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  1. 仙台市議会 2017-10-20
    市民教育委員会 本文 2017-10-20


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから市民教育委員会を開会いたします。  まず、今回の会派の移動等に伴います席次の変更についてであります。  各委員の席は、議会運営委員会決定事項により、改めてただいま御着席いただいております席に変更させていただきましたので、御了承願います。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会を開催し、委員会審査事項以外の所管事項について当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。              《閉会中継続審査について》 2: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  審査事項は、「消防車両配置状況等について」及び「市民協働まちづくりについて」でありますが、本日は「消防車両配置状況等について」を審査し、次回の委員会で「市民協働まちづくりについて」を審査したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、消防車両配置状況等について、消防局より説明願います。 3: ◯消防局長  消防局からは、消防車両配置状況等について御説明申し上げます。  消防における災害対応につきましては、通常火災救助救急はもちろんのこと、昨今は災害多様化、大規模化に伴いまして緊急消防援助隊としての応援活動もふえてきているところでございます。  さまざまな災害に迅速かつ的確に対応していくため、当局では一般的なポンプ車救急車に加え、総務省消防庁から無償貸与されております特別高度工作車等特殊車両も保有いたしております。  本日は、当局における各種車両配置状況や、その配備に係る財源等につきまして、資料1に基づきまして管理課長より御説明申し上げます。 4: ◯消防局管理課長  それでは、お手元の資料1に基づきまして、消防車両配置状況等について御説明させていただきます。  本日御説明する内容でございます。  消防局が保有する消防車両種別台数の推移、それから車両更新等における財源等について、次に具体の消防車両配置状況、最後に車両保守管理及び車両を維持するための主な課題について御説明させていただきます。  まず初めに、当局で保有する車両についてでございます。  車両ごとの詳しい説明は後ほどさせていただきますが、活動種別ごとに、ごらんの六つの系統に分けており、左上から、指揮活動を行う指揮系消火活動を行う警防系救助活動を行う救助系救急活動を行う救急系、特殊な災害対応する特殊車系、その他の車両系となっております。
     続きまして、消防局における消防車両の推移でございます。  平成に入りましてから約30年間の車両台数グラフ化したものでございます。この間、人口は91万人から108万人へと1.18倍となっております。こうした都市化等に伴う災害対応力の強化を図るため、青い線の全車両につきましては、平成元年と比較いたしますと1.45倍の増加となっております。紫色でお示ししました救急車は、救急需要の増大に対応すべく、平成元年の16台から平成29年には33台となり、2倍以上となっております。  次に、消防車両更新配備等に係る財源等について、平成28年度の決算ベースにより御説明いたします。  まず、緊急防災減災事業債でございますが、こちらは東日本大震災以降に創設された制度であり、起債の充当率が100%、かつ交付税算入率が70%となっており、本市として大変有利なものになっております。  石油貯蔵施設立地対策等交付金は、石油コンビナート施設災害対応する消防車両等配備のための経済産業省所管交付金でございます。  次に、国の無償使用制度でございます。こちらは緊急消防援助隊使用する車両について、消防庁政令市等消防本部に対し無償で貸与し、配備する制度です。  ここからは、消防署所への車両の具体的な配置状況について御説明いたします。  まず初めに、本市の六つの消防署、いわゆる本署への配置車両でございます。  現場指揮を行う指揮隊車消火活動を行う水槽付消防ポンプ自動車、さまざまな人命救助資機材を積載した救助工作車、そして救急自動車といった消防活動に必須となる車両を総合的に配置しております。  これらに加えまして、35メートル級のはしご付消防自動車や、水槽付消防ポンプ自動車の6台分に相当する10トンの水を積載している大型水槽車などの車両配置しており、火災等種別規模に応じて活用しております。  続きまして、消防分署への配置状況でございます。  本市には三つ分署がございまして、石油コンビナート対応する高砂分署、大規模災害水害救助対応する六郷分署NBC等特殊災害対応する八乙女分署となっております。  このうち高砂分署車両につきましては、泡原液搬送車大型化学消防自動車大型化学高所放水車の3台が一体となって石油コンビナート火災等対応しております。  続きまして、ことし4月に開署いたしました六郷分署でございます。特別機動救助隊で運営するクレーン付救助工作車のほか、大雨等による大規模土砂災害などにおいて活動する重機搬送車などがございます。こちらは、昨年の台風10号により甚大な被害を受けた岩手県岩泉町へ緊急消防援助隊として出場しております。  続きまして、八乙女分署配置車両ですが、特別救助隊運用する、放射線や化学剤生物剤などの成分分析を行う特殊災害対応車などを配置しております。  続きまして、本市には17の出張所があり、災害初動対応を迅速に行うための車両配置しております。特に右の写真の消防ポンプ自動車は、水槽付消防ポンプ自動車に比べ小型でコンパクト、機動性にすぐれており、大型車両が進入できないような現場においても活動可能な車両となっております。  続きまして、その他の特殊車について、主なものを御説明いたします。  昨年度末に国からの無償使用により配備された車両で、大規模特殊災害が発生した場合に必要な除染テントなどを積載した大型除染システム搭載車です。大規模災害などで消防隊活動が長期にわたる場合、隊員をサポートする支援車、夜間における大型LED投光機による照明活動や大量の泡などによる消火活動、また、地下などに滞留している煙の排煙活動など、1台で三つの役割を担う高発泡照明車などの車両がございます。  続きまして、車両保守管理についてでございます。  災害が発生した場合にも迅速かつ確実に運営できるよう、職員による毎朝の交代時点検車両使用した後の使用点検などの日常点検に加えまして、整備事業者による点検整備を行っており、特に災害対応第一線を担う消防ポンプ自動車救助工作車救急車等は3カ月ごとに定期点検整備を実施しております。また、災害出場訓練などによる使用頻度が高い水槽付消防ポンプ自動車救助工作車救急車は、予備車配置することにより整備事業者による点検などを行う場合における出場体制を確実に確保しております。  続きまして、車両配備を行う上での主な課題について御説明いたします。  まず、緊急防災減災事業債につきましては、活用が平成32年度まで期間延長されましたことから、引き続き喫緊の課題である防災・減災対策に取り組んでいけるよう、関係団体とともにさらなる延長の要望を行っていくほか、国庫補助金制度の拡充について国に働きかけてまいります。  無償使用車両更新につきましては、更新が必要な車両に対する新規車両の再貸与や財政措置を行うよう今後も引き続き要望してまいります。  効果的な車両運用についてでございます。消防車両は日々進化しており、特殊装備、重量などがふえております。操縦する消防隊員技術取得には、日ごろからの訓練の積み重ねはもちろんでございますが、負担軽減のための車両軽量化などを推し進めながら車両の効果的な運用を図る必要があるものと考えております。  我々の消防活動は、隊員団結力、与えられた車両資機材、消火に必要な水利の三つが交わってこそ効果が最大限発揮できるものでございます。また、災害現場での活動は人命に直結するものであることから、今後も車両を初め、各種資機材の確実な保守管理職員に対する不断の教育により、仙台市民の安全・安心をしっかりと守っていく所存でございます。 5: ◯委員長  ただいまの説明に対して御質問等はございませんか。 6: ◯ふるくぼ和子委員  消防皆さんの日ごろの活動に改めて敬意を表したいと思います。  早速伺いますが、パワーポイント3ページの保有車両の推移のグラフについてなんですが、消防力機能向上とあわせてだと思いますが、総じて、先ほど説明あったように車両数は全体として増加をしているんですけれども、その中でその他車両特殊車系・その他の車両系という、赤いグラフだけが平成25年度比で2台ですけれども減少しています。現場で支障が生じていないかということを私も心配をしているんですけれども、どんな車両が減ったのか、その理由とあわせて具体的にまずお伺いをしておきたいと思います。 7: ◯消防局管理課長  2台減の理由につきましては、まず1台については、購入から15年を超えて老朽化が進んでいました排煙高発泡車電源照明車平成26年度に更新する際に、2台の車両機能を統合した高発泡照明車として更新しましたことから1台減となっております。  また、もう1台でございますけれども、平成26年度の組織改正により、旧消防局減災推進課危機管理室へ改変された際に、減災推進課所管していたぐららもあわせて消防局から危機管理室所管がえを行ったため1台減となっております。  以上が2台減少した理由となります。 8: ◯ふるくぼ和子委員  ぐららが移ったということと、二つの車両機能を一つにして更新したということなので、今のお話からだと、特に活動上の支障が何か生じるものではないということで理解はしたいと思いますが、やはり地域に応じた車両配置というのが当然求められてくる、そういうものだと思いますので、継続的にこれはさらに充実させていくことを求めていきたいと思っています。  それで、報告の中で、多種多様な車両が各署に配置されているということが紹介されました。若林の六郷分署開署の際に、私もお伺いして実際に車両を見せていただきましたけれども、大型油圧ポンプで海水をくみ上げることも可能だという送水車、これなんか本当に大型バスかそれ以上に大きいんじゃないかと思われるような特殊車両を見せていただいてきました。こうした特殊な車両をいつでも稼働できるようにするには、動かせる人が1人というわけには当然いかないわけでしょうから、複数人が常にいつでも出動できる体制、それは運転する資格だけの問題ではなくて、機動的にきちんと車を動かせるという技術も含めてですね、こういうものも含めて出動ができる体制が必要になるということなんだと思うんですけれども、この点についてはいかがか、お伺いをしたいと思います。 9: ◯消防局管理課長  御指摘のとおり、六郷分署配置されている遠距離大量送水システム車や、昨年度、泉消防署配置されました大型除染システム搭載車など特殊車両につきましては、通常火災救助等の事案とは異なりまして、特殊な資機材を用いた活動等が必要とされます。このため、各種の資機材及び特殊車両等の取り扱いの訓練でありますとか研修等を継続的に実施し、隊員スキルアップ並びに部隊としての活動能力向上を図り、引き続きさまざまな災害対応できる体制確保に努めてまいりたいと考えております。 10: ◯ふるくぼ和子委員  あの車両現場に運転して持っていくというだけでも相当な技術や能力が求められるんではないかなと思いますので、隊員皆さんの負担にならないように、複数人が安定してこれらが機能するような体制づくりを求めていきたいなと思います。  それで、火災ですとか救助災害、その規模にかかわらず、24時間、市民からの要請に応えてしっかりとその任務を果たすためには、万全の体制がそういう意味で本当に必要なんだということだと思います。  その点で、パワーポイントのまとめのところで書いてありました、大変私うれしかったんです。まず一番最初に、人ということで書かれていました。三つの要素の中で1番に記載されているということで、その位置づけ重要性というのを当局そのものも認識していらっしゃることだと思いますが、市民安心して暮らしていけることとあわせて、消防隊員皆さんも安全に安心して活動できる保障をつくるということが必要であって、そのためにもまず最初は人なんだというふうに思います。  今後も消防力向上を図ることとあわせ、人員をふやして確保するということは、これは引き続き求められている課題だと思いますが、人もふやして頑張るぞというところでの御所見を最後に伺っておきたいと思います。 11: ◯消防局管理課長  消防業務は、市民の安全・安心確保の観点から、自治体にとって根幹をなす業務であります。これまでも救急隊増隊等消防力充実強化にあわせ、消防職員については適切に増員を図ってきているところでございます。一方で、限りある財源人的資源を効率的かつ効果的に活用するため、車両機能等を統合する等の工夫も行っております。  今後も、社会情勢の変化など状況に合わせた適切な判断を行いまして、引き続きさらなる市民の安全の確保に向け、消防力充実強化に努めてまいりたいと考えております。 12: ◯ふるくぼ和子委員  ぜひ頑張っていただきたいということで要望したいと思います。実際に現場で働いていらっしゃる署員の隊員皆さん要望などもぜひ聞き取っていただきながら、市民皆さんの安全・安心を守る第一線で活躍されることを期待しておきたいと思います。 13: ◯安孫子雅浩委員  私からも何点かお尋ねをさせていただきますけれども、まず、今ちょっと質疑ありましたけれども、台数を着実にこれだけふやしているということで、それだけ安心・安全が高まっているというふうに理解をさせていただきますが、これは実際のところ充足率という点ではどうなんでしょうかね。これだけ各種車両については着実に台数をふやして整備が進んでいるんですが、現在のところ充足率という点ではどうなんでしょうか。 14: ◯消防局総務部長  現有車両充足率という御質問でございますが、消防力の基準というものを国から示されておりまして、あわせまして消防局で作成しております総合的消防力整備指針、この二つを用いまして、現在それに見合った消防力体制で進めているところでございまして、現在のところ十分充足しているというふうに認識しているところでございます。 15: ◯安孫子雅浩委員  これだけの資機材を伴って維持管理をしていくということは相当のコスト管理も大変でありますし、財源の調達という点でもいろいろ苦労されているんだというふうに思いますけれども、主な課題という点がありまして、そこでは財源確保という点、更新時期を迎えるときどうするかということ、この(3)の効果的な運用の部分で1点、意味がちょっとわからないところがあるんですけれども、2行目のところに、今後は軽量化などを進めるとあるんですが、軽量化というのは何のことを言っているんでしょうか。 16: ◯消防局管理課長  資機材高度化とかそういった要素が含まれておりまして、だんだん車両も大きくなる傾向にございます。また、一般的なものとして、使う車両大型化がどんどん進んできていまして、そういった意味運用がなかなか大変になってきていると、そういったことを軽量化を進めていくというふうに書いてございました。 17: ◯安孫子雅浩委員  なんかちょっとよくわからないんですけれども、今、高度化が進んでいるから各種車両等の部材も結構大きくなったりしていると、大型化の話で。それに対し軽量化を図るということは、よりコンパクトに、フットワークよくということだけれども、その理解がよくわからないです。配備台数を減らすということなのか、あるいは更新するときに、大型だった機材を今度はコンパクトなスモールサイズのものに更新するということが手続的に可能なのかどうか、その辺どういう意味合いなんですか、くどいんですけれども。 18: ◯消防局管理課長  昔ですと、設備が大型化して、どうしても一個にまとめ切れないような車両もございまして、ただ、今の時代ですと、更新時期に合わせまして、例えば先ほどの高発泡車のような、それぞれ1台ずつ持っていた2台を1台にまとめたような機能を持った車も最近では出ておりますので、そういったものにまとめていくというような話でございます。 19: ◯安孫子雅浩委員  主な課題の2番目のところに車両更新とあって、これだけ、なるほど多くの車両等配備して持っているということは、これをまた更新するときに、当然車両ですから10年とか15年くらいですか、そのくらいの単位で更新をしなければいけないんだけれども、例えば最初導入のときには国のほうから入れてもらったと思うんですけれども、実は更新のときには自分たちでやりなさいと言われた日には大変なことになるわけですよね。その辺というのは仙台市に限らず、ほかの自治体消防みんな同じだと思いますが、今、国とのやりとりというのはどんな状況であって、なおかつ、仙台市で大量に更新を迎える時期というのは大体いつごろなのか、その辺いかがなんでしょうか。 20: ◯消防局管理課長  まず、無償貸与の車でございますけれども、平成20年度に仙台市の場合、第1号車が配備されておりまして、平成28年度までに11台配備されております。消防ポンプ自動車については、更新の時期が15年程度で更新サイクルを迎えているものですので、平成20年度に導入した車両については、平成35年度ぐらいから更新スケジュールが始まっていくかなというふうに思っています。  全国的にも課題となっておりますので、こういった要望について、私どもとしても国に対して連携しながら今、更新考え方について要望しているところでございます。 21: ◯安孫子雅浩委員  自治体状況がどうかということの国への反映ということですが、その辺は目下の選挙にも市議会議員で国会で確実に行けそうな方がいらっしゃいますので、ぜひそういった議員を使って仙台市の立場なり自治体の立場を国政の場に反映させていかなければいけないんだなという思いで私もお尋ねしましたけれども、最後に1点お尋ねしますけれども、ぐららも結構年期が入っていますよね。10月というのは各連合町内会とか地域で防災訓練があって、ぐららも今一番忙しい時期だと思うんですが、ぐららの更新というものは、結構これは前々から言われていたと思うんですけれども、大分消耗度も激しいようでございますし、ぐららについてはどんな見通しを今持っているのか、今の段階で言えることがあればお尋ねしたいと思います。これも結局は国のほうからいろいろ確認しなければいけないんでしょうけれども、その辺の状況も含めて、どんなところにあるんですか。 22: ◯消防局総務部長  ぐららの更新ということでございますが、先ほど課長の説明にもございましたとおり、ぐららは現在、減災推進課のほうの所管になってございますが、やはり配備からかなり年数がたっているということで、危機感を持って対応しているということですので、今後、更新しなければいけないなというような話は聞いておりますが、まだ具体にいつごろというスケジュールは伺っていない状況でございます。 23: ◯辻隆一委員  先ほどの質問と若干関連するところがあるんですが、私から、無償使用車両の問題について二、三お尋ねをしたいんですが、先ほどの御答弁では平成20年から11台ということだったんですが、国から無償で借りていることになっている車両、そもそも仙台市の装備の指針の中に組み込まれているのか、あるいは国から来るから後で入れているという計算なのか。もともと仙台市はちゃんと自分たち整備指針の中に組み込んでいるものだということであれば、国から来るから当てにするんじゃなくて、ちゃんとそれは財源として確保しなければいけない、こういう問題があると思うんですが、その辺の考え方について御説明いただきたいんですけれども。 24: ◯消防局総務部長  現在、仙台市に配備されています無償使用車両位置づけというところでございますが、一般的なポンプ車あるいは救助工作車というのは、基本的に自治体通常火災対応で使うと、一般的に想定されている災害対応使用する車ということで、自治体責任のもとに配備するということになってございます。  一方、無償使用制度につきましては、大規模災害等対応責任、これは一義的には国にあるというところで、緊急消防援助隊という消防総合応援、この枠組みを活用して、通常では余り使わないものを各政令市などに配備して大規模災害時に使っていただく、応援時に活用していただくという制度になってございます。そうした趣旨から言いましても、国が国の責任のもとで配備をするものと認識しているものでございます。 25: ◯辻隆一委員  国が配備するものということはいいんですけれども、私が質問したのは、そもそもの仙台市の消防力整備指針、市で独自に持っているわけですね。その中には入っているのか入っていないのかということと、ということは、国から来ることになっても、逆にそれを動かすためには、これは市の職員が動かすわけだから、そことの関連というのも出てくるわけですね。国の制度だから、国が置いているんだったら市長はどうするのという話にまでつながっていく問題ですから、その辺はきちんと整理しておく必要があるんではないかなと私は思っているので、もう一度お答えいただきたいと思います。 26: ◯消防局総務部長  指針への位置づけでございますが、基本的に国から貸与されたものについては、そもそも想定した仙台市の整備方針の中には入っていないというところでございます。  運用の要員につきましては、既存の仙台市の消防力の人員で、それを万が一のために活用すると。確かにすごく使用頻度としては少ないものではありますが、運用のための訓練とか研修というのは当然必要になります。それは現有の消防力の範疇で対応しなければいけないというものになってございます。 27: ◯辻隆一委員  やはり仙台市のそもそもの消防力、この中にこの問題をどう組み入れているのかということが私は非常に問題だと思うんですね。確かに国の方針で、国からこれを貸与されているということなんだけれども、もともとそういうものが本当に必要だということであれば、これはやっぱり仙台市の基準として標準装備としてちゃんと持っていなければいけないものだと、こういうことになれば、その財源確保も含めてきちんとしなければいけない問題になってくるんじゃないかと思うんです。そういう意味では、もうちょっと国に対して、これから更新の時期の問題とかそういったことであると思うんですが、今の消防の問題で、全体で言えば地方分権との絡みもありますけれども、やはり自治体責任を持ってやるということが基本だとすれば、こういったものは全部標準装備の中に、自治体の基準の中に入れていくべきだと。そのための人員確保もきちんとやっていくというようなシステムにしていくのがこれからの消防力向上につながっていくんではないかと、私はそのように思っているんですけれども、更新の問題、これから国への要望ということで通らなかったらどうするのかと、逆にそういう心配もあるので、そういうこととしてきちんと捉えていく必要があるんじゃないかと私は思うんですけれども、その辺の考え方をもう一度聞いて終わりにしたいと思います。 28: ◯消防局総務部長  今、配備されている無償車両、これを本市消防力の中にきちんと位置づけて、その財源確保を含めてしっかり対応すべきというような御質問でございますが、先ほども御説明いたしましたとおり、無償使用制度というものは大規模災害時における国の一義的な対応責任、例えば通常自治体では対応し切れないものを、緊急消防援助隊という全国の応援制度を活用して対応しようという制度でございますので、使用頻度が少ないものを全国それぞれの政令市あるいは自治体確保して自前で賄うのには大変効率的ではないということから考えましても、現在の無償使用制度の枠組みを活用いたしまして、それで広域的な対応に活用するということを考えていきたいと思っておりますので、財源についても、国の災害対応責任ということでございますので、国が更新を行うということは間違いないと認識してございます。そういう観点からも、全国消防長会の団体がございますので、そういった団体と連携しながら引き続き国への要望を強くやっていきたいというふうに考えてございます。 29: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯委員長  なければ、これをもって委員会を閉会いたします。...