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札幌市議会
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2017-11-29
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平成29年(常任)総務委員会−11月29日-記録
平成29年(常任)厚生委員会−11月29日-記録
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札幌市議会 2017-11-29
平成29年(常任)総務委員会−11月29日-記録
取得元:
札幌市議会公式サイト
最終取得日: 2021-04-26
平成
29年(
常任
)
総務委員会
−11月29日-
記録平成
29年(
常任
)
総務委員会
札幌市議会総務委員会記録
平成
29年11月29日(水曜日) ──────────────────────── 開 会 午後1時28分 ―――――――――――――― ○
伴良隆
委員長
ただいまから、
総務委員会
を開会いたします。
報告事項
でありますが、かんの副
委員長
からは、欠席する旨、連絡がございました。 なお、本日
審査
を行います
陳情
第247号の
提出者
から資料の
提出
がございましたので、お手元に配付しております。 それでは、議事に入ります。
陳情
第247号
札幌
市の「
ごみ
」
処理量
の
削減策
に関する
陳情
を議題といたします。
陳情
第247号は、本日が初
審査
ですので、
提出者
から
趣旨説明
を受けるため、
委員会
を暫時休憩いたします。 ―――――――――――――― 休 憩 午後1時28分 再 開 午後1時45分 ―――――――――――――― ○
伴良隆
委員長
委員会
を再開いたします。 それでは、
質疑
を行います。 ◆
村松叶啓
委員
ただいまの
陳情
の
要旨
は八つありまして、まず、全体にかかわるものである
要旨
の1番目から3番目について
質問
させていただきたいと思います。 昨今、地方自治体の
事業コスト
を
削減
し、より質の高い
サービス
を提供するには、
民間事業者
との連携も有効であると考えられます。また、
札幌
市においても、厳しい
財政状況
の中、各
事業
の
実施
や
施設
へ
投資
をする場合、これまで以上に効率的で
効果
的な
事業
の
実施
が求められております。
大量生産
・
大量消費
型の
社会経済活動
を背景とした
大量廃棄物
型の
社会
の
形成
、
温室効果ガス
による
地球温暖化
問題、
天然資源
の枯渇の懸念など、さまざまな
環境
問題がございます。現在、
策定作業
が進められております第2次
札幌
市
環境基本計画
において、
資源
を持続可能に
活用
する
循環型社会
の
実現
を目指すとのことであります。
そこでまず、最初の
質問
ですが、
陳情要旨
の1番について、
廃棄物処理
における
民間事業者活用
の
事例
、その
考え方
をお伺いいたします。 ◎
三上
環境事業部長
民間事業者活用
の
事例
、そして、その
考え方
についてというご
質問
でございます。
一般廃棄物
の
処理
は、
廃棄物処理法
により、原則として市町村に義務づけられておりますが、近年、特定の物品につきましては、その特性に応じた
各種リサイクル法
が施行されてきており、その中で、
民間部門
が
リサイクル
の重要な受け皿となってきております。
札幌
市では、まず、新聞、雑誌、段ボールについて、
集団資源回収
の
奨励金
の
増額
や
回収ボックス
の増設などを行った上で、
平成
23年4月より雑がみの
収集対象
から除外したところでございます。続きまして、
平成
25年10月から
使用済み小型家電
の
無料回収
を開始しておりまして、一部のスーパーマーケットや
家電量販店
、区役所など合計36カ所ほどで
回収
を行っておりますが、その再
資源化
につきましては
民間
の
認定事業者
が担っている
状況
でございます。あわせて、
民間
の
認定事業者
は、みずから設置した16カ所の
資源回収拠点
において
小型家電
を取り扱っている
状況
でございまして、
札幌
市としても、
各種広報媒体
を通じてこのことを
市民
に積極的にご紹介させていただいております。さらに、
平成
26年10月からは、
リユース
を目的として、
クリーニング店
などで
古着
の
無料回収
を開始しております。このように、
札幌
市では可能な場合には
民間事業者
の
活用
を行っております。しかしながら、
民間事業者
では採算の
観点
から
回収
できない地域や取り扱えない
品目
も出てきますので、
市内全域
を
対象
とした漏れのない
サービス
を提供するには難しいところもございます。 以上のことを踏まえて、
現時点
では
札幌
市が
収集
や
処理
をしている
資源物
につきまして、引き続き国の
動向
や
民間事業者
の
状況
などを把握しながら、
民間事業者主体
で
回収
や再
資源化
できるかについて
研究
してまいりたいと考えております。 ◆
村松叶啓
委員
リサイクル
や
リユース
においては、
民間
に任せられるものは
状況
を見ながら任せてきたということでありまして、また、今後もそういったものを広めていけるか、
研究
を進めていきたいというようなことだったかと思います。 次に、
陳情要旨
2番と3番の再
資源化
や
リサイクル
に関する
省エネルギー
、
処理施設
への
投資
についての
札幌
市の
考え方
を伺います。 ◎
三上
環境事業部長
再
資源化
や
リサイクル
に関する
省エネルギー
、
処理施設
への
投資
についての
札幌
市の
考え方
というご
質問
でございます。
札幌
市は、
環境負荷低減型資源循環社会
の
構築
を目指して、スリムシティさっぽ
ろ計画
において
環境
、
経済
、
社会
の
三つ
の
基本方針
を掲げ、これら
三つ
の
視点
を考慮した上で
札幌
市の
ごみ減量
や
リサイクル
に取り組んでおります。まず、
環境
の
側面
では、発生する
ごみ量
を
低減
するとともに、
ごみ処理
に伴う
環境負荷
をできる限り少なくすることを目指し、
経済
の
側面
では、
費用
対
効果
を十分考慮し、かかる
費用
を最小限に抑えるよう努め、
社会
という
側面
では、
市民
・
事業者
・
札幌
市の
協働
による
ごみ
の
減量
・
リサイクル
の
取り組み
を
推進
しているところでございます。 したがいまして、
陳情要旨
2と3についても、
環境
、
経済
、
社会
の
三つ
の
視点
から、
ごみ
の
減量
・
リサイクル
に向けて、再
資源化
のあり方や
処理施設整備
の適否について判断しているところでございます。 ◆
村松叶啓
委員
次に、
要旨
4番の
事業系紙ごみ
の
減量
というところで聞いていきたいと思います。
循環型社会
の
実現
を目指すという
観点
から、
廃棄物等
を貴重な
資源
や
エネルギー源
として有効
活用
し、
天然資源
の
消費
を
抑制
することが求められております。紙に関しては、
古紙
を
回収
し、
リサイクル
することで、
木材資源
の節約や
廃棄ごみ
の
減量
につなげることができると考えられております。一方で、
札幌
市の
清掃工場
で受け入れている
事業系一般廃棄物
のうち約3割が
紙ごみ
でありますが、これらは
焼却処分
となり、
リサイクル
されず、
資源消費
の
抑制
や
廃棄ごみ
の
減量
につながらないと考えます。 そこで、お聞きしますが、
清掃工場
で
焼却処分
されている
紙ごみ
の
減量
に向けて、
札幌
市は
事業者
にどのような
働きかけ
をしているのか、お伺いいたします。 ◎
新津
清掃事業担当部長
清掃工場
で
焼却処分
されている
紙ごみ
の
減量
に向けて、
事業者
にどのような
働きかけ
をしているのかについてでございます。
小規模事業所
が集まる
商店街等
に対しましては、
平成
23年度から、各店舗の
古紙
を一まとめにすることで
リサイクル回収
につなげる
商店街古紙回収事業
に取り組んでおり、これまで
市内
10区28
商店街
に広がり、
平成
28年度1年間で約670トンの
古紙
が
リサイクル
されたところでございます。また、
古紙
の
保管場所
を確保するために、
平成
24年度から
古紙回収ボックス
の
設置費用
に対する上限20万円の
補助制度
を開始し、
平成
27年度には、
商店街
だけではなく、
オフィスビル
にも
対象
を拡大させております。 さらに、大
規模事業所
または
小規模事業所
が集まる大
規模建築物
につきましては、毎年
報告義務
のある
減量計画書等
に基づき、具体的な
紙ごみ
の
リサイクル活動
を
提案
する見える
化支援
を
平成
28年度から開始したところでございます。これまで437件に
提案
し、
紙ごみリサイクル
の
実践
につなげてきているところであり、さらに、
平成
31年度までに1,000件
程度
の
提案
を目指しているところでございます。 ◆
村松叶啓
委員
札幌
市としても
事業者
に対して
リサイクル
の
働きかけ
を行っているということでございましたが、
天然資源
の
消費
の
抑制
といった
観点
からは、極力、
リサイクル
できるものは
リサイクル
していく必要があると思います。 そこで、現在、
清掃工場
で
リサイクル
可能な
紙ごみ
を受け入れているのはなぜかということをお聞きしたいと思います。 ◎
新津
清掃事業担当部長
清掃工場
で
リサイクル
可能な
紙ごみ
を受け入れている理由についてでございます。
市内事業所
の約8割を占める
小規模事業所
は、
リサイクル
可能な
紙ごみ
の
排出量
が少量または
一定
ではない場合が多いところでございます。単独で
リサイクル
を進めることが難しいこれらの
小規模事業所
においては、
清掃工場
に搬入せざるを得ない
状況
にございます。
札幌
市は、スリムシティさっぽ
ろ計画
におきまして、
ごみ減量
や
リサイクル
を掲げております。これからも、先ほど申し上げました
商店街古紙回収事業
などによりまして
事業者
への
紙ごみ
の
リサイクル
を
啓発
、
推進
し、
清掃工場
に搬入される
紙ごみ
がさらに減少するよう進めてまいりたいと考えております。 ◆
前川隆史
委員
先ほど、
札幌
市の「
ごみ
」
処理量
の
削減策
に関する
陳情
について、
池田
さんよりるるご
説明
をいただきましたが、
ごみ
の
減量
、
処理量
の
削減
ということでは、我が党もこれまでいろいろ取り組んでまいりました。先ほどの
部長
のご答弁にもございました
クリーニング店
での
古着
の
回収事業
など、
市民
を巻き込んだ
取り組み
も訴えているところでございますので、大変共感するところでございます。 そこで、簡潔に伺います。
陳情
にもありましたが、
札幌
市では、今、
容器包装プラスチック
をどのように
処理
されているのか、まず、お伺いいたします。 ◎
三上
環境事業部長
容器包装プラスチック
が
札幌
市でどのように
処理
されているかというご
質問
でございます。
札幌
市では、
日本容器包装リサイクル協会
に委託し、再
商品化
を
実施
しております。現在、
容器包装プラスチック
を
分別収集
している
政令指定都市
の全てが国の
指定法人
である
日本容器包装リサイクル協会
に委託しており、
札幌
市もこの
協会
を
活用
して再
商品化
を行っているところでございます。
平成
28年度は、
市民
が分別排出した
容器包装プラスチック
約2万9,000トンのうち、51%がパレットなどに
材料リサイクル
されたほか、49%が
コークス炉
の
化学原料
などに
リサイクル
されているところでございます。 ◆
前川隆史
委員
化学原料
として
リサイクル
されているという
お話
でした。 そこで、
陳情
にございましたように、
コスト
をかけて
化学原料
にするよりも
発電用材料
として利用するほうがいいのではないかという
お話
についてはどのように考えているか、
最後
にお伺いいたします。 ◎
三上
環境事業部長
コスト
をかけて
化学原料
とするより、
発電用材料
として利用されることの
いかん
についてという
質問
でございます。
コスト面
だけを重視すると、確かに
発電用材料
としての利用も考えられるところでございますが、
現時点
におきましては、
循環型社会
の
形成
に向けた
リサイクル
を進めることが肝要と考えております。
容器包装プラスチック
の再
商品化手法
につきましては、
化学原料化
よりも
優先順位
が高い
材料リサイクル
の
割合
をふやすよう国に要望しており、今後も引き続き、より質の高い
リサイクル
、
資源効率性
、
コスト
の
低減
を
意識
した
技術
や
仕組み
の
検討
を進めるよう、国に対して
働きかけ
を行ってまいりたいと考えております。 ◆
伊藤理智子
委員
私からは、
陳情要旨
の6番目の生
ごみ
のことについて何点か
質問
させていただきます。 まず、スリムシティさっぽ
ろ計画
では、2016年度の
家庭
から出る生
ごみ量
は9万5,756トンで、2012年度と比べて1万7,821トンの減少となったと書かれております。5年間で約1万7,000トンの生
ごみ
を減少できた
要因
をどのように分析しているのか、お聞きしたいと思います。 ◎
三上
環境事業部長
生
ごみ減量
の
要因
をどのように分析しているかというご
質問
でございます。
札幌
市といたしましては、燃やせる
ごみ
の中で大きな
割合
を占める生
ごみ
の
減量
に向けて、捨てる前の
水切り
や
食品ロス
の
削減
を呼びかける
キャンペーン
などの
普及啓発
に重点的に取り組むとともに、各
家庭
における生
ごみ堆肥化
の
支援
を
実施
してきたところでございます。生
ごみ減量
の大きな
要因
ですが、これらのさまざまな
取り組み
に対して
市民
一人一人が真摯に受けとめ、
ごみ
の
減量
に取り組んでいただいた結果によるものと考えております。 ◆
伊藤理智子
委員
市民
一人一人が本当に奮闘されてきたことや、さまざまな
取り組み
を行ってきたということですが、私も、今まで
本市
が
主体
となって取り組んできた生
ごみ資源化システム実証実験
や
分別生ごみ資源化事業
で生
ごみ
を
資源化
していくという
市民
の
意識
の醸成が、生
ごみ
を減少してこられた大きな
要因
の
一つ
となっていると思っております。生
ごみ
の
資源化
について、
市民
と一緒に取り組むことで、
環境意識
や生
ごみ
を
減量
していこうという
意欲
が広がって、
取り組み
が前に進んできたというふうに考えます。
本市
では生
ごみ減量
・
資源化
に関する
関心度
、
実践度等
について2014年度に
アンケート調査
を行っておりますけれども、これを見ますと、生
ごみ
を
堆肥化
することが
ごみ
の
減量
に有効であると思っていると答えている
市民
が8割を超えています。一方で、今後、
堆肥化
に取り組む予定はないと答えている方も59.1%と約6割近くにもなっているということです。 先ほど、
陳情提出者
からも、助成している
事業
の
活動
や結果についてフィードバックしていないとか、生
ごみ
について
基本
は
資源
だということをもっと
周知
してほしいという
お話
がありました。こういうことを見ても、生
ごみ
の
資源化
について、
市民
がさらに
意識
を高めて
主体
的に
取り組み
を進めていくためには、やはり、
札幌
市がイニシアチブを発揮してそうした
事業
を進めていくことが重要だというふうに思いますがいかがか、伺います。 ◎
三上
環境事業部長
札幌
市が主導して生
ごみ
の
資源化事業
に取り組んでいくべきなのではないかというご
質問
でございます。 先ほど
説明
させていただきましたが、
札幌
市では、
ごみ
の
減量キャンペーン
の中で、
水切り
、そして
食品ロス
の
削減
を呼びかけるなどの
普及啓発
に重点的に取り組んでいるとともに、生
ごみ堆肥化
の
相談窓口
の開設あるいは
堆肥化器材
の
購入支援等
を行っているところでございまして、引き続きこういったことに取り組んでまいりたいと考えております。 ◆
伊藤理智子
委員
食品ロス
の
削減
や生
ごみ
の
水切り
、
市民
が個別に取り組む
堆肥化器材
の
購入支援
や、さらに
環境教育
も行っていくと聞いておりまして、これも非常に大切な
取り組み
だということは私も理解しております。しかし、これだけで生
ごみ
の
減量
が本当に進んでいくのかと、やはり、
資源
としてきちんと
活用
していくことが大切だと思います。
環境基本計画
のコラムには、
減量
するだけではなくて、発生してしまった生
ごみ
は飼料や
堆肥
といった
資源
として利用する、あるいは、
メタン発酵
により
エネルギー
や
液肥
、
堆肥
として利用すると書いております。生
ごみ
の
資源化
を進めていく上で、とても大切な
視点
だと思います。
本市
が率先して生
ごみ
を
資源化
できる
技術
を持っている
研究者
や
専門家
、
民間
の
事業者
に
補助制度
などの
支援
を行い、
液肥
や
堆肥
、
バイオエネルギー
などの
資源化
の
取り組み
を進めていくことを考えるべきだと思いますがいかがか、伺います。 また、
CO2
を
削減
するという大きな
目標
を達成するためには、
本市
が本気で生
ごみ
を
減量
するという姿勢を示すべきであり、
循環型社会
を
実現
するためにも、生
ごみ
を
資源化
していくための
施設
を整備することも
検討
していくことが必要だと考えますがいかがか、伺います。 ◎
三上
環境事業部長
生
ごみ
の
資源化
の
技術
に関して
民間
に対する
補助金交付
の
いかん
、
資源化施設
の建設に向けての
札幌
市の
考え方
というご
質問
だと思います。 生
ごみ
の
資源化技術
は、
堆肥化
のほか、
バイオガス
など新しい
技術
が開発されているところでございまして、
札幌
市としても新しい
資源化技術
について関心を持っております。引き続き、
民間
の
技術
の
動向
や他都市の
状況
の
情報収集
に努めてまいりたいと考えております。 ◆
伊藤理智子
委員
地球温暖化
の影響で、
世界各地
で
異常気象
による洪水や干ばつなどの
自然災害
が多くなっており、北海道や
札幌
での
自然災害
も、今までに経験したことがないくらいふえている
状況
です。こうした中で、
CO2削減
は喫緊の
課題
であり、
CO2削減目標
を立てて
計画
を進めている
環境局
が
危機感
を持って先頭に立って
取り組み
を進めていくことが重要だと考えます。
本市
の
ごみ
の
減量
や
資源化
、
再生可能エネルギー
などの
取り組み
に対し、
専門家
や
研究者
、
技術
を持った
事業者
などにも力をかりるなど、さらに
循環型社会
を進めていくために、ぜひ、
本市
の
本気度
が伝わる
取り組み
を
市民
、
事業者
などと協力して積極的に進めていただくことを強く求めて、私の
質問
を終わります。 ◆
石川佐和子
委員
札幌
市の
ごみ処理量
を
削減
するための方策について、
陳情
を
提出
された
池田
さんからたくさんご
提案
があったと思います。 私は、その中で、5番目のことについて
質問
したいと思います。 先ほど
池田
さんにお伺いしましたところ、
札幌
市に対するお気持ちとして、
ごみ
を減らす
意欲
を持ってもらいたいという
お話
でした。それは
市民
に向けてもそうだと思いますが、ここ10年くらいの
家庭
からの
排出ごみ量
を見てみましたら、2012年と2013年が前年より若干増加しておりましたけれども、それ以外は着実に減少しておりまして、
札幌
市の
ごみ減量
に係る
取り組み
の
実績
として、私は
一定程度
の評価ができるのではないかというふうに感じております。 しかし、
札幌
市としては、さらなる
循環型社会
の
構築
に向け、2R、いわゆるリデュース、
リユース推進
の
観点
から、
資源物
を含めた
ごみ
の
排出量削減
を進めることを
課題
の
一つ
としていると認識しております。国におきましても、
リサイクル
を含めた3Rの中で2Rを優先する
取り組み
を
推進
していくことを第3次
循環型社会形成推進基本計画
においても示しているところであります。
札幌
市は、今後、これらの
課題
をどのように解決していくのかということについて、
池田
さんがおっしゃるように、
収集
を
民間資源回収業者
に任せていくことも
一つ
あるのではないかというふうに私は思います。 現在の
収集
ですが、
家庭
から出される瓶・缶・
ペットボトル
のほとんどは
行政回収
で、一升瓶などの
リターナブル瓶
の一部が
集団資源回収
されております。
行政回収
される瓶の中には
リターナブル瓶
も混入しておりまして、
パッカー車
による瓶・缶・
ペットボトル
の
混合収集
という中で、いろいろな対策をしているにもかかわらず、瓶は割れてしまうことが多くて、
カレット
にもならない
残渣
が30%
程度
あると業界の方から聞いております。一般的に、
リターナブル瓶
は、省エネまたは
CO2削減
にも
効果
があって、2R
推進
の
観点
からも、割らないで
収集
し、繰り返し使用することが重要だと思います。
札幌
市も、
市民
に向けて
リターナブル瓶回収
の
周知
に取り組んでいることは承知しておりますが、まずは
集団資源回収
でしっかり
収集
できるよう取り組むことが重要だというふうに考えるところです。 そこで、
札幌
市における
リターナブル瓶
の
回収量
はどの
程度
なのか、その
実績
と、
リターナブル瓶
の
回収量
をふやすための
取り組み
をどのように進めているのか、伺います。 ◎
三上
環境事業部長
リユース瓶
の
回収量
をふやすための
取り組み
をどのように進めてきたのか、
回収量
の
実績
も含めてというご
質問
だと思います。 1点目の
リユース瓶
の
回収量
をふやすための
取り組み
についてでございますが、
平成
26年度には、
リユース瓶
のほか、
金属類
、
布類
3
品目
の
回収促進
を図るため、
回収業者
及び問屋に
働きかけ
、少量でも引き取る体制を築くとともに、
実施団体
に対して住民への
周知
を呼びかけてきたところでございます。また、
平成
27年度からは、
平成
26年度の
実績
と比較して、
リユース瓶
、
金属類
、
布類
の3
品目
につきましては、
回収量
が増加した団体に対して
回収量増加分
1キロ当たり7円の
奨励金
をインセンティブとして付与することで
回収意欲
を高めてきたところでございます。
リユース瓶
の
回収量
の
実績
については、
金属類
と
布類
については
回収量
が増加いたしましたが、
リユース瓶
については
流通量
が著しく減少している
状況
もございまして、
平成
26年度は138トン、
平成
27年度は134トン、
平成
28年度は128トンと減少しております。 ◆
石川佐和子
委員
資源
として
収集
していく上で、3
品目
について加算したり、さまざまな
取り組み
を行っているけれども、
回収量
の
実績
としては減っているという
状況
はわかりました。 全国的にも瓶の
活用
の
仕組み
がだんだんなくなっている中で、
環境
省においては、瓶の
活用
に向けて、大都市でも瓶を
活用
できるような実験も行っていると聞いております。
収集ベース
で言いますと、
札幌
市の瓶・缶・
ペットボトル
の中の半分は瓶が占めている
状況
にありますし、2R優先の
考え方
からいきますと、
リターナブル瓶
を
カレット
にして
リサイクル
するのではなく、
リユース
できるような
仕組み
をしっかりと確立することが重要だと思います。
市民
の皆さんが
資源物
として出したものが
埋め立て処分
の
残渣物
となるのではなくて、
残渣率
を減らしていくことも大事だと思います。こうした
問題点
は、この間、2013年の
予算特別委員会
においても指摘させていただいたところであり、そうしたところから、このたび答弁していただいた
奨励金
の
増額
といった
取り組み
に進まれているというのは、とてもよいことだと思います。 ただ、今後、
循環型社会
の
推進
、2Rを進めていく上においては、
リターナブル瓶
を生かす
取り組み
をさらに考えていかなければいけないと思うところでありますけれども、その点についてはいかがか、伺います。 ◎
三上
環境事業部長
リユース瓶
を生かす
取り組み
についてのご
質問
でございます。
リユース瓶
は、
ワンウエー瓶
に比べて
環境負荷
の少ない省
資源
、
省エネルギー
に資するすぐれた
容器
であるというふうに認識しております。このことから、流通している
リユース瓶
が適正に再利用されるよう、引き続き、
集団資源回収
における
リユース瓶
の
回収促進
に向けた
普及啓発
に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆
石川佐和子
委員
最後
に、要望になります。 先ほど申し上げた2013年の
委員会質疑
においても、瓶の
収集
について、
リターナブル瓶
と
ワンウエー瓶
を含めた全ての瓶を、例えば、実験的に
一つ
の区で
民間
によって
集団資源回収
するなど、検証をしてはいかがかということも求めてまいりました。
家庭
から出される瓶は、97%が適正に出されておりまして、
協力率
も一番高く、そうした瓶が
残渣物
とならないような
仕組み
をしっかりと
検討
していただきたいと思います。こうした
民間事業者
との
協働
による
分別収集
の
検討
をさらに進めていただきたいということを強く求めて、私の
質問
を終わります。 ○
伴良隆
委員長
ほかに
質疑
はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○
伴良隆
委員長
なければ、
質疑
を終了いたします。 ここで、
陳情
第247号の
取り扱い
についてお諮りいたします。
取り扱い
は、いかがいたしますか。 (「
継続
」と呼ぶ者あり) ○
伴良隆
委員長
それでは、
陳情
第247号を
継続審査
とすることにご
異議
ございませんか。 (「
異議
なし」と呼ぶ者あり) ○
伴良隆
委員長
異議
なしと認め、
陳情
第247号は、
継続審査
とすることと決定いたしました。 以上で、
委員会
を閉会いたします。 ―――――――――――――― 閉 会 午後2時16分...
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