それから、
債務負担行為のほうは、72ページで
説明がございましたけれ
ども、
中継ポンプ場関係で、具体的な
工事としては、
自家発電エンジンの更新ということになります。それから、
変更では、
管路布設等事業ということで、
限度額を24億円、つまり16億円ほどふやすということですが、これにつきましては、
老朽管対策として2件、管の
改築として3件、
軟弱地盤の管の入れかえで1件、
道路事業等、ほかの
事業に関する
移設等がございますので、それについて5件、
雨水対策、これは
拡充管を入れたり
専用管を入れたりという部分ですけれ
ども、これについては2件、
下水道整備と
水質改善ということで3件となっております。また、
施設に関するものですが、豊平の
汚泥処理機械設備撤去というもので1件、合計して17件で16億2,300万円を
限度額として増額することになっております。
◆
松浦忠 委員 国の
交付金が
減額になったということですが、
地方自治法に
市長が
予算を計上するときのことがそこに詳細に書かれておりまして、確実な
収入が見込めるものを
予算に計上するとなっているわけです。10億円を超える国の
補助金が
減額になるということは、1億円ぐらいならまだわかるけれ
ども、10億円といったら、見込みがなくて、国との事前の話の中で、国が、どうしようかな、話を聞いておくわと言ったぐらいのやつをもう大丈夫だと上げたのか、それとも、国が、間違いなくちゃんと
採択してあげますよ、こういうものを上げて、結果としてそれが
採択してもらえなかったことなのか、その辺のことについて
説明をいただきたいと。これが
一つです。
それから、
二つ目は、
処理場の停電のときの
補助電源として持っている
自家発電機の
エンジンですが、どういう
理由で取りかえるのか、これを
説明していただきたいと思います。
◎
加藤 経営管理部長 今、
委員からご
指摘がございましたとおり、
収入につきましては、翌
年度、確実に見込めるもの、確からしさを上げるといった
意味で、そのように見積もるべきものというふうに私
どもも思っております。ただ、
国庫交付金につきましては、国の
予算編成スケジュールとの
関係もございまして、今回のように
予算額と実際の
確定額に乖離が生じることが多いものかと思います。
また、どういう
やりとりの結果かということについての
質問がございました。
ご存じかとは思いますが、例年、翌
年度の
予算を決める際、夏場に
省庁が
財務省に要求するに当たって、
地方の
状況なりを補足するといった
意味で、我々の立場としては
概算要望という表現をしておりますけれ
ども、それを行わせていただいて、その後、
やりとりを踏まえた上で、12月に本
要望という形で
数字を出させていただいております。こちらについては、
平成29
年度の
予算を立てる上でも、それ以前までの
年度と同じようなスタンスで私
どもは調整させていただいたところでございます。
◎
鈴木 処理担当部長 二つの
ポンプ場の
自家用発電設備の
エンジンを更新する
理由でございます。
両
ポンプ場とも、
北電が停電したとき等の非常時のために
自家用発電設備を設けております。いずれの
設備も設置から現在で40年以上経過したものでございまして、構成する
使用部品が
製造を終了しているものばかりでございます。そのため、
部品の交換による
対応で、今後、機能の
維持が難しいと判断したことから、故障した場合の影響も考慮いたしまして、早急な
改築が必要と判断しております。
◆
松浦忠 委員 今の
説明を聞いていると、時系列的に言うと合わないのではないかな思います。国は、年数は正式に記憶していませんけれ
ども、少なくともここ数年は、12月末には国の
予算をそれぞれ内閣として取りまとめて、
閣議決定して、そして年内に発表するわけです。以前は、12月30日ぐらいでぎりぎりになって取りまとめるというようなことなどありましたけれ
ども、今はそんなに遅くならないで、ちゃんと予定どおり発表しているわけです。
一方、
札幌市の
予算は、
市長が査定するのは1月中過ぎてからですが、ことしの
市長査定はいつから始まりましたか。
局長、これを答えてください。
◎高松
下水道河川局長 1月15日の週から始まっております。
◆
松浦忠 委員 そうすると、当然、国のほうは年末に終わっているわけです。年末に終わると、少なくとも
採択になるのかならないのかということについては、少なくとも
閣議決定の1週間ぐらい前には
財務省が取りまとめて
端数整理とか何かをやっていると思います。そうすると、各
省庁の中の
担当部局では、これは
採択になる、ならないというやつはわかるわけです。
国土交通省の中には
下水道局がなくて
下水道部ですが、部でわかるわけです。そうすると、
札幌の分はどれが乗ってどれが乗らぬかというやつがわかるわけですね。
なぜ私がこのことを
指摘するかといったら、数年前に学校の
増改築の
関係で、絶対に大丈夫だよと言って
債務負担行為で入札までして、
契約直前に金がつきませんよということになって、
議会でも、これは国のほうに問題があるのではないかという
指摘をして、市のほうも、あるいは
議員も、それぞれの党派を通じて働きかけをして、それが復活されて
契約に至ったという事件がありました。
それを踏まえると、こういうことになるというのは、
地方自治法で
予算の
編成まできちんと書かれている、どう見積もって
編成して
議会に提出するかと書かれていることが守られていなくて、安易にやっているのではないかと。法令を遵守してやることによって日本の国も成り立っているし、
地方議会も
札幌市議会も
札幌市もそれで成り立っているわけですよ。そういう点からいったら、そういうことは極めて重大な問題ですよということを厳しく
指摘しておかなきゃいかんなと思っています。これが
一つです。
それから次に、40年以上経過して
部品がないからという
発言が今ありました。新しい
部品を
製造している
期間は、一体どこまであるのですか。40年もたって、41年からはないのですか。これを答えてください。
◎
鈴木 処理担当部長 部品を
製造している
期間というご
質問でございます。
今回、
改築を対象としております
エンジンにつきましては、1974年から稼働しているものでございまして、2016
年度までの
経過年で42年でございます。それらの
エンジンにつきましては、1986年にメーカーとしての
製造を中止しております。
製造中止後、現在で30年経過しておりますが、今回の
エンジンにつきましては、
平成13年に
部品の
製造が終了されているということでございます。
◆
松浦忠 委員 まず
一つは、
エンジンは、一体、何時間稼働しましたか。
◎
鈴木 処理担当部長 2カ所の
エンジンがありまして、そのうち1カ所は約1,100時間です。これは、実運転と試運転を兼ねておりまして、両方足して1,100時間で、もう1カ所のほうは210時間でございます。
◆
松浦忠 委員 二つの問題があると思います。
一つは、
製造物責任法というのができて、
部品の
製造者は、会社が倒産しない限り、10年間、
部品を供給しなければならないと期限が決められております。ここが
一つあります。
それから、もう
一つは、今、210時間、1,100時間というのがありました。この
エンジンは、何万時間までが
エンジンの性能として保障されているのですか。
◎
鈴木 処理担当部長 その
質問に関して、私
どもでは資料を持ち合わせてございません。
◆
松浦忠 委員 私が
議員になってから、
エンジン、
電気の
ケーブル、
配電盤といったものについて、国の
外郭団体、
下水道にかかわっている
財団法人なんかが
一つの
基準を出している、それを適用しているという
発言が
質問すると返ってきておりました。
例えば、
ケーブルなんかでしたら、
絶縁が決められた数値よりも悪くならない限り、変える必要はないのです。何十年
電気を通しても、
電線は減らないのですよ。
それから、
エンジンについて言うと、我々が乗っている自動車もそうですけれ
ども、長く
エンジンを運転していると一番
最初にあらわれてくるのは、
シリンダーと
ピストンとの間のすき間を埋めるのに
リングというのが入っています。この
リングが減って、オイルと言われている
潤滑油が
燃焼室に入って、青い煙から
黒煙になってきます。そうするとどうするかといったら、昔は
リングを取りかえると。そして、もうちょっと精密にするならば、今はすっぽり抜けて取りかえられるようになっていますけれ
ども、
シリンダーを削って、一回り大きな
ピストンを入れるという
対応です。
そういうことからいったら、今回、これでかえるというのは安直過ぎるなと。どこまで使ったら交換しなければならないかという
機器の経年による
管理をきちんとしなければだめだということは以前から私は
指摘しているのです。これが全く行われていない、それで安易に40年だからって。逆に言えば、40年前のものは今よりもっともっと使えるのです。
なぜ使えるかといったら、皆さんもご承知のように、今は小さな
電子計算機が組み込まれております。その
電子計算機の回路の中心が
基盤と呼ばれています。
電気が漏電してショートしないよう、
絶縁物を上に流しております。この
絶縁物が
電線の熱と酸素によって
化学変化をして、
絶縁が悪くなってショートします。10年以上たっていると、この
基盤は
製造物責任法でつくりませんよということになって、全部、それをかえなければいかぬ、これが今の
機器の最大のもったいなさなのです。
ところが、40年前のやつはそういうものを使っていませんから、例えば、
部品をつくっていなくても、だめな
部品をちゃんと工場に持っていけば、そういうものをつくってくれるのです。そうしたら、40年前のものほど半永久に使えるということなのです。したがって、もったいないから、もう一回、私も反対しないけれ
ども、それを外して、予備にでもちゃんと保管して置いておいたほうがいいですよ。
このことを
指摘して、終わります。
○
成田祐樹 副
委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
成田祐樹 副
委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、
討論を行います。
討論はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
成田祐樹 副
委員長 なければ、
討論を終了いたします。
それでは、
採決を行います。
議案第55号を可決すべきものと決定することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
成田祐樹 副
委員長 異議なしと認め、
議案第55号は、可決すべきものと決定いたしました。
次に、
議案第51号
平成29
年度札幌市
一般会計補正予算(第5号)中
関係分を
議題といたします。
初めに、
下水道河川局関係分について、
理事者から
補足説明を受けます。
◎
加藤 経営管理部長 私から、
議案第51号
平成29
年度札幌市
一般会計補正予算(第5号)のうち、
下水道河川局関係分について
補足説明させていただきます。
初めに、
歳出予算でございます。
議案の29ページの第7款
土木費のうち、第3項
河川費をごらんいただきたいと思います。
河川費では、
国庫交付金の
内示減に伴いまして、
河川整備費3,100万円を
減額補正いたします。
続きまして、
議案30ページの第2表
繰越明許費補正をごらんください。
繰越明許費の
追加分といたしまして、第7款の
土木費のうち、第3項
河川費がございます。こちらは、
補償物件の
移転作業が
冬期間となるなど、
事業の
年度内執行が困難であると見込まれるため、翌
年度に4,500万円の
事業費を繰り越すものでございます。
○
成田祐樹 副
委員長 それでは、
下水道河川局関係分について
質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
成田祐樹 副
委員長 なければ、
下水道河川局関係分の
質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午後1時25分
再 開 午後1時26分
――――――――――――――
○
成田祐樹 副
委員長 委員会を再開いたします。
次に、
建設局及び
都市局関係分について、
理事者から
補足説明を受けます。
◎
元木 総務部長 議案第51号
平成29
年度札幌市
一般会計補正予算(第5号)のうち、
建設局関係分について、
議案に基づきましてご
説明させていただきます。
初めに、
歳出予算からご
説明させていただきます。
議案の40ページ、41ページをごらんください。
第7款
土木費のうち、第2項
道路橋りょう費についてでございます。
今回の
補正は、
道路橋りょう費として6億6,700万円の
減額を行うものでございますが、その
内訳といたしまして、国の
補正に伴う
事業費の
追加分が6億8,500万円ある一方で、
国庫支出金の
内示額が当初
予算より少なかったことに伴います
減額分が13億5,200万円ございまして、その
差引額を計上するものでございます。
まず、第2目
道路維持費についてでございますが、
右側の41ページの
説明欄に
記載のあります
舗装等整備費におきまして、
国庫支出金の
内示減分として2億5,300万円の
減額を行うものでございます。
次に、その下の第4目
道路新設改良事業費につきましては、同じく、
右側41ページの
説明欄の
一つ目の
交通安全施設整備費及び
三つ目の
道路橋りょう整備費におきまして、
国庫支出金の
内示減分として4,440万円及び4億3,560万円の
減額をそれぞれ行うものでございます。また、
二つ目の
道路改良費において5億3,500万円を
追加いたしまして、
札幌環状線など4
路線におけます
電線共同溝整備等を実施するものでございます。
次に、その下の第5目
街路事業費のうち、
一つ目の
街路改良費2億6,800万円の
減額につきましては、
国庫支出金の
内示減分として4億1,800万円を
減額いたします一方で、1億5,000万円を
追加いたしまして、西7丁目通の
電線共同溝整備を行うものでございます。また、
二つ目の
街路橋りょう整備費につきましては、
国庫支出金の
内示減分として2億100万円の
減額を行うものでございます。
なお、
歳出予算の
補正に伴いまして、
歳入予算についてもあわせて整理し、
補正を行っております。
続きまして、
議案の44ページの
繰越明許に関する
調書をごらんください。
まず、
追加分といたしまして、第7款
土木費のうち、第1項
土木総務費、第2項
道路橋りょう費及び第6項
公園緑化費がございます。また、
右側の45ページの下の表になりますが、
変更分といたしまして、第7款
土木費のうち、第2項
道路橋りょう費がございます。
追加分、
変更分、いずれも
事業の
年度内執行が困難であると見込まれますことから、翌
年度に
事業費を繰り越すものでございます。
最後に、
議案46ページの
債務負担行為に関する
調書をごらんください。
上の表の一番下にある
街路新設改良と、下の表の3段目の
舗装等整備及び4段目の
道路新設改良につきましては、
早期に
工事発注することにより、
施工時期の
平準化を図るため、それぞれ
追加、
変更するものでございまして、いわゆるゼロ市債と呼んでいるものでございます。
◎佐藤
住宅担当部長 私から、
議案第51号
平成29
年度札幌市
一般会計補正予算(第5号)のうち、
都市局住宅担当部関係分について
補足説明いたします。
42ページをごらんください。
第7項
建築費の第1目
市営住宅管理費及び第2目
市営住宅建設費につきましては、
市営住宅の
改修費及び
解体費に対する
国庫支出金の充当が確定したことに伴い、それぞれ1億4,100万円と2億5,500万円を
追加するものであります。
続きまして、
繰越明許費に関する
調書の44ページをごらんください。
第7款
土木費の第7項
建築費のうち、
市営住宅整備、
市営住宅建設及び
市営住宅建設(29〜30)につきましては、国の
補助決定が
年度末近くであることなどから、
事業の
年度内執行が困難であるため、翌
年度に繰り越すものであります。
◎大島
建築部長 私からは、
議案第51号
平成29
年度札幌市
一般会計補正予算(第5号)のうち、
建築部関係分についてご
説明いたします。
42ページをごらんください。
第4目
建築計画費につきましては、
市有建築物の計画的な
保全を一元的に実施しております
保全推進事業費において、
事業の
執行状況に応じて不要となった6億円を
減額するものでございます。
◎小島
建築安全担当部長 私から、
建築指導部関係分についてご
説明いたします。
同じく、42ページをごらんください。
第3目
建築指導費につきましては、予定しておりました
民間建築物の
耐震改修工事が翌
年度以降に見送られたことなどから、2億7,100万円の
歳出を
減額し、これに合わせて
国庫支出金1億3,900万円の
歳入を
減額するものであります。
続きまして、45ページをごらんください。
第7款
土木費のうち、第7項
建築費につきましては、既に着手しています
民間建築物の
耐震設計の進捗のおくれにより、完了が翌
年度になることから、500万円を繰り越すものであります。
○
成田祐樹 副
委員長 それでは、
建設局及び
都市局関係分について
質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
成田祐樹 副
委員長 なければ、
建設局及び
都市局関係分の
質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午後1時33分
再 開 午後1時35分
――――――――――――――
○
成田祐樹 副
委員長 委員会を再開いたします。
次に、
討論を行います。
討論はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
成田祐樹 副
委員長 なければ、
討論を終了いたします。
それでは、
採決を行います。
議案第51号中
関係分を可決すべきものと決定することにご
異議ございませんか。