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  1. 札幌市議会 2017-03-03
    平成29年(常任)建設委員会−03月03日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成29年(常任)建設委員会−03月03日-記録平成29年(常任)建設委員会  札幌市議会建設委員会記録            平成29年3月3日(金曜日)       ────────────────────────       開 会 午前10時1分     ―――――――――――――― ○飯島弘之 委員長  ただいまから、建設委員会を開会いたします。  報告事項は、特にございません。  それでは、議事に入ります。  最初に、議案第50号 平成28年度札幌市一般会計補正予算(第6号)中関係分、議案第51号 平成28年度札幌市土地区画整理会計補正予算(第2号)及び陳情第243号 3・2・10環状通(福住・桑園通〜西12丁目線間)電線共同溝新設工事にかかる工事発注の中断を求める陳情の3件を一括議題といたします。  陳情第243号は、本日が初審査ですので、提出者から趣旨説明を受けるため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午前10時2分       再 開 午前10時59分     ―――――――――――――― ○飯島弘之 委員長  委員会を再開いたします。  質疑に先立ち、理事者から、議案の補足説明を受けます。 ◎元木 総務部長  議案第50号 平成28年度札幌市一般会計補正予算(第6号)のうち、建設局関係分につきまして、議案に基づき、説明させていただきます。  歳入歳出予算につきましては、建設局関係分補正項目はございませんので、繰越明許費債務負担行為の補正についてご説明させていただきます。  初めに、議案書の30ページの繰越明許費に関する調書をごらんください。
     まず、追加分といたしまして、表の一番下の7款 土木費のうち、1項 土木総務費、2項 道路橋りょう費及び6項 公園緑化費がございます。また、右側の31ページの下の表になりますが、変更分といたしまして、7款 土木費のうち、2項 道路橋りょう費がございます。追加分、変更分、いずれも事業の年度内執行が困難であると見込まれますことから、翌年度に事業費を繰り越すものでございます。  続きまして、議案書の32ページの債務負担行為に関する調書をごらんください。  まず、上の表の追加分の下から2段目に自転車保管場所等整備がございますが、早期の契約が必要なため、追加するものでございます。  また、その下の街路新設改良と下の表の変更分の1段目にある道路新設改良につきましては、早期に工事発注をすることにより施工時期の平準化を図るため、それぞれ追加、変更するものでございまして、いわゆるゼロ市債と呼んでいるものでございます。 ◎高川 総務部長  同じく、一般会計補正予算(第6号)のうち、下水道河川局関係分について補足説明させていただきます。  初めに、歳出予算ですが、議案書の24ページ、25ページをごらんください。  7款 土木費のうち、3項 河川費でございます。1目 河川費では、右側になりますが、25ページの説明欄に記載のとおり、河川整備費8,900万円を追加して、雁来川において洪水を防ぐために治水整備事業を行います。  なお、この財源は、国庫支出金4,700万円、市債4,200万円を充てることといたします。  続きまして、議案書30ページの繰越明許費に関する調書をごらんください。  追加分として、7款 土木費のうち、3項 河川費がございます。こちらは、補償物件移転作業が冬期間となるなど、事業の年度内執行が困難であると見込まれるほか、ただいま申し上げた追加の補正予算分も含めて、翌年度に事業費を繰り越すものであります。 ◎鈴木 市街地整備部長  私からは、まず、一般会計補正予算のうち、都市局関係分についてご説明いたします。  24ページの7項 建築費でございますが、1目 市営住宅管理費につきましては、市営住宅外部改修費等の減額に伴い、6億7,200万円を減額するものでございます。  続いて、26ページの2目 市営住宅建設費でございますが、国庫支出金追加交付に伴う市営住宅の解体費の増などに伴い、1,200万円を追加するものであります。  次に、28ページに移りまして、11款 諸支出金の2項 他会計繰出金につきましては、土地区画整理会計で実施しております東雁来第2地区土地区画整理事業において、工事費などの減に伴いまして不用額が見込まれることから、4億円を減額するものであります。  続いて、繰越明許費に関する調書の30ページでございます。  7款 土木費のうち、7項 建築費につきましては、国の補助決定が年度末近くになることから、事業の年度内執行が困難であると予想されますので、翌年度に繰り越すものでございます。  次に、債務負担行為に関する調書の32ページでございますが、都市局関係分は、市営住宅運営管理費でございまして、市営住宅の修繕にかかわる費用が見込みを上回ったことで、既に設定している債務負担行為の変更を行うものでございます。  続いて、33ページの議案第51号 平成28年度札幌市土地区画整理会計補正予算につきまして説明いたします。  34ページをお開きください。  土地区画整理会計の歳入及び歳出につきましては、東雁来第2地区土地区画整理事業の工事費の減により、それぞれ4億円を減額するものであります。 ○飯島弘之 委員長  それでは、議案2件及び陳情に対し、一括して質疑を行います。 ◆村山拓司 委員  私から、環状通の整備の必要性について簡潔に質問させていただきます。  昨年の12月、環状通の6車線化に疑義をお持ちの方からの陳情2件については、環状通の整備の必要性交通量の推計の妥当性について議会において議論した上で、この2件を不採択としたところであります。  私も委員会での審議内容などを確認したところでありますが、交通量推計の考え方、そして、環状通の整備の必要性については、確認できたところであります。  また、この審議の中で、環状通については、昭和40年に都市計画決定しているとのことでありましたが、この決定から既に50年が経過していることになります。50年前の決定をそのまま踏襲しているものではないと考えますが、これまで6車線の必要性についてどのように検証してきたのか、お伺いします。 ◎山形 まちづくり政策局総合交通計画部長  これまでの6車線の必要性の検証についてでございますが、環状通を6車線とすることにつきましては、これまで約10年ごとに4回実施しておりますパーソントリップ調査におきまして、その都度、必要性を確認しているところでございます。第4回の平成18年パーソントリップ調査では、道央都市圏の約10万人からのアンケート結果と人口減少を見込んだ将来人口予測等を踏まえまして、環状通につきましては、3万5,000台程度の将来交通量となることを確認しております。その結果、6車線が必要となっております。 ◆村山拓司 委員  環状通の6車線の必要性については、これまでの4回のパーソントリップ調査で検証してきているとのことであります。  環状通については、札幌市総合交通計画を初めとして、さまざまな計画に骨格幹線道路として位置づけられております。この環状通骨格幹線道路としての位置づけや6車線と決定していることについては、行政だけではなく、有識者や市民などを交えて議論してきたことと思いますが、どのような場で何を決定してきたのか、伺います。 ◎山形 まちづくり政策局総合交通計画部長  環状通位置づけや6車線とすることについて、どのような場で何を決定してきたのかということでございます。  先ほどご説明いたしました第4回パーソントリップ調査におきましては、交通を専門とする学識経験者北海道開発局、北海道、北海道警察、各自治体等で構成される道央都市圏総合都市交通体系調査協議会を平成18年に設置しております。この協議会におきまして決定した将来交通の予測手法を用いまして将来交通を算定し、パブリックコメントの意見を踏まえた上で平成22年に都市交通マスタープランを策定しており、環状通につきましては道央都市圏骨格幹線道路位置づけられております。  また、このマスタープランを踏まえ、札幌市におきましては、交通を専門とする学識経験者市民委員などで構成される札幌市総合交通計画策定委員会を設置、議論し、パブリックコメントも実施した上で札幌市総合交通計画を策定しております。この計画におきましても、環状通につきましては札幌市の骨格幹線道路位置づけております。  環状通を6車線として都市計画決定していることにつきましても、学識経験者市議会議員市民委員等で構成される都市計画審議会にお諮りし、同意を得た上で、平成24年に決定しているものでございます。 ◆林清治 委員  私からも、陳情第243号について、また、議案第50号の一般会計補正予算の関係分中、都市局関係市営住宅運営管理債務負担行為の変更について、2点質問していきたいと思っております。  最初に、陳情第243号についてであります。  環状通の南19条西7丁目から西14丁目あたりは、実は私も山鼻地区の南側に長く住んでいたこと、また、数年前までは両親が住んでいた関係もあり、さらに、就職して月寒や菊水に住んでいるときには山鼻地区の西側や手稲区への通勤に自家用車で使っていた、そうした道路でもありまして、多少思い入れもある中で、簡潔に質疑させていただきたいなと思います。  最初に、都心部通過交通量抑制効果という部分で質問します。  昨年12月、陳情2件と同じ時期に、環状通費用便益、いわゆるビー・バイ・シーについての住民監査請求が提出され、一部却下、その他については棄却する監査結果となっております。先ほど来、話が出ているとおり、これまで2回、交通量ビー・バイ・シーについても委員会の中で質疑をしているところなので、具体的な内容、数字等は省略して質問していきたいと思います。この結果については、市のホームページ上でも公開されておりまして、確認してみましたが、環状通整備目的については、第1次緊急輸送道路であること、そして、都心部への不必要な通過交通の抑制である、そういったことでありました。  そこで、最初の質問ですが、環状通の整備は、都心部通過交通抑制にどのような効果があると考えているのか、お伺いしたいと思います。 ◎山形 まちづくり政策局総合交通計画部長  都心部通過交通抑制にどのような効果があるかというご質問でございます。  環状通の整備によりまして、環状通と交差し、南北方向で都心につながる福住・桑園通や国道230号などの交通量については、環状通内側交通量約5,000台が環状通に転換するものと推計しております。また、環状通と並行する東西方向北1条通や大通などの交通量においては、環状通内側の道路の交通量約6,800台が環状通に転換すると推計しております。  なお、整備による交通転換の事例といたしましては、平成4年度に4車線から6車線への拡幅整備をいたしました新川通では、整備前後の交通量を比較すると、並行道路である札幌新道下手稲通などから約1万3,000台の交通量が転換していることを確認しております。  したがいまして、このような幹線道路の整備は、周辺道路から相当量の交通転換を促すものでございます。環状通につきましては、現在83%の区間で整備を終えておりまして、残る未整備区間の整備により、環状通の効果が最大限発揮されることとなります。通過交通の減少量について、都心部に限定して算定はしていないものの、推計の結果、環状通内側交通量が減り、都心部通過交通の抑制には十分に寄与するものであると考えてございます。 ◆林清治 委員  ただいまの答弁で、環状通の整備により、都心部通過交通の抑制に効果があることは、具体的な数字や事例からも説明がございました。  その事例の中で、新川通の話にも触れておりました。今、私は北区ということで新川通も使いますけれども、やはり、整備されたことによる交通のスムーズさを実感しているところでございます。  そして、先ほど述べたように、月寒や菊水地区から山鼻地区へ車で移動する際、本来であれば南22条橋を渡って南22条通を通るのが一番近かったのです。しかし、あそこは、ご存じのとおり電車通でありまして、大変道幅も狭く慢性的な交通渋滞がありました。そして、積雪期になると、ほとんど時間が読めないといった状況もありました。あるいは、幌平橋を渡って中央区に入っていくと、あそこは中島公園で大きく迂回しなければいけない。そして、南14条の行啓通は、商店街ということもあって本当に車はスムーズな通行ができない。そうした状況の中で、どうしても環状通を使うことが多かったです。そういう形で、多くの方も、豊平川を越えて中央区または西区へ、手稲区へと移動する際には、現実的にほとんど環状通を通行することが中心になっているのかなというふうに私は思っているところでございます。そして、環状通の豊平川の東部分は、昭和47年に整備が終わっており、橋を渡って中央区に入ると車線減少となり、そこから石山通まで大変渋滞も多くありました。環状通の拡幅には大いに期待していたところでもございます。  実は、きのうも、夜ではありますが、用事があり、この事業区間を車で通行してまいりました。8時を過ぎていましたが、東側から走行していくと、やはり、石山通の交差点では右折する車が3台、左車線は歩行者がいて4台も5台もとまっている、そうした状態の中で直進車両はずっとその信号を待たなければいけない、そうしたことが夜8時台でもありました。そして、宅配のトラック等もとまっていたりして車線が減少している事例も日常茶飯事です。夜の8時台でもそういう形ですので、朝夕の通勤ラッシュ時間は本当に大変なのかなというふうに思っております。  そのような中で、環状通の現在事業中の区間については4車線と右折レーンとすることを提案している方もいると聞いておりますが、この提案をどのように考えておられるのか、お伺いしたいと思います。 ◎山形 まちづくり政策局総合交通計画部長  4車線と右折レーンの提案についてどのように考えているかということでございます。  環状通は、本市の骨格道路網位置づけられ、道央都市圏全体の交通体系上、非常に重要な路線の一つであり、これまでのパーソントリップ調査からも6車線が必要であるという結果になっております。その上で、提案のございました4車線プラス右折レーンとした場合の環状通と国道230号との交差点について将来交通量を用いて検討を行いましたが、右折車が多いことから右折レーンにおさまらない車が直進車線まで並ぶこととなり、直進車線が1車線しか確保できないという結果となっております。  現状におきましても、この交差点では右折車が多く、直進車線が1車線しか確保できない状況もあり、朝夕ピーク時では約100メートルの渋滞が発生しております。このため、4車線プラス右折レーンでは、現状と同様に1車線しか確保できない状況となりますことから、円滑な交通を確保できず、環状通の効果が十分発揮できなくなるものと考えております。 ◆林清治 委員  ただいまご答弁いただきました。  私は、今、都心部に出てくるときに創成川通をよく使うのですが、あそこも、片道3車線で、右折できるところには右折車線もついていますけれども、こういう中でもやはり渋滞が問題化されている状況でございます。当然、右折できるところで右折車線に入った車は、走行の中心ラインまで含めて、本当に通行の障害になっているという事例が出ております。  創成川通の改変もこれからの議題になってきますが、そういう状況の中で、今言った環状通のこの部分は、確かに地域にお住まい、沿線にお住まいの方々にはいろいろなご意見もあるとは思いますけれども、私は、やはり、交通の面で6車線化することが望ましいのかなというふうに思っております。まして、この問題となっている事業区間以外のほとんどはもう既に6車線で整備済みであります。また、一部で車線減少というのは、交通渋滞を呼び、ドライバーのストレスにも大きな影響を与えています。ストレスと事故との因果関係も、今、いろいろなところでさまざま研究が進められ、この関係性というのはかなり高いと言われている状況でもあります。  さらに、この事業には電線共同溝新設工事も含まれております。この工事による無電柱化で歩道のバリアフリー化も進みますが、歩道の幅員はほとんど変わりません。しかし、交通量の多い環状通では、自動車交通量の多いときには自転車も歩道を走行すると考えられます。きのう通行したときに気づいたのですが、土地取得が進んでいる西側はもう歩道が広くなっているのですが、まだ進んでいない石山通より東側は、やっぱり歩道が狭く、自転車と歩行者の安全を守るためにもこの工事を中断するべきではないと考えております。  そこで、小林土木部長にお聞きしますが、この議案等を含めて、この後の工事の進め方をどのように考えているのか、お聞きしたいと思います。 ◎小林 土木部長  環状通全体の中で残る部分の今後の進め方ということかと思いますが、現在事業中の区間としまして、西11丁目から西14丁目の区間は、今回、工事を発注したいということで、用地買収も96%まで進んでいる状況でございます。それから、西7丁目から西10丁目の区間につきましては、平成24年度に既に事業着手しておりまして、現在、用地買収を進めさせていただいているところでございます。残る区間につきましても、今現在、進めている事業中の区間の完了のめどがつき次第、順次、残る区間についても進めてまいりたいと考えております。 ◆林清治 委員  答弁をありがとうございました。この部分は、これからもしっかりと取り組んでいただければいいなと思っているところでございます。  この陳情についての質問は、これで終わらせていただきたいと思います。  次に、議案第50号、一般会計補正予算の中で、都市局関係分市営住宅運営管理債務負担行為の変更について質問したいと思います。  これは、他の会派の代表質問でも、市営住宅の空き家と修繕戸数についての質疑がございました。この中で、一部不透明というか、不明確というか、若干わからなかった部分もあり、議案に係る内容でございますので、質問することとさせていただきました。  質疑の中で、未修繕の空き家が年度末に一時的に増加し、翌年度に修繕を行うとのことでありましたけれども、具体的に、今年度はどれぐらいの修繕対象の空き家が発生して修繕が行われたのか、伺いたいと思います。 ◎杉村 住宅担当部長  今年度に発生する修繕対象の空き家の戸数と実際の修繕戸数のお尋ねです。  今年度の修繕対象の空き家は、昨年度、平成27年度からの繰り越しを含めて年間トータルで約1,500戸と見込んでおりまして、そのうち、既に空き家募集に出したもの、次回の募集に出すものを合わせて約1,000戸の修繕を実施し、残りの約500戸を次年度の平成29年度に繰り越す見込みとなっております。 ◆林清治 委員  ただいまの答弁で、今年度は約500戸を次年度へ繰り越すという答弁がございました。  繰り越しが大変多くなっておりますが、これは、毎年度、これぐらいの数があるのか、また、なぜ全ての空き家を修繕することができないのか、お伺いします。 ◎杉村 住宅担当部長  繰り越しの数が毎年これくらいなのかということと、修繕できない理由についてでございます。  まず、繰り越しの理由としましては、年度末に近いところで一定期間に発生する空き家につきましては、もう年度末が近いので、工期の関係で当年度に修繕できずに次年度に持ち越すのが主な理由でございます。  また、東日本大震災東京オリンピック・パラリンピックといった関連工事に伴いまして、近年、工事の単価がちょっと上昇しておりまして、1件当たりの修繕費の単価で申しますと、5年前の平成23年度は1戸当たり50万円程度であったものが、今年度は67万円程度まで増加しております。  なお、この単価の上昇は、札幌だけではなく、当然、全国的なものでありまして、今申し上げた札幌市の単価は政令指定都市の中でも大体平均的な単価となっております。  さらに、近年、退去者数増加傾向にありまして、特に昨年度、平成27年度の退去者がかなり多くございまして、翌年度に持ち越す数は、5年前の平成23年度は100戸程度であったものが今年度は500戸となっております。ただ、これは一時的なものというふうに捉えております。  私どもといたしましても、未修繕の空き家の解消というのは非常に重要な課題と捉えておりますので、来年度は、当然、工期的に不可能なものは一部出てくると思いますが、それを除いて、可能な限り解消していきたいというふうに思っております。 ◆林清治 委員  今、答弁をいただいて、未修繕空き家が毎年500戸あるわけではなく、ここ数年増加してきた、そして、今年度は500戸となった、また、可能な限り解消を図っていきたいということでございました。  議案第50号を見ると、債務負担行為補正市営住宅運営管理費において約5億5,000万円の増額ですが、これは、その解消を図るための予算と考えてよいのでしょうか。  また、来年度は、どれくらい修繕を実施して、どれくらいの繰り越しが解消されると考えているのか、お伺いしたいと思います。 ◎杉村 住宅担当部長  来年度の修繕見込みということだと思います。  先ほどの質問にありました金額は、もちろんこのほとんどは市営住宅の修繕に充てる費用でございまして、林委員がお尋ねのとおり、この中から先ほどの積み残しの解消に充てるための費用を捻出する予定でございます。  繰り越し見込みの500戸に加えまして、来年度、新たに発生する見込みの修繕は、予算案ベースで900戸と考えておりまして、合わせて約1,400戸の修繕の実施により、ほぼ積み残しを解消できる見込みと考えております。 ◆林清治 委員  来年度でほぼ解消されるという答弁でございました。  これで、ひとまず安心ですけれども、今後も市営住宅入居希望者は増加する傾向が予想されております。できるだけ多くの希望者が市営住宅に入居できるように、計画的な修繕はもちろんですが、予算が不足した場合には可能な限り年度内補正も検討していただいて、速やかな改修、保全、そして、入居希望者に入居させることにもしっかりと取り組んでいただきたいなと思っております。  そのことを求めまして、質問を終わらせていただきます。 ◆前川隆史 委員  私からも、陳情第243号について簡潔に伺います。  今回の陳情書を見ますと、その理由のところに、これまで何度も質問してきているにもかかわらず、納得のいく回答を得られておりませんとございます。この件については、これまでも、この地域の方から幾たびも質問が寄せられ、やりとりもされているようでして、平成25年3定の代表質問では、当時の秋元副市長からも、ご理解をいただけるよう努めてまいりたいというような答弁があった、このように伺っております。  そこで、質問でございますが、そもそも、この間、疑問をお持ちの皆さんに対してどのように説明を行ってきたのか、伺いたいと思います。 ◎小林 土木部長  これまでどのような説明をしてきたのかというご質問にお答えさせていただきます。  平成24年5月に説明会を行いまして、それ以降、環状通の6車線化の必要性、あるいは整備効果、目的などについては、メールなどによる問い合わせに対する回答のほか、平成26年8月には、疑問をお持ちの方々が主催したシンポジウムの場でも説明を行っているところでございます。さらに、平成27年6月には、事業区間周辺環状通周辺の会館をお借りして、計4日間にわたり、職員が現地に常駐しまして個別にご意見を伺う場を設けるなど、丁寧に説明させていただいたところでございます。  また、お示ししました数値に関して、その根拠に関する質問を数多くいただきましたことから、考え方や根拠などを説明するほか、パーソントリップ調査の内容や将来交通量推計の考え方を取りまとめた第4回道央都市圏パーソントリップ調査報告書そのものも提供させていただきました。また、昨年11月には、数万行にも及ぶ将来交通量推計のもととなる数値データも提供し、このほか、費用対効果をあらわすビー・バイ・シーに関しても、先日、その根拠となるデータを提供させていただいたところでございます。 ◆前川隆史 委員  正直、一般のこういった事業でのいろいろな諸疑問への対応と比べますと、かなり手厚く対応されているなという印象を持ちました。また、昨年の議会におけるいろいろな審議内容等を見ても、それなりに納得できるものであるかなというふうに思っております。  そこで、最後の質問でございますが、現在事業中の区間について、先ほど林委員の質問でも若干触れておられましたけれども、市としてどのように考えているのかお伺いして、質問を終わりたいと思います。 ◎小林 土木部長  現在事業中の区間についてでございます。  今回、問題になっている当該工事の区間を含んでいる西11丁目から西14丁目の区間につきましては、既に用地買収は96%まで進んでいる状況でございます。一昨年の10月からは、電線共同溝の工事も既に進めているところでございます。事業効果の早期発現のために、平成29年度も予定どおり工事を進めることで考えております。  なお、疑問をお持ちの方々に対しましては、引き続き、ご理解をいただけるよう努めてまいりたいと考えております。 ◆松浦忠 委員  まず最初に、先ほど、陳情者に私の質問に対してるる答えていただきましたが、その中で、幾つか、おやと思うことがありました。それは、平成25年の第3回定例会の本会議で私が質問し、当時の秋元副市長が答えた、その内容とちょっと違うなということです。  まず、その違うなということは何か。当時、秋元副市長は、都心部の交通混雑緩和ということを言っております。具体に、都心部のどの路線で、どれだけの交通量がどう緩和されるかということが先ほどの話では何も明らかになっていない。少なくとも、私も、平成24年の都市計画審議会で委員をやったときも、今まで何の説明も全く受けておりませんでしたが、原田さんにいろいろ説明されて、本会議で質問しました。そして、先週の2月23日、宮崎さん、中川さんなど関係の方においでいただいて、吉岡副市長、佐藤担当局長、山形部長と、まず午前9時半から11時半まで、吉岡副市長もおられて話をする中で、皆さんは、都心部のそれらをいろいろ緩和する問題についてどうするか、そして、それを検討していくための基礎となる数値、また、新たに条件を設定して出た数値をもとに、さらに都心の路線はどこがどう緩和されるかというようなことについて、その後に検討すると言っているのです。  私がこれを聞いていて思ったのは、副市長が答弁したことは、異論のある方に十分説明に努めていく、説明に努めるという言葉というのは、どういうことかといったら、執行権のある皆さん方が、納税者に対して、憲法上、主権者と言われている市民に対して、ただ説明のしっ放しなんですよ。意見があっても、聞きおくだけなのです。資料も、あるものを出すだけなんです。しかし、この間、2月23日に、私が理解できないから双方集まってください、それぞれの相違点を話し合ってください、私も聞いて理解するようにしたいと。そして、やっていただいた結果、3月10日まで、どう条件を設定して、どう答えを導き出すかということについて2週間の検討期間をくださいという答えだったのですね。  そういうふうに、きちっと合理性のあることを検討しないで、一面的に、広い道路を外側につくれば、札幌市内に用事のない人はみんなそこへ行くよ、市内の人でも、例えば、わざわざ2〜3キロメートル戻って環状通に乗ってぐるっと向こうへ行くよ、そのほうが早いから、そういうことをしますと言っている。  いわゆる道路の車線と通行量ということですが、車を運転する人は、設定された条件で、自分はどうしたら目的地に速く行けるか、これを考えて選ぶのですね。先ほど、中川さんは、長い間、あの環状通に立って、子どもの通学時間帯は最も通勤者も車を運転して通る時間帯ですが、そのときに渋滞がないと言っているのです。そして、今、質疑を聞いていたら、林委員からは、昨夜通ったら、石山通の交差点で、現在、片側2車線ですが、右折、左折の車がいて、右折は対向の直進車がいるから曲がれないで3台とまっていた、左折は横断歩道を歩く人がいるからとまっている、直進ができないということでした。  そこで、お尋ねするのですが、私に対する平成25年3定での答弁書の起案は、当然、総合交通計画部が中心になって書いたと思いますけれども、平成25年3定当時、佐藤担当局長、山形総合交通部長はこの部署で仕事をされていたかどうか、まず、お伺いします。 ◎佐藤 まちづくり政策局都市計画担当局長  平成25年は路面電車担当部長でしたので、総合交通計画部にはおりました。 ◎山形 まちづくり政策局総合交通計画部長  平成25年当時は、雪対策室で計画課長でございました。 ◆松浦忠 委員  そこで、佐藤担当局長に伺うのですが、私の本会議での質問に対する答弁書の起案にかかわりましたか。
    ◎佐藤 まちづくり政策局都市計画担当局長  当時、いましたので、内容については私も見ております。 ◆松浦忠 委員  見たのはいいですけれども、私は起案するのにかかわりましたかと聞いているのです。 ◎佐藤 まちづくり政策局都市計画担当局長  当時の記憶が定かではないので、今はちょっとわかりません。 ◎若松 建設局長  当時は、都市計画担当局長を務めておりましたが、総合交通計画部長は、今、中央区におります山重部長でしたので、そのラインで答弁をつくり、市長勉強会でご了解を得てああいう答弁になった、そういう経緯でございます。 ◆松浦忠 委員  そこで、当時の若松担当局長、今は建設局長の若松さんにちょっとお尋ねするのですが、都心の渋滞を緩和すると答えてくれています。市長答弁として、市長代理として当時の副市長である秋元さんが答えてくれていますが、その都心部の渋滞緩和について、その当時、どういう検討をどの程度しようとしたのか、されていたのか、それについてお尋ねします。 ◎若松 建設局長  先ほどもご答弁申し上げましたように、今の道路の交通量については、札幌市内の道路網全体で考え、推計もそういう考え方に基づいてやっておりまして、ゾーンとしては確実に交通量の減少が見込まれる、そういうもとでああいう言葉で表現したというふうに考えております。 ◆松浦忠 委員  そこで、ビー・バイ・シー、いわゆる費用対効果ということがありますね。そうすると、ゾーンとして、例えば道路が10本あり、その外側に環状があるとして、今、10本の道路のうち、1番から10番までのそれぞれの道路は、その最大の混雑度のときに何%ぐらいで、この環状通の車線をふやすことで、外側に出てもらうことによってここが何%下がってというような検討をされましたか。 ◎若松 建設局長  ビー・バイ・シーの算定の方法については、環状通で言うと、今の環状通の区間を整備したとき、整備しなかったときの全市の各路線の交通量の変化を見て、その際の時間短縮効果を計算して、そういうものを積み上げて全体を出しております。それはコンピューターでやっておりますので、各路線について個々に検討しているわけではございません。トータルで推計している、そういうことでございます。 ◆松浦忠 委員  もう一つ基礎的なことを聞きたいのですが、国のほうでは、なぜ、道路について、道路までですよ、費用対効果などというものをするようになったというふうに認識しておりますか。 ◎若松 建設局長  やはり、厳しい財政状況の中で、公共事業においても国民の皆さん、市民の皆さんにその効果をお示しすることが必要だろうと、そういう背景があってのことだというふうに思っております。 ◆松浦忠 委員  ちゃんと認識されておりますね。  そうしますと、そういう認識のもとに費用対効果、ビー・バイ・シーが出てきたということになると、当然、札幌市も、この道路をどうするかということについて、東西南北の四つに分けて、縦横で全体にどれだけ交通量があるか、これをやることによって全体が何ぼ減るかというような、言ってみればそういう大ざっぱなことではなくて――背景に、いわゆる国民の税負担がある。今、1,000兆円を超える借金があって、札幌市も1兆円を超える多額の借金があります。これではもう難しくなってくるのでないか、財政破綻するのでないかと。こういう中から、やっぱり、一方でつくれという国民の要求に対して、そうは言っても大変だから、数値化して、そして、皆さん、ひとつこの辺までは我慢してもらえぬかと、こういうふうにして、行政の任に当たる皆さんがこの札幌で言えば市民に対して説明して理解を求める、こういうことのためにやったというふうに私は理解するわけですよ。  この理解が、少しずれているなと思うかどうか、市長に見解を聞きたいと思います。 ◎秋元 市長  まず、今回、こういう陳情で、お2人の方に先ほど陳述いただきました。札幌のことを非常に思っていただいて、とりわけ宮崎さんは道外におられても札幌のことを思っていただいています。  そして、今、段々のお話のビー・バイ・シーの費用対効果ということですが、これは、納税者である市民、国民が、それぞれの事業について自分たちの税金が使われることは効果があるのかどうかという意識をお持ちになり、そういう疑問を出していただいたということがあって、それは非常にありがたいことだと思います。  その上で、先ほど、宮崎さんは、私の答弁の異論という言葉について、正論とそれに対する異論ということをおっしゃられましたが、私どもが申し上げているのが正論であって、それ以外は違うのだという意味で答弁を差し上げたわけではないので、一言、弁解をさせていただきます。私どもは、段々の都市計画審議会なり、あるいは、道央圏の関係機関が集まって議論をしてきた、そういったことで、この環状通の拡幅が必要であり、効果があるということで事業を進めてきておりますので、そのことに対して疑問を持ち、異なるご意見があるというお話をさせていただいたもので、私は、それが間違っていると申し上げたつもりはないということを一言申し上げておきたいと思います。  そこで、今、松浦議員のご質問の中で、やはり、費用対効果ということについてですが、本来は、全ての人が納得できるように説明して理解していただくのが必要なのだろうというふうに思います。また、とりわけ宮崎さんからは、事業を決めていく過程に当たっての考え方をお示しいただきまして、私も非常に参考になるお話だったと思います。というのは、行政がやる大きな計画という道央圏全体でその交通量をどう考えていくかということと、個別の事業に当たっていくときに、また細かいその実施計画についてもチェックしていかなければいけない、民間の中ではそれが当然だというお話もされて、我々はそのことをしっかり受けとめていかなければならないだろうというふうに思いますし、今のお話のように、全体の話と個別の細かいところについて本当にその効果をきちんと説明していくことは必要だと思います。  ただ、先ほど答弁をさせていただいた中で、例えば都心部の北1条の通りをどう誘導させるかという話をさせていただきました。交通というのは、委員がお話しのように、ここを通れと言っても、一番通りやすいところを通っていくという心理があります。そうすると、道路については、自転車も含めて、車と歩行者などいろいろな機能を全て備えるのではなく、ここはある程度は車を優先させていく道路だと位置づける道路と、そうではない生活道路みたいなものは分けていかなければいけない、これがまさに都市計画上の幹線道路の考え方であります。ですから、ここは、どちらかというと3車線にしてでも車に通ってもらう、そちらに誘導する通りなのだというのが幹線道路としての環状通の考え方であります。  ですから、現時点でこの道路が混雑しているかどうかというよりは、ここに誘導していくという考え方が全体のマスタープランの中に出てくるわけであります。そのことが都市計画審議会なり、マスタープランを決定する段階に出てきた議論であり、それがこれまでも議会の中でも議論させていただいたことだろうというふうに思います。そういう意味で、私どもとしては、この事業が必要な事業だというふうに認識しております。  しかし、今、ご指摘がありましたように、大きなマスタープランと個別の事業について、やはり細かく、では、どこがどう変わっていくのだというような丁寧な説明、そういうデータをしっかりお示しして、ご理解をいただいていく必要があるだろうというふうに思います。 ◆松浦忠 委員  国は、渋滞緩和策の一つとして右折帯を設けるということがありました。札幌市もやったと思いますが、札幌市では、その国の決定に基づいて、30メートルぐらいですか、一部、道路を広げて右折帯を設けたと思います。  そこで、そういう箇所を何カ所やって、その結果、渋滞解消効果はどんなふうになっているか、把握していたら答えてください。していなければいいです。 ◎小林 土木部長  渋滞解消として、プロペラ改良と言って右折レーンを設けている事例は市内にたくさんありますけれども、済みませんが、今、市内に何カ所あるかというのは、手元では正確な数字を把握しておりません。 ◆松浦忠 委員  先ほどの林委員の質問で私が感じたのですが、石山通と交差する片側2車線で右折帯がないところというのは、豊平川から南の環状通では最大の交通量ですね。そこでは、当然、直進の車があるから右折は待ちます。それから、左折の車は、石山通は横断歩道が広いですから、ずっと渡ってきているとなったら、少なくとも分離帯に来るまでは曲がっていけますが、分離帯にかかってこちらの車線に人が移ったら、もうそこでストップしなければいかぬ。そうすると、渡り切るまでに何十秒かはかかりますから、何台かの車はそこでとまるわけですね。そのうちに直進のほうが注意信号になりますが、注意信号になった途端にぴたっと車がとまって通れるかといったら、そうではなくて、注意信号でも、スピードを出していてブレーキをかけるよりも通り抜けるほうが安全だと運転者が判断したら、特に冬などはそう判断して抜けるわけですよ。そうすると、赤信号になった中で右折の車が曲がっていく、あるいは左折の車も曲がっていきます。ただ、台数は多く回れなくて、さらに右折渋滞が起きますから、片側2車線だったら車の渋滞の発生というのはどの時間帯でもあることです。  そこで、費用対効果で言うと、そういう渋滞を解消するために右折レーンを設けなさい、場合によっては、あの環状通のようなところは左折帯も設けるべきだと。そして、右折帯の設け方については、その車線幅によって、例えば標準で5台とまるのだったらここは10台分にするとかですね。やっぱり、部分的にきちっとそういう手当てをして、それで解消されていく。これぞ、まさに費用対効果に対応する手法なのです。  そういうことがされないで、先ほどの林委員の意見は、だから6車線だと言っています。右折、左折のレーンをきちんとつくらないと、6車線、片側3車線にしたって、右折車や左折車がいたら真ん中の1車線しか通れないのです。そうしたら、例えば、5車線にして右折帯をつくったら、左折する車が通っても1車線はそこで通っていけるのです。  それから、用地買収が終わっていれば、また戻すというわけにもいきません。戻すのも大変煩雑ですから、そこはどうするかといったら、歩道を広げて、夏は人がゆったりと歩く、冬は雪積みの場所にする、こういうことにだって活用できるわけですよ。やっぱり、総体的に道路をどう活用するか、最小限の税金の投入でどう効果を上げていくかという検討をするのがいわゆる交通計画だと私は思うのです。  そして、私も、1年ずつ2回、都市計画審議委員をやりましたが、そういった説明は全然ありません。分厚い資料が来ます。資料が来て、あれを読んでわかる人はほとんどいないと思います。まして、市民委員は全然わからぬと思います。  だから、平成24年のとき、何十本かの車線を決める議案が一括して都市計画審議会にかけられたときに、発言はただ一つですよ。市民委員から、中央卸売市場のところのカーブがきついから、あそこにガードレールをつけたらどうだ、この発言だけですよ。それで、議会に対する説明も終わったとする。議会でも、議員はわからないまま、そこで、はい、賛成と、市長がやっていることだから大体間違いないだろう、専門のみんながやっているからと、私も大体はいつもそう思っているのです。  そうやって決めたことが、市民側から、ちょっと変だよ、異議ありだよ、ちょっと聞かせてよと来たら、質問に対する十分な答えを出さないで、数字的な答えを出さないで、我々の考えていることに間違いない、それは異論だ、言ってみれば考え方の相違だ、私たちのやっていることは正しいのだよと、こういう答えになってはいませんかということを、さっき、宮崎さんも言っているわけですよ。私もそう思うのです。私も反省しています。  そういう意味で、それでは、市内のそういった箇所について何カ所把握していますか。今みたいな片側2車線、4車線の道路で、通勤時間帯などを含めて。右折、左折で渋滞が発生している箇所は何カ所あるか、把握していますか。 ◎山形 まちづくり政策局総合交通計画部長  交差点が原因となるものということで交差点の渋滞解消プログラムというのを持っておりますが、それで、30カ所という位置づけを札幌市ではしております。 ◆松浦忠 委員  その30カ所は、どういう進行計画に基づいて解消しようとしているのですか。 ◎山形 まちづくり政策局総合交通計画部長  私どもでは、それについては個別に対応できることからやっていくということで、行政側での執行管理になっております。 ◆松浦忠 委員  市長、今の答えで言うと、市長の分任している総合交通計画部長は、そういう箇所が30カ所あって、我々が管理して執行していくと言います。しかし、そういう渋滞箇所については、国も早期に解消に取り組めと言って、それに対する予算もたしか要求すればつけるようになっているはずです。  これについて、市長は今のような答えでよしとされているのですか、どうですか、聞かせてください。 ◎秋元 市長  それぞれの渋滞箇所について、例えば、警察であるとか交通管理者、あるいは、国道が近くにあれば国道の管理者等の関係機関と渋滞に関してさまざまな協議をする場があります。そういった中で、特に重要な部分、優先していかなければならないものから早期に対応することになっております。放っておいているということではなく、早期に解決していかなければならない場所については、関係機関と協議しながら早期に解決していくということになるかと思います。 ◆松浦忠 委員  もう一回、山形部長に確認しますけれども、今言った箇所は札幌市道の交差点ですね。 ◎山形 まちづくり政策局総合交通計画部長  はい、札幌市道です。 ◆松浦忠 委員  市長、札幌市道なのですよ。そして、道路法上、札幌市道の道路管理者は市長ですね。  そうしますと、ここはこう改良したいという意思決定は市長がするのですよ。市長が、その費用対効果を考えて、そして、これはこういう順番で早く解消すべきではないかとか、私は、やっぱり、執行責任者として、そして予算編成の責任者として、そこはちゃんと部下に指示をしていかなければだめだと思うのですよ。  今までの話をずっと聞いていると、それは調査して把握しました、30カ所あります、やれる範囲でと、こうなのです。やれる範囲というのは、誰が範囲の判断をするのですか、市長、お聞かせください。 ◎秋元 市長  道路管理者というのは私でありますので、その事業を進めるかどうかの意思決定ということでは、最終的には私のところでやる、やらないという判断をすることになると思います。先ほど申し上げたのは、道路管理者ではありますが、日本の法律上、道交法上、交通管理者というのは警察権にありますので、当然、そことは協議しながら進めていかなければいけないという意味でお話し申し上げました。しかし、意思決定をしていく権限は私にあります。 ◆松浦忠 委員  そこで、市長に尋ねたいのですが、この30カ所について、市長のところに上がってきて、そして、市長はその順番を決めろという指示をされましたか、されませんか。 ◎秋元 市長  この件で、30カ所をどうするかということについて、今まで、議論といいますか、私のほうに報告して意思決定を求められたということはありません。 ◆松浦忠 委員  そこで、山形部長、この30カ所を調査して決定したのはいつですか。(「違うんじゃないの」と呼ぶ者あり) ◎山形 総合交通計画部長  済みませんが、今は手元に資料がございません。 ○飯島弘之 委員長  松浦委員に申し上げますけれども…… ◆松浦忠 委員  いやいや、わかってる、わかってやってる。なぜ、わかってやっているかといったら、林委員が違うんでないかと言っているけど、林委員がいいことを…… ○飯島弘之 委員長  質問してください。 ◆松浦忠 委員  (続)林委員がですね。 ○飯島弘之 委員長  松浦委員、質問をお願いします。 ◆松浦忠 委員  (続)いい事例を出してくれたから、私は、ここの石山通の…… ○飯島弘之 委員長  石山通の電線の…… ◆松浦忠 委員  (続)いいですか、今回かかっている議案というのは、いいですか、陳情の審査に対する質問も含めて、この陳情の趣旨というのは、先ほど私が質問して、委員長を初め、この会場にいる皆さんはよくわかったと思うのですが、あれを広げることが本当に必要なのかどうか、その根拠が定かでない、質問して答えを求めても返ってきていない、こう言っているわけですよ。  それに対して、私が今質問しているのは、何を質問しているかといったら、都心の交通を緩和すると言って、平成25年3定の私の質問に対してきちっとした答えをされていないからああいうことになってきている。今の陳情者のような話になってきている。  そして、林委員が質問した石山通の解決策の一つとして、急ぐのだったらですよ、そこだけ早期に交差点改良をして渋滞を解消する、これがいわゆるビー・バイ・シーですよ。費用対効果ですよ。なぜ、こういうことを考えないのか、こういうことを佐藤担当局長は考えたかどうか、お尋ねします。 ◎佐藤 まちづくり政策局都市計画担当局長  総合交通計画部長のときに、渋滞箇所の解消というのは当然必要だと思いまして、個々の対象というのは当然考えております。一方、骨格道路について長期的にきちんと整備していく必要があるところも、将来に向けて優先すべき事業だと思って対応してまいりました。 ◆松浦忠 委員  もう一つ質問すると、吉岡副市長、環状通を整備するときに、例えば100メートルやるとして、交差点が20メートルに1カ所ずつその中に5カ所あるとします。そうしたら、どちらか片側から道なりにずっと整備していかなければならぬものなのか、考え方はどうなのですか。 ◎吉岡 副市長  用地買収の状況とか工事環境の状況によりますので、一概には言えないものと思います。 ◆松浦忠 委員  ビー・バイ・シー云々の以前の話として、道路の役割というのは、人と車をいかに円滑に通過させるかということです。そうすると、例えば、今の環状通で、豊平川から南では石山通との交差部が一番混雑するという現象があったら、いち早くそこを用地買収して、いわゆる左折と右折の車線をつくってまず混雑解消を図り、それから、順次、中間をやってもいいのですよ。  何か100メートル競走みたいに、用意ドンでゼロからスタートして100メートルのところへ到達しなかったら順番を競えないということとは違うのですよ。費用対効果ですから、問題は何を目的に事業をするか、何を目的に優先的に税金を使っていくか、その発想がここでは全然ないということを、私は今の質疑の中で受け取りました。  市長、今後、こういう問題について、今、私が指摘したようなことを含めて、どうやれば同じ税金を使って効果が出るかということを考えて、ぜひ道路整備についてやっていただきたいと思うのですが、いかがですか。 ◎秋元 市長  道路というのは、つながっていろいろできてきて複雑に絡み合ってきますので、一定程度は、全体の大きな範囲の中での議論をベースにしながら個別の議論をしていかなければいけないだろうというふうに思います。  ですから、費用対効果も、全体の計画、あるいは、例えば、環状のあり方、整備計画そのもののビー・バイ・シーという考え方と、あとは、個別の混雑緩和で対処できるものの考え方とは、やはり切り分けて考えていく必要があるとは思います。  しかし、当然のことながら、これは何度も申し上げますが、税金を使って事業をやっていくというのが根本ベースでありますので、費用を最小限にしていくための事業の仕組みについていろいろなものを組み合わせていくという工夫は、我々は当然にしていかなければいけないと思っていますし、これからも職員に向けてそのように発信していきたいと思います。 ◆松浦忠 委員  今のことについて、私は、もう一回、市長に指摘しますが、事業計画を決定しても、片側からずっとやっていくのではなくて、例えば交差点が混雑する、これを解消することによって渋滞が少なくて済むとなったら、まずはそこをやる、それから次にということで、これは誰が考えたって当たり前のことです。そういう当たり前のことができていないのですよ。  これが、きょう、私が陳情者に対してわからぬことを尋ね、答えた内容と、それから、皆さん方との今の質疑の中で明らかになったのです。これは、ぜひひとつ、市長、やってください。このことを求めておきます。答えはいいです。  それから、私は、市長に、もう一つ尋ねますが、この区間の道路拡幅において、憲法上の国民の権利を侵害しているということについて、私は、以前に議会で指摘したのですよ。それがいまだに全然解消されていない。それは何かといったら、道路に面した高層マンションの敷地買収です。  マンションは、いろいろな建て方がありますが、普通、高層マンションは、大体のところ、建築基準法上の建蔽率、容積率、これはおよそ100%に近い、99.何ぼという小数点ぐらいまでの数字を出して建てております。それに対して、庭にしている前の部分を拡幅で買収します。その結果、吉岡副市長、この建物は、建築基準法上、どういう建物になるのですか。 ◎吉岡 副市長  おっしゃっているのは、ぎりぎりで基準を満たして建てているものの前面が切り取られたらどうなるかというご質問かと思いますので、それは既存不適格という状況になります。 ◆松浦忠 委員  既存不適格というのは、既存ではないのですね。今までは適合していたのですよ。それを、札幌市が事業を進めることによって、用地買収したことによって、憲法上の、いわゆる公共の用に供する、したがって、強制収用権もあるという法決定をして用地買収したことによって、建築基準法に適合しない、いわゆる不法建物になるわけですよ。 ○飯島弘之 委員長  松浦委員に申し上げますが、今の質問は…… ◆松浦忠 委員  (続)いや、これは関連しているのです、これ。なぜかといったら…… ○飯島弘之 委員長  関連しているようには思えないのです。 ◆松浦忠 委員  (続)いやいや、なぜかといったら、あそこで幾つものマンションがあって、そして、私が質問したことに対して、当時、用地部長は、今の補償基準にないからと、こう答えているのです。  そこで、用地部長に尋ねるけれども、この区間…… ○飯島弘之 委員長  松浦委員に申し上げますが、質問をまとめていただけますか。  今の質問は、今回のこの陳情審査には関係ないように私は思います。 ◆松浦忠 委員  私は、拡幅に大いに関係ありだと思っています。  なぜかといったら、工事を進める前に、こういう権利侵害を市長が犯していることに対して、やっぱりきちっと回復させた上で仕事を進めていくというのが当たり前の話で、そのことについて私が議会で質問したのに、それに対していまだに何の答えもない。したがって、私は、事業を進める前に、きちっとこの権利侵害の問題を解決しなければだめだということで、憲法上から、関係者にかわって私が求めているのですよ。  その既存不適格と言われる建物は、用地担当部長、この区間で何棟ありますか、今の環状通の決定区間で。 ◎常野 用地担当部長  現在把握しているのは、おっしゃっている1棟だというふうに認識しております。 ◆松浦忠 委員  その1棟は、何が、どういうふうに不法状態になりましたか。 ◎常野 用地担当部長  私どもが軒先の用地を買い上げたことによりまして、その結果、今建っているものの容積率がオーバーになる、既存不適格になるということでございます。 ◆松浦忠 委員  以前、私は、用地担当部長に対して、憲法上、これは個人の財産権の侵害に当たるから補償すべきだということについて求めたのですが、どう検討されましたか。 ◎常野 用地担当部長  たしか、一昨年の決算委員会においてご指摘をいただいた件だったかと思います。  その際に申し上げましたのは、国の用地補償基準がございまして、その用地補償基準にのっとったものにつきましては規定の計算どおりの補償をいたしますけれども、今おっしゃっているような既存不適格に対する補償項目がございませんので、補償できませんというふうにお答えいたした次第でございます。  その後、委員からご指摘をいただいた後に不動産鑑定士に相談いたしましたところ、もし仮に既存不適格になったとしても、現在の建物の利用価値は変動しないという評価になるというふうなお答えだったものですから、そういったことから補償対象になっていないのではないかというふうに理解しているところでございます。 ◆松浦忠 委員  不動産鑑定士は、何の権限もないのですよ。何の権限もないのです。行政のあなた方が相談するのは、国が基準を定めているのなら、定めている中央諸官庁にこれを聞くべきなのですよ。そこは、どういう考え方の中でこういう基準にしているかということですね。それが普通なのですよ。不動産鑑定士が言ったからって、それを聞いて、それで市長が責任を持てるという仕掛けになりますか。そんなことにはならぬでしょう。  この問題については、早急に、きちっと国と――そしてもう一つ、国ではなくて、今は地方分権ですから、最終的に補償の金額を決めるのは市長なのですよ、これは。その責任もまた市長が負わなければいかんのです。  したがって、これは、札幌市長が、どういう判断のもとに、不法状態になる、違法状態になることに対して評価は変わらないのだという根拠をどう権利者に示すか、ここなのですよ。不動産鑑定士の意見を聞いたからといって、それで通る話ではないのです。そこのところは、用地担当部長、もう一回きちっと整理して、次の予算特別委員会の中で問いただしますから、準備しておいてください。  そういうことで、市長、ここは、こういうふうにさまざまな問題がある場所なのです。したがって、さっき、私と宮崎さんとの質疑の中で出たように、今しばらくこの入札をちょっと延期する。あの部分の工事を3カ月早めたからとか、6カ月遅くなったからとか、そんなことであそこの交通には影響がないです。したがって、これは、そうやって、私も含めて、みんながきちっと理解できるようにしてやるべきことだし、とりわけ憲法第29条に規定されている個人の財産権の侵害に当たる部分などは、やっぱりきちっと解決をすることが大事なことなのです。ぜひひとつ、そのことを考えていただきたい。執行権は皆さんにありますから、したがって、そこを考えていただきたいということを申し上げておきます。  さて、きょう、私がこの審議の中でおいでいただいている方に対するそれぞれの質問は全て終わりました。  そこで、私は、この契約案件については、先ほどの陳情者と私との間の質疑、さらに、あの道路の交差点で長く子どもの交通安全の指導に当たっておられる中川さんの「渋滞がない」という発言、こういった状況などを考えて、そして、林委員が指摘した、昨夜通ったときに石山通の交差点部では右折、左折によって直進が通れないという問題は、先行してその部分の左折・右折レーンをつくれば解決できる、こういうことをやれば済む話であります。したがって、何カ月か契約を延ばして、そして、関係する住民の皆さん、そして私も含めてしっかりと納得して、いい札幌市の道路をつくることについて、ぜひ、市長は理解をいただいて、契約を延期していただくことを求めて、私のこの件の質問は終わります。 ◆坂本きょう子 委員  私は、今、議題となっております陳情第243号、それから、そこにかかわる議案第50号の債務負担行為について、簡潔に質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、陳情にかかわって確認したいと思います。  陳情の中には、今回の電線共同溝新設工事に係る工事発注等の中断を求めるとあります。債務負担行為では、まさにこの環状通にかかわって電線共同溝新設工事4億円余が設定されておりますけれども、改めて、確認したいと思います。  この債務負担行為の設定が行われた後、どのような手続を経て道路拡幅工事に至っていくのか、それからまた、道路拡幅工事と共同溝設置というのは一連のものか、あるいは一体不可分なものか、これは文言ですけれども、全く違う中身になると思いますので、道路拡幅と共同溝の設置が一体不可分のものなのかどうなのかについてご説明をいただきたいと思います。 ◎小林 土木部長  債務負担行為の手続ということでございますが、まず、議会で議決されて認めていただきましたら、3月15日に工事の告示をしたいということで、入札は4月を予定しているものでございます。
     それから、2点目の一体不可分かどうかというところでございますが、道路改良工事を行うのは、西13丁目と西14丁目の区間でございます。電線共同溝工事を行うのは、西12丁目の区間となっているところでございます。 ◆坂本きょう子 委員  3月15日告示、4月には入札ということでした。陳情の趣旨としては、この告示行為、それから入札を延期してほしいと言うことで、今、松浦委員のほうからもそういう趣旨のお話があったかと思います。それからまた、道路の拡幅工事と共同溝の整備は、そもそも整備の区間が違うのだというご答弁だったと思います。  そこで、建設委員会なので余り総合交通マターというふうにもならないかなと思うので、1点だけ総交マターの質問をしたいと思います。  昨年の決算特別委員会で、私は、この環状通のまさにこの該当区のビー・バイ・シーについて質疑を行いました。ビー・バイ・シーは、一般的には費用対効果と言われておりますが、その効果の部分というのは、工事費に対して、その後の長期にわたる目に見えないものも含めた効果を積算して決めていくものだったというふうに理解しています。そういう中で、このビー・バイ・シーの費用がかかる部分がそもそも無駄遣いではないか、それから、効果というところについても、根拠となる数字が乏しいというのが今回の陳情の中身になっていたと思います。  まさに、そのことについては決算特別委員会でも指摘したところですが、今、段々の議論がありました。市長は、混雑緩和のために車両を誘導する道路だという位置づけがあるとお話をされました。また、先ほどは、都心部のそれぞれから5,000台あるいは6,800台の車がこの環状線に流入してくる、よって都心部の混雑緩和、渋滞の解消につながっていくのだということがありましたが、やはり、これではまだまだ説明不足だと思います。  3月10日をめどに資料を出すように鋭意準備をしているというお話でしたけれども、市が出している予測、それから、先ほど、陳情提出者は、近隣の道路脇に住んでいる方ですが、自分が見ている限り渋滞度はゼロだ、こういうふうにきっぱりおっしゃったじゃないですか。ということは、近隣住民、本当にそこのぎりぎりに面したところに住んでいらっしゃる住民の皆さんの生活実感と市の予測が違うわけですから、何でこれが違うのかというところを明らかにしなければならないと思います。  これは総交マターになって申しわけないですが、その疑義について陳情で述べられているわけですから、市としては、市の予測と近隣住民、環状線に面した住宅地に住んでいる皆さんの生活実感が違うというのは、どういうところから発生しているものだというふうにお考えですか、伺います。 ◎山形 まちづくり政策局総合交通計画部長  先ほどもご説明したとおり、周辺道路からの転換交通量が多いというのが、ご説明を申し上げていてもなかなかご理解いただけない部分なのかなというふうに思っております。つまり、現状で十分対応できているけれども、6車線にすることによって、転換する交通量がふえるといったことがなかなか私どもの説明不足なところだなと思っております。 ◆坂本きょう子 委員  部長、そういうことを言うと、要は、今、住んでいらっしゃる方たちは、もう車が並んで並んで渋滞で、そこら辺に排気ガスをまき散らして大変な状況というのはさほど生まれていないということですね。市長がさっきおっしゃった、誘導して車を分散させるための道路なのだということです。必然的に、さっきおっしゃったように、私も言いましたが、各路線から5,000台、6,800台が流入してくる、3万5,000台の車が通行するようになるということです。そうなると、道路が整備されることによって車両の走行環境がよくなるかもしれないけれども、ここに住んでいる方たちの生活環境が悪化するということになるんじゃないですか。つまり、どこかから何台の車が入ってくるから、これを6車線にすることによってそこの走行がスムーズになると言ったって、まず、その積算の根拠がわからないということに輪をかけて、さらに、生活環境が悪化していくことにつながるという懸念を抱かせるような今の答弁だったと思うのです。  このことについては、環境問題も含めてですが、しっかりと議論をし直していかなければならない問題だと思います。市長の誘導する道路という答弁に対して、私は、公共交通の位置づけをしっかりと持ち、公共交通の利用を促していくことで渋滞解消につながるのではないかということをお聞きしようと思っていたけれども、今の部長の答弁はそれ以前の問題ですよ。ここは、改めて、また議論をし直したいと思います。それから、住民の皆さんに対しても、これについてはしっかりと情報提供していただきたいということを申し上げておきたいと思います。  そこで、建設委員会にかかっている陳情なので、建設局マター、道路マターとして質問したいなと思っていました。また、今回、当初の議案の説明で私たちのところに回ってきたときには、共同溝、無電柱化を実現するための債務負担行為の設定だという説明でした。これは間違いないですね。そこで、今回、無電柱化ということを進めていくということで、とりわけ環状通というのはとても重要な役割を持っている道路だというご答弁、ご説明が先ほど来もありました。  そこで、建設局として、この環状通の重要性、道路が担う役割の重要性についてのご見解、ご認識を伺いたい。  それから、無電柱化、電線の地下埋設について、いわゆる緊急輸送道路の総延長に対して、これは、昨日でしたか、代表質問の中でも触れられた会派があって、都心部を中心に無電柱化を進めているというお話もありました。そこで、環状通あるいは緊急輸送道路の延長に対して、無電柱化の道路延長は今どれくらいされているのか、全体の進捗率はどういうふうになっているのか。  また、防災、減災ということからいっても、無電柱化ということは、国を挙げて早急にやっていかなければならない、取り組んでいかなければならない課題だという認識は私も持っていますけれども、改めて、この認識についても伺いたいと思います。 ◎小林 土木部長  まず、環状通の重要性ということでございます。  繰り返しになりますが、骨格幹線道路ということで、道央都市圏のネットワーク全体の中で非常に重要な位置づけの道路であること、それから、第1次緊急輸送道路に指定されているということで、災害時において極めて重要な役割を果たすべき道路であるという重要性の認識をしているところでございます。  次に、無電柱化率の進捗率ということでございますが、札幌市が管理をしている緊急輸送道路は、市内に約453キロメートルございます。そのうち、無電柱化が進んだ道路は29.6キロメートルになっております。率とすれば、約7%の進捗率といった状況になってございます。  無電柱化につきましては、東日本大震災においても、倒壊した電柱によって緊急輸送道路が塞がれるような事態がたくさん見られましたので、早急に進めるべき課題だ、極めて重要な施策だというふうに認識しているところでございます。 ◆坂本きょう子 委員  無電柱化については、住民の要望も非常に強いです。それから、景観上の問題からいっても求められております。  きのうでしたか、起因は衝突による交通事故でしたけれども、簾舞で、電柱が倒れて国道が5時間、6時間にわたって通行どめになるということがありました。災害時にはそういうことが容易に想定されますから、ここで基幹道路、災害時の緊急輸送路での無電柱化を進めて、そして、救急のときなどいろいろな事態に対応していくことは社会的にも大変重要な問題だということは私も認識をしております。ですから、この債務負担行為については行っていく必要があるのだろうというふうに思います。  そこで、一番最初に伺った質問ですが、共同溝の設置は進めていく、この告示、入札は行っていくということでした。さっき用地買収は96%終わっているというお話でしたが、新年度に行われる道路の拡幅工事は、共同溝の工事とは別のものとして考えて、共同溝の工事のほうは進めていく、そして、陳情にある道路の拡幅工事については、区間が変わりますから、別途、切り分けて考えていくことができるということでいいですね。確認をします。 ◎小林 土木部長  工事場所が違いますので物理的には可能だということになると思いますけれども、先ほどもご答弁させていただきましたが、事業効果の早期発現のために平成29年度の工事については予定どおり進めていきたいと考えております。 ◆坂本きょう子 委員  事業効果ではなくて、周りに住んでいる方たちの、それから、道路を考える会などの市民グループは、自分たちのことだけじゃないんですよ、道路の環境、歩道の環境、そこを歩く人たちあるいは自転車、こういうものを含めて、皆さんが安心して暮らせる、そういう交通形態をつくりたいという思いでもうずっと運動されて、そして、この間、陳情なども出してきているわけです。そこをしっかりと考えなければならないと思いますよ。  市としては、効率性ということを言うかもしれないけれども、何より大事にしなければならないのは、そこに住んでいる人たちが安心して暮らしていけるということだと思います。市長のモットーだって、そういうことでしょう。そうですよね。そのことについては否定をなさいませんよね。安心して誰もが暮らせる札幌市をつくっていきたい、環状通の南19条近辺の方たちにだって安心・安全をきちんと届けていきたいというのが市長の思いですよね。  もう時間もないので答弁は求めませんけれども、そういう観点からいって、私は、今回の共同溝に関する債務負担行為の設定は認められる、けれども、道路の拡幅工事については、やはり、ここは一旦立ちどまって、告示行為、入札も含めて、効率性ばかりを優先せずに、住民の皆さんとしっかりと丁寧に対話を重ねながら理解を得ていく、合意形成をつくっていく、そういう立場で丁寧に対応していただきたい、このことを求めて、質問は終わります。 ○飯島弘之 委員長  ほかに質疑はございませんね。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  ここで、陳情第243号の取り扱いについてお諮りいたします。  取り扱いはいかがいたしますか。  (「継続」「採決」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  それでは、意見が分かれておりますので、改めて、お諮りいたします。  陳情第243号を継続審査とすることに賛成の委員の挙手を求めます。  (賛成者挙手) ○飯島弘之 委員長  賛成少数であります。  よって、陳情第243号は、本日結論を出すことといたします。  次に、議案2件及び陳情について、一括して討論を行います。 ◆松浦忠 委員  まず、陳情については、私は、採択をして、先ほどの私と宮崎さん並びに中川さん、陳情者とのおよそ1時間近い質疑の中で、この道路の計画決定までに得なければならない手順というのが、この会場にいる皆さんはよく理解できたと思うのです。  その手順が、残念ながら――ほかの議員はわかりませんよ。少なくとも、これを都市計画決定するときに、平成24年、私は都市計画審議会の委員でした。坂本委員もいたような気がします。そのときの審議会では、こういうことについて、ついぞ、説明も求めないし、説明もされないし、全くの説明なしでした。そういう中で、ただただ賛成ということでしたが、今のように、市民グループの皆さんから問題提起がなされ、説明されて、いやあ、これは恥じ入るばかりだなと私は思っています。  したがって、私自身は、やっぱり犯したこの失敗を償うために、ぜひ、この陳情は継続にして、そして、入札については、電線溝を先にやったらどうだというようなことよりも、まずは、今、案件としてかかっている早期入札については立ちどまって、これはしないで、そして、市側は、しっかりと、今、陳情を出している方ばかりでなくて、多くの市民にこのことをきちっと説明して理解を得るようにする、もちろん我々もする。そういう中で審議を重ねて、どういう方法が一番いいのか、その結論を出した上で、この工事はどうすべきかと、それに基づいて工事を執行していく、私は、これがごく当たり前のことであると思います。憲法に書かれているように、納税者である市民は国税、道税、市税と3税を払っています。一般的には、札幌市ですから市民と言います。全て税金で賄うわけですから、ここにいる人の誰一人も個人のお金を出してやる事業ではありません。したがって、そういう人の理解をきちっと得る。ましてや、私は、その人たちの代表の職を得て、それで報酬ももらっていますから、その責めを果たさなければいけません。  したがって、私は、この陳情は採択して、そして、債務負担行為の入札についてはすべきでない、今かけられている議案は否決すべきだということを求めて、私の討論といたします。 ◆坂本きょう子 委員  私は、今、議題となっております陳情第243号及びそれにかかわる議案第50号について、討論を行います。  私は、陳情第243号は、願意妥当として採択すべきと思います。  理事者におかれましては、この陳情の理由にも書いてあるとおり、環状通の拡幅の必要性について、これまで市民グループが何度も根拠を質問しているにもかかわらず、納得のいく回答を得られていないこと、市民の生活にとって重要なこの道路工事に関して、しっかりと市民理解を得た上で進めることが肝要としながら、住民理解がないまま工事を進めては取り返しのつかないことになるということについては、妥当だというふうに思います。この点で、この陳情は採択すべきものと考えます。  一方、当該陳情にかかわる電線共同溝の新設工事については、答弁の中で、一体不可分のものではない、物理的には道路拡幅と分けて工事を行うことができるという答弁がございましたので、この債務負担行為の設定、街路事業にかかわる環状通中央区側の街路事業債務負担行為の設定についてはあえて反対をしないという立場を表明し、討論を終わります。 ○飯島弘之 委員長  それでは、採決を行います。  この場合、分割して採決を行います。  最初に、陳情第243号を問題といたします。  陳情第243号を採択すべきものと決定することに賛成の委員の挙手を求めます。  (賛成者挙手) ○飯島弘之 委員長  賛成少数であります。  よって、陳情第243号は、不採択とすべきものと決定いたしました。  次に、議案第50号中関係分を問題といたします。  議案第50号中関係分を可決すべきものと決定することに賛成の委員の挙手を求めます。  (賛成者挙手) ○飯島弘之 委員長  賛成多数であります。  よって、議案第50号中関係分は、可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第51号を問題といたします。  議案第51号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  異議なしと認め、議案第51号は、可決すべきものと決定いたしました。  ここで、審査の途中でありますが、開会から2時間以上経過いたしておりまして、また、午後1時から議案等の審査を行う総務委員会との調整もございます。  ここで、委員会を暫時休憩いたしたいと存じます。     ――――――――――――――       休 憩 午後0時40分       再 開 午後1時32分     ―――――――――――――― ○飯島弘之 委員長  委員会を再開いたします。  次に、議案第48号 市道の認定、変更及び廃止の件を議題といたします。  理事者から、補足説明を受けます。 ◎元木 総務部長  議案第48号 市道の認定、変更及び廃止の件につきまして、補足説明をさせていただきます。  本件は、新たに認定をいたします5路線と、既に認定された路線を変更いたします3路線及び廃止をいたします1路線の合わせて9路線をご審議いただくものでございます。  新たに認定する5路線につきましては、開発行為によるものが2路線、私道を市道とするものが2路線、市施行事業の実施によるものが1路線でございます。また、既に認定された路線を変更する3路線につきましては、開発行為によるものが2路線、私道を市道とするものが1路線でございます。変更の内訳といたしましては、起点を延長いたします路線が2路線、終点を延長いたします路線が1路線でございます。さらに、廃止する1路線につきましては、市施行事業によるものでございます。 ○飯島弘之 委員長  それでは、質疑を行います。 ◆松浦忠 委員  認定路線のうち、菊水上町にある小沼川の河川敷地であったところについて、かねがね、早期に一般会計に戻し、道路の用に供するようにということを求めておりましたが、今回議案として出されております。  そこで、川で言うと源流側、菊水上町3条1丁目の中にありますけれども、道路で言うと西側の源流を背にして左側に宅地があります。家が建っています。この宅地は、接道がなくて、建物を建てるときに、建築基準法第42条の通路を確保するために地主と無償貸借契約を結んで建築確認がおりております。  今回、この宅地について、いわゆる袋地解消のために、一定の幅で接道しなければならぬわけですけれども、これは何メートル接するようにしてあるか。それから、法務局に備えつける公図、とりわけ地籍図の中で、その接する部分の寸法が表示されているかどうか、これについてお尋ねします。 ◎元木 総務部長  ただいま、委員のご質問の宅地に何メートル接しているのかというところですが、4メートルでございます。 ◆松浦忠 委員  法務局備えつけの寸法の入った地籍図、メートル数の入った地籍図には、接している4メートルという数字は入っていますか。 ◎元木 総務部長  管理測量課に確認したところ、地籍測量図にはその寸法である4メートルという数字は入っていないというふうに聞いてございます。 ◆松浦忠 委員  私は、これは、ぜひきちっと入れてあげてほしい。こういう事例はここの家ばかりでなく、市内に結構あると思うのです。家の建てかえのときに、普通は、法務局に行って地籍図をとって、そして、建築確認のときに、こういうふうに確保されていますということでそれを添付するわけです。ところが、そこに表示がなければ、きちっとはかって、その寸法を出して、そして記入しなければならない。また、建築確認を申請されたほうは、接道しているかどうかという現地確認をしなければいけません。そうすると、現地確認をするだけまた経費もかかるわけですよ。  したがって、札幌市は市民にできるだけ利便的なサービスを提供するという観点からいったら、ここは、ぜひ、図面上に寸法をきちっと明示して法務局に備えつけてもらうようにしていただきたいということを求めたいのですが、いかがですか。 ◎元木 総務部長  ただいまの地籍測量図に寸法を入れるということについてです。  私も地籍測量図でどこまでの情報を載せてよろしいのかというのはなかなか不勉強なところがございますが、道路に面しているお宅はそういうご心配はないのかなと思いますけれども、特にこういう行きどまりに関しては何メートル接道しているのかというのは確かにご心配な面があると思いますので、担当部署とも相談させていただきながら、その辺の必要性も含めてご検討させていただきたいと思います。 ◆松浦忠 委員  管理測量課長に出席を求めていますが、管理測量課長、今までの扱いは扱いとして、やっぱり、その土地を所有する人が家を建てかえるとか、あるいは古い家を買って建てかえるといったときに、そういうことは建築基準法上の大事な要件になりますから、法務局に行って地籍図をとったら一目瞭然でそれが示されている、いわゆる権利関係として確保されていることがわかる、こういうことが大事なので、ぜひひとつ表示するようにしてほしいと思うのですけれども、どうですか。 ◎藤澤 管理測量課長  今、委員から質問がありましたが、私どもとしても、登記申請を所管しているのが法務局でございますので、法務局の登記官にどういった情報を記載できるのかという相談も含めて、検討させていただきたいと思います。 ◆松浦忠 委員  これで最後にしますが、測量の成果図をつくるときに、発注者である札幌市がそういうことをきちっと業者に指示して、要は、後からだといろいろな手続を踏まなければいかぬけれども、その段階では測量した人がそこに寸法を入れるだけの話です。したがって、今後、そういうことをきちっとやっていただきたい。直線だから、札幌市は折れ点にしか境界石を入れません。それは、それでいいのです。だけど、そういう場所については寸法をきちっと入れて、そして法務局に行って地籍図の写しを1枚とれば、誰が持ってもぱっとわかるようにしていただきたいなと思います。  今、特に不動産業をしている方などは、法務局の協会に入ると、申請料よりも安い値段でパソコンを使ってすぐにそういう図面がとれます。こういうふうに利便性も増していますから、ぜひそういうことをやっていただきたいということを求めて、終わります。 ○飯島弘之 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第48号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  異議なしと認め、議案第48号は、可決すべきものと決定いたしました。  ここで、理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。
        ――――――――――――――       休 憩 午後1時41分       再 開 午後1時43分     ―――――――――――――― ○飯島弘之 委員長  委員会を再開いたします。  次に、議案第58号 平成28年度札幌市下水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  理事者から、補足説明を受けます。 ◎高川 総務部長  議案書77ページの議案第58号 平成28年度札幌市下水道事業会計補正予算(第2号)について、補足説明をいたします。  初めに、第2条 資本的収入及び支出の補正をごらんください。  第2条は、上が収入、下が支出となっておりますが、下の支出、第1款 資本的支出、第1項 建設改良費のとおり、事業費1億5,600万円を追加するものであります。  この内訳といたしまして、国の第2次補正に伴う事業費の追加分が12億6,200万円ある一方で、国庫交付金の内示額が当初予算より少なかったことに伴う減額分が11億600万円でありまして、その差し引き額を計上するものでございます。  財源の内訳といたしましては、その上にある収入の第1款 資本的収入のとおり、第1項 企業債が8億7,100万円の増額、第2項 国庫交付金が7億1,500万円の減額としております。  次に、第3条 債務負担行為の補正でありますが、これは次の78ページ、別表に記載のとおり、追加と変更の二つの事項がございます。  まず、平成29年度当初から履行が必要である厚別山本地区建設発生土一時堆積場管理について、本年度中に契約を締結するため、5,000万円を限度額として債務負担行為を追加しています。  また、平成29年度予算における管路布設等事業の一部について、早期に工事を発注することにより、事業者に十分な準備期間を確保するとともに、施工時期の平準化を図るため、債務負担行為を変更するものであり、本市単独事業、いわゆるゼロ市債として、4定の補正予算第1号で計上した3億3,700万円から、今回12億8,300万円に限度額を増額しております。 ○飯島弘之 委員長  それでは、質疑を行います。 ◆村山拓司 委員  私からは、市債務負担行為で実施する下水道工事について伺います。  本案件には、下水道の災害対策として、浸水対策工事も含まれているとお聞きしております。そのうちの1件は、白石区北郷7条9丁目で工事を実施するものですが、この地区は、地盤が低いために過去にも何度か浸水被害が発生しており、昨年8月の大雨でも浸水被害があり、地域の皆様に住民説明会も開かれた地区であります。この地区の浸水については、我が会派の阿部議員も以前から気にかけており、昨年8月の大雨の際にも、また浸水被害が発生したことを地元から聞き、心配を募らせていた地区でもあります。  そこで、質問ですが、白石区北郷7条9丁目で実施する浸水対策工事についてどのような内容か、伺います。 ◎浪岡 計画・河川担当部長  北郷地区の浸水対策工事の内容についてお答えいたします。  委員がご指摘のとおり、当該地区は北郷公園の南側に当たりますが、この地区におきましては、昨年8月16日に下水道管の能力を超える1時間に40ミリという大雨がありまして浸水被害が発生しております。その後、私どもで現地調査を行ったところ、幸いにも、当該地区の西側に、大雨時でも比較的流量に余裕のある川、10線幹道排水と申しますが、これがあることが判明いたしました。  今回の工事は、大雨時に下水道管からあふれた水をこの河川まで導水するための雨水管を設置するものでございます。具体的には、直径600ミリメートルの下水道管を270メートル新設し、当該河川へ接続いたします。また、あふれた水を排除するための道路雨水ますを新たに設置し、この新設の下水道管に接続いたします。 ◆村山拓司 委員  工事の内容についてはわかりました。  市債務負担行為で早期発注するとのことですが、工事が完了するのはいつごろになるのか、伺います。  また、昨年8月、9月に大雨が降った状況ですが、本年の9月までには工事が完了するのか、伺います。 ◎浪岡 計画・河川担当部長  当該工事につきましては、今年度内に契約を行い、現場での工事着手は雪解け後の4月下旬から5月上旬を予定しているところでございます。その後、工事期間として3カ月程度を予定しておりまして、7月末までには工事が完了する見込みとなっております。 ◆村山拓司 委員  最後に、要望ですが、昨年の3定の決算特別委員会において、我が会派から局地的豪雨への対応について質問した際に、浸水に弱い地区への対応について、他事業と連携し、浸水被害の軽減に努めていくとの答弁がありました。今回のゼロ市債での対応のように、今後も浸水被害軽減に向けてスピード感を持って対応していただくことを要望し、質問を終わります。 ○飯島弘之 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第58号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  異議なしと認め、議案第58号は、可決すべきものと決定いたしました。  ここで、理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午後1時49分       再 開 午後1時51分     ―――――――――――――― ○飯島弘之 委員長  委員会を再開いたします。  最後に、議案第33号 札幌市土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例案を議題といたします。  理事者から、補足説明を受けます。 ◎鈴木 市街地整備部長  議案第33号 札幌市土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例案につきまして、補足説明いたします。  81ページをお開きください。  札幌市施行の土地区画整理事業のうち、太平地区土地区画整理事業につきましては、平成11年までに関係する工事及び換地処分を完了いたしましたが、その後、区画整理事業によって生じた精算金の交付または徴収事務を開始し、納付義務者の資力等を勘案して作業を進めてまいりまして、継続して事務を行っていたところでございます。  施行規程の一部を改正する条例案は、このたび、太平地区土地区画整理事業にかかわる精算金徴収が平成28年11月に終わったということで、この事業にかかわる全ての事務が完了いたしました。このことに伴い、同事業に関する事項を削るという内容のものでございます。 ○飯島弘之 委員長  それでは、質疑を行います。  質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第33号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○飯島弘之 委員長  異議なしと認め、議案第33号は、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後1時53分...