札幌市議会 2023-05-26
令和 5年(常任)経済観光委員会−05月26日-記録
○
村松叶啓 委員長 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 異議なしと認め、副
委員長には、
おんむら健太郎委員が選任されました。
それでは、副
委員長席にご移動の上、就任のご挨拶をお願いいたします。
○
おんむら健太郎 副
委員長 ただいまご選任いただきました
民主市民連合の
おんむら建太郎でございます。
大変微力ではございますが、
村松委員長をしっかりとお支えして、また、
理事者の皆様、委員の皆様には、ご指導、ご鞭撻を、そして、ご協力を賜りながら、円滑な
委員会運営に努めてまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○
村松叶啓 委員長 次に、
関係理事者の紹介及び
所管事務概要の
説明聴取を議題といたします。
最初に、
病院局からお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎西川
病院事業管理者 病院事業管理者の西川でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
経営管理室長以下は、順次、
自己紹介をさせていただきますので、よろしくお願いします。
(
理事者自己紹介)
◎西川
病院事業管理者 それでは、今年度の
病院事業についてご説明させていただきます。
今月8日から、
新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の
位置づけが2
類相当から5類へ移行しておりますが、当院は、今まで、
新型コロナウイルス感染症患者さんの
受入れ病院として最前線で対応に当たり、令和2年1月に道内初の
感染患者さんを受け入れてから現在まで、2,400名以上の患者さんの
入院治療をしてまいりました。
同時に、平時からの役割である
高度急性期医療の提供や、他の
医療機関では対応の難しい合併症を持った患者さんへの治療など、市民のために地域の
医療機関を支えるという当院の使命を果たすべく、日々、力を尽くしているところでございます。
引き続き、
中等症以上の
感染症患者さんの受入れと
高度急性期医療を両立させつつ、
地域医療支援病院としての役割に沿って、病院が一丸となって、
医業収益改善に向けた取組も進めてまいりたいと考えております。
それでは、
病院局の事業の概要につきまして、お手元の資料により、
経営管理部長の山口から説明させていただきます。
◎山口
経営管理部長 それでは、当院の
事業概要につきまして、5月8日から
新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の
位置づけが2
類相当から5類へ移行した影響にも若干触れながらご説明いたします。
初めに、1ページ目をご覧ください。
病院局の機構でございますが、資料の真ん中の縦の部分にありますとおり、当院は、
呼吸器内科から
救命救急センターまで33の診療科と、これを支える
看護部をはじめ六つの部、
臨床工学科、栄養科の二つの科、それから、
臨床研修センターで構成されております。
おめくりいただいて、2ページ目をご覧ください。
令和5年度の
職員定数でございます。
上から二つ目の
診療部門の一番上、医師175名、
歯科医師2名、表の一番下の
看護部門の看護師、助産師684名など、合計1,111名でございます。
おめくりいただきまして、3ページ目、令和5年度予算における
市立札幌病院の
事業概要について、要点のみご説明いたします。
さきの令和5年1定の
予算特別委員会で当局よりご説明申し上げましたが、本予算については、
編成時点において、
新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の
位置づけを2
類相当から5類に引き下げるという国の方針に係る詳細な情報が出ていなかったため、従前の制度の枠組みの中で編成しております。
その後、ご承知のとおり、国から5類移行後の
新型コロナ対応に係る
医療機関への
支援スキームの変更などが示されましたので、その辺りの影響も含め、ご説明させていただきます。
まずは、
業務量の関係です。
左上の表の中段以下にございますが、令和5年度の
病床利用率については、令和4年度
決算見込み67.9%から5ポイントの回復を見込み、73%とし、
入院患者数は1日当たり491人、
外来患者数は1日当たり1,178人としております。これらの
業務量を踏まえた5年度の
収益的収支が右側上の表でございます。
診療報酬などの
収益的収入の合計を259億6,600万円、
給与費や
材料費など、
収益的支出の合計を258億7,800万円としており、
差引き8,800万円の黒字となっております。
しかしながら、先ほどご説明したとおり、5類化に伴う
制度変更により、
新型コロナ患者受入れに係る
診療報酬の点数や、
受入れ対応による減収を補填する
病床確保補助金の単価が減額となることが決定していることから、予算よりも減少になる見通しでございます。
このような状況から、
病床利用率につきましては、まず、予算で設定をしております73%の達成を目指し、さらに、それ以上の上積みに向けて、
院内一丸となって努力する所存でございます。
おめくりいただきまして、4ページ目をご覧ください。
令和5年度
予算総括表でございます。
中段右側網かけ部分の3に3ページでご説明いたしました
収益的収支8,800万円の黒字が示されており、その下にあります
資本的収支差引きなどを加えた結果、5年度末
資金残高は、網かけ部分の916億7,200万円と見込んでおります。
続いて、5ページ目をご覧ください。
主要事業でございますが、左右にあります囲みは、4ページ
目中段真ん中の
建設改良費、計10億円の内訳をそれぞれお示ししております。このうち、右側の囲みに記載しております
医療機器購入費等は、前年度予算比で16億7,200万円減少しております。これは、
電子カルテシステムの7年に一度の更新が完了したことによるものでございます。
最後に、6ページ目でございます。
当院における
新型コロナウイルス感染症の
入院患者数と
確保病床数の推移を掲載しておりまして、2
類相当と
位置づけられていた本年5月7日までの実績を整理してございます。
○
村松叶啓 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午前10時10分
再 開 午前10時11分
――――――――――――――
○
村松叶啓 委員長 委員会を再開いたします。
次に、
交通局の
理事者の紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎中田
交通事業管理者 私
たち交通局は、
公共交通ネットワークの中核として、
地下鉄と
路面電車を活用いたしまして、
札幌市民の豊かな暮らしとまちの発展を支えるという重要な役割を担っております。
地下鉄、
路面電車の両事業の経営は、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けまして、一時期よりは
回復基調にありますが、依然として厳しい状況にあります。そのような中ではありますが、
札幌市民のみならず、札幌にお越しの
観光客など、多くの皆様の
移動手段である
地下鉄、
路面電車を適切に維持いたしまして、安全で確実な
輸送サービスを行っていくことが重要な責務であると認識しております。
経済観光委員の皆様方には、これから1年間、
交通局関係の事案につきまして、ご指導、ご鞭撻をいただきながら、適切な
事業運営に努めてまいりたいと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、各部長から
自己紹介させていただきまして、その後、
事業管理部長から、
配付資料に基づきまして、
交通局の
事業概要についてご説明を申し上げます。
よろしくお願いいたします。
(
理事者自己紹介)
◎川本
事業管理部長 それでは、私から、札幌市の
交通事業の概要につきまして、お手元にお配りした資料に基づき、ご説明させていただきます。
1ページ目の
交通局の組織でございます。
まず、機構でございますが、
中田交通事業管理者以下、
事業管理部長、
高速電車部長、
技術担当部長の3名の
部長職及び13名の
課長職体制でございまして、令和5年度の
職員定数は555名となっております。
なお、
一般財団法人札幌市
交通事業振興公社への課長職以上の
派遣職員は、部長1名、課長4名となっております。
続きまして、2ページの令和5年度
軌道整備事業会計の概要をご覧ください。
こちらは、
路面電車の
施設整備に関する会計の
予算状況を記載しております。
まず、(1)の
予算総括表でございます。
収益的収入及び支出の
差引きは、
中段右側の網かけ1のとおり、2億5,100万円の赤字を見込んでおり、これに
資本的収入及び支出の
差引きや
損益勘定留保資金などを加えた結果、総計は、下段の網かけ2のとおり、3億5,164万円の
資金不足となります。
これは、
新型コロナウイルス感染症による影響を考慮し、
軌道運送事業から徴収する
施設使用料の減免を見込んだことによるものでございます。
そのための
資金手当といたしまして、下から2行目にあります(参考)
長期借入金残高8億1,500万円を充当した結果、右下の網かけ3のとおり、4億6,336万円の
資金残となる見込みです。
なお、
長期借入金は、
一般会計からの
借入れとなっております。
また、表の下の
枠外米印にありますとおり、今年度の
長期借入額の
新規借入れ分は2億円を予定しております。
次に、3ページの(2)
建設改良費の
主要事業をご覧ください。
まず、
車両基地改良、
電力設備増強関連事業といたしまして、
電車事業所改良建築工事や
新山鼻変電所の
受変電設備更新工事などを行います。そのほか、
車両関係事業や
軌道更新・
街路拡幅関連事業等を進めてまいります。
次に、(3)ですが、ご参考までに、
上下分離における
軌道運送事業者である札幌市
交通事業振興公社が担う
業務量を記載しております。
輸送人員の1日平均につきましては、2万1,389人を見込んでおります。
コロナ禍前の令和元年度と比較いたしますと
マイナス8.8%となっておりますが、令和4年度と比較いたしますと1.4%の増を見込んでおります。
年間輸送人員につきましては782万8,000人、
乗車料収入につきましては、年間で13億5,700万円を見込んでおります。
次に、4ページの令和5年度
高速電車事業会計の概要をご覧ください。
こちらは、
地下鉄の
業務量や予算の状況を記載しております。
まず、(1)の
業務量でございます。
輸送人員の1日平均につきましては、55万4,000人を見込んでおります。
コロナ禍前の令和元年度と比較いたしますと
マイナス10.6%となりますが、令和4年度と比較いたしますと2.6%の増を見込んでおります。
年間輸送人員につきましては2億271万人、
乗車料収入につきましては年間で393億7,700万円を見込んでおります。
次に、(2)の
予算総括表でございます。
収益的収入及び支出の
差引きは、
中段右側の網かけ1のとおり、62億500万円の黒字を見込んでおり、これに
資本的収入及び支出の
差引きや
損益勘定留保資金などを加えた結果、右下の網かけ2のとおり、
資金残は0円と見込んでおります。
なお、
新型コロナウイルス感染症による
乗車料収入の減少の影響が残ると見込まれることから、表の下の
枠外米印1にありますとおり、
特別減収対策企業債の発行による
資金手当を予定しており、金額としては、
資本的収入の企業債として2億1,700万円を見込んでおります。
次に、5ページの(3)の
建設改良費の
主要事業をご覧ください。
まず、
老朽化施設の
改修等のうち、
駅舎施設設備の改修として、耐震化及び
長寿命化に向けた
南車両基地や
南北線シェルター等の改修を行うほか、エレベーター、エスカレーターの更新、すすきの駅の
リフレッシュ改修工事などの駅構内に関する事業を行います。そのほか、電力・
通信施設設備の改修や車両・
工場機器設備の
改修等を進めてまいります。
以上、簡単ではございますが、
交通事業に係る概要の説明とさせていただきます。
交通局といたしましては、
軌道整備事業、
高速電車事業の両会計とも、
運転資金の
借入れによる
資金不足を回避している状況であり、非常に厳しい
経営状況ではありますが、持続可能な経営に向け努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○
村松叶啓 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午前10時19分
再 開 午前10時20分
――――――――――――――
○
村松叶啓 委員長 委員会を再開いたします。
次に、
スポーツ局の
理事者の紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎梅田
スポーツ局長 私
どもスポーツ局では、これまで、
市民スポーツ推進の取組を進めますとともに、
冬季オリンピック・
パラリンピックの招致に向けた活動を進めてきたところでございます。
昨年度は、
新型コロナウイルス感染症の影響がある中で、
スポーツを楽しむ機会の創出に向けた取組を行ってまいりました。今年度も、多様な人々が様々な機会で気軽に
スポーツを楽しむことができる
環境整備を進めますとともに、
スポーツを通じた
まちづくりを推進してまいります。
また、
冬季オリンピック・
パラリンピック招致につきましては、今後、東京2020大会とは異なるクリーンで新しい形の
大会運営に向けた
見直し案をお示しし、大会の
開催意義や
開催経費なども含め、
情報発信を行ってまいりますとともに、市民の皆様との対話を深めてまいりたいと思います。
委員の皆様には、引き続き、ご協力のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。
それではまず、本日出席しております各部長から
自己紹介をさせていただきます。
(
理事者自己紹介)
◎梅田
スポーツ局長 それでは、
スポーツ局所管の事務につきまして、担当の部長から順にご説明をさせていただきます。
◎金谷
スポーツ部長 お手元の資料の1ページから3ページにかけまして機構図と
事務分掌を、5ページ目以降に令和5年度予算の
局別施策の概要の
スポーツ局分について抜粋して記載をしてございます。
それでは、
スポーツ部の主な事業についてご説明をさせていただきます。
まず、5ページをご覧ください。
上から5段目、
アスリート発掘・育成・
活用費でございます。
これは、
中学校運動部活動への
アスリート派遣や、小学生を対象とした
ウインタースポーツ教室などを実施する事業でございます。今年度は、人気の高い
ウインタースポーツ塾の定員を大幅に増やすなど、規模を拡大して実施をいたします。
次に、その下、
ウインタースポーツ普及振興費でございます。
市内の全小学生を対象に実施をしてございます
スキーリフト料金の助成に加えて、今年度からは、4歳から6歳の未就学児を対象とした
スキーレンタル料金の助成を新たに実施いたします。また、
市内中学校の
スキー学習実施率向上を目指し、
スキーインストラクター派遣事業を拡充いたします。
次に、その3段下、障がい
者スポーツ普及促進費でございます。
今年度は、障がい
者スポーツ体験会の拡充や、障がいのある方を支える人材を養成するための
講習会の
参加者増などによりまして、より一層の障がい
者スポーツの
普及促進を図ってまいります。
さらにその下、
全国高等学校総合体育大会開催費でございます。
本大会は、
通称インターハイと呼ばれております、高校生にとって最大の
スポーツの祭典でございまして、北海道での開催は昭和62年以来36年ぶりとなります。
札幌市におきましては、今年の7月から8月までの1か月間、10競技11種目の大会を市内6か所の会場で開催することとしてございまして、1万人を超える選手を迎えるべく、大会の準備を進めているところでございます。
続いて、6ページ目をご覧ください。
6ページの下から2段目、
硬式野球場整備費でございます。
これは、
モエレ沼公園野球場を改修し、
硬式野球場として使用できるようにするものであります。昨年度は
実施設計などを進めておりまして、3月より
スタンド工事に着工、今年度は
グラウンド工事にも着工する予定でございます。
次に、その下、
市民運動広場整備費でございます。
これは、
新琴似市民運動広場を整備するもので、令和7年の
供用開始に向けて、今年度は
盛土工事を実施いたします。
最後に、7ページの上から3段目、
スポーツ施設リフレッシュ費でございます。
これは、
スポーツ施設の保全及び施設で使用してございます
大型備品の更新を計画的に行っている事業でございます。今年度は、
星置スケート場の改修や北区体育館の
天井改修業務などを行ってまいります。
スポーツ部については、以上でございます。
◎里
招致推進部長 それでは、
招致推進部の主な事業につきましてご説明をさせていただきます。
7ページ中段の
招致推進部をご覧ください。
初めに、上から三つ目、
冬季オリンピック・
パラリンピック招致費でございます。
これは、
冬季オリンピック・
パラリンピック招致に向けたIOCとの対話などの
渉外活動を行いますほか、
市民等の
理解促進、それから、
大会運営における透明性、公正性の確保に向けた
組織委員会の在り方を検討するための経費でございます。
次に、その下の
シティクロスカントリースキー大会実証実験費は、市街地における
クロスカントリースキーの
国際大会開催を目指した
実証実験にかかる費用の一部を負担金といたしまして
大会実行委員会に支出するものでございます。
次に、その下の
総合型ハイパフォーマンススポーツセンター誘致費でございます。
今年度は、引き続き、国に対しまして
要望活動を行いますとともに、大学や
競技団体の
連携体制を構築するなどの
下地づくりを進めてまいります。
最後に、その下の
オリンピック・
パラリンピック教育推進費でございますけれども、
札幌オリンピックの歴史や、
オリンピック・
パラリンピックを通じた
国際平和等に関する
子どもたちへの学びの機会を提供するための経費でございます。
招致推進部につきましては、以上でございます。
○
村松叶啓 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午前10時28分
再 開 午前10時29分
――――――――――――――
○
村松叶啓 委員長 委員会を再開いたします。
最後に、
経済観光局の
理事者の紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎一橋
経済観光局長 経済観光局長の一橋でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
これより、各自、
自己紹介をさせていただきますが、
経済戦略推進部長の早瀬につきましては、
新型コロナウイルス感染ということで、本日やむなく欠席とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
(
理事者自己紹介)
◎一橋
経済観光局長 それでは、
経済観光局の
事務概要につきまして、各部長からご説明をさせていただきます。
◎坂井
産業振興部長 それでは、
経済観光局関連の
事務概要につきまして、お配りしました資料に基づいてご説明をさせていただきます。
まず、
経済観光局の機構でございます。
1ページから5ページにかけて、
産業振興部、
経済戦略推進部、観光・
MICE推進部、
農政部、
中央卸売市場、
農業委員会事務局の順で記載をしてございます。
次に、6ページから
事務分掌でございます。
6ページから8ページが
経済観光局、9ページは
農業委員会事務局となってございます。10ページは
農業委員会委員名簿、11ページは
農地利用最適化推進委員名簿となってございます。そして、12ページが
農業委員会の概要でございます。
令和5年度の
経済観光局の事業につきましては、13ページから22ページになりますが、本日は、13ページのA3横の資料、
経済観光局の計画と令和5年度における主な取組に基づき、事業を実施する上で指針としている
ビジョン等をご説明させていただいた後に、今年度の主な取組について各部長よりご説明をさせていただきます。
まず初めに、
経済観光局に関連する
ビジョン等をご説明いたします。
資料の上方をご覧ください。
経済観光局においては、
社会経済情勢の変化に対応するため、
産業振興に係る計画である札幌市
産業振興ビジョンを2017年1月に改定いたしました。
産業振興の二つの目的である雇用の場の確保・創出及び企業・
就業者の
収入増加を達成するため、現
ビジョンでは、札幌を含めた
北海道経済成長を牽引する観光、食、今後成長が期待される環境(エネルギー)、
健康福祉・医療、投資を呼び込むともに、全産業を高度化させるIT・クリエイティブの五つの分野を
本市経済の
重点分野と定めるとともに、中小・
小規模企業への支援、新たな企業の創出、人材への支援の三つの全産業を横断する戦略により、
産業振興を図ることとしております。
なお、現
ビジョンの
計画期間が2022年度までとなっていることから、引き続き、札幌市を取り巻く課題に対応した
産業振興の方向を示すべく、2023年度中に
次期産業振興ビジョン策定に向けて、現在、検討を進めているところでございます。
その下になりますが、観光の振興については、2013年度に札幌市
観光まちづくりプランを策定し、地域の魅力あふれる
まちづくりと
観光振興を一体的に進める
観光まちづくりという考えに基づき、
地域経済の活性化に向けて取り組んでいるところでございます。
こちらも
計画期間が2022年度までになっていることから、
産業振興ビジョン同様、2023年度中の次期プランの策定に向けて検討を進めているところでございます。
右上になりますが、都市型農業の振興については、2017年1月に策定した第2次さっぽろ都市農業
ビジョンに基づき、担い手対策や遊休農地の解消、地産地消の推進など、生産現場の喫緊の課題に対応し、札幌農業の持続的発展を図ってまいります。
その下になりますが、
中央卸売市場につきましては、持続可能な強い市場を目指して、開設者である本市と市場関係事業者が一体となって、第2次札幌市
中央卸売市場経営活性化プロジェクトを2021年3月に策定いたしました。市場の活性化に向けた様々な取組を推進することで、市場事業会計の黒字化等を目指してまいります。
続きまして、資料の中段をご覧ください。
こちらは、各部の令和5年度予算における主な取組を掲載してございます。
事業名に二重丸がついている事業は令和5年度の新規事業、丸がついている事業はレベルアップ事業となっております。
初めに、
産業振興部の令和5年度における主な取組についてご説明いたします。
まず、
産業振興ビジョンの
重点分野である食に関する取組として、食の輸出拡大支援費において、食関連事業者の輸出拡大を目的とした国内外の食品展示会への札幌ブースの設置及び出展支援を行うほか、輸出商談会等を開催してまいります。
同じく
重点分野である環境(エネルギー)に関する取組としては、新製品・新技術開発支援費において、
産業振興ビジョンに定める
重点分野等に関連する新商品、新技術の研究開発に取り組む中小・
小規模企業への補助等を行ってまいります。
さらに、IT・クリエイティブに関する取組としては、デザイン
産業振興費において、企業とデザイナーのマッチング支援を実施するほか、コンテンツ
産業振興費において、市内コンテンツ企業の開発力向上を目的とした人材育成ワークショップ、映像制作に係る補助等を実施してまいります。
◎庄中 経営支援・雇用労働担当部長 続きまして、経営支援・雇用労働担当部の主な取組についてご説明いたします。
産業振興ビジョンの横断的戦略である中小・
小規模企業への支援に関する取組といたしまして、商店街関連事業費において、商店街によるにぎわい創出の取組や、商業者のグループによる新商品開発などに対する支援を行うほか、中小企業金融対策資金貸付金において、原油・原材料価格の高騰対策のための資金や、業態転換に利用可能な資金を含む中小企業に対する
運転資金や設備資金などの貸付けを行ってまいります。
同じく、横断的戦略である人材への支援に関する取組といたしましては、就業サポートセンター等事業費において、ハローワークや民間職業紹介事業者と連携した各種就労支援事業を行うほか、60歳以上の求職者の情報を求人事業者に提供し、求職者と求人事業者のマッチングを支援することなどにより、多様な人材の就職を支援してまいります。
また、ワークトライアル事業費において、おおむね50歳以下の求職者や非正規社員が正社員として就職できるよう、座学研修や職場実習などの支援に加え、職業体験ができる小規模合同企業説明会を開催することなどにより、早期のマッチングを支援してまいります。
また、物価高騰、
新型コロナウイルス感染症に関連する主な事業については、先ほどの中小企業金融対策資金貸付金に加え、札幌プレミアム商品券事業費において、市民生活の支援や
地域経済の活性化を目的としたプレミアム付商品券を発行することで、引き続き、事業者の事業継続のための取組を行うとともに、売上げ回復のための消費喚起策も実施してまいります。
◎坂井
産業振興部長 続きまして、
経済戦略推進部の主な取組につきまして、早瀬が欠席であるため、私から代理にて説明をさせていただきます。
産業振興ビジョンの
重点分野であるIT・クリエイティブに関する取組といたしまして、ITイノベーション推進費において、AI、XR等の先端技術を活用した新たなビジネス創出に向けた産学官の連携によるコンソーシアムの運営及びセミナー、課題解決型学習・実証プログラム等を実施してまいります。
同じく
重点分野である
健康福祉・医療に関する取組といたしましては、バイオ企業等育成支援費において、
健康福祉・医療関連企業の研究開発及びビジネス機会の創出、拡大、育成支援等を行うほか、バイオ産業成長促進費において、バイオベンチャー企業の成長促進に向けたネットワークの構築、理系学生を含めた研究人材の育成等を行ってまいります。
続きまして、
産業振興ビジョンの横断的戦略である新たな企業の創出に関する取組といたしましては、スタートアップ集積促進費において、スタートアップ企業の創出及び集積を目的とした若年層向け起業家教育や伴走支援型プログラム、海外スタートアップの誘致等を実施してまいりますほか、企業立地促進費において、企業誘致PR、立地企業に対する補助等を実施してまいります。
◎北川 観光・
MICE推進部長 続きまして、観光・
MICE推進部の主な取組についてご説明いたします。
まず、1点目のスノーリゾート推進費でございますが、都市型スノーリゾートとして、世界的ブランド確立に向けた冬季観光コンテンツ造成に対する支援のほか、スキー場や関連事業者と連携した合同のプロモーションを行ってまいります。
2点目の観光マネジメント強化費でございますが、次期札幌市
観光まちづくりプラン検討
委員会からの提言内容を受け、札幌観光の推進体制の強化に向けた検討を実施してまいります。
3点目のアドベンチャーツーリズム推進費でございますが、今年9月に北海道・札幌で開催予定でございますアドベンチャートラベルの世界最大級の商談会、ATWS2023の開催に関わる経費、コンテンツ充実に向けた支援を実施するものでございます。
4点目の観光人材育成支援費でございますが、観光資源の発掘や開発をテーマとしたワークショップの開催、大学と連携した観光専門人材の育成、宿泊施設の求人情報掲載料に対する補助、これらの取組を実施してまいります。
最後に、枠囲みになりますが、付加価値の高い観光コンテンツ創出費でございます。
新型コロナウイルス感染症で落ち込んだ観光需要の回復を目的としまして、札幌ならではの観光資源を活用した魅力的なコンテンツ造成への支援を行ってまいります。補助上限は1,000万円、補助件数は16件を想定してございます。
◎石橋
農政部長 続きまして、
農政部の取組についてご説明いたします。
資料の左下をご覧ください。
まず、1点目の鳥獣被害防止対策推進費につきましては、有害鳥獣による農作物被害の低減に向けた取組に加え、近年、特に被害の多いエゾシカ対策に向けて課題となっている捕獲した個体の有効活用を含めた処分方法を検討してまいります。
2点目の里山活性化推進費につきましては、西区小別沢をモデル地区とし、新たな補助制度の立ち上げなどにより、農林業者や住民を主体とした里山活性化の取組を支援し、森林と農地の保全につなげてまいります。
3点目の札幌都市農業振興基本計画策定費でございますが、都市農業振興基本法では、地方公共団体が都市農業の振興に関する地方計画を定めることとされており、本市におきましても、今後の札幌農業の振興の基本方針となる計画策定に向けて、必要な調査に着手するものでございます。
◎岩立
中央卸売市場長 最後に、
中央卸売市場についてご説明いたします。
第2次
中央卸売市場経営活性化プロジェクトに基づく取組として、次の事業を行います。
まず、1点目の市場流通品の販路拡大及び輸出促進でございますが、アフターコロナを見据えた生鮮品流通の変化に対応する販路拡大及び輸出を検討している事業者に対し、事業費の一部の補助を行うことにより、市場の取扱高の増加を後押ししてまいります。
2点目の市場施設改修及び設備更新でございますが、市場整備後15年以上経過していることから、電力設備、監視装置の更新など、計画的な施設の改修や設備の更新を行ってまいります。
中央卸売市場の説明は以上でございます。
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村松叶啓 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
なければ、質疑を終了いたします。
以上で、
委員会を閉会いたします。
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閉 会 午前10時43分...