはもとより、本市ホームページ新型コロナウイルス感染症特設ページの新着情報への掲載や御紹介いただきましたせんだいのびすくナビのプッシュ通知など、より多くの媒体の活用を予定しているところです。  また、国が今後示す制度詳細の内容によりましては、本市で把握可能な対象者に対し直接申請書などを送付することにより、積極的に申請勧奨を図ってまいります。 59: ◯佐藤和子委員  どうぞよろしくお願いいたします。  次に、まん延防止等重点措置区域内の見回り調査についてであります。  国のガイドラインに沿って飲食店の感染防止が図られているか確認するものでございますが、現時点で把握している調査状況をお伺いしたいと思います。 60: ◯減災推進課長  措置が適用されました4月5日以降、市内全域の飲食店を巡回いたしましてガイドラインの遵守状況等を確認しております。速報値ではございますが、4月5日から13日までの9日間におきまして、訪問いたしました店舗数は約5,800件で、そのうち営業状況について実際に立入りをした際に確認できた店舗数は約1,900件となっております。  なお、立入りができなかった店舗につきましては、再度訪問いたしまして調査を行うこととしております。 61: ◯佐藤和子委員  今、数を御報告いただきましたけれども、調査の内容を分かる範囲でお示しいただきたいと思います。 62: ◯減災推進課長  調査の項目につきましては、時短営業、それから手指消毒の徹底、マスク着用の徹底及びカラオケ施設の利用の自粛といった項目について調査を行ってございます。 63: ◯佐藤和子委員  1年以上、苦境に立たされながら頑張ってこられた飲食店でございます。そのことをねぎらいながら、営業が継続できるよう助言していただきたいと思います。1件1件、直接訪問するわけですから、この機会を捉えて支援情報をお伝えすることを求めてきました。支援制度の活用も調査項目に加え、確実に活用されているか確認したり、また支援メニューの配付、必要な方には支援作成のサポートを行っていることなどをきめ細やかに声がけをしていただきたいと思います。この点についてはどのように検討されていますでしょうか、お伺いいたします。 64: ◯減災推進課長  現在、実施しております見回り調査におきまして、感染防止策のチラシと併せまして、営業時間短縮の協力要請に対する感染防止協力金や仙台市時短要請関連事業者支援金制度のチラシを配付いたしまして、その活用を呼びかけているところでございます。調査の際には、感染防止対策と併せまして経済支援制度の周知にも努めてまいります。 65: ◯佐藤和子委員  飲食店の感染対策を徹底強化することで経済を回すことになります。お客様に安心して利用していただくために、アクリル板や二酸化炭素濃度測定センサーなど、感染防止用の資機材の設置費補助制度を早急に創設すべきと求めてまいりました。飲食店から補助を求める声が寄せられております。既に購入している飲食店についても、遡って補助して支援していただきたいと思いますが、これまでどのように検討されているのか、お伺いしたいと思います。 66: ◯地域経済再生担当課長  飲食店の感染症対策につきましては、現在、国におきまして申請を受け付けております小規模事業者持続化補助金におきまして、感染防止対策と事業継続のための取組を支援しております。この補助金は、今年1月8日以降に発注された経費につきましても遡って対象となっております。  また、本市では、地域産業応援金によりまして、国の持続化補助金の採択を受けた事業者の皆様への上乗せ支援を行うとともに、中小企業応援窓口におきまして補助金の申請支援も実施しておりますことから、まずはこうした支援制度を御活用いただきたいと考えております。  また、感染対策に取り組む飲食店等につきましては、県におきまして新たな認証制度の導入に向けた検討に着手されたところと伺っておりますことから、さらなる支援の在り方につきまして、関係局とも連携しながら引き続き検討してまいりたいと存じます。 67: ◯佐藤和子委員  今、御紹介いただきました持続化補助金とか、また地域応援金などは、計画を申請して採択を受けるという制度設計になっております。そういうものではなく、この感染防止に必要な備品を補助するという、そういう分かりやすい補助事業というものが必要だと思います。県が進めているということではなく、宮城県の中で仙台市の飲食店が多く占めているわけですから、仙台市が、本市が必要な支援であるということで率先して制度の導入をしていただきたいと思います。  次に、ワクチン接種の体制についてであります。  先ほども御議論ありました。本来であれば接種券と共に申請受付の日程、それから集団接種と個別接種の会場一覧が同封されて郵送されれば混乱がなかったわけでございます。コールセンターやかかりつけ医等への問合せが殺到する状況となりました。様々な媒体でこれから予約の受付とか、それから接種会場を広報するということなんですけれども、まず最初に、65歳以上の方の予診票の流れを確認させていただきたいと思います。 68: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  ワクチンの予診票に関してでございます。  予診票に関しましては、各接種会場に御用意させていただいております。基本的には、診療所や会場にて当日の体調などを踏まえながら記入いただくことを考えてございます。 69: ◯佐藤和子委員  どちらもそれぞれの会場で当日記入するということであります。インフルエンザのときも医療機関先で記入いたしますけれども、集団接種の場合は健診のように前もって記入して持参していただいたほうが効率的だと思います。昨日も個別通知を求めました。確実に情報を伝えることができるのは、再度の郵送による個別通知であります。会場の一覧、予診票を郵送し、特に高齢者への案内は丁寧にすべきであります。お伺いいたします。 70: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  高齢者の方々に対します接種や予約の開始に向けた御案内に関しましては、接種可能な医療機関一覧の作成も視野に入れまして、その周知方法について検討いたしてございます。  様々な周知方法を組み合わせることも想定しております。遺漏なく市民の皆様に周知が行き届きますよう、御提案の個別通知も含め検討してまいりたいと存じます。  また、予診票に関しましては、本市ホームページでのダウンロードのほか、事前に接種可能な医療機関に配布をいたしますので、最寄りのかかりつけ医などに御相談いただければ事前に入手が可能となる場合もございます。 71: ◯佐藤和子委員  今、ダウンロードと言いましたが、やはり高齢者の方に寄り添う広報の仕方というか、案内をお願いしたいと思います。  次に、今後、順次65歳以下の市民へ通知されることになります。接種券、予診票、会場一覧の同封が望ましいと思いますが、どのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。 72: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  65歳未満の方々への接種券につきましては、現在、送付時期は定まっていないところでございます。ワクチンの供給スケジュールなどを踏まえまして、送付時期を定めてまいりたいと思ってございます。  接種券の発送に際しましては、できるだけ最新の状況に照らして十分な情報を皆様にお届けするとともに、また予診票の同封についても検討を進めてまいりたいと考えてございます。 73: ◯佐藤和子委員  適切なタイミングでお願いしたいと思います。  接種予約について、インターネットやLINEでの申込みを可能にしている自治体があります。本市としても、健診のようにパソコン、スマホの電子申請で申し込めるようにしてはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。 74: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  本市のワクチン接種の個別接種に関しましては、個々の医療機関に直接お申込みいただくことになります。  また、集団接種の予約につきましては、コールセンターでの受付のほか、ウェブ上の予約システムでの受付も、いわゆる電子上のインターネット上の受付も行うこととしてございます。 75: ◯佐藤和子委員  集団接種会場において、視覚障害者の対応、聴覚障害者については、安心して接種が受けられるよう、遠隔手話サービスやコミュニケーションボード等を活用し対応してはと思います。どのようにお考えか、お伺いしたいと思います。 76: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  集団接種につきましては、視覚障害、それから聴覚障害に関する団体の御要望なども伺いながら準備を進めてございます。聴覚障害のある方に対しましては、手話通訳者を主な会場に配置することなどを想定してございます。また、御提案の遠隔の話、それからコミュニケーションボードにつきましても検討してまいりと思ってございます。  また、視覚障害のある方に対しましては、会場内の移動のサポートでありますとか、予診票の御説明、それから代筆といった各種の支援がスムーズに展開できますよう準備を進めてまいりたいと思ってございます。 77: ◯佐藤和子委員  先日、予約のキャンセルがあったためにワクチンを破棄したという報道がございました。ワクチンを無駄にしないために、事前に考えておかなければならないと思います。また、接種券を持参しなかった場合、また接種直後の副反応の対応など、様々なケースを想定しなければなりません。  先ほどの障害者の方々の対応も含まれますけれども、円滑に進めるため、事前の訓練が重要でございます。集団接種の接種訓練のスケジュールと併せて、どのようにお考えかお伺いしたいと思います。 78: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  予約されていた方がお見えにならなかった場合でありますとか、御本人の体調などにより接種ができなかった場合、様々なケースが考えられると思います。そうした場合の取扱いに関しましては、現在、市の医師会とも協議しながら検討しているところでございます。  また、当日に接種券を忘れてこられた方への対応につきましても、これは間違いのない本人確認の方法でありますとか、ワクチン接種後に健康被害が生じた場合の調査に支障がないかなどなど、検証すべき点もございます。同様に医師会などと協議しながら取扱いを検討してまいりたいと思ってございます。  ただ、いずれにいたしましても、配布されたワクチンが確実に接種につながりますよう、また接種の安全にも配慮しながら様々工夫をしてまいりたいと思ってございます。  また、副反応でございます。集団接種会場におきましては、副反応が発生した場合、会場の医師に御判断いただきまして、必要に応じて救急搬送も要請するというものでございます。それも含めた集団接種のシミュレーション等に関しましてですけれども、これは今後の感染状況を見極めながら、医師会をはじめとする関係機関と協議しながらなんですけれども、適切に対応してまいりたいと思ってございます。 79: ◯佐藤和子委員  よろしくお願いいたします。  次に、感染症拡大防止協力金と時短要請等関連事業者支援金の広報についてお伺いしたいと思います。  現在、第4期の協力金と支援金の申請が始まっております。支援金については、支援内容が拡充され、評価するものであります。  しかし、個人事業主等にはまだまだ知られていないところがありますし、支援の内容を理解するのが難しいというお声も寄せられております。協力金、支援金、どちらも対象となる事業者、仙台市に住民票があり市外に飲食店を持っている場合など対象になる要件、申請受付がいつから始まりいつまでかを、分かりやすく周知していただきたいと思います。ホームページの掲載も改善されてはきましたけれども、さらなる情報発信の強化に努めていただきたいと思います。お伺いいたします。 80: ◯地域経済再生担当課長  時短要請等関連事業者支援金につきましては、これまで商工会議所や支援機関等を通じた御案内に加えまして、業界団体、商店街へのチラシ配布、地元紙への広告掲載などを通じて事業者の方への情報発信を行ってきたところでございます。  支援金や協力金につきましては、申請期間や支給要件など申請に必要な情報の詳細を、申請の手引を作成したり、ホームページ等で掲載して発信しているところですが、引き続き、御利用いただく方にとってより分かりやすい情報発信に努めてまいりたいと考えております。  また、お問合せ専用ダイヤルや申請書作成支援窓口などを通じて、申請の作成支援につきましても丁寧に対応してまいりたいと考えております。 81: ◯佐藤和子委員  最後に、市長にお伺いいたしたいと思います。  新型コロナ感染症との闘いは第4波に入ったということであります。変異株の感染も出ております。最大の警戒心を持って、先手、先手で一層の対策徹底が重要であります。市民の皆様も辛抱強く頑張っておられます。先ほどの協力金、支援金のところでも、アクリル板などの感染防止の備品についても、市民、事業者、そして行政が一丸となって信頼を築くものになると思います。  65歳以上の市民への再度の個別通知と、感染防止用備品の補助制度については、市長の決断で着手すべきであります。御決意をお伺いいたします。 82: ◯市長  新型コロナウイルス感染症への対応が大変長期にわたっています。市民の皆様方、そして事業者の方々は、日々対策に腐心をされて取り組んでいただいているところでございます。  そして、このような中で、市民の皆様のワクチン接種に対する期待と関心というのは大変強いものだと思います。ワクチンの接種に関しましては、接種の開始に向けまして、予約方法、それからまた接種会場などについて、分かりやすく、そしてまた確実にお知らせすること、このことは不可欠でございますので、御提案もいただきました個別通知も含めまして、仙台市医師会、関係機関の御協力もいただきながら、円滑に接種できるように準備を進めてまいります。  また、本市におきまして、感染症対策にも活用できる国の補助制度への上乗せや補助金の申請の支援などにこれまでも取り組んできたところではございますが、感染症拡大防止と社会経済活動の両立に向けまして、地域経済を維持していくために感染防止対策のより効果的な進め方につきまして、県とも連携をしながら検討を進めてまいりたいと存じます。  これらの対応によって、市民の皆様、事業者の皆様と共に、この厳しい難局を乗り越えていけるように取り組んでまいりたいと存じます。 83: ◯委員長  この際、暫時休憩いたします。                休憩 午後2時12分                再開 午後2時29分 84: ◯委員長  再開いたします。  民主フォーラム仙台から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。            〔村上かずひこ委員、質疑席に着席〕 85: ◯委員長  発言を願います。 86: ◯村上かずひこ委員  それではまず、私は新型コロナウイルス感染対策事業費に関係して、コロナ対策について順次お伺いします。  まず、保健所のことについてお伺いします。保健所のことにつきましては、2月に始まりました第1回定例会で、小康状態だったので今のうちにいろいろとこういうことが起きるから体制を整えてほしいということは提言してまいりました。人数のこともそうですけれども、まず保健師がしなければならないこと、保健師でない人でもできることを事業仕分けして、ちゃんと割り振りしたマニュアルをつくることとか、電話についてはコールセンターの御協力もいただいたほうがいいんじゃないかということもお話ししましたが、そういうことはやっていただけませんでした。  今、大変混乱していますけれども、ぜひ今大変なことになっていますから頑張っていただきたいと思いますが、まず最初にお聞きしますのは、4月5日に宮城県知事の会見がございました。こうおっしゃいました。一字一句ビデオを見ながら書いたので間違いありませんが、仙台市の保健所は独立しており、仙台市の保健所に口を挟むことなくやってきたが、それが結果として仙台市の能力を超えてしまって十分に検査ができなくなり、それがこのような事態を招いてしまった。県と仙台市が協力できず、仙台市の保健所が積極的疫学調査を十分に行えなかった。それが感染者の増加や病床が逼迫している現状を招いたと断言されておりました。私はこれを聞きまして大変びっくりしましたし、心外でございました。  市長は、この大変な保健所の皆様がそういう気持ちにならないように守ってあげなければなりませんが、市長は知事には何か申し上げたのか、それとも御所見についてお聞かせください。 87: ◯市長  このたびの新型コロナウイルス感染の急激な拡大を受けまして、保健所、保健所支所の業務が大幅に増加をいたしました。検査日程の調整のために、御自宅にとどまっていただく時間が長くなる事態というのが一時的に発生したわけでございます。  知事のその発言につきましては、新規患者数や検査待機者数が最大となった一時点を強く捉えられて先般のものになったというふうに思いますけれども、私といたしましてはその発言を容認したかのように受け止められるということは大変本意ではございません。  本市の保健所では、この事態の解消のために速やかに庁内外からの応援を受け、また臨時のドライブスルー検査なども実施しておりまして、そして何よりも保健所職員の皆さんの頑張りがあって、保健所が担っている感染拡大防止の機能というのは今も引き続き保たれていると、このように考えているところでございます。  先が見通せない中で職員の負担も大変大きくなっているわけですけれども、引き続き保健所がその役割を担って、市民の皆様が安心して暮らしていただけるように応援体制の確保などにつきましてもしっかりと取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。 88: ◯村上かずひこ委員  頑張っておられる保健所の職員を守ってあげなければならない、私はそう思いますし、そういう会議に出席なさっているのは藤本副市長ですけれども、こういうことを言われましてどう思われるのかについて、県知事も自分のGo To Eatのことは棚に上げてこういうことをおっしゃるわけですから、保健所のせいだと言われて一体どう御所見をお持ちなのか、お聞かせください。 89: ◯藤本副市長  基本的なところは、ただいま市長が御答弁申し上げましたけれども、この間の経過を若干御説明させていただきますと、1月に一回非常に多くなったときがありましたが、その後、実は3月17日あたりからそれをも超える状況で急激に拡大をしたということがございます。それで18日に独自の緊急事態宣言をしたわけでございますが、翌日から、県、その日は知事も出ておられましたし、私、厚労省と3者による緊急的な対応策のための会議が持たれ、その結果、岩手県あるいは山形県からも保健師の応援をいただくというような対応をするとともに、国に対しても保健師の知事会を通じての派遣を要請すると、こういった手当て、対応をいたしたところでございます。  そうした経過の中で、実は3月24日の待機者数が521人と今回の経過の中で最大の数となりました。また、あわせて新規患者が仙台市で131人と、これも最大の数となったところでございまして、ただいま市長が申し上げましたところの、知事が4月5日の時点から遡ったところを眺めたときにそのようにお感じになって、強く印象に残ったことで触れられたというような理解は成り立つところはございますけれども、そうした他都市からの応援をいただく中で、5日後の31日には待機者数は既に2桁に、待機者数は521人が72人になっておりますし、患者数も131人から63人ということで、5日後にはある意味で急激に拡大する前の状態まで、まずは数字的にたどり着いたというのが状況でございまして、まさにこの間、応援をいただくことはございましたけれども、本市の保健所職員並びにドライブスルーの対応という中で、全庁的な対応を含めまして、非常に逼迫した厳しい状況ではありましたが、おおむねそういう集中的な対応の中で一定程度、ある意味で非常に早急に対応したというふうに理解をいたしておりますので、保健所の職員はまさにこの間の疫学調査についても本当に頑張りの下にしのいだというふうに理解をいたしております。 90: ◯村上かずひこ委員  ぜひ保健所の頑張っている職員を守っていただきたいと思います。  次にお伺いしますけれども、保健所体制についてはいろいろございます。ですが、昨日の朝刊に、コロナ疲れで仙台市保健所職員はもう限界だという記事がありましたが、健康福祉局長は御覧になりましたか。 91: ◯健康福祉局長  昨日の地元紙の記事ということでございますが、拝見してございます。 92: ◯村上かずひこ委員  これは事実と捉えていいんですか。 93: ◯健康福祉局長  ただいま市長、副市長からもお話がございましたけれども、今般の感染の急拡大ということがございまして、業務量の増加というのは著しいものがございました。職員にも負荷がかかっておりまして、応援体制の強化というところで様々工夫して対応してきたところでございますが、業務が深夜に及んでいる職員がいるということは事実であると認識してございます。 94: ◯村上かずひこ委員  この新聞によれば、休みなく毎日2時、3時に帰ってくる、朝8時半から仕事に出て限界だと。心配になったお母さんが地元紙に電話をかけてこういうことになったんだと思いますけれども、私が思うのは、ある一定の職員にだけ負荷がかかってこういう状況になっている、そういうことはないんですか。ちゃんとマネジメントを組んできちっと仕事を振り分けるとか、そういうことはなされているんでしょうか。 95: ◯健康福祉局長  今般のように急激に増大する業務等に対応していくためには、今お話がございましたとおりマネジメント、組織での対応ということが何より肝要であると思ってございまして、超過勤務時間、休暇なども含めまして、適切に管理をしていかなければならないものであろうと思ってございます。  応援体制等を組む中で、個人、個人、一人一人に負荷がかかるということではなくて、組織として業務をこなしていくということが一番肝要だと思ってございます。応援体制が今拡大している中で、若干及ばないところがあろうかと思っておりますけれども、これは取り急ぎ改善をいたしまして、一部の職員に負荷がかかるという状況がないように努めてまいりたいと思ってございます。 96: ◯村上かずひこ委員  まず、分かっているのは上司の課長とかだと思うんですけれども、若い職員がこういうことにならないように、ちゃんと休みをあげるということは可能なんですか。 97: ◯健康福祉局長  職場の管理職のほうで職員の心身の健康の確保の観点からマネジメントを行っておりまして、超過勤務の状況に応じて休みを取る、あるいは休日出勤に対しての代休を取るということについては、管理職中心に行っているところでございます。 98: ◯村上かずひこ委員  ぜひ疲弊しないようなマネジメントをしていただきたいと思っています。  次に、葛岡の火葬場のことをお伺いします。  これにつきましては、3月中旬から再三再四にわたって健康福祉局にお願いしてまいりました。何を申し上げたいのかといいますと、私も先日おじが亡くなって火葬場に行きましたけれども、まずそもそも手指消毒のあれすら入り口にしかなかったし、体温も測っていない。大変無防備な状態になっていることにつきまして改善するよう申し上げましたが、なかなかいろいろやってもらえない。現在してきたことと、今後について、お聞かせください。
    99: ◯保健管理課長  葛岡斎場では、これまでも会葬者の皆様に対し、マスクの着用など基本的な感染予防対策の徹底や会葬者の人数を極力減らすなどの御協力をお願いしているところでございます。手指消毒につきましても、3月下旬以降に数を増強してまいったところでございます。 100: ◯村上かずひこ委員  それで、働いている人から話がいろいろ私のところに、手紙も3通来ました。非常に危機感がない。まず、これはしようがないんですけれども、仙台市の風習として、遺体を焼く間に待合室で宴会がある。25組から4組の方が火葬場にいらっしゃるけれども、バス2台で来て大宴会をやられて、骨が出てきたときにはべろんべろんのおじさんとか、歌を歌ったり、大変なことになっていると。そうやって人数制限とか、今4人以上の会食は中止するように言っているんですけれども、三、四十人の宴会、アクリル板もないし、酔っぱらってしまうのは、亡くなったんだからこれは致し方ない。でも今、蔓延防止なんですから、ちゃんと人数制限している火葬場が幾らでも全国にあります。宴会、会食については自粛いただくよう御理解いただいて、蔓延防止なんですから。これは健康福祉局が管理している場所なんですけれども、きちっと人数制限、会食については今仙台市が置かれる状況を説明して、お控えいただくということをちゃんとお願いすべきだと思います。  そもそもここの運営についての決定権は、公園緑地協会が委託されているんですが、こういったことの決定権は一体誰が持っているんでしょうか。 101: ◯保健管理課長  葛岡斎場は、指定管理業務仕様書に基づき指定管理者が管理を行うこととされておりますが、緊急に今回の御質問の事例のような内容を定める場合においては、本仕様書に記載がない事項ということで、本市と指定管理者が協議し、合意をした上で実施することとなるところでございます。  また、会食の件でございますけれども、繰り返しの答弁にはなりますが、会葬者の人数を極力減らすことなど、御協力を現在もお願いしているところではございますが、斎場の特色といたしまして、親族の方々などが一堂に会し、故人をしのびながら食事を取る、またあるいはお茶菓子を頂くといった場面が日常的にございますことから、一律に飲食を禁止することは難しいものと考えております。  しかしながら、まん延防止等重点措置が実施され、飲酒を伴う多人数や長時間に及ぶ会食の自粛などが要請されておりますことから、会葬者の皆様に対しまして、葬祭業者を通じての呼びかけや場内掲示などにより、感染拡大防止に向けた働きかけを引き続き行ってまいりたいと存じます。 102: ◯村上かずひこ委員  ポスターを貼るとか自粛をお願いするじゃなくて、仙台市がきちっと人数制限、会食のお願いもすべきだと私は思います。  火葬場というのは、伺いましたけれども、誰か1人なれば周りは全部濃厚接触者ですから、2週間自宅待機になったら、火葬場を閉めなければならなくなるんです。これは動物園を閉めるのとは話が違いますから、これはきちっと健康福祉局が、会食、宴会の禁止と人数制限をはっきりと提示するべきだと思いますが、どうでしょう。 103: ◯健康福祉局長  ただいま保健管理課長からも御答弁申し上げたところでございますけれども、委員からもお話がございました火葬のときの風習と言ってよろしいのかどうかはございますけれども、故人をしのぶという行為があるということでございますから、なかなか一律に禁止するということについては難しいものもあろうかと思っております。  しかしながら、御指摘のございました危機意識というものは斎場自身が持っているものでございまして、あと私どももそれは共有し、しっかりと見ていかなければならないものと思っておりますので、各葬祭業者等を通じて会葬においでになる方に御協力をできるだけいただくような形で、私どもも指定管理者と共に取組を進めてまいりたいと思います。 104: ◯村上かずひこ委員  お願いしても守られていないから言っているんです。いろいろな斎場では、会食を禁止している場所もいっぱいあります。そもそも仙台市は4人以上の会食を自粛するように言っているのに、三、四十人の宴会、会食、アクリル板もないし、消毒もしていない。はっきりと会食を禁止できないのか、その理由をもう一回言ってください。 105: ◯健康福祉局長  繰り返しの部分となりますけれども、私ども、やはり今般の状況の中でそこまで禁止という形でできるかどうかということについては、まだまだ難しい部分があろうかと思ってございます。これは、ただ御指摘いただきましたように、現在の感染防止という観点からいけばかなり重要な視点だというふうには我々も思ってございますので、指定管理者とも協議、また葬祭業者の方々に御協力を申し上げる中で、いろいろなお声も聞けるかと思いますので、そういったことも含めて検討はしてまいりたいと思ってございます。 106: ◯村上かずひこ委員  だから検討じゃなくて、早急にしなければならないんです。これは健康福祉局、当事者が管理している場所ですから。4人以上の会食の自粛をお願いしているのに、なぜここだけ三、四十人、バス2台で来る場合もあると言っていましたから、多いときは4組いらっしゃる。そういうことになるのは、仙台市の場合、風習上しようがないかもしれない。だけれども、はっきり仙台市が自粛をお願いしても守られていないから言っているの。ちゃんとはっきり禁止すべきです。 107: ◯健康福祉局長  ただいま様々御指摘いただいた部分を踏まえて、引き続き検討させていただきたいと思います。 108: ◯村上かずひこ委員  今、仙台市が置かれている状況をお話しすれば必ず御理解いただけると思います。少なくとも蔓延防止のこの状態で、そういう野放し、危機感が全くない。火葬場は閉められないんですから。もし誰か出たらどうしますか。全員自宅待機ですよ、2週間。できないんです。危機感がなさ過ぎて私は非常に困る。必ず禁止するようにお願いします。  次にお伺いしたいのは、教育局ですけれども、今、4月下旬は授業参観、学級懇談会、PTA総会があって、やる場所、やらない小中学校が出てくるんですが、教育局ではやるやらないを校長判断に任せていますが、どこがやっているかというのは把握していますか。 109: ◯教育指導課長  仙台市内の小中学校の授業参観、学級懇談、学年総会、こちらの実施状況につきましては、把握はしていないところでございます。 110: ◯村上かずひこ委員  こういう問題は修学旅行と一緒なんだけれども、校長判断にすると現場の校長先生が非常に困るんです。統一されていないから、隣の学校はどうなんだろうとか、非常に困るので、これは仙台市が今、蔓延防止の状況なんですから、きちっとした指針を校長判断に任せないで仙台市が示すべきと思いますが、いかがでしょうか。 111: ◯教育指導課長  各学校では、国の衛生管理マニュアル等に基づきながら、学校の規模等の状況や児童生徒等の感染状況などを踏まえて、近隣校とも情報を共有しながら授業参観等実施の判断をしているところでございます。実施する学校においては、マスクの着用、手指消毒の徹底はもとより、保護者が参観できる授業を複数設定した分散型にするなど、学校の状況に応じた密にならない工夫をしております。  教育委員会としては、学校の状況に応じた判断や対策が行えるよう支援してまいりたいと存じます。 112: ◯村上かずひこ委員  だからそういうことじゃなくて、校長判断と校長に責任を転嫁するんじゃなくて、教育長がきちっと判断を示さないから混乱するんです。修学旅行のときと一緒です。やってもやらなくても何か言われるの。こういう蔓延防止の状態なんですから、教育局できちっとした指針、方向性を全学校に出すべきだと思いますが、いかがですか。 113: ◯教育長  年度初めの授業参観、それから学級懇談会、新しい担任の先生と保護者の方の顔合わせの場でもございます。そういったこともありまして、各学校の状況、様々ありますけれども、マスクの着用、それから手指消毒、そういったものを徹底をした上で、それからやり方、手法についても、それぞれの学校の状況に応じて工夫をしながら行っていただいているということです。  そういった状況の中で、各学校の状況で延期をするだとか、そういったこともあり得るかと思います。ただ、基本的には、年度初めの顔合わせという部分もございますので、対策には徹底をした上で行っていただいているという状況でございます。  今後とも、こういったふうに学校の場で様々な集まりがあるといったことがあろうかと思いますので、そのときの状況に応じて私どもも学校がきちんとした判断ができるような形で進めていきたいと思います。 114: ◯村上かずひこ委員  いや、ですから、教育局が統一した見解を出してくださいとお願しているの。現場の校長先生が大変ですから、教頭先生も大変なんですけれども、今後、変異株が出てくると、大阪は1歳未満の方が第3波のときの今2倍になっている。だからこれから子供たちのことを考えていかなければならない。変異株で学校が休校する、学級閉鎖する、いろんなことが起きるけれども、いろいろなマニュアルをつくって、きちっと教育局が指針を出してください。校長判断と、校長先生に責任を転嫁すべきではありません。教育局できちっと、やるやらない含めて出してください。お願いします。 115: ◯教育長  ただいま変異株のお話もございました。感染者が学校で発生したような場合、感染可能な期間に児童生徒が登校していたというようなことがあった場合には、必要な疫学調査ですとか、消毒とか、そういったことを行いますために、原則として翌日1日を臨時休校にするという現在取扱いをしております。  今、お話にもございましたような、今後変異株などによって児童生徒への感染の広がりが見られるようなことが想定されるような場合、そういった場合には接触者の調査範囲を広げるようなことも想定をされるかと思います。そういった際には、臨時休校の期間の延長とか、そういったことも必要になってこようかと思いますので、その辺の指針などにつきましては改めて精査をして、そういった事態になった際にしっかりと対応ができるように準備をしてまいりたいと思います。 116: ◯委員長  答弁者入替えのため、少々お待ち願います。                 〔答弁者入替え〕 117: ◯委員長  日本共産党仙台市議団から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。             〔高見のり子委員、質疑席に着席〕 118: ◯委員長  発言を願います。 119: ◯高見のり子委員  今補正では、介護施設、障害者施設の定期的なPCR検査として6億125万円が組まれたことは歓迎します。しかし、介護施設も障害者施設も入所施設に限っています。せっかく一歩踏み出したのですから、通所施設にも広げるべきです。また、人との接触が避けられない保育士、病院職員、救急隊員、教員などにも検査対象を拡大していくべきと考えますが、いかがお考えでしょうか。 120: ◯介護事業支援課長  重症化のおそれの高い高齢者や障害者の方が入所する施設において、施設内での感染拡大を防ぐためには、外部との往来がある職員への定期的な検査を行う必要性が高いと考えたものでございます。これら以外の事業所等につきましては、現段階では職員による感染対策の徹底と発熱等の症状が見られた場合の迅速な検査に努めることで、感染拡大を防ぐことが重要であると考えているところでございます。 121: ◯高見のり子委員  実際、他自治体でクラスターなども発生しております。ここはぜひ検討を続けていただきたいと思うんですけれども、昨日の本会議では希望者が気軽にPCR検査を受けられる仕組みを早急に構築することを求めたところ、今後行うモニタリング検査などの状況を見極めたいとお答えになりました。しかし、見極めている段階ではありません。重点措置期間中に感染を抑え込みたいともおっしゃっているんですから、今が大事です。新たな飲食店従業員対象のPCR検査は、検査キットを使ってプール方式を取り入れ民間検査機関に依頼するという方法で検査も始めるわけですから、広島県が県内5か所に設置しているように、誰でも無料で検査を受けられるPCRセンターを設置するなどして、希望する人に思い切って検査を広げることを求めますが、いかがでしょうか。 122: ◯新型コロナウイルス感染症対策調整担当課長  国の基本的対処方針におきましては、再度の感染拡大の予兆や感染源を早期に探知するため、国が県や市と連携の上、モニタリング検査を実施することとされておりまして、本市においても今月中に開始する予定となっております。  広島県の希望者が無料で受検できる検査につきましては、同県が国のモニタリング検査の対象とはなっていない中、感染再拡大の予兆を捉えるという国のモニタリング検査と同趣旨で独自に実施しているものと認識しております。  このようなことから、まずは今回御提案申し上げております検査を含め、本市において実施する各検査の状況を見極めた上で、今後の検査の在り方を検討してまいりたいと存じます。 123: ◯高見のり子委員  見極めている場合ではないと先ほども言ったんですけれども、感染拡大を抑え込む決め手というのは何なのかということです。無症状感染者を早く把握して、感染者を保護するという、こういう認識はお持ちだと思うんですけれども、確認します。 124: ◯新型コロナウイルス感染症対策調整担当課長  本市といたしましては、高齢者施設等の職員や飲食店従業員の検査、モニタリング検査により、一定の無症状の方への検査がこれから始まりますので、まずはこれらの検査を効果的に実施いたしまして、その状況を確認しながら今後の検査体制を検討してまいりたいと考えております。 125: ◯高見のり子委員  国待ち県待ちが一体どういう結果を招くのかというところが、この1年で分かったはずです。私は、このことは市長にもお伺いしたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 126: ◯市長  本市が主体的に動くべきではないかという御趣旨だというふうに思います。本市もこの間、市役所を挙げて、そしてまた議会の皆様方の御理解をいただきながら新型コロナ対策に当たってきたところでございます。今般、大変厳しい状況の中でございますけれども、今、様々な検査体制の拡充、そしてまたいろいろな対策を見ていかねばならないというふうに思っているところでございます。  私どもは、ぜひ市民の皆様方にも御理解をいただいて、事業者の方々にも大変御苦労をおかけしておりますけれども、何としてもまん延防止等重点措置の期間内に感染を抑え込めるようにさらなる御努力をお願いしたいというふうに存じます。 127: ◯高見のり子委員  市民も事業者も求めていると思います。検査の拡充を検討してください。  変異株の検査について伺います。  市は遺伝子解析検査機器を導入して、N51Y等の検査体制の強化をするとしています。14日にも仙台市内で2件のN51Yの報告がありました。仙台市ではこれで3件の検出ということです。この3件、どういった経過で確認されたのか伺います。 128: ◯保健所副所長  1件目につきましては、民間検査機関での検査で陽性が、N51Y変異が確認されたものでございます。4月14日に公表いたしました2件のN51Yの変異株につきましては、市衛生研究所においてN51Y変異を確認するPCR検査を実施し、変異株陽性が確認されたものでございます。 129: ◯高見のり子委員  1例目は仙台市内の医療機関から民間検査機関に外注されて明らかになったということです。こういったケースは、国から市に求められている変異株検査の目標値4%の指標にはカウントされているんでしょうか。 130: ◯保健所副所長  国からの通知においては、全陽性者数の約4%の検体を目途に変異株PCR検査を実施することを求めているものであり、本市の陽性者について民間検査機関等において実施した変異株検査についても数値に含まれることができるものと考えてございます。  本市1例目が確認された民間検査機関からは、当該検査機関において実施した変異株検査のうち、市内患者分の検査数についての情報を提供いただくことといたしたところでございまして、引き続き民間検査機関との連携を深めてまいりたいと考えてございます。 131: ◯高見のり子委員  ぜひ、民間の検査機関でも検査できるということですから、症例を今後も集めて感染対策に生かすべきです。そのためには、保健所の体制強化、そういった収集することも含めた体制強化が必要ですので、これも求めておきたいと思います。  民間の検査機関でも解析検査はできると。昨日の本会議では、次世代遺伝子解析装置の稼働には3か月ほどかかるという御答弁でした。そうであれば、先日の災害対策会議でも求めましたが、遺伝子解析検査ができる民間検査や大学にも御協力をいただいて、すぐにでも遺伝子解析を始めるべきと考えますけれども、いかがでしょうか。 132: ◯保健所副所長  次世代遺伝子解析装置の導入後につきましては、衛生研究所での直営の解析と、これまで行っております国立感染症研究所への依頼による解析の組合せを想定しているところでございますが、民間検査機関等での実施の可能性につきましても検討してまいりたいと存じます。 133: ◯高見のり子委員  ぜひ進めてください。  4月15日時点で647人の療養者のうち、入院が165人、宿泊療養が187人、入院療養先調整中が9人、一方自宅療養が25人です。自宅療養の数が多いことが気になりますが、どのような理由なのか伺います。 134: ◯保健所副所長  陽性者の療養につきましては、入院または宿泊療養が基本となっております。自宅療養となっている方の理由は様々でございますが、小さなお子さんがおり、陽性となった家族全員で自宅療養をされる方、同居家族の介護が必要な方、またペットの預け先が調整できない方などがいらっしゃいます。また、自宅療養者には、高齢施設等において陽性が確認された方が施設内で療養をされる場合も含まれてございます。 135: ◯高見のり子委員  新型コロナ感染が明らかになったら入院もしくは療養施設に入所することが前提ですから、介護や子育てのやむを得ない事情での自宅療養以外は早期に宿泊療養施設に入ることができるよう対策を求めますが、いかがでしょうか。 136: ◯保健所副所長  宿泊療養施設につきましては、早期に入所できる体制を構築するため、4月7日より4棟目を確保して900室体制としたほか、患者搬送の体制につきましても県と連携しながら強化してきたところでございます。また、入所の調整を行う人員につきましても、応援職員の配置により、強化をしてきたところでございます。  引き続き、速やかに宿泊療養施設への入所が可能となるよう、必要な体制の確保に取り組んでまいります。 137: ◯高見のり子委員  特に症状がない方への意識づけにもなると思いますので、ぜひ進めてください。  厚労省は4月8日、新型コロナ感染拡大に関連し仕事を失った人が累計1万人を超えたことを発表しました。生活困窮者への支援は国の施策の範囲にとどまらず、市独自の取組を行うべきです。いかがでしょうか。 138: ◯保護自立支援課長  困窮の状況から抜け出せない方は、経済的な課題に加え、社会的孤立や家族間の問題など多様で複合的な課題を抱えていることが多くございます。このような方に対しては、個々の課題や状況に応じた支援を行い、生活の再建につなげていく必要があるものと認識しております。  本市におきましては、このような認識の下、生活困窮者支援に取り組んでまいったところであり、今後も生活困窮者の方に継続的に関わりながら個々の課題解決に向けた適切な支援を行ってまいりたいと存じます。 139: ◯高見のり子委員  その適切な支援というところで、市は今ある国の支援につなげていくと、この間ずっと同じ答弁です。市民生活は本当に大変になっています。昨年の今頃は上下水道の減免も考えていたはずですけれども、再度行う事態ではないでしょうか。市長に伺いたいと思います。 140: ◯水道事業管理者  水道料金につきましては、私から御答弁をさせていただきます。  水道事業におきましては、人口減少社会を迎えまして、水需要減少に伴い、今、料金収入の減少が見込まれること、また拡張時期に整備した大量の老朽化した水道施設の更新、これが控えておりまして、事業費がこれから膨らんでいくこと、そんなことを勘案いたしますと、我々の事業目的であります安定した給水を継続的に行うためには、昨年度のような再度の料金減免は難しいものと、このように考えております。  また一方で、私ども水道料金につきましては、低所得者の方への基本料金の減免や支払い猶予の制度がございますので、水道料金のお支払いが困難な方につきましては御相談をいただきたいと存じます。 141: ◯建設局長  私からは、下水道料金の減免についてお答えいたします。  下水道につきましても、昨年2か月分の基本料金を減免したところでございますが、そのほかの一般の使用料につきましても大きく減少となってございます。使用料収入は下水道施設の適切な維持管理あるいは施設の改築等の財源になりますことから、今後の事業経営に及ぼす影響を考慮しますと、さらなる減免は厳しい状況になると考えております。  先ほどの水道局と同様に、低所得者への減免制度や、あるいは繰延べなどを使いまして、丁寧に対応してまいりたいと考えております。 142: ◯高見のり子委員  どれくらいの減収になっているのかというのは、今後また求めていきたいと思いますけれども、同じような理由を昨年も聞いたような気がします。それでも減免をやったんです。ぜひ今、コロナ禍、本当に大変な事態だという認識が少し薄いのではないかと思わざるを得ません。  各自治体が様々な形で直接的な支援を行っています。村田町では、昨年以降2回目となる1世帯当たり5,000円分のクーポン券を配付、栗原市、村田町、川崎市、大衡村なども行っております。商品券やクーポン券の配付の検討はもちろん、例えば飲食店の時短営業などで外食の需要が激減して流通できなくなったお米や野菜などの食料を配付するなどを行えば、生産者の皆様にも喜ばれます。困窮者支援だけでなく、コロナ禍で地域経済を支える施策にもなると思いますけれども、いかがでしょうか。 143: ◯保護自立支援課長  生活に困窮されている方々に対しましては、生活自立・仕事相談センターわんすてっぷにおきまして、来所や電話によるほか御自宅に伺っての相談支援も行っております。  また、相談者の状況に応じて、仙台市社協などから提供された食料による支援も実施しているところでございます。  生活困窮者の自立支援は、単なる食料提供等のみにとどまらず、就労や住居の確保など包括的な支援につなげていくことが肝要であり、引き続き様々な関係機関と連携し、速やかな支援につないでまいりたいと存じます。 144: ◯高見のり子委員  フードバンク支援は、市の支援ではないです。ぜひ経済対策として考えていただきたいと思います。  補正では特に、生活が困窮している低所得の子育て世帯を支援するため給付金が支給されます。独り親世帯には児童扶養手当受給者に申請不要で支給し、さらに直近で収入が減少した世帯等についても対象としています。住民税非課税の子育て世帯についても、独り親と同様に直近で収入が減少した世帯等も、当然対象となるべきと思います。  昨日は、国の決める制度だということもおっしゃっていましたけれども、私は認識を伺いたいと思います。 145: ◯子供保健福祉課長  子育て世帯生活支援特別給付金の二人親につきましては、家計の急変が支給対象になるのかなど具体的な取扱いは示されておりませんが、市民税の算定期間の後に収入の状況が悪化した方も一定数いると考えられますことから、そのような状況の方も対象とすることが望ましいと考えております。 146: ◯高見のり子委員  ぜひ、国から示されていると思いますけれども、市のほうもしっかりとその状況をつかまえておいていただきたいと思います。  生活困窮者にも、子育て世帯にも、市は独自の支援を行っていません。名取市では、4月から1年間に生まれた子に1人3万円の商品券を支給します。松島町では新生児給付金を今年も継続するといいます。東京都では、独り親家庭に支援カタログを配付して食料支援を行っています。子供未来局でできる支援だと思いますけれども、いかがでしょうか。 147: ◯子供未来局長  コロナ禍の影響が長期化し、先を見通すことがなかなか難しくなっている中で、今後の新型コロナウイルス感染症の状況、それから感染症対策に関する様々な経費など、子供未来局の今後の施策を考えていく上では様々な観点から検討が必要であると考えております。  その中で、本市独自の子育て世帯の皆様への支援につきましては、そのような状況の中で特に困難な状況に置かれている方々がどのような支援を必要とされているのか、これまで相談窓口に寄せられました内容、また今年度新規事業として取り組むことにしておりますアウトリーチ型の支援、そういったことから把握できる様々なお困りの状況を丁寧に聞き取りながら、そういったニーズに沿えますように、本市が今後独自に対応すべき施策を見極めてまいりたいと考えております。 148: ◯高見のり子委員  次は経済なんですけれども、まん延防止等重点措置区域内の見回りが行われておりますけれども、その際、経済支援策パンフも置いてきているという先ほど御答弁がありました。どういった声があるのか伺います。 149: ◯減災推進課長  現在実施しております見回り調査の際には、感染防止対策のチラシと併せまして、営業時間短縮の協力要請に対する感染防止協力金や仙台市時短要請等関連事業者支援金の御案内のほうを配付いたしまして、事業者の皆様がいち早く活用できるよう支援制度の周知に努めているところでございます。  御意見につきましては、現在取りまとめ中でございます。 150: ◯高見のり子委員  喜ばれる調査を行っていただきたいと思います。  重点措置の適用で、飲食店等にはアクリル板やCO2センサー等の設置などを要請することになっていますけれども、山梨では……。 151: ◯委員長  会派持ち時間を経過しておりますので、質疑を終了願います。  ただいまの高見のり子委員の質問が時間オーバーした中で、まだ質問まで行っていなかったということで、答弁は差し控えます。  答弁者入替えのため少々お待ちください。                 〔答弁者入替え〕 152: ◯委員長  社民フォーラム市議団から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。            〔ひぐちのりこ委員、質疑席に着席〕 153: ◯委員長  発言を願います。 154: ◯ひぐちのりこ委員  政府対策分科会の尾身会長は、新型コロナ感染について第4波にあるとしています。このことはこれまでの波の高さよりもより大きな波が想定されていますが、本市の御認識を伺います。 155: ◯危機管理局長  一昨日の衆議院内閣委員会において、政府分科会の尾身会長は、現在の感染状況につきまして、いわゆる第4波と言って差し支えなく、変異株の影響もあり、まん延防止等重点措置を発出するなら極めて迅速に機動的に出す必要がある旨の発言をされております。全国的な感染状況は大変厳しいものであると受け止めてございます。  本市の感染状況につきましても、ここ数日の新規感染者数は先週と比べて少なくなってきているものの、病床は逼迫し、医療現場は大変厳しい状況が続いており、楽観できる状況にはないと考えてございます。  感染拡大を抑え込むため、引き続き最大の危機感を持って対策に取り組む必要があるものと認識しております。 156: ◯ひぐちのりこ委員  まん延防止等重点措置実施区域において、大人数の飲食などの開催の自粛が求められています。例年に増して桜の開花宣言が今年は早かったんですけれども、この本市、お花見の自粛、お花見自体の飲食、こういうものについての自粛の啓発と実際の状況、評価についてお伺いいたします。
    157: ◯建設局長  公園におきます飲食を伴うお花見の開催自粛につきましては、市のホームページへの掲載、それから桜の名所となっております西公園や榴岡公園、三神峯公園などに自粛をお願いする看板を設置しましたほか、職員や警備員による公園の見回りなどにより啓発に努めてきたところでございます。  状況といたしましては、大勢での飲食を伴うにぎやかなお花見をしている姿は確認しておらず、市民の皆様には自粛についての御理解、御協力をいただいているものと考えてございます。 158: ◯ひぐちのりこ委員  私も桜の付近の看板を見かけましたし、また車からのお花見をしていた方も多かったのかなというふうに認識したところです。  まん延防止等重点措置区域内の見回り調査、この実施なんですけれども、内容について伺います。  感染対策での効果が上がっている山梨県のやまなしグリーン・ゾーン認証制度、昨日も論議がありましたが、こちらを参考にすることも求めます。  実際、飲食店からは、利用者に対して、大声での会話を注意したり、従業員にマスクを外せなどの利用者からの要求があった場合に、それを拒否するのはなかなか難しいとの声もあります。利用者への協力要請や具体的な啓発、これについても見回り調査の中で行う、いろんなヒントをお伝えする、そういうことを求めますけれども、お伺いいたします。 159: ◯減災推進課長  今般の見回り調査につきましては、措置が適用されました4月5日以降、市内全域の飲食店を対象に巡回をいたしまして、ガイドラインの遵守状況等を実地に確認しているものでございまして、当初は県と市の職員が行っておりましたが、現在は県が業者に事務を委託しまして、日中と夜間の営業状況調査を行う体制に移行してございます。立入調査の際、マスクを外せと言わないでなど、感染防止策を実施している店側を困らせるような言動を控えるよう促すチラシを配付しておりますほか、街頭において市民の皆様にも直接配付するなどいたしまして、感染防止対策への積極的な協力を求めているところでございます。 160: ◯ひぐちのりこ委員  実際、行政の方が行かれる、またそちらから委託された方が行く、本当にお客さんに対しても、そういうふうに見回っているんだということもいろんな効果もあるというふうに考えております。  飲食店従業員を対象とした定期的なPCR検査の実施について、対象業種及び人数、これについて確認、お伺いいたします。あわせて、今回いろんな施策がありまして、申込者が多くなったときの対策について伺います。  この取組は、地域経済の回復につなげるとしており、昨日もこの検査の実施による各種インセンティブが示されました。福島市では、実施した飲食店にはPCR検査済みステッカーの配付を行っていますが、本市の取組について伺います。 161: ◯交流企画課長  飲食店の従業員を対象としたPCR検査につきましては、対象は市内の食品衛生法の営業許可を取得している飲食店の従業員の方としており、対象は約4万人と見込んでおります。  業態としては、レストラン、居酒屋、スナック、飲食を提供するカラオケボックス等、まん延防止等重点措置による営業時間短縮の要請を行っている飲食店は対象ですが、デリバリー専門の店舗やスーパーやコンビニ等のイートインスペースなどは除くこととしております。  申込者が多くなった際の対策については、延べ8万人分の検査費用を現在見込んでおりますが、申込者が想定を超える場合につきましては追加の予算確保の必要性も含め検討してまいりたいと考えております。  それから、経済回復に向けた取組でございます。検査を受けた店舗をホームページで公表しますほか、関係者の皆様と意見交換をしながら、御例示のございましたステッカーの配付も含め検討しまして、安心して飲食店を御利用になれる環境づくりに努め、地域経済の回復につなげてまいりたいと存じます。 162: ◯ひぐちのりこ委員  お互いウィン・ウィンの形になれる、そして予算の確保というところも御答弁いただきましたので、ぜひとも積極的なお取組も求めるところです。  65歳以上の高齢者の方にワクチン接種クーポン券の発送がなされました。本市はいろんな具体的なやり取りができるような形のコールセンター、こちらにナビダイヤルを採用しており、通話料がかかるなどの指摘がなされていますが、ナビダイヤルを導入した経緯と他都市の状況、また通話が長くなりそうになって通話料への考慮が必要な場合の対応など、市民の方々への啓発についてお伺いします。 163: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  このたびのワクチンの接種につきましては、希望する方の任意接種ということもございまして、通話料につきましては電話をおかけいただいた方に御負担いただくべきなどの考えから、ナビダイヤルを導入したところでございます。  本市以外の政令指定都市の対応状況につきましては、本市同様のナビダイヤル、これが5都市、普通電話が9都市、IP電話が1都市、フリーダイヤルを採用しているのが4都市、そういうふうになってございます。  なお、接種券の再発行など、複雑なやり取りが必要なお問合せに際しましては、御連絡先を確認の上、改めてこちらからおかけするなど、負担軽減にも配慮してまいりたいと存じます。  引き続きコールセンターでのさらなる丁寧な対応を図るなどしながら、市民の皆様の御理解をいただけるよう努めてまいりたいと存じております。 164: ◯ひぐちのりこ委員  関連して、新型コロナウイルス対策のスマートフォンアプリについてお伺いいたします。  厚労省が提供している新型コロナウイルス感染症との接触を知らせるスマホ用のアプリCOCOA及び宮城県が提供しているみやぎお知らせコロナアプリMICA、こちらの概要と目的、登録者数、それから効果についてお伺いいたします。 165: ◯危機管理課長  厚労省が提供しておりますアプリCOCOAにつきましては、スマートフォン等にインストールした利用者が、新型コロナウイルス感染症の陽性者と近接した状態で接触した可能性があった場合に通知を受けることができるというものでありまして、検査の受診なども案内されるアプリでございます。3月末現在の全国でのダウンロード数は約2653万件となっております。  一方、宮城県が提供しているみやぎお知らせコロナアプリMICAにつきましては、県内のライブハウスやカラオケ、飲食店の店舗等を対象として、これらを利用する場合に店舗に掲示されているQRコードを利用者が読み取り、メールアドレスを県の電子申請システムに登録することにより、当該施設で感染者が認められた場合には、利用者に対し感染情報等がメールでお知らせされるというものでございます。3月末現在、登録店舗数は県内で586店舗、メールアドレスの登録者数は延べ1万6284人となってございます。  これらのアプリにつきましては、機能は異なりますが、いずれも患者との接触の早期把握と感染拡大の防止につながるものでございます。 166: ◯ひぐちのりこ委員  COCOAについては、不具合について、アプリに関する知識不足が原因と厚労省が報告書を出したということで、やはり本市としてもこれはしっかり信用できるものにしてほしい、これを強く国に求めていただきたいということを求めておきます。  みやぎお知らせコロナアプリは、県内のライブハウスなど、今ございましたけれども、586店舗以上が登録している。栗原市では、市の持っている施設、これは59か所が登録していますが、本市での市有施設での登録数は6か所のみです。民間施設を含め、さらに登録を増やすべきと考えますが、御見解をお伺いします。 167: ◯危機管理課長  MICAの仙台市内での登録につきましては、市有施設で6か所となっておりますほか、仙台市内のライブハウスやカラオケ、飲食店の登録数は約26店舗となってございます。MICAを活用することは、導入した店舗の信頼の確保、利用者への安全・安心の提供などにつながるものであり、市ホームページ新型コロナウイルス感染症特設ページにおいて、これまでも市民の皆様にお知らせしているところでございます。  引き続き、SNSでの広報をはじめアプリの活用について周知をしてまいりますとともに、市有施設の登録につきましても改めて庁内に働きかけてまいりたいと存じます。 168: ◯ひぐちのりこ委員  いろんな集まりでも、市民の方々もこれはぜひ登録してくださいと言っておりますので、やっぱり市から、隗より始めよでお願いします。  宿泊療養施設運営に関する経費1億6100万円余の内訳についてお伺いします。 169: ◯保健所副所長  今回の予算案は、3棟目、4棟目の宿泊療養施設における総活責任者以外の事務について運営を委託するものでございます。費用の内訳としては、人件費1億4448万円、物品購入費24万円、一般管理費1465万2000円となっており、期間につきましては9月末までを予定しております。 170: ◯ひぐちのりこ委員  宿泊療養施設について、これまで本市職員が担っていた運営事務を委託することになりました。実際の業務内容、併せて人数について、また指揮命令を含む労働法の遵守啓発も大切ですが、伺います。あわせて、患者が過ごすレッドゾーンへの出入りもあるとのことですけれども、研修、また万が一、業務上による感染となった場合について、お伺いいたします。 171: ◯保健所副所長  委託業務の内容は、患者の入退所管理、健康管理、データ入力を予定しております。また、人員体制につきましては、各施設とも日中は運営管理者1名、運営スタッフ4名、夜間は運営管理者1名、運営スタッフ1名を予定しております。  本市から派遣する統括責任者からの指揮命令は、運営管理者を通して行うこととしており、委託業務の遂行に当たっては労働関係法規を遵守してまいります。  業務に関する研修は、委託当初は本市職員が行うこととしておりますが、その後の研修につきましては運営管理者からスタッフに対して行うこととしております。  また、清潔な領域であるグリーンエリアと汚染されている領域であるレッドエリアを明確に区分けし、レッドエリアに入る際には必要な防護具を装着した上で活動するなど、感染対策には万全を期しております。  なお、委託業務の従事者が業務において感染が確認された場合には、労災保険の支給対象となります。 172: ◯ひぐちのりこ委員  防護服、これはやっぱり慣れなければということもありますので、しっかりと研修というところを求めておきます。  低所得家庭の生活支援特別給付金について、今年当初から政府、野党の法案提出やNPO団体の署名活動などの取組もあり、実現に結びついたことを歓迎するものです。近年、無戸籍の子供の増加が報道されており、地域などでも把握されている場合もありますが、このようなお子さんがいる家庭の給付金支給について伺います。 173: ◯子供保健福祉課長  子育て世帯生活支援特別給付金の対象者の要件として、児童扶養手当受給者がありますが、児童扶養手当は戸籍及び住民票に記載のない場合であっても、対象児童とその母の確認などにより支給対象とできる取扱いとなっており、本市におきましては出生証明書と申立書により要件を確認し、児童扶養手当の支給を決定しています。本給付金も同様の取扱いとなっており、支給対象となります。 174: ◯ひぐちのりこ委員  全ての方に行き渡ることを求めます。  関連して、国における新たな支援メニューとして、独り親家庭において高度職業訓練の受講中などに条件つきで償還が免除される住宅費の無利子貸付制度の導入や、高等職業訓練促進給付金の支給対象資格の拡充が盛り込まれ、これまで国家資格に加えて民間資格の取得の場合も対象となりました。とりわけ、人手不足となっている介護事業やIT関係の資格取得のため、国や県をはじめハローワークや独り親などのセンターと連携して、対象の方に的確に情報が届くことを求めますが、伺います。 175: ◯子供家庭支援課長  国の新たな支援メニューにつきましては、厚生労働省より高等職業訓練促進給付金等の制度の詳細が示されたところでございます。今年度のできるだけ早い時期にそれらの事業を実施するとともに、マザーズハローワークや仙台市ひとり親家庭相談支援センター、区役所の相談窓口など、様々な機関と連携を図りながら、幅広く周知を行い、独り親の方々の安定的な就労につながる支援となりますよう取り組んでまいりたいと存じます。 176: ◯ひぐちのりこ委員  コロナ禍の中、様々な施策によって雇用の確保はあるけれども、仕事が少なくなって精神の不調、こういう人たちへの施策について、状況の把握と支援についてお伺いします。 177: ◯障害者支援課長  新型コロナウイルス感染症の感染拡大による様々な影響を考慮し、本市ではワンストップで対応する対面相談事業を昨年10月から実施しております。これまでの相談内容では、収入減少や借金など経済問題のほか、家賃滞納による住居問題、就労に関することやDV、虐待など、これらが複合する相談も多く、市民生活への影響が多岐にわたることを示しているものと認識しております。  本事業では、専任のソーシャルワーカーが相談者に伴走しながら、問題解決に向けた支援を行っておりますが、引き続き丁寧な相談対応に努め、課題を抱えた市民のサポートを図ってまいります。 178: ◯ひぐちのりこ委員  様々なサポートを求め、質問を終わります。 179: ◯委員長  答弁者入替えのため、少々お待ち願います。                 〔答弁者入替え〕 180: ◯委員長  蒼雲の会から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。             〔小野寺健委員、質疑席に着席〕 181: ◯委員長  発言願います。 182: ◯小野寺健委員  残念なことがありました。今月5日の村井知事の会見の中で、仙台市保健所に関して、仙台市の対応について苦言がなされました。私は昨年から現在まで、担当局において担当者の休みなく働く姿、懸命な努力、仕事ぶりを見ておりますので、大変残念に思っています。  仙台市保健所の対応が悪いのだろうか。私は保健所の能力云々ではなくて、想定外の波が現れたのだと認識しています。  ところで市長、なぜ村井知事の発言を受けて、市長として仙台市の状況を改めて説明し、発言し、現場のフォローをなされなかったのでしょうか。先ほど市長は、知事の発言を肯定されたものではないという答弁がありましたけれども、職員にも、市民にも、そう思われていない節があります。これでは今まで携わった職員が報われないし、士気も下がると思います。市長、コロナに立ち向かい、収束させるためには、ワンチームで頑張るしかないんです。職員の士気を下げてはいけません。改めてコロナに立ち向かうチーム仙台をワンチームにするために、市長にリーダーとしての発言を求めます。 183: ◯市長  新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が急激に増えたということもあって、保健所、保健所支所の業務が一時的に大変な量になってしまいました。重い負荷がかかっている状況となったわけですけれども、私はそれ以前の対応も含めまして、感染拡大を防ぐという保健所としての機能、濃厚接触者がどの程度であるのか、あるいはまた検査対象者がどれくらいいるのかということなど、大変な努力をしてもらって、十分に感染拡大を防ぐという保健所としての機能を果たしていると、こう認識をしております。  その意味からも、知事の発言を私は肯定をしているかのように受け止められることは、私の本意ではございませんで、この間、保健所職員、そしてまた組織内外からの応援に駆けつけてくださっている全員が、一つのチームになって市内の感染拡大防止のために全力で対応に当たっているところでございます。  大変困難な局面は今もまだ続いておりますけれども、この4月にはさらなる体制の強化も図りました。引き続き、全庁一丸となって感染状況の改善に向けて取り組んでまいります。 184: ◯小野寺健委員  高齢者施設の職員への検査です。  なぜ多くの方々が利用されているデイサービスが除かれているのか。実際、デイサービス利用者が感染しているケースが多く見られます。ワクチン接種においても、仙台市は特養の関係者に先行して接種することとしていまして、多くの高齢者施設から不満が出ています。ワクチン数が少ないことは理解するものの、決定過程については透明性の担保を求めるものです。  他都市においては、先行している医療従事者への接種に回している自治体もあります。新型コロナ感染拡大の局面で、医療関係者への接種を急ぐ必要性があり、そちらへワクチンを回すという考え、判断があってもよかったのではないでしょうか。  仙台市内での医療関係者の接種状況をお示しいただいた上で、ワクチン接種をなぜ特養と決めたのか、改めて伺います。 185: ◯健康福祉局次長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  まず、宮城県によりますと、医療従事者への接種につきましては、県内対象者約8万人に対しまして、4月12日時点で約1万9000人の方が1回目の接種を終えており、そのうち約1万1000名の方は2回の接種を終えておられます。このうち仙台市内の接種数については把握していないというふうに伺ってございます。  また、特別養護老人ホームへの先行した接種につきましては、要介護度が高く重症化リスクが高い方が多く入所されていると考えられること、クラスターが発生した場合、医療への影響が重大であると考えられることから、本市医師会とも協議の上、決定したものでございます。 186: ◯小野寺健委員  先ほど、第1会派の佐藤正昭先輩が質問されていましたけれども、データに基づいての施策ということは大事だと思いますので、仙台市内の医療従事者の数を分かっていないということは問題だと思いますので、確認をしておいていただきたいと思います。  私たちの会派では、ワクチンの絶対数量が足りない中で、接種券を3月末に配付することは混乱を招くと指摘しておりました。実際、市民、高齢者に混乱が生じています。  昨日は、5月中に4万3000回のワクチンが到着するという答弁がありました。しかしながら、本市の65歳以上の高齢者は約27万人おります。絶対数が足りない中で混乱することは目に見えています。その上、券に接種する日時、場所は書かれていない。不親切な上に、不明な点はコールセンターへ。そのコールセンターはナビダイヤルで、問い合わせたほうに高額の使用料がかかる。通常の問合せならばあるのかもしれませんが、今回は何も分からない接種券を送っている市側に問題があり、明らかに失策です。実際、市民からは不満の声が上がっています。  報道によれば、市の担当者は、通話料無料のフリーダイヤルの場合、電話回線の開設者が料金を負担するため税金を使うことになる、ワクチン接種はあくまでも希望者の任意で受けない人もいると見られる、税金を公平に使う観点から通話料負担は難しいと判断しナビダイヤルを選択したと話していますが、後づけに思われます。この回答で市民の立場で施策展開をしているのか、市民に寄り添っているのか疑問です。まずは過ちを認め、混乱を招き申し訳ないという言葉が先ではないかと思いますが、この点いかがでしょうか。 187: ◯藤本副市長  蒼雲の会会派から、このワクチン接種の接種券の送付について御提案をいただいたところでございます。本市における新型コロナウイルス感染症の状況に鑑みますと、速やかなワクチン接種が大変重要と認識をいたしておるところでございます。そのため、当初、ワクチンの供給量が限定的であることを踏まえまして、まずは特別養護老人ホームへの巡回接種を先行して進めることといたしたところでございます。  接種に向けましては、接種券の取りまとめなど準備作業に一定の期間を要しますことから、本市といたしましては高齢者施設での接種をできるだけ早期にかつ円滑に進めるためにも、65歳以上の皆様に対し接種券を一斉に送付する必要があると判断をいたしたところでございます。  しかしながら、市民の皆様に大変御心配と御迷惑をおかけいたし、多くの問合せもいただいたところでございまして、この間の対応につきまして誠に申し訳なく存じるところでございます。  引き続き円滑な接種の実現に向けまして、市政だよりや市ホームページなど様々な媒体を通じまして分かりやすい周知に努めますとともに、地域で活動されている方々に直接御説明を申し上げるなど、きめ細かな取組も併せてさせていただきたいと存じます。 188: ◯小野寺健委員  この点、市長から御発言ないんですか。 189: ◯市長  今、藤本副市長から御答弁申し上げました。まずは、ワクチンの量が限られているということで、大変リスクの高いであろう特別養護老人ホームに入所されている方々から巡回で接種をしていくということを判断させていただいたところです。そして、その皆様方にどのように接種をするのか、これはその皆さんたちを特定して、その方々にだけ接種券を送るとなりますと、これまた大変な時間を要することになってしまいます。そこで、混乱を招いて大変申し訳なかったのですけれども、65歳以上の方々に一斉に送付をさせていただき、大切に保管をしていただきたい旨、お伝えさせていただいたところでございます。  しかし今、藤本副市長からも、申し訳ないというふうなお話がございました。私からも改めて、混乱を招いたことにつきましては、申し訳なく思うところでございます。  今後、どこで接種ができるのか、そして予約はいつから始まるのか、それぞれの方々に分かりやすいように様々な媒体を活用しながら、着実に接種に結びつくように努めてまいりたいと存じます。 190: ◯小野寺健委員  接種券を送った後に、また日時、場所の案内をするわけでございまして、郵送費用などコストも倍かかり、ただでさえ業務多忙、人員が足りていないと言っている中で、あるべき姿ではないということを指摘いたしたいと思います。  最後に、子供たちへの対策を求めます。  変異株の感染が広がっている中で、未来ある、将来ある子供たちへの感染が懸念されますし、一たび感染した場合、重症化、後遺症についても心配されています。一自治体でやることに限りがあることは承知していますが、先んじて戦略を持って対策を早期に打っていただきたい。この点について伺い、私の質問を終わります。 191: ◯保健所副所長  現状におきまして、国からは、子供への感染について個別の方針が示されておりませんが、特に変異株の影響については現時点で不明な点も多いことから、状況について注視していかなければならないと認識いたしております。  変異株についても、基本的な対策に変わることはございません。引き続き正しい情報と感染防止策について分かりやすく丁寧に呼びかけていきたいと存じます。 192: ◯委員長  市民と未来のためにから発言予定の方は、質疑席にお着き願います。             〔伊藤ゆうた委員、質疑席に着席〕 193: ◯委員長  発言を願います。 194: ◯伊藤ゆうた委員  昨日の答弁にあった市内1日最大想定の新規感染者数35人、入院患者200人は、どういう数字を設定し推計したのか、根拠を説明をしてください。 195: ◯健康福祉局長  推計につきましては、4月上旬の感染者の状況など、それから昨年冬からの動きを踏まえまして、そのときの最大の感染者数などを基礎に設定したものでございます。 196: ◯伊藤ゆうた委員  だから、なぜ35人になったかという説明をしてください。 197: ◯健康福祉局長  ただいま申し上げました部分でございますけれども、最大の感染者数1日13人超という部分がございました。それに加えて様々なその後の状況の変化、そういったものを見込んで設定をしたものでございます。 198: ◯伊藤ゆうた委員  いや、推計の根拠を説明いただかないと質疑にならないんです。宿泊療養施設の話をする用意をしてきたけれども、できないじゃないですか。市長、分かりましたか、今の答弁で。市長、説明をしてください。 199: ◯健康福祉局長  試算の細かい積み上げというものについて、ただいま手元にございませんので答弁しかねる部分でございますけれども、先ほど申し上げましたように基礎数がございまして、それに一定の要素を加えて判断をしたものと認識してございます。 200: ◯伊藤ゆうた委員  昨日おっしゃった数字の話をしているんですよ。推計の根拠も説明できないでコロナ対策をするんですか。資質を問われるんじゃないですか、それでやっていったら。市長。  こういう答弁でやってもしようがないですから、質疑を打ち切ります。 201: ◯委員長  以上で、全議案に対する質疑は終了いたしました。  この際、暫時休憩いたします。                休憩 午後3時5分                再開 午後4時5分 202: ◯委員長  再開いたします。
                《付託議案の決定の審査について》 203: ◯委員長 それでは、これより付託議案の決定を行います。  決定の審査は、お手元に配付いたしております決定順序表の中の実線による区分に従い、順次行いたいと思います。  また、決定に際しまして、討論、異議の有無を一々お諮りすることは省略させていただき、決定順序表に従い、順次、件名を読み上げます。その際、読み上げた案件について討論のある方あるいは異議のある方は発言を求めていただくことで審査を進めていきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 204: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りいたしました方法により審査を行います。  また、要望事項等につきましては、付託議案の決定が全て終了した後に一括して確認をいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、第72号議案令和3年度仙台市一般会計補正予算(第2号)について。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 205: ◯委員長  決定いたしました。  次に、第73号議案令和3年度仙台市中央卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)について。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 206: ◯委員長  決定いたしました。  次に、第74号議案専決処分事項に関する件について。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 207: ◯委員長  決定いたしました。  以上で全議案に対する決定を終了いたしました。  この際、要望事項等がありましたらお願いしたいと思いますが、ございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 208: ◯委員長  なければ、以上で本特別委員会に付託を受けました全議案に対する審査を終了いたしました。  お諮りいたします。ただいま審査を終了いたしました案件につきましての委員長報告は、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 209: ◯委員長  御異議なしと認め、そのようにさせていただきます。  委員会の最後に当たりまして、正副委員長から挨拶をさせていただきたいと思います。                 〔委員長挨拶〕                 〔副委員長挨拶〕 210: ◯委員長  それでは、これをもって新型コロナウイルス感染症関連補正予算等審査特別委員会を閉会いたします。...