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  1. 仙台市議会 2013-11-28
    東西線・まちづくり促進調査特別委員会 本文 2013-11-28


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、東西線まちづくり促進調査特別委員会を開会いたします。  まず、説明員の出席についてでありますが、本日は、市民局都市整備局建設局交通局から関係職員の方々に出席をいただいておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、本日の委員会の進め方であります。本日の日程は、お手元に配付の日程のとおりでありますが、前回の委員会資料要求がありました東西線建設事業に係る宮城県からの協力内容についても報告を願いますとともに、本日、委員の皆様の机上に追加で資料をお配りしておりましたが、こちらにつきましても報告を願いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、当局からの報告であります。  まず、都市整備局より報告願います。 2: ◯公共交通推進課長  それでは、東西線開業に向けたバス路線再編検討状況につきまして、資料1に基づき御説明いたします。  まず、バス路線再編の目的と効果でございます。  目的でございます。本市では、将来にわたる持続的発展と暮らしやすさの確保を目指し、平成22年11月に、せんだい都市交通プランを策定したところでございます。このプランでは、過度に自動車に依存せず、公共交通を中心とした交通体系の構築を目指すこととしております。その実現のためには、効率的に移動することができる鉄道バスを連携させ、鉄道圏域の拡大を図る必要がございます。  現在建設を進めております地下鉄東西線の整備によりまして、地下鉄南北線及びJR線とあわせて本市の目指すべき公共交通体系の骨格が形成されますことから、この東西線の開業を見据えまして、定時性速達性にすぐれた鉄道利用圏域を拡大するため、鉄道乗り継ぎができるようなバス路線網への再編を行うものでございます。  1ページに示しております図が、将来の目指すべき交通体系でございます。  南北線各駅へのバス結節によりまして、市の南北に大きな鉄道利用圏域が広がってございます。JR線につきましても、その圏域に、東西でございますけれども、利用圏域が存在しているものでございます。図の中心の仙台都心の両側のオレンジ色部分、これが東西線バス結節することにより拡大する鉄道利用圏域でございます。これによりまして、鉄道利用圏域が市域の多くの部分をカバーすることとなります。目指すべき公共交通の構築が、これによってなされることになるところでございます。  続きまして、効果でございます。2ページ目をごらんください。  2ページの中段に、路線バス鉄道乗り継ぎイメージを示してございます。鉄道は、天候の影響を受けにくく、目的地までの所要時間が正確でございます。交通渋滞が顕在化している都心部自動車バスで乗り入れるよりも、郊外の鉄道駅までバスで行き鉄道利用することで、速達性定時性が増し、効率的な都市内移動が可能となるものでございます。  また、バス地下鉄の連携により鉄道を中心とした公共交通利用圏域が拡大し、さらに鉄道同士乗り継ぎにより広範囲の移動が可能になることから、居住地以外の拠点機能や、さまざまな施設利用のための移動利便性が高まり、沿線の機能集約の進展も相まって、本市の目指す環境負荷の少ないコンパクトで持続可能なまちづくりが促進されるところでございます。  現在は、動物公園前バス停から仙台駅までバスで30分以上かかるところが、地下鉄では、東西線でございますけれども、12分で移動できるということになるところでございます。また、大雪の日などのバス移動では、この動物公園仙台駅間が1時間程度の時間を要する場合があるなど、天候の影響で所要時間が大きく変動することがございます。鉄道での移動に関しましては、天候や渋滞に左右されない安定的な運行によりまして、速く、時間どおりに移動ができるということが可能になるところでございます。路線再編に関しては、このような効果があると考えているところでございます。  続きまして、バス路線再編基本的な考え方でございます。3ページ目をごらんください。  東西線の開業に向けましたバス路線再編検討に当たりましては、鉄道への結節基本としたバス路線網利用促進に資する運賃制度の実現を目指すとともに、平成24年の10月から11月にかけて実施いたしました、バス地下鉄利用状況調査で把握いたしました利用実態を踏まえ、効果的な路線網サービスレベルあり方につきまして、バス事業者の経営に対する影響も考慮に入れながら、現在、協議、調整を進めているところでございます。  まず、路線設定についてでございます。路線設定につきましては、鉄道路線バスの適正な役割分担鉄道駅への路線バス結節を柱に、検討を進めておるところでございます。  まず、鉄道路線バスの適正な役割分担でございますけれども、東西線の整備によりまして、駅の近くにお住まいになられている方につきましては、徒歩や自転車で駅まで行くことができます。このことで、定時性速達性に加え、早朝から深夜まで多くの運行がございます、さまざまなメリットがございます地下鉄利用が可能となるところでございます。
     バス路線路線設定におきましては、鉄道路線バスの適正な役割分担の観点から、地下鉄駅の近くにお住まいの方には、日常の移動手段路線バスから地下鉄に転換していただくということを基本検討を進めております。  次に、鉄道駅への路線バス結節についてでございます。  3ページ中段に路線結節イメージをお示ししているところでございますが、(仮称)動物公園駅、薬師堂駅、荒井駅への結節基本とした路線設定について、現在、事業者と具体的な内容について協議、調整を行いながら検討を進めているところでございます。  動物公園駅に結節する地域といたしましては、八木山緑ケ丘西の平ひより台太白団地などの地区薬師堂駅に結節する地域といたしましては、六郷、沖野、霞目などの地区、荒井駅に結節する地域といたしましては、七郷・荒井地区、鶴巻・岡田などの地区を想定してございます。  また、東部の井土浜地区南西部南ニュ-タウンなどの人来田地区、旧国道286号線沿いの山田地区など、直接的な東西線駅への結節メリットの薄いと考えられる地区につきましては、効率的な路線設定あり方について検討をしているところでございます。  なお、この図に示してございます緑の線でございますが、実際の路線を集約して表示しているところでございます。  続きまして、運賃制度についての考えでございます。  運賃制度につきましては、公共交通利用促進につながる運賃制度乗り継ぎ利便性に資する運賃制度を柱に、検討を進めているところでございます。  公共交通利用促進につながる運賃制度につきましては、東西線の開業により市域の公共交通体系の骨格が形成され、バス路線再編により鉄道バスの連携が一層強化されますことから、この機を捉えまして、わかりやすく利用しやすい運賃制度を導入し、公共交通利用の機運を高めることが重要であると考えております。現在、都心で実施しておりますバスの100円パッ区は、格安な運賃設定によりまして利用者が増加してございます。このような利用促進につながる運賃制度の導入について、現在、検討を行っているところでございます。  また、乗り継ぎ利便性の向上に関しましては、今後、導入を予定してございますIC乗車券の機能を活用した、乗り継ぎ利便性の向上に資する運賃制度検討しているところでございます。  最後に、バス路線再編スケジュールでございます。4ページに路線再編スケジュールを掲載してございます。  現在、さきに述べた考えに基づきまして、路線設定運賃制度に関しまして、バス事業者と協議、調整を行いながら検討を進めているところでございます。平成26年第1回定例会前に再編案を取りまとめまして、再編後の路線運賃制度及びIC乗車券サービス内容などを議会にお示ししたいと考えております。  その後、議会の御意見などをお伺いしながら、さらに作業を進めまして、路線ごとの便数や運賃などの詳細を取りまとめ、4月から6月ころをめどに開催予定の市民の皆様への第1回説明会に臨んでまいりたいと考えてございます。この際にも、説明会開催前には、議会に対しまして、その内容をお示しする予定でございます。  第1回説明会などの意見等を踏まえまして、修正を加えた再編実施案を作成いたしまして、これについても議会にお示ししながら、平成26年の10月から11月ころをめどに、再編実施案についての第2回目の説明会を開催する予定でございます。  その後、平成26年度中にバス路線再編の内容を確定していく予定でございます。  その後、バス事業者によります国への手続を経まして、市民の皆様への運行経路やダイヤについての周知をバス事業者が行いまして、東西線開業に合わせてバス路線再編し、その運行を実施する予定でございます。 3: ◯委員長  ただいまの報告に対し、御意見、御質問等がございましたら、お願いいたします。 4: ◯鈴木勇治委員  一つだけお伺いをしておきたいんですけれども、今、バス路線結節イメージをもって説明があったんですが、東西線に影響のないところ、太白区で言えば、八木山緑ケ丘西の平ひより台太白団地、これらの利便性が高まるということなんでしょうが、それ以外の地区で、効率的な路線とおっしゃったのかな、そこのところを、もう少しかみ砕いて、どういったことなのか、お話しいただけますか、効率的という部分の意味合いですね。 5: ◯公共交通推進課長  先ほど、東西線駅への結節メリットが薄いと考えられる地区ということで御説明を申し上げました。  イメージ図では、八木山緑ケ丘西の平地区という一つの区域がございます。ここの下の部分を通って都心のほうに向かっての動線、こういう路線につきましては、その対象といたしまして、南ニュータウン人来田地区、それから286号線沿いの山田地区、こういう地区についての路線設定について、駅への結節が効果的なのか、移動について効率的なのかという観点で、今、路線設定について検討しているところでございます。 6: ◯佐藤正昭委員  今、鈴木委員からもあったんですけれども、効率的な路線設定という、なかなか、どう解釈していいかわからないような表現だったんですけれども、これからも議論する機会があるでしょうから議論していきたいと思うんですけれども、その前段で、資料1の最初のところに、地下鉄東西線の整備により、地下鉄南北線及びJR線とあわせて、本市の目指すべき公共交通体系の骨格が形成されるということですけれども、東西線開業に向けて、一部、このバス路線というのは、南北線の地域についても見直すことは当然あるんでしょう。そこのところをちょっと確認します。 7: ◯公共交通推進課長  今回のバス路線再編につきましては、対象地区については、おおむね東西線結節するバス路線ということを考えてございまして、現在のバス事業者が運行している路線東西線に関連しない部分についても、若干、あるかもしれませんが、おおむね東西線結節する部分について再編検討しているということでございます。 8: ◯佐藤正昭委員  ということは、今の南北線にかかわるところのバス路線については、今のところがベストであるという、そういう考え方になるんですかね。私は、率直に言って、そうでもない部分がある。確かに苦しいところもあって、別のバス会社もありますから、なかなか難しいところはあるというのはよくわかりながら、しかしながら、やはり、東西線南北線JR線、こういうところを利用していきましょうと、その上で、バスはそれの補完をしていくんですよという、ここの基本路線に立った中で、この路線が考えられていく、路線再編があるという、その考え方は間違いないですか。 9: ◯公共交通推進課長  目指す交通体系に示していますとおり、鉄道バスを連携させて効率的な都市内移動をというのが仙台市の交通施策基本になってございますので、今御指摘の、東西線以外に南北線でも効率的な補助的な移動を求めると、または可能にするということで必要なものがあれば、それは全体的な交通施策の中で検討していくということになろうと思います。 10: ◯佐藤正昭委員  よもや、こういうことはないんだろうなとは思うんですけれども、地下鉄なりが走っていて、それに並行するような形でバス路線があるとか、存続をされているとか、そういう非効率的なことは、やはり、せっかく十字バランスのいい東西線の開通によって、南北線とあわせて骨格交通ができたわけだから、この機会に、その辺を整理していくというか、あるべき交通体系の姿にしていく、目指していく、そういうつもりはあるんですか。 11: ◯公共交通推進課長  委員御指摘のとおり、効率的な移動というのは、将来的な仙台市の少子高齢化とか、そういう社会情勢に適合する交通体系と考えてございます。ですので、南北線自体が、今回の東西線の考えのように駅結節ということに、なかなか、なっていないという状況もございます。  ただ、泉中央駅とかの状況を見ますと、地下鉄開業以来25年の時を経まして、かなりの結節がなされてきているということもございますので、そういう南北線の経験も踏まえまして、先ほど申し上げましたけれども、仙台市の交通施策として総合的に対応していくということに考えてございます。 12: ◯小山勇朗委員  3ページの運賃制度について、わかりやすく利用しやすい運賃制度の導入というふうになっていますけれども、これは東西線だけでなくて南北線も含めて、私は、やはり、この東西線ができて、南北、東西と両方使えるようになった場合は、地下鉄に全て結節するようなバス路線に考えているわけですからね。そういう意味では、地下鉄から結節される地域、例えば100円パッ区とか中央みたいな形で、やはり、常時、地下鉄の恩恵を受ける部分と、本線なり、いろんな部分で恩恵を受ける部分が100円パッ区で、本当は駅前に直接行きたいんだけれども、結局は地下鉄結節されて、そこからまた階段をおりたりして、高齢化になればなるほど、大変苦痛を味わいながら地下鉄に乗せられるというふうな感覚を持っている方々がいっぱいいるわけですよ。そういう場合は、やはり、わかりやすく利用しやすいという、そういうものを考えれば、地下鉄の料金はありながらも、それから外れた部分バスで来る地域の部分については100円パッ区を考えていくというふうな状況なども含めて、わかりやすく利用しやすい運賃制度というものを検討されていくのかどうか、お聞きしておきたいと思います。 13: ◯公共交通推進課長  利用促進に資する運賃制度ということ、それから利用しやすくわかりやすい運賃というところを目指しているところでございまして、やはり、バス鉄道地下鉄の連携ということは、当然、乗り継ぎということも発生してまいりますので、そういうことに対応した運賃制度となるよう、今、100円パッ区と事例的にお示しいただいたところでございますけれども、そういう制度が導入できるかどうかも含めて検討をしてまいりたいと考えてございます。 14: ◯小山勇朗委員  今の国会で、交通基本条例というものが採択されたわけですね。そういうことからすれば、国民の移動する権利というものをこれからきちっと保障していかなければならない。こういう立場で、交通体系なり、あるいはバス路線再編なり運賃体系というものを、この交通基本条例に沿った形も含めて、最大限検討すべきだろうと、このように私は考えるんですけれども、それについての考え方もお聞きしておきたいと思います。 15: ◯公共交通推進課長  交通基本法については、先般、国のほうでの採択があったということも聞き及んでおります。  ただ、今後、法によります、国、市町村といいますか自治体の役割、または、それに基づく対応というのが明らかになってくるだろうと思いますので、委員御指摘の移動する権利というものも、どういう形で担保していかなければならないかということも、今後、法律の施行、あるいは、さまざまな省令等で示されるということもございますので、その辺を注視しながら検討してまいりたいと考えてございます。 16: ◯木村勝好委員  今、お話があったことと多少重複するかと思うんですけれども、基本的な考え方というのが、要するに、東西線が開業すれば、地下鉄バスを並行させて走るということは原則的にありませんよと、つまり、ある道路の下を地下鉄が走っているのに、その上をバスが走っているという、一種の共倒れ状態を招くようなことはしませんよというのが基本ですよね。まず、そこを確認させてください。 17: ◯公共交通推進課長  バス鉄道の適正な役割分担というところがございますので、交通事業としての経営、それから、効率的な都市経営といいますか、そういう観点から含めても、やはり、そういう重複、競合というのはなくしていければなという観点で検討は進めてございます。 18: ◯木村勝好委員  3ページにイメージ図がありますよね。このイメージ図を見ていると、このグリーンの線がバス路線なんでしょう。そうすると、例えば、荒井と薬師堂の間をバスが走っているとか、薬師堂仙台の間をバスが走っているとか、あるいは、動物公園と青葉山の間をバスが走っているとか、動物公園から仙台までバスが走っているというふうにも見えるんだけれども、これはそういう意味なんですか、それとも違う意味で線が引いてあるんですか。 19: ◯公共交通推進課長  イメージでございますので、直接的な経路、路線を示したものではございません。駅間をつなぐとか中心部への路線について、どういう形で結節をするかということで、基本的には、こういう結節を考えてございまして、先ほど、委員御指摘の地下鉄の重複とか、そういうものをあらわしたものではないということでございます。 20: ◯木村勝好委員  だけど、これを見ると、今の説明のようには見えないんだよね。この線は何をあらわしたかったんですか。 21: ◯総合交通政策部長  この絵に関しましては、ここに書いてありますとおり、まさにイメージということでございます。  我々が、今、検討しておりますのは、委員からも御指摘あったように、地下鉄ができたところの道路の上をさらにバスが通ると、そんなばかなことはないだろうと、まさに我々もそう思っております。では、そうなると、どれくらい離れたら重複にならないのかという考え方がございますが、やはり、バス停圏域、大体250メートルから300メートルくらいではないかなと思っております。それと、地下鉄でございますが、鉄道の駅ですと、大体800メートルから1キロメートルぐらいがその徒歩圏域ということでございますので、そういった従来の基準を我々なりに考えまして、この絵で見ますと、確かに地下鉄の非常に近いところをバスが通っているような形には見えますが、今申し上げましたような基準を見ながら、昨年実施いたしましたバス利用実態調査、こういったところでの人の流れなどを見ながら総合的に検証し、路線設定を考えているところでございます。 22: ◯木村勝好委員  聞いていると、それはそれでわかるんだけれども、そのことと、この図が合わないんだよね。例えば、動物公園に行くときに、向山地区動物公園に行くバス仙台に行くバスがあるというふうにも見える。だから、まさにイメージなんだから、普通に見てイメージされるような図にちゃんとしておいたほうが、誤解を招かなくていいのではないですか。 23: ◯総合交通政策部長  今、地下鉄の駅、800メートルぐらいの圏域があるということを申し上げましたが、ここに掲げてございます動物公園、それから薬師堂、それから荒井、この3駅につきましては駅前広場設定する駅でございます。これは乗り継ぎということですので、800メートル圏内にバス路線を引かないといっても、やはり、こういった駅前広場の中にバスを入れてくるということは、当然、必要なことでございますので、動物公園から仙台駅方面ですと、向山の地区に関しましては、動物公園の駅にも行ければ仙台駅のほうにも行けるということで、その起点を矢印であらわしているということでございまして、この矢印は、どうしても、その800メートルの圏域の中に入ってしまいますので、こういった表現になってしまうということを御理解いただきたいと思います。 24: ◯木村勝好委員  いずれにしても、書いたものは二度といじらないということでもないんでしょうから、誤解を招かないようなものに、工夫できるところは工夫したらいいのかなというふうに思います。 25: ◯大泉鉄之助委員  非常に稚拙なことを聞いて失礼なんですけれども、この1ページ目の図面と、それから右側に説明がありますよね。その中に、快速バス圏域というのがあるんですけれども、この目指すべき交通体系という図面には関係のないことなんですね。どこにもそれがないので聞くんですけれども。網のかかった快速バス圏域、大体、この地域に快速バスは走ってないよね。 26: ◯総合交通政策部長  1ページ目の目指すべき交通体系図でございますが、今、委員御指摘の快速バス圏域でございますが、地図でちょっと薄くなっておりますが、左上のほうにちょっとだけ色の濃い緑色のところがございます。これが快速バス圏域ということでございまして、イメージということで大変申し上げづらいのですが北西部でございまして、将来的なイメージということで書いてございまして、これは、設定の趣旨と申しますのは、きょうの説明の中でも、鉄軌道を中心としてバスが補完するということが仙台市の交通体系だと、将来の目指すべき交通体系だということを申し上げたところでございますが、北西部につきましては、その鉄道のないところでございますので、鉄道にかわってバス基幹交通となると、そのときに、各駅停車バスではなくて快速バスを走らせて都心への時間の短縮を図ると、こういった施策を将来的に考えていきたいということでございます。 27: ◯大泉鉄之助委員  例えば、具体に言うと、吉成とか国見ケ丘とか、いわゆる東西線の恩恵にあずからないところには、東西線あるいは南北線にかわるような快速バスを走らせるという計画が仙台市にはあるというふうに、我々がその地域に行ってしゃべってもいいのかということなんです。 28: ◯総合交通政策部長  この図そのものは、先ほど申し上げましたとおり、平成22年に策定いたしました、せんだい都市交通プランに掲げたものでございまして、これは東西線の先も見据えました長期的なプランということで、その計画年次のあたりに、こういった体系を目指していきたいということで掲げたところでございまして、今、ここで具体的にあるのかと言われますと、現時点で具体的にはございませんが、やはり、先ほど申し上げましたように、基幹交通がないところに関しましては、それなりの公共交通利便性を高めるということを考えましたときに、こういった施策を提言しているところでございます。 29: ◯大泉鉄之助委員  それから、言わずもがなだと思うんですけれども、効率性というふうな言葉がよく出ます。地下鉄市営バス企業会計ですから、企業としての効率性を高めることは当然なことであります。しかしながら、経営する側の企業にとっての効率性と、市民の効率性というのは相反するところがありますよね。そこについては一定の配慮というものが必要ではないかと思うので、聞いていると、どうも、効率性というと企業側効率性南北線をつくるときにもそうでしたけれども、東西線をつくるときも、とにかく市民が便利に暮らせる、そして、効率的に30分圏内で移動できる、そういう都市をつくるんだということで言ってきた話なので、この辺に来て、企業の視点からの効率性に視点を置かれると、ちょっと市民は何だったんだろうかなというふうに思うんですけれども、先ほど来からの、例えば、道路の下を地下鉄が走っているのに絶対バスは上を走らないよということなんて起こり得ないんですよね。必ず走るんですよ。例えば、北仙台駅から仙台駅までなんかはじゃんじゃん走っているわけですから。長町駅から仙台駅についてもじゃんじゃん走っているんですよね。地下鉄が走っているところにバスは走りませんよと言うならば、その走るところを迂回して、もっと不便な地域を迂回してくればいい。だから、その辺の効率性ということと利便性というのは、いわゆる企業にとっての効率性だけに視点を置いてはいけませんよと。利用する市民、あるいは市民福祉という観点から効率性というものを配慮しなくてはならない部分は留意しなければなりませんよということを申し上げたいんですよね。  先ほど来、地下鉄の走っているところにバスは走らないような話なので、そんなことは起こり得ないなと私は思って、私はいつも両方利用するものですからね。便利なところに住んでいるものですから、地下鉄に乗ったりバスに乗ったりするわけでありますのでね。そのかわり固定資産税が高いわけですから、そのぐらいは当然なんです。その辺についての配慮は、当然、していくんでしょうねということを確認しておきたいと思うんです。 30: ◯総合交通政策部長  ただいまの御指摘、ごもっともかと思います。  また、私のほうの説明がちょっと不十分だったかと思いますが、委員が御指摘のように、例えば北仙台とか都心に関しましては、地下鉄も走っていれば、その真上をバスも走っていると。やはり、これは需要の多さ、地下鉄の需要も当然ございますし、バスの需要もあります。  また、都心にお住まいの方ですと、いろんな方向に移動する可能性が高いと。その移動の方向性に容易に対応できるのは、やはりバスでございます。そういった意味では、需要の多さに支えられながら、事業ということを考えた上でも、都心のようなところについては、地下鉄も走ればバスも走るところがあるだろうということでございます。  また、郊外につきましては、やはり需要の量というのが限られてございます。また、行き先の多様性というのも、都心に比べれば少ないのではないかというふうに考えておるところでございまして、そういった地区に対応した公共交通あり方、それから都心での公共交通あり方と、やはり、若干違うのではないかなというふうに考えておるところでございます。それぞれの地区に合った公共交通あり方というのを考えた上で御提示申し上げたいと思います。 31: ◯高見のり子委員  3ページのバス路線再編検討基本的な考え方なんですけれども、どういった考え方で調整、協議をしているのかというのが、なかなか見えないんです。といいますのは、やはり、地下鉄東西線もできて本当によかったと利用するのは、多くは市民でありますから、市民の皆さんに喜ばれるバス再編にならなければならないと思うんです。そういった点では、この図を見ても、東西線南北線の間の地域はいいと思うんですけれども、そこにつながらない地域というのが、当然、出てくると思うので、そういった方たちが利用しやすいようなものをどうつくるかという観点での検討は入っているのかどうか、そこを確認したいと思うんですが。 32: ◯公共交通推進課長  今回の再編に関しましては、昨年行いましたバス地下鉄利用状況調査で、全てのバス停からの乗降について、バス利用あるいは地下鉄利用も含めて把握してございます。  今回対象とする再編地区においても、やはり、利用実態に合った形での再編となるようバス事業者と調整を進めているところです。  ただ、どうしても、すき間が出てくるだろうとは思います。そういうことにつきましては、生活交通とか、そういう対応が必要になってくるのかなと思っているところでございまして、地域の御意見、あるいは御要望といいますか、そういうことも伺いながら、そういう地域については、生活交通の地域での議論、そういうものも市として支援をしながら対応していきたいと考えてございます。 33: ◯高見のり子委員  市民の足を守るというのは、公共交通の使命であると思います。ですから、先ほど、大泉委員のほうからも議論があった効率性というところを、企業の効率性を追求する余り、市民の利便性が阻害されるというのは、やはり、これは避けなければならないというふうに思います。中心部に向かう直通のバスは、やはり、なくさないでほしいという声も、まだまだ、たくさんありますし、例えば、向山地区にお住まいの方が大学病院に通われるといったようなケースだと、今だと、向山から川内を抜けて大学病院、そして長町を通ってという巡回のバスが非常に利用されているようなんですが、そういったようなものも、しっかり残していくといったようなことも、やはり、大事なのではないかなと思いますけれども、市民の利便性を確保するといった観点での検討をしっかり行っていただきたいと思います。  そして、利便性という点では、運賃の問題も、やはり大きいというふうに思います。敬老乗車証が、今、上限が決まったような制度になっていますから、特に、中心部から遠い近郊の住宅とかにお住まいの方たちの負担なんかも、やはり、考えなければならないと思いますけれども、料金についても、できれば、直接行く料金と乗り継いで行く料金と変わらないような、そういった運賃の検討もすべきだと思うんですけれども、ほかの委員との重複もありますけれども、その辺の運賃の考え方はどうなんでしょうか。 34: ◯公共交通推進課長  バス地下鉄の連携によっては乗り継ぎということが発生してまいります。その場合において、現行との運賃差が発生するということも予想されます。こういうことについての対応についても、運賃制度の中で検討してまいりたいと考えてございます。 35: ◯高見のり子委員  4ページの最後に、今後の市民との説明会スケジュールがお示しされたんですけれども、この市民説明会はどのような形で考えていらっしゃるのか、もし伺えれば伺いたいんですけれども。 36: ◯公共交通推進課長  まだ検討の段階でございますが、バス路線再編対象地区に、なるべく各地域を対象に説明会等を開催したいというふうに考えてございます。例えば、連合町内会をある程度取りまとめて市民センターで行うとか、区役所での開催とか、そういう手法を、現在、検討してございます。 37: ◯高見のり子委員  連合町内会単位だと、かなり細かくやっていただけると考えていいんですか。 38: ◯公共交通推進課長  区域をどうまとめるかということも、これからでございますので、なるべく丁寧な説明をと考えておるところでございます。ただ、対象地域、これからどういう形でグループ化するとか取りまとめをするかというのは今後でございますので、その辺も配慮しながら検討してまいりたいと思っております。 39: ◯委員長  ほかにありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40: ◯委員長  なければ、次に交通局より報告願います。 41: ◯東西線建設本部管理課長  私からは、東西線建設事業に係る宮城県からの協力内容について、並びに、地下鉄東西線駅名検討委員会駅名選定審議の速報の2点について、御報告申し上げます。  まず、東西線建設事業に係る宮城県からの協力内容についてでございますが、資料2をごらんください。  これは、東西線事業に対して、以下に示します、大きく分けて三つの項目について協力を得ているものを示したものでございます。  まず、一つ目でございます。事業に伴う県有地の無償提供ということで、(1)工事用地としての使用でございます。東西線の工事用地、(仮称)連坊駅の出入り口あるいは換気塔、エレベータ等の工事に伴い使用する土地、具体的には仙台第一高等学校の土地の一部でございますが、これの使用料の減免をいただいたところでございまして、減免相当額といたしましては、来年度分も同様に継続されるということで、平成18年度から26年度までの総額ということで約2300万円となってございます。  続いて、(2)事業用地としての使用でございます。これは、(1)で申し上げた工事が完了しますと、実際に施設が完了いたします。その施設が使用する土地として使用料がかかってくるわけですが、これに関しましては、買収とか、あるいは区分地上権の設定ということではなくて、目的外使用許可を申請するということになると整理されております。これは実質的な無償提供でございますし、半永久的に行われるということもございまして、買収ということを想定しまして、約5600万円ほど協力をいただいているということになります。  続きまして、(3)工事に伴う発生土仮置き場関連用地の使用ということでございまして、工事で発生する掘削土を一時仮置きする市有地に隣接する県有地の使用料の減免でございます。具体的には仙台港背後地でございます。これは、平成20年度から22年度までの総額ということで約1800万円となってございます。  次の項目としては、宮城県から東北大学に対する協力依頼ということでございます。  宮城県知事から東北大学総長宛てに、青葉山県有地の所有権が貴大学へ移転した後においても、東西線事業に対する格別の理解と協力を願いたいという趣旨の依頼文書が提出されております。これは旧青葉山ゴルフ場の跡地でございまして、宮城県から大学に売買された土地でございまして、これに関しましては、東西線が地下を通っておりますので区分地上権の設定が必要でございますが、大学からは区分地上権設定補償金の一部を請求されなかったといいますか、私どもとしては支払いを要しなかったということでございまして、その補償金額が約2800万円となってございます。  その他でございますが、これは金額には換算できないものでございますが、東西線事業及び関連事業に係る行政手続、例えば、環境影響評価とか都市計画決定、これらの手続でございますが、これに関する円滑な協議、審議、それから河川の占用協議等の行政手続、加えて、県所有施設の移設工事、具体的には、六丁の目に県の工業用水の水道管が埋設されておりましたけれども、六丁の目駅の工事に従いまして移設が必要になっておりましたが、これらに関する協力とか、そのほか、いろいろな協力、支援を受けているところでございます。  続きまして、地下鉄東西線駅名検討委員会駅名選定審議の速報でございます。資料3をごらんください。  この検討委員会が昨日行われまして、急遽つくった資料でございますので、委員長のお許しを得て机上配付させていただいたところでございます。  昨日、委員会の中で、一応、本市へ提言される内容が決定されましたので、御報告申し上げるところでございます。  表のとおりでございますが、仮称駅名からの変更は4駅となっておりまして、卸町駅については2案併記での提言とされまして、判断は仙台市に委ねられたというところでございます。  まず、仮称駅名から変更された分について西から申し上げますと、まず、(仮称)動物公園、これは八木山という地名をつけまして、八木山動物公園というのが望ましいというふうになりました。  それから、継続審議となっておりました国際センター、これに関しましては仮称どおりということに決定されております。  それから、(仮称)西公園駅でございますが、前回の当委員会の中での報告では西公園のままということでございましたが、再度審議されまして、大町という町名をつけるというような形になりまして、大町西公園がふさわしいということになりました。  続いて、(仮称)一番町駅でございますが、前回御報告のとおり、青葉通という通り名をつけまして、青葉通一番町がふさわしいということになりました。  仙台駅はこれには載っておりませんが、南北線と交差する、一体的に使用するということもありまして仙台駅のままということで、当委員会では審議はなされておりません。  続いて、(仮称)新寺駅でございますが、宮城野通駅という名称がふさわしいということになりました。  連坊、薬師堂は仮称どおりでございます。  卸町は2案併記ということで、仮称どおりの漢字の表記、または、おろしまちという平仮名の表記、委員会の中ではどちらがいいという結論には達しませんでして、併記して提言するということになっております。  六丁の目と荒井に関しましては、仮称どおりということでございます。  それから、前回の委員会の中で、駅名が長いのではないか、あるいは紛らわしいところがあるのではないかというような御議論がございましたけれども、まず、駅名が長いというような話につきましては、国際センター駅に関しても6文字であると、青葉通一番町でも6文字、長いところの八木山動物公園でも7文字ですので、特に極端に長いということはないのではないかというような整理がなされました。  それから、紛らわしいというような話でございますが、宮城野原と宮城野通が紛らわしいという話は、通がつくので大丈夫ではないかと。実は、きのうはそれほど議論はなされませんで、前回の駅名検討委員会の中で整理された内容でいいのではないかということで、前回の議論の中身を御紹介しますと、通と原では区別がつくのではないかというような話とか、あと、仙台の人であれば宮城野通と宮城野原の位置関係は区別できるのではないかというような話がございました。  それから、青葉通と青葉通一番町に関しましては、JRのほうが、あおば通というふうに平仮名表示ということになりますので、それで混同は回避できるのではないかという話がございました。 42: ◯委員長  ただいまの報告に対し、御意見、御質問等がございましたら、お願いいたします。 43: ◯木村勝好委員  私からは駅名のことについて幾つかお尋ねをしたいと思うんですけれども、まず、この検討委員会の駅名の具体的な検討というのは、きのうで終わり、つまりこれが検討委員会としての結論ということになるんでしょうか。  もう一つは、だとすると、それを踏まえて、今後、実際に決定するまでの手順といいますか、例えば、当局の意向なりなんなりというのは、どういう形で反映させながら、どういう手順で最終決定まで行くのか。まず、この二つをお尋ねします。 44: ◯東西線建設本部管理課長  駅名検討委員会につきましては、昨日で最後ということになります。  それから、決定までの手順でございますが、検討委員会からの提言を受けまして、交通局内部及び二役にも諮った上で、最終的に12月末ごろになると思いますけれども、そこまでに決定したいというふうに考えております。 45: ◯木村勝好委員  これは、当然、検討委員会の提言は提言。一方で、例えば、この東西線の特別委員会等での議論、議会としての意見というのは、最終決定には反映されるんですよね。どうなるんでしょう。 46: ◯東西線建設本部管理課長  交通局内部及び市内部の検討の中では、当委員会等の意見につきましては最大限尊重させていただくということになると思います。 47: ◯木村勝好委員  だとすると、具体的に駅名の話に入りますけれども、前回でも申し上げたように、やはり、どうも長い。長いというよりも、二つのものをつなぎ合わせているというのが多いということをむしろ言いたいんですよね。音数が長い、文字数が長いというよりも、例えば、大町と西公園とか、青葉通と一番町とか、こういうふうにつなぎ合わせるということをなぜするのかなというのが率直なところなんです。というのは、市民アンケートをした結果、せんだっての委員会で小山委員からもお話がありましたけれども、仮称のままでいいじゃないかというのが両駅とも多かったと思います。断然多かったはずなんですけれども、それをあえて、くっつけていじるということをこの検討委員会がどういう判断でしたのかなということが非常に引っかかるんですが、その辺はどういうことなんでしょう。 48: ◯東西線建設本部管理課長  二つをつなげているという形に関しましては、どうしても仮称駅名のところというのが、非常に南北に長い、あるいは東西に長いということもあって、もっと特定できる名称のほうがいいのではないかという意見がございまして、一番町であれば、定禅寺通から片平までございますので、そこの一体どこなのかというのがわかるように青葉通というのをつけたということでございますし、西公園につきましても、やはり、定禅寺通から大町交差点まであるわけでございますので、特定できたほうがいいという話がございまして、こういうふうに通り名あるいは町名をつけたというようなことでございます。
     市民意見に関しましては、確かに仮称駅名がいいというのが圧倒的に多かったわけでございますけれども、ただ、応募された方が、自分が変えてほしいというところ以外は、適当といいますと語弊がありますけれども、マルをつけていて、本当に仮称駅名でいいかどうかというのは、我々としては判断できないというところもありますので、駅名検討委員会の判断に委ねたというところでございます。 49: ◯木村勝好委員  やはり、市民アンケートをやっているわけですよね。1,000通以上来ているわけでしょう。それはいいかげんなものなんですよと言ってしまったら、まずいんじゃないの。それを言ったら、やる必要がなかったという話になってしまいますからね。それよりも検討委員会のほうが上位にランクされるんだというふうに言わんばかりのように聞こえるんだけれども、だとすると、議会の中での意見も、それに加えて最終決定に反映してくださいねというふうに言いたくなってしまいますよね、当然ね。ですから、私としては、西公園にしても一番町にしても、むしろ仮称のままのほうが、よほど、すっきりしていいのではないかなと。ちなみに言うと、南北線に二つつなぎ合わせたような駅名はほとんどないですよね。広瀬通なんて、多分、西公園よりもっと長いと思うんですけれども、何か理屈にもならない理屈をつけて、いじくり回しているという、それは非常に疑問を感じます。すっきりしてわかりやすい、単純明快なほうがいいに決まっているんですよね。  それから、ここに意味不明なことが書いてある。何ですか、この副駅名って。どこから出てきたの、こんな変な発想。ちょっと教えてください。 50: ◯東西線建設本部管理課長  駅名の位置をもっと明確にするために、副駅名とは言っていませんが、交通局では副呼称と言っておりますけれども、例えば、勾当台公園の駅でございますと県庁市役所前という副呼称がございます。あとは、五橋駅ですと市立病院前という副呼称がございまして、駅名表などにも記載されております。こういった形で、駅名だけではなくて、駅の周辺を案内するための呼称を副駅名などという形でつけたほうがいいのではないかという提言をしたいということで、駅名検討委員会の中では整理されたというところでございます。 51: ◯木村勝好委員  そんなことを言うんだったら、連坊に仙台一高と出るんだったら、国際センターに仙台二高と入れてもらいたいという気分ですけれどもね。何で仙台一高が出て仙台二高が出ないのか、非常に不思議な感じがしますけれども、というような話になっていくわけですよ。つまり、より複雑な話になっていくという方向に、なぜ向かうのかなというのが私は非常に疑問だなと。シンプルなほうがいいに決まっているわけですから、どうしても仙台一高に配慮しなければならないというんだったら、例えば、出口の名前をそういうふうにしてあげるとか、いろいろやりようがあると思うんだけれども、とにかく複雑化させないほうがいいのではないかと思うんですけれども、その点はどうですか。 52: ◯東西線建設本部管理課長  どの程度の長さとか、あるいは、どういう形であれば複雑か、複雑でないかというようなことは主観にもよると思いますので、我々としては、この駅名検討委員会の提言案について最大限尊重して決定していきたいというふうに考えております。 53: ◯木村勝好委員  ただ、この間の委員会で、これについて最終的に当局が判断をするときに違うものになる可能性はあり得ますよねと言ったら、可能性としてはあるという御答弁をいただいています。したがいまして、今、議会の中で、こういういろいろな意見もありましたよということも、ぜひ、決定する際には二役にもお伝えをいただいて、その上で、きちっとそれは尊重して決めていただければなというふうに思います。 54: ◯佐藤正昭委員  幾つか質問をさせていただきます。  まずは、大町西公園駅。ここの駅ができるところは桜ケ丘というところ。隣が大町、そこを囲むように片平、大手町と、こういう地名なんです。そういう中で、なぜ大町が選ばれたのか、ここがちょっとよくわからないなと。駅があるところは桜ケ丘というところ。周りは大手町であったり、片平であったり、大町であったり、そして隣は広瀬川という地形なんですけれども、そこで、なぜ大町が選ばれたかということについて教えてください。 55: ◯東西線建設本部管理課長  まず、桜ケ丘という件に関しましては、確かに地名は桜ケ丘でございます。ただし、公園につきましては、仙台市の正式名称として西公園でございますので、仮称の場合もこれをつけたところでございます。  それから、なぜ大町であるのか、周辺には片平もあるし大手町もあるのではないかということでございますが、西公園通と青葉通の交差点が大町交差点というふうになっておるということもございますし、大町の町内会から要望書が出ておりますけれども、第3回の後にも再度の要望がございましたけれども、その要望書の中に、片平の町内会あるいは大手町の町内会の会長さん方も、大町とつけることに理解を示しているという文書がございましたので、それも参考に大町という町名を付加したというところでございます。 56: ◯佐藤正昭委員  町内会からの要望があって、それには反対をしないというような、そういう声があったから、それでいいのではないかというように、今、ちょっと聞こえたんですけれども、仙台市として主体的にどういう駅名がいいか、それが一番市民にとってわかりやすいかということなんだろうと思うんですね。そういう観点からすれば、西公園というほうが、よりわかりやすくてシンプルなのではないのかなと思うんですけれども、いま一つ、大町というのをつけた、ここのこだわりについて、そういうこだわりがあったというなら同じ答えで結構ですから、お答えください。 57: ◯東西線建設本部管理課長  個人的にいろいろな考え方はあるとは思いますけれども、まず、先ほども申しましたとおり、大町の町内会からは、伊達政宗公以来の由緒ある地名であるということもありますし、要望書の中でも、先ほども申しましたとおり、周辺の町内会においても大町をつけてもよいというような意見がございましたので、場所を特定できやすくなるというようなことと、それから、町内会のこれからのまちづくりへの活動などのことを考えまして、大町という町名をつけたほうがいいというふうな判断が検討委員会の中でなされたものというふうに考えております。 58: ◯佐藤正昭委員  あってもなくてもいいけれども、つけてもいいという、そういう範囲の中でつけられたのでは困るなと思うわけですよ。ここのところは、よくお考えになって決定をされたらいいなと思っております。  次に宮城野通駅。住宅地図で見ましたら、宮城野通というのは、仙台駅前から東へ真っすぐ楽天のスタジアム、Kスタまで行く通りを、普通、一般市民は宮城野通と呼んでいるし、そういうふうに呼称もついているんですけれども、そこのところは認識されていますでしょうか。 59: ◯東西線建設本部管理課長  (仮称)新寺駅の駅本体が宮城野通にないということ自体は認識しております。 60: ◯佐藤正昭委員  市民全般的に宮城野通というのは仙台駅から東に延びる通りだというのを認識しているんでしょう。その駅ができるところは、普通、仙台市民が言うところの東八番丁通というところですよね。そういうことを十二分に認識した上で、そういうふうに決めたんですかね。 61: ◯東西線建設本部管理課長  当然、航空写真に地名を入れた図を見ながら検討しておりますので、そのところは委員の方々も十分に認識していたところだと思います。  実際に宮城野通と決まった理由でございますけれども、仮称で新寺駅というふうにしておりましたけれども、実は、新寺の町名のところには駅が全然触れていないというところ、それから、地域の代表的な通り名を採用することがいいということで、では何がいいかということだったわけですけれども、宮城野区の唯一の駅だったということもありまして、駅東地区の商店会等の団体から宮城野通にしてほしいという要望書がございましたので、それも参考に宮城野通と決定していったというところでございます。 62: ◯佐藤正昭委員  ちょっと最後のところは余計かなと思うんだけれども、この駅ができるところは、確かに榴岡一丁目と榴岡四丁目というところに挟まれた地区。しかし、その駅の出口のあたりは、新寺一丁目とか新寺二丁目にかかる地区。通り名でいっても、そのすぐ下のところは通称新寺通と呼ばれている通りですから、市民もよく御存じの通り。そして、実際にとまるところは東八番丁通と、なかなか、今の人はわかりにくいかもしれないけれども、長く仙台に住んでいる人たちには、東八番丁というと、ああ、あそこねということでわかるような名称。それに対して、宮城野通駅と言われますと、我々のイメージからすれば仙台駅の東に延びる通りを宮城野通というから、余計わかりにくくなるのではないかなと思うんですけれども、そのことを十分に考えた上で、この結論に至ったんですかね。 63: ◯東西線建設本部管理課長  まず、(仮称)新寺駅の出入り口に関してでございますが、1カ所はユアテックの西側の歩道、つまり宮城野通に直近の場所に出てまいります。もう1カ所は南側にございますけれども、これも新寺の町内のほうには入らずに、榴岡一丁目に敷設されるということになります。こういうことも全て理解した上で、先ほども申しました周辺の町内会や商工会からの要望なども踏まえて、検討委員会で判断したものというふうに考えております。 64: ◯佐藤正昭委員  もっとわかりやすくということからすれば、この宮城野通という呼称を駅名としてつけるのは、ちょっと、誤解を生むのではないかなという思いはありますけれども、これ以上はやめます。  最後に、卸町駅。昔、この東西線検討が始まったころ、20年くらい前であれば、私はこの駅のすぐ近くに住んでいますからわかるんですけれども、確かに、あそこは卸町というのが有名な、市民が一番わかりやすい町名でした。  しかしながら、ここ20年の年月がたってくると、みんな大和町のほうに住んでいるんですよね。そして、卸町というのも、いろんな変遷を重ねてきましたから、漢字でいうところの卸しのまちから、いろんな形で変貌を遂げてきているかなという思いがあるし、そしてまた、今の人たちは、あそこの交差点を、卸町の交差点というよりも、もう大和町の交差点だという認識のほうが地域では強いと私は感じているんですね。その辺の歴史的な感じ方、そして地域的な感じ方というのが、うまく委員に伝わっていなかったのかなと、そういう思いもあるんですけれども、その辺の歴史的な時間軸での考え方、そして地域的な物の考え方、このことについて、いかがお考えですか。 65: ◯東西線建設本部管理課長  確かに、駅の位置というのが卸町と大和町のちょうど中間にあるということも委員の方々は認識しておりまして、大和町の町内会等から要望があった、平仮名でやまとと加えるというのを、かなり有力な案として一旦は整理されたりもしたのですが、やはり、今後のまちづくりというようなことを考えた場合に、卸町あたりが中心になって現在も動いているというような状況とか、今、どういうふうに市民があの地域を見ているかというのは、私どもとしても判断はできませんけれども、やはり、まだ卸町という名称があの地域を代表する名称なんだろうなというふうな判断を持っていたというふうに感じております。 66: ◯佐藤正昭委員  言われることはわかるんです。でも、20年前の代表的な卸町という地名から、だんだん年月がたってきて、今、あの辺の地域の人たちに聞けば、卸町と大和町、同じくらいの知名度で、同じくらいの理解度があるという状況だと思うんです。私は、どっちがどっちということではなく、やまと卸町という駅名はふさわしいのかなと思うんですけれどもね。終わります。 67: ◯大泉鉄之助委員  資料2は、私がお願いした資料でありますので、このことについて少し感想等を申し上げたいと思います。  どうも仙台市と宮城県との関係というものを長いこと見てまいりますと、我が国の外務省と中国の関係みたいで、非常に相手のことは重く受けとめ、そして相手の言うことは聞く。しかしながら、こちらの言うことをがんがんとぶつけていくということは、なかなかないという、こういう関係だなというふうに私はずっと思ってまいりました。今回の資料で、つくづく、そのことを実感いたしております。空港アクセス鉄道に対して出資をすることについて議論が始まった時代から、ずっと申し上げてきて、ついに当時の副市長が出かけていって、ようやくにして、その見返りとして東西線に応分の協力をすると、こういうことでありました。このことについて、再三、私は議会でも取り上げてまいりましたけれども、その都度、大変親切に協議に応じていただいているという話ばかりでした。  これは県の当然の義務なんですよ。県の権利を何とかしてくれというのではなく、県の当然の義務を果たしなさいよという話なのに、そのことに、大変、仙台市はありがたがって、今回も、その他のところで円滑な協議、それから県所有施設の移設工事。これは、工事費用は向こうで出していないはずですよね。全額仙台市で出しているわけで、県がわかりましたと、では、工業用水の送水管、私どものほうで動かしますからと言うなら、大変協力していただいてありがとうございますなんだけれども、ただ、動かさせてください、こちらで動かしますからよろしくお願いしますと言って、いわゆる協力をもらったということで、これは支援には当たらないというふうに私は思っております。  それから、2番目については、県有地であった旧ゴルフ場の跡地というものをちょっと東西線がかすめます。本当にかすめるぐらいなんですね。  ところが、県がこれを東北大に譲渡する前からルートは大体決まっていたわけで、そして、この東西線の実現については、東北大を挙げて、わざわざ、文部省を通じて運輸省にまで物を言っていただいたんですよね。東北大にとって大変ありがたい東西線なので、ぜひ、これは御認可いただきたいという意思表示までも、東北大の総長が文部省を通じて運輸省にしたと、こういう経緯があるわけで、私は、この2番目なんかは、県が言ってくれたからそうなったというほどのことでもないと。東北大は、当然、学生たちがあの坂を青葉山まで上っていく途中で、何度、学生たちが事故に遭って、冬期間の凍結時なんかに、私の親戚もあそこで死んでいるのがいるんです。大変優秀なお子さんだったんですけれども、交通事故で死んでいるんです。そういう経緯があって、東北大にとっては、本当に仙台市が東北大の山の上まで地下鉄を延ばしてくれるというのは、もう、ありがたい、この上ない。黙って北六番丁の農学部跡地なんていうのは仙台市でどうぞお使いくださいというぐらいが当然だというふうに思うぐらいのありがたいことを東北大は感じていらっしゃるがゆえに、わざわざ、総長が文部省を通じて運輸省にまで働きかけたと、こういう歴然たる事実があるんです。ですから、県が言ってくださった、県知事から東北大総長宛てのなんていうほどのことでもないなと思っています。  それから、やはりと思ったのが、初めて数字で出てきたので、合計で9700万円ですね。駅名のところでも話題になりましたけれども、宮城野通を真っすぐ走らせれば、駅名で宮城野通とつけても、こんなことを言われないで済む。それをわざわざ、どなたの政治力かどうかわからないけれども、あっちのほうに住んでいる人もいらっしゃるようだからわからないけれども、ぐっと迂回をして、ほとんど若林区を走ると。ただ、区役所には鉄路はつながらないと、こういうことでありますけれども、一高の子供たちにとっては、こんなにありがたいことはない。だから、この程度のことは当然のことと思っています。何か永久に使用させてもらうところを仮に買ったとするならば、時価にして5600万円ぐらいあったろうと。それから、土を置いた場所について2300万円ぐらい、本当は払わなければならなかっただろうとか、こういったことを全部入れても9700万円であったと、こういうことでありまして、これについて一々御答弁を伺っても詮ないことだと思いますので御答弁は要りませんけれども、やはり、日本の外務省、我が国の国益、主権を守ることをしないで中国様々と言っているあの姿と全く、いつまでたっても、政令指定都市として動き出して、もう満24年半以上たっているんですけれども、やはり、県と一般市との関係の域を仙台市は出ないで、こうしていらっしゃるなということがよくわかりましたという感想を申し上げまして、委員長、大変失礼いたしました。 68: ◯委員長  ほかにありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 69: ◯委員長  なければ、次に、市民局より発言の申し出がありますので、発言願います。 70: ◯市民プロジェクト推進担当課長  前回の委員会におきまして御指摘いただきました、トータルイメージをお示しする件につきまして、口頭ではございますが、状況報告をさせていただきたいと存じます。  これまで、関係局と調整を進めてまいりました。地元との調整がまだ完了していないことがあり、まだ未確定部分が残っているというところではございますが、(仮称)動物公園駅につきまして、次回の1月に開催が予定されております委員会にてお示しをさせていただくことで、準備をまず進めさせていただきたいというふうに考えております。  そのほかの駅につきましては、次回の委員会までに設計等が完了していないことなど、トータルデザインとして、なかなか、お示しできる状況ではないということが見込まれますことから、設計完了後、できるだけ早い時期にお示しさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 71: ◯委員長  ただいまの件に関し、御質問等はございませんか。 72: ◯木村勝好委員  せんだって、私のほうでお願いを申し上げたことについて、早速、具体的に対応していただくということでありがとうございます。  お話しのように、一どきにということができなければ、順次、やっていただくしかないわけですが、非常に大事な点だと思いますので、次の1月の委員会でどういうものが示されるのか、そして、その後、それぞれ順を追って、どういうものが示されるのか、大変強く期待していますので、よろしくお願いします。 73: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 74: ◯委員長  次に、他都市視察についてありますが、副委員長とも相談の上、1月28日火曜日から29日水曜日までの日程で、関西方面での実施を考えております。  なお、視察先の都合等もありますので、その詳細等につきましては正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 75: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただき、議長に対して委員派遣の申し出を行いたいと思います。  また、先進都市の施設等の視察に当たり、今後の委員会運営上、当局にも同行願いたいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 76: ◯委員長  御当局もよろしいでしょうか。                  〔当局同意〕 77: ◯委員長  それでは、そのようなことで進めたいと思います。  なお、同行者の人選につきましては、当局とも相談しなければなりませんので、正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 78: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただきます。  なお、他都市視察の詳細につきましては、後日、改めて委員の皆様にお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、次回の委員会についてでありますが、他都市視察を踏まえた意見交換等を行いたいと考えております。  なお、日程につきましては、1月31日金曜日午後1時からの開催を考えておりますが、最終的な日程は、決定次第、皆様にお知らせしたいと思います。  以上で、予定しておりました日程を終了いたしますが、そのほか、皆様から御発言等がございましたら、お願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79: ◯委員長  なければ、次回の委員会に向けて皆様から資料要求等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80: ◯委員長  なければ、以上で東西線まちづくり促進調査特別委員会を閉会いたします。...