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  1. 仙台市議会 1991-09-13
    衛生ガス委員会 本文 1991-09-13


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 2: ◯委員長  ただいまから、衛生ガス委員会を開会いたします。  本日は、屋代光一委員より、欠席の届け出がありましたので御報告いたします。  本委員会において審査を行います議案は、1件であります。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。  議案の審査は、最初に質疑を行い、議案に対する質疑終了後、決定に入ることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 3: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を進めることにいたします。  なお、議案審査終了後、所管事務について、当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これより付託議案の審査に入ります。            《付託議案の質疑について》 4: ◯委員長  第123号議案平成3年度仙台市一般会計補正予算第2号第1条歳入歳出予算の補正中歳出第4款衛生費について質疑を願います。 5: ◯青野登喜子委員  環境事業費施設設備費にあります、空き缶・空き瓶等の資源化施設建設費に関連してお伺いしたいと思います。  施設建設に伴います処理計画の見直しについて、お伺いしたいと思いますけれど、仙台市としてはリサイクル資源化ということで、以前から取り組みをしてきているわけですが、今回新たに施設を増設するということで、一段と資源化が促進されるのではないかと期待をしているわけです。毎年立てられます事業局のごみの処理計画を見ますと、空き缶・空き瓶の分別収集は、現時点では月2回の収集というふうになっておりますけれども、今回の施設を新たに増設することに伴いまして、この分別収集の回数が見直し、充実されないものかという点についてです。特に都心部でのアパート住まいの方とかマンション住まいの方の間からも出されている要望ですけれど、空き缶・空き瓶が、今、大量に出るわけですが月2回の収集ですと、どうしても2週間、せまい敷地の中にためておかなければならないとか、その辺で毎週1回の収集にならないかという声も聞かれていたわけです。今回の増設は、そういう要望に答えられるものになるのかどうか、その点で月2回の処理計画が毎週1回に改善されるものとしてみていいのかどうか、その点についてお伺いしておきたいと思います。 6: ◯環境事業局長  空き缶・空き瓶の回収は、現在2週間に1回ということで、大体月2回やっております。今回の改修の見直しのお尋ねでございますが、収集回数をふやしますと、当然、缶・瓶の収集量もふえると。そうすると、選別能力も高めなくてはならないと、そういう循環になります。したがいまして、今回の資源化施設につきましては、当面、現在集めております収集に見合った能力は十分にカバーし、なおかつ来年度以降収集回数を仮に週1回ということにした場合でも、対応できるような能力でもって計画をしたところです。したがいまして、来年度以降収集回数を週1回にしたいという検討に、現在入っている段階でございます。 7: ◯八島幸三委員  今の整備公社資源化建設費に関する質問ですけども、3億円の予算を計上して行うことで提案がありまして、社会党会派の小山議員の方から本会議で質問したわけですが、それに関して市長の方から「自力でできない仕事と、しかも公共性があるために設備を整えてやる」ということでの回答だったように聞いておりますけども、現実に、例えば古物商の方々が古紙とかそういったものの収集についても、今の現状では経済的には大変な状況にあるだろうというふうに考えてます。そういう意味からすれば、そういう方々も環境問題について、きちんとした理念を持ちながらそういった仕事に携わっているというのもあるだろうと思いますし、そういうことから関すると、整備公社は仙台市も出資はしているわけですけども株式会社でありますし、そういう意味では同じような取り扱いが必要になってくるのかなと思いますけども、その辺についての考え方を再度お聞かせ願いたいと思います。  それから、収集の黄色いかごを使っておりますけど、大変汚れている現状にあるのではないかと考えてます。実際、リサイクルされるものといっても、どうしても汚いイメージがあるものですから、そういう意味ではああいった容器についても、できるだけきれいな形で整備をしていくというところの必要性が出てくるのではないかなと考えてますけども、その辺の考え方についてもあわせてお聞かせ願いたいと。例えば今回、空き缶・空き瓶あるいはスチール缶・アルミ缶というような形で分けるわけですけども、かごの色を分けて入れやすく、分別に役立つような形をするとか、あるいは費用がかさむのであれば、空き缶・空き瓶を製品として販売している飲料水の企業とか、そういったところへの応分な負担を求めていくとか、そういった方法もあろうかと思いますけども、あわせてお聞かせ願いたい。  関連して、市長が一般家庭ごみの有料化について本会議の中で、将来に向かって検討する必要性があるという形で答弁されておりますけども、現在4月から移行されて、7月から本格的な形でごみの収集方法が変わってきたわけでありますが、その後、ごみ─(約3秒間無録音のため発言内容不明)─指定袋の関係がどうなっているのか。あわせてごみの増減、ふえているのか減っているのか、そういったところに関しても、お聞かせ願いたいと思います。 8: ◯環境事業局長  第1点の資源回収業者への対応ということでございますが、市長が本会議でもお答え申し上げたように、ごみで出る前の集団資源回収──これは、資源回収業者の全面的な協力を得ながら、ともに語らい合いながらやっている仕事でございまして、資源回収業者の業務と矛盾するものでは全然ございません。それと、御趣旨を取り違えているかもしれませんが、整備公社と同様に資源業者を扱ったらどうかというような意味で受け取ったわけですけども、私どもは資源回収業者につきましても環境整備公社につきましても、特別な財団的な扱いというのはございませんで、あくまでもフラットな立場でのお願いあるいは依頼をし、理解をした上で協力を得ると、こういう立場でございます。
     それから、空き缶・空き瓶収集の入れ物が汚いのではないかということでございますが、これは定期的に収集の入れ物は、環境整備公社の方で洗いながら利用しているものでございます。確かにプラスチック製でございますから、傷がついたり泥色がついたりはいたしますが、見た目には余りよろしくないかもしれませんが、汚いものではない取り扱いをいたしております。  それから、ごみの増減がどうなっているかということでございますが、平成2年度に至りまして、元年度に対する伸び率が従来よりはかなり落ちてきております。それから、平成3年度も現在9月に至っておりますが、平成2年度よりも約5%ほど減っているように現在のところ見ております。  それと、収集の入れ物でございますが、現在の割合は、コンテナは別にしまして大体2割から3割がポリバケツ、残りが指定袋と、こういう割合になっております。 9: ◯八島幸三委員  (約30秒間無録音のため発言内容不明)理解をしながら、そういったごみの減量化に努めていくということが、基本にあるだろうと思いますし、そういう意味では、一時期オイルショックの時期に過剰包装等の問題にもなりましたけど、そういったようなことをトータル的な意味で、ごみの減量化に努めていくことが、本来ごみ収集事業の理念にあるのではないかと思いますし、いたずらに有料化でそういった規制を図っていくというのはどうかなと思うところでありますので、その辺のお考えをお聞かせ願いたい。  それから、整備公社資源化施設建設費に関してですが、もう一度お伺いしたいのですが、市長の答弁でなかなか自立できないような会社であるし、しかも事業そのものに公共性があるために、こういった形の措置をとるんだという形での御説明だったというようにお伺いしているんですが、そういうことからすれば、同様に古物商の方々についても公共性があって、なかなか自立できない同じような理由であれば、そういった措置をとっていくのかということに関して、お聞きしたかったわけなんですけども。 10: ◯環境事業局長  ごみの有料化につきましての市長が答弁申し上げた内容は、現在国会で廃掃法の改正案について継続審議を受け始まっておりますが、この改正の中には、現在の法律にもごみは有料で手数料を取ることができるという規定ございますが、その規定に但し書きがプラスされまして、粗大ごみあるいは処理が困難なごみあるいは事業ごみ等については、処理経費等を勘案して額を決めなさいという規定が設けられたわけでございます。現在仙台市でも定日収集のごみと粗大ごみ以外は有料化いたしておりまして、残る有料化の問題は、粗大ごみと定日収集のごみになるわけでございますが、それについて今後検討していくと、こういう考え方でございます。決してペナルティとかそういうことではなくて、総体的な地球資源を守るというごみの減量化を図るという考え方は廃棄物処理基本的考え方でございますので、おっしゃるとおりだと思います。それから、公社で今回の選別資源化施設を設けなかった理由を本会議では市長は申し上げたわけでございますが、環境整備公社は現在売り払っている品物の市況が低迷しているために、資源化施設を自力で建てる客観的情勢にないと。しかし、選別化すべき空き缶・空き瓶等ごみの量が非常にふえているということで、当然、廃棄物行政を担当する仙台市として資源化施設を建てなければならない状況にあるんだと、こういうことを申し上げたわけでございます。したがいまして、環境整備公社のために選別施設を建てると、こういう意味では決してございませんので、同様な意味で資源回収業者のために何らかの施設を建てると、こういうことと並行する論議ではないと、このように理解しております。 11: ◯八島幸三委員  そういうことからすれば、そういう古物商の方々も公共性があって自力できない事業に対し、そういった仙台市における環境事業に非常にマッチした内容であるというように理解した場合については、同様の扱いをするんですかということでお聞きしたんですが、その辺についてそのように理解してよろしいんでしょうか。 12: ◯環境事業局長  いわゆる古物商、資源回収業者の方々が、ごみあるいはごみになる前の物について、資源化に大変大きな役割を果たしていただいているということは、我々も高く評価しているところでございまして、従来からも我々の業務を進める中で資源回収業者の方々とは連携をとりながらやっております。  なお、いろんな要望御意見等も資源回収業者の方々もお持ちでございますので、今回は資源回収の実態調査にかかっているところでございます。これらの実態を見定めた上で、我々が取り上げ得る、あるいはお手助けでき得るようなことについて検討していこうと、こういう姿勢で現在おりますので申し上げておきたいと思います。 13: ◯委員長  ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14: ◯委員長  終了いたしました。  以上で議案に対する質疑を終了いたしました。           《付託議案の決定の審査について》 15: ◯委員長  それではこれより付託議案の決定を行います。  決定の審査は、討論を行ったのち、採決に入りたいと思いますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 16: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を行います。  なお、決定に際して、要望事項等がある場合には、委員長報告に織り込むものについては、その旨をはっきりと簡明に発言願い、その旨の発言がなければ、この場限りの要望として取り扱うことになりますので、この点御了承願います。  それでは、第123号議案平成3年度仙台市一般会計補正予算第2号第1条歳入歳出予算の補正中歳出第4款衛生費について討論はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。  第123号議案平成3年度仙台市一般会計補正予算第2号第1条歳入歳出予算の補正中歳出第4款衛生費は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18: ◯委員長  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり決するのでありますが、この際要望事項等があれば、お願いいたします。  ございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 19: ◯委員長  決定いたしました。  以上で、付託議案審査を終了いたしました。              《所管事務について》 20: ◯委員長  次は、所管事務についてであります。  それでは、環境事業局より報告を願います。 21: ◯環境事業局長  お手元に資料1と2を差し上げてございます。  資料1につきましては、リサイクルセンターの開設についてでございます。これは、従来申し上げておりましたリサイクルセンターが、今般開設の運びに至りましたので御報告申し上げます。名称は、仙台市リサイクルセンターといたしまして、旧原町事業所──これは2枚目の図面にございますが、ガス局の向かいに以前、原町事業所がございましたが、ここに設置いたしました。配置は2枚目の右側でございます。展示コーナーリサイクル品情報コーナーを設けると。なお、ここは現在粗大ごみの収集の基地にもなっておりまして、展示するのに利便な場所と考えたわけでございます。施設規模は、記載のとおりでございます。展示コーナーでは粗大ごみのうちの再利用可能な品を展示し、申し込みに応じて無料提供すると。申し込み方法は1人3点まで御希望を伺い、毎月第4火曜日に抽選すると、こういうやり方で考えております。  なお、在仙留学生のコーナーもつくりまして、そこはある程度、留学生が望むような品々を展示いたしたいと考えております。  それから、リサイクル品情報コーナーは、不用品の斡旋の情報交換をしていただくためのものと、なんでも相談コーナーということで相談に応じ、また図書の閲覧、貸し出し、ビデオ放映等行うと、こういうことで計画いたしております。  一応、環境整備公社に展示部分については委託し、火曜から日曜日の開館と考えております。  なお、今回のは仮設的なものでございまして、実績を見定め本格的なものを将来計画いたしたいという考えでございます。  それから、資料の2でございますが、環境衛生週間は9月24日から10月1日でございます。9月24日が昭和47年、清掃法の施行月日でございますが、その日から浄化槽法の施行月日の10月1日、この期間が厚生省で環境衛生週間と定めているものでございますが、これに合わせて例年実施してまいりました。今年は、「アメニティ・せんだい’91」としまして「リサイクルすすめてつくろう快適環境」という標語でございます。26日は「リサイクルトーク広場」をエルパーク仙台で行い、それから、29日は勾当台公園で、裏面にございますが、「リサイクルマーケット」等いろんな行事を行い、市民の再資源化意識の啓発を図りたいと考えております。 22: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 23: ◯委員長  終了いたしました。  次に、ガス局より報告を願います。 24: ◯ガス事業管理者  私の方からは前回、御質疑がございましたスケジュールにつきまして、資料提出をいたしておりますので、私の方の担当次長の方から御説明申し上げます。 25: ◯千葉ガス局次長  それでは、お手元にお配りしてございます、スケジュール表に基づきまして、LNG導入に伴いますスケジュールについて御説明申し上げます。  初めに、海上輸送方式の場合のスケジュール案でございます。その1番目は、導入方式の決定ということでございますが、これにつきましては単独先行方式につきまして、現在経済性あるいは安全性等々につきまして、検討を重ねておるところでございます。それと並行いたしまして、監督官庁であります通産省とのさまざまな協議がございます。これを平成3年度末までに終了いたしたいと、このように思っております。  それから、原料関係でございますが、平成4年の4月に意思確認ということを書いてございますが、これは要するに、先方との売ります、買いますという意思の確認でございまして、言うなれば取引条件の基本事項について協議をし、合意に基づきまして意思確認書というものを取り交わすことになっております。その後、売買契約でございますが、売買契約につきましては非常に具体的詳細な項目について協議をいたしまして、それを売買契約書という形で整えるわけでございますが、それが平成5年の3月ということに見ております。その後、そういうスケジュールでまいりまして、第1船の入港が平成7年度の2月ということに考えております。  それから、次は、受け入れ基地関係でございますが、これは御案内のとおり、北航路西地区にございます東北石油株式会社の所有地を予定しておりますので、用地の提供方式等々につきまして、現在も協議を重ねておりますけれども、それを平成4年度4月に契約という形で合意を見たいと、このように思っております。  それから、次は、港湾関係諸官庁の折衝でございますが、これは主に港湾法関係の手続きでございまして、方式が決まりました直後から港湾計画の変更につきまして港湾管理者の方にお願いを申し上げまして、港湾計画を確定していただくということになるわけですけれども、それが平成5年度の6月ということに見ております。  それから、その下に、調査委託という項目がございますが、これは港湾計画確定の前提でございます海難海上汚染防止関係あるいは海上災害防止と、そういう観点からの調査を専門機関に委託をいたしまして、調査報告書というのを作成をしていただくわけでございます。それによりまして、私どもが計画をいたしておりますLNG導入計画の安全性というものを担保するという内容のものでございます。  それから、その下に、港湾関係申請・許可及び浚渫・桟橋工事というのがございますが、ただいま申し上げました港湾計画が確定いたしまして、初めて許可申請がなされることになります。許可をいただくのが平成5年度の11月ということで、その後、浚渫・護岸・桟橋工事等々行いまして、平成7年度の12月までには完成できるであろうと、このように見ております。  それから次は、受入基地諸官庁関係の折衝でございますが、1つには通産省関係の、いわゆるガス事業法に基づく許可と認可、2通りございます。1つは、ガス工作物の変更等の許可を得なければなりません。それから、様々な工事の計画書の認可を得るということがございまして、これが方式決定直後の平成3年度末から平成5年度の6月まで事前折衝した上で許認可が得られるであろうと、こういう見方をしております。  それから、その他の諸官庁でございますが、これは消防法、電機事業法あるいは労働安全衛生法等々でございますが、これも並行して準備を進めまして大体同じ時期に許可が得られるものと見込んでおります。  それから、6番目が受入基地建設工事関係でございます。これは当然のことながら、港湾計画が確定し、受入基地関係の通産あるいはその他の官庁の許認可を得た後でございますので、一応土木工事は平成5年度6月から開始をいたすことにいたしておりますが、その前に基地関係の設計がございますので、平成4年の4月からさまざまな許認可を得るまでの間、設計を行いまして、平成5年度の6月から工事にかかるということで、基地工事が完了するのが第1船入港の平成7年度2月と見ております。  それから、もう一つは、港工場への原料配管ということでございますが、これはLNG受入基地から現在の港工場までの原料の配管工事でございます。これが、平成6年度の4月から平成7年度の1月ということに見ております。  それから、港工場プラントの改造でございますが、これが平成7年度の4月から10月まで見ておりますが、これは原料の現在のブタンからLNGに切り替えるための改造工事でございます。  以上が海上輸送方式の場合のスケジュール案でございます。  次に、パイプライン方式の場合のスケジュールについてお話申し上げますが、これは別紙に添付してございますように、昨年の3月、石油資源開発株式会社より新潟-仙台間ガスパイプライン建設工程表というのが、提出されておりますので、それをそのまま別紙ということでお配りをしてございます。これは、一番最後の右はじの方を見ていただきますと、試運転が平成6年度の第一四半期頃に完了するような当初のスケジュールでございます。このスケジュールは、現在もこのとおりかどうかにつきましては、ややおくれているやに聞いております。 26: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 27: ◯菅原敏秋委員  このスケジュールについての質問は後にしてですね、平成3年の3月の委員会の中で、秋山委員の質問に対して、熱変の問題についていずれ実施計画を立てて、熱量変更に必要な実施計画を立てた上で、さらに詳細な所要人員を詰めていきたいと。そういうものの熱変は、大きな問題があるんですけれども、この中に熱変のそういうのは全然入ってないのは、何か理由が……。 28: ◯ガス事業管理者  ただいま御質疑いただきました、秋山先生からの御指摘は確か新年度予算に絡んでの御質疑でございまして、熱量変更作業のための、平成3年度当初に1億2,000万を計上いたしたわけでございます。これは基本調査費でございまして、基本調査費のための計画と申しますのは、もちろんこれから進めていくであろう熱量変更作業の基礎調査でございますので、そのマスタープランが必要になるわけでございますが、これは本会議でお答え申し上げましたように、本年の末頃に熱量変更作業のためのマスタープランができるだろうということで現在作業中でございます。具体的な計画につきましてはこれからマスタープランに基づいて実施計画により近いものを策定いたしたいと考えているわけでございますが、平成7年度導入を踏まえましての計画をもちろんリンクさせなければならないわけでございますので、計画としましてはいろいろございますが、今回は導入方法スケジュールということでございましたので、ここには特に記載をいたさなかったということでございます。今後まあ、そういうふうな基本調査さらにマスタープランを踏まえまして、実施計画に近いものを作成いたしたいということでございます。  なお、導入方法熱量変更はいずれの方法を取りましても、これはやらなければならないことでございますので、これにかかわりなく計画を立ててまいりたいと思っているところでございます。 29: ◯菅原敏秋委員  熱変はこれのスケジュールの中に、一体となって進んでいくものじゃないんですか。だって、熱変のための職員の研修の問題とか、今のマスタープランとか、これが導入方法だけだったら何も受入基地の問題とか。熱変もこれの中に一体のものだと思うんです。 30: ◯ガス事業管理者  もっともな御質問でございまして、いわゆる導入方法熱量変更も当然リンク──私、先ほどそういうふうにお答えを申し上げたわけでございますが、もちろん導入をしましたならば、これからいよいよ地区割にそれぞれセクター割を図りながら一戸一戸に入りまして、需要家の器具を調整しながら13Aガス化をしていくということでございますので、お説のとおりでございます。  本日、スケジュールを立ててまいりましたのは、年度内にタイムリミットでございますので、年度内にぎりぎりのところで平成7年度導入は可能かどうかということを──これはまあ、スケジュールを立てたわけでございますので、御指摘のリンクをするということになれば、これはもう実施計画の上に踏まえてリンクさせなければならないわけでございますので、いずれ導入方法が決まり、このようにいくかどうかですね、これから具体的に導入方法決定を待ちまして、そこの整合性をとってまいりたいと、こういうことでございます。 31: ◯菅原敏秋委員  港をつくる問題だとか、許可の問題だとか、それでこの中には、船をつくる問題があるわけですよね。船が着いて基地はできたけど、熱変ができなかったら、そこからまたおくれるわけでしょ。ですから、これの中にあわせて船の許可とか港の許可の形があるわけですから、それの許可にあわせて、要するに、職員の研修は何年度に取り組んでいくっていうことは、ごく自然なことで、何もここから無理に分ける必要はないことだと思うんですけれどね。何で無理に分けたかということが理解できない。 32: ◯ガス事業管理者  これはおっしゃるとおりでございまして、これにあわせまして熱量変更計画は、当然我々もいたしておりますが、今回資料の中に記載をしなかったというのは、先ほど申し上げましたように、導入の方法の決定に絡んでのスケジュール決定ということでございましたので、熱量変更作業までは書かなかったということでございます。そういうものもこれについて、当然資料として必要であるという御指摘でございますので、次回でよろしければ、それを提出をいたすことでよろしければ、それでいたさせていただきたい。 33: ◯池田友信委員  大分、本会議の方でもこのLNG導入の質問も出ましたし、当該委員としては十分審査あるいは質疑をして、万全な態勢で進めていくようにしていかなくてないということになると思いますし、そういうことでいろいろ質問をしたいんですが、政治的な部分もありますし、いろいろ決算特別委員会の中での審議の場もありますので、きょうは提出された資料中心に一応要点だけ質問さしていただきたいと思います。  まず1つは、今回のLNGの導入方式を決定する基準というのは、再三言っておりますように、経済性、安全性、発展性とこういう3要素を判断して導入方法を決めると。これは、市民の立場に立って安全な、そしてクリーンで安いという市民のエネルギーを導入するという、この原点中心に審査をしたりあるいは調査をしたり、準備をしたりという形にしなければならないと思うんです。したがいまして、1つはそういう部分では、先ほど菅原委員が質問された部分も含めて、展開をどういうふうにして安定して安全的に計画的にやれるのかということの立場から、私も展開計画スケジュールというものを出してほしいと。そういう意味で審査をしたいと、こういうことですから、基地の部分だけ云々でなくて、やはりそういう一連の導入に対して抜かりなく安定的に安全にやれるのかと、それがコストとして経済性が果たして十分採算がとれるのかどうなのかということを、やはり審査をしていく立場から見ますと、今回の資料という部分は、そういう部分について3要素が入っていないと思うんですね。ですから、この資料は安全性の中の一部、安定性という部分であれば、この基地の部分というようにありますが、もう少し経済性の部分を含めたトータル的な展開計画というものを、やはりわかりやすくお示しをいただくということが肝要ではないかと。その辺に対する資料というものは、おつくりになれるのかどうか、お伺いしたいというのが1つ。  それから、もう1つは両方式を比較するということですから、当然出している資料というものについては、片方で平成3年の9月で、片方は平成2年の3月ということでは、比較という形にはならないのではないかと。既に平成2年のパイプラインの方式ですと、許可申請の時点にきているわけですから。これでは両方式の展開計画の比較資料という形にはなっておらないわけですね。したがって、その辺に対して両方式を比較をするということを、今後も言い続けていっていいのかどうかですね。その辺は相手方もあるでしょうし、聞き及ぶところによりますと電力あたりでは、もうしびれを切らしたと、石油資源株式会社では、仙台についてはもう当てにならんのではないかというやに聞いてはおりますが、これから比較をするということであれば、同じく現時点から平成7年導入にあたっての導入計画というものを出せるのかどうかですね。これがないと経済性比較ということは、無理だと思うんですね。その辺お考えいただきたい。 34: ◯ガス事業管理者  第1点の問題でございますが、いわゆる両方式を決定する基準につきましては、お話のとおりでございまして、経済性、安全性、発展性とこの3要素が基本であるということでございます。  しからば、その経済性というのはどのように判定するのかということに関連いたしましての御質疑でございますが、これは私が再三申し上げますように、総合導入コストの低減化でございますので、一番重要なのはその仕上がりがいくらで、どうなるのかということでございまして、これはるる前回まで申し上げてますように、ソースの特定を急ぎまして、決まって初めてわかるであろうと、こういうことでございます。  安全性につきましては、いろいろこれもお話し申し上げているような問題点がございますが、発展性につきましても付帯事業とか、あるいは東北全般についての広がりがどうなのかと。  いずれもこれは問題点でございまして、その両者の優位性につきましては、総合的な、しかも最終的な評価をしたものをお示ししなければなりませんと、こういうことで申し上げておるわけでございます。今回のスケジュールに限って言いますと、ただいま菅原委員が御指摘をいただきましたように、熱変についての資料と、こういうふうに承れば、それは先ほど申し上げましたように、調整をしましてお届けをしてまいりたいと、こう思っておりますので御理解いただきたいと思います。  あと2点目でございますが、確かに私もこれは、御指摘のとおりだと思うわけでございます。平成2年3月に提出したものということでございまして、ただパイプラインにつきましては、東北電力の問題が今の御質疑の中でも出ましたのでございますが、実はパイプを引くかどうかということがまだ決定を見ておらないと、こういうふうに理解をしているわけでございますので、その時期的な特定も行われておりませんのでこれ以外ないと、こういうことで今まであった最近の一番至近なものをお出しをしたと、こういうことでございますので、整合性は重々承知をしておりますが、ひとつ御理解をいただきたい。ただ、結論的に申し上げますと、現在では平成6年は間に合いませんので、平成7年あるいは平成8年に向けて決定次第、鋭意取り組んでまいりるというふうなことであろうかと思うわけでございます。 35: ◯池田友信委員  そういう意味では、比較をする部分について単純にこれをずっとずらして比較をしていいのかという部分には、これはなるのかならないのかですね、この辺1つ。  それから、資料の中でお伺いしたいのは、考え方をちょっと確認しますが、2番目の原料契約の関係ですが、これを先方に意思確認をして売買契約をするということについての範疇は、FOB価格──船出しまでの中での価格なのか、運送も含めた契約なのか、その辺をお確認したいというのが1つと。  それから、この時期であれば日本の中でも2隻目といわれる8,000トンの船を特注みたいな形になると思うんですけど、この建造が間に合うのか、契約からスタートするのか。これを含めて、この契約の中に入って期間的に間に合うのか、これをお伺いします。それから、受入基地の部分について私どもが審査しなければならないのは、安全性というものが本当に確保されるのかということについて、いろいろ審査して悔いを残さないようにしなければならないと思うんですが、特にこの受入基地の用地を、一応活字では東北石油株式会社という形になっておりますが、東北石油の予定地は、今、建てているところを使うのか、それとも向かい側を使うのか、ちょっと場所を一応資料でお示しを後でいただきたいと。  それから、4番目の港湾関係の官庁の折衝について、港湾関係の計画を確定して、平成5年の6月に報告を出して、申請をして許可をもらって工事に入ると、こういう流れでよろしいんですね。そうすると、工事建設期間というのは、5年、6年、7年と、こういう形で確認していいかどうかですね。  それから、港湾関係の建設責任者というか、外防関係は県の港湾整備計画の中に入ってますから、これは県が一応やると思うんですが、LNGを導入し、基地として使う状況になることによってつくられる建設港湾整備、これは県なのか市なのか、この辺お伺いします。  そして、あわせてこの港湾と受入基地がスタートするのは、5年ということでよろしいんでしょうか。平成5年から5、6、7と、こういう考えでよろしいですか。それをお伺いします。 36: ◯ガス事業管理者  逐次お答え申し上げます。  パイプラインにつきまして、この計画をずらしていいのかということでございますが、これにつきましては、やはり石油資源で建設計画を立てていきますので、そう単純なものではなかろうかなと、こう思っております。  2番目の原料問題でございますが、これは結論から言いますと、エクスシップ契約でございます。FOB契約もあるわけでございますが、FOB契約というのは、産ガスのところで契約、私どもが行って引き渡しを受けて我々の手で運ぶということでございますが、エクスシップは仙台港まで運んでいただきまして、それを私どもの基地で受け入れると。で、運賃込みです。つまり、原料、FOB価格プラス運賃保険料と、こういうようなものが入った価格がエクスシップ価格ということでございますので、私どもはエクスシップ契約で仙台港基地渡しと、こういうことでございます。したがいまして、運賃はその中に当然入ってまいるということでございます。  それと、船型が1万8,000立方メートルでございまして、これが期間的に間に合うのかと、契約これはいつなのかということでございますが、これはLNG契約では、契約で当然その中に運賃の問題が契約条項に入ってまいりますので、その時期から建造とかが始まりまして、作業に発注等につきましてはいろいろ整合性をとりながらやっていかないと、予定どおり運べなくなるわけでございますので、契約時からというような御理解をいただきたいとこう思っております。  4番目でございますが、具体的な用地の場所ですが、今、考えていますのは、我々は北航路西地区ということでございまして、全農林のタンクがございますが、脇の空いてる用地でございます。かねてから計画の中では、ここのところを計画に盛り込みますとことについて東北石油さんから結構でございますと、こういうふうなことで一応御了解を得ながら計画立ててまいってきたと、こういうことでございます。  それと、5番目でございますが、港湾関係の計画につきましては、ここに書いてるとおりでございまして、工事期間は5、6、7年ということになるわけでございます。特に主なものはここに書いてありますように、LNG船が入るための航路の浚渫護岸桟橋工事、いわゆるバースでございますが、受け入れするためのバースの工事ということになるわけでございます。また、いろんな対策がございます。そういうのは、御質問にございましたように沖防波堤の平成7年度の整備もございますが、それは港自体の全体計画の中で行われるであろうと、こういうふうに思っているわけでございます。  それと、LNG基地は県か市かということでございますが、これは私どもで工事をし、浚渫をすると、こういうことでございまして、港の受け入れ装置も私どもで工事をすると。それに伴います港湾の利用計画を出さなければならないと、こういうことで港湾法で決められておりますので、この港湾管理者は県知事になってるわけでございますので、その計画を立てて許可をいただくと、こういうことで、工事は私どもと、こういうようなことでございます。 37: ◯池田友信委員  もう一度確認しますが、そうしますと原料の契約、エクスシップで契約する。要するに、産出の時点から船と保険を入れた価格で契約をして仙台港に持ってきてもらうと、こういう形で契約をするわけですが、契約をしてから船をつくるということで、平成5年の3月で契約をここでして、初めて建造に入るわけですね。契約する前に建造するわけではないんでしょ。そうするとこの3年間で建造が可能だということですか。それをまず1つ確認します。  それからもう1つ、北航路の西という予定地の部分ありますけども、これと、それから、LNG船が通るための航路整備と。これはもう仙台市でやるということなのかどうかですね。  最後に、現在港でやっていく中で、現状の中で問題点があるのかないのか、それだけお伺いします。 38: ◯ガス事業管理者  御指摘の第1点でございますが、私は契約時とこう申し上げたわけでございます。LNG契約というのは、特殊な20年契約ということでございまして、エクスシップ契約の場合には、いわゆる運送する先の会社で船を発注をすることになりまして、私どもが決して船を発注するわけではございません。ただ、我々受け入れ側としましては、このフレートをなるたけきるためには、船造建設費、いわゆる造船費を安くしていただかなければならないという問題があるわけでございます。ですから、船会社で運ぶ場合の建造の設計から仕上がりから発注までは、私どもも当然参加して、発注者ではないですが、かかわりあいを持っていくと。なるたけ安い経費にやっていただくと、こういうことにお願いしてまいるつもりでも……。これは海と決まればの話でございまして、これは皆仮定でございますが、そういうふうなことになるわけでございます。  では、契約ですべてやっているのかということを、実は申し上げたいんでございますが、ここに書いてます意思確認、レター・オブ・インタリストということになるんでございますが、さらにまあ、レター・オブ・インテンドという、いろんな実は、そして契約と、こういうな3段階、ここ省略してますが、あるんでございます。それぞれ、やはり長期にわたりまして受け入れが、先で動くもんでございますので。というのは不可抗力とかいろいろ進捗状況がありまして、現実にはいろいろ流動的な要素がございますので、そこを慎重に期すことと、量的な問題がございますので、その3段階は踏んでいくということでございます。それで、建造は最終的には契約でございます。先ほど申し上げたように契約時と、こういうことでございますが、やはりある程度余裕をもってということもございまして、意思確認いわゆるソッカあるいはレター・オブ・インテンドの中間的なところではっきりしてほしいという場合もございます。それは、建造をする需要の問題ございます。いわゆるドックが空いているとか、これは専門的なことになるわけでございますが、LNG船需給関係非常に厳しいわけでございますので、その辺の情勢を見ながら取り組んでいくことになるであろうと、こういうふうなことでございますので、できればなるたけ余裕を持った方がいいとこういうことで、取り組まなければならないだろうと思っております。したがいまして、実際3年で間に合うのか2年で間に合うのかという問題ございますが、御指摘もございましたように、西部さんで、今、1そう建造中の同型のものと、こういうふうなことを海の場合は考えているわけでございますが、そうなってまいりますと西部さんがどのくらい、今、進んでいるのか、どの程度で建造されているのかというのが、一番の目安になろうかと思います。西部さんは、去年の8月で契約をして、今、船を造船設計が終わりまして、材料をそろえまして建造にいよいよ入っているという段階でございます。あと1年かからないで完成するのではないかということでございますので、見てまいりますと2年くらいで仕上がると、こういうふうなことでございます。  あと、その問題でございますが、西地区での航路整備。現状で問題点がないのかというと、仙台湾に伴います港波対策。LNG船は極めて危険の……。受け入れについては、慎重を期さなければならないという問題がございますので、慎重を期してその辺やってまいらなければならない問題がございます。沖防波堤の完成というふうなものも、平成7年度計画されておるわけでございますが、港湾の中でも問題がないのかと申しますと、これは、具体的に海と決まればの話でございますが、先ほど話ありました海難防止センターあるいは波災防というものの調査機関がございますので、その指導を受けながら、問題点は一つ一つクリアしていかなければならないと、こういうことでございます。 39: ◯青野登喜子委員  少し角度を変えてお尋ねしたいと思いますが、市民の立場からこの間の議論をずっと考えてたんですけれども、なかなか平成7年度を目標にしてやりたいということで、どんどん大分日数が迫ってきているという感じでいるわけですが、市民的合意を得るというのが当然前提にあって、導入というものは決定されていかなければなりませんので、その是非論については最大限誤りのない判断ができる資料というものが、十分議会等に示されなければならないわけですが、それらについてもほとんど、何か霧の中を、何となく行っているという感じで、私も何を判断にして是非論を決めたらいいのかというのが、いまだに資料不足で、成り行きを見ているという感じがあるんですが、正直言いまして、何となく追い詰められた状態が気分の中に生まれているんですね。平成7年度にこだわるからなのかなというふうに思うんですけれども、何がなんでも平成7年度に決めなければならないというものではないのではないかと思うんです。そうだとすれば、もっとフランクに議論して、どこで何が問題なのか、もっと市民の前に明らかにしていく必要があるし、もっと余裕を持って慎重に議論もしていくことができるのではないかと思うんですが、今、何か当局のやりとりなどを見てますと、どことなく平成7年度に合わせるために、相当の無理をしているのではないかなと、そんな感じを実際受けているので、その辺はいったいどうなのかっていうことを、少し解明していただきたいと思うんです。特にこのスケジュール表を見ますと、これは平成7年度に合わせて逆算してスケジュールを立てたものなのか、それとも今から導入していく上で、必要な段取りをとった結果として平成7年度になるのかとでは、ものすごく違うんです。そこのところを私は、これまでの議論を聞いてますと、平成7年度に合わせてということで、相当いろいろそのためにそのためにというふうに説明を受けてきたわけですから、おそらく平成7年度に合わせて逆算したスケジュールなのかということになりますと、果たしてこれで机上の作戦になってるのではないかなというふうに思うような、思わざるを得ないくらい、何となくこうスケジュールが迫っているような感じがするので、この辺のところが実際的にどうなのかっていうことが、明らかにされていく必要があるんじゃないかと思います。そのことが1つです。  それから、もう1つは海上輸送方式スケジュールを見ますと、導入方式の決定については通産省との間で、ヒアリングが現在続行中と理解していいかと思うんですが、当然導入方式を仙台が決める場合は、今、パイプか海上かということになりますので、通産省とのヒアリングの中にはパイプラインの検討も入っているのかどうか、その辺のところをこのスケジュールで見ますと、海上輸送方式スケジュールは大体こんなスケジュールでわかるんですが、パイプラインで見ますと、仙台市のガス局として考えなければならないスケジュールではないんですね。あくまでも石油資源開発に頼るということだということなんですけれど、実際には平成3年度の中間にきておりますから、このスケジュールでいきますと、もう建設に入ってなければならないということなんで、実際的にはややおくれているなんていう程度のもので、御説明がつくものなのかどうか、ここのあたりも明らかにされていく必要があるのではないかというふうに思っているわけなんです。そういうような状況から、もう少し率直に立ち入ったところでことの経過を御説明をいただきたいと思います。
    40: ◯ガス事業管理者  第1点の問題でございますが、これは私ども平成7年度を目途に取り組んでまいっているわけでございまして、これは決して平成7年度に合わせて逆算したということではございません。もちろん、私どもは、一つ一つ必要な項目で、他の事業者が既に先行しておりますので、西部広島に実際に計画がございますので、これらを見まして、それの参考に基づいて当然組み立ててきたものでございます。私どもは平成3年度内に導入方法が決定しますれば、このスケジュールで第1船につきましては、平成8年2月になりますが、入港が可能であろうと、導入が実現できるであろうと、今のところはそういう計画で進めているわけでございます。  2番目でございますが、パイプラインについてのヒアリングでございますが、これはお話にもございましたように、建設者は石油資源開発株式会社でございますので、それを通産当局がヒアリングを行っております。その中でいろんな問題ございます。安全性の問題はもちろんこれはございますし、経済性あるいは工期の問題とかも含めまして、いろいろヒアリングを受けているというふうに承っております。実際、おくれるのではないかということでございますが、先ほどもお話し申し上げましたようなスケジュールは、平成2年3月に提案受けた当初の計画でございますが、いつから実施するという意思決定がなされないまま、現在にまいっておるわけでございますので、先ほどお答え申し上げたような状況になっておると、こういうことでございます。 41: ◯青野登喜子委員  もう1つ、一番重要な問題であります財源の問題ですが、タイムスケジュールはこういう形で示されておりますが、具体的にもう工事に入っていくとなれば、財源の問題が伴って出されていかなければなりませんので、特に海上方式の場合は、当初に出されましたのは、確か三者でやっていく場合等の財源的な問題が、私たちに資料として出されているだけで、単独でやった場合、それもさらにまた、パイプラインでやった場合の実際的な財源措置、それもあわせて資料として提出をしていただきませんと、相当の資金の要する事業ですので、スケジュールだけで済むわけにはいきませんので、その辺の準備は、今、どのようになっておられるのか、あわせてお聞きしておきたいと思います。 42: ◯ガス事業管理者  財源の問題でございますが、これは大変重要な問題でございますが、私どもは概算額は申し上げておるわけでございます。そういうふうな額でございますが、現実にやるとなれば、やはりいろいろもっと精査をしなければならない問題がございます。その財源につきましてどういうふうな内訳になるかということでございますが、これは私どもの概算がございまして、いろいろ基地には240億かかる、あるいは熱変には300億程度かかるだろうと、こういうふうなことで進めておるわけでございますが、具体的な問題としまして、精査をしまして、いずれはっきり確定をしなければならない時期がくるだろうと思ってますが、今のところはそういう概算に基づきまして自治省等に起債をお願いすると、こういうようなことで説明をいたしておるところでございます。 43: ◯青野登喜子委員  概算で結構ですので、次回あたりにお示しをお願いしたいと思います。 44: ◯委員長  ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45: ◯委員長  以上で報告事項関係を終了しました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言がありましたらお願いいたします。 46: ◯八島幸三委員  病院事業管理者にお伺いしますけども、精神意識障害者、いわゆる植物状態の方についてでありますけども、現在、市立病院の方にどのくらい入院なさってるのかということ。そして、こういう方々は大変長期になる例が多いわけでありまして、抱える病院においても一定程度の問題がありますし、また、こういう家族の皆さんにとっても長期になる、あるいは介護の問題で大変な負担になるということも事実として問題点としてあるだろうと思っております。そういうことから宮城県においても、精神意識障害者に対する治療研究事業ということで、一定程度、介護料等について補助を出してるわけでありますけども、宮城県に聞いてみたところ、現在この対象者が110名程度いらっしゃるということでありますけども、実際病院でこういう患者さんを扱っている事業管理者として、こういう患者さんの本来いろんなもろもろの事を考えて、あるべき医療の姿というのはどういう形が一番望ましいと考えているのか、お聞かせ願いたいと思います。 47: ◯病院事業管理者  初めのお尋ねは、精神意識障害の患者数でございますが、平成2年度、元年度、毎年15人の患者さんを扱っております。1日当たりにいたしますと9.5人、約10人になります。現在も10人の患者さんが入院しておられます。  それから、いずれもこういう方は長期にわたるわけで、御家族、病院も非常に長期にわたってベッドが占領されますとか、いろんな問題があるわけですが、どういう医療が理想的かということで……。これは、なかなかケースによってもいろいろだと思うんですね。お年寄りの方で、特に非常に高齢の方のそういう状態だとか、それから若い人、子供さん、それからまた、原因によってもいろいろですし、御家族のいろんな置かれておられる状態等も関係してくるから、一概には言えないんじゃないかと思います。しかし、やはりいずれにしても良質の医療、それから看護が必要な患者さんでありますから、そういうものが受けられるように、しかるべき医療機関に収容するなり、あるいは御家庭で看護に当たられるにしても、どこかの医療機関との連絡を密にしながら看護に当たられるとか、そういうことではないかと思います。 48: ◯八島幸三委員  広南病院の方に交通事故を原因とする、こういった植物状態の方々についての病棟が、確か建設省の方の関係でできたわけでありますけども、それ以外のいわゆる脳卒中とか、そういった内科的な疾患後の植物状態の方々については、そういった対応をされてないわけであります。病院にとっても先ほど言ったように、長期的にベッドがふさがれるということでの問題があろうかと思いますけども、確かに管理者がおっしゃるように、年齢的な問題あるいはさまざまな問題があるだろうと思います。しかし、どうしても長期になりますと、これはやはり現実問題として基準看護をとっていながらも、付き添いをしているような施設もありますし、そういう意味では家族の方々だけではなかなか対応仕切れなくなる、勢いそういう形で専門の方々にお願いせざるを得ないということで、経済的にも大変な負担が強いられる状況があるだろうと。そういうことを考えたときに、やはりこういった内科的な疾患が原因でこういう状態に陥った方についても、それから、交通事故等同様、施設が強く求められてるんでないかということからお伺いしたいわけですけども、そういうことに関してはいかがでしょうか。 49: ◯病院事業管理者  病院の立場としては、今現在、病院で扱っておられる患者さんの治療に専念ということに尽きるかと思うんですが、現在県からと市からも補助をいただいて、病院が直接ではありませんけれども研究団体をつくって、そこで受け入れているということで、そういう方々がいい医療を受けられるように、病院としてもそれが望ましいことだと思っております。 50: ◯鈴木繁雄委員  衛生局長さんにちょっとお尋ねしたいんですけども、先月からテレビ報道等で大変報道されましたけども──アオヤギ事件。事件と言うと問題があるかもしれませんが、いわゆる食中毒ですね。アオヤギではないかということで仮説犯人を設定いたしまして、大分捜査というか追跡をしたようですけども、どうもなかなかわからないようだというようなこと。で、当然、仙台の市場にもかかわるアオヤギ等の入荷等もあったのではないかというふうにも思われるんですけども、そんなこと。そして、コレラ。このコレラが隣の韓国で大発生をしておるというふうに聞いておるわけでございますが、一連の事に関して衛生局として、どのように対応され、またどのように御見解というか、思ったのかちょっとお聞かせいただきたい。 51: ◯衛生局長  今、お話いただきましたとおり、昨今アオヤギに関して大分新聞紙上等に出ておるわけでございますけれども、このアオヤギでございますけれども、仙台の卸売市場を介在して市中に出ていたという経過は、実はございます。ただ、千葉その他で新聞紙上等に出ております商品との流通経路とは、異なるものでございますので、その点では多少関東方面との関係はないのかとは思いますけれども、私どもとしては一応念のため、築地なしいは横浜の南部市場と連絡をとりまして、現在のところ卸売業者に対しましては、一応自粛という形をとらしていただいておりますし、今後の問題につきましては、関東方面の状況を見た上で今後の対応を考えていきたいと思ってます。念のためということもございまして、卸売業者からアオヤギのコレラ菌の検索をいたしたわけでございますけども、幸いにも検出はされなかったということでございますので、現在のところでは心配はないかと思います。  それから、もう1点、韓国の状況ございますけれども、これは韓国ソウル中心にしまして、8月末に世界保健機構の方でコレラ汚染地域ということでの指定がなされたようでございますので、私ども、この食品にかかわる者としては十分注意をしてまいらなければならないというふうに考えております。 52: ◯鈴木繁雄委員  そのように処置をとられたのは、大変賢明だと思うんですけども、このアオヤギは本当にコレラの犯人だったかどうかということが実は、はっきりわからないんじゃないかということが報道されております。私もアオヤギが大変好きなんですけども、何だか食えなくて、せっかく夏の、やはりしゅんの味でと思っておりましたけれども、アオヤギにしてみれば、えらく迷惑な話で──だろうということで、嫌疑をかけられて、出荷ストップはするし、また、その流通の業者も大変な、それは、結果的に見れば、アオヤギでなかったということが、全くシロだというの判断が、きょうまで出ておらないような気がするんですけども、そこまでちょっと言いますとどうですか、大変まあそれは……。どこに原因があるかということですね、追及するのは非常に大事なことだと思うんですね。  ところで、仙台市内でそういうことで食品における検査を、これを保健所さんの方が担当になってると思うんですけどれも、この検査は大体年間でどのくらい、どのような検査をされてるのか。また、それにかかわる予算等をどのように執行されているのか、ちょっとお聞かせをいただきたい。 53: ◯衛生局長  確かにお話のとおり、私も食品についての検査は、大変重要のものだというふうに理解もしておりますし、特にこの夏場の食中毒というのは、やはり未然に防止していかなければならないという観点から、極めて大事なものだということで、従来から重点的にやっておるわけでございまして、その検査の状況につきましては、担当課長の方から説明させていただきたいと存じます。  環境衛生課長から説明いたします。 54: ◯衛生局環境衛生課長  食中毒等の未然防止のために3つの事業を推進しておりますけれども、その1つが、今、先生から御指摘がありました検査でございます。昨年度は3,393件検査を実施しております。それで、1検体についてさまざまな角度から検査をしますもので、そのトータルが細菌の方では9,834検査項目実施しております。なお、理科学検査でございますけれども、例えば保存料あるいは酸化防止剤とか着色料とか、そういうふうなものが2,143件検査をしております。なお、それに有した検査手数料のお話でございますけれども、昨年は2,790万の役務費をもって、ただいま御報告しました検査を実施しております。  なお、参考までに食中毒の未然防止のために、ほかの2つの事業でございますけれども、その1つは、保健所の食品衛生監視員による立ち入り検査がございます。2年度の結果でございますけれども、仙台市の場合には法定の監視数に対しまして25%実施しております。参考までに指定都市の平均が20.3%になっております。それから、全国の平均が19%になっております。それから、3つ目の事業でございますけれども、それは衛生思想の啓発事業でございます。1つは関係食品業者に対する衛生思想の普及徹底というふうなことで、社団法人仙台市食品衛生協会とタイアップを図りまして、行政を進めております。それから、もう1点は、消費者の皆さんに対する食品衛生にかかわる衛生知識の啓発ということで、さまざまな機会を通じまして、仕事を進めております。 55: ◯鈴木繁雄委員  直接食中毒とか、コレラとか何かでやられる重要な検査は、この細菌検査だと思うんですけども、細菌検査が9,843件ですか。この検査ですね、1例を申し上げますと、例えばお弁当ですね、幕の内弁当。これは、どのようにして検査をされてるのか。 56: ◯衛生局環境衛生課長  今、具体的に弁当というふうなお話ございましたけれども、これは国で衛生規範なるものを出しております。その衛生規範にのっとりまして検査をやると。それで、1検体約5,000円検査手数料を要しまして、収去検査をいたします。特に弁当の場合には、大腸菌群が陰性であるかないか、それらでもって判断をいたします。 57: ◯鈴木繁雄委員  その5,000円というのは、私がもし弁当屋だとしたら、私が5,000円出して保健所に持って……。 58: ◯衛生局環境衛生課長  収去検査というのは、必要な物を最小限度で、食品衛生法によりまして、例えば製造しておる業者の方から無償でちょうだいをしまして、お金は市の方で予算化しまして、それで衛検さんに依頼をするというふうになります。行政でもって手数料は確保するというふうになります。 59: ◯鈴木繁雄委員  それでは、その収去をしたお弁当をどういうふうにするんですか。その、作業工程をちょっと聞きたいのですが。  申しわけございません。細かいことで。 60: ◯環境衛生課長  市内に弁当屋さんがありますけれども、そちらに監視員が出向きまして、それで食品衛生法17条で収去検査ができますので、必要最小限度弁当をちょうだいしまして、クーラーボックスにそれを保管しまして、それでつくった状態で衛検さんに持ち込みまして検査をしてもらうと。それで、今、お話しました、大腸菌群、それから一般細菌。それから、季節季節でもって、例えば今の時期ですとブドウ球菌というふうな検索を、約3点ねらい打ちしまして、それで検査を依頼すると。結果が出るまで3日ぐらいというふうになるかと思います。 61: ◯鈴木繁雄委員  余り話が長くなると先輩議員から指導受けますので、簡明にしますけども、要するに持って行ったお弁当を、私が聞くところによりますと、アオヤギが入っている、笹かまぼこが入っている、豚カツが入っている、おしんこが入っている、卵焼き入っている、ごはんも入っていると、それを全部ミキシングして、そうしてそれを検査しておるというふうに、私は聞いたわけです。これは事実ですか。 62: ◯衛生局長  検査の具体的な内容でございますので、衛研の所長から答弁させます。 63: ◯衛生研究所長  個々別々に分けられる場合は分けて検査をします。例えばアオヤギとか、それから、例えばサラダ類のような場合、これは分けられませんので、あるいは非常に古くなった食品とか、サラダ類のようなもので分けられないものがある場合は、そのままスターラーにかけまして検出いたします。 64: ◯鈴木繁雄委員  そうすると、例えばおかずが7つついていたというのは、7種類で全部検査をしておるわけですか。 65: ◯衛生局衛生研究所長  できるようにしております。 66: ◯鈴木繁雄委員  そうしますと、検査の数ですか、これを9,834件というのは、これがまた細分化されて、検査の検体としてはもっとふえるんじゃないですか。 67: ◯衛生局衛生研究所長  今のようなおかず類を細部に分けて、それを1検体とは考えません。検体という場合は、菌別に我々は分類しております。例えば、大腸菌群、それから腸炎ビブリオ、ブドウ球菌、サルモネラ、タンプロパクターといろいろございますので、10種類ぐらいの種類あります。それを項目として通常は考えております。 68: ◯鈴木繁雄委員  すいません。ちょっと私も科学的な知識がないものですから、大変ずれた質問になろうかと思いますけれども、要するに、例えば、かまぼこと、豚カツとおさしみがあったそのお弁当。それを1つ持って行って検査をする場合は、5種類あれば検査料というのは、1件に対して3つの菌の検査をすれば5,000円かかると。そうしますとこれが、5つであればその5倍かかるというふうに素人は単純に考えちゃいますよね。ですから5種類のものがあれば、3つの菌を検査すれば、三五の十五。15の試験をしなくちゃいけないというふうになると思うんですよ。そうしますとこの予算2,790万ですか、これと大分ちょっと計算をするとかなり差があるように見えるんですけども、その辺をちょっと……。 69: ◯衛生局衛生研究所長  検査の目的によりまして2つに分かれるかと思うんです。  1つは、事件が発生したというふうな場合の原因を究明する場合で、例えばこの弁当食べて事件が発生したというふうな場合には、先生御指摘のように、例えば、ささかまが入っている、あるいはお魚が入っている、肉が入っている、あるいは白飯が入ってあるというふうな場合は、ある場合には個々に対してさまざまな検査を、目的となる細菌をその都度分けてやると。その場合には、例えばささかまに対して5つの検査項目。それから、豚カツに対して5つの検査項目。そうすると、20にも30にもなるというのはあるんですけれども、ふだん私どもが収去検査をやる場合は、弁当1個というような考えで検査をいたします。それでミキシングしまして、入った物全部複合しまして検査結果を出すというふうに現在、行政としては進めております。 70: ◯鈴木繁雄委員  私も実はそう聞いたので、衛検に門をくぐった時と、保健所の段階とちょっと違ってると思うんですね。衛検さんでは一つ一つ与えられた物を検査するわけですけど、その前の保健所の段階ではまた別だと思うんですね。それで、事件が起きたというときに、そのように一つ一つ単品に分けて検査する──これは当然のことだと思います。ところが、前の段階でお弁当をミキシングしてやるとなると、これはどこに菌が、サルモネラ菌なり腸炎ビブリオですか、何かいろいろな菌あると思いますけれど、それが何にあったのか私はわからないと思うんですね。何かとにかくわからないけど、この弁当は大腸菌だということになったのでは、これはその検査が、実効を私は上げないのではないかと。何のために検査をするんであるかといったら、やはりそういうその食中毒とか何か起きない。もし、起きた場合は早急に対処するために、やはり何に原因があったかというのをわかるような検査体制というか、そういう行政姿勢が私は大事だと思うんです。ところが、現在ではそのように全部ミキシングしちゃって、どこだか、このお弁当には大腸菌が入ってますということでは、その追跡ができない。こうなりますと、やはり初動捜査といいますか、何か起きた時にその対応というのは当然おくれるんじゃないかと思うんですね。幸いに仙台の衛研もすばらしいその能力と、保健所さんもすばらしい体制をしいておりますから、何か起きた時はすぐ対応されて、広がらないように被害を最小限にとどめておられるようでございますが、しかし、今回このアオヤギのような問題があった場合、何に原因があるかわからないということは、一番困るわけなんですね。ですから、これはやはり私は、この検査をする場合は全部ミキシングではなく、やはりその中を幾らかでも細分をして、可能な限りやるべきじゃないかと。これは全部徹底的にやれば一番いいんでしょうけど、現実には予算の問題もございましょう。人手の問題も、いろんな問題あると思います。しかし、なるべくできる限り細分をして検査をするという姿勢、そういうふうにもっていくべきだと思うんですけども、いかがでこざいましょうか。 71: ◯衛生局長  確かに先生御指摘のとおり、この食品検査というのは食中毒を未然に防止するという意味では、極めて大事な検査であろうというふうに思います。従来そういった形もあったかと思いますけれども、事柄によっては、やはり先生御指摘のような調査の手法も取り入れていくということも、必要かと思います。ただ、今年たまたま事例として申し上げますと、件数としては非常に少ないんですけども、食中毒の患者の発生は昨年から見ると5倍くらいあるという状況もございます。そういった事件が発生いたしますと、なかなか予算の枠内といいますか、そういった問題もあります。そういった問題もありますけれども、今後ともお話の点を十分踏まえて、対応してまいりたいというふうに考えてまいります。 72: ◯鈴木繁雄委員  御理解いただければ大変ありがたいし、また市民も喜ぶと思います。ぜひ、当局においてはそのような体制をとるべくですね、予算要求の時期でもございますし、また、天候にもよって、やはりカラッとした天候のときは食中毒は比較的少ないんですけども、冷夏とかそういうときは、実は多いですし、またこれから秋さぶになりますと、結構また多いですし、以外と気温の低いときの食中毒というのは怖いわけですから、ぜひそのような体制を引くべくですね、がんばっていただきたいと思いますし、我々もできる限りやりたいと思いますので、そのようにお取り組みをいただきたいと思います。 73: ◯吉田昌一委員  今のお話聞いておって、ごちゃまぜでやっても、もしそこで菌に異常があったらその場合はどんなふうに……。今のお話、やり取り聞いていると、異常があったら異常あったと、これで終わりなんですか。異常があったらやはりもっと詳しく調べるわけでしょ。その辺をお聞きしたいんですが。 74: ◯衛生局衛生研究所長  1個単位で検査して、ミキシングして出すというのは、ふだんの収去なんですけれども、今の先生から御指摘あったように、例えばそれが、問題がありますと追跡調査を私どもではしておりますので、その場合には御指摘のような、どれに原因があったのか、当然しなければならない事態が発生した場合には、現在やっております。  それから、弁当ですけれども、弁当屋さんにおいては、72時間保管するような行政指導をやっておりますので、それに対して3日後に問題があれば、その検査をするというふうになるかと思います。 75: ◯吉田昌一委員  私、前の職業柄、やはりなかなか大変だと思うんです。学校給食等考えてみれば、さっき局長はケースによってと言われたんですけども、大変なことを話されたなと思っております。やはり、バァッーとやってですね、問題あったところは見ていただくという体制をやっていただきたいと。問題があった時に一つ一つやっても、問題があったんだではだめなので。問題があったときの体制が、やはり問題だろうと思うので、課題だろうと思うので、その辺ひとつよろしくお願いしたいと思います。 76: ◯委員長  ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 77: ◯委員長  終了いたしました。  この際、お諮りいたします。「保健環境対策について」「廃棄物処理対策について」「市立病院の運営について」「ガス事業の安定供給について」、閉会中も継続して審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 78: ◯委員長  御異議なしと認めます。  よってそのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。  以上で、所管事務について終了いたしました。  これをもちまして委員会を閉会いたします。...