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  1. 仙台市議会 2002-07-26
    循環型まちづくり調査特別委員会 本文 2002-07-26


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、循環型まちづくり調査特別委員会を開会いたします。  まず、席次についてでありますが、議会運営委員会の決定事項により、また、各会派の代表者にお聞きした上で、私の方で調整させていただきました。ただいま御着席いただいている席となりますので、御了承願います。  本日は、安孫子雅浩委員から欠席の届け出がありましたので、御報告いたします。  また、当局におかれましては、省エネルギー対策と称して、7月から9月まで夏期期間中の軽装を奨励しておりますので、本委員会に出席の説明員についても、そのような取り扱いにしたいと思いますので、御了承願います。  なお、委員の皆様も上着を脱いでいただいて結構ですので、よろしくお願いします。  本日の日程については、お手元に配付の日程のとおりでありますので、よろしくお願いいたします。協議の中身は、本委員会のメーンテーマ調査手法年間計画参考人招致、それから、他都市視察などについて御協議いただく予定でおります。  本日は、説明員として、環境局から局長ほか関係職員の方々に出席いただいております。  なお、今後の説明員の出席につきましては、基本的には、本日、出席いただいている方々を考えておりますが、調査の内容に応じて、柔軟に対応していきたいと思いますので、委員の皆様から御要望がある場合には、事前に私まで申し出ていただきたいと思います。  次に、資料の配付についてでありますが、委員会開催の2日前に、各会派の控室に届けるようにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、各委員から、当局に対し資料要求がある場合には、早めに私まで申し出ていただきたいと思いますので、こちらもあわせてよろしくお願いします。  それでは、協議に入ります。  今回が第1回目の委員会になりますので、今後の委員会運営について協議したいと思います。  まず、本委員会のメーンテーマについてであります。各委員も御存じのとおり、本委員会の設置目的は、要綱に記載のように、資源・エネルギー有効利用ごみ減量リサイクル等環境負荷を軽減する施策を推進し、循環型都市の形成を図ることを目的とするとなっております。限られた期間内で効率的に調査を行うためには、調査のメーンテーマを設定し、ある程度調査対象を絞った形で委員会を進めたいと考えておりますので、皆様から、本委員会のメーンテーマについて御意見等ございましたら、今、お願いします。  なお、本委員会は、着席のままで進めさせていただきたいと思いますので、どうぞ御発言の際も座ったままでお願いしたいと思います。  もし、よろしければ、正副委員長であらかじめ相談している案がありますので、その案を出させていただきますが、よろしいでしょうか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 2: ◯委員長  要綱に記載の目的そのものなんですけれども、一つは、資源・エネルギー有効利用についてということをテーマにしたいと、もう一つは、ごみ減量リサイクル等についてということをテーマにしたいと。この二つをテーマにして、本委員会を進めていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 3: ◯委員長  それでは、ただいま申し上げました、この二つのことをメーンテーマとさせていただきたいと思います。
     また、環境負荷の軽減や循環型都市形成の促進などについて幅広い調査をしたいと思っておりますので、今、テーマを絞った形にはなりましたけれども、皆様から、テーマ以外の御意見も出していただいて構いませんので、この点もよろしくお願いいたします。  ここで御報告いたします。金森従之委員から本日の委員会を欠席する旨の届け出がありましたので、皆様に御報告いたしておきます。  今、メーンテーマのことをお話ししましたが、次は、調査手法についてであります。調査特別委員会の性格上、委員相互の意見交換や協議を中心に進めたいと思います。また、学識経験者などに参考人としておいでいただいて、専門的な見地からの御意見をお聞きしたり、あるいは、他都市視察などを行って調査をしてまいりたいと思います。  次に、本委員会の年間開催計画でありますが、皆様のお手元にお配りしております年間計画案のとおり、きょうを含め全部で4回の開催を考えております。  なお、委員会の開催については、調査の進捗状況などを見まして、必要がある場合には、この計画以外に開催する場合もあるかと思いますので、その際は、よろしくお願いいたします。  次に、参考人についてでありますが、できれば第2回の委員会で参考人をお呼びして、御意見などをお聞きしたいと思っておりますが、委員の皆様から、ぜひこの人をという御要望や御意見などがございましたら、お願いします。  急に言われてもどうかとは思いますけれども、きょうに限らず私の方まで申し出ていただいたければ、その御意見を参考にさせていただきたいと思います。そのことも含めて、参考人の人選については、正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、いかがですか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4: ◯委員長  それでは、御異議なしと認め、皆様から御意見もいただければ参考にしつつ、正副委員長の方で人選をさせていただきたます。  以上、メーンテーマ年間スケジュール等を協議いたしましたが、ここまでの点で、もう一度何か皆様から御意見、御質問があれば、お願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯委員長  なければ次に、他都市視察についてでありますけれども、過日、開催された調査特別委員会正副委員長会議におきまして、他都市視察の実施については、1班編成とし、1泊2日、1人当たり10万円以内の予算とすることで整理されております。本委員会もそのようなことで進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  実は、副委員長とも相談しまして、正副委員長案がございますので、皆様にお示ししたいと思います。まず、視察先についてでありますが、北九州市の北九州エコタウン及び福岡市の地域熱供給システムを視察したいと考えております。また、日程につきましては、10月31日の木曜日から11月1日の金曜日を考えております。先方の都合もあるということで、事前にちょっと問い合わせなどをして、こういう案を考えましたが、この他都市視察について御意見がありましたらお願いいたします。 6: ◯岡部恒司委員  10月31日から11月1日に行うというのは決定ですか。 7: ◯委員長  まだ、決定ではないんです。皆様から御意見をいただいてから、決定したいと思っています。先ほど申し上げましたように、先方にちょっと聞いてみた内容、あとは当議会の会派、委員会の視察などをかんがみまして、案として、この日程を設定してみたわけです。  それでは、他都市視察につきましては、10月31日の木曜日から11月1日の金曜日にかけて、北九州市及び福岡市を視察したいと思いますが、御異議ありませんね。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 8: ◯委員長  御異議なしと認め、このような内容で実施することとし、議長に対して、委員派遣の申し出を行いたいと思います。  もちろん、視察先の相手方の都合で新たなことが生じたりした場合は、日程や視察先等変更になる場合もあるかもしれませんが、その際の対応については、正副委員長に御一任をお願いいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 9: ◯委員長  御異議なしと認め、そのように対応させていただきます。  それから、この視察への当局の同行についてでありますが、副委員長とも相談し、先進地の事業等を一緒に視察することは、委員会運営上、有意義であると思いますので、視察団の一員として、ぜひ当局からも御同行願いたいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 10: ◯委員長  御異議なしと認めますので、よろしくお願いいたします。  なお、同行者の人選につきましては、当局との調整等も必要になりますので、この人選については、正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 11: ◯委員長  御異議なしと認め、副委員長と相談の上、当局と調整させていただきます。  協議の予定は以上です。  次に、資料説明に入ります。  第1回目の委員会に当たり、資料を用意いたしましたので、当局より御説明をお願いいたします。 12: ◯環境局長  それでは、環境局より、本委員会のテーマとなりました資源・エネルギー有効利用及びごみ減量リサイクルに関連いたします施策について御説明いたします。  本市の環境基本計画でございます杜の都環境プランの中でも、本市が目指すべき都市像の一つといたしまして、環境負荷の少ない循環型都市を掲げております。この循環型都市を実現するための各種の施策を体系的に構築しておりますので、まず、この施策の体系につきまして、資料1により御説明申し上げます。  次に、本委員会のテーマとなりました、資源・エネルギー有効利用に関連する施策の取り組み状況につきましては資料2により、また、ごみ減量リサイクルに関連する施策の取り組み状況につきましては資料3により、それぞれ御報告いたしたいと思います。これらの施策でございますが、担当課が異なりますので、資料1と資料2につきましては佐藤環境部参事環境管理課長より、そして、資料3につきましてはリサイクル推進課長より、それぞれ詳細を御説明いたします。 13: ◯環境部参事環境管理課長  それでは私の方から、まず、「杜の都環境プラン」におきます施策の体系につきまして御説明させていただきます。  資料1をごらんいただきたいと思います。平成9年に策定いたしました「杜の都環境プラン」におきましては、環境負荷の少ない循環型都市など、環境面から見た目指すべき都市像を四つ掲げ、二酸化炭素の排出量等、数値目標を設定いたしまして、平成22年度を 目標年次とし、各種施策を展開することとしております。  この環境負荷の少ない循環型都市をつくるための施策として、三つの柱を掲げております。その一つが、(1)資源・エネルギーの利用に関するものでございまして、その主要施策として、水、エネルギー、そして、廃棄物の三つを挙げております。  水につきましては、水の循環システムの健全性を確保するとともに、水の有効利用を推進することとしており、透水性舗装の導入など、地下水の涵養を促進するため、1)の雨水の地下浸透施策、2)の土地の保水能力の向上を図る施策、そして、3)の節水や再利用などの水の有効利用に関する施策を推進することとしております。  ページをめくっていただきまして、次のページになります。エネルギーにつきましては、エネルギー消費抑制有効利用を推進することとしており、インバーター照明機器の導入、冷暖房の設定温度の適正化など、省エネルギーをメーンといたします1)のエネルギー使用の抑制、2)のコージェネレーションなどのエネルギー効率的利用、そして、3)の太陽光発電等自然エネルギー、未利用エネルギーの活用に関する施策を推進しているところでございます。  廃棄物につきましては、廃棄物の減量とリサイクルを推進するとしておりまして、減量のため、1)の資源の使用抑制とごみの発生抑制、2)の廃棄物の再利用・再生品の利用、そして、ごみの分別、資源化について3)の資源回収と再資源化に関する施策、以上のような施策の体系で、本委員会に関しますテーマを推進しているところでございます。  次に、資料2をごらんいただきたいと思います。ただいま「杜の都環境プラン」の施策の体系において、本委員会のテーマにかかわります部分の施策の体系をお示ししたところでございます。そのうち、特に環境局におきまして実施しております、新エネルギー導入推進施策と水資源の有効利用施策についてお示ししております。新エネルギーにつきましては、本市は、特に太陽光発電システムの導入に力を入れておりまして、ごらんのように、平成13年度までに24基、発電能力といたしまして合計240キロワットの施設を設置しているところでございます。平成14年度には、さらに4基設置する予定でございまして、設置費5000万円の予算を計上しているところでございます。  裏のページをごらんいただきたいと思います。今年度は、さらに太陽光発電以外の新エネルギーの実現の可能性についても検討することとしておりまして、バイオマスエネルギーについての可能性調査を実施する予定で、予算額は1000万円でございます。  次に、2の水資源の有効利用施策でございます。1)の雨水利用の推進に関しまして、小学校に天水おけを設置いたしまして、水資源の有効利用や水環境への認識を深めることに活用しております。今年度も5校に設置する予定で、70万円の予算となってございます。また、啓発事業として、天水おけの手づくり講座を30万円で実施する予定でございます。  なお、参考例といたしまして、仙台市の公共施設におきます雨水貯留施設の設置例をこの資料に載せているところでございます。  また、2)にございますように、市街地の地下浸透能力等につきまして、水循環の健全化を図るための基礎調査ということで、今年度、市街地における地下浸透能力や蒸発散能力に関します調査を200万円で実施する予定でございます。 14: ◯リサイクル推進課長  引き続きまして、ごみ減量リサイクル施策取り組み状況につきまして説明いたします。  資料3をごらん願います。今年度は、これまで進めてまいりました事業の定着化、安定化を図るとともに、さらに事業の拡充を図ることを基本として、施策を展開していきたいと考えてございます。これらの施策を、1のごみの発生抑制施策、2のリサイクル施策、そして、3の普及啓発・指導等の三つに分類いたしまして、個別の施策の概要につきましてまとめております。  その主なものにつきまして説明させていただきます。  まず、1番目のごみの発生抑制施策でございますが、家庭ごみの中では、紙類とともに生ごみの占める割合が高い状況にございます。こういった家庭から排出される生ごみの減量等を促進するため、電気式生ごみ処理機につきましては、本年度予算ベースでは2,000台、生ごみ堆肥化容器につきましては、同じく本年度予算ベースで2,400台、それぞれ購入費の補助を行う予定であります。  資料の2ページ目をごらんいただきたいと思います。ごみの発生そのものを抑制する上で、環境に配慮した消費行動が重要となってきますが、これを啓発するため、5)の環境配慮型店舗の認定──エコにこショップと言っておりますけれども、これらの事業を行うとともに、レジ袋等の包装の辞退など6)環境配慮型消費行動の推進を、市民局とも連携しながら行ってまいりたいと考えております。  次に、2番目のリサイクル施策についてでございますが、1)と2)は、集団資源回収関係でございます。紙類を中心に回収活動がされておりますが、本市のごみ減量リサイクルを進めていく上で、紙類の減量は大きな役割を果たしておりますが、市民がより一層集団資源回収に取り組んでいくよう、支援と啓発を行ってまいります。また、3)の紙類の拠点回収は、集団資源回収を利用できない市民を対象に、紙類の回収保管庫市民センター等公共施設に設置するもので、今後、さらに設置箇所をふやしていく計画ですが、今年度は、新たに10カ所の増設を予定しております。5)と6)は、この4月に石積に開所しました仙台市堆肥化センターの関係でございます。本市の事業活動によって生じた生ごみや剪定枝葉、し尿系の汚泥等の有機性廃棄物を堆肥化し、これらの技術的ノウハウなどの情報を発信することで、民間における有機性廃棄物リサイクルの促進を図るものでございます。資料の4ページ目をごらんいただきたいと思います。7)プラスチック製容器包装分別収集資源化事業につきましては、本年4月に全市に拡大して分別収集を開始したところですが、4月から6月までの収集量は1収集日当たり54トンと、当初の見込みを2割近く上回るなど、順調なスタートと評価しております。今後、より一層プラ分別が定着するよう、指導、啓発に取り組んでまいります。  次に、3の普及啓発・指導等についてでございますが、ごみ減量リサイクル環境美化を推進する地域リーダーとして活動していただく4)クリーン仙台推進員事業や、NPOとの連携による7)生ごみリサイクル実践講座の開催など、市民や事業者とともに、各種事業に取り組みながら、ごみ減量リサイクルの推進を図ってまいりたいと考えております。  資料3の説明については以上でございます。 15: ◯委員長  ただいまの説明に対し、御質問等があればお願いいたします。 16: ◯辻隆一委員  資料2に関してちょっとお尋ねしたいんです。先ほど、実績ということで出力の説明があったんですけれども、これは能力なわけです。具体的に、実績として、どのくらいの電力を生み出したのかという資料があるのかどうか。  それからもう一つは、電気をそのまま学校で使うのではなく、1回電力会社に売っているわけです。その関係がどういう実績になっているのか。そういう資料があるのかどうかをちょっと聞きたいんです。 17: ◯環境都市推進課長  まず、太陽光発電の能力についてということでございますが、確かに10キロワットというのは能力でございます。実績といたしましては、学校により取りつける太陽との角度によって発電量が異なりますし、日によって、晴れた日と曇りの日では異なります。あと夜間と昼間でも異なりますので、これを年間の平均ということで申し上げますと、年間で1万キロワット、1日平均に直しますと、1校当たり二、三キロワットということになります。  それから、一度売却するというシステムについてでございますが、余った電力につきましては、売電するという形をとっております。また、売電実績としては、年間1校当たり6,000円になっております。あくまで余った分ということですので、夏休みや冬休みという電力を余り消費しない時期に発電した分が売電されたことになっております。 18: ◯辻隆一委員  この資料はもう少し勉強したいので、後でまた資料を求めていきたいと思いますので、そのときはよろしくお願いしたいと思います。 19: ◯斎藤建雄委員  私はよくわかりませんので、基本的なことを聞かせてください。  まず資料1で、これは基本方針なんでしょうけれども、(2)エネルギーの消費の抑制と有効利用を推進するの2)のエネルギー効率的利用の中に、地域冷暖房システムの導入を進めると。今、これは具体的な案があるのかないのかどうなのか。  それから、今、質問があった資料2の1の1)の太陽光発電システムの導入の欄に、学校の名前がずらっと入っているんですけれども、これはすべて10キロワットで同じものが設置されているわけです。なぜこれは同じ10キロワットなのか。なぜもっといろいろなキロワット数の設備を設置していないのか。いろいろなものがあって、初めて学習になるのではないかと思ったんですけれども、仙台工業高等学校まで10キロワットで、小学校と一緒の出力なんですが、なぜこれはそうなっているのか。  それから、私がわからないのは、資料2の2の1)の雨水利用の促進を見ると、天水おけを小学校に設置しているところがあるらしいんですが、これは何に使っているのか。  それから、資料3の1のごみの発生抑制施策の5)の環境配慮型店舗の認定で、エコにこショップというのは、何かマークでもあるんですか。仙台市環境配慮型店舗認定委員会というのがあって、それが認定していると書いてあるんだけれども、どういうことになるとエコにこショップと認定されるのかを教えてください。  それから、2のリサイクル施策の3)の紙類の拠点回収で、今年度、10カ所に設置予定しているということなんだけれども、これは全部市民センターだけなのかどうかを教えてください。  それから、7)のプラスチック製容器包装分別収集・資源化で、今、よく聞かれるのは、プラスチックの分別したものは、後でそれがどこに行ってどうなっているんですかということをよく聞かれるんです。私は、資源化して作業服なりになっていると答えてはいるんだけれども、だれからか、収集しても余っているから燃やしているのではないかと言われたことがあるので、そういうことがあるのかないのか。今、うちでもそうだけれども、プラスチック製容器包装をきれいにして出しなさいというから、わざわざ納豆のパックなど一生懸命洗剤を使って洗って、環境にそれが優しいのかどうかはわからないけれども、一生懸命洗って回収に出しているんだよね。それが、何か焼かれているなんていう話を聞くと、奥さん方が何だろうと思ってしまうのではないかと思って、現実にはどうなっているのか。多分、再利用されている部分とそうではない部分があると思うので、今、実際にどれぐらいの比率になっているのかを教えてください。 20: ◯環境部参事環境管理課長  それでは、私の方からは、地域冷暖房についてお答えいたします。  このプランを策定いたします準備をしておりました平成7年、8年当時につきましては、若干そのような可能性がございましたので、この施策の体系の中に入れてございます。それが現在はなくなりまして、今のところ、本市としては、地域冷暖房を進める予定はございません。 21: ◯環境都市推進課長  私の方からは、1施設当たり10キロワット以上のものが設置できないかということにつきましてお答えいたします。仙台市の方で、余剰電力が大量に発生しないようにということで、施設の使用電力量等を勘案して、10キロワット程度ということで設備を設置しておるところでございます。しかし、電力消費の大きい施設で、太陽光パネルの設置場所が存在することは事実でございますが、できるだけ多くの施設に太陽光パネルを設置し、環境教育学習に役立てていきたいと考えております。そのために、多くの小学校を中心に、太陽光パネルを設置しておるところでございます。 22: ◯環境部参事環境対策課長  天水おけにためた水の使い道ですけれども、各小学校で主に花壇にやる水として使っております。 23: ◯リサイクル推進課長  まず、環境配慮型店舗の認定要件の件でございますけれども、これにつきましては、簡易包装の推進、レジ袋の削減等、ごみ減量リサイクルの推進に関する10項目を設けまして、そのうち、2項目以上に取り組んでいる店舗を認定していくという制度になってございます。  2点目の紙類回収庫の関係でございますけれども、今年度、実は10カ所のうち、既に3カ所予定している場所がありますが、それは環境事業所の関係で葛岡リサイクルプラザ今泉リサイクルプラザ、それ以外の三つの環境事業所のうち一つの事業所に、それぞれ1カ所ずつ、また、それ以外にも市民センターのほか、できれば区役所でありますとか、土、日もある程度管理ができて、市民の方がいらっしゃるのに便利で、交通の便もいいという場所について、これから、いろいろ施設管理者の方とも協議しながら、設置を進めてまいりたいと思っております。  3番目のプラスチック製容器包装分別収集リサイクル状況でございますけれども、先ほど委員の御質問の中で、燃やしているのではないかという御指摘がございましたけれども、本年度の予定といたしましては、ここに実物がございますけれども、大体7割が材料リサイクルの一つでございますが、コンクリート型枠用のパネル──建築現場でコンクリートを固める際に使う型枠のパネルでございます。これは、今まで通常は、大体、木材が使われておりましたけれども、プラスチックパネルを使用することによりまして、結構強度もあることから、何回も使用できますし、最終的には使用後も高炉還元剤として利用できるわけなんですが、これが、ことしの場合は約7割を予定しております。あと残りの2割をガス化し、残りの1割が油化──油にしていくという予定で考えております。 24: ◯斎藤建雄委員  私、今のプラスチックパネルのようなものに使われているとは全然知りませんで、認識不足で済みません。  ガス化したり、油化したりしたものはどこで使うわけですか。ガス化や油化するということは、結果的に燃やすわけでしょう。結局は3割は燃えているんだ。エネルギーを使って、ガス化したり、油化したりして、また燃やすわけですか。 25: ◯リサイクル推進課長  ガス化と油化につきましては、プラスチックはもともと石油でできてございます。この油化の場合には、熱分解して、油分をもう1回つくって、また、もとに戻して燃料などに使用していくということです。再商品化すると言ってございますけれども、そういった新たな製品として生まれ変わっていくことになります。ガス化につきましても、熱分解いたしまして、化学工業原料や燃料として利用するという形で行っております。広い意味では、最後は熱になるという見方もできるかと思いますけれども、今、申し上げたような、こういったリサイクル再商品化の手法としては、非常に一般的な方法でございます。 26: ◯斎藤建雄委員  そうすると、プラスチック製容器包装が予想より2割ぐらい多く集まっていると説明がありました。収集している分は、全部このようにコンクリートパネルなどになっていて、プラ分別で回収したものを清掃工場などに持っていって燃やしているということは、一切ないわけですか。 27: ◯リサイクル推進課長  今の御指摘の点は、選別工場に運ばれて、一部異物──不適合物がございます。これは、2%程度で非常に割合が少のうございます。それを除いた部分は、リサイクルに回すというシステムでございます。 28: ◯斎藤建雄委員  最初の地域冷暖房システムのことが、資料にこのように載っていますが、私がちょっと不思議に思ったことは、確かこれはなくなっていたと思ったんだけれども、これでは導入を進めるとなっているので、例えばどこか考えれば、長町とか、仙台港背後地とか、今、考えられる場所はそのようなところでしょうか。先ほどの答弁では一切ないということだったけれども、この資料には導入を進めるとなっているので、そういうことも一切考えていないという意味の答弁だったんですか。 29: ◯環境部参事環境管理課長  地域冷暖房システムでございますけれども、民間の中では、泉中央地区で東北電力さんがやっております。本市におきましても、環境の面から、地域冷暖房システムは非常にいいものでございますので、仙台市のまちづくりの中で、できるだけその可能性を求めて、いろいろ我々も努力しているところでございます。当初は、今、お話にあった地域におきまして、その可能性が検討されたということがございまして、非常に見込みがあるのではないかということで、これを施策の体系に入れたということでございます。残念ながら、それが消えてしまったということで、当面は導入するところがないわけでございますが、我々といたしましては、これからのまちづくりの中で、何か可能性があるものについてはぜひ導入していく形で努力したいし、また、関係部局にも働きかけていきたいと考えております。 30: ◯岩崎武宏委員  何点か伺いたいんです。  まず、資料の2なんですが、これまでに24校が太陽光発電システムを導入し、今年度も4校が導入予定だということなんですけれども、これは、14年度の分までを含めて、どれくらいの導入経費がかかっておるのかというのが、まず一つです。  それから2点目には、地球温暖化防止と環境教育推進の観点から導入するということですけれども、前段に重きがあるのか、後段の環境学習のために導入するということにウエートがあるのか。ウエートの置き方によっては、施策の展開の仕方が大きく異なってきて当然だろうと思うんですけれども、環境局はそのあたりどのように考えておられるのか。  それから3点目には、今は24校プラス4校で28校なんですけれども、今後、この太陽光発電システムというものを、仙台市内の未設置の学校が大変な数あるわけですけれども、小中学校、市立の高校までを合わせますと190校近くあるのではないかと思うんです。これは、今後どのように導入をしていくおつもりなのか。全校にこのシステムを導入するというお考えなのか。もし、そうだとすれば、それは何年計画ぐらいで実施するおつもりなのか。毎年4校ずつやっていったのでは、恐らく最初に導入した学校の物などはもうどうにもならない状態です。後から順番待ちをしている学校は、いつ来るかわからないという状況になりますから、このあたり導入は大変結構だと思うんですけれども、先ほど申し上げた、目的がどうなのかということと照らし合わせて、今後、この導入施策をどう展開していくお考えなのか。とりあえず、この三つだけお答えください。 31: ◯環境都市推進課長  質問のありました3点についてお答えいたします。  1点目として、今年度までに28校の導入を予定しておりますが、1施設当たり1000万円強の事業費がかかっております。そちらにつきましては、NEDOの補助事業で半額の補助を受けて進めておるところでございます。  2点目として、これらの太陽光発電システムの導入施策のウエートにつきましては、省資源、あるいは地球温暖化対策ということで、重点的に取り組む事項として、太陽光発電などの自然エネルギーの導入ということを行っておりますので、まず、そちらが第一義かと考えております。しかし、温暖化対策だけで用いるのではもったいないということもありまして、環境教育学習にできるだけ生かすことができるように、表示パネル、パソコンで発電量をチェックできるような仕組み、あるいは、太陽光発電についてのわかりやすいCD-ROMを環境学習用につくっておるところでございます。  最後に、未設置の学校についてどのように考えているかという御質問でございますが、先ほどの半額の補助事業ということで申請しておりますので、そちらの枠の関係で、すべての学校を申請するということは難しい状況にあります。それから、それぞれの小学校で太陽光パネルを設置するような広大な場所があるかどうかであるとか、建物の耐久性に問題はないか、建てかえを見込んでいないかという条件を考えまして、順番に小学校に太陽光パネルを設置しているところでございます。 32: ◯岩崎武宏委員  まず、目的の点からなんですけれども、地球温暖化防止という点に主眼があるということで、あわせて環境教育学習に役立てるという、今、説明があったんですけれども、実はこういう質問の仕方をしましたのは、先ほど斎藤委員の方からも、なぜ一律10キロワットなのかという御指摘がありましたが、私も、その点そう感じておりました。もし、前段のように、地球温暖化防止の観点を主な目的としているとなれば、私は、こういう太陽光発電のような、環境に優しい発電設備というのは、実は10キロワット出力のものをつくるのと20キロワット出力のものをつくるのとでは、どれだけ費用がかさむんですか。単純に2倍もかかりますということではないと思うんです。ですから、先ほどの御答弁の中に、電力がその施設なり、学校なりで、もし、余った場合は売電するようなお話があったわけですけれども、だから私は、こういう聞き方をしたんです。広く環境教育学習の推進の観点から、こういう自然エネルギーの活用ということを考え、そういう施策を柱として、その中で、実はそれが地球温暖化防止につながっているんですということであれば、この種の施策は大いに理解できるんです。先ほどの答弁は、それと逆だったように私は聞いたので、そうだとすると、施策の展開の仕方がいかがかなと思ったわけです。これは、感じたままちょっと述べさせていただきました。  それから、国の補助との関係があって、今後の計画は云々というお話ですが、残り全部に設置すれば、2分の1の負担ということであっても、多分これから8億か、10億ぐらいのお金がかかると思うんです。この施策をあとどのくらい展開するかということは、それは全く国の施策次第で、国の方から補助がついて、仙台はことしは4校だから4校見繕って出しますというような展開の仕方だったら、全く主体性のない施策の展開になります。そこのところ、もう少し仙台市の主体的な考え方が伺えたらいいなと思って質問したわけです。この点は答弁は結構です。  それから、同じ資料2の裏にバイオマスエネルギーについて調査をするということで、ここには内容として、有機性廃棄物を原料としたバイオマスエネルギーについて、フィージビリティー調査を行うとあるんですけれども、この点については、実は私がこの春の予算等審査特別委員会で質問をし、確認させていただきましたが、環境局の方からは、バイオマスエネルギーについては有機性廃棄物に関する云々ということだけではなく、木質系のバイオマスエネルギーについても有効活用の方途を調査してみたいという御答弁をいただいているように記憶しているんです。ことしは、そちらの方面の取り組みはどうお考えなのかということです。  それから、資料2の水資源の有効利用施策なんですけれども、雨水について、先ほど天水おけについての御質問もあったわけですけれども、ここにも雨水貯留槽の設置ということであります。巨大な人工の貯水槽をつくって、そこに雨水をためるという考え方もあるでしょうけれども、私は、これも建築物の緑化の提案をしました折りに、建築物の緑化をしていくということが、特に仙台市などで非常に大きな課題になりつつあるといいますか、既になっているヒートアイランド現象の抑制施策の必要性とあわせて、建築物自体を緑化していくということが、そのまま、そこに雨水をため込む非常に大きな効用、効能を持っているということで、そちらの方に着眼した調査なりということも、私は、大いに必要ではないかと思うんです。そういうことは、ここにはちょっと出ていないんです。資料1の方に、2)保水能力の向上ということで、市街地における緑化の推進を図り、緑が持つ蒸散作用を活用して、都市の乾燥化・ヒートアイランド現象の緩和を図るとありますけれども、この蒸散作用ということだけではなく、建築物を緑化していくということが、巨大な緑のダムといいますか、そのようなものをつくっていくことになり、そこに雨水が自然な形で貯留され、特に仙台のような都会にあっては、雨水の一気流出による都市型雨水の浸水被害を抑制するのに大きな効果がある。このあたりは、国土交通省の方でも、既にそういうことを言っていますし、施策として推進しています。こういうことなどは、せっかくこういう資料として、この委員会に出されるんでしたら、そのあたりなどについての考え方も出していただいてよかったのではないかと思うんです。ちょっと何点か言いましたけれども、後段の方の質問にお答えいただきたいと思います。 33: ◯環境都市推進課長  私からは、バイオマスエネルギーの活用についてということでお答え申し上げます。  バイオマスエネルギーの関係は、食品廃棄物、畜産物等のメタン発酵によるメタン燃料としての消費、あともう一つ、建設廃材などの木質系のバイオマスエネルギーの件も、委員御指摘のとおりであると考えております。ことしは、仙台市において、バイオマスエネルギーを活用するときに、どのような燃料で行うのがよいかということを調査するフィージビリティー調査を行おうと考えておりまして、木質系バイオマスエネルギーについても、視野に入れて検討しようと考えております。 34: ◯環境部参事環境管理課長  雨水貯留と屋上緑化の観点につきましてお答え申し上げます。  おかげさまをもちまして、今年度におきましても、若林区役所の方でも屋上緑化を行うことになっておりまして、少しずつではありますが、公共の建築物におきます屋上緑化を進めております。今回の資料2の2水資源の有効利用施策の2)にございます調査も、最終的にはヒートアイランド現象防止のための基礎的な資料を得るということを一つの目的にしてございます。委員おっしゃいますように、特に市街地といったところでの気候変化といいますか、温度を下げるための機能を持っております雨水の地下浸透、そして、その雨水を蒸発散させる緑の効用、あるいは、土地の被覆の状況といったものをあわせて、緑化も含めた形で調査しながら、取り組んでいきたいと考えております。 35: ◯岩崎武宏委員  今、御答弁いただいたんですが、バイオマスエネルギーについてのお答えですが、今年度も木質系バイオマスエネルギーに関連して必要な調査を行うということですが、これは、資料2の調査費1000万円の中に入っているんですか。内容を見る限り、この有機性廃棄物というのは、いわゆる市内のホテル、大きな事業所から出る残飯のたぐいとか、し尿などを活用して、新しいエネルギーを生み出していくための調査と、私は、この資料の内容というものを理解したんです。今、環境都市推進課長は、あわせて木質系バイオマスエネルギーについても調査を行うことになっているという御答弁ですけれども、そのために必要な予算措置はどこにどうなっているんですか。 36: ◯環境都市推進課長  調査費として1000万円の予算をいただいておるものでございますが、この中に、有機性廃棄物を原料としたと書かせていただいておりますけれども、もちろんメタン発酵に関しても考えておりますが、木質系バイオマスエネルギーについても、あわせて調査するという方針を考えております。 37: ◯岩崎武宏委員  それなら、もう少し率直に言いまして、ここにどうして載せていただけないのかという感じがします。これなどは、予算審査のときに、それが欠けているのではないかと指摘をしましたところ、環境局の方から、その点も含め云々とお答えになったわけです。にもかかわらず、また、同じような資料が出てくる。それで指摘をしますと、それについてもあわせて調査するつもりですという姿勢は、局長、私はちょっとすっきりしないものがあると感ずるんです。それを本当に必要と考えてはいないのではないかという感じも受けるんです。せっかく調査特別委員会にこういう資料を出されるんですから、調査をするのであれば、ここにはっきり書いた方がいいのではないかと私はそう思いました。  それから、委員長の方にちょっとお尋ねなんですけれども、今回、特に資料1などを見ましても、例えば水循環システムのことをいろいろ考えていくという場合、ここに出ている施策だけでも、実は環境行政だけではなく、下水道行政が絡む事柄もたくさんあります。森林や農地の適正な維持管理云々という問題は、まさに経済行政が絡んでくる。それから、今、一部触れましたけれども、市街地の緑化推進云々ということになってきますと、建設行政が絡んでくると思いますし、水の有効利用ということで、ここにも書かれておりますけれども、節水型の機器・設備の普及に努め云々ということになってきますと、水道局も絡んでくるということで、環境局が主体になっての施策の推進ということには違いないわけですけれども、先ほど委員長に明確にしていただきました、本委員会の目的に沿って調査活動を進めていくときに、やはりいろいろな局が絡んできて、この場にいないと質問もちょっと差し控えざるを得ない印象を、先ほどから持っていたんです。このあたりは、今後、どのようにお進めになっていかれるつもりなのか。委員長のお考えをちょっと伺っておきたいと思います。たまたまこういう資料が出まして、いろいろ各局にわたるような施策も盛り込まれていたものですから、今後のこととして、ちょっとお考えだけ伺っておきたいと思います。 38: ◯委員長  冒頭、申し上げたつもりではおりますけれども、きょうは主体的に環境局長初め環境局ということですが、委員の皆様の御要望を私の方で受けとめさせていただきまして、説明員として御出席いただくことを促すということは、十分にあり得ますので、ぜひ私の方まで申しつけていただければと思っております。しかも委員長として、それは可能なことと判断しておりますので、ぜひ申し出ていただきたいと思います。
    39: ◯岩崎武宏委員  わかりました。この資料が出てくるのが、これは議会の方の取り決めに基づくことだと思うんですが、委員会の2日前までということですから、たまたま私も、今回出張から帰ってきて拝見したという事情があったものですから、当局側からどのような資料が出てくるのかということが、直近にならないとわからないということもあります。その資料に応じて、委員長の方に、関係各局の御出席を願いたいという御要望を出すにしましても、ちょっとそのあたりが心配な部分もあるんです。これは、議会全体のことですので、私も、そのあたりはよく承知した上で、今、委員長がお答えになったような方向で、今後臨ませていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 40: ◯委員長  私の方でも、そういう意味では、当たるところには当たってみます。 41: ◯岡部恒司委員  資料3のクリーン仙台推進委員についてお伺いをさせていただきます。  確認なんですが、各町内会一、二名に委嘱しているということなんですが、これは連合町内会なのか、それとも、単一町内会に委嘱なされているのか。これをちょっと確認させていただきたいんです。 42: ◯リサイクル推進課長  単一町内会の方から御推薦をいただいております。 43: ◯岡部恒司委員  そうすると、たくさんの単一町内会さんがあって、各町内会ごと一、二名が委嘱されている。全部の町内会100%でなくても、何割かの方々でも、大変な数がいらっしゃるわけでございまして、その方々は一生懸命活躍をなされておりますが、それは今現在、ごみ減量リサイクルのための地域リーダーとして、ボランティア的に活動なされておると思って見ております。ここに書いてあるように、環境美化推進のためのリーダーとしての依頼といいますか、お願いといいますか、指導といいますか、環境美化のための依頼、お願い、指導というのは、現実になされておるのでしょうか。 44: ◯リサイクル推進課長  今の点につきましては、クリーン仙台推進員にお願いしている役割については、実は大変広い内容になっております。こういったごみの不法投棄の関係などにつきましても、お願いしているというところでございます。ただ、実際問題といたしまして、なかなか範囲が広いので、私どもの方では、まず、重点的な活動として、次の三つのものをメーンにお願いしたいということを推進員の皆様には申し上げております。一つ目は、資源物の適正排出のPR、指導等の関係、二つ目は、資源物とごみの徹底分別の関係、そして最後、三つ目は、4月から始まりましたプラ分別のPR、指導の関係、これを重点的に行っていただきたいということを特に強調してお願い申し上げています。それ以外にも、ごみの環境美化に関することもあわせてお願い申し上げているところでございます。 45: ◯岡部恒司委員  私も、いつぞやの議会でも、提案、お願いをさせていただいわけでありますが、仙台だけではなく全国的にごみのポイ捨てが大変多い。まちだけではなくて、やっぱり地域でも多い。特にたばこのポイ捨て、それから、いろいろなものをポイと捨てていく。どこに多いかといいますと、バスの停留所近辺が多いわけです。中心部においては、交通局さん、道路管理者が一生懸命やっているかどうかはわかりませんけれども、何となくやっているわけですが、地域のそれぞれのバス停留所などは本当に汚いわけです。ちゃんと灰皿を置いてくれるとか、ごみ箱を置いてくれるところが全部というわけではございませんので、灰皿などがないところはたくさん吸い殻などがある。そこまで行政側でやれと言っても、無理だと申し上げたはずです。そうしたら、やはり推進員の方々がいるわけですから、ごみの集積所もさることながら、ちょっと足を伸ばしていただいて、その辺までちょっと掃除してもらえないかというだけでも、かなり違うと思うんです。そのとき、ちょっと目立ったジャンパーでも着ながら掃除してもらうのも、また、一つの啓発活動ではないかと提案したつもりでおりました。恐らくは、それについて検討しておる段階だと思うんでありますが、その辺いかがでございましょうか。答弁は結構ですから、いずれの機会かに、また、聞かせていただきますので、ぜひ前向きに御検討していただいて、各推進員の方々にお願いするように頑張っていただきたいということで、終わらせていただきます。 46: ◯礒村豊和委員  第1回目の調査特別委員会ですので、きょう当局からいろいろ資料説明をお聞きしました。これは大体、行政が中心になってやっておられるような部分、先ほど来、太陽光発電の利用の問題、あるいはコージェネレーションの問題等々、いろいろ御質問がございました。岡部委員と一緒に視察をして帰ってきたばかりなんですが、大阪の水道局では、非常に水が劣化しておりまして、これをことしから大阪全市で非常においしい水を飲めるようにする装置を設置したそうです。それを拝見してまいりました。その中に、たしか1,400キロワット、44軒から50軒分の電気が賄えるぐらいの太陽光発電装置を設置したというものがありました。なぜそうなったのかといいますと、飲み水をためておく非常に平らな広い場所に、国の補助を取りつけて、実は水にオゾンを通すことによって、雑菌がほとんど消えて、今、仙台市の水に劣らないくらいのおいしい水を供給しているというお話でした。  それから福岡では、これは民間会社ですけれども、コージェネレーション──天然ガスを使って電気を起こして、その会社は凸版印刷なんですけれども、たまたま非常に大量の蒸気を必要とするので、それと並行して、もう印刷工場とは思えないほど、髪の毛1本どころか、普通の雑菌が入れないような設備で印刷をしておるようなところも拝見をしてまいりました。  なぜこのようなことを申し上げたかといいますと、我々のこの調査特別委員会は、いろいろ不要になったもの、あるいは、雨水なども利用しながら、市民を巻き込んで循環型社会づくりをしていこうというのが大きなねらいだと思うんです。例えば、雨水一つとりましても、先ほど岩崎委員から出ました、下水道局さんはことしの事業の中で、いろいろ保水なり、蒸散作用を利用するだけではなく、都市災害の部分からも事業を行うようです。例えば、既に相当前から東京でも実行されておりますが、一般家庭に対する助成措置もし、トイレの水とか、散水用の水とか、2次水として非常に多く利用しております。当初の目的というのは、大雨が降りますと、河川改修が追いつかないということで、実は個々の宅地内に貯水槽を設けて、面積からいうと、これはかなりの量になるんだそうです。今は、都市部に行けば行くほど、地下浸透など難しくなっていますから、そういうことで、かなりの普及率になっているというのをテレビで拝見したことがあります。ことしは仙台市でも、試験的にモニター制度にして幾つかやるというお話も聞いております。この資料を見ると、天水おけは小学校だけでしかやっていないような感じです。  それから、これはちょっとお聞きしたいんですが、30万円ほど予算をつけて天水おけの講座を開いているということですが、これは、一般市民の住宅を意識されての講座なんでしょうか、それとも、天水おけのつくり方なのか。ここで申し上げたいのは、もっと大きい意味で、先ほどもありましたけれども、緑に含まれる水の量というのは大変な量です。それから、各家庭で雨水などをためられれば、これもある意味では、大きな都市災害、洪水を防ぐ力にもなるそうです。こういう観点からいいますと、一環境局さんだけではなくて、この辺は横の連携をよくとりながら、先ほどの大阪市は水道局さんが相当の面積で太陽光発電をやっておられまして、暑い中、施設全部を視察させられましたけれども、これも一つの方法なのかという思いをして、実は帰ってきたわけであります。ただ、どうもこれを見ますと、学校に単に10キロワットのパネルをつけて、学習のためにやるのか、それとも、太陽光の熱エネルギーを電気に変えることを目的にしているのか。どうも私も、この辺がすっきりしない部分があったものですから、一環境局だけではなくて、全庁的な取り組みというのが、当然、市民を巻き込む場合は必要だろうと思います。その辺ちょっとお聞かせいただきたいと思います。  それから、小さいことですけれども、天水おけの講座というのは、だれを対象にしてどうなされようとしているのか。ただ私は、個人的には、講座を開いて、こういう形で2次水として使えますということだけでは進まないような気がします。仙台市でも、雨水幹線の相当大きなものをつくっています。あれも聞くところによると、いっぱいにたまったことが何回もないんだという話でした。あれは、何十億だったかかかっているはずです。そのような経費を使うのであれば、例えば市民の皆さんも散水する水に使えるわけですので、そのようなことも、これからもっと全庁的に取り組む必要があるのかという思いがしましたので、その点お聞かせをいただきたいと思います。 47: ◯環境局長  まず、基本的に取り組む姿勢というお尋ねでございますが、先ほど岩崎委員の方からもお話しいただきましたとおり、緑の問題もそうでございますが、緑の持つ都市に与える効用は多岐にわたるものでございます。  ちょっと話は違いますけれども、先般、政府で発表いたしました地球温暖化対策の中間報告といいますか、京都議定書を批准するに当たっての現在の状況をまとめた報告が出ておりました。その中でも、そこそこ運輸部門、企業部門は努力している経緯が実態としてあらわれてきております。やはり、問題になっておりますのは、民生部門でございます。まさに市民生活そのもののところでの改善が、これからということで発表されておりました。私どもも、基本的には市民の価値観といいますか、ライフスタイルが変わっていくということを前提に進めていくのが、一番基本のところだと思っております。したがって、今、委員から御指摘がありましたとおり、市民にどのように啓蒙して、意識を変えていただけるのかというところが、一番問われていくところだろうと思っております。これは、緑の問題、そのほか多岐にわたりますので、環境局だけで取り組めるものではございませんので、いろいろなところで同じ価値観を持って取り組んでいくべきと私は理解をいたしております。ちょっと大ざっぱ過ぎて答弁にならないかとは思いますけれども、そのような思いを含めまして、御答弁とさせていただきます。  なお、天水おけの講座の問題については、環境部参事兼環境対策課長の方から御答弁申し上げます。 48: ◯環境部参事環境対策課長  天水おけの手づくり講座の対象についてなんですけれども、これは、毎年1回実施しておりまして、一般市民の方々を対象に行っております。それで、1回当たりの講習で大量にできないということがありまして、現在、1回当たり7基を用意し、1基につき5人ぐらいで手づくりしていただきまして、あとは実費で持っていっていただくということにしております。現在、トータルで53基を一般の方々のところに設置いたしております。 49: ◯礒村豊和委員  細かいことをお聞きしますけれども、多分材料の問題などいろいろあって、ことしの講座の開催予算が30万円なんだと思うんです。そうすると、材料費で大体終わってしまうと思うんです。これは、先ほどの報告ですと、小学校では花壇に散水しているというお話でした。ただ、一般家庭の場合も、天水おけですので、大きさ的には100リットルか、200リットルぐらいだと思うんです。せっかくこういうことをなされるんですから、東京の江戸川区だったか、荒川区だったか、ちょっとど忘れしましたけれども、非常に有効に雨水を使っていて、水道局さんの水が売れなくなるのではないかという心配もしたりしたが、でも、そうではないらしいんです。このような実例もありまして、かなりの普及率と記憶しているんですけれども、せっかくこのようなことをおやりになっているんですから、もっと下水道局などと横の連携をとりながら、雨水の有効利用ということをお考えになったらいいのではないかという思いをしております。あと、参考までに天水おけの講習会でつくっているものは、どれぐらいの大きさのものなんですか。 50: ◯環境部参事環境対策課長  今、使われておりますのは、250リットルのものです。 51: ◯礒村豊和委員  それから、細かいことをもう一つだけ聞かせていただきます。  石積の話が出まして、4月から動き出したんですが、日量30トンの処理能力で、今の稼働率の状況をお聞きしたいんです。  それから、学校に生ごみ処理機を10校か、12校ぐらいに設置したようですが、あれは現実論として、今、半分ぐらいが動いていないですよね。ここから出てきた、まさに堆肥を使う側に対する対応というのはどのようになっているのか。日量30トンといっても、フル稼働ということはあり得ないと思いますので、1日10トンずつつくった場合、単純計算でも30日稼働すると月に300トンの計算になるわけで、年間約3,600トンという堆肥は大変な量だと思うんです。今、4月から6月までの3カ月ぐらいで、どれぐらいの堆肥を製造されたのか。そして参考までに、そのでき上がった堆肥は、今、どのようになっているのか教えてください。 52: ◯施設課長  4月、5月、6月の平均で申し上げますと、日量にして、11.8トンほどを堆肥化しております。堆肥の状況でございますけれども、現在、堆肥の検査を進めておりまして、8月下旬ころまでには、堆肥の登録が済む予定でございます。それ以前の段階でございますので、現在、堆肥そのものとしてはできてはおりますけれども、堆肥としては利用してございません。 53: ◯礒村豊和委員  今のお話ですと、大体日量10トンちょっとぐらいのようです。多分、寝かせていたり、いろいろな品質検査等々を行うために、どこにストックしているのか。相当、気温差などでもいろいろな変化が出てくるんだろうと思います。心配しているのは、つくることはいいんですが、使う方のことなんです。これは、例えば堆肥ですから、一般的には農業生産資材になるわけだと思うんですけれども、受け入れ側との調整といいますか、その辺は今どうのようになっているのか。せっかくつくっても生かされなければ、また、ただのごみになってしまうわけです。その辺はどうなっているのでしょうか。 54: ◯リサイクル推進課長  堆肥化センターでできた堆肥につきましては、現時点では、公共事業で行います街路樹、公園樹などの堆肥に利用していきたいと考えてございます。 55: ◯礒村豊和委員  大変結構なことだと思います。ただ、街路樹と公園樹で、先ほどのお話ですと、日量約10トンで1カ月で約300トンです。これは、日量が間違っているんでしょうか。 56: ◯リサイクル推進課長  先ほど、施設課長の方で日量11.8トンと申し上げましたのは、投入量の方──原材料と申しますか、実際に堆肥として出てくる分は、かなり重量的にも減ってまいります。大体、日量約2トンぐらいになるのではないかと考えてございます。 57: ◯礒村豊和委員  聞き方が悪くて済みません。私は頭の中で、出てくる堆肥の量が処理能力だと思いまして、処理能力ですから、投入量30トンが上限ということですね。出てくる堆肥は、大体日量2トンぐらいですか。それでも、堆肥としては結構な量になるかと思います。1カ月に25日稼働して1カ月50トン、年間12カ月で約600トン、私の個人的な頭の中では、仙台市の公園、立木だけに使う量としては、とんでもない量だろうと思います。600トンといいますと、有機肥料で使える量としては、何百ヘクタール分になるんでしょうか。ちょっとくどくなってしまいましたが、なぜ心配しているかといいますと、先ほども言いましたけれども、せっかくつくったこういうリサイクル資源が生かされないと、ただ、つくっただけに終わってしまうということを危惧するんです。例えば、農業団体などに受け入れてもらうような御準備はないのか。仙台でいうと農協さん、仙台の農協だけでも、多分堆肥の質によっては処理しきれない量だろうと思いますので、県全体、あるいは東北6県など、できた堆肥が質がよくて安ければ、私は、やり方によっては有効利用できると思うんです。その辺の準備というのは、今、どのような形で対応されているんでしょうか。 58: ◯環境局長  この堆肥化センターでございますけれども、排出者としての仙台市という立場がございます。まず、その立場で、自分で出したものを何とか有効利用して、自分で使うことができないかということを、一種のモデルケースといいますか、循環の輪を閉じさせてみたいということで始ったことは、御案内のとおりだと思います。今、御答弁申し上げましたとおり、基本的には街路や緑地等での使用形態が一つございますので、その中で、どういう規模で使えるかということでございます。厳密ではございませんけれども、ある程度の把握をいたし、建設局の方と相談をして、規模を決めて今まで進めてまいったところでございます。現実にランニングいたしまして、初期のいろいろテスト等がございまして、まだ、1日に30トンの投入はしておりませんので、所定の結果は出ておりません。しかし、我々が動かしまして得た知見といいますか、実態をもとにいたしまして、今、建設局の方と使用のきちんとしたスケジュールづくりを調整しているところでございます。したがいまして、私ども、冒頭申し上げましたとおり、まず、排出者として輪を閉じるという作業を基本的に1回完結させてみたいと思っております。ですから、そのほかの使用については、今のところスケジュールには載せておりません。ただ、全く閉ざしているという話ではございません。そういう輪を閉じる作業をしているという意味でございます。 59: ◯礒村豊和委員  今の局長さんのお話はよくわかるんです。排出者としての輪を閉じる。いわゆる、ごみでないものにしようというところまで、行政側として責任を持ってやろうということだと思うんです。ただ、先ほども言いましたけれども、せっかく出てきた堆肥を今のお話ですと、建設局の方で何とか使用してもらうんだというお話です。であれば、ここまでお調べになっているかと思うんですが、1年間で建設局が使う堆肥の量というのはおおよそどれぐらいでしょうかということをお聞きしたくなってくるんです。約11トンのうち、約2割の量の堆肥が出てくる。これが最大日量30トンまで行きますと、数字的には6トンという相当の肥料が出てくるんです。何でこのようなことをくどくど申し上げるかといいますと、せっかくつくった堆肥が、また、ごみ捨て場に行くようでは、これをやった意味が全くなくなるという心配をしているから、お尋ねしているんです。私は、多分建設局さんだって、ここから出てくる量を全部消化するのは、数字から言っても無理だと思います。多分、今の市の面積からいうと、このセンターの半年ぐらいの堆肥の量で間に合うのではないかという気がするんですが、余りストックが出ないうちから、ある程度その辺、生産者団体といいますか、その上部団体などに話をしておくべきだと思います。ただ、問題なのは、出てくる堆肥が本当に生産農家が使える堆肥なのかどうか。今、有機栽培とかいろいろ言われておりますので、その辺も心配するものですから、仙台市の石積でつくったものは、我々農家では使えないという話になってしまったら、行き先がなくなるわけです。ここまでは、余り心配し過ぎだと言われるかもしれませんけれども、私は、ここまでやっていかないと、本当の意味での循環型社会が機能しないと思いますので、ちょっとくどく申し上げさせていただきました。答弁は要りません。 60: ◯委員長  ほかに、質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 61: ◯委員長  それでは、資料説明に対しての質問は終わらせていただきますが、次回の委員会に向けて、資料の要求が今あれば、この場で出していただきたいと思いますし、また、後ほどでも申し出ていただければ、手配させていただきますので、よろしくお願いいたします。  次に、次回の委員会についてでありますが、次回は10月18日の金曜日に開催したいと考えております。ぜひ御日程の方を調整いただければと思います。  なお、先ほど申し上げましたとおり、次回の委員会では、参考人をお呼びしたいと考えておりますので、次回は、午前中に参考人から御意見等をお聞きし、一たんお昼の休憩をとり、そして、午後から意見交換や協議、報告などという日程にしたいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 62: ◯委員長  それでは、ただいま申し上げたように、次回の委員会は10月18日の金曜日に開催したいと思います。  なお、参考人の都合によって、開催日が変更になる場合もあるかと思いますが、その際は、わかり次第、早めに皆様に御連絡したいと思います。また、通知につきましては、改めてお送りしますので、よろしくお願いします。  その他に入りますが、この際、委員の皆様から、何か発言等がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63: ◯委員長  なければ以上で、循環型まちづくり調査特別委員会を閉会いたします。...