札幌市議会 2018-05-07
平成30年(常任)経済観光委員会−05月07日-記録
○
佐々木みつこ 委員長 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
佐々木みつこ 委員長 異議なしと認め、副
委員長には
松原淳二委員が選任されました。
それでは、松原副
委員長、ご着席の上、就任のご挨拶をお願いいたします。
○
松原淳二 副
委員長 ただいまご選任いただきました松原でございます。
佐々木委員長のお力になるよう、精いっぱい努力をしてまいります。
委員各位、また
理事者の皆様のお力添えも賜りますようお願いを申し上げ、一言、ご挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○
佐々木みつこ 委員長 次に、
関係理事者の紹介及び
所管事務概要の
説明聴取を議題といたします。
最初に、
病院局からお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎関
病院事業管理者 経営管理室長以下は、順次、
自己紹介させていただきます。
なお、理事の今泉に関しましては、
診療業務のため、やむなく欠席させていただいております。
(
理事者自己紹介)
◎関
病院事業管理者 それでは、引き続きまして、平成30年度の
病院事業についてご説明させていただきます。
最近の病院を取り巻く環境は、急速な
少子高齢化の進展による
人口構造の変化や
医療ニーズの多様化、団塊の世代が
後期高齢者となる2025年に向けた
医療提供体制の再構築など、大きな転換期を迎えております。
当院は、
公立病院として、時代の要請に応えながら、
救急医療、周産
期医療、
精神科医療等の
政策医療を提供するとともに、33の
診療科を擁する
総合病院として、重篤な患者に対する
急性期医療を中心に、他の
医療機関では対応の難しい合併症を持った患者への治療にも積極的に取り組んでまいりました。また、平成25年には
地域医療支援病院の承認を受けるなど、地域の
医療機関との連携のもと、
地域完結型医療の構築に努めております。
また、厳しい
経営状況が続いているために、平成30年度に行う
次期中期経営計画の策定に当たりましては、
市立札幌病院が担うべき役割の明確化とその役割を適切に担うための経営の健全化、この2点につきまして専門家の
皆様方の議論を踏まえて策定を行っていく予定であります。
それでは、
病院局の事業の概要につきまして、お手元の資料により、
経営管理部長の宇都宮から説明させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
◎宇都宮
経営管理部長 お手元の資料の1ページをごらんください。
病院局の機構は、
経営管理室、
市立札幌病院の二つから構成されております。
経営管理室につきましては、1部3課体制で、病院の
経営部門を担っております。
市立札幌病院につきましては、
呼吸器内科から
救命救急センターまで33の
診療科、
臨床工学科、栄養科の2科、右に行きまして、
放射線部、検査部、薬剤部、
看護部、
医療品質総合管理部、
地域連携センター及び
臨床研修センターで構成されております。
続きまして、資料の2ページの
職員定数についてでございます。
今年度の
職員定数につきましては、上から
二つ目の
診療部門の一番上の医師175名、その下の
歯科医師2名、一番下の
看護部門の看護師、助産師692名など、全体で1,113名となってございます。
次に、資料の3ページをごらんください。
予算の基礎となります
業務量についてでございます。
表の左下の網かけ部分をごらんください。
入院の患者数につきましては、1日平均562人、年間20万5,237人を見込んでございます。これは、平成29年度の
決算見込みに、昨年5月より始めた3次救急以外の
救急患者の
受け入れ拡大や新
入院患者の伸びを反映させたものでございます。また、
外来患者数につきましては、1日平均1,597人、年間38万9,676人を見込んでございます。
続きまして、4ページをごらんください。
平成30年度の予算についてでございます。
まず、
収益的収入及び支出でございます。
中段の網かけ部分を左からごらんください。
収益的収入の合計は、A欄の236億2,800万円を見込んでございます。これに対しまして支出はC欄の238億800万円を見込んでおりまして、
差し引き1億8,000万円の
収支不足となってございます。
次に、表の下半分の
資本的収入及び支出の欄でございます。こちらも、網かけ部分を左からごらんください。
資本的収入の合計はA欄24億6,800万円、これに対しまして支出はC欄33億7,200万円で、
差し引きでは9億400万円の
収支不足となってございます。
次に、資金の状況でございますが、表の
右側部分の
収支差し引きの平成30年度予算Eの欄の中ほどから下をごらんください。
なお、数字は100万円未満を切り捨てて読み上げさせていただきます。
平成30年度単年度といたしましては、下から5段目にある9億3,500万円の
資金不足を生じ、その下の前年度までの
資金残でありますが、
過年度分内部留保資金マイナス21億5,500万円と合わせまして、30年度末といたしましては30億9,100万円の
資金不足となっております。昨年度末に
一般会計から27億円の
長期借入をいたしましたので、予算といたしましては3億9,100万円の
資金不足となる見込みでございます。
当院は、大変厳しい
経営状況が続いておりますことから、引き続き
経営改善に向けた
取り組みなどを進めてまいりますので、その状況などにつきましては、適宜、ご報告させていただきたいと考えてございます。
続きまして、5ページをごらんください。
主要事業といたしまして、
建設改良費の内訳をお示ししてございます。
まず、施設の
整備改修費である
病院整備費では3億4,600万円を計上しています。内容といたしましては、昨年より継続して行っている法定の
自動火災報知設備更新工事などを予定しております。その下の
医療器械購入費等といたしましては5億1,800万円を計上しております。内容は、
人工心肺装置の更新などを予定しております。
○
佐々木みつこ 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐々木みつこ 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午後3時11分
再 開 午後3時12分
――――――――――――――
○
佐々木みつこ 委員長 委員会を再開いたします。
次に、
交通局の
理事者紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎藤井
交通事業管理者 交通局は、かけがえのない市民の財産であります地下鉄と
路面電車を最大限に活用し、
公共交通ネットワークの中核として市民の足を守り、お客様の豊かな暮らしとまちの発展を支える重要な役割を担ってまいりたいと考えております。
経済観光委員の皆様には、
交通局関係の事案につきましてご指導、ご鞭撻をいただきながら、適切な
事業運営に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、各部長から
自己紹介をさせていただいた後、
事業管理部長から、お手元の資料に基づきまして
交通局の
事業概要についてご説明申し上げます。
(
理事者自己紹介)
◎渡邉
事業管理部長 交通事業の概要につきまして、お手元にお配りした資料に基づき、ご説明させていただきます。
1ページの
交通局の組織でございます。
まず、機構でございますが、
藤井交通事業管理者以下、
事業管理部長、
高速電車部長、そして
技術担当部長の3名の
部長職体制でございまして、
職員定数は、平成29年度から2名減の617名となっております。
なお、
一般財団法人札幌市
交通事業振興公社への
課長職以上の
派遣職員は、
部長職1名、
課長職3名となっております。
続きまして、2ページの平成30年度
軌道事業会計の概要をごらんいただきたいと思います。
こちらは、
路面電車の
業務量や予算の状況を記載してございます。
まず、(1)の
業務量でございます。
輸送人員につきましては、1日平均で2万5,003人、
乗車料収入につきましては、年間で15億1,200万円を見込んでおります。
次に、(2)の
予算総括表でございます。
表の4段目の右側の網かけ欄のとおり、
経常収支は900万円の赤字、最終的な年度末の
資金状況につきましては、一番下の網かけ欄のとおり、約2億4,297万円の
資金残となるものでございます。
なお、
経常収支の概要につきましては、次の3ページにグラフであらわしておりますので、こちらをごらんいただきたいと思います。
路面電車につきましては、
人件費、経費、
減価償却費等の
経常支出を
経常収入で賄うことができず、
経常収支は赤字となっております。特に、
路面電車は、
労働集約型の事業のため、支出に占める
人件費の割合が高い状況になっております。
次に、(3)の
主要事業でございますが、まず、
車両関係といたしましては、平成29年度から製造を行っている
単車タイプの低
床車両1両が今年度納入される予定のほか、今年度から来年度にかけて2両の低
床車両を製造する予定でございます。また、
ササラ電車の
老朽化によりまして、新たな
除雪車両を1両製造する予定となっております。
次に、
停留場関係といたしましては、西8丁目
停留場や
中央区役所前停留場など11
停留場の改良を行います。
最後に、
街路拡幅関連事業といたしまして、昨年度に引き続き、
街路拡幅事業に伴う
軌道施設の移設及び改良を行います。
軌道事業会計の概要は以上でございます。
次に、4ページの平成30年度
高速電車事業会計の概要をごらんいただきたいと思います。
こちらは、地下鉄の
業務量や予算の状況を記載しております。
まず、(1)の
業務量でございます。
輸送人員につきましては、1日平均で64万7,000人、
乗車料収入につきましては、年間で430億7,100万円を見込んでおります。
次に、(2)の
予算総括表でございます。
表4段目の右側の網かけ欄のとおり、
経常収支は98億5,000万円の黒字、最終的な年度末の
資金状況につきましては、一番下の網かけ欄のとおり、
資金残は3億6,400万円となるものでございます。
なお、
経常収支の概要につきましては、次の5ページにグラフであらわしておりますので、こちらをごらんいただきたいと思います。
地下鉄につきましては、
乗車料収入で
人件費、経費などの
経常支出を賄うことができ、
経常収支は黒字となっております。
次に、(3)の
主要事業でございますが、施設・設備の
老朽化が進んでいる状況から、主要な事業は施設・設備の更新や改良となっております。
まず、
老朽化施設の更新といたしまして、
老朽化した
エスカレーターと
エレベーターの更新や高架駅、
高架部シェルターの
耐震改修工事、大通駅の
空調改良、
改札機の更新などを計画的に行ってまいります。
シェルターの
耐震改修工事につきましては、今年度は、全長4,308メートルのうち、平岸駅から南平岸駅間の378メートルを工事する予定でございます。
なお、
改札機につきましては、平成29年度末で全ての
改札機で
ICカードが使用可能となっております。
新規事業といたしましては、平成31年度から
開始予定の精神障がい
者運賃割引に向けまして、
改札機や券売機、システムの改修を行います。また、こちらの資料には記載しておりませんが、
外国人観光客の利便性の向上を図るため、すすきの駅、バスセンター前駅において、改札前や各
出入り口付近に設置している
つり下げ電照標識を、現在の日英2カ国
語表記から日、英、中、韓の4カ国
語表記へ改良いたします。
その他、
受託工事として、琴似駅、大通駅の
エレベーター新設工事や南郷7丁目駅の
エスカレーター新設工事、
一般会計からの
負担金事業といたしまして札幌駅
交流拠点まちづくり推進事業を引き続き実施してまいります。
○
佐々木みつこ 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
◆恩村一郎 委員 1点伺いたいのですが、
ササラ電車が更新されるということで、これはこの冬に新しいものが入ってくるのですか。
◎吉江
技術担当部長 ササラ電車につきましては、昨年度発注いたしまして、来年度あるいは今年度末に導入する予定でございます。ですから、冬には間に合わないような状況でございます。
◆恩村一郎 委員 更新する
ササラ電車は、その後どういうふうにするのですか。完全に廃棄になるのか、それとも、保存という格好で残すのですか。
◎吉江
技術担当部長 今のところ、廃棄という予定でおりますけれども、廃棄時期等についてはまだ確定しておりません。
◆恩村一郎 委員 もう使わなくなると思いますが、道外からも
ササラ電車の写真を撮りに来られているファンも結構いらっしゃると聞いていて、例えば
交通資料館で残されているものもあるのですけれども、そういった格好で保存する計画とかは全然考えていらっしゃらないのですか。
◎吉江
技術担当部長 今のところ、保存という形は考えておりませんけれども、ただ、ほかの車両も
老朽化しておりますので、部品等をほかの車両に使いたいということはあわせて考えております。
◆恩村一郎 委員 ということは、完全にばらすということなのですね。
◎吉江
技術担当部長 そうですね。
○
佐々木みつこ 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐々木みつこ 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午後3時22分
再 開 午後3時23分
――――――――――――――
○
佐々木みつこ 委員長 委員会を再開いたします。
次に、
スポーツ局の
理事者紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎石川
スポーツ局長 私
どもスポーツ局では、これまで、市民の
スポーツ推進の
取り組みを進めますとともに、
オリンピック・
パラリンピック招致の
取り組みを進めてきたところでございます。加えまして、今年度は、
ラグビーワールドカップ2019及び東京2020
オリンピック・
パラリンピックの開催に向けまして、これまでの
スポーツ部、
招致推進部の両部に加えまして、新たに
国際大会担当部を新設いたしました。
職員総勢83名から119名体制となったところでございまして、両大会の円滑な実施に向けた準備を進めることはもちろんのこと、
共生社会の実現に向けた障がい
者スポーツの
取り組みを進めるなど、
スポーツを通じた
まちづくりを積極的に進めてまいりたいと考えております。
委員の
皆様方には、引き続き、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
それでは、本日、出席しております各部長から
自己紹介をさせていただきます。
(
理事者自己紹介)
◎石川
スポーツ局長 それでは、
スポーツ局所管事務につきまして、担当の部長から順にご説明申し上げます。
◎山田
スポーツ部長 お手元の資料の1ページから3ページに機構図と
事務分掌を、そして、5ページ目以降に平成30年度
局別施策の概要の
スポーツ局抜粋分を記載しております。
私からは、
スポーツ部の主な事業につきまして、
レベルアップや大きな変動のあった事業を中心に説明させていただきます。
初めに、5ページ一番上の太字の
スポーツまちづくり推進費でございます。
このうち、上から7段目の障がい
者スポーツ普及促進費でございますが、これは、昨年度からみなみの
杜高等支援学校を札幌で初めて障がい
者スポーツ専用の
学校開放校とするなど、障がい
者スポーツの普及に努めてきており、平成30年度は体験会や
指導者講習会の開催のほか、
競技備品の
整備等を実施するものでございます。
なお、競技性の高い
スポーツにつきましても、さらなる促進を図っていくため、
保健福祉局から
全国障害者スポーツ大会への
選手派遣等の事務を
スポーツ局に移管し、その経費を計上しているところでございます。
次に、その
二つ下の
ウインタースポーツ塾事業費でございます。これは、平成29年度からの
新規事業でありまして、子どもを対象に、幅広い
ウインタースポーツの体験や高いレベルの
技術指導を受ける機会を提供するものでございます。
参加者から
大変好評をいただいたものでございまして、平成30年度は
人気種目を中心に
参加者をふやす
取り組みを検討しているところでございます。
次に、その
二つ下の
日本スポーツマスターズ2018
開催費でございます。これは、平成30年9月に、
シニア世代を対象に水泳、サッカー、テニスなど計13競技を実施するもので、道内外から選手、役員、家族を含めて1万4,000人の参加を見込んでおり、
スポーツツーリズムとしての大きな効果が期待できるため、
競技団体のみならず、
経済団体などとも連携し、おもてなしの
取り組みを図っていきたいと考えております。
次に、一つ下の第74回
国民体育大会冬季大会スキー競技会補助金でございます。これは、平成31年2月に札幌で開催される冬季
国体への補助でございまして、選手、役員等で約1,800人の参加が見込まれております。
なお、札幌での開催は9年ぶりとなるものでございます。
次に、6ページの下から
二つ目の太字の
体育施設運営管理費でございます。これは、体育館や
温水プールなど、
スポーツ部所管35施設の
指定管理に要する費用でございます。
なお、先月オープンいたしました
平岸庭球場の
管理費も含めたものとなっております。
次に、その下の太字のその他
体育施設運営管理費でございます。一番上の
札幌ドーム保全事業費でございますが、これは、
札幌ドームの計画的な
保全改修のほか、
ラグビーワールドカップ2019や東京2020
オリンピック・
パラリンピック等の
国際大会を控え、既存の
保全計画を前倒ししてアリーナの
照明改修等を行うとともに、
車椅子席の増設などを実施するものでございます。
なお、
札幌ドームの今後の活用につきましては、新たな
イベント等の誘致、
経費削減等を含む
経営改革など、さまざまな可能性を検討してまいりたいと考えております。
続いて、1枚おめくりいただきまして、上から
二つ目の
大倉山ジャンプ競技場着地斜面改修費でございます。これは、
ジャンプ競技場の
国際基準となる
国際スキー連盟、いわゆるFISの公認を維持するため、ランディングバーンの改修を行うものでございます。
次に、3段下の太字の
中央体育館改築費でございます。これは、建てかえを行う
中央体育館につきまして、
工事出来高に応じた
建物取得の負担金及び備品の購入等に係る経費でございます。
なお、開館は平成31年4月を予定しているところでございます。
◎佐藤
招致推進部長 それでは、
招致推進部の主な
レベルアップ事業を中心に説明させていただきます。
7ページの中段をごらんください。
初めに、太字の
冬季オリンピック・
パラリンピック招致費でございます。現在、
正式立候補前のIOCとの
事前協議を進めているところであり、
海外都市の
招致情勢などを踏まえながら、2026年大会への
正式立候補について見きわめていく予定でございます。
今回、
オリンピック・
パラリンピック招致に計上した予算は、
正式立候補の有無にかかわらず、今後必要と考えられる予算を計上したところです。このうち、上から
二つ目の
冬季オリンピック・
パラリンピック招致費でございます。これは、
オリパラ教育の
充実強化に向けて、
札幌オリンピックミュージアムへ訪問する学校数を30校から45校へ拡大するなど、招致に向けた
機運醸成を図る
PR活動やIOCとの
対話ステージに係る協議及び
国際会議への出席等に要する経費でございます。
また、その下の
施設計画調査費は、
冬季オリンピック・
パラリンピック計画の更新及び
追加検討に取り組むものであり、
開催経費の縮減に向けた
概要計画の
ブラッシュアップに係る費用でございます。
次に、一番下の太字の
ラグビーワールドカップ2019
大会開催準備費でございます。これは、先月の4月30日に行われた明治大学対
帝京大学戦の
テストイベントなど、
札幌開催に向けた準備や
都市装飾などの
機運醸成を図る
PR活動のほか、
宝くじ収入を財源とする
組織委員会への
負担金等でございます。
次に、8ページ一番上の太字の東京2020
オリンピック・
パラリンピック開催準備費でございます。これは、昨年度に引き続き、
組織委員会との協議など
札幌開催に向けた準備を行うものでございます。
続いて、その下の
スポーツ振興基金造成費でございます。これは、東京2020
オリンピック・
パラリンピックの
札幌開催に向けて、新たに配分されることになった
宝くじ財源を次年度以降の支出に備えるため、
スポーツ振興基金に造成するものでございます。
○
佐々木みつこ 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
◆よ
こやま峰子 委員 6ページの
市民運動広場用地整備費の1,300万円のところです。
この間、私は現地を見てきたのですが、前と違って立入禁止の表示が出ていて入れなくなっているのですけれども、この1,300万円は、どのような調査で、いつごろから調査を始めるのか、お聞きします。
◎山田
スポーツ部長 委員にもご案内だと思いますが、
市民運動広場につきましては、下に埋まっているものを調査するとか、有識者の皆様からのご意見などをいただきながらさらに調査検討をするための費用でございます。
◆よ
こやま峰子 委員 調査検討
委員会の費用も含まれているということですね。
◎山田
スポーツ部長 そのとおりでございます。
◆よ
こやま峰子 委員 土壌調査は、実際にはいつごろから始めるのでしょうか。
◎石川
スポーツ局長 これまでもご答弁してきたとおり、土地の下にはいわゆる規制外の有毒物が入っていまして、それが地下水によって漏れ出ないかどうかというのは、これまで数年間、モニタリング調査をやってきています。この経費というのは、例年どおりのモニタリング調査を行う経費と、昨年度、再度、専門家会議を立ち上げることにしましたので、その会議運営に伴う経費を合わせて1,300万円ということで計上させていただいています。
◆よ
こやま峰子 委員 しつこいですが、いつごろからそれを始めるのかということをお聞きしたかったのです。着手の時期はいつごろですか。
◎山田
スポーツ部長 6月以降をめどとしております。
◆村上ひとし 委員 7ページの
ラグビーワールドカップ2019
大会開催準備費で、4月30日に明治大学と帝京大学の試合がテスト開催されたということですが、新しくこの辺が課題だということは何かあったのですか。
◎吉田
国際大会担当部長 今、4月30日の
イベントの検証ということで明治大学と帝京大学両校の学生からヒアリングを実施しているところですが、具体的な大きな課題というのは今のところ出てきておりません。照明などについては、まだ調整が終わっておりませんので、今後、調整していく中で、よりよいテレビ映りだとか、選手にとっていい環境づくりを進めていきたいという状況でございます。
◆村上ひとし 委員 選手はもちろんですが、コーチや監督など、明治や帝京の方たちが実際にどのように感じてプレーできたのか十分聞きとることが大事だと思いますので、その点、よろしくお願いします。
○
佐々木みつこ 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐々木みつこ 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午後3時38分
再 開 午後3時39分
――――――――――――――
○
佐々木みつこ 委員長 委員会を再開いたします。
最後に、経済観光局の
理事者紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎小西 経済観光局長 この後、順次、農業
委員会の会長及びそれぞれの部長から
自己紹介をさせていただきます。
(
理事者自己紹介)
◎小西 経済観光局長 それでは、経済観光局の事務概要につきまして、各部長からご説明申し上げます。
◎田中 産業振興部長 経済観光局関連の事務概要につきまして、お配りした資料に基づいてご説明いたします。
まず、経済観光局の機構でございます。
1ページから4ページにかけて、産業振興部、観光・MICE推進部、雇用推進部、農政部、中央卸売市場、農業
委員会事務局の順に記載しております。
次に、5ページからが
事務分掌でございます。
5ページから7ページが経済観光局、8ページは農業
委員会事務局となっております。9ページは農業
委員会委員名簿、10ページは農業
委員会の概要でございます。
平成30年度の経済観光局の事業につきましては、11ページから20ページになりますが、本日は、11ページのA3判横の資料、経済観光局の計画と平成30年度の主な
取り組みに基づき、事業を実施する上で指針となるビジョンなどをご説明した後、今年度の主な
取り組みについて各部長よりご説明いたします。
まず初めに、経済観光局に関するビジョンなどを説明いたします。
資料の左側をごらんください。
最初に、全市的な計画といたしまて、札幌市の最上位計画である
まちづくり戦略ビジョンでは、
まちづくりの分野を七つに分け、その一つとして経済を位置づけております。また、人口減少の緩和の方向性を示したさっぽろ未来創生プランの基本目標の一つに安定した雇用を生み出すという目標を設定しており、経済分野の施策がこのプランの推進に向けて大きな役割を担っております。
次に、経済観光局においては、産業振興に係る計画である札幌市産業振興ビジョンを、社会経済情勢の変化に対応するため、昨年1月に改定いたしました。ビジョンの二つの目的、雇用の場の確保・創出、企業・就業者の収入増加を達成するため、観光、食、環境(エネルギー)、健康福祉・医療、IT・クリエイティブの五つを本市経済の成長を牽引する重点分野と定めるとともに、中小・小規模企業への支援、新たな企業の創出、人材への支援の三つの横断的戦略により産業振興を図ることとしております。
また、今回のビジョンでは、目的に沿って二つの数値目標を設定しております。一つ目は、市内従業者数を平成33年に90万人にするものです。道外への転出超過数の改善や、全国平均よりも低位にある市内の女性や高齢者の有業率の向上などで目標を達成したいと考えております。
二つ目は、市内企業の売上高を平成33年に16兆8,500億円にするものです。先ほどご説明いたしました横断的戦略の効果的な実施や重点分野の積極的な振興により、年間1%の上昇を目指したいと考えております。
観光の振興については、平成25年度に札幌市観光
まちづくりプランを策定し、地域の魅力あふれる
まちづくりと観光振興を一体的に進める観光
まちづくりという考え方に基づき、地域経済の活性化に向けて取り組んでおります。ただし、プランで掲げる11項目の数値目標のうち5項目が達成済みとなったことから、近年、観光を取り巻く環境が急激に変化している中で、これらの変化に的確に対応した観光施策を展開するため、本年3月にこのプランの改定を行ったところでございます。
都市型農業の振興につきましては、昨年1月に策定した第2次さっぽろ都市農業ビジョンに基づき、担い手対策や遊休農地の解消、地産地消の推進など、生産現場の喫緊の課題に対応し、札幌の農業の持続的発展を図ってまいります。
中央卸売市場については、北海道の拠点市場として、食料基地である北海道のポテンシャルを最大限活用して市場の活性化を図る市場活性化ビジョンと、経営の健全化を図り、持続可能な市場運営を行うとともに、時代の要請にも的確に対応することを目的とした市場
経営改革プランを同時に実行していくことで、持続可能な強い市場づくりを推進してまいります。
続きまして、資料の右側をごらんください。
平成30年度予算の中から、各部の主な
取り組みを掲載してございます。事業名に二重丸がついている事業は平成30年度の
新規事業、丸がついている事業は
レベルアップ事業となっております。
初めに、産業振興部の主な
取り組みについてご説明いたします。
まず、産業振興ビジョンの重点分野である環境(エネルギー)に関する
取り組みといたしまして、市内のものづくり企業向けの支援である新製品・新技術開発支援事業に独自のメニューを設け、この分野に関する製品や技術の開発、販路開拓などを重点的に支援してまいります。
次に、横断的戦略である中小・小規模企業への支援に関しましては、円滑な資金調達を支援する中小企業金融対策資金貸付金におきまして、産業振興ビジョンの重点分野への低利な融資制度である札幌みらい資金の融資対象に女性の活躍推進等に取り組む中小企業等を追加しております。また、事業革新支援資金の融資対象に事業承継に取り組む中小企業者等を加えるほか、小規模事業資金や小口資金などにより運転資金や設備資金などの必要な資金を供給してまいります。
最後に、新たな起業の創出に関する
取り組みといたしまして、企業立地促進事業におきまして、人材面などの札幌の強みを生かし、本社機能、IT企業、健康・医療・バイオ関連企業などの誘致に取り組むとともに、立地促進に関するホームページを活用していくなど一層のPRに努めてまいります。
◎知野 国際経済戦略室長 私から、国際経済戦略室の主な
取り組みについてご説明いたします。
産業振興ビジョンの重点分野であります食に関する
取り組みとして、食品海外販路拡大支援費では、海外展示会への出展等により販路拡大を支援するほか、海外拠点運営費では、新たに台湾において食品海外コーディネート事業を実施いたします。
次に、健康福祉・医療に関する
取り組みとして、医療関連産業集積促進費では、医療に関連する新たな産業の集積に向けて関係機関との連携によりフォーラムを開催するほか、北海道大学の先端医療研究と連携を図る企業に対する補助などを実施いたします。
最後に、IT・クリエイティブに関する
取り組みといたしまして、IoT推進コンソーシアム事業費では、AIやIoTなどの先端技術を活用した新たなビジネスの創出に向けて産学官の連携によるコンソーシアムを運営するほか、高度IT人材の育成や先端技術を活用した実証事業を行う企業に対する補助を実施いたします。
◎森 観光・MICE推進部長 私から、観光・MICE推進部の主な
取り組みについてご説明申し上げます。
まず、1点目の観光客受入環境整備費でございますが、富裕層誘致の
取り組みと連動いたしまして、市内宿泊施設が行う富裕層受け入れ環境整備への補助制度開始のほか、新たに整備いたしました大通東2丁目の暫定駐車場への誘導を含めた観光バス対策等を引き続き行ってまいります。
2点目の市内周遊バス運営費でございますが、
外国人観光客の市内周遊環境整備の一環として、都心部のホテルとモエレ沼公園等の郊外の観光地を循環する周遊バスをモデル的に運行いたします。
3点目のMICE施設整備費でございますが、新たなMICE施設の整備基本計画につきましては、パブリックコメントを経まして5月中に策定いたします。今年度は、MICEの開催に必要な設備や動線などといった機能の詳細な検討や運営に係る民間活力導入の可能性の調査を行うものでございます。
4点目の民泊制度
管理費でございますが、民泊事業者からの相談や届け出に加えまして、市民からの問い合わせや通報などに対応するため、北海道と連携しながら住宅宿泊事業法の施行前に札幌市民泊総合窓口を開設いたします。
◎金谷 雇用推進部長 続きまして、雇用推進部の主な
取り組みにつきましてご説明いたします。
まず、1点目の女性の多様な働き方支援窓口運営費につきましては、エルプラザに、育児と仕事の両立不安など女性が抱える悩みの解決に向けて支援をしてまいります窓口を開設し、女性がそれぞれの希望に合った働き方を実現できるようサポートしてまいります。
2点目の女性社員の活躍応援事業費につきましては、札幌商工会議所と連携いたしまして女性社員の新たな採用や定着に向けた社内環境改善などに取り組む企業をロールモデルとして創出するとともに、事例集を作成いたしまして女性の活躍推進に向けた企業の理解を深めてまいります。
3点目の就業サポートセンター等事業費につきましては、北区サンプラザ内にございます就業サポートセンターと各区にございますあいワークの運営につきまして、段階的に民間事業者に委託し、一体的に実施していくことによりまして連携を強化し、区における就労支援の底上げを図ってまいります。
◎中田 農政部長 私からは、農政部の主な
取り組みについて説明させていただきます。
まず、1点目の食料産業・6次産業化支援費につきましては、6次産業化に取り組む場合に必要となる施設
整備等を支援する、全額、国費による補助事業で、西区の農地所有適格法人が整備する加工、販売、市民交流のための施設について補助されることが内定しております。
2点目のさっぽろ夢農業人育成支援費でございますが、これは、新規就農者の所得を確保して経営の定着を図る農業次世代人材投資事業による資金の交付などにより新規就農者の自立を支援するほか、女性農業者の活躍支援として、経営力向上や生産・加工販売などの技術習得のための研修の開催、女性農業者間のネットワークづくりなどに努めてまいります。
◎片貝 中央卸売市場長 最後に、私から、中央卸売市場についてご説明申し上げます。
中央卸売市場経営活性化プロジェクトに基づく
取り組みといたしまして、次の事業を行います。
まず、1点目の新たな経営展望の策定でございますが、国による卸売市場法改正が予定されており、それに伴い、当市場における取引ルールを取りまとめている業務規程を改正することとなりますので、その改正と連動させながら活性化ビジョンと
経営改革プランを見直し、両者が一体となった新たな経営展望の策定を進めてまいります。
2点目の市場施設設備の整備でございますが、ガスヒートポンプ室外機など
老朽化に伴う設備機器の更新を行います。
3点目の道内連携の
取り組みでございますが、道内生鮮食品の産地である市町村や卸売市場と連携し、市場に初入荷された、例えば夕張メロンなどの旬の食材のプロモーションや、市民向けの一般開放
イベントにおいて道内市町村PRコーナーを設置するなどの
取り組みを引き続き行います。
○
佐々木みつこ 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
◆恩村一郎 委員 2点ありますが、まず、1点目は、国際経済戦略室の関係で、今、道がハワイ州と姉妹州となっていますね。そういった部分で、札幌市は、それに対して道と一緒にするということはないのだろうかということです。
もう1点は、観光・MICEのほうですが、市内周遊バスの具体的なプランは既にでき上がっているのかどうか、その点について伺いたいと思います。
◎知野 国際経済戦略室長 ハワイ州との
取り組みですね。今のところ、道からも一緒にという要請はないので、特に考えておりませんし、予定もございません。
◆恩村一郎 委員 いずれを見ていても、結局、いろいろな部分で札幌がかなり中心的な部分を占めてくるように見られるのですが、ただ向こうから来るのを黙って見ているのか、道から言ってくるのを待っているだけなのかなという思いがしたのです。
◎森 観光・MICE推進部長 市内周遊バスの運営についてのお尋ねでございました。
現在、仕様書をまとめている段階でございますが、まず、現段階では、とりわけ市内の都心部、ホテルの3カ所ぐらいから発着させたいと思っています。今回は、最終がモエレ沼公園でございまして、その途中にはさとらんどもございますので、さとらんど、モエレ沼公園、そして、サッポロビールも候補として挙がっております。
どちらにしましても、これから入札を行う状況下で、運賃、それから、各施設でのプレミア感等々もこれから検討する段階でございまして、7月から10月ぐらいまでの間で60日間ぐらい連続して行いたい、このように思っているところでございます。
◆恩村一郎 委員 今のバスの件ですが、最近よく聞くのは、バスのドライバーが非常に不足していて、
札幌ドームもバスに関してはやめたいといった声を盛んに聞きますけれども、既に調べられていると思いますので、事業者の反応はどうなのでしょうか。
◎森 観光・MICE推進部長 実際に、この企画をする前の段階で、市内大手のバス会社や旅行代理店とも話をさせていただいておりますが、興味を示すところが既に2〜3ございます。また、これは1日に何十便も出すわけではなく、恐らく5往復、7往復程度で、1台から2台のバスで回しますので、この事業に関してだけで言いますと、バスが足りない、または運行ができないような状況ではございません。
◆前川隆史 委員 医療関連産業集積促進費ですが、フォーラムの概要等については煮詰まってきたのか、わかる範囲で教えていただければと思います。
◎知野 国際経済戦略室長 今年度は3回を想定しておりまして、札医大の再生医療、それから、北大からも一つテーマを見つけて、あとは総括的なものかなという段階で、今決まっているのはこのぐらいです。
◆前川隆史 委員 ということは、前年度と合わせて大体5回で着地する予定というイメージですね。
○
佐々木みつこ 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐々木みつこ 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
以上で、本日の
委員会を閉会いたします。
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閉 会 午後3時59分...